トランクス「パパ!ラウンドワンに行こうよ!」 (30)

ベジータ「ラウンドワンだと?なんだそれは」


ベジータ「どうせ、くだらないお遊びなんだろ?」


トランクス「え~!?パパ、ラウンドワンを知らないの!?時代遅れだな~」


ベジータ「な、なんだと!?・・・いいだろう」


ベジータ「この俺様がブルマの金で連れていってやる」


ベジータ「さっさと準備しろ!閉店になっても知らんぞ!!」



トランクス「(・・・ちょろいな)」

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ラウンドワン前



ベジータ「ほう・・・ここがラウンドワンか」


ベジータ「おい、なんで屋上にボーリングのピンがあるんだ」


トランクス「飾りじゃない?」


ベジータ「飾りだと?・・・俺にはよく分からんな」


ベジータ「まあいい、とにかく中に入るんだ!もたもたするんじゃないぞ!!」タッタッタ


トランクス「あ、待ってよパパ!」タッタッタ

店内一階



ベジータ「やけに広い場所だな・・・」


ベジータ「それで、どこに行けばいいんだ?」


トランクス「うーん・・・やっぱり、スポッチャが良いな〜」


ベジータ「スポッチャだと?ヤムチャみたいなふざけた名前しやがって!」


トランクス「二文字しか合ってないよ」

ベジータ「おい・・・エレベーターが満員だぞ」


トランクス「これじゃ先に進めないね」


トランクス「仕方ないから、あっちの階段を登って行こうよ」


ベジータ「階段か・・・まあいい、少々面倒だが仕方ないな」



タッタッタッタッ



看板『ここから先へは進めません』


ベジータ「クソったれぇぇぇぇぇ!!!」

エレベーター内


ベジータ「気を取り直して、早速そのスポッチャとやらのところまで行くぞ」


トランクス「えっと・・・スポッチャは7Fフロアか」


ベジータ「このボタンを押せばいいんだな?」ポチッ


トランクス「そうみたいだね」



ウイーン・・・・・・チーン



ベジータ「は、早い!なんて早さだ!!」


トランクス「あっという間に7Fに着いたね」

ターレス「いらっしゃいませ・・・」


ベジータ「か・・・カカロット!?」


ターレス「違う、俺の名はターレスだ」


ターレス「何分コースにするのか選ばせてやる」



90分

3時間

フリータイム



ベジータ「おいカカロット、フリータイムとはなんだ」


ターレス「俺の名はターレス」


ターレス「フリータイムにすれば、何時間遊んでも料金が変わらないシステムになっている」


ターレス「何時間もここの中にいるなら、フリータイムにすることをお勧めするぜ」


ベジータ「・・・よく分からんが、フリータイムにさせてもらおう」


ターレス「いいぜ・・・」

ターレス「最後に、貴様にこれを渡しておこう」


ベジータ「・・・これはなんだ?腕時計と紙切れか?」


ターレス「帰りたくなった時にもう一度ここに来て、この俺にその2つを渡せ」


ターレス「もしも無くした時は・・・ここから帰ることは、永久に叶わなくなる。気をつけろ」


ベジータ「な、なんだと!?」


ベジータ「なんて物騒な場所なんだ・・・」


ターレス「じゃあな、検討を祈るぜ」


ベジータ「ああ、じゃあなカカロット」スタスタ



ターレス「俺の名はターレスだ!!」

トランクス「ここがラウンドワンの中か〜!!」


トランクス「じゃあ、何から遊ぼうかな〜」


トランクス「あ〜!あのバズーカみたいやつ打ちたいな〜」


ベジータ「ば、バズーカだと!?・・・そんなものまであるのか」


トランクス「パパは向こう側に行って!俺はこっち側から、パパを射撃するから!」


ベジータ「ほう・・・いいだろう。受けて立とう」

トランクス「玉をつめて・・・いけ!発射!」ボン


ベジータ「はっはっは!どこを狙っているんだ!食らえ!!」ボン


トランクス「おっと!危ない危ない!」サッ


トランクス「あははは!どんどんいくぞ〜!!!」ボン ボン ボン


ベジータ「ほう・・・3連射とは、なかなか面白い事をするじゃないか」サッ サッ サッ


ベジータ「そろそろ本気でやってやるか」


ベジータ「はあああああああああああああああ!!!」


SSベジータ「・・・・・・・・・」シュインシュイン


トランクス「す、スーパーサイヤ人!?パパは何をする気なんだ!?」

SSベジータ「いくぞ!トランクス!これがスーパーベジータの超連射だ!!」


SSベジータ「はあっ!!」ボン ボン ボン


トランクス「ただの3連射・・・?」


SSベジータ「まだだ!!」ピシュン


SSベジータ「はあっ!!」ボン ボン ボン


トランクス「す、すかさずとなりのバズーカで打ってきた!!」


SSベジータ「これでとどめだ!!」ピシュン


SSベジータ「ビッグバンアタック!!!!」ボン ボン ボン


トランクス「う、うわあああああああ!!」ポカ ポカ ポカ



SSベジータ「俺の勝ちだな・・・」ニヤァ

トランクス「あ!次はこれやろう!」


ベジータ「これは・・・ボールか?」


トランクス「サッカーボールだね。これを上手く蹴って、あそこの9つの的に当てればいいみたいだよ」


ベジータ「なるほど・・・面白いじゃないか」


トランクス「よし!まずは僕から!」


トランクス「まずはど真ん中を狙って・・・シュート!」


ゴーン


トランクス「ああ!!おしいな〜」


ベジータ「ボールがあちら側に行ってしまったな。取りに行こう」テクテク


ブーン・・・・


ベジータ「ん?」


トランクス「あれ!?機械が止まっちゃった・・・」


ベジータ「トランクスのシュートで壊れてしまったのか?・・・随分とオンボロな機械だな」



看板『絶対にここから先へ進まないで下さい!機械が強制終了します!』

トランクス「うわあ!なんだこれ!」


ベジータ「バスケットのリングが動いているぞ!!!」


トランクス「でも、結構リングの中に入ったんじゃない?」


アユレディー!?ウイーンガッシャン ウイーンガッシャン

アユレディー!?ウイウイーンウイウイーン


トランクス「あれ!?動きが変わったよ!」


ベジータ「クソ・・・ムカつくリングだぜ・・・!!」

トランクス「卓球台だ!!これのやり方は・・・」


トランクス「なるそど、あそこから出てくる卓球の球を打ち返せばいいのか・・・」


トランクス「パパ!これやってみてよ!」


ベジータ「ふっ・・・こんなもの、俺にかかれば10秒で十分だ」


トランクス「そういうゲームじゃないよ」

ベジータ「さあ、来やがれ!!」


カコン


ベジータ「・・・・・・・・・!?」スカッ


トランクス「ぱ、パパ・・・?」


ベジータ「じゅ、準備運動だ!」


カコン カコン カコン


ベジータ「・・・・・・・・・」スカッ スカッ スカッ


トランクス「・・・・・・・・・」



ベジータ「クソったれがぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」バキッ


トランクス「ラケット壊しちゃダメだよ!!」

バッティングセンター



トランクス「すっげ〜!ラウンドワンってバッティングセンターもあるんだ!」


ベジータ「これは・・・野球というやつか」


トランクス「よし!ホームラン打つぞ〜」


トランクス「まずは・・・80キロ!」


ガガガ・・・バシュ


トランクス「いけぇ!!」カキーン


トランクス「やったぁ!ホームラン!」


ベジータ「やるじゃないか。では、次は俺が・・・」ガタン


トランクス「あ!ダメだよパパ!今入ってきたら・・・」


ベジータ「ん?」


ガガガ・・・・バシュ


ベジータ「ふおおおおおおお!?」ポーヒー



トランクス「ぼ、ボールが消しとんだ・・・」


ベジータ「これがベジータ様の野球のやり方だ!!はっはっは!!!」



トランクス「野球ってなんだっけ・・・」

アーチェリー



トランクス「これは・・・弓かな?」


トランクス「・・・・・・・・・」ギギギ


トランクス「うーん・・・矢をセットするのが難しいな」


ベジータ「別に、弓に引っ掛ける必要はないだろう」


トランクス「え?どういうこと?」


ベジータ「用は、あそこの的に当てればいいのだろう?ならば、こうすればいいじゃないか」ブン


ヒュー・・・テッテレ〜


ベジータ「まあ、こんなとこか」



トランクス「アーチェリーってなんだっけ」

ポケバイ



ベジータ「ん?なんだこれは」


トランクス「ちっちゃいバイクに乗って、レースをするみたいだよ」


ベジータ「レースだと?・・・トランクス」


トランクス「なに?」


ベジータ「このレースに参加して優勝するんだ」


トランクス「え!?」


ベジータ「お前が係員だな?」


ジャネンバ「・・・・・・・・・」コクリ


ベジータ「よし、ならばここにいるトランクスをレースに参加させろ」


ジャネンバ「・・・・・・・・・」コクリ

ジャネンバ「ついに始まった!!ラウンドワン西の都店からお送りするポケバイレース!!」


ジャネンバ「実況は、このジャネンバがお送りします!!」



ジャネンバ「1番レーンを走るのは、セルジュニアくん!」


セルジュニア「キーwww」


セルジュニア「2番レーンを走るのは、トランクスくん!」



ベジータ「トランクス!!絶対に優勝するんだ!!」



トランクス「う、うん!!」


ジャネンバ「3番レーンを走るのは、魔人ブウ(純粋悪)くん!!」


魔人ブウ(純粋悪)「うぎゃーーwwwwwwwww」


ジャネンバ「4番レーンを走るのは、サイバイマンくん!!」


サイバイマン「グギギ・・・!!」


ジャネンバ「さあ、この4人がどんなレースを繰り広げてくれるのか、非常に楽しみです!」

トランクス「よし!負けないぞ!」


ジャネンバ「レース開始まで5・・・4・・・3・・・2・・・1・・・」


ジャネンバ「スタート!!」



トランクス「いっけぇぇぇぇぇ!!」ブーン



ジャネンバ「さあ始まりました!!先頭はセルジュニアくん!」


ジャネンバ「続いてサイバイマンくん、トランクスくん、魔人ブウ(純粋悪)くん!」



セルジュニア「うっきーwww」ブーン



ジャネンバ「ここで負けじと、サイバイマンくんが追い上げてきた!」



セルジュニア「うぎ!?」


サイバイマン「グギギ!!」ブーン



ジャネンバ「おっと!!ここで華麗なドリフトを決めた!!」


ジャネンバ「これはまさに、人間の動き・・・いや、ポケバイの動きを超越したものである!」

魔人ブウ(純粋悪)「うひゃひゃひゃwwwwwwwww」ブーン



ジャネンバ「おっと!?ここでまさかの魔人ブウくんが逆走!!」



サイバイマン「ギギ!?」


魔人ブウ(純粋悪)「うぎゃ?」



ジャネンバ「これはまさか・・・」



サイバイマン魔人ブウ(純粋悪)「あーーーーーーー!!!」



ジャネンバ「衝突したぁぁぁぁぁ!!!クラァァァァッシュ!!」


ジャネンバ「魔人ブウくんが、ヤムチャが如く地面にへばりついている!!」



魔人ブウ(純粋悪)「・・・wwwwwwwww」

ジャネンバ「おおっと!?ここで、セルジュニアくんとトランクスくんの一騎打ちになったぞ!!」



トランクス「は、速いな・・・」


セルジュニア「うへへwww」



ベジータ「トランクスのやつめ・・・何をしてやがる!」



トランクス「ど、どうすれば・・・」


セルジュニア「うっきーwww」


サイバイマン「あぎゃー」ガシッ


セルジュニア「うぎ!?」



ジャネンバ「な、なんとサイバイマンくんがセルジュニアくんに張り付いた!!」


ジャネンバ「こ、これはまさか・・・」

サイバイマン「あぎゃー」ドクッドクッ


セルジュニア「う、うっぎゃあああああああああ!!」



ドカーン・・・



ジャネンバ「な、なんとサイバイマンくんが、セルジュニアくんを巻き込んで自爆してしまったぁぁぁぁ!!」



魔人ブウ(無邪気)セルジュニア「・・・wwwwwwwwwwww」



ジャネンバ「ということは・・・」



トランクス「・・・え?」



ジャネンバ「トランクスくんの優勝だ!!」



トランクス「ええええええええええ!?」

ベジータ「よくやったぞ!トランクス!」



トランクス「や、ヤッター!!」


トランクス「(俺何もしてないけど・・・)」



ジャネンバ「では、今日のポケバイレースは終了します!!」



ジャネンバ「・・・私はこれから、48時間の休眠に入る。絶対に邪魔するなよ」


ジャネンバ「では3日後に・・・アイルビーバック」

トランクス「それにしても、ラウンドワンは楽しいな〜」


トランクス「来て良かったな〜」



ベジータ「おいトランクス!何をしている!!次はこれをやるぞ!!」



トランクス「いつの間にか、パパが一番楽しんでるな・・・」



ベジータ「はっはっはっは!!!」


ベジータ「最高だ!面白い!!面白いぞ!!!」


ベジータ「ラウンドワン!!お前がナンバーワンだ!!!」



終わり

見てくれた人はありがとうございました!


短めですが、これで終わりです!

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