以下、名無しに変わりましてVIPがお送りします 2015年07月03日 (金) 19:07:37 ABM51iXb0 ギルティギアのSSってあまり見ないものなので書いてみた。 ギルティギアXrdレベレーター発表&Xrdサインのフリープレイ配..." /> シン「オヤジ!今日の昼メシはどうすんだ?」ソル「ラーメン二郎だ」 - SSまとめ速報 以下、名無しに変わりましてVIPがお送りします 2015年07月03日 (金) 19:07:37 ABM51iXb0 ギルティギアのSSってあまり見ないものなので書いてみた。 ギルティギアXrdレベレーター発表&Xrdサインのフリープレイ配..." /> 以下、名無しに変わりましてVIPがお送りします 2015年07月03日 (金) 19:07:37 ABM51iXb0 ギルティギアのSSってあまり見ないものなので書いてみた。 ギルティギアXrdレベレーター発表&Xrdサ..." />

シン「オヤジ!今日の昼メシはどうすんだ?」ソル「ラーメン二郎だ」 (40)

ギルティギアのSSってあまり見ないものなので書いてみた。
ギルティギアXrdレベレーター発表&Xrdサインのフリープレイ配信記念も兼ねて。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1435918047

~イリュリア市内街~

シン「あ~スッゲーハラ減った~!オヤジ!メシが食いてェ!」

ソル「お前はいつもそれだな。まあでもそうだな、丁度昼時か…」(しかし街中だからな…こいつ無茶苦茶食うし最近は賞金首がご無沙汰で金に余裕がねえ…)

シン「こう…せっかく街に来てるし!ガッツリしたパンチ効いたモンが食いてーよな!ふう~成長期は困るぜ!(キラキラッ)」

ソル(チッ…野外なら穴ウサギでも狩ればいいんだが街中じゃそうもいかねえ…かといってカイの野郎に食事をタカるのもどうかと思うしな……!…そういえば…)

シン「オヤジ!どーすんだ!?俺ステーキが食い(ry」

ソル「"ラーメン・ジロー"…」

シン「ヘッ!?」

ソル(アクセルの野郎が前に言ってやがったな…とにかくやたらと大盛りのラーメン屋があると…ラーメンならさほど高くつかねえだろ)「ラーメン二郎って店に行くぞ。」

シン「えっ何だそれ、ウマイのか?」

~ラーメン二郎・イリュリア支店~

ソル「アクセルのヤツが言うにはこの店のハズだが…」

シン「クンクン…うひょー!食欲をそそる臭いがプンプンするぜ!!」

ソル(ニンニクくっせえ…)「…チッ…しかも大勢並んでいやがる…」

シン「オヤジ!何やってんだ!早く並ぶぜッ!」

ソル(それにしても客層がファーストフードジャンキーそうなやつらばっかりだな…ヤベエ…悪い予感しかしねえ…)

シン「ここが最後尾か~。へへ、ハラ減り超MAXだしワクワクすんなっ!」(ヒョイ)

ソル(…来るんじゃなかった…)

???「おや、貴方達も昼食ですか」

シン「あっ!」

カイ「おや、奇遇ですね。こんなところで会うなんて。」

シン「カイ!!」

ソル(…今一番遭遇したくねえヤツがいやがった…)

カイ「ソルも一緒ですか。」

シン「おうよ!ハラ減ったって言ったら連れて来られたぜ!」

カイ「ほほう」

ソル「たまには、な。こういう店もいいかと思ってな。」(ぜってェこいつ後でシンにこんなもん食わすなって文句言うだろうな…)

カイ「まあ、大盛りのお店ですからね。沢山食べるシンにはうってつけのお店だと思いますよ。」(アッサリ)

ソル(…なんだこいつ…まさかここの常連なのか?)

シン「カイもこういう店来るんだな。」

カイ「私もたまにはこういうお店に行きたくなるんですよ。騎士団時代には安くて量が多い、お得なお店にはよくお世話になりましたから。」

シン「へー」

ソル(坊やのくせしやがって、意外とそういうところがあったんだな…そういやメシを一緒に食いに行くなんてことはなかったから知らなかったな…)


カイ「そういえば二人はこのお店のルールは知っていますか?」

シン「えっ!?メシを食うのにルールなんてモンがあんのか!?」

カイ「まあ、どのようなお店にもそのお店のマナーや手順というものはありますよ。」

ソル(…ヤベエ知らなかった…逆にコイツがいて助かったぜ…)

カイ「あ、そう固くならなくていいですよ。ちょっとしたものですから。」

シン「おっ、前に進んだぜ!意外と早いんだな!!」

カイ「では食券を買わなくてはなりませんから、そこに貼ってあるメニューを見ておくといいですよ。」

シン「ショッケン?」

ソル「前に一度セルフサービスの店に行ったときに買ったろ。」

シン「ああ、メシがもらえる紙切れのことだな!」

カイ「間違ってはいませんが、なんだか不安になる答え方ですね…」(ハア)

シン「えーっと、ラー…メン…と、ブタ?…ダブル?小とか大とか…よくわかんねえ!」

カイ「これしきのメニューでこんがらがられては…要は食事の量や肉を追加するかということですよ。」

シン「めんどくせーし大で全部入ってるやつでいいや、俺!ハラ減って死にそうだし!」

ソル(ぶたダブル大ラーメン…?7ワールドドル?意外と高けえな…本当に超大盛りの店なんだろうな?)

カイ「初めてなら小かラーメンをお勧めします。…当然私はぶたダブル大ですが…シンなら、ぶたダブル大でも余裕でしょうね。」(チラッ)

ソル「オイ、何で今俺を見た。」

カイ「では食券を買ってきますね。シンはぶたダブル大でいいんですね?」(スッ)

シン「えっ?いいのか!?」

カイ「子供が目の前でお腹をすかせているのに、食べさせてやらない親はいないでしょう?」

シン「ラッキー!恩に着るぜ!さっすがカイ!!太っいハラミがバラ肉ってやつ!!」

カイ「それを言うなら太っ腹ですね。ソル、お前はどうするんだ?ついでにお前の食券も買ってこよう。」(ニヤリ)

ソル(…コイツ…ガキの前だからって調子に乗りやがって…何だその「私は大盛りいきますけど、お前には無理だろうな」ってツラはよ…!)

カイ「まさか、小だなんて言いませんよね…?」(ニヤニヤ)

ソル(クッ…!)「…俺も同じものを頼む…」

カイ「わかりました。ああソル、お前の分も払っておく。いつも世話をかけているしな。」

ソル(クソッ…ヤツの挑発にまんまと乗っちまったっ…俺らしくもねえ…)

店員「あいよー。大三つねー。」

~店内~

ソル(クソ暑い…何だこの熱気とニオイは…場末のジャンクフード店ですらこんなニオイはしねえぞ…そして食ってる客から漂う気迫は一体何なんだ…)

シン「ふーやっと食えるー!!マジ腹減って死にそうだっつーの!!」(ワクワクテカテカ)

カイ「いよいよですね。」

ソル「何だこれから戦おうってわけじゃねえってのに改まりやがって」

カイ「フッ…二郎というものは戦いなのですよ…ソル…」

ソル「?…たかだか大盛りラーメンを大袈裟に言いやがって…」

店員「では大の方。ニンニク入れますか?」

カイ「ニンニクカラメヤサイ、アブラマシマシで。」

ソル(…!?何を言ってるのかサッパリわからん…!!)


店員「では他のお二人はどうされますか。」

カイ「トッピングを頼むんですよ。ニンニクと、野菜と、脂身です。」

シン「ん?よくわかんねーけど全部頼むぜ!!」

店員「全マシですね。(大丈夫かなこの子…)ではもう一人の方。」

カイ(チラッ)

ソル「……クッ……マ、マシマシ…で…」

ソル(……やっちまった……)

カイ「いやあ楽しみですね。ディズィーにはここに来ることは暫く止められていましたからね。」

シン「えっ?どうしてだ?」

カイ「体にあまり、よくありませんからね。それに、ディズィーの手料理に勝るものはありませんしフフフ…(ノロケ~)」

シン「体によくない?それってマジで大丈夫なのか?母さんにバレたら怒られるんじゃねえ?」

カイ「今日は特別に許可を貰っているので大丈夫ですよ。それに、たまに毒も取らねば悪いことだってあります。」

シン「よくわかんねえけど、たまにはこういうジャンキーなモン食うのもいいってことだなっ!」

カイ「たまには、ね。あっ来ましたよ。」

ソル(…シンを連れてきたってことはアイツには黙っとかねえとな…)

店員「アイヨ。ラーメン大三つお待ち。」

\ドオオオオオン×3/

シン「スゲー!!!」(キラッキラッ)

ソル「」

ソル(何なんだ…この量は…)

ソル(確かに俺はこの化け物の体のおかげで長生きしてきた分、色々なモンを見てきたはずだ…)

ソル(だが…こいつは全ての常識を覆してやがる!!!)

ソル(まず!野菜!!コイツは野菜って言えるのか!?そんな生ぬるいモンじゃねえ!!)
  
ソル(こいつは…そう…まるでアマゾンのジャングルだ…!!コイツをかき分けて麺に到達するまでどれほどかかっちまうんだ!?遭難ってレベルじゃねえ!!)

ソル(そもそもその麺すら無駄に太い!!スープも化学調味料の香りがプンプンしていやがる!!俺はかつてジャンクフード大国だの言われていたアメリカ生まれだがここまで強烈なものは見たことがねえ!!)

ソル(そして肉!このクソ分厚さ!!荒野の岩並みにゴロゴロしていやがる!!そもそもどうやって食えっていうんだ!!)

ソル(…たかだか育ち盛りのガキ一人の昼飯代を浮かせようとして…俺は…とんでもない店に来ちまった…!!)

ソル(つうか、見た目からして人間の食い物じゃねえだろ…コイツはヘヴィだぜ…)

ソル(流石にあいつらも少しは……チラッ)

シン「ガツガツ…おっ!俺って野菜あんま好きじゃなかったけどなかなかイケるぜ!!濃厚なスープが染みてエキサイティンッ!!…ゾボボボボッ」

カイ「ムシャムシャズルズルッハフッハフッ」

ソル「」

ソル(そういや片方は半分人間じゃなかった……俺もか……)

ソル(とにかく食ってみるとするか)パキッ

ソル(……確かに野菜は美味いな…スープの味が濃いせいか……)

ソル(……肉の味もまあ、悪くはないな……)

ソル「ムシャムシャ……」

~10分後~

ソル(減らねえ……)\ズーン/

ソル(いくらなんでもこれは脂っこすぎる……最初のうちはよくても2、3口いけばもう舌がマヒっちまう…)

ソル(おまけに麺がスープを吸って完全に延びちまっていやがる…こいつは重い…)

ソル(まさかこの量をあいつらもう完食しやがったなんてことは…)チラッ

シン\ドンッ/「プッハア~!…意外と少なかったなっ!…おかわりとかはできねえのか?」(シーハー)

店員「」

カイ「ゴクゴクゴク…プハッ!\ドンッ/シン、そのような行為は後ろに並んでいるお客さんに対して失礼に当たります。ゲーセンの連コインと同じですよ?」

シン「…なんだそりゃ?まっ結構ハラに溜まったみてぇだし、今日のところはこんくらいでいっか!」

ソル「」

カイ「…おや?ソル…あまり減っていませんね。口に合いませんでしたか?」

ソル(何なのこの親子…)

ソル(アホのシンはともかく…何なんだカイのあの食いっぷりは……)

ソル(あの普段お上品に振舞ってやがる坊やがこんなジャンキーフードをがっつくなんて姿……思ってもいなかったぜ……)

カイ「このお店で残す、という行為は"ギルティ"といって……最上級のマナー違反になります。」

ソル「……何……?」

カイ「大丈夫です、私の胃にはまだスペースが残っています。貴方は私の丼を上に上げて店を出てください。後は私が何とかしましょう。」

カイ「無理をしなくても大丈夫です。二郎ラーメンは一杯で1600キロカロリーを超えるという、ジャンクフードの中でも最強クラスのカロリーを有する食物……」

ソル(……なん……だと…!?)

カイ「私に任せてください。騎士団時代はジロリアンとして週5二郎をやっていましたから……」

ソル「……」

カイ「すみませんね。私もつい魔がさして貴方に大盛りを注文させるように仕向けてしまいました。これは私の責任でもあります。」

シン「……カイ……」

ソル(……確かに…ここでヤツにこの丼を任せる……それが最良の選択なんだろうな……)

ソル(そうすれば俺は、この温くなった脂の浮いたスープに漬かっている分厚い何個あるのかわからんチャーシューと、伸びまくってスープを吸いまくった重い麺という地獄から開放される……)

ソル(……だが、だがそれでいいのか……!?)

カイ「……ソル?」

ソル(いいや!最後まで足掻く!!足掻くんだ!!)

ソル(ここで諦めたら…!俺は一生後悔して生きることになる…!!)


~アリアの微笑み回想~


ソル(俺の世界は…!!最後まで…諦めずに掻くことだッ!!)

ソル「ドラゴン…インストォォォーッッル!!!ボンッ!!!」\レディゴーッ!!!デーデレデレデレッ!デーデレデレデレッ!/

ソル「うおおおおお!!!(ガツガツムシャムシャズルズルゾボゾボッ!)」\ターンムッ!トゥーッ!リーアラーイッ!/

シン「…オヤジが…!!」\ライドッ!ファイヤッ!/

カイ「本気を…見せたか…!!」\ライドッ!ファイヤッ!/

店員「アーリャッシター」(……何だったんだあの三人…特に最後の変身してまで完食していった人…変なBGMまで鳴ってたし…人間なの?)

カイ「いやあ、久々の二郎は身に染みますね(黒鳥龍茶ゴクゴク)」(キラッキラッ)

シン「ちょっとしょっぱかったけど、クセになる味でなかなかウマかったぜ!俺また行きてぇ!」(テカッテカッ)

カイ「フフフ…シン、貴方もジロリアンになれる資質がありますね。これも親子ということですか…(ニコッ)」

シン「ジロリアン?なんだそれ?エライのか?」

ソル(ウプッ…腹から色々なものがこみ上げてきやがる…二度と行かねえぞこんな店…)

アクセル「えっ?ダンナ、まさか本当に二郎に行ったのかい!?…俺も昔めぐみに誘われて行ったんだけどよー、どうにも合わなくてさぁ~…ってか、そうそうあの尋常じゃない量!アタマおかしくね?ってレベル!!」

アクセル「ん?何で先に言わねえんだって?ハッハ~ン♪決まってるじゃないですかぁ~ん!そりゃあダンナがたかだか大盛りラーメンに悪戦苦闘してるトコなんて面白いに決まってんじゃないの~ニシシ!」

アクセル「……ちょっ!何ドラインしてんの!?ホントタンマ!んな状態でゼロ距離一撃必殺とかマジで死んじまうってぇ~~~!!」

おしまい。シンの止まらない食欲を見ていたら二郎ネタを思いついてしまったので。
あの食欲はカイ譲りなのかディズィー譲りなのかどっちなんだろう

反応あると思わなかったんでどうも。
以下ちょっとだけおまけ

~イリュリア城内~

カイ「……シンやソルと二郎に行ってから一ヶ月…そろそろ禁断症状が出そうな頃ですね……」(スタスタ)

カイ「かといってディズィーを誘うわけにはいきませんし……」(ハア…)

レオ「………ハア~…今日も外食せにゃならんのか…俺も可愛い嫁さんが欲しいわ…ブツブツ……」(スタスタ)

カイ「あっレオ、丁度いいところに。お昼は済ませましたか?久しぶりにラーメン二(ry」

レオ「俺はあの店には絶ッッッ対に行かんからなァーッ!!何故なら俺の辞書にはッ!!"二度と食いたくないもの"の項目にッ!!"ラーメン二郎"が記されているからだァーーーーッ!!!」(バァァァーンッ)

レオ「あと、あそこに行くとニンニク臭くなるからやだ。」(ボソッ)

カイ「」

シン「ラム!エル!この前オヤジとカイにスッゲエラーメン屋を教えてもらったんだ!!一緒に行かねぇ?」

ラム「行かない。私が一緒に行く意味がない。それに情報によればその店は」

エル「ラ、ラーメン屋さん!?…確かに女の子がラーメン屋さんに行くっていうのはその行動だけでも女子力が下がるというもの。でもそこに彼氏が加わると、逆に女子力は急激にアップ!

   本当はお金のかかったロマンチックなデートがしたいけれども、二人には余裕がなくて…ラーメン屋でいいかい?って彼が聞いてきて、私は貴方の選んだお店ならなんでもいいわって答えるの。
   
   今にもつぶれそうな寂れたラーメン屋さんで二人は一つのラーメンをわけながら愛をも分かち合い、二人の愛を確かめ合うの!そして二人は…たっは~!!!」

シン「……やっぱ一人で行くか……」

~ラーメン二郎・イリュリア支店~

客A「な…なんだあのご婦人は…!!」

客B「初二郎にしてぶたダブル大全マシを…!!」

ディズィー「ハフッハフッ」

ディズィー(ああ…こんなの体に悪いってわかってるのにお箸が止まらない!……カイさん、貴方がここへ来たがる理由…今ならわかります!!)

ディズィー「ガツガツムシャムシャモグモグメロ(ry

チップ「昔のジャパンには"ジロリアン"っていう漢(OTOKO)の称号があったんだってな!ヨシ!こうしちゃいられねえ!俺もその称号を手に入れにちょっくら"ジロー"へ行ってくるぜ!!」

アンサー「おかしら、そいつは非常に危険な香りがしますぜ。やめておいたほうが…あっもう行っちまいましたか…」

その後、ラーメン二郎でシッショーしてる未来の大統領の姿が見られたとか見られなかったとか

これで本当におしまい。読んでいただいた方ありがとうございました。

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