八幡「雪乃へのDVがやめられない」 (87)

雪乃「おかえりなさい…そのご飯出来ているのだけれど…」

八幡「いらねぇよ、外で飯食ってくるから金くれ」

雪乃「でも今日は貴方の大好きな・・・」

八幡「いいから黙って金よこせ」ドカッ

雪乃「ご、ごめんなさい・・・500円でいいかしら?」

八幡「は?1000円だろう」

雪乃「でもそんな余裕は・・・」

八幡「何だお前、大黒柱に逆らうのか?」

雪乃「そうよね、私がもっと色々と節約すればいいのよね…ごめんなさい…」

八幡「分かればいいんだよ、あと帰りにスロットやってくるから勝手に寝てていいぞ」

雪乃「分かりました。」



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雪乃(あの人が悪い訳ではないのよね、あの人あんなに一生懸命働いていたのに職場で濡れ衣を着せられクビになる。そして今は肉体労働をしている。イライラするのも無理はないわ。私が耐えればいいだけの話しなのだから)

~スロット専門店~

八幡「しかし雪乃ってあんなに馬鹿だったっけ?1000円を全部スロットに使うってぐらい分からないのかよ」ドンドン

八幡「あぁクソ!全部無くなっちまったよ!仕方ねぇから帰るか!」



雪乃「おかえりなさい、どこでご飯を食べてきたのかしら?」

八幡「うるせぇよ、さっさと飯用意しろよ」

雪乃「でも今食べに行っていたんじゃ・・・」

八幡「うるせぇ!口答えすんな!」ドカッ

雪乃「ごめんなさい、今用意します。」

八幡「それとよ、ビール買ってきてくれねぇか?もう切れてるだろう」

雪乃「明日がビールの特売日なのよ…だから明日…」

八幡「お前ってそんな馬鹿だったか?俺は今飲みたいから買って来いって言ってんだよ」

雪乃「分かりました…買ってきます」

八幡「余計なもの買ったら許さねぇからな?」

雪乃「分かりました。」

~スーパー~

雪乃(少し遠いのだけれどコンビニで買うと高いからスーパーまで出向いたわ。)

結衣「あれ!ゆきのん!久しぶりじゃん!」

雪乃「結衣さん・・・」

結衣「どう、ヒッキーとの結婚生活楽しい?」

雪乃「えぇ…とても楽しいわ」

結衣「そっかじゃあ今度遊びに行くね!ごめんね!彼氏待たせてるから!」

雪乃(由比ヶ浜さんは確か材木座くんとお付き合いしてるのよね、あの材木座くんも今じゃ立派な小説家みたいだし)

雪乃「ビール買ってきたわよ」

八幡「おせぇよ、何で1時間も掛かるんだよ?お前浮気とかしてたんじゃないのか?」

雪乃「いいえ…スーパーまで買いに行ってたのよ そこで由比ヶ浜さんと会って・・・」

八幡「あ~あ 由比ヶ浜と結婚すれば良かったかも あいつ今保育士やってて給料も安定してるだろうしな」

雪乃「!!!」

八幡「それに比べて俺の嫁様は介護職か・・・給料も少くねぇし」

雪乃「ごめんなさい…でもそんな事は言わないで欲しいわ、私は貴方を誰よりも愛してるのだから」

八幡「あ?そういうのムカつくんだよ!本当は見下してんだろ?肉体労働しか出来ねぇって」

雪乃「そんな事ないわ!お願い信じてください!」

八幡「お前も葉山と結婚すれば良かったのにな そうすればこんなクソみたいな生活送らなくて済んだのにな」

雪乃「私は貴方といれて本当に幸せです!」

八幡「うるせぇ!」ドカッ

~20分後~

雪乃「いいのよ、貴方の感じた痛みはこんなものじゃないのだから…」

八幡「今日はこの辺で勘弁しといてやるよ、じゃあ俺は寝るからな」

雪乃「おやすみなさい」

雪乃(弁当の下ごしらえをしようかしら…今思えば夫婦の営みも全然ないわね)

~翌日~

雪乃「貴方いってらっしゃい!今日も頑張ってきてちょうだい!はいお弁当よ」

八幡「なぁ雪乃、お前の親父さんから金って借りれないか?」

雪乃「どういう事かしら?」

八幡「言わなくてもわかんだろう、金が必要なんだよ!」

雪乃「い、いくらぐらいかしら?」

八幡「いや毎月5万ぐらいでいいぜ ほら色々金が掛かるってお前から言えば親父さんだってくれるだろう」

雪乃「そうね…相談してみます。」

八幡「頼んだぜ!」

~職場~

上司「おい比企谷!お前大卒でこんな初歩的なことが分からないのか!本当に無能だな!」

八幡「申し訳ありません…」

年下同僚「ハハハ また怒られてやんのダッサ」

八幡「・・・・」

~自宅~

雪乃「おかえりなさい!今日もお疲れ様!」

八幡「何だよその目?俺の事軽蔑してんのか!?馬鹿にしてるのか?」

雪乃「いえ…していません。何かあったのですか?」

八幡「うるせぇ!」ドカッ

雪乃「落ち着いてください、私で良ければ話を聞きますから」

雪乃(今日はよっぽど大変で辛い事があったのでしょうね…夕食全てひっくり返すなんて・・・)

八幡「おい早く掃除しろよ!」

雪乃「今やるので待ってください…」

八幡「あ~あ 雪乃は可愛くて金持ちだから結婚したのに何でこんな貧乏な生活送ってるんだろう これじゃ意味ねぇよ」

雪乃「し、質問していいですか?」

八幡「あ?何だ」

雪乃「そ、その貴方は私の事が嫌いですか?憎いですか?」

八幡「!!!」

雪乃「答えて貰えると助かります」

八幡「あぁムカつくよ 金持ちのお嬢様が介護やって、残飯の掃除してるんだからな。」

雪乃「すみません…貴方はどうしたら私を認めてくれるのですか?」

八幡「んなこと知るかよ!」

とりあえず今はここらへんで
続きはまた明日書きます。

八幡「あぁ俺もう寝るわ ってか親父さんに金のこと相談した?」

雪乃「ごめんなさい…今日は父忙しいようだったので」

八幡「まぁ可愛く育ててきた娘が俺みたいなゴミと結婚すれば良くは思わないか」

雪乃「貴方はゴミ何かではないわ。それは私が保証するわ」

八幡「大卒なのに肉体労働で月15万だぞ?」

雪乃「そんなの関係ないわ。私は貴方が大好きよ」

八幡「なぁ雪乃、俺たち別れないか?ハッキリ言うわプレッシャーが凄いんだわ」

雪乃「嫌よ!別れたくないわ!お願い…それだけは勘弁してちょうだい」

八幡「だってよぉ陽乃さんの旦那といつも比べられる俺の気持ち分かる?お前の親戚にはどこで働いてるんだって聞かれるたびに辛いんだわ」

雪乃「ごめんなさい…そうは言わない様に私から伝えておくわ そうよね辛いわよね 貴方はこんなにも頑張ってるのに肩書きだけで見下されて」

八幡「ってかそもそも俺とお前じゃ住む世界が違うんだよ お前は葉山みたいな奴と結婚するべきだったんだよ」

雪乃「どうしたら私の愛を分かってくれるの?本当に幸せなのよ…今が」

八幡「旦那に暴力されて一生懸命作った飯を捨てられる生活が幸せなのか?」

雪乃「お願いだから別れるなんて言わないで」

八幡「明日離婚届貰ってくるから 昼休みに」

雪乃「考え直すことは出来ないの?お願い、捨てないで」ポロポロ

八幡「別に捨てるとかじゃねぇよ お前のためにも別れる方が絶対いいんだよ それに俺も辛いんだよ、毎日お前を殴るのが・・・」

雪乃「いいのよ、そのぐらい」

八幡「お前正気か?」

雪乃「いいのよ、貴方だって今まで物凄く理不尽な目にあってきた。」

八幡「雪乃、俺だって頑張ってたよな?」

雪乃「そうよ、貴方は頑張っていたわ。そして今も頑張っているわ。」

八幡「でもハッキリしたいんだ。哀れみとか同情とかそういうのはいらないんだ。お前の正直な気持ちが聞きたいんだ。」

雪乃「私は貴方ともう一度やり直したいわ。」

八幡「・・・」

雪乃「貴方が辛いというならバイトだっていいわ。その分私が頑張って働くから。」

八幡「なぁ俺たちやり直せるのか?」

雪乃「きっとやり直せるわ、貴方はその私の事が嫌いなの?」

八幡「好きだよ、だからお前に甘えて八つ当たりしちまうんだ。」

雪乃「ならやり直しましょう」

八幡「でもどうやって・・・」

雪乃「夫婦カウンセリングの先生がいるわ。そこにまずは相談しに行きましょう。」

八幡「でもそんな事知ったらまた何て言われるか・・・」

雪乃「私は貴方が気になるというのなら両親と縁を切ってもいいわ それだけの覚悟でやり直したいのよ」

八幡「お前!そこまで俺の事を・・・」

雪乃「とりあえず明日にでも予約してみるわ」

八幡「頼んだぞ。雪乃、今までごめんな殴ったりして」

雪乃「いいのよ!気にしないでちょうだい!」

八幡「本当に情けない・・・」

雪乃「泣いていいのよ 辛いものは全て吐き出しましょう」

一旦終わります。

言い忘れていましたが明日から火曜日まで出張なので火曜日の夜に更新します。
出張先でも日曜日辺りなら空き時間が出来ると思うのでその時書き込みます。

寝る前に少しだけ投下していきます。

医者「なるほどね 旦那さん、職場をやめて人間関係をリセットした方がいいですよ」

八幡「でも今の時代次の職場なんてすぐに見つからないですよ?」

医者「ですがこのままでは堂々巡りですよ。言っちゃ悪いですけどそこまで執着する様な職場じゃないでしょう。」

雪乃「そうよ貴方、どうしても仕事がないというならば父に・・・」

医者「奥さん!それは一番ダメなやつだよ!男ってのはプライドが大事なんだから」

雪乃「は、はぁ…」

八幡「先生、今俺たち夫婦はどうするべきなんですか?」

医者「とにかく、旦那さんはまず仕事場を変えてみては?見つかるまではバイトでもなんでもいいから」

八幡「でもそれじゃ生活が・・・」

医者「今まで散々奥さんを傷つけておいて何を偉そうに!」

八幡「確かにそうですね…」

八幡「あの先生、ズバッて言うけど正論ばっかだな、現実が分かった気がする」

雪乃「そうね、ねぇ帰りどこかでご飯食べていかないかしら?」

八幡「そうだな、サイゼでいいか?金ないし」

雪乃「あの頃の貴方が戻ってきたみたいで嬉しいわ!」

八幡「よし今日は俺が奢ってやる!今までの謝罪も兼ねて」

雪乃「お言葉に甘えさせて貰うわ」

八幡「よし行くか」

雪乃「えぇ…」

~サイゼ~

八幡「雪乃、好きなだけ頼んでいいからな」

雪乃「私はぺペロンチーノでいいわ 貴方は?」

八幡「俺もじゃあ同じで」

雪乃「あらじゃあポテトも頼んでいいかしら?」

八幡「あぁいいぞ」

雪乃「ねぇ貴方、いつか私たちも子供を持てるのかしら?まだ25歳だけれど」

八幡「そうだな…いずれは欲しいよな」

雪乃「そうね、そのためにも私たち頑張りましょうね!」

八幡「そうだな!頑張ろうな!」

~自宅~

八幡「なぁ雪乃」ダキッ

雪乃「急にどうしたの?」

八幡「なぁ最近してなかったしさ、しない?」

雪乃「ごめんなさい、今日はダメな日なのよ」

八幡「そっか…」

雪乃「ごめんなさい、折角貴方がそういう気になったというのに・・・」

八幡「気にするな」
(はぁ…久しぶりに抱いてやろうと思ったのに)

雪乃「本当にごめんなさい」

八幡「じゃあ俺もう寝るわ」

雪乃「あの二人での話し合いは?」

八幡「それはまた明日でいいじゃん」

雪乃「でも先生が帰ってからって・・・」

八幡「ごめん、今じゃなくて明日ゆっくり話し合いたいって意味だ、俺の伝え方が悪かったな」

雪乃「そういう事だったのね!なら明日にしましょう!」

八幡(チョロいな)

雪乃「嬉しいわ、貴方がそんなに真剣に考えてくれていたなんて」

八幡「大好きな雪乃のことを真剣に考えるのなんて当然だろう?」ダキッ

雪乃「もう!ちょっと放してよ!」

八幡(さてとそろそろあの手を使うか・・・)

八幡「なぁ雪乃・・・俺、株を始めてみようと思うんだ」

雪乃「いきなりどうしたの?」

八幡「俺さ、雪乃に可愛い洋服とか美味しいものをいっぱい食べさせてあげたいんだ でも金がない・・・だから仕事終わって家に帰ったら株をやりたいんだ。」

雪乃「そんなに働かなくていいのよ?貴方はお仕事だけで疲れるのだから なら私が・・・」

八幡「雪乃、俺は経済学も結構学んだ、30万の元手であれば1000万なんてすぐだ、だから明日サラ金に行ってこようと思ってる。」

雪乃「待って!それなら私が父に30万円を用意して貰うわ!」

八幡「いやそんな事絶対に頼めないって!」
(計画成功だな!)

雪乃「いえ、いいのよ、電化製品を買いたいって言うわ」

八幡「雪乃、本当にごめん」土下座

飲みに行く前に少しだけ ノートPCからなのでトリ付いてるか不安ですが。

雪乃「いいのよ、貴方は私のためを思って苦労しようとしてるのだから、私が力になるのは当然よ」

八幡「ありがとう、本当に雪乃みたいな子と結婚出来て良かった」ダキッ

雪乃「ねぇ貴方、明日は何が食べたい?明日はお料理も頑張るわ!」

八幡「そうだな、ビーフシチューが食べたいな!」

雪乃「分かったわ!じゃあ夜を楽しみにしてちょうだい」

八幡「おぅ!楽しみにしてるぜ!」
(チョロいなぁ~)

雪乃「フフフ 頑張っちゃおう」

~翌日~

上司「何、会社を辞めたいだと?」

八幡「そうです。」

上司「そうか…今までご苦労だったな」

年下同僚「メンタルよっわwwwwwwww」

八幡「今まで本当にありがとうございました。」

~自宅~

雪乃「貴方!おかえりなさい!ちょうどビーフシチュー出来た所よ」

八幡「おぅ、ありがとう!雪乃それで金は?」

雪乃「明日にでも振り込むって言っていたわ」

八幡「そうか、じゃあ明日の帰りおろしてきて貰っていいか?あと欲しい洋服とかあったらチェックしておけよ」

雪乃「随分気が早いのね」

八幡「今までは雪乃に物凄く迷惑を掛けた。だからこのぐらい当然だ」
(我ながら上手いな)

雪乃「じゃあご飯を今用意するわね」

八幡「雪乃、また料理の腕をあげたな!前より上手くなってるぞ!」

雪乃「本当…かしら?なら嬉しいわ お世辞だとしてもありがとう」

八幡「お世辞じゃねぇよ 俺もお前も嘘は付かないだろう?」

雪乃「フフフ じゃあ明日は何が食べたい?」

八幡「いや明日もシチューの残りでいいよ、あんまり金使うと大変だろう?」

雪乃「そうね」

八幡「雪乃、これからも迷惑掛けるかもしれないがよろしくな」

雪乃「こちらこそよろしくね」

八幡「後片付けは俺がやるよ」

雪乃「いえ…いいわ 貴方の方が働いてる時間も長いのだし 私がやって当然よ」

八幡「そうか…ありがとうな!じゃあ俺は先に寝るわ」

雪乃「えぇ…おやすみなさい」

少しだけ投下します。

八幡「あ~あやる事もねぇしゲームでもすっか・・・」

ピンポーン

八幡「誰だよこんな午前中に!しかも平日の!」

陽乃「ひゃっはろー!来ちゃった~」

八幡「お、お姉さん・・・どうして・・・」

陽乃「ねぇ八幡~聞いてよ~旦那と喧嘩しちゃったの~」

八幡「それは災難でしたね・・・」

陽乃「話聞いてくれない?」

八幡「っていうかアンタ、絶対俺がいるの知ってて来てるでしょ」

陽乃「まぁね♪お姉さんは全部知ってるよ~♪」

八幡「!!!」

陽乃「冗談よ 冗談!」

八幡「ですよね・・・」

陽乃「ねぇ八幡、夫婦の営みってどれぐらいの頻度でしてるの?」

八幡「何て質問を・・・」

陽乃「最近、旦那が抱いてくれないのよね~」

八幡「そ、そうなんですか」
(これだけの美人を抱かないなんて考えられない!)

陽乃「雪乃ちゃんとはちゃんとHしてる?」

八幡「プライバシーを答える義務はありませんよ」

陽乃「まぁ 痣だらけの体見るの辛いもんね~♪」

八幡「!!!」

陽乃「アンタさ、雪乃ちゃんと別れてくれる?」

八幡(ガチトーンだ!やばい殺される!)

八幡「いやしかし・・・」

陽乃「お父さんとお母さんには黙っててあげる。だからすぐに離婚しなさい?社会的制裁はしないであげるから」

八幡「雪乃にバツイチって傷を負わせるわけにはいかないんで・・・」

陽乃「君なら雪乃ちゃんを誰よりも理解してくれて誰よりも愛してくれると思ったのにね」

八幡「・・・」

陽乃「どうしてそんなに雪乃ちゃんを傷つけるの?あの子が君に何かした?」

八幡「・・・」

陽乃「とにかく一週間以内に離婚届出さないなら社会的に殺してあげるから」

八幡「それだけは勘弁してください」

陽乃「無理よ」

八幡「俺にチャンスをくれませんか?」

陽乃「いやよ」

八幡「どうかお願いします。何でもします。」

陽乃「今、何でもって言ったわね?」

八幡「は、はい」

陽乃「じゃあ明日から職場に復帰しなさい、そうしたらチャンスをあげる」

八幡「分かりました」

陽乃「もしこの約束を破ったら、本当にどうなるか分かるわよね?」

八幡「はい・・・」

陽乃「そっ、じゃあ期待せずにいるよ」

八幡(本当暇なアラサーだな、そんなんだから抱いて貰えねぇんだよ・・・)

八幡「仕方ねぇ掃除でもするか・・・ん?家計簿?」

八幡(雪乃・・・こんなにやりくりしてくれていたのか、チラシを切り貼りして安い所をピックアップしたり・・・しかも1円単位で・・・)

八幡「こっちは日記帳か」

1月1日
大好きな八幡と新年を迎える事が出来たわ。相変わらず私の事を気に掛けてはいないのだけれど、
大好きな正月番組を見て笑っていたし、私の作ったお雑煮も食べてくれた。
やっぱり好きな人に食べて貰えると嬉しいわ。

1月2日
今日はギャンブルで負けて機嫌が悪かったみたいね。
いつも以上に暴力が激しかったわ。
どうすれば貴方の心の痛みは取れるの?

八幡「雪乃・・・」グスッ

2月14日
今日はバレンタインだったわ。お弁当と一緒に入れてみたわ。
感想は聞けなかったのだけれど食べてくれたならそれでいいわ。

2月16日
今日はいつも以上に大暴れしたわ。私はもう痛みに慣れたのだけれど
貴方を見ていると切なくて辛いわ。
でも私はずっと貴方の見方よ

2月20日
大好きなゲームソフトの発売日でやけに機嫌が良かったわ。
はしゃいでる姿が可愛かったわ。

2月22日
貴方、ごめんなさい。私の親戚のせいで辛い思いをさせてしまって。
私がいけないのよね、無理に連れて行ったりするから。

5月12日
今日はご飯を全て捨てられてしまったしかなりの暴力を受けたわ。
正直、辛かったのだけれど私がこういう時こそ支えてあげないといけないわね。

5月13日
人生で一番嬉しいわ!私を可愛いって言ってくれたり料理を美味しいって褒めてくれたり
二人でやり直す覚悟も出来たし、例え嘘でも幻想でも私は幸せよ。
ありがとう!

八幡「雪乃・・・雪乃・・・」グスッグスッ

とりあえず今日はここら辺で続きは火曜日の夜に投下します

~夜~

雪乃「美味しい?」

八幡「・・・・」

雪乃(何か怒っているのかしら・・・)

雪乃「ごめんなさい、口に合わなかったかしら…」

八幡「ゆ、雪乃!」

雪乃「何かしら?」

八幡「俺と別れてくれ」

雪乃「!!!」

八幡「頼む!」ペコリ

雪乃「何故?どうしてやり直すって言ったじゃない!?」

八幡「お前の日記を見てつくづく自分がクズか理解出来た」

雪乃「見てしまったのね」

八幡「あぁ、まだ25歳だ、お前はいくらでもやり直せる それこそお似合いの相手を」

雪乃「貴方のそういう所 やはり変わらないのね 自意識過剰だわ」

八幡「すまん」

雪乃「貴方は私のためを思って離婚したいということかしら?」

八幡「その通りだ」

雪乃「いい加減にしなさい!」ブチギレ

八幡「!!!」

雪乃「何でそうなるのよ、貴方にはいくら言葉や態度で示しても伝わらないというの?」

八幡「俺もお前の事は好きだ…だからそれ故に・・・」

雪乃「私は貴方と一緒にいられて本当に幸せなのよ。私が望む事は貴方との共存よ。」

八幡「雪乃・・・」

雪乃「だから私は別れたいとか離婚だとか微塵も思っていないわ。自分の物差しで他人の気持ちまで決め付けるのはやめて欲しいわ」

八幡「本当に俺でいいのか?」

雪乃「貴方だからいいのよ」

~奉仕部~

八幡「雪ノ下さん、貴方どんだけ暇人なんですか・・・それに俺クズ過ぎでしょ!」

陽乃「えぇひど~い 君たちが進展しないから未来予想図書いてあげたのに~」

八幡「いや俺と雪ノ下が結婚するのなんてあり得ないでしょ!」

雪乃「そうよ、こんな男と結婚するなら独身貫いた方がマシよ」

八幡「これはこっちのセリフだ!」

陽乃「ちなみにこの後比企谷くんは真面目になって3年後には立派なお父さんになるのよ♪」

八幡「いやいやそれはないっしょ」

陽乃「でもそう遠くない将来にこれが現実になっちゃうかもね~」

雪乃「姉さん、そういったくだらない冗談は笑えなさ過ぎてイライラするわ」

陽乃「あれれ~お姉ちゃん知ってるんだぞ~雪乃ちゃんが知恵袋であんな質問した事」パソコンポチ

私は現在、同じ部活の男子部員に好意を持っています。ですが好意が空回りしてしまい、
暴言や思っても無い事を言ってしまいます。
私は彼と結婚を前提としたお付き合いをしたいです。
どうすれば、上手く想いを伝えられますか?

雪乃「!!!でもこれが私が書いたって証拠はないと思うのだけれど」

陽乃「へぇ~おかしいなぁ~このID雪乃ちゃんのメアドと全く同じだぞ~?おとなしく携帯のアドレスを教えれば良かったのに墓穴を掘ったわね」

雪乃「こ、これは代理で質問しただけなのよ!」

八幡(何この雰囲気・・・俺はどうすればいいの・・・)

陽乃「雪乃ちゃんってズルいよね~昔から待ってばかりだもん 好きな癖に やっぱり臆病なんだね!だっさ~い」

雪乃「わ、私だって好意ぐらいきちんと伝えられるわ!」

陽乃「なら証明してみせてね?」

雪乃「比企谷くん、これは私が投稿したものに違いないわ。」

八幡「そ、そうか・・・」

雪乃「その好きなのよ・・・貴方の事が」

八幡「え?マジ?罰ゲームじゃなくて姉妹でドッキリ企画でもしてるの?」

雪乃「貴方はどうなのよ?女の子に言わせて言わないのはズルいわよ」

八幡「そうだな、俺はクズじゃないがこの小説みたいにお前と夫婦生活をしたいな」

END

本当は八幡が更正して幸せな結婚生活を送っていく流れも書きたかったんですが
タイトルと矛盾してしまいそうだったのでやめました。

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