モバP「うちのアイドルってすごいよな」 (77)

※キャラ崩壊





凛「どうしたの急に」

モバP(※以下P表記)「いやな……ふと思ったんだけど、うちって200人近くのアイドルがいるよな?」

凛「そうだね」

P「それに対して、プロデューサーは俺1人だけだろ?」

凛「そうだね」

P「200人を1人でしかプロデュースしてないのに全員が一定以上の人気があるって、すごい事じゃないか?」

凛「それはプロデューサーが凄いのであって、アイドル自体は別に普通だよ」

P「そうなのか?」

凛「そうだよ」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1435486887

P「……いや、やっぱりうちのアイドルはすごいって」

凛「アイドルならこれぐらい普通だって」

P「アイドルって皆そんなものなのか?」

凛「皆そんなものだよ」

P「へぇー、そうなんだ」

凛「うん」

P「……あ、でもさ……」

凛「ん?」

P「この前のかな子の事だけど……――」


――
―――

かな子「ふんふーん♪ よし、新作のお菓子完成! 上手く出来てるかな?」

かな子「やっぱり皆に食べてもらう前に味見して、出来を確めないとね……どうかなー」パクッ

かな子「……うんっ美味しい! 良かった、上手く出来てて。今度はこれを作って持って行こうっと」

かな子「取り敢えずこれは、一口食べちゃったから自分で食べちゃお」

かな子「いただきまーす」

―30分後―

かな子「ふぅー美味しかった、ごちそうさまー」

 ガチャ

かな子「ん?」

愛梨「おはようございまーす。あ、かな子ちゃん」

かな子「愛梨ちゃんおはよう。どうしたの?」

愛梨「ケーキを焼いて来たんけど、良かったら一緒に食べない?」

かな子「わぁー! 良いね良いね、食べよう」

愛梨「うん! それじゃ、紅茶淹れて来るね……って、あれ?」

愛梨「何かもう食べちゃった後みたいだけど大丈夫?」

かな子「美味しいから大丈夫だよ」

―30分後―

かな子「ふぅー美味しかった、ごちそうさまー」

愛梨「良かった。それじゃ、私は帰るね」

かな子「うん、お疲れ様! ケーキ美味しかったよ、ありがとう!」

 ガチャ バタン …………ガチャ

かな子「ん?」

法子「おはようございまーす! あ、かな子ちゃん!」

かな子「法子ちゃんおはよう。どうしたの?」

法子「美味しくてすぐに売り切れちゃうって有名なお店のドーナツ、いっぱい買って来たんだ! 一緒に食べよう?」

かな子「わぁー! 良いね良いね、食べよう」

法子「うん!じゃ、飲み物とってくるね……って、あれ?」

法子「何かもう食べた後みたいだけど大丈夫?」

かな子「美味しいから大丈夫だよ」

―30分後―

かな子「ふぅー美味しかった、ごちそうさまー」

法子「良かった! じゃ、あたしは帰るね!」

かな子「うん、お疲れ様! ドーナツ美味しかったよ、ありがとう!」

 ガチャ バタン …………ガチャ

かな子「ん?」

みちる「フゴフゴ……おはようございます! あ、かな子さん!」

かな子「みちるちゃんおはよう。どうしたの?」

みちる「うちの店の新作菓子パンをいっぱい持って来ました! 一緒に食べませんか?」

かな子「わぁー! 良いね良いね、食べよう」

みちる「はい! じゃあ、飲み物をとって来ますね……って、あれ?」

みちる「何かもう食べちゃった後みたいですけど大丈夫ですか?」

かな子「美味しいから大丈夫だよ」

―30分後―

かな子「ふぅー美味しかった、ごちそうさまー」

みちる「フゴフゴ……良かったです! それじゃ、あたしは帰ります!」

かな子「うん、お疲れ様! 菓子パン美味しかったよ、ありがとう!」

 ガチャ バタン …………ガチャ

かな子「ん?」

響子「おはようございます! あ、かな子ちゃん!」

かな子「響子ちゃんおはよう。どうしたの?」

響子「実は最近、お料理の他にお菓子作りも練習してるんだよ。 良かったら一緒に作って食べてくれませんか?」

かな子「わぁー! 良いね良いね、食べよう」

響子「うん! それじゃ、キッチンに行きましょう……って、あれ?」

響子「何かもう食べた後みたいだけど大丈夫?」

かな子「美味しいから大丈夫だよ」

―30分後―

かな子「ふぅー美味しかった、ごちそうさまー」

響子「良かった! それじゃ、私は帰りますね」

かな子「うん、お疲れ様! お菓子美味しかったよ、ありがとう!」

 ガチャ バタン …………ガチャ

かな子「ん?」

志保「おはようございまーす。あ、かな子ちゃん」

かな子「志保さんおはようございます。どうしたんですか?」

志保「さっき近くのお店ですっごく美味しそうなパフェを見つけて、お持ち帰り出来るっていうから幾つか買って来たの。良かったら一緒に食べよう?」

かな子「わぁー! 良いですね良いですね、食べましょう」

志保「うん。それじゃ、コーヒー淹れてくるね……って、あれ?」

志保「何かもう食べた後みたいだけど大丈夫?」

かな子「美味しいから大丈夫ですよ」

―――
――


P「――……って事があってさ」

凛「うん」

P「すごい食欲だよな」

凛「いや、普通だよ」

P「そうか?」

凛「そうだよ」

P「……いや、やっぱりうちのアイドルはすごいって」

凛「アイドルならこれぐらい普通だって」

P「アイドルって皆そんなものなのか?」

凛「皆そんなものだよ」

P「へぇー、そうなんだ」

凛「うん」

P「……あ、でもさ……」

凛「ん?」

P「この前の茜の事だけど……――」


――
―――

茜「おはよーございます!!!」

いつき「あ、茜ちゃんおはよう。今日はオフじゃなかった?」

茜「いつきさんおはよーございます!! 確かに今日はオフですけど、近くに来たので寄ってみました!!」

いつき「そうなんだ。それじゃあちょっと時間ある?」

茜「はい!!!」

いつき「本当に? 今からちょっとランニングにでも行こうかなって思ってたんだけど、良かったら茜ちゃんも一緒に行かない?」

茜「良いですね!! 行きましょう!!」

いつき「ありがとう! 一緒に良い汗流そうね☆」

茜「はい!! うおおおぉぉーー!!!! 燃えて来ましたぁぁぁ!!!!! ボンバアアアアアァァァァァーーーーー!!!!!!!」

─1時間後・事務所─

茜「ただいま帰りましたぁぁぁ!!!」

洋子「おぉ、茜ちゃん今日も元気だね! そんなに元気なら、私と一緒にちょっと走りに行こうか!」

茜「良いですね!! 行きましょう!!」

洋子「うんうん、元気で健康でいるにはやっぱり適度な運動だよね!」

茜「はい!! うおおおぉぉーー!!!! 燃えて来ましたぁぁぁ!!!!! ボンバアアアアアァァァァァーーーーー!!!!!!!」

─1時間後・事務所─

茜「ただいま帰りましたぁぁぁ!!!」

真奈美「茜か、おはよう」

茜「真奈美さん!! おはようございます!!!」

真奈美「今日も元気だな。そうだ、今からトレーニングがてら走り込みに行こうかと思ってたんだが、茜も付き合わないか?」

茜「良いですね!! 行きましょう!!」

真奈美「うむ、君なら私と一緒のペースでも問題ないだろうし、お互いに良い刺激になるだろう。それでは行こうか」

茜「はい!! うおおおぉぉーー!!!! 燃えて来ましたぁぁぁ!!!!! ボンバアアアアアァァァァァーーーーー!!!!!!!」

─1時間後・事務所─

茜「ただいま帰りましたぁぁぁ!!!」

有香「押忍! 茜ちゃん、おはようございます!」

茜「有香ちゃん!! おはようございます!!!」

有香「押忍! 今から走り込みに行こうと思ってたんですけど、良かったら茜ちゃんも一緒に行きませんか?」

茜「良いですね!! 行きましょう!!」

有香「押忍! ありがとうございます!」

茜「はい!! うおおおぉぉーー!!!! 燃えて来ましたぁぁぁ!!!!! ボンバアアアアアァァァァァーーーーー!!!!!!!」

─1時間後・事務所─

茜「ただいま帰りましたぁぁぁ!!!」

渚「おっ茜ちゃん、おはよォ!」

茜「渚ちゃん!! おはようございます!!!」

渚「今から自主練でランニングに行くんだけど、茜ちゃんも一緒に行こうよォ!」

茜「良いですね!! 行きましょう!!」

渚「よし! それじゃァ、行こっか!」

茜「はい!! うおおおぉぉーー!!!! 燃えて来ましたぁぁぁ!!!!! ボンバアアアアアァァァァァーーーーー!!!!!!!」

─1時間後・事務所─

茜「ただいま帰りましたぁぁぁ!!!」

真尋「茜ちゃん!! おはよー!!!」

茜「真尋ちゃん!! おはようございます!!!」

真尋「今から自主練で走り込みに行くんだ!! 茜ちゃんも一緒に行こう!!!」

茜「良いですね!! 行きましょう!!」

真尋「よっし!! あっ! 私、短距離だからランニングじゃなくてダッシュがメインだけど大丈夫!!!??」

茜「はい!! 大丈夫です!!!」

真尋「よしっ!! それじゃ行こう!!!!」

茜「はい!! うおおおぉぉーー!!!! 燃えて来ましたぁぁぁ!!!!! ボンバアアアアアァァァァァーーーーー!!!!!!!」

1時間後・事務所─

茜「ただいま帰りましたぁぁぁ!!!」

かな子「あっ、茜ちゃんおはよう」

茜「かな子ちゃん!! おはようございます!!!」

かな子「茜ちゃん、実はこないだお菓子食べ過ぎて体重増えてトレーナーさんに怒られちゃって……ダイエットで今からランニングしようと思ってるんだけど、1人じゃ挫けちゃいそうだし良かったらちょっと付き合ってもらえる?」

茜「良いですね!! 行きましょう!!」

かな子「良かったぁ、ありがとう! あ、でもあんまり早いと辛いからお手柔らかにね?」

茜「はい!! うおおおぉぉーー!!!! 燃えて来ましたぁぁぁ!!!!! ボンバアアアアアァァァァァーーーーー!!!!!!!」

―――
――


P「――……って事があってさ」

凛「うん」

P「すごい体力だよな」

凛「いや、普通だよ」

P「そうか?」

凛「そうだよ」

P「……いや、やっぱりうちのアイドルはすごいって」

凛「アイドルならこれぐらい普通だって」

P「アイドルって皆そんなものなのか?」

凛「皆そんなものだよ」

P「へぇー、そうなんだ」

凛「うん」

P「……あ、でもさ……」

凛「ん?」

P「この前の文香の事だけど……――」


――
―――

文香「ふふっ……やっと見つかった……ずっと楽しみにしてたのに何処にも無くて……今日はオフだし……ゆっくり読める……」ペラッ

文香「…………」ペラッ

 ……ダッダッダッダ! ガチャバターン!!

友紀「はぁはぁ……! ギリギリセーフ!! 良かったー、キャッツの試合間に合ったー!」ダダッ ボスン ピッ

友紀「よぉーし、今日も頼むよー!」

文香「…………」ペラッ

───

友紀「あー! もうっ、何でそこで外すかな!? だぁー!! 何やってんだこんにゃろめー!!!」

文香「…………」ペラッ

───

友紀「えぇーっ!? 今の絶対セーフでしょ!!? 審判どこ見てんだよー!!」バタバタ

文香「………」ペラッ

───

友紀「……ぃやったああーーー!!! 勝ったーーーーー!!!!! ひやっほぉーーー!!!!」

友紀「んぐんぐんぐっ……! プハァー!! いやー、勝った後に飲むビールはまた格別だねー!!!」

文香「…………」ペラッ

─────

文香「…………」ペラッ

かな子「うぅ……もう駄目だよぉ……やっぱり私にダイエットなんて……」

智香「大丈夫だよ、かな子ちゃん! かな子ちゃんならきっと出来るよ! 私も応援するから頑張って!」

かな子「智香ちゃん……」

智香「フレー、フレー! か、な、子、ちゃん♪」

智香「かな子ちゃんならいけるよっ! 大丈夫だよ! 私ももっと大声で必死に頑張るよ! はいっ」

智香「がんばれ☆ がんばれ☆」

かな子「うぅ、智香ちゃん……ありがとう! 私、頑張るよ!」

文香「…………」ペラッ

─────

文香「…………」ペラッ

 ……ドドドドドドッ バターーーン!!

茜「ただいま帰りましたぁぁぁ!!!」

真尋「茜ちゃん!! おはよー!!!」

茜「真尋ちゃん!! おはようございます!!!」

真尋「今日も自主練で走り込みに行くんだ!! 茜ちゃんも一緒に行こう!!!」

茜「良いですね!! 行きましょう!!」

真尋「よっし!! あっ! 今日もダッシュがメインだけど大丈夫だよね!!!!!」

茜「はい!! 大丈夫です!!!」

真尋「よしっ!! それじゃ行こう!!!!」

茜「はい!! うおおおぉぉーー!!!! 燃えて来ましたぁぁぁ!!!!! ボンバアアアアアァァァァァーーーーー!!!!!!!」

真尋「私も負けないぞおおおぉぉぉーーーーー!!!!!! うおおおおおぉぉぉぉぁーーーーーー!!!!!!」

 ズドドドドドドドドドッ!!

文香「…………」ペラッ

─────

文香「………」ペラッ

 ガチャ バターン

みく「ふにゃー!! 臭いにゃーーー!!! 何なに!? 一体なんの匂いにゃ!?」

志希「にゃははー♪ ごめんごめーん。友達からシュールストレミングを貰っちゃってねー」

志希「匂いの探求心に駆られて、マズイと思いつつも我慢出来なくてその場で開けちゃった♪」

みく「志希ちゃん、何やってるにゃ!? あれは防護服とか着て隔離された場所で開ける物にゃ! 事務所で開けるなんて論外だにゃ!!」

志希「まぁ、アタシの手にかかれば直ぐに匂いも消せるし良いかなーって♪ 慣れればこれはこれで癖になる匂いだよ」

志希「あ、みくちゃん良かったら食べて良いよー♪ はい」

みく「ふぎゃぁぁ!? そんな臭いの無理にゃ! しかもそれお魚でしょ!? 絶対無理にゃ!!」

志希「まぁまぁほらほら、遠慮しないでー♪ ほれほれ」

みく「にゃぁぁぁ!!?? 持って来るにゃ近付くにゃぁぁぁ!!!!!」

文香「…………」ペラッ

―――
――


P「――……って事があってさ」

凛「うん」

P「すごい集中力だよな」

凛「いや、普通だよ」

P「そうか?」

凛「そうだよ」

P「……いや、やっぱりうちのアイドルはすごいって」

凛「アイドルならこれぐらい普通だって」

P「アイドルって皆そんなものなのか?」

凛「皆そんなものだよ」

P「へぇー、そうなんだ」

凛「うん」

P「……あ、でもさ……」

凛「ん?」

P「この前の晶葉の事だけど……――」


――
―――

晶葉「出来たぞ! 『消臭装置』だ!」

晶葉「これにかかればどんな匂いもたちどころに消してしまう事が出来る!」

みく「本当かにゃ?」

晶葉「百聞は一見に如かずだ。ほら、そのシュールストレミングの匂いが染み付いた服を貸してみろ」

みく「はい」

晶葉「これをこうして……よし、終わったぞ! 匂いを嗅いでみろ」

みく「えー? あの匂いがもうとれたの? そんなわけ……」クンクン

みく「にゃっ!? スゴいにゃ! あんなに臭かったのに全然臭わないにゃ!」

晶葉「ふふん、そうだろう」

みく「ありがとう晶葉ちゃん! ……っていうか、志希ちゃんが消してくれるんじゃなかったの!?」

志希「いやー、自分で消すにはなんか惜しくなっちゃって……晶葉ちゃんでも出来るから任しちゃえば良いかなーって……にゃはは」

みく「もし万が一、晶葉ちゃんが出来なかったらどうするつもりだったにゃ……」

─────

晶葉「出来たぞ! 『好感度スカウター』だ!」

凛「何それ?」

晶葉「これを装着して相手を見ると、装着者に対しての対象者からの好感度を、装着者と面識が無い者は0、最高値は100で最低値がマイナス100の数値として見る事が出来る」

凛「面白そうだね。うん、ちょっとやってみようかな」

晶葉「よし!ならば、早速これを付けて……」カチャ

凛「これで相手を見れば良いんだよね?」

晶葉「あぁ」

凛「じゃあ早速……」

 ピピッ

【P】85

凛「85……」

晶葉「80以上は信頼出来るパートナーといった所かな」

凛「ふーん……」

 スタスタ

凛「ねぇプロデューサー、私の事どう思ってる?」

P「どうしたんだ急に?」

凛「ちょっと気になって……」

P「そうだなぁ……とても信頼の出来るパートナーって感じかな」

凛「……ふーん……まぁ、悪くないかな……ありがとう」スタスタ

P「おう」

 スタスタ

凛「晶葉の言った通りだった」

晶葉「だろ?」

凛「うん」

─────

晶葉「出来たぞ! 『好感度変換機』だ!」

凛「どうやって使うの?」

晶葉「まずこっちの機械を相手に装着して、こっちの機械で相手の好感度を調整。そうするとこっちの機械を持っている者を好きにさせる事も嫌いにさせる事も意のままだ」

凛「借りるね」

晶葉「うむ」

 スタスタ

凛「プロデューサー、ちょっとごめんね」カチャカチャ

P「おう」

凛「後はこれで調整すれば良いの?」

晶葉「うむ」

凛「どれどれ……」カチャカチャ
 
 ミヨンミヨンミヨン……

P「お? おぉ?」

凛「これで終わり?」

晶葉「あぁ」 

凛「ありがとうプロデューサー」カチャカチャ

P「おう」

凛「晶葉、こないだの『好感度スカウター』貸して?」

晶葉「あぁ」

凛「どれどれ……」カチャカチャ

 ピピッ

【P】100

凛「……プロデューサー、私の事どう思ってる?」

P「もちろん大好きだぞ、16になったらすぐにでも結婚したいと思ってる」

凛「ふふっ、ありがとう。私も同じだよ。後1年だけ待っててね」

P「おう」

―――
――


P「――……って事があってさ」

凛「うん」

P「すごい技術力だよな」

凛「いや、普通だよ」

P「そうか?」

凛「そうだよ」

P「……いや、やっぱりうちのアイドルはすごいって」

凛「アイドルならこれぐらい普通だって」

P「アイドルって皆そんなものなのか?」

凛「皆そんなものだよ」

P「へぇー、そうなんだ」

凛「うん」

P「……あ、でもさ……」

凛「ん?」

P「この前の瑞樹さんの事だけど……――」


――
―――

蘭子「虚無なる時よ……」(暇ですねー)

瑞樹「そうねぇ……お仕事が急にキャンセルになっちゃったものね」

蘭子「戯れに言霊でも紡いでみるか……」(しりとりでもしてますか?)

瑞樹「良いわね。それじゃ私からしりとりの『り』からね」

蘭子「いつでも向かって来るがよい」(良いですよー、やりましょう)

瑞樹「それじゃ……『リス』」

蘭子「『大地の恵みを抱きし、母なる海の住人が至る未来の一つ』」(『寿司』)

瑞樹「『白羽』」

蘭子「『裁かれし者』」(『犯罪者』)

瑞樹「しゃ? や?」

蘭子「ふっ……時の反逆者を縛る事など何者も出来はしないわ」(んー……瑞樹さんの好きな方で良いですよー)

瑞樹「それじゃ……『ヤクザ』」

瑞樹「『ざ』でも『さ』でもどっちでも良いわよ」

蘭子「なれば……『捌かれし者』」(えっと……じゃあ『刺身』)

瑞樹「『ミンチ』」

蘭子「『月の姫を孕みし円環』」(『ちくわ』)

瑞樹「『ワンコ』」

蘭子「『毒を喰らいし者』」(『コアラ』)

瑞樹「『ラッコ』」

蘭子「『我らが牙の間に潜まんとする小さき種』……何……だと……」(『コーン』……あっ)

瑞樹「ふふっ、私の勝ちね♪」

蘭子「くっ……我が力、及ばずか」(むぅ、負けちゃった……)プクー

─────

ヘレン「ミュージックスタート!」

 ~♪

ヘレン「……」バッ バッ

ヘレン「……」ブンブン バン!

ヘレン「……」ダンッ タッ タッ ズダン!

ヘレン「……」ヒラッ フワッ スタッ

ヘレン「……」バッ バババババッ!

ヘレン「……」グルングルングルン

ヘレン「ヘイッ!!!」ビシィッ

凛「……すごいね今の。新しい振り付け?」

ヘレン「いいえ、ただの──」

瑞樹「ただの乾布摩擦よね、わかるわ」

ヘレン「そうよ。あなたのその本質を見抜く力……その理解力は世界レベルね」

瑞樹「えぇ、私には全てがわかるわ」

ヘレン「そう、そういう事なのね」

瑞樹「そう、つまりはそういう事なのよ」

ヘレン「フッ……」

瑞樹「ふふっ……」

凛(なんか良くわかんないけどカッコいい……)

―――
――


P「――……って事があってさ」

凛「うん」

P「すごい理解力だよな」

凛「いや、普通だよ」

P「そうか?」

凛「そうだよ」

P「……いや、やっぱりうちのアイドルはすごいって」

凛「アイドルならこれぐらい普通だって」

P「アイドルって皆そんなものなのか?」

凛「皆そんなものだよ」

P「へぇー、そうなんだ」

凛「うん」

凛「私からしたら、皆のレッスンとかに平然とついていけるプロデューサーの方が凄いと思うけどな」

P「いや、プロデューサーならそれぐらい普通だって」

凛「プロデューサーって皆そんなものなの?」

P「皆そんなもんだよ」

凛「ふーん、そうなんだ」

P「あぁ」

凛「ん、もうこんな時間……今日はもう帰ろうかな」

P「じゃ、俺も帰ろうかな。家まで送っていくよ」

凛「大丈夫だよ、そこまでしなくても」

P「何言ってるんだよ、来年には結婚するんだぞ? そんな大事な子を放って帰れるわけないだろ」

凛「そう? ふふ、ありがとう……じゃあお願いしようかな」

P「おう」

凛「それじゃ、お疲れ様です」

P「お疲れ様でーす」

 ガチャ バタン

卯月「…………」

卯月「……普通って何なんでしょうね」

瑞樹「……その気持ち、わかるわ」

卯月「……良かった、分かってくれる人がいて……」










おわり

という訳で終わり

前にやったやつを変えただけだけど、色んな子が書けて楽しかったです
あんまり書いてないけどいつきちゃん大好きです。劇場に登場してくれて嬉しい限り
いつきちゃんもっと人気出ないかなー
いつきちゃんと二人きりで汗だくで運動したい

こんな普通なアイドルのコピペを読んでくれた人達、ありがとうございます!

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom