男｢俺は友をこんなに思っているのに｣

友｢思っていても越えられない壁もある｣

男｢俺はその壁を越えたい｣

友｢俺は越えたくない｣

男｢新しい世界を一緒に開こう｣

友｢断る｣

男｢まさか、お前ほかに好きな人が居るのか？｣

友｢……｣

男｢そうか。誰なんだ？｣

友｢……｣

男｢まさか俺か？｣

友｢そんなわけないだろ｣

男｢じゃあ誰なんだよ｣

友｢そりゃ妹ちゃんだ……あっ｣

男｢お前…俺の妹が…｣

友｢いやその…｣

男｢そうか。妹には悪が消えてもらうか｣

友｢おい｣

男｢邪魔をしないでくれ。お前をてに入れる為なら…｣

友｢全力で阻止する｣

男｢お前…やっぱり優しいな。そんなところも好きだ。とりあえず付き合おう｣

友｢……｣

妹｢お兄ちゃーん｣

友｢っ!？｣

男｢よう妹。ちょうど良いところに来た。お前には今から付き合ってもらいたい…大事な話しがある｣

妹｢えっ///付き合って…///そ、そんな急に…｣

妹｢で､でもお兄ちゃんとなら…｣

妹｢ｷｬｯ///｣

友｢……これは｣

妹｢あっ友さん。居たんですか…こんばんわ｣

友｢こ､こんばんわ｣

男｢妹よ。俺の友に気安く話しかけるな｣

妹｢え？…俺の？｣

男｢そうだ。俺の…｣

ﾊﾞｼｯ

友｢誰がお前のだよ｣

妹｢っ!？お兄ちゃん!｣

妹｢だ、大丈夫？｣

妹｢友さん!お兄ちゃんになんてことするんですか!｣

友｢………｣

妹｢あーお兄ちゃん…｣

男｢バカやろう!｣

妹｢っ!？｣

男｢友に怒鳴ってんじゃねえよ!｣

妹｢で、でもお兄ちゃんを…｣


男｢だまらっしゃい!｣


妹｢………ご､ごめんなさい…｣

男｢まったく｣

妹｢……｣

友｢お、男もそんな怒らなくても良いのに｣

男｢いや。いい機会だからちゃんと言っとくべきだ｣


男｢なぁ妹さっきも言ったが話しがある｣

妹｢は、はい///｣

妹(きっと告白だ!)

男｢俺は…｣

妹｢うん!｣

男｢友が好きなんだよ｣

妹｢うん!｣

男｢友を愛してる｣

妹｢……は？｣

男｢でもな｣

妹｢……は｣

男｢友は妹…お前が好きらしいんだ｣

妹｢……え？｣

友｢……え？｣

男｢つまりだ。妹…お前を消さないといけないんだ｣

友｢おい!何気に俺が妹ちゃん好きなのバラすなよ。てか消させないぞ｣

妹｢……｣

友｢い、妹ちゃん…？｣

妹｢お兄ちゃんは自分の愛の為に…私を…｣

妹｢なら…私も自分の愛の為に…｣

妹｢友さんを…友を消す!｣

友｢……え？｣

友｢いや？うん…え｣

男｢そうか…妹｣

妹｢お兄ちゃん…｣

友｢いやちょっと待って…｣

男｢なんだ｣

妹｢……｣ﾁｯ

友｢状況整理したい｣

友｢な、なんで殺しあいするみたいな話しになったんだ｣

男｢友が妹を好きだから…｣

妹｢お兄ちゃんが友を好きだから…｣

男、妹｢自分の愛の為に!｣

男｢安心しろ男は俺が全力で守る。この戦いが終わったら結婚しよう｣

ミスった
｢友は全力で守る｣だ

友｢ダメだ付いていけない…｣

友｢なんだよ。これ…｣

男｢いくぞ!いもうとぉお｣

妹｢ともぉおお!｣

――――
――
―

男｢やっ、やった｣ﾊｧﾊｧ

妹｢｣

友｢……｣

男｢と、友達…結婚しよ｣

友｢いや無理だから｣

男｢……｣

友｢どんな頑張っても越えられない壁もある｣