八幡「俺に明日試合の助っ人に来いと?」葉山「ああ」 (27)

八幡「馬鹿か?俺にあんな高起動な動きができるか、ゲルググじゃあるまいし、
それ以前に貴重な休日つぶしてたまるか」

葉山「そこをなんとか、運の悪いことに部員が明日用事あるとか風邪引いてたりしてて人数足りてないんだ」

八幡「そもそも何で俺なんだ?他にも運動できる知り合いいるだろ、そちらに頼むといい」

葉山「それが皆から断られてしまって・・・」

八幡「なんだ、お前もぼっちになったか?歓迎しよう」

葉山「はは、違うよただ相手がかなりの強豪でね、確実に勝てるとは言えないんだよ」

八幡「お前がいて勝てない相手がいりゃ皆ビビるだろ」

葉山「いや、僕はそんな強くないよ。まあそういうことであとはヒキタニ君しかいないんだ」

八幡「(誰だよヒキタニ君)俺だってやだよそもそもそんな体力も筋力も持ち合わせていない、他をあたれじゃあな」

葉山「そうか・・・」






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      奉仕部
八幡「・・・」ペラッ

雪乃「・・・」ペラッ

結衣「・・・」カチカチ

コンコン

雪乃「どうぞ」

葉山「失礼します」

八幡(まさか・・)

結衣「あっ隼人君やっはろ~」

八幡(由比ヶ浜五月蝿い)

雪乃「それで、今回は何の用件かしら?」

葉山「実は明日の部の練習試合についてなんだけれど」

八幡「」ガタッ

雪乃「待ちなさい比企谷君、どこへ行くつもりなのかしら」

八幡「いやぁ・・・ちょっとマッ缶でも買ってこようかと・・」アセアせ

雪乃「依頼人がきてから席を立つのは失礼よ、座りなさい」キッ

八幡「あっハイ」ストン(ヤヴァイコワイ逆らえないよおおお)

雪乃「悪かったわね、続けて」

葉山「あ、ああ、それで明日の練習試合のために彼を借りたくて・・その許可が欲しいんだ」

雪乃「そう、アレをね・・」

八幡「今お前アレって言わなかったか?」

雪乃「言ってないわよ、少し自虐的なんじゃないかしらアレガヤ君」

八幡「あれが矢君て捉えると本当に物扱いされてる気がするんだが・・」

葉山「どうかな、許可さえもらえればいいんだけど」

八幡「無視かよ、なれてるからいいけどさ・・」

雪乃「わかったわ、許可しましょう」

八幡(あれ、俺の意思は?)

葉山「ありがとう助かったよ、じゃあ比企谷君明日の午前九時にグラウンドに来てくれ、シューズ等はこちらで手配するよ」

八幡(名前知ってたのかよ・・・)

雪乃「ちなみに比企谷君、明日は部活動の依頼として引き受けたわ。貴方がもし来なかった場合、平塚先生に頼んで熱い指導を受けてもらうわね」

八幡(アイエエエエ・・・・・)








     翌日
八幡「ダリぃ行きたくねえ・・・」

葉山「すでに来ておいて何を今更・・」

戸部「隼人君の言うとおりっしょーとりあえず今日も頑張ってこうぜ~」

八幡(元気だなぁ若いっていいなぁ・・)

「あれ比企谷君じゃん」

八幡「げっ」

葉山「陽乃さん、どうしてここに?」

陽乃「近くまでよったからただ応援しにきただけだよー」

八幡「そうですか僕達が貴方に見せるものは何もありません早々にお帰りくださいお願いします」

陽乃「何か全力で嫌われた気がするけどまあいいや、私も暇なわけじゃないから仕事戻るね~」スタスタ

葉山「・・・」

八幡「・・・」

葉山「・・・戻ったと思う?」

八幡「・・・思えない凄く思えないあの人がこんな簡単に引き下がるとは思えない」

葉山「まあ考えても仕方ないから試合に集中しようか」

八幡「俺は別にいいんだけどな・・・」


八幡「よし、まずポジションを決めるぞ、俺はへ左サイドベンチで衛生兵として動くからあとは任せた」

葉山「いや・・君は普通に試合でるから・・あと救護班ならいろはに任せてるから大丈夫だぞ」

八幡「・・・なるべく楽なポジションで頼む・・・」

葉山「ヒキタニ君はボランチ(真ん中)を頼むよちょうどそこが空いてるからね」

八幡「(おい名前間違えてるよ、何イジメ?)・・・楽?・・」

葉山「はは、スポーツで楽なところなんて無いよ」

八幡「(上手く言いくるめられた気がする・・)さいですか・・」

主審「では両チーム礼。」「「お願いしまーす」」

八幡「おい、相手の平均身長180はいってるだろ、こんな話聞いてないねえよ」ヒソヒソ

葉山「俺はちゃんと言ったぞ?強豪って」キッパリ

八幡「詐欺師め・・・」

  ピー

八幡(始まった、まずは相手チームからのキックオフ。よし、いいぞ強豪サイドでボールを回せ中にはいれるなよ・・」

相手A「岩田!パスだ!」

八幡「岩田!?誰!?」

相手B「ハイ!」

八幡(あ、中に入れてきやがった!)

葉山「ヒキタニ君止めるんだ!」

八幡「(ボールをまともに蹴れない俺に何をしろと!?)」

八幡(とりあえず・・・フッ!!)足をダス

相手A「うわあ!!」ザザっ

八幡「(ヤベえ足掛けてしまった・・相手は転んだのか・・どうしよ)

  ピー
八幡「えっ?」

主審「」スっ(イエローカード)

八幡「・・・(やってしまった)」

  ピーピー
八幡(・・ハーフタイムか・・やっと休める・・)ゼィゼィ

葉山「・・比企谷君大丈夫かい?」フゥ

八幡「(名前知ってんのか知らないのかどっちかにしろ・・)いや・・キツい・・・」ゼィゼィ

八幡「あとこのシューズ走りずらいんだよ・・」フゥフゥ

葉山「まあ作りからしてそれ上級者向けだからな・・」

八幡(初心者向きにしろよ!!)

葉山「あと少し我慢してくれ、それしか予備がなかったんだ。」

八幡(アイエエエエ!!バレタ!バレタナンデ!?エスパー?!)

いろは「葉山せんぱ~い!スポドリ補充したのでどうぞ!!」サッ!

葉山「ありがとう、いろは」

いろは「いえいえそんな~ あ、先輩ハイ水どうぞ」スッ

八幡「お、おう(何この格差社会みたいなの、なるほどそうかこれが社会か、ははは)

葉山「1-0かもう一点欲しいな・・」

八幡「もうこのまま逃げきろうそうしよう、現状で勝ってるんだこれ以上頑張らないほうが賢い考え方だぞ?」

葉山「でも2点差以上あったほうが余裕をもってプレイできるだろ?」

八幡「それでも俺は苦労をしたくない主義だ」

葉山「頑張ったらマックスコーヒー1ダースおごるからさ」

八幡「おいお前ら早く試合始めようぜ」

葉山「結構扱いやすいな・・」

 ピー
八幡(よし、後半は俺らのキックオフだ、始めから飛ばしてくぞ・・)

八幡(いいぞフォワード共いい攻め方だそのままシュートして決めてくれればマッ缶1ダースだ1フフフ・・)

葉山「いけない、誘われてる!バックパスだ!」

相手B「もう遅い!よし、取り囲んで奪え!」

八幡(味方が三人に囲まれてる近くの奴らにもマークがついているボールをとられちまう・・マッ缶が!)

味方A「クソっ!」ボン

八幡(無理やり蹴った・・いや上出来だ若干敵の方に転がりつつあるが・・・!)

八幡「(俺がとってやる!!)マッ缶1ダーーーーーーーース!!!」

葉山「(思考と台詞が逆だったらまだカッコ良かったのに・・・)行けー!ヒキタニくーん!!」

八幡「うおぉぉぉぉぉぉぉ!!!それは俺のだあああ!!!」

相手C(よしとった!!早くBにパスを!!)ボン!

八幡(この距離ならボールを!!蹴る!!!)ガッ!!

  ピー
相手C「」ピクピク

八幡「へ?」

主審「」スッ(イエローカード)「」スッ(レッドカード)

戸部「OH・・・」

葉山(相手の足を思いっきり蹴ったからな・・比企谷君はマッ缶中毒かな?)

八幡「・・退場・・助っ人で・・・」

八幡「・・・・・・」

八幡(黒歴史を一つ増やしちゃったよ)




   月曜日   奉仕部

雪乃「・・・」

結衣「・・・」

八幡「」屍

結衣「ねぇ、どうするの?」ヒソヒソ

雪乃「わ、私に聞かれても・・・」ヒソヒソ

結衣「(退場させられたっては聞いたけど・・)凄く落ち込んでるね・・」ヒソヒソ

雪乃「そうね、マックスコーヒー1ダースおごってもらえるチャンスを無下にしちゃったものね・・・」

結衣(理由それだったんだ!?!?)

  コンコン

雪乃「ど、どうぞ」

葉山「や、やあヒキタニ君に渡したいものがあって・・」

八幡「」屍ピクっ

葉山「ほら一応試合に出てくれたお礼としてさ、これ」スッ(マッ缶)

八幡「」ガバッ!!

結衣雪乃「ヒッ」ガクガク

八幡「」パコン!グビグビ

葉山「」

八幡「生き返ったよありがとう葉山」

葉山「あ、ああいやこちらこそ。(やっぱりマッ缶中毒者だ)・・比企谷君」

八幡「ん?どした?」

葉山「実は来週も人手不足になりそうで・・・」

八幡「絶対行かねえ!!!!絶対だ!!!」

陽乃「やあ皆はろはろ~」

雪乃「姉さん・・・」
                     
陽乃「いや~コーヒーってあんなに人を変えるんだね~お姉さん知らなかったな~」
   
八幡「一体なにし・・まさか」

陽乃「察しがいいね~♪土曜日の試合の比企谷君黒歴史全部カメラに収めました~」

八幡「ウアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!」










END

変なSSにつきあってくれてありがとうございましたOLT深々
これで寝れます・・おやすみなさいZZZ

よく見たら陽乃さんは[はろはろ~]ではなくて[ひゃっはろ~]でした[はろはろ~]は海老名さんでしたすいません

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