【遊戯王】主人公「海底遺跡で決戦のデュエル」【安価・コンマ】 (1000)



・ オリジナルの厨二な遊戯王世界で生きていくスレの第二期です

・ 登場人物等の設定・行動などを安価によって決定

・ ADVゲーム形式で進行。デュエルはほぼオート。判定によって勝敗を決定


1期最初
【遊戯王】主人公「荒れ果てた世界でデュエルする」【安価・コンマ】
【遊戯王】主人公「荒れ果てた世界でデュエルする」【安価・コンマ】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1414331266/)

2期最初
【遊戯王】主人公「海上都市のデュエリスト」【安価・コンマ】
【遊戯王】主人公「海上都市のデュエリスト」【安価・コンマ】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1424529542/)

前スレ
【遊戯王】主人公「海上都市で邪神とデュエル」【安価・コンマ】
【遊戯王】主人公「海上都市で邪神とデュエル」【安価・コンマ】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1433159694/)

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1435231185

◆ 主人公のステータス

名前:神威遊一
性別:男
年齢:18
職業:高校生
特徴:ガタイが良く肉体派。学校をサボることが多く、金髪という外見もあり不良と見られることが多い。
ガラが悪く、なにかと言って口も悪いが、実際の性格は冷静沈着で几帳面。また、妹を溺愛している。
海上都市におりながら「空を飛ぶ」ことを夢見ており、機械いじりに傾倒している。そのためか、妙に手先が器用。
趣味と呼んでも差し支えないほどに家事と炊事が得意。
所持デッキ
【セフィラ】(シャドール+竜星)
【セフィラ】(シャドール+霊獣)
【セフィラ】(竜星+霊獣)
【アーティファクト】
【AFセイクリッド】
【幻獣機】
【竜星】
【クイックジャンクドッペル】
【魔術師】(オッドアイズ)

所持カード
《閃光竜 スターダスト》
《ブラックフェザー・ドラゴン》
《No.39 希望皇ホープ》 他

ステータス
【運命力】:5+1  【戦略】:6  【洞察力】:8  【精神力】:5+1  【構築】:6
現在経験値:0

特殊技能
「シスコン」……【精神力】に+1補正
「空への夢」……【運命力】に+1補正
(「折れぬ者」……邪神特効+10%→未収得【179/180】)

◆ 交友関係
・神威亜鈴:33
・活火山:21
・ユミカ:54
・廼亜琉楽:50
・戌井白音:21
・九渧頼亜:5
・アドン・マルクス:13
・藍野直人:7
・八幡誉:16
・望月刹那:102
・迷宮有子:46
・小倉風乃:15
・駕汰乃流星:0
・イース・エルトダウン:30
・赤里潤:7
・烏羽宗次:12
・星御怜奈:13
・ヒイロ:17
・龍天河涼:67
・宮本雅:8
・東宮渥実:7
・縫井九留美:8
・森真昼:5
・ヴィント・クラリーマ:3
・オクトパス・エリーゼ:9
・舞野グラ:8
・御社霞鎌:10
・飛井ぽぷり:33
・小折氷菓:9
・遊夜美唯:10
・倉井英:19


登場人物募集時のテンプレ

********
名前:
性別:
年齢:
職業:
特徴:
デッキ:
********


イベント進行に関係の無いデュエルにおける勝利ボーナス

1.「交友関係」の好感度上昇(全体・効果小)
2.「交友関係」の好感度上昇(個人・効果中)
3.カード追加(デュエル中のカードプール増)
4.ランダム要素の成功確率上昇(ストック:現在0)
5.成長ポイントの取得(数値はランダムで1~5)
6.自由安価(「全て」など、バランスに関わる内容は不可)

など。

デュエル時の勝敗決定方法

● 基本値は一律【20】、キャップは常に【90%】とする。なお、常時最低【50%】の勝率を保証。

● デュエリストごとにステータスを設け、その数値の差によって基本値から足し引きされる。

●  ステータスには5つの項目を設け、デュエル前に2つを選び取ってそれらを比較する。
   ・全て上限値は【10】。デュエルの前にこれらの内2つを抜き出して比較する。
   ・主人公側が相手側のステータスを超えていた場合、数値【1】ごとに基本値に【5%】が加算される。
   ・相手側が主人公側のステータスを超えていた場合、数値【1】ごとに基本値から【3%】が引かれる。

● ステータスは人物の持つ【特殊能力】によって補強される。
   ・特殊能力を所有している場合に限り、ステータスの上限値を超えることができる。

● 最後に、主人公側の勝利要素について適切なものを書き込んでください。
(例:主人公のデッキを敵は知らないはずだから奇襲ができるはず)を書き込んでいただきます。
 その事柄が適切と思われる場合に基本値に数値を足していき、最終的に算出された数値をもとに判定を行います。

 この際、判定に使用する数字は0~99までの指定された数字と
 >>1が該当するレスに設定したトリップに隠した数値を合計した数値になります。
 この際、100の位は切り捨てられ(指定した数字が65、トリップの数字が70だった場合135だが、この場合35として扱う)、
 先に設定された数値以下の数値になった場合に勝利、という形式となります。

 なお、要素について正確ならば+10、多少外れた指摘ならば+5、違うと判断された場合は±0となります。

以上テンプレ

少ししたら始めます



廼亜「私のターン……ふむふむ」

   「では、《死霊騎士デスカリバー・ナイト》を召喚しよう」


《死霊騎士デスカリバー・ナイト/Doomcaliber Knight》
効果モンスター
星4/闇属性/悪魔族/攻1900/守1800
このカードは特殊召喚できない。効果モンスターの効果が発動した時、
フィールド上に表側表示で存在するこのカードを生け贄に捧げなければならない。
その効果モンスターの発動と効果を無効にし、そのモンスターを破壊する。


唯「デスカリバーナイト……そんなカード出すってことはつまり」

廼亜「は、は、は……想像にお任せするよ。では、カードを2枚セットしてターンエンドだ」 手札:2

唯「……私のターン!」 手札:5→6

  「カードを5枚セットしてターンエンド!」 手札:1

廼亜「ほう、五枚! これは豪快に行くものだねぇ」

唯「黙ってて……!」

廼亜「は、は、は……どうも無駄口は私のアイデンティティのようなものでね、我慢してくれたまえ」 手札:2→3



廼亜「《ライオウ》を召喚するよ」


《ライオウ/Thunder King Rai-Oh》
効果モンスター
星4/光属性/雷族/攻1900/守 800
このカードが自分フィールド上に表側表示で存在する限り、
お互いにドロー以外の方法でデッキからカードを手札に加える事はできない。
また、自分フィールド上に表側表示で存在するこのカードを墓地に送る事で、
相手モンスター1体の特殊召喚を無効にし破壊する。


唯「この瞬間、トラップ発動!」

廼亜「むむ?」

唯「《奈落の落とし穴》!」


《奈落の落とし穴/Bottomless Trap Hole》
通常罠(準制限カード)
(1):相手が攻撃力1500以上のモンスターを召喚・反転召喚・特殊召喚した時に発動できる。
その攻撃力1500以上のモンスターを破壊し除外する。


唯「これでライオウは破壊され、除外される」


廼亜:場→除外
《ライオウ》


廼亜「おぉ……っと。やられてしまった」

唯「……チィ」

廼亜「まあ、いいかな。私は――――」

唯「トラップ発動!」

廼亜「おぉ?」



唯「《苦紋様の土像》!」


《苦紋様の土像/Statue of Anguish Pattern》
永続罠
(1):このカードは発動後、効果モンスター(岩石族・地・星7・攻0/守2500)となり、
モンスターゾーンに特殊召喚する。このカードは罠カードとしても扱う。
(2):このカード以外のモンスター扱いの罠カードがモンスターゾーンに存在する限り、
このカードの効果で特殊召喚されたこのカードは相手の効果の対象にならない。
(3):このカードの効果で特殊召喚されたこのカードが存在し、
自分の魔法&罠ゾーンのカードがモンスターゾーンに特殊召喚された場合、
フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。


唯「この瞬間、苦紋様の土像が特殊召喚される!」


唯:魔法・罠ゾーン→モンスターゾーン
《苦紋様の土像》


廼亜「罠モンスターかい。へぇ」

唯「更に、土像の特殊召喚成功時、《ソウル・オブ・スタチュー》を発動……!」


《ソウル・オブ・スタチュー/Tiki Soul》
永続罠
このカードは発動後モンスターカード(岩石族・光・星4・攻1000/守1800)となり、
自分のモンスターカードゾーンに特殊召喚する。
このカードがフィールド上にモンスター扱いとして存在する限り、
このカード以外のモンスター扱いとした罠カードが相手によって破壊され自分の墓地へ送られる場合、
墓地へ送らず魔法&罠カードゾーンにセットする事ができる。このカードは罠カードとしても扱う。



唯「《ソウル・オブ・スタチュー》を特殊召喚!」


唯:魔法・罠ゾーン→モンスターゾーン
《ソウル・オブ・スタチュー》


唯「そして、土像の効果を発動する」

廼亜「おおっと……デスカリバーナイトの効果が発動するよ」

唯「ええ、そうなるわね」

廼亜「デスカリバーナイトをリリース。そして土像の効果は無効となり、破壊される」


廼亜:場→墓地
《死霊騎士デスカリバー・ナイト》


唯「けれど、土像はソウル・オブ・スタチューの効果で魔法・罠ゾーンに戻る」


唯:モンスターゾーン→魔法・罠ゾーン
《苦紋様の土像》


シュウウウウゥゥゥ…



廼亜「私のモンスターは全滅……か。はは……まあいい。ならば私はこれでターンを終了」 手札:2

唯「私のターン」 手札:1→2



唯「土像を再度発動」


唯:魔法・罠ゾーン→モンスターゾーン
《苦紋様の土像》


廼亜「……むぅ」

唯「そしてこの特殊召喚成功時、《カース・オブ・スタチュー》を発動!」


《カース・オブ・スタチュー/Tiki Curse》
永続罠
このカードは発動後モンスターカード(岩石族・闇・星4・攻1800/守1000)となり、
自分のモンスターカードゾーンに特殊召喚する。
このカードがフィールド上にモンスター扱いとして存在し、このカード以外のモンスター扱いとした罠カードが
相手モンスターと戦闘を行った場合、その相手モンスターをダメージ計算後に破壊する。
このカードは罠カードとしても扱う。


唯「《カース・オブ・スタチュー》を特殊召喚……!」


唯:魔法・罠ゾーン→モンスターゾーン
《カース・オブ・スタチュー》


唯「そして土像の効果を発動。その伏せカード1枚を破壊!」

廼亜「おおっと。では私はそれにチェーン発動だ。《イタクァの暴風》!」


《イタクァの暴風ぼうふう/Windstorm of Etaqua》
通常罠
(1):相手フィールドの全ての表側表示モンスターの表示形式を変更する。



廼亜「『風に乗りて歩む者』……はは。良い名とは思わないかね?」

   「この効果により、全てのモンスターの表示形式を変更する」

唯「しまっ……」


唯:場
攻撃表示→守備表示
《カース・オブ・スタチュー》

守備表示→攻撃表示
《ソウル・オブ・スタチュー》
《苦紋様の土像》


廼亜「苦紋様の土像の攻撃力は……0」

唯「ッ……けど! レベル4の二体の『スタチュー』でオーバーレイ!」

廼亜「ふむ?」

唯「出でよ、《鳥銃士カステル》!」


《鳥銃士カステル/Castel, the Skyblaster Musketeer》
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/風属性/鳥獣族/攻2000/守1500
レベル4モンスター×2
「鳥銃士カステル」の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):このカードのX素材を1つ取り除き、フィールドの表側表示モンスター1体を
対象として発動できる。そのモンスターを裏側守備表示にする。
(2):このカードのX素材を2つ取り除き、このカード以外のフィールドの表側表示のカード
1枚を対象として発動できる。そのカードを持ち主のデッキに戻す。



唯「カステルの効果発動。ORUを一つ取り除き、モンスター1体を裏守備表示に変更」

廼亜「ほう?」

唯「ただし! 罠カードでもある土像はセット状態となった瞬間モンスターでなくなる」

  「よって土像は再度セットされるわ!」


唯:モンスターゾーン→魔法・罠ゾーン
《苦紋様の土像》


廼亜「なるほどね。これで私は土像に攻撃できない」 ヤレヤレ

唯「バトル! カステルでダイレクトアタック!」


バキュゥゥゥゥゥゥゥン!!


廼亜「おぐっ! ……っと……い、いい攻撃だねぇ」 LP:4000→2000

唯「いつまでも余裕でいられれると思ったら……!」

廼亜「は、は、は……これは私のスタンスなのでね。どうにもこうにも」

唯「……」 チッ

廼亜「怖い怖い。アイドルなんだからスマイルじゃないと」

唯「カードを2枚セットしてターンエンド」 手札:0

廼亜「これで伏せはまた補充され……と。では、私のターン」 手札:2→3



廼亜「私はこのカードを特殊召喚しよう。《輝白竜 ワイバースター》!」


《輝白竜 ワイバースター/White Dragon Wyverburster》
特殊召喚・効果モンスター
星4/光属性/ドラゴン族/攻1700/守1800
このカードは通常召喚できない。自分の墓地から闇属性モンスター1体を除外した場合のみ特殊召喚できる。
この方法による「輝白竜 ワイバースター」の特殊召喚は1ターンに1度しかできない。
(1):このカードがフィールドから墓地へ送られた場合に発動できる。
デッキから「暗黒竜 コラプサーペント」1体を手札に加える。


廼亜:墓地→除外
《死霊騎士デスカリバー・ナイト》


廼亜「更にもう1枚。出でよ、《超電磁タートル》!」


《超電磁タートル》
効果モンスター
星4/光属性/機械族/攻 0/守1800
「超電磁タートル」の効果はデュエル中に1度しか使用できない。
(1):相手バトルフェイズに墓地のこのカードを除外して発動できる。そのバトルフェイズを終了する。


唯「二体のレベル4モンスター……エクシーズ召喚ね……」

廼亜「そう。私は2体のモンスターで……オーバーレイ!」

やっぶぇ今気付いたけど手が足りない
コストじゃなくて同時処理だったりしてちょっと混乱してるので少しお待ちいただけると助かります

申し訳ないです。光の援軍使用→ライデン手札
3枚落として超電磁タートル墓地、ライデン召喚→2体でオーバーレイの流れに変更していただけると助かります


 * * * * *


廼亜「混沌より生じ来たれ、我が分身よ。ランク4、《外神ナイアルラ》!」


《外神ナイアルラ》
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/地属性/悪魔族/攻 0/守2600
レベル4モンスター×2
(1):このカードがX召喚に成功した時、手札を任意の枚数捨てて発動できる。このカードのランクは、捨てた枚数分だけ上がる。
(2):1ターンに1度、このカードがX素材を持っている場合に自分の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
このカードのX素材を全て取り除き、対象のモンスターをこのカードの下に重ねてX素材とする。
このカードの種族・属性は、この効果でX素材としたモンスターの元々の種族・属性と同じになる。


唯「ナイアルラ……!? 神ですって!?」

廼亜「私はナイアルラの効果を発動。墓地のモンスターを選択」

   「このカードのORUを全て使うことで、選択したモンスターをORUとする」


《外神ナイアルラ》:ORU→墓地
《ライトロード・アサシン ライデン》
《輝白竜 ワイバースター》

墓地→ORU
《超電磁タートル》
 



グニュウウウウウウウウウゥゥゥゥ……


廼亜「これで、ナイアルラは光属性・機械族となった」

唯「何をするか知らないけど……土像を発動!」


唯:魔法・罠ゾーン→モンスターゾーン
《苦紋様の土像》


唯「更に特殊召喚成功時、《シェイプシスター》を発動!」


《シェイプシスター/Shapesister》
永続罠
このカードは発動後モンスターカード
(悪魔族・チューナー・地・星2・攻/守0)となり、モンスターカードゾーンに特殊召喚する。
このカードは罠カードとしても扱う。「シェイプシスター」は1ターンに1枚しか発動できない。


唯「シェイプシスターを特殊召喚……!」


唯:魔法・罠ゾーン→モンスターゾーン
《シェイプシスター》


唯「そして、土像の効果を発動! ナイアルラを破壊する!」

廼亜「ほう、そう来るかね。確かにナイアルラに耐性は無い。が……」



廼亜「リバースカードを警戒したまえ。《悲劇の引き金》!」

唯「な……!?」


《悲劇の引き金/Remote Revenge》
通常罠
自分フィールド上に存在するモンスターが、「フィールド上のモンスター1体を破壊する効果」
を持つ魔法・罠・効果モンスターの効果の対象になった時に発動する事ができる。
その効果の対象を相手フィールド上に存在する正しい対象となるモンスター1体に移し替える。


廼亜「このカードの効果は《我が身を盾に》と似る……つまるところ」

   「たとえその対象を自由に選択できたとしても、モンスターを破壊することを選択した時点で」

   「その効果を……別の対象へと移し替えることが可能となる」

唯「……!」

廼亜「確か、土像の効果は『フィールドのカード』を対象にしたね? つまり、自身を選択することも可能」

   「破壊されてもらうよ、偶像よ!」


唯:場→墓地
《苦紋様の土像》



廼亜「そして。私は《RUM-アストラル・フォース》を発動する」

唯「なんですって!?」


《RUM(ランクアップマジック)-アストラル・フォース/Rank-Up-Magic Astral Force》
通常魔法
(1):自分フィールドのランクが一番高いXモンスター1体を対象として発動できる。
その自分のモンスターと同じ種族・属性でランクが2つ高いモンスター1体を、
対象のモンスターの上に重ねてX召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。
(2):このカードが墓地に存在する場合、自分ドローフェイズのドロー前に発動できる。
墓地のこのカードを手札に加える。この効果を発動するターン、自分は通常のドローを行えず、
自分は「RUM-アストラル・フォース」の効果以外でモンスターを特殊召喚できない。


廼亜「私の場のエクシーズモンスターはナイアルラ1体。故にこのカードを選択」

   「ランクアップ・エクシーズ・チェンジ! さぁ、現れよ!」

   「ランク6! 《サイバー・ドラゴン・インフィニティ》!!」


《サイバー・ドラゴン・インフィニティ》
エクシーズ・効果モンスター
ランク6/光属性/機械族/攻2100/守1600
機械族・光属性レベル6モンスター×3
「サイバー・ドラゴン・インフィニティ」は1ターンに1度、
自分フィールドの「サイバー・ドラゴン・ノヴァ」の上に重ねてX召喚する事もできる。
(1):このカードの攻撃力は、このカードのX素材の数×200アップする。
(2):1ターンに1度、フィールドの表側攻撃表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターをこのカードの下に重ねてX素材とする。
(3):1ターンに1度、カードの効果が発動した時、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
その発動を無効にし破壊する。



唯「サイバー・ドラゴン……インフィニティ……!! そのカード、普通は持ってる人なんて……ッ」

  「ええい、そんなこと! 《奈落の落とし穴》!」

廼亜「無駄だよ。インフィニティの効果発動。その発動を無効にする!」


《サイバー・ドラゴン・インフィニティ》:ORU→墓地
《超電磁タートル》

唯:《奈落の落とし穴》→無効


唯「っ……」

廼亜「続いてインフィニティの効果を発動。攻撃表示モンスター。つまりカステルをORUとして吸収する」

   「ついでに。インフィニティはORUの数だけ攻撃力を上げる……今更だがね」


場→ORU
《鳥銃士カステル》

《サイバー・ドラゴン・インフィニティ》
攻撃力:2300→2500


唯「そんな!」

廼亜「さぁ……バトルだ。行け、インフィニティ。シェイプシスターに攻撃」

唯「っ」


唯:場→墓地
《シェイプシスター》



廼亜「ターンエンド。さぁ、君のターンだ」 手札:0

唯「……私のターン。カードをセットしてターンエンド」 手札:0

廼亜「そう。君はそれしかできない」

唯「貴様……」

廼亜「は、は、は……私のターン!」 手札:0→1

   「バトル! インフィニティでダイレクトアタック!」

唯「《苦紋様の土像》を発動!」

廼亜「無駄だよ。インフィニティの効果でそれを無効に!」


廼亜:ORU→墓地
《外神ナイアルラ》

唯:《苦紋様の土像》→無効


唯「チェーン発動! 《神風のバリア -エア・フォース-》!」

廼亜「ほう!」


《神風のバリア -エア・フォース-》
通常罠
(1):相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる。相手フィールドの攻撃表示モンスターを全て持ち主の手札に戻す。



唯「その効果は1ターンに二度も無効にできるものじゃないはず……選択を誤ったわね!!」

廼亜「ほう。実に……実に」


廼亜:場→EX
《サイバー・ドラゴン・インフィニティ》


廼亜「では、モンスターをセットしてターンエンド」 手札:0

唯「私のターン。カードをセットし、ターンエンド」 手札:0→1→0

廼亜「私のターン」 手札:0→1

   「さて、では少しご教授しようか」

唯「何を……」

廼亜「なぁに、簡単なことさ。君は……何もかも『一手遅い』」

唯「…………」

廼亜「デッキの全てが罠という性質上仕方のないことだがね」

   「ともかく、一つ一つの罠を丁寧に潰されると。君はジリ貧になる可能性が非常に高い」

唯「けど、あなたを追い詰めてるのは」

廼亜「本当にそうかね? カードをセットし、《メタモルポット》を反転召喚!」

唯「!!」


《メタモルポット/Morphing Jar》
リバース・効果モンスター(制限カード)
星2/地属性/岩石族/攻 700/守 600
(1):このカードがリバースした場合に発動する。お互いの手札を全て捨てる。
その後、お互いはデッキから5枚ドローする。



廼亜「確か、墓地に存在してなお効果の発動できるカードはいくつもあったが」

   「手札から直接発動できるカードが……果たしてどれだけあるだろうね?」 手札:0→5

唯「くっ……!!」 手札:0→5

廼亜「では。私は《フォトン・スラッシャー》を特殊召喚」


《フォトン・スラッシャー/Photon Thrasher》
特殊召喚・効果モンスター
星4/光属性/戦士族/攻2100/守 0
このカードは通常召喚できない。自分フィールドにモンスターが存在しない場合に特殊召喚できる。
(1):自分フィールドにこのカード以外のモンスターが存在する場合、このカードは攻撃できない。


廼亜「更に、《魔導戦士 ブレイカー》を召喚」


《魔導戦士 ブレイカー/Breaker the Magical Warrior》
効果モンスター
星4/闇属性/魔法使い族/攻1600/守1000
(1):このカードが召喚に成功した場合に発動する。
このカードに魔力カウンターを1つ置く(最大1つまで)。
(2):このカードの攻撃力は、このカードの魔力カウンターの数×300アップする。
(3):このカードの魔力カウンターを1つ取り除き、フィールドの魔法・罠カード
1枚を対象として発動できる。その魔法・罠カードを破壊する。


廼亜「ブレイカーの効果発動。このカードに魔力カウンターを一つ乗せよう」


《魔導戦士 ブレイカー》:カウンター(1)



廼亜「そして、ブレイカーの効果発動! その伏せカードを破壊するよ」


唯:場→墓地
《魔法の筒》


唯「あっ……!」

廼亜「おおっと。致命打にならずに済んで良かったよ。では、私は更に……」

   「《暗黒竜 コラプサーペント》を特殊召喚」


廼亜:墓地→除外
《輝白竜 ワイバースター》


《暗黒竜 コラプサーペント/Black Dragon Collapserpent》
特殊召喚・効果モンスター
星4/闇属性/ドラゴン族/攻1800/守1700
このカードは通常召喚できない。自分の墓地から光属性モンスター1体を除外した場合のみ特殊召喚できる。
この方法による「暗黒竜 コラプサーペント」の特殊召喚は1ターンに1度しかできない。
(1):このカードがフィールドから墓地へ送られた場合に発動できる。
デッキから「輝白竜 ワイバースター」1体を手札に加える。


廼亜「そして、3体のモンスターを素材に。エクシーズ召喚! 出でよ、《ヴェルズ・ウロボロス》!」


《ヴェルズ・ウロボロス/Evilswarm Ouroboros》
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/闇属性/ドラゴン族/攻2750/守1950
レベル4モンスター×3
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除き、以下の効果から1つを選択して発動できる。
以下の効果はこのカードがフィールド上に表側表示で存在する限りそれぞれ1度しか選択できない。
●相手フィールド上に存在するカード1枚を選択して持ち主の手札に戻す。
●相手の手札をランダムに1枚選んで墓地へ送る。
●相手の墓地に存在するカード1枚を選択してゲームから除外する。



廼亜「更に、私は二枚目の《RUM-アストラル・フォース》を発動しよう」

唯「に、二枚目……!?」

廼亜「黄泉の亡骸よ、その魂魄を竜の遺骸へと注ぎ込みたまえ。出でよ、ランク6!」

   「《CNo.5 亡朧龍 カオス・キマイラ・ドラゴン》!」


《CNo.5 亡朧龍 カオス・キマイラ・ドラゴン/Number C5: Chaos Chimera Dragon》
エクシーズ・効果モンスター
ランク6/闇属性/ドラゴン族/攻 0/守 0
レベル6モンスター×3体以上
(1):このカードの攻撃力は、このカードのX素材の数×1000アップする。
(2):このカードが攻撃を行ったダメージステップ終了時、このカードのX素材を
1つ取り除いて発動できる。このカードは相手モンスターに続けて攻撃できる。
(3):バトルフェイズ終了時、LPを半分払い、自分・相手の墓地のカードを合計2枚対象として発動できる。
その内のカード1枚を持ち主のデッキの一番上に置き、もう1枚をこのカードの下に重ねてX素材とする。


ウオオオオオオオォォォォォォォォォォォォォォォォ……


唯「っ……!? こ、こんな……!!」

廼亜「カオス・キマイラ・ドラゴンの攻撃力は、そのORUの数によって増加する」

   「このカードのORUは、3枚のORUを持ったヴェルズ・ウロボロスを素材としたことで4枚……」

   「よってその攻撃力は……4000!」


《CNo.5 亡朧龍 カオス・キマイラ・ドラゴン》
攻撃力:0→4000


廼亜「バトル。さぁ、これで終幕としよう。カオス・キマイラ・ドラゴンでダイレクトアタック!」

唯(メタモルポットの効果で1枚でもシャドーベイルが墓地に送られていれば……いいえ、今更か)

  (けれど、こんな……こんな結末)


ドッゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッッ!!


唯「私は……!!」 LP:4000→0



ピィ―――――――――――――――



#ny25trpnfrn
指定:77
25+77=102(2)

◆ 廼亜が勝利しました



コツ、コツ、コツ……


廼亜「さて、私の勝利。だがね――――さて」

唯「ひっ……」

廼亜「おっと、そう怯えないでくれたまえよ」

唯「そんなこと……!」

廼亜「誰が言えるのかと? はは……言えはしないだろうかね。まあ、どちらでもいい」

   「ともあれ。君のその記憶――――この遺跡、そして同好会という組織」

   「その記憶だけは、全て消させてもらうよ――――――」

唯「い……や、やだ……やだ、私は……私は……・!」


唯(それじゃあ何のために生きてきたの!? それが世の中のためになるなら……)

  (私がみんなの心を掴むことで気持ちを一つにさせて……それが平和な世の中に繋がるならって)

  (争いごとのない世の中に変える、って、副会長のその言葉を頼りに生きて――――)


廼亜「さらばだ、これまでの唯君。そしてこんにちは。新しい唯君――――――」



ドガッシャアアアアアアアアアアアアアアン!!


廼亜「どべっふぉああああぁぁぁぁぁぁぁ!!?」 ズゴゴゴゴゴゴッゴゴロゴロゴロゴロ

遊一「あ? 今何か挽いたか!?」

刹那「ちょっとおいしそうな表現になってますセンパイ!」

龍天河「ってそうじゃなくて! そ、そこにいるの……アイドルの!」

遊一「あ? 遊夜美じゃねえか」

刹那「わわー……あ、アイドルさんがこんな所で何を!?」

遊一「……………………」 ジロ

唯「」 ポカーン

遊一「……連れ去られて来たんだろ。何せプロパガンダの材料としちゃ一級品だ」

刹那「ですかねー……」

龍天河「ま、まあ……確かにそれもそうだけど」

廼亜「ちょ……ちょっと遊一ぐん……死ぬ……私死ぬ……」

遊一「あ? お前いたのかよ」

廼亜「さ……最初からいたよ……」



廼亜「それより遊一君!! 私、今結構重要なことやろうと」

遊一「知るか。もういっぺん轢くぞ」

廼亜「酷い!!」

唯「あ、あの……私は……」

遊一「知らねェっつってんだろいちいちグチグチ言ってンなよボケ」

唯「うっ……」

刹那(な、なんかセンパイ、いつになく辛辣……ですかー?)ボソボソ

龍天河(た、確かに……。どうしたんだろうか。まさか、この人、実は同好会のメンバーとか……)

遊一「ンなワケねーだろ」

龍天河「聞こえてるし」

廼亜「いやいやいやいやちょっと遊一君」

遊一「黙ってろ。つーかお前がマジになるような状況……ま、フツーはねえけどよ」

廼亜「だったらさぁ」

遊一「つーかまずお前がいる理由を述べろ」

廼亜「私 is ゴッド」

遊一「だいたい分かった。が、そりゃまあどうでもいい」

唯「あ、あの……」

遊一「……」 ギロ



遊一「コイツはアイドルの癖にクッソズボラでパンツその辺に脱ぎ散らかしてる上に人の掃除の邪魔とかする人間だが」

龍天河「遊一。何でそんなこと知ってる」

刹那「詳しく」

遊一「些事だ」

廼亜「情が移ったって?」

遊一「まァ似たようなモンだ」

唯「……えっと」

遊一「なあ、よォ。廼亜」

廼亜「何だい?」

遊一「マジでそれが必要なら、俺が殴り飛ばす」

廼亜「いや、しかしだね。君の……」

遊一「うるせェ。聞け」

廼亜「………………」



遊一「俺は選んだぞ。逃げねえって」

   「都合よく記憶消して何もかも知らねえ風して逃げることはしねえって選んだんだ」

   「だからコイツにも選ばせろ」

廼亜「何を」

遊一「同好会の存続の是非。それからカミサマについてもな」

廼亜「……彼女は」

遊一「分かってる。その上でだ。両方の視点から見て初めて分かるものもあんだろ」

廼亜「甘いよ、君」

遊一「俺は俺の思ったようにやってるだけだ」

廼亜「だろうねぇ……けれど、確実を期するならさぁ」

遊一「人間に確実なんて言葉は通用しねェ。たとえ……そうだな。例えば記憶を消したりしても」

唯「何で分かるの」

廼亜「……まあ、洞察力はスゴいからねぇ、彼は」

遊一「いつか何かの拍子にふとしたきっかけで蘇るかもしれねぇ。なら」

   「自分で選んで、納得いく答えに辿り着いた方が、その後のことも含めてよっぽど確実だ」



廼亜「後ろから刺されても知らないよ」

遊一「その前に殴り倒す」

廼亜「いや、彼女に」

遊一「俺自身のココロを貫いて刺されるならそれはそれ。それでコイツに刺されたって、本望だろ」

刹那「むぅー……」 プクー

廼亜「」 キュン

龍天河「それはあんたがやるべき反応じゃないんじゃあないかなあ!?」

唯「………………」

遊一「それに。もし考え直すならそれはそれで……自分のやったこと考えて、『キ』くだろ」

廼亜「あー……あぁー……まあ、確かにねぇ。まあ……うーん」

遊一「ともかく、全部見せて決める。見てなきゃ心配っつーんならお前が見てろ」

廼亜「あー……んー……それじゃあ、君らの拠点……というか潜水艇の方で待ってるよ」

遊一「分かった。俺らは行くからな」

廼亜「健闘を祈るよ」

遊一「ケッ」


◆ 次に描写するキャラクターを選択してください

1.遊一(1/3)
2.龍天河
3.刹那
4.??(2)

↓2



◆ 通路


ウィィィィィィィィィィィィィィン……


遊一「次の部屋が見えた……このまま!」

龍天河「! 遊一、誰かいる!」

遊一「知るか!」

刹那「知るか、じゃないですよー!」

????「………………」

遊一「構いやしねえ。このまま突っ切る―――――」

????「カァッ!!」 ゴッッ!!


ブアアアアアアッ!!


遊一「!?」

龍天河「なっ……」

刹那「あぐっ!?」


ガッシャアアアアアアン!!



パラパラ…


遊一「―――――がァッ!!」 バッ


遊一(今―――――ちィ、とんでもねェ衝撃が……! 三人してバイクから投げ出されちまった……)

   (野郎……あの男……ジジイ、か……?)


????「ふん……」

龍天河「ぐ……っつ、ゆ、遊一、無事か」

遊一「……とりあえずな。バイクはまだ動くみてェだ」

刹那「そそ、そういうことじゃないですよー……」

遊一「テメェ、何者だ」

ユリウス「……ユリウス・ゲラートマイアー……なぁに、ただの……超能力者よ」

遊一「足止めか」

ユリウス「応よ。小僧ども……貴様らにはこの儂と戦ってもらう」

遊一「お断りだ」

龍天河「けど、遊一。あの爺さん」

遊一「……チッ」

龍天河「ここは俺がやる。お前も消耗できないだろ」

遊一「いや、俺が行く。お前、オヤジに何か言わねえと」

刹那「……せ、折衷案で、わたしが行きますー……!」

遊一・龍天河「「は!?」」



遊一「馬鹿! お前……今の見なかったのかよ」

刹那「逆ですー!! センパイも、龍天河クンも、今はケガなんてできないですしー……」

   「わたしはただついてきただけでー……その、何もー……」

龍天河「……できるのか?」

刹那「多分……アタマの中のひとが力貸してくれるなら、ですけどー……」

遊一「ヘンなヤツ頼りにしてんじゃねェ。そんなの、無いも同然だ」

龍天河「けど……合理的と言えば、合理的だ」

遊一「ンなこた知るか!」

龍天河「聞け!! いいか遊一、そりゃお前は今まで感情で動いて、それで成功したさ」

    「けど、それだけじゃどうにもならないことだってある! 俺達は、敵の首領を潰さなきゃいけないんだろ!」

遊一「……ッッ」

龍天河「ここは……聞け。急いで倒して……すぐに戻ってくればいいんだ」

遊一「…………刹那」

刹那「お……オンナの甲斐性、ですよー……」 フルフル

遊一「………………絶対……負けンな」

刹那「……はい!」



刹那「わ、わわ、わたしが、相手ですー!!」

ユリウス「あぁ? 小娘、お前がか? 役者不足もいいところよな……」

遊一「クソジジィ。殴り倒されるか轢き潰されるか選べ」

龍天河「遊一!!」

遊一「……刹那。先に行く……!!」 ギリ

刹那「……はいー!」

ユリウス「ふん……あっさりと潰れてくれるなよ、小娘ェぃ!!」

刹那「そんなの……させてあげられませんー!!」


   「「デュエル!」」


◆ デュエルが行われます

ところでデュエル前だが、この人次元サイキック使いって設定なんだけど
前期のボス格に一人次元サイキック使いいるのよ

正直、差別化しようにも構成カードはほぼ同じだし、描写で差別化できるか不安なので変更いれたいんだけどいいかな?

申し訳ぬえ
とりあえずデッキについて安価投げときます


設定はこうなってますのでこれにある程度合ったもので

●名前:ユリウス・ゲラートマイアー
性別:男
年齢:93
職業:超能力者
特徴:ガチの超能力者。一通りの能力が使えるため勝負事で負けた事がない。
リーダーに協力しているのは全力での勝負をするためで、生粋の無神論者である。


↓3くらいまで候補

サイコショッカーはガスマスクシスターが使ってるので追加で↓2まで

二票先取で

1.E-HERO
2.アルティメットサイキッカー(通常のサイキックメイン)
3.ミラクルシンクロフュージョン(シンクロ+融合)

申し訳ないけど流石に時間も時間なので安価投げるまでで
デッキが決定したようでしたら翌朝にでも判定についての安価投げておきます

いないもの(メタポ)の話はよせ!!

フォトスラじゃなくてブレイカー召喚に対してカゲトカゲssに変更で
で、シンクロ+融合デッキに決定しましたが


◆ 詳細な判定及びデュエルの詳細な描写を行いますか?

1.両方行う
2.簡易判定+デュエルの描写のみ
3.展開を省略

↓1~3

前スレの方に安価投げてしまったけど反応してくれたのでこの方向で
トリップ◆lgUZUSOJtYに隠した数値+指定【0】でデュエルを行います。

投下自体は明日で

21時ごろから



ユリウス「儂のターン。《ワン・フォー・ワン》を発動する」


《ワン・フォー・ワン/One for One》
通常魔法(制限カード)
(1):手札からモンスター1体を墓地へ送って発動できる。
手札・デッキからレベル1モンスター1体を特殊召喚する。


ユリウス:手札→墓地
《シンクロフュージョニスト》


ユリウス「《ダークシー・レスキュー》を特殊召喚」


《ダークシー・レスキュー/Darksea Rescue》
効果モンスター
星1/闇属性/機械族/攻 0/守 0
このカードがシンクロモンスターのシンクロ召喚に使用され墓地へ送られた場合、
自分はデッキからカードを1枚ドローする。


刹那「シンクロデッキですかー……」

ユリウス「ふん……浅はかよの、小娘が。儂は《ジャンク・シンクロン》を召喚」


《ジャンク・シンクロン/Junk Synchron》
チューナー・効果モンスター
星3/闇属性/戦士族/攻1300/守 500
(1):このカードが召喚に成功した時、自分の墓地のレベル2以下のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。



刹那「それー……先輩のカードですー!!」

ユリウス「間抜けが。流通しておる以上使わん理由にはならん」

     「儂はジャンク・シンクロンの効果で、《シンクロ・フュージョニスト》を特殊召喚する!」


《シンクロ・フュージョニスト/Synchro Fusionist》
効果モンスター
星2/闇属性/魔法使い族/攻 800/守 600
このカードがシンクロ召喚の素材として墓地へ送られた場合、
自分のデッキから「フュージョン」または「融合」と名のついた魔法カード1枚を手札に加える事ができる。


ユリウス「そしてレベル1のダークシー・レスキューにレベル3のジャンク・シンクロンをチューニング」

     「ほぅれ、来い! 《波動竜フォノン・ドラゴン》!」


《波動竜フォノン・ドラゴン/Phonon Pulse Dragon》
シンクロ・チューナー(効果モンスター)
星4/闇属性/ドラゴン族/攻1900/守 800
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカードがシンクロ召喚に成功した時、1~3までのレベルを宣言して発動できる。
このカードのレベルは宣言したレベルになる。
この効果を発動したターン、自分はこのカードをシンクロ素材としたシンクロ召喚以外の特殊召喚ができない。
自分は「波動竜フォノン・ドラゴン」を1ターンに1度しか特殊召喚できない。


ユリウス「効果は発動せん。が、ダークシー・レスキューの効果でカードを1枚ドロー」 手札:2→3

      「続けてシンクロ・フュージョニストにフォノン・ドラゴンをチューニング!」

刹那「!」



ユリウス「出でよ、《大地の騎士ガイアナイト》!」


《大地の騎士ガイアナイト/Gaia Knight, the Force of Earth》
シンクロモンスター
星6/地属性/戦士族/攻2600/守 800
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上


ユリウス「そしてシンクロ・フュージョニストの効果発動! 儂はこのカードを……手札に加える」


ユリウス:デッキ→手札
《ミラクルシンクロフュージョン》


刹那(ミラクルシンクロフュージョン……)

??????(――――厄介なカードよな、あれは)

刹那(あ、いたんですねー……はい。結構ー……)

??????(だが恐れるな。おまえの心の向くままに為すべきことを為せばよい)

刹那(はい。でないと、勝てませんからー)


ユリウス「儂はカードをセットしてターンエンドする」 手札:3

刹那「わたしのターン……!」 手札:5→6

   「まず、《魔界発現世行きデスガイド》、ですー!」


《魔界発現世行きデスガイド/Tour Guide From the Underworld》
効果モンスター
星3/闇属性/悪魔族/攻1000/守 600
(1):このカードが召喚に成功した時に発動できる。手札・デッキから悪魔族・レベル3モンスター1体を特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターは効果が無効化され、S素材にできない。



刹那「デスガイドの効果発動ー! デッキからレベル3の悪魔族を特殊召喚!」


《儀式魔人リリーサー/Djinn Releaser of Rituals》
効果モンスター
星3/闇属性/悪魔族/攻1200/守2000
(1):儀式召喚を行う場合、その儀式召喚に必要なレベル分のモンスター1体として、墓地のこのカードを除外できる。
(2):このカードを使用して儀式召喚したプレイヤーから見て相手は、
儀式召喚したそのモンスターがモンスターゾーンに表側表示で存在する限り、モンスターを特殊召喚できない。


ユリウス「ぬぅ……!?」

刹那「続けて、《奈落との契約》を発動ですー!」


《奈落との契約/Contract with the Abyss》
儀式魔法
闇属性の儀式モンスターの降臨に使用する事ができる。
フィールドか手札から、儀式召喚する闇属性モンスターと同じレベルになるように生け贄を捧げなければならない。


刹那「フィールドの二体をリリースして……儀式召喚! 降臨、《ハングリーバーガー》!」


《ハングリーバーガー/Hungry Burger》
儀式モンスター
星6/闇属性/戦士族/攻2000/守1850
「ハンバーガーのレシピ」により降臨。フィールドか手札から、
レベル6以上になるようカードを生け贄に捧げなければならない。


キシャアアアアアアアアアアアァァァァァ……


ユリウス「………………」

刹那「………………」



ユリウス「巫山戯るな小娘ェェェ!!」

刹那「んなっ……ふ、ふざけてません! これがわたしの本気ですー!!」

ユリウス「とんだ『本気』もあったものよの……大外れだ貴様」

刹那「……《最強の盾》を発動しますー!」


《最強の盾/Magnum Shield》
装備魔法
戦士族モンスターにのみ装備可能。
(1):装備モンスターの表示形式によって以下の効果を適用する。
●攻撃表示:装備モンスターの攻撃力は、その元々の守備力分アップする。
●守備表示:装備モンスターの守備力は、その元々の攻撃力分アップする。


刹那「これで、ハングリーバーガーの攻撃力がアップ、ですー!」


《ハングリーバーガー》
攻撃力:2000→3850


ユリウス「ふん……」

刹那「バトル! ハングリーバーガーでガイアナイトに攻撃ー!」


グチャグチャグチャアアアアアアッ!!


ユリウス「ふっ……!」 LP:4000→2750

刹那「カードを2枚セットで、ターンエンドー……です」 手札:0



ユリウス「特殊召喚を封じた。確かにその通りだが……薄氷の上のものということを忘れるなよ小娘」

     「儂は《ツインバレル・ドラゴン》を召喚する!」


《ツインバレル・ドラゴン/Twin-Barrel Dragon》
効果モンスター
星4/闇属性/機械族/攻1700/守 200
このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時、
相手フィールド上に存在するカード1枚を選択して発動する。
コイントスを2回行い、2回とも表だった場合、選択したカードを破壊する。


刹那「つ、ツインバレルー……!?」

ユリウス「そしてツインバレル・ドラゴンの効果を発動。貴様のそハングリーバーガーを選択し」

      「コイン2枚が表ならばそ奴を破壊する! さぁ、バレルを回せィ!」

刹那「で、でも、そんな簡単にはー……!」


ガチャガチャガチャガチャッ!!


ユリウス「……フンッ!!」


コイン1枚目:表
コイン2枚目:表


刹那「……そ、そんなー!?」

ユリウス「弾けるがいい!」


ズギュウウウウウウウウウウウウン!


刹那:場→墓地
《ハングリーバーガー》



刹那「うぐぅ……」

ユリウス「そして儂はこのカードを発動。《ミラクルシンクロフュージョン》!」


《ミラクルシンクロフュージョン/Miracle Synchro Fusion》
通常魔法
自分のフィールド上・墓地から、融合モンスターカードによって決められた
融合素材モンスターをゲームから除外し、シンクロモンスターを融合素材とする
その融合モンスター1体を融合召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。
また、セットされたこのカードが相手のカードの効果によって破壊され墓地へ送られた時、
自分はデッキからカードを1枚ドローする。


ユリウス「ドラゴン族シンクロモンスターのフォノン・ドラゴン……そして戦士族のジャンク・シンクロンで融合!」

      「現れ出でよ、《波動竜騎士 ドラゴエクィテス》!」


《波動竜騎士 ドラゴエクィテス/Dragon Knight Draco-Equiste》
融合・効果モンスター
星10/風属性/ドラゴン族/攻3200/守2000
ドラゴン族シンクロモンスター+戦士族モンスター
このカードは融合召喚でのみエクストラデッキから特殊召喚する事ができる。
1ターンに1度、墓地に存在するドラゴン族のシンクロモンスター1体をゲームから除外し、
エンドフェイズ時までそのモンスターと同名カードとして扱い、同じ効果を得る事ができる。
また、このカードがフィールド上に表側攻撃表示で存在する限り、
相手のカードの効果によって発生する自分への効果ダメージは代わりに相手が受ける。


刹那「っ!」

ユリウス「バトルだ。消えるがいい! ツインバレル・ドラゴンでダイレクトアタック!」




刹那「そう……簡単にー!! 《スケープ・ゴート》ですー!」


《スケープ・ゴート/Scapegoat》
速攻魔法
このカードを発動するターン、自分はこのカードの効果以外ではモンスターを召喚・反転召喚・特殊召喚できない。
(1):自分フィールドに「羊トークン」(獣族・地・星1・攻/守0)4体を守備表示で特殊召喚する。
このトークンはアドバンス召喚のためにはリリースできない。


刹那:場
「羊トークン」×4


ユリウス「小賢しいわァッ!! まとめて散らせィ!」


刹那:場→消滅
「羊トークン」×3


刹那「…………」

ユリウス「ふん……では儂はこれでターンエンド」 手札:2

刹那「わたしのターン、ですー!」 手札:0→1

   「…………《儀式の準備》!」


《儀式の準備/Preparation of Rites》
通常魔法(制限カード)
(1):デッキからレベル7以下の儀式モンスター1体を手札に加える。
その後、自分の墓地の儀式魔法カード1枚を選んで手札に加える事ができる。



刹那「デッキからレベル1の《サクリファイス》とー……」

ユリウス「!」

刹那「墓地から《奈落との契約》の二枚を手札にー……!」


刹那:デッキ→手札
《サクリファイス》

墓地→手札
《奈落との契約》


刹那「そして《奈落との契約》を再発動ですー! 場の羊トークンをリリース……!」

   「降臨ですー! 《サクリファイス》!」


《サクリファイス/Relinquished》
儀式・効果モンスター
星1/闇属性/魔法使い族/攻 0/守 0
「イリュージョンの儀式」により降臨。1ターンに1度、相手フィールド上に存在するモンスター1体を選択し、
装備カード扱いとしてこのカードに1体のみ装備する事ができる。
このカードの攻撃力・守備力は、このカードの効果で装備したモンスターのそれぞれの数値になる。
この効果でモンスターを装備している場合、自分が受けた戦闘ダメージと同じダメージを相手ライフに与える。
また、このカードが戦闘によって破壊される場合、代わりにこのカードの効果で装備したモンスターを破壊する。


刹那「そして! サクリファイスの効果で――――――」

刹那?「――――竜騎士を吸収し、その糧とする!」


ユリウス:場→《サクリファイス》:装備
《波動竜騎士 ドラゴエクィテス》



ユリウス(……今……雰囲気が……)


《サクリファイス》
攻0/守0→攻3200/守2000

刹那「バトル! サクリファイスで――――――」


刹那(ミラクルシンクロフュージョンがあるってことは、ガイアナイトを墓地に送ったら……)

   (今度はまた別のカードが出てくる可能性が高いってこと、ですよねー……)

   (わたしはあんまりそっちの知識はありませんけどー……だったら、頭の中の人の言う通り、思うように!)


刹那「ツインバレル・ドラゴンに攻撃、ですー!」


ズゴオオオオオオオオオオッ!


ユリウス「ぐむ……っ!」 LP:2750→1250

刹那「これで……! わたしはターンエンドですー!」 手札:0

ユリウス「やってくれた喃……小娘! だが、その程度のことで! 儂のターン!」 手札:2→3



ユリウス「《ブラック・ボンバー》を召喚……!」


《ブラック・ボンバー/Black Salvo》
チューナー(効果モンスター)
星3/闇属性/機械族/攻 100/守1100
このカードが召喚に成功した時、自分の墓地から機械族・闇属性・レベル4のモンスター1体を
選択して表側守備表示で特殊召喚できる。この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。


ユリウス「甦るがいい、ツインバレル・ドラゴン!」


ユリウス:墓地→場
《ツインバレル・ドラゴン》


ユリウス「レベル4のツインバレル・ドラゴンにレベル3のブラック・ボンバーをチューニング」

      「姿を現せ、《スクラップ・デスデーモン》!」


《スクラップ・デスデーモン/Scrap Archfiend》
シンクロモンスター
星7/地属性/悪魔族/攻2700/守1800
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上


刹那「! け、けど……」

ユリウス「儂は《融合》を発動」

刹那「えー!?」


《融合/Polymerization》
通常魔法
(1):自分の手札・フィールドから、融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、
その融合モンスター1体をエクストラデッキから融合召喚する。



ユリウス「浅いわ、小娘が……! ミラクルシンクロフュージョンばかりに頼ると思うてか。笑止!」

     「儂は場のガイアナイトとデスデーモンを融合! そして現れよ、《地天の騎士ガイアドレイク》!」


《地天の騎士ガイアドレイク/Gaia Drake, the Universal Force》
融合・効果モンスター
星10/地属性/獣戦士族/攻3500/守2800
「大地の騎士ガイアナイト」+効果モンスター以外のシンクロモンスター
このカードは効果モンスターの効果の対象にならず、効果モンスターの効果では破壊されない。


ユリウス「更に儂は《ソウルテイカー》を発動」

刹那「んぐ……!?」


《ソウルテイカー/Soul Taker》
通常魔法
相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して破壊する。
その後、相手は1000ライフポイント回復する。


ユリウス「消え去れィ!」

刹那「そうは……いきませんー! 《神秘の中華鍋》!」


《神秘の中華/Mystik Wok》
速攻魔法
自分フィールド上のモンスター1体を生け贄に捧げる。
生け贄に捧げたモンスターの攻撃力か守備力を選択し、その数値だけ自分のライフポイントを回復する。


刹那「サクリファイスをリリースして、その攻撃力……3200のLPを得ますー!」 LP:4000→7200

ユリウス「くっはははははは! だが貴様を守るものはもう無い。消え去るがいい!」


ズッシャアアアアアアアアアッッ!!


刹那「うっ……っ、ぁぁああぁあ!」 LP:7200→3700



ユリウス「これで儂はターンエンドだ」 手札:0

刹那「……わ、わたしのターン……!」 手札:0→1

   「! で、《デブリ・ドラゴン》、召喚ですー!」


《デブリ・ドラゴン/Debris Dragon》
チューナー・効果モンスター
星4/風属性/ドラゴン族/攻1000/守2000
このカードをS素材とする場合、ドラゴン族モンスターのS召喚にしか使用できず、
他のS素材モンスターは全てレベル4以外のモンスターでなければならない。
(1):このカードが召喚に成功した時、自分の墓地の攻撃力500以下のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを攻撃表示で特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。


刹那「この効果で、サクリファイスを蘇生しますー!」


刹那:墓地→場
《サクリファイス》


ユリウス「まさか貴様……」

刹那「レベル1のサクリファイスに、レベル4のデブリ・ドラゴンをチューニング!」

   「《転生竜サンサーラ》、シンクロ召喚ですー!!」


《転生竜サンサーラ/Samsara, Dragon of Rebirth》
シンクロ・効果モンスター
星5/闇属性/ドラゴン族/攻 100/守2600
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
「転生竜サンサーラ」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):フィールドのこのカードが相手の効果で墓地へ送られた場合、
または戦闘で破壊され墓地へ送られた場合、「転生竜サンサーラ」以外の
自分または相手の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。


ユリウス「転生竜……! 小娘、貴様!」

刹那「ターンエンド、ですー」 手札:0



ユリウス「儂のターン……貴様、狙いは……!」

刹那「言うとでもー?」

ユリウス「どこまでも小賢しい真似を……! 儂はカードをセットしてターンエンド!」

刹那「………………」


??????(流石に攻撃はしてこんか)

刹那(サクリファイスが復活しますからねー)

??????(自爆特攻、とやらをしてみるか?)

刹那(それだと、負けは無いのと同時に……勝ちもなくなりますしー)


刹那「私のターンですー」 手札:0→1

ユリウス「だが同じことよ……どちらでもな! 儂は《デビル・コメディアン》を発動!」

刹那「え……!?」


《デビル・コメディアン/Fiend Comedian》
通常罠
(1):コイントスを1回行い、コインの裏表を当てる。当たった場合、相手の墓地のカードを全て除外する。
ハズレの場合、相手の墓地のカードの枚数分、自分のデッキの上からカードを墓地へ送る。


ユリウス「儂が選択するのは表……だ」 キィィィィン

刹那「!」


チャリィィィィィィィン……



チャリッ


刹那「裏……」


クルンッ


刹那「!!?」

ユリウス「残念だが表よ」

刹那「そんな……今のはー!!」

ユリウス「自分の使える力を全て使って何が悪いのか?」

刹那「……少なくともセンパイは、そんなこと許しませんー!!」

ユリウス「何とでも言うがいい小娘。この程度のインチキも突破できない弱者ならそれこそ要らんわ」

      「弱者の戯言よ。所詮、食い物にされるだけのな。その先輩とやらも……」

      「何一つ変わらん。食われて終わる程度の小物。愚物よ」

刹那「……………………」 ブチ

   「《死者蘇生》ッ!!」


《死者蘇生/Monster Reborn》
通常魔法(制限カード)
(1):自分または相手の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを自分フィールドに特殊召喚する。



ユリウス「愚かな話よ。その程度で集中を乱すでないわ、戯けが」

刹那「わたしのことは悪く言っても――――――――」

   「センパイのことを悪く言う資格なんて、あなたにはありません!!」

   「《ブラック・ボンバー》を蘇生!」

ユリウス「何!?」


ユリウス:墓地→刹那:場
《ブラック・ボンバー》


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……


ユリウス「ッ……な、何だ、この鳴動は……!?」

刹那?「狂乱の嵐よ。幾億の悪霊よ! その身を魔龍と転じて暴食せよ!」

     「―――――シンクロ召喚! 来たれ失墜の王! 《魔王龍 ベエルゼ》ェ!!」



《魔王龍まおうりゅう ベエルゼ/Beelze of the Diabolic Dragons》
シンクロ・効果モンスター
星8/闇属性/ドラゴン族/攻3000/守3000
闇属性チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上

?????????????????????????
?????????????????????????
?????????????????????????


ウオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォオォォ……



ユリウス「何……!? テキストが読めん!」

刹那?「意趣返し……小細工を……させてもらった」

刹那「センパイからは注意されてますけどー……だからと、黙ってはいられないですから」

   「わたしはこれでターンエンドです」 手札:0

ユリウス「馬鹿めが……ガイアドレイクに届かん攻撃力で何ができる!」 手札:0→1

      「儂は二枚目のミラクルシンクロフュージョンを発動! 墓地のガイアナイト、デスデーモンを融合!」

      「来るがいい、二体目の《地天の騎士ガイアドレイク》!」


ユリウス:墓地→除外
《大地の騎士ガイアナイト》
《スクラップ・デスデーモン》

EX→場
《地天の騎士ガイアドレイク》


ユリウス「魔王などと吹くでないわ戯け! ガイアドレイクで攻撃!」


ズバッシャアアアアアアアアアッッ!!


刹那「っ…………」 LP:3700→3200

ユリウス「刺殺……!」

刹那「……何を、見てるんですかー?」

ユリウス「何……?」


《魔王龍 ベエルゼ/Beelze of the Diabolic Dragons》
シンクロ・効果モンスター
星8/闇属性/ドラゴン族/攻3000/守3000
闇属性チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
【このカードは戦闘及びカードの効果では破壊されない。】
????????????????????????
????????????????????????



ユリウス「戦闘破壊耐性だと!?」

刹那「更に、第二の効果発動!」


《魔王龍 ベエルゼ/Beelze of the Diabolic Dragons》
シンクロ・効果モンスター
星8/闇属性/ドラゴン族/攻3000/守3000
闇属性チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカードは戦闘及びカードの効果では破壊されない。
【また、このカードの戦闘または相手のカードの効果によって自分がダメージを受けた時に発動する。】
【このカードの攻撃力は、そのダメージの数値分アップする。】


刹那「この戦闘ダメ―ジ……500ですねー……。これを、ベエルゼの攻撃力に加えます」


《魔王龍 ベエルゼ》
攻撃力:3000→3500


ユリウス「馬鹿な! 貴様……!」

刹那「………………ズルしてる人が……言うことじゃないですねー。わたしも今そうですけど……」

ユリウス「チィ……儂はターンエンド」 手札:0

刹那「ドローです」 手札:0→1

   「……バトル! ベエルゼでガイアドレイクに攻撃ー!!」


ズゴオオオオオオオオオオオオオオオッッ!!


ユリウス「ぬぅ……!!」


ユリウス:場→墓地
《地天の騎士ガイアドレイク》



刹那「カードをセットして、ターンエンドですー……」 手札:0

ユリウス「儂のターン……!」 手札:0→1


ユリウス(チィ……思ったようなカードが来ん……! ベエルゼを排除できん!)

      (いや、だが……あるいは……! まだ隙はある。儂のエクストラデッキ……オリエント・ドラゴン!)

      (《サイバー・ドラゴン》は今特殊召喚できん、が、次のターンでチューナーさえあれば……)


ユリウス「儂はターンエンドだ」 手札:1

刹那「わたしのターン」 手札:0→1

   「……バトル! ベエルゼでガイアドレイクに攻撃ー!」

ユリウス「チィ……!」


ユリウス:場→墓地
《地天の騎士ガイアドレイク》


刹那「そして! わたしは《闇次元の解放》を発動ーッ!!」

ユリウス「なんだと!?」


《闇次元の解放/Escape from the Dark Dimension》
永続罠
ゲームから除外されている自分の闇属性モンスター1体を選択して特殊召喚する。
このカードがフィールド上から離れた時、そのモンスターを破壊してゲームから除外する。
そのモンスターが破壊された時、このカードを破壊する。

あれ? 地天の騎士ガイアドレイクが二回墓地に?

>>114
一回目は融合でss二回目にミラクルシンクロフュージョンでssしてるのよ
なので>>109時点で二体います



刹那「《ハングリーバーガー》、帰還!」


刹那;除外→場
《ハングリーバーガー》


ユリウス「な……に……!?」

刹那「わたしのカードも馬鹿にして、センパイも馬鹿にして」

   「そんな人に負けるなんて、赦せませんからー……」

   「だから、これで終わり、です! ハングリーバーガーでダイレクトアタックー!!」

ユリウス「こ、こんな……こんな馬鹿な!」


ガジガジガジガジガジィィッ!!


ユリウス「馬鹿なアァァァァァァァァァ!!」 LP:1250→0


ピィ――――――――――!



トリップ:#beel71bub
指定:0
勝率:50+25
→71+0=71


◆ デュエルに勝利しました



刹那「……ふぅー……」

ユリウス「馬鹿な……・こんな馬鹿な……」

刹那「…………」 フイッ


トテトテトテ…


??????(いいのか)

刹那「いいんですよー。構ってられませんし」

??????(追い付かねばか)

刹那「センパイがどこまで行ったかわかりませんしー……まずは連絡してからか、とー」

??????(分かった。では我はまた眠ろう)

刹那「あ、はいー。おやすみなさい」


刹那「センパイ、どうしてるかなぁ……」



◆ 潜水艇


活火「はぁ、はぁ、はぁ……」

明「……」 グッタリ

活火「ふぅ……と、とんだ目に遭った……くそ」


活火(それよりこれからどうするべきなんだ……? ここも安全じゃないかもしれない)

   (いや、けど、この潜水艇、入れても一人が精々。この女の子以外に誰かいるとも思えない)

   (……しかし、どうすればいいんだろうか、彼女……)


Pipipipipipipipi!


活火「ん……と、もしもし」

霞鎌『活火殿ですか』

活火「あ、はい。そうだけど」

霞鎌『敗北してしまいました。動けませんので回収をお願いしたく』

活火「え!? だ、大丈夫なのか、君……」

霞鎌『死ぬほどでは。眠っていればなんとか』

活火「わ、分かった……あ、ごめん、キャッチ入ったから。位置を僕のPDAに転送しておいてくれないか。すぐに向かう」

霞鎌『了解いたしました』



活火「もしもし?」

廼亜『あー、あー。こちら活火君のPDAでいいかな?』

活火「そうだけど……ど、どちら様です?」

廼亜『自己紹介は後にしよう。今は遊一君からの頼まれごとがあってね』

活火「神威からの?」

廼亜『少しね。ということでその潜水艇にお邪魔させてほしい』

活火「は、はあ……あ、またキャッチ。すみませんけど」

廼亜『ああ、うん。こちらからも位置は送るよ』 Pi

活火「もしもし!?」

遊一『活火か』

活火「神威。僕はもうちょっと処理の限界に差し掛かっているんだが」

遊一『あ? ……まあどっちでもいい。活火、お前俺の位置トレスできるか』

活火「神威のいる地点をか?」

遊一『潜水艇のエンジンと俺のバイクのエンジンは同じモンだろ。ある程度同調させているし』

   『特殊な物質使ってるから、その反応辿れば俺の位置は分かるはずだ。それ刹那に送ってくれ』

活火「君らは僕を忙殺させる気かな」

遊一『何の話だ』



活火「……ともかく、やるはやるさ。一つ一つ確実に処理する」

遊一『あ? ……まあ、頼む』

活火「任された」

遊一『じゃあな』 Pi

活火「…………」



活火「……どうしよう」 ハァ



◆ 次に描写するキャラクターを選択してください

1.遊一(1/3)
2.龍天河
3.???

↓1~3



◆ 遺跡 / 通路


キィィィィィィィィィィ――――――……


遊一「まだか……!」

龍天河「この遺跡、ちょっと広すぎないか……!?」

遊一「………………!」

龍天河「どうした、遊一!?」

遊一「まさか、そういう魔術か……!?」  キキッ

龍天河「あ……」

遊一「クソが……外から見てる時にはこんな広いとは思ってねえんだが」

龍天河「そりゃ、拠点にするくらいだからそのくらいの細工もするか……!」

遊一「……どうする、この状況……ここから……」



ザッ!


??「困ってるみたいだな――――――神威遊一ッ!」

遊一「お前……」

龍天河「誰だ?」

遊一「……小折、何しに来たんだお前」

氷菓「正義顕現……! と、前口上は置いておいてだ。ここは私に任せてくれ」

遊一「あ? お前、俺に戦い挑みに来たんじゃねーのかよ」

氷菓「違う。逆だ」

遊一「どういうことだ」

龍天河「いやそれ俺の台詞」

遊一「コイツ敵だった。ブッ倒した後でこうなった」

龍天河「改心しただけじゃ……」

氷菓「改心? いや、アタシは今でも自分の正義に正直だ」

遊一「じゃあ何でだ」

氷菓「アタシが正直なのは『アタシの正義』だけだからな!」



氷菓「ともかく先に行ってくれ。これは……アタシが解除する!」

遊一「分かった。任せる」

龍天河「信用に足るのか?」

遊一「コイツを信じられねえなら、俺を信じろ」

龍天河「……」

遊一「テメェの中で確固たる価値観を持ってるヤツに、言葉はいらねえ」

龍天河「……な、なんだかよく分からないが、分かった」

遊一「……任せたぞ!」 ウォォォン!

氷菓「任された!」 パキパキッ!


フォォォォォォォォォォォン……!



氷菓「さて……と。出てこい、蛇魂ッ!」 ゴッ!


パキパキパキィィンッ!

バキッ!


??「ぐおっ!?」

氷菓「やっぱりいたか、蛇魂……ッ! アタシの目は誤魔化せないぞッ!」

蛇魂「くっ……な、何で僕の居場所が!」

氷菓「分かるさ。アタシも結構長いことこの組織にいた。ブレーンのオマエの行動は把握してる」

   「誰かを罠にハメようと言う時、オマエは毎度毎度相手の近くまで近づいて行った」

   「不安だからな……本当に罠にかかっているかどうか!」

蛇魂「………………」

氷菓「確実にハマり込んだと思っても、本当にそれが正しいのか? という思考にハマって更に自らドツボにはまる」

   「変に頭がいいからそうなってるっていうことは、アタシも知ってるぞ!」

蛇魂「裏切り者め……僕の気にしていることをいちいちと……!」



氷菓「まあ、そういうのはいい。アタシとデュエルしろ!」

蛇魂「デュエルだと……? する必要があるのか」

氷菓「当たり前だ。これは魔術的な儀式……決闘という別な『儀式』で更に上書きできる」

   「そうすれば道は拓く! まさか受けないとは言わせないぞ!」

蛇魂「受けるわけが!」

氷菓「ココが神のおひざ元と忘れたか!」

蛇魂「!」

氷菓「決闘……儀式の拒否は、すなわち神への侮辱に他ならない」

   「受けてもらうぞ……アタシのデュエル!」  フィィィン

蛇魂「……厄介だよ……お前!」  フィン



    「「デュエル!!」」


◆ 小折氷菓と蛇魂火奪雷とのデュエルが行われます。
   詳細な判定及びデュエルの詳細な描写を行いますか?

1.両方行う
2.簡易判定+デュエルの描写のみ
3.展開を省略

↓1~3


◆ 簡易判定を行います。勝率は【70%】です。

   2ケタの数値を指定してください。トリップに隠した数値と合算した
   下二桁の数値が【70以下】なら勝利となります。

↓1

では数値指定したところで今回はここまで

遊一のデュエルが毎回回避されてるのはどういうことなのか

すみません、ちょっとPCの調子が悪くて頻繁に落ちてるので今日中に投下は厳しそうです
続きは明日できれば

1時間後くらいからやりまふ

おごごごごご最後の展開が浮かばぬ……
途中途中止まりそうだけどとりあえずやります



氷菓「アタシのターン! まずは……モンスターをセット。カードを2枚セットし、ターンエンドだ」 手札:2

蛇魂「僕のターン!」 手札:5→6

   「容赦などしないぞ……裏切り者め。僕は《炎王の強襲》を発動!」


《炎王の急襲/Onslaught of the Fire Kings》
通常魔法
相手フィールド上にモンスターが存在し、自分フィールド上にモンスターが存在しない場合に発動できる。
デッキから炎属性の獣族・獣戦士族・鳥獣族モンスター1体を特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化され、エンドフェイズ時に破壊される。
「炎王の急襲」は1ターンに1枚しか発動できない。


蛇魂「《陽炎獣 サーベラス》を特殊召喚!」


《陽炎獣(ヘイズビースト) サーベラス/Hazy Flame Cerbereus》
効果モンスター
星6/炎属性/獣族/攻2000/守 200
このカードはリリースなしで召喚できる。この方法で召喚したこのカードの元々の攻撃力は1000になる。
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、相手はこのカードをカードの効果の対象にできない。
また、このカードが破壊され墓地へ送られた時、デッキから「ヘイズ」と名のついたカード1枚を手札に加える事ができる。


蛇魂「更に! 手札から《陽炎獣 グリプス》を特殊召喚!」


《陽炎獣 グリプス/Hazy Flame Griffin》
効果モンスター
星6/炎属性/鳥獣族/攻 200/守2100
相手フィールド上にモンスターが存在し、自分のフィールド上・墓地に
炎属性以外のモンスターが存在しない場合、このカードは手札から特殊召喚できる。
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、相手はこのカードをカードの効果の対象にできない。



蛇魂「サーベラスとグリプスでオーバーレイ! 現れよ、ランク6! 《フォトン・ストリーク・バウンサー》!」


《フォトン・ストリーク・バウンサー/Photon Strike Bounzer》
エクシーズ・効果モンスター
ランク6/光属性/戦士族/攻2700/守2000
レベル6モンスター×2
相手フィールド上で効果モンスターの効果が発動した時、このカードのエクシーズ素材を
1つ取り除いて発動できる。その効果を無効にし、相手ライフに1000ポイントダメージを与える。
この効果は1ターンに1度しか使用できない。


ズゥゥゥン……


氷菓「いきなり来たか!」

蛇魂「お前のセットカード……僕が相手になることを予見してメタを張っている可能性が高い」

   「例えば対象を取らない除去を持つリバースモンスター……ここは確実に始末させてもらおう」

   「行け、フォトン・ストリーク・バウンサー!」


ズッドオオオオオオッッ!!


氷菓「見誤ったな蛇魂。アタシは《氷結界の番人ブリズド》の効果を発動ッ!」

蛇魂「何……!?」


《氷結界の番人ブリズド/Blizzed, Defender of the Ice Barrier》
効果モンスター
星1/水属性/水族/攻 300/守 500
このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、デッキからカードを1枚ドローする。



氷菓「コイツの効果は墓地発動。フォトン・ストリーク・バウンサーじゃ無効にはできない!」 手札:2→3

蛇魂「……お前ェ」

氷菓「読まれてることくらい読んでるさ。元同僚……!」

蛇魂「カードを1枚セットしてターンを終了する……」 手札:3

氷菓「アタシのターン!」 手札:3→4

   「よし、《おジャマトリオ》を発動!」


《おジャマトリオ/Ojama Trio》
通常罠
相手フィールド上に「おジャマトークン」(獣族・光・星2・攻0/守1000)を
3体守備表示で特殊召喚する(生け贄召喚のための生け贄にはできない)。
「おジャマトークン」が破壊された時、このトークンのコントローラーは1体につき300ポイントダメージを受ける。


蛇魂:場
「おジャマトークン」×3

クーネークネー

蛇魂「クッ……邪魔だお前ら!」

氷菓「これで条件は整った。《イーグル・シャーク》を召喚!」


《イーグル・シャーク/Eagle Shark》
効果モンスター
星5/水属性/魚族/攻1000/守1800
相手フィールド上のモンスターが2体以上の場合、このカードはリリースなしで召喚できる。
また、自分フィールド上に「パンサー・シャーク」が存在する場合、このカードは手札から特殊召喚できる。
「イーグル・シャーク」は自分フィールド上に1体しか表側表示で存在できない。


氷菓「更に、《パンサー・シャーク》を特殊召喚!」


《パンサー・シャーク/Panther Shark》
効果モンスター
星5/水属性/魚族/攻1100/守2000
相手フィールド上のモンスターが2体以上の場合、このカードはリリースなしで召喚できる。
また、自分フィールド上に「イーグル・シャーク」が存在する場合、このカードは手札から特殊召喚できる。
「パンサー・シャーク」は自分フィールド上に1体しか表側表示で存在できない。



氷菓「レベル5! パンサー・シャークとイーグル・シャークでオーバーレイ!」

   「現れろランク5! 出撃せよ、《発条装攻ゼンマイオー》ッ!」


《発条装攻ゼンマイオー/Wind-Up Arsenal Zenmaioh》
エクシーズ・効果モンスター
ランク5/風属性/機械族/攻2600/守1900
レベル5モンスター×2
(1):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、
フィールドにセットされたカード2枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。


蛇魂「大見得を切ったところ悪いが!」

氷菓「まだだ! OURとなったイーグル・シャークを墓地へ送り、エクシーズ・チェンジ!」


氷菓:ORU→墓地
《イーグル・シャーク》


氷菓「さぁ現れろ、アタシのナンバーズ! 評決を下せ、《No.21 氷結のレディ・ジャスティス》ッ!!」


《No.21 氷結のレディ・ジャスティス/Number 21: Frozen Lady Justice》
エクシーズ・効果モンスター
ランク6/水属性/水族/攻 500/守 500
レベル6モンスター×2
このカードは自分フィールドのランク5のXモンスターからX素材を1つ取り除き、
そのXモンスターの上に重ねてX召喚する事もできる。
(1):このカードの攻撃力は、このカードのX素材の数×1000アップする。
(2):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
相手フィールドの守備表示モンスターを全て破壊する。



《No.21 氷結のレディ・ジャスティス》
攻撃力:500→2500


蛇魂「だから、攻撃力が足りんと言っている!」

氷菓「だから、こうするのさ。《オーバーレイ・キャプチャー》!」


《オーバーレイ・キャプチャー/Overlay Capture》
通常魔法
相手フィールド上のエクシーズ素材を持ったエクシーズモンスター1体と、
自分フィールド上のエクシーズモンスター1体を選択して発動できる。
選択した相手モンスターのエクシーズ素材を全て取り除き、
このカードを選択した自分のモンスターの下に重ねてエクシーズ素材とする。


蛇魂「ぐっ!?」

氷菓「フォトン・ストリーク・バウンサーのORU、全て墓地に送ってもらおうかッ!」


蛇魂:ORU→墓地
《陽炎獣 サーベラス》
《陽炎獣 グリプス》


氷菓「そして、キャプチャーはそのままレディ・ジャスティスのORUとなる!」


氷菓:場→ORU
《オーバーレイ・キャプチャー》

《No.21 氷結のレディ・ジャスティス》
攻撃力:2500→3500


氷菓「バトル! レディ・ジャスティスでフォトン・ストリーク・バウンサーに攻撃!」


ガチガチガチィィィッ!!


蛇魂:場→墓地
《フォトン・ストリーク・バウンサー》


蛇魂「ぐぅぅぅ……!!」 LP:4000→3200



氷菓「まだだッ! レディ・ジャスティスの効果発動!」


氷菓:ORU→墓地
《パンサー・シャーク》

《No.21 氷結のレディ・ジャスティス》
攻撃力:3500→2500


氷菓「場の守備表示モンスター全てを破壊する!」

蛇魂「おジャマトークン……しまっ!」


パキパキパキパキ……!


蛇魂「ぬぅぅっ!」 LP:3200→2300

氷菓「アタシはこれでターンエンドだ」 手札:1

蛇魂「あまりナメるなよ……! 僕のターン!」 手札:3→4

氷菓「欠片もナメてなんていないさ」

蛇魂「どうだかな……英雄願望持ちの人間なんてものは、大なり小なりそういうものがあるんだよ」

氷菓「そうか? いや、そうかもしれないな」

蛇魂「ふん……いやに殊勝じゃないか。関係ないがね。僕は《陽炎光輪》を発動する」


《陽炎光輪(ヘイズグローリー)/Hazy Glory》
永続罠
このカードがフィールド上に存在する限り、自分は「陽炎獣」と名のついた
モンスターを召喚する場合に必要なリリースを1体少なくする事ができる。
また、フィールド上に表側表示で存在するこのカードを墓地へ送る事で、
自分の墓地から「陽炎光輪」以外の「ヘイズ」と名のついたカード1枚を選択して手札に加える。



氷菓「だが」

蛇魂「だが? そこで『だが』とつづけたか」

氷菓「あぁ。思うところがあってな」

蛇魂「思うところだと? 考え足らずのお前がか」

氷菓「あぁ。自分の考えが足りないことくらいは分かっている。その上で精いっぱい考えた」

   「正義とは何か――――英雄というものは何かと」

蛇魂「へぇ、それで結果は?」

氷菓「何も分からなかった」

蛇魂「そんな与太話をするために間をあけたのか……?」

氷菓「そういうつもりじゃない」

蛇魂「どうだかね……僕は《陽炎獣 ペリュトン》を召喚する!」


《陽炎獣 ペリュトン/Hazy Flame Peryton》
効果モンスター
星6/炎属性/炎族/攻1600/守1700
このカードは「陽炎獣」と名のついたモンスターの効果以外では特殊召喚できない。
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、相手はこのカードをカードの効果の対象にできない。
また、手札の炎属性モンスター1体を墓地へ送り、このカードをリリースして発動できる。
デッキから「陽炎獣」と名のついたモンスター2体を特殊召喚する。
「陽炎獣 ペリュトン」のこの効果は1ターンに1度しか使用できない。


蛇魂「そしてベリュトンの効果発動! 手札の炎属性モンスター1体を墓地へ送り……」


蛇魂:手札→墓地
《陽炎獣 ヒッポグリフォ》



蛇魂「現れろ、《陽炎獣 スピンクス》! 《陽炎獣 メコレオス》!」


《陽炎獣 スピンクス/Hazy Flame Sphynx》
効果モンスター
星6/炎属性/獣戦士族/攻1900/守1900
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、相手はこのカードをカードの効果の対象にできない。
また、自分のメインフェイズ時、カードの種類(モンスター・魔法・罠)を宣言して発動できる。
自分のデッキの一番上のカードを墓地へ送り、宣言した種類のカードだった場合、
さらに自分の手札・墓地から炎属性モンスター1体を選んで特殊召喚できる。
「陽炎獣 スピンクス」のこの効果は1ターンに1度しか使用できない。


《陽炎獣 メコレオス/Hazy Flame Mantikor》
効果モンスター
星6/炎属性/鳥獣族/攻2200/守 300
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、相手はこのカードをカードの効果の対象にできない。
また、1ターンに1度、手札または自分フィールド上に表側表示で存在する、炎属性モンスター1体を
墓地へ送って発動できる。このターン、このカードはカードの効果では破壊されない。
この効果は相手ターンでも発動できる。


氷菓「!」

蛇魂「スピンクスの効果発動……! 僕が宣言するのは『魔法カード』!」

氷菓「何……!? いや、そう簡単に当たるはず!」


蛇魂:デッキ→墓地
《死者蘇生》


氷菓「!?」

蛇魂「ふん……ここでデッキから落ちてほしいのはモンスターカードだが……」

   「そこで狙い通りになる可能性は滅多と無い。そして、罠は墓地発動のカードが多い……」

   「そうなれば、僕の運では必然的に魔法カードがデッキから墓地に送られる!」

氷菓「…………経験則か……! ……本当に経験則か……?」



蛇魂「甦るがいい、サーベラス!」


蛇魂:墓地→場
《陽炎獣 サーベラス》


蛇魂「そして、メコレオスとスピンクスでオーバーレイ!」

   「エクシーズ召喚! 出でよ、《セイクリッド・トレミスM7》!」


《セイクリッド・トレミスM7(メシエセブン)/Constellar Ptolemy M7》
エクシーズ・効果モンスター
ランク6/光属性/機械族/攻2700/守2000
レベル6モンスター×2
このカードは「セイクリッド・トレミスM7」以外の自分フィールドの
「セイクリッド」Xモンスターの上にこのカードを重ねてX召喚する事もできる。
この方法で特殊召喚した場合、このターンこのカードの効果は発動できない。
(1):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、自分または相手の、
フィールド・墓地のモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを持ち主の手札に戻す。


氷菓「!」

蛇魂「効果を使えば攻撃力が下がるレディ・ジャスティス……2500でも、充分に貧弱と呼べる」

   「だからその伏せカードはコンバットトリックの可能性が高い! 行け、トレミス! レディ・ジャスティスを戻せ!」

氷菓「読み違いも甚だしいぞ、蛇魂ッ! 《エクシーズ・リフレクト》!」

蛇魂「何ィ!?」


《エクシーズ・リフレクト/Xyz Reflect》
カウンター罠
フィールド上のエクシーズモンスターを対象にする
効果モンスターの効果・魔法・罠カードの発動を無効にし破壊する。
その後、相手ライフに800ポイントダメージを与える。



氷菓「ああ、確かにこのデッキはアタシの『正義』を貫き通すデッキ……」

   「だが、だからとただ闇雲に戦う気は無い。サポートのカタチだって色々あるぞ……!」

蛇魂「……チッ……!!」 LP:2300→1500

   「僕はカードを1枚セットしてターンエンドだ……!」 手札:1

氷菓「アタシのターン!」 手札:1→2

   「…………バトル! レディ・ジャスティスでサーベラスに攻撃!」


バキバキィィ!!


蛇魂「ぐ……ぅ……! だが、サーベラスの効果!」 LP:1500→1000

   「破壊され、墓地へ送られたことで……デッキから『ヘイズ』1枚を手札に加える」


蛇魂:デッキ→手札
《陽炎柱》


氷菓「モンスターをセットし、カードをセット。これでターンエンドだ」 手札:1

蛇魂「……僕のターン!」 手札:2→3



蛇魂「ふ……ははははは! 来たぞ! 《真炎の爆発!》」

氷菓「!」


《真炎の爆発/Rekindling》
通常魔法
自分の墓地から守備力200の炎属性モンスターを可能な限り特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターはこのターンのエンドフェイズ時にゲームから除外される。


蛇魂「甦るがいい、2体の『陽炎獣』!」


蛇魂:墓地→場
《陽炎獣 サーベラス》
《陽炎獣 ヒッポグリフォ》


蛇魂「そして手札から、《陽炎獣 ヒュドラー》を召喚!」


《陽炎獣 ヒュドラー/Hazy Flame Hydra》
効果モンスター
星6/炎属性/恐竜族/攻2300/守 200
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、相手はこのカードをカードの効果の対象にできず、
自分は炎属性以外のモンスターを特殊召喚できない。また、このカードを素材としたエクシーズモンスターは以下の効果を得る。
●このエクシーズ召喚に成功した時、自分の墓地から「陽炎獣」と名のついたモンスター1体を選択し、
このカードの下に重ねてエクシーズ素材とする事ができる。


蛇魂「さあ、そして3体の『陽炎獣』で……オーバーレイッ!」

   「出でよ、業炎の獣! 《陽炎獣 バジリコック》ッ!!」


《陽炎獣 バジリコック/Hazy Flame Basiltrice》
エクシーズ・効果モンスター
ランク6/炎属性/炎族/攻2500/守1800
炎属性レベル6モンスター×2体以上(最大5体まで)
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。
相手のフィールド上・墓地のモンスター1体を選択してゲームから除外する。
また、このカードが持っているエクシーズ素材の数によって、このカードは以下の効果を得る。
●3つ以上:このカードの攻撃力・守備力は、このカードのエクシーズ素材の数×200ポイントアップする。
●4つ以上:このカードは相手のカードの効果の対象にならない。
●5つ:このカードはカードの効果では破壊されない。



蛇魂「ヒュドラーはバジリコックに効果を付与する。その効果は、墓地の陽炎獣をORUとすること!」

   「僕は墓地のメコレオスをバジリコックのORUとする!」


蛇魂:墓地→ORU
《陽炎獣 メコレオス》


蛇魂「更に、《陽炎柱》を発動!」


《陽炎柱(ヘイズピラー)/Hazy Pillar》
永続魔法
このカードがフィールド上に存在する限り、自分は「陽炎獣」と名のついた
モンスターを召喚する場合に必要なリリースを1体少なくする事ができる。
また、1ターンに1度、自分フィールド上のエクシーズモンスター1体を選択して発動できる。
自分の手札・フィールド上の「陽炎獣」と名のついたモンスター1体を、
選択したエクシーズモンスターの下に重ねてエクシーズ素材とする。


蛇魂「もっとも、今は意味が無いがね……だが、こうすることで!」


蛇魂:場→墓地
《陽炎光輪》


蛇魂「僕は墓地から《陽炎獣 グリプス》を手札に加える。そしてこのカードを、陽炎柱の効果でバジリコックのORUに!」


蛇魂:墓地→手札
《陽炎獣 グリプス》

手札→ORU
《陽炎獣 グリプス》



蛇魂「これで、バジリコックは4つの効果を持つことになった……!」

氷菓「くっ……!」


《陽炎獣 バジリコック》 ORU:5
攻2500/守1800→攻3500/守2800
・対象にできない
・破壊されない


蛇魂「問題はそのモンスターか……どちらも邪魔だが」

   「そうだな。《リビングデッドの呼び声》を発動だ」


《リビングデッドの呼び声/Call of the Haunted》
永続罠
(1):自分の墓地のモンスター1体を対象としてこのカードを発動できる。
そのモンスターを攻撃表示で特殊召喚する。このカードがフィールドから離れた時にそのモンスターは破壊される。
そのモンスターが破壊された時にこのカードは破壊される。


蛇魂「甦るがいい、フォトン・ストリーク・バウンサー!」


蛇魂:墓地→場
《フォトン・ストリーク・バウンサー》


蛇魂「バトル! 行け、バジリコック! レディ・ジャスティスを破壊しろ!」


ボオオオオオオオオオオアァァッ!!


氷菓「ッ……うわああっ!」 LP:4000→3000

蛇魂「続いて、フォトン・ストリーク・バウンサーで裏守備モンスターを攻撃!」


グシャアアアアアァァッ!!


氷菓:場→墓地
《E・HERO アイスエッジ》



蛇魂「………………」 フゥ

氷菓「………………」

蛇魂「……僕はこれでターンエンド」 手札:1

氷菓「蛇魂。その残る1枚……陽炎獣のモンスターだろう」

蛇魂「!」

氷菓「図星か。意外とアタシの洞察力も捨てたもんじゃないな」


蛇魂(……確かに、このカードは《陽炎獣 サーベラス》……あの時点で召喚はできなかった)

   (自信満々で伏せたあのカードの存在もある……ミラーフォースのような逆転のカードだった時)

   (返しのターンで僕が敗北する確率が極めて高い……)


氷菓「露骨に安心したもんな、今。激流葬やミラーフォースだと、総攻撃をかけら全滅してた……か?」

蛇魂「黙れ。デュエル中に相手を挑発する言葉は慎め」

氷菓「アタシの価値観にケチつけたのはどっちだったかな?」

蛇魂「ぐ……」

氷菓「いや、でも……いいよ。正義ってものを良く分かってないのは確かなんだ」

蛇魂「何……?」

氷菓「なあ、蛇魂。一つ聞きたいんだが」

   「――――正義って、何なんだ?」



蛇魂「………………」

氷菓「答えられないか? アタシもだ。正義ってものが何なのかよく分からない」

   「何が正義で何がそうじゃないのか、見失いそうになってる」

蛇魂「いいや、我らが正義だ」

氷菓「そうかもしれない。けどそれは蛇魂、あんたの目線での話」

蛇魂「…………」

氷菓「神威……遊一たちの立場で言えば、同好会は決して正義なんかじゃない」

   「逆に、同好会から見れば神威遊一は正義と言えない」

   「……一度外から見ると、どっちが正しいとも思えない。けど」

蛇魂「……?」

氷菓「『悪』だけは分かるッ! 他人を食い物にしようとする意志、それは紛れも無い『悪』だッ!」



蛇魂「悪だと。僕たちを悪だと!? 何故そんなことを明言できる!」

氷菓「何人も何人も犠牲にした果て、『神』をこの世に呼び出したとして、どうなる!」

蛇魂「争いの無い世界が生まれる!」

氷菓「本当にそうか……!? それが本当に平和化か!?」

蛇魂「争う人間はいなくなると……」

氷菓「梅が言っていたんだろ! アタシだって知ってる。でもそれはこの地球を更地にするだけじゃないのか!?」

   「人間の一人もいなくなった世界、そうなれば争いなんて無いさ。だがそこには人間の営みも無い!」

   「仮に、神が気まぐれを起こして人間を生かしてくれたとしても……抗う人間は出て来る!」

   「そうなれば、それは争いを根絶したと言えるのか!? 争いの種は未だ消えない!」

蛇魂「だま……黙れ!」

氷菓「人間は戦う生き物なんだ。多分……。争いなんて消えやしない。あの衛星兵器が完成して」

   「それでも人間はデュエルって手段で戦い続けてる。戦う必要なんてどこにもないのに!」



氷菓「世の中には許し難い悪というものが存在するんだ」

   「どんなに頑張って、悪の種を焼いても、いつかまた芽吹いてしまう」

   「だから――――人間は戦い続ける。己の信じるもののために。『悪』を許さないために!」

蛇魂「自分勝手な正義を……妄想を語るなァァ!!」

氷菓「妄想。かもしれないな。けどな、だからって譲れるものか! アタシは退かない!」

   「アタシのタァァァ――――――ンッ!!」 手札:0→1

蛇魂「…………」

氷菓「……マジックカード、《サルベージ》! これで墓地のイーグル、パンサーを手札に加える!」


氷菓:墓地→手札
《イーグル・シャーク》
《パンサー・シャーク》


蛇魂「そんな程度でェ!」

氷菓「更にリバースカード、オープン! 《強欲なウツボ》!」

蛇魂「なっ!?」

氷菓「思い込み過ぎてドツボにハマるのは悪い癖だな。イーグルとパンサーをデッキに戻し……」


氷菓:手札→デッキ
《イーグル・シャーク》
《パンサー・シャーク》


氷菓「カードを3枚ドローッ!」 手札:0→3



氷菓「来た! マジックカード、《ミラクル・フュージョン》ッ!」

蛇魂「何だと!? いや、あの時――――」


*****

蛇魂「続いて、フォトン・ストリーク・バウンサーで裏守備モンスターを攻撃!」

グシャアアアアアァァッ!!

氷菓:場→墓地
《E・HERO アイスエッジ》

******


氷菓「アタシも……『英雄(HERO)』ってやつにあやかろうと思ってな」


《ミラクル・フュージョン/Miracle Fusion》
通常魔法
(1):自分のフィールド・墓地から、「E・HERO」融合モンスターカードによって決められた
融合素材モンスターを除外し、その融合モンスター1体を エクストラデッキから融合召喚する。


氷菓「墓地のアイスエッジ、そしてブリズドを――――融合!」

   「来てくれ、絶対零度の戦士! 《E・HERO アブソルートZero》ォッ!」


《E・HEROエレメンタルヒーロー アブソルートZeroゼロ/Elemental HERO Absolute Zero》
融合・効果モンスター
星8/水属性/戦士族/攻2500/守2000
「HERO」と名のついたモンスター+水属性モンスター
このカードは融合召喚でしか特殊召喚できない。
このカードの攻撃力は、フィールド上に表側表示で存在する「E・HERO アブソルートZero」以外の
水属性モンスターの数×500ポイントアップする。
このカードがフィールド上から離れた時、相手フィールド上に存在するモンスターを全て破壊する。



蛇魂「だが……攻撃力が足りないぞ! 加えてバジリコックは完璧な耐性を持つ!」

氷菓「それはどうかな? アタシは《エクシーズ・リベンジ》を発動ッ!」


《エクシーズ・リベンジ/Xyz Revenge》
通常魔法
相手フィールド上にエクシーズ素材を持ったエクシーズモンスターが存在する場合、
自分の墓地のエクシーズモンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターを特殊召喚し、相手フィールド上のエクシーズ素材1つを、
選択したモンスターの下に重ねてエクシーズ素材とする。
「エクシーズ・リベンジ」は1ターンに1枚しか発動できない。


蛇魂「!?」

氷菓「アタシが選択するのは、レディ・ジャスティス! そして、蛇魂! お前のORUを一つ貰う!」

蛇魂「バカな! バジリコックはあらゆる対象を取る効果を受け付けない!」

氷菓「対象に取るのはレディ・ジャスティスに対してだけだ。テキストにあるのは相手のフィールドのORU……」

   「バジリコックを対象に取るわけじゃない!」

蛇魂「そんな馬鹿な!?」

氷菓「甦れ、レディ・ジャスティスッ!」


氷菓:墓地→場
《No.21 氷結のレディ・ジャスティス》

蛇魂:ORU→氷菓:ORU
《陽炎獣 サーベラス》



氷菓「マジックカード発動! 《受け継がれる力》ッ!」


《受け継がれる力/Gift of the Martyr》
通常魔法
自分フィールド上のモンスター1体を墓地に送る。自分フィールド上のモンスター1体を選択する。
選択したモンスター1体の攻撃力は、発動ターンのエンドフェイズまで墓地に送ったモンスターカードの攻撃力分アップする。


氷菓「アブソルートZeroを墓地へ送り、その攻撃力分、レディ・ジャスティスの攻撃力をアップさせる!」


《No.21 氷結のレディ・ジャスティス》
攻撃力:500→1500→4000


氷菓「そして、アブソルートZeroの効果発動! お前の場のモンスター全てを破壊する!」

蛇魂「バカなッ!?」


蛇魂:場→墓地
《陽炎獣 バジリコック》
《フォトン・ストリーク・バウンサー》


氷菓「バトル! レディ・ジャスティスでダイレクトアタックッ!!」


ズッドオオオオオォォォォォォォォォッッ!!


蛇魂「ぐああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」 LP:1000→0


ピィ――――――――――ッ!




#42iceage
指定:70
勝率:70
合計:42+70=112(12)

◆ デュエルに勝利しました



シュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ……


氷菓「よし……結界が解けたか」

蛇魂「ぐ……ぉ……」

氷菓「蛇魂!」

蛇魂「……」 ジロリ

氷菓「……!」

蛇魂?『……さんざ「悪意」に加担しておいて、よくぞまあ正義というものが語れるものだ……』


氷菓(この……妙にしゃがれた声。蛇魂じゃない……?)


蛇魂?『悪意そのものに加担していた事実は変わらんと言うのに、抗うのか?』

    『己が正義を貫き通す、そんな言葉を吐くと?』

氷菓「さっきも言ったじゃないか。アタシは正義ってものを見失った」

   「だから……探し続けるんだ。まずはほんの些細なことでいい」

   「誰かの涙を拭ってやるくらいは、そんなアタシにもできることだから」

蛇魂?『カ、カ、カ……吹くのう』

氷菓「決めたからな」

蛇魂?『よかろう……道は、拓かれたぞ……』  ガクッ

氷菓「………………」



氷菓「……急ごう。今ならまだ間に合うかもしれない……」 タタタッ



――――――
――――
――





◆ 遺跡 / ある一室


遊一「…………よォ」

ハストィータ「…………」

遊一「……ようやく見つけたぞ、オイ」

ハストィータ「………………!」



◆ ――――――強制イベントに移行します。


◆ 遊一とハストィータのデュエルを行います。
   判定に関してはどのようにしますか?

1.通常判定
2.簡易判定

↓1~3


◆ ステータス比較を行います。

遊一:【運命力】:5+1  【戦略】:6  【洞察力】:8  【精神力】:5+1  【構築】:6

ハストィータ:【運命力】:6+1  【戦略】:7  【洞察力】:3  【精神力】:4+1  【構築】:7

特殊技能
「シスコン」……【精神力】に+1補正
「この風、少し泣いてます」……【運命力】に+1補正


【運命力】→d
【戦略】→s
【洞察力】→i
【精神力】→m
【構築】→b

トリップに上記の文字列を隠しました
左から順に1、2、3、4、5と設定します
1~5の数字を二つ選択してください

↓1

トリップ:#18bmdis0759
指定:3、5
→d、s

◆ 【運命力】と【戦略】で比較を行います。

遊一:【運命力】:5+1  【戦略】:6
ハストィータ:【運命力】:6+1  【戦略】:7

   各数値の劣勢が1のため、基本値は【14】となります。



◆ 遊一のデッキを選択してください。(※:上限に関わりなく勝率5%ボーナス)

1.【セフィラ】(シャドール+竜星)
2.【セフィラ】(シャドール+霊獣)   ※
3.【セフィラ】(竜星+霊獣)    ※
4.【アーティファクト】
5.【AFセイクリッド】
6.【幻獣機】
7.【竜星】
8.【クイックジャンクドッペル】
9.【魔術師】(オッドアイズ)

↓1~ 二票先取

時間も時間ですし人もいないみたいなので

◆ 【6/30 21時】を〆切として、決定したデッキが【ハーピィ】に勝利する要素を書き込んでください

とアナウンスだけ先に。それでは今回はここまでということで

【大量展開からのエクシーズが主戦術のハーピィではミドラーシュの突破が難しい】
【ハーピィモンスター自体は攻撃翌力が高いほうではないのでミドラージュの突破が難しい。】(+5)

【アノマリリスでヒステリック・パーティーを防げる】(+10)

【聖霊獣騎は電光千鳥や風霊術によるバウンスを回避できる】(+5)

【霊獣の除去カードなどから万華鏡が相手は腐りやすい】
【チャネラー、ダンサー、万華鏡はフィールドからモンスターが即座に除去されたら効果を発動できない】
【ハーピィの狩場による除去は召喚後なので、激流葬や霊獣の連契を通せる】
【チャネラーや万華鏡を激流葬や霊獣の連契、セフィラの神撃で止められると展開が止まり墓地肥しも遅れる】(+10)

【聖霊獣騎は激流葬を回避でき、シャドールは墓地に送られたとき効果を発動するので激流葬しても戦線が崩壊しない】
【激流葬で地縛神 Aslla piscuの効果による被害を減らせる】(+10)

【グリザイユの牢獄でエクシーズを妨害できる、フリーチェーンなので狩場や羽箒による除去も気にならない】(+5)

【魂の解放でヒステリック・パーティーその他の蘇生を妨害できる】(+10)

【霊獣は風属性なので、此方も電光千鳥や風霊術を採用できる。地縛神 Aslla piscuの効果はデッキへのバウンスなら発動しない】(+10)

【ハーピィの展開には効果の発動が不可欠なので、ガイアペライオで封殺できる】
【地縛神もリリースの確保の時点で魔法罠が必要だったり狩場が発動したりするので、ガイアペライオで召喚を妨害できる】
【ハーピィカテゴリのカウンター罠は存在せず、聖霊獣騎 カンナホークで手札の霊獣は大量なのでガイアペライオの除去は困難】
【聖霊獣騎 カンナホークのサーチとP召喚、セフィラの神託による手札からの特殊召喚でガイアペライオの素材を展開しやすい】(+10)

【ドラゴサックに対してペトルフィンでバウンスし、聖霊獣騎の攻撃後分離すればトークン2体を破壊した上攻撃を通せる】(+5)

【マジカルシルクハットによる壁を分離による手数で突破でき、速攻魔法による融合を使えば1ターンキルを達成できる】(+10)

【閃光竜は激流葬やAslla piscuの全体破壊を回避でき、羽箒からスケールなどを守ることもできる】(+5)


5+10+5+10+10+5+10+10+10+5+10+5=85

基本値【14】(デッキ補正によりキャップに関係なく【+5】)

キャップに到達しました。今回の勝率は【95%】です

では指定【83】で

体調不良やら外出やらで明日中は厳しそうですので、明後日あたり予定で

現在難産中。いつもの5割り増しくらいの分量になってしまってて、
裁定の確認やら推敲もせにゃならないので、申し訳ないですけど明日に延期させてください……

代わりと言っては何ですがちょっと小ネタやりますので、何かネタなどありましたらどうぞ



◆ 亜鈴たちの会話


○ 遊一たちの学校


亜鈴「ここがあの女のスクールね」

真昼「あの女って一体誰!?」

ヴィント「あとお兄さんのスクールでもあるよ亜鈴」

ナナ「最近ちょっと亜鈴ヤんでる?」

ヴィント「元々割と」

真昼「え? あの、やんで……?」

ヴィント「ある意味ビョーキなんだよ」

真昼「それって大変じゃないの!?」

ナナ「まひー。あれーは色々ね」

亜鈴「ちょっとそこうるさい」

真昼「あれ? ええと元々亜鈴ちゃんって体の弱い方で、でも病んでる……あれ?」

ヴィント「精神的なものと肉体的なものと違うのさ」

ナナ「スゲーよねあれー。ところでうぃー、なーんで私らこのガッコに来てるの?」

ヴィント「見学だよね、一応」

亜鈴「そういうことにはなるの」

度々すみません、PCが死にかけてるのか分かりませんがまたしてもフリーズやらの症状に見舞われてます
文章の復旧とかその他諸々でちょくちょく中断入ると思いますがご了承ください



ヴィント「でもわざわざガッコに見学にくる理由ある?」

ナナ「面接なんてあれーならヨユーで突破できるんじゃないのかにゃ?」

亜鈴「かもね。けどそれ以上に重要なことがあるのよ」

真昼「それって……?」

亜鈴「兄さんの動向を探る」

ナナ「審議」

ヴィント「解散」

亜鈴「ちょっと!」

ヴィント「ブラコンが何か言ってるよ」

ナナ「それに私ら巻き込まないでよねって」

亜鈴「私がブラコンなんじゃないの。兄さんが私のことを好きなの」

真昼「臆面も無く言い切るってすごいね……」

亜鈴「ありがと」

ヴィント「多分ホメられてないよそれ。……あ」

真昼「どうしたの?」

ヴィント「いや、あっちにいるのってここの学校の人……っていうか案内の人じゃない? あのー!」



李鐚「あ、はーい。今日見学の予約をしていた……」

亜鈴「あ」

李鐚「あっ」

ナナ「あれー、知り合い?」

亜鈴「兄さんの病室に何故かお見舞いに来てた……」

李鐚「あっ、そ、その節は……」

ヴィント「おっふ的確に亜鈴の嫌なところを」

真昼「どうされたんですか?」

李鐚「いえ、その……色々あって」

亜鈴「どうだか。兄さんが本当のこと言うコト滅多に無いし。階段から転げ落ちたのだって」

ナナ「何がなんだか……」

亜鈴「ともかく、何であなたが」

李鐚「アルバイトで……」

亜鈴「アルバイト?」




李鐚「姉さんのお仕事を手伝うことができなくて……それで少しでも生活費の足しになればって」

ヴィント「お姉さん?」

亜鈴「……ふぅん」

真昼「なんかいいですね、そういうの。私、きょうだいいないから……」

ナナ「ンー、いいものなのかなぁ」

亜鈴「さぁね。心配事は増えるけど」

ヴィント「そうなー……シー姉無事かなぁ」

亜鈴「ま、兄さんなら大丈夫でしょうけど」

ヴィント「しっかし、お姉さんの顔どっかで見たような……」

李鐚「?」

真昼「ヴィントちゃんどうしたの?」

ヴィント「んーにゃ。多分気のせいだと思うよ」

亜鈴「で、第一発見者ってだけにしてはやけに兄さんの病室に出入りしてたみたいだけど?」

李鐚「そこはその……い、色々あって……」

ヴィント「んー……? 色々……んー……」

ナナ「うぃー何か気になるの?」

ヴィント「いや……えーっと……確か……」



ヴィント「あ。お姉さん、シー姉連れに来た人じゃん」

李鐚「しー……?」

ヴィント「ハストィータ・クラリーマ。あたしの姉ちゃんなんだけどさ……何かある?」

亜鈴「………………」


亜鈴(最近の兄さんの動向……ヴィントのお姉さん……)

   (姉キャラ好きになったとかそういうことは無いだろうけど、まあそれはともかく)

   (この東宮……? って人のお姉さん、兄さんをよく知ってる。逆に兄さんもまたその人のことをよく知ってるらしい)

   (この人が兄さんの怪我になにか関わっていることは確か……それに加えてヴィントのこの追及のしよう)


亜鈴「兄さんのこと何か知ってる?」

李鐚「えっと……神威さんのことですか? 実は姉さんから、あまり近づかないよう言われてて」

   「特に同好会っていうバイト先には行くなって言われてて……」

真昼「何でなんでしょう?」

ナナ「嫉妬深いあれーじゃないんだしねえ……」



亜鈴「誰が嫉妬深いっていうの」

ヴィント「それ本気で言ってる!?」

ナナ「割と笑えねえジョークだぜ」

真昼「うん……」

亜鈴「誰か一人くらい反論してよ」

ヴィント「…………」


 * * *

遊一「悪い。何かヤバそうなことに関わってることは確かだ」

 * * *


ヴィント「シー姉……」

亜鈴「大丈夫」

ヴィント「え?」

亜鈴「なんだかよく分からないけど、お姉さんと兄さん、何か関係あるんでしょ?」

ヴィント「ん、ちょっと……」

亜鈴「だったら大丈夫。だって兄さんだもの」

ナナ「あれー。スッゲー意味わからん」

真昼「謎の説得力はあるけどね……」



李鐚「と、ともかく案内しますね。この学校、意外に広くて」

亜鈴「知ってる」

李鐚「知ってるんです!?」

ナナ「いやー……うん。あれーは知ってそう」

ヴィント「むしろ熟知してるんじゃないの」

真昼「亜鈴ちゃんだと……遊一さんより知ってるかも」

亜鈴「だから何その私への印象」

ヴィント「実際正当だよ」

ナナ「うん」

李鐚「私、これ案内する必要あるんでしょうか……」


◆ 亜鈴たちの会話  おわり

こんなところで。色々不具合とか出てて申し訳ないです
場合によっちゃ口座ポイント全放出も覚悟するべきかなぁ

李鐚は姉の指示で(殴られるかもしれないと不安になったので)遊一のいる時に出てこなかったということで
亜鈴は割かし中学生組の中ではリーダーポジ

20時からやります予定



遊一「ハストィータ・クラリーマだな」

ハストィータ「……神威遊一……」

遊一「はいかいいえかで答えやがれ」

ハストィータ「…………だったらどうする」

遊一「問答しに来たんじゃねェんだよ面倒臭ェ。だったらもクソも……」

   「テメェの妹の依頼で連れ戻しに来た。そんだけだ」

ハストィータ「ヴィントの……? ……そう」

龍天河「……戻ってきてくれるのか?」

ハストィータ「無理」

遊一「だろォな。でなきゃこんなトコにはいねェし地縛神なんてモンも使いやしねえ」

ハストィータ「………………」

遊一「だがテメェの事情はどうだっていい」

ハストィータ「……奇遇ね」

遊一「あァ」



遊一「テメェは一発殴る」 ゴギッ

ハストィータ「……お前はここで潰す」 フィィィン

遊一「デュエルだ。ケリつけッぞ……!」 フィィン

龍天河「……遊一!」

遊一「先に言っとくが」

龍天河「万が一にも手を出そうなんて思うなよ、だろ。それより」

遊一「……」

龍天河「負けるな。絶対……勝て!」

遊一「愚問だ」

ハストィータ「……お喋りは好きじゃない」

遊一「言ったろォが。テメェの事情なんざ知ったこっちゃねえ!」


    「「――――――デュエル!!」」



遊一「俺のターン。《セフィラの神託》を発動!」


《セフィラの神託/Oracle of Zefra》
フィールド魔法
「セフィラの神託」は1ターンに1枚しか発動できない。
(1):このカードの発動時にデッキから「セフィラ」モンスター1体を手札に加える。
(2):以下のモンスターを、「セフィラ」モンスターを使用して儀式召喚、または「セフィラ」モンスターを
素材として特殊召喚した時、自分はそれぞれの効果を1ターンに1度ずつ発動できる。
●儀式:フィールドのモンスター1体をデッキに戻す。
●融合:手札のモンスター1体を特殊召喚する。
●S:デッキのモンスター1体をデッキの一番上に置く。
●X:デッキから1枚ドローし、その後手札を1枚捨てる。


遊一「コイツの効果で、『セフィラ』1体を手札に加える」


遊一:デッキ→手札
《影霊獣使い-セフィラウェンディ》


遊一「そして、スケール1の《イェシャドール-セフィラナーガ》と」

   「スケール7の《影霊獣使い-セフィラウェンディ》で、ペンデュラムスケールをセッティング!」


《イェシャドール-セフィラナーガ/Shaddoll Zefranaga》
ペンデュラム・効果モンスター
星2/闇属性/魔法使い族/攻 900/守 100
【Pスケール:青1/赤1】
(1):自分は「シャドール」モンスター及び「セフィラ」モンスターしかP召喚できない。この効果は無効化されない。

《影霊獣使い-セフィラウェンディ/Ritual Beast Tamer Zefrawendi》
ペンデュラム・効果モンスター
星3/風属性/サイキック族/攻1500/守1000
【Pスケール:青7/赤7】
(1):自分は「霊獣」モンスター及び「セフィラ」モンスターしかP召喚できない。この効果は無効化されない。



遊一「これでレベル2から6の『セフィラ』がペンデュラム召喚可能だ」

   「さて――――来い、《秘竜星-セフィラシウゴ》!」


《秘竜星-セフィラシウゴ/Zefraniu, Secret of the Yang Zing》
ペンデュラム・効果モンスター
星6/地属性/幻竜族/攻 0/守2600
【モンスター効果】
「秘竜星-セフィラシウゴ」のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがP召喚に成功した時、または自分のモンスターゾーンのこのカードが戦闘・効果で破壊された時に発動できる。
デッキから「竜星」魔法・罠カードまたは「セフィラ」魔法・罠カード1枚を手札に加える。


ハストィータ「…………」

遊一「セフィラシウゴの効果発動。俺はデッキからコイツを手札に加える」


遊一:デッキ→手札
《セフィラの神撃》


ハストィータ(……万能カウンター……)


遊一「《シャドール・ファルコン》を召喚!」


《シャドール・ファルコン/Shaddoll Falco》
リバース・チューナー・効果モンスター
星2/闇属性/魔法使い族/攻 600/守1400
「シャドール・ファルコン」の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):このカードがリバースした場合、「シャドール・ファルコン」以外の
自分の墓地の「シャドール」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを裏側守備表示で特殊召喚する。
(2):このカードが効果で墓地へ送られた場合に発動できる。このカードを墓地から裏側守備表示で特殊召喚する。



龍天河「行くのか、遊一!?」

遊一「レベル6のセフィラシウゴに、レベル2のファルコンをチューニング!」

   「当然だろ。―――――翔けろ! 《閃光竜 スターダスト》ッ!」


《閃光竜 スターダスト/Stardust Spark Dragon》
シンクロ・効果モンスター
星8/光属性/ドラゴン族/攻2500/守2000
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
1ターンに1度、自分フィールド上に表側表示で存在するカード1枚を選択して発動できる。
選択したカードは、このターンに1度だけ戦闘及びカードの効果では破壊されない。この効果は相手ターンでも発動できる。


ギャオオオオオオオオオオオオオオオオッッ!!


ハストィータ「……ッ」


ハストィータ(情報にあった……ドラゴン!)


遊一「素材となったセフィラシウゴはエクストラデッキへ送られる」


遊一:場→EX
《秘竜星-セフィラシウゴ》


遊一「カードを2枚セットし、ターンエンドだ」 手札:1

ハストィータ「……私のターン……!」 手札:5→6



ハストィータ「……《ハーピィ・クィーン》の効果を発動」


《ハーピィ・クィーン/Harpie Queen》
効果モンスター
星4/風属性/鳥獣族/攻1900/守1200
このカードを手札から墓地へ捨てて発動できる。デッキから「ハーピィの狩場」1枚を手札に加える。
また、このカードのカード名は、フィールド上・墓地に存在する限り「ハーピィ・レディ」として扱う。


ハストィータ:手札→墓地
《ハーピィ・クィーン》

デッキ→手札
《ハーピィの狩場》


遊一「まぁ、そう来るな」

ハストィータ「………………」

龍天河「遊一、マズいぞ!」

遊一「いちいち言わなくてもいい」


ハストィータ(……彼の手札は残り1枚……。エクストラデッキにモンスターはいるとはいえ)

遊一(次のターンでペンデュラム召喚してアドバンテージを稼ぐにしても難しい話だ)

ハストィータ(……神撃は、エクストラデッキのセフィラを要求する……)

遊一(つまりここで神撃を使えばセフィラフウシは失われる)

ハストィータ(とすると狙うべきは――――――)

遊一(奴のするべきことは――――――)


ハストィータ「……《ハーピィの狩場》を発動」


《ハーピィの狩場/Harpies' Hunting Ground》
フィールド魔法
「ハーピィ・レディ」または「ハーピィ・レディ三姉妹」がフィールド上に
召喚・特殊召喚された時、フィールド上に存在する魔法・罠カード1枚を破壊する。
フィールド上に表側表示で存在する鳥獣族モンスターは攻撃力と守備力が200ポイントアップする。



ハストィータ(使……わない)


ハストィータ「………………《ハーピィ・ハーピスト》を召喚」


《ハーピィ・ハーピスト/Harpie Harpist》
効果モンスター
星4/風属性/鳥獣族/攻1700/守 600
「ハーピィ・ハーピスト」の(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードのカード名は、フィールド・墓地に存在する限り「ハーピィ・レディ」として扱う。
(2):このカードが召喚に成功した時、このカード以外の自分フィールドの鳥獣族モンスター1体と
相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを持ち主の手札に戻す。
(3):このカードが墓地へ送られたターンのエンドフェイズに発動できる。
デッキから攻撃力1500以下の鳥獣族・レベル4モンスター1体を手札に加える。


遊一「……!」

ハストィータ「……狩場の効果……発動。その……カード」

遊一「リバースカードオープン! 《連成する振動》!」

ハストィータ「!」


《連成する振動/Echo Oscillation》
永続罠
「連成する振動」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分のPゾーンのカード1枚を対象としてこの効果を発動できる。
そのカードを破壊し、その後、自分はデッキから1枚ドローする。


遊一「更に、スターダストの効果発動! 連成する振動を選択する!」


《連成する振動》:破壊耐性



ハストィータ(……二択を外した……!)

遊一(思った通りだ。奴は今、このタイミングでペンデュラムスケールを潰す理由は薄い)

   (伏せカードのどちらかを潰しにくると踏んだが……当たりか)

   (そんでもって、無防備に出したっつーことは……)


遊一「連成する振動の効果発動。セフィラウェンディを破壊し、カードを1枚ドローする」

遊一:場→EX
《影霊獣使い-セフィラウェンディ》

手札:1→2


ハストィータ「…………《万華鏡-華麗なる分身-》を発動する」


《万華鏡-華麗なる分身-/Elegant Egotist》
通常魔法
(1):フィールドに「ハーピィ・レディ」が存在する場合に発動できる。
手札・デッキから「ハーピィ・レディ」または「ハーピィ・レディ三姉妹」1体を特殊召喚する。


遊一「カウンター罠発動。《セフィラの神撃》!」


《セフィラの神撃/Zefra Divine Strike》
カウンター罠
(1):モンスターの効果・魔法・罠カードが発動した時、自分のエクストラデッキから
表側表示の「セフィラ」モンスター1体を除外して発動できる。その発動を無効にし破壊する。


遊一「セフィラウェンディを除外。その効果を無効にし、破壊する!」

ハストィータ「…………チ」


遊一:EX→除外
《影霊獣使い-セフィラウェンディ》


《万華鏡-華麗なる分身-》:無効



ハストィータ「……カードを2枚セットして……ターンエンド」 手札:1

遊一「俺のターン!」 手札:2→3

   「連成する振動の効果発動。ナーガを破壊してカードを1枚ドロー!」 手札:3→4


遊一:場→EX
《イェシャドール-セフィラナーガ》


遊一「……っし。来い、《精霊獣 カンナホーク》!」

ハストィータ「!!」


《精霊獣 カンナホーク/Spiritual Beast Cannahawk》
効果モンスター
星4/風属性/雷族/攻1400/守 600
自分は「精霊獣 カンナホーク」を1ターンに1度しか特殊召喚できない。
(1):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。デッキから「霊獣」カード1枚を除外する。
発動後2回目の自分スタンバイフェイズに、この効果で除外したカードを手札に加える。


遊一「精霊獣 カンナホークの効果発動。デッキから《精霊獣 ペトルフィン》を除外する」


遊一:デッキ→除外
《精霊獣 ペトルフィン》


龍天河「霊獣か!」

ハストィータ「……お前……そのカード。その……端の傷……汚れ……まさか」

遊一「元々はヴィントのヤツのだ」

ハストィータ「……お前……ッ」

遊一「人聞きの悪いこと言おうとすんなよ。俺ァ託されたんだ」

   「何度でも言うが、テメェはどうあっても連れ帰る」

龍天河「いや、ちょっと待ってくれ。それ以前に何かおかしな発言が」

遊一「《緊急テレポート》!」


《緊急テレポート/Emergency Teleport》
速攻魔法
(1):手札・デッキからレベル3以下のサイキック族モンスター1体を特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターは、このターンのエンドフェイズに除外される。


遊一「《霊獣使いの長老》を特殊召喚!」


《霊獣使つかいの長老/Ritual Beast Tamer Elder》
効果モンスター
星2/風属性/サイキック族/攻 200/守1000
自分は「霊獣使いの長老」を1ターンに1度しか特殊召喚できない。
(1):このカードが召喚に成功したターン、自分は通常召喚に加えて1度だけ、
自分メインフェイズに「霊獣」モンスター1体を召喚できる。


遊一「――――じゃ、行くか。長老とカンナホークを除外する!」


遊一:場→除外
《霊獣使いの長老》
《精霊獣 カンナホーク》


遊一「来い! 《聖霊獣騎 カンナホーク》!」


《聖霊獣騎 カンナホーク/Ritual Beast Ulti-Cannahawk》
融合・効果モンスター
星6/風属性/雷族/攻1400/守1600
「霊獣使い」モンスター+「精霊獣」モンスター
自分フィールドの上記カードを除外した場合のみ特殊召喚できる(「融合」は必要としない)。
(1):1ターンに1度、除外されている自分の「霊獣」カード2枚を対象として発動できる。
そのカードを墓地へ戻し、デッキから「霊獣」カード1枚を手札に加える。
(2):このカードをエクストラデッキに戻し、除外されている自分の「霊獣使い」モンスター1体と
「精霊獣」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。
この効果は相手ターンでも発動できる。



ハストィータ「聖霊獣騎ッ……」

遊一「カンナホークの効果発動。除外されているペトルフィン、そして長老の二体を選択し、墓地へ戻す」

   「同時に、コイツの第二の効果をチェーン発動! セフィラウェンディとペトルフィンを特殊召喚!」

ハストィータ「!」


《影霊獣使-セフィラウェンディ/Ritual Beast Tamer Zefrawendi》
ペンデュラム・効果モンスター
星3/風属性/サイキック族/攻1500/守1000
【モンスター効果】
自分は「影霊獣使い-セフィラウェンディ」を1ターンに1度しか特殊召喚できない。
(1):このカードが召喚・P召喚に成功した時に発動できる。
自分のエクストラデッキから「影霊獣使い-セフィラウェンディ」以外の
表側表示の「セフィラ」モンスター1体を手札に加える。

《精霊獣 ペトルフィン/Spiritual Beast Pettlephin》
効果モンスター
星4/風属性/水族/攻 0/守2000
自分は「精霊獣 ペトルフィン」を1ターンに1度しか特殊召喚できない。
(1):1ターンに1度、手札の「霊獣」カード1枚を除外し、
相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを持ち主の手札に戻す。


遊一「そして第一の効果によって長老を墓地へ。俺はデッキから《英霊獣使い-セフィラムピリカ》を手札に加える」


遊一:デッキ→手札
《英霊獣使い-セフィラムピリカ》


龍天河「遊一、その効果……」

遊一「一枚でも戻りゃ発動できンだよ! 次だ! セフィラウェンディとペトルフィンを除外!」



遊一「来い、《聖霊獣騎 アペライオ》!」


《聖霊獣騎 アペライオ/Ritual Beast Ulti-Apelio》
融合・効果モンスター
星6/風属性/炎族/攻2600/守 400
「霊獣使い」モンスター+「精霊獣」モンスター
自分フィールドの上記カードを除外した場合のみ特殊召喚できる(「融合」は必要としない)。
(1):このカードは攻撃する場合、ダメージステップ終了時までこのカード以外のカードの効果を受けない。
(2):このカードをエクストラデッキに戻し、除外されている自分の「霊獣使い」モンスター1体と
「精霊獣」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。
この効果は相手ターンでも発動できる。


遊一「バトル! アぺライオでハーピストを攻撃」

ハストィータ「っ……!」


ドゴッシャアアァァッ!!


ハストィータ「…………まだ……!」 LP:4000→3100

遊一「こっちの台詞だ! スターダストでダイレクトアタック!」

ハストィータ「……《マジカルシルクハット》!」


《マジカルシルクハット/Magical Hats》
通常罠
相手のバトルフェイズ時に発動できる。
デッキから魔法・罠カードを2枚選んで相手に見せ、その2枚をモンスター扱い(攻/守0)として、
自分フィールド上のモンスター1体と合わせてシャッフルして裏側守備表示でセットする。
この効果でデッキから特殊召喚した2枚のカードはバトルフェイズ終了時に破壊される。



ハストィータ「……選択するのは……この二枚」


ハストィータ:開示
《ヒステリック・サイン》
《荒野の大竜巻》


遊一(ヒステリック・サイン……当然のようにアドバンテージを稼ぎに来るカードと)

   (荒野の大竜巻……破壊狙い。いや……数合わせか)

   (どっちにしたって……同じだ!)


遊一「――――左!」


ハストィータ:場→墓地
《ヒステリック・サイン》


遊一「チッ……」

ハストィータ「……これでバトルフェイズは終了……」


ハストィータ:場→墓地
《荒野の大竜巻》


ハストィータ「スターダストを……破壊する」

遊一「やらせるかよ。スターダストの効果発動! スターダスト自身を選択し、破壊を無効に!」


パシィィィィィィィ……



遊一「………………ペンデュラムスケールにセフィラムピリカをセッティングする」


《英霊獣使い-セフィラムピリカ/Ritual Beast Tamer Zeframpilica》
ペンデュラム・効果モンスター
星3/風属性/サイキック族/攻1000/守1500
【Pスケール:青1/赤1】
(1):自分は「霊獣」モンスター及び「セフィラ」モンスターしかP召喚できない。この効果は無効化されない。


遊一「これで……ターンエンドだ」 手札:2

ハストィータ「……二枚のカードを発動。《ヒステリック・サイン》。《ハーピィ・ハーピスト》」


《ヒステリック・サイン/Hysteric Sign》
永続魔法
このカードの発動時に、自分のデッキ・墓地から「万華鏡-華麗なる分身-」1枚を選んで手札に加える。
このカードが手札またはフィールド上から墓地へ送られたターンのエンドフェイズ時、
デッキからカード名が異なる「ハーピィ」と名のついたカードを3枚まで選んで手札に加える。
「ヒステリック・サイン」の効果は1ターンに1度しか発動できない。


ハストィータ「合計……4枚のカードを手札に」


ハストィータ:デッキ→手札
《ハーピィの羽根箒》
《ハーピィ・ダンサー》
《ハーピィ・クィーン》
《ハーピィ・チャネラー》

手札:1→5


遊一(……やっぱりか。羽根箒……! そう来るとは思ってたが……)



ハストィータ「……ドロー」 手札:5→6


遊一(――――ただ)

ハストィータ(……今は……使いづらい)

遊一(スターダストの効果がある上に、俺の場の魔法・罠は3枚のみ。それも使い道の薄い神託……)

ハストィータ(…………使い終わればもう用の無い連成する振動……その餌として設置されたスケール)

遊一(……となれば)

ハストィータ(となれば――――――)


遊一・ハストィータ((使うとすれば次のターン。俺(やつ)がカードを伏せたその時――――))


ハストィータ「……その前に荒らしつくす……。チャネラーを……召喚」


《ハーピィ・チャネラー/Harpie Channeler》
効果モンスター
星4/風属性/鳥獣族/攻1400/守1300
手札から「ハーピィ」と名のついたカード1枚を捨てて発動できる。
デッキから「ハーピィ・チャネラー」以外の「ハーピィ」と名のついたモンスター1体を表側守備表示で特殊召喚する。
「ハーピィ・チャネラー」のこの効果は1ターンに1度しか使用できない。
また、自分フィールド上にドラゴン族モンスターが存在する場合、このカードのレベルは7になる。
このカードのカード名は、フィールド上・墓地に存在する限り「ハーピィ・レディ」として扱う。


ハストィータ「……ダンサーを墓地へ……ペット竜を特殊召喚」


ハストィータ:手札→墓地
《ハーピィ・ダンサー》

デッキ→場
《ハーピィズペット竜》


《ハーピィズペット竜(ドラゴン)/Harpie's Pet Dragon》
効果モンスター
星7/風属性/ドラゴン族/攻2000/守2500
(1):このカードの攻撃力・守備力は、フィールドの「ハーピィ・レディ」の数×300アップする。

すみません、ちょい訂正。ダンサー召喚前にこの描写入ります。

* * *


ハストィータ「……狩場の効果で連成する振動を……破壊」

遊一「まぁ……だろォな。連成する振動の効果! セフィラムピリカを破壊し、カードをドロー!」 手札:2→3


遊一:場→EX
《英霊獣使い-セフィラムピリカ》



ハストィータ「……チャネラーのレベルが上昇」


《ハーピィ・チャネラー》★4→★7


ハストィータ「次。《継承の印》」


《継承の印/Symbol of Heritage》
装備魔法(制限カード)
自分の墓地に同名モンスターカードが3枚存在する時に発動する事ができる。
そのモンスター1体を選択して自分フィールド上に特殊召喚し、このカードを装備する。
このカードが破壊された時、装備モンスターを破壊する。


ハストィータ「……ダンサーを特殊召喚」


《ハーピィ・ダンサー/Harpie Dancer》
効果モンスター
星4/風属性/鳥獣族/攻1200/守1000
自分のメインフェイズ時、自分フィールド上の風属性モンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターを持ち主の手札に戻し、その後、風属性モンスター1体を召喚できる。
「ハーピィ・ダンサー」のこの効果は1ターンに1度しか使用できない。
このカードのカード名は、フィールド上・墓地に存在する限り「ハーピィ・レディ」として扱う。



ハストィータ「……狩場の効果を発動。神託を破壊する」

遊一「チッ」


遊一:場→墓地
《セフィラの神託》


遊一「だが――――これ以上俺の場に破壊できるカードはねェ」

龍天河「そうか、次は狩場を破壊するしかない!」

ハストィータ「……甘い。《霞の谷の神風》……!」


《霞の谷(ミスト・バレー)の神風/Divine Wind of Mist Valley》
フィールド魔法(制限カード)
自分フィールド上に表側表示で存在する風属性モンスターが手札に戻った場合、
自分のデッキからレベル4以下の風属性モンスター1体を特殊召喚する事ができる。
この効果は1ターンに1度しか使用できない。


遊一「!」

ハストィータ「……ダンサーの効果発動。ダンサーを手札に戻し……」


ハストィータ:場→手札
《ハーピィ・ダンサー》


ハストィータ「……神風の効果と……ダンサーの効果。デッキから《ハーピィ・ハーピスト》を特殊召喚」

       「手札からダンサーを召喚」


ハストィータ:手札→場
《ハーピィ・ダンサー》

デッキ→場
《ハーピィ・ハーピスト》



ハストィータ「……レベル7の2体。そしてレベル4・風属性の二体でオーバーレイ」

龍天河「まさか!」

遊一「…………チッ!」

ハストィータ「……現れよ、《幻獣機ドラゴサック》、《電光千鳥》」


《電光千鳥/Lightning Chidori》
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/風属性/雷族/攻1900/守1600
風属性レベル4モンスター×2
このカードがエクシーズ召喚に成功した時、相手フィールド上にセットされたカード1枚を選択して持ち主のデッキの一番下に戻す。
また、1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。
相手フィールド上に表側表示で存在するカード1枚を選択して持ち主のデッキの一番上に戻す。

《幻獣機ドラゴサック/Mecha Phantom Beast Dracossack》
エクシーズ・効果モンスター
ランク7/風属性/機械族/攻2600/守2200
レベル7モンスター×2
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。
自分フィールド上に「幻獣機トークン」(機械族・風・星3・攻/守0)2体を特殊召喚する。
自分フィールド上にトークンが存在する限り、このカードは戦闘及びカードの効果では破壊されない。
また、1ターンに1度、自分フィールド上の「幻獣機」と名のついたモンスター1体をリリースして発動できる。
フィールド上のカード1枚を選択して破壊する。この効果を発動するターン、このカードは攻撃できない。


龍天河「マズい!」

遊一「チィ……!」


遊一(スターダストの排除を狙いに来たか……! 電光千鳥の効果なら確かに、破壊を介さねえ)



遊一「どうせ潰されんなら同じか……! スターダストの効果! アぺライオに耐性を付与する!」

ハストィータ「……それを……待っていた。電光千鳥の効果発動。ORUを取り除き」


《電光千鳥》;ORU→墓地
《ハーピィ・ハーピスト》


ハストィータ「アぺライオを……選択」

遊一「!? ――――アぺライオの効果発動! コイツをエクストラデッキに戻して除外された霊獣二体を特殊召喚!」


遊一:除外→場
《影霊獣使い-セフィラウェンディ》
《精霊獣 カンナホーク》


ハストィータ「……スターダストは……攻撃力2500。破壊耐性を持っていても……そこは変わらない」

       「……アぺライオを突破することが難しい以上……そうやってくれるのが一番良かった」

遊一「……!」

ハストィータ「……バトル。ドラゴサックでスターダストを。電光千鳥でカンナホークを攻撃」


ズドオオオオッ!!


遊一「ッ……!」 LP:4000→3900


遊一:場→墓地
《閃光竜 スターダスト》
《精霊獣 カンナホーク》



ハストィータ「……ドラゴサックの効果を発動。ORUを一つ使って……トークンを2体特殊召喚」


ハストィータ:ORU→墓地
《ハーピィズペット竜》

場:「幻獣機トークン」×2


ハストィータ「……カードを1枚セットして……ターンエンド」 手札:3

       「……ハーピストの効果で《ハーピィ・レディ1》を手札に」


ハストィータ:デッキ→手札
《ハーピィ・レディ1》

手札:3→4


遊一「俺のターン!」 手札:3→4

   「……よし。俺はスケール1の《剣聖の影霊衣-セフィラセイバー》と」

   「スケール7の《音響戦士ギータス》でペンデュラムスケールをセッティング!」


《剣聖の影霊衣-セフィラセイバー/Zefrasaber, Swordmaster of the Nekroz》
ペンデュラム・効果モンスター
星4/水属性/魔法使い族/攻1500/守 800
【Pスケール:青1/赤1】
(1):自分は「影霊衣」モンスター及び「セフィラ」モンスターしかP召喚できない。この効果は無効化されない。

《音響戦士(サウンドウォリアー)ギータス》
ペンデュラム・効果モンスター
星3/風属性/機械族/攻1500/守 100
【Pスケール:青7/赤7】
「音響戦士ギータス」のP効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):手札を1枚捨てて発動できる。デッキから「音響戦士ギータス」以外の「音響戦士」モンスター1体を特殊召喚する。



ハストィータ「……どこまでも邪魔な……!!」

遊一「――――ペンデュラム召喚! 来い、セフィラシウゴ、セフィラムピリカ、セフィラナーガ!」


遊一:EX→場
《イェシャドール-セフィラナーガ》
《英霊獣使い-セフィラムピリカ》
《秘竜星-セフィラシウゴ》


遊一「まずは――――セフィラムピリカの効果発動!」


《英霊獣使い-セフィラムピリカ/Ritual Beast Tamer Zeframpilica》
ペンデュラム・効果モンスター
星3/風属性/サイキック族/攻1000/守1500
【モンスター効果】
自分は「英霊獣使い-セフィラムピリカ」を1ターンに1度しか特殊召喚できない。
(1):このカードが召喚・P召喚に成功した時、「英霊獣使い-セフィラムピリカ」以外の自分の墓地の、
「霊獣」モンスターまたは「セフィラ」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターはエンドフェイズに破壊される。


遊一「甦れ、カンナホーク!」


遊一:墓地→場
《精霊獣 カンナホーク》


遊一「セフィラシウゴの効果発動! デッキからセフィラの神撃を手札に!」


遊一:デッキ→手札
《セフィラの神撃》



遊一「次だ。カンナホークの効果発動。デッキからウェンを除外する」


遊一:デッキ→除外
《霊獣使い ウェン》


遊一「そして! セフィラムピリカとカンナホークを除外し、《聖霊獣騎 カンナホーク》を特殊召喚!」


遊一:EX→場
《聖霊獣騎 カンナホーク》


遊一「聖霊獣騎 カンナホークの効果発動! 除外されたペトルフィンとウェンを墓地へ送り、デッキから霊獣を手札に!」


遊一:デッキ→手札
《精霊獣 ラムペンタ》


ハストィータ「…………どこまで……」

遊一「まだまだァ! ギータスの効果で手札を捨て、デッキから《音響戦士ドラムス》を特殊召喚!」


遊一:手札→墓地
《シャドール・ビースト》


《音響戦士ドラムス/Symphonic Warrior Drumss》
チューナー(効果モンスター)
星2/風属性/機械族/攻 700/守 700
属性を1つ宣言し、フィールド上に表側表示で存在する「音響戦士」と名のついたモンスター1体を選択して発動する。
選択したモンスターは宣言した属性になる。この効果は1ターンに1度しか使用できない。
また、属性を1つ宣言し、自分の墓地に存在するこのカードをゲームから除外する事で、
自分フィールド上に表側表示で存在する「音響戦士」と名のついたモンスター1体は宣言した属性になる。



《シャドール・ビースト/Shaddoll Beast》
リバース・効果モンスター
星5/闇属性/魔法使い族/攻2200/守1700
「シャドール・ビースト」の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):このカードがリバースした場合に発動できる。自分はデッキから2枚ドローする。その後、手札を1枚捨てる。
(2):このカードが効果で墓地へ送られた場合に発動できる。自分はデッキから1枚ドローする。


遊一「ビーストの効果だ。カードを1枚ドロー!」 手札:3→4

   「次! 《影依融合》発動ォ!」


《影依融合(シャドール・フュージョン)/Shaddoll Fusion》
通常魔法
「影依融合」は1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分の手札・フィールドから「シャドール」融合モンスターカードによって決められた
融合素材モンスターを墓地へ送り、その融合モンスター1体をエクストラデッキから融合召喚する。
エクストラデッキから特殊召喚されたモンスターが相手フィールドに存在する場合、
自分のデッキのモンスターも融合素材とする事ができる。


遊一「ご丁寧に二体も用意してくれたなァ。デッキのセフィラエグザ、場のセフィラナーガを素材に!」


遊一:デッキ→墓地
《炎獣の影霊衣-セフィラエグザ》

場→EX
《イェシャドール・セフィラナーガ》


遊一「来い! 《エルシャドール・エグリスタ》ァッ!」


《エルシャドール・エグリスタ/El Shaddoll Grysta》
融合・効果モンスター
星7/炎属性/岩石族/攻2450/守1950
「シャドール」モンスター+炎属性モンスター
このカードは融合召喚でのみエクストラデッキから特殊召喚できる。
「エルシャドール・エグリスタ」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):相手がモンスターを特殊召喚する際に発動できる。その特殊召喚を無効にし、そのモンスターを破壊する。
その後、自分は手札の「シャドール」カード1枚を墓地へ送る。
(2):このカードが墓地へ送られた場合、自分の墓地の「シャドール」魔法・罠カード
1枚を対象として発動できる。そのカードを手札に加える。



龍天河「やりすぎじゃないか……!?」

遊一「コイツ相手に『やりすぎ』はねェ! セフィラシウゴにドラムスをチューニング!」

   「烈風と共に大空へ舞い上がれ、《ブラックフェザー・ドラゴン》ッ!」


《ブラックフェザー・ドラゴン/Black-Winged Dragon》
シンクロ・効果モンスター
星8/闇属性/ドラゴン族/攻2800/守1600
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
自分がカードの効果によってダメージを受ける場合、代わりにこのカードに黒羽カウンターを1つ置く。
このカードの攻撃力は、このカードに乗っている黒羽カウンターの数×700ポイントダウンする。
また、1ターンに1度、このカードに乗っている黒羽カウンターを全て取り除く事で、
相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択し、
その攻撃力を取り除いた黒羽カウンターの数×700ポイントダウンし、
ダウンした数値分のダメージを相手ライフに与える。


ギャオオオオオオオオオオオオオッ!!


ハストィータ「――――ッ」

遊一「ラムペンタを召喚!」


《精霊獣 ラムペンタ/Spiritual Beast Rampengu》
効果モンスター
星4/風属性/獣族/攻1600/守 400
自分は「精霊獣 ラムペンタ」を1ターンに1度しか特殊召喚できない。
(1):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。
エクストラデッキから「霊獣」モンスター1体を除外し、
そのモンスターと同じ種族の「霊獣」モンスター1体をデッキから墓地へ送る。

ラムペンタ<キュー!



遊一「バトル! カンナホークとセフィラウェンディで幻獣機トークンを攻撃!」


ドガァァ!!


ハストィータ:場→消滅
「幻獣機トークン」×2


遊一「次! ブラックフェザー・ドラゴンでドラゴサックを! エグリスタで電光千鳥を攻撃!」


ズゴオオオオオオオオオオオオオオオッッッ!!


ハストィータ「……ッ……うあぁっ!」 LP:3300→3100→2550


ハストィータ:場→墓地
《幻獣機ドラゴサック》
《電光千鳥》


遊一「ラストッ! ラムペンタでダイレクトアタック!」


ズンッ!


ハストィータ「うぐっ」 LP:2550→950

龍天河「腹に頭突き一発……痛いなアレは……」

遊一「ケッ、それでどうこうってタマかよ」

ハストィータ「………………」



遊一「俺は絶対にこの女を認めねえ。何が何でも……叩き潰す」

龍天河「何でお前、そんなに……」

ハストィータ「……妹を放っておいたのが……そんなに」

遊一「癇に障る。ムカつく。腹が立つ! あれだけ心配されてて何で顔の一つも出してやらねェ!」

ハストィータ「………………」

遊一「家族だろォが! ヒトんちのことに口出すのは癪だが……だからって黙ってられっかよ!」

   「カンナホーク、セフィラウェンディ、ラムペンタを除外! 来いッ! 《聖霊獣騎 ガイアペライオ》!」


《聖霊獣騎 ガイアペライオ/Ritual Beast Ulti-Gaiapelio》
融合・効果モンスター
星10/光属性/サイキック族/攻3200/守2100
「聖霊獣騎」モンスター+「霊獣使い」モンスター+「精霊獣」モンスター
自分フィールドの上記カードを除外した場合のみ特殊召喚できる(「融合」は必要としない)。
(1):上記の方法で特殊召喚したこのカードは以下の効果を得る。
●モンスターの効果・魔法・罠カードが発動した時、
手札から「霊獣」カード1枚を除外して発動できる。その発動を無効にし破壊する。


グオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッッ……!


遊一「頼まれたこととは別に、こっからは俺の私情だ。何が何でも勝つ……!」

   「カードを2枚セットしてターンエンド!」 手札:1

ハストィータ「……好き勝手な……ことを……! 私のターン!」 手札:4→5



ハストィータ「……《ハーピィの羽根箒》……!」


《ハーピィの羽根帚/Harpie's Feather Duster》
通常魔法(制限カード)
(1):相手フィールドの魔法・罠カードを全て破壊する。


遊一「ガイアペライオの効果発動! 手札の『霊獣』一枚を除外してソイツを無効に!」


遊一:手札→除外
《霊獣使い レラ》


ハストィータ「……リバースカードオープン。《ヒステリック・パーティー》……」


《ヒステリック・パーティー/Hysteric Party》
永続罠
(1):手札を1枚捨ててこのカードを発動できる。自分の墓地から「ハーピィ・レディ」を可能な限り特殊召喚する。
このカードがフィールドから離れた時にこのカードの効果で特殊召喚したモンスターは全て破壊される。


ハストィータ:手札→墓地
《ハーピィ・レディ1》


遊一「《セフィラの神撃》! ソイツも無効だ!」


遊一:EX→除外
《イェシャドール-セフィラナーガ》


龍天河「これで全部……か?」」

ハストィータ「……私だって……ヴィントのことが嫌いで……会いに行かないわけじゃない」

遊一「だったら選択肢は一つだろォがよ……!」

ハストィータ「……私には……やりたいことが……ある……!」



ハストィータ「それまでは……! ……《手札抹殺》……!」


《手札抹殺/Card Destruction》
通常魔法(制限カード)
お互いの手札を全て捨て、それぞれ自分のデッキから捨てた枚数分のカードをドローする。


遊一「あ?」

ハストィータ「……私だけが捨てて……私だけが……引く」


ハストィータ:手札→墓地
《ハーピィ・クィーン》
《地縛神 Aslla piscu》


龍天河(……今……何かが……!)


ハストィータ「《死者蘇生》……!!」


《死者蘇生/Monster Reborn》
通常魔法(制限カード)
(1):自分または相手の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを自分フィールドに特殊召喚する。


ハストィータ「甦れ……Aslla piscu……!!」

遊一「!!」


《地縛神 Aslla piscu/Earthbound Immortal Aslla piscu》
効果モンスター
星10/闇属性/鳥獣族/攻2500/守2500
「地縛神」と名のついたモンスターはフィールド上に1体しか表側表示で存在できない。
フィールド魔法カードが表側表示で存在しない場合このカードを破壊する。
相手はこのカードを攻撃対象に選択できない。このカードは相手プレイヤーに直接攻撃できる。
また、フィールド上に表側表示で存在するこのカードが、
このカードの効果以外の方法でフィールド上から離れた時、
相手フィールド上に表側表示で存在するモンスターを全て破壊し、
破壊したモンスターの数×800ポイントダメージを相手ライフに与える。



龍天河「マズい!!」

遊一「チッ……!」

ハストィータ「砕け散れ……! アスラピスクで……ダイレクトアタック……!」


ズオオオオオォォォォォォォォッッ!!


遊一「ッ……う、おおおおぁぁッ!!」 LP:3900→1400  ザザザザッ!

ハストィータ「……次。《貪欲な壺》」


《貪欲な壺/Pot of Avarice》
通常魔法(制限カード)
(1):自分の墓地のモンスター5体を対象として発動できる。
そのモンスター5体をデッキに加えてシャッフルする。その後、自分はデッキから2枚ドローする。


ハストィータ:墓地→デッキ
《幻獣機ドラゴサック》
《電光千鳥》
《ハーピィ・ハーピスト》×2
《ハーピィ・チャネラー》


ハストィータ「……カードを2枚ドロー」 手札:0→2

       「この2枚をセットして……ターンエンド」 手札:0

遊一「俺のターンッ!!」 手札:1→2

ハストィータ「……ドローフェイズ、《ゴッドバードアタック》……!!」

龍天河「なんだって!?」


《ゴッドバードアタック/Icarus Attack》
通常罠
(1):自分フィールドの鳥獣族モンスター1体をリリースし、
フィールドのカード2枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。



ハストィータ「アスラピスクをリリース――――2枚のペンデュラムゾーンのカードを……破壊」


ハストィータ:場→墓地
《地縛神 Aslla piscu》


遊一「させねェ! 手札からチェーン発動だ。速攻魔法、《揺れる眼差し》!」


《揺れる眼差し/Wavering Eyes》
速攻魔法
(1):お互いのPゾーンのカードを全て破壊する。
その後、この効果で破壊したカードの数によって以下の効果を適用する。
●1枚以上:相手に500ダメージを与える。
●2枚以上:デッキからPモンスター1体を手札に加える事ができる。
●3枚以上:フィールドのカード1枚を選んで除外できる。
●4枚:デッキから「揺れる眼差し」1枚を手札に加える事ができる。


遊一「更にチェーン発動! ――――――《星屑の残光》ッ!!」

ハストィータ「な……!?」


《星屑の残光(スターダストフラッシュ)/Stardust Flash》
通常罠
(1):自分の墓地の「スターダスト」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。

※ http://yugioh-wiki.net/?%A1%D4Stardust%20Flash%A1%D5



遊一「もう一度――――――飛べ、《閃光竜 スターダスト》ッ!!」


遊一:墓地→場
《閃光竜 スターダスト》


ギャオオオオオオオォォォォォォォォォッッ!!


ハストィータ「ぐっ……!!」

遊一「更に、揺れる眼差しの効果で、500のダメージを与えるとともに……」

ハストィータ「あうっ……!」 LP:950→450

遊一「デッキからペンデュラムモンスター1体を手札に加える!」


遊一:デッキ→手札
《音響戦士ギータス》


遊一「そして! アスラピスクの効果は強制効果! 全てのチェーン処理が終わったこの瞬間、効果が発動する!」

ハストィータ「!!」

遊一「チェーンしてスターダストの効果発動! ブラックフェザーの破壊を防ぐ!」


バシィィィィィィィィィィッッ!!


遊一:場→墓地
《エルシャドール・エグリスタ》
《閃光竜スターダスト》
《聖霊獣騎 ガイアペライオ》

《ブラックフェザー・ドラゴン》 黒羽カウンター:1
攻撃力:2800→2100



ハストィータ「馬鹿、な……」

遊一「バカなことなんてねェ」

ハストィータ「……それでも……私は……!」

遊一「……何を躊躇してるんだか知らねえが――――秤にかけるくらいなら最初から全部獲れっつーんだよ」

ハストィータ「それができるなら……苦労なんて……!」

遊一「最初(ハナ)ッから決めつけて動き出さねえ以上の馬鹿があるかッ!!」

ハストィータ「…………!」

遊一「二兎を追って一つも得られねえなんて嘆くのはやった後でいい。やるまえからどうせこうなるなんて思う方が馬鹿らしい」

   「まず意志示さなきゃ誰も手なんて貸せねェだろォが! テメェの想いは何だ!」

ハストィータ「……妹を……見守る……あの人を……正気に戻す……」

遊一「見守るなんざ、近づけねえで逃げ打ってるだけだろォが。それだけでいいのか、あァ!?」

ハストィータ「妹の傍で……守って……一緒に……いたい……」

       「……みんなで……私の好きな人、みんなで一緒にいたい……!!」



ハストィータ「……けれどそれ以上に……今、勝ちたい……ッ!!」

遊一「上等だ……!」

ハストィータ「まだ……あなたのターンは終わってない……!」

遊一「そうだ。あァ―――――そうだまだ俺のターンは終わってねェ!」

龍天河「…………」 ゴクリ

遊一「エグリスタの効果発動。墓地から《影依融合》を手札に加える!」


遊一:墓地→手札
《影依融合》


遊一「そして、ギータスを召喚!」


《音響戦士ギータス》
ペンデュラム・効果モンスター
星3/風属性/機械族/攻1500/守 100
【モンスター効果】
(1):このカードが召喚に成功した時、自分の墓地の「音響戦士」モンスター1体を
対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。


ハストィータ「召喚……!?」

遊一「ギータスの効果発動! 墓地のドラムスを特殊召喚!」


遊一:墓地→場
《音響戦士ドラムス》



遊一「ドラムスの効果により、ギータスを闇属性に変更!」


《音響戦士ギータス》:風属性→闇属性


遊一「そして《影依融合》、発動! 闇属性となったギータスと、手札の《オルシャドール-セフィラルーツ》を融合!」

   「来い、《エルシャドール・ミドラーシュ》!」


《エルシャドール・ミドラーシュ/El Shaddoll Winda》
融合・効果モンスター
星5/闇属性/魔法使い族/攻2200/守 800
「シャドール」モンスター+闇属性モンスター
このカードは融合召喚でのみエクストラデッキから特殊召喚できる。
(1):このカードは相手の効果では破壊されない。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
その間はお互いに1ターンに1度しかモンスターを特殊召喚できない。
(3):このカードが墓地へ送られた場合、自分の墓地の「シャドール」
魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。そのカードを手札に加える。


遊一「更に、レベル5のミドラーシュに、レベル2のドラムスをチューニング!」

ハストィータ「!?」

龍天河「そうか、ミドラーシュが場に現れた後でも一度は特殊召喚ができる!」

遊一「来い、《邪竜星-ガイザー》ッ!!」


《邪竜星-ガイザー/Yazi, Evil of the Yang Zing》
シンクロ・効果モンスター
星7/闇属性/幻竜族/攻2600/守2100
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
「邪竜星-ガイザー」の(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードは相手の効果の対象にならない。
(2):自分フィールドの「竜星」モンスター1体と
相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。
(3):自分フィールドのこのカードが戦闘・効果で破壊され墓地へ送られた時に発動できる。
デッキから幻竜族モンスター1体を守備表示で特殊召喚する。



遊一「ガイザーの効果! ガイザー自身と―――――」

   「フィールド魔法、《霞の谷の神風》を選択し、これを破壊する!」

ハストィータ「なっ……」

遊一「そのリバースカード、例えばヒステリック・パーティならああも自信満々には伏せねえ」

   「魔封じの芳香なんかでもそうだ。てェことは……恐らくは蘇生カード。特に《リビングデッドの呼び声》と踏んだ」

   「フィールド魔法があれば地縛神は維持できる。が、フィールド魔法が無きゃ維持はできねえ」

   「確かにブラックフェザーの効果使えばトドメも刺せたが――――万が一を考えてな」

   「対象にできなくなるような特別な効果があったら……問題だしな」

ハストィータ「……ッ」

遊一「この辺りで終いだ。ブラックフェザーでダイレクトアタック!」

ハストィータ「……《リビングデッドの呼び声》」


《リビングデッドの呼び声/Call of the Haunted》
永続罠
(1):自分の墓地のモンスター1体を対象としてこのカードを発動できる。そのモンスターを攻撃表示で特殊召喚する。
このカードがフィールドから離れた時にそのモンスターは破壊される。
そのモンスターが破壊された時にこのカードは破壊される。


ハストィータ「……クィーンを、特殊召喚」


ハストィータ:墓地→場
《ハーピィ・クィーン》


遊一「ブラックフェザーの攻撃を中止する。そんで」

ハストィータ「効果を使って、700ポイントの連動ダメージ―――――か」

遊一「……そいつで終いだ」

ハストィータ「…………次は、負けない」 LP:450→0    ピィ―――――――――――

遊一「こっちの台詞だ」







勝率:95
トリップ→#wind75sis
指定数値→83
合計:+=75+83=158(58)


◆ デュエルに勝利しました

ここまででー

なんか遊一のデッキ、妙にてんこ盛りみたいなことになってしまった
色々ミスあるかもしれないので何かありましたらご指摘いただければ助かります


◆ 次にデュエルを描写するキャラを選択してください

1.遊一(2/3+α)
2.龍天河

↓1~3


◆ 判定について選択してください

1.詳細な判定を行う
2.簡易の判定を行う

↓1~  2票


◆ ステータスの比較を行います。


龍天河:【運命力】:8  【戦略】:5  【洞察力】:3  【精神力】:7+1  【構築】:6

統帥:【運命力】:2  【戦略】:8  【洞察力】:6-2  【精神力】:7+2  【構築】:3

特殊技能
「私が市長です」……【精神力】に+2補正、【洞察力】に-2補正
「マッドギア」……【戦略】に+1補正


【運命力】→d
【戦略】→s
【洞察力】→i
【精神力】→m
【構築】→b

トリップに上記の文字列を隠しました
左から順に1、2、3、4、5と設定します
1~5の数字を二つ選択してください

↓1

すみません、龍天河のステ修正

龍天河:【運命力】:8  【戦略】:5  【洞察力】:4  【精神力】:8+1  【構築】:6

こっちが実数値です
改めて↓1

#0383dmsib23
指定:2、4
→ m、i

◆ 【精神力】と【洞察力】で判定します。

龍天河:【洞察力】:4  【精神力】:8+1

統帥:【洞察力】:6-2  【精神力】:7+2

   互いに優劣無し。よって基本値【20】を使用します。



◆ 【本日22時】まで龍天河(【レッドアイズ】)が統帥(【DD】)に勝利する要素を書き込んでください。

   互いのデッキの情報については以下の通りです。
   雑談、相談等はご自由にどうぞ


【真紅眼の黒竜】
http://yugioh-wiki.net/index.php?%A1%DA%BF%BF%B9%C8%B4%E3%A4%CE%B9%F5%CE%B5%A1%DB

【DD】
http://yugioh-wiki.net/index.php?%A1%DA%A3%C4%A3%C4%A1%DB


【墓地もといエクストラを肥やさないとDDは回りづらい。
 先に削っておけば、LP4000スタートと契約書のコストも相まって優位に立てる】
【DDは初動が遅くエンジンが揃うまで時間がかかるので、先制で展開していけば物量差で押しきれる】 (+10)(同一意見補正+5)

【ロード・オブ・ザ・レッドの効果は永続魔法・罠の契約書に有効】 (+5)

【鋼炎竜を貼っておけば契約書の発動コストが実質1500ダメージとなる。レオニダスやダルクを出されない限りこれは大きい】(+10)

【メテオブラックドラゴンはカリユガと相打ちに持ち込める】(+5)

【戦乙女の契約書以外に除去魔法・罠がほぼ入らないので、始祖竜ワイアームの突破が困難】(+5)


10+5+5+10+5+5=40

基本値【20】

今回の勝率は【60%】です


◆ 勝率は60%となります。判定において【60以下】が出た場合に勝利です。
   トリップに数字を隠しました。0~99の好きな数値を選択してください。

↓1

では指定【60】で
多分明日やると思います

20時ごろからやります



ハストィータ「私の……負け……か……」

遊一「……ケッ」

龍天河「か……勝ったか……」 ホッ

遊一「ンだお前、そんな心配してたのか」

龍天河「そりゃするだろ、普通! だってお前」

遊一「ケンカ一番技術二番でデュエル三番ってことだろ。わーってるっつーの」

ハストィータ「…………これから……どうする……つもり」

遊一「どうするもこうするも先に進む。先に進んで頭を潰す」

ハストィータ「頭……? …………会長?」

龍天河「そういうことになる……のかな。それが父さんじゃないことを祈るけど」

遊一「どっちだって変わりやしねえ。アタマなら一発殴り飛ばすだけだろ」

龍天河「でもさ遊一……」

遊一「たとえお前の親父だろうが、扱いを変える気はねェ。気に食わねえ。だから殴る。そんだけだ」

ハストィータ「……蛮族の狂宴……」

遊一「うるせェ」



遊一「だいいち、お前が実の親殴れるのかよ」

龍天河「そりゃ……できないけど、それ以前に俺」

遊一「あ?」

龍天河「いや。その、俺……拾われ子でさ。実の子供じゃないし……えー」

遊一「……恩義があるか」

龍天河「………………」

遊一「だとしても、間違ったことしてるって分かってて黙っていられやしねェ」

龍天河「俺も……そうだけど」

遊一「だとしてもそれじゃ無理だろォが。俺自身もダチに恩人殴らす真似はさせたくねェ」

ハストィータ「…………」

遊一「だから俺が」

龍天河「いや! だったら、だからこそ俺がやる。これは……俺の問題でもあるんだ。たとえ血がつながってなくても」

     「俺の父さんが……もし、間違ったことをしようとしてるって言うなら。俺がやらなきゃいけない」

遊一「…………そうか」



遊一「おい」

ハストィータ「……?」

遊一「行くぞ。お前の目的も果たす」

ハストィータ「……私……の?」

龍天河(「テメェ」から「お前」になったな……)

遊一「お前言ったろ。『あの人を正気に戻す』っつって」

   「あの人っつーのが誰かは知らねえが、それを果たす」

ハストィータ「…………けど」

龍天河「敵だから、なんて考えない方がいいよ。……そういうヤツだからさ」

遊一「……ケッ」

ハストィータ「…………いい、の……?」

遊一「いいも悪いもねェ。そうしなきゃお前、帰る気がねェんだろ」

   「だったら、やる。そんだけだ」

ハストィータ「………………」



遊一「妹にこれ以上悲しそうな顔させンな」

ハストィータ「…………そう……そう、ね……」

龍天河「……はは」

遊一「何笑ってんだよ」

龍天河「いや、色々とさ」

遊一「……妹って話になるとな」

ハストィータ「……?」

遊一「俺にも妹がいる。……昔っから心配ばっかかけてな。俺自身も馬鹿ばっかやってたし」

   「いや……今でも馬鹿ばっかりだな。心配なんざ今でも十二分にだ」

ハストィータ「……だのに……説教?」

遊一「棚上げしてでも言わなきゃならねえことだ。俺が一番よく分かってっからな」

   「心配ばっかかけるのは……しょうがねえんだ。どうやったって、俺にもやらなきゃならねえことがあるからな」

   「だが、問題はその後っつーだけの話だ。だからこそ、アイツが求めりゃすぐに駆けつける。約束の時間には帰る」

   「……それを徹底してるだけだ。どんなに心配かけても『必ず帰ってくる』って、思ってもらう」

   「それだけで……まあ、ちっとは変わるもんだ、ってだけだ」



ハストィータ「…………」

遊一「どうした」

ハストィータ「……あなたとは、友達になれる気がする」

遊一「普段なら笑い飛ばすとこだが……今日はそこんとこ認めてやる」

龍天河「えぇぇぇ」

ハストィータ「妹にかける魂に……漢を見た」

遊一「魂の奥底に共鳴するものを感じた」

龍天河「お前ら……」

遊一「何だ」

ハストィータ「……問題が」

龍天河「もういいよ……お前らなんていうかもう……シスコンのくせになんていうかもう……」

遊一「いいか、龍天河」

ハストィータ「……妹に対するそれと、愛する人に向けるそれは……違う」

龍天河「そういう価値観があっていいってことを前提として言うが俺にそういう価値観を説かないでくれ」



ハストィータ「……友人に対する気持ちも同様」

遊一「恋愛と友情は違う」

龍天河「お前にそれを説かれるとは思わなかったよ!!」

遊一「ともかく行くぞ。おい」

ハストィータ「…………この先、道が二つに分かれている」

龍天河「二つ……?」

ハストィータ「……一つは……祭壇」

遊一「もう一つは」

ハストィータ「…………会長が待っている場所」

龍天河「会長?」

ハストィータ「……アザ統帥……と。名乗っている」

遊一「龍天河」

龍天河「アザ……ト……いや……まさか」

遊一「……駕汰乃流星。奴のいる場所は分かるか」

ハストィータ「……祭壇の方」

遊一「決まったな。龍天河」

龍天河「あ、ああ。遊一が祭壇の方に向かうんだな」

遊一「……お前、大丈夫かよ」

龍天河「大丈夫だ。任せてくれ」

遊一「だったらお前も勝て。わーってんな」

龍天河「あぁ」



遊一「お前はどうする」

ハストィータ「……あなたと行こう」

龍天河「……ってことは祭壇の方に?」

ハストィータ「…………いる」

遊一「分かった。乗れ」  フォオオオォォォン!

ハストィータ「…………」 コク

遊一「龍天河!」

龍天河「ん?」

遊一「気を付けろよ」

龍天河「ああ、お前も」



◆ 遺跡 / ?????


タタタタタタタタッ……


龍天河「……!」 スタッ


龍天河(着いた。ここが……「会長」のいる場所……)

     (しかし……何だこれ?)


ウィイイイイイィィィィィィィィン……


龍天河(遺跡……なのに、妙に機械的っていうか……これ……)

     (……前時代の……遺物?)


??「来たか」

龍天河「!」

統帥「…………龍天河……涼」

龍天河「……アザ統帥……同好会の……会長。――――いや」



統帥「…………」

龍天河「何やってんだよ……父さん!」

統帥「私はお前の父親などではない」

龍天河「そんなわけないだろ! 分かるよ。義理だとしても、息子だろ、俺は!」

     「そんな……なんかニッポンポン言いそうな仮面なんか付けてんじゃないよ!」

統帥「………………」 カポ


明斬渡「……これで満足か」


龍天河「何してんだよ……こんなところで」

明斬渡「決まっている。――――私の『仕事』だ」

龍天河「仕事……!? 何言ってんだよ!」

明斬渡「涼。お前は……神の力を見たことはあるか?」

龍天河「いや」

明斬渡「ならば一度は見ておけ。説明するよりはその方が早い」 ピピピッ…

龍天河「……!? これは――――――」



龍天河(巨大な化け物が地上を闊歩してる)

     (いつの映像なのかは分からない――――けど、文明の様態はかなり古い)

     (石造りの建物だ……それを、見る間に……壊してく)

     (かと思えば再生を企てたり……これは)


龍天河「これが……神、だって……!?」

明斬渡「そう。彼らが――――神だ」

龍天河「こんなの……神なんかじゃない。ただの化け物だ!」

明斬渡「その通り。お前の言う通り、奴らは化け物だ」

龍天河「…………!?」

明斬渡「意思があり、個我を持つ。更にはあれだけの力だ。人間には抗えんよ」

     「だからこそ――――――その力。手中に収める価値がある」

龍天河「……なんだよそれ」

明斬渡「分からんか。意思の伴わぬ力は、所詮は力……故にそれを使う者にのみ左右される」

     「私は奴らの個我を取り去り、純粋な『力』として手に入れる。そのためにこの同好会という組織を利用しているのだよ」



龍天河「それで世界征服でもしようって……!?」

明斬渡「いいや。そのようなことは考えていない」

龍天河「だったらどうするっていうんだ!」

明斬渡「人類の永遠の繁栄を」

龍天河「……え? ……え!?」

明斬渡「分からんか、涼」

龍天河「わ……分からない」

明斬渡「涼。お前は異次元というものをどう捉える」

龍天河「い、異次元……? そんなの……どう、って」

明斬渡「異次元からの来訪者は確かに存在している。ヒトの持ちえぬ形質を持つ者たち」

     「彼らはそれらの生き証人とも言うべき存在だ。違うか」

龍天河「それは……まあ、分かるけど」

明斬渡「彼らは我々と融和する意思があったからいい。だが、そうでないならどうだ?」

     「我々に『兵器』というものは使えない。ならばそれに代わる『力』が必要なのだ」

     「侵略者が現れるのは今日かもしれない。明日かもしれない」



龍天河「だとしても……あんな化け物の力を頼るなんて間違ってる」

明斬渡「頼る? 違うな。利用しようと言うのだ」

龍天河「今見た限り、奴らの力は……人知を超えてる」

明斬渡「そうだ」

龍天河「その力に人間が振り回されない保証がどこにあるんだ。逆に利用されない保証がどこにあるんだ!」

     「俺は認めない! そんなの……認めてたまるか!」

明斬渡「涼! 理想では人は救えんぞ!」

龍天河「もっと他にいい方法だってあるだろ!」

明斬渡「考えに、考え抜いた結果だ。これ以上の『力』は――――無い」

龍天河「……ある! 俺は……その可能性を……知っている!」

明斬渡「……吹くか。ならば私に示してみろ、その可能性とやらを」 フィィン

龍天河「……ッ」  フィィィィン!


     「「――――デュエル!!」」



明斬渡「私の先攻。私は《DD魔導賢者ケプラー》を召喚」


《DD魔導賢者ケプラー》
ペンデュラム・効果モンスター
星1/闇属性/悪魔族/攻 0/守 0
【モンスター効果】
「DD魔導賢者ケプラー」のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、以下の効果から1つを選択して発動できる。
●このカード以外の自分フィールドの「DD」カード1枚を対象として発動できる。そのカードを持ち主の手札に戻す。
●デッキから「契約書」カード1枚を手札に加える。


明斬渡「ケプラーの効果を発動。私は《地獄門の契約書》を手札に加える」


明斬渡:デッキ→手札
《地獄門の契約書》


明斬渡「そして、今手札に加えた《地獄門の契約書》を発動する」


《地獄門の契約書》
永続魔法
「地獄門の契約書」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分メインフェイズに発動できる。デッキから「DD」モンスター1体を手札に加える。
(2):自分スタンバイフェイズに発動する。自分は1000ダメージを受ける。


明斬渡「そして、この効果により《DDケルベロス》を手札に」


明斬渡:デッキ→手札
《DDケルベロス》



明斬渡「――――私は《魔神王の契約書》を発動」


《魔神王の契約書》
永続魔法
「魔神王の契約書」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分メインフェイズに発動できる。自分の手札・フィールドから、
悪魔族の融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、
その融合モンスター1体をエクストラデッキから融合召喚する。
「DD」融合モンスターを融合召喚する場合、自分の墓地のモンスターを除外して融合素材とする事もできる。
(2):自分スタンバイフェイズに発動する。自分は1000ダメージを受ける。


龍天河「ッ……魔神王……!」

明斬渡「私は場のケプラーと手札のケルベロスを融合する」

     「――――現れよ! 《DDD神託王ダルク》!」


《DDD神託王ダルク》
融合・効果モンスター
星7/闇属性/悪魔族/攻2800/守2000
「DD」モンスター×2
(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
自分にダメージを与える効果は、自分のLPを回復する効果になる。


龍天河「早速バーン対策のカードか……ッ!」

明斬渡「私はカードを2枚セットし、ターンエンド。涼。お前のターンだ」 手札:1

龍天河「……俺のターン!」 手札:5→6



龍天河「俺は《竜の霊廟》を発動する!」


《竜の霊廟/Dragon Shrine》
通常魔法(制限カード)
デッキからドラゴン族モンスター1体を墓地へ送る。
墓地へ送ったモンスターがドラゴン族の通常モンスターだった場合、
さらにデッキからドラゴン族モンスター1体を墓地へ送る事ができる。
「竜の霊廟」は1ターンに1枚しか発動できない。


龍天河「この効果により、合計二枚のカードを墓地へ!」


龍天河:デッキ→墓地
《真紅眼の黒炎竜》
《真紅眼の黒竜》


龍天河「そして、《伝説の黒石》を召喚!」


《伝説の黒石(ブラック・オブ・レジェンド)》
効果モンスター
星1/闇属性/ドラゴン族/攻 0/守 0
「伝説の黒石」の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):このカードをリリースして発動できる。デッキからレベル7以下の「レッドアイズ」モンスター1体を特殊召喚する。
(2):このカードが墓地に存在する場合、自分の墓地のレベル7以下の「レッドアイズ」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターをデッキに戻し、墓地のこのカードを手札に加える。


明斬渡「ほう」

龍天河「伝説の黒石をリリース! 来い、《真紅眼の凶雷皇-エビル・デーモン》!」


《真紅眼の凶雷皇(レッドアイズ・ライトニング・ロード)-エビル・デーモン》
デュアル・効果モンスター
星6/闇属性/悪魔族/攻2500/守1200
(1):このカードはフィールド・墓地に存在する限り、通常モンスターとして扱う。
(2):フィールドの通常モンスター扱いのこのカードを通常召喚としてもう1度召喚できる。
その場合このカードは効果モンスター扱いとなり以下の効果を得る。
●1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。
このカードの攻撃力より低い守備力を持つ、相手フィールドの表側表示モンスターを全て破壊する。



龍天河「俺はエビル・デーモンに《黒鋼竜》を装備!」


《黒鋼竜(ブラックメタルドラゴン)》
効果モンスター
星1/闇属性/ドラゴン族/攻 600/守 600
(1):自分メインフェイズに自分フィールドの「レッドアイズ」モンスター1体を対象として発動できる。
自分の手札・フィールドからこのモンスターを攻撃力600アップの装備カード扱いとしてその自分のモンスターに装備する。
(2):このカードがフィールドから墓地へ送られた場合に発動できる。
デッキから「レッドアイズ」カード1枚を手札に加える。


《真紅眼の凶雷皇-エビル・デーモン》
攻撃力:2500→3100


明斬渡「攻撃力3100……か」

龍天河「バトル! エビル・デーモン、ダルクに攻撃だ!」

明斬渡「甘いぞ涼。私は《戦乙女の契約書》を発動する!」


《戦乙女(ヴァルキリー)の契約書》
永続罠
「戦乙女の契約書」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):手札から「DD」カードまたは「契約書」カードを1枚墓地へ送り、
フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。
(2):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、
自分フィールドの悪魔族モンスターの攻撃力は、相手ターンの間1000アップする。
(3):自分スタンバイフェイズに発動する。自分は1000ダメージを受ける。


《DDD神託王ダルク》
攻撃力:2800→3800


龍天河「!」



明斬渡「更に――――私は手札の《DDD死偉王ヘル・アーマゲドン》を墓地へ」


明斬渡:手札→墓地
《DDD死偉王ヘル・アーマゲドン》


明斬渡「黒鋼竜を破壊する」


龍天河:場→墓地
《黒鋼竜》


《真紅眼の凶雷皇-エビル・デーモン》
攻撃力:3100→2500


龍天河「だが、《黒鋼竜》の効果で『レッドアイズ』カード1枚を手札に加えられる!」


龍天河:デッキ→手札
《真紅眼の鎧旋》


明斬渡「無意味だな。そのカードはレッドアイズが場に存在してこそのもの」

龍天河「分かってるさ。けど……戦闘破壊されるとは言ってない。俺はこのダメージステップ、《禁じられた聖槍》を発動!」

明斬渡「!」


《禁じられた聖槍/Forbidden Lance》
速攻魔法
(1):フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターはターン終了時まで、攻撃力が800ダウンし、
このカード以外の魔法・罠カードの効果を受けない。



龍天河「これでダルクは戦乙女の契約書の効果を受けられない!」


《DDD神託王ダルク》
攻撃力3800→3000→2000


龍天河「返り討ちにされるのは……そっちだ!」


バチバチバチィィ!!


明斬渡「……フン」 LP:4000→3500

龍天河「よし。俺はカードをセットしてターンエンド!」 手札:2

明斬渡「……ドロー!」 手札:0→2

龍天河「父さんの場の契約書は3枚! よって3000のダメージを受けてもらう!」


ドドドドドッ!!


明斬渡「……ふん、この程度」 LP:3500→500

     「想定の内だ。私は地獄門の契約書の効果により、デッキからモンスターを手札に」


明斬渡:デッキ→手札
《DDスワラル・スライム》


明斬渡「そしてリバースカード、《契約洗浄》を発動!」


《契約洗浄(リース・ロンダリング)》
通常罠
(1):自分の魔法&罠ゾーンの「契約書」カードを全て破壊する。
破壊した数だけ自分はデッキからドローする。その後、自分はドローした数×1000LP回復する。



明斬渡「三枚の『契約書』は破棄される」


明斬渡:場→墓地
《地獄門の契約書》
《魔神王の契約書》
《戦乙女の契約書》


明斬渡「そして私はこの枚数に応じて手札とライフを得る!」


明斬渡
手札:2→5
LP:500→3500


龍天河「ッ」

明斬渡「私は《DDスワラル・スライム》の効果を発動」


《DDスワラル・スライム》
効果モンスター
星2/闇属性/悪魔族/攻 200/守 200
「DDスワラル・スライム」の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが手札に存在する場合、自分メインフェイズに発動できる。
「DDD」融合モンスターカードによって決められた、このカードを含む融合素材モンスターを
手札から墓地へ送り、その融合モンスター1体をエクストラデッキから融合召喚する。
(2):墓地のこのカードを除外して発動できる。手札から「DD」モンスター1体を特殊召喚する。


明斬渡「このカードを含む二枚の『DD』を墓地へ送り」


明斬渡:手札→墓地
《DDスワラル・スライム》
《DDD死偉王ヘル・アーマゲドン》



明斬渡「出でよ、《DDD烈火王テムジン》!」


《DDD烈火王テムジン》
融合・効果モンスター
星6/炎属性/悪魔族/攻2000/守1500
「DD」モンスター×2
「DDD烈火王テムジン」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがモンスターゾーンに存在し、自分フィールドにこのカード以外の「DD」モンスターが
特殊召喚された場合、自分の墓地の「DD」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。
(2):このカードが戦闘または相手の効果で破壊された場合、
自分の墓地の「契約書」カード1枚を対象として発動できる。そのカードを手札に加える。


明斬渡「続いて、私は墓地のスワラル・スライムの第二の効果を発動」

     「スワラル・スライムを除外し、手札から《DDD壊薙王アビス・ラグナロク》を特殊召喚する!」

龍天河「な!?」


《DDD壊薙王アビス・ラグナロク/D/D/D Oblivion King Abyss Ragnarok》
ペンデュラム・効果モンスター
星8/闇属性/悪魔族/攻2200/守3000
【モンスター効果】
「DDD壊薙王アビス・ラグナロク」の(1)のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、自分の墓地の「DDD」モンスター
1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。
(2):1ターンに1度、このカード以外の自分フィールドの「DD」モンスター1体をリリースし、
相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを除外する。


明斬渡「テムジン、そしてアビス・ラグナロクの効果を発動。墓地から合計2体の『DD』を蘇生する」

     「甦るがいい――――ヘル・アーマゲドン! ダルク!」


明斬渡:墓地→場
《DDD神託王ダルク》
《DDD死偉王ヘル・アーマゲドン》



《DDD死偉王ヘル・アーマゲドン》
ペンデュラム・効果モンスター
星8/闇属性/悪魔族/攻3000/守1000
【モンスター効果】
(1):1ターンに1度、自分フィールドのモンスターが戦闘・効果で破壊された場合、
そのモンスター1体を対象として発動できる。このカードの攻撃力はターン終了時まで、
対象のモンスターの元々の攻撃力分アップする。この効果を発動するターン、このカードは直接攻撃できない。
(2):このカードは、このカードを対象としない魔法・罠カードの効果では破壊されない。


龍天河「超重量級モンスターが3体も……!!」

明斬渡「私は手札から《DDリリス》を召喚する」


《DDリリス》
効果モンスター
星4/闇属性/悪魔族/攻 100/守2100
「DDリリス」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、以下の効果から1つを選択して発動できる。
●自分の墓地の「DD」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを手札に加える。
●自分のエクストラデッキから、表側表示の「DD」Pモンスター1体を手札に加える。


龍天河「マズ――――――《真紅眼の鎧旋》を発動!」


《真紅眼の鎧旋(リターン・オブ・レッドアイズ)/Return of the Red-Eyes》
永続罠
「真紅眼の鎧旋」の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドに「レッドアイズ」モンスターが存在する場合、
自分の墓地の通常モンスター1体を対象としてこの効果を発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。
(2):このカードが相手の効果で破壊され墓地へ送られた場合、
自分の墓地の「レッドアイズ」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。



明斬渡「ほう、気付いたか。私はリリスの効果を発動。エクストラデッキのケプラーを手札に加え」


明斬渡:EX→手札
《DD魔導賢者ケプラー》


明斬渡「続いてアビス・ラグナロクの効果を発動。DDリリスをリリースすることで」

     「エビル・デーモンを除外する!」

龍天河「《真紅眼の鎧旋》の効果を発動! 俺は墓地の《真紅眼の黒炎竜》を守備表示で特殊召喚する!」


龍天河:墓地→場
《真紅眼の黒炎竜》


《真紅眼の黒炎竜(レッドアイズ・ブラックフレアドラゴン)》
デュアル・効果モンスター
星7/闇属性/ドラゴン族/攻2400/守2000
(1):このカードはフィールド・墓地に存在する限り、通常モンスターとして扱う。
(2):フィールドの通常モンスター扱いのこのカードを通常召喚としてもう1度召喚できる。
その場合このカードは効果モンスター扱いとなり以下の効果を得る。
●このカードが戦闘を行ったバトルフェイズ終了時に発動できる。
このカードの元々の攻撃力分のダメージを相手に与える。
「真紅眼の黒炎竜」のこの効果は1ターンに1度しか使用できない。


龍天河:場→除外
《真紅眼の凶雷皇-エビル・デーモン》



明斬渡「私はレベル8のアビス・ラグナロクとヘル・アーマゲドンでオーバーレイ」

龍天河「ランク8……!!」

明斬渡「……出でよ! 《DDD双暁王カリ・ユガ》!」


《DDD双暁王カリ・ユガ》
エクシーズ・効果モンスター
ランク8/闇属性/悪魔族/攻3500/守3000
レベル8「DD」モンスター×2
(1):このカードがX召喚に成功したターン、このカード以外のフィールドのカードの効果は発動できず、無効化される。
(2):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
フィールドの魔法・罠カードを全て破壊する。この効果は相手ターンでも発動できる。
(3):このカードのX素材を1つ取り除き、自分の墓地の「契約書」魔法・罠カード1枚を
対象として発動できる。そのカードを自分フィールドにセットする。


明斬渡「カリ・ユガの効果発動! このターン中、場のカードの発動は封じられる」

     「まあ、それは構わん。どちらでもな……」

龍天河「……ッ」

明斬渡「バトルだ。ダルクで黒炎竜を攻撃!」


ズバシャアアアァァァァッ!!


龍天河:場→墓地
《真紅眼の黒炎竜》


龍天河「ッ……俺はこの戦闘破壊が成立したことで、手札の《真紅眼の遡刻竜》の効果を発動!」


《真紅眼の遡刻竜(レッドアイズ・トレーサードラゴン)》
効果モンスター
星4/闇属性/ドラゴン族/攻1700/守1600
(1):自分フィールドのレベル7以下の「レッドアイズ」モンスターが相手モンスターの攻撃または相手の効果で
破壊され自分の墓地へ送られた場合に発動できる。このカードを手札から守備表示で特殊召喚し、
可能な限りその破壊されたモンスターを破壊された時と同じ表示形式で特殊召喚する。
(2):このカードをリリースして発動できる。このターン、自分は通常召喚に加えて1度だけ、
自分メインフェイズに「レッドアイズ」モンスター1体を召喚できる。



龍天河「トレーサーを特殊召喚!」


龍天河:手札→場
《真紅眼の遡刻竜》


明斬渡「だが、場に出てきたことでそのカードの蘇生効果は発動できん」

龍天河「ッ……」

明斬渡「バトル。テムジンでトレーサー・ドラゴンを攻撃」


龍天河:場→墓地
《真紅眼の遡刻竜》


明斬渡「そして、カリ・ユガでダイレクトアタック」


ズゴオオオオオオオォォォォォォォォォォッ!!


龍天河「っ……ぐあああああぁぁぁぁぁぁぁあっ!!」 LP:4000→500


ガッシャアアアァァ!!


明斬渡「仕留めきれんか。メインフェイズ2、私はカリ・ユガの効果を発動」

     「ORUを全て使用し、墓地の二枚の『契約書』をセットする」


明斬渡:墓地→セット
《地獄門の契約書》
《戦乙女の契約書》

ORU→墓地
《DDD壊薙王アビス・ラグナロク》
《DDD死偉王ヘル・アーマゲドン》



明斬渡「私はカードを1枚セットし、ターンエンド。……諦めろ、涼」 手札:1

龍天河「誰が……ッ! 俺のターン!」 手札:1→2

明斬渡「お前にそこまでする理由はあるのか?」

龍天河「ある! 友のため――――父さんのためにもだ!」

明斬渡「――――驕るなよ涼。私はお前に心配されるほど耄碌した覚えはない」

龍天河「いいや、耄碌してなくとも曇ってるよ、その目は……!」

明斬渡「何……?」

龍天河「母さんが死んだからだろ、父さんがそんなことを言い始めたのは!」

明斬渡「………………」

龍天河「ずっとふさぎ込んでたと思ったら急に出てきて仕事に没頭し始めて、その後からだ、俺を無視し始めたのは」

     「俺はあなたたちの実の子供じゃない。だから、母さんを思い出して……本当に血を分け子供、って存在に思いをはせた」

明斬渡「違う」

龍天河「本当に違うんだったら、父さんは余程の冷血だ。そんな人間が……孤児を拾いはしない!」

明斬渡「後継者を仕立て上げねばならなかった。とんだ失敗だがな」

龍天河「……だったら余計に負けられない!」



龍天河「《アンノウン・シンクロン》を特殊召喚!」


《アンノウン・シンクロン/Unknown Synchron》
チューナー・効果モンスター
星1/闇属性/機械族/攻 0/守 0
「アンノウン・シンクロン」の(1)の方法による特殊召喚はデュエル中に1度しかできない。
(1):相手フィールドにモンスターが存在し、自分フィールドにモンスターが存在しない場合、
このカードは手札から特殊召喚できる。


龍天河「続いて、《ワンチャン!?》を発動!」


《ワンチャン!?/Where Arf Thou?》
通常魔法
自分フィールド上にレベル1のモンスターが存在する場合に発動できる。
デッキからレベル1モンスター1体を手札に加える。
このターン、この効果で手札に加えたモンスターまたは同名カードの召喚に成功しなかった場合、
エンドフェイズ時に自分は2000ポイントダメージを受ける。


龍天河「デッキからレベル1モンスターを手札に加える」


龍天河:デッキ→手札
《金華猫》


龍天河「そして、手札に加えた金華猫を召喚するッ!」


《金華猫/Kinka-byo》
スピリットモンスター
星1/闇属性/獣族/攻 400/守 200
このカードは特殊召喚できない。召喚・リバースしたターンのエンドフェイズ時に持ち主の手札に戻る。
このカードが召喚・リバースした時、自分の墓地からレベル1モンスター1体を選択して特殊召喚できる。
このカードがフィールド上から離れた時、この効果で特殊召喚したモンスターをゲームから除外する。



龍天河「甦れ、《伝説の黒石》!」


龍天河:墓地→場
《伝説の黒石》


龍天河「そして《伝説の黒石》の効果! こいつをリリースし、《真紅眼の黒竜》を特殊召喚する!」



《真紅眼の黒竜/Red-Eyes B. Dragon》
通常モンスター
星7/闇属性/ドラゴン族/攻2400/守2000


龍天河「更に! 俺は鎧旋の効果を発動! 蘇れ、ブラックフレア!」


龍天河:墓地→場
《真紅眼の黒竜》炎



龍天河「二体の『レッドアイズ』でオーバーレイッ! 黒き火炎を纏いて降り立て、《真紅眼の鋼炎竜》ッ!!」


《真紅眼の鋼炎竜(レッドアイズ・フレアメタルドラゴン)/Red-Eyes Flare Metal Dragon》
エクシーズ・効果モンスター
ランク7/闇属性/ドラゴン族/攻2800/守2400
レベル7モンスター×2
(1):X素材を持ったこのカードは効果では破壊されない。
(2):X素材を持ったこのカードがモンスターゾーンに存在する限り、
相手が魔法・罠・モンスターの効果を発動する度に相手に500ダメージを与える。
(3):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、自分の墓地の「レッドアイズ」
通常モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。この効果は相手ターンでも発動できる。



明斬渡「必死だな――――涼」

龍天河「あなたほどじゃ……ない」

明斬渡「何……?」

龍天河「もしかすると……だけど、父さん。あなたは、母さんを蘇らせる方法を探していたんじゃないか?」

     「『神』という存在に辿り着いたのもそのため……この世界を守ることは方便で」

     「神に、母さんをもう一度呼び戻してもらおうとしたんじゃ――――――」

明斬渡「黙れ、涼」

龍天河「父さん!」

明斬渡「私にそのような俗な考えは無い。今の私は……使命感によってのみ動いている」

     「邪魔を……するな。たとえお前でも容赦はせん」

龍天河「……ッ……俺はフレアメタルの効果を発動! ORUを取り除くことで、レッドアイズを蘇生する!」

     「甦れ、《真紅眼の黒竜》!」


《真紅眼の鋼炎竜》:ORU→墓地
《真紅眼の黒炎竜》

墓地→場
《真紅眼の黒竜》



龍天河「レベル7のレッドアイズとレベル1の金華猫に、レベル1のアンノウン・シンクロンをチューニング!」

     「――――――現れろ、《ミスト・ウォーム》!」


《ミスト・ウォーム/Mist Wurm》
シンクロ・効果モンスター
星9/風属性/雷族/攻2500/守1500
チューナー+チューナー以外のモンスター2体以上
(1):このカードがS召喚に成功した場合、相手フィールドのカードを
3枚まで対象として発動する。その相手のカードを持ち主の手札に戻す。


龍天河「父さんの場のモンスターは3体! その全てをエクストラデッキに戻してもらう!」

明斬渡「…………ほう」


明斬渡:場→EX
《DDD烈火王テムジン》
《DDD神託王ダルク》
《DDD双暁王カリ・ユガ》


龍天河「バトル! ミスト・ウォームでダイレクトアタック!」


ズドオオオオオオオオォォォォォォッッ!!


明斬渡「………………」 LP:3500→1000



龍天河「――――とどめだァッ!! フレアメタルでダイレクトアタック!」

明斬渡「……甘いぞ涼。私は《ドレインシールド》を発動する!」

龍天河「な……!?」


《ドレインシールド/Draining Shield》
通常罠
相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる。
攻撃モンスター1体の攻撃を無効にし、そのモンスターの攻撃力分だけ自分のライフを回復する。


明斬渡「フレアメタルの効果により、私にはダメージが降りかかるが……」 LP:1000→500

     「その攻撃力分、私はLPを回復する」 LP:500→3300

龍天河「ッ……」

明斬渡「涼。お前では私には勝てん」

龍天河「何を!」

明斬渡「お前にデュエルを教えたのは誰だ」

龍天河「…………」

明斬渡「そのカードを与えたのは誰だ。戦術を、考え方を、教えたのは誰だ。――――私だ」

     「使うカードにも何一つ変化は見られん。気合と気持ちだけは認めるが」

     「それで『可能性』を私に見せるなど、片腹痛い」

龍天河「…………」

明斬渡「お前は既に何もできん。私のターンだ」 手札:1→2

     「二枚の契約書を発動。これについては『効果の発動』ではない」

     「よってフレアメタルの効果は発動されない」


明斬渡:発動
《地獄門の契約書》
《戦乙女の契約書》



明斬渡「私は《DD魔導賢者ケプラー》を召喚する」


明斬渡:手札→場
《DD魔導賢者ケプラー》


明斬渡「このカードの効果により、二枚目の《魔神王の契約書》を手札に」 LP:3300→2800


明斬渡:デッキ→手札
《魔神王の契約書》


明斬渡「そして《魔神王の契約書》を発動。――――効果を発動」 LP:2800→2300

     「墓地の二体の『DDD』を除外する!」


明斬渡:墓地→除外
《DDD壊薙王アビス・ラグナロク》
《DDD死偉王ヘル・アーマゲドン》


明斬渡「出でよ、極限にして絶対の断罪神! 《DDD怒濤壊薙王カエサル・ラグナロク》!!」


《DDD怒濤壊薙王カエサル・ラグナロク》
融合・効果モンスター
星10/闇属性/悪魔族/攻3200/守3000
「DDD」モンスター×2
(1):1ターンに1度、このカードが戦闘を行う攻撃宣言時に、このカード以外の自分フィールドの
「DD」カードまたは「契約書」カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを持ち主の手札に戻し、このカードと戦闘を行うモンスター以外の
相手フィールドの表側表示モンスター1体を選んで装備カード扱いとしてこのカードに装備する。
(2):このカードの攻撃力は、このカードの効果で装備したモンスターの元々の攻撃力分アップする。



明斬渡「バトル! カエサル・ラグナロクで鋼炎竜に攻撃!」

     「そしてこの攻撃宣言時! 私はケプラーを手札に戻すことでカエサル・ラグナロクの効果発動」


明斬渡:場→手札
《DD魔導賢者ケプラー》


明斬渡「ミスト・ウォームを吸収し、その攻撃力分の攻撃力を得る!」


龍天河:場→《DDD怒濤壊薙王カエサル・ラグナロク》:装備
《ミスト・ウォーム》

《DDD怒濤壊薙王カエサル・ラグナロク》
攻撃力:3200→5700


龍天河「ぐ……!!」

明斬渡「涼。お前は私の示した『可能性』以上のことはできなかった」

     「だからこそ――――私には勝てん」

龍天河「あ……」

明斬渡「破壊せよ、カエサル・ラグナロク」


ドッゴオオオオオオォオオオオオオオオォォォッッ!!


龍天河「ちく……しょおおおおおおおおお……!!」 LP:500→0




ピィ―――――――――――――――……


勝率:60
トリップ→#ddddd32re
指定数値→60
合計:=32+60=92




◆ デュエルに敗北しました



龍天河「がはっ……」 ドサ

明斬渡「…………」

龍天河「……とう……さん……!」

明斬渡「無様だな、涼。それがお前の求めた結果か」

     「私に見せようとした『可能性』か?」

龍天河「…………いいや。そうじゃ……ない。俺の可能性は……確かに父さんの言う通り」

     「あなたの造った枠組みの中だけのものだ……だけど」

明斬渡「何だ」

龍天河「可能性を見せてくれる男を――――知っている」

明斬渡「名は」

龍天河「……神威……遊一。俺の……一番の友だ」

明斬渡「成程」 ザッ

龍天河「……どう、するつもり……だ……」

明斬渡「知れたこと。神威遊一もこの私の手で排除する」

     「そうしてお前たちの言う可能性とやらがどれだけ儚いものか……証明して見せよう」




龍天河「……できるかな」

明斬渡「やるのだよ。それを為す力がある」

     「私は……進むことを止められん」

龍天河「………………」

明斬渡「お前はそこで眠っていろ。……そうすれば」

龍天河「……?」

明斬渡「いや」


明斬渡(――――――最低限、儀式に巻き込まれるようなことはあるまい)


明斬渡「さて――――神威、遊一か」

     「取るに足らぬ存在と思っていたが……さて」



◆ 遊一のデュエル回数が増加しました


◆ 遊一の二戦目を行います。判定の形式について選択してください

1.詳細な判定を行う
2.簡易判定にする

↓1~3


◆ 簡易判定を行います。遊一の勝率は【80%】です。

   トリップに数値を隠しました。これと合算して下2ケタが【80】以下なら勝利となります
   0~99までの数字を選んでください。

↓1

では今回はここまで

正直リリスをリリースは一度やってみたかった
ちょっとお休み取ってるので可能なら明日やります

やべ、デッキ選択忘れてた
今回は簡易判定だし一応判定も取り終ってるので好きなデッキでどうぞ


◆ 遊一のデッキを選択してください。

1.【セフィラ】(シャドール+竜星)
2.【セフィラ】(シャドール+霊獣)
3.【セフィラ】(竜星+霊獣)
4.【アーティファクト】
5.【AFセイクリッド】
6.【幻獣機】
7.【竜星】
8.【クイックジャンクドッペル】
9.【魔術師】(オッドアイズ)

↓1~ 二票先取

さすがに遊一の4連続デュエルは描写の差別化きびしくない?
追ってきた刹那とタッグ組むとか、出しゃばるニャル交えての三つ巴とかどうですか?

>>329
タッグに関しては「相手が誰と組むのか」という点、それから三つ巴に関しては
バトルロイヤルルールでデュエルしたことある人は分かると思うけど
ちょっと加減しないと即座に一人脱落するし、加減するとグダグダになるあたりが問題になる
演出上の問題もあるし、梅戦での1vs2くらいは考えられるけどやってもそのくらいかな、という感じです

やりたいこと詰めまくってたらだいぶ遅くなってしまった

20分後くらいからできるとこまでやります



◆ 遺跡 / 祭壇


駕汰乃「………………」 ザリ

梅「おや。行かれるのですか?」

駕汰乃「ええ。僕も決着を付けねばならない相手がおりますので」

梅「神威君ですか」

駕汰乃「……」 フッ

梅「肯定と受け取りましょう。ですが、彼も相当の腕利きになりました」

  「かつてはそれほど腕の立つデュエリストではなかったというのに……」

駕汰乃「それだけ成長したということでしょう」

梅「ええ、なるほど。その通りです」

駕汰乃「その辺り……まあ、『僕と同じように』神の介在が考えられますが」 ボソ

梅「ふむ?」

駕汰乃「気にしないでください。では――――」

梅「ああ、あのカード。持っていますね?」

駕汰乃「無論ですよ。では」 スタスタ…

梅「…………」



◆ 遺跡 / 大部屋

ウォォォォォォォン…


ハストィータ「……ここ」

遊一「……!」 キキッ

ハストィータ「……の……はず」

遊一「…………いねェぞ」 キョロキョロ


駕汰乃「――――すまない。待たせてしまったか」


遊一「――――!!」

ハストィータ「……駕汰乃……流星」

駕汰乃「やぁ、神威……遊一君」

遊一「……よォ。駕汰乃……流星ッ!」 フィィン

駕汰乃「もう戦闘態勢かい。いや――――」 フィン

遊一「言葉はいらねェ」

駕汰乃「あぁ、その通りだ。余計な言葉はいらない」

遊一「やンぞ」

駕汰乃「ああ」


      「「――――――デュエル!!」」



駕汰乃「僕のターン。僕は――――スケール7の《イグナイト・ドラグノフ》と」

     「スケール2の《イグナイト・ライオット》でペンデュラムスケールをセッティング!」

遊一「ペンデュラム……!」


《イグナイト・ライオット》
ペンデュラム・通常モンスター
星5/炎属性/戦士族/攻1500/守2500
【Pスケール:青7/赤7】
(1):もう片方の自分のPゾーンに「イグナイト」カードが存在する場合に発動できる。
自分のPゾーンのカードを全て破壊し、自分のデッキ・墓地から戦士族・炎属性モンスター1体を選んで手札に加える。


《イグナイト・ドラグノフ》
ペンデュラム・通常モンスター
星4/炎属性/戦士族/攻1700/守1300
【Pスケール:青7/赤7】
(1):もう片方の自分のPゾーンに「イグナイト」カードが存在する場合に発動できる。
自分のPゾーンのカードを全て破壊し、自分のデッキ・墓地から戦士族・炎属性モンスター1体を選んで手札に加える。


駕汰乃「そして僕はドラグノフのペンデュラム効果を発動。Pゾーンのカードを全て破壊!」

遊一「!」


駕汰乃:場→EX
《イグナイト・ライオット》
《イグナイト・ドラグノフ》



駕汰乃「この効果により、僕は炎属性・戦士族カードを手札に」


駕汰乃:デッキ→手札
《イグナイト・デリンジャー》


駕汰乃「そして、改めて行かせてもらおう。スケール7の《イグナイト・マグナム》と」

     「スケール2の《イグナイト・デリンジャー》でペンデュラムスケールをセッティング!」


駕汰乃:手札→Pゾーン
《イグナイト・マグナム》
ペンデュラム・通常モンスター
星3/炎属性/戦士族/攻 0/守2000
【Pスケール:青7/赤7】
(1):もう片方の自分のPゾーンに「イグナイト」カードが存在する場合に発動できる。
自分のPゾーンのカードを全て破壊し、自分のデッキ・墓地から戦士族・炎属性モンスター1体を選んで手札に加える。

《イグナイト・デリンジャー》
ペンデュラム・通常モンスター
星5/炎属性/戦士族/攻2400/守1200
【Pスケール:青2/赤2】
(1):もう片方の自分のPゾーンに「イグナイト」カードが存在する場合に発動できる。
自分のPゾーンのカードを全て破壊し、自分のデッキ・墓地から戦士族・炎属性モンスター1体を選んで手札に加える。


駕汰乃「これで」

遊一「レベル3から6までのモンスターが同時にペンデュラム召喚可能」

駕汰乃「……言わなくても君は理解しているようだ」



駕汰乃「――――現れよ! エクストラデッキよりドラグノフ! ライオット!」

     「そして手札より、《竜剣士ラスターP》!」


駕汰乃:EX→場
《イグナイト・ドラグノフ》
《イグナイト・ライオット》

手札→場
《竜剣士ラスターP(ペンデュラム)》
ペンデュラム・チューナー・効果モンスター
星4/光属性/ドラゴン族/攻1850/守 0
【モンスター効果】
このカードを素材として、「竜剣士」モンスター以外の融合・S・Xモンスターを特殊召喚する事はできない。


ハストィータ「……まずいかも」

遊一「……ペンデュラムチューナー……!」

駕汰乃「レベル4のドラグノフにレベル4のラスターPをチューニング」

     「――――現れよ! 《爆竜剣士イグニスターP》!」


爆竜剣士イグニスターP(プロミネンス)/Ignister Prominence, the Blasting Dracoslayer》
シンクロ・効果モンスター
星8/炎属性/ドラゴン族/攻2850/守 0
チューナー+チューナー以外のPモンスター1体以上
(1):1ターンに1度、フィールドのPモンスター1体またはPゾーンのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊し、フィールドのカード1枚を選んで持ち主のデッキに戻す。
(2):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。デッキから「竜剣士」モンスター1体を守備表示で特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターはS召喚の素材にできない。


ウォォォォォォォォォオォ……・



駕汰乃「イグニスターPの効果を発動。デッキより『竜剣士』を一体守備表示で特殊召喚する!」


駕汰乃:デッキ→場
《竜剣士ラスターP》


駕汰乃「カードを1枚セット。これで僕はターンエンドだ」 手札:0

ハストィータ「……使い切った……」

遊一「俺のターン!」 手札:5→6

    「テメェがハナっから飛ばしてくなら……俺もやってやる。《影依融合》発動!」

駕汰乃「ふむ」


《影依融合(シャドール・フュージョン)/Shaddoll Fusion》
通常魔法
「影依融合」は1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分の手札・フィールドから「シャドール」融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、
その融合モンスター1体をエクストラデッキから融合召喚する。
エクストラデッキから特殊召喚されたモンスターが相手フィールドに存在する場合、
自分のデッキのモンスターも融合素材とする事ができる。


遊一「デッキの2体を融合! 来い、《エルシャドール・エグリスタ》!」


遊一:デッキ→墓地
《シャドール・ビースト》
《炎獣の影霊衣-セフィラエグザ》


《エルシャドール・エグリスタ/El Shaddoll Grysta》
融合・効果モンスター
星7/炎属性/岩石族/攻2450/守1950
「シャドール」モンスター+炎属性モンスター
このカードは融合召喚でのみエクストラデッキから特殊召喚できる。
「エルシャドール・エグリスタ」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):相手がモンスターを特殊召喚する際に発動できる。その特殊召喚を無効にし、そのモンスターを破壊する。
その後、自分は手札の「シャドール」カード1枚を墓地へ送る。
(2):このカードが墓地へ送られた場合、自分の墓地の「シャドール」魔法・罠カード1枚を
対象として発動できる。そのカードを手札に加える。



《シャドール・ビースト/Shaddoll Beast》
リバース・効果モンスター
星5/闇属性/魔法使い族/攻2200/守1700
「シャドール・ビースト」の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):このカードがリバースした場合に発動できる。自分はデッキから2枚ドローする。その後、手札を1枚捨てる。
(2):このカードが効果で墓地へ送られた場合に発動できる。自分はデッキから1枚ドローする。


遊一「ビーストの効果により、カードを1枚ドロー!」 手札:5→6

   「――――よし。俺はスケール1の《剣聖の影霊衣-セフィラセイバー》と」

   「スケール7の《影霊獣使い-セフィラウェンディ》をセッティング!」


《剣聖の影霊衣-セフィラセイバー/Zefrasaber, Swordmaster of the Nekroz》
ペンデュラム・効果モンスター
星4/水属性/魔法使い族/攻1500/守 800
【Pスケール:青1/赤1】
(1):自分は「影霊衣」モンスター及び「セフィラ」モンスターしかP召喚できない。この効果は無効化されない。


《影霊獣使い-セフィラウェンディ/Ritual Beast Tamer Zefrawendi》
ペンデュラム・効果モンスター
星3/風属性/サイキック族/攻1500/守1000
【Pスケール:青7/赤7】
(1):自分は「霊獣」モンスター及び「セフィラ」モンスターしかP召喚できない。この効果は無効化されない。


ハストィータ「……ペンデュラム合戦……」



遊一「ペンデュラム召喚! 来い、《竜星因士-セフィラツバーン》! 《宝竜星-セフィラフウシ》!」


《宝竜星-セフィラフウシ/Zefraxi, Treasure of the Yang Zing》
ペンデュラム・効果モンスター
星3/地属性/幻竜族/攻1500/守 0
【モンスター効果】
「宝竜星-セフィラフウシ」のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがP召喚またはデッキからの特殊召喚に成功した場合、「宝竜星-セフィラフウシ」以外の自分フィールドの、
「竜星」モンスターまたは「セフィラ」モンスター1体を対象として発動できる。
このターン、その表側表示モンスターをチューナーとして扱う。
この効果を発動したこのカードは、フィールドから離れた場合に持ち主のデッキの一番下に戻る。


《竜星因士-セフィラツバーン/Satellarknight Zefrathuban》
ペンデュラム・効果モンスター
星4/光属性/戦士族/攻 0/守2100
【モンスター効果】
「竜星因士-セフィラツバーン」のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・反転召喚・P召喚に成功した場合、このカード以外の自分のモンスターゾーン・Pゾーンの、
「テラナイト」カードまたは「セフィラ」カード1枚と、相手フィールドの表側表示のカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。


駕汰乃「!」

遊一「セフィラツバーンの効果発動! Pゾーンのセフィラセイバー、そしてテメェのイグニスターPを選択!」

   「この二枚を破壊する! 更にセフィラフウシの効果でツバーンをチューナーに!」


遊一:Pゾーン→EX
《剣聖の影霊衣-セフィラセイバー》

駕汰乃:場→墓地
《爆竜剣士イグニスターP》


《竜星因子-セフィラツバーン》:チューナー



遊一「レベル3のセフィラフウシにレベル4のセフィラツバーンをチューニング!」

   「来い、《邪竜星-ガイザー》ッ!!」


《邪竜星-ガイザー/Yazi, Evil of the Yang Zing》
シンクロ・効果モンスター
星7/闇属性/幻竜族/攻2600/守2100
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
「邪竜星-ガイザー」の(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードは相手の効果の対象にならない。
(2):自分フィールドの「竜星」モンスター1体と
相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。
(3):自分フィールドのこのカードが戦闘・効果で破壊され墓地へ送られた時に発動できる。
デッキから幻竜族モンスター1体を守備表示で特殊召喚する。


グオオオオオオオオオオオォォォォォォォォッ!!


遊一:場→デッキ
《宝竜星-セフィラフウシ》


遊一「バトル! ガイザーでライオットを、エグリスタでラスターPを攻撃!」

駕汰乃「《臨時収入》を発動!」

遊一「!」


《臨時収入(エクストラバック)》
永続罠
(1):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、自分のエクストラデッキにカードが加わる度に、
このカードに魔力カウンターを1つ置く(最大3つまで)。
(2):魔力カウンターが3つ置かれているこのカードを墓地へ送って発動できる。自分はデッキから2枚ドローする。


駕汰乃:場→EX
《イグナイト・ライオット》
《竜剣士ラスターP》

《臨時収入》:0→2



駕汰乃「君もペンデュラムデッキを使うなら、分かるだろう」

遊一「……チッ……俺はカードを2枚セットし、ターンエンド!」 手札:0

駕汰乃「僕のターン!」 手札:0→1

     「全ての手札を使い切った……となればエグリスタの効果は無い」

     「どちらにしてもこれは防げないだろうがね。ペンデュラム召喚!」


駕汰乃:EX→場
《イグナイト・ドラグノフ》
《竜剣士ラスターP》
《イグナイト・ライオット》


駕汰乃「レベル4のドラグノフにレベル4のラスターPをチューニング!」

     「再び……現れよ! 《爆竜剣士イグニスターP》ッ!」


駕汰乃:EX→場
《爆竜剣士イグニスターP》


場→EX
《竜剣士ラスターP》
《イグナイト・ドラグノフ》

《臨時収入》:2→3


駕汰乃「臨時収入の効果を発動。このカードを墓地に送り2枚ドロー!」 手札:1→3



駕汰乃「イグニスターPの効果発動。デッキからラスターPを特殊召喚する!」


駕汰乃:デッキ→場
《竜剣士ラスターP》


駕汰乃「そして僕は《チューン・ウォリアー》を召喚!」

遊一「何……!?」


《チューン・ウォリアー/Tune Warrior》
チューナー(通常モンスター)
星3/地属性/戦士族/攻1600/守 200


駕汰乃「『神』から力を授かったのは君だけではない……ということだよ」

     「レベル5のライオットにレベル3のチューン・ウォリアーをチューニング!」

     「火焔纏いて顕現せよ、真紅の魔竜! 《レッド・デーモンズ・ドラゴン》!!」


《レッド・デーモンズ・ドラゴン/Red Dragon Archfiend》
シンクロ・効果モンスター
星8/闇属性/ドラゴン族/攻3000/守2000
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
(1):このカードが相手の守備表示モンスターを攻撃したダメージ計算後に発動する。
相手フィールドの守備表示モンスターを全て破壊する。
(2):自分エンドフェイズに発動する。このカードがフィールドに表側表示で存在する場合、
このカード以外のこのターン攻撃宣言をしていない自分フィールドのモンスターを全て破壊する。


ウオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォォォォッッ!!

ビリビリビリ…


遊一「レッド・デーモンズ・ドラゴン……だと……!?」

ハストィータ「……っ」

駕汰乃「バトル。イグニスターPでガイザーを攻撃!」

遊一「チィ……!」


遊一:場→墓地
《邪竜星-ガイザー》


遊一「ぐっ……だが、ガイザーの効果発動!」 LP:4000→3850

   「俺はデッキから《秘竜星-セフィラシウゴ》を特殊召喚する!」


《秘竜星-セフィラシウゴ/Zefraniu, Secret of the Yang Zing》
「秘竜星-セフィラシウゴ」のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがP召喚に成功した時、または自分のモンスターゾーンのこのカードが戦闘・効果で破壊された時に発動できる。
デッキから「竜星」魔法・罠カードまたは「セフィラ」魔法・罠カード1枚を手札に加える。


駕汰乃「レッド・デーモンズ・ドラゴンでエグリスタを攻撃!」

遊一「釣られもしねーか……!」


ズゴオオオオオオオオッッ!!


遊一「づっ……エグリスタの効果!」 LP:3850→3300

   「墓地に存在する《影依融合》を手札に加える!」


遊一:墓地→手札
《影依融合》

うごごごごすみません、死ぬほど眠いのでいったん中断でお願いします……

あとイグニスターの前半の効果のこと完全に頭から抜けてたりセフィラシウゴの効果
セフィラシウゴと混同してデッキからのssでも発動すると思い込んでたりしてマズいのでちょっと修正すてきます……

多分20時過ぎごろからやりまふ

できればネタ予想はやめておいてくれると助かる
大概において予想を上回るようなことができる器用な>>1でもないし

やるでよ

……あれ、直前に思い直して申し訳ないけどイグニスターPの効果にチェーンするとかして
ペンデュラムモンスター破壊できなかったときってデッキバウンスどうなるんだろ
直前のグダグダですみません、なんか裁定見つからない



駕汰乃「バトルフェイズを終了。そして僕はイグニスターPの効果を発動!」

     「場のペンデュラムカード破壊することで、カードを1枚デッキに戻す!」

遊一「な……」

駕汰乃「だが、君の場のペンデュラムスケールを選択したとして《連成する振動》に邪魔されないとも限らない」

     「ここは僕の場のラスターPを破壊することで、セフィラシウゴに退場いただこう」

遊一「チィ……!」


駕汰乃:場→EX
《竜剣士ラスターP》

遊一:場→デッキ
《秘竜星-セフィラシウゴ》


駕汰乃「カードを1枚セットしてターンエンド。君のターンだ――――」 手札:1

遊一「待て。テメェの読み通りっつーのは癪だが……《連成する振動》、《臨時収入》を発動だ」


《連成する振動/Echo Oscillation》
永続罠
「連成する振動」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分のPゾーンのカード1枚を対象としてこの効果を発動できる。
そのカードを破壊し、その後、自分はデッキから1枚ドローする。



遊一「効果でセフィラウェンディを破壊し、カードを1枚ドロー!」 手札:1→2


遊一:場→EX
《影霊使い-セフィラウェンディ》

《臨時収入》:1


駕汰乃「……どうも、僕と君のカードセンス……と言うのかな。よく似ているらしい」

遊一「勝手に吹いてろ。俺のターン!」 手札:2→3

   「俺は《影依融合》を発動。デッキの2枚を墓地に送り!」

   「来い、《エルシャドール・ウェンディゴ》!」


遊一:デッキ→墓地
《シャドール・ビースト》
《風竜星-ホロウ》


《エルシャドール・ウェンディゴ/El Shaddoll Wendigo》
融合・効果モンスター
星6/風属性/サイキック族/攻 200/守2800
「シャドール」モンスター+風属性モンスター
このカードは融合召喚でのみエクストラデッキから特殊召喚できる。
「エルシャドール・ウェンディゴ」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。このターン、
そのモンスターは特殊召喚された相手モンスターとの戦闘では破壊されない。この効果は相手ターンでも発動できる。
(2):このカードが墓地へ送られた場合、自分の墓地の「シャドール」
魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。そのカードを手札に加える。



遊一「ビーストの効果でカードをドロー!」 手札:2→3

   「――――次だ! 俺はスケール1の《英霊獣使い-セフィラムピリカ》と」

   「スケール7の《オルシャドール-セフィラルーツ》でペンデュラムスケールをセッティング!」


《英霊獣使い-セフィラムピリカ/Ritual Beast Tamer Zeframpilica》
ペンデュラム・効果モンスター
星3/風属性/サイキック族/攻1000/守1500
【Pスケール:青1/赤1】
(1):自分は「霊獣」モンスター及び「セフィラ」モンスターしかP召喚できない。この効果は無効化されない。


《オルシャドール-セフィラルーツ/Shaddoll Zefracore》
ペンデュラム・効果モンスター
星4/闇属性/岩石族/攻 450/守1950
【Pスケール:青7/赤7】
(1):自分は「シャドール」モンスター及び「セフィラ」モンスターしかP召喚できない。この効果は無効化されない。


駕汰乃「……!」

ハストィータ「……確かに……似てる」

遊一「お前まで言ってんじゃねェ! ――――ペンデュラム召喚!」

   「来い、セフィラツバーン! セフィラセイバー! セフィラウェンディ!」


遊一:EX→場
《竜星因士-セフィラツバーン》


《剣聖の影霊衣-セフィラセイバー/Zefrasaber, Swordmaster of the Nekroz》
ペンデュラム・効果モンスター
星4/水属性/魔法使い族/攻1500/守 800
【モンスター効果】
「剣聖の影霊衣-セフィラセイバー」のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分の手札・フィールドのこのカードをリリースして発動できる。レベルの合計が儀式召喚するモンスターと同じになるように、
自分の手札・フィールドのモンスターをリリースし、手札から「影霊衣」儀式モンスター1体を儀式召喚する。


《影霊獣使い-セフィラウェンディ/Ritual Beast Tamer Zefrawendi》
ペンデュラム・効果モンスター
星3/風属性/サイキック族/攻1500/守1000
【モンスター効果】
自分は「影霊獣使い-セフィラウェンディ」を1ターンに1度しか特殊召喚できない。
(1):このカードが召喚・P召喚に成功した時に発動できる。
自分のエクストラデッキから「影霊獣使い-セフィラウェンディ」以外の
表側表示の「セフィラ」モンスター1体を手札に加える。

すみません、レモン効果でラスターPの残り1体破壊でEXです

* * *


遊一「セフィラツバーンの効果発動! ウェンディとテメェのイグニスターPを破壊する!」

駕汰乃「やはりそうするか……!」


遊一:場→EX
《影霊獣使い-セフィラウェンディ》

《臨時収入》:1→2


駕汰乃:場→墓地
《爆竜剣士イグニスターP》


遊一「墓地のセフィラエグザの効果発動。俺の場のセフィラモンスターが破壊されたことでコイツを蘇生!」


《炎獣の影霊衣-セフィラエグザ/Zefraxa, Flame Beast of the Nekroz》
ペンデュラム・効果モンスター
星5/炎属性/ドラゴン族/攻2000/守1000
【モンスター効果】
「炎獣の影霊衣-セフィラエグザ」のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが手札・墓地に存在し、「炎獣の影霊衣-セフィラエグザ」以外の自分のモンスターゾーン・Pゾーンの、
「影霊衣」カードまたは「セフィラ」カードが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。このカードを特殊召喚する。


遊一「次だ。連成する振動の効果でセフィラムピリカを破壊してカードを1枚ドロー!」 手札:0→1


遊一:Pゾーン→EX
《英霊獣使い-セフィラムピリカ》

《臨時収入》:2→3



遊一「《臨時収入》の効果でカードを2枚ドロー!」 手札:1→3


遊一:場→墓地
《臨時収入》


ハストィータ「……ご都合的っぽい」

遊一「だーってろ。俺は《闇竜星-ジョクト》を召喚する」


《闇竜星-ジョクト/Jiaotu, Darkness of the Yang Zing》
チューナー・効果モンスター
星2/闇属性/幻竜族/攻 0/守2000
「闇竜星-ジョクト」の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):自分フィールドのこのカードが戦闘・効果で破壊され墓地へ送られた時に発動できる。
デッキから「闇竜星-ジョクト」以外の「竜星」モンスター1体を攻撃表示で特殊召喚する。
(2):自分フィールドにこのカード以外のモンスターが存在しない場合、手札の「竜星」カード2枚を
墓地へ送って発動できる。デッキから攻撃力0と守備力0の「竜星」モンスターを1体ずつ特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターはエンドフェイズに除外される。


遊一「レベル6のウェンディゴに、レベル2のジョクトをチューニング!」

   「―――――翔けろ、《閃光竜 スターダスト》ォ!」


《閃光竜 スターダスト/Stardust Spark Dragon》
シンクロ・効果モンスター
星8/光属性/ドラゴン族/攻2500/守2000
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
1ターンに1度、自分フィールド上に表側表示で存在するカード1枚を選択して発動できる。
選択したカードは、このターンに1度だけ戦闘及びカードの効果では破壊されない。この効果は相手ターンでも発動できる。


ギャオオオオオォォォォォォォォォォッッ!!



遊一:墓地→手札
《影依融合》


駕汰乃「来たか――――神の力!」

遊一「まだだァッ! レベル4、セフィラツバーンとセフィラセイバーで……オーバーレイ・ネットワークを構築ッ!」

   「来い! 《No.39 希望皇ホープ》ッ!」


《No.39 希望皇ホープ/Number 39: Utopia》
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/光属性/戦士族/攻2500/守2000
レベル4モンスター×2
(1):自分または相手のモンスターの攻撃宣言時、
このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。そのモンスターの攻撃を無効にする。
(2):このカードがX素材の無い状態で攻撃対象に選択された場合に発動する。このカードを破壊する。


駕汰乃「二枚目! それもナンバーズか!」

遊一「続けて! 俺は《RUM-アストラル・フォース》を発動ォ!」

ハストィータ「……RUM……!」

駕汰乃「な……に……!?」


《RUM-アストラル・フォース/Rank-Up-Magic Astral Force》
通常魔法
(1):自分フィールドのランクが一番高いXモンスター1体を対象として発動できる。
その自分のモンスターと同じ種族・属性でランクが2つ高いモンスター1体を、
対象のモンスターの上に重ねてX召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。
(2):このカードが墓地に存在する場合、自分ドローフェイズのドロー前に発動できる。
墓地のこのカードを手札に加える。この効果を発動するターン、自分は通常のドローを行えず、
自分は「RUM-アストラル・フォース」の効果以外でモンスターを特殊召喚できない。

アスフォ貰ったのはバーストね。神由来ってだけで廼亜は関係ないのよ

* * *


ハストィータ「データにない……カード」

駕汰乃「君は……!」

遊一「遥か久遠に座す原初の皇! 9つの命を伴い限界を超えろッ!」

   「――――――ランクアップ・エクシーズ・チェンジ! 招来せよ! 《No.39 希望皇ビヨンド・ザ・ホープ》ッ!」


《No.39 希望皇ビヨンド・ザ・ホープ/Number 39: Utopia Beyond》
エクシーズ・効果モンスター
ランク6/光属性/戦士族/攻3000/守2500
レベル6モンスター×2
このカードはルール上、「希望皇ホープ」と名のついたカードとしても扱う。
このカードがエクシーズ召喚に成功した時、相手フィールド上の全てのモンスターの攻撃力は0になる。
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。
自分フィールド上のエクシーズモンスター1体を選択して除外し、
自分の墓地の「希望皇ホープ」と名のついたモンスター1体を選択して特殊召喚する。
その後、自分は1250ライフポイント回復する。この効果は相手ターンでも発動できる。


ズドォォォォォォォォン……


駕汰乃「ビヨンド・ザ・ホープ……これが君の……」

遊一「ビヨンドの効果発動ォ! テメェの場全てのカードの攻撃力を0にする!」

駕汰乃「!!」


《レッド・デーモンズ・ドラゴン》
攻撃力:3000→0



駕汰乃「……限界を……超える」

遊一「バトル! ビヨンド・ザ・ホープで――――」

駕汰乃「させん! リバースカードオープン! 《スクリーン・オブ・レッド》!」


《スクリーン・オブ・レッド/Red Screen》
永続罠
このカードのコントローラーは自分エンドフェイズ毎に1000LPを払う。
1000LP払えない場合このカードを破壊する。
(1):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、相手モンスターは攻撃宣言できない。
(2):自分の墓地のレベル1チューナー1体を対象として発動できる。
このカードを破壊し、そのモンスターを特殊召喚する。
この効果はフィールドに「レッド・デーモンズ・ドラゴン」が存在する場合に発動と処理ができる。


遊一「!」

駕汰乃「これで君は攻撃宣言できない!」

遊一「チィ……! なら俺はカードをセットしてターンエンド!」 手札:1

駕汰乃「僕のターン!」 手札:1→2

     「《マジック・プランター》を発動!」


《マジック・プランター/Magic Planter》
通常魔法
自分フィールド上に表側表示で存在する永続罠カード1枚を墓地へ送って発動できる。
デッキからカードを2枚ドローする。


駕汰乃「スクリーン・オブ・レッドを墓地へ送り2枚ドロー!」 手札:1→3


駕汰乃:場→墓地
《スクリーン・オブ・レッド》



駕汰乃「来たか! ――――ペンデュラム召喚!」

     「現れろ、ライオット! そして3体のラスターP!」


駕汰乃:EX→場
《イグナイト・ライオット》
《竜剣士ラスターP》×3


遊一「ライオット……に対してラスターPだと……!?」

駕汰乃「贄だよ。彼らはね。僕はフィールド魔法《イグニッションP》を発動!」


《イグニッションP(フェニックス)》
フィールド魔法
(1):フィールドの「イグナイト」モンスターの攻撃力・守備力は300アップする。
(2):1ターンに1度、自分フィールドの「イグナイト」カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊し、デッキから「イグナイト」カード1枚を手札に加える。


ハストィータ「……来る……」

遊一「!」

駕汰乃「レッド・デーモンズ・ドラゴンとラスターPをリリース。――――現れろ!」

     「《地縛神 Wiraqocha Rasca》ッ!!」


《地縛神 Wiraqocha Rasca/Earthbound Immortal Wiraqocha Rasca》
効果モンスター
星10/闇属性/鳥獣族/攻 100/守 100
「地縛神」と名のついたモンスターはフィールド上に1体しか表側表示で存在できない。
フィールド魔法カードが表側表示で存在しない場合このカードを破壊する。
相手はこのカードを攻撃対象に選択できない。このカードは相手プレイヤーに直接攻撃できる。
また、このカードが召喚に成功した時、このカード以外の自分フィールド上のカードを
3枚まで選択して持ち主のデッキに戻し、戻したカードの数だけ相手の手札をランダムに捨て、
このカードの攻撃力を捨てたカードの数×1000ポイントアップする。

KYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY―――――――――――!!



遊一「来たか……地縛神――――!!」

ハストィータ「……でも、攻撃力は」

遊一「アテになっかそんなモン!」

駕汰乃「その通りだよ。僕はウィラコチャラスカの効果を発動。場の3体のモンスターをデッキに戻すことで」


駕汰乃:場→デッキ
《イグナイト・ライオット》
《竜剣士ラスターP》×2


駕汰乃「君の手札を削り、更にウィラコチャラスカ自身の攻撃力をアップさせる!」

遊一「何!?」


《地縛神 Wiraqocha Rasca》
攻撃力:100→3100


遊一:手札→墓地
《影依融合》


遊一「チィ……!」

駕汰乃「バトル。ウィラコチャラスカでダイレクトアタック!」


ゴオオオオオオオオオオォォォォォォォッ!!


遊一「ッ―――――――――ぐァァァッッ!!」 LP:3300→3100

間違えた!
誤:LP:3300→3100
正:LP:3300→200



駕汰乃「さぁ……超えてみせろ! キミの手で! 僕はカードをセットしてターンエンド!」

遊一「だったら……・望み通りにしてやらァ! 俺のターンッ!」 手札:0→1

   「連成する振動の効果! セフィラルーツを破壊!」 手札:1→2


遊一:Pゾーン→EX
《オルシャドール・セフィラルーツ》


遊一「チッ……ア゛ァ゛ッたくンっとにテメェの言う通りじゃねェか! 《マジック・プランター》!」 手札:1→3

駕汰乃「あははははははは! キミも引いたか!」


遊一:場→墓地
《連成する振動》


遊一「そんなに言うなら認めてやるよ。どうも俺とテメェは似た者同士みてェだっつーとこは!」

駕汰乃「共に神に愛され!」

遊一「俺もテメェも夢見がち!」

駕汰乃「だからこそその横柄さに腹が立つ!」

遊一「スカした態度がムカつく!」

駕汰乃「夢に対してまっすぐでいられることがたまらなく苛立たしい!!」

遊一「夢っつーものにまっすぐ向き合えねえと言い張るその態度にキレそうだッ!!」



駕汰乃「ただ――――」

遊一「あァ」

駕汰乃「君のその信念と夢を叶えたひたむきさには感服する」

遊一「テメェの底知れね執着には敬意すら表する」

駕汰乃「だからこそ今日! ここで! 僕が君に勝利する!」

遊一「いいや、勝つのは俺だッ! 来い、《光竜星リフン》ッ!」


《光竜星-リフン/Chiwen, Light of the Yang Zing》
チューナー・効果モンスター
星1/光属性/幻竜族/攻 0/守 0
「光竜星-リフン」の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):自分フィールドのこのカードが戦闘・効果で破壊され墓地へ送られた時に発動できる。
デッキから「光竜星-リフン」以外の「竜星」モンスター1体を特殊召喚する。
(2):このカードが墓地に存在し、自分フィールドの「竜星」モンスターが
戦闘・効果で破壊され墓地へ送られた時に発動できる。このカードを墓地から特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合除外される。


遊一「レベル5のセフィラエグザにレベル1のリフンをチューニング!」

   「来い、《メタファイズ・ホルス・ドラゴン》ッ!!」


《メタファイズ・ホルス・ドラゴン/Metaphys Horus》
シンクロ・効果モンスター
星6/光属性/幻竜族/攻2300/守1600
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
(1):このカードがS召喚に成功した場合、
そのS素材としたチューナー以外のモンスターの種類によって、
以下の効果をそれぞれ発動できる。
●通常モンスター:このターンこのカードは自身以外のカードの効果を受けない。
●効果モンスター:このカード以外のフィールドの表側表示のカード1枚を対象として発動できる。その効果を無効にする。
●Pモンスター:相手フィールドのモンスター1体を相手が選び、
自分はそのコントロールを得る。このターンそのモンスターは攻撃できない。



駕汰乃「要るかい? このカード」 ピラ

遊一「いるかよこの馬鹿。メタファイズの効果! ウィラコチャラスカの効果を無効にする!」


《地縛神 Wiraqocha Rasca》:効果無効
攻撃力:3100→100


遊一「バトル! 行け、ビヨンド・ザ・ホープ! ウィラコチャラスカを攻撃ッ!!」


ズバッシャアアアアアアアッッ!!


駕汰乃「ぐうっ……!!」 LP:4000→1100

遊一「トドメだッ!! 行け、スターダストォッ! 駕汰乃にダイレクトアタック!」

駕汰乃「させ……ないッ!! 《ウィキッド・リボーン》ッ!」 LP:1100→300

遊一「何!?」


《ウィキッド・リボーン/Wicked Rebirth》
永続罠
800ライフポイントを払い、自分の墓地に存在する
シンクロモンスター1体を選択して発動する。
選択したモンスターを表側攻撃表示で特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化され、このターン攻撃宣言をする事ができない。
このカードがフィールド上に存在しなくなった時、そのモンスターを破壊する。
そのモンスターが破壊された時このカードを破壊する。


駕汰乃「甦れ、レッド・デーモンズッ!!」


駕汰乃:墓地→場
《レッド・デーモンズ・ドラゴン》



駕汰乃「プライドが邪魔をしたようだね。ビヨンド・ザ・ホープで相討ちにすれば僕が負けていた……!」

遊一「チッ……! しゃーねェ、ターンエンドッ!」 手札:2

駕汰乃「僕の……タァァァ――――――ンッ!!」 手札:0→1

     「来た。《レスキューラビット》を召喚!」

遊一「何……!?」


《レスキューラビット/Rescue Rabbit》
効果モンスター
星4/地属性/獣族/攻 300/守 100
「レスキューラビット」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
このカードはデッキから特殊召喚できない。
(1):フィールドのこのカードを除外して発動できる。
デッキからレベル4以下の同名の通常モンスター2体を特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターはエンドフェイズに破壊される。


駕汰乃「レスキューラビットを除外し、出でよ、《ギャラクシー・サーペント》!」


駕汰乃:場→除外
《レスキューラビット》


《ギャラクシーサーペント/Galaxy Serpent》
チューナー・通常モンスター
星2/光属性/ドラゴン族/攻1000/守 0


ハストィータ「……《ガチガチガンテツ》……? それならビヨンドは……」

遊一「いや。ヤツがンなヌルいことすっかよ。駕汰乃、テメェのさっきの地縛神」

駕汰乃「そう。地縛神は――――ある程度相性はくとも、僕の切り札ではない」

捨てた数やんけ! やっぱアイツ紙だわ(掌クルクル
×:LP:3300→3100
×:LP:3300→200
○:LP:3300→2200



駕汰乃「当然だ。あれは神に忠誠を誓った証。神の……従属神」

     「神そのものではないわけだ。そのようなものを切り札などと……吐き気がする」

遊一「足りねえか。だろォな」

駕汰乃「僕が奉ずるべきは『神』そのもの。欠片程度の力はあるようだが」

     「欠片程度――――今見た通り。君に通ずるとも思えない。ならば」

     「この『力』呑み込みわが物とし、君を焼き尽くそう!」

ハストィータ「……彼は何を言っているの……!?」

遊一「さてな。だが―――――何かあるぞ」 ニィ

駕汰乃「レベル8のレッド・デーモンズ・ドラゴンに、レベル2のギャラクシー・サーペント2体を……ダブルチューニング!」

     「紅蓮の焔よ、忌まわしき闇の落とし子さえ血肉とし全てを焼き尽くすがいい!」

     「現れよ、神の力を継ぐ者! 《スカーレッド・ノヴァ・ドラゴン》ッ!!」


《スカーレッド・ノヴァ・ドラゴン/Red Nova Dragon》
シンクロ・効果モンスター
星12/闇属性/ドラゴン族/攻3500/守3000
チューナー2体+「レッド・デーモンズ・ドラゴン」
このカードの攻撃力は、自分の墓地に存在するチューナーの数×500ポイントアップする。
このカードは相手の魔法・罠・効果モンスターの効果では破壊されない。
また、相手モンスターの攻撃宣言時、このカードをゲームから除外し、
相手モンスター1体の攻撃を無効にする事ができる。
エンドフェイズ時、この効果で除外したこのカードを特殊召喚する。



駕汰乃「スカーレッド・ノヴァ・ドラゴンは、墓地のチューナーの数に応じて攻撃力を上げる」

     「3体のチューナーが存在することで、その攻撃力は――――5000!」

遊一「!」

駕汰乃「バトル! その名の示す通りに――――超新星の輝きにより焼き尽くせ!」

     「スカーレッド・ノヴァ・ドラゴンで、スターダストを攻撃!」

遊一「チ――――スターダストの効果発動! スターダスト自身に破壊耐性を付与する!」

駕汰乃「だがダメージは受けてもらう! その数値は2500――――君の残りライフも尽きる!」

遊一「まだだ! リバースカードオープン! 《シンクロ・バリアー》!」


《シンクロ・バリアー/Synchro Barrier》
通常罠
自分フィールド上に存在するシンクロモンスター1体をリリースして発動する。
次のターンのエンドフェイズ時まで、自分が受ける全てのダメージを0にする。


駕汰乃「!」

遊一「メタファイズをリリース、そしてこのターン、俺が受けるダメージを0にする!」


遊一:場→墓地
《メタファイズ・ホルス・ドラゴン》


ズガガガガガガガガガガガガァァァッ!!



駕汰乃「なんとか防いだか……僕はこれでターンエンド!」 手札:0

遊一「へっ……」

駕汰乃「さあ、僕は僕自身の力を見せた。次は――――君の番だ」

遊一「言われずともさ! 俺の――――タァァァァンッ!!」 手札:2→3


――――――ドクン


駕汰乃「!?」

ハストィータ「今……」

遊一「…………揺れた……か?」

駕汰乃「……いや」

遊一「気にすることじゃあ……ねェ」

駕汰乃「あぁ」


    「「そんなことより決着をつける(ン)ぞッ!!」」


ハストィータ「……こ、この二人は……」



遊一「来い、《ジャンク・シンクロン》ッ!!」


《ジャンク・シンクロン/Junk Synchron》
チューナー・効果モンスター
星3/闇属性/戦士族/攻1300/守 500
(1):このカードが召喚に成功した時、自分の墓地のレベル2以下のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。


遊一「甦れ、ホロウ!」


《風竜星-ホロウ/Pulao, Wind of the Yang Zing》
効果モンスター
星1/風属性/幻竜族/攻 0/守1800
「風竜星-ホロウ」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドのこのカードが戦闘・効果で破壊され墓地へ送られた時に発動できる。
デッキから「風竜星-ホロウ」以外の「竜星」モンスター1体を攻撃表示で特殊召喚する。
(2):1ターンに1度、相手のメインフェイズ及びバトルフェイズに発動できる。
自分フィールドの「竜星」モンスターのみをS素材としてS召喚する。
(3):このカードをS素材としたSモンスターは、魔法カードの効果を受けない。


遊一「レベル1のホロウにレベル3のジャンク・シンクロンをチューニング!」

   「来い、《波動竜フォノン・ドラゴン》ッ!」


《波動竜フォノン・ドラゴン/Phonon Pulse Dragon》
シンクロ・チューナー(効果モンスター)
星4/闇属性/ドラゴン族/攻1900/守 800
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカードがシンクロ召喚に成功した時、1~3までのレベルを宣言して発動できる。
このカードのレベルは宣言したレベルになる。
この効果を発動したターン、自分はこのカードをシンクロ素材としたシンクロ召喚以外の特殊召喚ができない。
自分は「波動竜フォノン・ドラゴン」を1ターンに1度しか特殊召喚できない。


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……



駕汰乃「今更牙皇や星態龍のようなカードを出したとて……遅い!」

遊一「いいや、俺が出すのはそっちじゃねェ! 速攻魔法発動! 《リミットオーバー・ドライブ》ッ!!」


《リミットオーバー・ドライブ》
速攻魔法
「リミットオーバー・ドライブ」は1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分フィールドのSモンスターのチューナー1体と
チューナー以外のSモンスター1体をエクストラデッキに戻して発動できる。
そのモンスター2体のレベルの合計と同じレベルのSモンスター1体を、
召喚条件を無視してエクストラデッキから特殊召喚する。


駕汰乃「何!?」


ギュォォォォォォォォォォォォォォォ――――――――――ンッ!!


ハストィータ「……!? 神威遊一……バイクが……!」

遊一「構いやしねェ……このまま回せッ! もっと高く、もっと速く!」

   「俺はレベル4のフォノン・ドラゴンと、スターダストをエクストラデッキに戻す!」

   「旧き螺旋に刻まれた盟約の果て、憎悪の空を超えて光来せよ! 《聖光神竜 スターダスト・シフル》ッ!!」


《聖こう神竜 スターダスト・シフル》
シンクロ・効果モンスター
星12/光属性/ドラゴン族/攻4000/守4000
Sモンスターのチューナー1体+チューナー以外のSモンスター2体以上
このカードはS召喚でしか特殊召喚できない。
(1):自分フィールドのカードはそれぞれ1ターンに1度だけ戦闘・効果では破壊されない。
(2):1ターンに1度、相手がモンスターの効果を発動した時に発動できる。
その効果を無効にし、フィールドのカード1枚を選んで破壊する。
(3):墓地のこのカードを除外し、自分の墓地のレベル8以下の
「スターダスト」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。


オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォッッ!!












     「――――――完成したか。遂に」




 



駕汰乃「聖光……神竜……だと……!?」

遊一「バトルッ! 行け、スターダスト・シフル! スカーレッド・ノヴァ・ドラゴンを攻撃ッ!!」

駕汰乃「――――――ッ、血迷ったか! スターダスト・シフルの攻撃力は4000!」

遊一「スターダスト・シフルは、俺の場のカード全てに一度ずつの耐性を与える!」

駕汰乃「だとしても! ……無意味だ!」

遊一「無駄なんてことはどこにもねェッ!! 俺はこのダメージステップ、《禁じられた聖杯》を発動!」

駕汰乃「!!」


《禁じられた聖杯/Forbidden Chalice》
速攻魔法
フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動できる。
エンドフェイズ時まで、選択したモンスターの攻撃力は400ポイントアップし、効果は無効化される。


遊一「選択するのはスカーレッド・ノヴァ・ドラゴン! よって!」

駕汰乃「チューナーによって上昇していた攻撃力が……ッ!」


《スカーレッド・ノヴァ・ドラゴン》
攻撃力:5000→5400→3900


遊一「ブチ抜けェェェェッ!!」


ズッドオオオオオオオオオォォォォォォォォッッ!!


駕汰乃「ぐ……ぬ、ああぁぁぁッ!!」 LP:300→200

遊一「行け、ビヨンド・ザ・ホープ! ダイレクトアタックッ!!」

駕汰乃「―――――――ッ」

遊一「終わりだ――――駕汰乃ォォッ!!」


ドゴオオオオオオオォォォォォォォォォォッッ!!


駕汰乃「うわあああああああぁぁぁぁぁ――――――!!」 LP:200→0



ピィ――――――――――――――!!



勝率:80
トリップ→#ig93surpri
指定数値→15
合計:93+15=108(08)


◆ デュエルに勝利しました



遊一「づっ……はァ、はァ……!」

駕汰乃「ぐぅ……! く……!」

ハストィータ「……揺れ……治まった……?」

遊一「……俺の勝ちだ……駕汰乃……ッ!」

駕汰乃「……ふ……フフ……そのようだ……」

遊一「土壇場……だったがな」

駕汰乃「だが、結局それも……神の後押しに過ぎないかもしれない」

遊一「かもな……だが……所詮、力は力だ」

   「手に入れちまったあとは『どう使うか』っつー……問題でしか、ねェ」

   「コイツでカミサマに叛逆したって、誰が文句言えるかっつー話だ」

駕汰乃「フッ……」



駕汰乃「……それで、僕を殺さないのか?」

遊一「あァ――――それだが」 ゲシッ

駕汰乃「あぐっ」 ガイン

遊一「……そいつで勘弁してやる。テメェはいけ好かねェが……」

駕汰乃「おや……神の復活を目論んでいる人間を逃すのか」

ハストィータ「…………」 チラ

遊一「テメェがそうしたいなら勝手にしろ。だがその度に俺が叩き潰す。全部な」

駕汰乃「吹くね……」

遊一「吹くさ。テメェはそもそも神を復活させてどうこうっつー人間じゃねえだろ」

駕汰乃「……あぁ、そうだね。僕は……神を蘇らせる、そこまでしか興味は無い」

     「結局、この組織に僕の求める『神』を復活させる気は無いようだしね……」

     「旅にでも出て、探すさ。追いかけてくるといい」

遊一「望むところだ」



  「――――――友情を深めているところ申し訳ないが」


遊一「!」 バッ

駕汰乃「……!」

ハストィータ「……ま、まさか……」


明斬渡「君の快進撃もここまでにしてもらおう、神威遊一」

     「デュエルだ。君の力を――――私に示してみろ」 フィィン


遊一「……連戦か」 ゴギッ




◆ 遊一と統帥のデュエルが行われます
   判定方法を選択してください。

1.詳細判定
2.簡易判定

↓1~ 2票


◆ 詳細な判定を行います。
   ステータスの比較を行います

遊一:【運命力】:5+1  【戦略】:6  【洞察力】:8  【精神力】:5+1  【構築】:6

統帥:【運命力】:2  【戦略】:8  【洞察力】:6-2  【精神力】:7+2  【構築】:3

特殊技能
「私が市長です」……【精神力】に+2補正、【洞察力】に-2補正
「マッドギア」……【戦略】に+1補正


【運命力】→d
【戦略】→s
【洞察力】→i
【精神力】→m
【構築】→b

トリップに上記の文字列を隠しました
左から順に1、2、3、4、5と設定します
1~5の数字を二つ選択してください

↓1

#9msbid69743
指定:1、2
→m,s

◆ 【精神力】と【戦略】が指定されました

遊一:【戦略】:6  【精神力】:5+1

統帥:【戦略】:8  【精神力】:7+2

    それぞれ戦略において2の劣勢、精神力において3の劣勢
    よって5の劣勢のため、基本値を【5】と設定します。


◆ 遊一のデッキを選択してください。

1.【セフィラ】(シャドール+竜星)
2.【セフィラ】(シャドール+霊獣)
3.【セフィラ】(竜星+霊獣)
4.【アーティファクト】
5.【AFセイクリッド】
6.【幻獣機】
7.【竜星】
8.【クイックジャンクドッペル】
9.【魔術師】(オッドアイズ)

↓1~ 二票先取

流石に時間も時間なので今日はここまでというころで
投票に関しては可能なら2票入るまで続けていただければ助かります

また、要素出しは現在より【7/8の22時】までとします
先に一応参考までに相手側のデッキ

【DD】
http://yugioh-wiki.net/index.php?%A1%DA%A3%C4%A3%C4%A1%DB

参考
【クイックジャンクドッペル】(ジャンクドッペル)
http://yugioh-wiki.net/index.php?%A1%DA%A5%B8%A5%E3%A5%F3%A5%AF%A5%C9%A5%C3%A5%DA%A5%EB%A1%DB


DDってサーチャーとアタッカーがバランス良く配されてるしペンデュラム特有の継戦能力もあるし
除去に関しても2種類のラグナロクが特にだけど、破壊を介さない除去が多かったりで実際強い

一応ですけど、シフルとビヨンドは解禁されてるので何か考慮の足しになれば

(というかこのまま行くと魔術師デッキが日の目を見ること無いんじゃいや俺勝手予想)

【ジャンドはどうしてもフルモンになりがちであり、魔法罠に弱いのでサイクロンなどの除去カードは多めに入っているはず。
 DDDの契約書をすぐに割られるとDDDは殆ど何も出来なくなる可能性が高い。】
【DDDは大型が出やすいものの、地獄門が無ければ辛いことには変わりなく、ある程度先攻で蓋をしていればそれだけで詰むことがある。】
【ジャンクドッペルの展開を妨害できるのはサイクロンで無力化される戦乙女の契約書程度】(+10)(+5)

【ジャンク・デストロイヤーで契約書を処理できる】(+10)

【契約書でライフを使うのでドリル・ウォリアーのダイレクトアタックが有効のはず】(+10)

【エクストラデッキから特殊召喚されるDDDモンスターを、シンクロ召喚しやすいジェット・ウォリアーで処理できる】(+5)

【DDはモンスター効果を多用するのでケプラー等にエフェクト・ヴェーラーを打てる】(+5)

【シフルを出せればDDには突破する手段が少ないので優位に立てる】(+5)

【ワイバースター等でホープ→ビヨンドにできれば攻撃翌力の高いDDDモンスターを戦闘破壊できる】(+5)

【契約洗浄やドレインシールドで回復するとしてもライフが1000を切る瞬間は多く生まれるので、破壊指輪を通せば止めを刺せる】(+5)

【蘇生を多用する割に墓地肥しに乏しいので、トリシューラの効果が墓地除外も痛い】
【トリシューラで契約書を除外すればカリ・ユガによる再利用を封じられる】(+10)(+5)

【ジャンクドッペルならデビルフランケン、ナチュル・エクストリオが採用されている可能性が高く、
 初動を魔法に頼りがちかつ、ペンデュラムテーマであるDDによく刺さると思われる】(±0)



10+5+10+10+5+5+5+5+5+10+5±0=75

基本値【5】

今回の勝率は【80%】です

では指定0でデュエルを行います。投下は明日か明後日、のつもり

しかしこの市長いちいち厄介である

流れは完成したけど今からはだいぶキツい感じが
効果の見直しとかも考える必要ありますし、すみませんが翌朝~昼頃やりまする

見直した(ミスが無いとは言ってない)

そろそろやります



ハストィータ「し……市長……!?」

駕汰乃「あなたは……まさか」

遊一「どっちでもいい。テメェが龍天河のオヤジか」

明斬渡「礼儀がなっていないな……神威遊一。それに」

遊一「自分も龍天河だっつー類の文句は受け付けねえ。」

明斬渡「冗句は嫌いか。まあいい」

遊一「アイツはどうした」

明斬渡「どうもこうも――――倒してここまで来た。それ以外に何かあるかね」

遊一「そうか。まあいい。邪魔だ。退け」

明斬渡「断る。私は……」

ハストィータ「……神威遊一、この人は……!」

遊一「ンなこたァどォだっていい」

駕汰乃「何だって?」

遊一「市長だろォが社長だろォが総長だろォが、立ち塞がるつもりなら叩いて潰す」

明斬渡「確かに単純な話だな。明解で単調、暴力的で愚かだ」



遊一「だからどォした」

明斬渡「……何?」

遊一「何聞いてたんだテメェ。邪魔だっつってんだろ。道開けろ」

   「余計な問答する気は無ェんだよ。退け。何度も言わせンな」

明斬渡「…………自信があるのか。私を退けられると」

駕汰乃「……あまり彼を見誤らない方がいいですよ、統帥。そこまで考えてないかと」

遊一「統帥? あー……つーことはテメェが頭か。何にせよ手間が省けるな」

明斬渡「余程の身の程知らずと見た」

遊一「身の程なんて知ってられっかよ。ハナから頭なんて良くねェんだ」

ハストィータ「………………」

明斬渡「涼から貴様の『可能性』というものを見ろと言われたが……奴の目はどうも節穴のようだ」

     「我欲の塊……知性の欠片も見られん。これで涼を降したと言うのか」

遊一「別に俺のこと馬鹿にしようがどうだっていいがよ。大概事実だ」

   「ただ、アイツのこと貶すのはやめろ。俺よりよっぽど優秀なヤツだ」



明斬渡「当然だ。私が育てた」

遊一「あァ。けど……あァいや、『だから』負けた、か」

駕汰乃「……?」

遊一「どんなに優秀なヤツでも、手の内がバレてりゃ対策打つのは簡単だ」

   「まして、自分の手で育てた相手だ。よっぽどの成長見せなきゃ負けてもおかしくねえ」

明斬渡「……見透かしたようなことを」

ハストィータ(神威遊一……怒ってる……?) ボソ

駕汰乃(何……? いや、彼は割と激情家じゃあないのか? 僕のデュエルの時も)

ハストィータ(……私のデュエルの……時も……けど、そういうのと違って……)

明斬渡「………………」

遊一「到底フェアな喧嘩じゃあねェ。テメェのそれは上から押し潰してただけだ」

明斬渡「何を勘違いしている。『戦い』にする理由などあるわけがなかろう」

遊一「あ?」

明斬渡「戦いという舞台に乗ってしまえば敗北の可能性が常に生じるのだ」

     「不要な可能性の芽はすべて摘み取る。それが……戦略だ」

遊一「……あー……成程な。てェことは……そもそもアイツはテメェと『戦う』ことさえできなかったっつーことか」



遊一「……まあ、やることには変わりねえ。退かねえなら無理矢理にでも押し通る」

明斬渡「何度も言わせるな神威遊一。貴様の可能性全てを摘み取ってここで終わらせる」

ハストィータ(……この男の……妙に冷静な……感じが)

駕汰乃(……むしろ)

明斬渡「貴様の土俵に乗ってやる。その上で勝利する」 フィィン

遊一「――――デュエルだ。ケリつけるぞ」 フォン



    「「デュエル!」」



遊一「俺のターン。《調律》を発動する」


《調律/Tuning》
通常魔法
(1):デッキから「シンクロン」チューナー1体を手札に加えてデッキをシャッフルする。
その後、自分のデッキの一番上のカードを墓地へ送る。


遊一:デッキ→手札
《クイック・シンクロン》

デッキ→墓地
《チューニング・サポーター》


駕汰乃「モンスターが落ちた……」

遊一「《ジャンク・シンクロン》を召喚」


《ジャンク・シンクロン/Junk Synchron》
チューナー・効果モンスター
星3/闇属性/戦士族/攻1300/守 500
(1):このカードが召喚に成功した時、自分の墓地のレベル2以下のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。


遊一「ジャンク・シンクロンの効果発動。墓地の《チューニング・サポーター》を特殊召喚する」


《チューニング・サポーター/Tuningware》
効果モンスター
星1/光属性/機械族/攻 100/守 300
(1):フィールドのこのカードをS素材とする場合、このカードはレベル2モンスターとして扱う事ができる。
(2):このカードがS素材として墓地へ送られた場合に発動する。自分はデッキから1枚ドローする。



遊一「そしてこの特殊召喚に対して《地獄の暴走召喚》、《ドッペル・ウォリアー》の効果を発動……!」


《地獄の暴走召喚/Inferno Reckless Summon》
速攻魔法
相手フィールド上に表側表示でモンスターが存在し、自分フィールド上に
攻撃力1500以下のモンスター1体が特殊召喚に成功した時に発動する事ができる。
その特殊召喚したモンスターと同名モンスターを自分の手札・デッキ・墓地から全て攻撃表示で特殊召喚する。
相手は相手自身のフィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択し、
そのモンスターと同名モンスターを相手自身の手札・デッキ・墓地から全て特殊召喚する。


《ドッペル・ウォリアー/Doppelwarrior》
効果モンスター
星2/闇属性/戦士族/攻 800/守 800
(1):自分の墓地のモンスターが特殊召喚に成功した時に発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。
(2):このカードがS素材として墓地へ送られた場合に発動できる。
自分フィールドに「ドッペル・トークン」(戦士族・闇・星1・攻/守400)2体を攻撃表示で特殊召喚する。


遊一:デッキ→場
《チューニング・サポーター》×2

手札→場
《ドッペル・ウォリアー》


ハストィータ(フィールドが埋まった……)

相手フィールド上にモンスター居ないから、機械複製術に代えたほうが



遊一「レベル1、チューニング・サポーター2体にレベル3のジャンク・シンクロンをチューニング」

   「来い、《アクセル・シンクロン》……!」


《アクセル・シンクロン》
シンクロ・チューナー・効果モンスター
星5/闇属性/機械族/攻 500/守2100
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
自分は「アクセル・シンクロン」を1ターンに1度しかS召喚できない。
(1):1ターンに1度、デッキから「シンクロン」モンスター1体を墓地へ送り、以下の効果から1つを選択して発動できる。
●墓地へ送ったそのモンスターのレベル分だけ、このカードのレベルを上げる。
●墓地へ送ったそのモンスターのレベル分だけ、このカードのレベルを下げる。
(2):相手メインフェイズに発動できる。このカードを含む自分フィールドのモンスターをS素材としてS召喚する。


ギュィィィィィィィィイインッ!


遊一「そして2体のチューニング・サポーターの効果でカードをドロー」  手札:2→4  シャッ

明斬渡「………………」

遊一「次だ。《クイック・シンクロン》、効果発動」


《クイック・シンクロン/Quickdraw Synchron》
チューナー・効果モンスター
星5/風属性/機械族/攻 700/守1400
このカードは「シンクロン」チューナーの代わりとしてS素材にできる。
このカードをS素材とする場合、「シンクロン」チューナーを素材とするSモンスターのS召喚にしか使用できない。
(1):このカードは手札のモンスター1体を墓地へ送り、手札から特殊召喚できる。


遊一:手札→墓地
《幻獣機テザーウルフ》

>>433
あ、そういえばそうだ
すみません、暴走召喚じゃなくて機械複製術ということで脳内変換お願いします



遊一「レベル2扱いのチューニング・サポーターと、レベル1のドッペルトークン2体に」

   「レベル4となったアクセル・シンクロンをチューニング――――翔けろ、《閃光竜 スターダスト》!」


《閃光竜 スターダスト/Stardust Spark Dragon》
シンクロ・効果モンスター
星8/光属性/ドラゴン族/攻2500/守2000
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
1ターンに1度、自分フィールド上に表側表示で存在するカード1枚を選択して発動できる。
選択したカードは、このターンに1度だけ戦闘及びカードの効果では破壊されない。
この効果は相手ターンでも発動できる。


ギャォォォォォォォォォォォォォオッ!


明斬渡「……!」

遊一「……チューニング・サポーターの効果でカードを1枚ドロー」 手札:2→3

   「カードを1枚セットし、ターンエンドだ」 手札:2

明斬渡「ふん……私のターン」 手札:5→6

     「大仰にして見せたところで私のやることは変わらん。ただ、力を示すのみだ」

     「《ワン・フォー・ワン》を発動!」


《ワン・フォー・ワン/One for One》
通常魔法(制限カード)
(1):手札からモンスター1体を墓地へ送って発動できる。
手札・デッキからレベル1モンスター1体を特殊召喚する。



明斬渡「私はデッキから《DD魔導賢者ケプラー》を特殊召喚する」


明斬渡:手札→墓地
《DDケルベロス》


《DD魔導賢者ケプラー》
ペンデュラム・効果モンスター
星1/闇属性/悪魔族/攻 0/守 0
【モンスター効果】
「DD魔導賢者ケプラー」のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、以下の効果から1つを選択して発動できる。
●このカード以外の自分フィールドの「DD」カード1枚を対象として発動できる。そのカードを持ち主の手札に戻す。
●デッキから「契約書」カード1枚を手札に加える。


明斬渡「私は『契約書』1枚を手札に加える」


明斬渡:デッキ→手札
《魔神王の契約書》


明斬渡「そして出でよ、《DDナイト・ハウリング》!」


《DDナイト・ハウリング》
チューナー・効果モンスター
星3/闇属性/悪魔族/攻 300/守 600
(1):このカードが召喚に成功した時、自分の墓地の「DD」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターの攻撃力・守備力は0になり、
そのモンスターが破壊された場合に自分は1000ダメージを受ける。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分は悪魔族モンスターしか特殊召喚できない。



明斬渡「ナイト・ハウリングの効果発動。蘇るがいい、DDケルベロス!」


《DDケルベロス》
ペンデュラム・効果モンスター
星4/闇属性/悪魔族/攻1800/守 600
【モンスター効果】
(1):このカードが手札からP召喚に成功した時、
「DDケルベロス」以外の「DD」モンスターが自分フィールドに存在する場合に
自分の墓地の永続魔法カード1枚を対象として発動できる。そのカードを手札に加える。


明斬渡「私は、《魔神王の契約書》を発動する」


《魔神王の契約書》
永続魔法
「魔神王の契約書」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分メインフェイズに発動できる。自分の手札・フィールドから、
悪魔族の融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、
その融合モンスター1体をエクストラデッキから融合召喚する。「DD」融合モンスターを融合召喚する場合、
自分の墓地のモンスターを除外して融合素材とする事もできる。
(2):自分スタンバイフェイズに発動する。自分は1000ダメージを受ける。


ハストィータ「……先に融合カードを……!?」



明斬渡「場のDDモンスターであるケプラー。そして私の手札の《DDD死偉王ヘル・アーマゲドン》を素材に」

     「現れよ、《DDD烈火王テムジン》!」


《DDD烈火王テムジン》
融合・効果モンスター
星6/炎属性/悪魔族/攻2000/守1500
「DD」モンスター×2
「DDD烈火王テムジン」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがモンスターゾーンに存在し、自分フィールドにこのカード以外の「DD」モンスターが特殊召喚された場合、
自分の墓地の「DD」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。
(2):このカードが戦闘または相手の効果で破壊された場合、自分の墓地の「契約書」カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを手札に加える。


明斬渡:手札→墓地
《DDD死偉王ヘル・アーマゲドン》


明斬渡「続けて、レベル4のDDケルベロスに、レベル3のDDナイト・ハウリングをチューニング」

     「夜闇を裂け、《DDD疾風王アレクサンダー》!」


《DDD疾風王アレクサンダー》
シンクロ・効果モンスター
星7/風属性/悪魔族/攻2500/守2000
「DD」チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
「DDD疾風王アレクサンダー」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがモンスターゾーンに存在し、自分フィールドにこのカード以外の「DD」モンスターが
召喚・特殊召喚された場合、自分の墓地のレベル4以下の「DD」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。


明斬渡:場→EX
《DDケルベロス》



明斬渡「更に、テムジンの効果を発動! 蘇るがいい、ヘル・アーマゲドン!」


《DDD死偉王ヘル・アーマゲドン》
ペンデュラム・効果モンスター
星8/闇属性/悪魔族/攻3000/守1000
【モンスター効果】
(1):1ターンに1度、自分フィールドのモンスターが戦闘・効果で破壊された場合、
そのモンスター1体を対象として発動できる。このカードの攻撃力はターン終了時まで、
対象のモンスターの元々の攻撃力分アップする。この効果を発動するターン、このカードは直接攻撃できない。
(2):このカードは、このカードを対象としない魔法・罠カードの効果では破壊されない。


明斬渡「貴様がどういう手を取ろうと知ったことではない。ただ上から潰すのみだ」

     「―――――バトル。ヘル・アーマゲドンでスターダストを攻撃!」

遊一「チ……スターダストの効果だ。スターダスト自身を破壊から守る」


《閃光竜 スターダスト》:破壊無効


明斬渡「だが、ダメージは受けてもらう!」


ズゴオオオオオオオォォォォッ!!


遊一「ッ――――――!」 LP:4000→3500

明斬渡「カード2枚をセットし、ターンエンドだ」 手札:0

>>434>>438の間に描写挿入し忘れてました
これ追加でお願いします

 ****



遊一:手札→場
《クイック・シンクロン》


遊一「レベル2のドッペル・ウォリアーにレベル5のクイック・シンクロンをチューニング」

   「――――来い、《ジャンク・バーサーカー》!」


《ジャンク・バーサーカー/Junk Berserker》
シンクロ・効果モンスター
星7/風属性/戦士族/攻2700/守1800
「ジャンク・シンクロン」+チューナー以外のモンスター1体以上
自分の墓地に存在する「ジャンク」と名のついたモンスター1体をゲームから除外し、
相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動する。
選択した相手モンスターの攻撃力は、除外したモンスターの攻撃力分ダウンする。
また、このカードが守備表示のモンスターを攻撃した場合、
ダメージ計算を行わずそのモンスターを破壊する。


遊一「そしてドッペル・ウォリアーの効果を発動する。トークン2体を特殊召喚」


遊一:場
「ドッペルトークン」×2


遊一「まだだ。アクセル・シンクロンの効果発動。デッキから『シンクロン』を墓地へ送り、コイツのレベルを下げる」


遊一:デッキ→墓地
《ジェット・シンクロン》

《アクセル・シンクロン》:★5→★4



遊一「……俺のターン!」 手札:2→3

   「墓地の《ジェット・シンクロン》の効果発動。手札のカードを墓地に送り……」


遊一:手札→墓地
《レベル・スティーラー》


遊一「ジェット・シンクロンを蘇生する」


《ジェット・シンクロン/Jet Synchron》
チューナー・効果モンスター
星1/炎属性/機械族/攻 500/守 0
「ジェット・シンクロン」の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):このカードがS素材として墓地へ送られた場合に発動できる。デッキから「ジャンク」モンスター1体を手札に加える。
(2):このカードが墓地に存在する場合、手札を1枚墓地へ送って発動できる。このカードを墓地から特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。


遊一「そしてジャンク・バーサーカーのレベルを一つ下げることで、レベル・スティーラーを蘇生する」


《レベル・スティーラー/Level Eater》
効果モンスター
星1/闇属性/昆虫族/攻 600/守 0
(1):このカードはモンスターゾーンに存在する限り、アドバンス召喚以外のためにはリリースできない。
(2):このカードが墓地に存在する場合、自分フィールドのレベル5以上のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターのレベルを1つ下げ、このカードを墓地から特殊召喚する。


遊一「更にリバースカードオープン。《リビングデッドの呼び声》」


《リビングデッドの呼び声/Call of the Haunted》
永続罠
(1):自分の墓地のモンスター1体を対象としてこのカードを発動できる。
そのモンスターを攻撃表示で特殊召喚する。
このカードがフィールドから離れた時にそのモンスターは破壊される。
そのモンスターが破壊された時にこのカードは破壊される。



遊一「チューニング・サポーターを蘇生する」


遊一:墓地→場
《チューニング・サポーター》


遊一「――――レベル1、レベル・スティーラーと、レベル2扱いのチューニング・サポーターに」

   「レベル1の《ジェット・シンクロン》をチューニング。――――来い、《波動竜フォノン・ドラゴン》!」


《波動竜フォノン・ドラゴン/Phonon Pulse Dragon》
シンクロ・チューナー(効果モンスター)
星4/闇属性/ドラゴン族/攻1900/守 800
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカードがシンクロ召喚に成功した時、1~3までのレベルを宣言して発動できる。
このカードのレベルは宣言したレベルになる。この効果を発動したターン、
自分はこのカードをシンクロ素材としたシンクロ召喚以外の特殊召喚ができない。
自分は「波動竜フォノン・ドラゴン」を1ターンに1度しか特殊召喚できない。

遊一
手札:2→3


ハストィータ「!」

駕汰乃「……やるのか、遊一君!」

明斬渡「何……?」

ハストィータ「……統帥には……情報が無い……」

遊一「――――――速攻魔法発動。《リミットオーバー・ドライブ》!」


《リミットオーバー・ドライブ》
速攻魔法
「リミットオーバー・ドライブ」は1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分フィールドのSモンスターのチューナー1体と
チューナー以外のSモンスター1体をエクストラデッキに戻して発動できる。
そのモンスター2体のレベルの合計と同じレベルのSモンスター1体を、
召喚条件を無視してエクストラデッキから特殊召喚する。



明斬渡「!?」

遊一「あ゛――――――――……何つーんだ、こういうカンジ」

   「どうもテメェの戯言聞いてるうちにアタマ冷えてきてな」

   「――――今はテメェをぶん殴ることしか、頭にねェ」

明斬渡「何を――――する気だ……!?」

遊一「フォノン・ドラゴンとスターダストをエクストラデッキに戻すことで、シンクロモンスターを場に特殊召喚する!」

   「旧き螺旋に刻まれた盟約の果て、憎悪の空を超えて光来せよ! 《聖光神竜 スターダスト・シフル》ッ!!」


《聖光神竜 スターダスト・シフル》
シンクロ・効果モンスター
星12/光属性/ドラゴン族/攻4000/守4000
Sモンスターのチューナー1体+チューナー以外のSモンスター2体以上
このカードはS召喚でしか特殊召喚できない。
(1):自分フィールドのカードはそれぞれ1ターンに1度だけ戦闘・効果では破壊されない。
(2):1ターンに1度、相手がモンスターの効果を発動した時に発動できる。
その効果を無効にし、フィールドのカード1枚を選んで破壊する。
(3):墓地のこのカードを除外し、自分の墓地のレベル8以下の
「スターダスト」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。


グオオオオオオオオオオォォォォォッッ!!



ギュオオオオオオオオオオオオオオオオオオッッ!!


ハストィータ(……さっきから……このエンジンの回転……)

駕汰乃(異常に過ぎる。彼の精神に呼応している――――というわけではないだろうが)

ハストィータ(これは一体……どういう……こと?)


遊一「バトル! ジャンク・バーサーカーでアレクサンダーに攻撃!」

明斬渡「チ……通さん。《戦乙女の契約書》を発動!」


《戦乙女の契約書》
永続罠
「戦乙女の契約書」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):手札から「DD」カードまたは「契約書」カードを1枚墓地へ送り、
フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。
(2):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、
自分フィールドの悪魔族モンスターの攻撃力は、相手ターンの間1000アップする。
(3):自分スタンバイフェイズに発動する。自分は1000ダメージを受ける。


明斬渡「これにより、私の場のカード全ての攻撃力が上昇する!」

《DDD烈火王テムジン》
攻撃力:2000→3000

《DDD疾風王アレクサンダー》
攻撃力:2500→3500

《DDD死偉王ヘル・アーマゲドン》
攻撃力:3000→4000



明斬渡「つまり、貴様のモンスターは返り討ちとなる!」

遊一「……!」


ズドオオッッ!!


遊一「……シフルの効果! 俺の場のカードは全て、1ターンに1度だけ破壊されねえ!」 LP:3500→2700

   「続けて、スターダスト・シフルでヘル・アーマゲドンに攻撃!」

明斬渡「ヌゥ……!」


ズドオオオオオオオオオオオオオオオッッ!!


明斬渡:場→EX
《DDD死偉王ヘル・アーマゲドン》


遊一「――――俺はこれでターンエンドだ」 手札:2

明斬渡「……とんだ奇策を用意してくれたものだな……! 私のターン!」 手札:0→1

遊一「テメェのカードの効果忘れンじゃねェぞ!」


ドゴオオオオオオォォォッ!


明斬渡「――――理解はしているとも。だが、この程度のこと!」 LP:4000→2000



明斬渡「魔神王の契約書の効果を発動。私はフィールドに残った2体の『DDD』モンスターを融合させる」

ハストィータ「……融合体を……更に……!?」


明斬渡:場→墓地
《DDD烈火王テムジン》
《DDD疾風王アレクサンダー》


明斬渡「出でよ、極限にして絶対の断罪神! 《DDD怒濤壊薙王カエサル・ラグナロク》!!」


《DDD怒濤壊薙王カエサル・ラグナロク》
融合・効果モンスター
星10/闇属性/悪魔族/攻3200/守3000
「DDD」モンスター×2
(1):1ターンに1度、このカードが戦闘を行う攻撃宣言時に、このカード以外の自分フィールドの
「DD」カードまたは「契約書」カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを持ち主の手札に戻し、このカードと戦闘を行うモンスター以外の
相手フィールドの表側表示モンスター1体を選んで装備カード扱いとしてこのカードに装備する。
(2):このカードの攻撃力は、このカードの効果で装備したモンスターの元々の攻撃力分アップする。


ズオオオオオオオオオオオオォォォォ……


明斬渡「更に、私は《DDDの人事権》を発動する」


《DDDの人事権》
通常罠
(1):自分の手札・フィールド・墓地の「DD」モンスター及び
自分のPゾーンの「DD」カードの中から合計3枚選んで持ち主のデッキに戻す。
その後、デッキから「DD」モンスター2体を手札に加える事ができる。



明斬渡「テムジン、ナイト・ハウリング、アレクサンダーをデッキに戻すことで――――」

明斬渡:墓地→デッキ
《DDD烈火王テムジン》
《DDD疾風王アレクサンダー》


明斬渡「デッキから二枚の『DD』を手札に」


明斬渡:デッキ→手札
《DDD反骨王レオニダス》
《DD魔導賢者ケプラー》


明斬渡「次いで、私は《マジック・プランター》を発動しよう。戦乙女の契約書を墓地へ送る」 手札:2→4


《マジック・プランター/Magic Planter》
通常魔法
自分フィールド上に表側表示で存在する永続罠カード1枚を墓地へ送って発動できる。
デッキからカードを2枚ドローする。

明斬渡:場→墓地
《戦乙女の契約書》


明斬渡「――――――さて」



明斬渡「スケール3のレオニダスとスケール10のケプラーでペンデュラムスケールをセッティング」


《DDD反骨王レオニダス》
ペンデュラム・効果モンスター
星7/闇属性/悪魔族/攻2600/守1200
【Pスケール:青3/赤3】
(1):自分が効果ダメージを受けた時にこの効果を発動できる。
このカードを破壊し、さらにそのターン、LPにダメージを与える効果は、LPを回復する効果になる。

《DD魔導賢者ケプラー》
ペンデュラム・効果モンスター
星1/闇属性/悪魔族/攻 0/守 0
【Pスケール:青10/赤10】
(1):自分は「DD」モンスターしかP召喚できない。この効果は無効化されない。
(2):自分スタンバイフェイズに発動する。このカードのPスケールを2つ下げる(最小1まで)。
その後、このカードのPスケール以上のレベルを持つ、
「DD」モンスター以外の自分フィールドのモンスターを全て破壊する。


駕汰乃「ペンデュラム……!」

遊一「―――――――」

明斬渡「これでレベル4から9までのDDモンスターの特殊召喚が可能となる」

     「さぁ……出でよ! 手札より《DDD壊薙王アビス・ラグナロク》!」

     「エクストラデッキより、《DDD死偉王ヘル・アーマゲドン》!」


明斬渡:EX→場
《DDD死偉王ヘル・アーマゲドン》


《DDD壊薙王アビス・ラグナロク/D/D/D Oblivion King Abyss Ragnarok》
ペンデュラム・効果モンスター
星8/闇属性/悪魔族/攻2200/守3000【モンスター効果】
「DDD壊薙王アビス・ラグナロク」の(1)のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、自分の墓地の
「DDD」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。
(2):1ターンに1度、このカード以外の自分フィールドの「DD」モンスター1体をリリースし、
相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを除外する。



遊一「!」

明斬渡「……墓地にモンスターは無い。ならばここでやることは決まっている」

     「バトル! カエサル・ラグナロクで、ジャンク・バーサーカーに攻撃!」

     「そしてこの瞬間、カエサル・ラグナロクの効果発動!」

遊一「チ――――スターダスト・シフルの効果発動! モンスター効果を無効に!」


バシイィィィィィッ!!


遊一「そして、カエサル・ラグナロクを破壊する!」


明斬渡:場→墓地
《DDD怒濤壊薙王カエサル・ラグナロク》


明斬渡「そうだ――――そうするしかあるまい。私はヘル・アーマゲドンでバーサーカーに攻撃!」


ズドオオオオオオオォォッ!!


遊一「チ……!」 LP:2700→2400

明斬渡「詰めだ。メインフェイズ2、私はアビス・ラグナロクの効果を発動する」

     「ヘル・アーマゲドンをリリースすることで、スターダスト・シフルを除外する!」

ハストィータ「……!」

駕汰乃「まさか――――――!」

遊一「………………」


遊一:場→除外
《聖光神竜 スターダスト・シフル》

明斬渡:場→EX
《DDD死偉王ヘル・アーマゲドン》



駕汰乃「遊一君の新たな切り札までもが……」

ハストィータ「……封殺……」

明斬渡「……やはり可能性など無い。涼。お前は奴を見くびりすぎだ……!」

     「私はカードを2枚セットし、ターンエンド!」 手札:0

遊一「俺のターン」 手札:2→3

明斬渡「やはり貴様に可能性を示すことなどできん……潔く諦めろ」

遊一「何言ってんだテメェ」

明斬渡「貴様の切り札は既に無い。他の方法で特殊召喚できないモンスター……」

     「ならば帰還の方法は無い。専用のカードをサルベージしようとしたとしても」

遊一「誰がいつスターダスト・シフルが切り札っつった」

明斬渡「な……に……?」

遊一「あるから使ってるだけだ。それ以上に理屈はねえ。切り札と思ったこともねェよ」

   「諦める理由なんざどこにもねェ。精神的動揺を狙って言ってンなら無駄もいいとこだ」

   「《シンクロン・エクスプローラー》を召喚!」


《シンクロン・エクスプローラー/Synchron Explorer》
効果モンスター
星2/地属性/機械族/攻 0/守 700
(1):このカードが召喚に成功した時、
自分の墓地の「シンクロン」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。



遊一「来い、アクセル・シンクロン!」


遊一:墓地→場
《アクセル・シンクロン》


遊一「レベル2のシンクロン・エクスプローラーに、レベル5のアクセル・シンクロンをチューニング!」

   「来い、《邪竜星-ガイザー》ッ!!」


《邪竜星-ガイザー/Yazi, Evil of the Yang Zing》
シンクロ・効果モンスター
星7/闇属性/幻竜族/攻2600/守2100
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
「邪竜星-ガイザー」の(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードは相手の効果の対象にならない。
(2):自分フィールドの「竜星」モンスター1体と相手フィールドの
カード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。
(3):自分フィールドのこのカードが戦闘・効果で破壊され墓地へ送られた時に発動できる。
デッキから幻竜族モンスター1体を守備表示で特殊召喚する。


駕汰乃「!」

遊一「ハナっから切り札なんざ決めたことはねェ。有りものだけでやってきたんだ」

   「さっきから見当違いなことばっか言いやがって……ああ、テメェの眼こそ節穴だ」



遊一「そんな節穴だからこそテメェの息子の話をマトモに聞こうともしねェ」

   「そんな節穴だからこんな組織のトップに立って神の力なんてモンを狙ってやがる」

   「テメェだけは潰す。とっとと―――――『退け』」

明斬渡「…………それは、ここを、か?」

遊一「決まってんだろ。全部だ」

   「この場からも消えろ。社長の座を退け。そんでもって市長からも降りろ」

   「その節穴っぷりでいつまでも天辺のさばってンじゃねェぞボンクラァッッ!!」

明斬渡「……私を……盆暗と言うか……」

遊一「ガイザーの効果発動! ガイザー自身とラグナロクを選択し、これを破壊する!」


遊一:場→墓地
《邪竜星-ガイザー》

明斬渡:場→EX
《DDD壊薙王アビス・ラグナロク》


遊一「バトル! 行け、ジャンク・バーサーカー! ダイレクトアタック!」

明斬渡「そうは……させん! 私は《和睦の使者》を発動する!」


《和睦の使者/Waboku》
通常罠
このターン、相手モンスターから受ける
全ての戦闘ダメージは0になり、自分のモンスターは戦闘では破壊されない。

>>457ミス
ガイザー効果で竜胆ブルーム特殊召喚してます

《竜胆ブルーム/Lindbloom》
効果モンスター
星4/地属性/幻竜族/攻 0/守1800
(1):このカードがモンスターゾーンに存在し、
自分のモンスターと相手のモンスターが戦闘を行うダメージ計算時に発動する。
ダメージステップ終了時まで、戦闘を行うそれぞれのモンスターの攻撃力は、それぞれの守備力と同じ数値になる。



遊一「チィ……! なら俺はこれでターンを終了する!」 手札:2

明斬渡「私のターン!」 手札:0→1

遊一「この瞬間、テメェ自身の契約書の効果でダメージを受けてもらう!」

明斬渡「ぬ……!」 LP:2000→1000


《DD魔導賢者ケプラー》:スケール10→8


遊一(スケールが変わった……?)

明斬渡「ケプラーにはスケール変動のデメリットがある……だが、今は関係ない」

     「私はレオニダスの効果を発動。これを破壊し!」


明斬渡:Pスケール→EX
《DDD反骨王レオニダス》


遊一「何……?」

明斬渡「……このターンの効果ダメージを全て回復に変換する」

遊一(回復……? いや、奴の狙いは恐らく)

明斬渡「……ふん。私は魔神王の契約書の効果を発動!」



明斬渡「墓地のカエサル・ラグナロクを除外。そして手札の《DDD覇龍王ペンドラゴン》を墓地へ送り!」

     「再び出でよ、カエサル・ラグナロク!」


明斬渡:EX→場
《DDD怒濤壊薙王カエサル・ラグナロク》


駕汰乃「二体目か!?」

ハストィータ「……あの能力で」

明斬渡「バトル。私はカエサル・ラグナロクで竜胆ブルームを攻撃する」

遊一「チィ……」

明斬渡「そしてこのバトル。カエサル・ラグナロクの効果を発動!」

     「場の契約書1枚を手札に戻すことで――――ジャンク・バーサーカーを吸収する!」


遊一:場→明斬渡:魔法・罠
《ジャンク・バーサーカー》


《DDD怒濤壊薙王カエサル・ラグナロク》
攻撃力:3200→5900



明斬渡:場→手札
《魔神王の契約書》


明斬渡「消えろ!」


遊一:場→墓地
《竜胆ブルーム》


遊一「…………」

明斬渡「私はこれでターンエンド……さあ。貴様のターンだ……!」 手札:1

遊一「……俺のターン!」 手札:2→3

   「――――お膳立ては整った。来い、《デブリ・ドラゴン》!」


《デブリ・ドラゴン/Debris Dragon》
チューナー・効果モンスター
星4/風属性/ドラゴン族/攻1000/守2000
このカードをS素材とする場合、ドラゴン族モンスターのS召喚にしか使用できず、
他のS素材モンスターは全てレベル4以外のモンスターでなければならない。
(1):このカードが召喚に成功した時、自分の墓地の攻撃力500以下のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを攻撃表示で特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。


遊一「竜胆ブルームを蘇生する!」


遊一:墓地→場
《竜胆ブルーム》



遊一「永続魔法発動! 《エクシーズ・チェンジ・タクティクス》!」

明斬渡「!?」


《エクシーズ・チェンジ・タクティクス/Xyz Change Tactics》
永続魔法
自分フィールド上に「希望皇ホープ」と名のついたモンスターがエクシーズ召喚された時、
500ライフポイントを払い、このカードの効果を発動できる。デッキからカードを1枚ドローする。
「エクシーズ・チェンジ・タクティクス」は自分フィールド上に1枚しか表側表示で存在できない。


駕汰乃「!?」

ハストィータ「……それは……!?」

遊一「まったくもって不本意なことだが、どーも自分のこと『余』なんてのたまう奴もついてるみてェでな」

   「余力なんざ矢鱈滅多に残ってんだよ。デブリ・ドラゴンと竜胆ブルームでオーバーレイ!」

   「来い、《No.39 希望皇ホープ》ッ!」


《No.39 希望皇ホープ/Number 39: Utopia》
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/光属性/戦士族/攻2500/守2000
レベル4モンスター×2
(1):自分または相手のモンスターの攻撃宣言時、このカードのX素材を
1つ取り除いて発動できる。そのモンスターの攻撃を無効にする。
(2):このカードがX素材の無い状態で攻撃対象に選択された場合に発動する。このカードを破壊する。


遊一「エクシーズ・チェンジ・タクティクスの効果発動! カードを1枚ドロー!」


遊一
LP:2400→1900
手札:1→2



遊一「マジックカード発動ォ! 《RUM-バリアンズ・フォース》!」


《RUM-バリアンズ・フォース/Rank-Up-Magic Barian's Force》
通常魔法
自分フィールド上のエクシーズモンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターと同じ種族でランクが1つ高い「CNo.」または「CX」と名のついたモンスター1体を、
選択したモンスターの上に重ねてエクシーズ召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。
その後、相手フィールド上にエクシーズ素材が存在する場合、相手フィールド上のエクシーズ素材1つを、
この効果で特殊召喚したエクシーズモンスターの下に重ねてエクシーズ素材とする。


遊一「ランク4、希望皇ホープでオーバーレイ・ネットワークを再構築!」

   「カオス・エクシーズ・チェンジッ! 来い、《CNo.39 希望皇ホープレイV》ッ!」


《CNo.39 希望皇ホープレイV/Number C39: Utopia Ray V》
エクシーズ・効果モンスター
ランク5/光属性/戦士族/攻2600/守2000
レベル5モンスター×3
このカードが相手によって破壊された時、自分の墓地のエクシーズモンスター1体を選択して
エクストラデッキに戻す事ができる。また、このカードが「希望皇ホープ」と名のついた
モンスターをエクシーズ素材としている場合、以下の効果を得る。
●1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除き、
相手フィールド上のモンスター1体を選択して発動できる。選択したモンスターを破壊し、
破壊したモンスターの攻撃力分のダメージを相手ライフに与える。


ウオオオオオオオォォォォォォォォォォッッ!!

遊一:
LP:1900→1400
手札:1→2


明斬渡「この……力……はッ……!」

遊一「ホープレイVの効果! ORUを一つ取り除き――――カエサル・ラグナロクを破壊するッ!」



明斬渡「――――認めんッ! 貴様の可能性など……認めぬ!」

     「リバースカードオープン! 《ホーリーライフバリアー》!」


《ホーリーライフバリアー/Hallowed Life Barrier》
通常罠
手札を1枚捨てる。
このカードを発動したターン、相手から受ける全てのダメージを0にする。


明斬渡「破壊されようが一向に構わん。だが――――負けはせん」


明斬渡:手札→墓地
《魔神王の契約書》

場→墓地
《DDD怒濤壊薙王カエサル・ラグナロク》


遊一「ケッ……」

明斬渡「私が勝つ。そして神の力を手に入れる。この戦いはそれだけのものだ……」

     「邪魔などさせん。させはせんぞ!」

遊一「……チ。ここで火ィ点いてきてんじゃねェよ」




遊一「カードを2枚セットし、ターンエンド!」 手札:0

明斬渡「私のターンッ!!」 手札:0→1

     「ケプラーの効果が発動し、ペンデュラムスケールが変動する!」


《DD魔導賢者ケプラー》:Pスケール8→6


遊一「……スケール……6!」

明斬渡「気付いていたか……ペンデュラム使い! だがもう遅い!」

     「私は《DDリリス》を召喚する!」


《DDリリス》
効果モンスター
星4/闇属性/悪魔族/攻 100/守2100
「DDリリス」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、以下の効果から1つを選択して発動できる。
●自分の墓地の「DD」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを手札に加える。
●自分のエクストラデッキから、表側表示の「DD」Pモンスター1体を手札に加える。


明斬渡「リリスの効果発動! 私は――――最初のケプラーを手札に加える!」

ハストィータ「……最初……融合素材にした……」

駕汰乃「……そういうことか。統帥、あなたは――――」

明斬渡「ケプラーをセッティング!」


明斬渡:手札→Pスケール10
《DD魔導賢者ケプラー》



明斬渡「これでレベル7から9のモンスターのペンデュラム召喚が可能」

遊一「……!」

明斬渡「ペンデュラム召喚ッ! 出でよ、我がしもべよ!」


明斬渡:EX→場
《DDD壊薙王アビス・ラグナロク》
《DDD死偉王ヘル・アーマゲドン》
《DDD反骨王レオニダス》


《DDD反骨王レオニダス》
ペンデュラム・効果モンスター
星7/闇属性/悪魔族/攻2600/守1200
【モンスター効果】
(1):自分が効果ダメージを受けた時に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚し、受けたダメージの数値分だけ自分のLPを回復する。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分が受ける効果ダメージは0になる。


遊一「3体……」

明斬渡「アビス・ラグナロクの効果! DDリリスをリリースすることで、ホープレイVを除外する!」

遊一「チ……いや――――リバースカードオープン! 意趣返しだ。《和睦の使者》!」


《和睦の使者/Waboku》
通常罠
このターン、相手モンスターから受ける全ての戦闘ダメージは0になり、
自分のモンスターは戦闘では破壊されない。



明斬渡「アビス・ラグナロクとヘル・アーマゲドンを素材とし、オーバーレイ!」

     「出でよ、《DDD双暁王カリ・ユガ》ッ!!」

《DDD双暁王カリ・ユガ》
エクシーズ・効果モンスター
ランク8/闇属性/悪魔族/攻3500/守3000
レベル8「DD」モンスター×2
(1):このカードがX召喚に成功したターン、このカード以外のフィールドのカードの効果は発動できず、無効化される。
(2):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
フィールドの魔法・罠カードを全て破壊する。この効果は相手ターンでも発動できる。
(3):このカードのX素材を1つ取り除き、自分の墓地の「契約書」魔法・罠カード
1枚を対象として発動できる。そのカードを自分フィールドにセットする。


オオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォ……


遊一「ッ……」

明斬渡「そうまで吹くならば超えて見せろ。何があろうとも……貴様には負けぬ」

     「カリ・ユガの効果によりORUを全て取り除き、2枚の『契約書』を再セット」


明斬渡:墓地→セット
《魔神王の契約書》
《戦乙女の契約書》


明斬渡「ターンエンド……だ」 手札:0

遊一「俺のターンッ!」 手札:0→1



遊一「――――《貪欲な瓶》を発動!」


《貪欲な瓶/Jar of Avarice》
通常罠
「貪欲な瓶」は1ターンに1枚しか発動できない。
(1):「貪欲な瓶」以外の自分の墓地のカード5枚を対象として発動できる。
そのカード5枚をデッキに加えてシャッフルする。その後、自分はデッキから1枚ドローする。


明斬渡「何――――!?」

ハストィータ「……序盤から……伏せてた」

遊一「5枚のカードをデッキに戻し、カードを1枚ドロー!」 手札:1→2


遊一:墓地→デッキ
《クイック・シンクロン》

デッキ→EX
《アクセル・シンクロン》
《ジャンク・バーサーカー》
《No.39 希望皇ホープ》
《CNo.39 希望皇ホープレイV》


遊一「―――――《ジャンク・シンクロン》を召喚!」


遊一:手札→場
《ジャンク・シンクロン》


遊一「来い、ドッペル・ウォリアー!」


遊一:墓地→場
《ドッペル・ウォリアー》



遊一「レベル2のドッペル・ウォリアーに、レベル3のジャンク・シンクロンをチューニング!」

   「もう一回来い、《アクセル・シンクロン》!」


遊一:EX→場
《アクセル・シンクロン》


遊一「ドッペル・ウォリアーの効果でトークンを特殊召喚!」


遊一:場
「ドッペルトークン」


遊一「そんでもってアクセル・シンクロンの効果発動! デッキからモンスターを墓地へ送り、レベルを変動させる!」


遊一:デッキ→墓地
《アンノウン・シンクロン》


《アクセル・シンクロン》:★5→★6


遊一「レベル1のドッペルトークン2体に、レベル6のアクセル・シンクロンをチューニング!」

   「烈風と共に大空へ舞い上がれ、《ブラックフェザー・ドラゴン》ッ!」


《ブラックフェザー・ドラゴン/Black-Winged Dragon》
シンクロ・効果モンスター
星8/闇属性/ドラゴン族/攻2800/守1600
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
自分がカードの効果によってダメージを受ける場合、代わりにこのカードに黒羽カウンターを1つ置く。
このカードの攻撃力は、このカードに乗っている黒羽カウンターの数×700ポイントダウンする。
また、1ターンに1度、このカードに乗っている黒羽カウンターを全て取り除く事で、
相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択し、
その攻撃力を取り除いた黒羽カウンターの数×700ポイントダウンし、
ダウンした数値分のダメージを相手ライフに与える。


ギャオオオオオオオオオオオオオッ!!



明斬渡「ここに来て大型モンスターのシンクロ召喚――――ええい、だがその程度のカード!」

遊一「バトル! 行け、ブラックフェザー・ドラゴン! レオニダスを攻撃!」

明斬渡「何!?」


ゴオオォォォォォォォォォォォォッッ!!


遊一「この瞬間、俺は《イージーチューニング》を発動!」


《イージーチューニング/Battle Tuned》
速攻魔法
自分の墓地のチューナー1体をゲームから除外し、自分フィールド上のモンスター1体を選択して発動できる。
選択した自分のモンスターの攻撃力は、このカードを発動するために除外したチューナーの攻撃力分アップする。


遊一「ジャンク・シンクロンを除外することで、ブラックフェザー・ドラゴンの攻撃力がアップする!」


《ブラックフェザー・ドラゴン》
攻撃力:2800→4100


明斬渡「ぬ……!?」


明斬渡(戦乙女の契約書――――いや、このカードを発動したとて攻撃力は届かん!)

     (加えて、次のスタンバイフェイズでのダメージ……私の残るライフは1000……)

     (まさか、そんな馬鹿なことが――――いや)


明斬渡「………………」 フゥ

遊一「終わりだッ!!」

明斬渡「……あぁ……終わりか」


ズゴオオオオオォォォォォォォォォォッッ!!


明斬渡「……潔く認めよう、神威遊一。貴様の勝利を。そして可能性を」

     「そして私を否定すると言うのならば――――神というものも、否定してみせろ」 LP:1000→0

遊一「たりめーだ。できねえなんて、死んでも抜かさねえ」


ピィ―――――――――――!!


勝率:80
トリップ→#lad36dpth
指定数値→0
合計:36+0=36


◆ デュエルに勝利しました

体感だけど滅茶苦茶長くかかってしまった気がする

とりあえずデュエル後と次の判定に関する安価は今晩にでもやるつもりです

体感どころか普通に4時間かかってるという
とりあえず次の判定まで進めます



遊一「――――俺の勝ちだ」

明斬渡「……あぁ。私の……負けだ」

ハストィータ「……勝った……あの……統帥に」

駕汰乃「…………」

明斬渡「神威遊一。貴様はこれからどうするつもりだ?」

遊一「どうするもこうするも、このまま梅の野郎を殴り潰しに行く」

明斬渡「何故彼を?」

遊一「アイツが元凶だろ」

ハストィータ「…………え?」

駕汰乃「君も気付いていたか」

遊一「あァ。俺ァ消去法でそんな気がしてるだけだがよ」

   「アイツのナチュラルな狂いっぷりを考えるとな」

明斬渡「間違ってはいない。私を勧誘し、同好会のリーダーの席を譲ったのは彼だ」



遊一「つーことはやっぱ野郎をブチのめせば終わりってことだ」

ハストィータ「……梅……さん」

駕汰乃「ところで……遊一君。この先に進めば祭壇だが」

遊一「わーってる。そこにヤツがいるんだな」

ハストィータ「……私も……行く」


刹那「わたしも行きますー!!」 タタタタッ


遊一「刹那!?」

駕汰乃「子供!?」

明斬渡「……誰だ?」

ハストィータ「確か……神威遊一の」

刹那「彼女ですー!」

駕汰乃「遊一君」

遊一「おうロリコン扱いしようとするなよ1コ下だ」



刹那「ひぃ、ひぃ……」

遊一「……お前もしかして、あれからずっと走って来たのか……?」

刹那「ですよー……」 ゼェゼェ

ハストィータ「……神威遊一」

遊一「わーってる」 フィィィィン

   「乗れ、お前ら。先に進む」

ハストィータ「……おまえ……」

刹那「ら?」

遊一「お前(刹那)とお前(ハストィータ)」

刹那「……え?」

ハストィータ「…………」 コク

刹那「……センパイ?」

遊一「コイツにもコイツの用がある。その辺どうにかするだけだ」

刹那「……」 ムスギュムー

遊一「抱き付くな」



遊一「駕汰乃。あと龍天河のオヤジ。とりあえず俺らは先に行く」

駕汰乃「分かった」

明斬渡「了承した。が、私のことは市長か社長と」

遊一「しっかり掴まってろお前ら。全速力でブッ飛ばしていく」

刹那「はい!」

ハストィータ「……」 コク


フィイィィィィィィィィィィィィィィ―――――――――!


明斬渡「…………」

駕汰乃「……市長」

明斬渡「……私は涼を迎えに行く」

駕汰乃「……お、御伴しましょうか」

明斬渡「いや……構わん」

駕汰乃「はあ」



梅「世界の争い全てを無くすこと。それが私の目的です」

  「そう思うというのはいけないことでしょうかね?」

刹那「い、いけないことじゃないとは、思いますけどー……」

遊一「もし神をこの世に呼び戻したらどうなる?」

梅「全てが元通りになるだけですよ。全てがね。かつて世界があった姿に戻る」

  「神が愚かな人を統制し、兵器というものを必要としない。争いはこの世から消える」

  「私はただ、全てを『正しい姿』に戻し、全て……そう。平和にするんです」

ハストィータ「………………」

遊一「イってんなこりゃ。もうダメだ」

ハストィータ「……!?」

梅「どういう意味でしょう?」

遊一「僅かでも神っつーヤツの力を知ってんならその力を『平和』に役立てようなんざ思わねえよ」

   「争いに使うっつーんならまだしもな。いや、どっちにしたってロクなことにゃならねえが」

忘れてた。>>481の前これ



◆ 遺跡 / 最奥 / 祭壇


キキッ!


遊一「――――ここが」

ハストィータ「……」

刹那「……何か、不思議な雰囲気がー……」


梅「――――――お待ちしておりましたよ」


刹那「!?」

遊一「梅……安久平……」

ハストィータ「……梅さん……」

梅「おや、ハストィータさんも来られていたのですか。結構結構」

ハストィータ「……梅……さん。あなたは……一体、何を……」

梅「何を。愚問ですよ」



ハストィータ「……け、けど、神威遊一……梅さんの……気持ちは」

遊一「ホンキだろォがそうじゃなかろォが知ったこっちゃねえ。カミサマってやつのこと知ってるなら選択肢にはねーんだよ」

刹那「……ですねー……」

梅「そんなことはありません。神は――――私の命を助けてくださいました」

遊一「何?」

梅「そのような者が悪しき者であるなど、ありえません。神威遊一君。君は一つの側面しか見ていないのですよ」

遊一「そうか? 少なくとも俺ァ自分の眼で見てこりゃムリだっつーことを思ったが」

ハストィータ「……神威遊一、あなたは何を……見て」

遊一「アホが一人とアホほど危険なのが一体。それからアホをブッ殺そうとしてるちと暴走気味なのが一人」

   「どいつもこいつも我が強すぎる。そうじゃねえ神っつーヤツがいるのかは知らねえが……」

   「ま……気軽に人の上に立たせちゃなんねェよな」



梅「遊一君……キミは何故神を否定するのです」

遊一「あ? 何故も何も、必要ねェモノだからだろォがよ」

梅「必要……無い?」

遊一「あァ。いらねェ。人間の世界にゃいらねェ」

梅「あなたの恋人……彼女に関しても、神が存在しなければ」

刹那「んー……かもしれませんけどー、それとこれとは別で」

   「わたしがセンパイを好きになったのはわたしの気持ちであって、かみさまは関係ないですしー」

   「……かみさまっていうものも、力は貸してくれますけどー……この遺跡に来るまでそういうことありませんでしたし」

遊一「そういや廼亜の野郎に貰ったのはコイツらへの対抗策みてェなもんだし……」

   「余に貰ったのもそれだよな。他のカードも軒並み……」

   「結局お前らがちょっかいかけて来なけりゃカミサマに力ァ借りることも無かったわけだ」

   「あとは廼亜の気まぐれだが、奴に限っちゃ色々と度外視すべきだな。元々眼ェ付けられてたみてェだし」



梅「嘆かわしい……」

遊一「嘆かわしいのはテメェだ」

梅「と申しますと……?」

遊一「人間にできる努力を放棄していきなり神頼みってのがそもそもおかしいんだよ」

   「楽な方に流れたって別にそりゃソイツの勝手だがな、なァ。そのために何人死ぬ」

   「何人を犠牲にして、カミサマが蘇ったら何人が死ぬんだ? オイ」

梅「神は供物を望んでおられるのです。それに……決して命を粗末にするようなことはありません」

  「いずれ彼らも私のようにこの世に再び生を受けるでしょう」

遊一「保証はどこにある?」

梅「私の存在がその証明です」

ハストィータ「…………」

遊一「どォ見ても考え方おかしくなってンのにか」



ハストィータ「……あの時……私に言った、ことは……」

梅「?」

ハストィータ「……自由な空で、自由に……飛び回りたいって……言ったのは」

       「……どういうこと……だったんですか……」

梅「ええ。ですから神を呼び戻して平和になったこの世界で飛び回りたいと、そう思ったのですよ」

遊一「だったら余計に神なんて存在邪魔でしかねェだろォが」

梅「分からない人ですね……ありえません。そのようなことは」

遊一「………………」

梅「どうやらあなたには理解をいただけないようです。ハストィータさん」

ハストィータ「……!?」

梅「彼を倒したその後に、改めてお話しするとしましょう。よく、私というものを理解していただかねば」


ハストィータ(……理解……。なんて、きっともう無理……)

       (……この人が何を言っているのか……理解はできても、そうしたくない)

       (きっと、その精神は……)



ハストィータ「……神威、遊一……」

遊一「何だ」

ハストィータ「……私からの……依頼……」

       「……梅さんを…………倒して」

刹那「あの、あなたは確か、この人をー……」

遊一「…………」

ハストィータ「…………神様の恐ろしさは……分かってたの。けど……だけど、こんなに……」

       「どうしようもないかもしれない……けど……倒して」

       「……止めて」

梅「ハストィータさん。私は止まれません。決してね」

遊一「……いいや。ここで止まってもらう」

梅「何と?」

遊一「ヴィントのアネキ……いや。ハストィータ。お前の依頼、受けたぞ」

   「コイツを殴り飛ばす。んでもって全部御破算にしちまう。そんで――――」 フィィン

   「……全員で帰ンぞ。それでこのカミサマの騒動も終わらせる!」

梅「……そうまでいうのでしたら分かりました。戦いましょう」 フィン

  「あなたも、彼と同じ気持ちでしょう」



刹那「え、いえ別にー……」

梅「何と」

ハストィータ「!?」

刹那「わたしはただセンパイといっしょに早く帰りたいだけですしー……」

   「この騒動が終わらないと、ごはんもおいしく食べられないでしょうしー……」

   「それだけですよ。多分それだけしかー……」

遊一「…………」

刹那「あ、でも一つだけー」

ハストィータ「え……」

刹那「あなたを放っておくと、ごはんがおいしくないと思うのでー」

   「きっと、ごはんをおいしく食べられない人もいっぱい出てきそうですしー……」

   「なので、あなたを倒そうと思ってるのはいっしょ、ですねー」

梅「……まあ、どちらでも構いません。片方だけを相手取るのも……時間がかかりすぎる」

  「二人纏めてかかってきてください。――――――最後の決戦としましょう」

遊一「言われねェでもそのつもりだ」

刹那「センパイ、行きましょー!」 フィィン


     「「「デュエル!!」」」


◆ 遊一&刹那と梅とのデュエルが行われます。
   なお、今回は変則デュエルとして遊一側のみタッグフォースルールでのデュエルとなります。

   判定方法を選択してください

1.詳細な判定を行う
2.簡易判定にする

↓1~3

◆ 詳細な判定を行います

   ステータスの比較を行います。
   今回は【遊一と梅】【刹那と梅】の二度、ステータスの比較を行います。
  (なお、遊一側で2の優位、刹那側で2の劣位が存在した場合、

   2の優位分の【10%】、2の劣位分で【-6%】をそれぞれ足して【+4%】として扱うこととなります)

遊一:【運命力】:5+1  【戦略】:6  【洞察力】:8  【精神力】:5+1  【構築】:6

刹那:【運命力】:8+1  【戦略】:3  【洞察力】:5  【精神力】:8+1  【構築】:3
特殊技能
「一肉集中」……【精神力】に+1補正
「神域接続」……【運命力】に+1補正

梅:【運命力】:6+2  【戦略】:4  【洞察力】:5  【精神力】:5-1  【構築】:9+1

特殊技能
「本職ビルダー」……構築に+1補正
「汚染精神」……精神力に-1補正、運命力に+2補正


【運命力】→d
【戦略】→s
【洞察力】→i
【精神力】→m
【構築】→b

トリップに上記の文字列を隠しました
左から順に1、2、3、4、5と設定します
1~5の数字を二つ選択してください
なお、まったく同一の数字を指定した場合は↓となりますのでご留意ください

↓1、2

#0dsbmi72616
指定
遊一:3、4→b、m→【構築】【精神】
刹那:9(→5からループして4扱い)、5→→【精神】【洞察】


遊一:【精神力】:5+1  【構築】:6

刹那:【洞察力】:5  【精神力】:8+1

梅:【洞察力】:5  【精神力】:5-1  【構築】:9+1


◆ 遊一は合計【2】の劣勢、刹那は合計【5】の優勢です。
   (-6)+25=19、よって今回の基本値は【39】となります。


◆ 梅のデッキは【地縛神】です。
   遊一のデッキを選択してください

1.【セフィラ】(シャドール+竜星)
2.【セフィラ】(シャドール+霊獣)
3.【セフィラ】(竜星+霊獣)
4.【アーティファクト】
5.【AFセイクリッド】
6.【幻獣機】
7.【竜星】
8.【クイックジャンクドッペル】
9.【魔術師】(オッドアイズ)

↓1~ 二票先取

◆ 【セフィラ(シャドール+竜星)】と

   【儀式モンスター(ハングリーバーガー&サクリファイス軸)】でデュエルを行います
   【7/12 19時】まで、遊一・刹那側の勝利要素を書き込んでください

対戦相手は【地縛神】ね。忘れてた
では今日はここまでで

こんな多いとどうしても不遇なデッキが出るのは仕方ないとはいえ
ここまで選ばれないといっそ魔術師は選択肢から外そうかと思うよぼかぁ

ところでこのデュエル終わった後真ボスやら裏ボス的なのがまだ控えてるんだけど
そっちに限っては演出優先してデッキ固定してもいいでしょうか
2期ラストだから派手にやってしまいたい

【クシルは破壊された時の効果があるが、シャドールや竜星は破壊以外の除去が無理なく可能である】(+5)

【地縛神の召喚にはリリースが必要であり、儀式魔人リリーサーによって
 ハードアームドドラゴンなどのリリース要員の確保をある程度妨害できる】(+5)

【希望皇ホープの効果によって自縛神の直接攻撃を止めることができる】(+10)

【アスラピスクの効果はブラックフェザードラゴンやベエルゼの効果発動のトリガーとなる】(+5)

【自縛神は闇属性であり、ジョクトやトウテツを素材としたチョウホウで発動する効果を使えなくすることができる】(+5)

【月の書や皆既日蝕の書で自縛神の直接攻撃を止めることができる】(+5)

【初期ライフが少ないので、死皇帝の陵墓が発動できる回数は限られる】(+5)

【トリシューラ、メタファイズは神縛りの塚が有っても地縛神を除去できる】
【ハードアームドラゴンによる耐性はサクリファイスの吸収やシンクロモンスターによるバウンスで容易に突破できる】
【トリシューラ、ショウフク、ミスト・ウォームによる除外やバウンスは破壊耐性があるフィールド魔法を除去できる】
【地縛神は場に1体のことが多いので、メタファイズのコントロール奪取が通るとがら空きになる可能性が高い】(+10)(+5)

【神託のサーチややりくりターボ、儀式サポートがある此方の方が地縛神より展開が早い】(+5)

【閃光竜とその進化系はアスラピスクやコカライアの破壊効果に耐えて止めを刺せる】(+5)

5+5+10+5+5+5+5+10+5+5+5=65


基本値【39】

今回の勝率は【90%】です

ういでは50でー
明後日あたりできればやる

突然だけどちょっとコンマ判定
内容はいったん伏せます
↓1

ゾロか。ちょいボーナス的な安価ですので今はお気になさらず

それとは関係ないですけど3期レギュラーは静(とグレイ)以外全員巨以上の四面楚歌となります

ゴボボボボボ時間が足りなアバッ
ちょっとZANGYOとかいうアレでおっついてないのですみませんが明日に延期させてください

あとグレイはロリなので成長の見込みがあるだけ静よりマsグワーッ!

生きておるぞ……

とりあえずデュエルの流れでミスが見つからなければ21時開始予定

そろそろやります
ただちょっと効果間違いやら時間やらによっては一時中断ということもありますのでその場合はすみません



遊一「俺のターン! スケール7の《魔装戦士 ドラゴノックス》と」

   「スケール4の《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》でペンデュラムスケールをセッティング!」


《魔装戦士 ドラゴノックス》
ペンデュラム・効果モンスター
星4/闇属性/戦士族/攻1500/守1500
【Pスケール:青7/赤7】
(1):相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる。このカードを破壊し、そのバトルフェイズを終了する。


《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン/Odd-Eyes Pendulum Dragon》
ペンデュラム・効果モンスター
星7/闇属性/ドラゴン族/攻2500/守2000
【Pスケール:青4/赤4】
「オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン」の(1)(2)のP効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分のPモンスターの戦闘で発生する自分への戦闘ダメージを0にできる。
(2):自分エンドフェイズに発動できる。このカードを破壊し、デッキから攻撃力1500以下のPモンスター1体を手札に加える。


遊一「これでレベル5、6のモンスターのペンデュラム召喚が可能! 来い、《秘竜星-セフィラシウゴ》!」


《秘竜星-セフィラシウゴ/Zefraniu, Secret of the Yang Zing》
ペンデュラム・効果モンスター
星6/地属性/幻竜族/攻 0/守2600
【モンスター効果】
「秘竜星-セフィラシウゴ」のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがP召喚に成功した時、または自分のモンスターゾーンのこのカードが戦闘・効果で破壊された時に発動できる。
デッキから「竜星」魔法・罠カードまたは「セフィラ」魔法・罠カード1枚を手札に加える。



ハストィータ(……最初から飛ばしてる……)

梅「…………」 ゾクゾク

遊一「俺はデッキから『セフィラ』カードを1枚手札に加える」


遊一:デッキ→手札
《セフィラの神撃》


遊一「更に、《光竜星-リフン》を召喚!」


《光竜星-リフン/Chiwen, Light of the Yang Zing》
チューナー・効果モンスター
星1/光属性/幻竜族/攻 0/守 0
「光竜星-リフン」の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):自分フィールドのこのカードが戦闘・効果で破壊され墓地へ送られた時に発動できる。
デッキから「光竜星-リフン」以外の「竜星」モンスター1体を特殊召喚する。
(2):このカードが墓地に存在し、自分フィールドの「竜星」モンスターが
戦闘・効果で破壊され墓地へ送られた時に発動できる。このカードを墓地から特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合除外される。


刹那「センパイ! 飛ばし過ぎはー……」

遊一「考えてる場合じゃねェだろ。レベル6のセフィラシウゴにレベル1のリフンをチューニング!」

   「来い、《邪竜星-ガイザー》!」


《邪竜星-ガイザー/Yazi, Evil of the Yang Zing》
シンクロ・効果モンスター
星7/闇属性/幻竜族/攻2600/守2100
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
「邪竜星-ガイザー」の(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードは相手の効果の対象にならない。
(2):自分フィールドの「竜星」モンスター1体と相手フィールドのカード
1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。
(3):自分フィールドのこのカードが戦闘・効果で破壊され墓地へ送られた時に発動できる。
デッキから幻竜族モンスター1体を守備表示で特殊召喚する。



遊一「カードを2枚セットし、ターンエンド。そしてこのエンドフェイズ、オッドアイズの効果発動!」

   「オッドアイズを破壊することで、デッキからペンデュラムモンスターを手札に加える!」


遊一:場→EX
《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》

デッキ→手札
《音響戦士ギータス》

手札:0→1


梅「……いいですよ。実にいい。そうでなくては――――戦う昂揚も得られません」

  「私のターン!」 手札:5→6

遊一「言ってろ……!」

梅「私は《神縛りの塚》を発動!」


《神縛りの塚/Mound of the Bound Creator》
フィールド魔法
(1):フィールドのレベル10以上のモンスターは効果の対象にならず、効果では破壊されない。
(2):フィールドのレベル10以上のモンスターが戦闘でモンスターを破壊し墓地へ送った場合に発動する。
破壊されたモンスターのコントローラーは1000ダメージを受ける。
(3):フィールドのこのカードが効果で破壊され墓地へ送られた時に発動できる。デッキから神属性モンスター1体を手札に加える。


ハストィータ「!」



遊一「地縛神のサポート……ッ! させるかよ! 《セフィラの神撃》!」


《セフィラの神撃/Zefra Divine Strike》
カウンター罠
(1):モンスターの効果・魔法・罠カードが発動した時、自分のエクストラデッキから
表側表示の「セフィラ」モンスター1体を除外して発動できる。その発動を無効にし破壊する。


遊一:EX→除外
《秘竜星-セフィラシウゴ》


刹那「やりましたー!」

梅「おや。やったとは何をでしょう。《テラ・フォーミング》を発動!」

遊一「!」


《テラ・フォーミング/Terraforming》
通常魔法
(1):デッキからフィールド魔法カード1枚を手札に加える。


梅「見たからには使わせねばなりますまい。私は2枚目の《神縛りの塚》を手札に!」


梅:デッキ→手札
《神縛りの塚》


遊一「チッ……!」



梅「では、改めて《神縛りの塚》を発動!」


梅:手札→場
《神縛りの塚》


梅「そして、《闇の誘惑》を発動します」


《闇の誘惑/Allure of Darkness》
通常魔法(制限カード)
(1):自分はデッキから2枚ドローし、手札の闇属性モンスター1体を除外する。
手札に闇属性モンスターが無い場合、手札を全て墓地へ送る。


梅「カードを2枚ドローし、手札の闇属性モンスターを除外」


梅:手札→除外
《地縛神 Ccapac Apu》


梅「そして《D・D・R》を発動!」

遊一「!!」

刹那「そんなー!?」


《D・D・R(ディファレント・ディメンション・リバイバル)/D.D.R. - Different Dimension Reincarnation》 †
装備魔法
手札を1枚捨て、ゲームから除外されている自分のモンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターを表側攻撃表示で特殊召喚し、このカードを装備する。
このカードがフィールド上から離れた時、そのモンスターを破壊する。



梅「手札のカード1枚を墓地に送ることで――――」


梅:手札→墓地
《地縛神 Aslla piscu》


梅「出でよ。《地縛神 Ccapac Apu》!」


《地縛神 Ccapac Apu/Earthbound Immortal Ccapac Apu》
効果モンスター
星10/闇属性/悪魔族/攻3000/守2500
「地縛神」と名のついたモンスターはフィールド上に1体しか表側表示で存在できない。
フィールド魔法カードが表側表示で存在しない場合このカードを破壊する。
相手はこのカードを攻撃対象に選択できない。このカードは相手プレイヤーに直接攻撃できる。
また、このカードが戦闘によって相手モンスターを破壊した場合、
破壊したモンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手ライフに与える。


ウオオォォォォォォォォォォォォォォ……


刹那「でっかー……!?」

遊一「呆けンな!」

梅「バトル。さぁ、この力を示しましょう。コカパクアプでガイザーに攻撃!」

遊一「ドラゴノックスの効果発動! コイツを破壊することで、このバトルフェイズを終了する!」


バシィィィィィィィィィッ!!


遊一:Pスケール→EX
《魔装戦士 ドラゴノックス》



梅「おやおや……防がれてしまいましたか。致し方ありませんね。私はこれでターンエンドです」 手札:2

刹那「わ、わたしのターンですー!」 手札:5→6

遊一「刹那! ガイザーの効果を……!」

ハストィータ「……フィールドを破壊、すれば……」

刹那「えと、えと、その前に! 《ワン・フォー・ワン》ですー!」


《ワン・フォー・ワン/One for One》
通常魔法(制限カード)
(1):手札からモンスター1体を墓地へ送って発動できる。
手札・デッキからレベル1モンスター1体を特殊召喚する。


刹那「手札のモンスターを墓地に送って……」


刹那:手札→墓地
《儀式魔人ディザーズ》


刹那「《サクリボー》、特殊召喚ですー!」


《サクリボー》
効果モンスター
星1/闇属性/悪魔族/攻 300/守 200
(1):このカードがリリースされた場合に発動する。自分はデッキから1枚ドローする。
(2):自分のモンスターが戦闘で破壊される場合、代わりに墓地のこのカードを除外できる。



梅「サ……」

ハストィータ「……クリ…………?」

遊一「…………」

刹那「更に、《地獄の暴走召喚》ですー!!」


《地獄の暴走召喚/Inferno Reckless Summon》
速攻魔法
相手フィールド上に表側表示でモンスターが存在し、自分フィールド上に
攻撃力1500以下のモンスター1体が特殊召喚に成功した時に発動する事ができる。
その特殊召喚したモンスターと同名モンスターを自分の手札・デッキ・墓地から全て攻撃表示で特殊召喚する。
相手は相手自身のフィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択し、
そのモンスターと同名モンスターを相手自身の手札・デッキ・墓地から全て特殊召喚する。


梅「なんと!?」

刹那「サクリボー2体を特殊召喚!」


刹那:デッキ→場
《サクリボー》


梅「コカパクアプは地縛神……故に場には1体しか出せませんね……」

遊一「ケッ」

刹那「続けて! 《奈落との契約》ですー!」


《奈落との契約/Contract with the Abyss》
儀式魔法
闇属性の儀式モンスターの降臨に使用する事ができる。フィールドか手札から、
儀式召喚する闇属性モンスターと同じレベルになるように生け贄を捧げなければならない。



刹那「フィールドのサクリボー3体と、手札の《暗黒のミミックLV3》をリリースで――――」

   「降臨! 《ハングリーバーガー》!」


《ハングリーバーガー/Hungry Burger》
儀式モンスター
星6/闇属性/戦士族/攻2000/守1850
「ハンバーガーのレシピ」により降臨。
フィールドか手札から、レベル6以上になるようカードを生け贄に捧げなければならない。


梅「……このようなデュエルでハングリーバーガーなど……を……!?」

遊一「エキセントリックだろ」

梅「――――……素晴らしい」

ハストィータ「!?」

遊一「……何がだ」

刹那「あ、あのひと、ちょっとこわいですよー……」

梅「その胆力……己のデッキを信ずる心! 時としてビルダーの作る理詰めのデッキをも圧倒するポテンシャル!」

  「心……魂とはそういうものを持っている。実に素晴らしい……そうでなくては面白くもない! 何故ならこれは神に奉ずるデュエル」

  「彩ってください。でなくてはまるで! 意味が無い!!」

遊一「コイツ……思った以上に……」

ハストィータ(……こんな梅さん……見たこと……)




刹那「う、うう……さ、サクリボーの効果でカードをドローですー!」 手札:0→3

遊一「そしてガイザーの効果発動! ガイザー自身とテメェの場の神縛りを破壊する!」

刹那「け、けどセンパイ、わたしのデッキ幻竜族いませんよー!!」

遊一「今そんなこと言ってる場合じゃねェ!」


刹那:場→墓地
《邪竜星-ガイザー》


梅:場→墓地
《神縛りの塚》


梅「!」

遊一「連動して地縛神も破壊される!」


梅:場→墓地
《地縛神 Ccapac Apu》


刹那「ば、バトルですー! ハングリーバーガーでダイレクトアタック!」


ガジガジッ!!


梅「ぐおっ!? く、ククク……これはなかなかに……!」 LP:4000→2000

刹那「うぅ……か、カードを2枚セットしてターンエンド、ですー……」手札:1



梅「私のターン」 手札:2→3

  「では、《一時休戦》を発動しましょう」


《一時休戦/One Day of Peace》
通常魔法(制限カード)
お互いに自分のデッキからカードを1枚ドローする。
次の相手ターン終了時まで、お互いが受ける全てのダメージは0になる。


手札:2→3

刹那
手札:1→2


梅「丸裸ですからね。私はモンスターをセットし、カードをセット。これでターンエンドです」

遊一「俺のターンッ!」 手札:1→2

   「――――刹那、使うぞ!」

刹那「どうぞー!」

遊一「俺はスケール7の《音響戦士ギータス》をセッティング!」


《音響戦士(サウンドウォリアー)ギータス》
ペンデュラム・効果モンスター
星3/風属性/機械族/攻1500/守 100
【Pスケール:青7/赤7】
「音響戦士ギータス」のP効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):手札を1枚捨てて発動できる。デッキから「音響戦士ギータス」以外の「音響戦士」モンスター1体を特殊召喚する。



遊一「ダメージが与えられなかろうが、モンスターを排除するくらいはできる」

   「ギータスの効果発動。俺は手札を1枚捨てることで、デッキから『音響戦士』を特殊召喚する!」


遊一:手札→墓地
《シャドール・ビースト》

デッキ→場
《音響戦士ドラムス/Symphonic Warrior Drumss》
チューナー(効果モンスター)
星2/風属性/機械族/攻 700/守 700
属性を1つ宣言し、フィールド上に表側表示で存在する「音響戦士」と名のついた
モンスター1体を選択して発動する。選択したモンスターは宣言した属性になる。
この効果は1ターンに1度しか使用できない。また、属性を1つ宣言し、
自分の墓地に存在するこのカードをゲームから除外する事で、自分フィールド上に表側表示で存在する
「音響戦士」と名のついたモンスター1体は宣言した属性になる。


遊一「シャドール・ビーストの効果! カードを1枚ドロー!」 手札:0→1


《シャドール・ビースト/Shaddoll Beast》
リバース・効果モンスター
星5/闇属性/魔法使い族/攻2200/守1700
「シャドール・ビースト」の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):このカードがリバースした場合に発動できる。自分はデッキから2枚ドローする。その後、手札を1枚捨てる。
(2):このカードが効果で墓地へ送られた場合に発動できる。自分はデッキから1枚ドローする。



遊一「レベル6、ハングリーバーガーに、レベル2のドラムスをチューニング」

   「シンクロ召喚! ――――翔けろ、《閃光竜 スターダスト》ォ!」


《閃光竜 スターダスト/Stardust Spark Dragon》
シンクロ・効果モンスター
星8/光属性/ドラゴン族/攻2500/守2000
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
1ターンに1度、自分フィールド上に表側表示で存在するカード1枚を選択して発動できる。
選択したカードは、このターンに1度だけ戦闘及びカードの効果では破壊されない。この効果は相手ターンでも発動できる。


ハストィータ「来た……スターダスト……」

遊一「バトル! スターダストでセットモンスターに攻撃!」


ズドオオオオオオオオォォッッ!!


梅「ふ……!! 《マインフィールド》の効果を発動です!」

遊一「!」


《マインフィールド/Minefieldriller》
効果モンスター
星4/地属性/機械族/攻1500/守1500
自分フィールド上に表側表示で存在するこのカードがフィールド上から離れた時、
自分の墓地のフィールド魔法カード1枚を選択して手札に加える事ができる。



梅「私の墓地の《神縛りの塚》を手札に……!」


梅:墓地→手札
《神縛りの塚》


遊一「チィ……!」

刹那「え、えっと、でもすぐ次くるとは限りませんよー!」

遊一「どォだかな……カードをセットしてターンエンド!」 手札:0

梅「私のタァン!!」 手札:2→3

ハストィータ(……梅さんのテンション……どんどん上がってる……)

梅「再び《神縛りの塚》を発動!!」


梅:手札→場
《神縛りの塚》


梅「更に、私も《サクリボー》を召喚しましょう!」


梅:手札→場
《サクリボー》


刹那「えぇー!?」

遊一「…………!」

梅「《モンスターゲート》を発動!」


《モンスターゲート/Monster Gate》
通常魔法
自分フィールド上のモンスター1体をリリースして発動する。
通常召喚可能なモンスターが出るまで自分のデッキをめくり、そのモンスターを特殊召喚する。
それ以外のめくったカードは全て墓地へ送る。



梅「サクリボーをリリース。ククク……強制効果故にタイミングは逃しませんよ」

  「1枚目! 《終焉の焔》! 2枚目! 《フィールドバリア》! そして3枚目――――――」

  「《地縛神 Chacu Challhua》! さぁ、出でよ次なる神!」

遊一「!!」


《地縛神 Chacu Challhua(チャクチャルア)/Earthbound Immortal Chacu Challhua》
効果モンスター
星10/闇属性/魚族/攻2900/守2400
「地縛神」と名のついたモンスターはフィールド上に1体しか表側表示で存在できない。
フィールド魔法カードが表側表示で存在しない場合このカードを破壊する。
相手はこのカードを攻撃対象に選択できない。このカードは相手プレイヤーに直接攻撃できる。
また、1ターンに1度、このカードの守備力の半分のダメージを相手ライフに与える事ができる。
この効果を発動するターン、このカードは攻撃できない。
このカードがフィールド上に表側守備表示で存在する限り、相手はバトルフェイズを行えない。


刹那「しゅ、守備表示、ですかー……?」

遊一「いや」

梅「私はチャクチャルアの効果を発動。あなたがたに1200のダメージを与えます!」

ハストィータ「……バーンダメージの効果……!」

遊一「チッ!」 バッ

刹那「センパイ!」


バシィィィィィィィィィィッ!



遊一「……ッ」 LP:4000→2800

梅「おや、身を盾に」

刹那「せ、センパイー……」

遊一「……こんなモンかよ」 ペッ 

梅「……ククク……! その態度、実に不敵で良いですよ。私これでターンエンド」

刹那「わ、わたしのターンですー!」 手札:2→3

   「《契約の履行》を発動しますー!」 LP:2800→2000


《契約の履行/Fulfillment of the Contract》
装備魔法
800ライフポイントを払う。自分の墓地から儀式モンスター1体を選択して
自分フィールド上に特殊召喚し、このカードを装備する。
このカードが破壊された時、装備モンスターをゲームから除外する。


刹那「ハングリーバーガーを蘇生ですー!」


刹那:墓地→場
《ハングリーバーガー》


刹那「続けて! センパイ、使いますー!」

遊一「好きにしろ!」



刹那「《竜魂の幻泉》! これでドラムスを蘇生、ですー!」


《竜魂の幻泉/Oasis Of Dragon Souls》
永続罠
(1):自分の墓地のモンスター1体を対象としてこのカードを発動できる。
そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。
特殊召喚したそのモンスターの種族は幻竜族になる。
このカードがフィールドから離れた時にそのモンスターは破壊される。
そのモンスターがフィールドから離れた時にこのカードは破壊される。


刹那:墓地→場
《音響戦士ドラムス》


刹那「そして、ドラムス自身の効果でドラムスを闇属性に!」


《音響戦士ドラムス》:風属性→闇属性


梅「ほう!」

遊一「……?」

刹那「レベル6、ハングリーバーガーにレベル2、闇属性のドラムスをチューニングー!」

   「えーっと……なんだっけ。と、とにかく食べますー! シンクロ召喚、《魔王龍 ベエルゼ》!」


《魔王龍 ベエルゼ/Beelze of the Diabolic Dragons》
シンクロ・効果モンスター
星8/闇属性/ドラゴン族/攻3000/守3000
闇属性チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカードは戦闘及びカードの効果では破壊されない。また、このカードの戦闘または相手のカードの効果によって
自分がダメージを受けた時に発動する。このカードの攻撃力は、そのダメージの数値分アップする。


グオオオオオオオオオオオォォォォォォォォォォォッッ!!


遊一「!!」

ハストィータ「!?」

遊一「刹那、お前……」

刹那「大丈夫ですー! 少しだけ力を借りてるだけですから!」

遊一「…………」 グ

梅「く……ハハハハハハハハハッハハハハ!!」

  「素晴らしいッ!! 神の力にほど近い存在が二つも! この光景! 実に! 良い!」

刹那「頭の中のひとよりこっちのひとの方がこわいですよー!!」

遊一「……道理だな」

刹那「か、カードをセットしてターンエンドですー……」

梅「私のタァーン!!」 手札:1→2

  「チャクチャルアの効果発動! ダメージを与えましょう!」

遊一「……チッ!」 ザッ

刹那「センパイ!」

遊一「余計な心配してンな馬鹿! ……ッ!!」 LP:2000→800

刹那「べ、ベエルゼの効果ですー! ダメージ分、攻撃力をアップ!」


《魔王龍ベエルゼ》
攻撃力:3000→4200



梅「カードを1枚セットし、ターンエンド。さぁ、あなたたちのターンです!」 手札:1

遊一「俺のターン!」 手札:0→1

   「リバースカードオープン! 《ゴブリンのやりくり上手》!」

ハストィータ「…………!」

遊一「――――を3枚!」

梅「なァんと!!」


《ゴブリンのやりくり上手/Good Goblin Housekeeping》
通常罠
自分の墓地に存在する「ゴブリンのやりくり上手」の枚数+1枚を
自分のデッキからドローし、自分の手札を1枚選択してデッキの一番下に戻す。


刹那「続けて《非常食》ですー!」


《非常食/Emergency Provisions》
速攻魔法
このカード以外の自分フィールド上に存在する魔法・罠カードを任意の枚数墓地へ送って発動する。
墓地へ送ったカード1枚につき、自分は1000ライフポイント回復する。


刹那「全てのやりくり上手を墓地に送ることで、ライフを回復ですー!」 LP:800→3800

遊一「更にカードを12枚ドロー! その後、3枚をデッキに戻す!」 手札:1→13→10



ハストィータ「……そうか、タッグである……以上」

遊一「フル投入すりゃ合計6枚。互いのデッキにバラけてるとは言っても初期手札5枚+1枚」

   「どっかでひっかかりゃどっちかの手札は確実に補充できる」

刹那「うまくいきましたね、センパイ!」

遊一「ようやく噛み合ってきた……ってトコか。俺はスケール2の《召喚師ライズベルト》をペンデュラムスケールにセッティング!」


《召喚師ライズベルト》
ペンデュラム・通常モンスター
星3/風属性/サイキック族/攻 800/守 800
【Pスケール:青2/赤2】
(1):1ターンに1度、フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターのレベルを1つ上げる。


遊一「これでレベル3から6までのモンスターのペンデュラム召喚が可能となる!」

   「来い、ドラゴノックス! セフィラルーツ! セフィラエグザ!」


《炎獣の影霊衣-セフィラエグザ/Zefraxa, Flame Beast of the Nekroz》
ペンデュラム・効果モンスター
星5/炎属性/ドラゴン族/攻2000/守1000
【モンスター効果】
「炎獣の影霊衣-セフィラエグザ」のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが手札・墓地に存在し、「炎獣の影霊衣-セフィラエグザ」以外の自分のモンスターゾーン・Pゾーンの、
「影霊衣」カードまたは「セフィラ」カードが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。このカードを特殊召喚する。


《オルシャドール-セフィラルーツ/Shaddoll Zefracore》
ペンデュラム・効果モンスター
星4/闇属性/岩石族/攻 450/守1950
【モンスター効果】
「オルシャドール-セフィラルーツ」のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがP召喚に成功した場合、またはこのカードが墓地へ送られた場合、
「オルシャドール-セフィラルーツ」以外の自分のPゾーンの
「セフィラ」カード1枚を対象として発動できる。そのカードを特殊召喚する。



遊一:EX→場
《魔装戦士 ドラゴノックス》
ペンデュラム・効果モンスター
星4/闇属性/戦士族/攻1500/守1500
【モンスター効果】
(1):1ターンに1度、手札を1枚捨て、自分の墓地の攻撃力2000以下の、
戦士族または魔法使い族モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを裏側守備表示で特殊召喚する。


遊一「レベル4、ドラゴノックスとセフィラルーツでオーバーレイ・ネットワークを構築!」

   「エクシーズ召喚ッ! 来い、《No.39 希望皇ホープ》!!」


《No.39 希望皇ホープ/Number 39: Utopia》
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/光属性/戦士族/攻2500/守2000
レベル4モンスター×2
(1):自分または相手のモンスターの攻撃宣言時、このカードのX素材を
1つ取り除いて発動できる。そのモンスターの攻撃を無効にする。
(2):このカードがX素材の無い状態で攻撃対象に選択された場合に発動する。このカードを破壊する。


梅「!!」

遊一「次! 《闇竜星-ジョクト》を召喚!」


《闇竜星-ジョクト/Jiaotu, Darkness of the Yang Zing》
チューナー・効果モンスター
星2/闇属性/幻竜族/攻 0/守2000
「闇竜星-ジョクト」の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):自分フィールドのこのカードが戦闘・効果で破壊され墓地へ送られた時に発動できる。
デッキから「闇竜星-ジョクト」以外の「竜星」モンスター1体を攻撃表示で特殊召喚する。
(2):自分フィールドにこのカード以外のモンスターが存在しない場合、手札の「竜星」カード2枚を墓地へ送って発動できる。
デッキから攻撃力0と守備力0の「竜星」モンスターを1体ずつ特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターはエンドフェイズに除外される。



遊一「ライズベルトの効果でジョクトのレベルを一つ上昇させる!」


《闇竜星-ジョクト》:★2→★3


遊一「レベル5、セフィラエグザにレベル3となったジョクトをチューニング!」

   「烈風と共に大空へ舞い上がれ、《ブラックフェザー・ドラゴン》!」


《ブラックフェザー・ドラゴン/Black-Winged Dragon》
シンクロ・効果モンスター
星8/闇属性/ドラゴン族/攻2800/守1600
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
自分がカードの効果によってダメージを受ける場合、代わりにこのカードに黒羽カウンターを1つ置く。
このカードの攻撃力は、このカードに乗っている黒羽カウンターの数×700ポイントダウンする。
また、1ターンに1度、このカードに乗っている黒羽カウンターを全て取り除く事で、
相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択し、
その攻撃力を取り除いた黒羽カウンターの数×700ポイントダウンし、
ダウンした数値分のダメージを相手ライフに与える。


ギャオオオオオオオォォォォォォォォォォッ!!


梅「ふ……ハハハハハハハハハ!! アッハハハハハハハハハハハハハハ!!」

ハストィータ「!?」

刹那「!?」 ビク

梅「素晴らしィッ!! この光景――――実に素晴らしィッ!!」

  「神の力の欠片をここまで揃えるとは! どうやら私は君のことを過小評価しすぎていたらしい!」

  「訂正しましょう、神威遊一君! キミはこの儀式において最も! 最も最も最も最も! 相応しいと!」



遊一「嬉しくもねェ褒め言葉ありがとよ。ついでだ! 《RUM-アストラル・フォース》ッ!」


《RUM-アストラル・フォース/Rank-Up-Magic Astral Force》
通常魔法
(1):自分フィールドのランクが一番高いXモンスター1体を対象として発動できる。
その自分のモンスターと同じ種族・属性でランクが2つ高いモンスター1体を、
対象のモンスターの上に重ねてX召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。
(2):このカードが墓地に存在する場合、自分ドローフェイズのドロー前に発動できる。
墓地のこのカードを手札に加える。この効果を発動するターン、自分は通常のドローを行えず、
自分は「RUM-アストラル・フォース」の効果以外でモンスターを特殊召喚できない。


梅「!!!」

遊一「遥か久遠に座す原初の皇よ。9つの命を伴い限界を超えろ!」

   「ランクアップ・エクシーズ・チェンジ! 招来せよ、《No.39 希望皇ビヨンド・ザ・ホープ》!」


《No.39 希望皇ビヨンド・ザ・ホープ/Number 39: Utopia Beyond》
エクシーズ・効果モンスター
ランク6/光属性/戦士族/攻3000/守2500
レベル6モンスター×2
このカードはルール上、「希望皇ホープ」と名のついたカードとしても扱う。
このカードがエクシーズ召喚に成功した時、相手フィールド上の全てのモンスターの攻撃力は0になる。
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。
自分フィールド上のエクシーズモンスター1体を選択して除外し、
自分の墓地の「希望皇ホープ」と名のついたモンスター1体を選択して特殊召喚する。
その後、自分は1250ライフポイント回復する。この効果は相手ターンでも発動できる。


オオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォォォォッッ!!


梅「……ッ! ……ッッ!!!」 ゾクゾク



遊一「ビヨンド・ザ・ホープの効果! 全ての相手モンスターの攻撃力を0にする!」


《地縛神 Chacu Challhua》
攻撃力:2800→0


刹那「けど、センパイ! このままじゃ攻撃はー……」

ハストィータ「……いや。これで……」

刹那「え?」

ハストィータ「……あの攻撃力ダウンは……永続。チャクチャルア……の、ダイレクトアタックは……もうできない」

        「……地縛神の制約上……地縛神をリリースして……アドバンス召喚もできない……」

        「更に……ブラックフェザー・ドラゴンの効果で……バーンも封じ……スターダストの効果で……」

刹那「破壊も防げると……な、なるほどー……」

遊一「………………」


遊一(何故だ。妙に胸騒ぎがする……一瞬で布陣が崩れるような……)


遊一「俺はカードを4枚セットし、ターンエンドだ」手札:3

梅「私のターンッ!」 手札:1→2



梅「《アドバンスドロー》を発動しましょう!」


《アドバンスドロー/Advance Draw》
通常魔法
自分フィールド上に表側表示で存在するレベル8以上のモンスター1体をリリースして発動できる。
デッキからカードを2枚ドローする。


梅「チャクチャルアをリリースし、カードを2枚ドロー!」 手札:1→3

刹那「そんなー!? そもそもそのカード、選択……」

梅「対象ではありません。コストです!」


梅:場→墓地
《地縛神 Chacu Challhua》


刹那「あー!!」

ハストィータ「……う……」

梅「そして! リバースカードオープン! 《早すぎた復活》!」


《早すぎた復活/Revival of the Immortals》
通常罠
自分の墓地に存在する「地縛神」と名のついたモンスター1体を選択して発動する。
選択したモンスターを自分フィールド上に特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターは、そのターン攻撃宣言をする事はできない。
また、この効果で特殊召喚したモンスターが戦闘を行う場合、相手プレイヤーが受ける戦闘ダメージは0になる。


梅「出でよ、《地縛神 Aslla piscu》!」

ハストィータ「!!」


《地縛神 Aslla piscu/Earthbound Immortal Aslla piscu》
効果モンスター
星10/闇属性/鳥獣族/攻2500/守2500
「地縛神」と名のついたモンスターはフィールド上に1体しか表側表示で存在できない。
フィールド魔法カードが表側表示で存在しない場合このカードを破壊する。
相手はこのカードを攻撃対象に選択できない。このカードは相手プレイヤーに直接攻撃できる。
また、フィールド上に表側表示で存在するこのカードが、このカードの効果以外の方法で
フィールド上から離れた時、相手フィールド上に表側表示で存在するモンスターを全て破壊し、
破壊したモンスターの数×800ポイントダメージを相手ライフに与える。


KIYYYYYYYYYYYYYYYY!!



梅「更に! 二枚目の《モンスターゲート》を発動!」

刹那「また……!?」

遊一「神縛りの塚の効果をこうも逆手に……!」


梅:場→墓地
《地縛神 Aslla piscu》


梅「1枚目! おや……運が良い! 出でよ、《地縛神 Uru》!!」


《地縛神 Uru/Earthbound Immortal Uru》
効果モンスター
星10/闇属性/昆虫族/攻3000/守3000
「地縛神」と名のついたモンスターはフィールド上に1体しか表側表示で存在できない。
フィールド魔法カードが表側表示で存在しない場合このカードを破壊する。
相手はこのカードを攻撃対象に選択できない。このカードは相手プレイヤーに直接攻撃できる。
また、1ターンに1度、このカード以外の自分フィールド上のモンスター1体をリリースする事で、
相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択し、エンドフェイズ時までコントロールを得る。


梅「アスラピスクの効果発動!」

ハストィータ「……全体……破壊……!」

遊一「ッ……スターダストの効果! ブラックフェザーの破壊を無効化する!」

梅「しかし! ブラックフェザーとベエルゼ以外のモンスターには破壊されていただきます!」


遊一:場→墓地
《閃光竜 スターダスト》
《No.39 希望皇ビヨンド・ザ・ホープ》

すみませんが終わるまでまだだいぶかかりそうなので今日のところは一時中断で
続きは明日の21時から開始予定です

台風つらい
明日やすみたい
そろそろやる



梅「更に、1600のダメージを!」


遊一「ブラックフェザーの効果! コイツにカウンターを乗せてダメージを無効化する!」


《ブラックフェザー・ドラゴン》
黒羽カウンター:0→1
攻撃力:2800→2100


梅「バァトル……!! 行きなさい、地縛神Uru! ブラックフェザー・ドラゴンを攻撃!」


ズシャアアアアアアアアァァァァッ!!


遊一「ぐ……!」 LP:3800→2900

梅「更にィ! 神縛りの塚の効果で1000のダメージを受けていただきましょう!!」

バチバチバチィィ!!

遊一「な……ぐあっ!」 LP:2900→1900

刹那「センパイー……!」

遊一「……この程度……! ベエルゼの効果!」


《魔王龍 ベエルゼ》
攻撃力:4200→5100→6100



梅「そうです。そうでなくては困る! それでこそですよ! 続いて私は《グリード・グラード》を発動!」


《グリード・グラード/Greed Grado》
速攻魔法
自分が相手フィールド上に表側表示で存在するシンクロモンスターを
戦闘またはカードの効果によって破壊したターンに発動する事ができる。自分のデッキからカードを2枚ドローする。


梅「カードを2枚ドロー!」 手札:1→3

  「カードをセットしてターンエンド!」 手札:2

刹那「わ、私のターンですー!」 手札:1→2

遊一「……リバースカード! 《竜星の輝跡》!」

刹那「!」


《竜星の輝跡/Yang Zing Path》
通常魔法
「竜星の輝跡」は1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分の墓地の「竜星」モンスター3体を対象として発動できる。
そのモンスター3体をデッキに戻してシャッフルする。その後、自分はデッキから2枚ドローする。


遊一「ガイザー、リフン、ジョクトを刹那のデッキに戻し、カードを2枚ドローする! 刹那!」

刹那「あ、は、はいー!」 手札:2→4


刹那:墓地→デッキ
《闇竜星-ジョクト》
《光竜星-リフン》

墓地→EX
《邪竜星-ガイザー》



刹那「そ、それじゃあ、繋ぎますー! 《アンノウン・シンクロン》を召喚ー!」


《アンノウン・シンクロン/Unknown Synchron》
チューナー・効果モンスター
星1/闇属性/機械族/攻 0/守 0
「アンノウン・シンクロン」の(1)の方法による特殊召喚はデュエル中に1度しかできない。
(1):相手フィールドにモンスターが存在し、自分フィールドにモンスターが存在しない場合、
このカードは手札から特殊召喚できる。


刹那「それから、ペンデュラム召喚、ですー! 《マンジュ・ゴッド》!」

梅「ほう?」


《マンジュ・ゴッド/Manju of the Ten Thousand Hands》
効果モンスター(準制限カード)
星4/光属性/天使族/攻1400/守1000
(1):このカードが召喚・反転召喚に成功した時に発動できる。
デッキから儀式モンスター1体または儀式魔法カード1枚を手札に加える。


刹那「マンジュ・ゴッドの効果で《サクリファイス》を手札に加えますー。それから……」

   「ライズベルトの効果で、マンジュ・ゴッドのレベルをアップ!」


刹那:デッキ→手札
《サクリファイス》

《マンジュ・ゴッド》:★4→★5



刹那「レベル5になったマンジュ・ゴッドにレベル1のアンノウン・シンクロンをチューニング!」

   「《獣神ヴァルカン》! シンクロ召喚、ですー!」


《獣神ヴァルカン/Vulcan the Divine》
シンクロ・効果モンスター
星6/炎属性/獣戦士族/攻2000/守1600
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
「獣神ヴァルカン」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがS召喚に成功した場合、自分及び相手フィールドの表側表示のカードを1枚ずつ対象として発動する。
その自分及び相手の表側表示のカードを手札に戻す。このターン、自分はこの効果で手札に戻したカード
及びそれらの同名カードの効果を発動できない。


ゴオオオオォォォォォォォォォ……


刹那「そして! ヴァルカンの効果でヴァルカン自身と、神縛りの塚を選択してバウンス、ですー!」


刹那:場→EX
《獣神ヴァルカン》


梅:場→手札
《神縛りの塚》

《地縛神 Uru》:場→墓地


梅「ほう!」

うお、失礼しました
効果発動せずサクリ手札に加えない方向でお願いします。展開には問題ありませんので



刹那「よぉし……バトル! ベエルゼでダイレクトアタックですー!!」

梅「させはしませんよ。私は《ガード・ブロック》を発動!」


《ガード・ブロック/Defense Draw》
通常罠
相手ターンの戦闘ダメージ計算時に発動する事ができる。
その戦闘によって発生する自分への戦闘ダメージは0になり、自分のデッキからカードを1枚ドローする。


遊一「な……」

ハストィータ「……一番……使っちゃいけない人が……」

刹那「そんなー!?」

梅「カードを1枚ドロー!」 手札:3→4

刹那「うぅ……じゃ、じゃあ……カードを2枚セットで、ターンエンド、ですー……」 手札:0

梅「私のターン!」 手札:4→5

  「私の場にモンスターはおらず、墓地にはサクリボー、アスラピスク、コカパクアプ、ウル、チャクチャルアの5枚!」

  「よってこのモンスターを特殊召喚します。《ダーク・クリエイター》!」


《ダーク・クリエイター/The Dark Creator》
効果モンスター
星8/闇属性/雷族/攻2300/守3000
このカードは通常召喚できない。
自分の墓地に闇属性モンスターが5体以上存在し、自分フィールド上にモンスターが存在しない場合に特殊召喚できる。
1ターンに1度、自分の墓地の闇属性モンスター1体をゲームから除外する事で、
自分の墓地の闇属性モンスター1体を選択して特殊召喚する。



梅「ダーク・クリエイターの効果により、墓地のコカパクアプを除外し、サクリボーを特殊召喚!」


梅:墓地→除外
《地縛神 Ccapac Apu》

墓地→場
《サクリボー》


梅「そして! 手札からフィールド魔法を発動します。《神縛りの塚》!」

遊一「チィ……!」

ハストィータ「……とどめ……させなかったから……」

刹那「ご、ごめんなさいー……」

遊一「お前のせいじゃねェだろ……!」

梅「ええ、実に良い戦略でしたよ。しかし私には届かない!」

  「二体のモンスターをリリース! 出でよ、《地縛神 Cusillu》!!」


《地縛神 Cusillu/Earthbound Immortal Cusillu》
効果モンスター
星10/闇属性/獣族/攻2800/守2400
「地縛神」と名のついたモンスターはフィールド上に1体しか表側表示で存在できない。
フィールド魔法カードが表側表示で存在しない場合このカードを破壊する。
相手はこのカードを攻撃対象に選択できない。このカードは相手プレイヤーに直接攻撃できる。
また、フィールド上に表側表示で存在するこのカードが戦闘によって破壊される場合、
代わりにこのカード以外の自分フィールド上のモンスター1体をリリースして相手のライフポイントを半分にできる。


ズオオオオォォォォォォォォォォ……



◆ 遺跡 / ?????


明斬渡「…………」

龍天河「……あ、あれ? 父さん……?」

明斬渡「……ふん」

龍天河「……その表情、遊一に負けたのか?」

明斬渡「不本意ながらな」 カチャカチャ

龍天河「……? 一体何を――――――」


パパパパパッ!


龍天河「!」

明斬渡「システムを起動した。これで梅と神威遊一とのデュエルを見ることができる」



龍天河「システムって……って、あれ!?」

明斬渡「どうした」

龍天河「何だアレ!? 知らないドラゴンに……地縛神!?」

明斬渡「チ……マズいことになっているな」


廼亜「ええ、実に」


明斬渡「!」

龍天河「!?」

廼亜「どうも、お二方。お初にお目にかかります……かな? それともそちらの……」

明斬渡「…………」

廼亜「あぁ――――いえ、名前だけでしたね。失敬失敬」

明斬渡「何用だ貴様」

廼亜「見物ですよ。私自身もこのデュエルの行方に興味がある」

明斬渡「………………」



廼亜「しかし……このままでは」

龍天河「どうなるんだ?」

廼亜「……遊一君たち、敗北するかもね」

龍天河「な!?」

明斬渡「……」

廼亜「――――どうにも、私には未来が見えてね」

   「『このままいけば』、遊一君たちに勝ち目がない」

龍天河「大変だ……!!」 ググ

明斬渡「動くな涼!」

龍天河「けど!」

廼亜「父親の言う通りにした方が良い。私が思うに、君の体も相当ガタガタだ」

龍天河「……ッ、けど遊一だって!」

廼亜「彼はちょっと異常だから」

龍天河「……まあ、うん」



廼亜「しかし、果たして彼はどうする気ですかね――――――」


◆ 祭壇


遊一「…………」

梅「サクリボーの効果でカードを1枚ドロー!」 手札:3→4

  「フフ……さぁ、マジックカードを発動しましょう! 《地縛旋風》!」


《地縛旋風/Earthbound Whirlwind》
通常魔法
自分フィールド上に「地縛神」と名のついたモンスターが存在する場合に発動できる。
相手フィールド上の魔法・罠カードを全て破壊する。


ブオオオオオォォォォォォォォォッ!!


刹那「!?」

ハストィータ「まずい……ペンデュラムもろとも……」

遊一「刹那! 一番右のカードだ!」

刹那「あ……は、はい! 《大革命返し》!」

梅「!!」


《大革命返し/The Huge Revolution is Over》
カウンター罠
フィールド上のカードを2枚以上破壊する効果モンスターの効果・魔法・罠カードが発動した時に発動できる。
その発動を無効にしゲームから除外する。


梅「!!」



廼亜「!!」

明斬渡「……何?」

龍天河「よし! これで魔法も罠も使える!」

明斬渡「……貴様、読めなかったのか?」

廼亜「……少し、私の見た未来と反していますねぇ」



―――――――――――――――――


梅「ですが! 攻撃さえすれば――――あなた方も終わるッ!」

  「さぁ行きなさいクシル! プレイヤーに……ダイレクトアタック!」

  「怒りを! 悲しみを! 怨嗟の声を! 聞かせてください……! それでこそ神の降臨は為る!」

刹那「っ……!」

梅「あなた方も―――――終わりですよォ!!」

遊一「――――終わらねえよ」

梅「何……?」

遊一「終わらせねえ。何があろうが絶対に。テメェなんぞに終わらされてたまるか!」

   「神なんて大仰な名前名乗ってるだけのデクを恐れる理由なんざどこにもねェだろォがッ!」

   「俺は絶対に折れねェ! テメェの手でなんざ――――絶対にだッ!!」









◆   ――――――――――【折れぬ者】を習得します






遊一「リバースカードオープン! 《運命の扉》ァ!!」


《運命の扉/The Door of Destiny》
永続罠
(1):相手モンスターの直接攻撃宣言時にこのカードを発動できる。その攻撃を無効にする。
その後、このカードは効果モンスター(悪魔族・光・星1・攻/守0)となり、
モンスターゾーンに特殊召喚する。このカードは罠カードとしても扱う。
(2):このカードの効果でこのカードが特殊召喚されている場合、自分スタンバイフェイズに自分の墓地の
「希望皇ホープ」モンスターを任意の数だけ除外して発動できる。(同名カードは1枚まで)。
除外した数×500ポイントダメージを相手に与え、このカードの攻撃力はそのダメージの数値分アップする。


梅「何ィ!!?」


 * * * *


廼亜「!!!!!」


 * * * *


刹那「これは!?」

遊一「クシルの直接攻撃を無効にし! 運命の扉を俺たちの場に特殊召喚する!」


遊一・刹那:場
《運命の扉》


梅「なん……なんですかそのカードは!? そんなもの……」

遊一「見たことも聞いたこともねェってか。そりゃそうだ。余の野郎の手土産だしな」

梅「ぬぅ……私はカードを2枚セットし、ターンを終了……!」 手札:1



遊一「俺のタァァァンッ!!」 手札:3→4

   「来い、《シャドール・ファルコン》!」


《シャドール・ファルコン/Shaddoll Falco》
リバース・チューナー・効果モンスター
星2/闇属性/魔法使い族/攻 600/守1400
「シャドール・ファルコン」の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):このカードがリバースした場合、「シャドール・ファルコン」以外の自分の墓地の「シャドール」モンスター
1体を対象として発動できる。そのモンスターを裏側守備表示で特殊召喚する。
(2):このカードが効果で墓地へ送られた場合に発動できる。このカードを墓地から裏側守備表示で特殊召喚する。


遊一「ライズベルトの効果発動! ファルコンのレベルを3に!」


《シャドール・ファルコン》:★2→★3


遊一「そして! レベル1の運命の扉にレベル3となったファルコンをチューニング!」

   「来い、《波動竜フォノン・ドラゴン》ッ!」


《波動竜フォノン・ドラゴン/Phonon Pulse Dragon》
シンクロ・チューナー(効果モンスター)
星4/闇属性/ドラゴン族/攻1900/守 800
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカードがシンクロ召喚に成功した時、1~3までのレベルを宣言して発動できる。
このカードのレベルは宣言したレベルになる。この効果を発動したターン、
自分はこのカードをシンクロ素材としたシンクロ召喚以外の特殊召喚ができない。
自分は「波動竜フォノン・ドラゴン」を1ターンに1度しか特殊召喚できない。



遊一「マジックカード発動! 《星屑のきらめき》!」


《星屑のきらめき/Stardust Shimmer》
通常魔法
自分の墓地に存在するドラゴン族のシンクロモンスター1体を選択して発動する。
そのモンスターのレベルと同じレベルになるように、選択したモンスター以外の
自分の墓地に存在するモンスターをゲームから除外し、選択したモンスターを墓地から特殊召喚する。


遊一「ブラックフェザーを除外し、スターダストを特殊召喚!」


遊一:墓地→除外
《ブラックフェザー・ドラゴン》

墓地→場
《閃光竜 スターダスト》


遊一「速攻魔法発動――――《リミットオーバー・ドライブ》!」


《リミットオーバー・ドライブ》
速攻魔法
「リミットオーバー・ドライブ」は1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分フィールドのSモンスターのチューナー1体と
チューナー以外のSモンスター1体をエクストラデッキに戻して発動できる。
そのモンスター2体のレベルの合計と同じレベルのSモンスター1体を、
召喚条件を無視してエクストラデッキから特殊召喚する。



遊一「レベル8、スターダストとレベル4のフォノン・ドラゴンをエクストラデッキに戻すことで発動する!」

   「旧き螺旋に刻まれた盟約の果て、憎悪の空を超えて光来せよ! 《聖光神竜 スターダスト・シフル》ッ!!」


《聖光神竜 スターダスト・シフル》
シンクロ・効果モンスター
星12/光属性/ドラゴン族/攻4000/守4000
Sモンスターのチューナー1体+チューナー以外のSモンスター2体以上
このカードはS召喚でしか特殊召喚できない。
(1):自分フィールドのカードはそれぞれ1ターンに1度だけ戦闘・効果では破壊されない。
(2):1ターンに1度、相手がモンスターの効果を発動した時に発動できる。
その効果を無効にし、フィールドのカード1枚を選んで破壊する。
(3):墓地のこのカードを除外し、自分の墓地のレベル8以下の
「スターダスト」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。


ウオォォォォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオッッ!!


梅「お……おぉ……これが……!!」

遊一「……カードをセットしてターンエンド!」 手札:0

ハストィータ「……攻撃……しない……?」

遊一「今はこれで限界だ。だが――――――」 チラ

刹那「…………!」 コク

梅「ふ……ふふ……いずれにせよ構いません。私のターン!」 手札:1→2

  「それすら……乗り越えてこそ! バトル! クシルでダイレクトアタック!」



遊一「リバースカードオープン! 《エクシーズ・リボーン》!」


《エクシーズ・リボーン/Xyz Reborn》
通常罠
自分の墓地のエクシーズモンスター1体を選択して発動する。
選択したモンスターを特殊召喚し、このカードを下に重ねてエクシーズ素材とする。


遊一「戻ってこい、ホープ!」


遊一:墓地→場
《No.39 希望皇ホープ》


梅「何!?」


遊一「ホープの効果発動! その攻撃を無効にする!」


《No.39 希望皇ホープ》:ORU→墓地
《エクシーズ・リボーン》


梅「ならば! リバースカードオープン! 《キャトルミューティレーション》!」


《キャトルミューティレーション/Beast Soul Swap》
通常罠
自分フィールド上に表側表示で存在する獣族モンスター1体を手札に戻し、
手札から戻したモンスターと同じレベルの獣族モンスター1体を特殊召喚する。

ダメだ、キャトルミューティレーション対象取る効果だ
すみません、少しお待ちください



梅「ならば! リバースカードオープン! 《神秘の中華なべ》!」

刹那「!!」


《神秘の中華なべ/Mystik Wok》
速攻魔法
自分フィールド上のモンスター1体を生け贄に捧げる。
生け贄に捧げたモンスターの攻撃力か守備力を選択し、その数値だけ自分のライフポイントを回復する。


梅「クシルをリリースし、その攻撃力分のライフを得ます。そして!」 LP:2000→4800

  「リバースカードを発動! 《リビングデッドの呼び声》!」

  「甦りなさい、アスラピスク!」


梅:墓地→場
《地縛神 Aslla piscu》


遊一「……!」

梅「さぁ……終わりです。アスラピスクでダイレクトアタック!」

遊一「リバースカードオープン! 《神秘の中華なべ》!」

梅「なんと!?」

刹那「わたしの伏せたカード!」

遊一「ホープをリリースし、その攻撃力分回復する!」 LP:1900→4400

梅「ですが……ダメージは受けていただきます!」

遊一「チッ……!!」 LP:4400→1900



遊一「だが――――繋いだぞ! 刹那!」

梅「それはどうですかね……! 私はカードをセットしてターンエンド!」 手札:0

刹那「……わたしのターン、です!」 手札:0→1

   「《金華猫》を召喚ですー!!」


《金華猫/Kinka-byo》
スピリットモンスター
星1/闇属性/獣族/攻 400/守 200
このカードは特殊召喚できない。召喚・リバースしたターンのエンドフェイズ時に持ち主の手札に戻る。
このカードが召喚・リバースした時、自分の墓地からレベル1モンスター1体を選択して特殊召喚できる。
このカードがフィールド上から離れた時、この効果で特殊召喚したモンスターをゲームから除外する。


刹那「この効果で、墓地から《アンノウン・シンクロン》を特殊召喚しますー!」


刹那:墓地→場
《アンノウン・シンクロン》


遊一「……!」

梅「ん……!?」

刹那「センパイができるなら……わたしだって、やります! やってみせます!」

ハストィータ「……まさか……進化、を」

刹那「です! レベル8のベエルゼとレベル1の金華猫に、レベル1のアンノウン・シンクロンをチューニング!」

   「いつか死ぬかもしれなくても! 虚しい今日を生きる理由はありませんから!」

   「哀しいことも苦しいことも全部食べて終わりです! 《魔王超龍 ベエルゼウス》ッ!!」


《魔王超龍 ベエルゼウス》
シンクロ・効果モンスター
星10/闇属性/ドラゴン族/攻4000/守4000
闇属性チューナー+チューナー以外のモンスター2体以上
(1):このカードは戦闘・効果では破壊されない。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、このカード以外の自分のモンスターは攻撃できない。
(3):1ターンに1度、相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力を0にし、その元々の攻撃力分だけ自分はLPを回復する。
また、このターンこのカードの戦闘によって発生する相手プレイヤーへの戦闘ダメージは半分になる。


グゥオオオオォォォォォォォォォォォォォォ!!



梅「おお……おお!! おぉぉ!! いや、しかし! そのカードが存在しては――――」

  「神の力を受けたスターダスト・シフルとて無力となる! 最後の悪あがきでしかありません!」

刹那「いいえ、最後じゃないです!」

遊一「リバースカード発動だ。《妖精の風》!」


《妖精の風/Fairy Wind》
通常罠
フィールド上に表側表示で存在する魔法・罠カードを全て破壊し、
お互いに破壊したカードの枚数×300ポイントダメージを受ける。


梅「何!?」

遊一「場の魔法・罠は俺のペンデュラムカード2枚。そして……」

刹那「あなたのフィールド魔法《神縛りの塚》、ですー!」

遊一「よってこれらを全て破壊する!」


刹那:場→EX
《音響戦士ギータス》
《召喚師ライズベルト》

LP:1900→1000


梅:場→墓地
《神縛りの塚》
《地縛神 Aslla piscu》

LP:4800→3900


梅「まさか、今伏せたのは!」

遊一「そォいうことだ! 行け、刹那ァッ!!」

刹那「はい! ベエルゼウスでダイレクトアタック、です!!」


ゴオオオオオオオオオォォォォォォォォォォォォォォッッ!!!


梅「バカな――――――――――!!」 LP:3900→0



ピ――――――――――――――――――!!


勝率:90
トリップ→#byakh44ls
指定数値→50
合計:94


◆ 判定においてゾロ目を出したので、ボーナスとして「折れぬ者」を取得。
   その効果として、今回のデュエルにおいて勝率が「5%」上昇しました。よって勝率は【95%】として算定し直されます。



勝率:95
合計:94


◆ 敗北を上書き、デュエルに勝利しました。

では今日はここまで。勝ち筋ちょっとgdgdで申し訳ない

とりあえずこれで他のデュエル分も合わせれば本編に出た地縛神は全部かな
正直シフルとベエルゼウスは一度並べて立ててみたかった

うn
正直出す必要は全く無かった。というのも猿出てないから出そうと直前に考えて、クシル召喚以降オールアドリブだから

クロスアタック使いたいなーとかシンクロ召喚時に使えるカード無いかなーとか思いながら
やってたら結局勝ち筋無くてこの展開になってしまったわけで
何が悪いって神縛りと計画性の無い1が全部悪い。シフルもベエルゼウスも対象に取れんやんけ……

殆ど関係ないけど某ifなゲームをやってたら主人公のデフォ名がカムイでちょっとニヤッとし
ヒロイン候補にセツナがいるわ同じ陣営に妙に口調間延びした奴いるわでもう駄目だった

30分後くらい予定



オオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォォ……


刹那「や、やりましたー……けど、これ、砂埃が……けほ」

ハストィータ(梅さんと……神威遊一も……いない……!?)


梅「――――――……えぇ。確かに神に捧げるに良いデュエルでした。そして」 グイッ

ハストィータ「!!」 ググッ

刹那「はすとぃーたさん!?」


パァァァァァァァァァァ……


梅「クククハハハハハハハハハ!! 儀式の準備は整いました! さぁ、共に行きましょう!」

ハストィータ「な……何を……!」

梅「何? 愚問ですねぇ。私と共に神の贄となりましょう、と言っているのですよ!」

刹那「!?」

ハストィータ「……!!」



刹那「あなたデュエルに負けたはずでしょー!?」

梅「言ったはずです。神に奉ずるものであると。ここに契約がかかっていない以上どうしようと関係ない」

  「何より、私の目的は――――彼女を贄とすることです」

ハストィータ「…………え」

梅「初めて見た時から貴女しかいないと考えていた。風を読み風を見、空を感じ」

  「そうでなくては神子(みこ)として捧げるに足りない……いささか想定外は出ましたが」

  「これで全ては――――神の思う通りに! いあ! いあ! さぁ、私と彼女を捧げます!」

  「今こそ現れ出でてくださ――――――――」


遊一「死ぬならテメェ一人で死ね」


ゴシャアアァァァァァァァァァッ!!


梅「ごぁッ!!?」 メギャァッ

ハストィータ「神威遊一……!?」



遊一「何度も言ってンだろ。お前は連れて帰る。こんなミョーなところで捕まンじゃねェ」

ハストィータ「……し、視界が悪く……て」

遊一「…………チッ」 ズキズキ


遊一(何だ、梅の野郎のこの堅さ……顔面ぶん殴ったとは言っても、こりゃ骨の硬さじゃ……)

   (鉄でもブン殴ったみてェだ。一体何仕込んでやがる……)


梅「ごっ……ギギ……」 ビキビキ


フィイイイイイィィィィン!

刹那「センパイ、エンジンかけましたー!」

遊一「先乗れ。まだコイツに用がある」

刹那「でも!」

ハストィータ「……梃子でも動かない」

刹那「わかってますけどー……危ないですよぉー!」



梅「……」 メキメキ

遊一「一体何なんだテメェは。いや――――――」

梅「……かァむイ……ユヴいヂ……クン……ッ!!」

遊一「『いつから』『何に』なってやがった」

梅「カァァァァァァァァァァァァッッ!!」 バキバキバキッ!!


遊一「吠えてんじゃねェッ!!」 ゴシャアアァァァァッ!!


梅「ゴボボボボボッッ!?」

遊一「バケモンになろォが何になろォが知ったこっちゃねえ。やるこた変わらねえ」 ゴキッ

   「俺は! テメェを! ブン殴りに来たんだッ!!」 ドゴォォッ!!

梅「ガハァッ!?」 メキッ

遊一「オラどォした立てェッ! まだ殴り足らねえんだ俺はァッ!」

梅「ギギギギイィィギ……ガガガガガアアアアアァァッッ!!」 ガパァァッ!

刹那「センパイ!」

ハストィータ「く、食われ――――――」



遊一「あ゛?」 ガッ

梅?「ア、アガガガガガアアアアアアァァッ!?」

ハストィータ「……く」

刹那「口を……無理矢理こじ開けてー……」

遊一「ンッとにバケモンになったか。いや、まあいい。最初から『そう』だとしても」

   「実体があるなら、バケモノだろォがカミサマだろォが殴れるっつーワケだッ!!」 ゴッ!!

梅?「ギアアアアアアァァァァアァァ!」 メキメキメキ

ハストィータ「……神威遊一! もう時間が」

遊一「あ? そうか、分かった」 ズゴォッ!

梅?「ガフゥッ?!」 ドザザザッ

刹那「センパイ、早くー!!」

遊一「あぁ。――――あばよ、バケモン。もう二度と会う気はねェが」

梅?「が、が、が―――――――」


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……



フィィィィィィィィィ……


遊一「…………チッ」

ハストィータ「…………」

刹那「に、逃げきれましたかー……」

遊一「……あァ」

ハストィータ「……梅さん」

遊一「…………ヤツはハナっからお前を生贄にする気だった。っつーとこで言い訳する気はねェ」

   「殴り捨てたのは俺だ。あそこに置いてったのは俺だ。野郎を死なせたのは俺だ」

   「恨むなら恨んでくれたって構わねえ」

刹那「でも、やらないとー……」

遊一「正直、あそこまでやらなくても良かったとは思ってる」

   「……ただ、コイツを巻き込んで心中しようってのが気にくわなかった」

ハストィータ「…………」

遊一「……命あっての物種だろォが」



遊一「どっちにしたって気に入らねえのは確かだが」

刹那「と、いいますとー……?」

遊一「あ? 何でってそんなの――――――」

ハストィータ「…………神威遊一」

遊一「あ? お、おう。何だ」

ハストィータ「……梅さんは、何だったの?」

遊一「……知らねえ。俺には説明のしようもねえ。知識が足りねえし」

   「ただ一つ言えるのは、アイツは最初から『ああだった』ってことだろォってことだ」

ハストィータ「最初から……人間じゃ、なかった」

遊一「多分な」

刹那「……変な話、ですねー……」

遊一「ハナッからこの関係の話は変な話しかねーよ」



ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……


遊一「しかし、さっきから何だ、この鳴動……」

刹那「海底火山の噴火とかですかねー……?」

ハストィータ「わからない、けど……」

Prrrrrrrrrrrrrrrrrrrr!

遊一「スマン刹那、出てくれ。できればハンズフリーで」

刹那「あ、はいー」

遊一「誰だ?」

廼亜『私だ』

遊一「切れ」

刹那「あ、はーい」

廼亜『今は結構マジメな話する気だよ!!』

ハストィータ「……誰?」

遊一「あー…………何だ。変人の斜め上を平然とブッちぎってくようなヤツっつーか」

   「まあいい。何だ」



廼亜『ちょっとこの遺跡のシステムが作動してね。急いで外に出た方が良い』

遊一「システム? どういうことだ」

廼亜『君は何故風の神性の信者がこのような――――いや、ともかくとして』

   『この遺跡の名は「ロバ・エル・カリイエ」。意味は「虚空」』

   『かつてこの遺跡はルルイエに封印された神の所有物だったが、ある期を境に風の神のものとなった』

   『その折にこの遺跡は――――――』


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!


廼亜『天を突くほどの高さまで飛び上がった。そのためのシステムが起動したのさ』

遊一「てェことは……このままここにいたら」

廼亜『投げ出されるね、多分』

遊一「……お前はどうする」

廼亜『私のことまで心配してくれるのかい? ははは、心配は無用。既に脱出しているよ。神パワーで』

遊一「分かった。合流しに行く」

廼亜『急ぎたまえ。確かに君のバイクは空中用でもあるが、今この遺跡が飛び出してしまうとマズい』



遊一「つーと」

廼亜『ビヤーキー。ああ、さっきの彼……梅安久平と言ったかな?』

   『彼と似たようなものが大量に現れて遺跡の内部を埋め尽くすよ』

   『いくらキミでも……いや、そもそもいくらキミでもって表現おかしいよね』

ハストィータ「……大概人外じみてるのは慣れたから、続けて」

廼亜『アッハイ。えーっと。とにかく不完全な状態で圧倒できても3メートル大の怪物数十とか無理でしょ』

   『なので早く脱出してきてくださいってことだから、あとヨロシク!』 ピッ

遊一「急ぐぞ。掴まれ」

刹那「は、はいー!!」

ハストィータ「………………」 グ


遊一(しかし……システムが起動してるっつーことは、儀式は成功したのか……?)

   (……もしや、梅の野郎の肉体そのものが神復活のトリガーになっていたっつーことか?)

   (となると、踊らされてたのは俺達だけじゃなく、奴自身も―――――)


フォォォォォンッ!


遊一「………………」

ハストィータ「……神威遊一。あの、この先」

刹那「せ、センパイー! この先まだ海―――――」

遊一「あ」


バッシャアアアアアアァァァッ



◆ 潜水艇


活火「まさかこんなアホな突撃してくる人間がいるとは思わなかった」

遊一「ちっと血迷ってたのは確かだが」 ビシャビシャ

刹那「うぅー……ぐっしゃりですー……」 ビシャビシャ

ハストィータ「…………」 フキフキ

廼亜「いやぁ、お疲れお疲れ」

遊一「……ナチュラルにいやがるなお前」

廼亜「そりゃ神だしね」



遊一「しかし……随分と」

廼亜「人が増えたものだね」

活火「来た時は6人だったのが今……何人だろう」

龍天河「クソ狭いんだが」

遊一「……とにかく一旦上に上がるぞ。活火、そこのコンソール開けて俺のバイクと繋げ」

活火「お、アレをやるのか。いいぞ!」

氷菓「何だそのワクワクする響き」

遊一「単純なことだ」


フォオオオオォォォォォォォォォォォォォオン!!


刹那「おぉー……エンジンがうなりを……」

遊一「こんなこともあろうかと、潜水艇の方にも反重力システム組み込んでおいた」

活火「そしてバイクのエンジンと繋ぐことで出力は二乗! 衛星に撃墜されない範囲でなら飛べるぞ!」

龍天河「遊一、お前『こんなこともあろうかと』って一度言ってみたかったとか」

遊一「………………」

活火「技術者としては一度は言ったみたい台詞だな」



◆ ガンガリティア / ドック


ウオォォォォォォォォォォォン……


遊一「……っし、着いたか」

刹那「せ、センパイ! あれ……」

廼亜「おやおや。遂に飛び立ってしまったか」

氷菓「天空の城……いや、魔王城のようだな……」

龍天河「どうするんだ、遊一?」

遊一「…………」

活火「確か、ぼっとしてたら怪物が飛び立つとか……」

霞鎌「由々しき事態ですね」

イース「ビヤーキー……はネー……どうしヨ」


廼亜「単純なことさ。頭を叩けばいい」


イース「……ハスター!」

遊一「ハス……? そういやお前、そんなこと言ってたような」



廼亜「ま、そうだね。要はハスターを倒せば全部終わり。これはそういう話さ」

ハストィータ「……けど、その……ハスターが……見当たらない」

イース「前に出てくるようなノでも無いと思うケド……ンー……」

遊一「ならこっちから出向けばいいだけのこったろ」

活火「神威……お前な」

龍天河「無茶もいいところだぞ遊一……」

氷菓「燃えるシチュエーションではあるけど……」


明斬渡「だが、結局誰かがやらねば始まるまい」


龍天河「父さん」

遊一「あ? アンタもいたのかよ」

明斬渡「当たり前だ。私もこの事件の元凶なのだからな」

遊一「だからっつって死にに行くのはゴメンだぞ」

廼亜「んー……そこまで難しく考える必要は無いと思うよ。だって」



廼亜「――――――彼は自ら手を下しに来るからね」

氷菓「なに……?」

遊一「…………成程な」


ビュオオオオオオオォォォォォォッ!!


刹那「風が……!」

龍天河「ッ……まさか!」

遊一「……来たか」


????「――――――――――」


廼亜「来たね。ハスター」

ハスター「…………――――」

遊一「………………」

ハストィータ「まさか……本当に、来る……なんて」

遊一「そりゃ来るだろォな」



遊一「カミサマからすりゃ俺達人間は虫けらみてェなモンだ。その虫ケラに儀式を御破算にされかけたとあっちゃ」

龍天河「キレる……か?」

廼亜「まあ、神々ってやつは誰も彼もプライドってものを最優先するからねぇ」

氷菓「仮にも神の一種の貴様が言うのか」

廼亜「だって私色々規格外だし」


ハスター「―――――カムイ、ユウイチ」

遊一「!」

ハスター「……来い。全てを――――――終わらせてやろう」

遊一「上等だ。簡単にゃ終わらせてやらねえがな」

廼亜「…………」 フッ


刹那「……それにしてもー」

氷菓「あ、あぁ。なんというか……普通に、人型で、黄色いマントで……顔を隠してるだけで」

龍天河「恐ろしい神、という感じでは……ないような」



イース「ノン、だヨ」

明斬渡「そういう者に限ってこそ、おぞましい本性を隠している」

     「顔、というだけではない。性質……あるいは思想」

     「神、と名乗る以上、我々に創造できる範疇を超えている」

廼亜「そういうことさ。イース君は分かるだろう?」

イース「まぁ分かるケド……ヤバいよネ」

刹那「……センパイ!」 シュッ

遊一「……?」 パシ

刹那「使ってくださいー! わたしは、行っても力になれそうにないですけどー……力だけは!」

遊一「……ベエルゼ……か」

駕汰乃「…………」 シュッ

遊一「駕汰乃? つーかお前、今までずっと話に入って」 パシ

駕汰乃「入れると思うかい。君らはある意味君らで完結した関係性を持っているんだ。僕が出て行っても邪魔なだけさ」

     「まあ、だけど。力にはなろう。使うといい」

遊一「……レッド・デーモンズ……。ケッ。何か裏がありそうだがな」

駕汰乃「僕の認める『神』とは一つだけ。あのような神の存在など認めない。それだけだよ」

廼亜「素直に『勝て!』だけでいいのにぃー」

駕汰乃「うるさいよ混沌」



イース「じゃあワタシも! カムイ!」 シュッ

龍天河「遊一!」 シュッ

遊一「一斉に投げて来るな!」 パシシッ

   「……フレアメタルにレッドアイズ、トラピーズ……あー……わーったよ! 使わせてもらう!」

活火「じゃ、じゃあ僕のも!」 シュッ

霞鎌「使ってください」 シュッ

氷菓「今戦えるのはお前だけだからな、神威遊一!」 シュッ

遊一「今一斉に投げるなっつったばっか……」 パシッ

   「いやそれ以前にお前らはちょっと待て。レディ・ジャスティスはまだいいが」

   「《氷炎の双竜》とか大刃禍是はどういう意図で投げてよこした」

活火「切り札だし」

霞鎌「何か問題が」

遊一「御社はまだしも活火は大問題すぎるわ」

活火「何が!」

遊一「出せねえよ俺のデッキじゃ!」



明斬渡「お前他たち……もう少し緊張感というものをだな」

廼亜「まあまあ。これも信頼の現れですよ」

明斬渡「信頼だと?」

廼亜「ええ。遊一君ならなんとなくでもやってくれるだろ、っていうね」

明斬渡「くだらん」

廼亜「ええ。まあ、大人から見ればくだらないものでしょうが」

   「眼をそらしているだけではありませんか? そういう、純粋な心を眩しく思って」

明斬渡「黙れ」

廼亜「……ふふ」


活火「分かったよ、じゃあこっち使ってくれ!」

遊一「ヘルドッグ……まあいい。じゃあ、行ってくる」

龍天河「勝てよ、遊一!」

霞鎌「勝って契約を果たしていただかないと」

ハストィータ「……契約?」

駕汰乃「………………」

イース「ラストバトル! だからネ! ファイト!」

氷菓「こういうシチュエーションで燃えなきゃ男じゃない、だろ!」

刹那「センパイ! 絶対に勝って……帰ってきてくださいねー!」

遊一「―――――――」 グッ


フィィィィィィィィィンッ!!



ウォォォォォンッ!!


遊一「待たせたな、ハスターッ!」

ハスター「些末事よ」

遊一「ハッ……意外に器が広いな、オイ」

ハスター「…………」

遊一「デュエルだ。断るなんて真似しやしねェだろ!」

ハスター「――――よかろう。では貴様はこのデュエルに何を賭ける?」

遊一「あぁ? 何を賭けるもクソも、命以外に何賭けンだよ」

ハスター「ほう」

遊一「あのバケモノ共が外に出りゃこの空を自由に飛ぶなんてできそうもねェ」

   「夢が叶わなきゃ生きてたってしょうがねェ。それに――――――――」

   「俺のこと信じてくれる仲間がいンだッ! 何があろォが負けるわけねェだろッ!!」

ハスター「――――心地の良い啖呵だ。そうでなくては困る」

遊一「行くぞッ!」


        「「デュエルッ!!」」


◆ ハスターとのデュエルが行われます。

ところでハスターのデッキ、ハストル使うことだけは決めてたんだけどそれ以上は無いのよね
すみませんが、可能であればちょっと案を出していただければ

↓3まで

申し訳ないけどデッキ被り(でかつデッキ出演済)は弾きます


1.霊獣
2.霞の谷
3.TG代行
4.ドラグニティ

↓ 2票

ほいでは【霞の谷】で

◆ 遊一のデッキに関しては借り受けたカードを使用する関係上、
   【魔術師】+仲間のカード固定となります

   また、今回の基本値は一律【10】。特殊能力「折れぬ者」で、キャップ到達非到達に関わらず【10】が最終値に追加されます

   【7/18の20時】まで、遊一の勝利要素を書き込んでください。


遊一:【魔術師】
http://yugioh-wiki.net/index.php?%A1%DA%CB%E2%BD%D1%BB%D5%A1%DB

ハスター:【霞の谷】
http://yugioh-wiki.net/index.php?%A1%DA%B2%E2%A4%CE%C3%AB%A1%DB

では今回はここまで

主人公デッキをラスボスが使うような関係になってしまって自由気ままさんとこにはちょっと申し訳ないです
明日は予約してたDOCS買いに行くのもあるし、やるとしたら明後日とかになるかもです

ラスボス戦で5割前後の運ゲーもなんなので0時まで延長するのよ……


どうでもいいけど2箱買ったらフレシアとスカーライトが3枚ずつ出てちょっと処遇に困る



◆ 今回の勝率の開示はありません。トリップに隠した数字と合算し、勝率以下の数値となれば勝利です。
   0~99の好きな数値を選択してください。

↓1

ほわ書かれてた。では指定【0】で明日予定です

ところでベクターPはどう使えばいいんだベクター
竜剣士関連のカードにも見えるけど通常ペンデュラム以外の採用が見込めないぞベクター

あかん今日はできるか分からなく
すみません、明日でお願いします

_(:3」∠)_<やりました、やったんですよ必死に! その結果がこれ(腰痛)なんですよ!

座ってるのかなりつらいので、申し訳ありませんが延期でお願いします……

21時からやりゅ

PCが落ちてだいぶ遅れたけどやります
デュエル終わるまで行けるかなぁ



遊一「――――俺のターン!」


遊一(奴の出方は分からねえ。が、仮にも神である以上警戒して然るべき)

   (デュエルに持ち込んだ以上、原則カード効果以上のことはできねえ。なら――――)


遊一「《ペンデュラム・コール》を発動!」


《ペンデュラム・コール》
通常魔法
「ペンデュラム・コール」は1ターンに1枚しか発動できず、
「魔術師」PモンスターのP効果を発動したターンには発動できない。
(1):手札を1枚捨てて発動できる。カード名が異なる「魔術師」Pモンスター2体をデッキから手札に加える。
この効果の発動後、次の相手ターン終了時まで自分のPゾーンの「魔術師」カードは効果では破壊されない。


遊一「手札を捨てることで、俺は2枚の『魔術師』を手札に加える」


遊一:手札→墓地
《真紅眼の黒竜》

デッキ→手札
《時読みの魔術師》
《竜穴の魔術師》



遊一「そして、スケール4の《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》と――――」

   「スケール8の《時読みの魔術師》でペンデュラムスケールをセッティング!」


《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン/Odd-Eyes Pendulum Dragon》
ペンデュラム・効果モンスター
星7/闇属性/ドラゴン族/攻2500/守2000
【Pスケール:青4/赤4】
「オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン」の(1)(2)のP効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分のPモンスターの戦闘で発生する自分への戦闘ダメージを0にできる。
(2):自分エンドフェイズに発動できる。このカードを破壊し、デッキから攻撃力1500以下のPモンスター1体を手札に加える。


《時読みの魔術師/Timegazer Magician》
ペンデュラム・効果モンスター
星3/闇属性/魔法使い族/攻1200/守 600
【Pスケール:青8/赤8】
自分フィールドにモンスターが存在しない場合にこのカードを発動できる。
(1):自分のPモンスターが戦闘を行う場合、相手はダメージステップ終了時まで罠カードを発動できない。
(2):もう片方の自分のPゾーンに「魔術師」カードまたは「オッドアイズ」カードが
存在しない場合、このカードのPスケールは4になる。


遊一「これでレベル5から7のモンスターのペンデュラム召喚が可能となる!」

   「来い、《法眼の魔術師》! 《竜穴の魔術師》!」


《竜穴の魔術師》
ペンデュラム・通常モンスター
星7/水属性/魔法使い族/攻 900/守2700


《法眼の魔術師》
ペンデュラム・効果モンスター
星7/光属性/魔法使い族/攻2000/守2500
【モンスター効果】
(1):このターンにP召喚したこのカードがモンスターゾーンに存在する限り、
自分フィールドの「魔術師」Pモンスターは相手の効果では破壊されない。



遊一「レベル7の法眼と竜穴でオーバーレイ!」


龍天河「!」


遊一「来い! ランク7、《真紅眼の鋼炎竜》ッ!」


《真紅眼の鋼炎竜(レッドアイズ・フレアメタルドラゴン)/Red-Eyes Flare Metal Dragon》
エクシーズ・効果モンスター
ランク7/闇属性/ドラゴン族/攻2800/守2400
レベル7モンスター×2
(1):X素材を持ったこのカードは効果では破壊されない。
(2):X素材を持ったこのカードがモンスターゾーンに存在する限り、
相手が魔法・罠・モンスターの効果を発動する度に相手に500ダメージを与える。
(3):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、
自分の墓地の「レッドアイズ」通常モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。この効果は相手ターンでも発動できる。


龍天河「よし! これで相手の行動も相当縛れる!」


遊一「フレアメタルの効果発動、ORUを取り除き、レッドアイズを蘇生する」


遊一:墓地→場
《真紅眼の黒竜》


遊一「カードを1枚セットして、エンドフェイズ。俺はオッドアイズの効果を発動!」

   「コイツを破壊してデッキから攻撃力1500以下のペンデュラムモンスターを手札に加える!」


遊一:Pゾーン→EX
《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》

デッキ→手札
《星読みの魔術師》

みす


>《星読みの魔術師》
  →《慧眼の魔術師》



遊一「――――――ターンエンド」 手札:1

ハスター「我のターン」 手札:5→6

      「モンスターをセット。カードを2枚セットしてターンエンド」 手札:3


イース「Wow!?」

刹那「動き……ませんー?」


遊一「………………」 ゴォォォォォォ…

ハスター「貴様のターンだ」

遊一「言われねーでも……! 俺のターン!」 手札:1→2

   「《慧眼の魔術師》をペンデュラムスケールにセッティング!」


《慧眼の魔術師》
ペンデュラム・効果モンスター
星4/光属性/魔法使い族/攻1500/守1500
【Pスケール:青5/赤5】
(1):もう片方の自分のPゾーンに「魔術師」カードまたは「EM」カードが存在する場合に発動できる。
このカードを破壊し、デッキから「慧眼の魔術師」以外の「魔術師」Pモンスター1体を選び、自分のPゾーンに置く。



遊一「慧眼の効果で、自身を破壊する!」


遊一:Pゾーン→EX
《慧眼の魔術師》


遊一「そして、スケール1の《星読みの魔術師》をペンデュラムスケールにセット!」


《星読みの魔術師/Stargazer Magician》
ペンデュラム・効果モンスター
星5/闇属性/魔法使い族/攻1200/守2400
【Pスケール:青1/赤1】
(1):自分のPモンスターが戦闘を行う場合、相手はダメージステップ終了時まで魔法カードを発動できない。
(2):もう片方の自分のPゾーンに「魔術師」カードまたは
「オッドアイズ」カードが存在しない場合、このカードのPスケールは4になる。


遊一「――――これでレベル2から7までのモンスターのペンデュラム召喚が可能」 キィィン

   「ペンデュラム召喚! 来い、慧眼の魔術師! オッドアイズ!」


《慧眼の魔術師》
ペンデュラム・効果モンスター
星4/光属性/魔法使い族/攻1500/守1500
【モンスター効果】
(1):このカードを手札から捨て、自分のPゾーンの、Pスケールが元々の数値と異なるカード1枚を
対象として発動できる。そのカードのPスケールはターン終了時まで元々の数値になる。


《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン/Odd-Eyes Pendulum Dragon》
ペンデュラム・効果モンスター
星7/闇属性/ドラゴン族/攻2500/守2000
【モンスター効果】
(1):このカードが相手モンスターと戦闘を行う場合、このカードが相手に与える戦闘ダメージは倍になる。



遊一「――――バトル! 行け、フレアメタル! セットモンスターに攻撃!」

ハスター「我は《神風のバリア -エア・フォース-》を発動」


《神風のバリア -エア・フォース-》
通常罠
(1):相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる。
相手フィールドの攻撃表示モンスターを全て持ち主の手札に戻す。


龍天河「何だって!?」

霞鎌「これでは耐性も無意味……」


遊一「……だが! その前にダメージだけは受けてもらう。フレアメタルの効果発動!」

ハスター「――――些事よ」 LP:4000→3500


ビュオオオオオオオオオオオッッ!!


遊一:場→手札
《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》
《慧眼の魔術師》
《真紅眼の黒竜》

場→EX
《真紅眼の鋼炎竜》


遊一「…………」



遊一「モンスターとカードをセット。ターンエンドだ」 手札:3

ハスター「我のターン」 手札:3→4

      「《霞の谷の神風》を発動」


《霞の谷(ミスト・バレー)の神風/Divine Wind of Mist Valley》
フィールド魔法(制限カード)
自分フィールド上に表側表示で存在する風属性モンスターが手札に戻った場合、
自分のデッキからレベル4以下の風属性モンスター1体を特殊召喚する事ができる。
この効果は1ターンに1度しか使用できない。


ハスター「そして《霞の谷の雷鳥》を反転召喚」


《霞の谷の雷鳥/Mist Valley Thunderbird》
効果モンスター
星3/風属性/雷族/攻1100/守 700
フィールド上に表側表示で存在するこのカードが手札に戻った時、このカードを
自分フィールド上に特殊召喚する。この効果で特殊召喚したターン、このカードは攻撃できない。


遊一「……!」

ハスター「我は手札から《A・ジェネクス・バードマン》の効果を発動。雷鳥を手札に戻すことで、こ奴を特殊召喚する」


《A・ジェネクス・バードマン/Genex Ally Birdman》
チューナー・効果モンスター(制限カード)
星3/闇属性/機械族/攻1400/守 400
(1):自分フィールドの表側表示モンスター1体を持ち主の手札に戻して発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。
この効果を発動するために風属性モンスターを手札に戻した場合、このカードの攻撃力は500アップする。
この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。



ハスター「雷鳥、そして神風の効果を発動。手札より雷鳥を。そして――――」

      「デッキより、《ドラグニティ-コルセスカ》を特殊召喚する」

遊一「ドラグニティだと……!?」


《ドラグニティ-コルセスカ/Dragunity Corsesca》
チューナー(効果モンスター)
星1/風属性/ドラゴン族/攻 800/守 700
このカードを装備カード扱いとして装備しているモンスターが戦闘によって相手モンスターを破壊した場合に発動できる。
デッキから装備モンスターと同じ種族・属性のレベル4以下のモンスター1体を手札に加える。


廼亜「あれ。あれあれ。あー……成程、神風に合わせるために結構ムリして入れてるのか」

イース「マジかヨゴッド!?」

廼亜「でもまぁ……彼も神だからね、そこは無理やりにでも回すことができるみたいだけど」


遊一「レベル1チューナー……」


遊一(廼亜の野郎のカードは知らねえが、東宮のやつのカード……シンクロモンスターでレベル4)

   (余の野郎のカード、ホープはランク4。そこから考えれば……可能性としては)


ハスター「我は《霞の谷の見張り番》を召喚」


《霞の谷の見張り番/Mist Valley Watcher》
通常モンスター
星4/風属性/魔法使い族/攻1500/守1900



ハスター「レベル4の見張り番にレベル3のバードマンをチューニング」

      「――――――出でよ、《霞の谷の雷神鬼》!」


《霞の谷の雷神鬼/Mist Valley Thunder Lord》
シンクロ・効果モンスター
星7/風属性/雷族/攻2600/守2400
チューナー+チューナー以外の「ミスト・バレー」と名のついたモンスター1体以上
1ターンに1度、このカード以外の自分フィールド上のカード1枚を選択して発動できる。
選択した自分のカードを持ち主の手札に戻し、このカードの攻撃力をエンドフェイズ時まで
500ポイントアップする。この効果は相手ターンでも発動できる。


ビシャアアアアアァァァァァァァァァン!!


遊一「ッ!」 ウォンッ!


氷菓「危ないッ!」

活火「い、今雷が掠めかけ……って、それに風がだんだん強く……」


遊一「…………」 チャッ

ハスター「眼を防護するか。賢明よ。――――――我はレベル3の雷鳥にレベル1のコルセスカをチューニング」


ビュオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォォッッ!!


ハスター「響け、石笛の音よ……! 狂乱の風を誘い、我が名を叫ぶがいい!」

      「シンクロ召喚! 出でよ我が半身《古神ハストル》!」


《古神ハストル》
シンクロ・効果モンスター
星4/風属性/爬虫類族/攻2300/守1000
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
(1):このカードがモンスターゾーンから墓地へ送られた場合、
相手フィールドの表側表示のモンスター1体を対象として発動できる。
墓地のこのカードを装備カード扱いとしてそのモンスターに装備する。
このカードの効果でこのカードを装備したモンスターは攻撃できず、効果は無効化される。
(2):このカードの効果で相手フィールドのモンスターに装備されている
このカードがフィールドから離れた場合に発動する。
このカードを装備していた相手モンスターのコントロールを得る。



遊一「やっぱ来やがったか、カミサマよォ!」

ハスター「理解していたか。ならば良し。――――――戦闘に入る!」

      「行け、雷神鬼! リバースモンスターを粉砕せよ!」


ズゴオオオォォッ!


遊一:場→EX
《慧眼の魔術師》


ハスター「続けて――――――」

遊一「リバースカードオープン! 《スクリーン・オブ・レッド》!」


《スクリーン・オブ・レッド/Red Screen》
永続罠
このカードのコントローラーは自分エンドフェイズ毎に1000LPを払う。1000LP払えない場合このカードを破壊する。
(1):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、相手モンスターは攻撃宣言できない。
(2):自分の墓地のレベル1チューナー1体を対象として発動できる。このカードを破壊し、そのモンスターを特殊召喚する。
この効果はフィールドに「レッド・デーモンズ・ドラゴン」が存在する場合に発動と処理ができる。


駕汰乃「……よし」


ハスター「ほう……」

遊一「そうそう簡単に通しやしねェよ」

ハスター「そうでなくては面白くもない。我はこれでターンを終える」 手札:1

遊一「俺のターンッ!」 手札:3→4



遊一「――――ペンデュラム召喚! もう一回来い、オッドアイズ! レッドアイズ! 慧眼の魔術師!」


遊一:手札→場
《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》
《真紅眼の黒竜》

EX→場
《慧眼の魔術師》


遊一「そして俺は《ガード・オブ・フレムベル》を召喚!」


《ガード・オブ・フレムベル/Flamvell Guard》
チューナー(通常モンスター)
星1/炎属性/ドラゴン族/攻 100/守2000


活火「僕のカード……!」

駕汰乃「――――――成程ね」


遊一「レベル7のオッドアイズに、レベル1のフレムベルをチューニング!」

   「来いよ、紅蓮の竜! 《レッド・デーモンズ・ドラゴン》ッ!!」


《レッド・デーモンズ・ドラゴン/Red Dragon Archfiend》
シンクロ・効果モンスター
星8/闇属性/ドラゴン族/攻3000/守2000
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
(1):このカードが相手の守備表示モンスターを攻撃したダメージ計算後に発動する。
相手フィールドの守備表示モンスターを全て破壊する。
(2):自分エンドフェイズに発動する。このカードがフィールドに表側表示で存在する場合、
このカード以外のこのターン攻撃宣言をしていない自分フィールドのモンスターを全て破壊する。


ギャオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォォッッ!!

ひぎぃまた間違えた

>《ガード・オブ・フレムベル》
→《アンノウン・シンクロン》
に変更でお願いします。素材じゃなくてチューナーだ闇属性



遊一「スクリーン・オブ・レッドの効果発動! コイツを破壊し、墓地からチューナーを特殊召喚する!」

   「甦れ、《アンノウン・シンクロン》!」


遊一:墓地→場
《アンノウン・シンクロン》


遊一「続けて! レベル7のレッドアイズに、レベル1のアンノウン・シンクロンをチューニング!」


刹那「!!」


遊一「全てを食い千切れ! 《魔王龍 ベエルゼ》ェッ!」


《魔王龍 ベエルゼ/Beelze of the Diabolic Dragons》
シンクロ・効果モンスター
星8/闇属性/ドラゴン族/攻3000/守3000
闇属性チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカードは戦闘及びカードの効果では破壊されない。
また、このカードの戦闘または相手のカードの効果によって自分がダメージを受けた時に発動する。
このカードの攻撃力は、そのダメージの数値分アップする。


グオオオオォォォォォォォォォッッ!!


龍天河「来た! ドラゴンが二体も!」

氷菓「だが……神の力は未知数だぞ」


遊一「…………」 チラ



遊一「――――――関係ねえ! バトル! 行け、ベエルゼ! 雷神鬼に攻撃!」

ハスター「我は雷神鬼の効果を発動。神風を手札に戻すことで、攻撃力を上昇させる」


ハスター:場→手札
《霞の谷の神風》

《霞の谷の雷神鬼》
攻撃力:2600→3100


遊一「ベエルゼは破壊されねェ!」

ハスター「……だが、ダメージは受けてもらう」

遊一「あァ、だから攻撃したんだよ。ベエルゼの効果!」 LP:4000→3900


《魔王龍 ベエルゼ》
攻撃力:3000→3100


遊一「――――続けて、レッド・デーモンズでハストルに攻撃!」

ハスター「……ほう?」


ズガアアアアアアアアアァァァァァァァッ!!


遊一「表示形式の関係上、ダメージは通らねえ」

ハスター「――――――――ふむ」



ハスター「ならば我はハストルの効果を発動。ハストルをベエルゼに装備する!」


ハスター:場→《魔王龍 ベエルゼ》:装備
《古神ハストル》


ハスター「この効果により、貴様のモンスターの効果は失われ、攻撃もできぬ」

遊一「《デモンズ・チェーン》と同等の効果か――――――」

ハスター「理解して攻撃したのだろう?」

遊一「……ケッ。何でそんなことしなきゃならねえ」

ハスター「貴様は外見に相応しくなく、『考える』人間だ」

      「故に今でも計算している。どうするがより良い結果を得られるかを」

遊一「買い被りだ」


廼亜「―――――――――」 ニィ

龍天河「確かに遊一、あの外見通りならもっと分かりやすく……」

駕汰乃「攻撃! 粉砕! 死ね! ……ってデッキだろうね」


遊一「ダラダラくっちゃべってんじゃねェぞ。俺ァお喋りしに来たんじゃねえ!」

ハスター「これは失礼した。フフ……」

遊一「俺はこれでターンエンド。この終了時、レッド・デーモンズの効果が発動し、慧眼は破壊される」 手札:1


遊一:場→EX
《慧眼の魔術師》



ハスター「我のターン」 手札:2→3

      「我は神風を再発動する」


ハスター:手札→場
《霞の谷の神風》


ハスター「そして雷神鬼の効果を発動。ハストルをエクストラデッキへ戻す!」


ハスター:場→EX
《古神ハストル》

《霞の谷の雷神鬼》
攻撃力:2600→3100


氷菓「何だって!?」


ハスター「そしてハストルの効果を発動! 装備カードとなったハストルが場を離れた際」

      「装備されていたモンスターのコントロールを得る!」


遊一:場→ハスター:場
《魔王龍ベエルゼ》


刹那「うやあああああああわたしのモンスターがとられましたー!?」


遊一「―――――――」 スゥ

ハスター「動じもせぬか。それはそれで――――良いぞ。戦闘に入る!」

      「行くがいい雷神鬼。レッド・デーモンズ・ドラゴンに攻撃せよ!」


ズバシャアアアアアァァァァァァァッ!!



遊一「――――――ッ」 LP:3900→3800

ハスター「そして、喰らうがいい。ベエルゼでダイレクトアタック!」


ズゴオオオオオオオオオオオォォォォォォォォォォッッ!!


遊一「ぬっ……おおおォォッ!!」 LP:3800→800  グオンギュオン

ハスター「どうした――――姿勢を制御せねば堕ちるぞ」

遊一「知……ってんだよッ!」

ハスター「我はこれでターンエンドとさせてもらおう」 手札:2

遊一「――――――俺のターンッ!!」 手札:1→2

   「ペンデュラム召喚! 来い、慧眼! オッドアイズ! そんでもって手札から《アステル・ドローン》!」


遊一:EX→場
《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》
《慧眼の魔術師》


《アステル・ドローン/Star Drawing》
効果モンスター
星4/地属性/魔法使い族/攻1600/守1000
このカードをエクシーズ召喚に使用する場合、このカードはレベル5モンスターとして扱う事ができる。
また、このカードを素材としたエクシーズモンスターは以下の効果を得る。
●このエクシーズ召喚に成功した時、デッキからカードを1枚ドローする。



遊一「レベル4、魔法使い族の慧眼とアステル・ドローンでオーバーレイ!」


イース「!!」


遊一「天空へ駆け上がれ、《Emトラピーズ・マジシャン》ッ!」


《Emトラピーズ・マジシャン》
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/光属性/魔法使い族/攻2500/守2000
魔法使い族レベル4モンスター×2
(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分はこのカードの攻撃力以下の戦闘・効果ダメージを受けない。
(2):自分・相手のメインフェイズ1に1度、このカードのX素材を1つ取り除き、
このカード以外のフィールドの表側攻撃表示モンスター1体を対象として発動できる。
このターンそのモンスターは2回攻撃でき、バトルフェイズ終了時に破壊される。
(3):このカードが戦闘または相手の効果で破壊され墓地へ送られた場合に発動できる。デッキから「Em」モンスター1体を特殊召喚する。


イース「YEAHHHHHHHHHHHHHHHHHH!!」

龍天河「うわうるさっ!?」

イース「ダッテ! ホラ! トラピーズ! Fooooooo!!」


遊一「更に俺は《シンクロキャンセル》を発動!」

ハスター「ほう……」


《シンクロキャンセル/De-Synchro》
通常魔法
フィールド上に表側表示で存在するシンクロモンスター1体を選択してエクストラデッキに戻す。
さらに、エクストラデッキに戻したそのモンスターのシンクロ召喚に使用した
シンクロ素材モンスター一組が自分の墓地に揃っていれば、その一組を自分フィールド上に特殊召喚できる。



遊一「このカードの対象は『フィールド上』。そんでもって、その素材が俺のものなら――――」

   「特殊召喚することは可能となる! ベエルゼを戻すことで、レッドアイズとアンノウン・シンクロンを特殊召喚!」


ハスター:場→遊一:EX
《魔王龍 ベエルゼ》


遊一:墓地→場
《真紅眼の黒竜》
《アンノウン・シンクロン》


遊一「レベル7のレッドアイズに、レベル1のアンノウン・シンクロンをチューニング!」

   「もう一度来い、ベエルゼ!」


遊一:EX→場
《魔王龍 ベエルゼ》


遊一「トラピーズ・マジシャンの効果発動! ORUを一つ取り除き、トラピーズ以外のモンスターに二回攻撃を付与する!」

   「俺が選択するのはベエルゼ!」


遊一:ORU→墓地
《アステル・ドローン》


ハスター「………………」 クク

遊一「バトル! 行け、ベエルゼ! 雷神鬼に攻撃!」



ハスター「雷神鬼の効果を発動。神風を手札に戻し、攻撃力を上昇させる」


ハスター:場→手札
《霞の谷の神風》

《霞の谷の雷神鬼》
攻撃力:2600→3100


ハスター「返り討ち――――だが」

遊一「知ってるっつーの。だからベエルゼを選んだ!」 LP:800→700


《魔王龍 ベエルゼ》
攻撃力:3000→3100


遊一「続けてベエルゼで雷神鬼を攻撃!」

ハスター「! ……クク……! ならば我はここで《ピンポイント・ガード》を発動」

遊一「!」


《ピンポイント・ガード/Pinpoint Guard》
通常罠
(1):相手モンスターの攻撃宣言時、自分の墓地のレベル4以下のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターはそのターン、戦闘・効果では破壊されない。


ハスター「もっとも、この戦闘結果に何ら影響を及ぼすものではないがな」


ハスター:墓地→場
《霞の谷の雷鳥》


遊一「そう……かよッ!!」


ズゴオオオオオオオオオオォォォォォォォォッ!


ハスター:場→墓地
《霞の谷の雷神鬼》

忘れてた、アステル・ドローンの効果で1枚ドローして遊一手札残り1枚ね
何度もミスすみません

 * * *



遊一「俺はカードを1枚セットしてターンエンド。さぁ、来いッ!」 手札:0

ハスター「我のターン」 手札:3→4

      「我は《ミスト・コンドル》の効果を発動」


《ミスト・コンドル/Mist Condor》
効果モンスター
星4/風属性/鳥獣族/攻1400/守 400
このカードは自分フィールド上に表側表示で存在する
「ミスト・バレー」と名のついたモンスター1体を持ち主の手札に戻し、手札から特殊召喚できる。
この方法で特殊召喚したこのカードの攻撃力は1700になる。


ハスター「そして雷鳥の効果、神風の効果を発動。雷鳥を特殊召喚し、」

      「更にデッキより、《霞の谷の祈祷師》を特殊召喚する」


ハスター:手札→場
《霞の谷の雷鳥》


《霞の谷の祈祷師/Mist Valley Shaman》
チューナー(効果モンスター)
星3/風属性/鳥獣族/攻1200/守1200
1ターンに1度、このカード以外の自分フィールド上のモンスター1体を手札に戻して発動できる。
このカードの攻撃力はエンドフェイズ時まで500ポイントアップする。



ハスター「我はこのレベル3の雷鳥とレベル4のコンドルに、レベル3の祈祷師をチューニング」

      「出でよ、《A・O・J ディサイシブ・アームズ》!」


《A・O・J(アーリー・オブ・ジャスティス) ディサイシブ・アームズ/Ally of Justice Decisive Armor》
シンクロ・効果モンスター
星10/闇属性/機械族/攻3300/守3300
チューナー+チューナー以外のモンスター2体以上
相手フィールド上に光属性モンスターが存在する場合、1ターンに1度、以下の効果から1つを選択して発動できる。
●相手フィールド上にセットされたカード1枚を選択して破壊する。
●手札を1枚墓地へ送る事で、相手フィールド上の魔法・罠カードを全て破壊する。
●自分の手札を全て墓地へ送る事で、相手の手札を確認してその中から光属性モンスターを全て墓地へ送る。
その後、この効果で墓地へ送ったモンスターの攻撃力の合計分のダメージを相手ライフに与える。


遊一「――――ディサイシブ!?」

ハスター「続けて、我は《ダーク・バグ》を召喚」


《ダーク・バグ/Dark Bug》
効果モンスター
星1/闇属性/昆虫族/攻 100/守 100
このカードが召喚に成功した時、自分の墓地のレベル3のチューナー1体を選択して特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。

ハスター:墓地→場
《霞の谷の祈祷師》


ハスター「レベル1のダーク・バグにレベル3の祈祷師をチューニング」

      「再び出でよ、我が半身――――《古神ハストル》」


ハスター:EX→場
《古神ハストル》


コオオオオオオォォォォォォォォォォォ……

すみませんが時間も遅いので今日はここまで
半分行ったところでキリもいいですし、続きは明日で

30分からやります



ハスター「貴様の場に光属性モンスターのトラピーズ・マジシャンが存在することによりディサイシブ・アームズの効果を発動」

      「貴様の場に残ったリバースカード――――破壊してもらおう」

遊一「チェーンだ。《ペンデュラム・バック》!」


《ペンデュラム・バック/Pendulum Back》
通常罠
(1):自分のPゾーンにカードが2枚存在する場合、そのPスケールでP召喚可能なレベルを持つ、
自分の墓地のモンスター2体を対象として発動できる。そのモンスターを手札に加える。


遊一「俺の場のスケールは星読みの1と時読みの8。よってレベル2から7までのモンスターを手札に加える!」


遊一:墓地→手札
《アステル・ドローン》
《法眼の魔術師》


ハスター「だが、これで盾は無い」

遊一「……!」

ハスター「我はハストルでトラピーズ・マジシャンを攻撃!」



活火「自爆特攻! ってことは狙いは――――」

刹那「またですかぁー!?」


遊一「……チッ」


ズシャアアァァァァッ!


ハスター「我はハストルの効果を発動。ベエルゼにハストルを装備する」


ハスター:場→《魔王龍 ベエルゼ》:装備
《古神ハストル》


遊一「チ……」

ハスター「続いて、ディサイシブ・アームズでトラピーズ・マジシャンを攻撃する」


ズゴオオオオオオオオオオオオォォォォォォッッ!!


遊一「――――トラピーズ・マジシャン自身の効果によって、2500以下のダメージは全て0になる」

   「そして、戦闘破壊されたトラピーズ・マジシャンの効果を発動!」

   「デッキから《Emヒグルミ》を特殊召喚する!」


《Emヒグルミ》
ペンデュラム・効果モンスター
星4/炎属性/魔法使い族/攻1000/守1000
【モンスター効果】
(1):フィールドのこのカードが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。
手札・デッキから「Emヒグルミ」以外の「Em」モンスター1体を特殊召喚する。



ハスター「我はカードを1枚セットし、ターンエンド」 手札:1

遊一「――――俺のターンッ!」 手札:2→3

   「ペンデュラム召喚! 来い、アステル・ドローン! 法眼の魔術師!」


遊一:手札→場
《アステル・ドローン》
《法眼の魔術師》


ハスター「…………」

遊一「行くぞッ! レベル4のアステル・ドローンとヒグルミで、オーバーレイ・ネットワークを構築!」


コオォォォォォォォォォォ……


遊一「エクシーズ召喚! 来い、《No.39 希望皇ホープ》!」


《No.39 希望皇ホープ/Number 39: Utopia》
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/光属性/戦士族/攻2500/守2000
レベル4モンスター×2
(1):自分または相手のモンスターの攻撃宣言時、このカードのX素材を
1つ取り除いて発動できる。そのモンスターの攻撃を無効にする。
(2):このカードがX素材の無い状態で攻撃対象に選択された場合に発動する。このカードを破壊する。


ハスター「ほう……『門』の力の欠片……」

遊一「………………」



遊一「アステル・ドローンの効果により、俺はカードを1枚ドローする!」 手札:1→2


キィィィ…ン


ハスター「――――――!」

遊一「………………アストラルフォース」

ハスター「またしても神の力の欠片……くく。成程。貴様はよくよく神々に好かれやすいと見える」

遊一「不本意ながらな」

ハスター「ほう?」

遊一「どれもこれも貰いモン。俺自身の力なんざどこにあるやら、だ」

   「ベエルゼ。レッド・デーモンズ。レッドアイズ。ホープ。スターダスト。他にも色々……」

   「テメェに勝つためにどんだけ力借りてんのやら分かりやしねえ」

ハスター「ならば、貴様自身の力はそこが限界か?」

遊一「限界?」


――――――ウオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォンッ!!


ハスター「!」

遊一「言ったろ。どれもこれも俺自身の力じゃあねえ。だから、とうの昔に限界なんて振り切ってんだよ!」

万が一主人公が負けたらどうするの?また神とのバトルの最初から?



ハスター「……!」

遊一「仲間の力でここまで来られた。テメェにも喰らいつける! 次は――――俺が、俺の力で道を切り拓く!」

   「手札から《RUM-アストラルフォース》を墓地へ送る!」 キィィン


廼亜「……!!!」

龍天河「墓地へ!? 何でそんなこと――――――」

駕汰乃「……いや」

廼亜「それよりも……ふ、ふふふ! ハハハハハハ! まさかね……!!」


遊一「神々の原罪の最の果て、無窮の天を超え、荒天を裂き光来せよ!」

   「来いッ! 《No.99 希望皇龍ホープドラグーン》――――――――!!」


《No.99 希望皇龍ホープドラグーン/Number 99: Utopic Dragon》
エクシーズ・効果モンスター
ランク10/光属性/ドラゴン族/攻4000/守2000
レベル10モンスター×3
このカードは手札の「RUM」魔法カード1枚を捨て、自分フィールドの「希望皇ホープ」
モンスターの上にこのカードを重ねてX召喚する事もできる。
(1):1ターンに1度、自分の墓地の「No.」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。
(2):このカードを対象とするモンスターの効果が発動した時、
このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。その発動を無効にし破壊する。


ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォァァァアアッッ!!



ハスター「……神の力を……己が物と!」

遊一「駕汰乃の野郎にできて俺にできねえ道理はねェだろ! 同じ、人間としてな!」


駕汰乃「…………」


遊一「《貪欲な壺》! カードを5枚デッキに戻し、2枚ドローする!」


遊一:墓地→デッキ
《竜穴の魔術師》
《慧眼の魔術師》
《アンノウン・シンクロン》

墓地→EX
《レッド・デーモンズ・ドラゴン》
《Emトラピーズ・マジシャン》

手札:0→2


遊一「続けて、レベル7のオッドアイズと法眼の魔術師でオーバーレイ!」

   「来い、《オッドアイズ・アブソリュート・ドラゴン》!」


《オッドアイズ・アブソリュート・ドラゴン》
エクシーズ・効果モンスター
ランク7/水属性/ドラゴン族/攻2800/守2500
レベル7モンスター×2
「オッドアイズ・アブソリュート・ドラゴン」の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分または相手のモンスターの攻撃宣言時に、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
その攻撃を無効にする。その後、自分の手札・墓地から「オッドアイズ」モンスター1体を選んで特殊召喚できる。
(2):X召喚されたこのカードが墓地へ送られた場合に発動できる。
エクストラデッキから「オッドアイズ・アブソリュート・ドラゴン」以外の「オッドアイズ」モンスター1体を特殊召喚する。



遊一「バトル! 行け、ホープ・ドラグーン! ディサイシブを攻撃!」

ハスター「通しはせぬ……《攻撃の無敵化》を発動」


《攻撃の無敵化/Impenetrable Attack》
通常罠
バトルフェイズ時にのみ、以下の効果から1つを選択して発動できる。
●フィールド上のモンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターはこのバトルフェイズ中、戦闘及びカードの効果では破壊されない。
●このバトルフェイズ中、自分への戦闘ダメージは0になる。


ハスター「このターン、我は戦闘ダメージを受けぬ」

遊一「チ……ならカードをセットし、ターンエンドだ!」 手札:1

ハスター「我のターン……!」 手札:1→2

      「なるほど。ハストルの効果への対策となるか。だが、問題は無い」

遊一「何……?」

ハスター「我は《シャッフル・シボーン》を発動する」


《シャッフル・リボーン》
通常魔法
「シャッフル・リボーン」の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドにモンスターが存在しない場合、自分の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化され、エンドフェイズに除外される。
(2):墓地のこのカードを除外し、自分フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを持ち主のデッキに戻してシャッフルし、その後自分はデッキから1枚ドローする。
このターンのエンドフェイズに、自分の手札を1枚除外する。


ハスター「甦るがいい、コルセスカ!」


ハスター:墓地→場
《ドラグニティ-コルセスカ》


イース「ココでチューナー!?」

霞鎌「奇怪な……」


遊一「―――――テメェの狙いは」

ハスター「そう。我の狙いは次だ。我はシャッフル・リボーン第二の効果を発動」

      「ハストルをデッキに戻すことでカードをドロー。更に!」 手札:1→2


ハスター:場→EX
《古神ハストル》


ハスター「貴様の場のベエルゼのコントロールを頂く!」


遊一:場→ハスター:場
《魔王龍 ベエルゼ》


刹那「うわぁぁんまたですよぉー!」


遊一「狙いは――――攻撃じゃあねェな」

ハスター「その通り。我のライフは既に無い。ホープ・ドラグーンに攻撃はできぬ」

      「故にこのようにさせてもらう。レベル8のベエルゼにレベル1のコルセスカをチューニング!」



ハスター「出でよ、《浮鵺城》!」


《浮鵺城/Cloudcastle》
シンクロ・効果モンスター
星9/風属性/機械族/攻 0/守3000
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
(1):このカードがS召喚に成功した時、自分の墓地のレベル9モンスター1体を
対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、召喚・特殊召喚された
レベル8以下のモンスターは、そのターンには攻撃できない。


遊一「何……!?」

ハスター「我も同様の手を用いらせてもらおう。《貪欲な壺》!」


ハスター:墓地→デッキ
《ドラグニティ-コルセスカ》
《霞の谷の雷鳥》
《霞の谷の祈祷師》
《ダーク・バグ》

墓地→EX
《霞の谷の雷神鬼》

手札:1→3


ハスター「我は《霞の谷のファルコン》を召喚する」


《霞の谷のファルコン/Mist Valley Falcon》
効果モンスター
星4/風属性/鳥獣族/攻2000/守1200
このカードは、このカード以外の自分フィールド上のカード1枚を手札に戻さなければ攻撃宣言できない。



ハスター「《ギャラクシー・クィーンズ・ライト》を発動!」


《ギャラクシー・クィーンズ・ライト/Galaxy Queen's Light》
通常魔法
自分フィールド上のレベル7以上のモンスター1体を選択して発動できる。
自分フィールド上に表側表示で存在する全てのモンスターのレベルは
エンドフェイズ時まで選択したモンスターと同じレベルになる。


ハスター「我の場のモンスターのレベルは全て9となる!」


《霞の谷のファルコン》:★4→★9


遊一「――――――!」

ハスター「出でよ、天を覆う者。全てを包み込むがいい! 《No.9 天蓋星ダイソン・スフィア》!」


《No.9 天蓋星ダイソン・スフィア/Number 9: Dyson Sphere》
エクシーズ・効果モンスター
ランク9/光属性/機械族/攻2800/守3000
レベル9モンスター×2
エクシーズ素材を持っているこのカードが攻撃されたバトルステップ時に1度だけ発動できる。その攻撃を無効にする。
このカードがエクシーズ素材の無い状態で攻撃対象に選択された時、
自分の墓地のモンスター2体を選択し、このカードの下に重ねてエクシーズ素材とする事ができる。
また、このカードの攻撃力より高い攻撃力を持つモンスターが相手フィールド上に存在する場合、
自分のメインフェイズ1にこのカードのエクシーズ素材を1つ取り除く事で、
このターンこのカードは相手プレイヤーに直接攻撃できる。


オオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォ……ン



龍天河「何だ……急に暗く……?」

イース「ワッツ!? どういうコト!?」

廼亜「……諸君、上だ!」


オオオオオオオオオオオオオオオオォォォン……


遊一「ンッ……だ、この質量……!?」

ハスター「ダイソン・スフィアのORUを一つ取り除くことで、このターンの直接攻撃を可能とする」

遊一「何!?」


《No.9 天蓋星ダイソン・スフィア》:ORU→墓地
《浮鵺城》


ハスター「バトル。行くがいい、ダイソン・スフィア! 直接攻撃!」

遊一「アブソリュートの効果――――いや」

ハスター「……?」

遊一「リバースカードオープン! 《星墜つる地に立つ閃光》ッ!!」


《星墜つる地に立つ閃光(スターダスト・リ・スパーク)/Stardust Re-Spark》
通常罠
「星墜つる地に立つ閃こう」は1ターンに1枚しか発動できない。
(1):特殊召喚された相手モンスターの直接攻撃宣言時、
そのモンスターの攻撃力が自分のLP以上の場合に発動できる。
その攻撃を無効にし、自分はデッキから1枚ドローする。
その後、自分のエクストラデッキ・墓地から「スターダスト」モンスター1体を選んで特殊召喚できる。



遊一「俺のライフは残り700! よって、攻撃2800のダイソン・スフィアの攻撃を無効にする!」

   「更に、カードを1枚ドローし――――エクストラデッキから《閃光竜 スターダスト》を特殊召喚する!」 手札:1→2


《閃こう竜 スターダスト/Stardust Spark Dragon》
シンクロ・効果モンスター
星8/光属性/ドラゴン族/攻2500/守2000
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
1ターンに1度、自分フィールド上に表側表示で存在するカード1枚を選択して発動できる。
選択したカードは、このターンに1度だけ戦闘及びカードの効果では破壊されない。この効果は相手ターンでも発動できる。


グオォォォォォォォォォォォォォッ!!


廼亜「やった! 出番があった!」

龍天河「最近出ずっぱりだったけどな」

駕汰乃「ともかく、これで……」


遊一「……へっ」

ハスター「……くく」

遊一「さァ、どうするよハスターッ! テメェの攻撃は終わりだ!」

ハスター「面白い……実に面白い! 封印の楔から逃れた先……貴様のような者と戦うことができたのは実に僥倖よ!」

      「我はカードを伏せてターンエンド!」

遊一「俺の――――ターンッ!」 手札:2→3



遊一「確かにな。俺も……命賭けてるってェのに、少しばかり楽しいって思っちまってる」


刹那「センパイ!?」

イース「そんなノンキなこと言ってる場合かヨ!?」


遊一「カミサマと一緒に空飛びながら、全力全開でデュエル……っつってな」

   「これで世界の平和やら俺の命やらがかかってなきゃもっと楽しかったろォよ」

ハスター「クク」

遊一「とは思わねェかよ、ハスターッ!」

ハスター「神にそのような口を利くなどと、無作法な男よ」

遊一「テメェらも人間と同じように意思があんだろォが。そんなのにいちいち態度なんて変えてられっか!」

ハスター「なるほど――――道理だ」

遊一「けどよ、やっぱお前らはこの世界にいちゃいけねェんだよ」

ハスター「ほぅ?」

遊一「強すぎんだよ、お前ら。あそこの馬鹿みてェに端末送り込んで世界を見てるだけならまだ良かったんだ」

   「それなら、誰も咎めやしねえ。誰も巻き込まれやしねえ。誰も死なねえ。けど――――出張ってきちまった」

   「そもそも、お前らが封印されたのは何でだ」

ハスター「…………」



遊一「今の世界には必要ねェっつって思われたからだろ」

   「お前らの力は強すぎる。だから、いらねェんだ。人間の世界には」

   「たとえ、その力がどれだけ魅力的でもな」

ハスター「ふむ」

遊一「だから俺はお前らを封印する。人間が人間として生きるために」

   「かつて『そう』しなきゃいけねェと、過去の人類が示されたように!」

   「――――――俺が、勝つ!」

ハスター「しかし。我もそうは言っても意思を持つ者だ。自由を謳歌したいという気持ちもある」

      「汲んではくれぬかな?」

遊一「『神』である限り無理な注文だ」

ハスター「……――――そうか」

遊一「……バトル! 行け、ホープ・ドラグーン! ダイソン・スフィアを攻撃!」

ハスター「我はダイソン・スフィアの効果を発動。その攻撃を無効とする」

      「この効果は対象を取る効果ではない。故にホープ・ドラグーンの効果は不発!」


キュオオオオオオオオオオオオオオオン……



遊一「まだだ! アブソリュートでダイソン・スフィアを攻撃!」


ドゴオオオオオオオオオオオオオォォォォォォッ!!


遊一:場→墓地
《オッドアイズ・アブソリュート・ドラゴン》

ハスター:場→墓地
《No.9 天蓋星ダイソン・スフィア》


遊一「これで――――通る! 行け、スターダストッ! ダイレクトアタック!」

ハスター「通しはせぬ! 我は《リビングデッドの呼び声》を発動!」


《リビングデッドの呼び声/Call of the Haunted》
永続罠
(1):自分の墓地のモンスター1体を対象としてこのカードを発動できる。
そのモンスターを攻撃表示で特殊召喚する。
このカードがフィールドから離れた時にそのモンスターは破壊される。
そのモンスターが破壊された時にこのカードは破壊される。


ハスター「甦るがいい、ダイソン・スフィア!」


ハスター:墓地→場
《No.9 天蓋星ダイソン・スフィア》



遊一「……攻撃は中断! カードをセットしてターンエンド!」 手札:2

ハスター「我のターン!」 手札:0→1

      「我は《RUM-アージェント・カオス・フォース》を発動する!」


《RUM-アージェント・カオス・フォース/Rank-Up-Magic Argent Chaos Force》
通常魔法
自分フィールド上のランク5以上のエクシーズモンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターよりランクが1つ高い「CNo.」または「CX」と名のついたモンスター1体を、
選択した自分のモンスターの上に重ねてエクシーズ召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。
また、このカードが墓地に存在し、自分フィールド上にランク5以上のエクシーズモンスターが特殊召喚された時、
墓地のこのカードを手札に加える事ができる。「RUM-アージェント・カオス・フォース」のこの効果はデュエル中に1度しか使用できない。


遊一「RUM――――いや、当然っちゃ当然だな」

ハスター「その通り。我はダイソン・スフィアでオーバーレイ・ネットワークを再構築!」

      「天を塞げ。地に満ちよ! 我が領域をここに顕現する。出でよ《CNo.9 天蓋妖星カオス・ダイソン・スフィア》!」


《CNo.9 天蓋妖星カオス・ダイソン・スフィア/Number C9: Chaos Dyson Sphere》
エクシーズ・効果モンスター
ランク10/光属性/機械族/攻3600/守3200
レベル10モンスター×3
このカードが相手モンスターと戦闘を行う場合、
ダメージ計算を行わずにそのモンスターをこのカードの下に重ねてエクシーズ素材とする事ができる。
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材の数×300ポイントダメージを相手ライフに与える事ができる。
また、このカードが「No.9 天蓋星ダイソン・スフィア」をエクシーズ素材としている場合、以下の効果を得る。
●1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を任意の数だけ取り除いて発動できる。
その数×800ポイントダメージを相手ライフに与える。


オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォ……



遊一「―――――!」

ハスター「舞台を移そう。我らの戦場に相応しい舞台へ!」


バクンッ!!


刹那「!?」

廼亜「おやおや……ダイソン・スフィアに取り込まれて……」

龍天河「暢気に実況している場合か!」

駕汰乃「……いや、舞台を移す、と言っていた。つまり、あの中で」

イース「……デュエルゾッコー?」

霞鎌「特に代わり映えしませんね。外から見えなくなっただけで」

活火「言ってる場合か!?」

氷菓「けど……そうなると、神威遊一は、神の力をそのまま受けることに……」



遊一「……随分スケールダウンしたじゃねェか」

ハスター「大きければ良いというわけではない」

遊一「――――同感だ!」


ザァァァァァァァァァァ!


ハスター「ここは我が領域。貴様の体力も徐々に奪われていく」

遊一「残念だが、ちょい体力には自信があってな」

ハスター「ならば……良し!」

      「我はダイソン・スフィアの効果を発動。ORUの数×300のダメージを受けてもらう!」

遊一「させねェ! 俺は《レインボー・ライフ》を発動する!」


《レインボー・ライフ/Rainbow Life》
通常罠
手札を1枚捨てて発動できる。このターンのエンドフェイズ時まで、
自分は戦闘及びカードの効果によってダメージを受ける代わりに、
その数値分だけライフポイントを回復する。


遊一「俺は手札のカード1枚を墓地に送り――――」


遊一:手札→墓地
《絶対王 バック・ジャック》


遊一「このターンのダメージを全て回復に変換する!」 LP:700→1000



遊一「そしてバック・ジャックの効果発動! コイツが墓地に送られた時、デッキトップ3枚を並べ替える!」


《絶対王 バック・ジャック/Absolute King Back Jack》
効果モンスター
星1/闇属性/悪魔族/攻 0/守 0
「絶対王 バック・ジャック」の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):相手ターンに墓地のこのカードを除外して発動できる。
自分のデッキの一番上のカードをめくり、そのカードが通常罠カードだった場合、
自分フィールドにセットする。違った場合、そのカードを墓地へ送る。
この効果でセットしたカードはセットしたターンでも発動できる。
(2):このカードが墓地へ送られた場合に発動できる。
自分のデッキの上からカードを3枚確認し、好きな順番でデッキの上に戻す。


遊一:デッキトップ
3枚並べ替え


ハスター「それで……何とする!」

遊一「まあ、見てろよ」

ハスター「バトルに入る。我はカオス・ダイソン・スフィアでホープ・ドラグーンを攻撃!」

      「そしてこの瞬間、カオス・ダイソン・スフィアの効果発動! ホープ・ドラグーンをORUとして吸収する!」

遊一「!」


遊一:場→ORU
《No.99 希望皇龍ホープドラグーン》


ハスター「この効果は対象を取るものでは……無い!」

遊一「……――――――」



ハスター「来るがいい……人間! 我はこれでターンエンド!」 手札:0

遊一「俺はこのエンドフェイズ、バック・ジャックの効果を発動する!」

ハスター「ぬ……!?」

遊一「デッキトップが通常罠の場合、そのカードをセットする。そうでなければ――――墓地へ!」


遊一:デッキトップ
《シャッフル・リボーン》


遊一「コイツは通常罠じゃあねェ。よって墓地へ送る!」


遊一:デッキ→墓地
《シャッフル・リボーン》


ハスター「――――――なるほど」

遊一「……行くぞ、ハスターッ! 俺のターンッ!!」 手札:1→2

   「俺は墓地のシャッフル・リボーンの効果を発動する!」

   「ペンデュラムスケールとしてセットされた時読みをデッキに戻し、カードをドロー!」 手札:2→3


遊一:Pゾーン→デッキ
《時読みの魔術師》



遊一「――――――――」 フゥ

ハスター「…………」

遊一「俺は手札から、《深海のディーヴァ》を召喚する!」


《深海のディーヴァ/Deep Sea Diva》
チューナー(効果モンスター)
星2/水属性/海竜族/攻 200/守 400
このカードが召喚に成功した時、デッキからレベル3以下の海竜族モンスター1体を特殊召喚できる。


ハスター「!」

遊一「コイツは小折のカード。そんで……」


遊一:デッキ→場
《海皇の長槍兵/Atlantean Pikeman》
通常モンスター
星2/水属性/海竜族/攻1400/守 0


遊一「コイツは活火のカード! 俺はレベル2の長槍兵にレベル2のディーヴァをチューニング!」

   「来い、《波動竜フォノン・ドラゴン》ッ!」


《波動竜フォノン・ドラゴン/Phonon Pulse Dragon》
シンクロ・チューナー(効果モンスター)
星4/闇属性/ドラゴン族/攻1900/守 800
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカードがシンクロ召喚に成功した時、1~3までのレベルを宣言して発動できる。
このカードのレベルは宣言したレベルになる。この効果を発動したターン、
自分はこのカードをシンクロ素材としたシンクロ召喚以外の特殊召喚ができない。
自分は「波動竜フォノン・ドラゴン」を1ターンに1度しか特殊召喚できない。



遊一「速攻魔法発動! 《リミットオーバー・ドライブ》ッ!」


《リミットオーバー・ドライブ》
速攻魔法
「リミットオーバー・ドライブ」は1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分フィールドのSモンスターのチューナー1体と
チューナー以外のSモンスター1体をエクストラデッキに戻して発動できる。
そのモンスター2体のレベルの合計と同じレベルのSモンスター1体を、
召喚条件を無視してエクストラデッキから特殊召喚する。


キュイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイィィィィィィンッッ!!


遊一「レベル4、フォノン・ドラゴンとレベル8のスターダストをエクストラデッキへ戻す!」


遊一:場→EX
《波動竜フォノン・ドラゴン》
《閃光竜 スターダスト》


遊一「――――旧き螺旋に刻まれた盟約の果て、憎悪の空を超えて今、ここに顕現せよ!」

   「来い! 全部終わらせっぞ――――――《聖光神竜 スターダスト・シフル》ッ!!」


《聖こう神竜 スターダスト・シフル》
シンクロ・効果モンスター
星12/光属性/ドラゴン族/攻4000/守4000
Sモンスターのチューナー1体+チューナー以外のSモンスター2体以上
このカードはS召喚でしか特殊召喚できない。
(1):自分フィールドのカードはそれぞれ1ターンに1度だけ戦闘・効果では破壊されない。
(2):1ターンに1度、相手がモンスターの効果を発動した時に発動できる。
その効果を無効にし、フィールドのカード1枚を選んで破壊する。
(3):墓地のこのカードを除外し、自分の墓地のレベル8以下の
「スターダスト」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。


オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォッッ!!



ハスター「……シャイニング・トラペゾへドロン!!」

遊一「マジックカード発動! 《エクシーズ・リベンジ》!」


《エクシーズ・リベンジ/Xyz Revenge》
通常魔法
相手フィールド上にエクシーズ素材を持ったエクシーズモンスターが存在する場合、
自分の墓地のエクシーズモンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターを特殊召喚し、相手フィールド上のエクシーズ素材1つを、
選択したモンスターの下に重ねてエクシーズ素材とする。
「エクシーズ・リベンジ」は1ターンに1枚しか発動できない。


遊一「甦れ、ホープ!」


遊一:墓地→場
《No.39 希望皇ホープ》


ハスター「!」

遊一「返してもらうぞ、俺の力!」


ハスター:ORU→遊一:ORU
《No.99 希望皇龍ホープドラグーン》



遊一「更に! 希望皇ホープで―――――カオス・エクシーズ・チェンジッ!!」

   「混沌より出で、門を開け! 《CNo.39 希望皇ホープレイ》ッ!!」


《CNo.(カオスナンバーズ)39 希望皇ホープレイ/Number C39: Utopia Ray》
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/光属性/戦士族/攻2500/守2000
光属性レベル4モンスター×3
このカードは自分フィールド上の「No.39 希望皇ホープ」の上に
このカードを重ねてエクシーズ召喚する事もできる。
自分のライフポイントが1000以下の場合、
このカードのエクシーズ素材を1つ取り除く事で、
エンドフェイズ時までこのカードの攻撃力を500ポイントアップして
相手フィールド上のモンスター1体の攻撃力を1000ポイントダウンする。


遊一「ホープレイの効果発動ォ! ORUを全て取り除き、カオス・ダイソン・スフィアの攻撃力をダウンさせる!」


《CNo.9 天蓋妖星カオス・ダイソン・スフィア》
攻撃力:3600→1600

《CNo.39 希望皇ホープレイ》
攻撃力:2500→3500


ハスター「―――――――――――――!」

遊一「バトル! 行くぞ、スターダスト・シフル! カオス・ダイソン・スフィアに――――攻撃ッ!」


ドッ――――ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォッッッ!!!


ハスター「――――――嗚呼」 LP:3500→1100

遊一「……ホープレイで……ダイレクトアタック!」


ドシャアアアアアアアアッ!!


ハスター「見事だ……人間」

遊一「『神威遊一』だ。――――覚えとけ」

ハスター「……ならば刻もう、その名……!」 LP:1100→0


ピィ―――――――――――――――!!

【デッキの基礎パワーの差が著しい】
【霞の谷では、P召喚を基点にしてぽんぽん出てくる高火力モンスターを防ぎきれない】
【一度Pスケールをセッティングできれば、後から巨神鳥を出されても打点の上回るモンスターを簡単に展開できる】
【幻想の黒魔導師などの存在から打点を並べやすく、またサーチによる安定感も高いため、展開速度の高くない霞の谷に速度勝ちできる】(+10)(+10)

【キーカードの神風を竜穴の魔術師のP効果やランク7のドラゴサックで破壊できる上、そのサーチが容易い】(+10)

【同様に、永続罠頼りになりがちである霞の谷の戦術を竜穴やドラゴサックである程度抑制できる】(+5)

【ライフ4000制で真紅眼の鋼炎竜が使えるため、相手の行動をかなり縛れる】
【効果の起動が多いミストバレーは鋼炎龍の効果も刺さる】(+10)(+5)

【霞の谷は除去手段としてバウンスを使ってくるが、ペンデュラムデッキに対してその効果は薄い】(+10)

【鋼炎龍が魔術師と相性が良く、覇王黒龍も視野に入れられる。】(±0)

【賎竜でレディジャスティスが出せる】(+5)

【貴龍で強力なシンクロモンスターが出せる。特にメテオバーストは霞の谷で出されると辛いか】(+5)


10+10+10+5+10+5+10+5+5+0=70

基本値【10】+特殊能力分【+10】

今回の勝率は【90%】でした。

勝率:90
トリップ→#du61last
指定数値→0
合計:61

◆ デュエルに勝利しました



遊一「―――――――ふゥ」


フィィィィィィィ……


龍天河「遊一ィ―――――――――――!!」

刹那「センパぁぁぁ―――――――イ!!」

遊一「……」 グッ

イース「やった! やったヨ! カミサマを封印するナンテ!」

駕汰乃「………………」

活火「やったな、神威!」

氷菓「良かった……本当に」

遊一「あァ……とりあえず、な」



刹那「センパイ、センパイセンパイセンパイ!」 ギュムー

遊一「……何か言う気力もねェわ」

イース「代わりに言うケドコーシューのメンゼンで何やってんノ」

龍天河「今日くらいはまあ、いいだろ。俺も見てて疲れた……」


ゴゴゴゴゴ……


氷菓「しかし、ラスボスを倒して平和に……か。なんか、実感が湧かないな」

活火「うーん、でも、そういうものじゃないかな。空、曇ったままだし……」

駕汰乃「それより何だい、さっきからこの鳴動は……?」


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……


遊一「!」

龍天河「あっちの……遺跡から!?」

終わった事を蒸し返す事になるけど。
>>552の言いたかった事は「ギータスのP効果は効果で墓地へ送るのではなく、効果を発動する為に墓地へ送るので、シャドール・ビーストの(2)の効果はそもそも発動できない」って事だと思う。

間違ってたらすいません……

踏んでたら安価下

>>743
あー……そういえばそうだ。忘れてましたけど発動コストですねアレ。効果じゃないや
すみませんが、事前に増Gとか使って手札補充していたことにしていただければ



廼亜『やあ、ご苦労だったね諸君!』


遊一「あ?」

刹那「あの人!?」

龍天河「いや、それよりあの立体映像って……」

廼亜『これかい? 遺跡のシステムを乗っ取ってね。まあ、その応用だよ』

駕汰乃「遺跡のシステムを乗っ取っただと……?」

氷菓「どういうことだ!?」

廼亜『決まっているじゃないか。「最初からこのためだったのだよ」』

遊一「……成程な」

廼亜『流石に理解が早いね、遊一君は』

刹那「どういうことですかー!?」

廼亜『私の真の名は「ナイアルラトテップ」。ここまではみんな知ってるね』

   『そしてこの私。廼亜琉楽という名の化身の真の名は――――「チクタクマン」』

   『機械と混沌と終焉を呼ぶ者、などと呼ばれているよ』



廼亜『君たち、というか遊一君は私の思う通りに動いてくれた』

   『トラペゾヘドロンも――――完成したことだし、ね』

遊一「!」 シュゥゥゥ

刹那「あ、し、シフルのカードがー!?」

龍天河「書き……変わった……!?」

駕汰乃「《禁断のトラペゾヘドロン》……」

遊一「……成程な。お前はコイツを完成させるためにスターダストを俺に渡したと」

廼亜『そうだよ。そして見事に完成させてくれた。そして』


パシュゥゥゥン!


ハストィータ「……消えた」

廼亜『私のものである以上、これは私が所有して然るべきだ』

龍天河「あ、アイツ……!!」

遊一「………………」



遊一「成程、見事に戦力は削がれたと」

廼亜『その上で、だ』

遊一「あ?」

廼亜『遊一君』





廼亜『――――――――混沌と破滅の神として、君にデュエルを申し込むよ』






◆ 廼亜とのデュエルが行われます

今日はここまで
ここから裏ボス戦となります

なお、安価スレという趣旨からちょっと外れてしまいますが、
今回はテンポと演出優先させたいので、判定行わずイベント戦ということにさせていただきたいと思うのですが、構いませんでしょうか?

それではすみませんが最終戦はイベント戦ということで
次回は完成し次第ラストバトル開始です

あと>>714だけど今回負けてたら相討ちデッドエンド。半分嘘だけど

ちょっとPCが半死半生状態で製作自体が覚束ない状態です
場合によっては自作したり買い替えたりということもありそうですのでもうちょっとお待ちいただければ……
だいぶお待たせしてて申し訳ないです

21時からやる!
ぜんはん

申し訳ないけどメタビはあんまり映えないので廼亜のデッキは【カオス】(+邪神)にしていただいた
あとハスター戦と比べても長さが5割り増し近くあるのでもしかしたら前中後編くらいに分かれるかも

やります



遊一「ヤだよ面倒臭ェとっとと降りろ」

廼亜『もうちょっとヒーローらしいリアクションしてくれないかな!?』

遊一「だったらお前ももうちっと黒幕みてェなリアクションしてみろボケ」

龍天河「……これ、結局いつも通り馬鹿してるだけか?」

駕汰乃「……いや」

廼亜『ちょっと君たち私のことナメきってない?』

遊一「………………」

イース「ナイアルラトテップ……いや、カムイ。これ」

遊一「……お前ら重く考えすぎだろ」

イース「ノー、だよカムイ! ホントにナイアルラトテップなら、ワタシたちなんて」

刹那「んー……イースさん。大丈夫と思いますよー?」

イース「ハ!?」

刹那「だってセンパイがこう言ってますしー」

イース「もっとロンリ的なこと言ってヨ!?」



遊一「イース。あの馬鹿はこっちにデュエル挑んできてんだ」

イース「だからアブないって……あ」

活火「ど、どうしたんだい?」

イース「そッカ、デュエル……」

遊一「あっちからこっちの土俵に乗って来てくれてんだ。だったら受けて損はねえ」

   「同じ死ぬなら抗ってから死ぬ。もっとも死ぬ気はねェが。それに――――」

駕汰乃「それに?」

遊一「……あァ、いや。俺だけ分かってりゃいいか」

龍天河「何だよ遊一!?」

廼亜『話続けていいかい?』

霞鎌「どうぞ」

廼亜『ともかく、この遺跡のシステムは乗っ取った。君らはあまりこの事実に対する脅威は無いようだが』

   『私は機械生命体と言ってもいい。意識は電子。故に――――この遺跡をアンテナとし』

   『全世界の機械という機械に私の意思を飛ばすことも可能なのだよ』



遊一「なら、止めるしかねェな」 ウォォォォォン

廼亜『あぁ――――無論』 ニィ

遊一「……へっ」 チャキッ

氷菓「神威遊一、私たちのカードはまだ持って――――」

遊一「あァ……いや」 シュシュッ

刹那「え」 パシ

駕汰乃「……」 パシッ

活火「え、か、神威!?」 パシ

遊一「俺の力だけでやる。アイツ相手にゃ――――――それが一番いい」

廼亜『はは……では、私も相応しい姿でなければね!』


バキィィィン!!


刹那「あ、な、何か遺跡からー!」

駕汰乃「あれは……」

龍天河「バイク……バイ……バイク!? いや、ちょっと待て、あれは……」



霞鎌「……空を飛ぶばいく…………いえ、あれは」


廼亜「ハ、ハ、ハ、ハ、ハ!! 待たせたね遊一君! ここからが本当のデュエル!」 ウォォォォォォン

遊一「………………な」


龍天河「バイクと……」

駕汰乃「合体……している……だと……」


遊一「…………」 フィィィィィィィィィ…

廼亜「どうだい、この姿。これこそが究極の姿!」

遊一「すげェアホっぽい」

廼亜「え!?」

遊一「機械の神っつーとこを押し出したかったんだろォが、正直すげェダサい」

廼亜「え、えぇぇ……」



龍天河「第一バイクと合体する理由が」

駕汰乃「……いや待て。確か、あのバイクのエンジンの元は」


遊一「そォか。クィス=アズのいる洞窟で採掘できた鉱石が基になってるっつーことは……」

廼亜「ま、そうだね。彼は君の手で討滅されたわけで、あの鉱石も非常に希少なものに成り果てた」

   「このバイクのエンジンの材料は『私自身』で代用しているのさ。君と本当の意味で並び立つにはそれしか無かった」

遊一「そんなことしねェでもスタンディングで充分やれたろォが」

廼亜「ダメさ。この状況を。この昂揚を、私は待っていた。こうでなければならないんだよ」

遊一「……まあ、何でもいい」 フッ

廼亜「そうだね。私としても――――姿形は関係ない」

遊一「あァ。重要なのは――――――」 フィィン!

廼亜「私と君が並んで立ち!」 フィィ!

遊一「本気で戦うっつー、それだけだッ!」

廼亜「このデュエル、掛け声は由緒正しいものを使うとしようじゃあないか。仔細は異なるが、問題あるまい」

遊一「構わねェよ。盛り上がる分にゃァな!」 ウォォン!

廼亜「さぁ、戦おうじゃないか遊一君! これが正真正銘、最後のデュエル!」

遊一「あァ。――――――行くぞ、廼亜ァッ!!」





       「「ライディングデュエル・アクセラレーションッ!!」」




廼亜「私のターン! 私は《E-HERO ヘル・ブラット》を特殊召喚!」


《E-HERO(イービルヒーロー) ヘル・ブラット/Evil HERO Infernal Prodigy》
効果モンスター
星2/闇属性/悪魔族/攻 300/守 600
自分フィールド上にモンスターが存在していない場合、
このカードは手札から表側攻撃表示で特殊召喚する事ができる。
このカードを生け贄にして「HERO」と名のついたカードを生け贄召喚した場合、
そのターンのエンドフェイズ時に自分のデッキからカードを1枚ドローする。


廼亜「そして、《ロード・シンクロン》を召喚!」


《ロード・シンクロン/Road Synchron》
チューナー・効果モンスター
星4/光属性/機械族/攻1600/守 800
(1):このカードを「ロード・ウォリアー」以外のSモンスターの素材とする場合、
このカードのレベルを2つ下げたレベルとして扱う。
(2):このカードが攻撃した場合、そのダメージステップ終了時に発動する。
このカードのレベルをターン終了時まで1つ上げる。


遊一「シンクロン……いや」

廼亜「早速行かせてもらおう。レベル2のヘル・ブラットに、レベル2扱いのロード・シンクロンをチューニング!」



廼亜「風に乗りて来たれ、黄衣の王! 名状しがたき者! 《古神ハストル》!!」


《古神ハストル》
シンクロ・効果モンスター
星4/風属性/爬虫類族/攻2300/守1000
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
(1):このカードがモンスターゾーンから墓地へ送られた場合、
相手フィールドの表側表示のモンスター1体を対象として発動できる。
墓地のこのカードを装備カード扱いとしてそのモンスターに装備する。
このカードの効果でこのカードを装備したモンスターは攻撃できず、効果は無効化される。
(2):このカードの効果で相手フィールドのモンスターに装備されている
このカードがフィールドから離れた場合に発動する。
このカードを装備していた相手モンスターのコントロールを得る。


遊一「……!」


龍天河「ハストルだって!?」

イース「Oh……!?」


遊一「……ハストルか……」

廼亜「我は幾千の貌を持ち、故に無貌なり――――ってね」

遊一「さっきまで相手にしてたカードだ。問題は……ねェ!」

廼亜「ははは、そうでなくてはね! 私はカードを2枚セットしてターンエンド!」 手札:1

遊一「――――――俺のターン!!」 手札:5→6



遊一「《影依融合》を発動!」


《影依融合(シャドール・フュージョン)/Shaddoll Fusion》
通常魔法
「影依融合」は1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分の手札・フィールドから「シャドール」融合モンスターカードによって決められた
融合素材モンスターを墓地へ送り、その融合モンスター1体をエクストラデッキから融合召喚する。
エクストラデッキから特殊召喚されたモンスターが相手フィールドに存在する場合、
自分のデッキのモンスターも融合素材とする事ができる。


遊一:デッキ→墓地
《シャドール・ビースト》
《貴竜の魔術師》


遊一「デッキの《シャドール・ビースト》、そして《貴竜の魔術師》を素材として融合召喚!」

   「来い、《エルシャドール・エグリスタ》ッ!」


《エルシャドール・エグリスタ/El Shaddoll Grysta》
融合・効果モンスター
星7/炎属性/岩石族/攻2450/守1950
「シャドール」モンスター+炎属性モンスター
このカードは融合召喚でのみエクストラデッキから特殊召喚できる。
「エルシャドール・エグリスタ」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):相手がモンスターを特殊召喚する際に発動できる。その特殊召喚を無効にし、そのモンスターを破壊する。
その後、自分は手札の「シャドール」カード1枚を墓地へ送る。
(2):このカードが墓地へ送られた場合、自分の墓地の「シャドール」魔法・罠カード
1枚を対象として発動できる。そのカードを手札に加える。


オォォォォォォォォォォォォ……



遊一「墓地へ送られたビーストの効果を発動!」


《シャドール・ビースト/Shaddoll Beast》
リバース・効果モンスター
星5/闇属性/魔法使い族/攻2200/守1700
「シャドール・ビースト」の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):このカードがリバースした場合に発動できる。
自分はデッキから2枚ドローする。その後、手札を1枚捨てる。
(2):このカードが効果で墓地へ送られた場合に発動できる。自分はデッキから1枚ドローする。


遊一「カードを1枚ドロー! そして!」 手札:5→6

   「《ペンデュラム・コール》を発動する!」


《ペンデュラム・コール》
通常魔法
「ペンデュラム・コール」は1ターンに1枚しか発動できず、
「魔術師」PモンスターのP効果を発動したターンには発動できない。
(1):手札を1枚捨てて発動できる。カード名が異なる「魔術師」Pモンスター2体をデッキから手札に加える。
この効果の発動後、次の相手ターン終了時まで自分のPゾーンの「魔術師」カードは効果では破壊されない。


遊一「手札を1枚捨て、2枚の『魔術師』を手札に!」


遊一:手札→墓地
《精霊獣 カンナホーク》

デッキ→手札
《竜脈の魔術師》
《竜穴の魔術師》



遊一「そして! スケール1の竜脈、スケール8の竜穴でペンデュラムスケールをセッティング!」


《竜脈の魔術師》
ペンデュラム・通常モンスター
星4/地属性/魔法使い族/攻1800/守 900
【Pスケール:青1/赤1】
(1):1ターンに1度、もう片方の自分のPゾーンに「魔術師」カードが存在する場合、手札のPモンスター1体を捨て、
フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを破壊する。


《竜穴の魔術師》
ペンデュラム・通常モンスター
星7/水属性/魔法使い族/攻 900/守2700
【Pスケール:青8/赤8】
(1):1ターンに1度、もう片方の自分のPゾーンに「魔術師」カードが存在する場合、手札のPモンスター1体を捨て、
フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。


廼亜「飛ばすねぇ……!」

遊一「これでレベル2から7までのペンデュラム召喚が可能……!」

   「来い、《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》! 《英霊獣使い-セフィラムピリカ》ァッ!!」


《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン/Odd-Eyes Pendulum Dragon》
ペンデュラム・効果モンスター
星7/闇属性/ドラゴン族/攻2500/守2000
【モンスター効果】
(1):このカードが相手モンスターと戦闘を行う場合、このカードが相手に与える戦闘ダメージは倍になる。


《英霊獣使い-セフィラムピリカ/Ritual Beast Tamer Zeframpilica》
ペンデュラム・効果モンスター
星3/風属性/サイキック族/攻1000/守1500
【モンスター効果】
自分は「英霊獣使い-セフィラムピリカ」を1ターンに1度しか特殊召喚できない。
(1):このカードが召喚・P召喚に成功した時、「英霊獣使い-セフィラムピリカ」以外の自分の墓地の、
「霊獣」モンスターまたは「セフィラ」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターはエンドフェイズに破壊される。



遊一「セフィラムピリカの効果発動! 墓地からカンナホークを特殊召喚する!」


《精霊獣 カンナホーク/Spiritual Beast Cannahawk》
効果モンスター
星4/風属性/雷族/攻1400/守 600
自分は「精霊獣 カンナホーク」を1ターンに1度しか特殊召喚できない。
(1):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。デッキから「霊獣」カード1枚を除外する。
発動後2回目の自分スタンバイフェイズに、この効果で除外したカードを手札に加える。


遊一「カンナホークの効果発動! デッキから『霊獣』を1枚除外する!」


遊一:デッキ→除外
《影霊獣使い-セフィラウェンディ》


遊一「墓地の貴竜の魔術師の効果! オッドアイズのレベルを3下げて特殊召喚する!」


《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》:★7→★4


《貴竜の魔術師》
ペンデュラム・チューナー・効果モンスター
星3/炎属性/魔法使い族/攻 700/守1400
【モンスター効果】
このカードをS素材とする場合、ドラゴン族モンスターのS召喚にしか使用できず、
他のS素材に「オッドアイズ」モンスター以外のモンスターを使用した場合、このカードを持ち主のデッキの一番下に戻す。
(1):このカードが手札・墓地に存在する場合、自分フィールドのレベル7以上の「オッドアイズ」モンスター
1体を対象として発動できる。そのモンスターのレベルを3つ下げ、このカードを特殊召喚する。



廼亜「オイオイ……やりすぎだよ」

遊一「お前相手なら不足はねえだろ。レベル4となったオッドアイズにレベル3の貴竜をチューニング!」

   「来い、《オッドアイズ・メテオバースト・ドラゴン》ッ!」


《オッドアイズ・メテオバースト・ドラゴン》
シンクロ・効果モンスター
星7/炎属性/ドラゴン族/攻2500/守2000
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
「オッドアイズ・メテオバースト・ドラゴン」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが特殊召喚に成功した時、自分のPゾーンのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを特殊召喚する。このターン、このカードは攻撃できない。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
相手はバトルフェイズ中にモンスターの効果を発動できない。


遊一:場→EX
《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》
《貴竜の魔術師》


遊一「更に! セフィラムピリカとカンナホークを除外! 来い、《聖霊獣騎 アペライオ》ォッ!」


《聖霊獣騎 アペライオ/Ritual Beast Ulti-Apelio》
融合・効果モンスター
星6/風属性/炎族/攻2600/守 400
「霊獣使い」モンスター+「精霊獣」モンスター
自分フィールドの上記カードを除外した場合のみ特殊召喚できる(「融合」は必要としない)。
(1):このカードは攻撃する場合、ダメージステップ終了時までこのカード以外のカードの効果を受けない。
(2):このカードをエクストラデッキに戻し、除外されている自分の「霊獣使い」モンスター1体と
「精霊獣」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。
この効果は相手ターンでも発動できる。


遊一:場→除外
《英霊獣使い-セフィラムピリカ》
《精霊獣 カンナホーク》


ゴオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォォッ!!



遊一「メテオバーストの効果で、バトルフェイズ中はお前のモンスターは効果を発動できねェ!」

廼亜「更に、アぺライオの効果でダメージステップ終了時までアぺライオ自身は効果を受けない……」 ニヤ

遊一「バトル! 行け、アぺライオ! ハストルに攻撃!」


グオオオオオオオォォォォォッ!!


廼亜「だが、甘い! 私は《デモンズ・チェーン》を発動!」


《デモンズ・チェーン/Fiendish Chain》
永続罠
フィールドの効果モンスター1体を対象としてこのカードを発動できる。
(1):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、
その表側表示モンスターは攻撃できず、効果は無効化される。
そのモンスターが破壊された時にこのカードは破壊される。


廼亜「効果を受けないのはアぺライオのみ。そして、封じられたのはモンスター効果!」

   「よって私はこの攻撃宣言時、メテオバーストの効果と攻撃を封じる!」


《オッドアイズ・メテオバースト・ドラゴン》:効果無効+攻撃封じ


遊一「チ……」



廼亜「ハストルが破壊され、墓地へ送られたことにより、エグリスタにハストルを装備する」 LP:4000→3700


廼亜:墓地→《エルシャドール・エグリスタ》:装備
《古神ハストル》


廼亜「これでエグリスタの効果は無効。更に、攻撃も不可! 君の攻撃はこれで終わりだ!」

遊一「そう来たかよ……!」

廼亜「意外にヤるもんだろう?」

遊一「……そォだな。なら、俺はカードを2枚セットしてターンエンド!」 手札:0

廼亜「使い切ったかい! ならば私のターン!」 手札:1→2

   「《マジック・プランター》! デモンズ・チェーンを墓地に送り、カードを二枚ドロー!」


《マジック・プランター/Magic Planter》
通常魔法
自分フィールド上に表側表示で存在する永続罠カード1枚を墓地へ送って発動できる。
デッキからカードを2枚ドローする。

手札:1→3


廼亜「そして、私は《フォトン・スラッシャー》を特殊召喚!」


《フォトン・スラッシャー/Photon Thrasher》
特殊召喚・効果モンスター
星4/光属性/戦士族/攻2100/守 0
このカードは通常召喚できない。
自分フィールドにモンスターが存在しない場合に特殊召喚できる。
(1):自分フィールドにこのカード以外のモンスターが存在する場合、このカードは攻撃できない。



廼亜「そして出でよ、《竜魔王ベクターP》!」


《竜魔王ベクターP(ペンデュラム)》
ペンデュラム・通常モンスター
星4/闇属性/ドラゴン族/攻1850/守 0


廼亜「これでレベル4のモンスターが2体揃った。私はこの二体でオーバーレイ!」

   「我が力の片鱗、今こそ示すとしよう! 混沌より生じよ我が分身! 《外神ナイアルラ》!」


《外神ナイアルラ》
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/地属性/悪魔族/攻 0/守2600
レベル4モンスター×2
(1):このカードがX召喚に成功した時、手札を任意の枚数捨てて発動できる。
このカードのランクは、捨てた枚数分だけ上がる。
(2):1ターンに1度、このカードがX素材を持っている場合に自分の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
このカードのX素材を全て取り除き、対象のモンスターをこのカードの下に重ねてX素材とする。
このカードの種族・属性は、この効果でX素材としたモンスターの元々の種族・属性と同じになる。


オオオオオオオオオオオォォォォォォォォォォォォォォ……


イース「神……!!」

霞鎌「……奇怪な」


遊一「それが『お前』か?」

廼亜「そうだよ。と言いたいところだが、正確にはその力の片鱗だよ」

   「私はナイアルラの効果を発動! ORUを全て取り除き、《ロード・シンクロン》を素材に変換!」


廼亜:ORU→墓地
《フォトン・スラッシャー》
《竜魔王ベクターP》

墓地→《外神ナイアルラ》:ORU
《ロード・シンクロン》



廼亜「これで種族・属性はナイアルラに転写される」


《外神ナイアルラ》
地属性・悪魔族→光属性・機械族


廼亜「私は手札より、《RUM-アストラルフォース》を発動!」

遊一「!」


《RUM-アストラル・フォース/Rank-Up-Magic Astral Force》
通常魔法
(1):自分フィールドのランクが一番高いXモンスター1体を対象として発動できる。
その自分のモンスターと同じ種族・属性でランクが2つ高いモンスター1体を、
対象のモンスターの上に重ねてX召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。
(2):このカードが墓地に存在する場合、自分ドローフェイズのドロー前に発動できる。
墓地のこのカードを手札に加える。この効果を発動するターン、自分は通常のドローを行えず、
自分は「RUM-アストラル・フォース」の効果以外でモンスターを特殊召喚できない。


廼亜「出でよ! 虚無と無限の機械龍! 《サイバー・ドラゴン・インフィニティ》!!」


《サイバー・ドラゴン・インフィニティ》
エクシーズ・効果モンスター
ランク6/光属性/機械族/攻2100/守1600
機械族・光属性レベル6モンスター×3
「サイバー・ドラゴン・インフィニティ」は1ターンに1度、
自分フィールドの「サイバー・ドラゴン・ノヴァ」の上に重ねてX召喚する事もできる。
(1):このカードの攻撃力は、このカードのX素材の数×200アップする。
(2):1ターンに1度、フィールドの表側攻撃表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターをこのカードの下に重ねてX素材とする。
(3):1ターンに1度、カードの効果が発動した時、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
その発動を無効にし破壊する。


コオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォォォ……



遊一「サイバー・ドラゴン・インフィニティ……チッ、厄介な……」

廼亜「そうでなくては出す意味が無いだろう? くハハハハ!」

   「インフィニティの攻撃力はそのORUの数によって変動する!」


《サイバー・ドラゴン・インフィニティ》
攻撃力:2100→2500


廼亜「更に! インフィニティの効果発動! エグリスタを素材として頂くよ!」

遊一「チ……!」


遊一:場→廼亜:ORU
《エルシャドール・エグリスタ》

《サイバー・ドラゴン・インフィニティ》
攻撃力:2500→2700


廼亜「そして――――バトル。行け、インフィニティ。アぺライオを攻撃!」

遊一「……チッ!」


遊一(アぺライオの効果を使う……こともできる。アレのORUを無駄に使わせられるかもしれねえが……)

   (同時に俺の場にモンスターはいなくなる。ここは……我慢のしどころか)



遊一「――――構いやしねえ。来い!」

廼亜「あぁ、御言葉に甘えよう。アぺライオを破壊する!」


ズゴオオオオオオオオオォォォォォォッ!!


遊一「ぐゥ……!」 LP:4000→3900

廼亜「私はこれでターンエンド。さぁ遊一君、君のターンだ!」 手札:0

遊一「俺のターンッ!」 手札:0→1


《精霊獣 カンナホーク》
効果カウント:1


遊一(次の俺のターンにはセフィラウェンディが手札に加わる)

   (だが……待ってられるか、そんなモン)


遊一「《光竜星-リフン》を召喚!」


《光竜星-リフン/Chiwen, Light of the Yang Zing》
チューナー・効果モンスター
星1/光属性/幻竜族/攻 0/守 0
「光竜星-リフン」の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):自分フィールドのこのカードが戦闘・効果で破壊され墓地へ送られた時に発動できる。
デッキから「光竜星-リフン」以外の「竜星」モンスター1体を特殊召喚する。
(2):このカードが墓地に存在し、自分フィールドの「竜星」モンスターが
戦闘・効果で破壊され墓地へ送られた時に発動できる。このカードを墓地から特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合除外される。



遊一「突破できないカードなんてねェ! 効果が厄介なら……力押しだッ!」

   「烈風と共に大空へ舞い上がれ、《ブラックフェザー・ドラゴン》ッ!」


《ブラックフェザー・ドラゴン/Black-Winged Dragon》
シンクロ・効果モンスター
星8/闇属性/ドラゴン族/攻2800/守1600
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
自分がカードの効果によってダメージを受ける場合、代わりにこのカードに黒羽カウンターを1つ置く。
このカードの攻撃力は、このカードに乗っている黒羽カウンターの数×700ポイントダウンする。
また、1ターンに1度、このカードに乗っている黒羽カウンターを全て取り除く事で、
相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択し、
その攻撃力を取り除いた黒羽カウンターの数×700ポイントダウンし、
ダウンした数値分のダメージを相手ライフに与える。


ガアアアアアアァァァァァッ!!


廼亜「ほう!!」

遊一「更に、ペンデュラム召喚! 来い、オッドアイズ! 貴竜!」


遊一:EX→場
《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》
《貴竜の魔術師》


遊一「突破する! 行け、ブラックフェザーッ! インフィニティに攻撃!」


ズゴオオオオオオオオオオオオオォォォォォォッ!!



廼亜「ハハハ! やるねぇ……前座では及ばないかい!」 LP:3700→3600

遊一「当然だろォが! 何でそれで勝てると思ってんだお前!」

廼亜「道理だ!」

遊一「追撃だ! 行け、オッドアイズ! ダイレクトアタック!」


ズドオォォォォォォォォォォッ!!


廼亜「させないよ。《ガード・ブロック》!」


《ガード・ブロック/Defense Draw》
通常罠
相手ターンの戦闘ダメージ計算時に発動する事ができる。
その戦闘によって発生する自分への戦闘ダメージは0になり、自分のデッキからカードを1枚ドローする。


遊一「おま……神って野郎はドイツもコイツも!」

廼亜「そりゃ神だからね。都合のいいカードくらい引くさ」 手札:0→1

   「というかキミも割と……」

遊一「俺はただの人間だ」

廼亜「……くはは。それならそれで構わないさ」



遊一「リバースカード発動する。《連成する振動》! 《臨時収入》!」


《連成する振動/Echo Oscillation》
永続罠
「連成する振動」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分のPゾーンのカード1枚を対象としてこの効果を発動できる。
そのカードを破壊し、その後、自分はデッキから1枚ドローする。


《臨時収入(エクストラバック)》
永続罠
(1):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、自分のエクストラデッキにカードが加わる度に、
このカードに魔力カウンターを1つ置く(最大3つまで)。
(2):魔力カウンターが3つ置かれているこのカードを墓地へ送って発動できる。自分はデッキから2枚ドローする。


廼亜「君ね!? 舌の根も渇かない内にドローソースじゃないか!」

遊一「うっせ! 竜脈を破壊して1ドロー!」 手札:1→2


遊一:Pゾーン→EX
《竜脈の魔術師》

《臨時収入》:0→1


遊一「俺はカードを1枚セットし、ターンエンド!」 手札:1

廼亜「では、私のターン!」 手札:1→2



廼亜「私は《シャッフル・リボーン》を発動!」


《シャッフル・リボーン》
通常魔法
「シャッフル・リボーン」の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドにモンスターが存在しない場合、自分の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化され、エンドフェイズに除外される。
(2):墓地のこのカードを除外し、自分フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを持ち主のデッキに戻してシャッフルし、その後自分はデッキから1枚ドローする。
このターンのエンドフェイズに、自分の手札を1枚除外する。


廼亜「甦るがいい、我が半身よ!」


廼亜:墓地→場
《外神ナイアルラ》


廼亜「そしてマジックカード発動! 《魔力の泉》!」


《魔力の泉/Magical Spring》
速攻魔法
「魔力の泉」は1ターンに1枚しか発動できない。
(1):相手フィールドの表側表示の魔法・罠カードの数だけ自分はデッキからドローする。
その後、自分フィールドの表側表示の魔法・罠カードの数だけ自分の手札からカードを選んで捨てる。
このカードの発動後、次の相手ターンの終了時まで、
相手フィールドの魔法・罠カードは破壊されず、発動と効果を無効化されない。


廼亜「君の場にはペンデュラムカード1枚と永続罠が2枚。よってカードを3枚ドロー!」 手札:0→3

   「そして、カードを1枚墓地へ捨てるが――――――」


廼亜:手札→墓地
《魔轟神獣ケルベラル》



廼亜「これと共にケルベラルの効果を発動! 墓地から蘇生する!」


《魔轟神獣ケルベラル/The Fabled Cerburrel》
チューナー(効果モンスター)
星2/光属性/獣族/攻1000/守 400
このカードが手札から墓地へ捨てられた時、このカードを墓地から特殊召喚する。


遊一「またか……!」

廼亜「当然だよ。私は《チューニング・サポーター》を召喚!」


《チューニング・サポーター/Tuningware》
効果モンスター
星1/光属性/機械族/攻 100/守 300
(1):フィールドのこのカードをS素材とする場合、
このカードはレベル2モンスターとして扱う事ができる。
(2):このカードがS素材として墓地へ送られた場合に発動する。自分はデッキから1枚ドローする。


廼亜「レベル2として扱われるチューニング・サポーターに、レベル2のケルベラルをチューニング!」

   「紅き星より来たれ。フォルマルハウトより来たれ、我が怨敵! 《古神クトグア》!」


《古神クトグア》
シンクロ・効果モンスター
星4/炎属性/炎族/攻2200/守 200
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
(1):このカードがS召喚に成功した場合に発動できる。
フィールドのランク4のXモンスターを全てエクストラデッキに戻す。
(2):このカードを素材とした融合召喚に成功した場合に発動する。自分はデッキから1枚ドローする。
(3):フィールドのこのカードを素材としたXモンスターは以下の効果を得る。
●このX召喚に成功した場合に発動する。自分はデッキから1枚ドローする。


ウオオオオオオオオオオォォォォォォォォ……


遊一「おいコラ待てこの馬鹿」



廼亜「何だい!!」

遊一「お前の宿敵じゃねえのかよ!」

廼亜「カードを使わないとは言ってない」

遊一「………………」

廼亜「いいじゃないか別にぃ!」

遊一「お前東宮に殺されっぞ多分」

廼亜「君、今それ心配するところ?」


龍天河「遊一のやつ、何でこんな時に……」

イース「もォー!!」


遊一「心配しちゃ悪ィかよ」

廼亜「私はこの世界を滅ぼそうとしている悪神だよ?」

遊一「その前にダチだろ」

廼亜「………………へ?」

遊一「敵とか味方とか、神とか人とか言うより前に、俺ァお前のことはダチだって思ってんだよ」

   「心配するモンだろォが。つーかダチってより悪友って感じだが」

廼亜「……………………は。ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!」

   「何だい君、人間が神と友達になれるって!? なにをバカなこと言ってるんだい!」

遊一「別にカミサマと人間の間に情があったって問題ねェだろ。刹那とツァトゥグア。東宮とその妹――――」

   「前例なんざいくらでもいる。なァ。別にそれならそれでも構いやしねえけどよ」

   「本当に何も感じちゃいなかったか?」



廼亜「……はは」

遊一「…………」

廼亜「いや、困ったね。そういうこと言われるとどうも否定したくなってくる」

   「けど……ね。そりゃ、付き合い長いし。私だって君に友誼を感じていないとは言えない」

   「混沌と破壊の神が笑える話だよ」

遊一「……へっ」

廼亜「利用する気満々、というかそれしか頭に無かったのにね」

   「君は本来、私が介入せずとも空を飛ぶことにはなっていた」

遊一「あ?」

廼亜「20年後かな。それとも30年後か。君はきずれこの世界に名を馳せることになっていた」

   「私にはそれが『分かる』。予知能力というやつだね。このおかげで――――――」

   「『チクタクマン』として、君の成長を促し、その成果を全て乗っ取ることで破滅をもたらすことを画策していた」


駕汰乃「姑息な……」

龍天河「けど、かなり変化が出てきてないか?」

刹那「言われてみればー……」


廼亜「本来の歴史ならどうなっていただろうね。君は多分、何だい。あの……ユミカという少女とでも結ばれるんじゃないかな」

遊一「……今は違うだろ」



廼亜「そう。恐ろしい勢いで変貌していったよ。運命も何もかもね。私の介入を感じ取りクトゥグアが更に介入」

   「連動して『同好会』のような教団が確立され、我々神々のことをよく知る者が君の周囲に増え」

   「予定は完全に前倒し。君自身も私の想像の及ばぬ成長を見せた」

遊一「……俺のナンバーズ」

廼亜「そう。ホープ・ドラグーンの存在は私にも読めなかった。他はまあ、ありうる話だったがね」

   「私が介入しているというのは公然の秘密のようなものだったからね、君に手助けしたというのは……」

   「要は私への牽制なわけだ。確かに君は将来偉業を成し遂げると確約されていた、が、それでもただの人間だ」

   「こんなにも成長するとは……思ってもみなかったよ」

遊一「そォやって人間ナメてっからだろ、アホ」

廼亜「そうだね。だから私は人間というものを愛している。愚かしくも美しく、そして何より、私の想像を軽々と超えていく!」

   「そうでなくてはつまらない。世界は所詮泡沫の幻。されど、楽しまねば損というものだ!」

遊一「おォよ。このデュエルだってそうだ。俺ァずっとお前と本気のデュエルがしてみたかった!」

廼亜「私もさ。遊び程度にはしたがね、あの程度のデュエルではつまらない!」

   「だから全力でやらせてもらおう! 私は《禁断のトラペゾへドロン》を発動ッ!!」


《禁断のトラペゾヘドロン》
通常魔法
「禁断のトラペゾヘドロン」は1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分フィールドに融合・S・Xモンスターの内2種類のみが存在する場合、
そのモンスターの組み合わせによって以下の効果を適用する。
●融合・Sモンスター:エクストラデッキから「外神」Xモンスター1体を特殊召喚し、このカードを下に重ねてX素材とする。
●S・Xモンスター:エクストラデッキから「旧神」融合モンスター1体を特殊召喚する。
●X・融合モンスター:エクストラデッキから「古神」Sモンスター1体を特殊召喚する。



廼亜「出でよ、我が怨敵にして絶対の正義神! 《旧神ノーデン》!」


《旧神ノーデン/Elder Entity Norden》
融合・効果モンスター
星4/水属性/天使族/攻2000/守2200
SモンスターまたはXモンスター+SモンスターまたはXモンスター
(1):このカードが特殊召喚に成功した時、自分の墓地のレベル4以下のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを効果を無効にして特殊召喚する。このカードがフィールドから離れた時にそのモンスターは除外される。


遊一「!」

廼亜「これも私が使うにはそぐわないがね。だが、大目に見てほしい見てくれるね。ありがとうグッドデュエル」

遊一「何も言ってねェだろ俺」

廼亜「まあいいだろう。私はノーデンの効果により、ハストルを蘇生させよう!」


廼亜:墓地→場
《古神ハストル》


イース「神が……3タイ!」

龍天河「しかもナイアルラまで……いや、あれは関係ないか」

駕汰乃「マズいな……遊一君。彼は一体どうする気だ――――――」

とりあえず今日はここまで。続きは明日で

ところで>>719で《シャッフル・リボーン》が《シャッフル・シボーン》になってたけど許してくれるだろうか許してくれるね
自分でミスタイプしといてなんだけど意味がまるで逆転しててちょっと笑ってしまった

20時~20時半ごろから
デュエル終わるまで行けるかわからないけど



廼亜「私は墓地のシャッフルリボーンの効果を発動。ナイアルラをエクストラデッキに戻し――――」

遊一「リバースカードオープン! 《アーティファクトの神智》!」

廼亜「!?」


《アーティファクトの神智/Artifact Sanctum》
通常罠
デッキから「アーティファクト」と名のついたモンスター1体を特殊召喚する。
「アーティファクトの神智」は1ターンに1枚しか発動できず、
このカードを発動するターン、自分はバトルフェイズを行えない。
また、このカードが相手によって破壊された場合、フィールド上のカード1枚を選択して破壊できる。


遊一「来い、《アーティファクト-モラルタ》!」


《アーティファクト-モラルタ/Artifact Moralltach》
効果モンスター(制限カード)
星5/光属性/天使族/攻2100/守1400
このカードは魔法カード扱いとして手札から魔法&罠カードゾーンにセットできる。
魔法&罠カードゾーンにセットされたこのカードが相手ターンに破壊され墓地へ送られた時、このカードを特殊召喚する。
相手ターン中にこのカードが特殊召喚に成功した場合、相手フィールド上に表側表示で存在するカード1枚を選んで破壊できる。


龍天河「霊獣にシャドールに魔術師に……」

刹那「竜星に……アーティファクト……ってー」


廼亜「まさか遊一君……キミは!」

遊一「『出し惜しみはしねェ』。そんだけの話だッ!」



廼亜「――――実に面白い!」

遊一「………………」


駕汰乃「全部乗せ……か」

イース「テンコモリフォームってカンジだネー……」


遊一(わざわざ神を揃えた。っつーことはそこに何か意味があるはずだ)

   (わざわざナイアルラを戻す理由――――奴自身の分身だ。何もねェはずは無い。なら)


廼亜「ま、結局ナイアルラは戻るわけだがね」 手札:1→2


廼亜:場→EX
《外神ナイアルラ》


遊一「なら、俺が破壊するのは――――――《旧神ノーデン》!」


活火「何で!?」

氷菓「そこはクトグアを破壊するべきじゃないのか!?」


廼亜:場→墓地
《旧神ノーデン》



廼亜「野生のカン、だねぇ。まあ――――いいさ。切り札は1枚だけじゃあない」

   「私はハストルとクトグアでオーバーレイ。出でよ、ランク4! 《竜魔人 クィーンドラグーン》!」


《竜魔人 クィーンドラグーン/Queen Dragun Djinn》
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/闇属性/ドラゴン族/攻2200/守1200
レベル4モンスター×2
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、「竜魔人 クィーンドラグーン」以外の
自分のドラゴン族モンスターは戦闘では破壊されない。
また、1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除く事で、
自分の墓地のレベル5以上のドラゴン族モンスター1体を選択して特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化され、このターンそのモンスターは攻撃できない。


遊一「クィーンドラグーン……?」

廼亜「そう。ナイアルラだけがルートと思わないでいただこう」

   「私は《RUM-アストラル・フォース》を発動! 素材とするのはクィーンドラグーン!」


霞鎌「二枚目ですか……」

ハストィータ「………………」


廼亜「黄泉の亡者よ、その魂魄を竜の骸へ注ぎ込むがいい! 出でよ、ランク6!」

   「《CNo.5 亡朧龍 カオス・キマイラ・ドラゴン》!」


《CNo.5 亡朧龍 カオス・キマイラ・ドラゴン/Number C5: Chaos Chimera Dragon》
エクシーズ・効果モンスター
ランク6/闇属性/ドラゴン族/攻 0/守 0
レベル6モンスター×3体以上
(1):このカードの攻撃力は、このカードのX素材の数×1000アップする。
(2):このカードが攻撃を行ったダメージステップ終了時、このカードのX素材を
1つ取り除いて発動できる。このカードは相手モンスターに続けて攻撃できる。
(3):バトルフェイズ終了時、LPを半分払い、自分・相手の墓地のカードを合計2枚対象として発動できる。
その内のカード1枚を持ち主のデッキの一番上に置き、もう1枚をこのカードの下に重ねてX素材とする。


ゴオオオオオオオオオオオォォォォォォォォォ!!


廼亜
手札2(クトグア効果)→3(アスフォ使用)→2

***



遊一「カオス……ナンバーズ!」

廼亜「カオス・キマイラ・ドラゴンの攻撃力は、そのORUの数によって増減する!」


《CNo.5 亡朧龍 カオス・キマイラ・ドラゴン》
攻撃力:0→3000


廼亜「さぁ……バトルだ! 行くがいい、カオス・キマイラ・ドラゴン! ブラックフェザーを攻撃!」


ズドオオオオオオォォォォォォッ!!


遊一「ブラックフェザー……! チィ!」 LP:3900→3700

廼亜「これでバトルフェイズは終了! 私はこの瞬間にカオス・キマイラの効果を発動!」

   「LPを半分支払うことで、君の墓地のカード2枚を選択。1枚を持ち主のデッキトップへ置き、1枚をORUとする!」


廼亜
LP:3600→1800

遊一:墓地→廼亜:ORU
《オッドアイズ・メテオバースト・ドラゴン》

墓地→デッキトップ
《シャドール・ビースト》


遊一「……お前、対処に困って消去法でビーストにしたろ」

廼亜「ギク」

遊一「口で言ってんじゃねェ」



廼亜「ともあれ。これでカオス・キマイラの攻撃力は上昇する」


《CNo.5 亡朧龍 カオス・キマイラ・ドラゴン》
攻撃力:3000→4000


龍天河「攻撃力4000だって……!?」

駕汰乃「いや。あの程度の攻撃力なら、スカーレッド・ノヴァでも出せる。問題は……」

イース「ギジ的なドローロック……かナ」


廼亜「私はカードを2枚セットし、ターンエンド!」 手札:0

遊一「……俺のターンッ!」 手札:1→2
   「このスタンバイフェイズ。カンナホークの効果で除外されていたセフィラウェンディが手札に加わる」


遊一:除外→手札
《影霊獣使い-セフィラウェンディ》


遊一「ビーストを手札に加えさせたのは失敗だったな。俺は《影依融合》を発動する!」


遊一:デッキ→墓地
《レベル・スティーラー》

手札→墓地
《シャドール・ビースト》


遊一「来い、《エルシャドール・ミドラーシュ》!」


《エルシャドール・ミドラーシュ/El Shaddoll Winda》
融合・効果モンスター
星5/闇属性/魔法使い族/攻2200/守 800
「シャドール」モンスター+闇属性モンスター
このカードは融合召喚でのみエクストラデッキから特殊召喚できる。
(1):このカードは相手の効果では破壊されない。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、その間はお互いに1ターンに1度しかモンスターを特殊召喚できない。
(3):このカードが墓地へ送られた場合、自分の墓地の「シャドール」魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを手札に加える。



廼亜「それでどうする気だい!」

遊一「慌てんなよ! ビーストの効果でカードを1枚ドロー!」 手札:1→2

   「まだ俺の場には貴竜の魔術師が存在している。利用しない手はねェんでな!」

   「レベル5のミドラーシュにレベル3の貴竜の魔術師をチューニング!」

廼亜「む!」

遊一「――――翔けろ! 《閃光竜 スターダスト》ォッ!!」


《閃光竜 スターダスト/Stardust Spark Dragon》
シンクロ・効果モンスター
星8/光属性/ドラゴン族/攻2500/守2000
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
1ターンに1度、自分フィールド上に表側表示で存在するカード1枚を選択して発動できる。
選択したカードは、このターンに1度だけ戦闘及びカードの効果では破壊されない。この効果は相手ターンでも発動できる。

《臨時収入》:1→2


廼亜「ここに来てまだその力を使うかい。既にシフルは私の手の内というのに!」

遊一「コイツも俺の力だ! シフルのある無しなんて関係ねェんだよ!」

廼亜「……くはは!」

遊一「ミドラーシュの効果で《影依融合》を手札に!」


遊一:墓地→手札
《影依融合》



遊一:場→デッキボトム
《貴竜の魔術師》


遊一「次だ。俺はスケール2の《賤竜の魔術師》をペンデュラムスケールにセッティングッ!」


《賤竜の魔術師》
ペンデュラム・効果モンスター
星6/風属性/魔法使い族/攻2100/守1400
【Pスケール:青2/赤2】
「賤竜の魔術師」のP効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):もう片方の自分のPゾーンに「魔術師」カードが存在する場合に発動できる。
自分のエクストラデッキの表側表示の、「賤竜の魔術師」以外の「魔術師」Pモンスター
または「オッドアイズ」Pモンスター1体を選んで手札に加える。


遊一「これでレベル3から7までのモンスターのペンデュラム召喚が可能!」

   「ペンデュラム召喚! 来い、《竜脈の魔術師》!」


《竜脈の魔術師》
ペンデュラム・通常モンスター
星4/地属性/魔法使い族/攻1800/守 900


遊一「更に、墓地の《レベル・スティーラー》の効果! モラルタのレベルを下げ、コイツを特殊召喚する!」


《レベル・スティーラー/Level Eater》
効果モンスター
星1/闇属性/昆虫族/攻 600/守 0
(1):このカードはモンスターゾーンに存在する限り、アドバンス召喚以外のためにはリリースできない。
(2):このカードが墓地に存在する場合、自分フィールドのレベル5以上のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターのレベルを1つ下げ、このカードを墓地から特殊召喚する。


《アーティファクト-モラルタ》:★5→★4



遊一「レベル4の竜脈の魔術師とモラルタで、オーバーレイ・ネットワークを構築ッ!!」

   「来い! 《No.39 希望皇ホープ》ッ!」


《No.39 希望皇ホープ/Number 39: Utopia》
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/光属性/戦士族/攻2500/守2000
レベル4モンスター×2
(1):自分または相手のモンスターの攻撃宣言時、
このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。そのモンスターの攻撃を無効にする。
(2):このカードがX素材の無い状態で攻撃対象に選択された場合に発動する。このカードを破壊する。


ホォォォォォォプ!


遊一「連成する振動の効果で竜穴の魔術師を破壊して1ドロー!」 手札:2→3


《臨時収入》:2→3


遊一「更に! 臨時収入を墓地に送って2枚ドロー!」 手札:3→5

廼亜「急におなかがいたくなってきたよ!!」

遊一「ならもっと痛くしてやろォかよ。《RUM-バリアンズ・フォース》ッ!」


《RUM-バリアンズ・フォース/Rank-Up-Magic Barian's Force》
通常魔法
自分フィールド上のエクシーズモンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターと同じ種族でランクが1つ高い「CNo.」または「CX」と名のついたモンスター1体を、
選択したモンスターの上に重ねてエクシーズ召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。
その後、相手フィールド上にエクシーズ素材が存在する場合、相手フィールド上のエクシーズ素材1つを、
この効果で特殊召喚したエクシーズモンスターの下に重ねてエクシーズ素材とする。



廼亜「ぎゃあああああああああああああ!!」

遊一「ランク4のホープでオーバーレイ・ネットワークを再構築! カオス・エクシーズ・チェンジッ!!」

   「来い、《CNo.39 希望皇ホープレイV》!」


《CNo.39 希望皇ホープレイV/Number C39: Utopia Ray V》
エクシーズ・効果モンスター
ランク5/光属性/戦士族/攻2600/守2000
レベル5モンスター×3
このカードが相手によって破壊された時、自分の墓地のエクシーズモンスター1体を選択して
エクストラデッキに戻す事ができる。また、このカードが「希望皇ホープ」と名のついた
モンスターをエクシーズ素材としている場合、以下の効果を得る。
●1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除き、
相手フィールド上のモンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターを破壊し、破壊したモンスターの攻撃力分のダメージを相手ライフに与える。


遊一「バリアンズ・フォースの効果により、カオス・キマイラのORUを貰う!」

廼亜「あの子こんなとこまでメタを……」 ギュルルルルル


廼亜:ORU→遊一:ORU
《オッドアイズ・メテオバースト・ドラゴン》


遊一「ホープレイVの効果発動ォ!」

廼亜「ええい、させないよ! 《エクシーズ・トライバル》!!」


《エクシーズ・トライバル/Xyz Tribalrivals》
永続罠
このカードがフィールド上に存在する限り、
フィールド上のエクシーズ素材を2つ以上持ったエクシーズモンスターは、カードの効果では破壊されない。
また、自分フィールド上のエクシーズ素材を2つ以上持った
エクシーズモンスターと戦闘を行った相手モンスターをダメージ計算後に破壊する。



廼亜「これでホープレイVはカオス・キマイラを破壊できない!」

遊一「チッ……この効果で破壊できなきゃダメージも与えられねえ」


刹那「その上、攻撃力も届きませんよー!?」

イース「Shit!」


遊一「なら、俺はカードを1枚セットしてターンエンド!」 手札:3

廼亜「私のターン! ……!!」 手札:0→1

   「いいところに来てくれたね。私は墓地の闇属性のヘル・ブラット、そして光属性のフォトン・スラッシャーを除外!」


廼亜:墓地→除外
《E-HERO ヘル・ブラット》
《フォトン・スラッシャー》


駕汰乃「この召喚条件は!」

龍天河「マズい! 来るぞ、遊一!」


廼亜「出でよ、《混沌帝龍 -終焉の使者-》!!」


《混沌帝龍(カオス・エンペラー・ドラゴン) -終焉の使者-/Chaos Emperor Dragon - Envoy of the End》
特殊召喚・効果モンスター(制限カード)
星8/闇属性/ドラゴン族/攻3000/守2500
このカードは通常召喚できない。自分の墓地から光属性と闇属性のモンスターを1体ずつ除外した場合のみ特殊召喚できる。
このカードの効果を発動するターン、自分は他の効果を発動できない。
(1):1ターンに1度、1000LPを払って発動できる。お互いの手札・フィールドのカードを全て墓地へ送る。
その後、この効果で相手の墓地へ送ったカードの数×300ダメージを相手に与える。



廼亜「全て消し去ってくれようじゃあないか! 混沌帝龍の効果を発動! フィールド全てのカードを――――」

遊一「リバースカードオープン! 《禁じられた聖杯》!」

廼亜「えっ」 LP:1800→800 ピピピピピ


《禁じられた聖杯/Forbidden Chalice》
速攻魔法
フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動できる。
エンドフェイズ時まで、選択したモンスターの攻撃力は400ポイントアップし、効果は無効化される。


遊一「これで混沌帝龍の効果は封じられたァ!」

廼亜「くお……!!」


《混沌帝龍 -終焉の使者-》
攻撃力:3000→3400


廼亜「だが、それでも攻撃力は依然こちらの方が上! バトルだッ!」

   「私はカオス・キマイラでホープレイVに攻撃!」


ズゴオオオオオオオオオオオオオォォォォッ!!


遊一「スターダストの効果発動ォ! この破壊を無効とする!」


パァァァァァァア



廼亜「だがッ……痛みだけは受けてもらう!」

遊一「チ……!」 LP:3700→3300

廼亜「続いて混沌帝龍で攻撃!」


ドッゴオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォォォッッ!!


遊一「ぐ……あッ!」 LP:3300→2500


遊一:場→墓地
《CNo.39 希望皇ホープレイV》


廼亜「ハハハハハ! これで私はターンエンド!」 手札:0

遊一「流石に……効いたァッ! 俺のターンッ!」 手札:3→4

   「俺はセフィラウェンディをペンデュラムスケールにセッティング!」


《影霊獣使い-セフィラウェンディ/Ritual Beast Tamer Zefrawendi》
ペンデュラム・効果モンスター
星3/風属性/サイキック族/攻1500/守1000
【Pスケール:青7/赤7】
(1):自分は「霊獣」モンスター及び「セフィラ」モンスターしかP召喚できない。この効果は無効化されない。


廼亜「来るかい、ペンデュラ――――」

遊一「即破壊!」

廼亜「えちょ」


遊一:Pゾーン→EX
《影霊獣使い-セフィラウェンディ》

手札:3→4


廼亜「君ね! それは流石にセフィラウェンディを素材にウェンディゴ出すのと同じくらいの鬼畜を感じるよ!」

遊一「戦術だから仕方ねェだろ!」

忘れてた

遊一:墓地→EX
希望皇ホープ    ですので



遊一「――――どっちにしてもこれで準備は整った! オッドアイズのレベルを3下げる!」


《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》:★7→★4


廼亜「二枚目……!」

遊一「貴重なペンデュラムチューナーだからな。来いよ、《貴竜の魔術師》!」


遊一:手札→場
《貴竜の魔術師》


遊一「レベル1のレベル・スティーラーにレベル3の貴竜の魔術師をチューニング!」

   「来い、《波動竜フォノン・ドラゴン》!」


《波動竜フォノン・ドラゴン/Phonon Pulse Dragon》
シンクロ・チューナー(効果モンスター)
星4/闇属性/ドラゴン族/攻1900/守 800
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカードがシンクロ召喚に成功した時、1~3までのレベルを宣言して発動できる。
このカードのレベルは宣言したレベルになる。この効果を発動したターン、
自分はこのカードをシンクロ素材としたシンクロ召喚以外の特殊召喚ができない。
自分は「波動竜フォノン・ドラゴン」を1ターンに1度しか特殊召喚できない。


遊一「レベル4のオッドアイズとフォノン・ドラゴンでオーバーレイ・ネットワークを構築!」

   「もう一度だ! 来い、希望皇ホープ!」


遊一:EX→場
《No.39 希望皇ホープ》



遊一「じゃあ今度は俺もやらせてもらう! 《RUM-アストラル・フォース》!」

廼亜「!」

遊一「更にこの効果にチェーンだ。《マジック・キャプチャー》!」


《マジック・キャプチャー/Spell Reclamation》
通常罠
自分が魔法カードを発動した時、手札を1枚捨ててチェーン発動する。
チェーン発動した魔法カードが墓地へ送られた時、そのカードを手札に戻す。

遊一:手札→墓地
《影依融合》


廼亜「回収だって!?」

遊一「俺ァお前みたいに二枚も三枚も持ってねェんでな。ホープを素材とし、ランクアップ・エクシーズ・チェンジ!」

   「遥か久遠に座す原初の皇、9つの命を伴い限界を超えろ! 《No.39 希望皇ビヨンド・ザ・ホープ》ッ!」


《No.39 希望皇ビヨンド・ザ・ホープ/Number 39: Utopia Beyond》
エクシーズ・効果モンスター
ランク6/光属性/戦士族/攻3000/守2500
レベル6モンスター×2
このカードはルール上、「希望皇ホープ」と名のついたカードとしても扱う。
このカードがエクシーズ召喚に成功した時、相手フィールド上の全てのモンスターの攻撃力は0になる。
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。
自分フィールド上のエクシーズモンスター1体を選択して除外し、
自分の墓地の「希望皇ホープ」と名のついたモンスター1体を選択して特殊召喚する。
その後、自分は1250ライフポイント回復する。この効果は相手ターンでも発動できる。

遊一:墓地→手札
《RUM-アストラル・フォース》



遊一「ビヨンド・ザ・ホープの効果発動! お前の場の全てのモンスターの攻撃力を下げる!」

廼亜「ぐ……そ、そうはさせないよ! 《ブレイクスルー・スキル》!」

遊一「!」


《ブレイクスルー・スキル/Breakthrough Skill》
通常罠
(1):相手フィールドの効果モンスター1体を対象として発動できる。
その相手モンスターの効果をターン終了時まで無効にする。
(2):自分ターンに墓地のこのカードを除外し、相手フィールドの効果モンスター1体を対象として発動できる。
その相手の効果モンスターの効果をターン終了時まで無効にする。
この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。


廼亜「これで攻撃力は下げられない……!」

遊一「チ……! だが! ビヨンドで混沌帝龍に攻撃!」

廼亜「!」

遊一「効果は忘れてねェだろ。スターダストの効果! ビヨンドはこの戦闘では破壊されねえ!」


ズバアアアアアアッ!!


廼亜「く……!」


廼亜:場→墓地
《混沌帝龍 -終焉の使者-》



龍天河「やった……!」

駕汰乃「だが、まだカオス・キマイラ・ドラゴンが残っている」


遊一「……俺はカードをセットしてターンエンド!」 手札:1

廼亜「ふ……フフ……! では、私のターン!」 手札:0→1

   「私は《マジック・プランター》を発動。トライバルを墓地に送ることでカードを二枚ドロー!」 手札:0→2


廼亜:場→墓地
《エクシーズ・トライバル》


廼亜「そして! 私は《オーバーレイ・リジェネレート》を発動! カオス・キマイラのORUは4つとなる!」


《オーバーレイ・リジェネレート/Overlay Regen》
通常魔法
フィールド上に存在するエクシーズモンスター1体を選択して発動できる。
このカードを選択したモンスターの下に重ねてエクシーズ素材とする。


《CNo.5 亡朧龍 カオス・キマイラ・ドラゴン》
攻撃力:3000→4000


遊一「!」

廼亜「バトル! カオス・キマイラ・ドラゴンでビヨンド・ザ・ホープを攻撃!」

遊一「チッ! スターダストの効果で――――――」

廼亜「無駄だよ! 私は墓地の《ブレイクスルー・スキル》の効果を発動!」

遊一「しまっ……」


廼亜:墓地→除外
《ブレイクスルー・スキル》



廼亜「消しと飛ぶがいい、ビヨンド・ザ・ホープ!」


ズゴオオオオオオオオオオオオォォォォォォッ!!


遊一「ッ……ぐあああッ!」 LP:2500→1500


イース「カムイ!」

刹那「センパイ!!」


遊一「……ッ」

廼亜「フフフ……! 私はカードを1枚セットしてターンエンドするよ!」 手札:0

   「さあ、限界を超えた先の力も私が制した! さあ、さあさあ! どうする!」

遊一「……何愉快な勘違いしてんだ」

廼亜「ん?」

遊一「俺の力はビヨンドだけじゃあねェだろォがッ!!」 手札:1→2

   「連成の効果で賤竜を破壊!」 手札:2→3

遊一:Pゾーン→EX
《賤竜の魔術師》


遊一「……来たか。俺は《死者蘇生》を発動!」


《死者蘇生/Monster Reborn》
通常魔法(制限カード)
(1):自分または相手の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを自分フィールドに特殊召喚する。



遊一「甦れ、ホープッ!!」


遊一:墓地→場
《No.39 希望皇ホープ》


廼亜「またしてもホープ…………ハッ!?」

遊一「手札のアストラル・フォースを墓地に送り――――召喚条件は整った!」


遊一:手札→墓地
《RUM-アストラル・フォース》


遊一「神々の原罪の最の果て、無窮の天を超え、黒雲を裂き光来せよ!」

   「来いッ! 《No.99 希望皇龍ホープドラグーン》ッ!!」


《No.99 希望皇龍ホープドラグーン/Number 99: Utopic Dragon》
エクシーズ・効果モンスター
ランク10/光属性/ドラゴン族/攻4000/守2000
レベル10モンスター×3
このカードは手札の「RUM」魔法カード1枚を捨て、自分フィールドの「希望皇ホープ」
モンスターの上にこのカードを重ねてX召喚する事もできる。
(1):1ターンに1度、自分の墓地の「No.」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。
(2):このカードを対象とするモンスターの効果が発動した時、
このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。その発動を無効にし破壊する。


ゴアアアアアアアアアアアアアアァァァァァァァァッ!!


廼亜「ホープ・ドラグーン……そうだ、君にはこのカードが……!」

遊一「読んでなかったかよ。それともライフを払うのが嫌だったか?」

   「ともかくコイツで『詰み』だッ! 行け、ホープ・ドラグーン! スターダストッ!」

   「この戦闘においてホープ・ドラグーンは破壊されず……カオス・キマイラは破壊される!」

廼亜「―――――――――ッ」


ドッゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォォォォッッ!!



廼亜:場→墓地
《CNo.5 亡朧龍 カオス・キマイラ・ドラゴン》


遊一「終わりだァッ! 行け、スターダスト! 廼亜にダイレクトアタック!」

廼亜「……させないよ! 私は《ガード・ブロック》を発動!」

遊一「またかよ……!」

廼亜「神だからね!」 手札:0→1

遊一「……ターンエンド!」 手札:1

廼亜「では、私のターン!」 手札:1→2

   「《貪欲な壺》を発動。五枚のカードをデッキに戻し――――」


廼亜:墓地→デッキ
《混沌帝龍 -終焉の使者-》
《ロード・シンクロン》
《竜魔王ベクターP》

墓地→EX
《CNo.5 亡朧龍 カオス・キマイラ・ドラゴン》
《竜魔人 クィーンドラグーン》


廼亜「カードを2枚ドロー!」 手札:1→3



廼亜「私はマジックカード《ミラクルシンクロフュージョン》を発動!」

遊一「何……!?」


《ミラクルシンクロフュージョン/Miracle Synchro Fusion》
通常魔法
自分のフィールド上・墓地から、融合モンスターカードによって決められた
融合素材モンスターをゲームから除外し、シンクロモンスターを融合素材とする
その融合モンスター1体を融合召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。
また、セットされたこのカードが相手のカードの効果によって破壊され墓地へ送られた時、
自分はデッキからカードを1枚ドローする。


廼亜「インフィニティ。そしてハストルを融合素材とし! 現れよ、《旧神ノーデン》!」


廼亜:墓地→除外
《サイバー・ドラゴン・インフィニティ》
《古神ハストル》

EX→場
《旧神ノーデン》


廼亜「ノーデンの効果により、クトグアを墓地より蘇生!」


廼亜:墓地→場
《古神クトグア》



廼亜「レベル4。ノーデンとクトグアで……オーバーレイ!」

   「我が怨敵を踏み台とし、出でよ我が半身! 《外神ナイアルラ》!」


廼亜:EX→場
《外神ナイアルラ》


遊一「この局面でナイアルラ……」


氷菓「もしや、3枚目のアストラル・フォース!」

イース「どーダロ……もしかするトもっと別な……」


遊一「何かあるな」

廼亜「そう。当然だよ。私は外神ナイアルラを素材とし――――オーバーレイ・ネットワークを再構築!!」


キュオオオオオオオオオオン……


遊一「!」

廼亜「大いなる父よ。万物の根源、原初にして窮極なる神よ! 今こそその蒙昧なる意思をここに現したまえ!」

   「――――エクシーズ・チェンジ! 顕現せよ、《外神アザトート》……!!」


《外神アザトート》
エクシーズ・効果モンスター
ランク5/闇属性/悪魔族/攻2400/守 0
レベル5モンスター×3
このカードは自分フィールドの「外神」Xモンスターの上に
このカードを重ねてX召喚する事もできる。このカードはX召喚の素材にできない。
(1)■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
(2)■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■


オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォォォォ……

すみませんが今日はここまで。結局前中後の3編構成になっちゃったけど、明日で本当にラスト
明日ラストバトル→明後日エピローグって感じになるかな

最近のPCの不調はどうもグラボが原因っぽいから買ってきて交換したよ! 2万したけど!
とかやってたけど全く同じエラー吐くよこれどうするんだよ助けてくれブルーノオオオオオオオオオオ

2、30分くらいしたらやります

どうも復旧がおっつかないので、申し訳ないですがちょっとお休みでお願いします
スタートメニューにすら到達できないとかどういうことなの…

(多分)復ッ活ッッ PC復活ッッ
グラボもだけどメモリも逝ってたらしいです。暑さと熱さにやられたとか

そんなわけで遅くなりましたが今晩にやります

色々と表記忘れてました
クトグア効果で廼亜手札:2→3
遊一、ナイアルラエクシーズ召喚時点でスタダ効果発動してホプドラに耐性付与

そんなところでで、そろそろ始めます



遊一「アザ……トート……?」


龍天河「アザ……?」

イース「……ガイシン……? け、ケド……あんなの、魔導書に記述があるモノじゃないヨ!?」

刹那「でも、なんだか……イヤな感じ、ですー……」


廼亜「君の力は素晴らしかった。その実力を湛え、このカードの封印を解き放つことにしたよ」

   「魔導書に一切の記述がない。それは当然だよ。私が全ての記述を検閲したからね」


イース「ワッツ!?」


廼亜「それほどまでに恐ろしい存在なのだよ。万物の王である盲目にして白痴の神――――」

   「アザトート――――――神としての格は我々と比肩するべくもないほどに高位」

   「その存在を人類から隠したのは、あまりに『強すぎる』がためだ。記述の一片からすらも、発狂しかねない」

   「それゆえ、カードの形におとしこんでしまうと、性能は『この程度』になってしまうのだが、ね」

遊一「…………」 ゴォォォォ

廼亜「では! アザトートの効果を紹介しよう! まず第一の効果!」

   「このカードのエクシーズ召喚に成功したターン、君はモンスター効果の一切を発動できない!」

遊一「何!?」


《外神アザトート》
エクシーズ・効果モンスター
ランク5/闇属性/悪魔族/攻2400/守 0
レベル5モンスター×3
このカードは自分フィールドの「外神」Xモンスターの上に
このカードを重ねてX召喚する事もできる。このカードはX召喚の素材にできない。
(1):このカードがX召喚に成功したターン、相手はモンスター効果を発動できない。
(2)■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■



遊一「攻撃力がそこそこに抑えられてる以上――――何かあるな」

廼亜「その通りさ! 私は《オーバーレイ・リジェネレート》を発動!」

遊一「また……!?」

廼亜「これをアザトートのORUとする。そして!」


《外神アザトート》:ORU
《オーバーレイ・リジェネレート》


廼亜「アザトートの第二の効果発動。融合、シンクロ、エクシーズ。その全てのカードをORUとしている場合……」

   「ORU一つを代償に、君のフィールドのカード全てを破壊するゥ!」

遊一「な――――――!!」


《外神アザトート》
エクシーズ・効果モンスター
ランク5/闇属性/悪魔族/攻2400/守 0
レベル5モンスター×3
このカードは自分フィールドの「外神」Xモンスターの上に
このカードを重ねてX召喚する事もできる。このカードはX召喚の素材にできない。
(2):このカードが融合・S・XモンスターをすべてX素材にしている場合、
このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。相手フィールドのカードを全て破壊する。


廼亜:ORU→墓地
《オーバーレイ・リジェネレート》


ズゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!



遊一:場→墓地
《閃光竜 スターダスト》
《連成する振動》
《シンクロ・ストライク》


遊一「だが……ホープ・ドラグーンは俺の場に残る……!」

廼亜「君のカンはやはり馬鹿にならないねぇ。研究者というやつはこれだから」

遊一「ひらめきがねェとやってられねえんだよ!」

廼亜「クク。それならそれで構わないさ。私はカードを2枚セットし、ターンエンド!」 手札:0

遊一「俺のターンッ!」 手札:1→2

   「《貪欲な壺》! カードを5枚戻して2枚ドロー!」


遊一:墓地→デッキ
《アーティファクト-モラルタ》

墓地→EX
《エルシャドール・ミドラーシュ》
《エルシャドール・エグリスタ》
《CNo.39 希望皇ホープレイV》
《No.39 希望皇ビヨンド・ザ・ホープ》

手札:1→3


遊一「《調律》を発動!」


《調律/Tuning》
通常魔法
(1):デッキから「シンクロン」チューナー1体を手札に加えてデッキをシャッフルする。
その後、自分のデッキの一番上のカードを墓地へ送る。



遊一「『シンクロン』1枚を手札に加え、その後、デッキトップを墓地へ送る――――」


遊一:デッキ→手札
《ジャンク・シンクロン》

デッキ→墓地
《イェシャドール-セフィラナーガ》


遊一「よし……!! 来い、《ジャンク・シンクロン》ッ!」


《ジャンク・シンクロン/Junk Synchron》
チューナー・効果モンスター
星3/闇属性/戦士族/攻1300/守 500
(1):このカードが召喚に成功した時、自分の墓地のレベル2以下のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。


遊一「セフィラナーガを特殊召喚!」


《イェシャドール-セフィラナーガ/Shaddoll Zefranaga》
ペンデュラム・効果モンスター
星2/闇属性/魔法使い族/攻 900/守 100
【モンスター効果】
「イェシャドール-セフィラナーガ」のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがP召喚に成功した場合、またはこのカードが墓地へ送られた場合、
自分または相手のPゾーンのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを持ち主の手札に戻す。
この効果は自分のPゾーンに「セフィラ」カードが存在する場合に発動と処理ができる。



廼亜「!」

遊一「レベル2のセフィラナーガに、レベル3のジャンク・シンクロンをチューニング!」

   「疾走(はし)れ、《アクセル・シンクロン》ッ!!」


《アクセル・シンクロン》
シンクロ・チューナー・効果モンスター
星5/闇属性/機械族/攻 500/守2100
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
自分は「アクセル・シンクロン」を1ターンに1度しかS召喚できない。
(1):1ターンに1度、デッキから「シンクロン」モンスター1体を墓地へ送り、以下の効果から1つを選択して発動できる。
●墓地へ送ったそのモンスターのレベル分だけ、このカードのレベルを上げる。
●墓地へ送ったそのモンスターのレベル分だけ、このカードのレベルを下げる。
(2):相手メインフェイズに発動できる。このカードを含む自分フィールドのモンスターをS素材としてS召喚する。


廼亜「アクセル・シンクロン……シンクロモンスターのチューナー……か……!」

遊一「アクセル・シンクロンの効果により、俺はデッキのシンクロンモンスターを1枚墓地に送る」


遊一:デッキ→墓地
《ジェット・シンクロン》

《アクセル・シンクロン》:★5→★4


ギュイィィィィィィィィィィィィンッ!!


廼亜「………………ハハハ」

遊一「――――バトル。行け、ホープ・ドラグーンッ! アザトートに攻撃!」



廼亜「通しはしない。私は《攻撃の無力化》を発動!」

遊一「ぐッ……!」


《攻撃の無力化/Negate Attack》
カウンター罠
(1):相手モンスターの攻撃宣言時に、その攻撃モンスター1体を対象として発動できる。
その攻撃を無効にする。その後、バトルフェイズを終了する。


廼亜「対象に取れようが取れまいが! カウンター罠ならば無効にはできまい!」

遊一「……カードを2枚セットし、ターンエンド!」 手札:0  バシィィ

廼亜「私の……タァァァ――ン!!」 手札:0→1

遊一「この瞬間! 俺はリバースカード《星屑の残光》を発動するッ!!」


《星屑の残光(スターダストフラッシュ)/Stardust Flash》
通常罠
(1):自分の墓地の「スターダスト」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。

※ http://yugioh-wiki.net/?%A1%D4Stardust%20Flash%A1%D5


遊一「もう一度飛べッ、スターダストォ!!」


遊一:墓地→場
《閃光竜 スターダスト》


ギャオオオオオオオオオオオォォォォォォォォォォッ!!



廼亜「アザトートの効果への対策かい? それとももっと別の思惑があるのかい?」

遊一「………………スターダストの効果発動! ホープ・ドラグーンへ耐性を付与する!」


キィィィィィィィィ……ン


《No.99 希望皇龍ホープドラグーン》:破壊耐性


廼亜「君の思惑を当てて見せようか。すなわち……《聖光神竜 スターダスト・シフル》の奪取」

遊一「…………!」

廼亜「素晴らしい性能だ。《リミットオーバー・ドライブ》の……ある意味で世界そのものを改変するほどの力」

   「トラペゾへドロンの力の一端が無ければ制御すらもままならないだろうがね」

   「だからこそ、君の伏せカードが《リミットオーバー・ドライブ》だった時……私のトラペゾへドロンを奪取さえできる」

   「そして、アザトートの効果の一切を受け付けない。実に素晴らしい。だからこそ」

   「――――警戒など怠らないよ。《デビリアン・ソング》!」


《デビリアン・ソング/Stygian Dirge》
永続罠
このカードがフィールド上に存在する限り、
相手フィールド上の全てのモンスターのレベルは1つ下がる。


ヴォアアアアァァァァァァァァァァァァァ……


《閃光竜 スターダスト》:★8→★7
《アクセル・シンクロン》:★4→★3



遊一「………………」

廼亜「これで――――私が勝つ。私が君に……勝利するッ!!」

遊一「――――――それは、どうかな」

廼亜「何!?」


龍天河「遊一……?」

刹那「……センパイ」

駕汰乃「………………フッ」


遊一「確かに一瞬はそれも考えた。けど、そんなことくらいお前は見通してるだろ」

   「分かってんだよ。無駄に悪知恵働きそうだし、実際俺もかなりハメられてた」

   「トラペゾへドロンの完成。他のカミサマ連中の縄張り争い。ハスターの封印、遺跡の起動」

   「全部お前の手の内だって思っても、一瞬はそれを考えちまうほど強いからな。だが」

廼亜「……だが?」

遊一「お前の度胆を抜けなきゃ勝てねえ。それは実際に今、この場でお前が証明して見せた!」

   「ならば俺が勝つには、想像を超えた先……ホープ・ドラグーンの時のように! 振り切った限界も更に乗り越えていく!」

廼亜「――――――――まさか、君は!!」

遊一「アクセル・シンクロンの効果! コイツは相手ターンでもシンクロ召喚を行える!」


ギュイイイイイイイイイイイイィィィィィィィィ!!


遊一「レベル……7となったスターダストに、レベル3となったアクセル・シンクロンをチューニングッ!!」


キィィィィィイイイイイイイイイイイイイイイイインッ!!



龍天河「速度が上がった!」

活火「何をする気なんだ……!?」


廼亜「まさか、遊一君、キミは……■■■■■■■の境地に――――!!」


ギュオオオオオオオオオオオオオオオオォォッッ!!


遊一「もっと速く――――もっと……高く!!」


キィィィィィィィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイインッ!!


遊一「――――――これが俺の夢! 俺の意志! 俺の……魂!」

   「真(まこと)の意志を翼に刻めッ! アクセル・シンクロォォォ―――――――ッ!!」


シュパアアアアアアアアアアアアァァァッ!


廼亜「消えた……ッ! いや!」


遊一「飛翔せよ! 《真閃光竜 スターダスト・クロニクル》ッ!!」


《真閃こう竜 スターダスト・クロニクル》
シンクロ・効果モンスター
星10/光属性/ドラゴン族/攻3000/守2500
Sモンスターのチューナー+チューナー以外のSモンスター1体以上
このカードはS召喚でしか特殊召喚できない。
(1):1ターンに1度、自分の墓地のSモンスター1体を除外して発動できる。
このカードはターン終了時まで、他のカードの効果を受けない。この効果は相手ターンでも発動できる。
(2):このカードが相手によって破壊された場合、除外されている
自分のドラゴン族Sモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。


オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォォォッッ!!



龍天河「金色に輝く……スターダスト……!」

駕汰乃「あれが……遊一君の見出した先……」


廼亜「――――――」

遊一「本当の戦いは……ここからだッ!!」

廼亜「――――は、はは……はははッ、はは、ははははははははははははははははっはは!!」

   「あはははははははははははははははははははははははははははははははははははッ!!」

遊一「!」

廼亜「イイよ……実に良い! 全て私の思惑通りというのも面白いが……やはり、こういうイレギュラーが無くては!!」

   「スターダストは、トラペゾへドロンたるシフルに進化するために君に渡したカード」

   「確かに『君の成長と共に進化する』と言いはしたが……ここまでの領域に至るとは!!」

遊一「……へっ!」

廼亜「私はアザトートの効果を発動ッ! キミの場のカード全てを破壊するゥ!」

遊一「チェーン発動する! 《貪欲な瓶》!」


《貪欲な瓶/Jar of Avarice》
通常罠
「貪欲な瓶」は1ターンに1枚しか発動できない。
(1):「貪欲な瓶」以外の自分の墓地のカード5枚を対象として発動できる。
そのカード5枚をデッキに加えてシャッフルする。その後、自分はデッキから1枚ドローする。



遊一:墓地→デッキ
《調律》
《RUM-アストラル・フォース》
《RUM-バリアンズ・フォース》
《連成する振動》
《臨時収入》

手札:0→1


遊一「更に、クロニクルの効果を発動!」

廼亜「ぬ……!?」

遊一「俺の墓地のシンクロモンスターを除外することで、このターン、全ての効果を受け付けない!」

廼亜「なんと……!!」


遊一:墓地→除外
《閃光竜 スターダスト》


廼亜:ORU→墓地
《外神ナイアルラ》


遊一「これで……効果は凌いだッ!」

廼亜「染まらぬ、揺らがぬ、迷わぬ、不変の輝き……ハハハハッ! なァるほど、君の『魂』だ!」

   「だがそう簡単に、いいようにはやらせない! 私は《エクシーズ・ユニット》を発動!」


《エクシーズ・ユニット/Xyz Unit》
装備魔法
エクシーズモンスターにのみ装備可能。
装備モンスターの攻撃力は、装備モンスターのランク×200ポイントアップする。
また、自分フィールド上の装備モンスターがエクシーズ素材を取り除いて効果を発動する場合、
このカードは取り除くエクシーズ素材の1つとして扱う事ができる。

2つ程言いたい事が……

(1):>>794-795の間が抜けてませんか?

(2):>>822ですが、「オッドアイズ」モンシター以外をS素材とした為、貴竜はデッキの一番下に戻ってます。よって、臨時収入のカウンターは増えませんよ。

>>873
(1)メテオバーストとリフンで.ブラックフェザーのシンクロ召喚。口上のみなので補完お願いします
(2).ミスです。とりあえず補完として、臨時収入をマジックプランターで墓地送り、
  廼亜が2回特殊召喚したターンに増Gでも投げておいてください



廼亜「これでアザトートの攻撃力は……3400!」

遊一「!」

廼亜「言ったろう、他ならぬ君自身がね! 攻撃力を上げればいい!」

   「バトル! アザトートでスターダスト・クロニクルを攻撃!」


オオオオオオオオオオオオォォォォォォォ……


遊一「手札かモンスター効果発動ッ! 《ジェントルーパー》を守備表示で特殊召喚!」

廼亜「!」


《ジェントルーパー/Gentlemander》
効果モンスター
星4/光属性/爬虫類族/攻1200/守1000
相手モンスターの攻撃宣言時、このカードを手札から特殊召喚できる。
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、相手は他のモンスターを攻撃できない。


遊一「この攻撃はジェントルーパーが身代わりとなる!」


ズオオオオオォォォォォォォォォォ……


遊一:場→墓地
《ジェントルーパー》


廼亜「その輝き……曇らせようと思ったんだがねぇ」

遊一「やらせねェよ」



廼亜「私はこれでターン終了……だ!」 手札:0

遊一「…………」


遊一(恐らく、これが実質的に最後のターン。このターンでLPを削り切れなきゃマズい)

   (廼亜の野郎の恐ろしいところは、一つ潰してもまた新しい切り札をブン投げてくること)

   (現状、俺に切り札と呼べるものは……もう無い)

   (だから―――――これが正真正銘のラストドロー)


遊一「俺の……タァァァァァァ――――――ンッ!!」 手札:0→1

廼亜「私は《三位一択》を発動!」

遊一「!」


《三位一択/Tri-and-Guess》
通常罠
エクストラデッキのモンスターカードの種類(融合・シンクロ・エクシーズ)を宣言して発動できる。
お互いのエクストラデッキを全て確認し、宣言した種類のカードの枚数が多いプレイヤーは、
3000ライフポイント回復する。


廼亜「宣言するのはシンクロモンスター。さあ、君のエクストラデッキのシンクロモンスターはあと何枚だい!?」

遊一「……1枚。《邪竜星-ガイザー》だけだ」

廼亜「私は《ブラッド・メフィスト》と《獣神ヴァルカン》の2枚。よって3000のライフを得るよ」 LP:800→3800

遊一「………………」

廼亜「さあ――――この饗宴はまだ終わらない。終わらせない! アザトートが倒れても、まだまだまだまだッ!」

   「続けようじゃあないか! それが私の願い!」

遊一「…………いや」



遊一「終わりだ、廼亜」

廼亜「!?」

遊一「俺は《シンクロン・エクスプローラー》を召喚!」


《シンクロン・エクスプローラー/Synchron Explorer》
効果モンスター
星2/地属性/機械族/攻 0/守 700
(1):このカードが召喚に成功した時、自分の墓地の「シンクロン」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。


遊一「戻って来い、アクセル・シンクロン!」


遊一:墓地→場
《アクセル・シンクロン》


遊一「――――レベル2、シンクロン・エクスプローラーに、レベル5のアクセル・シンクロンをチューニング!」

   「来い……《邪竜星-ガイザー》ッ!!」


《邪竜星-ガイザー/Yazi, Evil of the Yang Zing》
シンクロ・効果モンスター
星7/闇属性/幻竜族/攻2600/守2100
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
「邪竜星-ガイザー」の(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードは相手の効果の対象にならない。
(2):自分フィールドの「竜星」モンスター1体と
相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。
(3):自分フィールドのこのカードが戦闘・効果で破壊され墓地へ送られた時に発動できる。
デッキから幻竜族モンスター1体を守備表示で特殊召喚する。


ゴアアアアアァァァァァァァァァァァァァァァッッ!!



遊一「ガイザーの効果発動! ガイザー自身と、お前の場の《エクシーズ・ユニット》を破壊する!」


遊一:場→墓地
《邪竜星-ガイザー》

廼亜:場→墓地
《エクシーズ・ユニット》


廼亜「あ――――――」

遊一「バトル。……行け、ホープ・ドラグーンッ!! ヤツを……神を! ブッ飛ばせェェッ!!」


ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオッッ!!


廼亜「ッ――――――!!」 LP:3800→2200

遊一「これで……とどめだ、廼亜ァッ!! スターダスト・クロニクル! ダイレクトアタックだッ!!」


ズドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッッッ!!!


廼亜「……キミは……もっと、楽しんでくれると思ったんだけどね。このデュエル」

遊一「楽しいさ。楽しかったさ。それでも終わらせなきゃならねえモノがある」

   「このデュエルも。カミサマとの因縁も。全部解消して――――――」

   「そうしなきゃ、俺の夢が始められねえからな」

廼亜「……そうか。そうだったね。君はそういう男だ」

遊一「――――あぁ」

廼亜「認めるよ、君の勝利と成長を」

   「そして――――――――そうだね。私が神である以上、この決闘に敗北した以上、封印されねばなるまい」

   「さらばだ、遊一君。また――――いずれ。会うことがあれば」 LP:2200→0

遊一「……そうか。じゃあな――――廼亜」


ドゴオオオオオオオオオオォォォォォォォォォォォォンッ!!



ピ―――――――――――――――――……



遊一「………………」 フィィィィィィ…ン

龍天河「……やったな、遊一」

遊一「……あぁ。これで、全部終わりだ」

イース「おツカれー……いやぁ、最後の最後でアレってどういうコトだヨホント」

霞鎌「私にも心は読めませぬが、推測するならば」

活火「ならば?」

霞鎌「禊のようなものではなかったのかと」

氷菓「みそぎ……?」

刹那「んー……センパイに倒されたかった、とかですかー?」

龍天河「そうなのかな……ああ、いや。そうなのかも」

     「遊一とは仲良かった、んだろ?」

遊一「あぁ」

氷菓「なのに何で倒されたがるんだ……? 仲良くすればいいだけじゃないか」

龍天河「神って存在に重荷を感じてたとか……そういう?」

遊一「カミサマの思うコトなんざ知らねえよ」

活火「……思ったよりドライだな、神威」

遊一「アイツが俺を嵌めた。このままじゃ空を飛ぶなんてできなくなる。だからブッ倒した。それだけで十分だ」

刹那「センパイ……」



イース「ヘイカムイ。泣くならセツナの胸で泣きなヨ」

遊一「誰が泣くかよ」

刹那「他の人なら泣くかもしれないって、思ってはいるんですよねー」

遊一「…………チッ」

龍天河「なあ遊一。神って何だったんだろうな」

遊一「さァな。けど」

霞鎌「人の身に余るものということだけは確かですね」

氷菓「うむ……」

遊一「…………そういや、駕汰乃はどこ行った?」

イース「ガタノ? あぁ、そういえばデンゴンあるヨ」

遊一「伝言……?」

龍天河「『次会う時は敵同士だ』って」

遊一「……そっか。……いや、それならそれで何度でも殴りに行くさ」

   「それよか、お前ら。そろそろ、帰ろう」

龍天河「……そうだな。今はとっととベッドで寝たい……」

活火「同じく……あ、でも潜水艦どうにかしないと」

イース「グリモワ編纂しないといけないよネー……ああもうメンドクサい……」

霞鎌「礼は後ほど我が家まで」

氷菓「ヒーローの条件も、考えないとな」

刹那「センパイもー!」


遊一「……あぁ。―――――今、行く」



◆ 半年後 / ガンガリティア


亜鈴(――――――と、いうのが一月前ごろに私が兄さんから聞いた話だ)

   (半年前、どうも兄さんはそんな気のふれたようなことになってたらしい)

   (私自身、聞いててちょっと気が狂いそうだった。平然としてられる兄さん割とおかしい)

   (で。だけど)

   (この半年で兄さんを含む高校3年生組は全員無事卒業。一部卒業できてない人がいるけど)

   (何を隠そう兄さんである。単位マジ足りねえとのことで、普通に自主退学してそのままバンドを組んだぜした)

   (あまりにロック過ぎるので私もお母さんも反対したけど、空飛ぶバイクの特許料でガッポガッポなので)

   (もう自由にさせようという結論になった。兄さんも別に現実が見えてないわけじゃあないだろうから、いいんだけど)



亜鈴(兄さんはあれからバンドのメンバーとして、ガンガリティアを中心に活躍している)

   (空を飛ぶことができる、というアドバンテージを最大限に活かして、今日も巡業、だと思う)

   (家にいる時間も短くなってた。仕方ないんだろうけど)

   (――――そういえば、半年前からどこか兄さんの顔には少し影が差したような気がする)

   (元々そういう気質はあったけど、それ以上に何かあったのだろうか。私には分からない)

   (――――――さて。兄さんたちが卒業したということは、私たちも中等部を卒業したということで)

   (今日は、みんな揃っての高校入学の日、ということになっている)

   (新しい生活。けれどあまり変わり映えのしない面子。正直に言って、兄さんがいない以上につまらないことは無いけど)

   (どうにか退屈が紛れたらいいんじゃないかなって、そんなことは少しだけ、思ってる)



◆ ガンガリティア / 放課後 / 学校前


ザワザワザワザワ…


亜鈴「なんか妙に騒がしいけど」

ヴィント「入学式だったからねー。みんな浮足立ってんでそ」

真昼「えと……でもそういうのとはだいぶ違う気が……あれ?」

亜鈴「え?」


遊一「よォ」


亜鈴「兄さん!?」

真昼「遊一さん!?」

ヴィント「あ、お兄さんじゃん。チーッス!」

遊一「おう」

亜鈴「ど、どうしたの兄さんこんな日に。というかこれ騒いでたのこれ兄さんがいるから」

ヴィント「まひー。亜鈴ってお兄さんのことになると早口になって気持ち悪いよな」

真昼「肯定したくないかなぁ」

亜鈴「そこうっさい! で、何で来たのよ兄さん」

遊一「刹那迎えにきただけだ」

亜鈴「……私じゃなくあの人ね」

遊一「あァ」

ヴィント「こーりゃまた亜鈴明日機嫌わるいよこれ」

真昼「そ、そうだね……」



ヴィント「あ、お兄さん! あたしら早速仲良い相手できたよ!」

亜鈴「コラ露骨に話を」

遊一「あ?」

真昼「あの、えっと、高校から一緒のクラスになった人で……中途入学っていうか、編入組の人なんですけど」

亜鈴「もうそろそろ来るんじゃない」


??「いやぁお待たせ! だいぶ遅くなったかな?」

??「貴様が暢気に学内を徘徊しているからだろうに。我は言ったぞ」


ヴィント「あ。おーいこっちこっち!」

亜鈴「……不本意だけど、兄さん。こっち」


ニア「ニア・ルーラ16歳女子高生です!」(←どこかで見た褐色白髪)

黄色「蓮田黄色(はすだきいろ)。紛うこと無き人間だ」(←どこかで見た黄色いフード)


遊一(ナイアルラ→Nyarla→にゃるーら→ニア・ルーラ)

   (ハスター→はすた→蓮田 黄衣→黄色)


遊一「オイ廼亜とハスターこの野郎」

廼ニア「誰のことかな僕知らない」 フヒューフヒュ-

ハス田「我も知らぬぞそんな世界滅ぼしそうな神」

亜鈴「え、何。また知り合いなのなのどういうこと」



遊一「お前ら封印しただろォが」

ニア「甘いよ遊一君。というかキミ、もうちょっと予測して然るべきだっただろうに」

   「僕だってあんなところで死ぬ気無いに決まってんじゃ――――――んwwwwwww」

遊一「眼だ」 ズビシュァ

ニア「ヒギィ!!」

遊一「どういうことかマジメに説明しろ」

ヴィント「ちょちょちょお兄さん!! 女の子に暴力はマジヤバいって」

遊一「俺もそれは理解してるがコイツらだけは例外だ」

黄色「此奴はそもそも『肉体を新生する』ことを目的として貴様と戦ったのだぞ」

遊一「……は?」

ニア「ほらさぁ、自殺とかイヤじゃない? 僕だって一応こうプライドとかさぁ」

   「でもその点、君に引導渡されたって言うんならまた新しく触覚作って人間生活満喫できる大義名分が立つじゃ膝が逆に曲がるゥ!!」

亜鈴「兄さん!」



遊一「ちょっと俺本格的に頭痛くなってきたわ……」

真昼「ば、バファ○ンならありますけど」

遊一「いや、いい……ハスター。お前は」

黄色「封印されるからと言って、端末を寄越さぬとは言っていない」

遊一「クソァ!!」

黄色「まあ良いではないか。此奴とは違い我は本当に人間相当の力しかない」

遊一「……そォかよ」

黄色「貴様とのデュエルは面白かった。またやろう」

遊一「……暇ができりゃな」

ニア「僕も!!」

遊一「断る」

黄色「邪魔だ」

ニア「酷くね」

亜鈴「」 ギリギリギリギリギリギリギリギリ

ヴィント「亜鈴! ちょっと鉄柱が折れる!」

真昼「と、とうとう、遊一さんみたいなことを亜鈴ちゃんが……」



ニア「で、遊一君。僕とセ[ピ――――]しよ」

遊一「…………は?」

ニア「ん?」

遊一「亜鈴。俺先帰るわ」

亜鈴「兄さん。私も帰りたい。今ちょっと聞こえちゃマズいものが聞こえた」

ニア「セッ[ピ――]!!」

真昼「ちょちょちょちょ、ちょっと!?」

ヴィント「往来で何言ってんの!?」

遊一「黙れこの馬鹿!」

ニア「あ痛っ!? いや、でも何でわざわざ女性体作ってくると思うのさこれ以外に無いでしょフツー」

遊一「お前正気か?」

ニア「正気で本気だよ僕」

遊一「いや無理だろ常識で考えろ」

ニア「神の時代は一夫多妻とかフツーフツー」

遊一「今は人の時代だ。そんで俺は……あー……刹那を選んだ。諦めろ」

   「あと男の時の顔がチラついてとてもじゃないがそんな気分になんぞなれねェよアホ」

   「つーかどこでそんなに意見が飛躍して突き抜けて宇宙までブッ飛んでったんだよ」

ニア「>>48

遊一「マジかよオイ」



遊一「ハスター! お前はそんなアホみたいなことは」

黄色「ん? 何故そうでないと決めつける。我は別段男として接してはおらんかったであろ?」

遊一「駄目だこの色ボケ共なんとかしねェと」

黄色「神威遊一。我らは元は神。故に姿かたちなど意味を為さぬよ」

   「問題とするのは魂の形質ただそれだけだ。その魂の輝きに惹かれた、それだけのことよ」

   「だいいち、人類の数も少なくなっている以上別段に問題は無いではないか。ならば娶れ」

亜鈴「無駄に男らしい……いや、一瞬納得しかけたけどダメ!! あげない!」

遊一「お前のモンでもねーだ……お」

刹那「え、えっとー……センパイ、これどういう状況でしょー」

遊一「よく来た刹那。逃げるぞ」 ガシッ

刹那「え? えぇぇぇぇー!?」

ニア「あ、逃げないでよ遊一君!」

亜鈴「ちょっとあなたたちはみっちりとお話があるから追わせない」 ガッシ

ニア「ははははは散々遊一君との追いかけっこで鍛えられた僕が病弱妹の腕力なんかに負けいたたたたたたたたたた!!」

黄色「あの男の血族である以上体力が無くとも瞬発力はあろう」

ヴィント「と、とりあえずお兄さん、一時御達者でー」

遊一「おう! 森もまたな!」

真昼「あ、は、はい!」

刹那「先にどういう状況か説明してくださいよー!!」


亜鈴(……どうも、まだまだ兄さんの周辺は色々騒がしいらしい)

   (私も、いつになったら心休まるのかな……って。まあ、今はいいけれど)




                              ―――――――― 第2期 / 海上都市「ガンガリティア」編    完

そんなわけで、第2期はこれで終わりです。長らくお付き合いありがとうございました
2期最初が2月だから、だいたい半年くらいやってたのかな

あとはこっち小ネタとかで埋めて次スレから3期始めたいかなぁと
今のところ3期の予定としては、中頃で1、2期キャラが3期舞台に合流した超融合的なものもある、かもとだけ

終わって早々なんですが、可能でしたら小ネタなどお出しいただけると助かります
1期2期本筋if問わず



◆ バンド


ぽぷり「…………」 ギュイィィィィン

遊一「………………」

ぽぷり「……オーディションを開催する」 ジャァンッ

遊一「ちょっと唐突すぎやしねェかオイ」

ぽぷり「唐突なことは無い……ずっと考えてきたことだ」

遊一「お前の中で唐突じゃねェだけで俺にとっちゃ唐突だよ」

ぽぷり「すまん」 ギャィィン

遊一「で、何でオーディションだよ」

ぽぷり「……人数が――――足りない」 ギャァン

遊一「臨時メンバー募りゃいいだろ」

ぽぷり「それじゃあ駄目だ……レギュラーメンバーが欲しい」

遊一「……お、おう」

ぽぷり「アタシたちも名が知れるようになってきた今……センスのある追加要員が要る……」 ギャイギャイギャイィ

    「まだまだ……現状。遊一のイロモノ感で注目されてるだけだ」

遊一「そこは否定しねェけどな」

ぽぷり「あと……バンド名も決めていない……」

遊一「オイ」

ぽぷり「まずはその辺りから決めようじゃないか……」


マジで決まります
↓3

↓2くらいで良かったかな



ぽぷり「……」 ギャァァンッ

遊一「…………なんか思い浮かんだかよ」

ぽぷり「……! 今降りてきた……! カオスヘッド……いや、『Chaos;HEAd』――――」

     「これだ。良し」

遊一「……お、おう。な、納得してるならいいけどよ」

ぽぷり「その目……誰の目ッ」

遊一「危ないからやめろ」

ぽぷり「さて……ともかく、オーディションをしよう。集めるのは……ベーシスト、ピアニスト……いや、キーボードだ」

    「可能なら2ndギター……アコースティックがいても悪くない……」

遊一「その辺りのこたァ分からねえ。任せる」

ぽぷり「そうだな……選定はアタシの方が向いてる」

遊一「……なんつーか、知り合いだらけになりそうな気がするんだがよ……」



◆ オーディション会場


ぽぷり「…………なかなか響かないな」 ジャァァン

遊一「お、おう。つーか俺お前に任すっつったよな。何で俺ここにいんだ」

ぽぷり「メンバーがいなくてどうするんだ……」

遊一「……まあ、そりゃそうだがよ。あー……次、どうぞォ」

唯「失礼するわ」 ガチャッ

遊一「あ?」

ぽぷり「唯」

唯「……ど、どうも」

遊一「何やってんだよ遊夜美。お前アイドル活動忙しいんじゃねーのか」

唯「少し仕事減らしてもらったのよ……」

ぽぷり「……何でだ? 唯ならもっとスケジュールこなせるはず」

唯「あんなことがあったから、少し気持ちを落ち着けたかったの」

遊一「…………そォかよ。ところで飛井」

ぽぷり「遊一。女の過去は詮索するものじゃあない……」 ジャァン

遊一「いや、知り合いかどうか聞きたかっただけなんだが」

ぽぷり「…………」 ジャジャジャジャァン



ぽぷり「結論から言えば知り合いだ……が」

遊一「お前、楽器できンのか?」

唯「失礼な」

ぽぷり「アイドル活動でキャピキャピ歌って踊っているだけと思わない方が良い……」

    「唯は楽器に関しては本格派だ……鍵盤に関してはアタシも認める」 ギュイィン

唯「……ありがと」

遊一「それならコイツに決めちまっていいんじゃねェのかよ」

ぽぷり「いや……時間が取れないのが厳しい……臨時メンバー止まりだろう……」

唯「まあ、そうよね」

遊一「いやお前分かってんなら何で来た」

ぽぷり「逆に考えるといい……唯のネームバリューを利用できる……」

    「臨時であれ何であれ、『唯がいるかもしれない』と思わせれば……集客は見込める」

唯「い、意外としっかりしてるのね」

遊一「俺も思った」

ぽぷり「何も考えずに歌うだけなんて……不可能だ。アタシは多くの人に歌を聞いてもらいたい……」

    「なら、より効率の良い方法を考えるだけさ……」

唯「な、なるほどね」

遊一「……ま、商売にする以上はな」



ぽぷり「キーボードはそれがある必要のある演目とそうでないものがある……」

    「唯が来なければそうでないナンバーを演(や)ればいいのさ……」 ジャァッァァン

遊一「じゃあ、実際に必要なのは……ベーシストか?」

唯「そうなるわね」 ストン

遊一「お前何当然のようにスタッフ席に座ってんだオイ」

唯「いいじゃない。ゲスト出演は決まったでしょ」

遊一「チッ」

ぽぷり「アコースティックがいてもいい……演奏の幅が広がる」

遊一「アンプに繋がねェギターだろ。それだとどうしても生の音で演奏しなきゃならねェから」

   「その分技量が求められちまうんじゃねェのか」

ぽぷり「ああ……だからアタシの選考基準も高くなる……」


ニア「そこで僕が来たよ!!」 バタァァン


遊一「帰れ」

唯「荒らし・嫌がらせ・混沌は却下」

ニア「何で女性体で来たのにこんなに辛辣なのさ!?」

ぽぷり「混沌だからだろ……」 ジャリジャリジャリィン



ニア「いやいやいやいや。僕もオーディション受けに来たんだよ」

遊一「は?」

唯「冗談も大概にしたら?」

ニア「ちょっとそこの二人何なのそのユニゾン」

ぽぷり「二人とも。決めるのは……アタシだ。そうだろ?」 ギュィン

遊一「けどよォ」

唯「ダメでしょ。混沌は」

ニア「ヒドくね」

遊一「自分のしたこと考えろ」

唯「一時は世界滅ぼそうとしたじゃない」

ニア「いやそれは方便っていうか」

ぽぷり「とりあえず演(や)ってみてくれ……それから判断する」

ニア「う、うん。と、ともかく混沌だからと侮るなかれ。『千の貌』を応用すれば――――」


◆ 演奏中……



ニア「ふぅ!」 キュィン

ぽぷり「………………」

遊一「……まあ、上手い……な」

唯「ええ。上手い……けど」

ぽぷり「ダメだな」

ニア「え」

遊一「言うと思った」

ニア「え、ちょ、か、完璧だったじゃん割と」

ぽぷり「完璧……すぎる。混沌。お前は……今も機械なのか?」

ニア「純度100で生身だけど」

ぽぷり「どっちにしても……完璧すぎる。機械……そう。機械だ。これなら打ち込みでも使った方が良い……」

ニア「え」

唯「そうなるわよね……」

ニア「えー……どゆこと?」

ぽぷり「音楽というのは、感情を出さなければ出さないほどいいというものじゃない……」

    「時に剥き出しの感情を……時に魂を……音に『載せる』ことで人の心を動かす……」

    「ただ音を出しているだけなら……機械で十分だ……」 ジャァァァン



ぽぷり「混沌。お前は何を思って演奏した……?」

ニア「す、少しでも上手く聞こえるようにかなぁ」

ぽぷり「虚栄心。それでも『空虚』という風には感じるものだ……」

    「それさえ無いのは……それはただ、技術を見せつけているだけ」

    「感情の無い音楽は本物たりえない……」 ジャァァァァァァァン

唯「よく言う話ではあるけどね」

遊一「…………」

ニア「…………こ、こう……なんというか、普段の罵詈雑言以上に効くねこれ……」

ぽぷり「それが嫌なら……混沌。もう一度演奏してみろ……」

ニア「へ?」

ぽぷり「それを理解したお前なら……もしかするかもしれないな……」 ギュィィン

唯「無理でしょ」

遊一「無理だろ」

唯「神は人の心は分からない」

ニア「そんなどっかのブリテンの王みたいな評価やめてよ!?」

ぽぷり「ともかくやって見せろ……それで分かる」

ニア「…………んん」



ジャンッ!


ニア「…………どかな?」

ぽぷり「………………」

遊一「悪ィ。俺分からねえ」

唯「そりゃあなたはね。音感鍛えてるわけじゃないでしょうし」

ぽぷり「……予備員扱いで合格ってことにしておこう」

ニア「え、マジで!?」

唯「感情乗って……まあ、た、ように聞こえたけど……混沌?」

ニア「いやぁ、良かった良かった! じゃ、ヨロシクね唯ちゃん遊一君!」

遊一「何したんだお前」

ニア「愛、ですよッ!」

唯「何故そこで愛ッ!?」

遊一「俺帰るわ」

ぽぷり「どうした遊一帰るな遊一」

ニア「あっはっは! アレだよアレ。つまり僕の遊一君に対する愛が―――――――」

遊一「口を閉じろ気持ち悪い」

ニア「やだねッ!」

黄色「我オーディションを受けに来たのだが」

遊一「帰れハスターッ!!」


◆ この後ベーシスト枠で合格した

◆ オーディション      終わり

風の神性だから空気の振動とかのあれだよ
とりあえず明日もできれば小ネタやるます

私事だけど地元のイベントにきただにひろしさんがライブに来てたから聞きに行ったら
GXの最後のED歌ってくれてこれだけでもサティスファクションだったよ

とりあえず今晩も小ネタやります



◆ しゃちょー


◆ 喫茶店


龍天河「俺はそろそろ死ぬかもしれない」

遊一「そうか。頑張れ」

龍天河「もっと親身に相談受けてくれたっていいだろぉ!?」 バンバン

遊一「うるせェ。つーか机叩くな注目されンぞ馬鹿」

龍天河「……悪い」

遊一「ただでさえどこぞの悪名高いドラマーと同席してンだ。もっと気ィ付けろ」

龍天河「毎度そういう風に自分を悪く言うのはな……」

遊一「小言言う前にお前の相談っつーヤツを先に言え」

龍天河「そうだった。なあ遊一。お前さ、人をまとめ上げるときってどうする……?」

遊一「知らねェ」

龍天河「えー……」

遊一「いやマジで知らねェんだもんよ俺」

龍天河「あの決戦の時といい割と頻繁に人を纏めること多いはずなんだけどお前」

遊一「よりにもよって俺がンな小難しいこと考えてるように見えるかよ」

龍天河「だよなぁ……」

遊一「馬鹿正直に肯定されるのもそれはそれでムカつく」

龍天河「じゃあどうしろって言うんだよ」



遊一「で……人を纏めるか」

龍天河「ああ」

遊一「いや、真面目に言っても知らん」

龍天河「だよなぁ……」

遊一「つーかそこ何で俺に聞く。他に適任いねェのかよ、お前の親父とか」

龍天河「父さんは……俺も考えたけどさ。自分でどうにかしろの一点張り」

遊一「言いそうだなヤツなら」

龍天河「それで考えても浮かばないんだよ……」

遊一「……まあお前、割と交友関係狭いもんな」

龍天河「お前もなって言えないのが悲しい」

遊一「好き好んでそうしてるわけじゃねェけどな」

龍天河「で、どう思う? リーダーの条件っていうか」

遊一「責任を持てるかどうかじゃねェのか」

龍天河「…………厳しいなぁ」

遊一「何が厳しいってんだよ」

龍天河「いやさ」



龍天河「俺会社継いだじゃないか」

遊一「この歳でな」

龍天河「で、父さんは会長職に就いて、市長職に専念させてるんだけど」

遊一「あァ。そこまでは聞いてる」

龍天河「父さん、同好会の連中の中で失職者を登用しててさ」

遊一「おぉう……」

龍天河「正直手が付けられない。誰も彼もアレな人材ばっかだし……」

遊一「そもそも何だって奴らを雇った」

龍天河「『この程度も御せぬようではなフゥン』って」

遊一「真似上手ェな」

龍天河「うん。そりゃまあ。いや、それが問題じゃないんだけど」

遊一「おう」

龍天河「そんなのをどうにかこうにかしようと思ったらさぁ」

遊一「一人一人殴り飛ばしてけばいいんじゃねェのか」

龍天河「そんな短絡的な……ほとんどは普通の人だぜ」

遊一「暗殺者は法の裁きを受けることになり、サイキックジジイは戦いが終わった途端に耄碌」

   「てェとフリーター雇ったのか?」

龍天河「ああ。あとハストィータさんと女科学者の人な」

遊一「バラエティに富んだ組み合わせだな」

龍天河「オブラートに包んだ表現ありがとう」



遊一「ハストィータの奴はまだいい方だ」

龍天河「いや、仕事中にも関わらず学校の休憩時間になるたびに」

     「休憩時間ギリギリいっぱいまで学校で妹さんストーキングしてるのは」

遊一「駄目だアイツ」

龍天河「フリーター……蛇魂さんってんだけど」

遊一「あァ」

龍天河「あの人はマッド気取りたいだけで割と普通に仕事してくれてる」

遊一「想定外だわ」

龍天河「女科学者人だけどな」

遊一「あァ」

龍天河「多分その人が一番ヤバ気」

遊一「……手綱どう取りゃいいのかね」

龍天河「その辺相談に来たんだよ。元々、研究職の自由さをどうにかしたいって話なんだけど」

     「その辺研究職の遊一ならある程度機微も理解できるんじゃないかってさ」

遊一「俺は俺のことは分かるがそれ以外は分からん」

龍天河「だよなぁ……」

遊一「逆に聞くようだけどよ、お前どうしたいんだ? ついてきてほしいのか、それとも仕事してほしいのか」

   「方向性が定まらなきゃ何も言えねえ」

龍天河「強引な手は嫌いなんだよ。けど、そうしないといけない時もあるし」

遊一「ならしなきゃいい。自分の嫌うやり方を固持する理由もねェ」

龍天河「うーん……」



遊一「そもそも組織のアタマはお前だ。お前の思うようにやればそれでいい」

   「信頼や評判なんてものはその後でついてくるモンだ」

   「行動の結果、悪評が付いてくることもあるが」

龍天河「遊一のことだろそれ」

遊一「あァ」

龍天河「それなら……そうだな。確かに。俺の思うようにやってみるべきかもしれない」

遊一「結果的に女にだらしねェクソ野郎みたいな評価がくっつくかもしれねェが」

龍天河「やめとこうかな」

遊一「ハッ。俺よかお前のが頭回ンだろ。それならやりたいようにやっても悪評はついて回りやしねェ」

   「俺はやり様が悪かったがよ。その点お前は反面教師もいろだろ」

龍天河「女にだらしない評を立てられたヤツが目の前に」

遊一「殴るぞ」

龍天河「でも否定できないだろ」

遊一「俺は悪くねェだろ今回はマジで」

龍天河「ま、ともかくそう言うならやってみるよ。俺も頑張らなきゃいけないしさ」

遊一「おう。頑張れ」


 * * *


遊一「………………」 ズズ

アドン「相席いいかね?」

遊一「ずっと見てたろアンタ」

アドン「若い連中の青い会話はいい。心が若々しくなる」

遊一「俺はただ背中押しただけッスよ」

アドン「それならそれでもいい。若い人間の信頼関係というものは心が洗われる」

遊一「そんなモンすかね」

アドン「そんなものだ。ああこっち、エスプレッソ一杯」

遊一「カフェラテおかわり」


◆ しゃちょー  終わり

今回はこんなとこ

3期の準備ってほどじゃないけど一応設定だけは現時点で固まってます
問題は、元々そういう傾向はあるけど半分くらいストーリー固定になりそうで自由行動が少なくなりそうなとこ
キャラも現時点でいい感じに配置できてるし、キャラに関してはあとは敵募集くらいかも

次スレは980くらいかの
とりあえずの3期ネタはあるけどもちっと小ネタしたいというのも無くは無いし……



◆ if / 邪神と関わらなかったら


○ 前提
・ 遊一はエンジンの手がかりが見つからずちょっぴり鬱屈
・ ユミカは精霊の声を聞く力を失ってない(同好会と関わっていない)
・ 基本的に「邪神と誰も関わらなければ」というイフ


◆ スクラップ置き場


カーン…カーン…カーン…


ザリッ


遊一「……また来たのか」

ユミカ「あ、あぁ。また来た」

遊一「……ケッ」

ユミカ「どんな調子なんだ……?」

遊一「知らねェ。いつ完成するんだかな。俺自身が聞きてェよ」

ユミカ「そうか……」

遊一「何でそうしつこく関わってくンだよ面倒臭ェ」

ユミカ「それは……」

遊一「あ?」

ユミカ「…………私の故郷のことを知りたくて」

遊一「聞いたけどよ。それと俺と何の関係があるんだ。くだらねェ」

ユミカ「そんなこと言わなくても……」



遊一「俺ァ俺のために作ってンだよ。他人のためになんざ何もやってねェ」

ユミカ「それは分かってるけど……」

遊一「はっきり言って邪魔だ。気ィ散るんだよ」

ユミカ「……ごめん」

遊一「チッ」


カチャカチャ…カチャカチャ……


遊一「………………」

ユミカ「………」 トボトボ…

遊一「………………」 チッ


◆ 翌日


遊一「………………」 カチャカチャ…

ユミカ「………………」 コソコソ



遊一「………………」 カチャカチャ…

ユミカ「………………」 ジィ…

遊一「………………」 チラ

ユミカ「…………ぁぅ」

遊一「…………チッ」


ユミカ(……く、来るなとは言われたけど……だからってそう簡単に諦められないし……)

    (でも、私には見てる以上のことは……あれ? なんだコレ?)

    (書置きと……お皿と……お菓子?)



     『見ててもいいが邪魔するな。俺の見てないとこで食ってろ』


ユミカ「…………」 ムグムグ


ユミカ(……お母さんたちが作ったみたいな味だ……)


◆ ずっとそんな感じでくっついたり離れたりしながらグダグダ1年くらいかけて進展してく感じに

基本このままずーっとこんな感じで男のめんどくさいツンデレ発揮しながら最終的にくっつくみたいな感じ
廼亜と出会ってないから空飛ぶまでにだいぶ時間かかるし、何より着想も得られてないから
本スレ中の遊一ほど明解でも面倒見良くもない

とりあえず今日はもう一本



◆ if / 館長√


○前提
・ 戦いが終わった数日後
・ 刹那フラグは無し


◆ 博物館 / 館長室


遊一「………………」 フゥ

有子「さて。そろそろ顛末を聞かせてもらえるかな?」

遊一「顛末も何も、言った通りの話スよ。ハスターを封印し、廼亜……ナイアルラトテップをブッ倒した」

   「何でかアイツ爆発したけど、まあ封印されたはずスよ」

有子「爆発とは」

遊一「奴も空飛ぶバイクを使ったんスけどね。その時にヤツ自身の生体パーツ」

   「つまりは神の肉体を利用してエンジンを始動させた。つーか俺のエンジンの構造パクって」

   「結果、エネルギーが暴走して爆発したんだと思うんですけど」

有子「ああ、いやいい。細かいことは私には分からん」

遊一「でしょうね。いや、まあそこの説明しに来たんじゃないんすけど」

有子「封印できたのかね?」

遊一「ええ。まあ、少なくともハスターだけは」

有子「人類が神々に対抗せしめたか。大金星だったな」



遊一「こっ恥ずかしいこと言わないでくださいよ」

有子「何が恥ずかしいものか。大金星には間違いあるまい?」

遊一「………………」 ポリポリ

有子「私にはできなかったよ」

遊一「館長、確か逃げ回ってたんでしたっけ」

有子「そうだね。私にはそれだけの力も勇気も無かった。知識もかな」

   「デュエルが儀式の代わりになるなどの着想も得られなかったし……」

   「万が一のことを考えるとね。戦うという発想にも及ばなかったんだよ」

遊一「それならそれで結構なことだと思いますけどね。俺ほど無鉄砲なわけでもなし」

有子「勝算があったのだろう?」

遊一「なくもなかったっすけど」

有子「なら、君は為すべきことを為したということだ。誇るといいよ」

遊一「………………」

有子「紅茶にミルクは要るかね?」

遊一「ジャム持ってきましたんで、これで」

有子「ロシアンティーか。嫌いじゃあないが甘すぎないかね?」

遊一「ブルーベリーならそこまで甘くないスけど」

有子「いただこう」



有子「ところで、これからどうする?」

遊一「さァ。とりあえずバンドっすかね。それ以上は分かンねえっす」

有子「じゃあ、独り立ちをしてみないかね?」

遊一「独り立ちっすか?」

有子「そうなるね。君の能力ならそう難しい事でもないだろう?」

遊一「……まあ。ただ、まだ妹が高校に入学するまではとも思いますけど」

有子「そうかね」 ズズ

遊一「どういう風の吹き回しです?」

有子「いや、何。君を雇いたくてね」

遊一「俺を雇う?」

有子「うむ。まあそれは別にして――――遊一君。君は男女交際についてどう思う?」

遊一「……はい?」

有子「聞こえなかったかな。男女交際についてどう思う?」

遊一「どうって……まあ。俺にゃ向いてねえかもしれねえってくらいすか」

有子「向いてない」

遊一「っすね。俺の気質に合うようなヤツなんてそうそう」

有子「そうかね。なら私はどうかな」

遊一「……………………は?」

有子「私はどうか、と聞いているのだが」

遊一「どうって……」



有子「確かにね、実年齢は君の母親に近いが」

遊一「……あー、いや、そういうことでなく。あの、いつから?」

有子「人の感情というのは不思議なものでね。恋愛感情は特にそれが顕著だと私は思う」

   「時に落下するように『落ちる』こともあるが、時にそうなることが自然なように『為る』こともある」

   「私は後者だった。それだけのことだよ」

遊一「……はあ」

有子「私も君も、この世界の『裏』の事情に明るい。相性は悪くないと思うがね」

遊一「………………」

通子「何分、長い人生経験と言えどこういう感覚に陥るのもこういう経験も初めてでね」

   「どう言うべきかも、私には分からないのだけど」

遊一「その辺、俺も同じっす。別に……経験が豊富なわけでなし」

有子「なら、受けてくれるかな?」

遊一「あー……いや、どうにもこうにも……ちっと考えさせて下さい」

有子「……そうだね。それもいいだろう」

遊一「俺も、こういうのは……初めてなモンで。勢いに任せられるなら、それでも良かったんすけど」

   「そういう雰囲気でもないから――――タチが悪い」

有子「……そうか」



有子「なら、いい。私は答えを待っているよ」

遊一「どうもっす」

有子「ところで遊一くん。君、私以外に敬語を使っているのは?」

遊一「いや、割と目上の人には使いますよ」

有子「なら一旦使うのをやめてくれないかな」

遊一「…………は?」

有子「それから、働き口はここのつもりで言ったんだがね」

   「毎日私の部屋を掃除してほしい。味噌汁を作ってほしいの方が良かったかな」

遊一「い、いや、ちょ、館長」

有子「私自身、特異な体質を持っている以上、『特別』という言葉はそう好まないが」

   「自分がそうであることと、そういう風に扱うことのできる相手がいるというのは別なんだよ」

遊一「いや、ちょっと館長、俺の話を」

有子「おっと。言ってなかったかな」



有子「私は束縛する人間なんだ――――――好いた相手は特にね」


◆ if / 館長√ 終わり

今日はここまで

次スレだけど、明日すぐにできるか分からないので一端置いておく方向でお願いします
24時間ルールに引っかかったら立てた意味なくなりそうですし、できるだけ早めにやりたいとは思ってますが

エリーゼ√は好感度より隠し数値の信頼度がダダ下がりで遊一への対応が廼亜レベルに

今日はまだちょっと色々と固まってない部分が多いですので、明日まで待っていただければ助かります
ストーリー面での敵に関しては募集面でもちょっと考えてるけど、
敵の設定考えるための設定出したらそれだけで十二分に今後のネタバレになりかねないしどうかな

できれば次スレ誘導のレス分くらいは残して減速していただけるとありがたいです

たてた

【遊戯王】主人公「開拓地のデュエルギャングたち」【安価・コンマ】
【遊戯王】主人公「開拓地のデュエルギャングたち」【安価・コンマ】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1438947820/)

こっちはどうしようか
残りは序盤の敵やらとしての対立組織のギャングキャラ募集ということでお願いします

名前:甘波 蜜姫(あまなみ みつき)
性別:女
年齢:19
職業:(表面上は)ギャングボス
特徴:金髪のツインテールと黄色と黒の蜂のような服装が特徴。高飛車な性格で、生意気でキレやすいが本性はかなりの臆病者。メンバーの殆どが女性で構成されたギャング組織のボス「女王蜂」として表面上は崇められているが、実際のところはパシリ以下の扱いを構成員から受けている。実際の所困った時のスケープゴートとか何かしらの鉄砲玉としての扱いを受けているが、本人がゴキブリのようにしぶとい為なんだかんだで役には立つという。ツンデレ。
デッキ:昆虫族

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom