ほむら「戦艦でワルプルギスの夜を倒す」 (19)
ほむら「また、まどかを救えなかった…」
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前の時間軸を振り返る
まどかもさやかも契約しておらず、巴マミも佐倉杏子も生存していた
条件としてはまさに最良といっても過言ではない状況、のはずだった
にもかかわらずワルプルギスの夜を倒すことは叶わなかった
ほむら「…これでまた、振り出しに戻ってしまったわね」
ソウルジェムの状態を確認する
あらゆる希望を真っ向から打ち砕かれた割にはそこまで濁ってはいなかった
絶望をするほどの希望も抱いていなかったということなのか
永遠とも思えるほどの時間逆行
繰り返すごとに失われていく希望のひとつひとつ
その影響か、私はめったな感情の揺らぎでは濁りが溜まらなくなっていた
もはや魔女化しようする方が難しいのかもしれない
希望を抱ききれず、かといって捨てきることもできずに
ただただ機械のように、歯車がごときに時の迷路を回り続けるだけの存在になりつつあった
それでも、
例え感情をなくそうとも
例え希望が見えなくなったとしても
私は決してあきらめたりなんかしない
ほむら「…今度こそ、絶対にまどかを守ってみせる」
調子のいいことを言っていると思う
今まで一度たりとも守り通すことはできなかったというのに
『必ずあなたを守ってみせる』
そう約束したはずなのに
どれほどのまどかを見捨ててきたのか、何人ものまどかを犠牲にしてきたのか
……そして絶望の淵へと叩き落としてしまったのか
そのことを考えると胸が痛む
約束という口実を盾に未だに罪を重ね続ける私を見たら、まどかは何を思うのだろうか
嫌われてしまうかもしれない、憎まれ、恨まれたとてしても不思議ではない
それでも私は進まずにはいられなかった
まどかを救う
それだけが今の私の存在意義のすべてであり、最後に残った道しるべなのだから
今日はここまでにしておきます。
実はSSは初投稿で不慣れなことも多いので、ここ改善した方がいいよ!
ということでもあったら気軽にコメントにでも残していただければ幸いです。
はい、そのとおりです
まあ登場人物の話題で出るくらいのことはあるかもしれませんが
艦娘は出てきません
漢のロマンが出てきます
そうですねー
ごく普通の戦艦でワルプルギスの夜を迎え討つ、というつもりで始めました
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