八幡「三浦が授業中に失禁した」 (151)
教師「・・・であるからして、三角形OA'Bの面積は」
教師「底辺をOA'とみれば、正三角形OABの{(√3+1)/2}倍であるから」
教師「点Pの存在する範囲の面積は(1+√3)/2なんだ・・・」トントン
八幡「(わ、わかんねぇ・・・)」
由比ヶ浜「(えっと・・・0≦(√3-1)s+t≦1, (s≧0, t≧0)において)」カキカキ
由比ヶ浜「(s'=(√3-1)sとおくと、0≦s'+t≦1, (s'≧0, t≧0)になって・・・)」カキカキ
由比ヶ浜「(あと、s=s'/(√3-1)だから、p=sa+tb={s'/(√3-1)}a+tb=s'{1/(√3-1)a}+tbっと・・・)」カキカキ
由比ヶ浜「(ここで、a'={1/(√3-1)}a={(√3+1)/2}aとおいて、点A'(a') とすると)」カキカキ
由比ヶ浜「(p=s'a'+tb 0≦s'+t≦1, (s'≧0, t≧0)になるから・・・)」カキカキ
三浦「」プルプル
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1434177810
由比ヶ浜「・・・?」チラ
三浦「」ガタガタ
由比ヶ浜「(優美子・・・? 顔真っ青で震えている・・・)」
由比ヶ浜「(具合悪いのかな・・・?)」
教師「おい由比ヶ浜、余所見をするな」
由比ヶ浜「あ、すいません・・・」
教師「まったく・・・ん?」
教師「三浦、どうしたんだ?」
三浦「う・・・ぁ・・・!」プルプル
教師「なんだ? 具合悪いのか?」
教師「おい、誰か三浦を保健室に連れて行ってやれ」
葉山「俺が行きます」ガタ
三浦「あ、あーしは大丈夫だから! 1人で行けr」チョロ・・・
三浦「あ・・・・・・」
シャァーーーーーーーーーーー・・・・・・
三浦「あ・・・あぁ・・・・・・!」ガクガク
ピチャピチャピチャ・・・・・・
三浦「嫌だ・・・! 止まってよ・・・!」ギュ
三浦「う・・・うぅ・・・!」グス
八幡「(!?)」
由比ヶ浜「ゆ、優美子・・・?」
相模「(うっわ・・・)」
葉山「ゆ、優美子・・・」
三浦「」ポロポロ
葉山「・・・優美子、とりあえず立てるか?」スッ
三浦「」コク
葉山「先生、三浦さんを保健室に連れて行きます」
教師「お、おぅ・・・」
葉山「大丈夫だ、ゆっくり行こう」テクテク
三浦「うっ・・・ゴメン・・・」ポロポロ
扉『』パタン
ザワザワ・・・・・・
八幡「(おいおい・・・マジかよ・・・)」
由比ヶ浜「・・・せ、先生!」ガタ
由比ヶ浜「あたしはその・・・そ、掃除します!」
教師「あ、あぁ・・・先生も手伝おう」ヒキッ
八幡「(由比ヶ浜・・・その言い方は少しあれだぞ? まぁ、それしかないけどな)」
教師「ちょっと一旦授業を中止するぞ、落ち着いたら再開だ」
相模「・・・・・・」
八幡「(その後、三浦は予想通りに早退した)」
八幡「(余程ショックを受けたのだろう、精一杯に慰めたであろう葉山が)」
八幡「(教室に戻ってきたとき、少々ガオッていた)」
八幡「(何を言っても、三浦の心に届くことはなかったのだろうか)」
八幡「(結局俺も掃除を一緒にするハメになってしまった)」
八幡「(誰もやろうとはしなかったからな)」
八幡「(いつも一緒にいる、あの戸部達ですらだ)」
八幡「(何が起きたのか信じられなくて固まっていたのか)」
八幡「(はたまた、故意的に動こうとしないのか・・・)」
八幡「(・・・あ、川・・・なんとかさんは一緒に手伝ってくれたな)」
八幡「(愛してるぜ、川内さん)」
『奉仕部』
八幡「・・・・・・」
由比ヶ浜「・・・・・・」
雪ノ下「」ペラ
雪ノ下「・・・?」
雪ノ下「ねぇ、2人とも」
八幡「」ビク
由比ヶ浜「」ビク
雪ノ下「先程から元気がないようだけど、何かあったのかしら?」
八幡「いや・・・」
由比ヶ浜「う、ううん! 何でもないよ!」アセッ
雪ノ下「そう・・・」
携帯『』ヴー ヴー
八幡「(ん・・・?)」スッ
八幡「・・・・・・」
由比ヶ浜「」チラッ チラッ
八幡「(帰りに話がしたい・・・か・・・)」
八幡「」コク
由比ヶ浜「」コク
雪ノ下「・・・?」
『まくだーなるず』
由比ヶ浜「・・・・・・」
八幡「・・・・・・」
由比ヶ浜「・・・あ、あの」
八幡「あぁ・・・」
由比ヶ浜「今日の・・・ことなんだけどさ・・・」
八幡「・・・・・・」
由比ヶ浜「優美子・・・どうして我慢なんかしていたんだろう・・・」
八幡「さぁな」
由比ヶ浜「大丈夫かな・・・? 心配だよ・・・」
八幡「・・・・・・」
由比ヶ浜「あ、あたしは気にしていないんだけどね!」
由比ヶ浜「ほら、あたしだって・・・その・・・お漏らしくらいしたことあるから!」
八幡「小さい頃にだろ?」
由比ヶ浜「え・・・う、うん・・・」
由比ヶ浜「た、確かにそうだけどさ! 優美子はたまたま体調が優れなかっただけだよ!」
由比ヶ浜「それであんなことに・・・ただそれだけだから!」
由比ヶ浜「人間なんだから仕方ないよ! う、運が悪かっただけだって!」
八幡「元より体調が優れなかったのなら、早めに教師に通告すれば良かっただろ」
八幡「己の身勝手な判断で粗相をして、他人に迷惑をかけたのは三浦だ」
八幡「可哀想だが、自己管理ができていなかった事実はある」
由比ヶ浜「ヒッキー! そんな言い方ないじゃん!」
由比ヶ浜「確かにそうかもしれないけどさ・・・!」
八幡「俺は事実を言ったまでだ」
由比ヶ浜「ヒッキー・・・」
八幡「・・・まぁ、様子を見るしかないな」
八幡「明日になって、三浦が学校に来るかどうか」
八幡「周囲の人間が、どう対応するのか」
八幡「それは三浦の今後の・・・学校生活に影響する」
由比ヶ浜「う、うん・・・とりあえず、今夜にでもメール送っておくよ!」
八幡「(放っておいてあげろよ・・・逆に傷つくだろそれ)」
雪ノ下「 こ ん ば ん は 」
八幡「ひっ!?」ビクッ
由比ヶ浜「んぐぅっ!?」チョロ・・・
八幡「な、なんでお前がここに・・・!」
雪ノ下「今日の2人には、何か違和感が感じられたわ」
雪ノ下「おまけにメールでのやり取りなんかで打ち合わせをして」
雪ノ下「怪しいにも程があると思うのだけれど・・・」
由比ヶ浜「ゆ、ゆきのん・・・? あたし達のこと、尾行してきたの・・・?」ビクビク
雪ノ下「それは違うわ由比ヶ浜さん、私はこの男に由比ヶ浜さんが何かされるのではないかt」
八幡「おいこのストーカー女」ギロ
雪ノ下「ゴメンなさい、単純に寂しかっただけなの」
八幡「はぁ・・・」
由比ヶ浜「///」
雪ノ下「・・・なるほどね」
雪ノ下「それは自業自得だわ」
八幡「だろ?」
由比ヶ浜「2人とも酷過ぎ!」
雪ノ下「そんなことはないわ、自己管理は大切なことなのよ」
雪ノ下「今回は三浦さんがそれを怠ったことで、結果が散々なものになった」
雪ノ下「ただそれだけのことよ」
由比ヶ浜「ゆきのんの鬼! アルバート・フィッシュ! ヒッキー超キモい!」
雪ノ下「酷いわ由比ヶ浜さん・・・」
八幡「おい、俺は関係ねぇだろ」
雪ノ下「でも、問題はこの後のことよ」
由比ヶ浜「・・・?」
雪ノ下「高校生にもなって、授業中に粗相をした・・・」
雪ノ下「それも、クラスの女子を代表するような人間が」
雪ノ下「そうともなれば、この先彼女に待ち受けているのは恐らく・・・」
雪ノ下「イジメよ」
八幡「・・・・・・」
由比ヶ浜「!?」
由比ヶ浜「そ、そんな・・・! そんなのあんまりだよ!」
雪ノ下「あくまで可能性の問題だけれど・・・」
八幡「・・・確率は高いだろうな」
雪ノ下「えぇ・・・」
由比ヶ浜「そんなのって酷いよ!」
由比ヶ浜「優美子は何も悪いことしてないじゃん!」
由比ヶ浜「ただ・・・たまたまお漏らししちゃっただけなのに・・・」
八幡「落ち着け由比ヶ浜」
八幡「まだイジメが始まったわけではない」
由比ヶ浜「そ・・・そうだよね・・・」ホッ
八幡「・・・・・・」
プーチン「・・・・・・」
八幡「(このままだと、恐らく三浦は酷い目に遭わされるだろう)」
八幡「(大勢の前で不覚にも粗相をしてしまった屈辱感、開放感、喪失感)」
八幡「(葉山に気を遣わせてしまった罪悪感、その後に待ち受けているであろう恐怖・・・)」
八幡「(三浦は何を思い、何を感じていくのだろうか?)」
八幡「(俺が思っている以上に、三浦は感受性が高いのかもしれない・・・)」
八幡「・・・・・・」
八幡「(・・・様子を見るか)」
『翌日』
ガヤガヤ・・・・・・
八幡「」テクテク
八幡「」ガタ
八幡「ふぅー・・・」
八幡「」チラ
三浦の席『』
八幡「・・・・・・」
八幡「(これは欠席・・・だろうな、まぁ当たり前か)」
由比ヶ浜「ヒッキー、やっはろー」
八幡「おぅ」
由比ヶ浜「優美子・・・お休みかな?」
八幡「だろうな」
由比ヶ浜「昨日のメール、無視されちゃった・・・」シュン
八幡「お前マジで送ったのかよ」
八幡「そっとしておいてやれよ」
由比ヶ浜「だって心配だったんだもん!」
八幡「かえって三浦を傷つけるハメになるぞ」
由比ヶ浜「で、でも・・・」
八幡「とにかくあまり刺激するようなことはするな」
由比ヶ浜「うん・・・」
三浦「 結 衣 、 お は よ う 」
由比ヶ浜「!?」
八幡「!?」
ちょっと休憩です
三浦「 ヒ キ オ も お は よ う 」
八幡「お、おぅ・・・」
由比ヶ浜「優美子・・・」
三浦「」スタスタ
由比ヶ浜「・・・・・・」
八幡「・・・・・・」
由比ヶ浜「だ、大丈夫そうだね」
由比ヶ浜「学校にも来てくれたし、挨拶までしたし」
八幡「いや、そうとは限らねぇだろ」
由比ヶ浜「・・・・・・」
八幡「・・・・・・」
由比ヶ浜「・・・じゃあ、あたし優美子のところに行ってくるね」
由比ヶ浜「」テクテク
八幡「・・・・・・」
八幡「・・・・・・」
葉山「おはよう、優美子」
三浦「うん・・・」
三浦「昨日は・・・ゴメン・・・」
葉山「え? はは、良いんだよ」
葉山「気にしないでくれ」
三浦「・・・・・・」
戸部「いやぁー、マジで気にする必要とかないってぇー!」
戸部「俺だって漏らしたことくらいあるってぇー!」
戸部「な、なぁ!」チラ
大和「お、おぅ」
大岡「あ、あるある! 小学校の朝礼の真っ最中とかさ!」
戸部大和「だーっはっはっは!wwwww」
葉山「おい」
戸部「あ・・・・・・」
三浦「」グス
大和「悪い・・・」
八幡「(ダメだありゃ・・・)」
八幡「(ダメだ・・・あれではダメなんだよ・・・)」
八幡「(葉山のあの、何もなかったかのように接するやり方も)」
八幡「(かえって気を遣われていると思い込んでしまう)」
八幡「(無理に笑いを取ろうとした戸部も、あの有様だ・・・)」
八幡「(これではますます三浦にダメージを与えるだけだ)」
八幡「(・・・・・・)」
女生徒1「うっわ、来てるよ・・・」ヒソヒソ
女生徒2「本当だ・・・恥ずかしくないのかな?」ヒソヒソ
女生徒3「高校生にもなって漏らすとかないわwwww」ヒソヒソ
女生徒4「あんなのが女王様とかwww」ヒソヒソ
相模「」ニタニタ
ヒソヒソ・・・・・・ クスクス・・・・・・ クッサwwww
八幡「・・・・・・」
葉山「」イラッ
葉山「君達」
女生徒1「え!? な、なにかな?」
葉山「楽しく談笑しているところに悪いんだが」ニコニコ
葉山「もう少し話す内容を選んでくれないかな?」ニコニコ
女生徒2「え? ゴ、ゴメン・・・」
葉山「いや、無理にとは言わないよ」ニコニコ
葉山「でもさ、やっぱり自分が言われて嫌なことは言わない方が良いと思うんだ」ニコニコ
葉山「それは君達のためでもあるんだよ?」ニコニコ
女生徒3「え?」
葉山「君達の印象が悪くなってしまうことにも繋がってしまう」ニコニコ
葉山「だからもうこんなことは止してくれ」ニコッ
女生徒4「」キュン
葉山「うん、わかってくれて嬉しいよ」ニコニコ
葉山「」スタスタ
八幡「(葉山・・・なんということを・・・)」
女生徒1「やっぱり葉山君優しいね! 素敵!」
女生徒2「私達にまで気遣ってくれるなんて!」
女生徒3「でもさぁ、なんかあの女を庇っているようにも聞こえたんだけど」
女生徒4「いっつも一緒にいるからね」
女生徒1「葉山君は好意でそうしたんだよ! だから葉山君は悪くないって!」
女生徒3「あの女が女々しく私を守ってぇー! とか言ったんじゃないの?」
女生徒4「絶対それだわwwww」
女生徒2「うっわー・・・何それ、超ムカつくわー」
女生徒1「漏らした癖に生意気だよねー!」
相模「」ニヤニヤ
マジアリエナイワー フザケンナアノブス イツモエラソウニシヤガッテ
三浦「」ビクビク
八幡「(あぁ・・・)」
八幡「(葉山・・・お前は当たり障りのないような言い方をしたが)」
八幡「(あれではダメだ、言いに行ったこと自体がダメなんだ)」
八幡「(どのような言い方であれ、逆に三浦に注目が集まってしまう)」
八幡「(もちろん悪い意味でな)」
八幡「(これは問題の解決なんてできねぇな・・・)」
八幡「(・・・・・・)」
八幡「(その後も俺は、三浦の様子を見ることにした)」
八幡「(トップカーストグループの連中からは、変に気を遣われた対応はされなくなった)」
八幡「(寧ろ、今まで通りになってくれたことは評価したい)」
八幡「(しかし、最初の対応で全てが悪い方向に進んでしまった)」
八幡「(もう、取り返しはつかないだろう)」
八幡「(直接的な攻撃はされないにせよ、三浦の存在は完全に悪いものとなっていた)」
八幡「(女王様から一転、まるで汚物を見るかのような目で見られる存在に・・・)」
八幡「(クラスの女子からはもちろんのこと、校内を歩けば)」
八幡「(必ずクスクスと笑われ、後ろ指を指される)」
八幡「(女子の口の軽さ、そして噂の拡散スピードの速さに驚いた)」
八幡「(しかし、こうまで悪い方向に進んでしまうのは、何か裏がある気がする)」
八幡「(積極的に三浦の印象を悪くし、そしてそのための行動をした人間がいるはずだ)」
八幡「(・・・・・・)」
八幡「(まだまだ止みそうにない、三浦にとっての苦痛の毎日は続いた)」
八幡「(三浦は徐々に精神的に不安定になり、葉山達との交流も少なくなり)」
八幡「(登校拒否には至っていないが、なるべく休み時間などは極力教室の外へと行くようになった)」
八幡「(少しでも人の目から離れるために)」
八幡「(昼休みの時間が最も苦痛なのだろう)」
八幡「(授業が始まる、ギリギリの時間まで三浦はどこかに行っている)」
八幡「(葉山も由比ヶ浜も、困り果てて何もできずにいる)」
八幡「(このままでは、由比ヶ浜あたりが余計なことをして)」
八幡「(さらに状況を悪くしてしまう可能性がある)」
八幡「(それは被害対象がどんどん広がっていくことだ)」
八幡「(これ以上あいつらを巻き込むわけにはいかない・・・)」
八幡「(三浦もそろそろ限界が来ているだろう・・・いつ学校に来れなくなるか)」
八幡「(・・・・・・)」
『屋上』
三浦「」モグモグ
三浦「」ゴクン
三浦「・・・・・・」
三浦「あーし・・・なんで生きているんだろう・・・・・・」
三浦「・・・・・・」
三浦「」ポケー
八幡「・・・・・・」
八幡「おい」
三浦「・・・?」
三浦「あー・・・ヒキオじゃーん・・・」
三浦「こんなとこ、何しに来たしー・・・?」ニヤ
八幡「」ビクッ
八幡「(思った以上にヤベェな・・・!)」
八幡「お前こそこんなところで何やってんだよ」
八幡「いつもあんだけ葉山達とキャンキャン騒いでたろ」
三浦「あー・・・」
三浦「いや・・・あーしさ、もう嫌になってさ・・・」
三浦「あーしがいることで・・・みんなに迷惑かけちゃうんじゃないかって・・・」
三浦「みんな優しくしてくれるけど・・・もうそれも辛くって・・・」
三浦「最初は大丈夫だって、気に入らない奴がいれば潰せば良いんだって・・・」
三浦「そう思っていたんだけどさー・・・」
三浦「大勢だと怖いね、本当に・・・」
八幡「・・・・・・」
三浦「あんなの太刀打ちできねーし・・・毎日排泄物とか臭いとか言われて・・・」
三浦「笑われて・・・下駄箱に大人用オムツなんか入れられてさー・・・」
三浦「ご丁寧にハルンケアまで付いてきてさー・・・」
八幡「(ひ、酷ぇ・・・!)」
三浦「あははは・・・あーし、なんで漏らしちゃったんだろうね・・・?」ツー
三浦「もうさ・・・死にたい・・・辛い・・・」ポロポロ
八幡「(おかん・・・)」
平塚「よし、私が授業中に漏らせば一挙解決だな!」
八幡「お願いします、ハルンケア先生!」
三浦「ヒキオも・・・」
八幡「・・・?」
三浦「辛かったんだね・・・あーし、今までこんなことなかったから・・・」
三浦「誰からも無視される・・・嫌われ者になって・・・」
三浦「初めて・・・裏切られることを知ったし・・・」
八幡「・・・・・・」
八幡「いや、俺はまだ存在を認知してもらえないだけだから」
八幡「お前より酷い状況ではねぇよ、寧ろ居心地が良いくらいだ」
三浦「はは・・・」
八幡「・・・無責任かもしれないが」
八幡「時間の経過が解決してくれるかもしれん」
八幡「確率は低いがな」
三浦「あはは・・・なにそれ? ヒキオキモいし・・・」
八幡「うるせーよ」
三浦「励ましてくれた感じ? 全然嬉しくねーし・・・」
八幡「そうかよ」
八幡「・・・ま、俺からも気にするなとは言えねぇしな」
三浦「追い打ちかけんなし・・・」ムス
八幡「・・・・・・」
八幡「・・・んじゃ、俺はそろそろ行くわ」スッ
八幡「」スタスタ
三浦「 ヒ キ オ 」
八幡「?」
三浦「ありがとう・・・」ニコ・・・
八幡「(・・・!)」
八幡「・・・・・・」
八幡「・・・おぅ」
ブリブリしてきます
雪ノ下「どんなことがあったにしても、イジメだなんて極悪非道な真似だけは許されないわ」
由比ヶ浜「そうだよ・・・! こんな酷いこと、絶対に許せないよ!」
由比ヶ浜「でも・・・親友が苦しんで、困っているのに・・・」
由比ヶ浜「それを助けられない・・・どうしたら良いかわからない自分が・・・」
由比ヶ浜「もっと許せないよ・・・!」
雪ノ下「由比ヶ浜さん・・・」
由比ヶ浜「ねぇ・・・どうしたら良いのかな?」
由比ヶ浜「ヒッキー・・・」
八幡「・・・・・・」
八幡「(・・・・・・)」
八幡「(・・・・・・・・・)」
八幡「・・・・・・」
八幡「(俺はどうしたら良い・・・?)」
八幡「(誰も傷つかない方法・・・かつ、三浦が対象から外れるやり方・・・)」
八幡「(俺が三浦の飲み物に、何らかの形で利尿剤を盛り、三浦に恥をかかせることで)」
八幡「(三浦を周囲から孤立させ、俺はその様を見て楽しんでいた・・・)」
八幡「(・・・いや、それならわざわざ暴露する必要はない)」
八幡「(黙っていなければ、寧ろ不自然だ)」
八幡「・・・・・・」
八幡「覚悟を・・・決めるか・・・」
『翌日』
八幡「・・・・・・」
八幡「(いざ、やろうとしても)」
八幡「(中々出るものが出ず、昼になってしまった)」
八幡「(情けねぇ・・・)」
三浦「」ガタ
八幡「ぁ・・・」
雪ノ下「 待 ち な さ い 」ヌッ
三浦「!?」ビクッ
八幡「!?」ビクッ
由比ヶ浜「ゆきのん・・・?」
雪ノ下「三浦さん、貴女にお話しがあるのだけれど?」
三浦「はぁ? な、なんだし・・・!」
三浦「あーし、これからお昼食べに行くんだけど?」
雪ノ下「貴女のためを思って、わざわざ私が来たのだけれど?」
雪ノ下「少しお時間を頂けないかしら?」
三浦「・・・・・・」
八幡「雪ノ下・・・?」
雪ノ下「全てわかったわ」
雪ノ下「今回の件に関して、比企谷君が思っていた通り」
雪ノ下「裏があったわ」
三浦「!」
由比ヶ浜「!」
八幡「!」
雪ノ下「噂が拡散するまでの過程、そして三浦さんに対する何気ない対応・・・」
雪ノ下「全ては人の手が加わって、ここまで悪い方に事が進んだわ」
由比ヶ浜「それって・・・!」
雪ノ下「そうでしょう? 聞いていないふりをしても無駄よ」
雪ノ下「葉山君」
葉山「・・・・・・」
三浦「!?」
由比ヶ浜「えっ!?」
八幡「なっ・・・!」
夕食の時間です
葉山「・・・はは、何を言っているんだ、雪ノ下さん」
葉山「何の根拠もないことを言うなんて、君らしくない」
雪ノ下「黙りなさい、偽善者」
葉山「・・・・・・」
雪ノ下「証拠はあるわ」
雪ノ下「・・・入ってきなさい」
材木座「う、うぬ・・・」ヌッ
八幡「材木座・・・?」
雪ノ下「この人が全てを聞いているわ」
葉山「! 何のことかな?」
雪ノ下「最初は難しく考え過ぎていたわ」
雪ノ下「でも、想像以上に貴方の考えは幼稚過ぎた」
雪ノ下「それがかえって見逃してしまっていたのね・・・」
雪ノ下「彼が私に話してくれなければ、きっと今もわからなかったわ」
雪ノ下「さて、貴方の愚かな画策を話していきましょうか」
葉山「・・・・・・」
雪ノ下「貴方はクラス内外問わず人望の厚い、誰からも好かれる人物」
雪ノ下「みんなから信頼され、いつでも期待に応えてきた」
雪ノ下「だけど、毎日人に気遣っていては疲れてしまう」
雪ノ下「さらに好意を寄せる女生徒もいる」
雪ノ下「もし誰かと付き合ってしまったら、悲しむ者や自分の印象が崩れてしまうのではないか」
雪ノ下「そう思い込むことで、誰とも関係を持とうとしなかった」
雪ノ下「そうして自分自身を作り上げることで、誰も傷つかない、平和な学校生活を築こうとした」
雪ノ下「でも・・・貴方はとうとう疲れ果て、限界を迎えてしまった」
葉山「・・・・・・」
雪ノ下「そして、貴方は全てがどうでも良くなった」
雪ノ下「自分の欲望に忠実でいよう、自分の望むことをしよう」
雪ノ下「そんな壊れてしまった貴方に、三浦さんは運悪く接触をしてきた」
雪ノ下「以前から彼女からの好意には気づいていたものの、自分の趣味には合わない」
雪ノ下「貴方の好きな人は・・・私ですものね」
葉山「!!」
三浦「はっ!?」
由比ヶ浜「えっ!?」
八幡「・・・・・・」
雪ノ下「気づいていないと思っていたのかしら? 気持ち悪くて反吐が出るわ」
葉山「い、いい加減なこと言うなよ・・・!」
雪ノ下「事実よ」
雪ノ下「そして、貴方はアピールをしてくる彼女に対して、途轍もない憎悪の念を抱いた」
雪ノ下「いい加減鬱陶しい、邪魔な奴だ」
雪ノ下「自分が好きな人は、他にいる」
雪ノ下「今までの自分の考えでは、良い女性避けにはなっていたが」
雪ノ下「今となっては、ただの邪魔な存在」
雪ノ下「どうせ排除するならば、酷い仕打ちをして消してしまおう」
雪ノ下「貴方はそう考えたのね」
葉山「・・・・・・」
雪ノ下「ただ、自分が直接的に手を下すと、色々不都合が出る」
雪ノ下「三浦さんの地位を底辺にまで墜とし、周囲から孤立させ」
雪ノ下「自分は最後まで気にかけていたが、結局どうにもできなかった」
雪ノ下「自分が加害者と悟られないように、直接的に三浦さんを陥れる方法」
雪ノ下「それは相模さんを利用することね」
葉山「!」
由比ヶ浜「え・・・」
八幡「・・・・・・」
三浦「!?」
三浦「」ギロ
相模「はぁ!?」ビクッ
雪ノ下「女子高校生特有の噂好きの性質と」
雪ノ下「その噂の拡散スピードの速さ」
雪ノ下「そして、自分を信頼していて、三浦さんをあまり快く思わない人物を利用すること」
雪ノ下「全てが貴方にとって、好都合だった」
雪ノ下「そして、誰にも気づかれないよう、こそこそと計画を話し合っていた」
葉山「・・・!」
雪ノ下「ただし、最後の最後で思わぬ形で計画がバレてしまった」
雪ノ下「貴方も先程まで知らなかったようだけど」
雪ノ下「この材・・・なんとか君が、たまたまその話を聞いてしまった」
雪ノ下「彼は誰かに伝えなくては・・・そう思いながらも」
雪ノ下「誰にも信じてもらえないのではないか、自分がイジメの標的にされるのではないか」
雪ノ下「そんな恐怖の中、中々言い出せずにいた」
材木座「う、うぬ・・・」
>>53から>>59までのうんこtimeは12分31秒、トイレに行くまでの帰ってくる時間を考えると実際のトイレtimeは11分51秒
かなりの時間踏ん張っていると考えられる、よって>>1のうんこは固い便だ
雪ノ下「そして、覚悟を決めて奉仕部に相談をしに来た」
雪ノ下「そのときは、たまたま私しかいなかった」
八幡「(だから俺はそれを知らなかったのか・・・)」
八幡「(材木座が俺に言わないわけがないからな)」
八幡「(だがおかしい・・・何故雪ノ下は俺や由比ヶ浜にそれを言わなかったんだ?)」
八幡「(俺には解決できないことを想定した?)」
八幡「(もっと事態が悪化するのではないかと考えたのか?)」
雪ノ下「・・・と、大方こんな感じかしら」
雪ノ下「どうなのかしら?」
葉山「・・・・・・」
相模「いや、ちょっと待ってよ! ウチ意味わかんないんだけど!」
>>89
ご名答です、ただ今回は非常に効率良く出た方です
半年に1回来るザ・ロックに関しては、2~3時間を要します
おまけに直腸の大量出血、脱腸、鈍痛、切れ痔、酷い貧血、自律神経失調症状がサイドメニューとして追加されます
相模「そ、そんなことした覚えなんてないって!」
雪ノ下「そう・・・」
雪ノ下「」チラ
女生徒5「あ、あぁー・・・ (遊びに来るんじゃなかった・・・)」
女生徒6「いやー・・・そのね?」
女生徒5「私達もそのー・・・別のクラスだけどさ」
女生徒6「その噂を聞いたのって、相模さんだったよね・・・?」
女生徒5「う、うん・・・」
相模「!? ウ、ウチは何も知らない! いい加減なこと言うな!」クワッ
雪ノ下「見苦しい・・・往生際が悪いにも程があるわ」
相模「くっ・・・!」
タバコ吸ってきます
雪ノ下「それで、どうなのかしら?」
雪ノ下「葉山君?」
葉山「・・・・・・」
八幡「(葉山・・・)」
由比ヶ浜「」ワナワナ
三浦「は、隼人・・・?」
三浦「そんな、嘘だよね・・・? 隼人がそんなことするわけないよね?」
三浦「ね、ねぇ・・・」
葉山「触るな女狐!」バッ
三浦「きゃっ!?」
由比ヶ浜「ゆ、優美子!」
八幡「・・・!」
葉山「はぁ・・・いい加減お前にはうんざりなんだよ」
葉山「いつもすり寄ってきて鬱陶しいんだよ・・・!」
三浦「え? え?」
葉山「確かに雪ノ下さんの言う通りだ」
葉山「俺は雪ノ下さんのことが好きだし、現実にうんざりしていた」
葉山「思い切って行動してみたが、どうしてこう失敗するんだろうね・・・」
八幡「葉山てめぇ・・・!」
由比ヶ浜「酷い・・・酷過ぎる!」
三浦「隼人・・・なんで・・・」ポロポロ
雪ノ下「このゲスが・・・!」ギリッ
葉山「はははは! バレちゃったら仕方ないな!」
葉山「もう俺は終わりなんだ! 全ての苦しみから解放されたんだ!」
葉山「不思議と悪い気分はしない! 寧ろ心地よいくらいだ!」
葉山「ざまぁみろ! もっと苦しんでくれ!」
葉山「こんなに人が苦しむ姿が美しいとは思わなかったよ!」
葉山「なんで気づかなかったんだろうな! もったいないよ本当に!」
葉山「あははははは!!」ゲラゲラ
八幡「葉山・・・! てめぇ・・・!」グッ
材木座「食らえぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!」バキィッ!!
葉山「ぐえっ・・・!?」ガラガラ グシャ
八幡「!?」
由比ヶ浜「!?」
プーチン「!?」
雪ノ下「!?」
三浦「!?」
材木座「先程から話を聞いていれば・・・何たる愚かさ!」
材木座「周囲の環境に疲れ果て、挙句の果てには己の欲に支配され、愚行の数々を成し遂げた!」
材木座「貴様はただ甘えているに過ぎない!」
葉山「くっ・・・! お前なんかに何がわかる・・・!」
葉山「お前なんかに俺の気持ちがわかるものか・・・!」
材木座「黙れ! そんな邪な念などわかりたくもないわ!」
材木座「況してや、人を傷つけるなど言語道断!」
材木座「例えどれだけの苦痛を味わおうが、悩もうが」
材木座「決して人を恨むでない! 憎しみの念に支配されるな!」
葉山「!」
材木座「我も様々な人間から接触を拒まれてきた・・・」
材木座「昼休みなんて、図書室で過ごす有様・・・」グス
八幡「(材木座・・・)」
由比ヶ浜「(うわぁー・・・)」
雪ノ下「(? 何がおかしいのかしら?)」
三浦「・・・・・・」
材木座「だが! 我はこれまで一切人を恨んだことなどない!」
材木座「我は我のままで良いのだ! 無闇に自分を作る方が無様だ!」
材木座「我には我の居場所がある! 理解してくれる人は・・・」
材木座「」チラ
八幡「(こっち見んな)」
材木座「・・・少しはいる!」
材木座「人望の厚い、皆から総計される人物・・・はっ!」
材木座「笑わせるな! 貴様はちやほやされているだけで、本当に理解してくれる者など皆無なのだ!」
葉山「!」
材木座「甘ったれるな! 貴様は悲しい人間なのだ!」
材木座「本当に汚物なのは貴様の方なのだ!!」バンッ!!
葉山「くっ・・・!」
八幡「」ポカーン
由比ヶ浜「」ポカーン
雪ノ下「」ポカーン
三浦「・・・・・・」
>>107はミスです
材木座「だが! 我はこれまで一切人を恨んだことなどない!」
材木座「我は我のままで良いのだ! 無闇に自分を作る方が無様だ!」
材木座「我には我の居場所がある! 理解してくれる人は・・・」
材木座「」チラ
八幡「(こっち見んな)」
材木座「・・・少しはいる!」
材木座「人望の厚い、皆から尊敬される人物・・・はっ!」
材木座「笑わせるな! 貴様はちやほやされているだけで、本当に理解してくれる者など皆無なのだ!」
葉山「!」
材木座「甘ったれるな! 貴様は悲しい人間なのだ!」
材木座「本当に汚物なのは貴様の方なのだ!!」バンッ!!
葉山「くっ・・・!」
八幡「」ポカーン
由比ヶ浜「」ポカーン
雪ノ下「」ポカーン
三浦「・・・・・・」
三浦「ぷっ・・・」
八幡「!」
三浦「あはは! おっかしー!」
由比ヶ浜「優美子・・・?」
三浦「いや、あんたが言ってもあんまし説得力ないから」
材木座「」ズドーン
八幡「材木座ぁぁぁぁぁっ!」
三浦「」スタスタ
材木座「我・・・激戦の末・・・ここに眠る・・・」ピクピク
三浦「」スッ
材木座「・・・?」
三浦「まぁでも・・・ありがと・・・」ボソ
材木座「」ズドーン
八幡「材木座ぁぁぁぁぁっ!」
三浦「あーあ・・・なんか馬鹿らしくなったしー」
三浦「あーし、初めて知ったわ」
三浦「これが裏切られるってこと? 気分悪いわー」
三浦「んでさー、こんなクズのことが好きだったってことが」
三浦「一番あーしにとって許せないし!」グッ
三浦「死ねぇっ!!」ドカッ!!
葉山「うぐぅっ!?」ガク
三浦「はぁ・・・」
由比ヶ浜「・・・最低」ギロ
葉山「・・・・・・」
雪ノ下「金輪際貴方との交流は拒否させていただくわ」
葉山「・・・・・・」
八幡「・・・・・・」
葉山「・・・・・・」
八幡「・・・やっぱり俺」
八幡「お前のこと、嫌いだわ」
葉山「・・・!」
葉山「・・・それはお互い様だよ」ニヤ
八幡「・・・・・・」
八幡「・・・そうかよ」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
八幡「(あの事件から数日が経った)」
八幡「(主犯の葉山と共犯の相模、そして全員ではないがイジメに関わった生徒は停学処分を下された)」
八幡「(あと材木座も1週間の停学処分を食らった)」
八幡「(葉山と相模はこれからどうするのだろうか?)」
八幡「(相模はあまり深くは考えてはいなさそうだが・・・厚顔無恥というものか)」
八幡「(葉山の停学処分が終了した後、葉山は学校に来るのか?)」
八幡「(転校する可能性が高いが・・・)」
八幡「(あいつは苦しみから解放されたと言っていたが)」
八幡「(これからが地獄であることを知らないのだろう・・・)」
八幡「(三浦もまだ完全には落ち着きを取り戻していないようだ)」
八幡「(いつ報復が来るのか心配なのだろうか)」
八幡「(今では由比ヶ浜をはじめ、あのグループの連中が必死に頑張ってくれている)」
八幡「(三浦も少しずつ、笑顔を取り戻していっている)」
八幡「(後から発覚したのが、葉山は三浦の飲み物に利尿剤を盛ったらしい)」
八幡「(女子特有の、授業中にトイレに行きづらいと言う性質を悪用しての犯行だった)」
八幡「(三浦も例外ではなかった、我慢に我慢を重ねて決壊してしまった)」
八幡「(どうとでも言い訳をすることができたはずだが、三浦は真面目なところがあったため)」
八幡「(素直な言い方しか浮かばなかったのだろうか?)」
八幡「(・・・俺の考えたことと葉山がしたやり方が一緒だったのは遺憾だが)」
八幡「(俺が事を致す前に雪ノ下が解決してくれた)」
八幡「(今回は・・・雪ノ下と材木座・・・いや)」
八幡「(みんなに感謝だな・・・)」
八幡「(とりあえずは平和な学校生活が送られそうだ)」
八幡「・・・・・・」
八幡「・・・・・・」
八幡「・・・・・・」
三浦「ヒキオ」
八幡「ん?」クル
三浦「こんなとこで何してるし」
八幡「察しろよ・・・ぼっちはより良い居場所を求めるんだ」
八幡「俺にとってここはベストプレイスなんだよ」
三浦「は? なにそれキモッ」
八幡「・・・・・・」
三浦「・・・・・・」
三浦「・・・隣」
八幡「?」
三浦「座っても良い?」
八幡「あ? あ、あぁ・・・」
三浦「」スッ
三浦「・・・・・・」
八幡「(え? ちょっと近いですよ? 近いんじゃないんですか?)」
八幡「(しかもなんか良い匂いしますよ? え? なにこれ?)」
三浦「・・・あーしさ」
三浦「本当はもう、限界に近かったんだ・・・」
八幡「(え? なんですかこの流れ? ドキドキしちゃうんですが? ふへっ・・・)」
三浦「もしあのときあいつ・・・雪ノ下・・・さんが来なかったら」
三浦「あーし、多分登校拒否になっていた・・・」
八幡「・・・・・・」
三浦「ヒキオもさ、あーしに会いに来てくれたことあったね」
八幡「あぁ・・・」
三浦「あーしのことについて、色々考えてくれたんでしょ?」
八幡「いや・・・」
三浦「あの日もなんかソワソワしてたし・・・」
三浦「あーしのために・・・なんかしようとしていたんでしょ?」
八幡「いや、別にお前のためとかじゃねーよ・・・」
三浦「それでも・・・ありがとう」
八幡「・・・礼なら俺以外にしろよ」
八幡「俺は何もしてねーよ、傍観していただけだ」
八幡「由比ヶ浜や雪ノ下、材木座あたりに礼をしておけ」
三浦「・・・・・・」
八幡「・・・なんだよ」
三浦「ふふっ・・・いやさー、なんて言うか」
三浦「結衣が言っていた通り」
三浦「ヒキオって、優しいんだね・・・」
八幡「あ? 何言ってんだ?」
三浦「ヒキオがどんな風に自分を評価しても良いし」
三浦「それでも言わせろし」
三浦「ありがとう」ニコ
八幡「お・・・おぅ・・・」プイッ
三浦「・・・・・・」
八幡「・・・・・・」
三浦「」ススッ
八幡「!?」
八幡「」ススッ
三浦「」ススッ
八幡「・・・・・・」
八幡「・・・何故俺の方に寄る」
三浦「なんとなく」
三浦「それともなに? 変に意識でもしてるわけ? キッモ」
八幡「・・・・・・ (悪いかよ・・・)」
三浦「・・・・・・」
八幡「・・・・・・」
三浦「・・・ヒキオ」
八幡「あ?」
三浦「好きだよ」
八幡「は・・・・・・?」
三浦「あーしさ」
三浦「やっとさ」
三浦「本物」
三浦「見つけたよ」
三浦「ん・・・」スッ
八幡「ぇ・・・・・・」
『材木座宅』
材木座「んほおぉぉぉぉぉっ!! カレンたんカワユスぅぅぅぅぅぅっ!!」ガクガク
終わり
MURさんをたすけるナリ
そうだ授業中に脱糞すればいいナリ
唐沢貴洋「ああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!」
先生「唐澤貴洋くん、ど、どうしたんだいきなり大声出して」
唐澤貴洋「なんでもな(ブリブリブリブリュリュリュリュリュリュ!!!!!!ブツチチブブブチチチチブリリイリブブブブゥゥゥゥッッッ!!!!!!!)
このSSまとめへのコメント
これは なに?
ワロタw
若干最後蛇足感は否めないけど
面白かったです( ・`ω・´)
葉山が、ssで黒く書かれるの多いなー(´・ω・`)www
ザロックやばすぎてわろえない
侵略戦争犯罪者プーチンが紛れ込んでる