ライナー・ブラウンが鎮守府に着任しました (80)



【進撃の巨人×艦隊これくしょん】


ライナー「……」


電「はわわわ……とっても大きい司令官さんなのです! これからよろしくなのです!」


ライナー「……えっと……」


電「私は秘書官の電です。よろしくお願いします、なのです」


ライナー「よ、よろしく。あー。その。なんだ」


電「……? どうしたのです?」


ライナー「あの……気がついたらここにいたんだが……ここ、どこだ?」


電「へっ? こ、ここは呉鎮守府なのです! 司令官さんは、人類を襲う深海棲艦を打ち倒すため、ここで艦娘の作戦や指揮をしてもらうお立場なのです!」


ライナー「艦娘……深海棲艦……なにがなんだかさっぱり分からんな……」


ライナー(んー、落ち着けライナーブラウン。オレは戦士だ。兵士じゃない。直前の記憶では確か……エレンを調査兵団どもに奪還されて、オレとユミルとベルトルトで、シガンシナの壁上で休んでいた)


ライナー(そして、オレはシガンシナの街で食料になりそうなものを探していたんだ。さすがに長時間何も口にしていなかったからな)


ライナー(そこで、どこかの家の地下室に入った。鍵はかかっていたが、地下室なら食料の備蓄されている可能性が高い。オレは体当たりでドアを壊し、地下室の中へと入った)


ライナー(…………それで…………いや、ダメだ。それ以後が思い出せない)


電「……司令官さん?」


ライナー「あ、ああ、すまん。少し考え事をしていてな」


電「い、電でお役に立てることがあったら、遠慮なく言ってください! なのです! 電は司令官さんのお役にたちたいです!」


ライナー「……」


ライナー(……え。なにこの子天使? 結婚したい……)






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電「とりあえず、司令官さんも着任したばかりですので、色々ご説明させて頂きますね」


ライナー「あ、おう。すまない。頼む」


電「えっと……基本的に今は私以外に艦娘がいないので、他の艦娘を生み出したりすることが優先事項なのです」


ライナー「生み出す?」


電「建造と言いまして、私と同じような深海棲艦と戦う艦娘を生むシステムですね」


ライナー「……」


ライナー(んー。なんかよく分からん。この子もじゃあ造られたということなのだろうか)


電(その辺は艦これのブラックな部分でもあるので、突っ込まないでほしいのです)


ライナー「……何か悪魔の囁きが聞こえたが気のせいと思っておこう」


電「その他、私たちが海域を攻略することでも、彷徨っている艦娘を見つけることもできるのです」


ライナー「海域……? なんだそりゃ、壁外のことか?」


電「……えっ。海を侵攻していくことですが……」


ライナー「海!? う、海があるのか、この世界は!」


電「なのです」


ライナー(昔アルミンから話を聞いたことはあったが……本当に存在するとはな。確か、壁内よりも広大な塩っけある水溜りとは聞いたことがある)



ライナー「で、その海を進んで、艦娘を見つけるのか」


電「そうなのです」


ライナー「ふむ、なるほど。それでたくさん仲間を見つけて、海にいる深海なんとかってのを倒すのが目的ってことでいいのか?」


電「さすが大きい司令官さんなのです! そのとおりなのです!」


ライナー「なんとなくではあるが、了解した。説明ありがとう」


電「うふふ……司令官さんのお力になれるのなら、電は嬉しいのです」


ライナー(かわいい)


ライナー「結婚しよ」


電「へっ!!? へ、へええっ!!?」


ライナー「あ、いや、すまん。心の声が言葉に出ていたようだ」


電「ケ、ケッコンはとっても嬉しいですが……いや、その……電はまだLV1ですし……ま、まだ早いというか……」


ライナー「えっ。じゃあ、LV次第で結婚してくれるのか?」


電「……? は、はい。LVが99になれば、私達艦娘とケッコン(カッコカリ)をすることはできます」


ライナー「……」


ライナー(天国じゃないか……)



電「とりあえず、今は司令官さんが着任したばかりなので、たくさん資源があるのです。もし司令官さんがよろしければ、艦娘を建造しませんか?」


ライナー「ああ。そうだな。仲間は多い方が良いだろうし。そのシステムも確認しておきたい」


電「では最初なので、まずは電が適当なレシピで建造してみるのです」


ライナー「うむ、足労をかけるが頼むよ」


電「はい! なのです! では行ってきます!」


テテテテテ


ライナー「……」


ライナー(この世界のことはよく分からんが、多分オレの居た世界とは別世界なのだろう)


ライナー(ラノベやらによくある、気がついたら異世界に飛んじゃった展開というやつだ。ベルトルトがそういう本好きでよく読んでたな)


ライナー(深海棲艦というのが気になるが……秘書官というあの子もかわいいし、更に結婚までできるとは……)


ライナー(なんて幸せな世界なんだ)


ライナー「ふふふ……ふふふふふ……ベルトルト達には悪いが、笑いが出てくるぜ」






電「し、司令官さん、どうしたのです?」


ライナー「あ、すまん、戻ってきてたのか。どうだった? 建造は」


電「それが……大成功なのです!」


ライナー「お! そうか」


電「こんな歴戦の戦艦はなかなか手に入らないのです! 電が本気を見せたのです!」


ライナー「戦艦……とはなんだ。まあいい。良い結果だったんだな、偉いぞ。そんな電の頭をナデナデしてやろう」


電「えへへへ……」


ライナー「で、どんな子が来たんだ?」


電「はい! 桜のホロがついた、新型艦娘さんの____」


電「戦艦ミカサさんです!」


ライナー「えっ」



ミカサ「……戦艦ミカサ。よろしく」



ライナー「アッカーマンさああああああん!!!??」




ミカサ「……」ゴゴゴゴゴ


ライナー「いや! 待て、ミカサ! 違うんだ、これは違うんだよ!!」


電「し、司令官さん、どうしたのです!?」


ライナー「どーしたもこーしたも! なんでここにミカサがいるんだ!? 姿形そのもの全部ミカサじゃねえか!」


ミカサ「……」ゴゴゴゴゴ


ライナー「こ、怖っ!! そんな睨むなって! いや確かにエレンを連れ去ったの悪かったけどさ! 待って頼む! ブレードで切り刻まないでえええ!!」


電「し、司令官さんが壊れたのです」


ミカサ「……何を言っているの」


ライナー「へ、へっ?」


ミカサ「私は戦艦ミカサ。艦娘。そして強い。どんな戦艦よりも、すごく強い!!」


ミカサ「ので、私は深海棲艦を一匹残らず駆逐することができる。例え提督が巨人でも!!」


ライナー「やめろおおおおおおおお!!! オレを巨人と言うなああああ!!」


電「……あー。多分ミカサさんは、戦艦だった頃の記憶が混同しているのです」


ライナー「今のどこに戦艦の記憶があったんだよ! バッチリオレの世界のミカサの記憶持ち込んでるよ!」


電「司令官さんがめっちゃ強くて私達の存在意義が危ういのです」
電「司令官さんがめっちゃ強くて私達の存在意義が危ういのです」 - SSまとめ速報
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加賀「ゴーヤさん!お疲れ様です!」伊58「おう」
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脳内ゴーヤチャンプルの過去スレ

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年06月14日 (日) 13:59:27   ID: RvFMw_2h

速攻で逃亡してて草不可避

2 :  SS好きの774さん   2015年06月15日 (月) 14:51:08   ID: t36gIMAa

脳内チャンプルニキの解説ポエムなきゃ脳みそ空っぽにして読むだけなら悪くないからちと残念

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