優希「京太郎、好きだじぇ…」 (29)

注・京太郎がゲスいです。

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私は京太郎が好きだ。

いつから、なんて自分でも分からない。

気付いた時には、私の視線は京太郎を追いかけていた。

笑った顔、嬉しそうな顔、拗ねた顔、面倒くさそうな顔。

京太郎の顔はいつも色んな表情で飾られていた。

いつしか目蓋を閉じても強烈な光を放って脳裏から離れなくなる。

あぁ、私は京太郎に恋をしているんだ。

心拍数がどんどん上がって、肺が、胸が、苦しい。

そんなある日のこと。

突然、京太郎の私への態度が可笑しくなった。

いや、優しくなった。

荷物を代わりに持ってくれたり、並んで帰るときは道路側を歩いてくれたり。

京太郎の特別になれたらいい。

そんな考えが、いつしか私の中に生まれていた。

咲ちゃんはIH後、お姉さんの紹介で白糸台へ。

のどちゃんも東京の高校へと転校してしまった。

二人の友達を一気に失い寂しかったのもあるかも知れない。

その分京太郎への想いは溢れて止まらなくなった。

いっしょに帰ろうと誘われた夕方の河原沿いで、二人の影が重なる。

どうして私と手なんか繋いでくれるの?

優希「京太郎、好きだじぇ…」

自分でも聞き取れるか分からないくらい小さい声で言う。

言った後で後悔が頭の中をぐちゃぐちゃに駆け巡る。

もう駄目だ、全部おしまいだ。

京太郎に嫌われたら明日から部活はおろか、学校にも通えないかもしれない。

恐怖で足が震えだす。

情けない、恥ずかしい…消えてなくなりたい。

小さくなっていたら、京太郎はやっぱり聞こえなかったようで聞き返してきた。

京太郎「悪い。もう一回言ってくれ」

あんな恥ずかしい言葉をもう一回言うなんて絶対に無理だ。

けれど、ただひたすら黙っていても京太郎は許してくれなかった。

いつもはお喋りな口は閉じたまま、京太郎の瞳が私を射抜く。

言いたい、本当は口にしたい。

京太郎が好きだって伝えたい。

私はありったけの勇気を振り絞って、もう一度言った。

優希「京太郎が好きだじぇ…」

余りの羞恥心に涙腺が崩壊する。

涙の膜はあっという間に決壊した。

呆然としている京太郎の前でボロボロ泣き出してしまう。

子供みたいに泣きながら唸っていると、いきなり京太郎に抱き締められた。

なんで、どういうこと?

頭の中はパニックで、喉はしゃっくりが止まらず言葉が紡げない。

京太郎の腕の中で固まっていると、その顔がゆっくりと近付いて来た。

え、…え?

訳も分からぬまま、私は京太郎から触れるだけの口付けを施される。

私のファーストキスはあっさりと奪われてしまった。

京太郎「俺、今彼女いないから、付き合おっか?」

優希「…うん」

軽い京太郎の言葉に、私はただ頷くしか道は残されていなかった。

あぁ、苦しい。

こんなに京太郎が好きで、溺れる私はどれだけ滑稽に映っているのだろうか。

京太郎はちょっと変な顔をしてから、ふ、と笑った。



そうして私たちのお付き合いが始まった。


なんだっけ
その昔ゲスいことして咲か和が病んで片方を刺し殺すやつなかったっけ

続きは夜に

>>12
他スレの話はご遠慮ください

京太郎「なあ。明日部活の後うち来ないか?泊まっていいからさ」

優希「え?…うん」

京太郎の家に遊びに行ったことはあったが泊まりに行くのは初めてで、すごくドキドキする。

翌日。何故かご機嫌の京太郎は私の手を握り、

鼻歌でも歌いそうなくらい楽しそうに家路を急いだ。

優希「ご家族の方は誰もいないのか?」

京太郎「明日の夜まで旅行だって」

いきなり二人きりはハードルが高い気がする。

心拍数がさらに上がった。

玄関からリビングを抜け、京太郎の部屋に招かれる。

何度かお邪魔したことはあったけど、

よく整理整頓されていて京太郎らしい小ざっぱりした部屋だ。

バタンと戸が閉められたのと同じくらいのタイミングで、

私はベッドに押し倒された。

背中を少し打ち付けて痛みが走るが正直それどころではない。

優希「え…京太郎、なにを」

京太郎「エッチしよう」

優希「え、えと、あの…まだ心の準備が」

京太郎「待てないよ。なに、エッチはしたくないってこと?」

私たちは付き合いだしてまだ5日目。

ましてや京太郎が生まれてはじめての恋人だ。

キスでもびくびくしているのに、いきなりセックスなんて出来るとは思えなかった。

けど私が途方に暮れて視線を泳がせていると、

私にのし掛かった京太郎の機嫌が目に見えて悪くなる。

嫌だ、怒らないで。

京太郎に嫌われたら、私はどうすればいいのか分からない。

優希「お、怒らないでほしいじぇ…初めてだから、ちょっと戸惑ってるだけで」

京太郎「そんな深く考えんなよ。こんなのノリだろ」

心臓の音と、上擦った自分の声がうるさい。

京太郎は私の話なんか聞こえないって顔で、

器用に私の制服をするすると脱がしていってしまう。

裸の胸に京太郎の大きな手のひらが滑らされる。

胸の突起を捏ねられて、擽ったさに鼻に掛かった声が出てしまった。

ニヤリと笑った京太郎は、身を屈めてもう片方の乳首に吸い付く。

京太郎「おい優希、もっと声出せよ」

優希「っぅ、…く、恥ずかし…んんっ!」

京太郎「いいから聞かせろよ」

優希「やぁ、そんな…!あ、もぉ…胸、舐めないで…!」

ぴちゃぴちゃと唾液を絡めながら乳首を舐め続けられる。

赤い舌に苛められたそこはぷっくりと真っ赤に腫れ上がっていた。

いつの間にか下着も脱がされ、恥ずかしい場所すべてを京太郎に晒していた。

見ている。

京太郎が私の裸を、私の痴態を見ている。

それはどうしようもなく私を昂らせた。

京太郎が私の身体を転がして俯せにする。

四つん這いになれるかと聞かれたが、脚に力が入らなくてお腹の下に枕を敷かれた。

何をするんだろうと、ぼうとしていると。

いきなり膣内に指を埋められた。

びっくりして息をするのも忘れてしまう。

優希「っひ、ぅ…!?や、痛い…っ!」

京太郎「うーん、さすがに狭いな」

2本の指をバラバラに動かして、中を解そうとしている。

京太郎は本気だ。

でも嫌だなんて言えない。

初めて異物を受け入れる膣が酷く痛むけど、終わるまでひたすら我慢しよう。

私は唇を噛み締め、口に右腕を押し当てた。

京太郎「マジで狭いな…」

優希「きょ…たろ、いた…痛いじぇ…」

それでもやっぱりはじめてのセックスは痛みを伴った。

背中越しに興奮した京太郎の荒い息遣いを感じる。

京太郎の固いペニスが私の身体を裂くようにめりめりと侵入して来た。

痛い、熱い、苦しい、やめてほしい。

そう叫びそうになるのだけを必死に堪えた。

目眩がする程の痛みに涙が馬鹿みたいに止まらなくなる。

私は朦朧とする意識のなか、泣きながら京太郎の名前を呼び続けた。

京太郎「あー、ヤバい、中キュウキュウだぜ…」

優希「ひ、ぐぅ…、った、きょ、たろ…、痛い、あ、あ、そんなにっ、動かないで…!」

京太郎「ごめん、無理。もうちょっと我慢してくれ。…出すぜ」

激しい注挿を何度か繰り返した後、

中のペニスが一際大きくなって射精したことを知った。

よかった、終わった。

挿入されてから、私の身体は痛みと恐怖で縮こまったままだった。


こうして私たちの初めてのセックスは終わった。

酷く乱暴に扱われたのに、京太郎が私の身体で達してくれたことを密かに喜ぶ私は

その時から壊れ始めていたのかもしれない。

続きはまた後日

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