渋谷凛「距離感の縮め方……」 (43)
※キャラ崩壊
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渋谷凛「……」
島村卯月「……」ソー
凛「……」ペラ
卯月「わっ!!」バッ
凛「うん?どうしたの?」
卯月「……凛ちゃん。私いま恥ずかしいよ?この両手を上げたポーズも相まってかなり恥ずかしいよ?」
凛「え?あぁ、ごめん……わぁびっくりしたー」
卯月「凛ちゃんの優しさが身に沁みます……。それで、何読んでるの?」
凛「……偶々、置いてあった雑誌だよ。暇だったから流し読みしてた」
卯月「そうなんだ。なになに?気になるあの人との距離感の縮め方?ほ~」
凛「……何?」
卯月「なんでもないよ~?んふふ~」
凛「……脇が甘い!がら空き!」ワサワサ
卯月「ひょあ!や、やめてぇ~くすぐったい~!あははははっ!」ワタワタ
城ヶ崎美嘉「二人して何してんの?なんかユリユリしいよ?」
卯月「ゆ、ゆりゆりしい?ふ~ふ~……えっとね、凛ちゃんが好きな人との距離感を縮めようと雑誌に齧り付いて」
凛「ちょ!?卯月っ!!齧り付いてなんかっ!!」
美嘉「ハハ★必死だ。そんな事で恥ずかしがってるなんて、凛も子供だね。恋の初心者丸出し★」
凛「ムッ!」
美嘉「仕方ないなぁ、アタシがアドバイスしてあげるよ★」
卯月「そっか!美嘉ちゃん雑誌で恋愛相談の連載してるもんね!」
美嘉「そうそう★アタシにかかればラクショーだよ!」
凛「……あぁ、あのオモシロ恋愛相談ね」
美嘉「……アハハ★実はアタシ、パッと見ただけでその人の恋の行方がわかるんだ」
卯月「た、達人みたいだね?」
凛「それはほら、恋の有段者なんだよ。恋の有段者……ふふ……ふふふ」
卯月「り、りんちゃ~ん。ダメだよ~」
美嘉「そうだよー、黒帯だよー、ブラックベルトねー、アハハー。それじゃ、凛の恋の行方を言ってあげる★うん、諦めたほうがいいね★相手の人にはもう意中の人がいるみたい★具体的に言えばギャルだね」
凛「そんなー超高校級の絶望だよぉ」
美嘉「……」
凛「ショックだよー」
美嘉「……」
凛「……」
卯月「あ、あの……二人とも落ち着いて……」
美嘉「りんのあふぉー!!」ムニー
凛「みかのふぁかー!!!」ムニー
卯月「あぁ!子供の喧嘩だ!」
宮本フレデリカ「フレちゃん、プロデューサーと共に!ここに帰還!!」
モバP「お疲れさまです……ほんと疲れた……フレデリカと営業はいろんな意味で疲れるわ」
フレデリカ「え~?楽しかったでしょ~?アタシはプロデューサーと一緒で楽しかったな~。あんな事や、こんな事……ね?どんな事かは忘れたけど」
モバP「そうね……。あぁ……フレちゃんのその自由なとこ好きだなぁ。ただ、その自由さは俺の前だけにしといてね?営業先では大人しくてかわいいフレちゃんでいてくれると、嬉しいなぁ」
フレデリカ「やっだ~照れる♪つまりフレちゃんを独り占めしたいって?もぉ!!そんなんじゃプロデューサー失格だぞっ☆なんてねー」バンバンバン
モバP「いっ!いてっ!痛っ!フレちゃん背中痛いっす……」
フレデリカ「ん~?ホントにお疲れだね。ツッコミにキレがない。仕方ない、おんぶしよう」
モバP「何言ってんだ。もう帰ってきてんのに」
フレデリカ「よいしょ」ピョン
モバP「おまえが乗るんかい」
凛・卯月・美嘉「「「……」」」
モバP「ん?どした?凛と美嘉、頬っぺた赤いぞ」
フレデリカ「今日寒いから駆けっこしながらここに来たんだよ。少年の心を忘れない二人だね」ギュ
モバP「一概に否定出来んとこがまたツッコミ辛いな。ていうか、降りろ」ユサユサ
フレデリカ「子泣き爺フレデリカバージョン!」ギュウ
モバP「ぐえっ!コラっ!さらにしがみつくなっ!」
凛・卯月・美嘉「「「距離感っ!!!」」」
モバP「!?」ビクッ
フレデリカ「おー……びっくりしたー」
美嘉「ちょっと!プロデューサー!最近ちょいちょい思ってたけどっ!」
卯月「フレデリカさんとの距離感が近いようなっ!」
凛「ていうか、ゼロ距離っ!どうなのそれはっ!?」
フレデリカ「だって、フレちゃんってハーフだから。パーソナルスペースが狭いよね☆」
モバP「ハーフ関係あんの?」
フレデリカ「そんなん知るわけな~い♪」
モバP「……うん。まぁ、これはこいつがふざけてるだけだから。別に距離感が近い訳じゃないよ」
美嘉「今だにおんぶしてる時点で説得力ないんですけどっ!」
フレデリカ「だよね~。プロデューサー適当すぎ~」
モバP「おうコラ。いろいろとコラ」
卯月「それに今日だけじゃなくて、最近いつも一緒ですよね。事務所に居る時も隣に座ってますし」
モバP「それはフレデリカの売り込みに大事な時だからだよ。でも、事務所ではいつも一緒にいるつもりはないけどなぁ」
凛「自覚ないのが一番タチ悪いよ?ねぇ……ねぇ?いつまでおんぶしてるの?」ズイ
モバP「……よし、フレデリカ。速やかに降りるんだ。凛の目がまゆのそれになってる」
フレデリカ「だね~……じゃあ、フレちゃんバズーカ打つ練習してくるね」スタタ
モバP「あ、おま……逃げおった……」
美嘉「プロデューサー、ちょっとお話しよう……かっ!」ガッ
凛「……」ガッ
モバP「ちょっ!う、卯月っ!助けてっ!!」ズルズル
卯月「あはは……プロデューサーさん、大好きでしたよ。ずっと、ずっと……忘れません」
モバP「卯月が変にバラエティー慣れしてるっ!なら……卯月、俺も大好きだったぞー。今世では秘密の恋人だったけど、来世では堂々と付き合おうなー」ズルズル
卯月「はぅっ!……ま、巻き込まないでください!あ、あ、あ……凛ちゃん……落ち着いて……」
凛「美嘉。プロデューサーをお願い」ダッ
卯月「きゃあ!怖いっ!本当に怖いっ!!」タタ
美嘉「今の凛に冗談は通じないみたいね……」
モバP「うん……卯月ごめんな…………あ、捕まった」
―――――――――
――――――
―――
モバP「……二人ともなんで俺の両脇に座ってんの?卯月の方は誰も使ってない机だけど、凛の方、ちひろさんの机なんだけど」
凛「うん、大丈夫。許可は貰ったから。今日はドリンクの開発に集中するんだって」
モバP「何してんの、あの人……。で?この状態は?」
卯月「最近のフレデリカさんとプロデューサーさんの親密さに対する嫌がらせです!」
モバP「……卯月怒ってる?」
卯月「当然ですっ!昨日私を売った報いですっ!パンツ丸出しでおしりペンペンされたんですよ!?」
モバP「なあ。びっくりしたなぁ」
卯月「こんな歳で同年代の娘におしりペンペン……うぅ」
凛「うん、ごめん。あの時ちょっと冷静じゃなかった」
モバP「……それで、これのどこが嫌がらせなんだ?」
卯月「最近の二人はアイドルとプロデューサーにあるまじき距離感ですからね。牽制の意味もあります」
凛「事務所に来るたびにすぐプロデューサーの隣に行ってるからね。私達が先回り」
モバP「まぁ、別にいいけど……。そんなに俺の隣に来てたかなぁ?」
凛「そうだよ。いつも見てたから間違いないよ」
モバP「え?いつも?」
凛「……まゆが」
モバP「まゆか……やべぇ……」
卯月「凛ちゃん……」
凛「……幸子だったかな?」フイ
モバP「幸子か……やべぇ……」
輿水幸子「おはようございます」カチャ
モバP「ひぃ!!」
幸子「……なんですか?」
モバP「いや、ごめん。タイミングが良すぎた」
幸子「?」
卯月「凛ちゃん……」
凛「……」フイ
―――
フレデリカ「フンフンフフーン♪フンフフー♪おっはよー!……島村卯月、今日も1日がんばります!プロデューサーさんのために精一杯がんばります!!」
モバP「お?……おはよう卯月っ!」
フレデリカ「はい!卯月です!頑張ります!本当はもっとプロデューサーさんと一緒の時間が欲しいです……。でも、今はお仕事頑張ります!とにかく頑張ります!」
凛「マネされてるよ?とにかく頑張る人?」
卯月「突然のディス!!でもまあ頑張りますけどねっ!」
モバP「ふはは。しかし、モノマネする相手の名前を自分で言っちゃうのは減点だな」
フレデリカ「きびしー!厳しいから、あっちで幸子ちゃんに慰めてもらおー」スタタ
モバP「……特に気にせずあっちに行ったな。ほら、こんなもんだよ。隣に居ようとするなら、何かしらアクションがあるだろ?」
凛「むぅ………………ん?」
卯月「う~ん……これだけで判断するのもどうかと思いますが、私達が気にしすぎっていうのも確かですね」
モバP「そうそう。しかし、仕事で一緒の事が多くなると変な誤解が生まれるんだなぁ。気を付けんと……」
凛「……ねぇ、卯月。ふと思ったんだけど」
卯月「ん?どうしたの?」
凛「さっきのモノマネのセリフ……《プロデューサーさんのために》、《プロデューサーさんと一緒の時間が欲しいです》。これ、実際言ったセリフなの?」
卯月「!?」
モバP「おぉ。よく言ってくれるぞ。社交辞令でもやっぱ嬉しいよな。男って簡単だからこういうのでテンション上がるんだよ」
凛「へぇ……」
卯月「プ、プロデューサーさんっ!っっ!!あの、その……プロデューサーさん!!」
モバP「お、おう。プロデューサーです……よ?」
凛「……負けないよ」
卯月「っっ…………んん~!もういいですっ!わ、私も負けませんっ!」
モバP「俺も負けんっ!」
凛・卯月「「っ!!」」ギュ
モバP「ぶぉうりょくはんふぁーい」ムニー
フレデリカ「幸子ちゃん何してるの?」
幸子「ノートの清書です。最近忙しくてちょっと雑になってましたから」
フレデリカ「ふ~ん。じゃあ、あそぼっか!」
幸子「じゃあの意味がわかりませんっ!ボクは清書を」
フレデリカ「古今東西っ!イェー!!カワイイ生き物っ!」
幸子「え!?あ、え!?」
フレデリカ「幸子ちゃん!」パンパン
幸子「へぁ!?」
フレデリカ「はいっ!フレちゃんの勝ちー!ごめんね?カワイイ生き物だから咄嗟に幸子ちゃんって言っちゃった☆」
幸子「え、あ、その……ぁぅ」
フレデリカ「照れてるっ!プロデューサー!幸子ちゃんに不意打ちでカワイイって言ったら照れたよー!」
幸子「ちょっ!?なに叫んで……」
モバP『それはさらにカワイイなーっ!』
幸子「プロデューサーさんまで……ふ、ふふ~ん!当然です!あと、ちょっとびっくりしただけで別に照れてなんか」
フレデリカ「カワイイ!カワイイよっ!プロデューサー、この娘アタシが貰っていいーっ?」
幸子「何言ってっ!」
モバP『ダメダメー。さっちゃんは俺のものだからー。大事な大事な娘は譲れないねー』
幸子「んな!?」
フレデリカ「えぇ~?じゃあフレちゃんはママになってもいい~?」
モバP『おーいいぞー!三人で仲良く暮らして……うひゃい!ご、ごめっ!冗談だから!二人とも、脇を地獄突きするの止めてっ!』ビクンビクン
フレデリカ「あははっ!みんな面白いね~♪」
幸子「ボクは面白くないですよ……まったく……娘とか適当なこと言って……」
フレデリカ「幸子ちゃんがご機嫌ななめだ!プロデューサー!幸子ちゃん、娘よりママのほうがいいって!」
幸子「ちょぉ!!またぁ!!」
モバP『よっしゃ!幸子っ!理想の夫婦になろう……んぐぁ!!あばらの隙間はっ!隙間はぁぁあ!!のぉぅ!!』ビクンビクン
フレデリカ「あははははっ!!……ん~?幸子ちゃんちょっと顔赤い?」
幸子「き、気のせいですっ!もぉ!清書するんですから、邪魔しないでくださいっ!!」
フレデリカ「え~?つっまんな~い……む~」
幸子「まったくもぅ……」カリカリ
フレデリカ「……このソファ高さあるから、幸子ちゃんなら足ぷらぷらできるね。足ぷらぷらする女の子ってカワイイよね」
幸子「……」カリカリ プラプラ
フレデリカ「机があるから見えないけど」
幸子「っ……」カリカリ
フレデリカ「……」ボス
幸子(寝た?)カリカリ
フレデリカ「…………あっ!これいいかも☆」
幸子「?」
フレデリカ「プロデューサー!大変大変っ!ちょっとこっち来てー!はやくはやくー!」
モバP『はいはい、そんな声張らんでも聞こえてるってー』ガタ
幸子「大変って、どうしたんです?」
フレデリカ「んふふ~、アタシの次に幸子ちゃんもやってもらうといいよ♪」
幸子「???」
モバP「どした?……何寝てんの?」
フレデリカ「耳の中が痒くて大変っ!はやく綿棒で楽にして!」
モバP「……自分でしなさいよ」
フレデリカ「アイドルを膝枕できるチャンスだよ~?ほらほら☆ここ座って」パンパン
モバP「膝枕はしてもらうほうがいいな。個人的に」
フレデリカ「後でやってあげるから、はやくはやくっ!」パンパン
モバP「わかったわかった。……よっと、ほれ頭乗せろ」
フレデリカ「フンフンフフーン。あ、プロデューサーのココ、かったーい♪」ノソ
モバP「変な言い方すんな。それじゃ……入れるぞ……」
幸子「プロデューサーさんも言い方……ていうか、なんで綿棒を都合よく持ってるんですか」
モバP「まあ、プロデューサーの嗜みだな。そら」コシコシ
フレデリカ「あはぁ……」
幸子「さっきから無駄にエッチぃですね……」
凛「隣に座るのを阻止したら、膝枕をさせていた」
卯月「何を言ってるかわかるよ……それにしても、ナチュラルに持ってかれたね」
凛「……卯月と美嘉、明日オフだったよね?」
卯月「うん。どうしたの?」
凛「私もオフなんだ。確かあの二人は、収録だったからさ」
卯月「監視……もとい、あの距離感になる為のヒントを探ろうって訳だね」
凛「……うん」
卯月「ん~……じゃあスタッフさんに見学っていう体で、許可取っとかないとね。入館証も忘れないようにしなきゃ」
凛「卯月がしっかりしてる……」
卯月「どういう意味かな?」
凛「……さあ?」
卯月「……脇が甘い!がら空き!」ワサワサ
凛「ひゃあ!や、やめっ!ふ、ふふふふふ」ワタワタ
美嘉「……事務所に来た瞬間にゆりゆりしい光景を、二日連続で見せつけられる衝撃」
凛「ち、ちが!卯月やめっんふふふ」ワタワタ
卯月「そ~れそれそれ。ここがええんか?ええのんか?」ワサワサ
美嘉「卯月がおっさん化してる……」
―――――――――
――――――
―――
モバP「……凛達には考えすぎだって言ったけど、これは流石に近すぎじゃないか?」
フレデリカ「ハーフ的には寄りかかるくらい普通だよ~。ちかれた~」グダー
モバP「また適当な事言って……疲れたんならお前も座れって。これ、あすなろ抱きみたいで周りのスタッフに気まずいんだよ」
フレデリカ「ギュってしてないから大丈夫~パイプ椅子持ってくるのめんどくさ~い」グダー
モバP「とにかく誤解を与えるようなことは駄目だって。ほら、面倒くさいなら俺が退くからお前が座れ」
フレデリカ「え~これ楽なのに~。……あ、プロデューサーあそこ見て」
モバP「ん?」
謎の金髪『ハニー!ミキ頑張ったの!』ビョン
謎のP『のわっ!や、やめなさい!まだ、収録終わってないだろっ』
謎の金髪『それって終わったら良いってことだよね?なら、今抱き付いても別にいいと思うな!』ギュウ
謎のP『超理論やめなさい!終わっても駄目っ!!』
フレデリカ「トップアイドルが許されてるんだから、これも大丈夫だよ」
モバP「あの子は特殊だから……ていうか、あれ許されてるのか?」
フレデリカ「フレちゃんも特殊だから~。……ダメ?」
モバP「駄目」
フレデリカ「そっか~。……あ、プロデューサー見て見て」
モバP「いや、どかんかい」
謎のりぼん『どんがらがっしゃーん!』ダンッ
謎の金髪『!』サッ
謎のP『ぐあっ!』ドゴッ
謎のりぼん『ご、ごめんなさい!ケーブル的なものに躓いちゃって』
謎の金髪『白々しいの!あぁ!ハニー大丈夫!?春香の所為で……ひどいの!』
謎のりぼん『綺麗に避けといてよく言う!プロデューサーさんを盾にした美希のほうが酷いと思うな!』
謎のP『ど、どっちもひでぇ……』
フレデリカ「擬音を発しながら肘から突っ込んだよ。流石トップアイドルだね」
モバP「……あの子も特殊なんだよ。ほら、お前も早く離れないと誰かが突っ込んでくるぞ」
フレデリカ「ん~……あ、ほらほらコメディーショーはまだ終わってないよ」
モバP「だから、どかんかい」
謎の金髪『ハニー痛い?痛いよね?これはもう療養したほうがいいと思うの。南国のビーチで。ミキと二人きりで、ね?』
謎のP『行きません。そういう事は冗談でも言わない』
謎の金髪『むぅ!……あ!ティンときたの!ショートカットにして茶髪にしたらハニーは心変わりしそうなのっ』
謎のP『そんな訳ないだろ。もし二人だけで旅行に行くような関係なら、毛虫みたいな髪型だろうと、金髪だろうと行くよ。見た目で判断しないって』
謎の金髪『むぅむぅむぅ!!』
謎のりぼん『美希……現実を受け入れよう?遠まわしに振られたんだよ』
謎の金髪『別に振られてないのっ!春香は相手にされてないからって僻んでるだけなのっ!!」
謎のりぼん『おーおー、吠えちゃって。仕方ない。プロデューサーさん、そろそろはっきりさせましょう』
謎のP『え?何を?』
謎のりぼん『私から言うんですか?それじゃあ……ふぅ……いざ言うとなると緊張しますね』
謎のP『??』
謎のりぼん『私のこと、今より、もっと近いところに、置いてくださいっ!!』
謎のP『は?それってヤバい意味じゃないだろうな?』
謎のりぼん『どんがらがっしゃーん!!!』ゴウッ!
謎のP『ごはあぁ!!』ドゴォ!
謎の金髪『はっっっるっっっかっっ……ひゅぅ……あぁはははは!」ケタケタ
フレデリカ「トップアイドルの爆笑なんて滅多に見れるもんじゃないよね~。今日はツイてるね」
モバP「まあな。みんなあっち見てたから、この状態をあまり見られてないって考えればな」
フレデリカ「だよね。わかるわかる」グダー
モバP「おいコラ……って、収録再開するっぽいな。結局最後まで寄りかかりやがって」
フレデリカ「あはは。フレちゃん大勝利。それじゃ、行ってくるね~」タタ
凛「なんか、あそこの二人から目が離せなかった……」
卯月「あれはあれで勉強になった気がするよ……どんがらがっしゃーん……」
凛「うん。要は飛び込んでいけってことだね。……あと、ハニー……」
美嘉「……二人がそれでいいなら、アタシは何も言うまい。それにしても、フレちゃん……なるほどね……」
―――――――――
――――――
―――
モバP「おはよっす。……あれ?フレデリカは?昨日の収録の反省会しようと思ったのに」
凛「タイフーンの予感っ!フレちゃんは避難するね、あっはっはー☆……だって」
モバP「なんだそりゃ。説教だと思ったんかな?」
凛「ねぇ、時間空いたよね?ちょっと話そうよ……は、はにー……」
モバP「は?なんて?」
凛「はに……」
モバP「はに?」
凛「ハニーって言ったの!これからはプロデューサーのことそう呼ぶからっ!」
モバP「正気か?ちヒロポンキメたのか?」
凛「正気だよっ!プロデューサー、私に対して壁があるじゃん!だから、それを壊す為に!もっと近づく為にっ!は、ハニーって……!」
モバP「無理すんなって。顔真っ赤だぞ。大体なんでハニーなんだ」
卯月「それは、トップアイドルが自分のプロデューサーをそう呼んでいたからです!それはもう、親しそうに!」
モバP「おう、卯月おはよう」
卯月「あ、おはようございます!……じゃなくてっ!あれを見てたら、私達もプロデューサーさんともっと仲良しになってもいいんじゃないかと思ったんです!」
モバP「……もしかして、昨日スタジオ居た?」
卯月「はいっ!だから……私も壁を壊したいと思います!それっ!どんがらがっしゃーん!」ピョン
モバP「ちょっ、おわっ……!?」チュ
卯月「!?」ガタン
凛「だ、大丈夫!?」タタ
卯月「う、うん……」
凛「もう!急に飛んだら危ないでしょ。は、ハニーも大丈夫?」
モバP「……ん゛ん。大丈夫だ。……あー、えーと……ハニー呼びは違和感が凄いからやめような?……いや違う違う。違和感以前にアイドルとして駄目だわ。うんうん」
凛「なんで挙動不審になってんの?……あ、照れてるのか。ふふ、大丈夫だよ。人前ではちゃんとプロデューサーって呼ぶから」
モバP「あー、うん……その話はまた今度。えっと、卯月……?」
卯月「……」サスサス
凛「口唇ぶつけたの?大丈夫?」
卯月「え!?あ、うん!大丈夫……初めてだからちょっとビックリしちゃった」
モバP「おおぅ……そうだよなぁ……」
凛「まあ、滅多にぶつけないよね……??」
卯月「ふふ……」サスサス
凛「?」
美嘉「おっはよー!あ、プロデューサー発見!なに床に座ってんの?ほら、ちゃんと椅子に座って!ほらほらっ★」コロコロ
モバP「お、おう。……わざわざ持ってこんでも……」
美嘉「いいから、早く座って!」
モバP「?……よっ。机まで連れてってくれんのか?」ギシ
美嘉「んふふ。よいしょ★」グダー
凛「ちょ!?何抱き付いてるの!?」
美嘉「抱き付いてないよ。寄りかかってるだけ★」
モバP「……美嘉も昨日居たのか」
美嘉「そうだよー。まさか振り解かないないよねぇ?フレちゃんには許してたもんね?」
モバP「許してはないって。何度もやめろとは言ったがな」
美嘉「でも結局は成すがままだったよね。フレちゃんはそこら辺が上手いよね~。時と場所からギリギリを見極めてる」
モバP「なんの上手さだよ……」
美嘉「昨日、凛も卯月もフレちゃんを参考にするって監視に行ってたはずなのにね★これはアタシが一歩リードかな?」
凛「くっ……」
卯月「ふふ……」サスサス
美嘉「……卯月はどうしたの?」
モバP「そこは気にするな。ていうか、離れろ。この状態、顔近くて危ういんだよ」
美嘉「頬擦り出来ちゃうもんね★恋人の距離感だよね~、ん~」スリスリ
モバP「おまっ!幾らなんでもこれは……ぁ」
凛「美嘉やりすぎ……ぁ。……卯月、レッスンの時間だよ。ほら、行くよ」グイグイ
卯月「えへへ……」ズルズル
美嘉「卯月、なんかトリップしてない?まあいいか。ねえ、プロデューサー?二人っきりだね」ギュ
モバP「それはどうだろう。取り敢えず、離れよう?抱きつくなんて以ての外だぞ?」
美嘉「もう、空気読んでよ。ここまで来たらアタシは覚悟出来てるよ?」
モバP「そうか……覚悟は出来てるか……」
美嘉「うん。ほら、ちょっと顔を傾けるだけで……」
モバP「美嘉……死ぬ時は一緒だぞ?」
美嘉「キスする前にちゃんと言ってくれるんだ……うれしい……」
佐久間まゆ「おんぶ、膝枕、ハニー……」ボソボソ
モバP「なんで知ってるんだろう……あぁ、美嘉ぁ……」
美嘉「プロデューサー……」
まゆ「……どんがら……がっしゃーん」ボソ
美嘉「ん~」ググ
まゆ「……」ダッ
ハッピーエンド
新作きた
このシリーズの卯月はおいしいとこをもっていくな
渋谷凛「愛されるということ……」
渋谷凛「素直になったのに……」
渋谷凛「好きな人にアピールする方法……」
あたりかな
あとはパイセンシリーズ
だいたいキャラ崩壊でハッピーエンドだからわかりやすい
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