【艦これ】提督が艦娘のお願いを聞いてあげるお話【安価・コンマ】 (1000)



いつも頑張ってもらっている艦娘にお休みをあげて慰安をするお話です



・スレの趣向の性質上、確実にキャラ崩壊が含まれます
・提督に少々濃いめの性格付けがされています
・展開によってはえっちぃ描写も含まれる場合があります


以上の事に注意してお楽しみください


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1433511521



>>1が所持していない艦娘

駆逐艦
朝雲、浦風、磯風、谷風、朝霜、高波

軽巡洋艦
能代、酒匂

重巡洋艦
三隈

正規空母
雲龍

装甲空母
大鳳

軽空母
龍鳳

潜水艦
呂500

潜水空母
伊401

その他
大鯨

海外艦
Prinz Eugen、Roma



以上の艦娘は書けないのでご注意ください
ろーちゃんは駄目ですが、ユーちゃんはセーフです


進行


今日一日の視点となる提督の選択
      ↓
メインとなる艦娘の選択
      ↓
艦娘が満足した時点で終了
      ↓
次の艦娘の選択
     ↓
その艦娘が満足したらまた次の艦娘



といった進行順です

不都合が発覚すれば変更します


提督一覧


A、普通提督
若い青年の提督。20代前半
主体性が弱く流されやすい
基本的に自分に自信がない
しかし、ケッコンカッコカリをするまでは艦娘に絶対に性的に手を出さないという鉄の意思と鋼のような決意だけは揺らいでいない
初心で童貞



B、真面目提督
幼い少年の提督。11歳くらい
非常に生真面目で頑張り屋
人に甘えることが苦手で視野も狭く気を使うことが下手
意外に世間知らずで簡単に人の事を信じてしまう危うさがある



C、思春期提督
幼さが抜けきらない少年提督。14歳くらい
絶賛思春期真っ只中で素直に言葉を言えない
非常に照れ屋で口が悪い、がその後一人で部屋に閉じこもるほど落ち込みが激しい
煽られれば簡単にノッてくる負けず嫌い



D、ナルシスト提督
一見紳士な青年提督。20代後半くらい
人当たりが穏やかでやんわりとした雰囲気の優しい性格
紳士的な態度と笑顔を崩すことは少ない
実際は重度のナルシストであり、誰にも靡かない自分という存在に酔っている



以上の4名が視点となる提督です




少年提督二人は提督(仮)の様な設定
元々のその鎮守府の提督から『飽きたからイベントまで好きに遊んでていいよ』とアカウントを借りて勉強をしているような感じ
基本的に各提督の鎮守府は別、面識はあるかもしれないしないかもしれない

提督、鎮守府、艦娘、全部の設定が基本的にフワフワです
細かい事など気にせずに面白ければそれでいいんだよというスタンスでお楽しみください

居ない艦娘多過ぎ
wiki見て書けばええやん


それでは今日一日の視点となる提督を選択してください


A、普通提督
B、真面目提督
C、思春期提督
D、ナルシスト提督


安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用


>>8
許してくれ…持っている艦娘をそれっぽく書くことすら苦労するのです……



安価選択:>>10C、思春期提督



それでは最初にお休みをあげる艦娘の選択


今日一日の選出方法

1、艦娘安価指定
2、>>1の鎮守府のレベル順うえから○番目の艦娘
3、>>1の鎮守府の所持艦娘を古い順から○番目の艦娘


安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用


>>21採用:3、古い順から番号指定で選出
※艦娘の指定はまだ早いですぞー!!



それでは数字をかきこんでくださいね


安価↓4の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用


雑談を範囲に含めるか迷う……


ここはコンマで

偶数でNO.45の榛名。奇数でNO.1の荒潮

直下コンマ

古参No1が荒潮だと!?


コンマ判定:偶数



栄えあるトップバッターは榛名に決定しました


こういう風に進行のシステム安価はこれからもちょくちょくあります
私がこういうの好きなので慣れてくだされば幸いっすよ



それでは始まります

>>45
今でも初期艦の叢雲ちゃんは改二で活躍していますよ!
え?どうして初期艦なのにNO.1じゃないのかって?き、聞こえんなぁ……



提督執務室


榛名は突然の呼び出しに戸惑いながらも提督の言葉を待つ

とうの提督はと言えば机にかじりつき任務をこなしていた


榛名「あ、あのぉ…提督?」

提督「ちょっと待ってすぐ終わる」


そう言ってから20分後、大きなため息を吐き漸く提督は榛名と向き合った


提督「で、僕に用事なの?」

榛名「えぇ!?提督が榛名を呼びましたよね!?」

提督「……そうだったな…はぁ……君にとっても嬉しいお知らせがあります」

提督「今日から数日間。『艦娘慰安週間』として提督である僕が艦娘を労ってあげることになりました」

榛名「……へ?あの…それは…」

提督「簡単に言えばお休みって奴じゃない?」

榛名「なるほどぉ…」

提督「非常に不本意だけど提督である僕が君のお願いを何でも聞いてあげないといけないらしいから、さっさと何でも言ってよね」

榛名「え、えぇっと……その…突然の事で頭がまっしろで…少し時間をくれませんか?」

提督「…別にいいけど…僕は君を満足させないとこの慰安月間終わらないし、他の艦娘のお願いも聞かないといけないからさ。なるべく早くしてね」

榛名「は、はい!では失礼しました!!」


そう言って榛名は体を固くして執務室を出ていった


榛名が出ていく後姿を見送って提督は先ほどよりも深う深い溜息を吐いた


提督「……ちょっと言い方きつかったかな?」

提督「…駄目だな、折角のお休みだから楽しませてあげないといけないのに」

提督「……あ~あ…どうしてこう僕は…」


書類の溜まった机に突っ伏してうじうじと先ほどの態度を反省する

この提督は女の人を前にすると、ついツンとした態度をとってしまう所謂そう言うお年頃なのだ

羞恥を色濃く感じ、性を意識し始める年頃

その思春期の真っただ中にこの提督はいた


提督「……そもそも僕に艦娘のお願いを叶えてあげるだけの器量はあるのか?」

提督「…ああ…不安だ……」

提督「でも、一番は榛名にして正解だったかもしれない…無茶振りはしてこない……はず…」


いつかいつかと榛名を待ち構えていた時、ふと何かが目に止まる


提督「……なんだっけこれ?」

掌に収まるサイズの鉄の箱

丸く赤い突起が突き出ており押してくれと言わんばかりに自己主張をしていた

それをまじまじと眺め、それが何であったかを思い出す


提督「そうだそうだ、『艦娘慰安月間』の伝文と一緒に送られてきたんだった」

提督「…たしか艦娘が少しだけ素直になるとかなんとか……」

提督「………あの榛名の事だ、今日一日悩み抜くだけで終わらせる可能性も十分にある。きっとそう言う艦娘の為に送られてきたんだろうな」

提督「…ってんなわけないでしょ。こんな玩具みたいなもので艦娘の心を開かせられるなんてありえないだろう」

提督「しかもなんか怪しい気配がする。……勘だけど」


提督はありえないと思いつつも、その赤い突起から目が離せないでいた


提督「………………」



突然ですがこのスレのミソともいえる要素の説明です

押すかどうか迷っているこのボタンは『ちょっとおかしなボタン』であります

押せば文字通り艦娘が『ちょっとおかしな』状態になってしまいます

どんな風になるのかは押してみてからのお楽しみであります

キャラ崩壊が嫌だという方は押さないを選択することをお勧めします



1、押す
2、押さない

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用


>>69採用:1、押すねッ!!



それではコンマ神に委ねましょう!

コンマ判定でございます!!




1、外見
2、内面
3、傷、自虐
4、死
5、物
6、部位
7、状況
8、行動・行為
9、その他
0、逆に

直下コンマ


コンマ判定:6、部位


部位の『ちょっとおかしな』一覧はこちら


1、オキュロフィリア(眼球性愛)
2、ステノラグニア(筋肉性愛)
3、トリコフィリア(毛髪性愛)
4、オドントフィリア(歯牙性愛)
5、マノフィリア(手淫性愛)

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用です


>>80採用:1


榛名の性癖が『オキュロフィリア』に決まりました


ここまでくればお分かりかと思いますが『こういう趣向』のスレです

苦手な方も多いかと思いますのでご注意ください

押さないを選択すれば純情やほのぼの

押すを選択すればこのようにちょぴりアブノーマルになります


ええいお前ら!いつまでも過去の事を引きずってるんじゃない!!

折角の重大発表なのに反応が薄くてとっても寂しいじゃないですか!!

間違いは誰にでもあるのです、次に直せられればそれでいいのです


本編を再開します


つい、提督は興味本位でそのボタンを押してしまった

音や衝撃などは無く、カスッと空洞の虚しい感触だけが指先に感じられた


提督「……凄く馬鹿にされた気分だ」

提督「はぁ~あ……後で捨てておこう」

そう思い、ボタンを端に置き直したとほぼ同時に執務室の扉がノックされた


提督「榛名か?思ったよりも早いな…んん!……入って」

声の調子を整え、皆の前で見せる凛とした態度で声を張る

しかし、扉が開かれる気配はない


提督「……ん?聞こえてないのか!入っていいぞ!!」

榛名「あ、あのぉ提督…」

提督「居るんじゃないか、どうしたの?入っていいって言ったよ?」

榛名「そ、そのぉ……」


扉越しからでも榛名がその場で赤面しながら所在なさげにしている姿が容易に想像された


提督「なんなの?そう言うのすっごく迷惑なんだけど、せめて中に入ってきて!」

榛名「う………あの!お願い…何でも聞いてくれるんですか?」

提督「何でも聞くから早く入ってよ!扉越しだと話しづらいでしょ!」


榛名の煮え切らない態度につい苛立ちを抑えきれず怒鳴るように入室を促した

またやってしまったか…と思ったのも束の間、榛名は頬を染め心なしか期待したような視線を提督に向けていた


提督「それで、僕にして欲しいこと決まったの?」

榛名「は、はい!えへへ……実は…ですね…」


榛名「私!こういうのが好きなんです!!」


そう言って後ろに隠されていた手には二つの瓶が握られていた

そのどちらにもある球体、それ単体では目にすることは殆どないであろう物体が押し込まれていた




榛名のハマり具合
0ほど猟奇的、9ほどまだ可愛らしい

直下コンマ


コンマ判定:危ない



提督「ッ…!」

提督は思わず悲鳴をあげそうになるのを必死でこらえる

心臓は早鐘を打ち、逃げ出したいと叫んでいた

だがしかし、提督としての義務感と榛名の期待を込めた視線に応えるために震えを抑えて言葉を吐いた


提督「それ…眼だよね?」

榛名「はい!眼球です!私、こういうのが好きなんです!!」

提督「こ、こういうのって言うのは…眼を集めること?」

榛名「眼球自体です!これはですね、今まで私が倒してきた敵のコレクションなんです!」

榛名「防腐剤も入れてますし、自作の剥製なんです!結構うまくいってお気に入りなんですよ!!」

提督「そ、そうなんだ……」


榛名の人畜無害な笑顔が途端に恐ろしく感じ始めた

提督は冷汗が止まらず体の震えがさらに増していた


榛名「私…昔からそうだったんです」

榛名「クリクリっとしたつるつるのお眼目が大好きで…」

榛名「イケナイ事なんだろうなと思いながら、車に轢かれて死んだ犬や猫、狸なんかの目を集めてたんです」

榛名「その頃は剥製を作る技術も無くって直ぐ腐らせて大変な思いをしましたけど…」

榛名「でも、私…一番好きなのは人の目なんです!」

榛名「何時しかどうしても我慢できなくなって……」

提督「我慢…出来なく…なって?」


榛名「自分の目を取ろうとしたんですけど…結構痛くて諦めたんです」

提督「……はぁ……そう…そっか」

提督(……何をホッとしているんだよ、全然安心する場面じゃないよね?)

榛名「まあそれからは、そういう玩具やアクセサリーなんかを糧に楽しんでいたんです」

榛名「それが今ではこうやって半合法的に人の目の剥製を手に入れられてとっても満足です!!」

提督「…………そうなんだ」


提督は上手く言葉が思い浮かばず似たような返事ばかりを繰り返している

提督の頭の中には『どうしてこうなった』の想いでいっぱいだった


提督(……榛名の趣味はかなり異常だと思う)

提督(でも…でも…ギリギリ犯罪ではない……はず…)

提督(受け入れがたいほど異常だけど……提督である僕がそれを否定してはいけない)

提督(…頑張れ僕!すごく怖いけど受け入れてあげろ!!)


提督「…よく…分かったよ」

榛名「本当ですか!嬉しいです!!今までお姉さまにも怖がられてて…誰にも言えなかったんです……」

榛名「でも…でも提督なら分かって貰えるかなって…私…!勇気を出してよかったです!!」

提督「………う、うん」


若干…いやかなり引き気味ながらも、榛名の感謝の言葉を無下にも出来ずそれっぽく頷いて見せる

本心は『全然わからないよ!!』と叫びたくて堪らなかった


榛名「……それで、お願いがあるんです」

提督(ッ!ついに来たか)

提督は身を固くし、榛名の発言に備える

覚悟は決めているつもりだった、貞操を捧げなければならなくなる可能性も視野に入れていた

そしてちょっと期待してしまっていた

しかし、その淡い甘すぎる希望は粉々に打ち砕かれ、これから強要される変態プレイは提督の拙い性知識ではまるで想像が及ばない

だが決して逃げることは許されていなかった

この『艦娘慰安月間』中は『艦娘のどんな要求ものまなければならない』と記されていたからだ


提督(来るなら…来いッ!)

提督は生唾を飲み込んだ

榛名の口から吐息が漏れる





榛名「お願いします!」


1、眼球を舐めさせてください!
2、提督の目を一つ下さい!!
3、一緒に弄りあいっこして下さい!!
4、自由安価(性癖に沿った内容)

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用


>>113採用:2
※この一体感たるや…


榛名「提督の目を一つ下さい!!」

提督「絶対無理!!!!」

榛名「そ、そんな!どんなお願いも聞いてくれるって言ったじゃないですか!!」

提督「ば、ばば…ば…馬鹿じゃないの!?ねえ、ちょっと考えたら無理だってわかるよね!?」

榛名「榛名!無理を通して見せます!!」

提督「だってさ…その……ほら!機材とかがないじゃん!医療器具!!」

榛名「大丈夫です!!そんなこともあろうかと購入しておきました!!脱脂綿もアルコール消毒も義眼の用意もバッチリです!!」

榛名「手術なんてしたことないけど大丈夫です!!」

提督「ねえなんなの?その無駄な自信はどこから来てるの?何を理由に大丈夫と言ったの?」

榛名「だって…だって私………」



榛名「提督の事(眼球)がずっとずっと気になっていたんです!!!」


榛名「提督(の瞳)に見つめられてから私…一目で好きだと気付きました。……眼球だけに」

提督「そういうのツマンナイから止めて」


榛名「ずっとずっと想っていたんです………提督(の眼)の事」

榛名「遠征に出かけても…入渠しているときも、ご飯を食べてる時だって……ずっとずっと提督(の眼)のことが頭から離れなかったんです」

榛名「提督(の眼)の事を考えるとぼぅって体が熱くなって……恥ずかしいくらい赤くなって…」

榛名「いつの間にか榛名の頭の中は提督(の眼)の事でいっぱいでした…」

榛名「それで、私…分かったんです……」



榛名「提督(の眼)の虜になってしまったって!!」



榛名「提督はズルいです…私をこんなに夢中にさせて!!」

榛名「だから…だから私!提督(の眼)が欲しいんです!!」



榛名の真っ直ぐすぎる熱い告白に提督は思わず心が揺さぶられる

人生でこれほどまでに情熱的に求められたことのない提督は、榛名の本当の主語の事など知らずに



提督「………分かったよ。…それほど本気で僕のこと思っててくれていたんだな」

提督「怖い…けど、僕の眼…榛名にあげる」


了承してしまったのであった


謎の施設


手術室の様な謎の場所で、提督は拘束椅子に繋がれていた


提督「…ね、ねえ…やっぱり嫌って言ったら…」

榛名「ダメです♪」

提督「……だよね……でもなんか、もういいやって気分だ」

提督「榛名があそこまで僕の事を好きって言ってくれたんだ、嫌われることを覚悟で自分の…その…性癖まで晒して」

提督「……だから…だから僕も…榛名の想いに応えるべきだよね?」

榛名「……提督…!榛名感激です!!」

少年は幻想を抱いていた

恋愛という物を知らずに育ってきてしまったが為、創作物でしか恋愛を知らない

少年の恋愛像は行き過ぎて、歪んだ漫画の中のものしかない

だからこそ、少年もそうするべきなのだろうと勘違いをしていた


『好きな人の為ならば何でもしてあげたい』


それの一部と受け入れ、少年は自らの目を差し出すに至ったのだ

本当はそこまでしなくていいというのに


榛名「安心してください!麻酔はしますよ!!」

提督「良かった…どうか僕が寝てる間に終わらせてね」

榛名「駄目ですよ、無痛になるだけです。しっかりと自らの身に起こる光景を離別するその瞳から記憶へと焼き付けてください」

提督「…え?まっ――」

榛名「それでは始めます。暴れると痛いですよ?」

提督「ヒッ…いや…いやっ!!」


必死に首を振ろうとするも麻酔の所為か動きも感覚も鈍っていく

しかし、ボンヤリとした周りの音とクッキリと視界だけがハッキリしていた


本当に声をあげていたのかどうかは分からない

しかし、榛名は頬を上気させ喜んでいる事だけは伝わった

痛みの無い奥の奥、ツンツンと目を引っ張られる強烈な感覚だけが提督の脳内を恐怖で支配していた


鎮守府・執務室


左目を隠すように包帯をした提督が不機嫌な面持ちで机に頬杖をついていた

それと対比しているかのように榛名は全身からハートを振り撒き、提督の眼球にキスの嵐を降らせていた


提督「……ホンット…最悪の気分だよ」

榛名「そうですか?天龍さんや木曽さんみたいでカッコイイですよ!!」

提督「そうじゃなくて…君が僕が好きだから、僕の目を欲しがったわけじゃなくって」

提督「僕の眼だけが欲しくて僕の事が好きなわけじゃなかったことだよ」

榛名「そんな!榛名は提督の事が大好きですよ!!」

提督「それじゃあその目と僕、どっちが好きなわけ?」

榛名「この眼です♪」

提督「フンっ!そうかよ!!」


強く鼻を鳴らし、榛名からそっぽを向く

榛名はその提督の姿にニコニコと笑顔を向けた


榛名「提督、提督の目が一番ですけど…提督への想いも嘘じゃないです」

榛名「だから、ちょっと待っていてください」



榛名「提督からもらったこの眼を、私の左目の義眼にしますから!!」



提督「……なんかもう毒されてるなぁ…」

提督「それが君からの最大の愛の告白だと分かる自分が嫌だ」

榛名「えへへ、分かって貰えてうれしいです。そうだ、義眼に変えた時私からとった眼を提督にあげますね」

提督「いらないよ……」

榛名「私の目が提督の左目に収まったら素敵だと思いませんか?提督の眼も、私の左目に収まってるんです」

榛名「私の右目が私の左目を見つめて、提督の右目が提督の左目を見つめる……そしてキス………どうですか?とってもロマンがあると思いませんか?」

提督「…………ちょっとアリかもと考えている自分が嫌い」

榛名「うふふ、提督ってあれですね…『ちょろい』ですね!」

提督「うっさい馬鹿!!満足したなら帰れよな!!」

榛名「はい!榛名、満足しました!!提督…本当にありがとうございました!!」



深々と恭しく礼をして、榛名は執務室を去って行った

提督は苦々しげな表情で義眼の納まっている左目を撫でて、深い深い溜息を吐いた


今日の更新はここまでです


基本的に『ちょっとおかしな』ではこんな感じのクレイジーサイコ純愛な感じです

オキュロフィリアは比較的一般的な性癖ですので、まあ軽いジャブと言ったところでしょうか

まだまだ大量の異常性癖を取り揃えているので楽しみにしていてくださいね!!


あ、別に普通のほのぼのでもいいんですよ?



それではまた、お付き合いいただきありがとうございました


これもう内容で荒れてるのかそうじゃないのか分かんねぇな…

改めて言いますと異常性癖を扱ったssですので苦手な人は読まないことを強くお勧めします

これを機に変な性癖に目覚めてくれればこれ幸い


しかし荒れてるおかげか勢いが凄いのはちょっぴり嬉しいかもしれない

良くも悪くも人に見られているというのは嬉しいものです



それでは再開ですよー


今日の視点となる提督


1、普通提督
2、真面目提督
×、思春期提督
4、ナルシスト提督


安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

4


>>183採用:4、ナルシスト提督




今日一日の艦娘の選出方法

1、艦娘安価指定
2、>>1の鎮守府のレベル順うえから○番目の艦娘
3、>>1の鎮守府の所持艦娘を古い順から○番目の艦娘


安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

2


>>191採用:レベル順うえから○番目


それでは番号をかきこんでくださいね


安価↓4の中で最も2桁コンマの数値が高いをものを採用

45


>>196採用:NO.45初春



「ちょっとおかしな」ボタンを押しますか?

1、押す
2、押さない

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いを採用

1


>>203採用:1、押す



ではでは、スイッチオン!!



1、外見
2、内面
3、傷、自虐
4、死
5、物
6、部位
7、状況
8、行動・行為
9、その他
0、逆に


直下コンマ


コンマ判定:7、状況



『状況』のちょっとおかしな一覧はこちら


1、アムロフィリア(盲目愛好)
2、ダクライフィリア(泣哭性愛)
3、フォボフィリア(恐怖愛好)
4、ノーモフィリア(正常性愛)
5、ノソフィリア(病気愛好)

直下コンマ

コンマじゃなかった!!


ここから安価↓3までで最も2桁コンマの数値が高いものを採用です!!!


>>211採用:5



初春の性癖が『ノソフィリア』に決まりました

それでは本編開始です


鎮守府・執務室


提督「というわけで、初春さん。貴女にお休みをしていただくことに決まりました」

初春「ふむ…『艦娘慰安月間』か…中々粋な計らいじゃのう!」

提督「慰安ですので提督である私も貴女達を労う義務があります。どうぞなんでも仰ってくださいね」


そう言って柔和な笑みを見せる提督

『艦娘慰安月間』の簡潔な説明を終えて、初春の次の言葉を待つ


初春「う~む…『なんでも』というのは本当に何でもよいのか?」

提督「ええ、本当になんでも構いませんよ。それを叶えることが『義務』だそうですから」

初春「ふむ、貴様に拒否権はないのか…それは良いことを聞いたのう」

提督「アハハ…どうぞお手柔らかに」


初春は腕を組み考え込むような仕草を取った後、『少し時間が欲しい』といって執務室を出ていった


提督「先ほどの『時間が欲しい』という言葉がお願い……ではないですよね」

提督「ふぅ…やれやれ、厄介な命令だこと」

提督「初春さん……彼女はイマイチ考えが読めませんからね、駆逐艦だからと言って可愛い要求で済まされるなんて甘い幻想は捨てておいた方がよさそうです」

提督「………ああ…どうにも嫌な事ばかり頭をよぎりますね…」


そんな自分のマイナス思考を振り払うように机に向かい合う

初春がお願いを決めるまで、残っている執務をこなそうと決めた




初春のハマり具合
0ほど猟奇的、9ほどまだ可愛らしい

直下コンマ



コンマ判定:8 可愛らしい範疇



ドーン

と効果音が聞こえてきそうなほど乱暴に扉が開かれた

扉を開いたのは初春であった


初春「提督よ!脱げ!!」

開口一番、初春は提督にそう要求した

提督「そ、それがお願いですか?」

初春「お願いの一部じゃ、ほれ、はよう脱げ」

提督「……分かり…ました」

どこか諦めたような納得した面持ちで提督は自らの衣服を丁寧に脱いでいく


提督「初春さん…貴女も私の体が目当てなんですね」

初春「ん、んん~……まあそうとも言えるのう」

提督「はぁ…美しさとは…罪ですね」

初春「貴様は何を言っておるのじゃ…」


初春は呆れたように額に手を当て、提督が上半身裸になったあたりで服を脱がせるのをやめた


提督「半脱ぎがご所望ですか?」

初春「そうじゃ」

提督「なるほど、『そういう趣味』なのですね。確かに私も全裸よりも衣服を纏っている姿の方がより肉体の美しさが際立つと思っています」

初春「………貴様、一体どんな勘違いをしておるのじゃ」

提督「セックスじゃないんですか?」

初春「ブッ!!あ、ああ、阿呆か!!!わらわは変態か!!いやむしろこの場合貴様が変態じゃ!!」

提督「…おかしいな、今までこの要求をしてきた女性の方々は大体それだったのですが」

提督は顎に手を当て眉を顰める

すぐに何か思いついたように掌を叩いた

初春は『またか』と呆れた溜息を吐いた


提督「あ、分かりましたよ!写生がしたいのですね。納得です」

初春「自画自賛もそこまでにしておけよ、わらわの話を最後まで聞くのじゃ」


提督「写生でも伽でもないとなれば…一体…?」

初春「あれじゃ」

そう言って初春が指さす先は窓、いや外だろうか

外は重苦しい暗雲が空を埋め尽くし、大粒の雨を降らせていた


提督「青姦がお望みですか?雨が降っていますが…」

初春「貴様は下の話しか出来ぬのか……」


初春「走れ」

提督「はい?」

初春「外を走って来いと言っておるのじゃ。これがお願いじゃ」

提督「は、はぁ?」

あまりにも予想外、かつ意図がつかめない要求に提督は困惑してしまっていた


初春「どうした?わらわの要求を飲めぬと?」

提督「あ、いえ分かりました。どれくらい走り続ければいいですか?」

初春「倒れるまでじゃな」

提督「それはそれは……分かりました、では行ってきますね」


提督(こんな体罰の様な要求をされるとは予想外でした)

提督(もしかすると、私は初春さんに嫌われていたのかもしれませんね)

提督(……これで、少しでも気が晴れて私を許してくれればいいのですが…)


そんなことを考えながら雨が降りしきる寒空の下を、提督は倒れるまで走り続けた


提督自室


提督は初春のお願い通り倒れるまで走り続けた

文字通り外で倒れた提督を初春が担いで提督の自室まで運んだ

体をよく拭き、着替えをさせてベッドに優しく寝かせた

提督は案の定体調を崩し、風邪をひいているような状態であった


提督「……はぁ…はぁ……ここは?」

初春「ん、目が覚めたか。よく頑張ったな、今は貴様の自室じゃ」

提督「そう…ですか……初春さんがここまで運んでくださったのですか?」

初春「そうじゃ、わらわが倒れるまで走れと命令したのじゃから、これくらいは当然じゃ」

提督「…ありがとうございます。…あの、これでご満足いただけましたか?」

初春「ふふふ、そうじゃな。どれ、少し待っておれ粥でも作って来てやろう」


そう言って初春は一度提督の自室から出ていった

嫌われていると思っていた提督は、その初春の言葉と行動に更に困惑の感情が深まっていた


卵粥を作って来た初春は、上半身だけ起こした提督の隣に座る

初春「ほれ、口を開けろ。あ~ん」

初春「おっと…このままじゃ食べづらいか。ふ~…ふ~……ほれ、あ~ん」

粥を蓮華で掬い、甲斐甲斐しく冷ましてあげてから提督の口に近づける


提督「あの、自分で食べられますよ?」

初春「病人が何を言うか。この初春に全て任せておけ」

流されるがままに口を開き、食事を与えられる

半分ほど食べて満足し、食事を下げてもらった


食事のお盆を下げた後も、初春は横になっている提督の傍に座り世話を焼きたがっていた

そこで漸く、提督は初春が本当に望んでいたことを察した


提督「……あの、初春さん」

初春「ん?どうした?なんぞしてほしい事でもあるのか?何でも申してみよ」

提督「いえ、もしかして…初春さんはこうして私のお世話をしてみたかったのかなと思いまして」

初春「…そうじゃのう…貴様の、というより風邪をひいて弱っている貴様の、世話を焼いてやりたかったのじゃ」

初春「『風邪を引け』と無茶振りするわけにもいかんと思うてな、少々強引な手を使わせてもろうたわ」

提督「あはは…確かに、とっても強引な手法でしたね」

初春の行動の真意を漸く理解し、提督は安堵の意味で柔らかい笑みをこぼした


初春「…上手く言えぬのじゃが、わらわは病人の世話をするのが趣味なのじゃ」

初春「男女関係なく、な。人が弱っている姿が好きなのかもしれん…わらわ自身も悪趣味だと思っておるでな」

提督「…少し、分かる気がしますよ」

提督「風邪なんかを引いていると自然に頬が上気して、ちょっぴり色っぽいですよね」

初春「うむ、正にそれじゃな。それがわらわに助けを求めた視線を向けるのじゃ、たまらんのう♪」

提督「ふふふ…それではこれで、ご満足いただけましたか?」

初春「いいや、まだじゃ」


初春「しっかりと元気になるまで、わらわがキッチリ世話を焼いてやろうぞ!」


そうして提督は、少々過保護な初春の看護一日中受け続けた


提督・執務室


二日間の初春の熱心な看病を受け、提督は健康を取り戻した


初春「調子はどうじゃ?」

提督「はい、快調ですよ。初春さんのおかげです」

初春「うむうむ、少し名残惜しいが他の者達にも順番を譲ってやらねばな」

提督「それでは、これからは通常の任務に戻っていただきます」

提督「また、私が体調を崩すようなことがあればよろしくお願いしますね」

初春「うむ!わらわが心行くまで看病してやろう!」


『ではな』と、言い残して初春は執務室を出た

通常通りの任務、遠征に向かったのだ


提督「……こういう私が労われるパターンは少ないのでしょうが、この『艦娘慰安月間』ちょっぴり楽しい催しのように感じてきました」

提督「ふふふっ…私も単純な男ですね」


提督は上品に笑いながら、快晴の空から差し込む太陽の光を窓越しに眺めた


ハマり具合によっては『ちょっとおかしな』でもこういうほのぼのなお話になります

今回の『ノソフィリア』は、潜在的に持っている人も多い性癖ではないかと思います

もしもハマり具合が0に近ければ……それは次のお楽しみですね




では本日二人目の艦娘を選択してください

選出方法はレベル順にうえから○番目の艦娘です


数字をかきこんでくださいね

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

100


>>237採用:NO.100筑摩
※ぢぐまあああ!待っていたぞおおおおお!!




「ちょっとおかしな」ボタンを押しますか


1、押す
2、押さない

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

押す

筑摩提督だったのかー

>>240採用:1、押す


>>243
嫁艦は常に一人!!
なので嫁艦とまでは行きませんが私の中の内なる利根ねーさんが叫び出すぐらいには大好きです




それでは、ぽちっとな


1、外見
2、内面
3、傷、自虐
4、死
5、物
6、部位
7、状況
8、行動・行為
9、その他
0、逆に

直下コンマ


コンマ判定:1、外見


『外見』のちょっとおかしな一覧はこちら



【外見】
1、アナスティーマフィリア(身長差性愛)
2、アンドロミメトフィリア(男子性転換性愛)
3、トランスヴェストフィリア(性転換性愛)
4、ヘベフィリア(少年性愛)
5、エオニズム(異装性愛)

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

1


>>252採用:1、


筑摩の性癖が『アナスティーマフィリア』に決まりました


それでは本編開始です


鎮守府・執務室


提督「…というわけでして、艦娘の皆さんを労ってあげようというわけです」

筑摩「あら、それはとっても良い事ですね」

提督「私は今回、皆さんのお願いを叶えなければならない義務があるので、何でもおっしゃってくださいね」

筑摩「う~ん…そうなんですか。でも、提督じゃあ私のお願いを叶えられないわ」

筑摩「ねえ提督、ちょっと立って見せて」

提督「?…はい」


言われるがまま椅子から立ち上がる

提督は日本人としては少々高めの180cm

その提督の隣に立ち、筑摩は顔から足もとまでを舐めるように観察して


筑摩「…ふぅ……」

と小さく息を吐いた


提督「あの、何かご不満があるのですか?」

筑摩「いいえ、何でもないですよ。お気になさらず」

明らかに不満があることを感じさせながらも、提督から追求することも出来ず無言の時間が過ぎていく

筑摩「利根姉さんくらい小さければ……」

提督「それはどういう…」

筑摩「あ、えと…ごめんなさいね。提督へのお願いは後で考えておきます」

筑摩「それまで少し、時間を下さい」


そう言って筑摩は執務室を出ていった


提督「……初めてかもしれない、外見が原因で人に溜息を吐かれたことは」

提督「…ショックだ……そんな…そんなまさか…」

提督「………鏡でも見て落ち着こう…」


重い足取りで提督は洗面所へと向かった




筑摩のハマり具合
0ほど猟奇的、9ほど可愛らしいレベル

直下コンマ


コンマ判定:1 かなり危険



それでは運命のコンマ
偶数で???が、奇数で……が

直下コンマ


コンマ判定:偶数 『私が』利根姉さんくらい小さければ…
※奇数で『提督が』でした


数日後

時間が欲しいと言ってから一度も顔を合わすことも無かった筑摩

その筑摩から自室に来てほしいと頼まれ、提督は筑摩の自室の前へと来ていた


落ち着くように息を吐き、軽くノックした


筑摩「提督?入ってもいいですよ」

提督「はい、では失礼します」

筑摩の自室に入ると、筑摩はベッドに腰だけ起こしていた

服装の寝間着のままであった


提督「あれ、先ほどまで寝ていたのですか?」

筑摩「いいえ、そうじゃないんです。提督に起こしてもらいたくって♪」


そう言って妖艶な笑みを浮かべた筑摩は自らの下半身を覆う毛布を取り払った

提督は思わず目を見開く

そこにはあるべきものが無かったのだ


膝から先が無く、何重にも包帯が巻かれていた


提督「ち、筑摩さん!?もしや勝手に出撃を!?ああ…い、いそいで入渠に向かいましょう!!」

筑摩「違います提督、私が自分でやったんです」

提督「そ、それはどういう?」

筑摩「この足は自分で切ったんです。とっても痛かったですけど、でもどうしてもやりたいことがありましたから」

筑摩はどこか視点の定まらない蕩けたような目で、自らの短くなった足を撫でる


提督「は、はぁ…一体何を……」

筑摩「私、いいましたよ。提督に起こしてほしいって。ほら」

そう言って、筑摩は母親を求める幼子のように両手を広げて提督を誘った

提督は動揺しながらも筑摩の誘いに乗り、抱き起そうと近づいた


提督「…では、失礼します」

抱き上げようと筑摩の腋に手を差し込む

筑摩「駄目ですよ提督、もっと…こう!」

筑摩は提督のネクタイを引っ張り、顔を近づけた

今にも唇が触れ合いそうなほど近く、お互いの吐息が感じられるほどの近距離


筑摩「ふふふ…ずっとやってみたかった……」

筑摩「ほら、私と提督…10cm位しか身長が変わらないでしょう?それじゃあこんなことしても様にならないから…」

筑摩「ずっとずっと…考えていたんです『私も利根姉さんくらい小さければ』って」 ※筑摩と利根は頭一つ分くらい身長が違う設定

提督「そうだったんですか…でも、ここまでする必要は無かったのではないですか?」

筑摩「どうせ入渠すれば治せるし、いいかなぁって」

筑摩「それにほら、こうやってお休みを貰っている日じゃないと迷惑を掛けるでしょう?」

提督「まぁ…確かにそうなんですけど…ちょっと行動が過激すぎると言いますか」

筑摩「だから、これっきりにします。その代わりお願いがあります」


筑摩「今日一日――」



1、私と一緒に居てくれませんか?
2、私と遊びませんか?
3、私の望んだシチュエーション通り行動してください
4、自由安価(性癖に沿った内容)

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

3


>>271採用:3



筑摩「私の望んだシチュエーション通り行動してください」

筑摩「お願い、聞いてくれますよね?」

提督「……」


提督(…体を傷つけることが目的ではなく、小さくなることが目的の足切断)

提督(正気の沙汰とは思えませんが、高身長の女性ならではの悲願…というやつなのでしょうか?)

提督(正直、私にはその願望がさっぱり理解できませんが…断るほどではない…でしょう)


提督「分かりました。ただし、今日が終わればすぐに入渠してくださいね」

筑摩「ありがとうございます。ではまず、着替えたいのであのクローゼットまで運んでください」

提督「あの、言われれば取りますよ?」

筑摩「もう、それじゃあ面白くないじゃないですか。ほら…ぎゅって」


筑摩は提督の首に抱き付く

提督も諦めたように、幼い子供抱き上げるようにだっこをしてあげた


筑摩「…ふふっ♪ねえ提督、私こういう事初めてしてもらいました」

筑摩「身長が高いとどうしても足の長さが邪魔でお姫様抱っこみたいにされちゃうんですよね」

筑摩「…ああなんだか、子供に戻った気分」

提督「……そうですか、喜んでもらえて良かったです。えっと…服は…」


左手で筑摩の尻辺りを支え、右手で体に手を回し支えている体勢

そこから右手を離し、左手に力を込めて自らの体に押し付けるようにしてバランスを取る

筑摩は嬉しそうに提督の胸を撫でた

こそばゆく感じながらもクローゼットの戸を開き、服を選んでもらいそれを取る


一度服をベッドの上に置き、筑摩もベッドの上に降ろす


さすがに着替えを手伝わせるのは恥ずかしいらしく、提督は一度部屋を追い出された


筑摩自室前


一つ目のシチュエーションを指示され、それをこなす

提督「ん、んん!………ふぅ…うぅ…結構恥ずかしいことをしている気がします」

提督「………よしっ」

喉の調子を整え、自らの頬を叩き気を引き締める

入室しようとして癖でノックをしかける手を慌てて引っ込める

息を吐いて落ち着きを取り戻し筑摩の自室に入った


提督「よ、よう」

筑摩「ん?…もう提督、ノックしてって言ったでしょ」

提督「すいま…んん!悪い悪い」

筑摩の鋭い視線が『真面目にやって下さい』と訴えているのがひしひしと伝わって来た


一つ目のシチュエーションは『兄の様な彼氏』だった


提督はなるべく自然体を装いながら筑摩の隣に座った

筑摩はベッドで座りながら雑誌を読んでおり、提督が隣に座ると身長差を誤魔化すために腰をずらし提督の体に寄り掛かった

提督は指示された演技を思い出しながら行動をする


提督「えっと………な、何読んでんの?」

筑摩「なんだっていいでしょ~…」

提督「………ん~」

提督は筑摩の頭にもたれ掛かるように肘を置き、上から雑誌を眺めた


筑摩「もう!肘置かないでよ、重いんだから」

提督「貴女…じゃなかった……お前が小さいから丁度いいんだよ」

更に強めにもたれ掛かり、筑摩の頭に顎を乗せる

かなり体重を掛けたためか、ずりずりと前へ筑摩の体がずれていく

これもまた台本通りであった


提督「よっと」

提督はタイミングを見計らって筑摩の持っていた雑誌を取り上げた

筑摩「ああ!と、取らないでよ!」

筑摩は体を反転させ、腕をぶんぶん振りながら提督から雑誌を取り戻そうとしていた

提督はその手が届かないようにわざと高く雑誌を掲げながら適当にページをめくる

この時の提督の心情は『どうしてこんなに筑摩さんはノリノリなんでしょうか』とぼんやり考えていた


提督「ほ~ら、ここだぞ~」

ベッドから立ち上がり提督は子供を釣るように雑誌を頭上に掲げる

筑摩はベッドからずり落ち

筑摩「か、かえしてよ!」

と腕を伸ばしていた

しかし、如何せん足先が無い為跳ねるようなこともうまくできない

怪我人相手に私は何を苛めっ子のような真似を…と提督は深い深い罪悪感にさいなまれていた


提督の心境など知らずに筑摩は台本通り、転んだような演技をする

それをいち早く察して提督は筑摩の両脇に腕を差し込み、猫を持ち上げるように抱き上げた


提督「…えっと……おいおい危ないぞ?」

筑摩「…あ、ありがと。……でももうちょっと他に持ち方があったんじゃない?」

提督「チビのお前にはこれがお似合いだよ」

提督「……………どうですか?」

全ての台本をこなし、提督は空気に耐えられなくなり素に戻った

筑摩「20点」

提督「ぐぅ…き、厳しいですね」

筑摩「提督は照れすぎてこっちまで恥ずかしくなってきます。もっとしっかりして下さいね」

提督「あのぉ…そもそもシチュエーションに問題があったのでは?」

筑摩「肘置きと顎置きはうまく行きましたけど、確かに足が無いと後半はやりにくかったですね」

筑摩「はぁ…身長だけ縮める方法があれば……」

提督「それがあれば、筑摩さんの願望通りの事が出来るのでしょうね」

提督「やはり元の身長が高い為に、胴体部分もそれなりの高さなのでどうにも小さい扱いをするのに抵抗が…」

筑摩「次はしっかりと心から私をチビと罵って下さいね。いいですか?」

提督「………が、頑張ります」


「筑摩さん、かなり拗れた願望をお持ちなんですね」そんなことを考えながら、第2ラウンドが始まった


筑摩自室



あれから『壁追い込み告白』、『背伸びキス』などなど筑摩があらかじめ用意していたシチュエーションをこなしていった

結果としては『提督は演技が下手で楽しくありません』の一言で切り捨てられてしまった

非常に申し訳ない気持ちでいっぱいになりながらも、最後のお願いを叶えていた


提督は筑摩の後ろに座り、筑摩の体を後ろから抱きしめる

首辺りから手を回し、顎を筑摩の頭に乗せる

唯一筑摩に褒められたシチュエーション『後ろから抱きしめる』であった


提督「……あの、今日一日…どうでしたか?」

筑摩「う~ん……楽しかったですよ」

提督「本当ですか?私はあまり上手くできていないと思っていたのですが…」

筑摩「この低めの視界でやりたいことをやらせてもらっただけでも満足です」

筑摩「確かに提督の演技は下手でしたが、行為自体にはかなり満足でした」

筑摩「抱きかかえられて足が地面に届かない、とかキスをしようとして背伸びをしても届かない、何てことは今の状態でないとできませんでしたから」

提督「………コンプレックス…ということですか?」

筑摩「いえ、『身長差』が好きなんです」

筑摩「そうだわ、次は提督が足を切ってくれませんか?なんて…冗談ですよ」

提督「あ、あはは……」


どうしても冗談に聞こえないそれに、提督は乾いた笑いしか出てこなかった

筑摩はその間も提督の足を愛おしそうに撫でながら、提督を見上げてうっとりとしていた


鎮守府・執務室



提督は執務をこなしながら、ある人が訊ねてくるのを待っていた

暫くしてノックの音が鳴り響き、その人物を中に招いた


筑摩「筑摩、入渠から上がりました」

提督「……ふぅ…はい、お疲れさまでした」

提督は筑摩の膝から先が存在することを確認し、ホッと胸を撫で下ろした


提督「筑摩さんの足は綺麗なんですから、その姿の方が素敵ですよ」

筑摩「うふふ、お世辞をありがとうございます」

筑摩「ねえ、提督……」

提督「なんでしょうか?」


筑摩「身長を伸ばす努力をしてみませんか?」

提督「さすがにこの年齢からでは厳しいでしょうね」

まだ完全に諦めきれていない様子の筑摩に、提督は困ったような笑顔を向けた


うむむ…我ながらなんだか微妙な出来に…

『アナスティーマフィリア』は基本的に極端な身長差あってこそ成立するので、そもそもの身長が近い相手だと描写が難しいですね

相手が少年2人のどちらかであれば面白いことになっていた……かもしれません



夕飯を食べないといけないので少し休憩を挟みます

多分30分くらいで再開します


普通に1時間以上たってるじゃないか……


そろそろ再開っすよ!!



本日三人目の艦娘の選択です

選出方法はレベル順にうえから○番目の艦娘です


数字をかきこんでくださいね

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用


>>286採用:NO.3武蔵
※テンション上がって来た


「ちょっとおかしな」ボタンを押しますか

1、押す
2、押さない

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

おす


>>299採用:1


押すねッ!!ってことでコンマ判定



1、外見
2、内面
3、傷、自虐
4、死
5、物
6、部位
7、状況
8、行動・行為
9、その他
0、逆に

直下コンマ


コンマ判定:8、行動・行為



『行動・行為』のちょっとおかしな一覧はこちら


1、エメトフィリア(嘔吐性愛)
2、エロトフォフィリア(殺人性愛)
3、フロツーリズム(接触性愛)
4、バイストフィリア(強姦性愛)
5、スコプトフィリア(窃視性愛)

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用


>>312採用:2


武蔵の性癖が『エロトフォフィリア』に決まりました

こっから先は盛大にグロ注意です、猟奇的以外の道は存在しません




武蔵の理想

コンマ判定
偶数で肉体陵辱、奇数でサプライズ

直下コンマ


コンマ判定:偶数 肉体陵辱の為の殺人


それでは本編開始です


鎮守府・執務室


提督「…というわけでして、日ごろお世話になっている武蔵さんにはお休みをしていただこうかと思っています」

武蔵「ほう、そうか。そいつは嬉しいな」

提督「私は艦娘の皆さんの御願いを聞き入れる義務がありますから、どうぞなんでも仰ってくださいね」

武蔵「…なんでも…だと?」

提督「ええ、なんでもです。なんだってお付き合いしますよ」

武蔵「……ふふっ…ふふふ…そいつは良い事を聞いた」

提督「もうお願い事が決まったのなら、今からでも構いませんよ」

武蔵「…では、提督殿にお願いをし聞いてもらおう」

武蔵はゆっくりとした足取りで提督に近づき、背後に回る

耳元に口を近づけ言葉を囁いた



武蔵「好きだ…提督」



武蔵「死んでくれ」


その言葉と共に提督の首が締め上げる

突然の事態に対処も出来ず、提督はアッサリとその意識を手放した


倉庫のような場所


提督はやがて目を覚ます

籠った熱気と埃の臭いが鼻につく

体の痛みに気付き辺りを見渡せば、自分の体が大の字に拘束されていることに気が付いた


武蔵「おはよう提督よ。気分はどうだ?」

提督「武蔵さん……えっと…私は……」

武蔵「思い出せるか?私のお願いを」

提督「……確か…私は…」


必死に頭を回転させ、目を覚ます前にあった出来事を思い出す


提督「…………確か私は…何故か武蔵さんに首を絞められて…」

武蔵「そうだ、私が提督を気絶させてここまで運んだ。それは何故だ?」

提督「……私の事が好きだと……そして、死んでくれ…と」

武蔵「そう、正解だ。偉いぞ」


武蔵は優しく提督の頬を撫で、その場所にキスをした


提督「…あの、その二つの言葉に関連性を見いだせないのですが」

武蔵「そうだろうな、普通はそうだ。普通はな」

武蔵「だがな、どうしても好きな事と道徳や倫理を共存させられるとは限らない。という場合だってある」

提督「………そう…でしょうか」

もしかしたら、という事が脳裏をよぎる

しかし、そんなまさかと頭の中で見切りをつける

さすがにそんなことはしないだろうと、提督は無意識に自らを安心させようとしていた


武蔵「なぁに、私がそうだったというだけだ」

武蔵「提督、私は提督が好きだ」

武蔵「だからな、私は提督を殺したいんだ」


提督の顔から、完全に緩みが引いた

空気が張り詰める感覚にピリピリと肌が痛んだ

それほどまでに提督は感じ取った


武蔵が本気だと


武蔵「好きな人の為に全てを捧げる、奉仕の愛がある」

武蔵「それもいいだろう。捧げる愛を受け取ってもらえるのならそれほど嬉しい事は無い」

武蔵は語る、提督の体に指を這わせながら


武蔵「好きな人を誰にも渡したくない、独占の愛がある」

武蔵「それもいいだろう。誰だってそうだ、愛する人という物はそれほど大切なものなのだろう」

武蔵は語る、提督の胸を優しく撫で


武蔵「好きな人の傍に居られればいい、無償の愛がある」

武蔵「それもいいだろう。見返りを求めない愛ほど重く、美しいものは無い」

武蔵は語る、提督の目を真っ直ぐに見つめ



武蔵「だからな提督よ。好きだからこそ殺したいという猟奇の愛があってもいいと思わないか?」

武蔵はそう囁きかけながら、提督の耳を引っ張った

鋭い痛みと音と共に耳の付け根が裂ける


武蔵「そう身構えるな、痛い思いをするだけだ。それも私の愛ゆえにと許してくれ」

提督「………クッ!?ぐ…あああ!?」

耳たぶの辺りに冷たい感覚があると感じたのも束の間、その冷たさが耳の付け根に押し当てられ強く引かれた

驚くほどアッサリと耳が飛んだ

強烈な鋭い痛み

感じたことも無いような不自然な音の聞こえ方

だが、そんなものを吹き飛ばすほどに上気した武蔵の顔が笑っていたことが恐ろしかった


武蔵「ふふ…ハハハッ!いいぞお!その顔だ!!」

武蔵「そんな憎しみを込められた敵意剥き出しの顔、きっと私しか知らない!!私しか知らないお前の顔だ!!」

武蔵「もっともっと見せてくれ!誰も知らないお前を私のモノにしたい!!」

乱雑に武蔵が切り取った提督の耳を投げ捨てる

血が点々と床に散る


武蔵「次は何が良い?眼か?鼻か?歯か?」

武蔵「提督のその整った顔のどこを破壊しようか?」

そう言いながら武蔵がその手には砲が握られていた


武蔵「本当はな、私の46㎝でといきたかったのだがさすがにそれでは原型も留められずに木端微塵だ」

武蔵「それでは困る、詰まらないからな」

武蔵「そう言うわけで威力の小さいものを持ってきた、威力が小さいとは言っても…」

ドン

と重苦しく空気を叩く音がする

それと同時に左腕が燃えるように熱くなる

拘束が解け、だらりと腕が落ちる

自由になったはずの手は、自由に動かすことが叶わぬ姿になっていた


提督「う…ぐがあああああああああああああ!!!!」

武蔵「アハハハハハハ!!痛い痛い痛い痛いなあ提督!!」

武蔵「見てる此方が痛くなる、だが良かったな片腕が自由だ。ほら、拘束を頑張って解け!ほら、やれよ!!」

武蔵「無理だよなあ!手だけが弾け飛んだ何の使い道も無い棒の腕…クク…ハハハ……アハハハハハハハ!!!」

腹を抱えて武蔵が下品な笑い声をあげる

その姿はまさに狂気という表現がぴったりだった


武蔵「アハハハハハハ!辛いなあ提督よ、どれ私によく見せてくれ」

楽しそうな笑みを浮かべて近づく武蔵に怒りが湧き、手の無い腕で武蔵を殴りつける

しかし、その力ない腕は簡単に武蔵に捕まり武蔵の顔を血濡れにするだけの効果しかなかった

顔に降りかかった血を舌先で舐めとり、興奮した面持ちで掴んだ腕の断面図をマジマジと観察を始めた


武蔵「凄いな…焦げ付いたような跡もある…そして何よりこの剥き出しの骨…こんな時にしか見れないだろう」

武蔵「提督は自らの骨を見たことがあるか?」

提督「……今…初めて見たよ」

武蔵「ほう、どんな気分だ?」

提督「………最悪の気分だ」

武蔵「そうかそうか!それは良い事を聞いた、では次の趣向に移ろうか」


そう言って武蔵はある物を取り出した

それは日常で最も多く目にする危険物

包丁であった

この場では本来の用途での使用方法など思いつかない

脳裏に次々に浮かぶのは暴力と血の映像だけであった


武蔵「やはり女子たるもの、こういうシチュエーションには憧れるな」

武蔵「好きな男の為に包丁を振るう、古き良き大和撫子と言ったところか」

くつくつくつと武蔵は空気を噛み殺したような笑い声を零す


武蔵「例えばそう……こんな感じか!」

真っ直ぐに突き出された出刃包丁は、柔らかい脇腹を突き刺した

ゴポリと口から何かが逆流して漏れ出す

口元を伝い体を伝う張り付くような感覚のある液体

濃い鉄分の味が口いっぱいに広がった


武蔵「ハハハ!内蔵が逝ったか!ここはどの辺りだったかな?」

武蔵「…まあ、何処でも変わらんか」

突然冷めたような態度に戻ったかと思えば、息を噛み潰し渾身の力を込めて提督の腹をめった刺しにし始めた

鋭く、生々しい筋繊維をバラバラに裂く効果音だけが部屋に鳴り響く

最早悲鳴すらあげることが叶わないほど消耗していた提督

恐怖か、はたまた悲しみか、その瞳から一筋の涙を流した


武蔵「はぁ…はぁ……!」

肩で息を吐きながら、武蔵は顔に飛び散った鮮血を服で拭う

その服にすら提督の血がこびりつき、最早その布で服ことに意味がなくなっていることにすら気づいていない

それほどまでに。武蔵は提督を殺害することに興奮していた


武蔵「生きてるか提督よ、死んでくれるなよ」

武蔵「ああ…嫌だなぁ…勿体ない……もっともっとたくさんしたい事があった」

武蔵「絞殺撲殺焼殺溺殺刺殺斬殺……やりたいことはいくらでも湧いてくる」

武蔵「けれど…提督の身はもう限界だ」

武蔵「放っておいても死んでしまう………そうはさせないぞ」

武蔵「安心しろ、この武蔵が盛大な最期を送ろう」


武蔵「それは………」



1、ギロチン
2、ノコギリ
3、心臓破壊
4、自由安価(性癖に沿った内容)

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用


>>331採用:1


武蔵「色々考えたんだ、人間が最も『死んでいる』と確信で来る図というのはどんなものだろうと」

武蔵「そこで私なりに答えを出してみた」

武蔵「ほら、上を見てみろ」

武蔵は提督の頭を持ち、頭上を向けさせる

最早意思があるかどうかすら危うい提督の消えゆく視界の中、照明の無い暗く高い天井

そこで光に反射する何かが見えた


武蔵「昔の人間は偉大だな。これほど美しい殺人方法を思いつくだなんて」

武蔵「見えるか?これが提督の命綱だ。これを切れば最後、あの上の刃が落ちてくる」

武蔵「なあ提督よ…私に最後に伝えたいことは無いか?」

提督「………………」

餌を求める魚のように、まるで空気をはんでいるかのように唇を動かす

しかし、その喉に最早空気を送り出す力などない

武蔵はそれでも提督の口に耳を寄せ、提督の想いを聞こうとした


武蔵「…分かったぞ」


やがて、そう言った武蔵は提督の頬を両手で包み込み目と目を合わせた



武蔵「……何を言っているのかさっぱりだ」

嘲るような笑いと共に武蔵は吊られた刃をを繋いでいた荒縄を解いた

重苦しい音と共に提督の体は二つに千切れた

刃の位置がずれ、提督の方の辺りから両断され不自然な断面図が出来上がっていた


武蔵「…提督よ……ああ…なんと痛ましい」


武蔵は歪な断面の肉塊を切り離し、首だけに綺麗に整えた

咽かえるような人間の血の薫りを胸いっぱいに吸い込み、提督の頭を抱きしめる


武蔵「…好きだ…提督……どうして…ふふっ…死んでしまったのだ…」

武蔵「ふふっ…ククク……あはっ…♪」


強く強く、壊れるほどに抱き締め武蔵は涙を流しながら笑い続けた


鎮守府・執務室


後日、提督は普通に執務室の机の前に居た


武蔵「おお提督、生きていたのか」

提督「ええ、まあそういう設定ですからね」

武蔵「便利なものだな、提督という存在は」

提督「そうですね、私もそう思いますよ」

特に理由などは無い、艦娘を満足させられるならどんな存在にもなれる

それが『艦娘慰安月間』期間中の提督という存在だ


提督「ですが…さすがの私も引きましたよ、武蔵さんの性癖」

武蔵「安心しろ、一生分の満足感を得た。もう二度とすることは無いだろうさ」

武蔵「それともプライベートで提督が叶えてくれるか?」

提督「一生遠慮しておきます」


そんなこんなで、武蔵を満足させることに成功した提督であった

武蔵提督の俺新しい世界を開拓


『エロトフォフィリア』は私の好きな性癖の一つで、一般的ではない者の認知度が高い性癖じゃないかと思います

所謂快楽殺人という奴ですね

今回は『陵辱の為の殺人』でした、本当はもっと欠損させて遊びたかったんですが肉体欠損フェチの為に描写を薄目にしておきました

次のもしこの性癖が選ばれれば『殺人の為の殺人』を書きたいなあと思います



今日の更新はここまでです

昼間っから長い間お付き合いいただきありがとうございました


明日も昼から更新するかもしれません

それではまた


>>337
私も武蔵大大大好きですからそう言って貰えて最高にうれしいっす!!
皆もエロトフォフィリアでssを書こう!!(提案)



それでは、再開のお時間ですぞー!!
人は居るかな?


うっし、ではでは今日の提督さんの選択です

性格は>>7参照


1、普通提督
2、真面目提督
3、思春期提督
×、ナルシスト提督

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用


>>351採用:1、普通提督



今日一日の艦娘の選出方法

1、艦娘安価指定
2、>>1の鎮守府のレベル順うえから○番目の艦娘
3、>>1の鎮守府の所持艦娘を古い順から○番目の艦娘


安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用


>>359採用:3、古い順に○番目の艦娘


それでは数字をかきこんでくださいね


安価↓4の中で最も2桁コンマの数値が高いを採用です


おおっと100分の1で珍しいこともある物です


コンマ判定
偶数でNO.77、奇数でNO.1

直下コンマ


コンマ判定:偶数(0は偶数扱い) NO.77叢雲


「ちょっとおかしな」ボタンを押しますか?

1、押す
2、押さない

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いを採用

1


>>375採用:1



というわけでいつもの


1、外見
2、内面
3、傷、自虐
4、死
5、物
6、部位
7、状況
8、行動・行為
9、その他
0、逆に

直下コンマ


コンマ判定:3、傷・自虐



『傷・自虐』のちょっとおかしな一覧はこちら


【傷・自虐】
1、アクロトモフィリア(身体欠損性愛)
2、アルゴフィリア(苦痛愛好)
3、アクアフィリア(溺水性愛)
4、タナトフィリア(死連想愛好)

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用


>>384採用:4


叢雲ちゃんの性癖が『タナトフィリア』に決まりました


それでは本編開始です


忘れていた


恒例のハマり具合

0ほど破滅的、9ほど可愛らしい範疇

直下コンマ


コンマ判定:6 ちょっと危ないけどまだセーフ



鎮守府・執務室


提督はとある指令を受け、艦娘を一人呼び出していた


叢雲「ふ~ん……『艦娘慰安月間』ね…」

提督「そういうわけだからさ、いっぱい遊んでくるといいよ」

叢雲「…そういうのは他のお子様艦に言ってあげなさいな」

「叢雲も十分子供」と言いかけて慌てて言葉を飲み込む

言葉を慎重に選び、なるべく刺激しないような言い方に直す


提督「いつもお世話になっているからね、こういう時くらいハメを外して楽しんできなよ」

叢雲「ハメを外すって…アンタ、もうちょっと言い方ってものがあるんじゃないかしら」

提督「あれ?変か?う~ん…これでも言葉を選んでるつもりなんだがなぁ」

叢雲「はぁ……まあいいわ、じゃあ私は部屋で休んでるから」


呆れ気味に溜息を吐きながら去って行く叢雲の背中を目で追った


提督「……ふむ、ちゃんと伝えられた…よな」

改めて提督は届いた伝令文に目を通す


提督「え~っと…休みを与える艦は一人づつ…だよな」

提督「うんうん…複数名休ませると任務に支障が出かねないしな…うん…」

指で文字を追いながら、指令をきちんと守っているかを確認していく

赤い突起物のある謎の箱も同封されていたが、一応押しておいた

特に何も変わった気はしなかったが、『何も無くてもボタンって押してみたいよな』と勝手に納得していた


提督「…………あ」

伝令分を読み進めていくうちに、あるミスを犯していることに気が付いてしまった


提督「叢雲は休んで来るって言ったよな…確か、『提督が艦娘の要求に応え満足させなければならない』の部分言い忘れてたか……」

提督「言わなくっても一人で満足に休暇を過ごすだろうけど……一応言ってあげるか」

提督「一人じゃ出来ないこともあるからな………」


提督「一人じゃ出来ないことってなんだよ…いかんぞそんな…破廉恥な…」



勝手に妄想を膨らませた自分で自分にツッコミながら叢雲に自室に向かったのだった


叢雲自室・前


提督「……駆逐艦と言えど女子の部屋に入るのは緊張するな」

提督「俺はやましくない…俺はやましくない…俺にやましい気持ちは無い……よし」

童貞特有の精神統一の後、決心を決めて叢雲の自室の戸をノックした


提督「…………ん?俺、ノックしたよな」


部屋からは特に物音が聞こえてこず、ノックに対しての返事も無かった

提督「おーい!叢雲ー!」

少し強めにノックの音を鳴らし、暫くすると慌ただしい足音が聞こえてきた


叢雲「だ、誰!ノックしたの誰!?」

提督「俺だ!どうした叢雲!ゴキブリでも出たか!!」

叢雲「べ、別にどうもしないわよ!!つか何!何か用なの!?言っとくけど開けたら殺すわよ!!」

提督「そ、そうか殺されるのは困る。入ってもよくなったら声をかけてくれ、言い忘れていたことがある」

叢雲「もう…なんでこんな時に………ちょっと待ってなさい!」


言われた通り、提督は叢雲の自室の前で直立不動で立っていた


十分ほどの時間が経ち、叢雲の部屋の戸が内側から開かれた

ひょっこりと顔だけを出し、提督を睨む


叢雲「入ってもいいわよ」

提督「うむ、失礼する」

叢雲に招き入れられ部屋の中に入る

叢雲はシャツ一枚にジャージというかなりラフな格好

更に室内は微かな熱気がこもっており、叢雲の髪も湿っていたことからシャワーもしくは入浴中であった事が察することが出来た


提督「…すまん、邪魔をしたな」

叢雲「は、ハァ?突然なによ」

提督「風呂にでも入っていたんだろう?さすがの俺でもそれくらいは分かる」

叢雲「え゛…ああ…ええそうね……」

提督「……?」


何やら普段とは様子がおかしく感じられたが、気のせいだろうと断じ本題に入った


叢雲「……ええっと…つまり、アンタは私を満足させないといけないわけ?」

提督「ああ、そうらしい。だから俺に何でも言うといい、大した取り柄などない俺だがお前たちの望みを全力で叶える努力をすると約束しよう」

叢雲「叶えるじゃなくて叶える努力をするだけなのね…」

提督「もしできなかった場合の保険だ。どんなフリをされるか分からないからな、それほど年頃の娘は予想が出来ない」

叢雲「……まあ…一部の艦は確かに…ね」

叢雲「でも、安心しなさいな。私は別にアンタなんかに叶えてもらえなくても一人で何でもできるから」

提督「それはそれで少し困るな」

提督「艦娘の力になるという義務を課せられている。本当に何でも言っていいんだぞ?」

叢雲「……なん…でも?」

風呂に入っていたせいか頬の赤い叢雲

その叢雲が、期待を秘めた目で提督の何でもという言葉に反応していた


提督「ああ、何でもだ。なんでも、お隣の鎮守府では提督が殺されて生き返ったらしいからな」

叢雲「なにそれこわい」


「なんでもかぁ…そう…そうなの……」と叢雲は顎に手を当てて、何事かを考え込んでいる


なんとなく周りを見渡した提督の視界に、少し不自然な光景が目に映る

包丁であった

艦娘の自室には小さなキッチンがある

料理が趣味の艦娘であれば包丁を持っていても不自然ではない…が、不自然に包丁だけが外に出ていることが気になった

まな板も無ければ食材を出しているわけでもない、そもそも先ほどまで叢雲はシャワールームに居たと推察されている

よくよくその包丁を観察してみれば水に濡れているように見えた

どうしても気になり、口に出す


提督「なあ叢雲、あの包丁は何だ?」

叢雲「へ?あ゛…た、ただの包丁じゃない」

提督「いや、外に出ているのが気になってな」

叢雲「それは料理を――」

提督「料理を作っている様子でもなかったのでな、そもそも風呂に入っていたのだろう?」

叢雲「………あ~…あれよ、あれ。忘れてたの」

提督「そうなのか?」

叢雲「ええ、片付け忘れてたのよ」

提督「そうか、包丁は大事に扱えよ。よく切れる包丁よりも切れ味の悪い包丁の方が危ないからな」

提督「しかし…なんだ。意外に抜けたところもあるんだな」

叢雲「まぁ…たまには……ね」

常に自信ある態度を崩さない叢雲にしては、非常に歯切れの悪い解答だった


更にそこから十分、両者無言の時間が続いた


提督(これ以上居ても迷惑か)

そう考えた提督はその場を立ち上がった

叢雲「え、アンタ…もう帰るの?」

提督「あまり長居をしては迷惑だと思ってな、お願い事が決まったら言ってくれ」

提督「急かすようで心苦しいが、他の艦も順番待ちをしている。明日か明後日には決めてくれると助かる」

そう言い残し、提督はその場を去ろうと扉に手を掛ける

その時、後ろから何かに引かれた

叢雲が恥ずかしそうに顔を伏せながら、提督の服の袖を掴んでいた


提督「なんだ?どうした?忘れ物でもしてしまっていたか?」

叢雲「……あ…アンタ…さ。……引かない?」

提督「引く…とは?」

叢雲「………ああもう!私が何言ってもちゃんと聞いてくれるのよね!?」

提督「ああ、勿論だ。提督に二言は無い」


叢雲「………ん」


叢雲は自らの腕をまくり、提督に見せつけた


提督「…包帯…怪我でもしているのか?」

叢雲「……見れば分かるわ」


そう言って叢雲は自らの手で包帯を外した

晒された叢雲の手首を見て、提督は思わず息を飲む

そこには無数の薄い切り傷が刻まれており、真新しい血の滲んだ傷跡もあった


提督「………これは…リストカットという奴か」

提督「い、いかんぞ叢雲!自殺は良くない!何だ、どんな不安がある!?誰に虐められている!?もしや強要されているのか!?ハッ…もしや俺の無能さに呆れて…」

突如提督は興奮し、真っ青な顔で叢雲の方をガクガクと揺さぶる


叢雲「ちが、違うわよ。痛いじゃない!離しなさい!」

提督「…す、すまない…動揺してしまっている。何故だ…何故このような真似を?」

叢雲「自殺とか強要とかじゃなくって………好きなの、こういうの」

提督「…………ん?」


提督は眉を八の字にし、首を傾げて叢雲の言葉を待った


叢雲「だから…好きなのよ。……自殺未遂ごっこ」

提督「…近頃の女子の間ではそう言う遊びが流行っているのか?」

叢雲「そういうんじゃないのよ。アンタはさ、例えば……車が走っている横の歩道を歩いているとするじゃない」

叢雲「『ああ、ここで飛び出したら自分はこういう風になるんだろうな』って考えたりしない?」

提督「…………す…いや、やっぱり…しない…気がするぞ」

叢雲「じゃあ他には高いところに上って『ここから飛び降りたら…』って考えたりしない?」

提督「…………それはする…気もするな」

叢雲「そう考えた時、ゾッ…としない?心臓がバクバク言って体が火照って、胸の真ん中がきゅ~ってならないかしら?」

提督「………………ゾッっとはする。それ以外は…」

叢雲「…そう、まあ別に分かれとは言わないわ。私はそう言うのが好きなの、そこだけ分かればいいから」

腕を組み、叢雲の言っていた言葉を自分でも理解できる範囲に噛み砕き状況を整理する


提督「…つまり、死を想定する妄想及び行為が好き……という事か?」

叢雲「そういう事」


提督(……これはどう、判断をするべきか)

提督(非常に危うい趣味をしている、それこそ一歩間違えれば死んでしまうかもしれない)

提督(今は妄想で済んでいるが……いや、リストカットの時点で危険な領域なのかもしれない)

提督(だがしかし、共感が出来ていないという事は俺は叢雲の心境を理解しきれていないという事)

提督(死を連想する事が好きなのであって、そこから死んでしまうことを望んでいると考えるのは早計すぎるだろう)

提督(それに、俺が実は共感が出来ない異常者側で普通の人はこういう遊びを普通にしているのかもしれない)

提督(いや、しかし…これは……)


叢雲「…ちょっと、聞いてるの?」

提督「ん、ああすまない。もう一度言ってくれ」

叢雲「お願いがあるって言ってるの」

提督「…!……そうか、言ってみてくれ」

先ほど、その趣味の事を打ち明けられたという事はその趣味に関わることだというのは簡単に予想が出来た

どんなお願いをされるか分かったものではない

提督は生唾を飲み込み、体が強張ってしまう


叢雲「私のお願いは――――」



1、私を殺そうとしてみて(絞殺)
2、疑似自殺をしてみたいの(首つり)
3、私を生き埋めにして
4、自由安価(性癖に沿った内容)

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

3


>>404採用:3


ちょっとご飯作ってきます

一時間くらい休憩を挟みます


今日のご飯は肉みそキャベツとおすましだったんだぜ

そろそろ再開っすよ!!


叢雲「…私を生き埋めにしてほしいの」

提督「ッ!?やはり自殺か!いや寧ろこの場合は他殺!?なんにせよ死ぬな叢雲!!俺はお前が居ないと駄目なんだ!!」

叢雲「バーカ、もう…違うわよ。アンタには私が居ないといけないことなんて知ってるわ、死にたいんじゃないってさっきから言ってるでしょう」

叢雲「体験してみたいのよ、疑似埋葬体験…って感じかしらね」

叢雲「ずっとやってみたかったんだけど、一人じゃ出来ないでしょう?」

叢雲「だからアンタに手伝って欲しいの。アンタ、何でもしてくれるのよね?」

提督「……分かった。手伝う…が叢雲の命の安全は保証できるのか?」

叢雲「私も死にたいわけじゃないからね、そうね…1時間ほどで引き上げてくれる?」

提督「一時間で本当に大丈夫か?30分くらいにしないか?」

叢雲「アンタの気持ちも分かるけど、あんまり時間が短いと楽しくないでしょ」


「そもそも楽しいものじゃないと思う」と言いかけたが、そう言う趣味ではない自分が口を挟めることじゃないと思い直し口をつぐんだ

そうして、叢雲の疑似埋葬体験の手伝いをすることにした


視点変更:叢雲


私は用意した棺桶の中に横になった

たくさんの造花に彩られた棺桶の中は、少しだけこそばゆい

仰向けになって天を仰ぐ

捨てられた犬のような不安そうな男の顔が私を見つめていた


提督「本当に…いいんだな」

叢雲「ええ、お願いね」


棺桶を運ぶのは苦労をするという事で、既に穴を掘り棺桶をその中に置いている形になっている

少々興が削がれるけど、二人係では仕方のないことだと諦める

そもそもこの状況を作る事すら大変な事だった


叢雲「それじゃあ始めて」

提督「…………叢雲…安らかに」

提督の手が空を見つめる私の瞼に触れ、そっとその目を閉じさせた

今はまだ瞼越しから光の当たる感覚があった


私の目を閉じさせる、それが始まりの合図

提督「………クッ………叢雲…叢雲ぉ…!」

やけに感情のこもった演技で提督が胸の辺りに置いた私の手を握った

提督の手は驚くくらいに熱く、強い力で握られた

やけに雰囲気出してくれるじゃない

なんて思っていた時、顔に何かが触れた

肌を伝い下に流れるそれは滴

瞼に感じる光の熱から、外は快晴であることは分かっていた

それはつまり、提督の涙であった


ドクン


心臓が大きく高鳴るのを感じた

風の音、日の光、提督の体温、辺りの全てが目を閉じていても克明に感じ取れた

やけに感覚が強く研ぎ澄まされていく一方で、自分の体はピクリとも動かない

意識をしても指一本動かせなかったのだ


泣くだなんてアイツ気合入り過ぎじゃない?

そんなことを考えていたが、次第に心臓の音が激しく鼓動を鳴らし始める


提督「…………俺は…俺はお前が居ないと…」

提督「……いつまでも…甘えてはいられない…のか」

提督「………叢雲…今までありがとう」

名残惜しむような手つきで私の手から温もりが消えていった

それと同時に強烈な不安が全身に走った

違うの!私に気付いて!!

と心臓は胸から弾けるほど激しく振動している

けれど、私は瞼一つ動かせない

それはそうだ、今行っているのは埋葬




私は死んでいるんだ






感じていた日の光がふっと途切れる

木と木がぶつかり合う音がして、棺桶に蓋がされた


コンコン


と棺桶の端から叩き合わせるような音が響き始めた

棺桶を密封するために釘を打っている音だ


コンコン、コンコン


リズミカルなノックが退廃の海へと私の心を沈めているような気がした

墓荒らしに手を出させないための鋼鉄のお守りが、中に入っている私からは『絶対に出さない』と宣告されているような気がした


さしずめそのノックは死神が私を迎えに来ているかのようだった


暫くして、ノックの音が止む

遠くの方で擦りあわせるような雑音だけが聞こえていた


ドンッ


と想像以上に重たい音が上から降ってくる

ザッザッ、と砂を持ち上げる音とそれが蓋の上に覆いかぶさる音が交互になる

大丈夫なんだろうか?と不安になってくる

音による重い圧迫感が本当に棺桶を押しつぶそうとしているかのように感じられた

不安を感じていたことが途端におかしなことのように思えてきた

冷静に考えれば例え土の塊が棺桶を突き破ろうと問題ではないんだ


私はここで腐って死んでいく

いずれ、この棺桶も腐り沈む

モグラやミミズ、土中の生物たちが私を喰らい、雨が私を溶かしいずれこの地面と一つになる

私の死んで逝った体は植物や動物の養分になっていくのだろう

因果が廻りに廻れば、もしかするとアイツの口に入ることもあるかもしれない


そんなことを考えている間にも音はどんどん遠くなっていった


何時しか音は消えていた

意識をするよりも前に、外からの音は聞こえなくなっていた


もう二度と、外から音が聞こえてくることは無い


それほどの分厚い壁に四方に囲まれているのだと、改めて実感する


そう理解した時、私の呼吸がやけに鮮明に感じ始めた

棺桶の蓋に跳ね返るぬるい息

トクントクンと緩やかな心臓の音

耳元を擽る造花の感触

足を動かして初めて理解した硬い棺桶の中


「せまっ…」


思わず声に出てしまうほどその棺桶の中は狭かった

何とか横向きに体勢は変えられたが、息苦しい圧迫感は誤魔化せなかった


はたと気づく、私の体が動かせたことに

何を考えていたんだろう、私は生きているじゃないか

当たり前だ、そういうプレイなのだから


「もういいわよ」


外に語り掛けるが反応は無い


「ちょっと聞こえないの?」


苛立ち交じりに棺桶を叩く

何の反応も無い

当然だ、私の四方は音も光も届かない土の壁に囲まれている


カッと体が熱くなり、目を見開いた


何も見えない

目を開けているのに、何も見えない

初めての感覚だった

そして理解した、私は出口の無い闇の中に閉じ込められていることに


「いたっ…」


恐ろしくなり顔をあげようとして蓋に行く先を阻まれる

私は腰をあげることすら叶わない空間に閉じ込められていたのだ

体を動かすたびに耳にこびり付く造花と棺桶が擦れる音が、たまらなく不快に感じられた

まるで全身に百足が這っているかのような恐ろしい光景が浮かんでくる


「ね、ねえ!もういいって言ってるでしょ!!」


強めに棺桶を叩くが音は中にしか響かない

何度も何度も強くたたく

その度に痛みを感じ、私は生きているのだと強く思い知らされる


「いやっ…!嫌だっ…!私…!」

動けば動くほど、身動きが取れない不自由さを感じていった

何をしても届かない

何かをしたくても出来ない

絶望の恐怖が私の全てを縛り上げる

何時しか頬には新しい涙が伝っていた

それは怒りか、悲しみか、それとも――――諦めか


無意識に私は泣いていた


ああ…もう駄目なんだ

……そうよね、これは棺桶だもの

私を終わりまで運んでくれる…死の箱舟


どれだけ嫌でも、私はその終着点に流されるしかないんだ


無意味だ


そう考えた途端、体の中から力が抜けていった

何時しか高鳴っていたはずの心臓の音が消えていた


また、自由が利かなくなっていく

自然に瞼が閉じられ、腕を胸の前で組む

足はだらんと伸ばされた


棺桶の中に響く呼吸音もまた、次第に小さく消えていった

ジーンと体の感覚が薄くなっていく


とても暖かく、安らかな気持ちになっていく


甘い甘い微睡が私を誘う

それはきっと最後への誘い


ああ…これが……『死』…なのね……


私はその宣告を、穏やかな心で受け入れた


………

………………

………………………い

………………………………おい


鋭い痛みが瞼を貫く

何事かと眉を顰めると、強い力で体が引っ張られる

全身に爽やかな風が当たり、それと同時に苦しいほどの温かみを感じた

死神にしては熱烈な歓迎ね


………なんて、そんなわけないわよね



「ほら、泣かないの。アンタって馬鹿ねぇ」


私を抱きしめて涙を流す情けない男の頭を優しく撫でた


鎮守府・執務室



提督「ずずずっ……はぁ……一生分泣いた…」


夜になってもまだ提督は泣き止んでおらず、ティッシュ箱を一つ使い切るほど涙と鼻水を流していた


叢雲「アンタ…それ演技じゃなくてマジなの?」

提督「ああ…叢雲の目が閉じられた時、本当に死んでるんじゃないかと思い始めてな」

提督「恐ろしくて怖くて悲しくて…涙が止まらなかった」

叢雲「アンタ…よっぽど思い込みが激しいのね……」

提督「お願いだから…もう二度と死なないでくれ…」

叢雲「そもそも一回も死んでないから。それに、私もアンタも絶対にいつかは死ぬのよ?」

提督「だがっ!」

叢雲「ああもう!なっさけないわねぇ……これじゃあオチオチ死んでられないわ」

叢雲「アンタが死ぬまで、生きていてあげるわよ」

提督「……約束、だからな」

叢雲「はいはい……って…はぁ…アンタ、デカい図体の癖に本当に子供ね…」


呆れ気味に、叢雲は提督の差し出した小指に自らの小指を絡めた


『タナトフィリア』如何だったでしょうか?

一度初期艦の叢雲を沈めてしまってガチ泣きした私にこの安価は何気に運命めいたものを感じますね

オートアサシノフィリアとの書き分けが非常に難しく、かなり苦戦しました

が、それだけいい感じの出来になったんじゃないかと思います



それでは二人目の艦娘といきましょう

選出方法は古い順から○番目の艦娘です


数字をかきこんでくださいね

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

97


>>426採用:NO.97大和


「ちょっとおかしな」ボタンを押しますか?

1、押す
2、押さない

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

たまには押さない


>>431採用:2、押さない


初の押さないですね
ちょっぴり楽しみです


それでは本編開始ですぞー!!


鎮守府・執務室


提督「……と、いうわけだ。好きなだけ遊んでくるといい」

大和「お休み…ですか?」

提督「ああそうだ」

『艦娘慰安月間』の事を伝えると、大和はキョトンとした顔で首を傾げていた


提督「と、それと並行してもう一つ言うことがある……がその前に腕を見せてくれ」

大和「へ?あ、えっと…こう?でしょうか」

提督「………傷跡は無いな。よし、もういいぞ」

大和「あのぉ…これには何の意味が?」

提督「いや、気にしないでくれ。さっきがさっきだったのでな…少し気になっただけだ」

大和「はぁ…」


提督の意図不明な行動に大和はさらに首を傾げていた


提督「俺は提督として艦娘を満足させなければならない義務がある。なんでも頼んでくれて構わない」

大和「そうなんですか?でも、それは提督への負担が凄まじいのではないでしょうか?他の艦娘の方もお休みになるんですよね?」

大和「それに、この大和…恥ずかしながら他の方の倍くらいはお休みを頂いている気がして…私なんかが他の方々を差し置いてお休みを貰うだなんて…」

提督「そう謙虚になることも無い。俺はいつも頼りにさせてもらっている」

提督「俺の負担もお前たちが考えることじゃない。俺もこういう機会がもらえて有り難いと考えている」

提督「俺はどちらかと言えば命令をするよりも命令される方が性に合っているからな。どんと来い」


バッチ来いとキリッとした表情で両腕を広げる

大和は提督の言葉と行動に苦笑いを浮かべていた


大和「う~ん…お願い…ですか……したい事…してみたいこと……」

提督「そうそう、そういうのだ。普段できないこと、聞けないこと、恥ずかしいこと、何でも打ち明けるといい」

大和「は、恥ずかしいことなんて言いませんよ!」

うんうんと唸りながら、大和は提督にどんなお願いをするか考え込んでいた

暫くして、その口を開く


大和「それじゃあ………」



大和からのお願い
自由安価

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

添い寝

>>440採用:添い寝


大和「あっ……ああでも!」


大和は顔を真っ赤にして、両手で顔を覆う

顔を覆う指の間からチラチラと此方を覗き見ている


提督「……………」

大和「……………あ、あの」

提督「どうした?」

大和「さ、さっき…大和は恥ずかしいことなんて言いませんって言いましたよね?」

提督「言ったな」

大和「……あ、あのぅ……やっぱり、は、恥ずかしいことを言ってもいいでしょうか?」

提督「構わん、やれ」

大和「それじゃあ…言いますね。……ああっ!あの!笑っちゃ嫌ですよ!」

提督「安心しろ、俺は愛想笑いすらしない男として有名だ」

そう宣言した大和は、手を前を回し指先を遊ばせはじめる

顔は依然として真っ赤で、目が合ったかと思えば直ぐに逸らされた


辛抱強く提督は大和の言葉を待ち、数分が経ってようやく大和は決心を決めた


大和「私と添い寝してください!!……してくれ…ません…か?」

提督「いいぞ」

大和「軽っ!軽いですよ!こんなに勇気を振り絞ったのに!!」

提督「おおそうだ、棺桶もあるぞ。一緒に寝るか?」

大和「どうして棺桶があるんですか!?」

大和「…ハッもしやこの大和に一緒の墓に入って欲しいという遠回しの告白っ!!やだっ提督ったら…古風なんですから!でも大和!そう言う奥ゆかしい告白も大好きです!!」

提督「…………うむ、そろそろ出発のようだな」

大和「は、はぃ……」

遠い目をした提督のスルーに、大和は茹で上がるくらいに顔を真っ赤にしてか細い返事を返した


提督自室


大和の強い要望により、添い寝をする場所は提督の布団に決まった

先に待っていてくださいと言われた提督は既に着替えと湯浴みを済ませ、布団の上で精神を統一していた


提督(…これは添い寝…決してヤマシイ事などない……大和の乙女心を踏みにじるようなことは絶対にしない)


ブツブツと念仏のような言葉を唱えながら心を必死に落ち着かせていた

コンコン

控えめなノックの音が室内に響く

提督「入ってくれ」

大和「し、しつ…しつれいしまふ!!」

ガチガチに緊張している様子の大和は盛大に舌を噛みながら、玩具のような動きで提督に近づく


提督「楽に座るといい」

大和「は、はい!!」

そう言われた大和は何故か提督の隣にぴったりとくっつき正座した


提督(正面に来ないのか…)

と心の中だけでツッコみつつ、次の展開を待った


提督「……………」

大和「……………」


お互いが何をしていいのか分かっておらず


(あ、いい匂いがする)


と隣に座る人物のシャンプーの香りに鼻を鳴らしていた


数十分の時間が過ぎ、先に助け舟を出したのは提督であった


提督「……灯り、消そうか?」

大和「ええっ!?もうですか!?」

提督「あ、ああ…そういうものなのか?先に布団に入るのか?」

大和「い、いえいえいえいえいえいえ!てい、提督の御心のままに!どうぞ!グイッと!!」

提督「お、おう……」

大和の謎の勢いに困惑をしながらも提督は先に布団に入った


提督「……すぅっ……はぁ………さあ、来るがいい」

勇者を待ち受ける魔王かの如く、提督は強烈なプレッシャーを放ちながら布団を開き大和を誘った

大和「……大和…行きます!!」

覚悟を決めた大和は、誘われるがままに布団の中に潜り込む


提督「………消すぞ」

大和「…お願いします」

完全に明かりを消したわけではなく、薄らとほの暗い明かりだけは残しておいた

提督なりの配慮のつもりだった


枕は一つしかなく、二人で一つの物を使うのではなく大和がその枕の真ん中に頭を添えた

提督は自らの頭を腕で固定し、仰向けになっている大和を横向きになって眺める形になっている

頭を支えていないもう片方の手で大和のお腹辺りをポンポンと撫でる

提督は我が子をあやす母親のような慈悲深い瞳で大和を見つめている



大和(想っていたのと何か違う気がします!!)


と、大和は心の中で叫んでいた


提督「……子守唄でも歌おうか?」

大和「あ、いえ…大丈夫…ですよ」

提督「大和よ……安心して眠れそうか?」

大和「は、はい!」

提督「大和は…寂しがり屋だな」

柔らかく笑いながら、提督はそう呟いた

この時の提督は(あの大和が、こんな可愛らしいお願いとはな)と考えていたが

大和「…!………はい、大和は…寂しがり屋なんですよ」

(これくらい露骨に誘えば絶対に襲われる!!)と考えていた大和は

布団を強く握りしめ、今か今かと展開を待ちわびていた


大和「……私は…提督が居ないと駄目なんです…だって――」

提督「俺と一緒だな」

大和「え?」

提督「俺も……お前たちが居ないと…駄目だ」

完全に耳にフィルターがかかってしまっている大和には、それが愛の告白に聞こえていた


大和「あの!提督…!」

我慢できず体を起こしたその時、何かが倒れ込むような音が聞こえた

提督の頭が支えから落ち、枕に顔を突っ込んでいた


大和「あ…あれ?寝ちゃったんですか?」

恐る恐る提督の頬をつついてみたが、反応は帰ってこない

提督は規則正しい寝息を漏らしていた


大和「……もう…なんか…思ってたのと違うなぁ…」

仕返しとばかりに提督の頬を抓る

意外にも柔らかい提督の頬肉に、思わず笑みが零れてしまった


大和「これはこれで…いいものですね。……ねっ…提督」


大和は眠る提督の口へと顔を近づけ――


大和「やっぱり無理です!!」


たのだがやはり羞恥が勝ってしまい、勢いよく布団をかぶり提督から背を向けた

そのまま眠ってしまったが提督から布団を奪ってしまったことに気がついてなど無かった

初春「風邪と聞いて!」


鎮守府・執務室


提督「……くちゅん!」

可愛らしいくしゃみをし、ちり紙で鼻をかむ提督

大和「あの…提督……ごめんなさい!!」

提督「いや…気にしなくていい。こういう事は多分よくあることだ」

提督「そんな事より、大和は良く寝られたか?」

大和「あ、あの…はい。とってもいいものが見れました!」

提督「うむ、そうか。それを聞いて安心した」

提督「実を言うと、先に眠ってしまっていたからキチンと役目が果たせたか心配だったんだ」

大和「…提督が先に眠って下さったから、いいものが見れたんです♪」

提督「……?そうか」


提督(きっと先に眠ってもらっていないと不安だったんだろうな)

大和(もし私が先に寝てたら、提督はどうしてたんでしょう?)



絶対に恋愛に走らない男と、どうしても恋愛に走り切れない女。

奥手すぎる2人は相も変わらず相手の事をよく分かっていなかった


>>454
ナルシスト提督「他の鎮守府に迷惑かけないように帰りましょうね~」



初の押さないは大和さんでした

色々こじらせてる大和さん可愛い!!!ってしたくなるのは、確実に私が昔やっていたスレの所為です

というかちょいちょい昔のスレ知ってる人が居るみたいでちょっぴり嬉しい



3人目…行けるかな?

行きましょうか


三人目の艦娘を選択してください

選出方法は古い順から○番目の艦娘です


数字をかきこんでくださいね

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

44


>>457採用:NO.44蒼龍


「ちょっとおかしな」ボタンを押しますか?

1、押す
2、押さない

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用


>>463採用:2、押さない


それでは本編始まります


鎮守府・執務室


提督「かくかくじかじか」

蒼龍「まるまるうまうま…って真面目に説明してください!」

提督「むぅ…おかしいな、これでも伝わると思ったんだが」

漫画的表現など通じるはずも無く、提督は丁寧にテンプレ通りの説明を返した


提督「…というわけなんだ」

蒼龍「わあ、いいですね。きっとみんな喜びますよ」

提督「蒼龍、お前にも喜んでもらわないと困る」

蒼龍「え?私ですか?私ももちろん喜んでいますよ」

提督「そうか?それならいいんだが」

お休みを貰った事実だけで既に満足していそうな蒼龍の態度に、やや焦りを感じながらも次の言葉を伝えた



提督「提督である俺には艦娘に満足した休暇を過ごしてもらうという義務がある」

蒼龍「う、うわあ…なんだか休暇なのにお堅いですね…」

提督「当然、蒼龍にも満足してもらわなければならない。さあ、俺に何でも頼みごとをするといい」

蒼龍「満足してもらわなければって…結果として満足するものなのに、なんだか本来の用途を間違っていませんか?」

提督「気持ちは分かるが、そう堅くとらえるな。俺の言葉選びが下手なことは前々から知っているだろう?」

提督「俺としても、いつも頼りにさせてもらっている蒼龍に楽しい休暇を過ごしてもらいたいんだ」

蒼龍「そのお気持ちだけでも十分満足ですよ……ではいけませんか?」

提督「……頑張ってひねり出してくれ」

蒼龍「う~ん…困りましたねぇ……」


腕を組んで、蒼龍はどうやってここを切り抜けようかと頭を悩ませている



提督「本当に何でもいいんだ。一人ではできないこと、俺に言いたかったこと、俺にやらせたいことなんかでも構わない。どんなことでも手伝おう」

蒼龍「う~ん………それじゃあ…」



蒼龍からのお願い
自由安価

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

飛龍と二人で遊びに行く為の資金提供を求む


>>473採用:



蒼龍「飛龍と一緒に遊びに行きたいので、そのための資金提供でどうでしょうか?」

提督「む、そんなことでいいのか?」

蒼龍「ええ、提督にあんまり迷惑を掛けたくないですから。それにこれなら提督も私のお願いの力になったという証明にもなるじゃないですか」

提督「ふむ…そうだな。お前がそれを望んでいるなら喜んで金を積もう」

提督「ええっとそうだな…その前に、飛龍に休暇を与えないといけないか。明日か明後日…なるべく近いうちに二人の休暇の日程を合わせよう」

蒼龍「ああ、そうでしたね。わざわざありがとうございます」

提督「飛龍はそれ+個別に休みを与えないといけなくなるが、別に構わんか。これくらいのイレギュラーもあっておかしくないだろうからな」

提督「ええっと…資金援助に関してだがいくら欲しい?余分に請求しても構わないぞ」

蒼龍「う、う~ん……予定を立てるとして、まだどれくらい欲しいか分からないですね」

提督「そうか……それなら…」



1、下調べに行こうか
2、後で金は払うとして、お前たち二人が遊びに行く様子を監視させてもらう(満足した休暇を過ごしたかの確認の為)

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用


>>483採用:2


提督「金は後で請求してくれ」

蒼龍「分かりました」

提督「それと後一つ、お前たちが遊びに行く監視役としてついて行くことにした」

蒼龍「ええ!?何でですか!?」

提督「お前が満足した休暇を過ごせたかどうかの確認のためだ。安心しろ邪魔はしない」

蒼龍「あのぉ…着いて来てる時点で邪魔なんじゃないかとは思わなかったんですか?」

提督「む、そうか。それならば、陰ながら見守っていよう」

蒼龍「う…う~ん……その監視役ってどうしても必要なんですか?」

提督「今まで叶えてきたものと傾向が違うのでな、どうにも心配なんだ」

蒼龍「………う~ん…はぁ……提督に悪意がないと分かることが何より心苦しいですね…」

蒼龍「分かりましたよ、監視でもなんでもどうぞお好きになさってください」


そうして、結局は蒼龍が折れる形となって話に決着がついた

提督云々はともかく>>479のボタン押してない自由安価で艦娘狂わすのは有りなのかの疑問には答えてほしいな


視点:蒼龍


三日後

提督の計らいによって休暇を合わせてもらった蒼龍と飛龍は町に出ていた

お互い私服、完全なオフの姿であった


飛龍「ん~……はぁ!なんだか解放された気分。こうして二人に遊びに行くなんて久しぶりね」

蒼龍「え、ああ…うん」

飛龍「どうしたの?さっきから後ろばっかり気にして」

蒼龍「なんでもない…わよ。うん」

飛龍「そお?じゃあ早く行きましょ!時間は待ってはくれないわよ!!」

蒼龍「あ、待って飛龍!」


監視をすると宣言をした提督、てっきり同行したがるのかと考えていたが見守る方向で監視をするらしい

だが、依然としてその姿も気配も見せない提督の事が逆に気になって仕方がない蒼龍であった



蒼龍(本当に監視されてるの?)


辺りを警戒するも、本当に何もない道中

予定通りカラオケボックスまでたどり着いてしまった


飛龍「うわあ、カラオケなんて何時振りかしら。声大丈夫かしら…ん…んん゛!」

蒼龍「もう、下品な声出さないの」

飛龍「いいじゃない二人きりなんだから」


二人きりの閉め切られた空間

そのどこか高揚感を煽る独特な空気に触れたためか、蒼龍もまたいつもの調子が戻ってきていた

カラオケに入って10分ほど、頼んでいたドリンクがようやく到着した


「お飲み物をお持ちしました」

蒼龍「ああ、は~い!ありが…と…う」


店員の顔を見たその瞬間、蒼龍の頭は完全にフリーズしてしまった



蒼龍「…………………提督?」

提督「安心しろ蒼龍。先に俺が味見をしておいた。とても美味しかったぞ」

蒼龍「いやもうどこツッコんで欲しいのか分かりませんよ!!!」

あまりにも予想外な登場の仕方に、蒼龍の頭の中でツッコみの渋滞が出来上がっていた


飛龍「どうかしたの蒼龍?」

蒼龍「あ、えっとね…驚かない…で………」

致し方が無いと提督が監視していることを話そうと後ろを振り向けば、提督は既にドリンクをテーブルに置いて消えていた


飛龍「……どうしたの?」

蒼龍「あ、あれ…?なんでもないかも……」

飛龍「…変なの、ほら次蒼龍がいれた曲でしょ?マイク持って」

蒼龍「ああ…うん」


混乱した頭のまま、カラオケを続けた

それから提督は姿を見せることは無かった

ついでに言えば、ドリンクは本当に美味しかった


だが、しかしそれはただの序章にしか過ぎなかったのだ

移動販売のクレープ屋、遊園地、喫茶店、提督に伝えた施設すべてに提督が潜んでいたのだ


最初は軽い怒りを覚えていた蒼龍も


飛龍「ん!このクレープ美味しい!!お兄さん若いのにやるねえ!」

提督「………」グッ

何故か気づいていない飛龍の心から楽しんでいる笑顔と、楽しんでほしいという意思がヒシヒシと伝わってくる提督のサムズアップを見ていれば、なんだかこれも悪くない気がしていた

蒼龍「……ふふっ、そうでしょう?ちゃんと下調べしたんだから」

蒼龍もまた、提督の事が気にならないくらい楽しくなって笑えていた


だがしかし、遊園地のマスコットが突然近づいてきて『一番いい風船を選んでおいたぞ』と突然話しかけられた時は腹筋に悪かったという



鎮守府・執務室


提督「……どうだった蒼龍、満足できたか?」

蒼龍「提督の事が気になって仕方がありませんでした」

提督「………そうか、話しかけない方が良かったか?」

蒼龍「…最初は不気味で邪魔してるみたいで腹立ちましたけど、なんだかんだ楽しかったです」

蒼龍「飛龍も楽しんでくれていたみたいですしね」

提督「そうか…よかった……」

提督はホッと胸を撫で下ろし、目尻を下げてほほ笑んだ


提督「蒼龍、お前はどうにも気を使うというか遠慮しがちだ。だから、ことさら不安だったんだ」

提督「そんなお前だからこそ、こういう機会に目いっぱい楽しんでもらいたい…そういう思いからか、少し過剰なまでに手を加えてしまった」

提督「……だから、そうだな。迷惑じゃないなら、これからは俺にもう少し甘えてくれると助かる」

蒼龍「………ふふっ、その気持ちだけで十分ですよ」

提督「……ううむ、上手くいかないな…」

蒼龍「今回のそれは、前とは違う意味ですよ♪」


不安そうに頭をかく提督とは対照的に、蒼龍は満面の笑みを浮かべていた


何とかうまくまとめた……はず


無理に提督を絡めた展開にするのは、私がそういう物が書きたいからですね
提督と艦娘の掛け合いを書くためにこのスレを立てたので
なので※仕様です。がこれ以上なく正しい答えです


>>494
艦娘にぶっ飛んだお願いをさせる安価は基本的には禁止しません。自由安価の意味がないですからね
ですが、そういったぶっ飛んだ要素は『ちょっとおかしな』があるので、押さない場合ではなるべく健全な絡みが書きたいなあというのが私の願望です


今日の更新はここまでです

遅くまでお付き合いいただきありがとうございました


平日の更新開始時間は20時が目安です

それでは再開ですよー!
誰かいるかな?


うっし、それでは再開です


今日一日の視点となる提督を選択してください


×、普通提督
B、真面目提督
C、思春期提督
D、ナルシスト提督


安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

C


>>523採用:C、思春期提督


今日一日の艦娘の選出方法

1、艦娘安価指定
2、>>1の鎮守府のレベル順うえから○番目の艦娘
3、>>1の鎮守府の所持艦娘を古い順から○番目の艦娘


安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

2


>>526採用:レベル順上から○番目



それでは数字をかきこんでくださいね

安価↓4の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

11


>>536採用:NO.11


だったのですが叢雲ちゃんなんですよね

二日連続はちょっぴりつまんないと思うんで、同じレベルの神通とどっちにするか決めてほしいです


1、叢雲
2、神通

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

2

二日連続というか一度出た艦娘二度目は要らないと思うぞ


>>547採用:2、神通



「ちょっとおかしな」ボタンを押しますか?

1、押す
2、押さない

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

2


>>555採用:2、押さない



>>553
ここら辺のルールもきちっと決めておきましょうかね
キャラ選出にワザとマスクをかけている以上キャラ被りが出るのは仕方のないことなので、規制を設けます

1、同じ日に同じキャラがもう一度選ばれた場合、二番目にコンマの高い安価を採用する
2、昨日出たキャラが次の日も選ばれた場合は、レベルなら同じレベルのキャラから、古い順であればそれより一つ古いキャラの中から安価で選んでもらいます
3、一度出たキャラクターでも一日以上間を置けば、そのまま進行


これで行こうかと思います


それでは本編開始です


鎮守府・執務室


提督「今日から数日間、僕が君たちの事を労ってあげることに決まりました」

神通「え?」

提督「…なに、二度も言えって?」

神通「あ、いえ…えっと……お休みを頂ける…という事ですよね?」

提督「そう、それと並行して『提督は艦娘を満足させる』っていう義務が課せられているから。何かお願いがあったら何でも言いなよ」

神通「そうなんですか…」

提督「……………」

神通「……………」


全ての説明終えた提督

二人の間には微妙な空気が流れる


提督「呼び出し理由、それだけなんだけど」

神通「あっ…はい……」


それ以上何も言わない神通に不安になり、真っ直ぐに目を見つめる

しかし神通はその目を逸らした


提督自身、これ以上何を言うべきかが思い当たらず手持無沙汰になり執務に戻った

暫くして、神通がその堅い口をようやく開いた


神通「あの…」

提督「…なに?」

神通「お願い…とは、どんな事を言えばいいのでしょうか?」

提督「……何でもいいよ。本当に何でも」

提督「最初の榛名は僕の目が欲しいって言った」

神通「ええ!?そ、それで提督は?」

提督「あげた。……言っとくけど僕に拒否権は無いから。好きなこと言ってもいいよ」

提督「ええっと…とにかく、それくらい自由なお願いが許されてるってこと」

神通「…分かり…ました」

提督「…………ここでまだ仕事してるからさ、決まったらもう一度来て」

神通「は、はい。では、失礼しました…」


丁寧に頭を下げ、神通は執務室を出ていった


同キャラが複数回出してもいいという理由は、数字で管理しているためこっちが覚えられないからです

それとレベル順で言えば数字変動が簡単に起こり得るので、ことさら記憶が大変です


ただでさえキャラ数が多いので何度も出さなくてもいいだろという意見も理解できます

ですが、もう『こうする』と決めたので納得していただく他ありません

どうか、ご了承ください


提督「…………ふぅ…大丈夫かな」

神通が居なくなったのを確認したのち、提督は不安げにため息を吐いた


提督「…榛名が榛名だっただけに、もう誰も期待が出来ない」

提督「く、くぅ……神通…あんな人畜無害そうな見た目と行動で果たしてどんな要求を…」


提督は信頼していた榛名からの盛大なカミングアウトにより、完全にトラウマになってしまっていた

最早どんな艦娘と接していても『コイツも歪んだ欲望を…』と考えてしまっている

だがしかし、提督の拙い知識ではどんな要求がされるかなどと予想がつかない

不安を振り払うように執務に没頭する


数時間後


一息つこうと執務室の扉を開けると、丁度ノックをしようとしていた神通と鉢合わせた


提督「あ……えっと、決まったの?」

神通「あ、はい」

提督「…………すぅ……よし。言ってみて」

神通「私からのお願いは………」



神通からのお願い
自由安価

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

提督の子供を孕みたい

そういえば孕み願望にも性癖名ってあるの?


>>600採用:孕みたガール



神通「…子作りしてください」

頬を淡く染め、はにかむような暖かな笑顔で神通はそう言った


提督「………すぅ……はぁ……悪い、もう一回言って?」

提督「ごめん意地悪とかじゃなくて、何か僕さ…精神が不安定で」

神通「あの…大丈夫ですか?」

提督「ああ、大丈夫だから………もう一度言ってみて?」

神通「分かりました」


神通「子作りしてください」


提督「…………すぅ………はぁ………」

提督は深呼吸をして、一度深く息を吸い込む

それと同時に自室に向かって全速力で駆けた


僕ってこんなに動けたんだ…と驚くほどの速度で自室にたどり着き、布団の中に包まった

>>605
メイシオフェリア(妊婦性愛)ですね
妊娠行為への興奮以外にも妊婦自体に興奮する場合にも用いります



提督「……こ、こういう方向かー!!!」

枕に向かって叫ぶ

提督「ちょっと待ってちょっと待ってよ…ほらさ……僕たち…結婚すらしてないじゃん?」

提督「い、いやでも…じ、神通さんとなら結婚も嫌じゃないって言うか…ああでも僕まだ結婚できないし…!!」

誰に言っているわけでもなく独り言を早口でまくしたてる

完全に舞い上がっていた


嬉しさ3割、困惑3割、期待2割、不安2割といった精神配分


提督「……って、ていうか……神通さん…あんな頬を染めて…」

提督「……神通さん…僕の事……す、すすす……好きなの?」

神通「はい、好きです」

提督「マジか~………ってうおおおおおおおおおお!!!!!」


独り言に返事が返ってきたことに布団にくるまりながら飛び上がる


提督「な、何で居るの!?」

神通「扉、開いていましたよ?」

提督「は、入る時はノックしてって言っただろ!!」

布団で体と顔を覆い、まるで蓑虫かのようにズリズリと後退していく

神通はジリジリと両手を広げてにじり寄る


提督「な、なんで迫って来るわけ!?」

神通「提督が逃げるからですよ?」

提督「あ~その~…ほら!な、なんで僕と…その……そういう事がしたいわけ?」

顔を真っ赤にしながら口を尖らせて神通に問う

神通「提督の中で、もう答えが出てるんじゃないですか?」

神通は楽しそうな笑顔で提督に問い返す


提督「………………僕の事が…好き…なの?」

神通「はい、そうですよ♪」

神通「提督は、どうですか?私の事…好きですか?」

提督「…………」



1、「べ、別に好きじゃないし」
2、「嫌い……ではないけど…」
3、「…………………き」
4、自由安価(ツンデレフィルターがかかります)

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用


>>636採用:2


提督「嫌い……ではないけどさ…」

少しだけ動揺が収まり、その場に座り込む


提督「ほらさ、僕……まだ…大人じゃないから」

提督「…好きだとか嫌いだとか以前に……怖いんだ」

提督「やり方も知らないし、それに…責任…とかさ」

提督「………責任を取るなんて言っても、子供が何言ってんだ…ってなるじゃん」

提督「……………だから…あの…」

言葉を言いよどむ提督の頬に神通が手を添える

その両手が提督に前を向かせ、目と目が合う


真っ直ぐで真剣な目が提督を捉えて離さない


神通は―――


1、強引にキッス
2、優しく誘った
3、知るか馬鹿!そんな事より子作りだ!!
4、自由安価

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

逆レはメイシオフェリアに含まれますか?


>>647採用:3



私のずさんなシステム管理の所為で荒れてしまっているので、もっとざっくり規制します

1、昨日と今日(前回と今回)に出たキャラが選ばれた場合は最安価
2、それ以外ならば何度同じキャラが出てもよい

こうします


一度出たキャラなんてもう一度見たくないと思うのならば、そのお話を飛ばして読めば解決しますぜ!!


システムは全て面白そうだからで決めています
一度出たキャラがもう一度出てもいいと考えているのも私が面白そうだからと思って決めました

これ以上はもう言うべきことが思いつかないので、これで納得できないのなら私のスレは肌に合わないなと思って見ないようにすることをお勧めしますよ

>>651
逆レはバイストフィリア(強姦性愛)に含まれるかと思われます
メイシオフィリアと合併症の場合も……あるのかもしれませんね



神通「提督?」

提督「………なに?」

神通「そういうの、後でもいいですか?」

提督「はい?ってえええ!?」

神通の見た目に似合わない腕力で提督が被っていた布団が投げ飛ばされる

両腕を片手で一纏めに拘束され、馬乗りの体勢になる


提督「ちょっと待て!?待って!これってアレだ、強姦じゃないの!?」

神通「射精して女性が喜べば和姦なんですよ?」

提督「そんなの聞いたことな…んん゛!?」


強引に口を塞がれ、蠢く舌が口腔内を蹂躙していく



1、最後まで描写(R-18)
2、カット(R-15)

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用


>>684採用:2、カット


提督「ん……んぅ…ふっ…んっ……」

馬乗りの体勢で両手も拘束されている提督は抵抗すら許されず、陵辱を受け入れさせられる

神通の遠慮のない舌が喉の奥をつつき、軽く嘔吐いてしまう

大量に溢れた唾液を下品な音を立てて神通は啜りあげた

数分にも及ぶ口腔陵辱の末、漸く提督の口は解放された


提督「はぁ…はぁ………はぁ……………」

神通「どうでしょうか?提督もやる気になったんじゃありませんか?」

提督「…………僕…初めて…なんだ」

神通「はい、知っていますよ」

提督「………………優しく…して?」

神通「嫌です♪」


両手の拘束を解いても抵抗の気配は消えていた

神通は満面の笑みで提督の衣服を引き裂いた


提督はただ諦めたような目で天井のシミを数えていた

                    ', ;l: ll kr'´ ィイィ彳彳彳彳
                      ヾ州ィイイィ彳彳彡彡彡
            _ __      ,′        ``ヾミミミ

         ,. '´;:.:.:.:.::::::::.:.:.``ヽ  ,′     -‐ミミヽ/ミミミミミ
      ,. '´..:.:.:,. -─‐‐- 、;;;:;:.:ヽ〈           ,′ミミミミヽ
     / .:.:.:.:.:.く        ``ヾ「ヽヽヾミニ二二ミヽ `ヾミミミ
    ./ .:.:.:.:::::::::::::〉  ∠二二ニ彡' V/ T TTにニニニニニニニニニ====
    / .:.:.:.:::::::::::::::/     -='ぐ  /   l ||¨´ ̄``       . :;  そんなことを言うのは
  / .:.:.:.::::::::::::::::/     '''´ ̄` /   `Y´           . ;..:
 ,′.:.:.:.:::::::::::::〈          ヽ____ノ',           .;: .;:     この口かっ……んっ

 i .:.:.::::::::::::::::::::::',         ,;;;'ハミミミヽヽ        .,.:; .; :.;:.

  ',.:.:.:.:/´ ̄`ヽ;;;',        .;;;'  ``ヾミヽ j!     ,. ′.;: .;:. :
  ',.:.:.:ヽ い( ミj!              )ミミj 、 、 ', ., 、:, 、 .; :.
   ',;;;:;:;:入    _       ..:;.;:.:;..:`Y ミj!  、 、 ', ., 、:, 、
   ';;;:;:.:  `フ´  _ノ    . ;: .;: .; :. ;:. ;:.`Y´  、 、 ', ., 、:, ,. '´
    Lノ´ ̄  , ィ´  .:; .:; . ;:. ;:. ;: .;: .; :. ;:. ;} 、 、 ', ., 、:,,.: '´
   ノノ   ____\ ;.: .;: . :;. :;. :;. :; .;: .;: .;人 _; :; :; ィ´`ヾ

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           /   / \ \   /
          |    (゚) (゚)   | <  過疎だしうんこ置いときますね
          |     )●(  |   \_______
          \     ▽   ノ
            \__∪ /
          /     ̄ ̄ \
          | |        | |
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        |⌒\|        |/⌒|
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        | \ (       ) / |

        |  |\___人____/|   |
        |  |          |   |
                 ズ゙バピュウ!!

              )
             (

         ,,        )      )
         ゙ミ;;;;;,_           (
          ミ;;;;;;;;、;:..,,.,,,,,
          i;i;i;i; '',',;^′..ヽ

          ゙ゞy、、;:..、)  }
           .¨.、,_,,、_,,r_,ノ′
         /;:;":;.:;";i; '',',;;;_~;;;′.ヽ
        ゙{y、、;:...:,:.:.、;:..:,:.:. ._  、}
        ".¨ー=v ''‐ .:v、,,、_,r_,ノ′
       /;i;i; '',',;;;_~⌒¨;;;;;;;;ヾ.ミ゙´゙^′..ヽ
       ゙{y、、;:...:,:.:.、;、;:.:,:.:. ._  .、)  、}
       ".¨ー=v ''‐ .:v、冫_._ .、,_,,、_,,r_,ノ
      /i;i; '',',;;;_~υ⌒¨;;;;;;;;ヾ.ミ゙´゙^′.ソ.ヽ
      ゙{y、、;:..ゞ.:,:.:.、;:.ミ.:,:.:. ._υ゚o,,'.、)  、}
      ヾ,,..;::;;;::,;,::;):;:;:; .:v、冫_._ .、,_,,、_,,r_,ノ′


神通「……提督…とっても良かったです♪」

神通の激しい絶頂により何度も掻かれた提督の薄い胸板には赤い蚯蚓腫れの線が走る

その痛々しい傷跡を、神通は愛おしそうに撫でる

提督の体は精根尽き果てていた

激しく求められた幼い体躯は傷跡に塗れ、精と涙は枯れ果てていた


提督「……僕…初めて…だったんだよ?」

神通「ええ、だからです。だから私も…こんなにみっともなく乱れてしまいました…」

神通「こうしたら提督も、私以外の人に一生勃たないかなって」

提督「………意地悪…」

神通「愛ゆえに…ですよ♪」


神通「提督だって…もう私から離れたくありませんよね?だって…ほら…」

神通は心なしか膨らんでいるように見える自らの下腹部を撫でた


神通「好きですよ…提督」

立った一晩で調教されつくした提督は気力すらも枯れ、神通の接吻をひたすらに受け入れた

虚空を見つめ、ただ茫然と(僕は明日の朝を迎えられるんだろうか)と考えていた

                , ,--―--ー―-.〟
            _, 〟<´ニニニニニニニニニニー〟       ,、
         /ニニニニニニニニニニニニニニニニヽr‐--'⌒`'Yヽ
        /ニニニニニニニニニニニニニニニニニニ\,^.く⌒\__\
.       /´ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニく へノ\ノ )ー゙
      fニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ\/Y ヽ∠
.      }ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ`´ー‐"ヽ
      ‘,ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ\

       /ニニニニニニニニニニニヽ<ニニニニニニニニニニニニニニヽ
        /ニニニニニニニニニニニニニヽ ` <ニニニニニニニニニニニニニヽ
       ,'ニニニニニニニニニニニニニニヽ   `,ィ≦、ニニニニニニニニニニニニヽ
       {ニニニニニニニニニニニニニニニヽ  〃"  `>ー、ニニニニニニニニニニニ‘,
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       |ニニニニニニニニニニニニニニニ∧   l  |/       `<ニニニニニニ},
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提督自室


いつも以上に不機嫌に眉を顰め、大きなクマを作った提督の顔

正反対に神通は輝く笑顔を見せ艶やかな肌であった

吸い取られたものを取り返すように提督は一心不乱に食事をしている


神通「提督?そんなに食べてはお腹を壊しますよ?」

提督「……………ふんっ…」

神通「ふふふっ…ほら、食べカスが」

提督「んんっ!」

神通の唇が頬に触れた瞬間、提督は甘い悲鳴を漏らした

前かがみになり神通を睨みつける

提督の顔は真っ赤に上気し、明らかに発情していた


提督「さ、触るな!」

神通「うふっ…ふふふ………また、後で…ね?」

神通は提督の耳元で囁く、強く首筋に爪を立てた

全身を駆けあがる快感に提督は必至で体を抱きしめ、目を瞑る


再び目を開けた時には、そこに神通はいなかった



提督「……………すんっ…ぐすっ……ばか」


提督「神通の…バーカ!!!」


盛大に大声で叫び、飯を喰らい続けた


思春期提督の現在の体

1、左目欠損
2、暴力的性愛に発情するように調教済み


おかしいな…まだ二人目なのに……3人相手にしている提督以上に体に異常が…



それでは本日二人目の艦娘を選択してください

選出方法はレベル順に上から○番目

数字をかきこんでくださいね

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

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 か っ も  |  / // メ,/_,,. /./ /|   i   Y   //
 ァ  て う.  |'´/ ∠. -‐'ァ'"´'`iヽ.// メ、,_ハ  ,  |〉
  |  約 ク  ヽ! O .|/。〈ハ、 rリ '´   ,ァ=;、`| ,ハ |、  /
  |  束 ソ   ;  o  ゜,,´ ̄   .  ト i 〉.レ'i iヽ|ヽ、.,____
  |  し  ス  /   ハ | u   ,.--- 、  `' ゜o O/、.,___,,..-‐'"´
  |  た  レ  |  /  ハ,   /    〉 "从  ヽ!  /
  |  じ  は  |,.イ,.!-‐'-'、,ヘ. !、_   _,/ ,.イヘ. `  ヽ.
 ッ .ゃ .立   |/     ヽ!7>rァ''7´| / ',  〉`ヽ〉
 ! ! な  て   .',      `Y_,/、レ'ヘ/レ'  レ'
   い  .な    ヽ、_     !:::::ハiヽ.   //   /
   で   い   ./‐r'、.,_,.イ\/_」ヽ ',       /  /
   す      /    `/:::::::/ /,」:::iン、 /    /
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雑談を抜いて>>710採用:NO.90明石



「ちょっとおかしな」ボタンを押しますか?

1、押す
2、押さない

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用


>>716採用:1


それではポチッとな


1、外見
2、内面
3、傷、自虐
4、死
5、物
6、部位
7、状況
8、行動・行為
9、その他
0、逆に

直下コンマ


コンマ判定:4、死


『死』のちょっとおかしな一覧はこちら


1、シェムドネクロフィリア(疑似死体性愛)
2、ネクロフィリア(死体性愛)
3、カニバリズム(食人性愛)
4、ヴァンパリズム(吸血性愛)

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用


雑談抜いて>>729採用:3


明石の性癖が『カニバリズム』に決まりました


性癖の傾向

1、性的行為の一環(R-18)
2、食人愛好(R-18G)

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用


>>737採用:1、性的行為の一環
※むぅ…調理描写する気満々だったのですが…



それでは本編開始です

だったら安価取らずにG一択でいけば良かったやん
てかそこらへんは前みたいにコンマの高低で決めれば


鎮守府・執務室



提督「……君たち艦娘の奴隷になることが決まりました。提督です」

明石「提督!?突然どうしたんですか!?やけに疲れた顔していますけど」

提督「………いや、もうどうせ君も僕の体が目当てなんでしょ?物理的な意味で」

明石「いやいやいや…しっかりして下さい提督。らしくないですよ?」

提督「………はぁ…」


やつれきった提督の姿に困惑する明石

提督は深い消え入りそうな溜息を吐いた後、真面目に説明をした


提督「……で、僕が艦娘を労ってあげることに決まったの」

明石「へ~いいじゃないですか!もう、奴隷とか変なこと言わないでください!」

提督「……………」


提督はそこから先の言葉に詰まる

相手にしてきた人数は2人

だがしかし、その二人があまりにも重すぎた

この言葉の所為で深い傷を負ってきた提督にとって、それ以上を言うことはとても勇気の必要なことだった

>>747
どちらにせよ楽しいのでいいんです!誤解を招く言い方をしてしまいましたね。どっちも同じくらい好きです



だがしかし、言わなければならない

それが提督に課せられた義務なのだから


提督「………あのさ」

明石「はい、なんでしょうか?」

提督「…………はぁ…」

明石「な、なんなんですか?さっきから変ですよ?」

提督「…………………何でも言ってね」

明石「はい?」

提督「…君たちには満足な休暇を過ごしてほしいから、何でも言ってねって」

明石「なんでも…とは?」

提督「…………したい事とか、言いたい事とか、やってみたかった事とか。なんでも」

明石「へ~!提督、太っ腹じゃないですか!本当に何でもいいんですよね?」

提督「うん…すきにして……」


明石の眩しい笑顔すら、提督には素直に受け取ることが出来なくなっていた


明石「いや~ずっとやってみたかった事があったんですよ~!」

提督「…そうなんだ」

明石「お願いしてもいいですか?」

提督「…いいよ」

明石「はいは~い!私!提督を食べてみたいんです!!」

提督「……………」

提督の顔には「またか」と大きく書かれていた

しかし、先ほどまでの出来事など知らない明石は提督の手を引き歩いていく


明石「ここじゃあちょっとアレなので、私の部屋に行きましょうか?」

提督「…うん、いいさいいさ。もう慣れっこだよ」


だがしかし、提督はまだ理解していなかった

明石のそれが『性的』だけではなく『どっちも』であったことに

※ここからR-18注意


お互いが半裸になって向かい合う

上半身をさらけ出しあい、お互いの体を見つめ合う

強姦経験がある提督だが、こうしてマジマジと体を見せ合うのは初めての経験だった


明石「お~傷だらけですね~。元気な証拠です!」

提督「あ、ありがと…」

「全部神通さんが付けた傷だけど」とは言えない提督であった


明石「始める前に、ちょっとした話をしましょう」

提督「…なに?」

明石「生物の歴史とは『何を通して』進化していったと思いますか?」

提督「…………?」

意外過ぎる明石の質問に、提督は頭に疑問符を浮かべた


明石「私はですね、『食事』だと思うんですよ!」

提督「……はぁ…?」

明石「ああ!馬鹿にしてますね~!」

明石「いいですか?原初の生命は植物。そして生命の最初の進化は『食事』を始めたことです」

明石「生きようと栄養を蓄えた植物を食べ始めた。これにより、生命は生きようとする行為以外にも『自由な時間』を取れるようになりました」

明石「そこから更に肉食、果ては雑食である生命もたくさんいます。私たちは雑食ですよね?」

提督「うん、それで?」

明石「『食事』による文明と生命の進化はこの雑食で止まってしまっています。私は、その先を見てみたいんです」

提督「………?…何、有害な化学物質でも分解できる体になりたいって事?」

明石「あ~そう言う方向もいいんですけど、私はもう少し原始的です」


明石「私は食人をしてみたいんですよ」


明石「これほど文明が発達して進化してきた人類には凄い栄養が詰まってると思いませんか!?」

提督「…………」


提督の脳は完全に理解を拒んでいた

明石のツッコミどころのある理論よりも、これから行われるであろう行為の事を考えると途端に体が震えた


明石「な~んて、これは建前ですよ。ビックリしました?」

提督「驚くよ!ってか怖いよ!!」

明石「ですよね~…私も変な考え方だなあと思いつつも、これが一応納得できる理由なんです」

明石の言い方は何処かが引っ掛かる

しかし、その疑問は次の言葉と行動ですぐに解けた


明石「結局私は、そう言う行為を想像して興奮してしまう変態なんです」

提督「なにをっ…痛っ!!」


明石は提督の方に齧りつく

恋人同士の甘噛みのような生ぬるさなどない、子供同士が本気で喧嘩をしたときのような本気の噛みつき

それが大の大人が子どもに対して行っているのだ

いかに歯牙が退化していった人間と言えども、その力は決して馬鹿にはできない


提督「痛い!痛い痛い痛い痛い!!!」

提督が悲痛の叫び声をあげ暴れようとする

しかし、明石は完全に提督の体に絡みつき逃がそうとはしない

そしてそれ以上に、強く体を動かせば肉が千切れてしまう想像が提督から逃れるという行動を阻害していた


何かが切れる感覚と共に、提督から悲痛の叫びが小さくなる

痛みが鈍くなってきたのだ

その事実の恐怖に提督は涙を流し、明石の体にしがみ付いた


提督「痛い…痛いよ……お願い…止めてよ……」

明石「ん~…んっ!…はぁ…はぁ……いや~人の肩って結構固いですね~、お腹辺りにすればよかったかな?」

明石「あっ!出来てる出来てる。ほら、提督も見えますか?」


明石が指さす先は先ほどまで明石が噛み続けた肩

不自然なほどに膨れ上がり、噛みつかれた場所は青黒く変色し皮袋のくびれになっていた

その皮袋をツンツンと興味深そうに明石が指で何度も弾く


明石「うっわ~…ぶよぶよ。気持ち悪いですね提督」

提督「あ、明石がやったんだろ!」

明石「そうなんですけどね。うわ~初めて見たな~…ああなんか興奮してきた!」

明石はそう言うと血の溜まった皮袋に歯を突き立て皮を裂いた

血袋同然のそれからは、赤黒く変色し普通の血液よりもどろっとした血液が零れる


明石「おお…どろどろです。んっ…んんっ…ちゅぱっ…」

体にしたたり落ちそうになる血の塊を、明石は舌で丹念に舐めとる

ざらざらとした舌の感触と、自らの体を奉仕するように舐るその様に提督は恐怖を忘れて甘く勃起した


明石「んっ…はぁ……ああっ…!いいですねぇ…!」

血液を口の中で転がし、ゆっくりと味わうように喉に流し込んだ明石は目を輝かせる

そのあまりにも異常すぎる光景に、提督は逆に頭が冷静になってきていた

提督「…お、美味しいの?」

明石「もう最高です!!もうちょっと構いませんか?」

明石は鋏を取り出し、血だまりから解放されて伸び切った皮に刃を当てた

ショキン

と、あまりにも聞き覚えのある生々しい切れ味の音が真横でなる

提督は反射的に目を瞑ってしまったが、恐ろしい事にズクリズクリと断続的に脈打ち続ける肩の痛みにかき消され、切り取られた痛みは無かった


明石「ほらほら~提督の肩の皮~」

提督「見せなくていい!見せなくていいから!!」

明石「駄目ですよ!見ててくださいね~……あ~ん…んっ…」

明石は提督から切り取った皮を上に掲げ、上向きに大きく口を開けた

提督に見せつけるようにゆっくりとその皮を突き出された舌にのせる

血を滴らせた口元は、リップノイズを立てて閉じられた


明石「…ん…噛み切れない」

提督「もう…ホント……そう言う感想良いから…」

明石「しかも血の味が濃すぎて皮の味分かりにくいな~…」

提督「………もう…満足した?」

明石「まだまだです!ほら、見てください!!」

明石は立ち上がり、スカートをまくりあげる

見せつけられた下着に提督はその視線を釘づけにされてしまった

水に濡れているかのようにグシャグシャの下着、滴がポツリ…ポツリ…と音を立て布団の上に落ちた


むわっ、と咽かえるほどの甘い雌の香りに提督の頭が痺れていく



明石「私…こうしないと興奮できないんです」

明石「でも…提督のエッチな姿に…もうこんなに……」

明石「……もっと…してくれます…よね?」


お互いがお互いを求め抱き合い、二人は肩に歯を突き立てた


鎮守府・執務室


提督はムスッとした顔で明石から包帯を巻かれていた


明石「もう提督~、機嫌直してくださいよ~」

提督「…やだ」

明石「途中までは提督もノリノリだったじゃないですか~」

提督「途中までは…ね!!」

明石「ひ~…ごめんなさい…調子に乗りました……」

提督「ひ、人の…人のお…おっぱい噛み千切るなんて許せるわけないだろ!!!!」


あれからお互いの肌に傷をつけ合い、痛みを分かち、血を滲ませながらの愛撫を楽しんでいた…のだが

その愛撫の途中、明石が提督の乳首に吸い付き提督が強烈な快感の走った恍惚の表情を浮かべた

それに気分を良くした明石は調子に乗って歯を立て、加減を間違え食いちぎってしまったのだ

そのあまりの痛みに提督が鎮守府内に響き渡るほどの悲鳴をあげて、そこで性行為は中断されたのであった


提督「……もう二度としないから」

明石「え~!提督しか付き合ってくれないんですよー!何卒!なにとぞっ!!」

提督「ぜっっっったいに嫌!!!」

明石「そんな~……」


肩を落とし、明石は包帯を巻く手を止めてしまう


提督「そもそも、あこまで付き合ったこと自体に感謝してほしいんだけど」

提督「僕じゃなければ発狂モノの恐ろしさだからね?」

明石「それは勿論!提督には感謝感激ですよ!!」

明石「もう満足も満足!大満足です!!」

明石「最後までできればも~っと良かったんですけどね」

提督「ふんっ…パートナーの事を考えなかった自分の所為と反省するんだね」

明石「は~い…重々反省していま~す」


改めて包帯を巻き直しているときに、提督の胸を見て明石が思いついたように手を打つ


明石「もう片方も食いちぎれば変じゃないですよ?」

提督「そこが問題じゃないんだよ!!!」


そこから小一時間、提督からの愚痴とお小言が続いたという


『カニバリズム』如何だったでしょうか?

これもかなり有名な性癖ですね

そして私をこの道に引きずり込んだ元凶もこの性癖にあります

こういったサイコ全開なホラー映画の題材のような性癖でも、こんな風にほのぼのイチャイチャできるんですよ!!

皆もイチャイチャカニバリズムックスを書きましょう!!



今日の更新はここまでです

お付き合いいただきありがとうございました


男の乳首ってホント、何のためにあるんでしょうね?

アレですかね、パートナーの授乳機能に支障が出てしまったときに乳が出るようになる進化の前準備ですかね?
何気によく分かってない体の謎の一つな気がします


そろそろ再開ですよー


今日一日の視点となる提督を選択してください


A、普通提督
B、真面目提督
×、思春期提督
D、ナルシスト提督


安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

a


>>779採用:A、普通提督



今日一日の選出方法

1、艦娘安価指定
2、>>1の鎮守府のレベル順うえから○番目の艦娘
3、>>1の鎮守府の所持艦娘を古い順から○番目の艦娘


安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

2


>>783採用:2、レベル順上から○番目


ではでは、数字をかきこんでくださいね

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

105


>>786採用:NO.105羽黒


「ちょっとおかしな」ボタンを押しますか?

1、押す
2、押さない

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

1


>>792採用:1、押す



ってことでコンマ判定


1、外見
2、内面
3、傷、自虐
4、死
5、物
6、部位
7、状況
8、行動・行為
9、その他
0、逆に

直下コンマ


コンマ判定:9 その他
※何気に今までここの判定で被りが無い気がする。地味に凄い



「その他」のちょっとおかしな一覧はこちら


1、シンフォフィリア(災害性愛)
2、ホドフィリア(旅行愛好)
3、アベイショフィリア(身体障害性愛)
4、クラストロフィリア(閉所愛好)
5、フィーダー(餌を与える人)

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用


>>799採用:1

羽黒の性癖が『シンフォフィリア』に決まりました

ホドフィリアと並んでどんな事に興奮するのか想像がつかない性癖筆頭だと思う


それでは本編開始です


鎮守府・執務室



羽黒「『艦娘慰安月間』…ですか?」

提督「ああ、そうだ。つまりは休暇だな、思う存分遊んでくるといい」

羽黒「あ、あの…どうして私が?」

提督「…ん?おかしなことを言う、全員に平等に機会は与えられる。同時、ではないが」

羽黒「ご、ごめんなさい…変な勘違いをして……」

提督「謝る事でもない、俺の口下手が招いた勘違いだ」

提督「それと、この期間中は提督である俺がお前たちを満足させなければならない義務がある。何でも遠慮せず俺に言うといい」

羽黒「そ、そうなんですか。わかり…ました」


羽黒は下を向き、それ以上は何も言わない

引っ込み思案な羽黒の事、この反応は鈍い提督と言えども容易に想像がついていた


提督(…ええっと…急かさないように、責めないように……落ち着いて諭すように…)

ゆっくりと言葉を選び、羽黒を落ち着かせるように語り掛ける


提督「そう、考え込むことは無い。気楽に…何でも言うといい」

提督「腹踊りをしろ、と宴会芸の無茶振りくらいの気持ちで構わない。したい事、言いたかったこと、してみたい事、一人ではできないこと」

提督「そんな事を俺にお願いするといい」

羽黒「は、はい!」


だがしかし、羽黒はまだ考え込んでいるようで何も言いださない


提督(…言い方に問題があったか?むぅ…困ったな、ただでさえ女子の事など分からないのに、口を噤まれると何をしていいか分からない)

提督(果たして、これ以上何かを言ってやるべきか否か…時間をおいてやるか?)

提督もまた、腕を組みなんというべきかを思案し始めていた



コンマ判定

1-3 その日の夜
4-6 突然の揺れ
7-9 声を掛けようとした直前
0   ???

直下コンマ


コンマ判定:3 その日の夜


結局その後提督は『まぁ…なんだ、楽にするといい』と自室でゆっくり休んでいてもいい位の気持ちで言ったのだが

羽黒は近くにあった椅子に座り、悶々と考え事を続けていた

提督(それが羽黒なりの楽の仕方なんだろう)

と納得し、提督は執務に取り掛かった


その膠着状態はなんと夜まで続いてしまっていた

提督は羽黒を食堂まで誘うか迷いつつも、(ここに居るのが楽なんだろう)と勘違いしていたため、食事をここまで運ばせて執務室で食事をとった


提督「…ん?」

何か嫌な予感を察知し、味噌汁のお椀をお盆の上にのせて体を強張らせる

構えて数秒もせず唐突な揺れが鎮守府を襲う


提督(地震か…結構長いな……)


震度こそはそれほどでもなかったが、数十秒揺れが続いた


提督「ふむ、収まったか。平気かはぐ…ろ…?」

怖がっているだろうと思い声をかけた羽黒は、何故か目を輝かせ立ち上がっていた


羽黒「はぁ…!」

提督「……おい、羽黒?」

羽黒「し、司令官さん!い、いまいま地震でしたね!!」

提督「そ、そうだな」

羽黒「いっぱい揺れましたね!!家具もグラグラ~ってしてました…震度はどれくらいだったんでしょう!?震源地は何処なんですかね!!」


突然の羽黒の興奮に提督は面食らう

地震に興奮している事よりも、どちらかと言えば羽黒のテンションの上がり幅に


提督「その、なんだ…羽黒は、地震が好きなのか?」

羽黒「はい!!だって…だってなんか、上手く言えないですけど…凄いと思いませんか!?」

提督「う…うん……そうだな」

取り敢えず頷いてあげ

提督(幼いころに地震や台風に喜ぶ子供のようなモノだろうか)

と、自分なりに納得しておく


羽黒「これくらいの地震なら、大きな被害は出ていないですよね…?」

提督「うむ…恐らくな」

羽黒「はぁ…!一度は都市が崩壊するような大災害を間近で見てみたいですね…」

羽黒「司令官さんは、地震と台風どっちが好きですか?」

提督「…は?いや、どちらも好きではないが」

羽黒「そ、そうなんですか……ご、ごめんなさい!変な事、訊いて…」

提督の一言で一気に興奮の火が消え、いつもの辛気臭い顔つきに戻ってしまう

しまったな…と、提督は頭を抱えた

何とか先ほどの興奮を取り戻させようと適当に言葉をでっちあげる


提督「あ~っと、俺はだな。津波が好きだぞ、うん。海の恐ろしさの真骨頂と言ったところか」

羽黒「そ、そうなんですか!い、いいですよね…津波も!」

提督(やはりか…自然災害の話が好きというわけか?なんだか意外だな…)


羽黒「…………あの、司令官さん?」

提督「ん、どうした?」

羽黒「……えっと……ご迷惑でなければ、付き合って欲しいことがあるんです」

提督「!…ああ!何でも言え!!俺がなんとしても受け止めよう!!」

漸く羽黒から積極性を引き出せた提督は必至で羽黒から言葉を促した



羽黒「……それは…ですね…」



1、一緒に映画を見ませんか?
2、一緒に散歩してください!
3、旅行に行きませんか?

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

2


>>810採用:2


羽黒「一緒に散歩に行きませんか!」

提督「よしわかった。俺に任せろ。これでも俺は散歩の達人として有名だ」

羽黒「さ、散歩の達人って…具体的には?」

提督「いや、ただの自称だ。幼少期のほぼ全てを散歩に費やしたからな……無趣味とも言う」

羽黒「あ、あはは……」


自分なりに羽黒の心をほぐそうとした提督にとって、羽黒の乾いた笑いは地味に心に突き刺さった


提督(いやいや、あの羽黒からお願いを引き出しただけでも十分だ)

提督(散歩ともなれば、平穏無事に終われるだろう)


そうして後日、二人で外に散歩に出かけることにした


予定通り二人は散歩に出かけた――

提督「のは、いいが…」

羽黒「うわあ!!きゃあ!!わ~…!!」

提督「ちとこれは想定外だぞ…」


羽黒は普段の姿からではあり得ないほどの興奮した姿を見せている

赤々と頬を染め、楽しそうに走ったり回ったりして風を受けている

ここだけ見れば特に不都合があるようには見えない


だがしかし、その風が異常であった


羽黒「きゃっ!ふふっ…司令官さ~ん!!」

提督「おう、そう走るな。転んでしまうぞ」


笑顔で提督に手を振る羽黒に、提督は遠くに行ってしまわないように諭す

二人は雨合羽を着こみ、台風接近中の最中で散歩を決行していた


シャッターを閉め切られた商店街

注意報が発令されており、人っ子一人見かけることが無い


提督「くぅ…この風と雨、合羽も意味がないな…」

暴風でフードは意味をなさず、雨水は合羽の隙間から入り込み放題

下着や靴下までもぐっしょりと濡れてしまっていた

歩くことにすらウンザリとしてしまう提督と相反して、同じ条件で居るはずの羽黒は楽しそうに黄色い歓声を上げて走り回っていた


提督(子供は風の子とは言うが、元気なものだ)

提督(……………子供なのか?)

提督(なんにせよ、羽黒が楽しんでいるのならそれでいいか…)


提督「羽黒、そろそろ帰らないか―――ッない!」

羽黒「へ?きゃあっ!」


強く羽黒の体を抱き寄せ、体を屈める

先ほどまで羽黒の立っていた位置の丁度頭当たりの高さに、突風に流されている看板のようなものが通り過ぎた


提督「…はぁ…良かった……そろそろ帰ろう、危ない」

羽黒「えへ…えへへ……」

羽黒は提督に抱かれながら呆けた笑みを浮かべていた


羽黒「い、今の…当たってたら死んでましたね?」

提督「笑いながら言う事か?」

羽黒「えへへへ……もし当たって死んじゃったら、ニュースで流されちゃいますね。『台風被害甚大。死者1名』みたいな?」

提督「………やれやれ…勘弁してくれ」


それから数分ほど台風の中、公園で遊んだ

暴れるブランコをこいでみたり、自然に任せて回転遊具を回転させてみたり

キャッチボールなんかもした

当然どれもまともに遊べなかった


途中から雨合羽が邪魔になり、お互いが衣服を風雨にさらして童心に帰ったように本気で遊んだ


鎮守府・執務室


全身びしょ濡れ泥まみれで鎮守府に帰り着いたおり、二人は妙高に捕まり延々と説教をされた

その日の鎮守府には外と中、二つの台風が吹き荒れていたという


更にいえば案の定、体調を崩してしまっていた


提督「……すんっ…ずずず………満足したか羽黒?」

羽黒「は、はひ。大満足れした。ずずず……」

執務室では二人の鼻声と鼻水をかむ音がこだましていた


羽黒「えへへ……楽しかったですね」

提督「まぁ…確かにな」

羽黒「あの……台風、明々後日にもう一つ通過するみたいですよ?」

提督「………また妙高に叱られるぞ?」

羽黒「でもでも、それ以上にいっぱい楽しいですから。司令官さんも一緒に来てくれますよね?」

提督「……逆だな、俺が同伴するから一人では外に出ないでくれ…」

羽黒「はい!次は何して遊びましょうか……」


そうして二人は次に来る台風の日に散歩に行く場所を決め合った

後日、その話を聞いていた妙高が二人の雨合羽を隠したが、二人は河童も傘も持たずに外に飛び出していったという

再び嵐が吹き荒れることは想像に難くない


『シンフォフィリア』如何だったでしょうか?

「ちょっとおかしな」の中でぶっち切りで健全な性癖だと思われます

自然災害だけじゃなく、近所で警察沙汰の事件の野次馬に行ったり、パニックホラー映画なんかを好む人はこの性癖に当てはまります


因みに選択肢で『映画を見る』で一緒にパニックホラー映画鑑賞。『旅行に行く』で活火山観察でしたね



それでは二人目に参りましょうか

選出方法はレベル順上から○番目の艦娘です


数字をかきこんでくださいね

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

111


>>823採用:NO.111飛龍



「ちょっとおかしな」ボタンを押しますか?

1、押す
2、押さない

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用


>>829採用:1、押す

の前に情報訂正
NO.111は飛龍ではなくリットリオでした申し訳ありません



それではコンマ判定です

1、外見
2、内面
3、傷、自虐
4、死
5、物
6、部位
7、状況
8、行動・行為
9、その他
0、逆に

直下コンマ

ぽぽぽ


コンマ判定:7、状況


『状況』のちょっとおかしな一覧はこちら


1、アムロフィリア(盲目愛好)
2、ダクライフィリア(泣哭性愛)
3、フォボフィリア(恐怖愛好)
4、ノーモフィリア(正常性愛)
5、ノソフィリア(病気愛好)

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

3


>>838採用:3



リットリオの性癖が『フォボフィリア』に決まりました


リットリオのハマり具合
0ほど破滅的、9ほど可愛らしい範疇

直下コンマ


コンマ判定:9 怖々ドキドキ


>>834
そうですね、大事な事なので答えておきます
NO.111が限界でした
あとで改修に突っ込む予定の艦娘もいるのでNO.107までが限界の目安と考えてください



それでは本編開始です


鎮守府・執務室


提督「…というわけだ。好きなだけ休暇を堪能してくれ」

リットリオ「えっと…イアン…?」

提督「ああ…そうか……えっと……う~ん、労わる、労う。慰める、安らかにといった感じだ」

リットリオ「…??」

提督「くそ…困ったな、俺は口下手なんだが……」


リットリオに『艦娘慰安月間』の事を説明するも、上手く内容が伝わらず絶賛大苦戦中であった


提督「う~ん……よ、よしよし。えらいえらい」

リットリオ「へ?えっとわたし、褒められました?」

提督「そう、そうだ。よく頑張ったな、そんなお前にお休みをあげよう。……と、そんな内容なんだ」

リットリオ「なるほどです。イアン…また一つ、勉強になりました」

提督「慰安の意味とは違うが、企画内容は伝わったか………」


何とか伝えたい意図が伝わり、ホッと胸を撫で下ろした


提督「ええっとだな。このお休みの間、俺になんでもお願いをしてもいい」

リットリオ「そうなのですか?」

提督「ああ、此方が慰安の本来の意味で、俺がお前を満足させるためになんでもするぞ。といったことなんだ」

リットリオ「そうなのですね。分かりました」

提督「……うん、うん。一通り説明できたか」

提督「それで、俺にお願いしたいことは無いか?何でも構わないぞ?」

リットリオ「う~ん……」


小首を傾げて、リットリオは思案する

数分もしない内に顔をあげ、言葉を発した



リットリオ「いっぱい、してみたいことがあります!」

提督「よ~しいいだろう!それくらい積極的な方が俺も助かる。かかってくるがいい」

リットリオ「それじゃあ……」



1、日本のお化けに会ってみたい
2、日本の映画を見たい
3、お化け屋敷に行ってみたい
4、自由安価(性癖に沿った内容)

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

4心霊スポット行こうぜ


>>852採用:4、


リットリオ「日本のこわ~い場所に連れていってくれませんか?」

提督「……ふむ?具体例をあげられるか?」

リットリオ「えっと…私の国のポヴェーリア島のように、こわ~い事件があったとか、いわくのある場所に連れていってほしいんです」

提督「……心霊スポットという事か」

リットリオ「はい!」

提督「……よし、いいだろう。全く詳しくないからそう言う場所を調べておく、それまでは好きに過ごしていてくれ」

リットリオ「ありがとうございます、提督」

「失礼しました」とリットリオは軽く礼をして執務室を後にした


提督「……怖いもの好き、ということか。まあそういう奴は珍しくはない」

提督「………だが、こういうのは何処で調べるべきなんだ?」


一先ず提督は外に出て、図書館やコンビニなどを周りなるべく近場のそれらしき場所を片っ端に調べ上げた


三日後


キッチリとプランを立てた提督はリットリオと共に外に出かけていた


提督「…大丈夫か?ほら」

リットリオ「あ…ありがとうございます」

リットリオの手を取り、無意識ながらもエスコートをする

二人はけもの道を歩いていた、たどり着いた先は


リットリオ「うあぁ…!カッコイイですね~」

提督「か、カッコイイのか?俺には少しよく分からん…」

提督「こういうのは奇をてらっても仕方がないと思ってな、廃病院だ。本当は夜が良かったが、他にも回りたい場所があるのでな」

提督「先に言っておくと中に入るのは法に触れる。が、バレなければ犯罪ではない。騒ぐことが無いようにな」

リットリオ「ふふふ…ばれなければ犯罪じゃない、日本のことわざですか?」

提督「…………似たようなものだ。入ろうか」


リットリオの手を引き、崩れて吹きさらしになっている箇所から中に入っていく


室内は思ったよりも明るく、懐中電灯も必要なかった

中にはスプレーによるラクガキがいくつもあり、非行少年少女なんかがたまに足を運んでいることが窺えた


リットリオ「…あんまり怖く無いですね」

提督「昼間、というのもあるだろうな」

提督「一人で歩いてみるか?」

リットリオ「えええ!?え、えっと…その…」

恥ずかしそうにリットリオは繋いでいた手を両手で握り、上目遣いで提督の顔を覗いた


提督「…怖いのが好きなんじゃないのか?」

リットリオ「好き…だと思います。けど、怖いのは怖いんです」

提督「ふ~ん…そういうものなのか」

改めて手を握り直し、提督とリットリオは廃病院内を探索した


二人は地下の最奥、手術室前に来ていた


提督「…開けるぞ」

リットリオ「…はい、どうぞ」

ここでの目玉であるそれには、事前にある趣向が施されていた

扉に手を掛け強く引くと、錆びついた鉄の擦れる不快音と共に埃が舞った


提督「入ってみろ」

リットリオ「で、では…」

リットリオは提督の手を強く握り、怖々と中を覗こうとしたその矢先


カツーン


と中からヒールの音が鳴り響いた

誰も居るはずの無い室内から


リットリオ「へ?……え…?」


ゆっくりとした靴が床を叩く音が徐々に近づき、部屋の奥から白衣の人影が揺らめいた


カツーン

と一際強く鳴り響いた靴音と共に、白衣の人影が顔を見せた

……いや、その人影のような者には顔などなく真っ白なのっぺらぼうであった

リットリオ「あ、あわわわわ…!!」

慌てふためくリットリオは提督の顔とのっぺらぼうを交互に見合わせたかと思えば、背を向けて一目散に走り去った


提督「おお…俺を置いて逃げるか。ふふっ…上手くいったな」

提督はグッとのっぺらぼうに向かって親指を立てた

のっぺらぼうもまた提督にグッと親指を見せた


提督「わざわざ手伝わせて悪かったな。感謝するぞ」

「いいってこと、あたしも楽しかったし」

のっぺらぼうが自らの顔…ではなく、被っていた覆面を剥ぐ

謎ののっぺらぼうの正体は敷波であった


そう、予め提督が計画し仕掛けをしていたのだった


提督「長く待たせた割に仕事時間は一瞬だったな。悪いが俺はリットリオを追わないといけない、早めに帰るんだぞ」

敷波「は~い」

そう敷波に言い残し、提督は走り去っていったリットリオを追いかけた


リットリオ「はぁ…はぁ……」

提督「うっぷ……はぁ…はぁ………と、とてつもない逃げ足だな」

一気に階段を駆け上り外まで駆け抜け、けもの道の中腹ほどまでリットリオは逃げかえっていた


リットリオ「て、てて…提督。あ、あれ…!」

提督「ああ…すぅ………はぁ………。そうだな、驚いたよ。お前が俺を置いて逃げていったことにもな」

リットリオ「ああ!ご、ごめんなさい!へ、平気でしたか!?」

提督「平気だ。問題ない」

リットリオ「もしかして………やっつけたのですか!?」

提督「いや…う…う~ん………そうだ!」

どう答えたモノか迷ったが、ひとまず落ち着かせるためにそう言っておいた

もう一度あの場所に言ってもあののっぺらぼうが現れないのも事実であった


リットリオ「提督…凄いです!アレですね、退魔師という人だったのですね!」

提督「う……うん。そうだぞ、退魔は日本男児の嗜みだな」

リットリオ「はぁ~…!」


リットリオはヒーローショーを見た子供のように目を輝かせる

騙している罪悪感もありながらも、満更でもない提督であった


それからいくつかの廃墟や使われなくなったトンネルなどを巡り、すっかり日が暮れかけていた


提督「…危ないから手を離すなよ」

リットリオ「は、はい!」

提督が最後に選んだ場所は、岬であった

海を臨む断崖絶壁、自殺の名所と呼ばれる場所だった


太陽が沈み月が空に浮かぶ海は、独特な雰囲気を醸し出していた

崖の下は何も見えず、足元すらもまともに確認できない

吸い込まれそうな、もう既に宙に浮いているような、暗闇の中にポツンと立っていると実感させる場所であった


少し強い追い風が吹く


提督は強く手が握られたのを感じた

その追い風はぞっとするほど生ぬるく、まるで背中を押しているかのような柔らかさであった


提督「……どうだ、どんな気分だ?」

リットリオ「……とっても、心が躍ります」

提督「…異邦人である所為か、妙に俺の感想とズレがあるな」

リットリオ「浮いてるような、落ちているような、そこに立っているはずなのに海に吸い込まれているような、そんな不思議な場所です」

リットリオ「……とっても、孤独…を感じる場所だと思います」

提督「………それには、俺も同意だ。先に俺が怖くなってきた、帰ろうか」

リットリオ「そうです……ね…」

提督「…?どうかしたのか?」


提督の顔を見たリットリオが顔を青くする

いや、正確には提督の後ろを見て…だ

震える指で、リットリオは提督の後ろを指さした


リットリオ「…………『アレ』は誰ですか?」

提督「…………え?」


心臓が爆音を鳴らす

全身が警笛を鳴らし始める

心が叫んでいる―――――『振り返るな』と


だが提督は見てしまった

自らの後ろに立つ、のっぺらぼうの少女の姿を



「うおあああああああああああああああああああ!!!!!!!!!」


海にはとある男の絶叫が鳴り響いた


鎮守府・執務室


提督「………はぁ…一杯喰わされた、か」

後日、提督はあののっぺらぼうの真実を知り深く溜息を吐いていた

正体は敷波、なんのことはないこっそりつけていたのだ


提督「………情けない…」

リットリオ「提督、凄い悲鳴でした。昨日で一番怖かったです」

提督「…そうか………すまないな…最後の最後でぶち壊してしまって」

リットリオ「そんな!楽しかったですよ!」

提督「……なら、いいのだがな」

ことのほか、提督は自らの醜態に落ち込んでしまっていた


リットリオ「そうだ提督、私と一緒に特訓しましょう!」

提督「……特訓?」

リットリオ「はい!特訓です!!一緒に怖い映画を見て、強くなりましょう!!」

提督「………そう、だな…」


その日、二人は体を寄せ合い震えながらホラー映画を鑑賞し続けた

結果として、提督はさらに怖がりになってしまったという


『フォボフィリア』…本来なら結構えぐい性癖なのですが、とんでもなく平和な内容になってしまいました

なんというか、普通提督は思春期提督とは正反対にほのぼの日常系に特化していますね

2回異常性癖引いてるのにどちらもこんな穏やかなお話になるだなんて…



まあ偶には、このくらい穏やかな回も楽しいものです


それとアムロフィリアでテンパを思い浮かべた人、私の一番好きな性癖になんてことを言うんですか!!
私もそうとしか思えなくなったじゃないですか!!


今日の更新はここまでです

お付き合いいただきありがとうございました


そろそろ再開のお時間ですよー


今日一日の視点となる提督を選択してください


×、普通提督
B、真面目提督
C、思春期提督
D、ナルシスト提督


安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

C


>>885採用:C、思春期提督


今日一日の選出方法

1、艦娘安価指定
2、>>1の鎮守府のレベル順うえから○番目の艦娘
3、>>1の鎮守府の所持艦娘を古い順から○番目の艦娘


安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

3


>>889採用:3、古い順で○番目

現在の所持数は107までです

それでは、数字をかきこんでくださいね


安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

83


>>894採用:NO.83



明石でしたが、一度出たのでその上下と安価で決めてほしいです


1、NO.83明石
2、NO.82雷
3、NO.84阿賀野

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

2


>>899採用:2、NO.82雷


「ちょっとおかしな」ボタンを押しますか?

1、押す
2、押さない

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

1


>>904採用:1、押す



どうかこれ以上思春期提督の体に傷がつかない性癖を…!


1、外見
2、内面
3、傷、自虐
4、死
5、物
6、部位
7、状況
8、行動・行為
9、その他
0、逆に

直下コンマ


コンマ判定:6、部位
※駄目みたいですね……



『部位』のちょっとおかしな一覧はこちら


1、オキュロフィリア(眼球性愛)
2、ステノラグニア(筋肉性愛)
3、トリコフィリア(毛髪性愛)
4、オドントフィリア(歯牙性愛)
5、マノフィリア(手淫性愛)
6、ブレスト・フェティシズム(胸部性愛)

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

5


>>912採用:5


雷の性癖が『マノフィリア』に決まりました



それでは恒例のハマり具合

0ほど猟奇的、9ほど可愛らしい範疇

直下コンマ


コンマ判定:1、非常に危険なレベル


眼に見えて分かりやすいぶっ飛んだ性癖は『行動・行為』に偏ってる気がします

まだ出ていないのは『物』と『内面』だけですかね?



それでは本編開始です


鎮守府・執務室


提督「……というわけだから。好きなだけ休んでていいよ」

雷「そうなの?わかったわ……あ、包帯変えてあげましょうか?」

提督「別にいいよ…ってか髪いつまで弄ってるの?」

雷「司令官が寝癖でいっぱいはねてるからよ……よし!直ったわ!」

雷「で、なんの話だったかしら?」

提督「………『艦娘慰安月間』」

雷「ああそうそう、それね!大丈夫、ちゃんと聞いてたわ。でも私お休みなんかいらないわ。だって司令官、私が居ないと何にもできないじゃない?」

提督「一人で出来る。馬鹿にしないで」

雷「寝癖も一人で直せていないじゃない、包帯だって昨日の夜から取り替えてないでしょ?」

提督「ああもう!いいからそういうの!」

完全に予想できていた展開だったが、苛立ちが抑えきれずついつい反抗してしまう

「もう、照れなくてもいいのに」と雷は腰に手を当てる



提督「…それにさ、今回は僕が雷の世話を焼く番だから」

雷「え~…司令官が?大丈夫なの?」

提督「そう思うんなら試してみればいいだろ。僕は君に何かをしてもらわなくても出来ることはたくさんある」

提督「何でもいいよ?何でも好きに僕に命令するといい」

雷「う~ん……そう言われてもね。私は自分の事は自分で出来るから、司令官に手伝って欲しいことも無いのよね」

提督「私『は』と強調するな、厭味っぽいぞ。それに、一人で出来ない事とかはあるだろ?してみたかった事とか…そう言うのは無いのかよ?」

雷「……そうねぇ…」

生粋の世話焼き気質、頼られたがりな雷の事だ休暇を拒むことも予想できていた

そしてお願いを要求されても、恐らく雑な答えが返って来るであろうことも


雷「う~ん……そうだわ!今日一日、私とず~っと一緒に居なさい!」

提督「ふん…そんな事だろうと思ってたよ。いいよ、好きにしなよ」

雷「それじゃあ今日の司令官のお仕事はここまで、私と遊びましょう!!」


そうして提督は雷に引っ張られ、雷の自室まで連れていかれた


雷の部屋に連れて行かれるや否や、ペタペタと体を弄られる


提督「…な、なんだよ?」

雷「ん~…司令官、なんか大きくなった気がして」

提督「ふふん…それはそうさ、成長期だからね」

雷「え!成長期でこれくらいしか大きくならないの!?しっかりご飯は食べてる?」

提督「食べてるよ!身長もまだ雷とあんまり変わらないけど、これからあと20cmは伸びるね」

雷「ホントかしら?……ねえ、手…出してみて」

提督「………いいけど」

嫌々ながら、雷に手を差し出す

手袋越しからグニグニと手を揉まれた


雷「そこそこ大きいのね」

提督「そう…なのか?自分ではよく分からないけど」

雷「こうすれば分かりやすいわよ、ほら」


そう言って雷は自らの掌を提督の掌とぴったり合わせた

雷の手は温かく、しっとりと汗で湿っていた


雷「ほら、私より大きいでしょ?」

提督「……そんなの当たり前じゃん」

雷「それが当たり前だと思えているなら、十分な大きさだと思うわよ。ちょっと指は細いけど」

提督「…………なんで突然手の大きさなんて気にしたの?」

雷「だってほら、手とか足が大きい人は背が伸びるって言うじゃない!慰めてあげようと思ったのよ!」

提督「………はぁ…こんな時までそんなこと考えてたのかよ。今日は僕が君を慰めてあげる日なんだけど」

雷「司令官、女の子みたいな手ね。細いし白いし」


提督の言葉を聞いてか知らずか、雷は提督の手を撫でまわす

手袋の上からでも強く温かさを感じ、こそばゆくなり手を引いた


雷「あ!なんで逃げるのよ?」

提督「……もういいだろ?ほら、遊ぶんじゃないのか?」

雷「そうだったわね。じゃあ……」



1、触りっこしましょう!
2、動かないでね?
3、爪の手入れをしてあげるわ!
4、自由安価(性癖に沿った内容)

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

2


>>931採用:2


とてつもなく短く、中途半端ですが今日はここまでにさせてください

ちょっと体調が悪くてうまく書けそうにないのです……


もしかしたら深夜にこの雷ちゃんの話は終わりまで書くかもしれません

それではまた、お付き合いいただきありがとうございました

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