【艦これSS】艦娘と他愛もない一コマ (24)
提督「・・・」ポンッポンッ
瑞鶴「・・・」カリカリカリ
提督「あーあ・・・どこかの可愛い女の子と一緒にお出かけしたいなぁ・・・」
瑞鶴「・・・」
提督「あーあ!どこかの可愛い瑞鶴ちゃんとお出かけしたいなーっ!」
瑞鶴「・・・・・・え?何か言った?」
提督「・・・音楽聴きながら作業するのやめませんか、お婆さんや」
瑞鶴「書類作業の途中に喚くの止めましょうね、お爺さん」
提督「だってここ最近、大きな作戦も無くて同じ書類に毎日印鑑を押し続ける作業ばっかりじゃん!俺は印鑑を押し続ける機械じゃねぇんだよ!」
瑞鶴「しょうがないじゃない?大きな作戦は無くとも遠征やら演習やらでも書類は出るわけだし・・・。書類だって、提督さんが押さないで誰が押すのよ?」
提督「きっと妖精さんが押してくれる。印鑑の妖精さんが・・・」
瑞鶴「はいはい・・・じゃあこの書類に印鑑押してくださいます?印鑑の妖精さん?」
提督「ちくしょーっ!!」
―――――
瑞鶴「はい、これでお仕舞い。ご苦労様、提督さん」
提督「終わった・・・俺の一日終わった・・・」
瑞鶴「まだヒトハチマルマルよ?」
提督「もうヒトハチマルマルだよ!こんな時間からやれる事なんてねぇよ!」
瑞鶴「あら?そんなことないわよ。この時間からだってやれる事はあると思うけど?」
提督「たとえば?」
瑞鶴「たとえば、そうね・・・誰か誘ってディナーに行くとか?」
提督「ふむ・・・」
瑞鶴「美味しいお酒に美味しい料理・・・」
提督「ほうほう・・・」
瑞鶴「綺麗な夜景の見える店だったり・・・そして・・・」
提督「そして?」
瑞鶴「二人は熱い夜を・・・って、何言わせるのよっ!」
提督「ノリノリだなぁ・・・」
瑞鶴「うっ・・・そ、そういう事だから!この時間でもやれる事はあるってこと!」
提督「なるほど・・・では・・・」
瑞鶴「・・・何?この手は?」
提督「ディナーでもどうですかお嬢さん?」
瑞鶴「あら、最高級レストランのご予約はなさっているのかしら提督様?」
提督「わたくし行きつけの夜景の綺麗なお店にございます、お嬢さん」
瑞鶴「夜景の綺麗な・・・?」
提督「なんなら満点の星空の下で美味しい食事が出来ますことよ」
瑞鶴「・・・それってあんたの行きつけの・・・?」
提督「おでん屋台だけど?」
瑞鶴「台無しじゃないのよっ!!」
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天龍「暑っちぃな・・・」
提督「暑いな」
天龍「こんな日こそバカンスに行きてぇな・・・遠征ついでに・・・」
提督「・・・」
天龍「前に行った、ワイハーは良かったなぁ・・・」
提督「・・・ちょっと待て」
天龍「あん?」
提督「前にって、この前の遠征の事か?この前に行った資源集めの遠征のことなのか?」
天龍「・・・」
提督「おい、汗が滝のように出てるぞ」
天龍「暑いからな!」
提督「暑いからか?」
提督「おーい、龍田いるか?」
龍田「はーい?」
提督「前に貸してくれた少女漫画の続き貸してくれ」
龍田「あら?すっかりおハマりになっちゃって?」
提督「んん、すっかりおハマりになっちゃってねぇ・・・読み始めると止まらないわけ」
龍田「ふふっ、わかります」
提督「部屋に置いてあったのを流し読みしてただけだったのになぁ・・・何でも食わず嫌いはダメと思ったね、うん。」
龍田「そうですねぇ・・・私も提督に貸してもらったシティハ○ターの続き早く読みたいわぁ?」
提督「あー・・・どこ行っちゃったんだろうな・・・俺も早く読みたいわ」
龍田「よくありますよねぇ、いつの間にか巻と巻が飛び飛びになっちゃってても、どこに行ったのかわからなくなるのって」
天龍「ただいまー・・・」
提督「よっ、お疲れさん」
天龍「おぉ?珍しいな、提督がこっちの部屋に来るなんて」
提督「龍田にな、前貸してもらった少女漫画の続きを貸りに来たのさ」
天龍「あぁ、そうか・・・。・・・・・・あっ、そういえばよ」
提督「ん?」
天龍「前に貸りてたシティ○ンターの続き貸してくれよ」
提督「・・・」
龍田「・・・」
提督「これもよくあるよねぇ」
龍田「いつ貸したかわからないパターンのやつですねぇ」
赤城「第2245回『間宮さんの夕食美味しかったです会』始めまーす!」
加賀「わー」
蒼龍「い、いぇーい」
飛龍「ひ・・・ひゅーひゅー」
赤城「さて、本日の献立を振り返ってみましょう。加賀さん、お願いします」
加賀「はい。本日は、アジのしそチーズフライ、きんぴらゴボウ、セロリのサラダ、シジミの味噌汁でした。」
赤城「はい、ありがとうございます。大変美味しかったですね」
加賀「大変美味しかったです。」
赤城「食後の間宮アイス黒蜜きな粉添えも美味しかったですねぇ」
加賀「美味しかったです。」
蒼龍「あ、あの・・・」
赤城「はい?」
蒼龍「根本的な質問なんですけど・・・間宮さんの夕食美味しかったです会って・・・なんですか?」
赤城「・・・」
加賀「・・・あなた」
蒼龍「は、はい?」
加賀「もうこの『間宮さんの夕飯美味しかったです会』も第2235回目だというのに、まだ理解出来ていなかったの?」
蒼龍「・・・」
赤城「題名通り、間宮さんのお料理が美味しかったですねというのを再確認する為に毎回開かれている集会のことですよ。ねぇ、加賀さん?」
加賀「そうですよ。」
飛龍「き、昨日は第294回『間宮さんの作る夕食美味しかったです会』じゃなかったでしたっけ?」
赤城「昨日は昨日、今日は今日の夕食ですよ?」
飛龍「え、えぇ・・・?」
加賀「赤城さんが第2235回と言えば、今日は2235回目の会になるのです。」
蒼龍「なんでもアリなんですね・・・」
飛龍「2235回じゃなくて2245回目だし・・・」
加賀「何か言いました?」
飛龍「い、いえ何でもないです・・・(加賀さんもわかってなかったんですか・・・)」
赤城「さて、にせん・・・2144回目の間宮さんの夕食美味しかったなぁの会はこれで終了です!お腹空きました!」
加賀「お疲れ様でした。」
飛龍「お、お疲れさまでした・・・」
蒼龍「怒涛すぎる・・・しかも、さっき食べたばっかりなのに最後にお腹空きましたって・・・」
間宮「お疲れさまですー、はいこれ特製の羊羹とお茶です」
赤城「あぁ!ありがとうございます!いやー、会議が長引くと頭が糖分を欲しがりますねぇ」
加賀「ですね。・・・ん、美味しいです間宮さん」
間宮「ふふっ、ありがとうございます」
飛龍「・・・」
蒼龍「・・・」
飛龍「本人出ちゃってるんだけど・・・いいのかな・・・」
蒼龍「い、いいんじゃない・・・もう何でもアリなんだって諦めるしかないみたい・・・」
提督「艦これ心理テストー」
北上「・・・えぇ?」
提督「・・・艦これ心理テストー!!」
北上「わ、わー・・・」
大井「急になんなのよ・・・女子校じゃないんだから・・・」
提督「これでお前たちのことはマルッとツルッとバッサリ全てお見通しだ!」
北上「また髪の話してる、やめときなよー」
提督「やめろ、おいやめろ。・・・さぁ、気を取り直して心理テストだ!お前らの薄っぺらい心理を曝け出すがいい・・・」
大井「あまりにも暇すぎて頭がおかしくなっちゃったのかしら・・・北上さん放っておきましょう?」
北上「んー?でも、面白そうじゃない?やってみようよ大井っち!」
大井「き、北上さんがそう言うなら・・・それで、どういう心理テストなのよ?」
提督「しかし、ただ、やがて、すこしは、の四つの言葉に続く文章を作る心理テストだ。これでお前たちの事は全てわかる!」
北上「ふーん・・・」
提督「紙を用意した、ここに書いてみなさい」
―――――
提督「・・・出来たか?」
大井「まぁ・・・」
北上「一応はねー」
提督「じゃあ・・・北上のほうから。どれ・・・
「(カクカク)しかし、か四角いムーブ」
「ただ、にしてよー惣菜屋のおっちゃん」
「『(せ)やがて、工藤!』」
「『すこしは、従順になったらどうなんだ!メス豚め!』」
提督「おいぃ!」
北上「え、なに・・・痛い痛い痛い痛い!なんで頭グリグリするの!」
提督「言葉遊びじゃねぇんだよ!しかも、しかしの後にって言ってんのに何で前に付け足すんだよ!」
北上「えっ!そういうルールじゃないの?」
提督「心理テストだろ!」
北上「わ、わかったわかった!わかったからグリグリやめてぇ!」
提督「ったく・・・」
北上「ふぅ・・・じゃあ、こっちが本当に書いたやつね」
提督「最初からそっち出せよ!」
提督「もう、心理を暴くまでも無く酷い心理が出てるが・・・どれどれ・・・」
「しかし、面倒くさい」
「ただ、やるしかない」
「やがて、提督が来た」
「すこしは、褒めてくれるかな?」
提督「そうそう・・・こういうので良いんだよ。じゃあ、次は大井のを・・・」
大井「はい、これよ」
「しかし、北上さんは可愛い」
「ただ、北上さんは可愛い」
「やがて、北上さんに溺れたい」
「すこしは、空気読みなさいよ提督」
提督「・・・」
大井「何よ?」
提督「・・・お前らと心理テストやろうと思った俺がバカだったのかもしれんな」
大井「じょ、冗談よ・・・冗談じゃないけど・・・は、はい!こっちが本命!」
「しかし、これでいいのだろうか?」
「ただ、身を任せるしかない」
「やがて、良いにおいが辺りにたちこめて来た」
「すこしは、素直になろうかしら」
提督「ふーん・・・」
大井「な、何よっ」
提督「いやー?なんでもー?」
大井「そのニヤけた顔やめなさいよ!腹立つわね!」
提督「いやいやいや・・・んじゃあ、心理テストの結果発表ー」
提督「えー、まずこの心理テストでわかるのは「精神状態や人生観」らしいぞ。『しかし』の後に続く言葉は心理学上では今までの過去、つまり自分の人生を振り返った時の思い、だそうだ。『しかし』は、『今までの私の人生は』ってな具合かね」
北上「へぇー・・・じゃあ私の『しかし、面倒くさい』は『今までの私の人生は、面倒くさかった』ってこと?あー・・・んー・・・遠からずも近からずってとこかなぁ」
大井「えーっと・・・『しかし、これでいいのだろうか?』だから・・・『今までの私の人生は、これでいいのだろうか?』・・・ふ、ふーん・・・」
提督「ふーんって何だ?」
大井「うるさいわね!次行きなさいよ!次!」
提督「わぁってるよ・・・えー、『ただ』は『一人で居る時の自分はどういう感じなのか』というのを表すらしい」
北上「『ただ、やるしかない』は?」
提督「一人で居る時は、やる事はキッチリやる真面目屋ってことだろうか・・・えー?北上がぁ?」
北上「しっつれいだねー!やる時はやるよー!」
大井「えーっと・・・『ただ、身を任せるしかない』・・・か」
提督「一人で居る時は受身ってことか、無茶はしないってところだな」
大井「あ、あー・・・」
提督「思い当たるフシでも?」
大井「・・・つ、次・・・っ!」
提督「『やがて』はその内、何らかの事象が起こる様を表す言葉。つまり『未来への願望』が現れます・・・か。」
北上「『やがて、提督が来た』だから『提督に来てほしい』・・・のかな?」
提督「・・・?俺はいつだって居るじゃないか」
北上「あー、ははは。よくわかんないねー・・・」
大井「『やがて、良いにおいが辺りにたちこめて来た』・・・」
提督「腹でも減ってるのか?」
大井「キーッ!次!!」
提督「(腹減ってんだな・・・)えーっと、最後に『すこしは』の後には、~しなくては、という言葉がよく使われる。よって、あなたが『今、目指している事』つまり『将来の夢や目標』が表れる、だってよ」
北上「『すこしは、褒めてくれるかな?』・・・てーとくさん、ほめてほめてー」
提督「はいはい・・・」
大井「『すこしは、素直になろうかしら』・・・か」
提督「素直に・・・ねぇ・・・」
北上「『すこしは、従順になったらどうなんだ!メス豚め!』ってことだね!」
提督「そういう事じゃないだろ!」
提督「・・・あ、スマン。待ったか?」
龍驤「んにゃ、今来たところや。雑務でも長引いたんか?」
提督「ちょっとな。・・・じゃあ行きますか」
提督「いやー・・・今日も暑かったな・・・とりあえず生でいいか?」
龍驤「そやね。肴は?」
提督「砂肝!!」
龍驤「・・・それだけかいな!」
提督「砂肝さえあれば何杯でもいけるでしょ!」
龍驤「そんなん、一部の人間だけやろ・・・えーっと、あとセセリとつくね、豚バラとししとうにいかだ貰おうかな」
提督「いかだって何だ?」
龍驤「ネギ串や。串に刺さってるネギがいかだに見えるからやて」
提督「ほぉん・・・」
提督「お、来た来た・・・んじゃあ、お疲れー」
龍驤「ほい、お疲れさん」
提督「・・・カーッ!うめぇ・・・五臓六腑に染み渡るぜ・・・」
龍驤「すっかりおっさんやな」
提督「もうすっかりおっさんさ・・・おっさんで良いよ、美味しくお酒が飲めるもの」
龍驤「違いないな・・・んー、つくね美味しいわぁ・・・」
提督「そういえばさ」
龍驤「ん?」
提督「この前、あきつ丸と一緒に話があるって言ってたけど、何だったの?」
龍驤「あー・・・あきつちゃんがな、美味しい日本酒が手に入ったからゆーててな、それで今度一緒に飲もかーいう話や」
提督「なるほどな」
龍驤「もちろん付き合うてくれるやろ?」
提督「もちろん付き合うてやるともさ!」
提督「そういえば、この前さ」
龍驤「うん?」
提督「比叡と山城が一緒に飲んでるとこ見かけてさ」
龍驤「ほほぉ、珍しいなー。一緒に飲み行くなんて・・・」
提督「俺も珍しいなーと思ってしばらく見てたわけ。で、たまたまっつーか耳に入ってきたのが、やっぱりラヴお姉さまなお話だったんだけど」
龍驤「まぁ・・・予想内というか何というか」
提督「あいつらが俺らのとこに配属になった時は『てーとく、てーとく』可愛かったのになぁ・・・」
龍驤「・・・」
提督「・・・」
龍驤「えっ・・・オチはどこや?」
提督「オチなんてねぇよ?」
龍驤「オチくらいビシッっとつけろや!酔っ払いが!」
提督「だってよ!だってよ!今でこそあんなんになっちまったけど、昔は後ろを付いて歩く可愛い奴らだったんだぜ!?」
龍驤「恋するお年頃なんや、応援するのが父親の仕事やろ」
提督「父親じゃねぇよ!」
龍驤「ツッコむ所そこだけじゃないやろ!恋するほうにもツッコめや!」
提督「いや・・・人の恋路に頭突っ込むほど野暮じゃないさ・・・」
龍驤「そっちの突っ込むやないわ!」
提督「いやー、龍驤は気持ちよくボケとツッコみしてくれるもんなぁ」
龍驤「別にボケたつもりもないねんけど・・・」
提督「この前加賀と飲んだ時は酷い目にあったもんだよ」
龍驤「あー・・・加賀やんはお酒飲めへんからなぁ・・・」
提督「えっ、やっぱり酒飲めないのあいつ?」
龍驤「おぉ、昔飲んだ時にウチもエラい目に合ってな。それ以来飲まへんほうがええ!って言っておいたから・・・」
提督「やっぱりか・・・あのいつもギラッとした目がさらに鋭角を増して、さながら魔王のようだったぜ・・・ちなみに、龍驤ん時はどんな感じだった?」
龍驤「ウチの時は、もうひたすら絡み酒や。やれ、ウチの事を飛行甲板だ装備させろだの・・・あぁ、思い出しただけでも腹立ってきた!」
提督「あー・・・」
龍驤「胸が無きゃ80%の力しか出せん言うのか!?冗談やない!ウチは今でも100%の力が出せるゆーんや!」
提督「胸は無い」
龍驤「あんなもの飾りや!エロい人にはそれがわからんのや!」
提督「あー・・・素麺が食べたいなぁ・・・」
鳳翔「素麺・・・ですか・・・?」
提督「やっぱり、夏になると食べたくなるよね」
鳳翔「夏の風物詩ですからね」
提督「かぼすを絞ってさ、さっぱりとね・・・うーん、腹減ったなぁ」
鳳翔「・・・そういえば、もうお昼時でしたね。せっかくですし、素麺でも茹でましょうか」
提督「っしゃあ!」
榛名「素麺といえば!」
比叡「流し!」
霧島「素麺!」
金剛「デース!」
提督「・・・」
鳳翔「あら・・・」
金剛「オウ?提督の反応が無いですネー・・・」
霧島「もしかしたらお姉様のデース!しか聞こえてなかったのかもしれませんね・・・」
比叡「じゃあもう一回・・・!」
提督「待て、聞こえてる、聞こえてるから待て。おい榛名、これは一体・・・?」
榛名「えーっと・・・これはですね・・・」
―――――
金剛「アー・・・流し素麺がしてみたいデース・・・」
榛名「・・・えっ?」
金剛「だ・か・らー!流し素麺デース!」
霧島「そういえば、もうそんな季節になりますね」
比叡「お姉さまは流し素麺のご経験は?」
金剛「ナッシング!話に聞いたことしかないデース・・・」
比叡「そうでしたか・・・かくいう私達もまだ配属されてからやったことは無いんですよねぇ」
(同刻、別室)
「あー・・・素麺が食べたいなぁ・・・」
金剛「・・・!レーダーに感ありデース!」
比叡「レ、レーダー?」
霧島「お姉様の提督レーダーということでは?」
比叡「あー・・・って、ここの宿舎から司令室まで結構ありますけど・・・」
金剛「有効範囲は無限大デース!」
比叡「そうですか・・・」
金剛「提督も素麺を食べたいと望んでる以上、流し素麺を進言すれば・・・うーん、完璧な作戦デース・・・」
比叡「えーっと・・・」
榛名「それは・・・」
霧島「どうかと思いますが・・・」
金剛「んもーっ!いいから付いて来てヨーッ!」
―――――
榛名「と、いう訳でして・・・」
金剛「そういう訳デース!」
提督「どういう訳だよ・・・。最初に言っておくが、流し素麺はやらんぞ」
金剛「ホワイ!?なんでデスかー!」
提督「なんでもだ。流し素麺はやらない・・・っ!」
金剛「強情デスねーっ!道具はあると聞きましたヨ!」
提督「あぁ、道具もあるし素麺もあるさ」
金剛「じゃあ、何故・・・」
提督「・・・そうだな・・・これも良い教訓になればいいか・・・」
鳳翔「では・・・?」
提督「あぁ、準備してやれ・・・」
鳳翔「はい・・・」
提督「俺の分は別に茹でてください・・・」
鳳翔「・・・はい」
金剛「・・・?」
赤城「いやー、良い素麺でしたね!」
加賀「そうですね、喉越しも良くモチモチとした食感も良い、大変おいしい素麺でした。」
赤城「それにしても、私たちばかり食べてしまって・・・」
加賀「後から配属された方たちですから、きっと遠慮していたのでしょう。」
赤城「そうでしたか・・・次からはしっかり食べれるように私達も抑えなくては・・・」
加賀「そうですね。」
金剛「い・・・一本も流れて来なかったデース・・・」
比叡「流れてくるのは水ばかり・・・」
霧島「ただ、流されてくる素麺があの人達の胃に流されて行くのを見ているだけでしたね・・・」
榛名「だから、提督はあそこまで流し素麺を・・・」
提督「・・・わかっただろう、これが戦争(流し素麺)だ」
金剛「あぁ・・・流し素麺・・・恐ろしいデース・・・」
比叡「お姉さま!気をしっかり!」
提督「今年も・・・普通の素麺で我慢だ・・・ッ!」
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