ガンマン「この大ウソつきがぁ!!」 (23)
ロビン「いかん、いかんぞ~~!」
テリー「どうしたんだロビン! 慌てるなんてユーらしくないぞ!」
ロビン「キン肉族に素顔を見られたら自害するという掟があるように、ロビン王朝にも素顔を見られたら石もて追われるという掟がある!」
キン肉マン「い、いかん~! 万太郎! ケビンのマスクを守れぃ!!」
テリー「くそ、時間超人め! 汚い手を使いやがって!!」
ロビン「このままではーーー」
ガンマン「この大ウソつきがぁ!!」
テリー「うおっ!? な、なんだこいつは!!」
キン肉マン「ゲェェ~~ッ 一つ目の超人!!」
ロビン「な、なんだお前は!?」
キン肉マン「さ、さては時間超人の仕向けた刺客だな!!」
ガンマン「私はなぁ…平気で嘘をつく奴がこの世で最も嫌いなのだ~~~!! “心眼”」カァァ
ロビン「ぐ、ぐおぉ!」
ボワァ~~
ガンマン「見ろ! この王位争奪戦におけるゼブラチームとの戦いの様子を!!」
テリー「ゲェェ~~! ロ、ロビンがマスクを外してハンモックで眠っている!!」
キン肉マン「こ、これは一体!?」
ガンマン「大方予想はついている! 二世でロビン王朝なんてモノを作ってしまったが故の後付けというヤツだ! 更にこれを見ろ!!」
ボワァ~~
ガンマン「シャババババ! これぞゼブラチーム一回戦! ウォーズマンの試合だ!」
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テリー「ウォーズマンがドリルのような超人と戦っている!」
キン肉マン「なんじゃなんじゃ、これのどこがおかしいというのだ!」
ガンマン「ここだ!!」
ロビン『オヤジ、モップを貸してくれ』
テリー『ロビン、モップを貸してもらって何をしようというんだ?』
ロビン『それはな、こうするのだ!』
ガツン!! パカッ!
ガンマン「おかしいだろう! ウォーズマンとキン肉マンの決勝戦前、ロビンマスクが皆にバラクーダの変装を解いた時! ロビンマスクは確かにマスクを被っていた!」
キン肉マン「た、確かに……」
ロビン「グゥム……この男、我々を知り尽くしている…………」
ガンマン「当然だ! この日のためにキン肉マンの漫画を全巻ブラックホールから奪い取ったのだ! シャババババ!」
テリー「これは……手強い相手だ」
ガンマン「つまりだ! このロビンマスクという男の本性は、自ら顔を見られて石もて追われたいドM男ということだぁ~~!!」
キン肉マン「な、なんじゃと~!?」
テリー「ほ、本当なのかロビン!」
ロビン「そんな訳あるか」
ガンマン「シャバハハハ! 往生際が悪いぞロビンマスク! いや、ドMマスクが!」
ロビン「それを言うならば、完璧超人の方が余程ドMだろう」
ガンマン「シャバ?」
ロビン「貴様の仲間であるターボメンだったか? 殴られれば殴られるほど強くなるなど変態以外の何物でもない」
キン肉マン「そ、そんなヤツがおるのか……」
テリー「ミー達には理解しがたい感覚だ」
ロビン「完璧超人の相手の攻撃は全て受け止めるという理念、これも変態行為ではないのか!」
ガンマン「ふん、私は先手必勝を常としている。攻撃とは与えられる前に与えるものだ! そんな事で私を変態にしようとしてもーーー」
ロビン「自分たち以外の超人が死滅した時点で自害するなどという掟がある時点で、完璧超人始祖も全員がマゾヒストだ!」
ガンマン「」
キン肉マン「そ、それはトンデモナイルールがあるのだのう………… のぅ、テリーよ」
テリー「完璧超人は変態の集まりであったのか……… ネプチューンマンもネプチューンキングも……」
ロビン「更に言えばお前は試合で不利に追い込まれた自分を楽しんでいるのだろう。個人としてもマゾヒストではないか!」
ガンマン「…………………」
キン肉マン「ガンマンの奴、もはや戦意喪失しとるのう」
テリー「流石は超人博士の異名を持つロビンマスク。ガンマンは最早ガンマゾに変わり果てている」
ガンマゾ「…………………………」
ジャスティス「論点をずらされただけで、ロビンマスクがハンモックで寝ていた事については何も解決していないだろうに」
サイコマン「我々随一のバカですからねぇ」
シングマン「わ、我々はドM集団だったのか…………」
サイコマン「あぁ、このヒトもこんな感じで馬鹿正直でしたっけ」
ロビン「くらえネプチューンマン! ロビンスペシャル!」
ネプチューンマン「ロビンマスクよ。貴様の方が先に落ちるのはその鎧があるからだ!」ベリッ
キン肉マン「おぉ! ネプチューンマンの方がロビンよりも先に落ちーーー」
ガンマン「この大ウソつきがぁ!!」
ネプチューンマン「なっ!? な、なんだこいつは!!」
アシュラマン「ゲェェ~~ッ 一つ目の超人!!」
ロビン「な、なんだお前は!?」
武道(グ、グロロロ~~! 完璧超人始祖のガンマン!? なぜここに!)
ガンマン「私はなぁ…平気で嘘をつく奴がこの世で最も嫌いなのだ~~~!! “心眼”」カァァ
ネプチューンマン「ぐっ!」
ロビンマスク「ぐぉ!」
ガンマン「シャバババ~本日の講師は文字通りの堅物教師、シングマンだ!」
シングマン「ギラギラ~~」
キン肉マン「な、なんじゃ!? 一つ目の超人とおちょぼ口の超人がマットの上で椅子に座り始めたぞ~~!」
グレート「……………………」
ガンマン「それではシングマン。今回の大ウソポイントを発表してやれ~~!」
シングマン「ギラギラ~ 物体の落下の公式は速度をV、重力加速度9.8m/s^2をg、時間をtとした時
V = gtと求められる
つまり質量……端的に言えば重さはなにも関係がない。ガンマンであろうとミートであろうと皆同じ速度だ」
サイコマン「ニャガニャガ~~ しかし羽毛と鉄球ならば鉄球の方が速いではないですか~~」
シングマン「愚か者め。空気抵抗を考えれば羽の方がゆっくり落ちるのは当然だ」
ガンマン「しかし超人同士ならばほとんど無視できるのだ。つまり本来ならばロビンマスクの方が早く落ちるのは道理! ほぉら、現にーーー」
ネプチューンマン「掟破りの逆ロビンスペシャル!」
ロビン「」グビグビ
ガンマン「シャバァ~~っ!?」
シングマン「ギ、ギラギラ~~!? バカな!」
サイコマン「ニャガニャガ~ やっぱり知らなかったんですねぇ。この世界では超人強度の大きい超人の方が早く落ちるのですよ~~」
ガンマン「な、なんだそのトンデモ翌理論は!! そんな大ウソが通じるとでもーーー」
シングマン「そ、そうだそうだ! いい加減なことを言うんじゃないぞ完璧・拾式!」
サイコマン「ニャガニャガ~! やっぱりおバカさん達を嗤うのは面白い。これ以上ない道楽です。ニャガニャガ~~」
ガンマン「おいこら待て!!」
シングマン「待たんかーーっ!!」
ミラージュマン「確かに超人強度9999万パワーのあやつは堕ちる所まで堕ちたからな」
ペインマン「テハハハ、上手いことを言う。さ、私の身体を座布団として座るがいい」
カラスマン「しかしいつもながらあの三人はどうにかならないものか」
アビスマン「あいつら絶対仲良いだろ」
キン肉マン「おわぁああああん!」
カレクック「フフフフフ」
ミート「あぁ、王子の頭にカレールーが!」
真弓「スグルー 堪えんかー!」
カレクック「ククク、それでは止めを刺してやる」
キン肉マン「ひぇ~~! 染みる!!」
ガシャン!
カレクック「カ、カレーが!!」
キン肉マン「」グニャングニャン
ミート「ゲェェーー! 王子がジャイアント馬場さんになっちゃった!!」
ビシッバシッ!!
真弓「しかも強い!」
キン肉マン「」グニャングニャン
真弓「おお、今度は鼻以外が岡崎さんになった!」
ミート「あ、圧倒している! これならば勝てるかもしれーーー」
ガンマン「この大ウソつきがぁ!!」
真弓「なっ!? な、なんだこいつは!!」
ミート「ゲェェ~~ッ 一つ目の超人!!」
カレクック「な、なんだお前は!? いや、この際なんでもいいから助けてくれぇ!!」
ガンマン「私はなぁ…平気で嘘をつく奴がこの世で最も嫌いなのだ~~~!! “心眼”」カァァ
キン肉マン「」グニャングニャン
真弓「も、戻ったぞ!」
ミート「王子!」
キン肉マン「ううむ……一体私はどうなったのだ。お、おわ~!! なんじゃこのトンデモナイのは!!」
ガンマン「シャババババ!! 変身能力に頼るような小細工超人など生きている価値などない!! とっとと[ピーーー]ぇーーー!!」ドシャ!
キン肉マン「おわーー!!」
キン肉マン「おわぁああああん!」
カレクック「フフフフフ」
ミート「あぁ、王子の頭にカレールーが!」
真弓「スグルー 堪えんかー!」
カレクック「ククク、それでは止めを刺してやる」
キン肉マン「ひぇ~~! 染みる!!」
ガシャン!
カレクック「カ、カレーが!!」
キン肉マン「」グニャングニャン
ミート「ゲェェーー! 王子がジャイアント馬場さんになっちゃった!!」
真弓「しかも強い!」
キン肉マン「」グニャングニャン
真弓「おお、今度は鼻以外が岡崎さんになった!」
ミート「あ、圧倒している! これならば勝てるかもしれーーー」
ガンマン「この大ウソつきがぁ!!」
真弓「なっ!? な、なんだこいつは!!」
ミート「ゲェェ~~ッ 一つ目の超人!!」
カレクック「な、なんだお前は!? いや、この際なんでもいいから助けてくれぇ!!」
ガンマン「私はなぁ…平気で嘘をつく奴がこの世で最も嫌いなのだ~~~!! “心眼”」カァァ
キン肉マン「」グニャングニャン
真弓「も、戻ったぞ!」
ミート「王子!」
キン肉マン「ううむ……一体私はどうなったのだ。お、おわ~!! なんじゃこのトンデモナイのは!!」
ガンマン「シャババババ!! 変身能力に頼るような小細工超人など生きている価値などない!! とっとと死ねぇーーー!!」ドシャ!
キン肉マン「おわーー!!」
ミート「ああ、王子が外に飛んで行ってしまった……」
カレクック「た、助かった……」
ガンマン「シャバッハハハ! キン肉マンと言えども所詮はド下等の豚ヅラーーー」
キン肉マン「全く、びっくりしたのう……」モグモグ
ガンマン「シャバァ!?」
ミート「王子! ポップコーンと森永ココアとポテロングを口にしている場合ですか!!」
ガンマン「む、無傷だとぉ!! そんなはずはない、シャバァ!!!」DOGAAAA!!
キン肉マン「おわーー!! まだ食べてる途中なのにーー!!」
ミート「あっ! また飛んで行っちゃった!」
真弓「くっ! 来いミート! スグルを助けるぞ!!」
ミート「は、はい!」
ガンマン「ハァハァ……こ、これで流石のキン肉マンもーーー」
キン肉マン「なにが日の丸が守ってくれるだ~~~っ!!」
真弓「ミ、ミートがしっかり支えんからじゃ!」
ミート「王子が太りすぎなんですよ!」
ガンマン「」
カレクック「ひ、ヒィー!! マッスルゾンビに殺される~~!!」
ミート「カレクックが逃げた!」
真弓「やったぞ~ スグルが準決勝進出じゃ~!!」
キン肉マン「わーいわーい!!」
ガンマン「」
ジャスティス「この頃のキン肉マンはまだまだギャグ補正が強かった時代だからな」
サイコマン「この頃ならガンマンさんも初期デザインで通してたでしょうね」
ペインマン「テハハ、私のボディも傘の一突きで、プスーとなっていたかもしれんな」
バッファローマン「キン肉マンにつぐ!!」
キン肉マン「な、なんでしょう」
バッファローマン「われら7人は超人オリンピックチャンピオンのキン肉マンに挑戦状をたたきつける!! われわれを倒さずにチャンピオンを名乗ることはゆるさーーー」
ガンマン「この大ウソつきがぁ!!」
キン肉マン「なっ!? な、なんじゃこいつは!!」
プリプリマン「ゲェェ~~ッ 一つ目の超人!!」
アームストロング「ゲェェ~~ッ ケツ頭の超人!!」←若葉マークみたいなマスクの奴
ミスターアメリカン「いや、お前ら誰だよ?」←見るからにアメリカンな奴
フラッシャーバルーン「お前こそ誰だよ!」←次のページにいるまんまる頭の奴
クモのコチラス「いや、お前ら本当に何者だよ」←次のページにいるまんまる頭の左にいる奴
ミリオン・ヘル「そういうお前こそ何者だ!!」←次のページにいるRのマスクをしている奴
スプリングマン(こんな奴ら仲間にいたっけ?)
アトランティス(誰だったっけこいつら?)
バッファローマン(何者だこいつら?)
BH(持っているキン肉マンを読み直してみるか)
ウォーズマン「な、なんだお前は!?」モゴモゴ
ミート「ウォーズマン…マットに埋まりながらツッコミを入れるなんて。流石はコンピューター」
ガンマン「私はなぁ…平気で嘘をつく奴がこの世で最も嫌いなのだ~~~!! “心眼”」カァァ
プリプリマン「」
クモのコチラス「」
ミリオン ・ ヘル「」
アームストロング「」
ミスターアメリカン「」
フラッシャーバルーン「」
うわ~~~!
BOMB‼︎
カーメン「マキマキ~」
ステカセ「ケケケ~」
ザ・魔雲天「ゲヘヘヘ」
キン肉マン「ゲェェ~~ッ またしても変な奴らが出てきちゃった!」
テリー「今までの奴らは何処かへ行ってしまったのか?」
ガンマン「シャババババ! これが本来の悪魔超人だ! 作者の都合で次の瞬間存在がいなくなってしまう程度の超絶ド下等など私は認め~ん!」
ミラージュマン「翌週に姿形が全く変わってしまった者もいたな」
スカーフェイス「そんな奴がいるとはな」
悪魔将軍「自らの姿に自信がないから変わるのだろうな」
武道「グロロロ~~!」
ジャスティス「ツッコミ待ちか?」
アビスマン「いや、お前も同じようなものだろう。アレだけ期待させておいて」
ケンダマン「地獄のネジ回しーーッ!」
モンゴルマン「さあ来い もっと近づいて来ーい!!」
キン肉マン「いかーん! モンゴルマンはバッファローマンと共に死ぬ気だーーー!」
グレート「い、いや。あの目は死を覚悟したものの目ではない。勝利を確信したものの目だーー!!」
モンゴルマン「お前達が悪魔と分かれば……」
バッファローマン「もう怖くはない!」
モンゴルマン「なぜなら私たちは悪魔退治を得意とする正義超人だからだーー!!」
ガンマン「この大ウソつきがぁ!!」
グレート「な、なに!? な、なんだあの超人は!!」
キン肉マン「ゲェェ~~ッ 一つ目の超人!!」
モンゴルマン「な、何者だ!?」
バッファローマン「さ、さては完璧超人の仕向けた刺客だな!!」
ガンマン「私はなぁ…平気で嘘をつく奴がこの世で最も嫌いなのだ~~~!! “心眼”」カァァ
モンゴルマン「ぐ、ぐおぉ!」
ガンマン「シャババババ! さあ思い出せ! この試合が始まる前の出来事を!」
ボワァ~~~
キン肉マン『しかし悪魔超人もひどいことをしてくれるじゃないの。試合中にあんな2人組を乱入させるとはのう』
アシュラマン『待て 今の言葉聞き捨てならん。悪魔超人にはあんな奴はおらん。私たちはてっきり正義超人か残虐超人が仕向けた刺客だと……』
モンゴルマン『私も残虐超人だがこんな2人組は見たこともないぞーっ!!』
ガンマン「なぁにが『悪魔退治を得意とする正義超人だからだーー!!』だ。この残虐超人めが!」
モンゴルマン「う。うむーー!」
ガンマン「大ウソつきは粛清だぁあーー!!」ドシャ!
スクリューキッド・ケンダマン「ウギャーー!!」
モンゴルマン「な、なに?」
バッファローマン「まさか仲間の2人を!?」
ガンマン「シャババババ、仲間だと? 笑わせるな! 凶器を使った時点でこやつらはド下等もド下等! もはや私の眼前にいる事すら烏滸がましい存在よ! さぁて、モンゴルマンよ。この場で死ねーーっ!!」ドシャ!!
バッファローマン「モ、モンゴルマーン!!」
ガンマン「ついでにそこのハゲ牛も死ねーー!!」ドシャ!
サイコマン「あーあ、あれは嘘ではなくて元残虐超人だったという事でしょうに。本当に人の話を聞かないおバカさんですねぇ」
アビスマン「あいつ最近鬱憤が溜まってるらしいからかなり危なくなっているぞ」
シングマン「ギラギラ、あれだけネタを作るような発言をすればああもなるだろう」
オメガマン「ゲェーっ! この超人は……!」
キン肉マン「ネプチューンマン……! お、お前は何て事を……」
ネプチューンマン「フッ、天罰が下ったのさ。この何十年の間に900を超えるマスクを剥ぎ取ってきた天罰がな…… うう、脚が……!」
キン肉マン「お、お前! 脚が消えていくぞ!! なんてバカな事を……!」
ネプチューンマン「バカなこと? 俺さまも完璧超人時代はそう言っただろう。し、しかし今なら分かる…… キン肉マン、お前はこの命を失ってでも惜しくない程の魅力を持っている」
キン肉マン「ネプチューンマン!」
ネプチューンマン「勝ち抜くんだぜっ キン肉マーーー」
ガンマン「この大ウソつきがぁ!!」
フェニックス「な、なに!? な、なんだあの超人は!!」
キン肉マン「ゲェェ~~ッ 一つ目の超人!!」
オメガマン(あれは確か閻魔さま直属の………)
ガンマン「私はなぁ…平気で嘘をつく奴がこの世で最も嫌いなのだ~~~!! “心眼”」カァァ
ネプチューンマン「ぐ、ぐおぉ!」
キン肉マン「こ、こらー! 瀕死状態のネプチューンマンに何をするーーっ!!」
ガンマン「シャババババ! さあ思い出せ! 貴様の予言書はどういった結末を迎えるのが相応しいか!」
ネプチューンマン「う、うわぁああ!」
真弓「み、見ろスグル! ネプチューンマンの予言書が!!」
キン肉マン「な、なんじゃとー!? 燃えている予言書の下から新たな予言書が!!」
ネプチューンマン → 喧嘩男
喧嘩男「いちばーん!!」
キン肉マン「ゲェーーっ! ネプチューンマンが喧嘩男になっただとーーっ!!」
ガンマン「シャババババ! ザ・サムライの予言書が燃えてネプチューンマンになったのならば、ネプチューンマンの予言書が燃えたら喧嘩男になるに決まっているだろう!」
キン肉マン「そ、そうか! この予言書はあくまでネプチューンマンの事しか予言していない。つまりネプチューンマンが消滅してもその正体である喧嘩男は消滅しないというわけか!」
ミート「王子ー!!」
キン肉マン「ここにきてついておるぞ! よし、喧嘩男よ! 今こそ一気呵成に攻めるーーー」
ガンマン「粛清!」ドシャ!
喧嘩男「ウギャーー!!」
ガンマン「ついでに貴様もだ!」ドシャ!
オメガマン「グオッフォー!!」
キン肉マン「な~~ん!?」
フェニックス「ふ、復活させたと思ったら次の瞬間粛清しただと! しかもオメガマンはついでにやられている!」
ガンマン「シャバッハハハ! この2人は完璧超人のくせに変身や変装などというギミックに頼っているからな。粛清される以外にこやつらの道はない」
サイコマン「ちょっとガンマンさん!!」
ガンマン「なんだ完璧・拾式。この場で貴様も粛清してやろうか?」
サイコマン「そんな事言ってる場合じゃありません! 貴方は何をやってるんです!」
ガンマン「はぁ? なんの事だ?」
サイコマン「今そこで貴方に粛清されてピクピクしてるオメガマンですが、閻魔さん直々の指令でここにいる事はご存知ですか?」
ガンマン「シャバァ? 知らんぞそんな事」
サイコマン「この前お昼食べてる時に言ってたでしょう!!」
ガンマン「知らぬものは知らーん。あやつの言葉など私にとってはワンオブゼムにすぎん」
サイコマン「あーもー!! とりあえずこっちに来なさい!!」
ガンマン「こ、こら引っ張るな! 貴様の握力は私でも引き剥がせん…ちょ、やめろ!! 堀の方に引っ張るな! こら! タムタムの木の枝が目に刺さりそうで怖い!!」
アビスマン「おい、聞いたかガンマンの奴」
ミラージュマン「ああ、なんでも我々完璧超人始祖に最も近かったオメガマンを独断専行で粛清し、あやつからこっ酷く叱られたようだな」
アビスマン「今頃奴は地下深くで原稿用紙500枚分の反省文を書かされているらしい」
ミラージュマン「見張りに付いているシングマンも可哀想に。カラスマン、ガンマンはいつになったらマトモになるのだろうな」
カラスマン「ネバーモア」
サイコマン「まったく……いきなりこんな手紙で私を呼び出すなんて。一体あの人たちは何を考えているのでしょうか………」
サイコマン「正直なところいろいろ忙しいですから彼らに構いたくはないのですが…………」
サイコマン「っと、ここですね。さて、一体何が待っているのか……」
ガチャ……
パーン! パーン!
ガンマン「ハッピーバースデー完璧・拾式! 誕生日おめでとうシャバダバー!」
シングマン「ギラギラ~~!!」
サイコマン「………………………………………………………………………………は?」
ガンマン「普段はいがみ合っている我々だが、たまにはこんな風に諍いなく過ごすのもいいだろう! さ、席に座れ完璧・拾式! 作ったケーキがあるぞ!」
シングマン「ギラギラ~~!!」
サイコマン「あ、あの~~?」
ガンマン「ハッピバースデートゥーユー!ハッピバースデートゥーユー!」
シングマン「ハッピバースデートゥーユー! ハッピバースデートゥーユー!」
サイコマン「あ、あの!」
ガンマン「どうした完璧・拾式? 感動で言葉も出ないか! 意外とそういうところがあるのだなシャバッハハハ!」
シングマン「我々とてもはや数える事も出来ぬほど長い仲。数百年に一度はこういった日があってもよかろう」
サイコマン「一つだけいいですか?」
シングマン「ギラッ?」
ガンマン「シャバ?」
サイコマン「今日、私の誕生日じゃないんですけれど。と、いうよりも私ももはや覚えてませんし」
ガンマン「」
シングマン「
サイコマン「た、確かに先週あたりあなた方に『来週は私の誕生日』と言いましたが………それは、その……今日って4月8日じゃないですか。つまり先週は…………」
ガンマン「」
シングマン「」
サイコマン「ニャ、ニャガニャ……2人とも中々に仲間想いな所があるんですね。す、少しは見直しましたよ」
ガンマン「」
シングマン「」
サイコマン「あ、あの……2人とも?」
ガンマン「な、ななな……!!」
シングマン「ガ、ガンマン?」
ガンマン「なんだそれはーーーっ!!!」
ガンマン「ふざけるな! 今日の準備に我々がどれほどの日時を費やしたと思っているのだ!! クラッカーなどあやつがガラガラを買いに行くというからついでに買ってきてもらったというのに!」
シングマン「マッ!」
サイコマン「い、いえ。四月バカですし……」
ガンマン「確かにバカだな!! 貴様のためにエルクホルンテンペストでホイップクリームを泡立てていたのにその結果がコレか!!」
サイコマン「お、奥義を使ってまで……」
シングマン「マッ!」
ガンマン「そこのミックスジュースはシングマンのエクストリームショルダーアーマリーでグルングルンして作ったのに!!」
サイコマン「あなたたち、自分の技をなんだと思ってるんですか……」
ガンマン「貴様だってその握力を使って肩を揉んでいるくせに!!」
サイコマン「そんな事してません!!」
シングマン「マッ!!」
ガンマン「やかましい! 死に去らせこの極悪非道のうんこタレが!!」ドシャ!
サイコマン「ちょっと! いきなり蹴ってこないでください!!」
シングマン「マッ!!」
サイコマン「ちょっと! パーティー用にセッティングしてた部屋が跡形もなく崩れてます!!」
ガンマン「シャバァアアっ!!」
サイコマン「痛っ!? こ、これはプラネットマンの頭!?」
ガンマン「それでも持ってとっとと地獄に行きさらせ!!」
シングマン「マッ!」
サイコマン「言われなくても超人墓場に戻ります!! それでは!」
シングマン「マッ!」
ガンマン「この…………」
ガンマン「この大ウソつきがぁ!!」
シングマン「マッ!!」
おわり
書く気はなかったけれど、最新話のガンマンが歴代最強レベルに格好良かったので
あれはスニゲーターはもちろん、将軍でも勝てるか怪しいレベル
途中saga忘れ失礼しました
遅かったけれど前作
【キン肉マン】ガンマン「このウソつきめ!」
【キン肉マン】ガンマン「このウソつきめ!」 - SSまとめ速報
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