ほのえり「イ゙レ゙ガヷッヂャッダノ゙?! 」 (227)

ほのえりです


初ss、安価なし、地の文なし、溜めこみなし。
時点は2期の予選突破の直後ってところです。


ありがちなネタだから、かぶってるかもしれまんせんが…
ゆっくりやっていきたいと思います。


よろしくお願いします

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1433154070

穂乃果「おっはよー」

ことり「おはよ穂乃果ちゃん!」

海未「ごきげんよう。今日は珍しく時間通りですね」

ことり「明日は雪降っちゃうかもね~」

穂乃果「もう二人ともっ!穂乃果だって早起きぐらいするよっ!」

海未「はいはい」

海未「では、明日からは毎日早起きしてくださいね」クスクス

穂乃果「海未ちゃん絶対バカにしてるー!!」ガオー

ことり「まぁまぁ二人とも、せっかく穂乃果ちゃんが早起きしたんだから、早く学校行こうねっ」

穂乃果「っていうことがあってね」モグモグ

絵里「ふむふむ」モグモグ

穂乃果「確かに寝坊しちゃう時はあるよ?けどさー」

絵里「ふむふむ」モグモグ

穂乃果「…ねぇ絵里ちゃん、ちゃんと聞いてる?」

絵里「聞いてるわよ?穂乃果がまた寝坊したせいで海未に怒られたって話でしょ」

穂乃果「全然聞いてないじゃん!!!」ウガー

絵里「あはは、ごめんごめん」クスクス

穂乃果「もう!絵里ちゃんってばもう!」プンプン

絵里「ごめんってばー」

絵里「でもね、穂乃果。自分を叱ってくれる人がいるってことは幸せな事よ?」ナデナデ

穂乃果「ん?そんなことないよ?」キョトン

絵里「そんなことあるわ」

穂乃果「ない!そんなことが言えるのはしっかり者の絵里ちゃんぐらいだよ!」

穂乃果「普段叱られたりしないでしょ!」ブー

絵里「そうでもないわ」

穂乃果「へ?」

絵里「私だって叱られる時ぐらいあるんだもの」

穂乃果「そうなの?」

絵里「ええ。最近はにこに叱られたりするわ」

穂乃果「ええっ!にこちゃんに?絵里ちゃんが?」

絵里「にこはああ見えても面倒見がいいし、家ではいいお姉さんなんだから」

穂乃果「確かに・・・」

絵里「でしょ?」

穂乃果「でも叱られる絵里ちゃんがいまいち想像できません!」

穂乃果「具体的な事例を要求します!」

絵里「」

穂乃果「どうですか!!」

絵里「ほ、穂乃果も具体的にとか言えるんだね」アセアセ

穂乃果「だって生徒会長なんだもん!」ドヤ!

絵里「偉いわ~」ナデナデ

穂乃果「えへへ~」

穂乃果「はっ、うっかり忘れるところだった!」

絵里(あと少しだったのに)チッ

穂乃果「それで、どうなの?」


スパーン!



希「相変わらずラブラブやね、子猫ちゃんたち!」ウシシ

ほのえり「希(ちゃん)!?」

希「いくら新旧学生会長といえど、生徒会室占拠していちゃつくのはよくないと思うけどな~」

希「二人は気付いてなさそうやけど、もう学校中に噂やで」

ほのえり「」

穂乃果「ど、どうしよ、絵里ちゃん…!このままじゃ穂乃果たちの愛の巣が!」ウルウル

絵里「おおお、落ち着くのよ穂乃果!私がなんとかするわ!」アセアセ

希「…ていうのは冗談で…二人がうまくいってるみたいでなによりや」

ほのえり「冗談だったんかい!」

希「おおー息もぴったりやな!」


絵里「…希たちのおかげよ」ボソ

希「ん?よく聞こえないなぁ~?」ウッシシ

絵里「な、何でもないわ!」///

穂乃果「穂乃果も絵里ちゃんに聞いたよ!ありがと希ちゃん!」

希「率直なのはよろしい!」ニッコリ

希「そういう穂乃果ちゃんに、ほら、ご褒美に占ってあげるで!」エッヘン!


絵里「希の占いは当たるって評判だったわね」

希「その通りッ!!なんと、その的中率は4割強と言われとるんや!」ドヤ!

絵里(4割強…微妙すぎて突っ込み辛いわ)

穂乃果「すごい!じゃあ恋占いで!」

希「ええよ~最初っからそのつもりやったし」

穂乃果「お願いしますっ!」キラキラ

希「んん~?むむむっ?」カードピン

希「!?き、来たでー!」

絵里「な、何?」ドキドキ

希「今日の穂乃果ちゃんの恋愛運は絶好調ってカードが言ってるんよ!!」

絵里「ほ、本当!?」

希「なんでえりちが食い込むん」

絵里「だ、だって…」

穂乃果「それでそれで?」

希「愛しい彼女と"love"で接近、と!」

穂乃果「」ドキドキドキ!

絵里「は、ハラショーよ、希!」グッ!

絵里(帰りにクレープ食べに行こうとでも誘ってみようかしら♪)



キンコンカンコンー♪


穂乃果「あっ、穂乃果そろそろ戻らなきゃ!」

絵里「遅れたらまた海未に叱られるからね」クスクス

穂乃果「もう絵里ちゃんたらっ…!」

穂乃果「じゃね、希ちゃん!ありがとね!!」ブンブン

絵里「じゃ、私たちも戻りましょう…希?」




希「……」


希「あ、うん。そうやね。…早く戻ろう!」

短いですが今日はここまで…!
読んでいただいた方、ありがとうございます。
これからはちょっと書き溜めてから投下していきたいと思います!

再開します…!
支援してくれた方々、ありがとうございます!
また気が向いたら、読んでください。

~~放課後 アイドル研究部 部室


穂乃果「みんなおっはよ~!!」パターン

凛「穂乃果ちゃん遅いにゃ!」

にこ「おっはよ~って、あんた今何時だと思ってんの」ヤレヤレ

穂乃果「やだな~にこちゃん」

穂乃果「おはようは業界用語なんだよ!」ドヤ!

にこ「はいはいえらいえらい」

花陽「あ、あはは…おはよう穂乃果ちゃん」

穂乃果「やっぱり花陽ちゃんは優しいな…!」ウルウル

海未「ごきげんよう…おや、絵里がまだみたいですね」

希「海未ちゃんもおはようさん!んと、えりちは進路がなんとかで先生に呼ばれとるんよ」

にこ「確かにそんなこと言ってたわね」

希「ちょっと長くなるかもだから、待たずにはじめてって」

海未「なるほど」


凛「そういえば、凛たちも進路希望調査表もらったんだ!」

ことり「へぇ~みんなはどんなふうに書いたかな?」

花陽「花陽はとりあえず進学、って感じかな」

凛「かよちんが進学したいんだったら凜もするよ!」

花陽「凜ちゃん…!」ウルウル

凜「凜とかよちんはいつまでも一緒にゃ!」エヘヘ

ことり「真姫ちゃんはやっぱりお医者様になるとか?」チラッ

真姫「い、一応そう書いたわ」カミノケクルクル

ことり「わぁ~すごい!真姫ちゃんって頭いいもんね!」

真姫「ふふん、当然でしょ?」


にこ「あ~あ~、またはじまったにこ」

真姫「ヴぇえ?!なっなにがよ」

にこ「べ~つ~に?」

真姫「言いたいことがあるならはっきり言いなさいよ」イラッ

にこ「にこはただ真姫ちゃんはお利巧さんだな~と思っただけにこよ?」ニコニコ

真姫「なんか腹たつわね」カミノケクルクル

花陽「う、海未ちゃんはどう?」

海未「私ですか?花陽と同じく、一旦進学してみようかと」

穂乃果「なんだかんだ言って、海未ちゃんもことりちゃんも推薦枠なんだよね~」ブー

ことり「あはは…」

海未「そりゃ、誰かさんとは違って、ちゃんと積み重ねてきたんですから」ニコッ

穂乃果「は、反論できない…」シュン

凜「そういう穂乃果ちゃんはやっぱり穂むらの後継ぎになったりするの?」

穂乃果「…そ、それがね?」

一同「??」

穂乃果「な、なんでもないよ!実はまだ何も決めてないんだよね~」アハハ

凜「穂乃果ちゃんらしいにゃ!」

穂乃果「なっ、なにを~!」ウガー

一同「あはははははっ!」

海未「…しかし、そういうことだったら、3年生はもうとっくに決まったはずでは?」

花陽「特に絵里ちゃんはしっかり者だし、ね」

真姫「エリーなら当然推薦取れたんじゃない?」

希「そのはずやけど」

にこ「生徒会長様様ね」

真姫「いや、そもそもエリーは成績も3年のトップなんだから」

花陽「本当すごいよね~」

ことり「勉強もできて、ダンスも歌も上手で。絵里ちゃんは本当なんでもできそう」

凜「暗いのが苦手だったり、冷たく見えて実はすごく優しかったりもするにゃ!」

希「結構抜けてるとこもあるんやけど、そこがまた可愛くてなー」

海未「なんだかんだ言って、一番頼りになる人ですね」

真姫「誰かさんとは大違いってことね」チラッ

にこ「なんでこっちみんのよ!」

希「うぅ…受験のこと思い出して頭痛くなってもった」ハァー

海未「希は推薦じゃなかったのですか?」

希「残念ながら一般入試やで」

ことり「そうだったんだ、ちょっと意外だね」

にこ「にこも一般入試にこ」

真姫「でしょうね」

にこ「ちょっとそれどういう意味よ!」

真姫「だって…ね?」

りんぱな「ね?」アハハ…

にこ「あんたたちね~~~!」ウガー



ことり「って、あれ?」

ことり「じゃ、絵里ちゃんは何の相談をしているんだろう?」

一同「あ」



穂乃果「…進路、か」ボソ

穂乃果(絵里ちゃんたち、あと少しで卒業しちゃうんだね…)

穂乃果(そんなの、いや、だよ…)

~~屋上!


海未「ワン、ツー、スリー、フォ」パチパチ


海未「希、ちょっと早いです!」

希「!はいっ」

海未「穂乃果、今のターンは良かったです」

穂乃果「うん!」


パターン!


絵里「皆、遅れてごめんなさいね?ちょっと先生に呼び出されて…」アハハ…

海未「進路相談だったのでしょう?だったら仕方ありません」

絵里「そう言ってもらえると助かるわ」

海未「では5分間休憩しましょう」

一同「はーい♪」

穂乃果「ぅ絵里ちゃんっ!!」ダキッ!

絵里「あらあら、どうしたの?」ナデナデ

穂乃果(進路のこと、聞いてみたい…けど)

穂乃果「なんでも、ないよ・・・」

絵里「?変な穂乃果」クス


穂乃果「ねぇ絵里ちゃん」ボソ

絵里「なぁに?」ボソ

穂乃果「今日、一緒に帰ろ?」ボソ

絵里「別に構わないけど」

穂乃果「えへへ…ありがと♪」

絵里「ほんとどうしたの?今日何か変よ?」

穂乃果「なんでもないよ~」


穂乃果(さっきみんなには話せなかったけど)

穂乃果(これから頑張れば、穂乃果も絵里ちゃんと同じ大学に行ける…かな?)

穂乃果(ううん、今は迷ってる場合じゃないっ!)

穂乃果(スクールアイドルだって、生徒会長だってできたんだ)

穂乃果(海未ちゃんも、ことりちゃんも、そして絵里ちゃんもやってきたことなんだから)

穂乃果(きっと、穂乃果にもできるよね?)



穂乃果(…できるできないじゃなくて、やるんだ!)

穂乃果(絶対…大学でもずっと一緒にいるんだから!)

穂乃果(待っててね、絵里ちゃん…!)

用事で席を外します。

夜にまた投下できるかもしれません。

読んでいただいた方、ありがとうございます。


おつ
途中から凛が凜になってるよ

応援、コメントありがとうございます!
また少し投下します…

>>24
不覚でした!ご指摘ありがとうございます…!今後気をつけますので…

凛ちゃんラーメンのはずれラッシュの影響ですかね…(汗)
シール一枚ぐらい欲しかったですが…

海未「では、今日の練習はここまでにしましょう」

絵里「皆、お疲れ様」

凛「お疲れ様にゃ!」

海未「凛は最近調子良さそうですね。今日もよく頑張ってくれました」

希「海未ちゃんよく言った!凛ちゃんほんまに輝いとるで!
そのうちどっかでラーメンのCMとか入ったりするんちゃぅ?」

凛「えへへ~照れるにゃ」

海未「かわいい後輩が上達していくのは嬉しい事ですが、
簡単に追いつかれても困ります。私たちも頑張りましょう、希」

希「せやな!」

にこ「リリホワはいつ見ても微笑ましいわね」

真姫「そう?」

絵里「ええ。まるで本当の姉妹みたいだわ」

にこ「まぁ、私たちには私たちの道があるわけだし、
別に羨ましいとかじゃないけどね!」

絵里「私はちょっとだけ羨ましいわ」

真姫「何言ってるのエリー。にこちゃんの言う通り路線が違うだけなんだから」

にこ「だけどにこも、凛みたいにかわいい真姫ちゃんはちょっと見てみたいにこ!」

真姫「ヴェエエ?!」

真姫「……わたしって、そんなキャラじゃないし」ボソッ

絵里「ん?何か言った?」

真姫「な、なんでもないっ!!」カァァァ!

にこえり「あはははっ!」

真姫「ワ、ワラワナイデ!」

穂乃果「ちかれたー」

ことり「はい穂乃果ちゃんお水」スッ

穂乃果「ありがとっことりちゃん!」

花陽「もしよかったら、おにぎりもどうぞっ!」

穂乃果「え、いいの?」

花陽「うん!みんなで食べたほうがもっと美味しいから!」ニコ

花陽「みんなもおにぎりどうですか~?」

凛「かよちんのおにぎり!いっただっくにゃ!」><

海未「ちょっと、凛!行儀悪いです!」

希「まあまあ~」

真姫「…私はいいわ」

花陽「え、真姫ちゃん…食べてくれないの?」ウルウル

真姫「ヴェエエ!?」

穂乃果「あーあー、真姫ちゃんが泣かしたー♪」ニッシッシ

にこ「真姫ちゃん酷すぎにこ~」

真姫「イ、イミワカンナイ!!」

絵里「真姫、こういう時は遠慮せずにもらえればいいのよ。はい」っおにぎり

真姫「べ、別に遠慮なんて」アリガト

花陽「そ、そうだよね…花陽のおにぎりなんか、食べたくないんだよね…」

花陽「真姫ちゃんごめんね?無理に食べなくてもいいんだよ?」ウルウル

真姫「!そんなことない!」

花陽「え?」

真姫「は、花陽のおにぎりは美味しいから、つい食べ過ぎてしまうのよ…
それで今日は我慢しようとしてただけなの!」

真姫「そ、そういうことだから、これ貰うわね!」///

花陽「ほ、本当?」パアアアー!

穂乃果「うん!穂乃果もその気持ちすごくわかるよ!」っ二つ目

海未「…毛ほども遠慮してそうに見えないのは私の気のせいでしょうか?」ジトー

穂乃果「」

絵里(真姫にはああ言ったんだけど、これ中身なんなのかしら。
昆布とか梅は正直苦手なんだよね…)

花陽「あ、絵里ちゃんのはこっちだよ?」っおにぎり

絵里「へ?」

花陽「絵里ちゃん梅とかあんまり好きじゃないでしょう?これ塩だから」

絵里「ハラショー!ありがとう、花陽!」パアアアー!

にこ「流石花陽、気が利くわね!」

花陽「ううん、そんなことないよ!」

花陽「絵里ちゃんこそ、この前は苦手なのに無理して食べてくれたんだよね?」

絵里「気付いてたの…ごめんなさい」シュン

花陽「ううん、花陽こそごめんね?けど花陽はすごく嬉しかった!」ニコ

絵里「花陽…!」

えりぱな「あははっ! うふふっ!」


希「むむっ!?こ、これは!?」

希「…穂乃果ちゃん、このままやとえりちのこと花陽ちゃんにとられちゃうよ?」ボソ

穂乃果「ふぇ?ぬぁんでぇ~?」モグモグ

希(こりゃああかんわ)

~~下駄箱前!


絵里「あ、」

穂乃果「ん?どうかしたの?」

絵里「ちょっと弁当箱を置いてきちゃったみたい。悪いけど先に帰ってて?」

穂乃果「絵里ちゃんは時々抜けてるからねー」ウヒヒッ

絵里「余計なお世話です!」ムー

穂乃果「別に、それぐらい待つよ」

絵里「そんなの悪いわ」

穂乃果「だって穂乃果たち、恋人同士でしょ?そういう遠慮はしないでほしいな」

穂乃果「穂乃果はさ、やっぱりもっと絵里ちゃんと一緒にいたいからね!」///

絵里「穂乃果…」ウルウル

絵里「じゃ、ちょっとだけ待ってて。すぐ戻るから!」

穂乃果「いってらっしゃい~」フリフリ

絵里「♪~」

絵里(やっぱり穂乃果は可愛いわ~!)



絵里(ん?あれは何かしら)ピカピカ

絵里(宝石…?にしては大き過ぎるわね。おもちゃかなにかかしら)

絵里(誰かの落し物っぽいから、明日、職員室に持って行きましょう)



絵里「穂乃果~!」フリフリ

穂乃果「絵里ちゃん!遅いよ~」

絵里「ごめんね!すぐ行くわ!」ダッ

穂乃果「絵里ちゃん?!危ないっ!」

絵里「えっ?うわああっ!?」



絵里?「いたた…」

絵里?「絵里ちゃん大丈夫?」

穂乃果?「なんとなく…穂乃果は?」

絵里?「穂乃果も大丈夫だよ…ってヴェエエッ!?」

穂乃果?「ん?なによ穂乃果、そんな真姫みたいな声出して…ってヴぇえええっ!?」

絵里?「な、なんで?」

穂乃果?「うそ、だよね…?」

ほのえり「私(穂乃果)たち」



ほのえり「イ゙レ゙ガヷッヂャッダノ゙?! 」

穂乃果「これは…間違いないみたいね」

絵里「」

絵里「」

穂乃果「穂乃果?そろそろしっかりして」グイッ

絵里「…はっ」

絵里「ぅ絵里ちゃん!!どうしよう!どうしよう!」ガクガク

絵里「って、あれ、今穂乃果の前にいるのは穂乃果だから…あれ?あれ?」

絵里「でも、穂乃果はここにいて…つまり、どういうことなの!?」

穂乃果(…私って、冷静さを失うとあんなふうになっちゃうのね)トホホ

穂乃果「穂乃果、ちょっと落ち着きなさい!」

絵里「ご、ごめんね、絵里ちゃん」

穂乃果(自分に謝れるとかすごく変な感じがするわね)

穂乃果「うん。それより、今の状況を整理してみましょう」

絵里「むむ…整理するも何も、肉体と精神が入れ替っちゃった…だけだと思うけど」

穂乃果「…そ、そうみたいね」

絵里「こういう漫画みたいなことって本当にあるんだね」

穂乃果「希が聞いたら大喜びしそう」クス

絵里「あははっ、そうだね」


ほのえり(んで、これからどうすればいいの?)

穂乃果「とりあえず、互いの家に戻るしかないんじゃないかしら」

絵里「それよりもさ、どっちかの家に泊まらない?」ピカピカ

穂乃果「ええっ?どういうこと?」

絵里「えっとね、実はこういう話は漫画とかでよく出るんだけどね」

穂乃果「まぁそうかもね」

絵里「体が入れ替わると、絵里ちゃんが言った通りにお互いの家に行くのが定番なんだ。
でもね、それじゃダメだと穂乃果は思うんだ!」グッー

穂乃果「それはどうしてなの?」

絵里(あれ、ど、どうしてって?理由なんて考えてないんですけど!?)


絵里「…今だって、互いの言葉遣いとかさ、そのまんまじゃん?」

穂乃果「確かにそうね」

絵里「いくら気をつけようと思っても、直ぐにばれてしまうんだよ!」

絵里「だ、だから!一緒に泊まることで互いに助け合えるんじゃないかな!」

絵里「それに一緒にいた方が今後の対策を練るにも都合がいいと思う!」

絵里(あ、あれ?なんか穂乃果すごいペラペラ喋ってない?)

穂乃果「なるほど。一理あるわ」

絵里「でしょ?」エッヘン!


今日はここまで…!


明日は投下できるかどうか怪しいので、多分次は土曜になるかと思います…


いつものことならが、読んでいただいた方々、ありがとうございます!

土曜まで正座して待ってます


俺にも花陽のおにぎり食わせろ

これからススメ→トゥモロウですねわかります

これより投下を再開します…


スクフェス感謝祭のトークステージ見ました!
国内1千万、世界1.5千万おめでとうございます!


そしてそらまる、あなたは最高です!(確信)


>>39
お待たせしました!でも足痺れたら崩してもいいですよ…?


>>40
花陽「あ、はいっ!今度はもっと沢山作ってきますね…!」


>>41
可能性感じますねわかります

穂乃果(い、一緒に泊まるってことは、この前みたいに、お互い背中流してやったり、髪乾かしたりできるってことだよね?!)

穂乃果(もっとお喋りしたり、うまくいったら…そ、その、ちゅーとかも、できるかしら)

穂乃果(唇に、なんて贅沢は言わないわ。ほっぺにちゅーを目指しましょう!)

穂乃果(ここは女を見せるのよエリーチカ!)


穂乃果「…そうね。じゃあ、今日はどっちかの家で泊めてもらいましょう」

穂乃果「それでいいわね?」


絵里(ちょっとまって穂乃果…本当にそれが最善なの?)

絵里(お泊まり会なんて、その気になればいつでもできるはず)

絵里(μ'sのことを口実にしてもいいし、そもそも口実なんてなくてもいける…と思う)

絵里(そんなことよりも、もっと、今ならではのことって他にないの?)


絵里(……)

絵里(はっ!そういえば、一緒に泊まったりしたら絵里ちゃんの体を堪能できないじゃん!)

絵里(もしうまくいってそういうムードになったとしても、穂乃果が触れるのは穂乃果の体だけ…なんだし?)

絵里(そんなもん誰も得しないよ!)

絵里(むしろ今は、絵里ちゃんの部屋とか、その…体とかを、じっくりと…するべきなのよね?)

絵里(この状況がいつまで続くかわからない以上、一日でも無駄にはできないよっ!)


絵里「ねぇ、絵里ちゃん」

穂乃果「ん?」

絵里「やっぱり、今日だけは互いの家に帰らない?」

穂乃果(え、え??何なの?もしかして、こっちの思惑気付かれた?)ガーン

穂乃果「ど、どうしてよ」

穂乃果「だって、一緒に泊まろうと言ったのは穂乃果でしょう?」シュン

絵里「そ、それはそうだけど、よく考えてみたらね?」アセアセ

穂乃果「…うん、話してみて」


絵里(ぅう、かしこいかわいいエリーチカこと絵里ちゃんに怪しまれずにさっきの意見を覆すには、どうすればいいの!)

絵里(考えろ高坂穂乃果!絵里ちゃんの脳みそを使える今なら、きっと正しい答えを導く事ができるはずなんだよ!)ムムー

絵里(…ひ、閃いた!)


絵里「例えばさ、不自然なのが穂乃果だけなら疲れてるとかで誤魔化せるけど、いきなり泊まりにきた絵里ちゃんまでおかしな行動をとると、もっと怪しまれるんじゃないかなって!」

絵里「そしてほら、意外とすぐに戻っちゃうかもしれないじゃん?」

穂乃果「…」ボー

絵里(さすがに苦しすぎた?)

穂乃果「それもそうね。よく考えてみたら一昨日にだって泊まってもらったんだし、いくらなんでも頻繁すぎると逆に怪しまれる気がするわ」


絵里(やった!!やったよお父さんお母さん雪穂!)

絵里(穂乃果は今日、大人になります!)ココロノナミダ


絵里「そうだよね!ごめんね絵里ちゃん、穂乃果が変なこと言ったばかりに!」アハハ

穂乃果「そんなことないわ。いっしょけんめい考えてくれてありがとう」ニコ

絵里(か、かわいいっ!)キュン


穂乃果「じゃ、念のため、練習だけはしてから帰りましょう?今から互いの真似をするのよ?」

絵里「分かった!!」

穂乃果「準備はいい?行くわよ?」

ほのえり「せーの!」

穂乃果「ほのかだよっ!」

絵里「穂乃果、ハラショーよ!」

穂乃果「ぅえりちゃん!」ダキッ!

絵里「ふふっ、どうしたの?穂乃果」

穂乃果「あのね、穂乃果ね、えりちゃんのことが…!」ウルウル


絵里「!?ストップストップストーーップ!!!」

穂乃果「えぇー!?せっかくいいところだったのに~」

絵里「穂乃果の体で変なこと言わないで!!!」

穂乃果「へ、変なこと!?」ガーン

絵里「いくら穂乃果でも、そういうのはもっとムードとか考えて言うんだよ!」

穂乃果「そうだったかしら?」

絵里「そーうーなーんーでーす!」

穂乃果「ふふっ、まぁ、今回はそういうことにしておくわ♪」

絵里「むむむ~~!」

~~帰り道!


穂乃果「…」テクテク

絵里「…」テクテク

穂乃果(さっきは有耶無耶になったけど本当に大丈夫かしら?)


穂乃果「…ねぇ、絵里ちゃん」チラッ

絵里「…」テクテク

穂乃果「絵里ちゃん!?」グイッ

絵里「わわわっ!ど、どしたの絵里ちゃ」

穂乃果「駄目でしょ穂乃果。今は私が穂乃果で、あなたは絵里なのよ」ボソ

絵里「そ、そうだった!じゃなくて、そ、そうだったわね~」アセアセ

穂乃果「はぁ~やっぱり…本当頼むわよ…」

絵里「が、頑張ります…」アハハ…


絵里「ねぇ、穂乃果」テクテク

穂乃果「ん?なぁに絵里ちゃん」テクテク

絵里「やっぱり誰かと相談した方がいいかしら」

穂乃果「…それはなんとも言えないわね」

絵里「…」ジトー

穂乃果「はっ!それはなんとも言えない、かな!」アセアセ


穂乃果「多分誰かに言ったところでふざけてると思われるだけだろうし」

穂乃果「そもそもこうなった原因をわからない以上、たとえ信じてもらえたとしても打つ手がないのは同じだよ」

穂乃果「絵里ちゃんが言った通り、明日には元に戻るかもしれないしね!」

絵里「もし戻らなかったら?」

穂乃果「そ、その時はその時だよ!」アハハ

絵里「……」


穂乃果「とにかく、今私たちにできるのは自然に元に戻ることを祈ることぐらいなの」

穂乃果「今日を凌いで、明日学校でこうなってしまった原因について考えよ!」


絵里「…そうよね」

絵里「少し不安だけど、穂乃果と一緒ならなんとかやっていける気がするわ」

穂乃果「心配しないで!何があっても絵里ちゃんは穂乃果が護るから!」グッ

絵里「は、ハラショー!それはすごく頼もしいわね!」

穂乃果「だから、絵里ちゃんも穂乃果のこと、ちゃんと護ってね?」ウワメヅカイ

絵里「」キュン

絵里「ああもう可愛いわ!!」モギュッ!

穂乃果「ちょ、ちょっと外ではやめなさいっ!!」

絵里「穂乃果、口調が元に戻ってるわよ?」ニコッ


絵里「送ってくれてありがと」エヘヘー

穂乃果「これぐらい当然だよ!」

絵里「さてさて…ここがあの女のハウスね!」ドヤ!

穂乃果「」

絵里「いや~一回言ってみたかったんだよね~」

穂乃果「それ、絶対間違ってるわよ」ハァ

絵里「へ?」キョトン

穂乃果「はっ…!な、なんでもないわ」

絵里「変な絵里ちゃん」

穂乃果「…絵里ちゃんじゃなくて、穂乃果でしょ?」グイッ

絵里「あっそうでした!変な穂乃果…って、これじゃ自分の悪口になってんじゃん!」

穂乃果「だからちゃんと絵里になりきってよ?私も穂乃果になりきれるように努力するから」

絵里「うん!!」

穂乃果「じゃ、また明日」

絵里「また明日~」フリフリ

~~絢瀬家!


絵里「たっだいまっ!」

亜里沙「おかえり!」

絵里「おお亜里沙ちゃんだ!」ダキッ

亜里沙「きゃっ!どうしたのお姉ちゃん」ウワメヅカイ

絵里「いや〜亜里沙ちゃんはかわいいなと思って!」エヘヘ

亜里沙「そういえばお姉ちゃん、今日は遅かったね。何かあったの?」

絵里「ん?普通だよ? μ'sの練習と、生徒会の仕事もあったし」

亜里沙「えっ、お姉ちゃんまだ生徒会のお仕事してるの??」

絵里(しまった)アセアセ


絵里「…穂乃果が助けてって言って、ちょっと手伝っただけよ?」

亜里沙「なんだ、そっかー」

亜里沙「お姉ちゃんと穂乃果さん、恋人同士だもんね!」

絵里「そ!ラブラブだよ?」エヘヘ

亜里沙「ハラショー!」キラキラ


絵里(そういえば、晩ご飯とか普段どうしているのか絵里ちゃんに聞いてないや…)

絵里「じゃ亜里沙、お姉ちゃんちょっと着替えてくるね」

亜里沙「はぁい~」

絵里(絵里ちゃんに電話してみよう)

~~その頃 高坂家!!


穂乃果「ただいま-」

雪穂「おかえりお姉ちゃん」

穂乃果「あら雪穂ちゃんじゃない。お邪魔します」

雪穂「…雪穂ちゃん?」ジトー

穂乃果「はっ」タラタラ

穂乃果(何やってるの絵里!さっそくばれそうじゃない!)

穂乃果(今のあなたは高坂穂乃果なのよ!)

穂乃果(ここは気を取り直して)

穂乃果「なん~ちゃって!やっぱおかしかった?」エヘヘ

雪穂「まあお姉ちゃんがおかしいのはいつもの事だからね」

穂乃果「あはは…」


雪穂「…そんなことより今日はずいぶん遅かったね。生徒会?」

穂乃果「まぁね〜この時期には毎年大変だ…って絵里ちゃんに聞いたからね!」

雪穂「どうせ海未ちゃんとことりちゃんに迷惑ばかりかけてるんでしょ?」

穂乃果「そんなことないわ!最近の穂乃果は本当に頑張ってるもの」


雪穂「…?」

穂乃果「…って、絵里ちゃんも言ってくれたんだからね!大丈夫!だと、思う…よ?」

雪穂「本当かな?」ジトー

穂乃果「ほ、ほんとうだってばー」アセアセ

雪穂「どうだか」


PiPiPi!


穂乃果(電話?…穂乃果からね)

穂乃果「んしょっと」

穂乃果「はいもしもし」

絵里『もしもし絵里ちゃん?』

穂乃果「どうしたの、絵 里 ちゃん?」

絵里『…穂乃果ちゃん』

穂乃果「大丈夫なの?まさかとは思うけど、ばれてないわよね?」

絵里『だ、大丈夫だよ!』

絵里『そんなことより、絵里ちゃんってお家でどんな感じなの?』

穂乃果「どんな感じって?」

絵里『たとえばご飯の用意とか、お風呂とか』

穂乃果「そういえば言ってなかったわね」

絵里『でしょ』


穂乃果「今日の食事当番は亜里沙よ。洗い物はいつも一緒にやってる」

絵里『そうなんだ!』

穂乃果「あとはお風呂の用意と、寝る前の柔軟かしら」

絵里『うん、わかったよ!』

穂乃果「色々頼んじゃって悪いけど、お願いするわ」

絵里『お任せあれ!』

穂乃果「じゃ、おやすみ穂乃果」

絵里『おやすみ~』


穂乃果(そういえば、こっちが気をつけないといけないのを聞けなかったわ)

穂乃果(…メールやラインだと履歴が残ってしまうわね)

穂乃果(なんでわざわざ電話?と思ったけど、穂乃果もちゃんと考えてるってことね)


ホノカ~ゴハンデキタワヨー

穂乃果「はーい!」

穂乃果(けどもうおやすみとか言っちゃったし、明日聞くことにしましょう)

~~絢瀬家


絵里「いよいよこの瞬間がやってきましたっ!」グッ

絵里(絵里ちゃんのお体でお風呂タイム!)

絵里(亜里沙ちゃんを先に入らせたからのんびりできる!ひょっとして穂乃果って天才かも!?)


PiPiPi!


絵里「で、電話!?こんな時に?」ガーン

絵里「ええい、誰だよっ!私のお風呂タイムを邪魔するやつは!」


えり携帯『東條 希』

絵里「うわっ、希ちゃんか…ばれないように気をつけないと!」


絵里「も、もしもし?希?」

希『よっ、えりち!』

絵里「どうしたの?こんな時間に電話なんてかけて」アセアセ

希『いや…さっき穂乃果ちゃん占ってあげたの覚えとるん?』

絵里「ええ」

希『実はな、そのあとえりちのもこっそり占ってみたんやけど…』

絵里「それで?」

希『なんだか近いうちにえらいことが起こるらしいんよ』

絵里(もう起こってるけどね)

希『それでな、ちょっと心配になって電話してみただけや』

絵里「そう、ありがとう希」

希『もし何か起こったらいつでも言って!うちら親友だから』

絵里「肝に銘じておくわ」

希『ほなえりち、また学校でな!』

絵里「ええ、おやすみ希」

希『おやすみ~』


絵里(希ちゃんに嘘、ついちゃったね…)

絵里(明日には元に戻ってたらいいな)

絵里(!そんなことよりおっ風呂~お風呂!)

~~絢瀬家 風呂場


絵里(ど、どうしよ)ドキドキドキッ!

絵里(やっぱり緊張しちゃうよ~)

絵里(着替えの時は、絵里ちゃんの部屋着姿思い出してあわせるのに夢中だったけど)

絵里(やっぱりこれ、絵里ちゃんを脱がせているんだと思うと…)カァァァ


絵里(今頃、絵里ちゃんも穂乃果の体で風呂入ってたりするのかな…)

絵里(や、やだ、穂乃果ったら!)

絵里(これじゃまるで変態さんだよ…うぅ)

絵里(早く脱ごう)ヌギヌギ


絵里「お邪魔しま~す」モゾモゾ


絵里(わぁ///やっぱり肌、白いしすべすべ///)

絵里(おっぱいも大きいし、足とかはすらっとしてて…それで筋肉とかもほどよくついてて、本当羨ましいや)


絵里(いつか穂乃果も、絵里ちゃんとえっちいことするようになるのかな?)

絵里(やだ、絵里ちゃんの体見てるだけで、穂乃果変な気分になっちゃたよ///)

絵里(早く体洗って風呂入ろ)

~~同時刻 高坂家 トイレ


穂乃果「」モゾモゾ

穂乃果(おおお落ち着くのよ絵里!)

穂乃果(これは決してやましい行為じゃないの!)

穂乃果(お手洗いはあくまでも生理現象なんだから、しょうがないでしょう?)

穂乃果(ただパンツを脱ぎ、便座に座って用を済ますだけなの!)

穂乃果(むしろこういうのは我慢すると穂乃果の体に悪いだけなんだから!)

穂乃果(じゃ、ぬ、脱ぐわよ…?)

穂乃果(ごめん穂乃果!)ヌギヌギ


……




穂乃果「生きかえるぅ…」ハァ

雪穂「お姉ちゃん、早く風呂入ってよ」

穂乃果「おおおお風呂!?」

雪穂「?」

穂乃果「な、なんでもない…よ?」アハハ

雪穂「どうしたの?なんか変だよ?」

雪穂「いや、お姉ちゃんが変なのはいつも通りなんだけど、いつもより変というかなんというか」ブツブツ

穂乃果「そ、そんなことないよ?じゃ穂乃果風呂入るね~」ダッ

雪穂「あっ逃げた」

~~絢瀬家 絵里の部屋


絵里「いいお湯だったな~」ツヤツヤ

絵里(亜里沙ちゃんにコーヒー牛乳をもらって)

絵里(大好きな絵里ちゃんの髪だから、いつもより丁寧に乾かして)

絵里(ベッドに潜ったら、絵里ちゃんの匂いがしました)クンクン


絵里(絵里ちゃんの体、すごく敏感だったよね)ドキドキ

絵里(ほんの少しかすっただけなのに、こんなにドキドキしちゃうんだもん)

絵里(穂乃果が触ってあげたら、絵里ちゃん気持ちよくなってくれるかな)


絵里(……さっきからえっちぃことしか考えられないや)ドキドキドキドキ

絵里(穂乃果って、こんなにいやらしいコだったの…?)

絵里(絵里ちゃんの体を、もっと、触りたい)

絵里(……絵里ちゃんの体で…シたい)


絵里(今鏡を見たら、絵里ちゃんはどんな淫らな表情をしているんだろう…)ゾクッ

絵里(…そんなの、ダメなのに)

絵里(絵里ちゃんの匂いがいっぱいで)

絵里(なん、だか、絵里ちゃんに抱かれているみたい…)ウットリ



絵里「ん…ぅん、…っ♥」



絵里「あ、ぁっ… ぃやん、えり、ちゃ…ん♥」



絵里「す、すき♥……だいしゅき、だよぉ… ///」




◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

今日はここまで…!

月曜か火曜にはまた投下したいと思います。

それでは、良い週末を!


遅くなりましたがこれからまた投下していきます


今日もよろしくお願いします!


~~次の日 朝 ことほのうみ集合場所


穂乃果(昨日はお風呂入ってからずっとドキドキしてて、眠れなかったわ)

穂乃果(ようやく眠れたのが、夜の3時過ぎ)

穂乃果(なんとか7時には目が覚めたけど、流石に眠いわね)


穂乃果(頭もぼーっとしてるし、気をつけないと入れ替った事ばれちゃうかも)

穂乃果(特に幼馴染の二人には要注意ね)

穂乃果(悔しいけど、今のところ私よりも穂乃果のことをたくさん知ってるはずだから)


海未「今日も時間通りに来たと思いきや、目が死んでますね」ボソ

ことり「穂乃果ちゃん何かあったかな」ボソ

海未「いつもよりテンションも低いですし、心配ですね」ボソ

~~3年生教室!


絵里(うぅ…夜全然寝れなかったよ…)

絵里(結局何回も絵里ちゃんでヤっちゃったし…)

絵里(恥ずかしすぎて絵里ちゃんと会えないよ…)トホホ

絵里(ああもう!イミワカンナイだよ!)


希「やっほーえりち♪」

絵里「の、希ちゃん」

絵里(はっ!ついちゃん付けで呼んでしまった!)タラタラ

希「…?どうしたん?なんか元気なさそうやけど」

絵里(よかった気付いてないみたい)


絵里「あら、そんなことないわよ?」チラッ

希「ならええんやけど」

絵里(やばっ、本格的に眠くなってきた…)ウトウト

絵里「ねぇ希?私ちょっと寝るわね」

希「???」


希「やっぱり体調悪いんちゃう?」

絵里「…そうかも」ウトウト

希「なら保健室いこ?」

希「流石に元生徒会長さんが教室で居眠りするのはよくないし、な?」

絵里「…わかったよ希ちゃん」テクテク



希(……)


~~二年生教室!


穂乃果(うぅ…眠いけど、穂乃果のためにも頑張って授業うけなきゃ…)ウトウト


先生「今求めた数式③を上の②に代入すればー」


海未(おや?穂乃果が寝ずに授業を受けてますね)

海未(ようやく私の言うことを聞いてくれる気になったのでしょうか?)

海未(自分の頬を叩いてまで…頑張ってください、穂乃果!)ウルウル


穂乃果(さ、流石にこれ以上は無理だわ…)

穂乃果(生徒会長が教室で居眠りするわけにもいかないから、保健室で少しだけ休みましょう)ウトウト

~~保健室!

絵里(…保健室に来ちゃったけど)

絵里(こんなところでねれるわけがないじゃん!)

絵里(保健室といえば、体育倉庫と並ぶえっちスポットなんだよ!)


絵里(こ、こんなところでシちゃったら、きっときもちいんだろうな…)

絵里(制服にしわがついちゃいけないから、脱いて…)ヌギヌギ


絵里(カーテン張ってるから、大丈夫だよね?)ウルウル

絵里(え、絵里ちゃんが悪いんだからね?こんなにえっちな体してるんだもん…♥)


コンコン


穂乃果「あのー先生いらっしゃいますか?」

絵里(??!!え、絵里ちゃん?!」


絵里(しまった!!!声が!)


穂乃果「…だ、誰かいるの?」オロオロ

絵里(や、やばい!!パンツ!)アワアワ


穂乃果「穂乃果?」


絵里(ば、ばれて…ない?)

絵里「え、絵里ちゃん。おはよう…」シーツグイッ


絵里(どうしよ、絵里ちゃんの顔、恥ずかしくて見れないよ…)


絵里「ぅえりちゃんどうしたの?保健室になんて」

穂乃果「実は昨日あんまり寝られなくて…」


絵里(え、それってどういうこと?)

絵里(ままままさか、絵里ちゃんも穂乃果の体でヤってたってこと?」カァァァ


絵里「へ〜、ちなみに何してたの?」

穂乃果「ん?言わなきゃ…ダメ?///」

穂乃果(…中学の時の卒業アルバムとか漫画とか勝手に色々見ちゃったけどよく考えてみたらこれ結構やばくない?)タラタラ

絵里「」

絵里「」

絵里(…絵里ちゃんのこの反応はつまりそういうこと…なんだよね)ゴクッ


絵里「大丈夫だよ、絵里ちゃん!穂乃果はどんな絵里ちゃんでも受け入れられるよ!」

穂乃果(え?まさか部屋漁ったの気付かれた?)

穂乃果「な、何のことかしら?」

絵里(うん?もしかして違った?)


絵里「え、えりちゃんも、ヤっちゃった、ってことだよね…?」


穂乃果(やっちゃった?)

穂乃果(…ああ、私物を勝手に…ってこと?)

穂乃果(でも素直に謝ったら許してあげるってことだよね?)


穂乃果「そ、そうなの…!やっちゃったの!本当はいけないって知ってたのに」

穂乃果「ごめんなさい穂乃果。私、もっと穂乃果のことを考えるべきだったわ」


絵里「」ブワッ


絵里「そ、それでね絵里ちゃん」

穂乃果「ん?」

絵里「実は穂乃果も、ちょっとだけイケナイことしちゃったかも、しれない」

絵里「絵里ちゃんに謝らないといけないこと、いっぱいしたかもしれない」

絵里「絵里ちゃんはそんな穂乃果を、許して、くれる?」ウルウル

穂乃果「」


穂乃果(ど、どういうことなの?)

穂乃果(穂乃果も私の卒業アルバムとか見ちゃったってことだよね?)

穂乃果(やだ、ちょっと恥ずかしい…)カァァァ!

穂乃果(でも、見られちゃまずいものは置いていないはずよ)


絵里(絵里ちゃん思いっきり赤くなってる…)


穂乃果「…そんなの当たり前じゃない!」

穂乃果「たとえどんな穂乃果でも、私は受け入れるに決まってるわ!」


絵里「…し、下着脱いだりしたのに…?///」


穂乃果(し、下着!?)

穂乃果(ああ、穂乃果も私の体でお手洗い行ってたのね)

穂乃果「そんなのお互い様でしょう?」ニコッ


絵里(え、絵里ちゃん///大胆すぎるよ…)

絵里(もしかしたらああいうことで悩んだりするのって穂乃果ぐらいだったりして?)

絵里「あ、あああそこも、触ったり…したのに…?///」カァァァ!


穂乃果(やっぱり穂乃果も私と同じ事で悩んでいたのね…!嬉しいわ!)


穂乃果「そんなこと全然気にしないわよ!だって生理現象なんだもの」

穂乃果「むしろした後綺麗にしてもらえなかったら怒るからね!」



絵里「ぅ絵里ちゃんー!!!」ダキッ

穂乃果「よしよし」ナデナデ


絵里(そして、穂乃果たちはそのまま仲良くベッドに潜り込みました)

絵里(もちろんしわがついちゃいけないから制服は脱いだままで)


絵里「ねぇ絵里ちゃん」

穂乃果「なに?」

絵里「変なこと聞いてもいい?」

穂乃果「答えるかは内容次第だけど」

絵里「えっとね、絵里ちゃんは穂乃果で何回、その、…シたの?」


穂乃果(…?お、お手洗いのことだよね?)

穂乃果「ん~2回、いや、3回…かな?登校してからも一回行ってるし」

穂乃果(なんだかんだでご家族や海未とことりの前で穂乃果のふりし続けたせいで、緊張しまくってたから…水とかも沢山飲んじゃって)


絵里(!!!!????)

絵里(と、登校してからも…イったのえりちゃん????!!)カァァァ


穂乃果「でもなんでそんなこと聞くのよ。流石に私でも少し恥ずかしいわ///」

絵里「」


絵里(これ絶対誘ってるんだよね?ね?)

絵里(絵里ちゃんってああ見えても結構乙女チックなところあるから)

絵里(たとえ下級生相手でも、相手からシてもらうのを待ってるとか?)


絵里(ごめんね絵里ちゃん!穂乃果絵里ちゃんの気持ち全然わかってあげられなくて!)

絵里(でももういいよ!これからは穂乃果が絵里ちゃんをいっぱい幸せにしてあげるからね!)


わいわいがやがや


希「えりち~ちゃんと寝てる~?」

海未「穂乃果、具合はどうですか…?」

ことり「ことりも来たよ~?」


絵里「」ドキドキトドキドキ

穂乃果「」ドキドキトドキドキ


~~アイドル研究部!


絵里「…」セイザ

穂乃果「なんで私まで…」セイザ

海未「いったい何を考えているんですかあなたたちは!」

海未「特に絵里!!」

絵里「ひ、ひゃい!」

海未「いくら恋人同士と言えども保健室であんなことをするなど!非常識です!破廉恥すぎです!」ガミガミ

絵里(うう、ごめんね絵里ちゃん…)


海未「穂乃果も穂乃果です!」

穂乃果「……」ピィー

海未「なっ!その態度は何なんですか!」

穂乃果「…だって穂乃果は何もしてないもん」

海未「っ、た、確かにそうですが…」


海未「この場合は、その何もしてないってことが問題なのです!」

海未「恋人が道を外しそうになったら、それを正さなければなりません!」

絵里「ねぇ海味、悪いのは全部私なんだから穂乃果を責めるのはやめて」

海未「も、ち、ろ、ん。絵里にもちゃんと説教しますので少し待ってくれませんか?」ニコッ

絵里「」


希「まあまあ、海未ちゃん?そろそろええんちゃう?」

海未「希?」

絵里「の、希ちゃん…!」

穂乃果(ば、ばかっ!こんな時に)

絵里(ご、ごめんー!!)タラタラ



希「…ちょっとえりち借りてもらうで」ニコッ

はい今日はここまでー!


今日も付き合ってくださった方、ありがとうございます。


続きはまた明日投下していきたいと思いますので


よろしければまた読んでください。

お待たせしました…! これから再開します。


ニコ生破壊活動を見ているうちに水曜と木曜が…申し訳ありません!


アニメからのニワカな>>1なので…


明日の朝一の劇場版チケットとLV付きチケットも無事手に入ったのですごい楽しみにしています。


あとは結構日にちがたってしまったけどのんたん誕生日おめでとう!

~~隣の空き教室!


絵里「」タラタラ

希「そろそろ話してくれへん?」

絵里「ナ、ナンノコトカシラ?」メソラシ

希(あくまでもしらばっくれる気みたいやね)

希(ならうちにも考えがあるで)ニヤリ


絵里(…?)


希「なぁ、えりち?」ウワメヅカイ

絵里「!!?」

希「今日もえりちのとこ行ってもいい?」

希「一昨日はその、すごく良かったから///」

希「ほら今でも、あの夜のこと思い出したらうちおかしくなりそう」ウットリ


絵里(え、こ、これはどういうことなの?)

希(これでまだたりひんっていうの?なら!)

希「…えりちがうちのこと求めてくれて、嬉しかったんよ」チラッ


絵里(の、希ちゃんのことを、求めた…?絵里ちゃんが?)


絵里「な、何言ってるの、希…?」

希(おっと、かかっとるかかっとる♪)


希「…忘れてたとは言わせへんよ?」ウルウル

希「あんなに激しくシてくれたのに…」


絵里「そ、そんなの嘘だよ!何言ってるのさ希ちゃん!!」

希「やっと尻尾出したな、穂乃果ちゃん」ニコニコ


絵里「…そうだよ私穂乃果だよ!」

絵里「そんなことより今のはどういうことなの??」

絵里「絵里ちゃんは穂乃果の彼女、なのに」

絵里「まだキスも、してくれなかったのに…!」


希(あ、まだキスしてないんだ)

希(まあ穂乃果ちゃんが正体を現したわけやし、そろそろ…)


絵里「希ちゃんが尻尾振ったの?」

希「?!」

絵里「…そのでかいおっぱいで、絵里ちゃんを誘惑したんだ…!」ギリッ

希「ちょっと待って、ほ

絵里「どうしてなの…?絵里ちゃん…穂乃果、信じてたのに…」ポロポロ

希「ね、ねぇ穂乃果ちゃん?うちの話を…」

絵里「止めて希ちゃん、これ以上穂乃果を惨めにしないで…!!」ダッ


希「これはまずい」タラタラ

希(本格的に誤解されちゃったみたいやな)

希(ちょっとだけからかうつもりやったのに)


希(…穂乃果ちゃんを追う?それともえりちを呼ぶ?)

希(恐らく、どっちも逆効果や)

希(だとしたら……)

~~屋上!


絵里(そうだよね。絵里ちゃんみたいな人に、穂乃果なんて、つりあうわけがないんだよね…)

絵里(絵里ちゃんは優しいから穂乃果の告白断れなかっただけで、本当は…)ポロポロ


にこ「にっこにっこにー!」ヒョコ


絵里(えっ、にこちゃん?)グスッ

絵里「にこ…?何か用?」


にこ「何か用じゃないわよ!ったく…あんたこそどうしたのよ」

絵里「何、が?」


にこ「顔、ビショビショだけど?」

絵里「あっ…」

にこ「あんたも一応アイドルなんだから、そんな顔するんじゃないわよ」

にこ「…どうせロクでもないことなんだろうけど、このにこちゃんが聞いてあげる」


絵里「…」

絵里「にこちゃんってさ」

にこ「何?」

絵里「好きな人とか、いる?」

にこ「はあ?い、いないわよ!宇宙ナンバーワンアイドルであるこのにこにーにそんな人がいるわけないじゃない!」

絵里「そう」クスッ


絵里「わたしにはね、好きな人がいるの」

にこ「知ってるわよ」

絵里「ええ〜〜〜っ?」

にこ「はあ?まさかばれなかったとでも思ってたわけ?」


絵里(たぶんにこちゃんは穂乃果たちが付き合ってるってことをまだ知らないはず)

絵里(もしわたしの知らない絵里ちゃんが本当にいたとしたら…)


絵里「へぇ〜」

にこ「な、何よ」

絵里「にこはわたしの好きな人が誰なのか知ってるってこと?」

にこ「当たり前よ!あんたが好きなのは希でしょ?」ドヤッ!

絵里「…っ」


絵里「ど、どうして、そう思ったのかしら?」

にこ「横で見てると誰でも気づくわよ!」

にこ「希も満更でもなさそうだし、あんたたちくっ付いたら?」


絵里(あはは…)

絵里(覚悟はしてたけど、ここまではっきり言われたら流石にちょっときついかな)



にこ(希に聞いた時は半信半疑してたけど、本当にこのコ絵里じゃなくて穂乃果みたいね)

にこ(それにしても)

にこ(鈍すぎるのよ、天才的だわ本当)


にこ「な~んてね」

絵里「…?」


にこ「貴方の本当の好きなコって、穂乃果なんでしょ?」

絵里「はあ?何言ってるの?にこ

にこ「にこ言ったわよね。バレバレなのよ」

にこ「最近ずっと穂乃果のことばかり見てるし?」

絵里「…そ、そんな事ないわよ?」

にこ「ただ見てるだけならまだしも、たまに気持ち悪くにやけてるし~」

絵里「き、気持ち悪いって何よ!」


絵里(え、絵里ちゃんが穂乃果のことを見ていた?)


にこ「聞いた事ない?目が合うのは、互いが互いを見つめようとした時だけなの」


絵里(そういえば)

絵里(穂乃果が絵里ちゃんの事を見てると、たまに目が合って)


絵里(穂乃果恥ずかしくなってすぐに目をそらしたりしたけど)

絵里(それって、絵里ちゃんも穂乃果のこと見ていた、ってこと…?)


にこ「やっと気付いたみたいね」

にこ「バカップル同士せいぜい頑張ることね」

絵里「うん…ありがとう、にこちゃん」エヘヘ


にこ(本当、世話が焼けるわね)


にこ「…口調、元に戻ってるにこ」

絵里「だってにこちゃん気付いてたみたいだし」

絵里「絵里ちゃんは秘密にしようって言ってたけど、やっぱりμ'sのみんなを騙すような事はしたくないから」

にこ「…勝手にすれば?」


絵里「あ、それとにこちゃん」

にこ「何?」

絵里「…その、絵里ちゃんが穂乃果のこと好きって、本当?」カァァァ!

にこ「馬鹿ねー。きっとあんたが想像してる以上、絢瀬絵里は高坂穂乃果にメロメロなのよ」

にこ「そんな余計な事思ってる暇があれば元に戻る方法でも考えたら?」


絵里「…そう、なんだよね」ボソッ

絵里「元に戻らなきゃ、だめなんだよね」

にこ「?何わけわからないこと言ってんの?当たり前じゃない」

絵里「あははっ、そうだよね!」

にこ「とにかく!きちんと昼ご飯食べて、午後の授業出てきなさいよ!一応その体は絵里のだから」

絵里「ありがとにこちゃん!そうするよ!」



希(良かった、上手くいったみたいやね)

希(にこっちには今度お礼に愛情たっぷりのワシワシMAXをしてあげよう♪)

希(…さて、と)

希(これで穂乃果ちゃんの方は何とかなったし、後はえりちの方やね)

~~アイドル研究部 部室


穂乃果「すやすや」

海味「……」

希「ん?穂乃果ちゃん眠っちゃった?」

海味「はい。希たちが出てきた後すぐに」ハァ

希「相当眠かったみたいやね」

海味「穂乃果が授業中に居眠りするのはよくあることですが、ここまで本格的にサボるのは珍しいです」

希「そーなん?」

海味「ええ。根は真面目というか、変なところで意地を張りますからね」

希「それはなんとなくわかる気がするなぁ」


希(今は穂乃果ちゃんじゃなくてえりちなんやろうけど、そういうところはほんまそっくり♪)


海味「それで絵里は?どこか行ったのですか?」

希「ん?えりちならパンを買いに購買行ったと思うで」

海味「購買?パン?…絵里がですか?まるで穂乃果みたいですね」

希(あちゃ)

希「珍しいやろ?お弁当忘れたみたいで」

海味「絵里にもそういう日があるんですね」

海未「いや、これは穂乃果に毒されたのでしょうか」

希「…た、たまにはな!えりちって結構おっちょこちょいなとこあるし」

海味「言われてみれば」


穂乃果「…」スヤスヤ?

穂乃果(わたくし、海味の説教がうるさくて寝てるフリをしているだけなんですけれど)

穂乃果(二人揃って言いたい放題言ってるわね)

穂乃果(てか穂乃果ったら、入れ替えのこと隠す気あるのかしら)


希「…それでな?えりちってばー」チラッ

海味「ほうほう」

ことり「へぇ〜」ニヤニヤ


穂乃果「…」


穂乃果(いつの間にかことりも加勢して)

穂乃果(なぜか私の事で盛り上がってるけど)

穂乃果(こ、ここは耐えるのよ絢瀬絵里!)


ことり「そういえば」

希「ん?何なん、ことりちゃん」

ことり「穂乃果ちゃんと絵里ちゃんってお付き合いしてるんだよね?」ピカピカ


穂乃果「」タラタラ


海味「二人の様子から見れば間違いないと思います」

希「あははっ、特に穂乃果ちゃんはな」

ことり「なんか落ち込んでるなと思ったら、いつの間に元に戻ってて、ことりびっくりしたよ!」

海味「ふふっ、絵里に告白すると言った次の日からいつもに増してにやけてましたからね」

ことり「そそそ!でもあれからもう2週も経つのに、私たちにも話してくれないのはちょっと寂しいな…」チュン

希「きっと照れてるだけだと思うよ?」ニヤニヤ


穂乃果「…」スヤスヤ

穂乃果(…これって何の拷問?)


希「それで本題なんやけど」キリッ

ことうみ「???」

穂乃果(???)

希「まあ一応断っておくけど、これはあくまでもうちの想像や」

希「それなりの理由ありのことやけど証拠はない」

海味「つまり?」

希「うちの妄想にすぎないかもしれないし、むしろそっちの方がいいけど」

希「もし事実と違ったとこがあったら突っ込んでもええよ?」チラッ


ことり「…全然話が見えないよ希ちゃん」

希「ごめん。前置きが長くなったけど、言いたいこと自体は簡単や」

希「えりちと穂乃果ちゃんが、入れ替わった」チラッ

ことうみ「入れ替わった?」

穂乃果「……」スヤスヤ

希「…言葉通り、今えりちの体には穂乃果ちゃんの精神が、穂乃果ちゃんの体にはえりちの精神が入っているかもしれない」

海味「…かもしれない、とは?」

希「まだそこの穂乃果ちゃんには直接言われてないからや」

海味「では希はそこで寝てるフリをしているのは穂乃果じゃなく絵里だと言うのですか?」


穂乃果(ここまで見抜かれていたら、もう演技はいらないよね)ハァ

穂乃果「…気付いていたのね。そう、希が言った通り、私は絵里よ」

穂乃果「でも普通逆なんじゃない?入れ替わったとか言っても信じてもらえないのが普通でしょう?」


希「だって二人ともおかしすぎなんだもん」ニヤ

海味「貴女…じゃなくて、穂乃果の寝顔を私たちが何年見てきたと思うんですか?」クスクス

ことり「ね〜」クスッ

穂乃果「全く…貴女たちには敵わないわね」


希「それで、何があったんや?」

穂乃果「さわ?」

海味「絵里?」ニコッ


穂乃果「いやいや、本当に分からないの!」

穂乃果「昨日学校帰りでね、穂乃果と階段でちょっとぶつかっただけなのに、その直後入れ替わっちゃったの」

希「スピリチュアルやね」

ことり「階段でぶつかっただけって…」

穂乃果「本当のことよ」

海味「しかし…」

希「何でもええ、いつもと違うことはなかった?」

穂乃果「いつもと違うこと?うんー」


穂乃果「そういえば」

のぞことうみ「そういえば?」

穂乃果「何か宝石みたいな石を拾ったわ」


希「もうちょっと詳しく話してみて」

穂乃果「練習が終わってから、穂乃果に一緒に帰ろうと誘われて」

穂乃果「…でも私が弁当箱を忘れたから、ちょっと取りに行ったわ」

希「相変わらずのドジっ子っぷりやなえりち」

穂乃果「ほっといてよ!」


海未「それでどうなったのですか?」


穂乃果「…教室で弁当箱を取って戻る途中に、あれはあったの」

ことり「あれ…って?」


穂乃果「宝石のような、緑色の石」

穂乃果「廊下に置いていたあれを拾った」

のぞことうみ「…緑の、石?」ゴクン


希「それで、その石は?」

穂乃果「知らないわよ。今私は穂乃果なんだから」

海未「またふざけてるんですか?」ニコッ

穂乃果「ふざけてないわよ!だって、荷物とかも入れ替ったままなんだもの」

穂乃果「私のかばんは穂乃果が持ってるから、あの子に聞くべきなのよ」

海未「…そうでしたか。では早速穂乃果にも聞いてみましょう」

今日はここまで…!


次の投下は14日日曜日予定です…


劇場版を見たら作業も進むでしょう…多分!


ここでもパイセンはイケメンか

海未が海味になっとるで…


これから再開します…!


自分SS書くのははじめてで、ここからの内容について悩んでましたけれど

悩む時間があればさっさと書き出して次のやつを書けばいいということに気が付きまして

とりあえず最初に考えた方向に進みたいと思います…


ちなみに、劇場版はまあ安定したほのえりでした。

安定しすぎてもう10年次夫婦みたいな?感じだったです

たぶんほのえり好きな方だと見て損はしないでしょう…



>>110-111
パイセンはパイセンなんですよねー

>>112
指摘ありがとうございます!凛の時もいい恥ずかしい…


それとまたちゃんと予定通り進めなかった点申し訳ありません。


初スレからこの様では今後やっていけないと思うのでこれからはきちんと守れるように努力します…


(今ちょっと暗号がずれてきてますが大丈夫ですかね…)

~~三年生教室!


希「えりちいるー?」

モブ「東條さん!絢瀬さんは…」

希「寝とるし…」

海未「ええい!起きなさい絵里!」

絵里「ん…っ海未ちゃん!?」

穂乃果「絵里ちゃん、申し訳ないけどちょっとかばん見せてくれない?」

絵里「穂乃果?…分かったわ」


ヒソヒソ
μ'sッテナカイイヨネー
ナカガイイカラッテカキュウセイガ…
ネー


希「…流石に目立ちすぎやから隣の教室行こ?」


確かこの暗号であってるはずなんですが…

>>114-115はわざと違うやつをいれたので気にしないでください



~~空き教室!


絵里「そんなことがあったんだ…穂乃果知らなかったけどな」ジトー

穂乃果「ごめんね?大したことないと思ってたし、ほら、あんな事もあったから私ったらつい忘れてしまって」アハハ…

希「流石PKEと呼ばれるくらいあるやんな」

穂乃果「希?今何か言った?」ニコッ

希「な、何でもございませぬ」アセアセ

穂乃果「とにかくそういうわけだから、ちょっとかばん借りるわね」

絵里「うん。元々絵里ちゃんのだし、はい」

穂乃果「ありがと。…んと」


穂乃果「あら?ないわね…ねぇ穂乃果?昨日もしかしてかばん開けた?」

絵里「ううん、開けてないよ?だって宿題とかしないし!」ドヤッ!


ことり「絵里ちゃんがドヤ顔で宿題しないだなんてかわいいっ!」ヤンヤン

海未「自慢気に言う事ではないでしょうが」

絵里「だって三年生の内容なんて知らないんだもん」フン!

海未「そ、それはそうかもしれませんが…」


穂乃果「…やっぱりないわ。ちょっと穂乃果、ポケットの中も確認するわね」

絵里「!ぅ絵里ちゃん!どこ触ってるの?やん、大胆すぎ!」テヘッ

穂乃果「やかましい!」

絵里「ひどっ!」


穂乃果「やっぱりどこにもないわ」

希「っていう事は…」

ことり「希ちゃん、何かわかったの?」

希「分かったってくらいでもないけどな、多分二人が入れ替わったのってあの石のせいやろうなって」

海未「それはどういうことでしょうか?」

希「えりちが拾ったという緑色の石は、二人が入れ替わった後に消えたということになるやろ」

海未「そうですね」

希「ならば二人が入れ替わった時消えたか、誰かがえりちのかばんを開けて回収したかのどちらかになる」

穂乃果「どちらかにせよ、今回の件にあの石が関わっている可能性は高いって事ね」

希「そういうこと!」


希(まあこれはあくまでもえりちと穂乃果ちゃんがうちたちに嘘をついてないとしたら、の話なんやけどな)


希「それともしかしたらえりちや穂乃果ちゃんがうっかり落としたかもしれないけどそれだけは勘弁してほしいな」

ほのえり「落としてないもん(わ)!!」

希「はいはい」


海未「しかし、もしそうだとしたら、肝心な石がなくなった今の状況は」

穂乃果「お世辞でもいい状況とは言えないわね」

絵里「でも、原因がその石かもしれないということが分かっただけでも一歩前進だよ!」

希「そうやね。図書館とかで似たような話があるか調べてみることからはじめよ!」

一同「はーい!」

~~放課後 図書室!


穂乃果(一年生のみんなやにこにも入れ替えのことを話したら、今日は練習を休んで資料探しをすることになったわ)

穂乃果(結局みんなを巻き込むことになったから、何か申し訳ないわね)


絵里「絵里ちゃん、何か分かったー?」

穂乃果「まだ何も…」

絵里「えぇー!つまんない…」

穂乃果「そう言わずに穂乃果も探してみたらどう?」

絵里「だって穂乃果は文字を読むのが苦手でして…」エヘヘ

穂乃果「あのね…穂乃果も数ヶ月後には受験生でしょう?」ハァ

絵里「ギクッ」

穂乃果「穂乃果には穂むらを継ぐという選択肢もあるから別に勉強しろとは言わないけど」

絵里「……」

穂乃果「もし、穂乃果が海未やことりみたいに進学を目指しているのなら少しくらいは…」


絵里「――ね、絵里ちゃん」

穂乃果「ん?何かしら」

絵里「入れ替わっちゃった日にね、絵里ちゃん進路相談してたって言ったよね」

穂乃果「それがどうかしたの?」

絵里「それはどういう内容だったのか、聞いてもいい?」


穂乃果「…穂乃果にはいずれ話さないとって思ってたから、丁度いい機会かもしれないわね」

穂乃果「私、推薦取り消してもらおうと思ってるの」

絵里「えっ?」

穂乃果「あんなことしたら学校や後輩たちにも迷惑をかけるかもしれないけど」

穂乃果「うちから推薦で行けるところよりも、上を目指したいと思ったのよ」

絵里「そ、それって」

穂乃果「だからね、μ'sの活動だけは維持するつもりだけど、受験が終わるまで穂乃果といられる時間はかなり減ると思うの」

絵里「そんな…」


絵里(今の穂乃果には海未ちゃんやことりちゃんの志望校ですら手も足も出ない状況だというのに、さらに上を目指す…ってこと?)


絵里「で、でもさ…!」

穂乃果「うまくいかないかもしれないことぐらい、私も分かってる」

穂乃果「まぁ最悪、海未たちと一緒に進学するかもしれないわね」クスッ

絵里「穂乃果にはわかんないよ…推薦でも十分にいい大学に行けるんでしょう?」

絵里「…なんでそこまでしようとするの?」

穂乃果「そうね。今までの私なら…きっと普通に推薦で進学してたと思う」

穂乃果「けどね、μ'sと出会って、穂乃果と出会って…挑戦することの楽しさを分かった気がするの」

穂乃果「今だから言えることなんだけどね、昔の私は努力することや、挑戦することを馬鹿にしてた」


穂乃果「努力することは辛い。もしかしたら失敗するかもしれない」

穂乃果「けど、それはきっと無駄ではないということがわかったから」

穂乃果「だから、私はこれからも頑張れる」

絵里「絵里ちゃん…」

穂乃果「私の心に火をつけたのは、誰でもない貴女なのよ?」フフッ



絵里(そう言いながら微笑む絵里ちゃんの顔は、ちょっと照れていたけど、すごく幸せそうで)


絵里(きっと穂乃果が想像するよりもずっと悩んで出した結論であろうそれは、穂乃果にとってはとってもとっても衝撃的で)


絵里(いつも穂乃果なら頑張ってね絵里ちゃん!応援するよ!と言うはずなのに)


絵里(なぜか、素直に応援する気にはならなかったです…)

~~絢瀬家 絵里の部屋!


絵里「はあ~~何かちかれた~~」


絵里(結局、図書室での収穫はゼロ。他のみんなも似たような状況らしい)

絵里(そして、喧嘩こそしてないけど、あの後絵里ちゃんとはずっとぎくしゃくしてた)


絵里(理由は分かる。穂乃果が絵里ちゃんの味方になってくれなかったから)

絵里(推薦を取り消してその上をと言ってたから、いわゆる難問大…っていうことなんだよね)

絵里(絵里ちゃんの話だと、家族も心配してるし、先生には反対されているらしい)

絵里(当たり前なんだよね…絵里ちゃんなら今からでも受験勉強に専念したらもしかしら…可能性はあるかもしれないけど)

絵里(それはあくまでも受験勉強に専念した時の話であって、μ'sとの両立は…正直言って難しいと思う)


絵里(あの絵里ちゃんが受験勉強と両立するからってμ'sとしての活動をおろそかにするわけないし、そもそもみんなで精一杯頑張らないとA-RISEには敵わないからね)

絵里(もしも最終予選でA-RISEに勝つことが出来たとしたら、決勝は年明け)

絵里(穂乃果としては…絵里ちゃんが推薦をとってμ'sに専念してほしい)


絵里(そう言っても、穂乃果に絵里ちゃんを止める権利なんてないんだよね)

絵里(え…?今穂乃果、止める…って)

絵里(私は、絵里ちゃんが夢を追うことを止めようとしている…?)



穂乃果『穂乃果…貴女も「ファイトだよ!」とは言ってくれないんだね』


絵里(そんな顔をする絵里ちゃんははじめてみたよ)


絵里(…私は、どうすればいいんだろう)

~~高坂家 穂乃果の部屋!


穂乃果(…穂乃果なら、私の気持ちを理解してくれるかもしれないと思ってたけど…)

穂乃果(私の期待しすぎ…だったのかしら)


穂乃果(ちょっと読書でもして、気分転換しましょう)


穂乃果(…そういえば昨日から気になったけど、このノートって)

穂乃果(穂乃果の、日記…かしら?)

穂乃果(へぇ、日記とか書くんだ、ちょっと意外ー)

穂乃果(覗いてみましょう♪)


ほのノート『穂乃果は絵里ちゃんのことが好き』

ほのノート『この思いを大事にしたいから』

ほのノート『日記なんて柄じゃないけど、どうしても文字に残したいと思い、この日記を書くことにしました。』


ペラッ


ほのノート『今日は絵里ちゃんと二人でクレープを食べました』

ほのノート『緊張しすぎてクレープの味なんか覚えていないや…』

ほのノート『ほっぺについたクレープを絵里ちゃんが拭いてくれました』

ほのノート『すごく恥ずかしかったけど、嬉しかったなー』


ペラッ


ほのノート『今日は絵里ちゃんとおかずの交換をしました』

ほのノート『絵里ちゃんは手作り弁当で、穂乃果はパン』

ほのノート『こうなるとわかれば穂乃果もお弁当作ればよかったなー』

ほのノート『お母さんに料理を教えてもらって、絵里ちゃんに美味しいって言われるくらい美味しい弁当を作ってあげよう!』


穂乃果(すごい…ほぼ毎日のように些細なことまで書いている…)

穂乃果(穂乃果はこんなに私を大事にしてくれてたのね…)



ペラッ

ペラッ


ほのノート『目指せ!絵里ちゃんと同じ大学でキャンパス♥ライフ!!!』


ほのノート『今日は偶然海未ちゃんとことりと、進路について話しました』

ほのノート『それで絵里ちゃんの話が出てきたんだけど、どうやら絵里ちゃんは推薦であの大学に行けるみたい』

ほのノート『穂乃果は馬鹿だから、推薦とかは無理なんだけど』

ほのノート『どうしても絵里ちゃんと同じ大学に入りたい!』

ほのノート『まだ一年残ってるから、一般入試?を受ければチャンスはあるんだよね?!』

ほのノート『問題は穂乃果は勉強が出来ないというとこで、今から成績をあげなければならない』

ほのノート『ネットで調べたら、英数は詰まったところまで戻って勉強しなおせば誰でもできるんだって!』

ほのノート『穂乃果なら中2頃?ぐらいかな…恥ずかしいけど雪穂に教科書借りよ!』


穂乃果「な、何なの、これは…」


ペラッ

ペラッ


ほのノート『むむむ…中学数学ってこんなに難しかったっけ…?』


穂乃果(本当に借りてきたんだ…)


ほのノート『絵里ちゃんの推薦が決まってちょっと余裕が出来たら、穂乃果の勉強もみてもらお!』

ほのノート『二人の愛の力があれば、穂乃果にだってきっと出来るはず!』

ほのノート『私、ファイトだよっ!』



絵里『そんな…』

絵里『穂乃果にはわかんないよ…』

絵里『推薦でも十分にいい大学に行けるんでしょう?』


穂乃果(私、穂乃果の思いを全然気付いてあげられなかった)


穂乃果(一緒の大学に行きたい、か…)

穂乃果(正直、出来ることならそうしたい)

穂乃果(私さえ妥協すれば、おそらく穂乃果は頑張ってついてこれると思う)

穂乃果(いいえ、そもそも妥協…なんていえるほどでもないんだよね)


穂乃果(試験まで後わずかという状況)

穂乃果(自分のわがままで、学校や家族に迷惑をかけて)

穂乃果(それで落ちたらはいだめでした~えへへで済むのかしら)


穂乃果(もしかしたらこれは勇気ではなく、ただ自惚れているだけなのかもしれない)


穂乃果(私はどうすればいいの…?)

~~希の部屋!


希「ネットでも収穫なしか…」

希「『魂、意識、精神…の入れ替わり』…どのキーワードでもダメやんなー」

希「現象のことでダメなら、石の方はどうなんやろ。『緑色の石 いなくなった』で…検索っと」

希「おっと、なんか色々と出てきたで!どれどれ…?」


希「強力な呪術を宿した石の中にはまるで宝石みたいに輝くものがあったりする…」

希「なお強力な呪術を宿した石だと、1回術が発動してしまうと消えてしまう場合も
ある…みたいやな」

希「このサイトは役に立つんやね、ブックマークしとこ!」

希「はっ!あかんあかん、今はそれどころやない」


希「呪いと言っても色々ある。時間が経ったら自然的に消滅するやつもあるし、解除しない限り消滅しないやつもある」

希「そもそもなぜあんな石っころが学校の廊下に?」

希「いきなり生えてきたとは思えないし、やっぱり人の手によるものだとしか思えない」

希「誰かが悪意をもって仕掛けたのでなければいいけれど…」


希「とりあえず今のところは様子見と、何かあった時手助けをする…ってところかな」


希(結局何も解決してないというのはきっと気のせいや)



希「ん?これは…?」

~~次の日 放課後 アイドル研究部 部室!


海未「みんな集まったところで、現状の報告と今後の対応に対して考えたいと思います」

にこ「わーい」

凛「にこちゃん魂が抜けてるにゃー」


穂乃果「ごめんね、みんな。私たちのために…」ペコリ

絵里「穂乃果もごめんね」ペコリ


花陽「でも今でも信じられないです…」

真姫「二人の脳みそを覗いてみたいわ、ちょっとさばいてみてもいい?」キラキラ

ほのえり「ひいいっ!」

真姫「やだ、冗談よ冗談」

ほのえり(目が本気だった(わ))


海未「それでは、今の状況に関して何かわかったことがあれば教えてください」


穂乃果「とりあえず今のところ状況に変わりはないわ。私と穂乃果は入れ替わったままよ」

絵里「…その通りだよ」


海未「でしょうね。では、他の方は何かわかったこととかありますか?」

真姫「当たり前だけどパパとママはそのような事例知らなかったわ」

海未「?!真姫?まさか二人のことを両親に話したんですか?」

真姫「ちょっ、違うわよ。そんなことするわけないじゃない」

真姫「学校で友達の友達がそんな噂してたと言っただけよ」


凛「真姫ちゃん友達少ないのによくそんな嘘

真姫「凛、何か言った?」ニコッ

凛「なんでもないにゃ」タラタラ


ことり「でもそうだよね。入れ替わった人が病院に行くわけないもん」

海未「ですね。このようなすぴりちゅあるな出来事は希の方が


にこ「ちょっと!にこにも話しさせてよ!」

海未「おや、にこ。何かわかりましたか?」

にこ「何よその疑わしい目つきは!」

凛「へー凛はにこちゃんに期待するにゃー」

にこ「ちょっと!あんた全然期待してないでしょ!」


にこ「まあいいわ。このにこにーにこちゃんの調査結果を聞いて驚きなさい!」


今日はここまで…!


また近日投下しに来ますので…


読んでいただいた方、ありがとうございます。


今から再開します!


今週は長野でファンミーティングに参加します!
なんと、ほのえりのぞの三人なのですごい楽しみですねー

流石にほのえりは期待しにくいけれど
硝子の花園ばっかり撮るのはやめてもらいたい…

せめて3人でわいわいやって欲しいです!
ほののぞの二人がどんな曲歌うのかもまた気になるところ!


一応夜の部なのですが、金曜の夜から並んだら
昼の部の当日券とか手にすることができるでしょうか…


にこ「にこは図書館で資料を探したけど」

凛「前置きはいいにゃ」

にこ「本当一々うるさいわね!」

にこ「てきとーにそれっぽい本を探してみたら、入れ替りに関する本があったの」

花陽「本当なの!?」

ことり「にこちゃんすご~い!」

にこ「ふふん~!どう?見直した?!」


海未「それで?」

にこ「今日の私に抜かりはないの!これが!その!本よ!」


ドーン


本『サルでもできる入れ替り入門』


一同「」

一同「」

にこ「驚いて言葉も出ないの?このにこにーをもっと褒めてもいいわよ?」

穂乃果「あ、あはは…にこ、ちょっと本の中身を見てもいいかしら」

にこ「いいけど」


穂乃果「……」


ペラッ

ペラッ


海未「どう、ですか?絵里」


ペラッ

ペラッ


穂乃果「まさかとは思ったけど」

にこ「特別にこの本を使って元に戻ってもいいわよ」ドヤッ


穂乃果「トカゲの尻尾にコウモリの爪、ドリアン若干、ペプシコーラ1コップ」

にこ「ん?何そのイミワカンナイ組み合わせ」


穂乃果「コシヒカリ(新潟県産)37粒、ニンニク若干、飛騨の万年雪」

穂乃果「…最後に入れ替りたい相手と自分の身体一部」

穂乃果「これらを混ぜて99日間熟成させると入れ替りの秘薬が完成するらしいわよ」ニコッ


にこ「」


花陽「さ、流石コシヒカリです…!まさか入れ替りの秘薬にも使われるだなんて…!」ピカピカ

凛「かよちんあれは嘘だよ!」

花陽「えぇ!!ヴゾダッダノ゙?!」

ことり「あ、あはは…」


真姫「流石にこちゃんね」ニヤニヤ

にこ「な、何よ!実際やってみないと本当かどうかはわからないじゃない!」

穂乃果「…まさか図書館にこんなふざけた本が置かれているなんてね…」ハァ

希「まあまあ今のはにこっちなりのジョークやろ?」ニコッ

にこ「」


凛「早く次行くにゃ~!」

花陽「次は私と凛ちゃんです」

凛「私たちはテレビ番組を調べてみたにゃ!」

花陽「テレビでは色んな人たちが色んな方法で入れ替わっています!」

花陽「たとえば列車事故にあったりキスをしたり坂から…」


海未「ちょ、ちょっと待ってください!」

りんぱな「?」キョトン


海未「あれはドラマや映画の話ですよね?」

凛「そうだよ?」

海未「ピッションの話はいいです!わかってるんですか?これは現実ですよ?」

花陽「ひっ!ご、ごめんなさいっ!」

凛「けど実際経験してる人が書いたかもしれないにゃ」

海未「それはそうかもしれませんが…」

希「まあまあ聞くだけ聞いてみよ?せっかく頑張って調べてくれたんやし」

海未「希…はぁ、わかりました。希がそういうなら」


凛「海未ちゃん、そんな態度でいいかにゃ?」

海未「それはどういう意味でしょうか?」ニコッ

ことぱな「ひいっ!」オドオド

凛「凛たちは入れ替った人たちがもつ共通点を見つけたのだ!」

ほのえり「なんと!」

海未「いいでしょう…話してご覧なさい」

花陽「当然ながら入れ替りのきっかけには、色んなパターンがありました」

花陽「でもほとんどの場合、入れ替りを解除する方法は一緒でした!」

凛「その方法は!」

真姫「その方法は…?」

凛「CMの後教えるにゃ!」


真姫「ナニソレイミワカンナイ!!!」

真姫「もったいぶってないでさっさと言いなさいよ!」ガー

凛「痛っ!真姫ちゃん痛いよっ~」

海未「花陽、それでその方法とは何なのです?」

花陽「入れ替りが起こった状況を再現すると入れ替りは解除されるんです!」

一同(なんてベタな)

穂乃果「…ベタだけど試す価値はあるかもしれないわね」

絵里「確かに、漫画ではもう一度同じことをすれば元に戻ってたよ!」


希「でも再現ってどうすればいいのかな」

海未「穂乃果と絵里が階段から落ちたらいいのでは?」

希「階段でえりちが転び落ちて、穂乃果ちゃんと頭をぶつかったっけ?」

ことり「え?だったら今度はどっちが転んだらいいの?」

花陽「この場合だと起こった現象を再現したいんだったら穂乃果ちゃんが絵里ちゃんの体で転べばいいかな?」

真姫「そんなわけわかんないことで悩んでもしょうがないわ。もしダメだったらもう一回すればいいだけの話じゃない」

絵里「…ちょっと真姫ちゃん?階段で転び落ちるのって結構痛いんだよ?」

真姫「そんなこと知らないわ。さっさと行ってやっちゃいなさいよ」


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


海未「では早速試してみましょう。穂乃果、準備はいいですか?」

絵里「ばっちりだよ!ぅ絵里ちゃん、覚悟!」

穂乃果「一々大袈裟なんだから…」フッ

ほのえり「せーの!」



ほのえり「いたたたっ…!」

凛「元に戻ったの?」

穂乃果「…いいえ、まだ入れ替ったままだわ」

真姫「じゃ今度は絵里が飛び降りて。時間が勿体無いわ」カミノケクルクル

穂乃果「わかってるわよ…もう」


穂乃果「…ねぇ穂乃果、準備はいい?」

絵里「うん絵里ちゃん!どんとこい!だよ!」

穂乃果「じゃあ行くわね…きゃっ…!」



ほのえり「痛っ!!!」


海未「どうですか?」

絵里「今回も失敗みたい」


希「やっぱり」

ことり「希ちゃん?何かわかったの?」

希「いや、そうわけじゃないけどな?」

希「たぶんこれだと同じことをやったことにはならないんやろうなって」

穂乃果「それはどうしてなの?」

希「だって、石持ってないもん」

一同「あ」



真姫「だから最初から時間の無駄だって言ったじゃない」カミノケクルクル


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


絵里「もう!希ちゃんたら!そんなことは早く言ってよ!」ブー

希「ごめんってばーひょっとしたらって思ってつい!」


ことり「えっと、じゃあことりたちも報告してもいいかな?」

にこりんぱな「どうぞー」

ことり「ありがと~♪」


ことり「ことりと海未ちゃんも図書館に行ったんだ!」

海未「ええ。町の歴史が書かれた本などに似たような事例はないかと思いまして」

希「いいところに目をつけたな!」

海未「あ、ありがとうございます」


ことり「それでね、心と体が入れ替わったといつ話はなかったけど、
急に人が変わったみたいにおかしくなったという話はすごく沢山あったの」

海未「その中で貴族の子息がいきなり犬や鶏みたいな行動をするようになったという話がありましたが、
あれはもしかしたら人と犬が入れ替わった事件だったのではないかと思ったのです」

希「それは…随分斬新な発想やね」

真姫「でも、そういう可能性も完全には否定できないのは事実だわ」

海未「しかしそのような話だと、ただああいう事件があったという事実を述べているだけで、
解決法とかは全然書いてなかったのです…申し訳ありません」

希「あはは…やろうな」

ことり「やっぱり時間が経てば勝手に元に戻ったりするんじゃないかな」

穂乃果「だったらいいんだけど」


にこ「じゃそれを待っていればいいってこと?」

海未「いいえ、それだけじゃ駄目なんです」

穂乃果「というと?」

海未「たとえばこれがあと一週間続くとしたら?」

海未「もしくは、二週間…もっと長引くかもしれません」

海未「それでもいいのですか?」

絵里「そ、それは…」

海未「自然に戻ってくるならそれでいいです。
ただ、実際そうなのか、そしてそれがいつになるのかを分からなくては話になりません」

真姫「それはごもっともだわ」


希「えっと、海未ちゃん?そのことなんだけど」

海未「はい?」

希「そのことなら、多分心配ないんやから安心していいかなって」

海未「そういいますと?」

希「今日から二日あれば二人は元に戻るはずや」

一同「ええ!?」

ほのえり「それは本当(かしら)?!」

希「そうやで〜だから心配せずに今を楽しむことやな!」

真姫「希に言われたら何だか本当にそうなる気がして不思議だわ」カミノケクルクル

希「詳しいことは後から話すから、今はうちのことを信じて!」

希「こんなスピリチュアルなシチュエーション、
しっかり楽しまないと絶対損するんやから!」

~~帰り道!


ほのえり「…」テクテク


絵里(希ちゃんがそう言ってくれたからそっちの心配はしないようにしたいけど)

絵里(昨日の件もあって絵里ちゃんと二人きりは流石に気まずいな…)

絵里(やっぱり穂乃果が先に謝らないと)


絵里「…えりちゃん、あのね」

穂乃果「昨日はごめんね?」

穂乃果「私のことなら気にしないで」

穂乃果「それよりも、穂乃果は穂乃果で考えなければならないことが沢山あるでしょう?」

絵里「…それは」


穂乃果「三日後には先生に私の決定を伝えるつもりなの」

絵里「そう、なんだ」ボソッ

穂乃果「ええ」


絵里「あのね、穂乃果ね、絵里ちゃんのこと…」

穂乃果「ストップ!」

絵里「ヴぇええ?」

穂乃果「…互いにとって一番は何なのか、一緒に考えましょう?」ウィンク

絵里「ぅ絵里ちゃん…!」

穂乃果「そのためにも、今日こそ一緒に泊まるのよ!」

絵里「えええっ!」

穂乃果「返事は?」

絵里「う、うん!」


絵里(…ありがと、絵里ちゃん)


穂乃果「じゃ、今日は思いっきり遊ぶわよ!」

絵里「そだね!!」



◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


穂乃果「私、ゲーセンてあまり来たことないのよね」キョロキョロ

絵里「大丈夫!怖くないよ!」

穂乃果「ねぇ穂乃果、あれは何かしら」

絵里「あれは格ゲーだよ!」

穂乃果「かくげえ?」

絵里「そう!キャラを選んで敵と戦うの!」

穂乃果「へ〜」

絵里「穂乃果もあまり詳しくは知らないけど、やってみる?」

穂乃果「そうね、やってみたいわ」


絵里「じゃあここにお金をいれてー」

絵里「ここのボタンとこのスティックを動けばいいの」

穂乃果「何だかいっぱい出てきたわ」

絵里「この中で気に入ったキャラを選べばいいよ!」

穂乃果「なるほどね…」

穂乃果「なんか悪魔みたいなのとかロボットとかあるんだけど」

絵里「…そこは突っ込んじゃいけないよ絵里ちゃん」アハハ

穂乃果「決めたわ!このいかにも蹴りが得意そうな鉢巻の人で!」

絵里「黒人じゃない方なんだね!」


GET READY FOR THE NEXT BATTLE!


絵里「そしてお相手は…?」

絵里「JOSIE…?見たことないキャラだ!」

穂乃果「元気そうで可愛らしい女の子ね」フフッ

絵里「…絵里ちゃん?」ジトー

穂乃果「コッホン!じゃあここからどうすればいいかしら?」

絵里「とりあえず後ろに逃げて、技を確認したほうがいいね!」

絵里「スティックを左に押してみて」

穂乃果「こうかしら」

絵里「後ろに動くと相手の攻撃を防ぐ事もできるんだよ!」

穂乃果「わかったわ」


絵里「動けるようになったから今度はとりあえずボタン押してみて?」

穂乃果「ええ」ポチポチ

穂乃果「蹴りのほうが強そうだけど、あの子を殴れるのかしら」

絵里「まあまあ、ゲームだしみんな武術家っていう設定なんだから」


絵里(おお、向こうさんが突っ込んできた!)


穂乃果「きゃ!この!この!」


絵里(コンボとか分からないと、ボタン連打しかできないんだよね…)


穂乃果「な、なんで一発も当たらないの!」ポチポチ

絵里(あ、またコンボ入った、向こうさん容赦ないなー)


PERFECT!
YOU LOSE


穂乃果「リーチはこっちが長いのに、全部防御された」

絵里「このゲームは互いの技を知って、自分の技を出せるようになってからの読みあいだからねー」

穂乃果「まず自分の技もしらなくてはどうしようもないってことね」

穂乃果「…勝てないってのはなんとなく分かるけどせめて一発入れたかったわ」シュン

絵里「それだけはしかたないかな…」アハハ


絵里「次はあれやろうよ!」

穂乃果「あれって?」

絵里「銃を撃つゲームだよ!あれは引き金を引くだけだから私たちでもできるよ!」

穂乃果「へ~分かったわ。二人一緒にできそうだしやってみましょう」

絵里「うん!」


穂乃果「きゃ~!!!」ウルウル

絵里「え、絵里ちゃん?」

穂乃果「ゾンビとかコウモリが出てくるとは聞いてないわよ!」ブルブル

絵里「ご、ごめん…」

絵里(目瞑って闇雲に撃ってる絵里ちゃんかわいい)


穂乃果「この!このっ!」

絵里「あそこに回復薬あるよ!」

穂乃果「これかしら?」

絵里「ちょっと絵里ちゃん、そ、それは!」


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


穂乃果「んん~楽しかった!」

絵里「お疲れ様!絵里ちゃん!はいジュース」っジュース

穂乃果「ありがと」


絵里「初ゲーセン、どうだった?」

穂乃果「思ったよりは楽しかったかな」

穂乃果「ダンスゲームとかはとても楽しかったわ」

絵里「えへへ~また二人で来ようね!」

穂乃果「ええ!」

絵里「でも今度来たら、トラップには注意してよね?」ニヤニヤ

穂乃果「面目ない…」トホホ


穂乃果「さて…お泊まりはうちでやるとして」

穂乃果「着替えも必要だろうし、ご両親に挨拶もしないとだから
まず一回穂むらに帰りましょう?」

絵里「うん!実は穂乃果も、ちょっとだけ家族に会いたかったんだよね~」エヘヘ

穂乃果「だと思ったわ」

絵里「さっすが絵里ちゃん!穂乃果のことわかってるね!」

穂乃果「当たり前でしょう?私、これでも穂乃果の恋人なのよ?」フフッ


絵里「絵里ちゃん…穂乃果も絵里ちゃんのこと大好き!」モギュー

穂乃果「もう、穂乃果ったら…ふふ」


絵里「じゃあ、このままうちまでれっつテクテクー!」

穂乃果「穂乃果、家族の前では…わかってるわね?」

絵里「大丈夫!ちゃんと絵里ちゃんになりきるから!」

穂乃果「わかってるなら行動で見せてほしいわ」

絵里「わかってるってば~!もう、絵里ちゃんは心配性だな!」


今日はここまで!


読んでいただいた方、ありがとうございます。


お待たせしました、これより少し更新して行きます…!

更新が遅れるのは色んな理由がありますが、

リアルが少々忙しかったり長野のファンミに行ってきたりしたこともありますが
何よりもオチを考えてないことが一番大きいです。

ちょっと暴走してしまい他のメンバーも巻き込まれる方向で少し書きましたが没にしたり…

入れ替りという美味しい状況を中々うまく活かしてない>>1なんですが
最後まで付き合ってもらえたらありがたいです。

~~高坂家!


穂乃果「ただいま!」

絵里「ただ…お、お邪魔します!」

ほのママ「あら、今日は絢瀬さんも一緒なのね。いらっしゃい!」

穂乃果「お母さ…ん!」

ほのママ「あら、なぁに?」クスクス

穂乃果「今日、絵里ちゃん家で泊めてもらってもいい?」

絵里「…」ソワソワ

ほのママ「… 良いわよ、でもあまりご迷惑かけちゃ駄目だからね?」

絵里「だ、大丈夫だよ…っと思います…」アハハ

穂乃果「じゃ早速、荷造りして来るね!」

絵里「私も~」

ほのママ「はいはい」

~~穂乃果の部屋!

穂乃果「ふう」

絵里「絵里ちゃんお疲れ様」

穂乃果「最初から思いっきりお母様呼ばわりするところだったわ…」トホホ

絵里「二人とも口調にはもっと気を使わないとね!」アハハ


穂乃果(そういえば、昨日のあれ…勝手に読んじゃったことはちゃんと謝らないとね)


穂乃果「話は変わるけど、さ」

絵里「ん?なぁに絵里ちゃん」


穂乃果「ごめんなさい。昨日、見ちゃったの。私」

絵里「ん?どゆこと?何を?」キョトン

穂乃果「穂乃果が私と同じ大学に行きたいと思ってたなんてしらなかったわ」

絵里「何で絵里ちゃんがそれを…あ」


絵里「あれ、見られちゃったのか~」アハハ

穂乃果「ごめんなさい!」ペコリ

絵里「もう、駄目でしょう絵里ちゃん!人のノート勝手に覗いちゃ」ニヤニヤ

絵里「どうしてくれるの~?」ニヤニヤ


穂乃果「…一つだけ」

絵里「ん?」

穂乃果「一つだけ、何でも穂乃果の言う事を聞くわ!」

絵里「…もし穂乃果が推薦消すのやめてって言ったら?」

穂乃果「そ、それは…」

絵里「あははっ!ごめんね?ちょっと意地悪すぎた?」

絵里「じゃあ聞かせて欲しいかな、絵里ちゃんがそこまでして進学したい理由」

穂乃果「穂乃果…わかったわ」

穂乃果「聞いて笑わないでね?」

絵里「もちろんだよ!」


穂乃果「あのね、私には夢があったの」

穂乃果「子どもの頃の、まだ無邪気だった私の…夢」

穂乃果「それは、日本一のアナウンサーになること」

穂乃果「お祖母様に私の元気な姿をテレビ越しでも見てもらいたかった」

穂乃果「その夢も、ずいぶん長い間忘れてたけど…」

穂乃果「穂乃果達と出会えたことで、思い出すことが出来たの」

絵里「絵里ちゃん…」

穂乃果「日本一のアナウンサーになったところでロシアのテレビに映れるとは限らないけど、そこは子どもの考えそうなことね」フフ


絵里「それじゃ、日本一じゃなくて世界一のアナウンサーになればいいよ!」

穂乃果「…へ?」

絵里「日本一で無理なら、もう世界の天辺目指すしかないでしょう!」

穂乃果「いや…流石にそれはちょっと…」アハハ…

絵里「へ?なんで?」

穂乃果「だってそれだと、穂乃果と離れなくちゃいけないでしょう?」

穂乃果「地方局でも構わないなら別に今の大学でも構わないと思うけど、せめて都内の局に入りたいな、なんてね」

穂乃果「きっとその方が、長い目で見て一緒にいられるかなと思ったの」

絵里「ぅ絵里ちゃん!」ダキッ!


穂乃果「言っておくけどね、私は穂乃果との関係を1,2年で終わらせる気はないのよ?」

絵里「うん!き~みの、き~みの!心を放さない~♪だもんね!」

穂乃果「ふふっ、そうね。わ~たし、きっと!素早く逃さない~~♪」


ほのえり「あははっ!」

穂乃果「あ~もう、笑いすぎて涙出ちゃいそうじゃない」

絵里「でも嬉しかったんだもん!」

穂乃果「で、ここからは穂乃果の話なんだけど」

絵里「う、うん」


穂乃果「私が口を挟むべきことじゃないってことは分かってる」

穂乃果「それでも、穂乃果は穂乃果の道を歩いてほしい」

穂乃果「貴女ならきっとどこにいても輝けると思うから」

絵里「そんな、輝けるだなんて…恥ずかしいな///」

穂乃果「あら、私は本気よ?」

絵里「本当にそう思う?」

穂乃果「私が穂乃果に嘘をついたことあったかしら?」

絵里「ううん、ない!」

穂乃果「だったら穂乃果を信じる私を信じてくれる?」

絵里「…わ、わかった。穂乃果は絵里ちゃんを信じる」

穂乃果「よろしい」

穂乃果「よく言えたわね。それでこそ私が選んだ穂乃果だわ!」


穂乃果「行ってきます!」

絵里「お邪魔しました!」

ほのママ「ね、ちょっと!」

穂乃果「はい?」

ほのママ「…何があったかは聞かないけど、うちの馬鹿娘のこと、お願いね?」ウィンク

穂乃果「…任せてください」


穂乃果「全部お見通しだったわね…」テクテク

絵里「…穂乃果的には色々と嬉しいかも」エヘヘ

穂乃果「ふふ」


穂乃果(私のことも、少しぐらいは信頼してもらってるってことかしらね)フフッ

穂乃果(だったらおばさまからの信頼にも応えなくちゃ。頑張るのよ、私!)

~~絢瀬家!

ほのえり「ただいま~」

亜里沙「おかえりお姉ちゃん!穂乃果さんもいらっしゃいです!」

穂乃果「亜里沙ちゃんこんばんは。今日はよろしくね!」

亜里沙「こちらこそ♪」

絵里「じゃお姉ちゃんたちはちょっと着替えてくるわね」

亜里沙「うん!」

~~絵里の部屋!


穂乃果「ふう、たった2日ぶりだというのに随分と懐かしいわね」

穂乃果「自分の部屋ってこんなに落ち着くものだとしらなかったわ」

絵里「それ穂乃果もすごくわかるかも!」

絵里「早く、元に戻ったらいいね…」

穂乃果「ごめんなさい。私があんな石なんか拾ったばかりに…」

絵里「ううん、絵里ちゃんが悪いわけないし、穂乃果は全然大丈夫だから!」

絵里「だから、謝らないで?」

絵里(むしろ、穂乃果のほうこそ色んなことしちゃったもんね…///)

絵里「それよりも、今は二人でいられる時間を満喫しなくちゃだよ!」

穂乃果「そうね」

グゥ~

絵里「」

穂乃果「あら」

穂乃果「ごめんね、私ったらこんな時に…」アハハ


絵里(こんな時におなかがなるなんて…自分の体だから余計に恥ずかしい///)


穂乃果「じゃあまずご飯にしようかしら」

絵里「…はい///」


穂乃果「ああ、そういえば今日の夕食当番って私だったわね」

絵里「ええ!?じゃ穂乃果がご飯作らないと駄目なの?」

穂乃果「流石にそういうわけにはいかないから、一緒に作りましょう?」

絵里「絵里ちゃんありがと!愛してる~っ!」

穂乃果「まあ穂乃果に全部任せたら大変なことになるからね」

絵里「むむ…否定出来ないのが悔しい…」

穂乃果「素直でよろしい!」


穂乃果「ちなみに、穂乃果は何か食べたいものあるかしら?」

絵里「んー絵里ちゃんと作るものなら何でもいいかな!」

穂乃果「それ一番困るような答えなんだけどね」

絵里「でも本当なんだもん!」エヘヘ

穂乃果「じゃあ一緒に買い物に行きましょう?」

絵里「うん!」


絵里「亜里沙ー!私たち買い物行ってくるわね!」

亜里沙「え、買い物?」

絵里「ええ。夕食の食材をちょっとね」

穂乃果「今日の夕食は私たちで作るから、亜里沙ちゃん期待してね?」

絵里「ふふ」

亜里沙「そんな、穂乃果さんはお客さんなのに!私がお姉ちゃんと作ります!」

穂乃果「いいのいいの!そんなこと気にしないで?」

亜里沙「…穂乃果さんがいいなら」

穂乃果「亜里沙…ちゃんは何か食べたいものあるの?」

亜里沙「えっ、亜里沙ですか?そうですね…」

亜里沙「亜里沙はおまんじゅうが食べたいです!」

穂乃果「こらこら、まんじゅうはご飯じゃないでしょう?」

亜里沙「そうでした!」

絵里「じゃあ亜里沙ちゃんも一緒に買い物行く?」

亜里沙「はいっ!」


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇



絵里(絵里ちゃんが野菜選んでるうちに…)チラッチラッ

穂乃果「ねぇ、穂乃果?いちごはちゃんと元のところに戻してね?」ニコッ

絵里「…はーい」ブー


絵里「それで、今日は何作るの?」

穂乃果「今日はトマトとかがすごく良さそうだから、ボルシチとかどうかしら」

絵里「ボルシチって絵里ちゃんの得意料理なんだよね!」

穂乃果「そうよ。子どもの頃よくお祖母様がよく作ってくれたわ」

絵里「今から楽しみだよ~~」

穂乃果「期待して良いわよ?」フフッ

穂乃果「そ・し・て、ハーゲンダッツはまた今度ね?」

絵里「」

~~絢瀬家 リビング!


穂乃果(結局、なんとしてもおやつを買おうとする穂乃果に亜里沙まで加勢して、色々と買ってしまった…)


穂乃果「はぁ…世界中のおばさま方って毎日こんな戦争をしていたのね…本当尊敬しちゃうわ」ヤレヤレ

えりあり「えへへ~」ガリガリクン ガリガリ


穂乃果(まあ二人とも嬉しそうだし、このぐらいならいいかしら)


亜里沙「お姉ちゃん、これすごく美味しい!なんていうの?」

絵里「これはね~ガリガリ君って言うんだよ!」

亜里沙「ガリガリ君?なにそれ!おかしな名前!」アハハッ

絵里「名前がおかしいからって、ガリガリ君を甘く見たら駄目だよ、亜里沙ちゃん」

亜里沙「え?甘くないの?亜里沙のはすごく甘いよ?」


穂乃果「亜里沙ちゃん、今の「甘い」はね…相手を馬鹿にするとか、大した事ないと軽く思うって意味なの」

亜里沙「なるほど!勉強になります!」

亜里沙「それで、何でこのガリガリ君を甘く見ちゃいけないの?」

絵里「それはね…全部食べたら教えてあげる!」

亜里沙「え~?早く教えてよ~」ブー

穂乃果(な、何この可愛い生き物だち…)

穂乃果(見ているだけで買い物で荒れた心が癒される気がするわ…!)

穂乃果(片方が自分の姿だっていうのがかなりシュールだけど…)トホホ

~~夕食後 絵里の部屋

絵里「はぁ〜〜美味しかった!」

絵里「もうお腹パンパンだよ〜」

穂乃果「穂乃果、はしたないからそれやめて」

絵里「い〜や〜で〜す〜」

絵里「絵里ちゃんではしたないこといっぱいしちゃうんだから!」ウシシ

絵里「ほらほら絵里ちゃんお腹丸出ししてますよ〜はしたないでちゅね〜」

穂乃果「もう!本当やめてよね!」

絵里「そう言わずに絵里ちゃんもやってみてよ〜涼しくて気持ちいいんだよ〜?」

穂乃果「いい加減にしないと私怒るわよ?」

絵里「…もしかして絵里ちゃん恥ずかしいの?」ニヤニヤ


穂乃果「もう!穂乃果なんか知らない!」ピィー

絵里「プッ、ほっぺがフグみたいになってる!」ツンツン

穂乃果「…」


オフロノジュンビデキマシター


穂乃果「私、お風呂入るから」

絵里「一緒に入らないの?」ニヤニヤ

穂乃果「イ ヤ で す!」フン!

穂乃果「絢瀬先輩なんかもう知らないです!」


絵里「へーそうなんだぁ〜まぁ絵里ちゃんが嫌なら穂乃果は別にいいよ?」

絵里「その代わり亜里沙ちゃんと入ればいいからね!」ウシシ

穂乃果「なっ!」


絵里「だって今亜里沙ちゃんは穂乃果が絵里ちゃんだと思ってるんでしょ?」

絵里「たまには妹と一緒にお風呂ってのも悪くないかなって」

穂乃果「…って」

絵里「ん?やっと穂乃果と一緒に入る気になった?」

穂乃果「帰ってよ!穂乃果なんか大っ嫌いなんだから!!」

絵里「何で急にキレてるの…」


穂乃果「急?今急にって言った?」

絵里「だってーちょっとからかっただけじゃん!」


穂乃果「そう、知らなかったみたいだから言っておくわ」

穂乃果「私はちょっとからかっただけでキレてしまったり、自分勝手に推薦取り消そうとするような女なの!」

穂乃果「軽蔑したかしら?」

絵里「何でそんな事言うの…」

絵里「穂乃果が絵里ちゃんを軽蔑するわけないよ!」

絵里「穂乃果は本当に、絵里ちゃんがそんなに怒るとは思わなかっただけだよ…ごめんなさい」ペコ

穂乃果「…本当にわかってくれた?」チラッ

絵里「た、多分…」

穂乃果「し、仕方ないわね…今のは私も大人気が無かったし、おあいこにしてあげなくも…ないわ」


絵里「じゃ一緒にお風呂入ってくれる?」

穂乃果「ええ」

絵里「やった!!」

穂乃果「もう。すぐ調子に乗って…」フフッ

穂乃果「何だか貴女に怒ったのが馬鹿らしくなってきたわ」

絵里「まあまあ!穂乃果が馬鹿なのは違わないけど、そんな事ばかり言うと絵里ちゃんも海未ちゃんみたいになるよ!」

穂乃果「海未みたいに?」

絵里「そう!こうやってね、眉間にシワができちゃうんだよ?」


穂乃果「ぷっ、それおかしいからやめて!」

絵里「穂乃果、私の顔がおかしいとはどういうことなのです!?」ビシッ

穂乃果「あはははっ!」

絵里「へへ〜似てた?」

穂乃果「ええ、びっくりしたわ」

絵里「海未ちゃんとはずっと一緒だったからね!」

穂乃果「これからは私のモノマネも出来るようになればいいわね」

絵里「出来るよ!だって穂乃果たち、これからずっと一緒でしょ?」

穂乃果「そうね。じゃ早く風呂入りましょう?」



今日はここまで…!

読んでくださった方々ありがとうございます。


もうちょっとちゃんと書きたいんですけど中々うまくいかないですね…

元々一ヶ月で終わらせるつもりだったのですが…

今度からはなるべく早めに投下したいと思ってます。


ちなみにえりちの子どもの頃の夢がアナウンサーだったというのは一応公式設定で、

その理由に関してだけ少しアレンジしてみました。

穂乃果の将来に関しては、ちょっと悩むところありますがそれはもし書けたら別作品で

乙です
完走さえしてくれるのであればゆっくり自分のペースで進めてくださいな
楽しみに待ってますので


これより再開します。

>>195

本当にありがとうございます!
期待してくれる方がいらっしゃるってことは地味に嬉しいことなのですね…


絵里「…///」ドキドキ

穂乃果「…///」ドキドキ

穂乃果「何照れてるの…///」モジモジ

絵里「絵里ちゃんこそ…」

絵里「絵里ちゃん先輩だから先脱いでよ」

穂乃果「μ'sで先輩後輩は禁止でしょう?ここは言いだしっぺの穂乃果が先に…」

絵里「せーので一緒に脱ぐってどう?」

穂乃果「わかったわ。これじゃきりがないからね…」


絵里「うん、そうこなくちゃ!じゃあ行くよ?」

ほのえり「せーの!」

穂乃果「っ!」ヌギヌギ

絵里「…」ヌギヌギ





穂乃果「よし、入ろう!」

絵里「はーい」

絵里(絵里ちゃんが恥じらいながら脱ぐのを見ようと思ったけど、よく考えたら穂乃果の姿なんだよね…この手はまた今度使おう)

穂乃果「ちゃんと体洗ってから入るのよー」

絵里「わかってるよ〜」


穂乃果「ねぇ穂乃果?流石にちょっと狭くない?」

絵里「ううん、穂乃果はこれぐらいが丁度いいかな」

穂乃果「そう…」


穂乃果(あっちこっち当たってるけど…こんなのって普通なのかしら?)


穂乃果「せめて背を向けない?」

絵里「オコトワリシマス!」

穂乃果「ゔぇえ?!」

絵里「オコトワリシマスって言ってるの!」

穂乃果「…今まで気付かなかったけど、穂乃果ってモノマネ上手いわね」

絵里「ナニソレ、イミワカンナイ///」カミノケクルクル

穂乃果「あはは、今のも似てた!」


絵里「んで、何悠長なこと言ってるの、絵里ちゃん!」

穂乃果「へ?」

絵里「放送人になるからには、モノマネの一つや二つぐらい出来ないとやっていけないんだよ?」

穂乃果「そんな馬鹿なこと…」

絵里「本当だもん!この前新田さん?という人はエア恐竜とかエア蚊とファイトしてたんだもん」

穂乃果「恐竜?蚊?…ね、その新田さんって最近のお笑い芸人か何かなの?」

絵里「ううん、なんかね、声優さんらしいの。歌とかすごい上手かったよ!」


穂乃果「…マジで?」

絵里「うん、マジマジ」

穂乃果「世も末ね…」

穂乃果「ね~」


穂乃果「無性にせつなくなる一方で、あの新田さんって人に感謝の気持ちが沸いてくるわね」

穂乃果「なぜか理由はわからないけれど」

絵里「それ穂乃果も感じた!ありがとう新田さん!」


穂乃果「…それにしても、モノマネ…ね」

穂乃果「そういうの、徳井じゃないけどな…」

絵里「…絵里ちゃん、今漢字間違ってない?」

穂乃果(今よ!)

穂乃果「何それ、意味わかんない」ドヤッ!

絵里「全然似てないよ!!もっとこう!」ナニソレ!イミワカンナイ!

穂乃果「」

絵里「絵里ちゃん、ファイトだよっ!」

穂乃果「拒否するっ!!!」

~~絵里の部屋!


穂乃果「はぁ~」

絵里「ずいぶん長く入ってたね~」

穂乃果「誰のせいだと思ってるのよ、まったく…」

穂乃果「出ようとしたらいきなり抱きついたりして…///」

絵里「えへへ、だってもっと絵里ちゃんと一緒にいたかったもん!」

穂乃果「別にお風呂でなくても一緒でしょ?」

絵里「あれとこれとは別腹ってことで」

絵里「裸の付き合い?みたいな?」

穂乃果「よしわかった。これからは一緒にお風呂入らないことにするわ」

絵里「そう言いながら結局一緒に入ってくれる絵里ちゃんが好きだよ!」

穂乃果「もう、すぐ調子に乗るんだから…」フフ

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


絵里「そろそろ眠くなってきたね…」

穂乃果「もう11時半…穂乃果とお喋りしてると時間があっという間に過ぎてしまうわ」

絵里「体感5分!」

穂乃果「ふふっ、そうね。じゃ横になってもう少しお話ししましょう?」

絵里「うん!」

穂乃果「穂乃果ベッド使っていいわよ。私は布団で寝るから」

絵里「えー一緒にベッドで寝よーよ」

穂乃果「あのね…」

絵里「一緒のベッドじゃないといやだからね!」

穂乃果「仕方ないわね…」

絵里「やった!」


穂乃果(もし海未に見られたりしたら絶対甘すぎるとか言われるよね…)

絵里「えへへ~♥絵里ちゃん早く早く!」トントン

穂乃果(まあ、かわいいからいいか)


穂乃果(それにしても顔が近い…)

穂乃果(自分の顔なんだけど、むしろそれがどうしようもなくぎこちないわね…)

穂乃果(穂乃果にとっての私って、あんな感じに見えてるのかしら…)

絵里「…こうして見ると、やっぱり穂乃果ってあんまりかわいくないよね…」

穂乃果「?」


絵里「絵里ちゃんはこんなにかわいいのに、穂乃果じゃ釣り合わないなーって」

穂乃果「そんなことないわ」

絵里「だって、絵里ちゃんは足長いし、腰も細いし後おっぱいだって」

穂乃果「穂乃果は十分すぎるほど魅力的なの」

穂乃果「むしろ私の方こそ、私なんかが穂乃果を独り占めしていいのか…って思うくらいよ」

絵里「そんなわけないじゃん…」

穂乃果「今だから言えるんだけとね、私は穂乃果のことが羨ましかったの」

絵里「穂乃果が羨ましい?」

穂乃果「そう。…自分のやりたい事があって、それがみんなを幸せにしてくれて、またそれが自分のエナジーとなる…だから貴女はいつまでも輝ける」

絵里「絵里ちゃん…」


穂乃果「ねぇ、μ'sの曲の中で、私が一番好きな曲が何か知ってる?」

絵里「そう言えば聞いたことなかったね。どんな曲?」

穂乃果「それはね、START:DASHなの」

絵里「あ、スタダか!復活したμ'sがはじめて歌った曲だったよね!穂乃果も大好きだよ!」

穂乃果「ううん、勿論9人で歌ったのも良かったけど、私が大好きなのは最初に穂乃果達3人が歌った方なの」

絵里「え?それって…だってあの時、絵里ちゃんは…」

穂乃果「確かに、歌が上手いわけじゃないし、踊りだって素人当然だった」

穂乃果「どう見ても人気を集め学校を救えるとは思えなかったのは事実よ」

絵里「なのに、どうして?」


穂乃果「…けれど、そんな感想と同時にね、貴女達3人が、これ以上ないように輝いているみたいに見えたの」

穂乃果「最初の頃はそれを認めたくなかったわ」

穂乃果「恥ずかしい事だけど、私はバレーで人を幸せにする事が出来なかったの」

穂乃果「力量は私の方がずっと上なのに、輝いていたのは貴女達の方」

穂乃果「それを…私はどうしても認める事が出来なかった」

絵里「絵里ちゃん…」

穂乃果「でもそうしてるうちに亜里沙が貴女達のファンになったり、ネットでも貴女達のファンが増えるようになった」

穂乃果「それも当然だよね。だって、貴女達は私さえも虜にしちゃったんだもの」

絵里(今の絵里ちゃんの顔…凄く嬉しそうな、悲しそうな…)


穂乃果「…と、兎に角、私は貴女を、その、尊敬…してるってことなの///」

絵里「そう、なんだ。えへへ~すごく嬉しい!」

絵里「じゃあ穂乃果は、絵里ちゃんが誇れるに相応しい人間であり続けないとだね!」

穂乃果「私はどんな穂乃果も好きだけど、そうしてくれるともっと嬉しいかもね」フフッ

絵里「うん!頑張る!」

穂乃果「よしよし、良い子ね」ナデナデ

穂乃果(私が穂乃果に撫でられてると思うと、何か変な気分になっちゃうわね)


絵里「それでね、絵里ちゃん」

穂乃果「うん?」ナデナデ

絵里「穂乃果頑張るから、絵里ちゃんにご褒美もらいたいなーなんて」エヘヘ


穂乃果「ご、ご褒美って…」

絵里「もう、それを穂乃果に言わせる気?」

穂乃果「ちょっと穂乃果?!近っ、近いって!」

絵里「絵里ちゃんは穂乃果とシたく…ないの?」

穂乃果「ど、どうしたのよ穂乃果。先から変よ?」

絵里「さっき穂乃果に輝いてるって言ってくれたのは言葉だけだったの…?」ウルウル

穂乃果「そ、そんなことあるわけないじゃない」

絵里「だったら行動で見せてよ!」

穂乃果「で、でもね」

絵里「仕方ないな…もう」

絵里「すぅーっ」

穂乃果「?」



絵里「私と来るでしょ?触れたくなーったでしょ♪既に恋だよ!」

絵里「私といつかは戦うべき相手〜♪」

絵里「それは、君のー、理性かも♪」

絵里「I'm soldier heart!負けないからね、It's soldier game♪」


絵里「/////」

穂乃果「」

絵里「なんか言ってよ〜〜!」

穂乃果「え、ええ…うまかったわよ」パチパチ

絵里「えへへ〜こっそり練習してたんだ〜じゃなくて!それ当たり前だから!今の絵里ちゃんの声なんだから!」

穂乃果「そういうものなの?」

絵里「そういうものです!」


穂乃果「じゃ私も穂乃果の持ち歌歌ってみようかしら」

絵里「えっ本当?何歌うの?!」

穂乃果「そうね〜『Love Marginal』とかどうかしら」

絵里「あ、ラブマジね!穂乃果もすごい好き〜ってちょっと絵里ちゃん!穂乃果の歌聞いてた!?駄目だよ!」

穂乃果「えっ駄目?好きなんだけどな〜じゃ『永遠フレンズ』は?」ニヤニヤ

絵里「それも絶対NGだからね!」

絵里「もう絵里ちゃんたら、わざとやってるんでしょ!茶化さないでよね!」プンプン

穂乃果「でも本当にうまかったもの」

絵里「もういいからその話から離れて!」

穂乃果「わかったわよ…///」


穂乃果「はあ…そういうことはもう少し大人になってから…と思ってたけど」

穂乃果「今更言ったって聞いてくれないんだろうね」

絵里「!!」パアアアッ!

穂乃果「人生の先輩である私が…いけない後輩の穂乃果がこれ以上道を外さないように、清き正き愛を、教えてあげるわ…」


絵里「絵里ちゃん…来て?」

絵里「穂乃果に、愛を教えて?」


穂乃果「もう、そうじゃないでしょ?」

絵里「へ?」


穂乃果「もう一曲、聞かせて?」

絵里「いいけど…どんな曲?」

穂乃果「永遠…」

絵里「怒るよ?!」

穂乃果「もう、せっかちなんだから」

穂乃果「今の穂乃果の気持ちがこもっているならどんな曲でもいいわ」


絵里「…よく考えてみたらこれってかなり恥ずかしいんだけど」

穂乃果「あら、穂乃果の本気ってそんなものだったのね。じゃ今日はもう寝ましょうか?」

絵里「もう!こうなったらやけくそだよ!」

穂乃果「そう来なくちゃね♪」


絵里「いつでも心は心をひとつにしたくて求め合う」

絵里「さあ見せて、恋の炎〜私を照らしなさい♪」

ほのえり「Mio amore!!」

穂乃果「女神の微笑みで残酷に全て奪いたい」

穂乃果「最低で最高の思い出をあげるよ♪」

ほのえり「Mio amore!!」

ほのえり「女神の微笑みで残酷に全て抱きしめて〜」

ほのえり「変になっちゃうかも、なっちゃうかも」

穂乃果「なっちゃってもいいってーー言わせたいかな♪」


穂乃果「よく出来ました…じゃ約束のご褒美、あげないとね…」

穂乃果「目、閉じて…?」

絵里「!はいっ」ドキドキ

穂乃果「ん…」チュー

絵里( 絵里ちゃんと穂乃果、やっと、繋がったよ…)

絵里「あぁ…ん」チュー

穂乃果「はじめての、あげちゃった…」ニコ

絵里「嬉しい…」

絵里「でも私たちのはじめは、思いっきり歯磨き粉の味…だったね」アハハ

穂乃果「あら、学生らしくていいでしょう?」フフ

絵里「うん、私たちらしい!」ヘヘッ

穂乃果「でも、夜は長いんだから…今日は寝かさないわよ?」

絵里「ん…は、はいっ…♥」


穂乃果「愛してるわ、穂乃果…この世の誰よりも」

絵里「穂乃果も、絵里ちゃんのこと愛してます…!」

~~次の日!

穂乃果(朝起きたら、穂乃果は大好きな絵里ちゃんに抱かれたまま、元の体に戻っていました)


穂乃果(絵里ちゃんは意外と朝起きが弱いので、穂乃果はしばらく絵里ちゃんの寝顔を見ていることにします)

穂乃果(布団の間から見える絵里ちゃんの白い肌を見ていると、自然と昨日の事を思い出します)

穂乃果(この細い体の中の何処にそんな力が秘められていたのでしょう)

穂乃果(いや、昨日は入れ替わったままだったから絵里ちゃんじゃなくて穂乃果に、でしょうかね)

穂乃果「凄かったな…///」

穂乃果(好きな人に抱かれるのって、あんなにも幸せなことだったんだ、って実感します)



穂乃果(絵里ちゃんも初体験だったらしく、うまかったかと言ったら多分そうじゃなかったと思うけどそういうことは本当どうでもよくて)

穂乃果(痛かったり、もどかしかったりもしたけどそういう感情すらも愛しくて)

穂乃果(今の穂乃果は、きっと世界一の幸せ者だな〜って感じがします)


穂乃果(初めて出会ったあの日から、そして今でも穂乃果はあの人に憧れてて)

穂乃果(髪の毛一隻から足の指一つまでもが愛おしくて仕方がなくて)

穂乃果(今だけは、絵里ちゃんの全てが穂乃果だけのものなんだなと)

穂乃果(そう思いながら、お寝坊さんな絵里ちゃんの耳元に、小さく囁いてみます)



穂乃果「絵里ちゃん、大好き…!」




■後書き


入れ替り事件に第3者を介入したり、誰かの悪意にみちた悪戯ということにして、
それをスピリチュアルな力で解決したりするのを書くのも良かったとは思いますが、
そんな方向に持っていくのは力不足だとわかりこういう形にしてみました。

ここや他のところのSSは結構読んでますが直接書くのははじめてで、
色々と至らなかったところは山ほどあったと思いますが、またいずれ新しいお話を持ってきたいと思います。

今まで応援してくださった方々、最後まで付き合ってくださった方々ありがとうございました。
皆さんのレス一個一個読みながらすごい励まされて、なんとかやり遂げました。
次のSSでは、ここのほのえりがどうやって付き合うことになったかについて書いてみたいと思ってます。

もしよろしければ、また読んでいただいたらとても嬉しいです。

没ネタその① 入れ替りの石は1200円!?


凛「はい絵里ちゃん、これ!」つ石

穂乃果「ああああっ!そ、その石って」

凛「にゃんにゃんにゃ~なんと!入れ替りの石だよ!」

にこ「ちょ、ちょっと凛…?それどこで手に入れたのよ?」

凛「にゃ?にこちゃんが借りてきた本で作ったに決まってるにゃ!」

一同「」

希「実はリリホワで手分けして素材の用意をしてたんよ」

海未「飛騨山脈は素晴らしかったです!流石日本の北アルプスと言われるほどはありました」

真姫「ナニソレイミワカンナイ!」カミノケクルクルクルクル


穂乃果「…で、でもあの時私が見た石と同じ色だわ」

凛(実はAMAZONで1296円(送料無料)で売ってたものだけどにゃ)

没ネタその② ほのえりうみ入れ替る!?
(*>>193の途中から続く)


絵里「だから穂乃果…いや、今は絵里でしたか。海未は私ですが…」

絵里「そういえば絵里がなぜ私の部屋に?」

穂乃果「ちょっと、穂乃果…やめてよ本当に。もういいでしょ?」

絵里?「だから絵里、私は穂乃果ではなく…」

クルットクルットマワロウー
クルットクルットオドロウヨー♪

穂乃果「もしもし」

海未『ぅ絵里ちゃん!!』

穂乃果「」


30分後 綾瀬家 リビング

ほのえりうみ「…」

穂乃果「まさかこんな事になるなんて…」

絵里「すいません…」

穂乃果「海未が悪い訳じゃないでしょう?」

海未「どどど、どうしよ絵里ちゃん…」

穂乃果(どうやら、今度は穂乃果と海未が入れ替わったみたい)


穂乃果(海未…つまり穂乃果を呼んでしまったから、亜里沙には事実を話さなくてはいけなくなったけれど)

穂乃果(最初はちょっと混乱してたけど、何とか信じてくれたみたい)

亜里沙「つまり今のお姉ちゃんは海未さんで、穂乃果さんがお姉ちゃんで…」

海未「私は穂乃果だよっ!」

亜里沙「ハ、ハラショー!何か凄いです!」

穂乃果「亜里沙、はしゃぎたいのはわかるけど、私たちにとっては深刻な問題なのよ…」

亜里沙「ご、ごめんね?えっと…お姉、ちゃん?」

穂乃果「よく出来ました」ナデナデ

海未「明日には元に戻るって希ちゃんは言ってたけど、もしかしたらそうじゃないのかな…」

絵里「しかし、本当に不思議な感覚ですね」

絵里「実の事を言うと、私は2人の事を少しだけ疑ってましたよ」

絵里「二人がふざけてるだけではないのか、と」

穂乃果「無理もないわね」

海未「酷いよ海未ちゃん!穂乃果たち嘘なんかついてないのに!」

絵里「だから謝ったんじゃないですか」


こんな感じですかね。

これで本当におしまいです!

今まで読んでいただいて、どうもありがとうございました!

>>218
髪の毛一隻(X)→髪の毛一筋(O)
流石にこれは恥ずかしい…

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年06月29日 (月) 02:43:38   ID: 799OGsMG

なかなか、面白いやん(´◉◞౪◟◉)

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