【艦これ】終戦後の龍驤ちゃん (2)
終戦までいたら龍驤ちゃんはこんなこと言うかなと思って書いてみました。単発でスミマセン。
「戦争に負けた…」
「日本は負けた…」
「すべきことはやった。」
「沢山の人が死んだ」
「それでも生きながらえている」
「俺はなんなんだんだ」
「のうのうと生きている俺はなんなんだ」
「恥ずかしい」
「これならいっそ玉砕してお国の為に命を捧げた方がよかったんじゃないか」
「いっそ清々しく死んだほうがマシだったんじゃないか…」
龍驤「ほんまにそれがよかったんやろか?」
「ああ?どういう意味だ」
龍驤「うちはな、あんたに助けられたんよ」
龍驤「どうしようもない愚図な空母…。正規空母なんかには到底およばへん」
龍驤「けどな、そんなうちも救われたんやで」
龍驤「あんたの言葉にや」
龍驤「あんたの『よくやった』っていう言葉。」
龍驤「それだけでうちは頑張ってよかった、辛いことも帳消しにできた思うんや」
龍驤「それがなんや」
龍驤「たった一人生きててよかったと思える言葉を忘れてしもて…」
龍驤「まぁおこがましくも、お国のすべてを背負った気になって…」
龍驤「あんたの死ぬ事で何が変えられたんや…」
龍驤「あんたが生きてれば沢山の事を変えられるんちゃうか?」
龍驤「命を粗末にすることの方がよっぽど恥ずかしいんやで…」
龍驤「だからな…だからな…」
龍驤「死んだ方がマシなんて言わんといて!言わんと居て!言わんと居て…」
龍驤「あんたが生きとってくれただけでも幸せやと思える人がいるんやってことを忘れんといてや!!お願いやから…」
「クソッ…クソッ…」
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