凛「にこちゃんの大事な初めてをキズモノにした責任を取ることになったにゃ」 (68)

・にこりん

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──部室──

ガチャッ

凛「今日も元気に練習タイムにゃー!」

凛「ってあれ?にこちゃんだけ?」

にこ「あんたねぇ、少しはおとなしく入って来れないの?にこが大事な荷物開けようとしてる時に、騒がしくしないでよね」

凛「大事な荷物?……あ、もしかしてそのダンボールの箱、μ'sにファンの人からのプレゼントとかかにゃ?わーい、凛にも見せて見せて!」パタパタ

にこ「だぁぁぁぁ、勝手に触ろうとすんじゃないわよ!これはにこの私物!」

凛「私物?」

にこ「ふふ……ふふふふふ……」ガサガサ 

にこ「見て驚きなさい!」バッ

にこ「ついに手に入れたのよ!あの幻の綺羅ツバサ1/8スケールラブライブ会場限定フィギュアを!」ジャジャーンッ!

凛「へぇー」

にこ「ああ、この再現度バッチリのフォルムに彩色……噂通り最高の出来ばえね!」ウットリ

凛「ふーん」

にこ「この質感も素晴らしいわ……かすかな人肌の温もりすら感じられるような……」スリスリ♡

凛「そ、そうなんだぁ……」

にこ「ちょっとあんた」ジロ

凛「な、何?」ビクッ

にこ「まさかとは思うけど、”うわー高校生にもなって人形に頬ずりしてるなんてドンビキだにゃー”とか思ってないでしょうね」


凛(自覚があるんならやんないでほしいにゃ)

にこ「ふぅ……どうやらあんた、このフィギュアの価値が全然分かってないようね」

凛「そんなこと言われても、かよちんならともかく凛あんましアイドルグッズにはくわしくないし……」

にこ「だったら理解させてあげるわ!これはねぇ……」

アーダコーダ クドクド

凛(あうぅ、にこちゃんの余計なスイッチが入っちゃったにゃ……)

にこ「──というわけで、本来関係者以外には手に入らないすっっごーく貴重なものなの!一般のファンでこれを手にしたのはにこが初めてと言っても過言じゃないのよ、分かった」

凛「う、うんうん、凛とってもよく分かったにゃ、初めてなんだすごいね!」アセ

凛「それにしても、そんなに貴重なものなのにどうして買えたの?」

にこ「そりゃあもちろん、ヤホオクで細かくチェックして粘って落としたのよ。苦労のかいがあったわー……まあおかげで今月の部費はすっからかんになったけど」ボソ

凛「えーっ、にこちゃん自分用のグッズに部費をつぎ込んじゃったの!?」

にこ「あ、ヤバ」ギクッ

にこ「な、なーんて、冗談ニコ♡もちろん自分のお金で買ったニコよ♡」タラリ

凛「今ヤバって言ったよねぇ!?」

にこ「う、うるさいわね!観賞用に部室に置いておけば、みんなのモチベーションも上がってμ's全体のためにもなるんだからいいのよっ」フン

凛「なんかヘリクツに聞こえるにゃー」ジト

凛「凛にはよくわかんないから、他のみんなにも聞いてみよっと」

にこ(う゛っ)

にこ(こんなことが凛以外にバレたらどんな反応されるか……)

◇ ◇

花陽「すすすすごいですにこちゃん!あの幻のフィギュアを手に入れるだなんて!尊敬します!」キラキラ

穂乃果「ええー、お金使っちゃったの?まったくしょーがないなーにこちゃんは」アハハ…

(この辺はまあいいとして……)


真姫「いい年してお人形遊びとか……イミワカンナイ」ジト

ことり「はぅぅ、今月の衣装代がぁ……」シクシク

(だんだん視線が痛くなってきたわ)


絵里「にーこー?どういうことなのか、説明してもらえるかしら?」ギロッ

海未「あなたという人は、一体何を考えているのですか!公私混同もいいところです!」バン!

(ぐっ、この辺になってくると追及が厳しいわね……)


希「これはやっぱり……お仕置きが必要やんなぁ?」ニヤリ

ワシ…ワシワシワシワシッ!

(ひぃぃぃぃぃぃーっ!?)

◇ ◇

にこ「り、凛お願い!この件はみんなには内緒にして!」

凛「ええーどうしよっかにゃー」フフーン

凛(慌ててるにこちゃん見てるの面白い)ニシシ

にこ「じゃじゃじゃあ、特別にツバサのスカートめくらせてあげるから!」ピラッ

凛「えええ、い、いらないよぉ!//」

にこ「待ちなさいってば!ちゃんと見なさいよ、パンツまで再現してるこの細部までのこだわりを!」グイグイ

凛「目的と手段が入れ替わってるよにこちゃん!?無理矢理めくらせようとしないで!//」

ドタバタ

ツルッ

にこ「ニゴッ!?」

凛「にゃっ!?」

ドッターン!

チュッ

ゴトッ ポキッ

にこ(……//)

にこ(ぶ、ぶつかったはずみに凛に押し倒されたみたいになっちゃった……)

にこ(し、しかもそれだけじゃなくて……)

にこ(一瞬……だけどお互いの唇が当たっちゃった気がする……//)

にこ(これってまさか……)




(にこのファーストキス、凛に奪われちゃったってこと……?//)

凛(……)ダラダラ

凛(ぶ、ぶつかったはずみににこちゃんを押し倒したみたくなっちゃった……)

凛(にこちゃんの体柔らかいにゃ……じゃなくて!)

凛(一瞬……だけど大変なことになっちゃったのを目撃した気がする……)オソルオソル

凛(!これってやっぱり……)




(ツバサさん(フィギュア)の首が、落っこちた拍子にポッキリいっちゃってるーッ!?)ガガガーン!

にこ(な、なんかポキッとか変な音が聞こえたけどそれどころじゃないわ)

にこ(にこにとってのファーストキス……だけど、多分この子にとってもそうなのよね)

にこ(凛ってば結構中身は女の子してるから、ショック受けてるんじゃ……)

にこ(にこのせいでもあるんだし、ちゃんと気づかってあげないと……)


凛(なんか唇に柔らかいものが当たった気がするけどそれどころじゃないにゃ)

凛(にこちゃんがあんなに喜んでた大事なツバサさん(フィギュア)がこんなことに……)

凛(絶対ショック受けてるよね)

凛(凛のせいでもあるんだし、ちゃんと謝らないと……)

にこ「り、凛……?あのね……」

凛「ごめんなさいにこちゃん!」

にこ「うぇ?」

凛「凛の……りんのせいで……こんなことにな、なっちゃって……」ヒグッ…

にこ(ガチ泣き!?超ショック受けてる!?)ガビーン

にこ「お、落ち着きなさい凛、こんなの(同性同士なんだし)ただの事故よ、忘れちゃえばいいんだから、ね?」

凛「わ、忘れちゃうなんてそんなわけにいくわけないでしょ!?」ギョッ

凛「にこちゃんが大事にしてた初めて(手に入れた綺羅ツバサのフィギュア)を凛が(物理的な意味で)キズモノにしちゃったんだよ!?」

にこ「キ、キズモノ!?」ギョッ

にこ(ショック受けてるだけじゃなく、受け止め方がめちゃくちゃ重いわこの子……どうすんのよコレ)ゴクリ

にこ「そ、そんなに深刻に考えることないんじゃない?こんなの(学園ラブコメマンガとかでは)よくあることらしいしぃ、大抵次の週とかには元(の関係)に戻ってるでしょ、ね?」

凛「来週になると元に戻るの!?」ガガーン

凛(っていくらなんでも完全に首が取れちゃってるのが元通りになるはずないことぐらい凛だって分かるにゃ)

凛(にこちゃんってば、凛が気を使わないようにって無理なウソまでついて……)ジーン…

凛「に……にこちゃん」ウルウル

凛「もう、無理しなくていいにゃ」ギュッ

にこ「ひゃっ!?//」

にこ(な、なになに?何が起こってるの?凜が潤んだ目で見つめてきたと思ったら、急に抱きしめられて……)

凛「心配しないで!凛、ちゃんと(弁償的な意味で一緒に)責任取るから」

にこ「せ、責任っ!?//」

にこ(凛のこんな真剣な声初めて聞いたかも……耳元で囁かれるとなんだかぽーっとしてきちゃうじゃない……//)

にこ(って、責任ってどういう意味!?まさか、キス1回しちゃっただけで結婚しようだなんて飛躍しすぎよ)

にこ(でも根がピュアなこの子ならあり得るかも……なんとか落ち着かせないと)

凛「ちゃんとみんなにも(部費を流用して買ったフィギュアを壊しちゃったこと)一緒に言お?」

にこ(早速外堀を埋めにかかってきてるぅぅ!?ピュアなくせに手回しが早すぎよ、どうなってるの!?//)

にこ(でも真剣な気持ちで言い出したんだろうし、いきなり断ると傷ついちゃうわよね……だからここは受け入れて……もちろんしょうがなくよ?しょうがなく受け入れて、それからなだめるのが得策よね)

にこ「凛、あんたの気持ちは分かったわ。にこも嬉しい……でもね、こういうのは(恋愛的な意味で)ちゃんと手順を踏んでいくべきだと思うの」

凛「そんなのダメにゃ!こういうのは(謝罪的な意味で)すぐに言わないと、後になってから言っても手遅れになっちゃうよ!」

にこ(ああもぉ、どんだけ焦ってるのよぉ……//)

凛(にこちゃん、返事してくれない……やっぱり凛のこと、怒ってるのかにゃ……)ウワメヅカイ

にこ(そんな心細そうな顔しないでよ……思わず受け入れそうになっちゃうじゃない)キュン♡

にこ(ってダメよにこ!ここでほだされちゃダメ!アイドルは恋愛禁止なんだから)

にこ(でもファンにバレなければ……それにまあ、ちょっとキスするぐらいなら建前上は百合営業の範囲内で……って何考えてるのよ私!//)ブンブン

凛(顔真っ赤にして首ぶんぶん振ってる……やっぱりすごく怒ってるんだ)グスッ

凛(大事な初めて(のツバサのフィギュア)をキズモノにしちゃったんだもん、当然だよね)

凛(でも、だからこそちゃんと伝えなくちゃ)

凛(凛の気持ちを!)

凛「お願いにこちゃん……聞いて」グイッ

にこ「ひっ!?」ビクッ

にこ(な、何でこんなに迫ってくるのよこの子//)

凛「凛、これからは一生(自分もフィギュアを)大切にするから!絶対に(落として壊さないようにフィギュアを)離さないから!」

ズッキューンッッッ…♡

にこ「……//」

凛「……にこちゃん?」オソルオソル

にこ「そ、そこまで言われちゃ……」

にこ「しょうがないわね……//」コクリ

凛(にこちゃんが頷いてくれたにゃ!)パァァ

にこ(ううう、いくらなんでも直球すぎでしょ……思わず受け入れちゃったじゃない//)カァァ

にこ(せめてクギは刺しとかないと……)

にこ「いい?言っとくけど、これはあんたが真剣に言うから了解しただけで、あくまで最初は友達として……」

バタンッ

ガヤガヤ

穂乃果「ごめんねー生徒会の仕事がなかなか終わんなくてー!」

海未「遅れて申し訳ありません」ペコリ

真姫「凛、にこちゃん?床の上で何やってるの?」

ことり「怪我しちゃったの?大丈夫?」アセアセ

にこ「い、いや、これはね?そういうんじゃなくて……//」

凛「うん、実はn」

希「あれ、床に何か落ちとるよ?」

絵里「これは……人形?」

花陽「こ、これはまさか!?去年のラブライブ本大会後に生産されたものの、結局市場には出回らなかったという幻の綺羅ツバサの1/8モデル……!」バッ

ポロッ

花陽「……の首が、首が取れてるーー!?」ガガーン!

ダ、ダ、ダレカタスケテ-!

オチツイテクダサイハナヨ

アッチャーオトシタトキニコワレタンダネ

コレナオルカナア…

イツノマニコンナモノカッテタノヨ

クビナシニンギョウコワイ!チカヅケナイデ!

エリチハモットオチツイテヤ


にこ(え、ちょっと花陽の言ってる意味がわかんないんだけど)

にこ(何の首が、どうしたって?)

コロコロコロ…トンッ

にこ(あれ、何かが転がってきて体に当たったニコ)


恨めしそうに矢澤先輩を見上げる綺羅ツバサ(フィギュア)の頭部「……」

にこ「……」

ツバサ「…………」

にこ「…………」

ツバサ「………………ショッキンパーリィ」



ギ、ギ、ギィャァァァァァァァァー!

ナナナ ナニヨコレェェー!

エエッ イマサラドウシタニャニコチャン!?

──数分後──

にこ「……」ブッスーッ

真姫「ちょっと、いつまでむくれてるのよにこちゃん。たかがお人形ぐらいまた買いなおせばいいじゃない」ハァ

にこ「ハァ!?あんたねぇ……!」ギリッ

花陽「分かります!」

にこまき「う゛ぇ?」

花陽「アイドルマニアにとって、その希少性に関わらず自らのコレクションに傷がつくのは痛恨の極み!ましてやそれが作成者の魂がこもったかのような神がかった出来のフィギュアとなれば……」ウルッ

花陽「はなよも、はなよ゛もづらいでずぅ……うっ、うっ……」グスグス

真姫「ちょ、ちょっと、花陽が泣く事ないでしょ!」アセ

にこ「あーもう……泣きたいのはにこの方だっての……ほら、鼻かみなさいよ」

チーンッ

凛(にこちゃん、ツバサさんの首が取れちゃったことに気づいてなかったんだ……)

凛(あれ、じゃあさっき頷いてくれたのは……?)

穂乃果「大丈夫だよにこちゃん!取れちゃった首は、ちゃーんと穂乃果が直したから!」

ジャジャーン!

にこ「おおっ、ホントに!?」

ツバサ「ワッチャドゥー」

にこ「っってぇぇ、これ首を後ろ前にくっつけちゃってるじゃないのぉ!どんなホラーよ!」ガガーン

ツバサ「ダンシンダn」ポロッ

ボトッ!

にこ「しかもまた首取れたぁ!?」ガガガーン

穂乃果「あっれぇ、おかしいなぁ……やっぱり糊じゃなくて接着剤使った方が良かったのかな?」ポリポリ

にこ「ていうか、何でこんな繊細な作業をよりによって穂乃果にやらせようとすんのよ!不適在不適所にもホドがあるでしょ、あんたたちも止めなさいよ!」クワッ

穂乃果「ええーっ、にこちゃんひっどーい」プクッ

絵里「だ、だって……穂乃果がやりたいっていうから、止めるのも可哀想かと思って……」オロオロ

海未「どうせこんなことになるだろうとは思っていましたが、にこの私物のようですから、まあ良いかと……」

ことり「ことりは、穂乃果ちゃんならできちゃうんじゃないかって思ったから♡」

希「うちらは穂乃果ちゃんの望む方向に、ついていくだけやんな♪」

にこ「だぁぁぁーっ!あんたたち際限なく穂乃果を甘やかすのもいい加減にしなさいよぉ!」

にこ「それから、海未は後で覚えてなさいよ……」ギリッ

凛(……ちゃんと確かめてみよう)

凛(何だかとっても、そうしなきゃいけない気がする)トクン…

凛「ねえにこちゃ」グイ

にこ「ひゃあっ!?//」ビクーッ

凛「わっ、ど、どうしたにゃ?」

にこ「っ凜……」ジィィィィ

凛「な……何……?//」

にこ(さっきは凜がツバサのフィギュアのことを言ってるなんて全然気づかなかったわ……)

にこ(にこがプロポーズだと勘違いして受け入れたたなんてバレたら気まずいなんてもんじゃないし、きっとバカにされるわね……)


◇◇

凛「ええーっ、そんな風に思ってたのぉ?ドンビキだにゃー」カタスクメ

凛「テンションダダ下がりだにゃー、オコトワリシマス!」キリッ

◇◇


にこ(ぐぬぬぬぬぬ……)

にこ(そもそもあんたが紛らわしいこと言いだすからでしょうが)

にこ(ドキドキしちゃったにこの気持ちをどうしてくれんのよ……!)

凛「あ、あのぉ、にこちゃん?そんなに見つめられると恥ずかしくなっちゃうにゃ……//」モジモジ

にこ「……何でもない」プイッ

凛「え……?」

にこ「私、今日はもう帰るから」スタスタ…

バタン

真姫「ちょっとにこちゃん、練習はどうするのよ!」

海未「まったく、仕方のない人ですね」ハァ

絵里「高いお金を出して買ったものが壊れてしまったから、きっとショックなのよ。そっとしておいてあげましょう?」

凛(あ、部費のこと言いそびれたにゃ)

穂乃果「いよーし、今度は瞬間接着剤で再チャレンジだ!……ってうわぁ!指がツバサさんから取れなくなっちゃった!?」ブンブン

ツバサ「ダンシンダンシン…!」

ことり「ほ、穂乃果ちゃーんっ!?」アワアワ

希「おおっ、ほのツバ合体モードやね、スピリチュアルやなぁ」REC

花陽「だ、だ、誰か助けてぇぇー!」



凛(にこちゃん……)ズキン

・今日はここまで

・続きは明日以降に書く予定

時々凛ちゃんが凜ちゃんになってる

>>28

・今までの中に3人凜ちゃんがいるよ!探してみよう

・ていうか本当すまんです

・なぜ同じ環境で変換してるのに違う文字が出るのか……

・それはともかく再開

──翌日、放課後──

凛「あ、あの……にこちゃん……?」

にこ「……何」ブスッ

凛「その……まだ怒ってるの……?」

にこ「……別に怒ってなんかないわよ」プイッ

凛「あ……うう……そ、それならいいんだけど……」

にこ「用事はそれだけ?」

凛「う、うん……」

にこ「じゃあにこ、急いでるから」スタスタ

凛「あっ、にこちゃ……」

凛「……バイバイ」シュン


のぞえり「……」

──翌々日、昼休み──

凛「あ、にこちゃん!今日は練習に」

にこ「……行かないわよ」フイッ

凛「え、何で……」

にこ「何でもいいでしょ、じゃあにこはもう行くから」

凛「ま、待ってよ!凛まだ聞きたいことが……」グイッ

にこ「ひぃっ!?//」ビクッ!

凛「え、ど、どうしたの?」

凛(ただ肩に手をかけただけなのに……)

にこ「な、なんでもない!それじゃあね!」タタッ

凛「あうっ……行っちゃった……」ショボン…


まきぱな「……」

──二日後、朝、校門前──

凛(にこちゃんとなかなかお話できてないけど、凛にいつもの元気がなかったせいかも)

凛(もっといつも通りにすれば、きっとにこちゃんも笑ってくれるはずだよね)

凛(にこちゃん、早く来ないかなぁ……)ソワソワ

凛(あ!)

凛「にっこちゃーん!おっはよ♪」ピョコン♪

にこ「り、凛っ!?//」ドキッ

凛「ねぇねぇ、凛、にこちゃんとお話したいことがあるんだにゃ♪」モギュッ

にこ「ひゃぁぁぁぁ!?//」ビクーッ!

にこ「は、は、離しなさいーっっ!!//」ババッ!

凛「うにゃっ!?」ドタッ

ドダダダダダ…

凛「に、にこちゃん、腕組んだぐらいで急に振り払うなんてひどいにゃ……」

凛「って、もう行っちゃった……」グスッ


ことほのうみ「……」

──放課後、部室──

穂乃果「ええーっ、今日もにこちゃん練習お休みなのぉ!?」

海未「理由も言ってくれませんし、困ったものです」ハァ

ことり「今日もにこちゃん抜きで練習するしかないのかなぁ……」

凛「……」

絵里「……ねぇ凛?」

凛「にゃ?」

希「にこっちと、何かあったん?」

凛「にゃにゃっ!?」

真姫「そんなの、二人を見てれば分かるわよ」ハァ

花陽「凛ちゃんが元気ないの、にこちゃんとお話できてないからなんでしょ……?」

凛「にゃにゃにゃ……」

穂乃果「やっぱりそうだったんだね!」

海未「いつもと二人の様子が違うとは思いましたが……」

ことり「凛ちゃん、元気出して……私たちがついてるから、ね?」ナデナデ

凛「にゃにゃにゃにゃ……//」

穂乃果「よぉーし、こうなったら……みんな!」

海未「ええ、分かっています穂乃果」コクリ

海未「にこは大切な仲間ではありますが、私たちにとって妹のような存在である凛を傷つけるとあらば、致し方ありません。この手刀でひと思いに引導を……!」ギラーン!

ことり「全然わかってないよぉ!トドメを刺しちゃダメぇぇ!」ピィッ!

真姫「凛とにこちゃんを無理やりにでも仲直りさせようってことでしょ。全くいつもこの人たちはおせっかいなんだから……まあしょうがないから協力するケド」

花陽「凛ちゃんとにこちゃんのためにありがとう、真姫ちゃん♡」ニコニコ

真姫「ヴェェ!?わ、私はただ、このままじゃ練習に差支えるから仕方なく……!//」カミノケクルクル

凛「みんな……ありがとにゃ……」

凛「でも……それでもにこちゃんがお話してくれなかったらどうしよ……」

凛「本当に嫌われちゃって、もう顔も見たくないなんて思われてたら……」グス

絵里「全くもう……こんなに可愛い凛を嫌うだなんて、そんな訳無いでしょう?ほら、涙を拭いて」フキフキ

希「にこっちはへそ曲がりさんやからね。本当の気持ちを知られないために、目を逸らしてるんやと思うよ?」

凛「本当の気持ち?」

希「そう。だから次は、しっかりにこっちの目を見つめて、な?そうしたらきっと、道は開けるってカードも言ってるんよ♪」ウインク

凛「……」

凛「分かったにゃ」

凛「凛、頑張ってみる。頑張ってにこちゃんとお話する!」グッ

穂乃果「よーし、じゃあにこちゃんが帰っちゃう前に捕まえるよ!早速行動開始だー、ファイトだよ!」

ことうみまきぱなのぞえり「おーーっ!」

凛「お、おーっ……にゃ♪」

──三年生 教室──


にこ「……何?今日は練習休むって言ったはずだけど……」ジトォ

穂乃果「そこを何とかお願いします!にこちゃんがいないとみんなの練習も揃わないし……」

ことり「新作衣装の相談もしたいし……」

花陽「次のライブの参考にするために伝伝伝のDVDも貸してもらいたいし……」

にこ「にこのパートのとこは空けてやればいいでしょ、にこもちゃんとソロでは練習して後で合わせるつもりだし」フンッ

にこ「新作衣装のアドバイスが欲しいならメールで送りなさい」

にこ「後、部室の伝伝伝は保存用だって言ってんでしょうが!」クワッ

穂乃果「おお、なるほど。これで全部解決だね!さすがにこちゃん!」ポン

花陽(穂乃果ちゃん!?)

ことり(そこで納得しちゃダメーッ!)ガガーン


海未「懐柔担当は失敗したようですね……」

希「よーし、次や!」

真姫「ちょっとにこちゃん!勝手に練習ズル休みを続けるようなら、こっちにも考えがあるわよ?」キッ

にこ「ええー、やだぁ真姫ちゃんったらこわーい♪にこ、何されちゃうのぉ?」クネッ

真姫「な、何言ってるのよ!//」

にこ「あれれー、何で顔が赤くなってるのぉ?……真姫ちゃんのエッチ♪」クフフ

真姫「いいいイミワカンナイ!//」



絵里「それぐらいにしなさいにこ」

絵里「勝手な行動はチームワークの乱れの元よ。ちゃんと理由を説明できないなら、せめて部室に顔を出すぐらいは……」

にこ「ひどいニコ……」グスッ

絵里「え、ええっ?」

にこ「勝手な行動だなんて……絵里はにこの味方になってくれると思ってたのにぃ……」

絵里「み、味方とか敵とか、そういうのじゃなくてね?私はみんなのために……」

にこ「だったらにこのためだと思って、今日は見逃してほしいニコ」

にこ「ねぇ、いいでしょ?絵里ぃ……♡」ウルウル

絵里「し……仕方ないわね……今日だけよ?」

にこ「わぁい♡」パッ


真姫(ちょっと絵里ぃ!勝手ににこちゃんを甘やかさないでよ!)

絵里(そんなぁ、真姫だって勝手に自爆してたのにぃ……)


希「お説教班も撃退されたみたいやね、さすが手ごわいなぁにこっち」クス

海未「止むを得ませんね……こうなったら最終手段、強行突破です。いきますよみんな!」

ことほののぞえりまきぱな「了解っ!!」

ジリ…ジリ…

にこ「ひっ!?なな何よ、急にみんなで取り囲んだりして……」ビクッ

ギラーン! ワキワキ…

にこ「よ、寄るんじゃないわよ!……こ、来ないでったら……!」ガタガタ

ソイヤー!ワッショイワッショイ ワッショイワッショイ!

にこ「ぎやぁぁぁー!ちょっこら、パンツ見えちゃうでしょ、やめっ!ばかぁぁぁー!」

アー… アー…


クラスメートA「な、何だったの今の?」ポカーン

クラスメートB「矢澤さんが他のμ'sのメンバーに胴上げされながら連れていかれたわね……」ポカーン

──屋上──

ワッショイワッショイ ソイヤー!

ポイッ ドサッ

にこ「あ痛っ、急に放り出さないでよ!]

にこ「もう何なのよ一体!」キー!

アトハオフタリサンデゴユックリナー♪

にこ「お二人さんって……」フリカエリ


「にこちゃん……」

にこ「……凛」

にこ「……なるほど、みんなしてにこと凛を二人きりにさせようとしてたってわけね」

凛「ごめんね……にこちゃん、まだ怒ってる?」

にこ「……怒ってないわよ」

にこ「そもそも、あんたは何も悪いことしたわけじゃないんだから、当然でしょ」フイッ

凛「だったら!」バッ

にこ「!?//」

凛「何で凛と目を合わせてくれないの?」キッ

にこ「べ、別にぃ……」メソラシ

凛「あ、また!」

凛「もうこうなったら、意地でも見てもらうにゃ」グイッ

にこ(両手でほっぺた挟まれて無理矢理顔向けさせられた……って近い、顔近いわよ//)ボボボッ

凛「にこちゃん?顔真っ赤だよ、どうしたの?」

にこ「う、ううう……//うにゃーっ!何でもないわよーっ!」ババッ

ズダダダ

凛「あっ、また逃げた!待てーっ!」

にこ「ひぃぃぃ、何でいつも追いかけられる展開になるのよぉー!?」

ドタバタ

凛「捕まえたにゃ!」

にこ「あうっ、は、離しなさいよぉ!//」ジタバタ

凛「やだ」

凛「凛、絶対離さないよ!」

にこ「何でそんなにしつこいのよ、もう……」

凛「わかんないよ……でも」

凛「凛、この二日間で分かったの」

凛「にこちゃんといつもみたいにお話して、からかったり遊んだり、一緒にラーメン食べに行ったり……」

凛「そういうことができなくなって、分かったの」

凛「にこちゃんと一緒にいられないと、凛は寂しくて……」

凛「胸のところがキューンってなって苦しくなっちゃうの」

にこ「凛……?」

凛「だからもう、絶対離さないんだもん!」

にこ「……」

ソッ…

凛(あ)

凛(にこちゃんが凛の腕に手を触れてくれた)

凛(あったかいにゃ……)

にこ「あんたには負けたわ……」

にこ「私だって、同じよ」

にこ「凛と一緒にいられなくて、にこも辛かったの」

凛「にこちゃん……!じゃあ、どうして目も合わせてくれなかったの?」

にこ「それは、その……」

にこ「凛を見るだけで、顔が赤くなっちゃうから……恥ずかしいからよ」

凛「なんで?今まではそんなことなかったのに……」

にこ「はぁ……やっぱり分かってなかったのね、あんた」

にこ「じゃあ教えてあげるわ」

ボソボソ…

凛「ええーっ!?あの時、ちゅ、ちゅーしちゃってたの!?//」

にこ「バ、バカ、声が大きいわよ!ほかのみんなに聞かれたらどうすんのよ!」

凛「し、知らなかったにゃ……//」

にこ「だから、にこがあんたのことを嫌いになったなんてことじゃないの」

にこ「むしろ、その……好きっていうか……前よりもっと好きだって気持ちに気づいたっていうか……//」

凛「……」

にこ(あうう、やっぱり引かれちゃったのかしら……凛はただ先輩としてにこのことを慕ってくれてたのに……)

凛「に、にこちゃん……!」

にこ「っていってももちろん、後輩としてというか、友達としての好きっていうか、その、ね……?」シドロモドロ

凛「凛、りん……嬉しいにゃーっっ!」ガバーッ!

にこ「きゃぁっ!?きゅ、急に抱き付いてくるんじゃ……!」

ツルッ

ドッターン!

凛「……//」

にこ「……//」

凛「お、同じだね、あの時と……//」

にこ「そ、そうね……あんたが上に乗っかってて、にこが下で……//」

凛「凛、ちゅーしちゃってたなんてあの時全然気づかなかったにゃ」

にこ「全くあんたは鈍いんだから」ナデナデ

凛「えへへ……ごめんにゃ。てっきりにこちゃんもツバサちゃんのフィギュアのことを言ってるんだと思って……あれ?」

凛「だったらあの時、何で凛の言葉にうなずいてくれたの?」

にこ「う゛!そ、それはぁ……」ダラダラ

にこ「あんたが責任取るとかいうから、その……」

凛「その?」

にこ「勘違いして……だから……//」ゴニョゴニョ

凛「……!」

凛「へ、へぇー、そうだったんだにゃー……//」

凛「凛にプロポーズされたと思って、にこちゃんってば、イエスって言っちゃったんだぁ……//」

にこ「イエスとは言ってないでしょ!あんたが責任感じてるみたいだったから、仕方なく合わせただけよ、仕方なく!」

凛「ここまで来といてさすがにそれは往生際悪くないかにゃ」ツンツン プニプニ

にこ「ぐぬぬぬ……」

凛「じゃあ、もう一回やり直したら……」

凛「もう一回やり直したら、にこちゃんももう一回返事、してくれる?」

にこ「え?」

凛「凛、プロポーズとかそういうのはまだよくわかんないけど」

凛「これからはずっと、にこちゃんのこと、大切にするから。絶対離さないから……」

凛「だからだから、ずっと一緒にいてほしいにゃ!」

凛「だ、だめ……?」

にこ「……//」

にこ「しょ……しょうがないわね……」

にこ「凛と一緒にいられないだけで、にこも胸が苦しくなっちゃうのよ」

にこ「こんな気持ちにさせた責任、ちゃんと取りなさいよ?」

凛「……うんっ!!」パァァッ

凛「あ、凛もう一つやり直ししたいな!」

にこ「もう一つ?」

凛「ちゅーのやり直し……//」モジモジ

にこ「うぇ!?」

凛「だってだって、あの時よく分かんなかったし……凛のその、ファーストキスだから、ちゃんとしたいっていうか……//」

にこ(やっぱりこの子乙女だったわね……でもまあ//)

にこ「分かっ」

凛「うわーいっ!」ガバーッ!

にこ「ちょちょちょっと待ちなさい!食い気味に飛びついてこないで!」グイグイ

凛「えええ?そんなぁ、ここまで来てオアズケなんてひどいにゃーっ!」ワナワナ

凛「にこちゃんのオニ!アクマ!雑コラ師!」

にこ「あんたなんでこのタイミングでdisってくんのよ」イラッ

にこ「そういうんじゃなくて……」

にこ「にこたちはアイドルなんだから、こんなことが外部に知られたら大変でしょ」

にこ「だから、これはにこと凛だけの秘密。花陽や真姫にもよ、約束できる?」

凛(にこちゃんと凛だけの秘密……)ポワポワ

凛(かよちんや真姫ちゃんにも秘密の、にこちゃんとだけの……//)モヤモヤ

凛「うん、分かったにゃっ♡」エヘエヘ

にこ「あんた本当に分かってる?そのだらしない顔みてると心配にむぐっ?」

チューッ!




チュパ

凛「ふはぁっ♡」

にこ「はふ……♡」トローン

にこ(な、長かった……凛の心肺機能をなめてたわ……)ゼェゼェ

にこ(ていうか最初のキスがこんなんでいいの……?//)

凛(これがキスなんだぁ……にこちゃんの唇があったかくて柔らかくて、何かクセになっちゃいそうにゃ//)

凛「ねぇ、にこちゃん……もう1回しよ?//」

にこ「もう1回ぃ?ちょっと待」

ムチューッ





凛「ぷはぁ……もう1回にゃ!」

にこ「ちょっt」

チュゥゥゥ…





凛「もう1回!」

にこ「ちょ」

ンチュー!




凛「もう1か」

にこ「い、いい加減にしなさいよぉ……」ハァハァ

にこ「あんた、一体何回キスすれば気が済むのよぉ!?//」

凛「何回でも♡……だって凛たち、その……コイビト、だし……//」テレテレ

にこ「……恋人なら、にこの息が限界なのに気づきなさいよ……//」

プルルル

凛「あ、かよちんからメールだ……”大丈夫?部室で待ってます”だって」

凛「はっ、気がついたらもう外が暗くなっちゃってるにゃ!もうこんな時間?」

凛「時間が経つのも忘れさせてしまうとは、さすがにこちゃん……小悪魔にゃ」ゴクリ

にこ(小悪魔はあんたの方だっての……)

にこ(と、とにかく助かったわ)グッタリ

──部室──

絵里「その様子だと、どうやら丸く収まったようね」クス

希「手ぇつないじゃって、仲良しさんやなぁ♪」

にこりん「……!//」

花陽「良かったね、凛ちゃん!」ニコニコ

凛「かよちん……ありがとにゃー」テレテレ

真姫「全く、人を心配させるのもいい加減にしてよね」

にこ「真姫ちゃん心配してくれてたのぉ?やっさしー、ありがとニコ♪」

真姫「だからそういうのいらないから!」クワッ

穂乃果「あ、にこちゃんグッドニュースだよ!ツバサさん本人に連絡したら、同じフィギュア持ってるからくれるって!」

にこ「ほ、本当に!?すごいわ穂乃果、あんたエライ!」

にこ(綺羅ツバサ本人の所有物なんて、更にプレミア付きまくりじゃないの……ついでにサインとかもしてもらっちゃったりして……これはレア物どころの騒ぎじゃないわ……)グフフ

凛「にこちゃん顔がゲスい感じになってるにゃー」

にこ「何ですってぇ!?」

海未「やっといつもの二人に戻ったようですね」

ことり「うん♪」クスクス

絵里「さて、二人の間の問題は解決したということで」

海未「もう一つの本題に入りましょうか」

凛「もう一つの……」

にこ「本題?」


ズーン…

にこ(な、何なのこの重い雰囲気は?)

凛(み、みんなの目が急に冷たくなったにゃ……)


ことり「実は、新作衣装代に充てるはずの部費の残高が無くなっちゃってて……」

花陽「部室のパソコンを見てみたら、にこちゃんがログアウトしてなかったヤホオクの購入歴が……」

真姫「で、その金額がぴったり一致するんだけど」

穂乃果「今ならまだ間に合うよ!にこちゃんも凛ちゃんも、諦めて自首してーっっ!」

希「そうそう、今ならまだ、ワシワシMAX百連発で許してあげるんよ~♪」ワキワキ


にこりん「」

にこ「……」ダラダラ

凛「……」ダラダラ

にこ「に、にこ、何の話か全然わかんないなー……」

海未「ほほう?」ニッコリ

にこ「あ、あはは……海未ったらそんな怖い顔しちゃ、アイドル失格ニコよ?ほらご一緒に、ニッコニッコn」

凛「ってぇ、いつの間にか凛も犯人扱いされてるじゃんっ!?」ガビーン

凛「お金使い込んだのはにこちゃんだけだから!凛は言い忘れてただけにゃー!」

絵里「へぇー、そうなの、にこ?」ギロリ

にこ「ちょっ待っ……うぉぉい!」ガガーン

にこ(あんたさっきずっと大切とか絶対離さないとか言ったその口で早速裏切ってんじゃないわよぉ!)

凛(それとこれとは話が別にゃ!凛が責任あるのは壊しちゃったことだけだもん!)

にこ(あんたねぇ……こういう時は率先してにこをかばいなさいよ、恋人でしょ!)グニグニ

凛(いたた、ほっぺつねんないで、早速DVだにゃ!ていうかコイビトだってかばえることとかばえないことがあるにゃ!)ネコパンチ!

にこ(あいた、何すんのよ!)

凛(にこちゃんこそ!)

フーッ!

シャーッ!


のぞえりことほのうみまきぱな「……」ジトーッ…

にこりん「あ゛」

にこ「え、えっと……」

凛「これは、その……ね?」

ことり「二人とも、仲良しさんなのはいいんだけどぉ」

花陽「ちょーっと、状況をわきまえた方がいいかなーって」アハハ

絵里「それで?結局二人は結託してたってことでいいのかしら?」

真姫「もう二人とも有罪ってことでいいんじゃないの?」

海未「ええ、性懲りもなくまたケンカを始めかけていたようですし……」

穂乃果「にこちゃんも凛ちゃんも、早く自首して!今ならまだ間に合うよ、穂乃果が一日署長で温情判決を……!」

希「穂乃果ちゃん、警察署長は裁判官と違うんよ。そんなことより、恒例のスピリチュアルなお仕置きでええやん?」ニヤリ

希「というわけでぇ……」ニジリニジリ

にこ「ひぃぃぃ……」ブルブル

凛「あわわわわわ……」ガタガタ




ワシッ……ワシワシワシワシワシッ!

ニゴォォォォォォ…!

ギニャァァァァァー!

にこ「結局首を補修したフィギュアの方をオクに掛けても傷有品だから元は取り戻せなかったわね……」

凛「おかげでことりちゃんの紹介でメイドカフェでバイトして残りのお金を返す羽目になったにゃ……」


ことり「二人とも、とってもかんわぃぃよー♡」パシャパシャ

絵里「ええ、ハラショーね」フフッ

希「この動画をPVに組み込めば一石二鳥やんな♪」REC

海未「そんなことより早く給仕をしにきてもらえますか?」

穂乃果「穂乃果このスペシャルパフェが食べたい!」

花陽「わ、私はジャンボオムライスを」

真姫「あなたたちまた太るわよ……」



凛「ていうか何で凛までバイトしないといけないの!?」

にこ「まあまあいいじゃない、良いこともあったし♪」

凛「良いこと?」

にこ「そ。凛の可愛いメイド姿が見れたじゃない」クス

凛「あうう……にこちゃんの方が可愛いよぉ……//」モジモジ

にこ「あんた二人だけの時はあんなに押せ押せなのに、人目があると急に奥手になるわよね」

凛「にこちゃんこそ、こういう時だけ強気だにゃぁ……//」

にこ「ふふん……それなら今のうちに主導権を握っとこうかしら」クイ

凛「あっ……ダメだにゃ、かよちんたちが見てる……//」

チュッ…

ヤンッダメダニャッニコチャンタラ♡

リンッテバカワイイニコ♡

イチャイチャ キャッキャ♪




のぞえりことほのうみまきぱな「」

のぞえりことほのうみまきぱな「ってぇ、いい加減にしなさーいっっ!!」

・終わり

・レスくれた人、読んでくれた人さんくす

・それではおやすみなさい

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