紅莉栖「ハロー」ガチャリ
シーン
紅莉栖「返事がないただの屍のようだ…って、岡部ー?いないのー?」
紅莉栖「おっかべー?」
紅莉栖「…鳳凰院ー?鳳凰院凶真ー?」
紅莉栖「鳳凰院hentai凶真ー?」
シーン
紅莉栖「これでもツッコミがないって事は…なんだ、岡部いないのかぁ……」
紅莉栖「むぅ……」
紅莉栖「岡部がいないんじゃ、こんなに早く来て損したな……」
紅莉栖「うーん、でも来ちゃったものは仕方ないし…@ちゃんねるでもして、岡部が来るまで暇でも……ん?」
紅莉栖「こ、これは岡部の白衣……しかも見たところ、まだ未洗濯…」ゴクリ
紅莉栖「ちょっとだけ…ちょっとだけなら着てみても……いいわよね?///」
紅莉栖「やっぱり大きい……あっ、でも岡部の匂いがする……な、なんだか、岡部に包まれてるみたいで、凄く安心する///」
紅莉栖「ふ……フゥーハハハ!私は狂気のマッドサイエンティスト・鳳凰院クリスティーナよ!」
紅莉栖「///」
紅莉栖「鳳凰院クリスティーナ……お、岡部紅莉栖なんて///」
紅莉栖「い、いや、意外に牧瀬倫太郎ってのも……///」
紅莉栖「なーんて!なーんちゃって!///」バンバンッ
紅莉栖「………」
紅莉栖「はぁ…岡部の前でも、これくらい素直になれたら……いや、流石にいきなりこれは引かれるか」
紅莉栖「だから、程々に素直になれたらなぁ……」
紅莉栖「そうしたら岡部と、その…こ、ここここっ、恋人同士になれちゃったり…///」
紅莉栖「///」キャー
紅莉栖「あぁ、恥ずかしくて喉渇いてきちゃった……冷蔵庫にドクぺあるかな?」
紅莉栖「んー……」ガタガタ
紅莉栖「ない……もしかして岡部、ドクペ買いに行ったのかな?」
紅莉栖「仕方ないから水で我慢するか…コップはっと……あれ?岡部のコップがない」
紅莉栖「おっかしいな…何時もここにしまってあるはずなんだけど……」ゴソゴソ
紅莉栖「………」ゴソッ…
紅莉栖「そういえばっ……!」スタスタッ
紅莉栖「や、やっぱり、テーブルの上に岡部のコップが……しかも、飲みかけのコーヒー入り……」ゴクリッ
紅莉栖「………」キョロキョロ
紅莉栖「も、もう、岡部ったら飲みかけのまま出かけるなんて……これじゃあ私がコップを使えないじゃない!」
紅莉栖「水を飲むには洗うしかないけど……折角のコーヒーを捨てるのも勿体ないし……」
紅莉栖「これは私が飲んで処理するのが一番よね。うん」
紅莉栖「………よっし、これで体裁は保たれたわ」
紅莉栖「…方向的に岡部が口を付けたとこは……ここね」
紅莉栖「んっ…んくっんくっ…///」ゴクゴク
紅莉栖「んっ……はぁ///」
紅莉栖「……お、岡部と間接キス…しちゃった///」
紅莉栖「///」バンバンッキャーキャー
紅莉栖「………」
紅莉栖「はぁぁ、自分でやっててちょっと虚しくなってきた…やっぱり間接じゃなくて、本当に岡部とキスしたいなぁ……って言うか出来なくていいからとにかく岡部に会いたい」
紅莉栖「岡部ってば、朝早くから何処に行っちゃたんだろ…?」
紅莉栖「……あぁもう!何処でもいいから早く帰ってこい!私は寂しいと死ぬぞ!」
紅莉栖「寂しくなくても岡部がいないと死ぬぞ!」
紅莉栖「……はぁ」
紅莉栖「…ふわぁ……岡部に会いたくて早く起きたから、眠くなってきた…二度寝したい……あっ」
紅莉栖「ソファに毛布…確か岡部って、普段このソファで寝てるのよね……」ゴクリッ
紅莉栖「……ソファがまだ温かい…近くにいるぞ!」
紅莉栖「……あ、あー…何だか急激に眠気が増してきたわ。これは一旦、何処かで仮眠を取った方がいいかもしれないわねー」
紅莉栖「そしてここにおあつらえ向きに、ソファに岡部の使っていた毛布と枕があるわ…私はもう眠気がmaxだし、ホテルまで帰れそうにないなー」
紅莉栖「これはもう、不本意ではあるが!真に遺憾ではあるが!仕方なくこの岡部の寝具で休むしかないかー…あくまで仕方なくね!あくまで仕方なくね!」
紅莉栖「大事な事なので2回言いました!」キリッ
紅莉栖「………」モゾモゾ
紅莉栖「///」
紅莉栖「なにこれやばい…白衣なんて比べものにならない位、全身が岡部で包まれてるよぉ///」
紅莉栖「はっ……か、顔まで毛布に埋めたりしたら…もっと岡部を感じられるんじゃ……」ゴクリッ
紅莉栖「………」モゾモゾ
紅莉栖「///」スーハースーハー
紅莉栖「///」クンカクンカ
紅莉栖「ふわぁ…肺が、肺が岡部の濃い匂いで満たされてるよぉ…幸せすぎる///」
紅莉栖「岡部ぇ…大好きだよおかべぇ……///」
紅莉栖「……zzz」
シーン……ガサゴソッ
岡部「………」
紅莉栖「すぅ………」
岡部「寝ている、な……しかし俺は、助手のとんでもない一面を見てしまった……」
岡部「おかしい…俺はただ、最初にラボに来た奴を、適当に風呂場に隠れて脅かしてみようと思っただけなのに……」
岡部「何故か助手と分かった途端出るタイミングを逸し、そのままズルズルと……」
岡部「くっ!まさかこれも、機関からの精神攻撃だとでも言うのかっ!」
岡部「………」
紅莉栖「岡部…」
岡部「!?」バッ
紅莉栖「んっ…もう、岡部ったら…本当に仕方ないんだからぁ……むにゃ…」
岡部「何だ寝言か……まったく、助手の分際で脅かしおって」
紅莉栖「むにゃ……えへへ」
岡部「っ///」
岡部「ね、寝顔も中々可愛いではないか///」
岡部「はっ…!い、いかんいかん!危うく機関の術中に嵌るところであった!」
岡部「ふんっ、機関の連中も中々考えたようだな…だがっ!この狂気のメェァッドサイエンティストである、ふぅぉうおういんきょうまを陥れようなど百年早いわぁ!フゥーハハハ!」
紅莉栖「んっ…?」
岡部「!」
紅莉栖「……すぅすぅ」
岡部「ふぅ、起きてはないな…しかし助手が起きては面倒だな……この時間にメイクイーンはもう開いてただろうか?まぁいい、とにかく助手が起きそうな時間まで、何処かラボの外で時間をつぶするか」スタスタ
岡部「………」チラッ
紅莉栖「すぅすぅ」
岡部「あー…助手……いや紅莉栖よ」
紅莉栖「すぅすぅ……」
岡部「その、なんだ……お、俺も貴様の事は、嫌いでない…いや、違うな…すっ、好きと言うか……大好き…だぞ」
紅莉栖「すぅすぅ……」
岡部「貴様が望むのであれば、まぁ、なんと言うか…こっ、恋人同士でも……その、けっ、結婚してやるのも、俺は吝かではないと思っている…」
岡部「……///」
岡部「ふ、ふんっ、こうして貴様が寝ているときにしか素直になれんとは……狂気のマッドサイエンティストが聞いて呆れるな」
岡部「では、良い夢を見るがいい紅莉栖」
ガチャリ…バタンッ
紅莉栖「すぅ………」
紅莉栖「すぅすぅ……」
紅莉栖「すぅ………」
紅莉栖「………」
紅莉栖「………」モゾッ…
紅莉栖「………」ムクリ
紅莉栖「///」
紅莉栖「お、岡部に好きって…大好きって言われた……///」
紅莉栖「しかも、恋人になっても良いって……け、結婚しても良いって……!///」
紅莉栖「………」
紅莉栖「お、おかべっ!!///」バタバタッ
紅莉栖「おかべっ!!」ダキッ
岡部「のわっ、クリスティーナよ、もう起きたのか!?と言うかいきなり後ろから飛びつくでない!危ないだろう!」
紅莉栖「だからティーナってつけるな!つーかさっきみたいに、素直に紅莉栖って呼べ!」
岡部「なっ…!まさか助手、貴様起きてっ…!?」
紅莉栖「ふんっ、もとはと言えば岡部がくだらない事を考えるからでしょ!」
岡部「ぬぅ!では俺は、機関の掌で踊らされていただけとでも言うのかっ…!」
紅莉栖「中二病乙!そんなことは良いから、素直に起きてる私に告白せんか、このヘタレ!」
岡部「なぁっ!貴様この鳳凰院凶真に対してヘタレと言ったかぁ!?貴様こそ俺がいないときにか素直になれんヘタレhentai処女ではないか!!」
紅莉栖「hentaiゆーな!断じて違うから!あれはあれよ…そう、愛よ!愛故の行動であって、決してhentai的思考による行為ではない!はい論破!」
岡部「なんだその無茶苦茶な論破は!」
紅莉栖「うるさいうるさい!そんな事はいいから、とっとと私に告白しろ!即答で受け入れてやるから覚悟しろよ!」
岡部「くっ…これも運命石の扉(シュタインズゲート)の選択だと言うのか……ふっ、ならば仕方あるまい……!紅莉栖よ!」ガシッ
紅莉栖「ひゃっ、ひゃい!///」
岡部「一度しか言わんからよく聞けよ……俺は、岡部倫太郎は、牧瀬紅莉栖を―――!」
おわり
機関に書けって言われたから書いた後悔はしてない
エル・プサイ・コングルゥ
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