響「欲望を抑えないと...」(26)

・妄想駄々漏れ
・百合
・途中R-18あり


響(最近の私はおかしい...)

響(でも、理由は分かってる)

響(私がこのごろおかしな理由......それは)

?「あ! やっと見つけたのです!」

響「!?」

電「もう、捜したのですお姉ちゃん。司令官さんが呼んでましたよ?」

響「あ、えっと...わざわざありがとう、電」

電「じゃあ電は、自分の任務に戻るのです。また任務後に会うのです!」タッタッタッ

響「あ......うん、また...」

響(............)

電。暁型の末っ子で頑張り屋さんな私の妹。
いつもみんなを励ましてくれる、かわいい私の妹。


  私をおかしくした、妹


最初は、妹達や暁姉さん、他の艦娘の出会いを喜んでいただけだった。
再開を嬉しく思い、みんなで笑いあった。
...暁姉さんは、泣いてたっけ。元気そうで良かったって。

それから毎日が大変で、忙しくて、楽しかった。

姉妹で分担して任務をこなしたり、出撃したり。
やられてケガして帰ってきたりもあったけど、それでもがんばった。
姉さんと、妹達とがんばった。

でもだんだん、自分の心が変わっていく感じがした。

いつのことだったか、遠征が終わった後、電が話しかけてきた。

電「あの......響お姉ちゃん」

響「ん、どうしたんだい電」

電「その、少し相談したいことが......なのです」

響「...いいよ。妹が困ってるんだ。姉として見捨てるわけにはいかないさ」

電「あ、ありがとうなのです!」

響「それじゃ、一回部屋に行こうか。姉さん達はまだ遠征中だしね。
  ゆっくり話せるよ」

電「はいなのです」

響「秘書艦の仕事は大丈夫なのかい?」

電「今日の分はもう終わって、司令官さんから今日はもう自由でいい。
  と言われているのです」

響「そうか...じゃあ、話してくれないかな? 電の悩み」

電「えっと、その、みんなから電はどう思われてるのかなって」

響「どう思われてるのか?」

電「はいなのです...私よく失敗するし、ドジふんじゃうし...
  この前の秘書官の仕事も、司令官さんに迷惑ばっかりかけてしまって...」

響「迷惑って...どんな?」

電「書類を転んでバラバラにしちゃったり、途中で疲れて寝ちゃったり、
  お茶を運んでいるときにも転んで、床を汚しちゃったりもしました...」

響「そ、そっか(司令も大変だな)」

響「でも、指令は迷惑だなんて思ってないと思うよ」

そう言いながら、私は一度立ち上がり、部屋の壁を背にして座りなおした。
電は、心配そうに言葉を返してくる。

電「で、でも電は」

響「嫌なら、ほかの艦に秘書艦をやらせると思うな?」

電「あ......」

響「それに、みんなも電が迷惑だなんて思ってないさ。
  頑張ってる、頑張ってくれてるって、そう思ってくれてるよ」

響「だから大丈夫。心配しなくていいさ」

電「響お姉ちゃん......ありがとうなのです」

電「話を聞いてくれてありがとうなのです。
  なんだか、心が軽くなった気がするのです」

そう言うと電は、私の右隣に座り込んできた。


響「そうか、よかったよ。
  もしまた何かあったら、お姉ちゃんを頼ってくれ。いつでも相談にのるさ」

電「...今の何だか、雷お姉ちゃんみたいだったのです...ふふふ」

響「そうだったかな?」

電「そうだったのです...ふふふ...本当に......」

電「本当にいいお姉ちゃんをもって」


電「電は本当に、幸せ者なのです」ニッコリ

その時私は、本当に天使がいると思ってしまった。

その笑顔は、とても可愛くて、愛しくて。
見とれてしまいそうで、こっちも笑顔になってしまいそうで。

きっと電にしかできない笑顔がそこにはあった。


これよりも前からだったかもしれない。これよりも後だったかもしれない。
でも、きっとこの日から、この笑顔を見た時から

  私の心で、何かが生まれて、何かが変わった。

電「遠征、大成功したのです!」

提督「お疲れ様。えらいぞー」ワシワシ

電「えへへーなのです///」

響(可愛い......)


電「二人とも! 喧嘩はめっ! なのですよ?」

島風「わ、悪いのは天津風だもん!」
天津風「違うわ! 島風よ!」

電「でも喧嘩はよくないのです。ほら、仲直りしちゃいましょうなのです」

響(可愛い......可愛い......)

電「カレーおいしいのです!」

雷「ああもう電ったら、ほっぺにご飯粒が付いてるわよ」

電「は、はわわわわ///」

雷「ほら取ってあげるから」

電「こ、このくらい自分で取れるのです~!」

響(可愛い可愛い可愛い......)



比叡「あ、カレーですか! わたしのもたべm

電「冗談は比叡さんのカレーの味だけにしといてくださいなのデス」 「ヒエーーー」

暁「こういうとこ......容赦ないわよね」

雷「本当よね......」


響(電......可愛い、可愛い...)

電「響お姉ちゃん! 雷お姉ちゃんとクッキーを焼いてみたのです!
  食べてくれませんか?」

響「へえ、喜んでいただくよ」ヒョイッ

サクッ、モグモグ...ゴクン

電「ど、どうですか...?」

響「とってもおいしいよ、スパシーバ」

電「本当なのですか! えへへー、よかったのです」ニッコリ


響(か、可愛い......可愛い可愛い可愛い可愛い)


電「? どうかしたのですか?」

響「! な、なんでもない! そ、そうだ、もう一枚もらえるかな!?」

電「もちろんなのです! たくさんあるから、一枚と言わずに
  何枚でも食べてくださいなのです!」

深雪...じゃなくて深夜

電「.........ちゃん、響お姉ちゃん...」

響「ん...電? どうしたんだい、寝られないのかい?」

電「その...怖い夢を見てしまって、それでその...
  い、一緒に寝てもいいですか?」

響「......いいよ、おいで」ガバッ

電「あ、ありがとうなのです...」モソモソ

電「お姉ちゃんの体、暖かいのです。とっても、安心するのです」

電「これなら、大丈夫そうなのです...おやすみなさい、お姉ちゃん」スゥ...

響(どうしようこんなの絶対寝られるはずがないしかもなんかいい匂いがする
  それにこんな近くでこんなに可愛い顔して寝られたら............)

響「...明日は......寝不足だな......」



雷「もっと私を頼っても......むにゃむにゃ」



響(絶対に、今の私はおかしい)


昔なら、こんな事(上記)普通だった。
姉妹のスキンシップの範囲内。特別なことなど何一つない。

しかし今は、それが普通じゃなくなっていた。

姉妹で行動するときはいつも電に目が行き、ずっと見続け、
電のことを考えると、胸が熱くなり、ドキドキする。

電がほかの駆逐艦のこと話していると、胸が締め付けられ、
ほかの艦娘と話しているのを見ると、独占欲がわく。

そうだ、そうなんだ。私は......

妹を、電のことを好きになってしまっているんだ。

それも歪んでいる。私は電のことが大好きで、
電のことを......


  めちゃくちゃにしてしまいたいと、思っているんだ。



今回はここまでです。
読んでいただきありがとうございました。

青葉「そういえば、これつけとくの忘れてましたね」テヘッ

・艦これ
・たぶんヤンデレ(まだ、まだ大丈夫。慌てるような時間じゃない)

最初はきっと、普通の、普通の恋心だったんだ。
一緒にいたいとか、そんな感じだったんだ。

でもいつのまにか、どんどん私の心は変わっていった。

真っ黒な感情が、真っ黒な欲望が、私を惑わす。


電のすべてを私のものにしたい。

めちゃくちゃにして、ぐちゃぐちゃにして、本能のままにむさぼりたい。

泣きわめいたっていい、拒絶されてもいい、何でもいい。

電が欲しい、欲しいほしいホシイ。

あの唇も、あの頬も、あの肌も、あの笑顔も

電の心も、みんなみんな欲しい。

最初はきっと、普通の、普通の恋心だったんだ。
一緒にいたいとか、そんな感じだったんだ。

でもいつのまにか、どんどん私の心は変わっていった。

真っ黒な感情が、真っ黒な欲望が、私を惑わす。


電のすべてを私のものにしたい。

めちゃくちゃにして、ぐちゃぐちゃにして、本能のままにむさぼりたい。

泣きわめいたっていい、拒絶されてもいい、何でもいい。

電が欲しい、欲しいほしいホシイ。

あの唇も、あの頬も、あの肌も、あの笑顔も

電の心も、みんなみんな欲しい。

だから私は、私は...!

暁「響? こんな廊下のど真ん中で、いったい何してるのよ?」

響「!? な、何だ姉さんか...驚かさないでくれ」

暁「気分悪そうな顔だけど、大丈夫?」

響「い、いや、何でもないよ。そ、そうだ、これから司令官の所に
  行かなくちゃいけないんだよ」

暁「あら、そうなの。ごめんなさい、引き止めちゃったりして」

響「いや、別にいいんだ。じゃあ、また食事の時にでもね、姉さん」

暁「うん、またね」



(多スレした未熟者を許してください)

また、同じことを考えてしまった。

電が欲しくてたまらない自分と、
そんなことしちゃいけないと、踏みとどまろうとする自分。

絶対に後者であるべきの私の心は、いったい何時になったら
そうだとキッパリしてくれるのだろう。

今まで、何回このことを考えたのか。

自分の心に板挟みになり続けて、何日苦しみ続けてきたのか。

何回、何十回、何百回、欲望が湧き出しそうになったのか。

~数週間前のとある一日~

06;30

私は朝には強い。
なので、姉妹を起こすのは私の仕事であり、日課にもなっている。

響「ほらみんな。起きないと朝の点呼に遅れてしまうよ。早く起きないと」

暁「レディには......十分な睡眠が...すうすう」

雷「しれぇかーーん......もっと私を...頼ってぇ...くうくう」

響「全く......」

電「すやすや...」

響「.........」四つん這いになって電に近づき、寝顔を確認

電「すうすう」

響(......可愛い)

響(可愛い可愛い可愛すぎるこの寝顔が可愛くてそれに綺麗で今すぐにでも
  襲いたい奪いたい私のものにしたいその小さな唇に今すぐむしゃぶりつきたい
  って何考えてるんだ私は姉妹なのにそんなの許されるわけがないでもキス
  ぐらいしたい寝てるから大丈夫なはずノーカウントになるはずなんてそんなわけ
  ないだろでももう我慢できない.........!!)

電「......響...」

響「!」バッ

電「......響...お姉ちゃん......えへへ」すやすや

響(...............................................................)プツン

響「電......!」ソ―――


島風「おっはよーーーーーっ!! みんな起きるのおっそーーーーい!!」


響「!!!!!!!!」ガバッ

響「おおおおおおおはよう島風! きょ、今日も元気だね」

島風「当たり前だよ! それより、早くしないと点呼に遅れちゃうよ?」

響「わ、分かったよ。じゃあみんなを起こすの手伝ってくれないかな?」

島風「もちろん! ほら暁も雷も起きて―ー遅いよーー?」

響(よかった、大丈夫そうだ...)

電「ふぁあ......あ、お姉ちゃん達...おはようなのです」トロン

響「あ、ああ、おはよう電」

響(...どうして今、カメラが手元にないんだ......!)

9;00 任務待ち

響(電は今秘書艦でいない。姉さんと雷は朝から遠征に演習...
  部屋には誰もいない...)

キョロキョロ

トコトコトコ(洋服ダンスの前の移動)

ガザゴソガサゴソ(おもむろに電の下着を取り出す(ちなみに白))

響「..................」

ガバッ! スーハースーハークンカクンカ

響(うああああ電のパンツ電のパンツ電のパンツ!
  すごいいいにおいがする安心する頭がとろけてしまう...!
  おかしくなりそうなのにずっとずっとこのまま嗅いでいたい!
  でもこのままじゃ本物が欲しくなってしまう電が欲しくて襲いに行ってしまう
  だから止めないといけないのに体がゆうことを聞いてくれない
  においをかぐのが止められない.........!!)

ピーンポーンパーンポーン

響「わひゃあ!?」


電『えーと、今から呼ばれる艦娘さんたちは、遠征に行ってもらいますので、
  司令官さんの執務室に集まってくださいなのです』



響「び、びっくりした......」                  『深雪さん、望月さん』

響「......あ、呼ばれたね」                  『名取さん、響さん』

響「行かなくちゃ...」                     『繰り返すのです』

響「.....................」                       『深雪さん、望月さん』

響「......下着」                        『名取さん、響さん』

響「............」                  『今呼ばれた艦娘さんたちは、遠征任務の
                         ために執務室に集まってくださいなのです』






響「......一枚くらいなくなっても、ばれないよね......」スッ


タッタッタッタッタッ

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