兄「安価で不良にパシり、カツアゲされてる妹を助ける」(9)

妹「はぁ……」

妹「おにいちゃんごめんね……」スッ

妹「1万円でいいかな……」

妹「ほんとごめんね……」




兄「……」

兄「いじめか……」

兄「このままじゃ可哀想だ…兄として何とかせねば……↓1」

とりあえず妹を問いただす

兄「妹ー」

妹「!」ビクッ

妹「な、なに?」

兄「俺の部屋で何してるんだ?」

妹「えと……その…」

兄「言いにくいことなのか?」

妹「ちがっ……その…し、宿題!宿題を教えてもらおうと思って!」

兄「ホントか?」

妹「う、うん」

兄(なにも言おうとしないな……うーん…↓1)

不良なんぞ矮小な存在であると認識できるまで心と体を鍛える

兄「1ついいか?」

妹「なに?」

兄「もうお前も中学二年生だろう?」

兄「そろそろ不良やらヤンキーやらバカみたいなのが沸いてくるんだ」

兄「そんなのに負けないように今から訓練しよう」

妹「え?なに急に……」

兄「はいじゃあ教科書十二ページから」

妹「え?え?」

兄「冗談はさておき、少し話をしよう」

妹「展開がわかんない……」

兄「昔の話だ」

妹「なにが言いたいの?」

兄「不良なんかにビビるなってこと」

妹「うっ……」ズキ

兄「俺の友達と、その友達の話だ」

妹「おにいちゃん関係ないじゃん……」

兄「まぁまぁ」

兄「俺が中3の時は学校内を荒らし回ってた不良がいたんだ」

兄「その不良さ、めっさ喧嘩強くて誰も逆らえないでいたんだ」

妹「……」

兄「でもな、友達が立ち上がったんだ」

兄「ふざけんじゃねぇってな」

妹「……」

兄「不良はビビってな」

兄「でも仲間の手前そんな顔できない」

兄「だから不良はスルーしてたんだ」

兄「友達が一喝してしばらくはなにも起こさなかった」

妹「起こさなかった?」

兄「起こせなかったんだよ、友達が怖くて」

妹「何でおにいちゃんがそんなことわかるの?」

兄「さぁ?」

兄「そしてしばらくしてその不良は暴走族を作った」

兄「確か……『フィアー』とかだったような…」

兄「暴走族を作って調子に乗った不良はあろうことか学校内をバイクで走り回った」

兄「まぁここからは長いから縮めるな」

兄「友達がまた立ち向かった、そしてタイマンを張って不良が負けた」

兄「結局喧嘩が強いってのは仲間がいてこそなんだろうな」

兄「一人じゃなにもできない、それが不良だ」

兄「一人で向かってった友達は勝った」

兄「誰でも仲間といないとなにもできないやつよりは強くなれるんだ」

妹「……」

兄「不良は今ちゃんと学校行って真面目に授業受けてる」

兄「まぁつまりなにが言いたいかって言うと」

兄「何されても負けるな、立ち向かえってことだ」

兄「しょせんいきがった厨房だからな」


妹「いまいちいってることがわかんない」

兄「……まぁいいよ、明日も頑張れよ」

妹「うん……」スタスタ

兄(何かうまいこと言えないもんだな……まぁいい、明日どうするかだ……↓1)

友達といじめっ子殲滅

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