李衣菜「なつきち、そのバイクなんだ?」夏樹「ホイール・オブ・フォーチュンだ」 (24)

李衣菜「えっ…ホイール…何?」

夏樹「ホイール・オブ・フォーチュン、この前買ったんだ」

夏樹「初めは高すぎて今までずっと手が届かないところにあって買えなかったけど…」

夏樹「アイドルをやって稼いだお金でやっと手に入れたんだ!」

夏樹「どうだだりー?この洗練されたデザイン、見事なものだろ?」

李衣菜「あ、ああ…最高にロックだと思うけど…」

夏樹「…ま、だりーにはバイクなんてまだ早いか」

李衣菜「な、何ィ!?」

夏樹「冗談だよ冗談、よかったらホイール・オブ・フォーチュンについていろいろ教えようか?」

夏樹「にわか知識で話すよりなんらかの情報を持ったほうが話が盛り上がるだろ?」

李衣菜「…よろしく」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1431782578

李衣菜「ところで最初に見て思ったけど、その…ホイール・オブ・フォーチュンだっけ?」

李衣菜「なんか車輪の中に座席があるみたいな形してるけど…どうやって前見るの?」

夏樹「ここにモニターがあるだろ?」

李衣菜「あ、本当だ…これで前を見るのか?」

夏樹「ああ、前方のカメラを通して映しているんだ」

夏樹「結構便利なんだこれ、ナビにもなるし」

夏樹「しかもこのホイール・オブ・フォーチュンは…ていうかD・ホイール全般は…」

李衣菜「D・ホイール…?」

夏樹「このバイクの他にもいろんなバイクがあるんだ、それをまとめてD・ホイールと呼ぶんだ」

李衣菜「へえ~」

夏樹「で、そのD・ホイール全般にいえるけど…200km以上出せるんだ!」

李衣菜「はぁ!?200km以上!?ありえないでしょ!?エンジンどうなってるの!?」

夏樹「エンジンは永久機関のモーメントを使っているんだ」

李衣菜「もーめんと…?」

夏樹「モーメントというのはプラスのエネルギーを生みつづける永久機関で…」

李衣菜「…???」

夏樹「…つまりモーメントがある限りわざわざガソリンスタンドでガソリンを入れたり充電する必要はないということ」

夏樹「あらゆるエネルギーは全部モーメントが補ってくれるんだ」

夏樹「まあメンテは必要だけどね」

李衣菜「そ、そうなんだ…すごいロックだね」

夏樹「なんでもかんでもロックって言えばいいってもんじゃないだろ」

夏樹「しかも他のバイクと違って耐久性も優れているんだ」

夏樹「高いところから落としても少し傷かつく程度で済むし」

夏樹「後、自動運転機能も備えているんだ、まあアタシは爽快感を味わうためにマニュアルにしているけど」

夏樹「他にも一部の機関が使う量産型や会社で作られている一般向け」

夏樹「凄いやつではハンドメイドのD・ホイールもあるんだ!恐ろしく高いから買えなかったけど」

夏樹「でもこれを手作りするなんて凄いD・ホイーラーもいるものだな」

夏樹「ちなみにこれはもともとあったホイール・オブ・フォーチュンを基にして作られたんだ」

夏樹「いわゆるコピーだね、まあそれでも高いのには変わりないけど」

李衣菜「……???」プシュー

夏樹「…話についていけなかったのか、完全にショートしてるな…」

拓海「よう夏樹」

夏樹「おっ、拓海じゃん」

拓海「夏樹…、お前もD・ホイールを買ったのか!」

夏樹「「も」って言うことは…拓海も買ったのか?」

拓海「ああ、とっておきの馬力が出るやつをな!」

拓海「見てみるか?度肝抜かすぞ?」

夏樹「ぜひ見せてもらおうか、だりーはどうする?」

李衣菜「うん、私も見てみたいよ」

拓海「よし、ちょっと距離があるけどついてきな、でかすぎて広いところに置かないと邪魔になるんだ」

ズウウウウウウウウウウウウウン

拓海「どうだ!これがアタシのD・ホイールだ!」

李衣菜(でかっ!?)

夏樹「トリニダード・ウロボロスか…意外な機が出てきたな」

夏樹「これどうしたんだ?アタシのホイール・オブ・フォーチュンより高いはずだろ?」

拓海「中古で手に入れたんだ、古い機は値段が安いからな」

拓海「だが中古でも馬力とかは変わってないぜ!見た目はちょっとボロいが中身はほぼそのままだ!」

李衣菜「なあ…その…トリニダードウロボロスだっけ?どうやって運転するんだ?」

李衣菜「ていうか…そんなにでかいの…路上で動かせるの?」

拓海「あっ?何言ってるんだ?動かせなかったらわざわざ販売しないだろ?」

拓海「運転なんて前のバイクよりちょっと難しいレベルだよ、楽勝楽勝!」

李衣菜「そ、そうなんだ…」

李衣菜(どうやって動かすんだろ?こんな馬鹿でかいの…)

李衣菜(運転席なんて変なくぼみとかあるし…危なくないのかな?)

拓海「そういえば美世も買ったらしいぜ?」

夏樹「そうか、せっかくだから見てみるか!」

拓海「ああ!」

夏樹「ところでどんなD・ホイールか聞いてないのか?」

拓海「どうやらアタシのD・ホイールの兄弟機らしいぜ」

夏樹「ならあれしかないな、後の二つはとても一般人には乗れたものじゃない」

李衣菜(なんで普通に会話できてるの?私も乗ればわかるのかな?)

夏樹「お~い!美世、いるか?」

美世「あっ、三人とも?どうかしたの?」

拓海「新しいD・ホイールを買ったって聞いたんだが…」

美世「風の噂は速いね、確かに買ったよ」

美世「しかも最近作られたばかりの新品!すぐに売り切れになったから本当に運がよかったよ!」

拓海「まさかとは思うが…T・666か?」

美世「やっぱすぐにわかっちゃうか!」

拓海「このデザイン、間違えようにもないからな」

李衣菜(あ、やっとまともなのがでた…)

夏樹「T・666!?また凄いレアなやつを手に入れたな!!!」

拓海「扱うの難しいだろそれ?運転できるのか?」

美世「さっき試運転してみたけどすぐに慣れたよ!」

夏樹「だりー、これ見た感想は?」

李衣菜「え?あっ…うん…ロッ…」

夏樹「ロック以外で答えろ」

李衣菜「うっ…、そうだね…」

李衣菜「このデザイン、この色…まさに究極のD・ホイールって感じかな?」

美世「そりゃこのT・666はあたしの体の一部といってもいいからね」

美世「李衣菜ちゃん見る目があるね!」

李衣菜「え?そ、そうかな…?」

やめる

書いててちょっと混乱してきた、正直分かりにくい
また次の機会に修正して書く

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年05月17日 (日) 01:15:15   ID: ww7M1cAm

どうしてバイクと合体しないんだ…?

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom