女神「あなたは今から無人島で生きていかないといけません」
男「はぁ」
女神「ただし、一つだけ欲しい物を持っていけます」
男「はぁ」
女神「それを私が用意しましょう。何でも構いません」
女神「何がほしいですか?」
男「どこでもドア」
女神「」
女神「それはちょっと…」
男「無理なの?」
女神「無理ではないですが、それはなしで」
男「じゃあ、タケコプター」
女神「似たようなものじゃないですか」
男「この時点で何でも構わない事なくなってるよね」
女神「もっと、無人島を拠点を固定して生活するような物を言ってください」
男「なんか一気に制限されたなぁ」
女神「すいません」
男「じゃあ、自給自足が可能な俺にベタ惚れで年齢が20代固定の美女が365人」
女神「一つじゃないでしょう」
男「じゃあ、1人でいいんで毎日子供を産める体にして、産んだ子供は全部女で翌日に20歳になる」
女神「人間として色々間違ってます」
男「出来ないの?」
女神「出来ますけど、やりません」
男「…やれませんの間違いじゃない?」
女神「そんな事ありません。いいから何がほしいか言ってください」
男「さっきから拒否られてばっかなんだけど」
女神「まともなものなら拒否しません」
男「じゃあ、苦しまなくてニガくない毒薬でいいや」
女神「」
男「俺に無人島で一人暮らしなんて無理だから、無人島に着いたらすぐに死ねるように」
女神「だからまともなものを…」
男「え?駄目なの?だいぶ譲歩したよ、俺」
女神「まぁ、確かに譲歩はしてますけど、着いたら即死ぬって、それじゃあ意味がないので」
男「うん。わかってて言ったんだけどね」
女神「むかっ」
女神「無人島で生きて生活できる常識的な範囲でお願いします」
男「でも、さっきから俺の意見、全部却下されてるよね」
女神「それはそうですけど」
男「本当に何でも用意できるの?」
女神「私には神の力がありますので、ほら」ドコデモドアー
女神「こんなのも」タケコプター
女神「さらには」ドラエモンー
男「まぁ、すごいよね」
女神「なので安心して、無人島に持っていける何かを考えてください」
男「……。あ、決まった」
女神「何ですか?」
女神「では、質問を変えましょう」
女神「あなたは女神と結ばれます」
女神「永住先に無人島を一つ選ぶことが出来ます」テレテレ
女神「どこを選びますか?」ポッ
男「選びません」
男「逆に俺からも質問です」
男「俺は女神と結ばれません」
男「無人島にはいきません」
男「家に帰っていいですか?」
女神「駄目です」
男「じゃあ、もう枕でいいや。無人島に持っていくのは」
女神「では抱き枕型女神をあなたにあげましょう」ンー
男「家から持参します。枕が替わると眠れないので」
女神「枕と抱き枕は別腹です」
女神「無人島で私と一緒にイチャラブしましょう」
男「断る」
女神「私は美人ですよ、胸も大きいですよ、パイパンですよ」
男「思い出した。俺はブス専でツルペタ好きで突き刺さるくらいの剛毛でないと勃起しない」
女神「特殊すぎます。その性癖は」
男「だから無人島に何を持って行かせてくれるんだよ」
女神「ですから私を」
男「お前以外で」
女神「いいじゃないですか、私で。あなたも、自宅警備員やってるくらいだから童貞でしょう。私も処女ですし、働いたら負けだと思っているのでお似合いだと思います」
男「誰が童貞?」
女神「あなたが」
男「ごめん。俺、女ちゃんで童貞捨ててるから」
女神「オナホの名前ですね。わかります」
男「おおおおおオナホちゃうわああっ!!」
女神「わかりました。もう、二択にします」
男「最初の頃の何でも一つのくだりが完全になくなったか」
女神「私と携帯電話のアダプターのみ、どっちを無人島に持っていきますか?」
男「アダプターで」
女神「」
女神「なんかもう悲しくなってきました」
男「まあ、不毛な争いだからな」
女神「そんなに私が嫌いですか?私、すごく役に立ちますよ。料理も洗濯も掃除も得意ですよ」
男「そうですか。すごいですね」ハイハイ
女神「ムッ。じゃあ、私にも意地があります」
男「ふぅん?」
女神「あなたが私を連れて無人島に行くというまで絶対に離れません!!」
男「わかった。じゃあ、一緒にいろ」
女神「へ?」
男「昨日、仕事も決まって、来週から働くわけだからな。無人島なんか絶対にいけない」
男「お前が俺の事を好きなら、一緒にいてやるよ。俺も好きだし」
女神「はうっ」////
男「じゃあ、よろしくな」
女神「はいっ!!」
end
以上で終了です。
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