セーラ「なあフナQこのワンダと巨像って…」 フナQ「はい?」 (70)

PS2ゲームワンダと巨像を知らない人はプレイしてみるか、ニコ動を見てみよう!

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1431519856

セーラ「めちゃくちゃおもろいな!巨像強いし、アグロの操作めっちゃむずいけど」

フナQ「意外ですねぇ先輩がこのゲームにハマるって。てっきりアクションは格ゲー以外は興味ないと思うてましたよ。」

セーラ「失礼なやっちゃなぁ。まあ俺も泉にすすまれるまでは興味なかったけどな!てかお前ワンダ知っとるん?」

フナQ「まあ部員のデータの一環ですし、それで今何体目の巨像を?」

セーラ「何とか8体目の巨像や!今9体目の巨像で詰まっとる…あれ無理ゲーやろどうやりゃええんや…」

フナQ(まああの巨像はアグロ乗らんと無理やって攻略サイトに書いとるし「攻略法教えましょか?」

セーラ「いい!このゲームは攻略法に頼ってやったら面白さが半減や!」

怜「セーラもようやるわー。ゲームの中とはいえあんなデカイのに追いかけられたらたまらんわ」

竜華「えーと確かこのワンダって男の子の目的は…死んだ少女の魂を蘇えさせるためやろ」

泉「そうです。そのためにいにしえの地にいる16体の巨像を倒せっちゅー話です」

怜「あんなんを16体も倒すって…ようやるわワンダ君も」

フナQ「しかし、部活が休みの日に江口先輩家集合したら、ワンダをやるのを見とるだけとは…」

泉「ウチはすでに全クリしたけん、暇でしょうがないですよ…」

竜華「えーとでもウチらは巨像の倒し方みんなで考えたりしておもろいけど、なぁ怜」

怜「せやなーでも見とるだけでええわ。ゲームの中とはいえあんなおっかないのと闘うなんて冗談やないで…」

セーラ「そうや!俺がここまで行けたのも、みんなの助言があったからや。あと泉ラストのネタバレしたらぶっ飛ばすで」

泉「言いませんよ…今更、現にここまで巨像戦に口出さんやったでしょ?

第九巨像戦

セーラ「アグロでいけば、光弾普通にかわせたなぁ」

泉(ずっとそれ言いたかったんやけど、よう我慢できたわウチ…)

ズーンドドドドアグロー!

ドルミン[大地の力、巨像をも揺るがす…]

竜華「これドルミンさん、そこの間欠泉使えっていうとらん?」

セーラ「わかっとるわ!それができんから苦労してんねん。しつこいわドルミン!」

数十分後…

セーラ「おおようやく間欠泉にハマりよった…さてこれで…って!巨像の身体右に傾いとるだけやん!倒れんやん!ここからどうすればええんや〜」

怜「……」キュイイイン

怜「…そこの足首を弓で狙うのがええんちゃうん?」

セーラ「え…!ああこれかぁ!ナイスや怜!」


ヒュンヒュン ブスッ ブスッ

巨像「グオォオ…」

グラッ…

セーラ「おお…巨像の身体が右に倒れて…」

ざわざわ ざわざわ ざわざわ ざわざわ

泉(来るでぇ…) ゾクッ

ドゴオオォオオォオオォオオオン!!


サントラ 蘇る力〜巨像との戦い〜

テーレテーレテーテーレテーレテーレテッテーレ

セーラ「おおおお!」

フナQ「BGMが変わればそれは反撃の合図や」

泉「いつ聴いてもこのBGMはテンション上がるわぁ」

フナQ「曲のタイミングも完璧やしな」

怜「しかも、苦労した分尚更な…」

セーラ「感動や…」

竜華「ってセーラ!感動に浸っとらんと!すぐワンダ動かさんと!」

セーラ「せやった!ええと…巨像の倒れた方に回り込めばええんか。」

タッタタッタタッタ

セーラ「おお!腹の所に毛があるで!よっしゃ登るで!」

怜「ワンダが登れるように毛を生やしてくれる巨像さんに感謝を禁じ得んわ…」





今日はここまで、自分は第四の巨像好きです。ワンダと巨像は神ゲーなんで、やって損はないゲームです。いやほんと。
ICOは個人的に言わせてもらうと微妙…星3つくらい。脱出ゲーあんま好きじゃないってのもあるけど
あとこのスレのこれからの方向性はまだ未定ですんで、こういうのが良い!てのはジャンジャン意見どうぞ

セーラ「よっしゃ!なんとか登りき…うおわぁ!巨像起き上がりそうやん!」

巨像「グオオォオ…」フワッ…

ズドォオオン

セーラ「あ…あぶねーなんとか落ちずにすんだで…さて弱点どこやろ?」

竜華「とりあえず頭目指したらどうや?大体いつもそこあるし」

セーラ「よっしゃ!行くで」




セーラ「うお!巨像ワンダ振り落とそうとめっちゃ暴れとる。落ちてたまるかいな…ここまでどんだけ苦労したとおもっとんねん」

グラグラ、ウア、クッ、ハアハア、タッタタッタ

怜「案の定頭にあったな」

ワンダ「フウッ!…………ハアア!」 グサッ!

巨像「!グオオォオオオ!」ユサユサユサユサ

ワンダ「クッ!」アタマツカミ

泉(これはもう勝ち確パターン入ったな)

ハアッ!グサッ!グサッ!グオオォ…グオオォオ!ブシューゥ

竜華「はあ…このシーンは何度見ても巨像が哀れで可哀想やわ…」

怜「別に巨像は悪者やないしなぁ。触らぬ神見たいなもんやし」

セーラ(すまんな…これも全てあの少女を救うためや…今俺ができることはなるべく早く倒して巨像にこの苦しみから解放させてやることや)

フナQ「あと一発ですかね」

セーラ「それじゃあ準備はええか?いくで?」


セ怜竜泉フ「「「「「最後の一撃は…」」」」」」

ワンダ「フウゥ!」ギリギリッ

セ怜竜泉フ「「「「「せつない…」」」」」


ドスッ………


巨像「グオオォアアァァァ………」

サントラ 〜戦いの終わり〜

ゴシャアアァアアアアァァン…………

竜華「来るで!セーラ!あの黒いモジャモジャが!早よ逃げんと!」

ワンダ(セーラ)「………」

泉「あれ?逃げないんですか?」

セーラ「ええんや。あれは俺がこれから背負う罪や罰のようなもんや…もうジタバタせずに潔く受け入れるで…」

フナQ(ゲームの中なのに、完全に感情移入しとるな先輩。)

怜(もう心は完全にワンダになりきっとるな)

ズシャアアァアア!

ワンダ「グウウゥ…!」

ドサッ…

ワンダ「ウッ…アア…」

竜華「ああん!でもほら可哀想やで…ワンダくん…」

泉「まあ先輩別に死ぬわけじゃないですし」


モノの声



竜華「これあの娘の声やろ?なんていうとるんやろなぁ」

怜「日本語やないけんわからんけど、ワンダを止めようとしとるのは確かやな」

セーラ「あの娘を蘇させるのはワンダのエゴで、あの娘がそれを求めとるんかは不明やからな…」

フナQ「確か呪われし定めにより〜とかワンダ君が言うてましたね」

神殿

ワンダ「………」

ワンダを見下ろす9体の影「………」

ゴオオオオオオオン…ピキッ…ゴガシャアアァアアン!

セーラ「これで9体の巨像を破壊か…もう半分超えたな…」

竜華「なんかワンダ君の服どんどんボロボロになってへん?怜」

怜「ホンマや…どんどん黒ずんできとるで…あの黒いモジャモジャせいか…巨像との戦いで負った傷か…」

フナQ「恐らく両方やと思いますよ」

セーラ「しっ!」

ゴオオオォォ

ドルミン[次の相手は…孤立した砂丘…姿見えぬ軌跡…友ともに大地を揺るがす…]

怜「毎度毎度ポエマーやなぁドルミンさん」

セーラ「ドルミンの奴、いつも何カッコつけとんねん!もうちょいわかりやすく言えや!」

泉(ああーあれかーあれは一番のトラウマ巨像やでぇ…)

アグロ「ハッハッハッ」 パッカパッカ

セーラ「おおアグローお前には苦労かけるな〜ほら撫で撫でしたるで〜」ポンポン

竜華「ホンマお利口さんな馬やなぁ。ワンダ君のこと余程信頼しとるで」

怜「最初はただのデカイ馬しか思っとらんやったけど、この健気な所見とるとだんだん愛着が湧いてくるで…」

フナQ「このゲームで馬に対する価値観ちゅーもんが変わりそうですよ…」

セーラ「ホンマこれからもよろしく頼むで!アグロ」ポンポン

アグロ「………」

フナQ「はいはい、アグロ可愛がんのもええけど肝心の巨像探しやで先輩」

セーラ「ちょい待てやその前に…」

スタスタ

モノ「………」

ワンダ(セーラ)「おーい。眠りのお姫様ー元気か〜?俺やでー。ワンダガキタデー」

泉「いや絶対ワンダそんな口調やないと思いますけど…キャラ崩壊させたらいきませんて先輩」

竜華「でもこの娘とワンダ君どないな関係やろな?やっぱ恋人やろか?」イヤンイヤンクネクネ

怜「妹…はないやろなぁ。でも恋人はなんか違う気するで…幼馴染とかやと思うわ」

フナQ「でも恋人やない人に命かけられるやろか…ウチは無理やで…1体目も倒せる気せんわ」

セーラ「まあそういのは最後のEDで全部分かるやろ。ほんなら巨像探しに行くで。アグロ!」

ヒヒイイィン

パッカラパッカラ

怜「しかし雑魚敵が一匹も出てこんアクションゲームって珍しいなぁ。要するにボス戦16回しろっちゅうことやろ?」

竜華「そんかわり、景色とかグラフィックとかが存分に堪能できるなぁ。これホンマにPS2のゲームやろか…

フナQ「しっかしホンマフィールド広いですねぇ。これ迷いそうですよ。ていうか現に前の巨像探し大分迷いましたけど」ジロッ

セーラ「き…気分転換にトカゲ狩りしようや、あと木の実狩りも」






一方その頃…

穏乃「あ〜こ〜。いい加減アグロと遊ぶのやめて巨像倒しに行こうよ〜」

憧「アハハハ〜アグロ〜」

ひな「第一の巨像戦ですっかり心が折れた所存…」

綾「頼る人間違えちゃったね…」

桜子「これじゃ第三の巨像倒せないままじゃん!」

回想…

第一の巨像「……」ズシーン、ズシーン

ワンダ(憧)「 」

憧「えっ…巨像ってさっきの…?」

桜子「うん!」

憧「いやいや!勝てるわけないでしょ!あんなのに!」

穏乃「うわ〜デカイな〜」

綾「大丈夫!私達も倒した巨像だから」

ひな「倒すまでに数十回リトライしたけどね…」

穏乃「GOGO!憧〜!」

憧「ううう…」

タッタ、タッタ、タッタ

憧(ああアグロ助けて…) ×ボタンポチ

ワンダ(憧) 「ピュイイイイィィィ!」

ひ綾桜穏「「「「あっ」」」」

第一の巨像「…?」クルッ

桜子「なんで指笛なんかならしてんの!アコチャー!」

穏乃「い…今ので巨像が気づいて…」

ひな「攻撃来るよ憧ちゃん!」

憧「えっいやちょ」ボウゼン

第一の巨像「カナボウアタック!」

ドガアアアァァァン!

ワンダ(憧)「ウッ!」

ズシャアアァアア

穏乃「ああ…もう体力ゲージが…」

桜子「とりあえず動かそ!憧ちゃん!」

憧「ちょ…ちょっと待って!ワンダが起き上がらない!」

ワンダ(憧) 「………」 ウーン

ドシン、ドシン

穏乃「うわぁ…巨像がトドメ刺そうと近づいてきてるよ」

憧「やっと起き上がった……ってきゃあああああ!」キョゾウメトハナノサキ

憧「いやぁ!来ないで!あっち行って!」ガチャガチャ

巨像「……」

ワンダ(憧) (クルクル、クルクル)

綾「ワンダさんが変な舞を踊ってる…」

巨像「…フミツケコウゲキ!」ズドン!


注 巨像は実際はこんなことは言いません。ていうか喋りません

ワンダ(憧)「グウッ!……ウッ…アアア…」チカラツキル

GAME OVER

憧穏ひ綾桜「「「「「 」」」」」

回想終了

憧「アハハハ〜」

穏乃(あれから憧は巨像がトラウマになって、アグロと遊んでばかりだからな…)

一方千里山の方では…

怜「第十の巨像ホンマ怖かったで…夢に出てきそうやあの目…」カタカタ

セーラ「そうか?弱点すぐわかったし、アグロと一緒に戦えて俺は楽しかったで!」

フナQ「今までで一番インパクトある巨像でしたねぇ」




再び阿知賀

穏乃「おはよ〜!憧…ってあれ元気ないね。」

憧「…うん昨日のあの巨像が夢に出てきてね…アグロがなんとか助けてくれたけど…夢見が悪いわ」

穏乃「あ〜」

憧「ひな達には悪いけどあのゲームは私では力になれそうにないわ…あ、でもアグロと遊ぶときは…」

玄「おはよー!憧ちゃん達!」

穏乃「おはようございます玄さん!…ところで玄さんって[ワンダと巨像]ってゲーム知ってます?」







玄「随分唐突だねシズノちゃん…う〜ん私はやったことないけど、ウチのクラスで今流行ってるんらしいんだよねそのゲーム」

憧「ええっ!?そうなの?言っちゃなんだけど女子がやるようなゲームじゃないでしょあれ」

玄「私はあれ怖そうだからやんないけど…」

穏乃「確かにあのデカさは軽いホラーですよね…」

玄「結構昔のゲームなのになんで今更ブームが来たのかな?」

憧「あたしはアグロが一番の理由だと思うわ。あの可愛さと健気さは反則よ。アグロをあの広いフィールドで駆け回るだけのゲームでいいのよあれは」

穏乃「それは流石にダメだろ…ってことはウチのクラスでも流行ってるのかなぁ」

穏乃の予想通りワンダと巨像は何故か女子高生たちの間でブームを呼んだ。ワンダのコスプレ衣装やアグロ、手乗り巨像などのフィギュアが異様に売れ始めたのだ。

再びヒットした理由はアグロの可愛さと健気さもあったが、主人公ワンダが巨大な敵を魔法などの力ではなく、人間としての力で知恵と勇気を使い倒していく所や、迫力と静寂さを兼ね備えた戦闘シーンとBGM、物語が単純な分、ワンダの少女に対する一途な思いが伝わってきたり、そういう面が今のゲームではなかなかお目に掛かれないからか、空前絶後の大ブームを巻き起こした

ふぅーむなるほど、そういうのは後でやるのがいいですね。それでは千里山メンバーで全クリまでの話を書いて行きます。とりあえずは。

あとわかりやすくするために地の文も入れてきます。

ドルミン[次の相手は…湖を望む祭壇…放たれた番人…炎を絶やさぬ]

怜「相変わらずようわからんわ。次の相手は」

竜華「ついに二桁行ったで。ここまで色々あったなぁ」

泉「最初は何十回もリトライしてたのに先輩も大分慣れてきましたね」

フナQ「巨像探しは慣れてないようですけど」ププッ

セーラ「…うっさいわ。ところでお前ら、俺だけがやっててええんか?フナQと怜は怖いからパスで、泉はクリア済みやけん…竜華はやらんか?」

竜華「うちはゲームはやるより見てる方が好きやけん、それにここまでいったらセーラだけでクリアすんのが筋やろ?」

セーラ「ありがとな…ほな行くで!アグロ!」

アグロ「ヒヒィーン!」

第11巨像戦

セーラ「うお!ちっちゃ!いや大きいんやろうけど、今までの敵がデカすぎたせいか感覚狂っとる」

竜華「なんか可愛らしくない?この巨像の手乗りフィギュアうち欲しいわ〜」

泉「って先輩前!前!」

ドカッ

ワンダ「ぐうっ!」

セーラ「うお!小さいせいか、素早さは今までの中でダントツやな」

怜「ピコーン。セーラこの巨像の攻略法もうわかったで。この巨像火に弱いんやろ。祭壇みたいな場所やし、ドルミンさんの言うてたこと思い出したわ」

セーラ「へ?!あ…ああそんなことわかっとるで!簡単やろ!」

竜怜フ泉「「「「絶対分かってなかったろ…」」」」




ワンダ「…」 ジリジリ

火が点火した棒を巨像に押し付けると巨像は怖いのか、暴れるのをやめ、後ずさる

巨像「ウオォァ…」

セーラ「そうか!こうやって後ろの崖に追い込めばええんか!」

フナQ「火を怖がるとか…像ちゅうより動物見たいやな…」

巨像「…?!」

崖に落ちた巨像はその衝撃で後ろの甲羅が壊れ、弱点の紋章が剥き出しになる

セーラことワンダも崖に降りて巨像の背中に張り付く

ワンダ「ハアッ!」

グサッ

グサッ



渾身の突き刺し三発で呆気なく巨像の命は潰える

セーラ「小さいせいか防御力は紙のようやったな…」

泉「……」

ワンダ「ぐうっ!」

ズシャァァァアア!

何時ものように巨像を倒した後の黒い触手は、ワンダの身体を突き刺す

怜(巨像を倒した後に出てくるこの触手みたいんは…うちの予感が外れてないならこれはまさか…………ワンダもこれに勘付いとるんなら、利用されてるのをわかって巨像を倒しとる?やったらどんだけいじらしいねん…)




モノ「……!……!………………」

キイィィイイン……ピキッ…ドカシャアアアン!

フナQ「ついに11体目も破壊しましたねぇ。もうゴールまでそう遠くありませんよ」

祭壇で眠り続けているモノはみるみる生気を取り戻していく。だがそれに反してワンダの身体はどんどん黒ずんで、ボロボロになってゆく

セ竜怜フ泉「「「「「………」」」」」

五人の中で暗い沈黙が走る。クリアしている泉以外はこのゲームのラストなど知らないが、モノは無事に生き返り、ワンダもアグロも無事に2人(1頭)で幸せに…
なんてハッピーエンドにはなることはあり得ないとすでに予感している

セーラ「…ほな行くか。次の巨像や…」

バシッ!

セーラ「うおっなんや怜!」

怜「何もうしんみりお通夜モードみたいになっとるんや、似合わへんで。そりゃ気持ちは分かるけどこんなんセーラらしくないで」

竜華「せや!まだ分からんやん、最後がどうなるかなんて、ワンダ君もモノちゃんもアグロも無事なまま終われるかもしれん」

セーラ「…せやなとにかく今は先のことより目の前の事や!」

フナQ「その意気ですよ先輩」

泉「……」

ちょっとシリアスっぽくなってくるので、ギャグワンダも

恒子「おぃーす!すこやん」

健夜「こーこちゃん…いつも思ってことなんだけど、私の家に遊びに来るのは構わないんだけど、アポなしで急に来るのは止めてくれないかな…?」

恒子「ちっ!今日はちゃんと服着てるか…」

健夜(無視するし…「そりゃ私だって学習くらいするよ…それで今日は何しに来たの?」

恒子「HEHE、すこやん、このゲーム知ってる〜?」 ジャン!

健夜「え〜と[ワンダと巨像]…知ってるよ今巷の女子高生達に人気のゲームでしょ?確か」

恒子「流石すこやん、アラフォーなだけあって、流行に目敏い!」

健夜「アラサーだよ!」

恒子「でねでね?すこやん家でこれをやろうと思ってさ!FUFU驚くなかれ、実は私はこのゲームは流行になる前から、持ってたんだよ」

健夜「ええ!そうなの?こーこちゃんが…それは以外だなぁ。でもこーこちゃんってゲーム好きだもんね」

恒子「まあ開始から40分くらいで辞めちゃったんだけど」

健夜(ガクッ)

恒子「だって〜このゲーム面白そうだけど、すげー馬の操作むずいし、大体これ一人用のゲームだし、ゲームの中でも全然人いないし、やってたら寂しくなるんだもん〜」

健夜「あ〜だから私と一緒にやろうってことね…」

恒子「そゆこと!」

健夜「でも、ソフトがあっても、本体がないでしょ?どうやって…」

恒子「大丈夫!ほらPS2も持って来たから!」

健夜「ええ!重くなかったの?」

恒子「車で来たから、モーマンタイ」

恒子「それじゃお邪魔しまーす!」

居間

恒子「すこやん!お菓子とジュースは?ゲームするときの必需品だよ!」

健夜「はいはい、今持ってくるから」





恒子「お菓子よし!ジュースよし!座布団よし!コントローラよし!ディスクよし!本体よし!すこやんよし!」

健夜「私よしってなんなのさ…」


恒子「それじゃまずすこやんがプレイしていいよ。私は困った時に助ける係で」

健夜「ええっ!私ゲームとか苦手だから私も見てるだけがいいなぁ」

恒子「何言ってるの!これも一種の人生経験!すこやんは何するにも奥手だから、彼氏もできないんでしょ」

健夜「それは関係ないでしょ!」

健夜(い…いや少しは関係あるのかな?)

恒子「ところですこやんってゲームのOPとかムービーってちゃんと見る派?それとも飛ばす派?」

健夜「えっ?それは勿論見るよていうか見ないとどんなゲームかわかんないでしょ」

恒子「いやー私はいつも飛ばしてんだよね。さっさとプレイしたいし」

健夜「ガサツすぎるでしょ!…ていうかまさかこーこちゃん…」


恒子「…ダメ?」

健夜「だめだよ!やるからにはちゃんとOPもムービーも飛ばさずに見るよ!」

恒子「ちぇー。すこやんは本当真面目なんだから」


健夜「それじゃ初めからだね。」ポチッ

恒子「すこやんゲームするのこれがはじめてだよね。意外ゲームの才能あるかもよ〜麻雀うまい人ってゲームもうまいって聞くし」

健夜「ええっ!そうなの?初耳だよ!」

恒子「まあ嘘だけどww」

健夜「からかわないでよ!」

恒子「ほら、もうはじまってるよ見よ!」

健夜「また無視するし…」

OP


健夜「なるほどこの馬に乗ってる男の子が主人公ことワンダね」

健夜「橋凄い長いなぁ」

健夜「うわぁ今度は凄い長い螺旋階段…」

恒子(早速飛ばしたくなってきた)

健夜「あっ!馬から降りて…うん?何か後ろに背負ってる?…女の子?!」

恒子(すこやんいちいちリアクション取るタイプかーまあ初めてだし、興奮するのも無理ないけど)

健夜「あ…台座に寝かせて…あー成る程このかっこいいナイトさんが眠りのお姫様の目を覚まさせるゲームかぁこれ」ヒクヒク

恒子(すこやんが凄いリア充爆発しろオーラだしてる…)


ゴゴゴゴゴゴ

仮面(エモン)「かつてこの地は点と点が当たった響きから無と有に置き換えられたすべての事象石に焼かれた記憶血と若草と空うんたらかんたら〜」


健夜「うわ!怖い仮面が何か言いながらこっちに向かってきてる!」

恒子「ああ私もこれは最初ビビったなぁてゆうかキモかった」

ズズズズッ…

健夜「うわ今度は何か黒い人型の影みたいなのが!なんなのも〜!」


ワンダ「……」カチャ

健夜「うわ…剣を抜いて、えっ?いきなりバトル?!」

恒子「すこやんいちいちうるさい…」

説明終わり…


健夜「なるほどね。この少女を蘇させる為にこの地にいる16体の巨像を倒せってゲームね」

恒子「このワンダも泣かせる男だね〜恋人?の為に文字通り命張ろうとするなんて、すこやんもこんな一途な彼氏ができるといいね…」

健夜「大きなお世話だよ!て言うかそういう恒子ちゃんはどうなの?!」

恒子「まーんなことより、早く巨像倒しにICO!」

健夜「露骨な話題そらしやめて答えてよ!」

その後すこやん達は慣れないアグロの操作に苦心したり、巨像を探すのに手間取ったりで小一時間かかり、ようやく巨像のありかを見つけた

健夜「はーっはーっ。ようやく見つけた…長かったなぁ…ここまで」

健夜「さ〜てこの小さい崖をクライングして…よっと…よっと……ほいっと…あ…ついに巨像出現……」

ズシーン、ズシーン

第一の巨像(………)

ズシーン、ズシーン

健夜「 」



健夜「え…?巨像ってさっきの?」

恒子「うん」

健夜「オオキイネ」

恒子「うん」

健夜「テイウカムリダヨネ」

恒子「大丈夫〜!大丈夫〜!すこやんならいけるって!」(適当)

健夜「恒子ちゃん変わって…」

恒子「ほらほらレッツラゴーゴーすこやーん!」カチャカチャ

健夜「あっちょっと恒子ちゃん!」

恒子「ほらこの弓使ってさ…」

ヒュン





ブスッ


巨像(……?) クルッ


健夜「あっ」

恒子「あっ」



健夜「こーこちゃん?…」

恒子「えーと…あとガンバ!すこやん!」

ドンッドンッ!!

巨像戦闘BGM

健夜「…こーこちゃ〜〜〜ん!!ってうわぁ!」

ブゥンン!!

ズドオォォォオオオン!!

ワンダ「グゥ!」

健夜「うひゃあ!……あれ?!私棍棒よけたよね?!何で吹っ飛ばされたの?!」

恒子「恐らく、直撃は避けても衝撃波だけでダメージ喰らったんだ!」


ドルミン[…剣を巨像に掲げれば…その者の急所がわかるだろう…」

健夜「え…?剣を…?あぁ!これに切り替えて…」カチャン!

健夜「でこのボタンを押せば…」

ブゥウウ…

恒子「すこやん!そんなことやってる場合じゃないって!」

健夜「え…うわ!」

ズン!ズン!ドスン!


恒子「うわぁ…なんちゅー絵柄と迫力…これはアラフォーにはちと荷が重かったか…」

健夜「アラサーだよ!」

恒子「おおぅこんな時でもツッコミは健在」

ドルミン[巨像の急所を目指すには、その体を登るしかない…]

健夜「…いやだからその急所がどこなの!」クワッ!

恒子「すこやん!とりあえず巨像に近づこ!そうすれば棍棒アタックも出来ないし!」

健夜「そ…そうだね」

タッタッタ

巨像(………)

ズウゥゥウウウウーン…

健夜(うわぁ…近づくとより、迫力が………!)

ズン!ドスン!

健夜「うきゃあ!足踏みの振動だけで、ダメージが!」

恒子「すこやん落ち着いて!」

健夜「〜〜〜〜〜〜〜〜〜!」カチャカチャカチャカチャ


テンパりすぎて巨像の右脚に生えている毛に気づかないすこやん

訂正 巨像の右脚→左脚

健夜「…お…………」プルプル

恒子「お?…」

健夜「おか〜〜〜さ〜〜〜ん!!助けて〜〜〜〜〜〜!!!」

恒子「お母さんに救いを求めた?!」

健夜ママ「ちょっと健夜!さっきからうるさいわよ!…って何これゲーム?」

恒子「あ…すこやんママ!…どうかお力添えを…!」

健夜「お母さん!この敵の急所がわかんないの?!教えて!」

恒子「すごい無茶ぶり!」

健夜ママ「…デカイわね〜。巨人?……はあ…とりあえずそれの後ろに回りこんで見なさい」

健夜「…へ?…後ろ…?」

健夜「そうよ、そういう強大な存在に立ち向かうのに正面から向かうなんて、愚の骨頂よ。腕力じゃなくてまず知恵を使いなさい知恵を」

恒子「すごい…すこやんママ…こんな状況で何てタメになるアドバイスを…ドルミンより遥かに頼りになるじゃん…」

ドルミン「 」

ママつけんの忘れた…

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