八幡 「修羅場?」IFルート (98)
数日前に書き終えたのですが折本を放棄してしまってたので今回は折本メインで書きたいと思います。
基本的には前スレの話が軸になってますがパラレル扱いなのでところどころ内容が変わってます。
前スレ 八幡 「修羅場?」
八幡 「修羅場?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1429541253/)
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1430918508
【折本編】
折本 (うーん。次はどんな本にしよっかな?...ん?あれは...)
折本 「あれ?比企谷じゃん!」
折本 「やっほー!」フリフリ
八幡 「折本」
折本 「休日に会うなんてレア体験だね。今からどっか行くの?」
八幡 「俺が休日は外に出ないみたいな言い方やめてくんない?....今から本屋にいく所だよ」
折本 「なら丁度いいね。私さ今小説にハマってんだよね~。おススメの本教えてよ」
八幡 「俺と一緒でも良いのか?」
折本 「気にしないって。もしかして比企谷は気にしてんの?まじウケる」
八幡 「いやウケないから。まぁ気にしないなら別に良いけど」
~
折本 「へぇ~。ちゃんと見ると色んなのあるんだね」
八幡 「まぁな。読んでるジャンルは恋愛小説か?」
折本 「なんで分かったの!?」
八幡 「なんか読んでそうだからな」
折本 「なんか悔しい...じゃあ恋愛小説以外でおススメ教えてよ。ミステリーとか!」
八幡 「ミステリーなら...これとかどうだ。サクッと読めるから暇つぶしにはもってこいだぞ」
折本 「んじゃこれにする」
~
八幡 「売り切れてなくて良かった」ホッ
折本 「それ面白いの?」
八幡 「まぁどうだろうな」
折本 「それの一巻って比企谷持ってんの?」
比企谷 「まぁあるけど...え、なに?貸してほしいの?」
折本 「うん。興味湧いたし」
八幡 「ならここに一巻あるぞ」スッ
折本 「もし買って面白くなかったらもったいないじゃん。...貸してくれても良いじゃん!帰りに比企谷ん家に寄ってくから」
八幡 「お前結構強引なのな」
折本 「んじゃ行こっか」
~
―比企谷家―
八幡 「ほら」スッ
折本 「妹ちゃんと全然似てないね」クスッ
八幡 「うっせ」
折本 「そうそう。連絡先教えてくんない?またおススメ教えて欲しいし」
八幡 「...ああ」スッ
折本 「え?そんなに簡単に渡していいの?」
八幡 「まぁ見られて困るもん無いからな」
折本 「...って登録数少なっ!」ポチポチ
八幡 「それだけあれば十分だろ」(むしろ戸塚だけで良いくらいだ。あと小町)
折本 「ていうか女の子ばっかじゃん...やっぱ変わったね」
八幡 「変わってねーっての」
折本 「ほい。登録完了!まぁ面白かったら続き貸してね?」
八幡 「ああ。別に構わない」(意外と喋れるもんだな)
折本 「んじゃまた連絡するね!」それじゃあバイバイ!」フリフリ
八幡 「おう」
バタン
折本 (比企谷ん家行くなんて中学ん時だったら考えられない事だね)
折本 「さ、返って読もーっと」
タッタッ
―日曜日―
折本 「いやー。まさかこんなにハマっちゃうとはね...早くも読み終わりそうだし比企谷にメールしよっかな」ポチポチ
折本 「これでよしっと...送信!」
ピロロン
折本 「ぷっ。メールでもあんな感じなんだ」フフッ
ピロロン
折本 「あっ!時間やばっ!」ダダッ
~
折本 「あ~疲れたぁ~。千佳にずっと引っ張りまわされたて大変だった。あっそういえば返信すんの忘れてた。...ぷふっ。なにこの顔文字...しょんぼり..くくっ」
ピロロン
折本 「あー奉仕部かぁ。生徒会の手伝いまでさせられて大変そうだなぁ。まぁ部活じゃ仕方ないね」ポチポチ
ピロロン
折本 「だから顔文字変だってば」フフッ
折本 「さ、続きでも読もうかな~」
―月曜日―
折本 「おはよー」
仲町 「おはよ!なんか眠そうだね~」
折本 「あ、分かる?ずーっと本を読んでてさ」ゴシゴシ
仲町 「昨日言ってたラノベ?だっけ。そんなに面白いわけ?」
折本 「まぁね。千佳も読んでみる?」
仲町 「遠慮しとく。ちょっと読んだら眠くなりそうだし」
折本 「だろうと思った(笑)」
仲町 「ひっどーい!」
折本 「ひどいって言ったら昨日の千佳もでしょ?チョー疲れたんだからね」
仲町 「ごめんごめん。またなんか奢るからそれで許して~?」
折本 「まぁそれなら許す」
仲町 「うわ、かおりってば現金だね~」
折本 「う、うるさ~い!」
―昼休み―
折本 「・・・」ペラッ
仲町 「かおりーお昼食べよー!ってまた読んでるの?」
折本 「まぁね。よし、んじゃお昼食べよ」
仲町 「そういえばそれ貸したのって葉山くんと一緒にいた...」
折本 「比企谷だよ」
仲町 「中学の時いきなり告られたんでしょ?また仲良くしてたら告って来たりしてね(笑)」
折本 「あーそれはないんじゃないかな。ほらあのカフェで出会った子たちとか...」
仲町 「ああ。あの二人ね」
折本 「告るんならあの二人のどっちかじゃない?」
仲町 「まぁ、それもそっか。そんなことよりさ新しくできたショップに行かない?」
折本 「あっそれ気になってた」
仲町 「でしょでしょ?かおりの好きそうな所だもんね。今日の放課後とかはどう?」
折本 (まぁ比企谷も部活っぽいし大丈夫だよね)
折本 「行こう行こう!」
―放課後―
仲町 「やっと終わった!かおり行こー!」
折本 「ちょっと待って!今行くから!」(まぁ一応連絡しとこっと)ポチポチ
―奉仕部―
ピロロン
八幡 (ん?折本からか....まぁ色んな奴と遊んでそうだしな。まぁ俺も今日は無理そうだな)ポチポチ
雪乃 「あらこの状況で携帯をさわる余裕があるなんてね?自分の立場が分かってないのかしら?」ニコッ
八幡 「しゅ、しゅみません」ビクッ
結衣 「ねぇ?姫菜はなんであんなメール送ってきたの?」ニコニコ
いろは 「それ私も気になります」ニコニコ
八幡 (あー早く終わってくんねえかな)
姫菜 「あーあれはね...」
~
姫菜 「という事で結衣のためになればと思ってあのメールを送ったの」
結衣 「もう!紛らわしすぎだよ!!」プンスカ
八幡 (確認のためとはいえあんな事しないでほしかったんですけど)
雪乃 「良かったわ」ボソッ
いろは 「良かったです~。ライバルは少ないに越したことはないですし」
八幡 「んじゃ俺帰るわ」
姫菜 「比企谷君、これからも面白いの期待してるね?」
雪乃 「ええ、また」
結衣 「またねヒッキー!」
バタン
八幡 (やっと解放された..)ハァ
トコトコ
いろは 「せんぱぁ~い!一緒に帰りませんか?」ニコッ
八幡 「断る!」(というか今日くらいは一人でいさせて)
いろは 「それを断ります!!最近新しくできたお店があるんですよぉ。ね?」ニコッ
八幡 「それ荷物持ちに呼ぶだけだろ?」
いろは 「違いますよ。それなら戸部先輩連れてきますし」
八幡 (戸部...)
いろは 「せんぱぁ~い、どうしてもダメですかぁ~」ウルウル
八幡 「くっ....はぁ、分かった」ガクッ
いろは 「~♪」(やった!先輩と一緒に帰れる♪)
―折本サイド―
折本 「これ可愛い!」
仲町 「良いじゃん!絶対かおりに似合うよ、それ」
折本 「即買いっしょ!ていうかこの店ほんとに私にピッタシなんだけど」
仲町 「私はあんまりだな」
センパイココデス!ココ! ワカッタカラソンナヒパルナ
折本 (あれ?聞き覚えのある声が...)
いろは 「見てください!これ可愛くないですか?」パッ
八幡 「あー良いんじゃねえの」
いろは 「ちょっと!興味なさすぎですよ!もっと興味持ってください!」
八幡 「女物のセンスなんか俺が分かるわけないだろ?」
いろは 「なら私に興味持ってください!」グイ
八幡 「え、遠慮しとく...」
折本 (へぇ~一色さん、あいつが好きなんだ)
仲町 「あれ比企谷じゃん。また別の女の子と一緒だし...」
折本 「そ、そうだね」
仲町 「意外とモテるのかな?」
いろは 「照れ屋さんですね.....ん?あれ折本さんじゃないですか?」ユビサシ
八幡 「あ?」クルッ
仲町 「あっこっちに気付いた」
折本 「みたいだね」
トコトコ
いろは 「こんにちは!折本さんと...」
仲町 「仲町千佳だよ」
いろは 「仲町さん。もしかして二人もこのお店気になってた感じですかぁ?」
仲町 「うん。あなたもなの?」
ヤッパオンナノコナラチェックシマスヨネ ソウダネー
八幡 「よぉ」
折本 「今日は部活じゃなかったの?」
八幡 「部活を終わったよ。んでそのあとこいつに無理矢理連れてこられて」
いろは 「違いますよ!これは放課後デートってやつですよ!」フフン
八幡 「お前、今日の事あいつらには言うなよ?ただでさえ海老名さんの事で敏感になってるんだから」
いろは 「え~それは今日の先輩の態度次第ですね」フフン
八幡 (こいつ...)
仲町 「二人はどういう関係なの?なんか仲良さげだけど...」
いろは 「あっ分かります?先輩とは...」
八幡 「こいつとは先輩と後輩ってだけの関係だ」
いろは 「今はですよ。絶対に先輩を振り向かせて見せますから!」
仲町 「ふーん。頑張ってね」
いろは 「ありがとうございますぅ。先輩、こんな事言われたらもう付き合うしかなくないですか?」
八幡 「なくなくないです。てか応援されただけで付き合えるんならそこらじゅうカップルだらけになるだろ」
折本 「クリスマスイベントの時にも思ったんだけど本当に仲良いよね」フフッ
いろは 「やっぱそう見えますよね!ほら折本さんからもお似合いのカップルに見えるって言われてますよ?」
八幡 「お前の耳どうなってんの?ただ仲が良さそうってだけだろ?どんだけ頭お花畑なんだよ」
いろは 「いやーでも折本さんが先輩の事すきじゃなくてよかったです」
折・八 『へ(は)?』
いろは 「だって前に会った時、意味深な感じでしたし」
折本 「い、いやそれは...」
仲町 「それは比企谷がかおりに告ったってやつじゃない?」
いろは 「!?」ピクッ
八幡 (おい!何でそれ言っちゃうわけ?空気読めよ)
折本 「ちゅ、中学の時の話だからね!?」
いろは 「へぇ~。先輩ってこういうのがタイプなんですね」ジー
折本 「い、一色さん...目が怖いよ?」
いろは 「先輩は渡しませんから!」キッ
八幡 「お、おい!落ち着けって!中学の時の話だって言ってんだろ?今はそんなんじゃないから」
いろは 「・・・まぁ、それもそうですね」
八幡 「服、見に来たんだろ?早く行こうぜ」
いろは 「じゃあ先輩がチョイスしてください!」
八幡 「分かった。選ぶから...悪いな、折本」
折本 「いや大丈夫だけど...」
八幡 「んじゃ行くわ。ほら行くぞ」グイッ
いろは 「あんっ♪強引ですね、先輩!」
イミワカンナイカラ アッコレホアイイデス
仲町 「な、なんかすごかったね」
折本 「う、うん。てか千佳が余計な事言うからでしょ?本当に怖かったんだからね?」
仲町 「本当にごめん!」
折本 「まぁもう終わったし良いけど」(今はそんなんじゃない、か)
今回はこれでおしまいです。
―折本家―
折本 (一色ちゃんの方が比企谷を好きだとはね。やっぱあの二人も比企谷の事好きなのかな...)ポチポチ
Subject:
本文:今日はびっくりしたよ―(>_<)
まさか比企谷があんなところに居るとは思わなかったもん!
あと明日は暇?
折本 (まぁ私には関係ない事だけどね)
ピロロン
From:比企谷
Subject:Re
本文:明日はすぐに帰れると思う...多分。
言ったと思うがあいつに無理矢理連れてかれただけだからな。
俺一人だったら行かん
折本 「比企谷があそこに連れてくとは思えないしね。でも一色ちゃんたのしそうだったな...」
Subject:Re:Re
本文:まぁそうだよね(笑)
にしても一色ちゃんめっちゃ怖かったんだけど( ;∀;)
あれがヤンデレってやつなの?比企谷いつか刺されるんじゃない?
ピロロン
From:比企谷
Subject:Re:Re:Re
本文:それはないと思いたい。
つーか俺は何もしてないのに刺されるとかたまったもんじゃないんだけど(´・ω・`)
明日なんだがあいつに見つかったら厄介だからウチに取りに来てくれると助かるんだが...
折本 (確かに外で会ってたらまたあの怖い顔されそうだし...てか私が刺されそう)
Subject: Re:Re:Re:Re
本文:そうだね。私もまだ生きてたいし(-_-;)
んじゃ家に着いたら連絡して!すぐ行くし(^_-)-☆
また明日ね!おやすみ!
ピロロン
From:比企谷
Subject:Re:Re:Re:Re:Re
本文:了解。また明日
折本 「一色ちゃんとかとのメールでもこんな感じなのかなぁ...」
―翌朝―
折本 「んぅ....!?」バッ
折本 「やばっ!遅刻するじゃん!」ドタバタ
―教室―
折本 「はぁ疲れたぁ」
仲町 「遅刻にならなくてよかったね」
折本 「ほんとだよ」グデ
女子A 「かおり~!今日どっか遊びに行かない?」
折本 「あーごめん。今日ちょっと用事あるんだ」
女子A 「そっか。ならまた別の日にね」
ネーキョウアソビイカナイ? イイネ!ドコイク?
仲町 「バイト?」
折本 「違う違う。比企谷に次の本借りる約束してるから」
仲町 「ああそういう事。てかハマったんなら自分で買えばいいのに」
折本 「まだ一巻目だし次から面白くなかったらじゃん」
―折本家―
ピロロン
折本 (部活終わったっぽいかな)
From:比企谷
Subject:今家に着いた
本文:今着いたから来てくれても大丈夫だ
着きそうになったら連絡くれ
折本 (よし行こっ!)バッ
~
折本 (そろそろ着きそうかな)ポチポチ
Subject:もうすぐ着くと思う
本文:そういう事だからよろしくね(^◇^)
ピロロン
From:比企谷
Subject:Re:もうすぐ着くと思う
本文:了解
―比企谷家―
ピンポーン
<こんにちは、かおりさん!今開けますから待っててください!
折本 「あ、うん」
ガチャ
小町 「いやいやどうも!ささっ!中に入ってください!」
折本 「え?でも...」
小町 「気にしなくて良いですよ!」グィ
折本 「ちょ、ちょっと!」
―リビング―
小町 「今、持って降りてくると思いますから座って待っててください」
折本 「あ、ありがと」ポスッ
ガチャ
八幡 「よぉ」
折本 「あっ、お邪魔してるね」
八幡 「小町がやったことだし気にすんな。それとほらっ」スッ
折本 「あ、ありがと」
八幡 「つーか気に入ったんなら自分で買えばいいんじゃないか?」
折本 「それ千佳にも言われたんだけど。次の巻から面白くなかったら嫌じゃん。それに借りた方が楽だし」
八幡 「ま、まぁそれもそうだな」
折本 「そういえば一色ちゃんはいつから比企谷の事が好きになったん?あんなに積極的にアプローチされるなんて何がきっかけだったの?」
八幡 「いつからかは俺には分からん。あんなことになったのは...」
~事情説明中~
八幡 「~ってわけだ」
折本 「それ完全に比企谷のせいでしょ。そんな事言われたらガンガン攻めるに決まってんじゃん」
八幡 「い、いや今まで告白とか罰ゲームだけでしかされた事なかったから。そう言えばすぐにボロがでると思ったんだよ」
折本 「それでも行動で示せはないんじゃない?」ジトー
八幡 「わ、分かってるよ、変な事言ってしまったなって。だからああやっていろんな所に付き合ってんだよ」
折本 「・・・まぁ私には関係ない事だし、良いけど」
今日はこれでおしまいです
折本 「私にすらあんなんなら奉仕部の二人にはもっとやばいんじゃない?」
八幡 「え?あ、ああそうだな」
折本 「...もしかしてあの二人も」
八幡 「は?何言ってんの?そんな訳ないだろ?」ギクッ
折本 「ふーん」
八幡 「な、何だよ」アセアセ
折本 「比企谷嘘つくの下手すぎ」クスッ
八幡 「嘘じゃねえよ」プイッ
折本 「なんかこの本の主人公みたいだね」
八幡 「いや異世界に飛ばされてないし超能力も使えないし」
折本 「でも三人の女の子からアタックされてんじゃん」
八幡 「うっ」
折本 「学校中で噂になってたりして。女生徒三人を侍らせる男!とか」
八幡 「いやなってないでしょ」
折本 「なってたらまじウケるんだけど」プフッ
八幡 「いやウケないから。ほらっもうラノベ貸したろ、そろそろ帰れ」
折本 「そうだね。そんじゃ帰るわ」
八幡 「おう。気を付けてな」
折本 「うん。じゃあね」
―水曜日―
女子A 「ねぇねぇ知ってる?総武の比企谷って人」
女子B 「知ってる知ってる。生徒会長とかいろんな人から言い寄られてるんだって」
マジ!ソンナカッコイイノ? ハヤマクンミタイナヒトナノカナ?
折本 (まさかウチの学校で噂になってるとは...)
仲町 「噂ってすごいね。比企谷が葉山君並にカッコいいとか(笑)」
折本 「だよね(笑)。実際に見たらがっかりする事間違いなし!」
仲町 「それある!」
~
八幡 「何で家に居んの?もう読み終わったとか?」
折本 「違う違う。帰りに小町ちゃんに出会って」
小町 「それで小町が家に呼んだの!」
八幡 「ああそうなの」
小町 「んじゃ小町ちょっとでかけてくるね!すぐ帰ってくるから!」
バタン
折本 「てか比企谷ウチの学校で噂になってたよ。葉山君みたいなイケメンだって言うおまけつきで」
八幡 「葉山みたいなイケメンになってるのは知らなかったが噂は知ってる。海浜とか別の学校の奴が見にきてたらしい」
折本 「らしいって事はまだ見つかってないんだ。てか友達居ないのに誰に聞いたの?」
八幡 「先輩についていろいろ聞かれたって一色が言ってきたからな」
折本 「そういう事か...」
ピリリリリ
八幡 「...はぁ」
折本 「出ないの?」
八幡 「あ、ああ」
ピッ
八幡 「何の用だよ...はぁ?今からは無理だ。もう家にいるし、いや俺ん家知らないだろ?...い、今は一人だが」チラッ
折本 (一色ちゃんかそれとも...)コクコク
ピーンポーン
八幡 (あれ?なんかインターホンの音が二重に聞こえたんだが...)
<せんぱぁ~い!開けてくださ~い!
八幡 「」
折本 「」
八幡 「折本、小町の部屋に隠れてろ」ボソッ
折本 「え?でも小町ちゃんの部屋知らないんだけど」ボソボソ
八幡 「二階だ。ドアプレートがあるから分かるはず。小町もすぐに帰ってくるみたいだから鍵はかけてないと思う」ボソボソ
折本 「わ、分かった」
八幡 (なんでこのタイミングで来るかな)
ガチャ
いろは 「先輩来ちゃいました♪」ニコッ
少ないですが今回の分はこれでおしまいです
八幡 「いや来ちゃいましたじゃねえよ。つか何で家知ってんの?」
いろは 「え~内緒です♪それじゃあお邪魔しますね」
ガシッ
八幡 「ちょっと待て。さも当然のように中に入ろうとするな」
いろは 「え~可愛い後輩が来たんですよ?どうです?うれしいですか?」
八幡 「勝手に住所調べて勝手に来てないなら嬉しいがな」
いろは 「先輩一人なんですよね?妹さんも帰ってきてないんですか?」チラッ
八幡 「え?ああ小町は今出かけてる。もうすぐ帰ってくるかも知れんが」
いろは 「...そうですか。それより先輩の部屋見せてくださいよぉ」
八幡 「・・・俺の部屋見たら帰れよ?」
いろは 「先輩の部屋で少しのんびりしてから帰ります!」ニコッ
八幡 (...こいつ。一色を早く帰すか、それとも部屋に入れてる隙に折本を帰すか)
いろは 「ねぇ?先輩の部屋ってどこなんですか?」
八幡 「二階だ」(折本を帰すか)
―折本サイド―
折本 「やっばあの声絶対に一色ちゃんだよね...あっここが小町ちゃんの部屋か。勝手に入っちゃうけどごめんね」
ガチャ
折本 (あれ?)
ガチャガチャ
折本 「」(比企谷ぁ!!小町ちゃんお出かけする時ちゃんと鍵閉めてるよぉ!!)
折本 「やばいやばいどうしよう!比企谷の部屋しか...」
ガチャ
折本 「クローゼットに隠れてれば大丈夫だよね」(てかなんで悪い事してないのに隠れなきゃいけないの?)
ガチャ
いろは 「ここが先輩の部屋ですか~。なんか普通ですね」
折本 (あ、危なかったー。ギリギリセーフ)
八幡 「どういうの想像してたんだよ。今飲み物持ってくるからおとなしく待ってろ」
いろは 「はーい!」
バタン
いろは 「さて先輩はどんなのが好きなのかなぁ」ガサゴソ
―小町の部屋・前―
コンコン
八幡 「おい折本。一色は俺の部屋に居るから今の内に帰れ」ボソボソ
シーン
八幡 「?」
ガチャガチャ
八幡 (え?なんで鍵まで閉めてんの?まぁそっちの方が安全かも知れんが)
八幡 「とりあえず俺ん家から出たら連絡くれ」ボソボソ
―八幡の部屋―
いろは 「全然見つからない。もう良いや。折角だから先輩の布団に包まろう」モゾモゾ
いろは 「先輩の匂いチョーする///」スーハー クンカクンカ
折本 (ちょっとー!一色ちゃんが変態行為始めちゃったよ!)ドキドキ
いろは 「これヤバい///嗅ぎ出したら止まらない///」クンカクンカ
折本 (ひ、比企谷!!早く戻ってきてー!)
ガチャ
八幡 「すまん。お茶しかなかった...って何やってんだよ!?」
いろは 「何って先輩の布団に包まれてるんですけど?」キョトン
八幡 「やめろよ!てか本人がいる前ですんなよ」
いろは 「だってヤバいんですもん///この匂い嗅いだら止まらないですよ///」スーハー
八幡 (おいおいクンカーとか聞いてないんだけど)
いろは 「つ、次は先輩の...直接嗅ぎたいです///」ハァハァ
八幡 「ひっ!く、来るな!」ダダッ
ガチャ
バタン
いろは 「ふふっ///逃がしませんよぉ///」ハァハァ
ガチャ
バタン
折本 (い、今の内に)ギー
折本 「・・・」チラッ
布団 「」
折本 (そ、そんなにすごいのかな//)ジー
折本 「はっ!何考えてんだろ。私変態みたいじゃん!」ブンブン
折本 「早く出ないと」
ドタバタ ハナセー! クンカクンカ
折本 (戻ってきた―!?)シュバッ
ガチャ
八幡 「お、おい離せアホ!」
いろは 「スーハー///離しません!」クンカクンカ
八幡 「い、今のお前変態みたいだぞ?」
いろは 「だ、だって先輩の匂いが凄すぎて///んはぁ///」
八幡 「変な声出すな///」
折本 (ちょっと///私ここに居るんだけどー!!)
いろは 「先輩もう...限界かもです///」グイ
八幡 「さすがそれはマズイ」グググ
~
いろは 「今日先輩の家に来れてよかったです。これからも来て良いですか?」ホクホク
八幡 「今日みたいなことがあるから絶対に嫌だ」
いろは 「もうしませんってば!あれはその...私もちょっとやりすぎでしたし///」カァ
八幡 (ちょっとどころの騒ぎじゃないんですが)
いろは 「本当はもうちょっと居たいんですがそろそろ帰ります」
八幡 「あ、そう」
いろは 「一人じゃ寂しいんで駅まで送ってください!」
八幡 「はぁ、分かったよ」
ガチャ
バタン
折本 (や、やっと帰った)ホッ
折本 「てか一色ちゃん本当に変態...」チラッ
布団 「」
折本 「・・・い、一回だけなら良いよね」ゴクッ
スーハー
~
ガチャ
小町 「ただいま~!」
シーン
小町 「あれ?お兄ちゃーん!居ないの~?」
―八幡の部屋―
折本 「はぁ///」クンカクンカ
折本 「わ、私変態みたい...じゃん///でも...」
<オニイチャーン!イナイノー!
折本 「!?」(こ、小町ちゃん帰ってきた!?)アセアセ
ガチャ
小町 「お兄ちゃ..あれ?かおりさん一人だけなんですか?」
折本 「え!?あ、ああ比企谷は今ちょっと出かけてる。多分もうすぐ帰って来るんじゃないかな?」アハハ
小町 「もう!これだからごみいちゃんは...」
<ガチャ
小町 「帰ってきたみたいですね」
折本 「そ、そうみたいだね」
八幡 (今日は疲れたぞ。折本も多分帰ってるし、連絡来てないけど)
小町 「お兄ちゃんどこ行ってたの!?」
八幡 「い、いや折本を送ってきたんだよ」
小町 「は?何言ってんの?かおりさんならお兄ちゃんの部屋に居るでしょ?」
八幡 「え?」
―八幡の部屋―
八幡 「お、お前帰ったんじゃねえのか?」
折本 「そ、その...小町ちゃんの部屋鍵がかかっててさ。それで...」
八幡 「まさか俺の部屋に隠れてたとか言わないよね?」
折本 「あ、あはは///全部聞こえちゃってた///」
八幡 「マジか」
折本 「てか比企谷すごいね///一色ちゃんが迫ったの押しのけるなんて。男子ならあのまま...///」
八幡 「い、いやさすがに止めるでしょ。付き合ってんなら別かもしれんが」
折本 「ま、まぁそうだけどさ。そ、そろそろ帰るね///なんか気まずいし...」
八幡 「お、おう」
折本 「ひ、一人で帰れるから///それじゃ」
バタン
折本 (比企谷の布団いい匂いだったな///私も変態なのかなぁ?)
タッタッ
また書きます
―木曜日―
折本 「はぁ」ズーン
仲町 「どうしたの?元気ないじゃん」
折本 「私変態かも」
仲町 「へ?どういう事?」
折本 「はぁ...友達の布団の匂い嗅いでしまったの。それでその匂いがいい匂いでさ///」
仲町 「あーそれ変態だわ」
折本 「だよね...でもいい匂いだったんだもん」
女子A 「誰が変態なの?」
仲町 「かおりだよ」
折本 「ちょっ///」
女子A 「へぇ~その辺詳しく教えてよ」ニヤニヤ
仲町 「友達の布団の匂いがいい匂いだったんだって」
女子A 「なるほど。それは変態だわ」
折本 「自分でもそう思うから言わないで~!」
女子A 「その友達って男?」
折本 「へ?」
女子A 「そっかぁ~男かぁ。匂いで恋愛の相性が分かるんだって。かおりとその人と相性良いかもね」
仲町 「もしかして比企谷?」
折本 「・・・///」カァ
女子A 「え?もしかして噂の比企谷君!?葉山君みたいにカッコいいんでしょ!?かおり知り合いだったの!?」
仲町 「それ嘘だから(笑)葉山君みたいにイケメンじゃないよ。ねぇ、かおり?」
折本 「え、ああ。そうだね。カッコよくはないかな」
女子A 「えー写メとか無いの?」
折本 「そんなの無いって」
女子A 「一回会わせてよ!」
仲町 「会っても面白くなかったよ」
折本 「それにそういうの嫌がりそうだし」
女子A 「そんなに会わせたくないの?」ニヤニヤ
折本 「ち、違うから///」
女子A 「じゃあ会わせてよ~」
折本 「はぁ...比企谷に聞いてみるね」
女子A 「お願いするね♪」
仲町 「本当に会っても面白くないよ?」
女子A 「良いの良いの」
折本 (まぁ絶対に断るだろうけどね)ポチポチ
Subject:ちょっと良い?
本文:私と比企谷が知り合いだってバレちゃってさ
それで比企谷に会いたいって言ってるんだけど駄目かな?
ピロロン
From:比企谷
Subject:Re:ちょっと良い?
本文:分かった。学校終わったらまた連絡する
折本 (え?なんで?)
女子A 「比企谷君なんて?」
折本 「い、良いってさ」(なんで断んないの!?)
女子A 「よっし!どんな人なんだろ~」ウキウキ
折本 (比企谷のやつ何考えてんだろ...)
今日はこれでおしまいです
折本 「比企谷~!」タッタ
比企谷 「おう」
女子A 「えっ」
比企谷 「・・・」
折本 (ほら!言ったじゃんか!葉山君みたいなイケメンじゃないって!この空気どうすんの!!)
女子A 「かおりと千佳の言う事信じとけば良かった」ボソッ
比企谷 「もしかしてあの噂を信じて来たのか?」
女子A 「え?あ、うん。そんな感じ...」
比企谷 「これで分かったろ。悪かったな葉山みたいなイケメンじゃなくて」
女子A 「い、いや私こそ勝手に鵜呑みにしてたから...なんかごめん」
比企谷 「まぁ噂が一人歩きして現実とかけ離れることは良くある。あんたが気にする必要はないと思うぞ。まぁこれであんたもスッキリしただろうし、俺もう帰っても良い?」
女子A 「え?ちょっと待って!せっかくだから一緒にどっか行こうよ!」
比・折 『は(へ)?』
折本 「ちょっとどういう事?」ボソッ
女子A 「確かに葉山君みたいなイケメンじゃないけどさ、目以外はやさぐれクール系で良い感じじゃない、彼?」ボソッ
折本 「いや...」
比企谷 (え、なに?今ここで解散する流れだったじゃん?なんでこの後も一緒な感じなの?ご注文はイケメンなんじゃないんですか?自分で言ってて悲しくなってきた)
女子A 「こんな所でなんだからあそこのカフェに入ろうよ」ビッ
比企谷 「おい、良いのか?あの子、葉山みたいな奴を狙って来たんじゃないのか?」ボソッ
折本 「そ、そうなんだけどさ。ああ言ってるし良いんじゃない?」(ちょっ!比企谷近い///比企谷の匂いが///)
比企谷 「ま、まぁ良いけどよ」
女子A 「おーい!早く早く!」フリフリ
折本 「今行くから!ほら行こ」
比企谷 (マジかー)
―カフェ―
女子A 「比企谷君ってさ、かおりとおな中なんだよね?中学ん時のかおりどんなだったの?」
比企谷 「同じだったけど...まぁ誰とでも仲良くできる奴だったってことくらいしか覚えてない」
女子A 「えー?ホントに?かおりはどうだったの?」
折本 「へ?あー、私もあんま覚えてないかな」アハハ
女子A 「もう二人してなんなのさー!」
比企谷 「い、いや中学ん時の事なんて覚えてないでしょ」
女子A 「まぁそうだね。私も聞かれたら答えらんないだろうし(笑)」
折本 「そんなもんだよね」
女子A 「じゃあ今はどうなの?」
比企谷 「は?今?」
女子A 「そう!今の印象は?」
折本 「・・・」ドキドキ
比企谷 「い、今は...まぁ元気で明るい子?」
女子A 「何それー?」プフッ
比企谷 「いやあんま考えたことないし。これで勘弁してください」
女子A 「比企谷君って意外と面白いね」
折本 (良かった。印象は悪くないのかな?ってなんで喜んでんの!?)
女子A 「じゃあ次はかおりね」
折本 「へ?」
女子A 「比企谷君だけに聞くのは可哀想でしょ?」ニコッ
折本 「うぅ」(こ、この子悪魔だ)
八幡 「いや無理そうなら答えなくて良いからな」
女子A 「比企谷君のも答えになってないしね~」フフッ
折本 「ま、まぁ良い感じなんじゃない///」
八幡 (まぁ女子の言う良いってのは興味ないって言ってるのと同じだからな)
女子A 「比企谷君って本当に色んな人にモテてるの?」
八幡 「ノ、ノーコメントで」
女子A 「なるほど~本当なんだね。どんな人にアタックされてるの?」グイグイ
八幡 「いやあんま他言したくないから」
女子A 「かおりは知ってるの?」
折本 「え?し、知らないよ?」アセアセ
女子A 「知ってるね」ピクッ
折本 「いや全然知らないから!ほ、本当に!」アセアセ
女子A 「まぁ言いたくないなら仕方ないか」
折本 「」ホッ
八幡 「その噂なんだけどさ。結構迷惑してるんだわ。だからもし誰かに聞かれたらイケメンじゃないって訂正しといてくんない?」
女子A 「え~どうしよっかなぁ~。誰にアタックされてるか教えてないかな~」チラッ
八幡 「ぐっ....同じ部活の奴と後輩だ」
女子A 「ほぉおう。それでそれで?今は誰に傾いてるのかな?」ニヤニヤ
八幡 「そ、それは...」
女子A 「訂正すんのやめよっかなぁ~」
八幡 「・・・人を本気で好きになった事なんてないからまだよく分からん。これでもう勘弁してくれ」
折本 「」ズキッ
女子A 「そっかそっか。まぁ噂の件は任せといて!でもイケメンじゃないってだけで良いの?どうせなら色んな女子を誑かしてるって部分も消しといたほうが良くない?」
八幡 「噂に食いついてる奴は【えっ?葉山君以外にも葉山君クラスのイケメンが居るの!?】って感じで葉山みたいなイケメンっていう部分だけを見てるからな。そこさえ潰せば噂も収縮するはずだ」
女子A 「確かに私もそうだった。でも比企谷君も意外と良いと思うよ?目以外は」
八幡 「ど、どうも」(初対面の奴に目の事言われるってどんだけ目が腐ってんの?)
~
女子A 「私、帰り電車だからここでお別れだね」
折本 「また明日ね」フリフリ
女子A 「かおりにもまだチャンスあると思うよ。頑張ってね」ボソッ
折本 「へ?な、なに言ってんの///」
女子A 「噂の件はちゃんとしとくから!それじゃあね!」フリフリ
八幡 「あ、ああ頼む」
折本 「これで収まると良いね」
八幡 「だな」
折本 「この後比企谷ん家行っていい?」
八幡 「は?」
折本 「いやさ比企谷の部屋にあるラノベの中に気になる奴あったからさ。ちょっと試し読みしたいなぁって。駄目かな?」
八幡 「いや駄目じゃないけど...まぁ分かった」
折本 「よし!そんじゃ行こっか!」
八幡 「なんでお前が仕切ってんだよ」
折本 (人を本気で好きになった事がない、か。じゃああの時の告白は何だったんだろう...)モヤモヤ
―八幡の部屋―
八幡 「気になるのあったら持ってって良いから」
折本「さんきゅー。これにしよ」ポスッ
八幡(なんでベッドに寝そべるのかな?)
折本 「・・・」モクモク
八幡「・・・」
折本 「スンスン...///」(比企谷の匂い///)
八幡 「なんか飲み物入れてくるけど何が良い?」
折本 「へ?お、お茶で良いよ///」(比企谷が近くにいんのに何やってんの、私ぃ!?)
八幡 「分かった。ちょっと待ってろ」
バタン
折本 (す、少しくらいなら良いよね///)
クンカクンカ
折本 (比企谷ぁ~///この匂い嗅ぐと落ち着く...)ハァハァ
折本 「匂いで相性が分かるって本当なのかも...」クンクン
女子A ≪かおりにもまだチャンスがあると思うよ。頑張ってね≫
折本 「...よし!決めた!私もアタックする!」グッ
―キッチン―
八幡 (しかし折本を何回も家に上げるなんて中学の時の俺なら想像できなかっただろうな)
八幡 (まぁこれもあの告白の一件があったからこそなんだろうが)トコトコ
ガチャ
折本 「!?」シュバッ
八幡 「持ってきてやったぞ」
折本 「あ、ありがとう///」
八幡 「?」
折本 「あ、あのさ///今度の休みどっか遊び行かない?」
八幡 「へ?」
折本「ほ、本屋に行けばもっと面白いの見つかるかなーって思ってさ。まぁ比企谷が一緒だったら見つけやすいかなーなんて」
八幡 「まぁ良いけど。でも土曜日は用事があるから無理だな」
折本 「・・・もしかして一色ちゃん?それともあの二人のどっちか?」
八幡 「なんで分かるんだよ。もしかしてエスパー?」
折本「だって比企谷が出かける用事なんて他に思いつかないし。...ちなみに誰と?」
八幡 「・・・」(まぁこいつなら大丈夫か)
八幡 「雪ノ下...あー、あの黒髪の方だ」
折本 「...そっか。じゃあ日曜のお昼からにしよ?」
八幡 「了解」
折本 「じゃそれで」
八幡 「それで借りるの決めたのか」
折本 「え?あ、えーっと」(やばっ匂い嗅ぐのに夢中でそんな事忘れてた)
八幡 「まだ決まってなさそうだな」
折本 「どれも良くてさ、決められないんだよね。あんまいっぱい選ぶと読めなさそうだし」
八幡 「ま、ゆっくり選べよ」
折本 「そうする」
~
折本 「・・・」チラッ
八幡「・・・」ペラッ...ペラッ
折本 「そ、そういえば噂ってすごいよねー。比企谷が葉山君みたいなイケメンなんてさ」
八幡 「そのおかげでこっちはえらい迷惑なんだがな」ハァ
折本 「でも比企谷ってバレてないんでしょ?」
八幡 「まぁな。でも常に周りに気を張ってなきゃいけないからそれが面倒くさい」
折本 「でもそんな簡単に噂消えたりするのかな?」
八幡 「噂好きの奴なんて興味のないもんならすぐ忘れるだろ」
折本 「そんなものかなぁ?」
八幡 「そんなもんでしょ」
~
折本 「そんじゃ今日はもう帰るね」
八幡 「おう。そんじゃな」
折本 「日曜の約束忘れないでね?」
八幡 「分かってる分かってる」
折本 「私、楽しみにしてるから♪」
八幡 「ああ」
―金曜日―
折本 「おはよー」
女子A 「おはよっ!私が帰った後どうだったの?」ワクワク
折本 「私、比企谷にアタックする事にした」
女子A 「マジ!?そっかそっか。それでこれからどうするの?」ウキウキ
折本 「とりあえず今度の日曜日に遊ぶことになった」
女子A 「ほうほう。じゃあ気合い入れておめかししないとね♪今日とか服買いに行く?私も選ぶの手伝ったげる」
折本 「うん!さんきゅ」
女子A 「他の子に負けないように頑張らないとね」
仲町 「何の話~?」
女子A 「言っても良い?」
折本 「・・・うん///」
女子A 「かおり、比企谷君にアタックするんだってさ」
仲町 「マジ!?え?でも比企谷だよ?」
女子A 「私は結構いい感じだと思うけどな。話聞いてても面白かったし」
仲町 「え?そんな喋んないでしょ?この前の時だって全然だったし」
女子A 「うそー結構話したよ?」
折本 「多分その時は葉山君もいたからじゃない?私たち葉山君にしか話しかけてなかったし」
女子A 「うわぁ可哀そう。比企谷君ぜったい楽しくなかっただろうな」
仲町 「いや本当は葉山君とだけ遊びたかったんだけどさ。葉山君がどうしても連れて行きたいって言うから...」
女子A 「そんなんどうでも良いの!今はかおりの話!」
仲町 「んで何か行動起こしたの?」
女子A 「今度の日曜に遊ぶんだって。だから今日の放課後に勝負服買いに行こうって話になって」
仲町 「仕方ない。私も手伝ってあげよう」フンス
女子A 「いや何で上から?かおりは良い?」
折本 「私は別に良いけど」
女子A 「よし!じゃあ決まりだね」
仲町 「それならこの前行ったショップにしよ?でもライバルが3人も居るから競争率高そう」
女子A 「だよね」
仲町 「でもかおりが一番リードしてるんじゃない?だって中学ん時に告られたんでしょ?」
女子A 「え!?そうだったの!?」
折本 「じ、実はそうなんだ」アハハ
女子A 「え?じゃあ昨日、結構空気読めてない質問しちゃったね。ごめん」
折本 「ま、まぁ比企谷も気にしてないみたいだったし」
女子A 「でもそれなら他の子よりアドバンテージはあるね」ウンウン
折本 「そ、そうなのかなぁ」
女子A 「そうそう。だから日曜のデートで一気に引き離さなくちゃね?」
仲町 「そうだよ!」
折本 「う、うん。そうだね。私頑張る!」グッ
今日はこれでおしまいです
―ショップ―
女子A 「これなんかどう?」スッ
仲町 「露出し過ぎでしょ。もう少し抑え目の方が効き目ありそうじゃん?だからこっちとか」スッ
女子A 「いやいや思いっきり見せた方が良いって」
仲町 「かおりはどっちが良いの?」
折本 「え!?いやどっちも私には似合わなさそうだし...」
女子A 「いやいや他の子を引き離すにはこれしかないって!」
仲町 「あいつチョロそうだしさ。こういう服着て迫ればコロッといきそうじゃん?」
折本 「でもそんなの着て行って引かれたらやだし。嫌われるのは絶対に嫌」ウルウル
女子A 「ま、まぁそれもそうだね」アセアセ
仲町 「そ、そうだね。もっと普通の選ぼ」
折本 「うん」
女子A 「ねぇ?今のかおりめっちゃ可愛くない?」ボソッ
仲町 「うん。ギャップ萌えってやつ?これを比企谷の前で出せればいけるんじゃない?」
折本 「?」
女子A 「とりあえずかおりに似合う服選ぼう」ボソッ
仲町 「うん」
<ヒッキーコレドウカナ?
<オレニキカレテモワカンナイカラ
折本 「」ピクッ
女子A 「あれ、比企谷君じゃない?」
仲町 「やっぱ女の子連れてるね」
折本 「・・・」ジー
結衣 「パッと見て良いかどうか聞いてんの!」
八幡 「てかこの前も服見てたろ。どんだけ買うつもりなんだよ」
結衣 「この前はここに来れなかったじゃん」
八幡 「どこも同じようなのばっかだろ」
結衣 「わかんないじゃん!もー」
八幡 「これとか良いんじゃね?お前犬好きだし」スッ
結衣 「こんなでっかくプリントされてんのやだし。...あっ、こっちの可愛い」
八幡 (いや俺の選んだのと変わんねえだろ)
女子A 「やっ!比企谷君!」ポンッ
八幡 「うぉおっ!」ビクッ
女子A 「いや驚きすぎでしょ」プフッ
八幡 「あ、ああ折本の友達の...女子Aさん」
女子A 「こんなとこで何やってんの?」
八幡 「いや俺はこいつの...」グイッ
結衣 「ヒッキーの知り合い?」ニコッ
八幡 「い、いや俺のってより折本の友達だよ」(由比ヶ浜さん!目!目、超怖いから!)
結衣 「へぇ」
女子A 「もしかして比企谷君を狙ってる女子の内の一人?」
結衣 「やっぱ噂広がっちゃってんだね」
女子A 「まぁね。でももう少しで収まるんじゃないかな」チラッ
結衣 「!?・・・ヒッキーまた...」
八幡 「今度は何もしてない。ただ噂を訂正してもらっただけだ」
結衣 「本当?」
八幡 「本当だっての。そんなに疑うんなら女子Aさんに聞いてみろよ」
女子A 「比企谷君は何もしてないよ。ただ葉山君みたいなイケメンだって所を訂正して欲しいって、それだけだよ?」
結衣 「そっか。ありがとね、ヒッキー」
八幡 「は?なんで俺に感謝するの?」
結衣 「噂で集まった子達の標的にされてた私たちの為にしてくれたんでしょ?」
八幡 「いや違うから。いつバレるかビビりながら登下校するのがいやなだけだから」プイッ
結衣 「そっか。でもありがとう」
八幡 「一応どういたしまして」
結衣 「ふふっ」
女子A (やっべー。これかおり勝てないんじゃね?比企谷君の考えてる事めっちゃ分かってんじゃん)
今回はこれでおしまいです。
短くてすみません
女子A 「そういう事情があったんだね」
八幡 「いや本当に自分が嫌なだけだから」
女子A 「そういう事にしておくね」
結衣 「その服可愛いね」
女子A 「やっぱそう思う?比企谷君はどうかな?」バッ
八幡 「こいつにも言ったけど女子の服なんて全然分からないから」
女子A 「えー比企谷君の感覚で良いから教えて欲しいな」(色々行くチャンスかもね)
八幡 「まぁ良いんじゃない?少なくとも俺は嫌いじゃない」
女子A 「へぇーそっか。比企谷君はゆるふわ系な感じが超好みなんだね」
結衣 「ゆるふわ..ゆるふわ」ブツブツ
八幡 「超かどうかは分からんが、まぁ好みの分類だな」
女子A 「りょーかい!」
八幡 「?」
女子A 「かおりたち待ってるから行くね!バイバーイ」フリフリ
八幡 「お、おう」フリ
結衣 「ゆるふわ...」
女子A 「比企谷君の好みの服装分かったよ」
仲町 「マジ!?やるじゃん!」
折本 「ど、どんなのが好きそうなの?」
女子A 「ゆるふわ系だってさ」
仲町 「おお!ちょうど手に取ってるじゃん!それにしなよ」
折本 「ならこれにする!」
~
女子A 「服も買った事だし。あとはかおりの努力次第って所だね」
仲町 「ま、頑張んなよ。月曜に詳しく話してもらうからね」
折本 「うん」
女子A 「あーこれでかおりも彼氏持ちか」ニヤニヤ
仲町 「放課後誘いづらくなるね」ニヤニヤ
折本 「い、いやまだ決まったわけじゃないし」ゴニョゴニョ
女子A 「初々しいのぅ」
仲町 「のぉのぉ」
折本 「もう!からかわないで!」
ジャーネー バイバーイ
折本 (明後日か。とりあえず本屋には行くでしょ。それから...)
―土曜日・折本の部屋―
折本 「はぁ」チラッ
≪13時00分≫カチコチ
折本 (今頃雪ノ下さん?とデートしてるんだよね。昨日の子もそうだけど可愛い子ばっかだなぁ)ハァ
≪13時32分≫カチコチ
折本 (どういうデートしてるんだろう。比企谷の事だしあんまエスコートは上手くなさそう。って事は雪ノ下さんが、か)モゾモゾ
≪14時54分≫カチコチ
折本 (はぁ不安になってきた。もしかしたら今日のデートで雪ノ下さんと付き合ったりして...意外と絵になるからなぁ、あの二人)ゴロゴロ
≪16時18分≫カチコチ
折本 (考えれば考えるほど不安になる。あの三人の方が今の比企谷の事知ってるわけだし。そもそも中学の時もそんな知ってるわけじゃない...一番リードしてるわけないじゃん)ハァ
≪17時30分≫
ピロロン
From:女子A
Subject:明日頑張ってね
本文:遂に明日だね。私には応援する事しかできないけど、いつも通りのパワフルなかおりなら大丈夫だよ(≧▽≦)
頑張ってね!
折本 (いつもならこんなメールくれないくせに)フフッ
Subject:Re:明日頑張ってね
本文:ありがと(*´ω`)
正直こんなに緊張してるの初めて(;´Д`)
でも2人に応援されてるから頑張る!
折本 (比企谷は私をみてく....れるか...な)
-----------
--------
-----
---
--
-
折本 「んぅ...」モゾッ
折本 「いつの間にか寝ちゃってたんだ」チラッ
≪20時45分≫
折本 (まだ一緒に居るのかな。もしかしたらいい雰囲気になって....はぁ。ん?メール?)
From:比企谷
Subject:無題
本文:明日の待ち合わせ場所と時間教えてくれ
折本 (もう一緒じゃないのかな?)ポチポチ
Subject:Re:無題
本文:13時くらいに比企谷の家に行くね(*'ω'*)
折本 (よ、よし!頑張るぞ!......お風呂入ろっ)
―日曜日―
折本 (へ、変じゃないよね)クルッ
折本 (はぁ、ほんとにこんな必死になったのいつ以来だろ)
折本 (...やっぱこっちのにしよ...あーでもそれじゃゆるふわじゃなくなるし...)
折本 (千佳にも女子Aにも聞いたしこれで大丈夫!ってやば!!もう行かないと間に合わなくなる)
折本 「いってきまーす」ガチャ
バタン
~
―比企谷家―
ピンポーン
八幡 ≪今行くからちょっと待ってろ≫
折本 「う、うん」
ガチャ
折本 「やっす」
八幡 「や、やっす?」
折本 (やっすって何!?緊張しすぎてわけわかんない事言っちゃったよぉ!)
折本 「い、いやちょっと噛んだだけ///」
八幡 「そ、そか」(挨拶噛むとか珍しいな)
折本 「そ、そんじゃ行こっか」アセアセ
八幡 「おう」
~
八幡 「そういやどんな本にするつもりなんだ?」
折本 「え?うーん」
八幡 「決めてないのかよ」
折本 「べ、別に良くない!?着いてから色々見るの!」
八幡 「そ、そうか。まぁそれでも良いけど。俺は付き添いなだけだし」
折本 (やっぱデートとか思ってないんだろうな)
―本屋―
折本 「あっ、これ良さそう」
八幡 (しかしこいつがラノベにハマるはな。そういうの一蹴しそうだったのに)
折本 「ねぇ?聞いてる?」
八幡 「ん?悪い悪い。でなんだって?」
折本 「これとこれどっちが良いと思う?」
八幡 「俺はこっちだな」
折本 「そっか。ならこれにしよ。あとは...」
~
八幡 「めっちゃ買ったな」
折本 「え?そう?」ドッサリ
八幡 「ああ。つーか買って面白くなかったら勿体ないんじゃなかったのかよ」
折本 「そうだったけどさ。なんての?そういうのも含めて楽しみだし」
八幡 「変わったやつだな。俺なら絶対に嫌だけどな」
折本 「だよね(笑)。....この後さ、映画見に行かない?さっきコーナーにあったやつ映画化してるんだって」
八幡 「まぁ俺も気になってたし、良いぞ」
折本 「それじゃ行こ!」(よし!)
―映画館―
ザワザワ ザワザワ
八幡 「結構見に来てる人いるみたいだな」
折本 「だね。てかまた爆発のシーンとかでビクッてしないでね?」クスッ
八幡 「し、しねーよ」
~
<ヨシコレヲツカッテ...
ドカーン!!!
八幡 「」ビクッ
折本 「くくっ...ぷふっ」プルプル
八幡 「くっ」
~
<アシガナイノォー
バーン!!
折本 「ひっ」ビクッ
八幡 「...ぷふっ」
折本 「あっ....///」カァ
―カフェ―
折本 「ひっ、比企谷..また爆発で...ぷふっ、あはは」
八幡 「う、うるせーな///あんなでっかい音なら誰でも驚くだろ」
折本 「いやくるの分かってんのに...くくっ」プルプル
八幡 「それを言うならお前だって幽霊が出てきた時、悲鳴あげてたじゃねえか」
折本 「あ、あれは/// まぁ面白かったね」
八幡 「まぁ実写化ってだけで地雷っぽかったが、まだ見れたほうだな」
折本 「ホント捻くれてるね」
八幡 「どーも」
折本 「あ、あのさ。昨日のデートどうだった?」
八幡 「あ?猫カフェに行ってそれから....パンさんショップに行って食事して終わりだ」
折本 「ふーん」
八幡 「なんだよ」
折本 「べっつに~」
<あれ?先輩じゃないですかぁ!
折本 「」ピクッ
八幡 「一色」
いろは 「もしかしてデートでした?」ニコッ
八幡 「そんなんじゃねえよ」
折本 「」ズキッ
いろは 「そうなんですかぁ。でもひどいじゃないですかぁ」ウルウル
八幡 「何がだよ」
いろは 「だって先輩、私が誘っても断ったじゃないですか、連日は厳しいって。でも折本さんとは出かけるんですね?」
八幡 「たまたま外で出会っただけだ。んで折本がおススメの本を教えてくれって言うからその流れだ」
いろは 「じゃあもう用事は済んだんですよね?じゃあこの後、一緒にデートしませんか?」
八幡 「いやしないから。あと向こうで戸部がお前を待ってんぞ?」
いろは 「・・・」
いろは 「・・・そうでした。残念ながら戸部先輩がいるんでした♪」チラッ
折本 (やっぱ比企谷は...)シュン
いろは 「じゃ、来週の土曜日楽しみにしてますね?」ニコッ
八幡 「お、おう」
<トベセンパイ!ナンデイルンデスカ?
<チョッ!イロハスソレヒドクネ?サソッタノイロハスジャン
八幡 「ったくホント強引だな」
折本 「比企谷ごめん!私この後バイトあるんだった。結構時間きついから帰るね」バッ
八幡 「お、おい!」
タッタッ
八幡 「...本忘れてんぞ...あとお代」
今日はこれでおしまいです。
―折本の部屋―
折本 「zzz...んぅ...」パチッ
折本 「いつの間にか寝ちゃってたんだ」チラッ
≪21時08分≫
折本 (今日はやっちゃったなぁ)
折本 (あっメール来てる...)
From:比企谷
Subject:無題
本文:今日買った本忘れてっただろ。
渡したいからまた連絡くれ
折本 (あーそういや置いてきちゃったっけ)
折本 (比企谷には悪い事しちゃったかな)ポチポチ
Subject:Re:無題
本文:ごめんね。
今から会えないかな?
折本 (会ってどうするんだろ)
ピロロン
From:比企谷
Subject:Re:Re:無題
本文:別に良いぞ。
どこに行ったら良い?
ポチポチ
Subject:Re:Re:Re:無題
本文:じゃあ今から○○公園に来て。
そこで待ってるから
ピロロン
Subject:Re:Re:Re:Re:無題
本文:分かった。すぐに行く
折本 (こうなったら全部打ち明けよう)
~
―○○公園―
八幡 「よう」
折本 「うん」
八幡 「ほらっ。忘れものだ」スッ
折本 「ありがとね」
八幡 「その、悪かったな」
折本 「何が?」
八幡 「いや、一色がちゃちゃ入れてきたからさ」
折本 「比企谷が謝る事ないじゃん」
八幡 「まぁそれもそうだけど...」
折本 「・・・」
八幡 「・・・」
折本 「今日の服装の事なんだけどさ。金曜日に女子Aが比企谷に聞いた好みに合わせてるって気づいてた?」
八幡 「まぁ、ぽいなとは思ってたけど」
折本 「じゃあさ今日は私的にはデートだって思ってたんだけど、比企谷的にはどうだったのかな?」
八幡 「俺はデートだとは思ってなかった」
折本 「じゃあ私が比企谷を好きかもってのも知らなかったよね?」
八幡 「...ああ」
折本 「そっか。ならちゃんと言うね?私は比企谷の事が好き。比企谷と居ると楽しかったし、中学ん時には知らなかった色んな比企谷が見れた。今日だって超楽しかった。比企谷とずっと一緒に居たいって思ったの。だから」
折本 「私と付き合ってください」
八幡 「俺は...」
八幡 「俺はお前をもうそんな風には見れない」
折本 「っ!」
八幡 「あの時の告白でそういう気持ちは全部なくなった。今、お前と仲良く出来るのも中学の時の同級生だって割り切ってるからで、それ以上の感情はない。だから折本、お前の好意は嬉しいが俺はお前と付き合う事はできない」ペコッ
折本 「そっか」(最初から...)
八幡 「悪い」
折本 「あ、謝んないでよ...なんか惨めじゃん」ポロ...ポロ
八幡 「・・・」
折本 「ふふっ...あの時とは逆だね」ゴシゴシ
八幡 「...そうだな」
折本 「一色ちゃんに会った時に無理なのかもって思ったんだけどね」
八幡 「んじゃなんで告白なんかしたんだよ」
折本 「ずっと隠しておくより全部吐き出した方が良いと思ったからだよ。おかげですっきりしたし」
八幡 「そっか」
折本 「告白したかっただけだから、もう帰るね」
八幡 「お、おう。気を付けてな」
折本 「あのさ、これからも友達として仲良くしてくれる?」
八幡 「俺で良ければ」
折本 「ありがとね。じゃあまた」
八幡 「ああ、また」
折本 (あの時の比企谷もこんな気持ちだったのかな...)
【折本エンド】
以上で折本編終了です。
お付き合いありがとうございました
このSSまとめへのコメント
折本かわいい笑
折本かわいい笑
終わっちゃったのか(´・_・`)
この折本かわいい
おもしろかったです!
でも、仲町さんは呼び捨てじゃなくて「比企谷くん」だと思うんだ・・・
成功してあっはんな展開だとばかり思ってた
中学時代の事があるから上手く事が進まないだろうなとは思ってたけど、流石に悲しいな(;_・)