ユーゴ「似合わねえ！何だよ籠なんか背負って！」

クロウ「プッ」

プラシド「笑うな。斬るぞ」

鬼柳「ヒャーハッハッハ！！！そりゃ似合わねえよな！俺も言ったんだぜ？似合わねえって」

プラシド「斬る！」

柚子「そう言えばチームのリーダーって誰？」

遊星「誰になるんだ」

ジャック「遊星ではないのか」

遊星「俺はリーダーという柄ではない。鬼柳だろうな」

柚子「鬼柳さんか、じゃあリーダーの鬼柳さんを中心に？」

ジャック「いや遊星だ」

柚子「じゃあ遊星さんがリーダーなんじゃ」

ブルーノ「どちらかと言うとリーダーは居ないんだよね。だよね遊星」

遊星「みんなが平等なんだ」

柚子「そうなんだ・・・」

ジャック「さっきからずっとメモを取ってるぞ」

遊星「・・・」

クロウ「ほら遊んでないでちゃんとゴミ拾えよ！」

ユーゴ「可愛い雌蟹特集・・・エロ本だぞ遊星！」

遊星「それは捨てないでくれ」

柚子「みんな仲良いのね」

遊星「昔はそうでもなかったさ」

ジャック「鬼柳とボマーはダークシグナーとして対立し」

遊星「プラシドは街を破壊しようと大暴れした事もあった」

柚子「どうして仲良く？」

ジャック「何故だ」

遊星「気がつけば今の7人組になっていた」

ジャック「それだけ多くの戦いを演じあのプラシドすらも俺達の仲間になった」

プラシド「勘違いするなよ。俺はただ」

柚子「なるほどね・・・多くの戦いが仲良くなる秘訣か」

ジャック「さっきから何をメモしているんだ」

柚子「べ、別に」

ユーゴ「ゴミって捨てられたらどうなんだろな」

クロウ「そりゃリサイクルだろ」

鬼柳「この世に不必要な物をねえんだよ！」

柚子「やっぱり中心となる人が必要なのね・・・」

遊星「要するに絆だ。絆があればどんな相手でも仲良くなれる」

柚子「じゃあ沢渡と黒咲でも？」

遊星「ああ」

柚子「デニスと権現坂でも？」

遊星「ああ」

柚子「セレナと忍者兄弟でも？」

遊星「さっきのメモといい何かあったのか？」

柚子「な、何も無いけど」

遊星「話してくれ何か力になれるかもしれん」

ジャック「何だって言ってみろ」

柚子「実は・・・」

遊星「なるほどな」

ジャック「しかしランサーズはまだできたばかりのチームだ。そうなるのも仕方がない」

柚子「でも遊矢が」

クロウ「黒咲もそんなに喋らねえのか？」

柚子「全体的に纏まりがないんだって黒咲もカイトさんと凌牙さんと居る時みたいなテンションじゃないし」

ジャック「リーダーの零児も仕事で不在が多い」

クロウ「何とか盛り上げようとする沢渡が居るけど全員のテンションは低いか」

プラシド「権現坂が居るだろ」

鬼柳「そうだよ！おっさんが居ればどうにかなるじゃねえか！」

柚子「道場がって」

遊星「何をするにも焦ってはいけないんだ。彼らだっていつかは俺たちのようになるさ」

ジャック「そういうものだ」

ユーゴ「じゃあ俺達のようになれるかもしれないからってメモを？」

柚子「せっかくできたチームなんだもの遊矢だって始めてのチームだからって喜んでるのに」

遊星「大丈夫だ。遊矢がいつかランサーズの中心になる。あいつは周りを引き寄せる何かがある」

遊星「今日の仕事は終わりだ。ユーゴ」

ユーゴ「柚子を送ってやるんだな。任せとけよ！」

柚子「またね遊星さん！」

ユーゴ「じゃあな！」

ジャック「遊矢は本当にランサーズの中心になるのか」

遊星「ランサーズだけではない俺たちの中心にもなれる奴だ」

クロウ「遊矢がな・・・どう思う」

鬼柳「なれるに決まってるじゃねえか！」

プラシド「フッ」

ジャック「お前がそこまで期待をしているとは」

遊星「俺だけではない。十代さんもそう思っている・・・遊矢はやればできる奴だ」

クロウ「じゃあ武藤遊戯を超える事も」

遊星「ああ」

ボマー「将来が楽しみだな」

ブルーノ「その将来を僕達は見たんだけどね」

遊星「全ての次元のリーダー・・・いつかなるだろうな。きっと」