ss速報の方でやっていたのですが文字化けしたのでこちらでまったりとやりたいと思います
男「マジか、人生終わった」
女「まあそれは冗談だけど」
女「どうして会いに行かなくちゃいけないのさ」
男「文が届いたから。明日までに城に来いって」
女「あちゃー、大変だね」
男「なんで他人事なの、女も来るんだよ?」
女「ハア? なんで?」
男「だって一人で大名様のところになんていけるわけないじゃん」
男「だから一緒に来てね」
女「まあこんな非常識な奴を一人行かせるのもいけないだろうし・・・」
女「ついていってあげるべきなんだろうね」
男「よっしゃ!」
男「じゃあそういう事で。おやすみ」
男「旅の準備は宜しく」
女「はいはい。おやすみなさい」
(次の日 朝)
女「はい起きろー」
男「んん・・・寝たい」
女「二度寝して遅れたらマジで切腹もんやで」
男「ヤバい!!」ガバッ!!
女「まだ大丈夫、今出たら間に合うよ」
男「よかったぁー」ホッ
女「よし着替えしようか」
もちろん大名に呼ばれるからにはそれなりに男は凄いわけでありまして。
男は風が操れる家柄の人間なのであります。
その昔、風を操る六名家を六風扇と呼んだそうな。
これはそんな男の話であります。
(馬車)
男「まだ着かないの?」
女「まだじゃない?」
先頭「へい、まだですぜ」
男「いつくらいに着くのさ」
先頭「そうですねぇ・・・、ざっと二三刻は掛かるかと」
先頭「飛ばしてきますのでもうちっと辛抱してくだせぇ」
男「あいよ」
男「あ、扇子忘れた」
女「あー、こりゃ打首ですわ」
女「ちゃんと首は拾って持って帰ってあげるからね、心配しないでね」
男「まあいいか、無くてもイケるし。・・・まあ体裁のためにそこら辺で売ってる扇子買おうかね」
女「え、風を操る名家ってそんなに適当なの?」
女「ちょっとガッカリだわ」
男「いやいや、勝手にガッカリされても」
男「本場はちゃんとした鉄扇使うんだけど、大名ごときに使うのも勿体無いじゃん?」
男「鉄扇てアレじゃん? 最後の切り札じゃん? ラストエリクサーじゃん?」
女「何言ってるのか意味わかんねえよ」
男「まあ要するに鉄扇は重たくて使いたくないってこと」
女「ふーん」
先頭「・・・だんな、着きやした、だんなってば、起きてくだせぇ」
男「・・・んん、あ、着いた?」
男「ほら、起きてよ、着いたってよ」
女「・・・んん、もう夜じゃん、泊まろ」
女「集まりは明日だから」
男「だね、じゃあ、ありがとう、、えっと、お代」
先頭「まいど、お気をつけて」
ビュー…
男「・・・」
女「風が強いね」
男「ふーん、そうなんだ・・・へぇ・・・」
女「どうしたの? 独り言なんて珍しい」
男「この先に旅館あるよ、空きもあるらしい」
女「どうしてわかるの?」
男「女って俺が風使ってるの見たこと無いんだっけ?」
女「うん」
男「えっと、最初に言っとくと、俺は風操って攻撃とか戦いとか中二臭い事は出来ないから」
女「えっ!? そうなの?? なんかダサイね」
女「じゃあ逆に何が出来るの?」
男「その言い方ものすごく傷つくな・・・」
男「本業は風のたよりを聞くことかな。あと風のバリアーとか」
女「うわダッサ」
男「涙出るからやめて」
男「でも最短で旅館に着けるよ?」
男「風のたよりは信用できるから」
女「まあ、便利っちゃあ便利だね」
女「てか風の便りって何さ?」
男「人が発した言葉を風が運ぶ、今昔関係ないんだけど」
男「色々と制限はあるけど想いも運べるよ」
男「俺に告白するときは是非風の便りを使ってね♪」
女「うわ気持ちわるっ」
女「一回死ねば?」
男「冗談なのに・・・」
|ω・`)みたいな感じでまったりとやりたいです、見てくれた方ありがとうございました
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