武内P「犬を飼い始めました」 (72)

ちひろ「へぇ、ちょっと意外ですね。どうしてまた?」

武内P「実は友人が少しの間家を空けるそうなので… 私がその間預かる事になりまして。あ、これ写真です」スマホワタシ

ちひろ「わぁ3匹も!かわいいですね!名前はなんていうんですか?」

武内P「はい。左からリン、ミオ、ウヅキです」

ちひろ「えっ…」

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武内P「…実はその友人がニュージェネの大ファンでして飼い犬にも同じ名前をつけたそうです」

ちひろ「なるほど… そうやってそのご友人は擬似的にニュージェネの飼い主として支配欲を満たし毎晩体にバターを塗っているんですね?」

武内P「塗りません」

ちひろ「そしてその犬を預かったプロデューサーさんも、昼のプロデュースが終わった後は自宅で夜のプロデュースをするため毎晩体にバターを塗っているんですね?」

武内P「塗りません」

ちひろ「バターじゃなくてマーガリンですか?」

武内P「体に乳製品全般塗りません」

みく「ただいまにゃー!」

武内P「お疲れ様です。前川さん、多田さん」

李衣菜「なんかバターとか聞こえたけどお菓子の話でもしてたの?」

ちひろ「まぁ、おかしい話には違いありませんね」

武内P「おかしいのはちひろさんの頭ですよ」

武内P「最近私が犬を飼い始めたので、その話をしていたんです」

みく「えー!犬ぅ!?どうして猫じゃないにゃー!」フシャー

李衣菜「そんなのプロデューサーが猫及び猫キャラが苦手だからに決まってんじゃん」

みく「どうしてみくまで影響範囲に及んでるにゃ!?」

ちひろ「みくちゃんまで及んでしまって可愛そうね」

李衣菜「及んでしまっているのなら仕方ないよね」

武内P「及んでません。そもそもそんな事実はないです」

李衣菜「犬の写真とかあるの?」

ちひろ「あ、これプロデューサーさんのスマホです。はい」スマホワタシ

スマホ「(ブログ用のニュージェネの楽屋写真)」

みく「え、これって」

武内P「名前は左からリン、ミオ、ウヅキです」

みく「見りゃわかるにゃ!!!!」

ちひろ「(やっべ見せる写真間違えた)」

みく「どどどどどどういう事にゃ!い、いつからこんな…」

武内P「え?つい先日ですよ。1週間くらい前からですかね、自宅で飼ってるんです」

李衣菜「じ、自宅で、1週間も!?卯月たちの親が心配してるんじゃない!?」

武内P「いえ、そもそもその元の飼い主から少しの間預かってくれと言われまして」

李衣菜「親公認!?親公認で1週間も男と同棲してるの!?」

武内P「(何か言い方がひっかかる…)」

ちひろ「(面白いからこのまま誤解させときましょう)」

みく「(犬扱いは何かの間違いで、きっと清い関係のはずにゃ)」

みく「い、家だと卯月ちゃんたちはどんな感じにゃ?」

武内P「そうですね…。まず帰ってきたら一番にウヅキが出迎えてくれますね」

李衣菜「あーなんか想像できるかも」

みく「もしかしてエプロンつけてご奉仕とかさせてないだろうにゃ…」

武内P「そんなとんでもない。エプロンなんて着せてないですよ、裸です」

みく「裸(ら)!?卯月ちゃん家で裸(ら)!!?」

武内P「ウヅキだけじゃないですよ。リンもミオも服なんて着せてません」

李衣菜「全員裸(ら)!!?略して全裸!?」

武内P「…犬を飼った事がないのでわからないのですが、普通服は着せるものなのでしょうか?」

李衣菜「いやいくら預かってるからって最低限文化的な生活はさせるべきなんじゃないの」

みく「ていうかやっぱり『犬』とか『飼う』とか言ってる時点でもうアウトにゃ!そこんとこどう思ってるにゃ!?」

武内P「あ、それは大丈夫です」

武内P「この前まではダメだったんですが、今は大丈夫になりました」

みく「日本の法律はでここ数日でどうなってしまったんだにゃ!!!!」ガターン

ちひろ「(そういえばプロデューサーさん、先日ペット禁止のマンションから引っ越したんでしたっけ)」

李衣菜「り、凛はどんな感じなの?」

武内P「リンは結構甘えん坊でして、よく舐めてきますね」

李衣菜「舐めるの!?どこを!?」

武内P「まぁ、顔とか足とかです」

みく「凛ちゃんも何かが決壊してしまったようにゃ!!!」ペロロロローン

李衣菜「元々危ないとは思ってたけど完全にトロけてしまってる!!」

武内P「私が入浴してる時、寝ている時と時間と場所を選ばずprprしてきますね」

みく「Pチャンからは常時甘い汁か何かが分泌されてるのにゃ!!?」

李衣菜「未央は!?未央はどうなってしまってるの!?」

武内P「ミオは…元気がいいのは良いんですが、ちょっと困り者でして」

武内P「いつもトイレじゃない場所でフンをしてしまうんです」

李衣菜「ひっどい!!未央だけ別ベクトルで相当ひっどい!!!」

みく「どうして未央だけそんなロックな方向で突き抜けちゃったのにゃ!!?」

ちひろ「室内で自由に脱糞する事はロックなんですか?」

李衣菜「それロック違う!!!多分!!!」

武内P「困ってるといえば、散歩の時間が取れなくて困っていますね」

みく「そ、外に出すの!?完全に発情してる犬もいるのに!?」

武内P「今までは仕事終わりに少し外を回る程度だったんですが、今度の休みにでも昼間の公園でたっぷり遊ばせようと思っています」ニコリ

李衣菜「やめてあげてーーー!!なんでこんな時にいい笑顔すんの!?」

武内P「あっ…その時服はどうしたらいいんでしょう?着せた方がやはり良いんですかね…?」

みく「その件に関して人の意見を仰がないと判断できない程Pチャンの頭はパッパラパーにゃ!!?」

武内P「そ、そうですよね。病気とかに気をつけないとですね」

李衣菜「病気っていうならプロデューサーが一番病気だと思うよ」

武内P「あとは…夜ですかね」

李衣菜「よ、夜…」ゴクリ

みく「い、一緒に寝たりするのかにゃ…?」

武内P「いえ、そこまでは流石にしませんね」

李衣菜「意外とドライ!!!」ドルァーン

みく「この期に及んで何が『そこまで』なのか意味がわからんにゃ!!」

武内P「いえ、ほら、その辺の観念はしっかり教育しないとと思いまして」

みく「そう思うなら実家に帰すのが妥当と思うにゃ!!!」

武内P「ただミオが…」

みく「出た!一番ブレブレ(ブレーン・ブレイク:頭がおかしくなっている様)な未央ちゃんがどうしたにゃ!?」

武内P「先日寝ている私の上に乗ってきてキャンキャンと夜通し…」

李衣菜「ヒ、ヒエーーーー!!凛だけじゃなくて未央も陥落してた!!」ヒエーッ

みく「未央ちゃんは既にいろんな意味で陥落してた気もするけど!!」

武内P「最初はちょっと戸惑いましたけど」

武内P「でも抱いてみたら案外温かくて気持ちよかったです」

みく「何急にセクハラじみた一言感想をぶっ込んできてんだにゃ!!!」

武内P「あとウヅキは…」

みく「もういいにゃ!!どうせいつものエヘ顔ダブルピースがアヘ顔ダブルピースに変わってるに決まってるにゃ!」

李衣菜「そしてプロデューサーはそのピース姿を見て『あなたの選考理由(意味深)は笑顔です』とか囁いてるんでしょ!?」

武内P「ピースって…そんな器用な事はできませんよ」

李衣菜「え?」

武内P「いや、だって手、ありませんから」

みく「手ぇ無いのーーーーーーーー!!!??」ドギャーン

武内P「そんな当たり前じゃないですか。だって…」











武内P「犬 に 手 は 必 要 な い で し ょ う ?」


みく「」

李衣菜「」

ちひろ「(まぁ足あるしね)」

ちひろ「プロデューサーさん、随分熱心に犬の事を話されますね♪」

武内P「あ、つい… やはり可愛いものですから」

みく「」

李衣菜「」

ちひろ「もう…あまりにプロデューサーさんが熱心だから二人ともちょっと引いちゃってますよ?」

武内P「ていうかちょっとどころでなく血の気まで引いちゃってるように見えますが…」

みく「」

李衣菜「」

武内P「(まずい…何が原因かわからないけど、何か冗談でも言って空気を和ませないと…)」アセアセ

ちひろ「今いる3匹の他に新しく犬を飼ってみる気はないんですか?」

みく&李衣菜「!」

武内P「そ、そうですね。それじゃあ名前は…」




武内P「ミクとリーナ、なんて…」


みく&李衣菜「ウギャアアアアアアアアアアア!!!!!」バタバタバタバタ

武内P「ど、どうされました!?」

みく「手を!手を切られる!!!!」

武内P「今更契約を破棄したりしませんよ!?」

李衣菜「いやもっと物理的に!!!」

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みく「…え?これがプロデューサーの飼ってる犬?」

ちひろ「はい、先ほど間違えて写真を見せてしまったみたいでwwwww」

李衣菜「あ、あ~なるほどね!ホントに犬を飼ってたんだね!」

武内P「一体何を飼ってると思ってたんですか」

みく「ていうかなんで早く訂正してくれなかったんだにゃ!完全にPチャンの事サイコパスか何かと思っちゃったにゃー!」

ちひろ「ごめんなさいねwwwwww」

李衣菜「小突きてぇこの女」

武内P「むしろ私としては途中で行き違いに気づいてくれなかった事がショックなのですが…」ズーン

李衣菜「い、いやプロデューサーの犯罪係数が高そうとかそういうんじゃなくてさ」

みく「そうにゃ!どっちかというと3人の方がそういう危うさがあるように見えるんだにゃ!」

みく「特に凛ちゃんはPチャンを見る目が日に日に濁ってる気がするにゃ」

武内P「それは別件で相当問題なのでは…」

ちひろ「うふふ、大丈夫ですよ。恋する夢見がちな女の子はみんなそうなんです」

武内P「ずいぶん言い切りましたね…。嫌ですよそんな女の子の習性」

―武内P自宅

武内P「(…やれやれ今日はひどい災難だった。主にちひろさんのせいで)」

武内P「(そんな日は愛すべきペットに癒してもらうのが一番だな)」


ガチャ

武内P「ただいま、『卯月』」

武内P「また散らかして。ダメじゃないか、『未央』」

武内P「わかったわかった、散歩に行こうか、『凛』」


武内P「(…ちひろさんの言うとおり、また新しく犬を飼うのも良いかもしれない)」


おわり

完結です。くぅ疲くぅ疲。
呼称がバラッバラだけどまぁいいや。

読んでくださりありがとうございました。
初SSだったので緊張でガチガチです。

補足1:武内Pが友人から犬(動物)を預かっているのは本当です。写真もあるし
補足2:犬の名前はカナ表記で統一してます。
つまり、そういうことです。

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年09月24日 (木) 23:33:44   ID: uBBKUP6X

オチが・・

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