※注意事項
・このSSはデレアニ時空です。
・時期は26話後くらいです
・みおりん要素と百合要素が多分に含まれています。18禁描写や直接的な恋愛描写はないと思います
・うづりん、あーみお、もいいけどみおりんもいいよね
李衣菜「最近のNGsの様子?」
みく「そうにゃ。最近の3人、とくに凛ちゃんとみおちゃんの間にただならぬ空気を感じるの」
李衣菜「た、ただならぬって」
みく「李衣菜ちゃんは鈍いから気づいてないかもしれないけど、絶対になにかあるにゃ。具体的に言うとラブ的な方向で!」
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李衣菜「ラ、ラブって、みんな女の子じゃん。たしかにあの3人仲いいし、最近はよく未央ちゃんと凛ちゃん一緒にいるとこ見るけどさ」
みく「愛に性別は関係ないにゃ。李衣菜ちゃんって、基本的に普通の考え方しかしないよね」ゼンゼンロックジャナイニャ
李衣菜「な、なにお~、みくだっていっつもそんなことしか考えてないから、なんでもそんな風に見えちゃうんじゃないの? この万年発情猫娘!」
みく「万年発情...」(゜ロ゜;
みく「みくはそんなんじゃないにゃーーー!!! そんなこと言うなんて解散にゃ!!」
杏「そういえば杏もあの2人、ていうか凛は未央依存症なんじゃないかって思うくらいだよ」ハァ
李衣菜「うわ、杏どこからでてきたの。ってかいたんだ」
みく「杏ちゃんまたウサギソファの下にいたの!? なんでそんなとこで寝るの、びっくりするにゃ」
杏「まあまあ、杏のことはいいじゃん。それより今は凛と未央の話でしょ」
杏「杏はいっつもプロジェクトルームの端で寝てるからさ、いろんな場面にでくわしちゃうんだよねぇ。まあ見てるだけなんだけどね」
杏「それで、この前こんなことがあったんだけどね」
【杏がみた未央凛 case① 好きなの?】
いつも通り杏は部屋のウサギソファで寝てて、真ん中のテーブルのところで未央と凛が話してたんだ。
未央「それでね先生がさ『ンほんだぁ、アイドルもいいけど勉強もおろそかにするなよ。地頭いいんだからな』って。誉めてんだか怒られてるのかよくわかんなくてさぁ、『あ、はい』みたいな中途半端なリアクションしかとれなかったよ」
凛「フフ、それこの前の進路希望の時の先生だよね。たしかに反応に困ること言う先生いるけど、返事なんて基本そんなものじゃない?」
未央「いやいや、ムードメーカーの未央ちゃんとしては何か面白い返しできないか、常に考えてるわけですよ」
凛「フフ、未央らしいね。......ねえ、それってその先生にだけだったりしないよね」
未央「へ? いやそんなことないけど」
凛「ほんとに? 何か最近その先生の話題多いような気がするんだけど......その、好き、とかそういうんじゃないよね!」ズイ
未央「しぶりん近い近い!! 全然そんなのじゃないって。ほら特徴的な先生だから物真似楽しいだけだってぇ!」
凛「あ、ご、ごめん」カァ///
って、彼女かぁぁぁぁぁ!!! 凛、無意識に
顔近づけてたみたいで気がついたら、顔真っ赤
にしてそっぽむいて、安心したみたいに小さく
息をはくんだよ、彼女じゃん。彼女じゃなくて
も片想い中の乙女だったね、あれは。杏もびっ
くりしたよ、事務所で寝てるだけであんなスト
ロベリー空間展開されるなんて。
李衣菜「へぇ、凛もそんな顔するんだ。ちょっと見てみたいかも」
杏「呑気なこと言わないでよ。なんか見ちゃいけないもの見た気分だっったんだから」
みく「」プルプル
李衣菜「みく、どうしたの? トイレ?」
みく「アイドルは恋愛禁止にゃあ!!!」
杏「うわ、びっくりした。まあ、いいじゃん別に。杏は目の前でイチャイチャされなかったら気にしないよ」
杏「あ、そういえば、見ちゃいけないもので思い出した。この前、雑誌にのせるアンケートあったじゃん?」
李衣菜「ああ、あったあった。変わった質問多かったよね。CP内で彼女にするなら誰? とか、彼氏にするなら、とか結婚するなら、とか」
杏「まあ、そういう需要もあるってことでしょ。杏は適当に書いたけどさ」
李衣菜「アタシ彼女のところにみくって書いたよ。彼氏はなつきち」
みく「にゃっ!! きゅ、急になに言うのにゃ。......じ、じつはみくも」///
杏「2人ユニットならそう書くのが安定だよね。百合営業完璧じゃん」
みく「むぅ、そういうことだったんにゃね李衣菜ちゃん」
李衣菜「え、なんで不機嫌になってるの」
杏「だから、杏の前でイチャつかないでってば」ハァ
李衣菜みく「イチャついてないよ!「にゃ!」」
【杏の見たみおりんcase② アンケート】
いつも通りウサギソファで寝てたらプロデュー
サーと凛の声が聞こえて目が覚めてさぁ、ちょ
っと揉めてる感じなんだよね。めんどくさいけ
ど、なにかあったらいけないし、耳をすませて
たんだけどさ。
凛「それで、何がいけないの? ちゃんと書いたでしょ」
P「いえ、その、しかしイメージ戦略上といいますか」
凛「ごまかさないで、はっきり言いなよ」
凛の声がすっごく冷たい感じだし、プロデュー
サーはたじろぎっぱなしだからまずいなぁ、っ
て思いながら聞いてたんだけどさ。真面目に聞
いてて損したよ。
P「あの、アンケートの『彼女にしたいCPメン
バー』と『妹にしたいCPメンバー』の項目以外すべて本田さんなのは、ちょっとどうかと」
本気で転げ落ちそうになったよ。あのアンケー
トって、姉にしたい、とか幼なじみとか、わり
といっぱい項目あってめんどくさいかったじゃ
ん。それが全部未央って、さすがにストップか
かるって。
凛「たしかにちょっと偏ったかもしてないけど、真面目に考えたらそうなったんだから、仕方ないでしょ」
P「真面目に取り組んでいただけたことは、とてもありがたく思っています。何事にも真剣に取り組めることが、渋谷さんの良いところだと思います」
あ、やっぱりケータイからだとずれるんですね。ケータイでスレたてするん初なんで申し訳ない。
ちょっとパソコンに移行します
P「ただ、その各項目の理由の所がですね、最低でも10行以上書かれているのは、紙面の都合もありますので」
凛「そっか、たしかに雑誌にどうのるかまでは考えられてなかったな。ごめんプロデューサー。言ってくれてありがとう」ニコ
って、いい笑顔で言ってるけどそうじゃない!! プロデューサーもはっきり言うべきだって、そんなに書いてることじたいが異常だって。
杏なんて、だいたい一言くらいしか書いてないよ。
P「いえ、まだあまり経験のないことですから。それで、いくつか書き直していただいてよろしいでしょうか」
凛「理由は簡潔に書き直すだけだからいいけど、答えから変えた方がいいんだよね?」
凛「うーん、難しいなぁ。だって、彼氏って言ったら絶対未央でしょ?
未央と2人で出掛けると、未央って絶対道路側を歩いてくれるんだよね。行動的で私が知らないこといっぱい知ってるし、茶化しながらも優しく教えてくれるんだよね。
常に新しい楽しいこと探してるから絶対に長く付き合ってても飽きないし、かと思えば包容力もあるんだよね。
卯月が落ち込んじゃってた時なんか、未央がいてくれなかったら私......。それにあの時ずいぶんカッコ悪い所見せちゃったけど、そのことには全然ふれてこないんだよね。よくからかわれちゃうけど、未央って優しいから触れちゃいけないとこには絶対触れてこないんだ。
それが遠慮されてるとかじゃなくて、心地いいんだよね。プロデューサー、ちゃんと聞いてる?」
P「はい......あのこのアンケートは、話し合いながらゆっくり完成させましょう」
凛「うん、手間かけさせてごめんねプロデューサー。頼りにしてるよ」
みく「アイドルは恋愛禁止にゃああああ!!」
李衣菜「うわ、2回目!? でも、さすがの私もちょっと危うさをかんじるよ」
みく「ちょっとどころじゃないにゃ! 重症にゃ、アナザーならしんでるにゃ」
李衣菜「落ち着いてみく、意味わかんないから!」
杏「普通の声色と表情だったのが余計に怖かったね。あのアンケートがのる雑誌の確認用見本みせてもらったけど、常識の範囲内の答えになってたからプロデューサーの苦労が忍ばれるよ」
杏「そういえば妻と彼女と妹の項目は卯月ちゃんになってたね。NGsって凛にとってハーレムなんじゃない?」
李衣菜「さらっと怖いこと言わないでよ」
みく「この問題は捨て置けないけど、そろそろお仕事の時間にゃ。だから、また時間が合うときにこの3人で集まって話し合うにゃ」
杏「えー、杏もぉ」
みく「杏ちゃんが一番情報通でしょ!」
杏「もー、仕方ないなぁ」
李衣菜「みく、ほら行こう」ギュ
みく「あ、うん、急ぐにゃ」エヘ
杏「あの2人も十分危ないんだよなぁ」ピリリリ
杏「あ、きらり? これから? もう仕方ないなぁ」エヘヘ
書いてる時は長く感じたけど、思ったより短かった。とりあえずおしまいです。
一応続きというか、他にもエピソード考えてますけど、ずっとこんな感じが続くだけです。
このスレに書くか新しくスレたてるか考えてないですけど、よかったらまた読んでやってください。
感想とか次書くならこんなSSが見たいとか書いてくれると、モチベ上がるんで、おなしゃす。
感想とかご意見ありがとうございます。
皆さん修羅場とか取り合いとか大好きですね、僕も大好きです。
続きはこのスレでいいって意見あったので、このままこのスレで続けていこうと思います。
ガチャ
李衣菜「あ、お帰りみく」
杏「おかえり~」
みく「も、もう、もうNGsはだめにゃああ!!」
杏「うわ、仕事から帰ってくるなりどうしたの?」
李衣菜「たしか今日は卯月ちゃんと一緒の仕事だっけ?」
みく「そうだけど、事の発端は前の仕事にゃ」
杏「あ、ちょっと落ち着いてたね」
李衣菜「あ~、前は凛ちゃんと一緒の仕事だっけ。なんかちょっと難しい仕事だっけ? 本番前に電話くれたよね?」
みく「そうにゃ。CMの撮影だったんだけど厳しい監督さんで」
杏「それで、わざわざ電話して李衣菜に励ましてもらってたんだ」
李衣菜「そうそうみくちゃん、結構怒られたみたいでさ。励ますの大変だったよ」
みく「ちょっと、李衣菜ちゃんそれは秘密のはずにゃ」カァ///
李衣菜「あ、ごめん。でも弱ってるみくちゃんってレアで可愛かったよ」
みく「そ、そう話じゃないでしょ。そんなお世辞でみくのご機嫌とろうとしてもダメにゃ!」
杏「で、なにがあったの?」
【みくの見たみおりん case① おまじない】
そのお仕事の時の話なんだけど、出番は凛ちゃんの方が先で、みくは台本のチェックしてたの。
それで、そろそろ凛ちゃんの出番だけど、凛ちゃん大丈夫かなぁと思って凛ちゃんの方を見たら、目を瞑って集中してたの。
出番が近いの気がついてないかも知れないと思って、近づいたら、凛ちゃん何か呟いてて......
凛「心に未央、心に未央」ブツブツ
みく「凛ちゃん、凛ちゃん!! しっかりするにゃ」
凛「ん? みくどうしたの? あ、もう出番なのか、ありがとうね」
みく「そうじゃないにゃ、いや、そうだけど、そうじゃないのにゃ」
凛「ちょっと、どうしたの? 落ち着いてみく、みくの出番はまだ先なのにそんない慌てて大丈夫?」フフ
みく「いや、一人で落ち着いた笑み浮かべないで! さっきは絶対みくの方が落ちついてたにゃ」
凛「まあ、たしかにさっきはちょっと緊張してたけど、もう大丈夫だよ。とっておきのおまじないがあるんだ」
みく「おまじないってさっきの......」
凛「あ、おまじないとかってちょっと子供ぽかったかな。みく、忘れてくれると嬉しいな。それじゃ、私もう行くから、今日は頑張ろうね」
おまじないが子供っぽいとかそういう問題じゃないにゃああああああ。おまじないの中身が大問題にゃあああ!!
杏「もっと詳しく聞けばよかったのに」
みく「聞ける訳ないにゃ。正直、怖くなって固まってたにゃ。おかげでせっかく固めてた演技プラン全部飛んだにゃ......」
杏「ああ、それで監督に怒られたんだ。御愁傷様だね、それは」アハハ
李衣菜「今さら、もうそれくらいじゃ驚かなくなってきた自分が嫌だよ」
みく「それは李衣菜ちゃんが直接見てないからにゃ。目を瞑って一心不乱に『心に未央』ってつぶやいてる姿はもはやホラーだったにゃ」
杏「病気を疑われるレベルだね、それ」
李衣菜「病気には間違いないんじゃないかな。お医者さんにはどうしようもないだろうけど」
みく「みくもこれだけなら、まだ落ち着いてたにゃ。問題は今日の仕事にゃ」
杏「今日は凛と一緒じゃなかったんでしょ?」
【みくの見たみおりん番外編 心に未央】
そう、今日は卯月ちゃんと一緒だったの。それで、さすがに凛ちゃんの様子がちょっとヤバイと思ったから、卯月ちゃんにさっきの話したの。
みく「ってことがあったの。みくの口出すことじゃないかもだけど、NGsは大事なCPの仲間だから、ちょっと心配なの」
卯月「そんなことがあったんですか......凛ちゃん私といる時はいっつもリードしてくれるから、頼りすぎちゃってたのかもしれないです」
みく「誰かを好きになる気持ちはみくにも理解できるし、好きにはいろんな形があるってのはわかるけど、凛ちゃんにはもっと心に秘めててほしいの」
卯月「わかりました。私からそれとなく言ってみます。凛ちゃんが他の人から変に見られるの嫌ですから」
みく「ありがとうにゃ卯月ちゃん」
卯月「それに、心に未央ちゃんは、凛ちゃんだけじゃありませんから」
みく「......へ?」
卯月「あ、私は口には出してませんよ。実は、私も前に美穂ちゃんに注意されちゃって。凛ちゃんも同じおまじないしてるなら、言ってあげたらよかったですね。すみませんみくちゃん」
みく「え、いや、その」
卯月「あ、心に未央ちゃんだけじゃないですよ。一人で歌番組とかライブの時は心に凛ちゃんって唱えてて、バラエティ番組とかの時は心に未央ちゃん、って唱えるんです。そしたら、すごく上手くいくんですよ」ニッコリ
みく「そ。それはよかったにゃ......」
杏「そこでそう返しちゃったんだ」
みく「いや、だってあんな満面の笑顔で言われたらもうなにも言えないでしょ!」
李衣菜「私もなにも言えないと思うよ、多分」
杏「でも卯月ちゃんが言うとちょっと可愛いのがずるいよね」
副業前にかいてるので、ちょっとみじかいですが、今日はここまでです。どれくらい続けるか考えてないですけど、アイディアがなくなるまでは続ける予定です。
未央、中間3位おめでとう!!
本チャンもこのまま頑張ってほしいなぁ
期間あいて申し訳ありませんでした。投下始めます
みく「李衣菜ちゃんは何かないの? 未央ちゃんと凛ちゃんについて。李衣菜ちゃんって最近未央ちゃんとのラジオ始まったよね?」
李衣菜「まあ、そうだけどさ。私はみくに言われるまで、あんまり気にしてなかったからなぁ。あ、今までの凛ちゃんがちょっとアレな話じゃなくていいなら」
【李衣菜が見たみおりんcase① アクセサリー】
ちょっと前、調度さっき言ってた未央ちゃんとのラジオが始まったばっかりくらいの時のことなんだけど、プロジェクトルームに私と凛ちゃんがいる時に未央ちゃんが入って来たんだ。
未央「おっはよー、皆の衆! って、しぶりんとリーナだけなんだ」
李衣菜「おはよー、未央ちゃん。最近はあんまり皆で集まることないもんね」
未央「そうそう、皆ソロ活動してるし、ユニットで揃うことすら少ないもんね。リーナとは最近よく会うけどね」
李衣菜「ラジオの打ち合わせとか、番宣で一緒の番組出ること多いもんね」
李衣菜(あれ、なんか視線感じるなぁ)
凛「フーン」ジー
李衣菜「り、凛ちゃん、どうかした?」
凛「別に。NGsの仕事はあんまりないのに、李衣菜は未央と一緒の仕事多かったんだ」フーン
未央「あれあれ、もしかしてしぶりんってば嫉妬?」
凛「ちょっと未央、そういんじゃないってば」
未央「いやいや、未央ちゃんにはわかるぞよ、しぶりんの気持ち。可愛い未央ちゃんに会えなくて寂しかったんだね」ウンウン
凛「勝手に納得しないでよ。寂しがってたのは私じゃなくて卯月」
未央「ひどいよ、しぶりん! いいもん、じゃあリーナとイチャついちゃうもんね!」
李衣菜「ちょっと未央ちゃん、キャッ」
未央「えへへ、私たち~」ダキツキ
李衣菜「ズッ友~、ってこのポーズするのに抱きついてくる必要ないでしょ!」
未央「いいじゃんいいじゃん、私たちのズッ友っぷりをしぶりんに見せつけようよ~」ギュー
あの時はあんまり気にしなかったけど、今思い返すと凛ちゃん、火サスの女みたいな顔してた......
凛「フーン、随分仲良くなったんだね。まあ、私には関係ないけど」ツーン
未央「ありゃりゃ、もう拗ねないでよしぶりーん」ギュ
凛「きゃ、ちょっと未央」
未央「えへへ、未央ちゃんハグのお味はいかが?」
凛「もう何言ってるの未央」キュ
未央ちゃんは後ろから抱きついていたんだけど、凛ちゃんはその未央ちゃんの手に手を重ねてたんだ
あの時は気づかなかったけど、今思うと完全に彼女の反応だよね、これ。
未央「私は、しぶりんとあんまり会えなくて寂しかったよ。しぶりんは?」
凛「......寂しかった」ボソ
未央「えー、聞こえないよ」
凛「寂しかった......かも」
未央「かも?」
凛「もう......未央。寂しかったって言ってるでしょ」カァ///
未央「ごめんごめん、しぶりんの口からはっきり聞きたかったんだ」エヘヘ
さすがにあの時の私でも、なんとなくあの空気は耐えきれなくって話題かえたんだけどさぁ
李衣菜「あ、未央ちゃん、その鞄のキーホルダー可愛いね」
凛「ほんとだ。可愛い星のアクセだね。未央って星型の小物いっぱいもってるけど、このアクセは初めて見たかも」
未央「あ、これ? いいでしょ。さすがしぶりん、昨日買ったばっかりで、今日初めて付けたんだ。
最近、よく行く露店商で売っててさ、元々ピアスだったんだけど、私ピアス開けてないじゃん。
でも気に入ったから、買っちゃおうって思ったら、わざわざキーホルダーに作り替えてくれたんだ」
凛「へー、よかったね。......ところで、その店主って男?」
未央「へ? そうだけど?」
凛「フーン、まあいいけど」
凛「でも、本当によく似合ってるよ、未央って感じだよね、このアクセ」
未央「でしょー、見た瞬間、運命感じたんだ。目と目が合う、瞬間好きだと気づいた、って感じ」
李衣菜「未央ちゃん、さすがに先輩の曲いじるのはちょっと......」
凛「......もとはピアスだったんだ」ボソ
未央「他に誰も聞いてないからノーカン。ん? しぶりん何かいった?」
凛「ううん、なんでもないよ」
って感じで、その日の会話は終わったんだ。
みく「この話まだ続くの? みく、もうお腹いっぱいにゃ」
杏「ていうか、李衣菜はよくそんなストロベリー空間展開されて、今まで気にしてなかったね」
みく「本当に鈍感にゃ」
李衣菜「う、うるさいなぁ。あの時は仲いいなくらいにしか感じなかったんだよ」
杏「今は?」
李衣菜「......ちょっと度が過ぎてるかも」
みく「ちょっとじゃないにゃ」
李衣菜「それで、その数日後に凛ちゃん未央ちゃんと三人で一緒の仕事があったんだけど」
あの時は気づかなかったけど、今思うと完全に彼女の反応だよね、これ。
未央「私は、しぶりんとあんまり会えなくて寂しかったよ。しぶりんは?」
凛「......寂しかった」ボソ
未央「えー、聞こえないよ」
凛「寂しかった......かも」
未央「かも?」
凛「もう......未央。寂しかったって言ってるでしょ」カァ///
未央「ごめんごめん、しぶりんの口からはっきり聞きたかったんだ」エヘヘ
さすがにあの時の私でも、なんとなくあの空気は耐えきれなくって話題かえたんだけどさぁ
>>55 は間違いです。無視して下さい
私が最初に楽屋にいて、後から凛ちゃんが入って来たんだ。
李衣菜「あ、お疲れ凛ちゃん。あれ、一人? 前の現場、未央ちゃんと一緒だったよね?」
凛「お疲れ。うん、そうなんだけど、ちょっと用事あるって前の現場で別れたんだ」
李衣菜「へー、珍しいね」
凛「まあね。前の現場から、ここまで距離もないし、時間もあったから2人でお茶でもしようかと思ってたんだけど」
凛「せっかく未央の好みに合いそうなカフェ見つけたのに、先に帰っちゃってさ。この頃、出掛けるのがちょっと楽しいんだ」
李衣菜「凛ちゃんってクールな感じだから少し意外かも」
凛「昔は本当に目的がないと出掛けなかったんだけど、今は目的なくふらっと出歩くのも楽しいんだ。未央に合いそうなカフェとか、レストラン探したり、服屋も普段行かないような店行って、卯月に似合いそうな服探したりね」
李衣菜「ちょっと分かるかも。私も猫グッズ見かけるとつい気になっちゃうんだよね」
そんな感じで話してたんだけど、未央ちゃんなかなか来なくて。
未央ちゃんが楽屋に着いた頃には、凛ちゃんもうかなり不機嫌になってた。
未央「2人ともお疲れー」ガチャ
凛「未央、遅いよ。まだ余裕はあるけど、せっかく時間あったんだから、早めに楽屋入っとくべきなんじゃないの」
未央「ごめんごめん。はい、しぶりん遅れたお詫び」
凛「なにこの袋? これ買いに行ってたの? 言ってくれたら一緒に行ったのに」ガサガサ
凛「ピアス? あ、このピアス未央が鞄につけてるキーホルダーと同じデザイン」
未央「そうそう。初めてこのキーホルダーつけて行った時さ、しぶりんにも似合いそうだって思ったからさ」
凛「私の視線に気がついてたんでしょ。ありがとう未央」ギュ
未央ちゃんから貰った袋を抱き締めてる姿は、すごく絵になってたよ。いつものクールな感じじゃなくて、キュートって感じだったけど。
未央「リーナも、待たせてごめんね。リーナにもプレゼントフォー・ユー」
李衣菜「ありがとう未央ちゃん。うっひょー、ロックなアクセじゃん。ありがとう」
杏「イケメンだ」
みく「イケメンにゃ」
李衣菜「未央ちゃんって本当に人のことよく見てるよね」
みく「しかもプレゼントの仕方に嫌みがないにゃ。あれなら自然と貰っちゃうよね」
杏「杏はどんな渡し方でも、関係なく貰うからわかんないなぁ」
みく「普通は理由もなくプレゼントとか、気をつかっちゃうものなの」
みく「凛ちゃんが未央ちゃんラブすぎるのは、凛ちゃんだけの問題じゃなくて、未央ちゃんがイケメンな行動するのも問題だってわかったね」
今回は以上です。間が開きすぎてすみません。次はもっと期間空けずに書けるよう頑張ります。
感想とか頂けるとモチベあがるんでおなしゃす。
未央中間順位維持のために、清き1票お願いします
投下始めます。
杏「結局さぁ、未央は凛のことどう思ってるんだろ」
みく「たしかに気になるにゃ。未央ちゃんって誰とでも距離近いし、スキンシップ多いから、さっきの李衣菜ちゃんの話聞いてもイマイチ分からないにゃ」
杏「杏は未央とそんな話しないって言うか、誰ともそんな話しないからわかんないなぁ。それこそ李衣菜ちゃんは聞いてたりしないの?」
みく「たしかに、NGsを以外だと李衣菜ちゃんが一番仲良いよね。帰り道も一緒だし」
李衣菜「え、いや、そんな話しないってば。そんなのロックじゃないじゃん」
みく「なんか怪しいにゃ。そのロックの使い方は、誤魔化す時に使うロックにゃ」
杏「そんなことまでわかるなんてすごいね。まるで李衣菜博士だね」
みく「もう付き合いもわかるから李衣菜ちゃんの考えくらい手に取るようにわかるにゃ」
李衣菜「私はそんなにわかりやすくないよ!」
杏「NGsの3人も2人くらい分かりやすかったらいいんだけどね。もし本当に凛と未央が恋愛感情持ってたら大変だよね。卯月ちゃんだって2人のこと好きみたいだし」
李衣菜「まさか修羅場!!」
みく「にゃ!! 急に大声だすとびっくるするにゃ。いきなり興奮しないでよ」
李衣菜「ご、ごめん」
杏「なにか心当たりでもあるの?」
李衣菜「え、全然ないよ。いや、修羅場ってロックだなって思ってさ」
杏「ふーん。あ、そういえばこの前修羅場っぽい場面見たことあるなぁ」
【杏の見たみおりんcase③ 修羅場?】
いつも通り杏がプロジェクトルームで寝てた時の話なんだけどね。未央と卯月ちゃんの緊迫した声が聞こえてきて、目が覚めたんだ。
卯月「未央ちゃんは本当のところどう思ってるんですか?」
未央「しまむー......しまむーには悪いけど、私は譲る気ないから」
卯月「そんなこと聞いてません!! 本当の気持ちが聞きたいんです」
未央「だって、本当のこと言ったらしまむー身を引くつもりでしょ? 私は嫌だよ、そんなの。正々堂々勝負したい」
卯月「未央ちゃん......買いかぶりすぎですよ。私はそんなに良い子じゃないです。未央ちゃんと凛ちゃんが一緒に出掛けたって話聞いたり、未央ちゃんが凛ちゃんに抱きついてたりしてるのを見ると、心がざわついて、どんどん嫌な自分が出てくるんです」
未央「しまむー......」
卯月「私、未央ちゃんのことも好きだから、もう嫌なんです。もやもやしたまま未央ちゃんのことを嫌いになっていって、そんな自分がもっと嫌いになって、私、私......」
未央「しまむー、ごめん。逃げてたのは私の方だったんだね。私もしまむーのことも好きだから......素直な気持ちをしまむーに言ったら嫌われちゃうんじゃないかって思ったら怖かったんだ」
未央「私ね、しぶりんが......ううん、凛のことが好き。卯月のことも好きだけど、そういうんじゃなくて......うん、きっとこれが愛なんだと思う。こんな気持ち初めてで、初めてだから、負けたくない。それが、例え私の親友の卯月でも」
卯月「......ありがとう未央ちゃん。言ってくれて......でも、私も負けたくないです......未央ちゃんは私がくじけそうになったとき、自分の道を見失ったときに、優しく見守って、信じて待ち続けてくれました」
卯月「だから、未央ちゃんの気持ちを確認できたら、自分のことは諦めて、2人のことを見守ろうって思ってたんです。
でも、でも、やっぱり無理なんだもん。未央ちゃんの言葉を聞くたびに、凛ちゃんの笑顔が浮かんできて、それが未央ちゃんに独占されるって思うと......切なくて苦しくて......やっと気がついたんです。未央ちゃんが言うように、未央ちゃんに対する好きと凛ちゃんに対する好きは違うんだって」
未央「うん......でも、私のことを嫌いになったわけじゃないんだよね。きっと、人の好きにはいっぱいあって、簡単に嫌いになれちゃう好きもあれば、嫌いになりたくてもなれない好きがあるんだと思うんだ。えへへ、私も卯月のこと嫌いになれないもん。......だから、精一杯取り合おう、凛のこと」
卯月「うん、負けても勝っても、未央ちゃんのこと嫌いになりたくないから、だから......」
未央「うん、だから、2人でもう一回ちゃんと自分の気持ちを言おう。もう同じ関係には戻れないと思うけど、壊れちゃうわけじゃないと思う」
卯月「うん。きっと新しい関係になるだけだよね」
未央「私は凛が好き、大好き、誰にも負けたくない」
卯月「私も凛ちゃんが好き、愛してます、会えなかった日は寂しくて辛くて寝れなくなっちゃうくらい」
未央「えへへ、これで今日からライバルだね」
卯月「絶対に負けません!」
まあ、杏も最初はびっくりしたけど、体起こしたら真相わかったから面白く見てたんだけどね。
凛「はい、OK。やっぱり未央は演技力すごいね」
卯月「はい。すごかったです。演技って分かっててもドキドキしちゃいました」
未央「へへ、まあ、これでも演劇経験者ですから! でもこの台本しぶりんが書いたんだよね、脚本の才能あるんじゃない?」
凛「もう、からかわないでよ」
P「いえ、素晴らしかったです。アイドルがショートムービーの脚本、演者、撮影を行うという企画が来た時は、すこし心配でしたが、大変良い出来だと思います」
未央「お題はいくつかあったのに、しぶりんが修羅場なんてお題選ぶのは意外だったけどね」
卯月「はい、でもすっごく感情移入しちゃいました。やっぱり凛ちゃん才能ありますよ」
凛「もう、卯月まで。たまたまテレビで似たような番組見てたから、書きやすかっただけだよ」
ちょっと前にプロデューサーが大量の原稿用紙とにらめっこしてたけど、多分これの脚本の添削してたんだろうね。量が尋常じゃなかったから、アレをショートムービーの尺に納めるのはかなり大変だったと思うよ。
みく「もう、杏ちゃん先に演技だったって言っといてよ。途中までめっちゃドキドキしたやんか」
李衣菜「みくちゃん、関西弁でちゃってるよ!!」
杏「企画の話はみくも聞いてたでしょ。すぐに思い当たるとおもうけど」
李衣菜「そ、そうだよね。みくちゃんも意外と鈍いんだから」
みく「李衣菜ちゃんだって絶対気づいてなかったでしょ!」
李衣菜「そんなことないって、気がついてたよ」
杏「まあ、あんな脚本演じさせられても、特に雰囲気変わってなかったし、やっぱり卯月ちゃんと未央は友情の好き、なんじゃないかな」
みく「たしかに。それなら、安心かも。凛ちゃんはかなり本気っぽいけど、2人にその気がなければ、スキャンダルなことにはならないよね」
杏「うんうん、凛ちゃんが重い愛を外に出さないように気をつけとくだけで大丈夫そうだね」
みく「じゃあ、もうこの集まりも今日で終わりかな。なんだかんだ楽しかったにゃ」
杏「......ま、杏もそれなりに楽しかったよ。見ちゃったけど、言いにくいことを聞いてもらえたし、たまになら、またこうやって集まってもいいよ」
みく「にゃふふ」
杏「......なんだよ」
みく「杏ちゃんかわいいにゃあ」
杏「やめろよぉ」
李衣菜「あ、私もう帰るね。ちょっと約束あるんだ。私も楽しかったから、また集まろうね」ガチャ パタパタ
杏「なんか今日の李衣菜、ちょっと様子おかしかった?」
みく「修羅場の話のあたりから、すこしそわそわしてるみたいだったにゃ」
今日は以上です。次のエピソードでラストにしようと思います。
感想など頂けると嬉しいです、あと未央に投票もおなしゃす。
実は自分は未央Pではなく小梅Pなんですけどねww
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