【安価】 提督「艦娘の性癖を暴く装置?」 妖精「はい」 (474)


提督「いつもの艦載機レシピでなんでまた……」

妖精A「さあ?」

妖精B「我々に聞かれましても」

妖精C「割合ノリでやってますし」

提督「お前らそんな適当にやってたのか……」

提督「しかしどうしたものかな、これは」

妖精A「使えばよろしいのでは?」

妖精B「少なくとも廃棄なんてとんでもない」

妖精C「レポート期待してます」

提督「……まぁ俺も男だしな、興味はなくもない」

提督「使い方は……このボタンを押すだけか」


提督(どれ、こいつらでテストだ)ポチッ

装置 ピピッ


妖精A サド Lv100

妖精B マゾ Lv99

妖精C マゾ Lv99


提督「あっ(察し」

妖精A「どうかしましたか?」

提督「あっ、いえ、なにも……」


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1430801921


■ルール説明

1)1回目の安価で対象艦娘を決定

2)2回目の安価&コンマで性癖とそのレベルを決定

3)艦娘が性癖に沿った行動を取ります

4)1に戻ります



■注意事項

1)他SSの息抜きに書きます、適当更新

2)>>1の嫁は露骨に優遇

3)15春イベ艦娘は掘りきれて無いので勘弁して下さい

4)レベル判定はガバガバ





提督(さて、最初は誰の性癖を暴いてやろうか)ニヤニヤ

提督(お、ちょうど良い所に ↓2 が……)

提督「やあ、おはよう大和」

大和「あっ、おはようございます提督」

大和「今日もお早いですね」

提督「あぁ、デイリー開発は朝の内に済ませておきたかったからな」

提督「大和は……この時間だと、これから朝食か?」

大和「はい、そのつもりです」

大和「よろしければ、提督もご一緒にいかがですか?」

提督「いや、俺はやる事があってな」


提督(そう、艦娘の性癖を暴くという使命がな)

提督(大和……柔らかな物腰に艶やかな黒髪、凛とした佇まい)

提督(まさに大和撫子の体現とも言えるお前にどんな欲望が隠されているか)

提督(……見せてもらうぞ!)ポチッ


↓2 安価で性癖 コンマで性癖レベル

濡れ場は勿論書かれるんですよねえ

連取り有り?

>>15 ガッツリの濡れ場は高コンマ限定でいくやでー
>>16 自分でksk→自分でGET だけNG


装置 ピピッ


大和 ドM Lv40


提督「ほう……」

提督「なるほどなるほど、大和はそういう娘だったか」

大和「……? あの、提督、その機械は一体?」

提督「あぁ、これか?」

提督「ただの艦娘の性能を測るものだ、今朝の開発で偶然できてな」

大和「なるほど……といっても大和の性能は提督はよくご存知では」

提督「いや、通常の検査では見れない部分でな」

提督「大和は見た通りだったがな……全く面白みが無い、つまらんな」

大和「っ!? ……あの、それは、どういう」

提督「あぁいや、済まない、普段見えない部分が垣間見えるかと期待していたものだからな」

提督「大和に落ち度は無い、気にしないでくれ」

大和「は、はい……」

提督「では俺は次へ向かう、またな」


大和は去っていく提督の背を見送り、息をそっと吐いた。
いつの間にか止まっていた呼吸に困惑するように胸元に手を添える。


大和(……久しぶりに見たわ、提督の冷たい目)


久しぶり、とは言うが大和にとってそれは見慣れた物のはずだった。
例えば攻略が絶望的とされる難関海域に挑む時。
張り詰めた空気の中、海図を前にした提督は常に刃のような気配を纏っている。

それは大和にとって尊敬に値する物だ。
愛する国のため、守るべき民のため、そして彼を慕う部下のため。
自身の機能をギリギリまで削ぎ落とし、敵を効率的に葬る作戦を導き出す一個の機械と化す。
まさに軍人のあるべき姿。

鎮守府の最大戦力の一人として、大和は最も近い場所で見てきた。
そうして暖かな想いを育んできたのだ。

尊敬を。
信頼を。
親愛を。

……だが、輝かしい感情の中に今、たった一つの異物が混じる。


大和(……なに、これ)


それは心の宿る胸の内ではなく、今まで意識した事も無い胎の内から。
大事な何かを侵食するように、じわじわ、じわじわと領土を広めていく。

見慣れた眼光。
感じなれた空気。
ただ一つ違うのは、それが向けられた先。


大和(……提督、つまらない、って)


提督の言葉の意味は、大和には分からない。
大和の落ち度ではない、と提督は言ったが、何かしらの失望を与えてしまった事だけが唯一確か。
ならばそれは傷付くべき言葉のはず。
……だというのに。


大和(提督が、冷たい目で、落胆した目で、大和を……)


侵食は止まらない。
背筋が震え、動悸が高まり、胎の奥が疼き始める。

表層に染み出る事はない。
誰にも、大和自身にも見えない深層に僅かな瑕疵が生まれたに過ぎない。
それでも。


――――もう一度、あの目で。


黒く濁る何かが、今確かに大和の中に生まれ出でたのだ。

Lv40ならこんなもんやろ(適当)




提督「大和がドMなど分かりきった事じゃないか」

提督「ああいうシッカリした娘ほど誰かに支配されたがっているものだ」

提督「折角こんな装置があるんだからもっと普段見えない部分をだな……」

提督「おっ、あれは……」


↓2 誰?


荒潮「あらぁ、提督、おはようございまぁす」

提督「あぁ、おはよう」

提督「朝からトレーニングか、精が出るな」

荒潮「朝潮ちゃんが頑張ってるから、私も一緒にねぇ」

提督「あぁ……朝潮は頑張りやだからな」


提督(ふむ、荒潮か)

提督(駆逐艦はそうそう変な性癖は持っていない、とは思うが)

提督(……しかし荒潮だからな、計り知れない所がある)

提督(まさにこの装置にうってつけじゃないか)ポチッ


↓2 安価で性癖 コンマで性癖レベル

装置 ピピッ


荒潮 甘えん坊 Lv71


提督(……甘えん坊?)

提督(なんだ、幾ら荒潮といえど駆逐艦は駆逐艦か)

提督(少々レベルは高めだが可愛いものじゃないか)

提督(……残念なような、ホッとしたような)





書いてきます

ぶっちゃけコンマどのくらいから濡れ場なんだ?
80以上ぐらいかね

>>41
じゃあ基準決めとく
80以上で未遂、90以上で濡れ場突っ込みます
性癖によっては「濡れ場」とも限らないけど(四肢切断とか)

俺は色々練習と息抜きしたいだけだからどんな安価でもええで
もうちょっと待ってください


荒潮「ところでぇ、酒保に新たしく入ったアレ、あるでしょ?」

提督「ん? 確か柑橘系のドリンクが増えたんだったか?」

荒潮「えぇ、今第八駆逐隊で流行ってるのよぉ」

荒潮「自主訓練頑張った御褒美に……ねぇ?」

提督「全く、仕方ないな」

提督「余り言い触らすんじゃないぞ?」

荒潮「うふふ、ありがとう」





酒保への道すがら、人気の無い辺りで提督の腕を取る。
比べてみれば私の腕の倍以上の太さ。
それが……とても良い。

胸に抱くようにしがみ付く。
抱いているのは私の方。
なのに実際には私が抱き締められているような安心感に包まれる。


提督「荒潮、そんなにしがみ付いたら歩きにくいぞ」

荒潮「あら、いつもの事じゃない?」

荒潮「それともぉ……提督はいや?」

提督「そんな事はないが……」

荒潮「うふふ、だから提督は好きよ」


これは本当の気持ち。
どうしようもなく好きで好きで、腕を抱くだけで我慢できる自分に驚くくらい。

提督はいつだって甘い。
本来の軍の規律を考えるなら、こんな事は許されない。
手を振り解かれてそのままお説教が始まるのが当たり前。

なのに提督は許してしまう。
仕方ないな、と目を細めて。
それがどんなに心地良いか、私がその度にどんな気持ちになっているか。


荒潮「本当なら、お姫様抱っこで運んで欲しいくらいなのよぉ」


だから段々と抑えきれなくなってしまう。
最初は隣を歩くだけ。
次に手を繋いで。
今は腕を抱いて。
その先、もっともっと体中で提督に包まれたいと考えてしまう。

勿論受け入れられるとは思っていない。
幾ら提督でもそんな場面を誰かに見られたらどんな誤解を受けるか分からない。


提督「……今日は甘やかしたい気分だからな、特別だぞ」


だと言うのに。
提督はあっという間に力強い腕で私を抱き上げてくれた。


荒潮「……」

提督「ん? あ、すまん、もしかして冗談だったか……?」

荒潮「ぁ……うぅん、驚いただけよぉ……ふふ、素敵な事するのね?」


暖かい。
それだけしか考えられない。

きっと緩んでしまっている顔を隠すために……違う。
本当は私がそうしたいから、提督の体温をもっと感じたいから、頭をぎゅっと胸板に擦り付ける。
くすぐったそうな提督の抗議も耳に入らない。

そのまま体をよじ登るように首に腕を回して微笑めば。
提督は私の耳元でからかうように呟く。


提督「ははは、甘えん坊め。 仕方ないヤツだな」


たった一言で私の心を甘く蕩けさせるそれは何かの魔法に違いなかった。


――

――――

――――――


提督を見送る。
一度だけ振り向いたその目は柔らかく細められていて、それも私をたまらなくさせた。


荒潮「提督……」


最初は隣を歩くだけ。
次に手を繋いで。
今は腕を抱いて。
そして、胸の中に抱き上げられて。

……じゃあ、次は?


荒潮「……ぁ」


もう何もかもが遅い。
全てが切り替わる音が、どこか遠くから聞こえてくる。

買ってもらったジュースを抱いて、足早に酒保を去る。
僅かに湿り気を帯びた下着に、気がつかない振りをして。

もっと甘えたい。
もっと甘やかされたい。
もっともっと、提督の愛に包まれたい。

……そんな気持ちを抑える事は、きっともう、二度と出来ない。

Lv71だけど緩めの性癖だしこんなもんやろ(適当)




提督「全く、荒潮にも困ったもんだ」

提督「とはいえ子供達に好かれるのは悪い気はしないな」

提督「さて、次のターゲットは……お、居たな」


↓2 誰?


大鳳「おはようございます、提督!」

提督「おはよう大鳳、お前も走りこみか?」

大鳳「えぇ、まだまだ新入りで錬度が甘いから、少しでもやっておかないと」

提督「うむ、見上げた精神だ、俺も見習わなければな」


提督(……大鳳か、余り性的なイメージは無い娘だ)

提督(強いて言うなら長良達と同じ濃厚汗だくックスしたい派閥だが、これは俺の願望だしな)

提督(どれ、向こうはどんな事を望んでいるのかな……?)ポチッ


↓2 安価で性癖 コンマで性癖レベル

装置 ピピッ


大鳳 飲血癖 Lv59


提督「」

大鳳「提督? どうかしたの?」

提督「……い、いや、今少し衝撃的な事があってな」

提督「大した事ではない、大丈夫、大丈夫だ……」


提督(……なんだこれは、血? 飲むのか? え、ほんとに?)

提督(こんなドノーマルそうな娘が、そんな馬鹿な……機械の故障か?)

提督(……)

提督(……少し、試してみるか)





書いてきます

すまん、ちょっと飯挟むからしばらくかかると思う
今晩中には投下する


提督(何か鋭い物は……これで良いか)


左手に持っていた空き缶の飲み口に指を押し付け、滑らせる。
ぷつり、と皮の裂ける感触。
次いでじくりと痺れるような痛みと共に、温かい液体が漏れ出るのが分かる。

その瞬間だった。
大鳳が僅かに鼻をひくつかせた。


大鳳「……提督? 少し血の臭いが」


……これは、まさか本当に?
いや、判断にはまだ早い。
艦娘は戦闘で日常的に血を流すものだ。
ただ敏感になっている、というだけの可能性もある。

ならば次だ。
実際に血を見せてみれば……。


提督「あぁ、これだろう、さっきちょっと切ってしまってな」

大鳳「これは……ちょっと見せて」


大鳳は一切の躊躇いを見せずに俺の指を口に含む。
そのままじゅるじゅると音を立てて、指を……いや、血を舐め取っていく。

もし俺が何も知らなければ鼓動の一つも高鳴らせたかも知れない。
慈しむように傷口を這う舌の生暖かさは、しかし。
大鳳の性癖を知ってしまった今、猛獣の味見のようにしか思えなかった。


大鳳「ちゅる……ん、ぺちゃ……」


大鳳は頬を染め、息を乱し、一心不乱に血を吸い続ける。

……もう、確定で良いだろう。
確かに大鳳は走り込みの後だ。
元々顔は赤かったし息も荒かったが……それが一段も二段も増している。
よく見れば目も潤みだしているような気もする。

これ以上は危ない。
そう判断して慌てて手を引き抜いた。


大鳳「あっ……」

提督「あ、ありがとう大鳳。 だがそう酷い傷でも無いからな、後で絆創膏でも貼っておけば良いだろう」

大鳳「……そうね、一応血も止まったみたいだし」

大鳳「でも気をつけて、小さい傷でも油断すると悪化する事もあるから」

提督「あぁ、肝に銘じておこう」


名残惜しそうにする大鳳から指を隠し、不自然にならないよう気をつけながらその場を去る。
大鳳は真面目で思いやりがある、良い子だ。
血を吸うために誰かを傷付けるなんて事は無い、というのは分かっている。
分かっているが。
それでも今後彼女を見る目を変えずにいるためには、少々の努力が必要そうだった。


――

――――

――――――


大鳳「……は、ぁ」


やってしまった。
あそこまでする気は無かった。
あくまで自然な治療の範囲で止めるつもりだった、のに。

そっと腹部、胃の辺りを撫ぜる。
ここに、提督の血液が、今まさに収まっている。
その余りの甘美さに震えが止まらない。

止まれる訳が無かった。
初めから口に含むべきではなかったのだ。
愛しい人と一つになる、という行為を軽く見過ぎていた。


大鳳「……んっ」


頬の内側を強く噛み切り、自身の血を味わう。
慣れ親しんだ鉄の臭いは高揚した心を少しだけ鎮めてくれた。

……問題無い、はずだ。
ランニングの後で肉体的に興奮状態にあったのが幸いした。
頬の紅潮も息の荒さも、それで誤魔化せたはず。
それに、この嗜好は異常者のそれ。
部下を深く信頼している提督がそうそう異常性欲者の疑いをかける事は無い。

大丈夫、大丈夫、問題無い。
提督は不自然には思わなかった、はず。

それはつまり、提督がまた怪我をする事があって。
タイミング良く近くに居られたなら?


大鳳「あぁ……」


……次があれば、もっと上手くやろう。
興奮を押し殺して、何度でも、何度でも味わえるように。
提督と一つになり続けられるように。
この異常な女が、隣にあり続けられるように。

冷静な考えはそこまで。
いつもの私に戻るためには一先ず、火照った体をどうにかしなければいけないらしかった。


Lv59もあれば自覚くらいはしとるやろ(適当)





提督「……あれが肉食系というやつか」

提督「怪我には気をつけないとな……本当に」

提督「さて、次は……」


↓2 誰?


提督「やあ長門、朝食が終わったところか?」

長門「ん? あぁ、提督か、おはよう」

長門「その通りだ、今日はデザートに苺のヨーグルトがついている」

長門「早い内に食っておくといい、あれは早々に無くなるぞ」

提督「それは確かに。 駆逐艦達の奪い合いが目に見えるようだ」


提督(長門か、これは安牌だろうな)

提督(というか長門に性欲や色恋の感情などあるのだろうか、というレベルだ)

提督(とはいえ調べるには調べるが……まぁ一応、な)ポチッ



↓2 安価で性癖 コンマで性癖レベル

装置 ピピッ


長門 動物性愛(大型犬) Lv84


提督「!?!!?!!!?!!」

提督「はぁ!? おま、おまえ、長門っ!?」

長門「な、なんだ、どうした?」

提督「こ、こんな、ありえないだろ!? よりによって!? はぁぁああぁ!?」

長門「提督落ち着け! 何があった!」

長門「大丈夫だ、この長門がここに居る! 取り乱すな!」

提督「お前が居るから問題なんだよッ!!!!!」

長門「!?」



Lv80以上なので行為に及ぼうとして未遂に終わりますね(白目)
書いてきます

あと凄いどうでもいい安価

↓1 犬の名前

ガチの大型犬(セントバーナード)で書き始めてるんやで
現実逃避やめような?(ニッコリ

例えばなんだけど「同性愛と食人癖」みたいに二つ以上合併症にすることってできるのかな?

参考までに
http://i.imgur.com/qt8evVh.jpg

>>171
低コンマだと若干個々の描写が雑になりかねないけど、それでいいなら
同性愛なら対象を指定してくれてもOK

あと余り多すぎると難しいから二つまでって事で


>>172
何とんでもない物貼ってくれてるんですかね……(白目)

誤用の「性的嗜好」のつもりで立てたけど、そっちでもまぁいいかな
何とか書きます

ちょっと時間かかってるんで、日付跨いでもいいように鳥だけつけとく

一日でこのSS終わらせる予定だったのね

>>189
正直一日で飽きてHTML依頼出す事になるだろうと思ってた
案外楽しかったんで明日以降も使います

うお、マジか
じゃあこっちで
指摘ありがとうございます

おれは異常性癖あるぞ

スカトロ大好きでも問題ないよね♪

甘い物が好き、とか
可愛い物が好き、とか
天龍ちゃんが好き、とか
ほのぼので行こうよ

甘い物が好き(意味深)
可愛い物が好き(意味深)
天龍ちゃんが好き(意味深)


気付いたら挿入が無いだけのガッツリ濡れ場書いてた
慌てて書き直し中
あと少しだと思う

>>216
ほのぼの取ってもええんやで
俺の嫁が指定されたらぜひ頼む


長門「ただいま、ナポレオン……よーしよしよし、いい子だな」


結局、提督は正気を取り戻す事は無かった。
あの後、訳の分からないまま喚き散らし、走り去ってしまったのだ。
最後には「もう何も信じられない」などと叫んでいたが……。
まぁ、恐らく大した事では無いだろう。
酷く慌てふためいては居たが緊迫感は伴っていなかった。


長門「ナポレオン……お前は、本当にいい子だ」


私の帰りを歓迎して仰向けに転がるナポレオンの腹を揉み解す。
よく運動をさせているからだろう、セントバーナードのふくよかな見た目とは裏腹のガッシリとした筋肉が分かる。

艦娘として徴用される際、無理を言って連れ込んだのは、今思い返しても英断だった。
絶対に揺るぐ事の無い愛と信頼を向けられる。
これほど心を癒してくれるパートナーが、他に居るものか。
この子が居なければ、私は日々の戦いの中で早々に潰れていただろう。

強くあろう。
戦艦として、日の本の守護者たる長門の名を負って、そう心に誓ったものの、その根は一人の女に過ぎない。
愛する者と二人になれば鎧はボロボロと崩れるのが常だった。

そして、それは今も。


長門「……私は、自惚れていたのかも知れないな」


ナポレオンに寄り添うように寝転ぶ。
私の心を良く理解している彼は、はしゃぐのを止めてそっとこちらを見つめた。


長門「提督にとって、私は初めての戦艦だ、幾つもの戦場を共に駆け抜けた」

長門「思い返せば随分と長く共にある……だからかな、自分が最良の部下だなどと思い上がったのは」


じわり、と目が潤む。

お前が居るから問題だ、などと。
あんな言葉が出る程、提督との間にある信頼が軽いとは知りたくなかった。
例えどれほど取り乱していても、あんな、言葉を。


零れかけた涙を、ナポレオンの舌が拭う。
涙こそそれで消えてくれたが、代わりに涎がべとべとと顔を濡らす。
だが、汚いとは少しも思わない。
これこそがナポレオンの愛の証なのだ。


長門「はは、くすぐったいよ」


心の澱があっという間に吹き飛んでいく。
現金なものだ。
絶対に裏切られる事の無い安心をくれる彼が居るだけで、こうまで救われるだなんて。

私が笑顔になったからだろう。
ナポレオンの舐め方が変化する。
慰めるためのそれから、甘えるためのそれへ。

更に姿勢まで変えてきた。
寝転ぶ私に覆い被さり、全身を乗せて。


長門「ははは、こいつめ! この長門が負けると思うなよ!」


勿論私も黙ってはいない。
遊ぶ時は全力で。
一瞬の隙をつき、ナポレオンを巻き込むように転がって体勢を入れ替える。
私が上、彼が下だ。

そのまま全身で抱きついて拘束してやる。
こうなれば私の勝ちだ。
とは言え、ナポレオンの負けという訳でもない。
何せ彼はこの体勢が大好きなのだ。
現に今も嬉しそうに尻尾を振って舌の届く範囲を舐め回している。

だが勝ちは勝ち。
二人の間では、そう決まっている。

だから……。


長門「……なぁ、ナポレオン」


私には決定する権利がある。
次の遊びの内容を。


長門「心は、慰めて貰えたから、次は……」


体を離して膝立ちになる。
ナポレオンは仰向けのまま、じっと私の顔を見つめている。
彼にも分かっているんだろう。

主人と犬の関係はここまでで。
ここから先は夫婦の時間だという事を。


スカートの中に手を入れて、下着を下ろす。
戦艦長門としての制服は無闇に露出が多く、スカートも短い。
ナポレオン以外にも簡単に中を見られてしまうのが業腹だが。
……私には、それよりも彼と繋がるための準備が少なくて済む一点が勝る。

膝から下着を抜く手間すら惜しんで四つん這いに戻ると、ナポレオンは既に立ち上がって準備を終えていた。
前足の間から覗ける股には真っ赤な性器が露出して揺れている。

だが性急に私の後ろに回る事は無い。
その前に、初めてを彼に捧げた時から続く儀式があるのだ。


長門「いつもの、しようか……ぁ、んむっ」


彼が伸ばした肉厚の舌を口の中に収め、私のそれと絡め合わせる。
私がただの小娘だった頃はこれだけでも真っ赤になったものだ。
それが今は。


長門「じゅるっ、じゅぷ、ん……ちゅる、じゅっ」


こうして下品な音を立てるのを楽しめるまでになった。
自分が浅ましい雌にされてしまった事を恥じた時期もあったが、それも最早懐かしい。

ナポレオンの舌が私を蹂躙する。
こちらも負けじと反撃するが、知れたもの。
人の舌と犬の舌では勝負になる訳も無いのだから当たり前だ。

柔らかく垂れた耳を撫でればその勢いは更に増した。
大きく開けた口内をなお狭いと動き回る。
私が苦しむ場所には触れないように、しかし弱い部分は徹底的に。
口腔中を埋める肉を唇でぎゅうぎゅうと締め付けて見ても堪えた様子も無い。


長門「っぷはっ! ……はぁ、は、ぁ」


舌が抜かれ、大きく息を吐く。
何も出来なくなっている私の口元を一舐めして、ナポレオンは足早に背後に回る。

今、私はナポレオンの妻に相応しい、一匹の雌犬に成れている。
これこそが本当の意味で彼と対等になるための、二人の間の神聖な儀式だった。


捲り上げたスカートの中。
キスだけですっかり濡れそぼったそこに、ナポレオンが鼻を近付ける。
荒い鼻息……嗅がれているのだ、私の雌の臭いを。
どれだけ発情し、彼を求めているか、それをじっくりと確認されている事実に、胎が疼く。

……ナポレオンの確認が終わった。
鼻息が止まり、代わりに開いた口からだらりと舌が垂れる。

あぁ、また堕とされる。
先程、私の口内を弄っていったそれが、次は性器を嬲るのだ。
始まってしまえば、私は雌犬にすら留まれない。

私を戦艦長門から雌犬へ、そして、思考すら出来ないケダモノに作り変える魔性の舌が、焦らすような速度で伸ばされて……





コンコン

陸奥「長門、居る? ちょっと相談したいことがあって……」


その直前。
思わぬ来客によってその動きが止められた。


長門「あ、あぁ! 少し待て!」


……残念ながら今回はここまでにせざるを得ない。
ナポレオンとの愛に何ら恥じる所は無い。
無い、が……流石に行為の真っ最中を見せるような趣味は無い。
ナポレオンも、寂しそうにクゥンと鳴いて距離を取る。


長門「……こちらから誘ったのに、すまないな」


お預けに不貞腐れるナポレオンに口付けを落とす。
私なりの謝罪だ。
一度では不満そうにしていた彼も、二度三度と繰り返すと機嫌を直したようだ。

この我慢も長く続けさせる気はない。
陸奥の相談とやらがどれだけの物でも、夜まではかかるまい。
その後に、ゆっくりと一つになろう。

焦る必要は無い。
ここは、私と彼の愛の巣なのだから。

Lv59の大鳳が普通に口内噛んで自分の血飲んでるんだから、Lv84ならそら毎日よ(適当)





提督「荒潮……荒潮はどこだ……」

提督「もうだめだ、長門がアレって……誰かに癒されなければ」

提督「あらしおぉ、出てきてくれぇ……今なら幾らでも甘えさせてやるからぁ……」

提督「いや、この際もう誰でもいい! 性癖がまともでさえあれば……誰か、誰か!」


↓2 誰?

最高のスレを見つけてしまった


瑞鶴「ど、どうしたの提督さん……顔面崩壊してるけど」

提督「瑞鶴……なぁ瑞鶴、お前は大丈夫だよな? ノーマルだよな?」

提督「精々がシスコンくらいのはずだ、そうだよな!?」

提督「俺は信じてるからな……ッ!!」ポチー

瑞鶴「えっ、ちょ、ちょっと本当にどうしたの!?」



↓2 安価で性癖 コンマで性癖レベル

>>234
ドーモ、インモラル=サン、ゲロックス楽しみにしてます




装置 ピピッ


瑞鶴 スカトロマニア Lv35


提督「」

瑞鶴「提督さん、ちょっと、提督さん?」

提督「……大丈夫だ」

提督「大丈夫、大丈夫だから」

提督「うん、大丈夫大丈夫、本当に大丈夫、大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫」

瑞鶴「ちょっ、明らかに大丈夫じゃないじゃない!」

瑞鶴「なんでそんな状態で出歩いてるの! ほら、医務室まで運んであげるからつかま」

提督「本当に大丈夫だ! 医務室には一人で行けるから! ず、瑞鶴さんは気にしないでいいです!」 ダダダダッ



瑞鶴「……凄い速さ、え、何だったのよ……何で敬語?」

瑞鶴「……」

瑞鶴「提督さん、本当に大丈夫かな……」




書いてきます

処女厨だからデフロランティズムを取られると発狂しそう


瑞鶴は提督を追う事は無かった。
異常な様子は気にかかりはしたが、提督の看護は彼女の管轄ではない。
あれでも何かあれば頼りになる上官であるし、いざとなれば彼の妻がついている、という判断もあった。

そして何より瑞鶴にはもっと優先度の高い用事があったのだ。
朝食の後、いい具合に胃腸が目覚めきった頃合にすべき事。

朝のお通じである。


瑞鶴「ふっ……!」


ぷりぷりと軽い音を立てて、大便が排出される。
瑞鶴の便通は大概の場合良好だ。
少なくとも直近の数ヶ月は便秘や下痢に悩まされた事は無い。
それは本日のそれにも適用された。


瑞鶴(よっし、今日もいい感じ)


尻穴から伝わる感触に瑞鶴は顔を綻ばせた。
百点満点の快便の時にのみ得られる気持ちよさのためだ。

勿論、同時に小便の確認も忘れていない。
尿道から飛び出す勢い、尿自体の色、そしてその量。
全てが万全の健康状態を裏付けている。

幸運の女神は今日も絶好調。
瑞鶴がそう確信するに足る十分な結果だった。


瑞鶴(じゃあ、次は……)


瑞鶴は尻を拭い終わったトイレットペーパーを、便器の中に捨てずに眼前まで運んだ。
紙は僅かに茶色く変色しているだけ。
当然である、彼女は多量の便が肛門に残るような半端な生活はしていない。

緩い便をするような者は生活態度からして緩く。
硬くて便が出せないような者は肩に力の入りすぎた堅物。
いつもお高く留まった一航戦の青い方が便秘に悩んでいるのも当然だ。
緩すぎず硬すぎず、何事も中庸が一番。
これが瑞鶴の持論であった。


瑞鶴(……臭いも、うん、いいみたい)


便に鼻を寄せて一嗅ぎ。
これも瑞鶴の毎朝の恒例行事だ。
便を出したならば最後に臭いのチェックを行う。
彼女はこれが無いと朝を感じる事が出来ない。

便の様子で体調の指標にする者は多いだろう。
だが便を鼻に近付けて臭いを調べる者まではそうは居ない。
それは瑞鶴も理解している。
艦娘になって半年ほどの事、ふと姉に話してしまい、あからさまに引かれてしまったのは苦い記憶として刻まれている。

それでも止めようと思った事は一度も無かった。
自分が少しおかしいと理解した後も。
むしろ何故皆やらないのかと首を傾げる事すらあった。

結局折り合いとして、誰にも話しも勧めもしない、という所に落ち着いている。


瑞鶴(さーて、今日も頑張っていきましょ!)


洗った手を綺麗に拭いて心中のみで気合を一つ。
意気揚々とトイレを出るその背には、今日も自信が漲っていた。


コーウンの空母(小声)
Lv35なら芽が出始めたくらいやろ、Lv40の大和と同じ様に(適当)





提督「そうか……瑞鶴は、そうか……」

提督「精々シスコンか、もしくは加賀にしごかれて喜ぶマゾかと思ってたんだがなぁ……」

提督「よりによってあっち側て……長門サイドて……」

提督「ははっ、何か逆に振り切れてきたぞ、強烈なのが続いたお陰かな」

提督「………………次は、あいつにするか」



↓2 誰?


榛名「提督、おはようございます」

提督「やあ榛名、今日も元気そうだな」

榛名「はい! 榛名は万全です!」

榛名「提督は……少しお顔の色が悪いような」

提督「少々悩み事がな。 ああ、今さっき解決したから問題は無いんだ、少し顔に残っているだけだな」



提督(ふふ、榛名か……)

提督(いかにもまとも、いかにも真っ当な恋愛好き、という顔をしているが)

提督(既に俺にはお見通しだ、こいつもどうせウンコ食ったり犬とヤったりするんだろ?)

提督(その欲望、俺がここに暴き立ててやろう!)ポチー



↓2 安価で性癖 コンマで性癖レベル

装置 ピピッ


榛名 男性嫌悪 Lv1


提督「……」

榛名「提督?」

提督「あぁ……うん」

提督「そうか、榛名は天使だったんだな……」

榛名「えっ、えぇ!?」

提督「いや、すまん、ちょっとした本音が漏れてしまっただけだ……気にしなくて良い」

提督「……あぁ、そうだ、俺は何をやっていたんだ、今日は演習の予定があったな……行って来る、ではな」

榛名「あ、はい……」

榛名「……」

榛名「……えっ、本音……えっ?」




書いてきます
逆に難しそうだなこれ、多分時間かかる

比較的まともな性癖でもコンマが阻む鉄壁の仕組み

他人の壊れていく姿に性的に興奮するのって何て言うんだろう?Fateの言峰みたいなやつ。あれは性的興奮ではないっぽいけど。Sとも違う気がするし・・・検索技能が未熟で名前がわからない

では、「人の不幸で飯がうまいwwww」をつぎの安価で狙おうかな

「ご主人様」(CV:中田 譲治)

今更だが>>265で「彼の妻」って言われてるのな
ケッコン(仮)なのかケッコン(ガチ)なのかはたまた結婚(一般人)なのか
というか明かされるのか

他のヤバイのは全員自分が異常だと自覚してるけど瑞鶴の場合自覚せずにそれが正常だと思ってるからそこの違いじゃね
瑞鶴にとっては普通の変わりない日常だからこそ淡々と普通に書かれてるんだと思うの

>>335
それはレベル(コンマ)で自覚してるかしてないかだからなぁ


戦艦榛名。
この鎮守府の主戦力の一角である彼女の幼少期は、少なくとも今の彼女の主観では恵まれた物ではなかった。

金銭的にではない。
彼女の実家は裕福とは言い切れずとも、貧乏とは程遠い。
食うにも着るにも困らず、玩具を与えられる機会も多くあった。

愛が足りなかったか。
それも違う。
両親は一人娘である彼女に十分な愛を注いだ。
近所でも評判の「幸せな家族」の一つだった。

ならば、一体何が?
答えはたった一つ。
美しい家族の肖像に落ちた、一点の穢れ。



彼女が気付いてしまったのは、小学校生活も半ばを過ぎた頃。
父親と共に入った風呂場での事。

当時、彼女の周囲では親と一緒の入浴は恥ずかしいとされ始めていた。
お父さんが気持ち悪い、お父さんが臭い、お父さんが鬱陶しい。
なんて酷い事を言うんだ、と彼女は断じた。

気持ち悪い? そんな訳ない。
臭い? 家族のために一生懸命汗をかいているのが分からないの?
鬱陶しい? それこそ理解できない。いつだって一緒に居たいのに。



だからだろう。
自分の中の結論を確かな物にしようと。
いつもは見ない鏡の中を覗き込んで。



タオル越しに幼い体に触れる父親の眼の奥に。
黒く澱んだ獣欲を見つけてしまったのは。


それからの彼女の生活は全てが反転した。

父の暖かな視線に嫌悪を覚えた。
父の残り香は汚らわしい物になった。
父と共に居ると体が勝手に逃避を始めた。

それを、素直に表現する事は出来なかった。
原因は彼女の理性にある。
自分が養われているという事も、確かに愛されているという事も、十全に理解できてしまっていたのだ。

だから押し殺した。
間違っているのは自分だと決め付けた。
抑圧し、目を瞑り、徹底的に自分を批判し続けた。

酔って布団に潜り込んできた父親に、体をまさぐるように抱き締められても。
一人で入るようになった後も、度々風呂場に入り込まれても。
母親の居ない日に、理由をつけて膝の上に抱かれ、薄い尻の下から何かを押し付けられても。

それらは全て極普通の父親の愛で、嫌悪する自分が異常なのだと。



そうして、自戒と自罰とを煮詰めて、一つの爆弾が出来上がったのは、当然の事。

弾けたのは、それからそう遠くない話。
齢14にして戦艦候補として徴用され、艤装の研究員から向けられた遠慮の無い雄の視線。
親の愛、などという誤魔化しの効かないそれを直視した瞬間に、彼女は父親を失ったのだ。


――

――――

――――――


榛名(天使……天使? え?)

霧島「見てたわよ?」

榛名「っきゃぁ!」


思わず飛び上がる。
慌てて振り返れば、霧島が立っていた。


霧島「まさかあのおしどり夫婦に不倫の危機だなんて、この霧島の目をもってしても見抜けなかったわ」


声色と口調だけは整えているのに、からかっているのは丸分かり。
面白そうに歪む口元を隠そうともしていない。
艦娘になってから出来た同い年の妹は今日もいつも通りの様子。


霧島「榛名も満更でもないみたいだったし、青葉さん辺りが喜びそうね」

榛名「もう、提督の冗談をそんな風に……」

霧島「そうかしら? 本音がつい漏れたようにしか見えなかったけど」


……痛い所を突かれた。
私にもそうとしか見えなくて困惑してしまっていたのも見抜かれていそう。


榛名「そうだとしても、そういう意味じゃないわ」

霧島「まぁそうでしょうね。 司令に限って、あの人以外に目移りするなんてありえないでしょうし」

霧島「榛名の方も……ねぇ」


反論してみれば、今度は別口のからかいがやってきた。
霧島には、私が提督をどう思っているか、もう知られてしまっている。
変な誤解を受けないのは良いけれど、酷く恥ずかしいのは困り者。
つい口を滑らせた過去の自分が憎らしい。


霧島「いっそ伝えてみたらどうかしら? ここから見てるだけじゃなくて、ね」


ちら、とだけ窓を見て笑みを深めてから、霧島は颯爽と去っていく。
背中越しに手を振る仕草が長身の彼女に良く似合っていた。


窓から外を見下ろす。
ちょうど厨房の真裏に当たるそこは普段から人気が無い。
食材の搬入に使われる他は、酒保への近道にされるくらいが精々らしい。

同じく人気の無い二階のこの場所からだと、皆の油断した姿が良く見つけられる。
例を出せば色々あるけれど、一番多く見かけるものと言えば。


榛名「…………提督」


駆逐艦と遊ぶ提督の姿。

初めは、提督もあの男と同じだと思っていた。
男なら誰だって、汚らしい一物を押し付ける事か、女の肌に触れる手段ばかり考えているのだと。
実際に忠告をした事もあった。
反応は怒りからの反発か、呆れからの無視かの二分。
例外として、荒潮ちゃんを筆頭に何人かからは優しく諭されたりもした。

とても信じる事の出来なかったその評価を、受け入れたのはいつだっただろう。
始まりは思い出せない。
けれど決定的に覆された日の事だけは今も確かに焼きついている。


ある重要海域を開放するための戦いがあった。
作戦目標は達成できたものの、全員が大破する大損害。
中には海上で完全に意識を失い、轟沈が危ぶまれる者まで。
比較的被害の軽く済んだ私と霧島で全員を連れ帰ったけれど、誰が死んでいてもおかしくなかった。

帰投後も酷い有様だった。
同規模の被害を受けた支援艦隊との同時帰投により、鎮守府は怒号と混乱に包まれていた。
通常時の十倍を優に超える数の被害艦を前に、何よりも人手が足りなかった。

だから少しでも動ける全員が働いた。
待機していた艦娘は勿論、厨房の職員やただの清掃員まで。
その全てを率い励まし、先頭に立って走り回ったのは、提督だった。

その姿を、何一つ漏らす事なく覚えている。



自らも全身を血と油に塗れさせながら、用を為さないボロ切れだけを纏った私をドックへ運ぶ間。
提督の目には、焦燥しか見つからなかった。

修復が終わった後の祝勝の宴の席で、よく皆を連れ帰ってくれたと私の頭を撫で回した時。
提督の手には、賞賛だけが籠められていた。

散々呑まされ酔い潰れ、うわ言を漏らしながら彼の妻に抱きつく姿。
提督の声には、安堵の他に何も含まれていなかった。



その日、そこには、失われたはずの「父親」の姿があった。


あの日から、私は少しずつでも自分を変える努力を始めた。
異性というものを、もう少しだけ信じてみようと。
俯いていた顔を上げられるように。
父の背を、まっすぐに見て歩けるように。

実際の所、男性はまだ少し怖い。
声をかけられると体が強張る事もあるし、近付く事に躊躇を感じたりもする。
それでも、かつてのように全てを疑ってかかるような自分はもう、どこにも居ない。



自室へ戻り、カレンダーの日付を指でなぞり、数える。
赤く丸で囲われた6月21日まで、あと一月と少し。

去年は駆逐艦の皆が一緒に作ったという大量の料理を振舞っていた。
いわく、提督は鎮守府のお父さんだから、と。

それなら私がプレゼントを渡しても、きっと不自然じゃない……はず。
何を贈ればいいかは分からない。
父の日なんて随分長く意識した事も無かったから、そこは霧島に相談するしかない。
またからかわれて恥ずかしい思いをする予感はあるけれど、それでも。

プレゼントと一緒に伝えたい想いがあるから。





提督、あなたのお陰で。

榛名はもう大丈夫みたいです。


「極僅かに素養がある」か「完治寸前」かで迷ったけど今回は後者で(適当)
折角01なんていうパナイコンマが出たから力を入れたかった(言い訳)
榛名が嫁の皆様には過去設定について心から謝罪致します(予防線)





提督「天使や、榛名は天使や……」

提督「俺の汚れた心が恥ずかしい、よりによって榛名を疑うなどどうかしていた」

提督「……」

提督「まぁそれでも続けるわけだが」

提督「誰かの信頼を全力で裏切っている気もするが、今は考えまい……よし、次は」



↓2 誰?


あきつ丸「これは提督殿、あきつ丸に何か御用でありますか?」

提督「いや、特にこれと言った用がある訳ではない、たまたま見かけたからな」

提督「あぁ、そうだ……今日のカ号の調子はどうか?」

あきつ丸「この通り万端であります」

(,┌( '?')┐ カゴォ……

あきつ丸「提督殿は本当にカ号が好きでありますな」

提督「これだけ可愛い観測機は他に無いからな、致し方なし」



提督(……あきつ丸、風評被害も甚だしい娘だな)

提督(やれアナルきつきつだの、陸軍で便器になっていただの)

提督(果ては実は男である、だの……)

提督(さて、その真実やいかに?)ポチッ



↓3 安価で性癖 コンマで性癖レベル

装置 ピピッ


あきつ丸 レズ寝取り Lv89


提督(……ほう、これは予想外)

提督(アブノーマル方面の予感はあったが、そう来たか!)

提督(なるほど、とすると怪しいのは普段親しい交流があった、あの二人組みか……?)



↓2 誰と誰?(レズカップルとして扱われます)

提督の妻は>>1の嫁で安価取られた時用の伏線やで
普通に艦娘

じゃあ秋月と朝潮で書いときます
寝る

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年05月06日 (水) 22:14:39   ID: eIejTJfm

荒潮かわいい!

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