わたし
―――この世界は未完成であり不安定であり続ける。
未完成、不安定であるがゆえに完璧を求めて観測を続ける―――
―――だが決して完璧には届かない。
そう私は壊れた観測機械―――
きみたち
―――抑止力の影響を受ける貴方を、
貴女を通して観測をし続ける―――
┌───┐ r┐
`ヽ 「`ヽ│ l |
| | _ l_| _ 乂 |_:_
| |丿| / r、 ヽ`┐┌〃´_`ヽ.
| _ ! { }:| | | |.イ f___i i
| |`; | 冫'´, .! | |`| ┌─┘
| | l」イ / l レ | | _i ! _
__j 〔_ { じ 「八 `人 `ー'/
└‐‐‐‐┘ヽー'^ー{  ̄´ ー'
この世界に、私に敢えて名前を付けるなら「ブロークンセル・オートマトン」
抑止力よ、君達よ。今日も誰かと何かを紡いでいこう。
私はそれを観測するのだから…
※このスレはTYPE-MOON作品「Fate/stay night」の二次創作作品になります。
スレタイ通り、AAと安価とコンマを用いて聖杯戦争を進めていきます。
設定の矛盾、時系列のズレ等が発生する可能性があります
安価は下○式、コンマは下1の1~9で判定。他所の方々と同じ様に1ほど悪く9までがよく、0が特殊となります。
※主人公作成について
『家系』、『保有魔力』、『身体能力』、『幸運』の四つはコンマにて。
保有スキルその他は安価で決めていきます。なので基本は某所の流れを汲むような形になると思います。
※サーヴァント、登場人物について
基本的にSn、Zero、Extraからの選出になると思います。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1430623912
【前スレ】
【Fate】原作キャラで聖杯戦争【安価とコンマで】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1422365106/)
さてここで口にするべきことは…
...::´ / ∨|! / 丶、 \
,..:' / .、 川 | ヽ ̄
ー=彡' .'、\\ `ヽ ! ハ ! .| }
. ,' .i.i.|. \\\ ! ト、 } ノ { ト、!
i 川 \\\} !ミミト、 // .. ! .}
| i , |.| .斗-┼ !ミミト、 >、 . i 人
| |.i i | ´ ,,,r=≠i| ト、ミY´`ヽ / Y´\ ゝ ……その黒い聖杯の話を信じていいのか、それが悩みどころ。
! |リ リ .〃弋::::ソi | !i {、. リ ' / ,{ ヾ
| |fトミ " || リ r'./ i / 人 ト、
. ノ人川弋リ) .! i ,,イ / / / |/ `
/´ .从ハ ヽ ヽ| ∧ ハ从 / ′
ヘ. ./ / / ∨
ノ\  ̄ /.-‐ "´ ̄ ̄ ̄ ̄}
i'' ̄ ̄`ミト.、 ..イ ´ |
|三三>. ` <´ _ _ ..-‐≠三三三三三{
トニ三三ニ>..、 ` <三三三三三三ニ!
. ノト.、`ヽ三三三>..、 ` ー=≠ニニニニゝ---、
!/::::::::ト、 `゙<三三三三二二ニニニニニニニミ \
|',:::::::::i´ \ `<三三三三三三三三三三三ニミ、 \
|::V::::::!___..ノ>、____________`ヾ三三ミ、 \
|::::V/ /::::| /::::::| ∨::::::::::::::::::/::::/:::`ヽ.\三ニヽ \
つまり口から出たでまかせという可能性も拭えない。それこそ、信じた私達を背後からバサリと行く算段を立ててるかもしれなくて。
―――まあ、私としては、同盟を組んでも良いと思っている。黒い聖杯を抜きにしても、誰かと組むというのは魅力的だ。
数の利により、生存率が大きく上がるのだから。
___
, ' ´: : : : : : : : :ミ ー-、
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : :¨ヽ
/: : : : : : /: : : : : : : : : : : : : : : : 、
/: : : : : :./.: : : : : : : : : : : : : : : : : : :.',
,': : : : : :./: : : : :/: : : : : : : : : : : : :!: : :',
i: : : : : ,': : : : : :!: :, : : : : : : : : :!:. :| : : !
!: : : : : i: : : :! : ! :{ : : :{ : : : : | :! : | : : |
! : : : : ,|: : : | : :!斗弌:|: :| : : |斗: :|: :!: !
{: }.: : / !: : : 从笄芋}乂从;イ笄リムイ:/
|/: : 人|: : : :| 弋ヒツ 弋ッ 从;{' 本当だ!…って声を荒らげても、聖杯が黒だっていう証拠は確かにないね
/: : : {: .:|: : : :| , ,':{
. / : : : _:_:_|: : : :ト 人! …うーん。
/: : :;_イ ̄',: : : | ` ' .イ!: :!
/.: : ;_イ.--、 ',: : :ト、_/}>::n<::::::i: .:|
. /: : : / ∨ ',:. :ト>}y{.{_::::|.|:::::::::::|: : |
/ : :.〃 .! ',: :! 仆、 `:;「}::::::::::|: : {,
. /: : :./ | ',: V八 ハ | |n:::::::!: : :',
/.: /: :! / ハ: :.', | } n |. V:::|: :i: !
. /: :∥ :.| ! \ 〈 !: :.V Ⅳ | U〉 ∨}: :| ;!
{.: : {{: : : | ! ! |: : :.!∥/ } ) :}'
}: : :ヾ : : | ', ! .ムイ: :!/ { /((:/
| ! : : :)、:| ', ! )ソ _} / )
从: : 仆: | ', ', , イY^! 〃
\{ √ ', >' ´ :い ,イ´
/ \ ∨ :>'{
説得か、組み伏せるつもりか、今の話をなかったことにするか。どのように出るかによって、今後の私達の関係に大きな影響を及ぼす。
―――相対する私が取れる選択肢は大きく分けて2つ。ギアスを用いての同盟か、私の魔術特性を利用してヒット・アンド・アウェイにより情報を収集していくことを告げるかだ。
前者のギアスの内容は「そちらによる一切の虚偽を禁ずる」。
後者は、私がどのように動いていくつもりなのかを伝える。他の陣営の情報を得てからでも、遅くはないと続けるつもり。
どちらにせよ、白野は何らかのアクションを取るだろう。それを期待するのも良い。
ヘ /: : : : : : : : : : : : :: ヘ
ゝ: : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ\
_,,. -‐''"巛==≦=: : : : : : : : : : : マ\
/: : : /: : k: : : : : : : : : : :=-: : : : : :: l\ヘ
_,, -‐''"´: : : : :/: : : : ヽ: : ヽ: : :ヽ: : ヽ: ヽ: : : : :il
 ̄ /: : : /: :/: : : : : : :ヽ: : ヽ: : :ヘ: : : ヘヘ: : :: :::il
/ /: : : /:/: l: : : : : : : : ヘ: : :: ヽ: : :ヽ: : :ヽl: : : : il
//: : : : {::/:ハ: i; ; ; ; l:lヘ: : ヽ: : :ヽ: : :ヽ: : ::il: : l: : l
/イ: : : :/:l: :/: l: l: k: : l:l ヽト: ヽ: : k: : : ヽ: : l: : :人;l
/ l: : :/: :l:/l__ト::ト::k: : l:l ==ヽ==-k: l: : :ヘ: : : :l il
l イ: : k: : ll l::l リヘヽ::lト. ヽ-ェソ:l: : : へ: : l
li l: : :li: ::i ヽヽ:l メ::l: : l/: : : :人
ヽ::l l:::l:::. ミ 彡 ミ≡彡 /::l:::/: : : : ノ: l (…さて、どうしよっか)
ヽl l i i ''' ` ''' //l/: : : : /: ::ヽ
ヽ j /イ: : : : : :l: : : : : l
ヽハ 、 , / リ/: : :/l l: : : : : :}
> イ ソl: : :/:l: : : : : : : }
/====== 三三三三l: :/: : : : : : : :: l
/ヘ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ ヘ: : : : :: l
//ヘヘ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::イ////ヽ: : : : l
/llll////ヽヽ::::::::::::::::::_,,. -‐''"ll///////ヽ: : /
/;;;////////=====///ll::::::::::ll////////ヽ::ノ
1:ギアスを前提にして同盟関係を築くつもりだと伝える。
2:魔術特性を利用して、他の参加者の動きを把握してから考えると告げる。
3:自由
【下3】
―――ここはギアスを結んでからならば、同盟を組んでも良いと告げよう。
イ´/ ̄イ-
{、 | {/ _―二ア、
ゝ \´__ ´ >、
, イ´  ̄  ̄ ヽ、"´ \
/´`/、 _ /´ ̄`ヽ 、 ,
/ / ` ヽ ',
,' / ヽ } }
i / / ヽ ', } .l |
|' _i 斗-‐=/、.i 斗-‐=| 、 リ , }
| ´ } | /、_ { | }. | ` / / リ ……同盟を結ぶことに関しては異論はない。
| :| ゞ‐-r、_ヽハ }_z-r=ァ , { ト
, .| { | ら云ド ヽ /ら云} " ハ、ハ { でも、セルフギアス・スクロールを結んで貰いたい。
ヽ ! 、ヾ 弋-ソ `"弋‐ソ / イ } ヽ |ヽ
ヾ ゝ \_ , //} ノ ヽ ヽ l f´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ `ヽ
, ヽ ̄ 人 ヽミ | ……内容は? |
,.-―', i\ -- イ -――--、ヽ、 ヽ________ 乂_
!_ ゝ、l ̄ ̄¬ー-=ニ二-====ミ、
/三三≧=-__  ̄ー=三三三三ミ、
/三三三三三三三≧=-__  ̄ー=ミ、
/ ̄ー=ニ三三三三三三三三≧=-__ \
. / ̄¬ 、  ̄ーニ三三三三三三三三三三三三≧=ヽ
/ _ __ー 、  ̄ー=三三三三三三三三三三ミ゙、
{/  ̄ ‐- _  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ _ヽ
,f´ ̄ `ー- 、
,r ―-- 、 _{{ ,;;;_/ヘ、 ` ー-、
,. --' ヽミミミ;;ヘ、 \)
/ ,./ .「 ゾミj::::::} ( ヽ
/..:/ | ヘ } ヽ、!. ` `ー-、
ノ.イ | ..| . |. / .:}::i:.. \ )
ー'´ /..::l ヽ | | / /.::|:. \ \
/.,ィ. | ヽ | . |:/ ./..:::{::. \ !` .)
//|.::{.:ヽ、 l l | / ..::::::`、 } | ! ―――そちらの嘘を、今後禁止する。
,ノ'´ | { .::i、 ヽ.ヽヽ .:: .:::/|!l\. : \ .ヽl.|
. /..:ヽ .:|\ r、 、 .::ヽヽ .: ..:::. .::// i::::::} .:: \ }ヽ
/..::::::::r-' ヽ \ヽ .:::::V.::: .:::::::. / .::::リ:::/ ::. i、 :!ソ
/.:// } ` ヽi\ .l..|::: / .::::/:i/ ::::.. y.}..:::}
./.:/ /. ヽ 、 リ} \ i l..|::: ..:::::/ ..:::/.::' .:::::ヽ ..:/ i:::/
{.:/ ! .|;ハ ` / ..:::}//l..|...:::/..:::::/{::::.. ..::::::∧:/ .l/
`{ { ヽ___ / .:::::/:::i i.::::::::::::;/ \::::::::::::::{ i!. {
_> .;;;;;;/'---リ--wy´、__. \ト、:::!. '
.r ´ ̄ ̄ ̄)'、__:::::::::::::::{:::::::`ヽ::::\ .} ソ
_,.-|三三=-_ `ヽ二二二=-、::\::t-――-、
,. --'}´ ̄ミ三三三三ミニ-__ ..:::::::::::::::::::::::::..\;}:::::::::::::::::.. \ ...
.:::\  ̄-二三三三三三三三ミ、:::::::::ー――――‐…¨
【直後はくのん判定】
1234:…それは嫌かな
56789:うーん…
. -─-ミ
/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`ヽ
.′ :.:.:.:.:.:.:.:.: l:/ノ
| .:.:.:.:.:.:.:.:.:| :.:|'{ー ……うーん
|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:| :.:|ノ
. | :.:.:.:.:.:.:.:.: | :.:|
| :.:.:.:.:.:.:.:.:.:|777ァ.
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/ .:.:.:.:.:.:.:.:.:. V////∧
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/{ :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: / //,∧//|ノノ〉
∨\ハ/}/}_人{///∧///
/////////////「´
/////////////ノ
`77777777777∧
/////////////∧
///////////////∧
人間関係の中で必要とされる、ペルソナを被ることを否とするのは傲慢なのだから。
そんな傲慢な案を切り捨てることなく逡巡する素振りすら見せるのは、白野はそれでも良いと思ってるからだろうか。
……この時点では、推し量り切れない。
【直後白野判定】
123:なしで
456:他の案を提示できないかな
789:良いよ
ノ ,
_ ... _ .... _ >'"_..ノリ
. <. : ´: : : : :` ̄ ̄==-=≦__ .ノ
´ . : : : /. : : : : : ` ̄ミ=-ミ`ミ、´
/: :' : : ' :!: :1 : :{!: :、 : : \: : ヽヽ 、
: :′./. : ' : i.:|: :| ト、\: : : ヽ: : .゛. ヽ
/': :/: :∥ : | |: :|_|_,)_:_\: : :ヽ 、 '. 、゛,
: :/: : /′ ,:|'i{从i{'n/ハ}㍉; : :|. レヘ .i. ,
/: :/ノ: :/仆{ `乂zソ ヾ ソ!(:{:::. i}レ
' ´/彡;./ ´ `7ノリ
' 7´: :ノ/ ハ '
. {:: : :. { } ……他の案を提示できないかな。
. 乂∥::.、. '⌒ ′
: :/i!ー `::.... /
'´.:_:ノ: : : : ,))`:: ... ′
:i:i:i:i≧、 /乂_ : : ヽ.
:i:i:i:i:i:i:i:i.\ 〈≧, ミk: :}
:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i.\ v:i:i:i:..、 )ノ
ミミ 、:i:i:i:i:i:i:i:i:i.\ v:i:i:i:i〉´
呟くように、そう口にした。やはり虚実の封印は、重すぎたか。
そうして築かれる関係は間違いなく対等ではないし、彼女にはメリットよりデメリットが勝る。
そう考えればこの答えは妥当と言えるかもしれないし、それでも食い下がるのは意外とも言える。
零れる執念は、やはり聖杯が黒ゆえのものなのだろうか。
_ 、 ィ
≧⌒ `‐イ⌒≧
. /´ ̄ ` _ \
// イ´ ⌒ヾ―- _
. / /´ / , -‐- _ ニ= 、
/ / ィ / / `ヽ
. /イ./ / ´ / / / i ヽ
}/ / / / / / .| i `
/ , , イ / イ l ' |
, .| | 寸7Tヽ l l イ l }
| , | | ャzぇミ、 | '7寸ハ} / '
}ハ .∧ i .l { 弋タ ヽ、/ セテぇ、 ,.' / (うーん、どうしたもんだろう)
. ∨ , ハ 、 l  ̄ ′ ゙ー゚ イ /
} .∧ } {、{ , /{ /
. {ハ/ ヽ ト、トヾゝ イ/
} レハヘ ヽ、. __ --――-、
/ ̄ ̄ ̄`¬ー- ̄_ ____ヽ
. }=‐-___  ̄ー=三三三三ミ、
/三三三三三≧=-__  ̄ー=三三!
/-=ニ三三三三三三三三≧-__  ̄`\
/ー-_、  ̄‐=三三三三三三三三三三三ニ=-ヽ
/=‐__>、_  ̄ー=三三三三三三三三三三ミ、
. i/ ̄  ̄ー- _  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄__ }
2:そのどちらでもない他の案を考える。
3:自由
【下3】
f´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ `ヽ
| 他の案……というよりは、私がどう動くつもりなのかを伝えよっか。 |
ヽ___________________________ 乂_
-= ^ー 、
,イ . : : : : : : : : : . .ヽ
/. : : : /:.!: /. : ! : ヘ: 、 :,
/. : : : /.: :|: |ト、: !:ヾ. i!:}.:}、
/ . : : : ;{: l: |芯テ从ソ-ル':/ }!
,イ . : : |: : 从ヾ. ¨ 乞/:/ 八 ……うん。教えて。
/ . : : : 八: :{、 _ ' /イ:/
/ ; : :∥: : : { ヽ: \ ¨ .イ: :{. それによって、私も今この場をどうするべきかが浮かぶかもしれない。
/ / : / : :}_:_|: ノ ヾ: :≧ニ´_: |ヾ: ヽ
, イ /.: : :/.:/\//\ }:i! :〉 ´ V、 }:! : 〉
i{ /. : :/ : ://///}X///y ノ{._ヽ }/}: : /
〃: : : / :/ |/////ハ/≧{: {!:|//≧v//ヽ}\
{{ : : :/: /. ∧////1///∧ハ!///.八///}: : ≧=--z_
\ ヽ V/ / /
__ , .イ V } イニミー- ノ
 ̄¨ー ., /ヽ / ヽ r-イ
/ ./:::...:.>=<__:.:ハ \
. / i / <´ >::> >..._
、__ , ィ / ハ ! ,, - ハ 从 <
 ̄ ̄= ≠ { i /八! / }/ ヾミ;、
/ !i! // ,' \ 私は、先ずはヒット・アンド・アウェイ戦法で他の陣営の情報を収集するつもり。
,' ハ 川 / , / ハ
. / ∧ | , ,' ,ィ ,' i その後に、情報を元にどう動くつもりかを決める。
/ _, }! i ,' ,/ ,' / /i ./| ハ
/ イ7 | | ,' ´¨,テナ=i‐- ィ/ 十-.|,,_i .i f´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ `ヽ
 ̄ i i! 从 | .i l 卞ヮェz,ミ_/./| /ヽ川,; .| | 情報収集、か…。 |
| / .| ∧ .| .| l 、゙弌歹 ゙` l/,ィ示ュ,.ノ/ .| ヽ_______ 乂_
人 八 {、 ,' ∧ > l, ` ー- '´ 、゙'"´, // / ノ.,'
/ | {_ ノ! |::|{ \!  ̄ イ.///./
Vーイ{ |::| ト.、 > ' イ/ そう。弱点、弱みにつけ込んで行くのが、鉄板だって私は考えてるし。
/ .|::| |::|::| ノ´
i'" ̄ ̄ ̄ ̄` ー- |、_ ⊂⊃ ,/
├-___  ̄¬ー __,.<-―‐ 、
. /三三三三三≧‐-_  ̄ーニ三三゙、
. /三三三三三三三三三≧=-__  ̄ーヽ、
/_  ̄ーニ三三三三三三三三三三≧=ー--___ ヽ
/'",..-――- ̄- _  ̄ー=三三三三三三三三三ニヽ
. {/  ̄ ‐-._ __..、ヽ
___\ ≧ Y> l / /
____\_,,. -‐''"´ ミミミ ≦=-<
\ / / ミミミミ <
\ / / / ミミミミミ <
/ / ミミミミ ヽ
/ l ミミ \ヘY<
/ l l  ̄
/ / / / l ヽ l \
/ / / イト l l ヽ l \
l j / /___ l / l } ト\ ̄ ̄
l l /l / ` l / ヘ l トヘ ̄ ―――それに、安全に情報を収集する術が私には有る。
-ヽl / l/ z___ l ハ ハ /ヽ___ l イ ヘ
_,,‐l l川ハ/川;;  ̄ ` ヽ l ノ ノ ノ l ` .l /从 f´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ `ヽ
.l l l川川川;;; `レ x___ __リ .l lソハハ从 | だからヒット・アンド・アウェイ… |
l l l川川川∧ :::::/  ̄ / ./∧从ヽ从 ヽ____________ 乂_
/ \\ミミミミヘ 、 ノ l /从川川 l ヽ
ヽ \\ミfニニ∨三三彡彡彡彡彡 / l\ミミミ \
/ / ̄/ --- x ∨三三三彡彡彡ノ/ ゝミミミミ だから、慎重に事を運んでいきたい。
l / / ニニ\ ヽ7=三三三彡 / |ゝミミミミ }
/ '" / l ---x |~~~~~===/ l lミミミミ ヘ
l | /-y i` | ゝ //丶丶ミミミミ \
l |:::::/ ト' | ゝ / ヽヽミミミミミ ヘ
ヽ |::/ /:ヽ / ゝ ./ ヽヽミミミミ /
ヽ_,,. -‐''"´ |::::::ゝ / ゝ / ヽヽ彡彡/
l .|:::::::::::|/ / ーー
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{:::::}:::::::::::::|:::|;:::::l|::::::}::::i::::|::::::|:::::::::::::::: |::::::::::::|:::::|:::: |
|:::∧:::::::::::i:::ij;"芹芸~ミi:从i::::}::::::::::::::::::| ::::: |:::::|:::: | なるほど…
{:::::::\::::::::{リ Vリ,,. }′ リ}|:::::::::::::::::′ 、:::::|:::::|:::: |
、\〉xrヘ` ´.::::::.:::. }::::::::::::::: } ∧:::|:::::|:::: |
\ У ,::::::::::::::::iト-.′:::|:::::|:::: |
く .:::::::::::::::::ハ:::::::::∧:::|:::: |
::.、 _ ,::::::::::::::,′ ∨::::::::\:{:::|
j/:\ ‘ ’ ,::::::::::::::′, ヘ::::::::::::::V::{
/ |::::::\ ´,::::::::::::,' / ∨:::::::::.|:!ハ
/--──丶-..::≦::::ノ::::::::: ,′' ._-≦ヘ::;|{:::ヘ
/ { 「`ヽ 〉ヽ∨:::::::::/ ,,;;仁二二ニニヘ::::::|::、
/ { i √〈 {ノ/7 :::::: ,',,;仁ニニニ=-´ ̄¨_\}::::.、
′ ト、 ∨ ヘj イ.,' ::::: /二二=-≦´-=二ニニニ=-:::::.、
{ "乂,,. l/ /i/ニ| ,:::::::::/ニニ/!=二二二二ニニニニニ}::::::、
| \ ノ イ='ニ∧ ,':::::::/ニ///-=二二二ニニニニニニ|:::::::.、
/7 _/ノ| ̄-=ニ〈ニニ=、{::::::〈//´二二二二二二二ニニニ!:::::::::.、
,{´三′ ,;仁ニト -=ニ二≧=∧}::::::∧ヾ´-=二二二ニニニニニニニニ|::::::::::}
123:…なら仕方がないね
456:じゃあ、また後でじっくりと話をしよっか。
789:それじゃあ私も情報を集める。その情報を土産にして、また後でここに来るよ
\: : :≧s。 ゙:, : :i!: : ) __ `ヽ._.... ̄`ヽ.: : :゙:,.../ V: : : : . ヽ
ヽ.  ̄ ̄`ヽ\ .〉: :;!*' ≫=-: : : : : : :ノ、: : :V : ァ゚ : : :,: : : :V
: : ::≧s。_ \ }/:: : :≧=―=≦ : ::フ: : :==-: : :ヲ: : : `:,./: : :}ヽ : : : : : :、
、: : `ヽ: : : :.`ヽi!ゝ., : : : : : : : : : :/.: : : : : : :/.:_,:。ャi´: /:: :リ :} : : : : : : ::゙:,
. `'≪ : \: : : : :, : :\ : : : : : :∠,,_ ノ: : : :∠、:_:_,.ノ: :/: /} :リ : : : : : ::i: : V
`; : : ヽ: : : :\: : ≧s。._ : : :-=彡:,f .ィッ、∠:_:_/: *゙7 リ : : : : : : : : !: : ::V
、_ i!: : : : 〕ト、: : :≧=-: : : ̄: : : :/ t.にリ =-ュ., ,: /;!: : : : : : : : ノ: : :/:}
:. : : :`i!: : : : :}-=彡’:: : : ::,イ! : : : : : レ’ i んiミァ、/: : : :/: : / : /: :ム ……なら仕方がないね。
: : : : :弋 : : : ゝ._ : : : : : : :{:::| : : : : :/ 弋.ツ 彡: :/: :/. :/: : : : :ハ
`'≪: : : :`'≪: : : ≧s。._ ヽ.ゝ.,_ ̄i t 、 _,.+'’:/.: : : : : : : : : : : : : :, 貴女は盤石に事を進めたい。慎重に勝ち残ることを第一にしてる。
`ー≪ : : : : : :`'≪ : : : : : :: ̄`'≪ゝ:,____ . 。ャi´.: : : : : : :/. : : : : /: : : : : : :,
 ̄ ̄ ̄ ̄`'≪: : : ≧s。. ̄ ̄ ̄ `ヽ ̄ ̄ ,.+^: : : : :/: : : : : : / |: : : :l: : : : :} そんな中で、本当かどうかも分からない聖杯の情報を鵜呑みに出来ない。
`'≪: : : : : : : : : : : : : : :\+'’: : : : : : : : : : : :≫'’ !:: : :/ : : : /
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 。r≦: : : : :≫'´ ̄i!: :`'≪ i:: :/ : : :/ 私は、本当だと証明したくてもそんな術は持ち得ない。
-=≦: : : : : :≫'’.:.:.:l.:.:.ハ: : : : :≧=-=≦ : : ≫'’
 ̄ ̄ ̄`ヽ. 。r≦ : : : : : : `ヽ/ ̄`ヽ.: : : : : : : : : : :≫'’
`'≪: : : : : : : :≧=‐=≦: : : : : :/:.:..:.:/ .:.:l.:.:.:.:.:./ :i!:.:..:.:.:.:.:i!.:,
`'ー───────≫'.:.:.:.:/.:.:.:.:.l::.:.:.:.:.i.:.:.i!.:.:.:.:.:.:.i!.:i
r'´/..:.:.:.:.:i.:.:.:.:.:.:l.:.:.:.:λ :i!.:.:.:.:.:.:.:i!.l
/|.:.:l.:..:..:.:.:l.:.:.::.:.:.:l.:.:.:/.:.:Vi!.::.:.:.:.:.:.:i!l
/.:/.!:.:.:!:..::.:..:.l.:.:.:.:.:.:.l:.:/.:.:.:.:}:i}.:.:.:.:.:.:.:i}:!
r'.:.:.:/..:.!:.:..!:.:.:...:..l.:.:.:.:..:/.:.:.:.:.イ.:i}.:.:.:.:.:.:.:i}!
i.:.:.:.{:.:.λ.:ヽ.:.:.:.:.ヽ /.:l.:.:.:.:.:人.:i}.:.:.:.:.:.:.:i}!
゙:, .:.:.l/:.:`'ー─;:.:.:.:.l.:.:.:l.:.:.:././ i!.:.:.:.:.:.:.:.i!!
ゝ*.:.l.:.:.:.:.:l:.:.:...:.:.:.:l.:.:.:l:.:/./ i!.:.:.:.:.:.:.:.:i!!
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ヽ _,,. -‐''"´ ヽ《// -==x
ヽミ-- _/__/  ̄ヽ从 / __ \
>ーー ミミz ヘ ヽ ヽヽ
,. -‐''"´ ヘ /  ̄へ ``i il ヽ ヽ iヘヘ
/ ノ \// l ! i l
/ _x==イ / // j ヽリ ll
、_//// /// l ヽ ニニ=x ヽ i
,イ i/=//{ /i ヘ i i i i i ノヽ iノ
/ / ハ イ斥f:zi / ̄/ニi __l/ l l / ヽl l i
l l l li弋込:ハ i ィ ァz=tl / l l - 、 l l l …何?
ll .トハ ;::: ヽ'' 込示イ`// / /i / ハ ノ
ヽkィ.! ` / /ィ ハ /ノ< ノ i/ f´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ `ヽ
` =ニ ヘ `= -'- ''' ,イ // l;l---Y/ | ―――もし、聖杯が本当に黒だとしたら貴女はどうするつもり? |
l_x...-`==...-.____,_,X-‐.//l;ll;;lヘ lヽ ヽ___________________________ 乂_
k::::::::::::::::::::::::::::: Y -- l /l;;/;/ ヘ ソ__
入:::::::::i:::::::::::::::::::: `--' ヘ:::::\
i ::::::::::::::::::::::::::::::: /;;;;/ ヘ--:::::ゝ
/:::l ゝ::::::::::::::::::::::::::::::::へ/;;;;/ ヘ___):::::::\
l ;;;;;t ゝミミ:::::::::::::::::::::::: \/-  ̄ =-ミ :::::::/
/  ̄ ヘミミ ヘミ:::::::::,,. -''"´ へ :::/
l::::::::::::::l -- --' ...............:::::::::::::_:::::::::::::::::::ミ ヘ
y::::::::::::::::::ゝ- __:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヘlヘl
1:私の目に付く内に、そんな物騒なもの放っておける訳がない。即座に破壊するよ
2:黒だろうと使い道はある。…のかもしれない。
3:黒だろうと使い道はある。その悪性を持ってして、私は人類を試したい
4:自由
【下4】
f´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ `ヽ
| ……黒だろうと使い道は有るのかもしれない。 |
ヽ___________________ 乂_
正直に秘めたる願望を口にすれば、再度獄炎が下されるやもしれない。
だが、願いが黒く叶えられる様なものでなければ?そんな時、聖杯がどのように出るのだろうか。
そう考えると、とても興味が湧いた。
/ / 从 \ゝ
/ i |:::: ヽ ゝ, ヽ
. ′ ' ハ ヾ::: |\ ハ | ヾ;. |::::: ヽ |
| | │. / \. ヾ | ! / !. ! | i::: :ト.:::: ∨
| | │ハ.| _ _、 | ,.x }/─ トl . / i::::/:::∨ヽ::::::: /
|ハ V. イ´ `ミ、.l ,x=≠ミ.z// ,/ V::::::::::: ::::(::::::!| そう。私は決め付ける方が、早計だと思うよ。
l! ゝ. l,x=ミ、 ` イ/ / ) |:::::::::::::::::::\ |
. 7∨ ,: / j.イr '_ノ::::::::::::::: ハ::::ノゝ この世界に使い道のないものがないように、その黒い聖杯にもきっと使い道が有る。
. ハ. , rイ:::::::::::::::::::::/
ゝ ` ´ .イハi!:::::::::::::: //
` .. __ --――-、 私は、そう思う。
/ ̄ ̄ ̄`¬ー- ̄_ ____ヽ
/三三三三三≧=-__  ̄ー=三三!
. /-=ニ三三三三三三三三≧-__  ̄`\
. /ー-_、  ̄‐=三三三三三三三三三三三ニ=-ヽ
. /=‐__>、_  ̄ー=三三三三三三三三三三ミ、
i/ ̄  ̄ー- _  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄__ }
,:::::::,'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l:::::::::::|:::::::::::::::::::|
,::::::::,':::::,':::i:::::::::::::::::::l:|:::::::::::::::::::::l:::::::::::|:::::::::::::::::::|
,:::::::::i::::::|::|:|:::::::::::::::::::|:|:::::::::,:r-':::::|::::::::::|::::::::::::::|::::|
;::::::::|::::::|::从;;;;;;;;;;;;;;;;;从イ'´ }:l::::::::::|:::::::::::::::l::::|
;::::::::| ‐─- ,ィ斥芋ミ |::::::::/::|:::::::::::::::l::::|
;::::::::| ,ィf云ミ ´ ゙、:,し/| l::::::/::::|::::::::::::::::l::::|
. |从∧ ゙、しハ ゝ-‐' /::::/:::::/:::::::::::::::::|::::| ―――………
〉 ゝ-' /::::/:::::/::::::::::::::::::::|::::|
/::゙、 、 /::::/:::::/:::::::::::::::::::::::l::::|
/::::::::.. _ /::::/:::::/ |:::::::::::::::::::::::l::::|
/::::::::::::.ヽ、 /:::/:::::/ |_::::::::::::::::::l::::|
/:::::::::::/:::::::::` ー - , '::::/::::/==' __|:::::::::::::::::::l::::|
. /:::::::::::/:::::::::::::::::::::::r-/:::::::::::/ /  ̄ヽ:::::::::::l:::|
':::::::::::::i::::::::::::::::::::::__|/::::::::::./ r '´ ヽ:::::::::l::::|
/::::::::::::::ヽ::::::/ニ`V_./:::::::::::::/,|/ ヽ::::::l::::|
(:::::::::::::::::::::ヽ/三ニミ./::::::::::::/./ l / ヽ::::l::::|
/\::::::::::::::::::|三三ミ/::::::::::::/.〈 l ヽ|::::|
/:::::::::::\:::::::::::::|三ニ,/::::::::::::/ミ/ l ヽ:::|
/::::::::::::::::::::::\:::::::〈//./:::::::::::.///〉 l ヽ|
/:::::::::::::::::::::::::::::::::\:::|`'/:::::::::::/`⌒´ l ヽ
【直後判定】
123:彼女は危険だ…。あんなものにすら価値を見いだせるなんで
456:それは見てないから、そう言えるだけ。実際に見れば、そんな想いを抱ける訳がない
789:…確かにそうかもしれない。
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :\: : : ヽ /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :\
: : : : : : : : : : : : : : : : :ト : : : : : : : : : : :\ヽ \ /: : : : : : : : : : : :/  ̄ ̄`ヽ: : :\
: : : : : : : : : : \ : : : : \ ー― 、: : : : :. \\ }-': : : : : : : : : : : :./ \: : \
: : : : : : : : : : : :.:\: : : : :.\ /\: : : ト、}: :′: : : : : : : : : :.:/ \: :.:}
: : : : : : : : : : : : : : :\: : : : :.\ , /ヾ、:.|: ': : : : : : : : : : : : :/ } /
: : : : : : : : : : : : : : : :.:.\: : : : : ヽ`んハ i,: : : : : : : : : : : : : :./ /
: : : : : : : : ト: : :, _: : : : : :.\ー―' f戎/ 、 : : : : : : : : : : : :/ /
: : : : : : : : ヽ\\ ̄>― ´ ∨: : : : : : : :.:/
: : : : : : : : : :.\>丶,イ` \ ∨.: : : : : /
: : : : : : : : : : : :.\/r勺とう ヽ ; : : /
: : : : : : : :\ ̄彡匁辷ン / |:./
: : : : : : : : : :\ ー― !' ―――そう言えるのは、見てないからだ。
: : : : : : : : : : :.:.\ '
: : : : : : : : : : :.: .:.:.\ / /__ f´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ `ヽ
: : : : : : : : : : : : : : : : \ ' ,. ´ : : : : : : :` | そうだね。私は、実際に見ていない。 |
: : : : : : : : : : : : : : : : : :.:\ /: : /: :/ ̄ヽ: : :ヽ_______________ 乂_
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :`ー―´: : /: :/ }: : |
あの不浄、あの絶望、あの地獄…。断言しよう。悪い方向でしかアレは使えない。
/ ヘ \ ミ巛 ヽ
/ ヘ 巛 <
ミ \ ==-巛
/ / ヽ ヽ \ 巛
/ /l l ヽ ヽ ミ 彡 ∧ なら逆に言う。見たからこそ、貴女はそう言える。
/ / /l l l ヽ i ニニー 彡
j / i i l l _,,ヽ-l‐''"´ r t ミz_ ミ { でも、私は見てないから願望機に可能性を見出だせる。
li / l k '' x==-リzx ヽ ヽ ノト ト
l/l ハ k ヽヘイヾ汐'イ ヽ ヘ ヘ i //VI } ヽ
l li zxミ kヘ ' l ヽ ヘヘ iノ / VI …話が噛み合わなくて、当たり前。
i lヘ 弋タ ` 、 j i l ノヽ ハ/ VIi{ {
ヽ { ヽ ヘl /イ il l / // l ト VI ヘ ∧ 見たものと見てないものじゃ、こうなるのは自然なんだ。
ヽk ヽ ` _ / / l l lk ハ VI 从 入
ヽ l iヘ -` //l/ l lヘハヘ k il,,. -‐''"´ VI\ ハ 从
l lヘ k.ヽ リ l_x‐''"ヽノ 三三三三三\
_,,. -‐''"´ 三三三三三三三三三三三三 l
l 三三三三三三三三三三三三三三三 ヽ
ノ 三三三三三三三三三三三三三三三 __ ∧
/ 三三三三三三三三三三三三三 _,‐''´: : : : :
/ 三三三三三三三三三三三 _,,. ‐''": : : : : : : :
f´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ `ヽ
| 平行線、だね。 |
ヽ______ 乂_
i} へ / / --イ 彡_,,. -‐''"´
∨/ _,,. -‐''"´ノ
_,,. _ イト
ノ- ゝ ヾ丶∨ /⌒ヽ //彡彡彡彡
イ \ ゞ\ ミヘ //彡彡彡彡彡
,イ \ \ ミミヘ //彡彡彡彡彡彡
/ ミ < \ ト 彡ヘミミ l //彡彡彡彡彡 _,,. -
彡ニ ミ /∥/iミミ彡イ//彡彡彡彡/ /
// ミ l / / /l l≦ヘ 彡彡彡彡彡 / /
ノ ハ \ メ ヽ ト ゝ ノ/ ll ll .ll 7彡彡彡彡/ /
l 人 \ ヽ i ゝ ゝ ゝ ゝ //彡 ll ll _ll /l彡彡彡 / / ………
`, ソ ハ トヽ≧==ヾ ヽ l // 彡彡 ll llソ ゝ彡彡彡/ /
l ヽ ヽヽl ヽi 弋5乂 j / /ヽヽ 彡彡 ll_ll 彡彡彡彡 / /
ノ ゝ ハト.ルl ` ' i l // /三ヽヽ彡彡  ̄彡彡彡彡/ /
ヽハl ! __ i ノノ /三三 ヽヽ彡彡彡彡彡 / /
_,,`-‐''"´ ` ノ 三三三三三ヽヽ彡彡彡//
/  ̄ `y' / 三三三三三三三三三//;;;-::::_
/ /  ̄. <==========//::;;;:::::::::::::ゝ
- __x ̄`-Y三三三三三三三三≡//::/::::::::::::::::::l
l :::::::::::/ /:::7三三// ---x ̄ /::::::/::::::::::::::::::::::::l
.l ::::::: ̄::::/ゝ三ノ ノ:::::::::::::::::::::::::::::::://::::::::::::::::::::::::::::l
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/ l三三lヽx__ _彡三;;ヽ:::::/ j: : : : : : : : }::::::::::::::::::::l::::::::::::::::::::::::::::::l
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;::::::::|::::::|::从;;;;;;;;;;;;;;;;;从イ'´ }:l::::::::::|:::::::::::::::l::::|
;::::::::| ‐─- ,ィ斥芋ミ |::::::::/::|:::::::::::::::l::::|
;::::::::| ,ィf云ミ ´ ゙、:,し/| l::::::/::::|::::::::::::::::l::::|
. |从∧ ゙、しハ ゝ-‐' /::::/:::::/:::::::::::::::::|::::| ……幸いなのは、貴女も私もはこの戦いを勝ち抜くことを目標に臨んでいることだ。
〉 ゝ-' /::::/:::::/::::::::::::::::::::|::::|
/::゙、 、 /::::/:::::/:::::::::::::::::::::::l::::| そして、それを可能にするだけの力を持っていることだ。
/::::::::.. _ /::::/:::::/ |:::::::::::::::::::::::l::::|
/::::::::::::.ヽ、 /:::/:::::/ |_::::::::::::::::::l::::|
/:::::::::::/:::::::::` ー - , '::::/::::/==' __|:::::::::::::::::::l::::| もし貴女が勝ち残ったのなら、私は切に願うよ。
. /:::::::::::/:::::::::::::::::::::::r-/:::::::::::/ /  ̄ヽ:::::::::::l:::|
':::::::::::::i::::::::::::::::::::::__|/::::::::::./ r '´ ヽ:::::::::l::::| 人にとって、貴女にとって最悪の選択を選ばないことを。
/::::::::::::::ヽ::::::/ニ`V_./:::::::::::::/,|/ ヽ::::::l::::|
(:::::::::::::::::::::ヽ/三ニミ./::::::::::::/./ l / ヽ::::l::::|
/\::::::::::::::::::|三三ミ/::::::::::::/.〈 l ヽ|::::|
/:::::::::::\:::::::::::::|三ニ,/::::::::::::/ミ/ l ヽ:::|
/::::::::::::::::::::::\:::::::〈//./:::::::::::.///〉 l ヽ|
/:::::::::::::::::::::::::::::::::\:::|`'/:::::::::::/`⌒´ l ヽ
,..:::´:::::::::::::::::::::::::..\::::::::::::::::::::::::::::::::...
,.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::. ':;:::::::::::::::::::::::::::::::::::..
.,.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ∨:::::::::::::::::::::::::::::::.::.
/.::::/.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::‘;::::::::::::::::::::::::::::::::.:::
,':::::/.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::';::::';:::::::::::::::::::::::::::::::::::
.i::::;i|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::';::::';::::::::::::::|:::::::::::::::::::
.:;:::刈::::::::::::i:::::::::l::::::::';:::::::::::l::::::|:i::::‘;::::::::::::';::::::::::::::::::l
':/l::|l::::::::::::';::::::::|:::::::::i:::::::::::|i::::N:::::‘:::::::::::::l:::::|:::::::::::::, うん。私の言いたいことはそれだけ。
.l':::|::l:';::::::::::::';:::::::';::::::l|::::::::: l:';:_|_|:::::::l;::::::::::::|::::|::::::::::::::',
/|::::|::|l‘;::::::::::.∨::::';::: l|:::::::::ナ'∨ L:;ノl::::::';:::::l::::'::::::::::::::::, それじゃあ、そろそろ帰らせて貰うね。
./ .|l:::|::|l::::':;:_、_:\::乂l|::/:イ_≧=≠≦l:::::::l:::::|l:::':::::::::::::::::.
l:|::.||:::';:|从ト≧===ミ  ̄ "乂:::::::::l.||::::::|::::i|i;::'ハ::::::::::::',
乂:∨:‘;::l:∧';弋::::::::〉 ≧≠"||::::::l:::;':|∧!:::';::::::::::∧ 慎二と桜に宜しく言っておいて。
\:::::';|:::ハ ≧≠ ||::::::l:::i::|:::::|:::∧::::::::::::::、
\::';:::::::::. 、 .|l:::::;::::l::|:::::l::::::ハ:::::::::::.丶
\:、:::::ヘ |:::::::::::':l|l::::';∧:::.丶::.\:::..\
’;\::::::..、 -‐ /!::::;':::;::::l∧:.∨\:::..\:::\::::::::::‐-....._
.'.;:.\::::::>... ..イ ..':::/:::;'::::;:::∧::丶l:.\:::..\::.\:::::、::::、:::
’:;:...\:::::从:>≦___/<:':/.:::;':::::;::::';:::〉、:.\:::\::::::::::::.\::::::::\
∨:::..\lミz/:/乂∨:_//.:::/.:::::;::::::Y 、::::::::::: ̄::≧x__:、
';::::::::ハ `Y⌒Y.7/.:::/.::::::;:::::::l|  ̄/ ___ \
;::::::|::::',  ̄|_///.:::;'::::::::;'::::::::リ / // \
∨l|::l::| /;' //.:i::::::i::::::::;'::::::::/ .: / . / ;′
';:l!::|:〈__/ .〈/.::l|::::::|:::::::i:::::::/ .:/ノ.:/.:::/ .′
l:|:::|:| 〈::::::乂::|:::::::|::::/ .l:{ /.:::/ .|
そう言うと、彼女は私に背を向けた。肉薄していた互いの距離が離れていく。
歩を進ませる度に、癖の掛かった長髪がふわりと揺れる。
私はボウ、とした目でその背を眺める。華奢な身体付きであるのに、隙というものがない。
自然体で、いつどこで誰が迫ろうとも対処出来るように振る舞えている。
私は、彼女のそれだけの覚悟と強い意志を見た気がした。……抱くのはいつかは、彼女とぶつかるという漠然とした予感。
敗けるつもりは毛頭ないが、その末に私はどの様な道を選んでいくのだろうか。
果てに降誕する聖杯を、如何ようにするのか。今のうちに、考えても遅くはない気がした―――。
【二日目 朝終了 短いですが今日はここまでにしたいと思います】
【皆さんお疲れ様でした】
【ほんのりと草生えました(小並感)】
〃 /´`ミヽ
.∧∥/_,,,,く´-=-
{ .ヾ_j ´ ̄ `ヽ、__
,-='''ヾ  ̄`""'' ,,,,, `ヽ
ノ,,,,, '"´ `ヾ、 :::',
./ ´ ` ハ :::',
〃 .', ::::,
∥ ./:: ヽ,ハヽ、 ij | ::i
∥_i,,-1'''"7''/;;,, i ,,ィ''''l"''-,,_ ∥ i! ::::l
il´ .i .|___/ハ/ l ! l j ソハ `.∥./ ヽ::i
|i l l l乂`t;;;、ミl lヽハ. l-‐_,,,=ァ ./::Y ヾ、_
.l | i l,,j ゞiiiiリァヽヾ ノ ノjiiij.リ/.j /l:::ト, ヽ,,l_
从ハ \.ゝー''´ `"´ヾ-<,,./ / ', lハ ::l
\j ヽ ハ""" ,、 //!/ .',::::|
', \`ヽ / .ノl ',::l
ヽ、:j `i=‐::::......,,,,, イ i:::l::i、 .\ ',
ヾ、 ヾ ミ===-∥ ヽ::'、ヽ、 \,,ハ
_ノ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.il ヽ,ゝ´ \
,‐=1:.:.:.r"7'ヾ:..:.:`ヽ、_
_,,-=''´:..:/:.:.:.:.ヽ、ソ.::.:.:.:.:.:.:.:`ヽ 【20:30頃に再開】
白野は、このまま帰ろうとしている。
いや、正しくは学校に向かおうとしている。何故なら時計の短針が指す数字は8で、長針は0を指し示しているからだ。
時刻は午前8時。間に合わせようとすれば、ホームルームには十分間に合う時間帯だ。
さて、私はどうするか…
,.-,r=‐''¨''=‐<
,r'" " -‐- ,_\
/ `ヽヘ
__L__ __ ヽ、゙ヘ,
. ,r''"~ __,,.. ̄` '´ ̄ `ヽ、 ヽ, ',
/,ィ''"~ /⌒ \ ヽ,|
,/ ' __ ヽ, ',
_,' ´ ~ヘ, ', ヘl
,r'" ` , ヽ ', ',
/ , ,' . i . i 、 .ヽ } ',.l
,' , ./ . l .l! .l! ヽ ヽ .', | 'i
. { .l .{ ,l . l', |'、 .', ', . } .l .l
l .| .l _Iニ=|、', . l .゙yニキ==、', ,' l i、', (…一日休もうとも、成績に支障はきたすことはない)
. ヘ!', ', i''=ト.,_ヽ、 ', _,,ゝ=ェ,,__ .l /,.-、 / |
', '、 ゙ Ⅶ;}` .`‐ ". Vllll;;;j ノ l /.,r-、', ./ l (私の普段の振る舞いから、内申書も問題なし)
ヽ ヽ, ',`、_¨ _゙''=", /! ./ ,'. !j ./ i l
ヾlヽミ 、 `¨´ /ソ 从'>'">' ||
. ヽ、 ,イ/〃 / .l、!
いヽ、 ,..._ "/ ´l、!" ゙, .ヘl
゙、j .ヽ ̄` _,..< .トj ヘ 从
` .`ゝt‐ ''" _,,ィ! ` ゙从ヘ
゙j_,,,... -‐ill|!!ィl
. l≡-‐''"~ .ヽ
--‐ ''" ヽ、
2:学校には行かないが、白野に声を掛ける
3:白野とはまた別のルートで学校へ
4:学校にも行かず、白野にも声を掛けない
5:自由
【下3】
3
私は、白野と共に学校へ行くことにした。
広間を過ぎ、大きな玄関の扉へ手を付ける白野の元へと歩を進ませる。
木製の軋む音と、広がる隙間から登り始めたばかりの日輪の陽射しが、優しく私達を迎える。
首を動かして自身の横に佇む私に対して、意外そうな表情を浮かべる白野。
,.-,r=‐'⌒'=‐<
, イ " -‐- ,_\
/ `ヽヘ
__L__ __ ヽ、゙ヘ
, イ´ ̄_.. ̄` '´ ̄ `ヽ、 ヽ }
/,ィ''"~ /⌒ \ ヾ
/ ' __ ヽ ヽ
/ ´ \ ' ヘ/
イ´ ` , ヽ ' ヽ
/ , ,' .i i 、 ヽ | i
,' , ./ | :| | ヽ ヽ .', | |
. { .| .| | :| ハ .', ', } .| !
. ! .| .| |ニ=|、 .゙yニキ―-、', ,' ! ハ
. ヘ! ', 弌仆tヽ、 ィf乏ぇ、 .| /r-、 / ./
. ヽ 、 ! 込;}゙ `ヘ/乂い } ノ | /ァ-、', ./ /
ヽ ヽ ,`、__,, `'"’, /! ./ ,'. !j ./ ハ
ヾlヽミ  ̄´ /ソ 从'>'">' ||
. ヽ、 ` ,イ/〃 / .l、!
| ヽ、 _ _ -ー  ̄ ̄ ̄\ ./
ヽ|. ヽ. -‐ __-=ニ三三ニ-_ \
_ -‐ __-=ニ三三三三三三三ニニ-_\
_ -‐ __-=三三三三三三三三三三三三三三ニ、}
ヽ.-=三三三三三三三三三三三三三三三三三三/
ヽ三三三三三三三=‐ ̄ ̄ ̄____ `ヾ三ニ{
. /三三三=‐ ̄__-‐=ニ三-_`ヾ=ニニ‐_ \ニ!
. /‐ ̄_ -=ニ三三三三三三三ニヽ ヾ三三ミヽ ソ
台詞安価
1:学校と聖杯戦争はまた別。
2:無言
3:自由
【下3】
1
真綿で首を締めるような、緩やかでそれでいて居心地の悪い静寂が訪れる。
朝日で、それぞれの生活の始まりを祝福している外の世界とは、大違い。
冷気は、感じる以上に冷たく。感じる時の流れは、メトロノームのように一定間隔で秒針を刻む時計が間違っているかのように遅延化していて。
白野は腹の最中を探るかのような、疑問を秘めた視線で私を見つめる。舐め回すようなアングルで、私の小さな身体を眺める。
―――まぁ、確かに私のは小さい。制服の上からでも分かる発達した双丘には、正直勝てる気がしないというか。
「……意外?」
これ以上見つめ合っていると、惨めな気持ちになることは請け合いなので、逃げるように言葉を継いだ。
「うん…」
「聖杯戦争と学校は別。違う?」
扉の向こうのコンクリートの地面を、先んずるように踏みしめながらそう言った。
今口にしたことは、間違いではない。魔術とは隠匿することにも全力を尽くすもの。
そして、そんな魔術と叡智の結晶で有るサーヴァントを、一般人に知られるのはもってのほか。
そんな馬鹿にならないように、私達もその集団の中で魔術を包み隠し、サーヴァントは秘匿するのが暗黙の了解。
まぁつまり、集団の中は自然と戦争とは隔絶された安全地帯となるという訳だ。
「違わない…」
やや納得の行かない表情を浮かべながらも、白野は渋々私の歩調に合わせるのだった。
【通学路】
l !. _ ,,.`\_| |
l .!. .‐.~ `'| ┛
_l_l_ ,':.. :|.._ |`'‐
. l| |¬` ー-_ノ:::::::... ......::::| . l ┛.:::i._
[ll| |ll]_ ,;'" .、::::::::::::::::....| : l=.| ..:::: :;')
| | . _~ー、_:::::::::;;;\、 :| ; l | ,;'"
| |./| ~ゝ:::::;;='、_:| : l=.|─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬
| | | l、...:::::::::.. !|__」゙..|┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴
| | | ^ー-、::. | |┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬
| | | '~l_____.|┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴
| | | _,r-‐(⌒`ヽー-|l l l l|┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬
| | | ,ソ;;::: ゝ;;::::::::::: |l l l l|┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴
L;_:: ノ;;;::: . l文|. |┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴
~ ー 、_i ::... | ̄ |┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬
ヽ.,._|_ |─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴
"" ^"~
……目立つ。この上ないほどに、私達は目立っている。
それもそうか。
現代に於いてはサーヴァント以外持つことのない高ランクのカリスマを持つ私と、
誰が見ても美少女の岸波白野が並んで歩いているのだから。
雑音が酷く鬱陶しいが、ここは我慢することにしよう。
,f´ ̄ `ー- 、
,r ―-- 、 _{{ ,;;;_/ヘ、 ` ー-、
,. --' ヽミミミ;;ヘ、 \)
/ ,./ .「 ゾミj::::::} ( ヽ
/..:/ | ヘ } ヽ、!. ` `ー-、
ノ.イ | ..| . |. / .:}::i:.. \ )
ー'´ /..::l ヽ | | / /.::|:. \ \
/.,ィ. | ヽ | . |:/ ./..:::{::. \ !` .)
//|.::{.:ヽ、 l l | / ..::::::`、 } | !
,ノ'´ | { .::i、 ヽ.ヽヽ .:: .:::/|!l\. : \ .ヽl.|
. /..:ヽ .:|\ r、 、 .::ヽヽ .: ..:::. .::// i::::::} .:: \ }ヽ
/..::::::::r-' ヽ \ヽ .:::::V.::: .:::::::. / .::::リ:::/ ::. i、 :!ソ
/.:// } ` ヽi\ .l..|::: / .::::/:i/ ::::.. y.}..:::}
./.:/ /. ヽ 、 リ} \ i l..|::: ..:::::/ ..:::/.::' .:::::ヽ ..:/ i:::/
{.:/ ! .|;ハ ` / ..:::}//l..|...:::/..:::::/{::::.. ..::::::∧:/ .l/
`{ { ヽ___ / .:::::/:::i i.::::::::::::;/ \::::::::::::::{ i!. {
_> .;;;;;;/'---リ--wy´、__. \ト、:::!. '
.r ´ ̄ ̄ ̄)'、__:::::::::::::::{:::::::`ヽ::::\ .} ソ
_,.-|三三=-_ `ヽ二二二=-、::\::t-――-、
,. --'}´ ̄ミ三三三三ミニ-__ ..:::::::::::::::::::::::::..\;}:::::::::::::::::.. \ ...
.:::\  ̄-二三三三三三三三ミ、:::::::::ー――――‐…¨
ちなみに、今のところ私と白野の間に会話はない。これと言った話題もない。
お互いに沈黙を護りながら、校門を目指して歩いているだけ。
しかし、せっかく共に通学する機会を得たのに、それを無碍にして良いのか…という気持ちも有る。
ここは…
【行動安価】
1:終始無言
2:会話してみる
3:自由
【下3】
.-―y:´ ̄ ̄ ̄` ・. _ . ......二....... .
。.:゚:.:.:.:.:.、,',.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\ ___, ,.ィ:.´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.゚:.:..、
/.:.:.:.:.:.:.、::;':::.:.:.:.:.:.:.:.、.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ.=ゝ'三三三三ミ、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.丶
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{:ij:.:!:.:!Ⅵトリキリ=lトミ` | l:|"=゙!=リ-'リ !:.i:.:i:.:l:.:.l!:.、:.゚,、::l:.:.:.:.:.::::::i/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: 【安価下】
){:.:.!:.:!:::iヽゞーリ´ ヽ.! リ ,イ:.:l:::!:.:l:.:l!:.、ヾ:、:::::l:::::::::.:.:/.:.:.:.:.:.:.:::::::::::::::::;::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.
/;イ:.:.!:.:!i::l.ヘ 、 ′ i乂 ノ'ノ.:ノ:ノ.:.j!:.l!::::.、:.、ヽ::!::::::::::::{::::::::::::::::::::::::::/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
 ̄`´ ̄ ,'".ノ.:.:.!:::!l::lヾミ、__).__ ヾ _ノ.イ:/.:.:.jl!:.i!:::::::.ヾ:.ミ=、:::::::::、:::::::::::::_/.:::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::
. .(⊆.、.イ彡'.:.:.ノノ.jノ:::、ヾヾ⌒ヾ、ー-、 ,.ィ´イ:::(::{:.:.{li!:.ゞ、::::::::ヾ::゙トヽ:::::::.ヽ.::/.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
: : .,...>:,ィ=彡::::(:::-=-ミ:::゛ヽ>――-、((´イ{:::::::ヾ=ヾミニ=ー=ミ}):ノ`リ ̄`¨> ,________,、_
: :  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ー=-、´ ̄`. . . _________. . . . . : : : : . . . .
: : : : : : : : : : : : : : . . : : : : . . : : : : .`ヽー-、 ̄ ̄ ̄`: : .、: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
………ステップを決める。これが私の心に舞い降りた、自身への行動指定。
意味が分からない。突っ込みどころが有り過ぎて、私は自分の頭の螺子がどこかに飛んだことを疑った。
魔貌と、劣らない美貌の持ち主。私と白野。それが二人並んで歩いている。
―――もう一度言おう。周囲の注意は、これでも無い位に惹きつけられて居るのだ。
……常識が有るのなら、この神託を無視して近くのゴミ捨て場に放棄してしまおう。
.
軽やかな音が響いた。
吐露するのなら、たった一つだけ。私には、常識なんてなかったのだ。
/ , l ,
_ ,:' ,/ | ;' ,イ
/〈 / ト、 ;' /ム―7
《 ゙、 !; | ` ー--:' //ニ7/
`;. |ー-‐'i | ;' /' ̄7/
:::... l| l` ̄´! l ;' //
::::l| ヽ-―',::.. ! ; /' __
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:::::::::::::::::::::::::::'、、 ヾこ二ゝ、 レレ //
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;::::::::|::::::|::从;;;;;;;;;;;;;;;;;从イ'´ }:l::::::::::|:::::::::::::::l::::|
;::::::::| ‐─- ,ィ斥芋ミ |::::::::/::|:::::::::::::::l::::|
;::::::::| ,ィf云ミ ´ ゙、:,し/| l::::::/::::|::::::::::::::::l::::| ―――………
. |从∧ ゙、しハ ゝ-‐' /::::/:::::/:::::::::::::::::|::::|
〉 ゝ-' /::::/:::::/::::::::::::::::::::|::::|
/::゙、 、 /::::/:::::/:::::::::::::::::::::::l::::|
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/::::::::::::.ヽ、 /:::/:::::/ |_::::::::::::::::::l::::|
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. /:::::::::::/:::::::::::::::::::::::r-/:::::::::::/ /  ̄ヽ:::::::::::l:::|
':::::::::::::i::::::::::::::::::::::__|/::::::::::./ r '´ ヽ:::::::::l::::|
/::::::::::::::ヽ::::::/ニ`V_./:::::::::::::/,|/ ヽ::::::l::::|
(:::::::::::::::::::::ヽ/三ニミ./::::::::::::/./ l / ヽ::::l::::|
/\::::::::::::::::::|三三ミ/::::::::::::/.〈 l ヽ|::::|
/:::::::::::\:::::::::::::|三ニ,/::::::::::::/ミ/ l ヽ:::|
/::::::::::::::::::::::\:::::::〈//./:::::::::::.///〉 l ヽ|
/:::::::::::::::::::::::::::::::::\:::|`'/:::::::::::/`⌒´ l ヽ
123:常識は投げ捨てるものではない…(戒め)
456:身体が疼く
789:―――ッターン
混沌としているなぁ(コンマを見ながら)
. - ─ - .
/ .
∠ノ{ 「 ` . \
. :(⌒ 入 _ ノ (⌒ヽ.\ ヽ
/ _ __ ーく\ ハ
l /´ . l i Y il 〈´ !く ` <⌒.Y i
i_〉i l \ { / ! ト、`/ ! _: ノ⌒ } i!
: l l l lハ`ト ヽ |イ \ :ヽ/\ メ 从 ふぇ!?
片l トf--! ヽ〒=┬!Y i! / i{
. \ / i.l 、| !::C j:::::Cl|:| /⌒ヽ |
< 彡:. イj. T `´ ` ̄´ ij ij ij 从
ム 从j i、 〃" "〃 i / / レ 人
厶 人八.ヽ、_(⌒ヽ u イ リ/ / !/\\
N  ̄厂´斗<jル: jK人
__ . <|⌒Y´ ̄{ Y.:: :\!
/´. :: : ::.%! 人 _斗人: :: :: :>-- .
【直後判定】
123:―――タターン
456:慎二「何やってんだ・・・お前達・・・」
789:参加者と遭遇
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:.、:::::::::::::::.\:.:.、:.:.:.ヽ:.:.:.:.、:.、::ヽヽ::/X:::i^、i'ヽ:、:::.:.:.:.:.ヾ!: : : : : : : : : : : : : : : : : : : /: : :
::::ヽ::::::::::::iWト、:.:.、:.:.:.ヾ::.、:::.ヽ:::゙レ'::i'〃l:}/ヾ. i:::::::::.:.:.:.:.∨: : : : : : : : : : : : : : : :./: : : : : 【自分でも言っていることの意味が分からない】
::::::::ヽ:::::::ゞ i:ト、:.、:.:.:.ヽ:::、::::iヾメ,イi':::::リ i:i::::::::::::.:.:.∨. : : : : : : : : : : .: :/: : : : : /
::::::::.:.゙iゞ´ l:l ヾ::、:.:.:.:、:::.:.:.l/}:lイリ`/′ l:ト:::::::::::::::.:.∨:. : : : : : : .: .:/: : : : : / ::
:::::::::::.:.i l:l ヽ:.i:.:.:.:.、::::.:| リ' ′ l| l:i:::::::::::::::::.∨.:. :. :. :. :./. : : : : /:: :: ::
:::::::::::::.:i l:l }:!、:.:.:.i::::::|′ __,.-- 、! |:l、:::::::::::::::::::ヽ:. :. :./. : : : : / .: :: :: ::
:::::::::::::::゙.、 l:l l:l .>::::l!::::| / ' ` <.:::::::::::::::/:`:ー': : : : : : .: :: :: :: :: :: ::
:::::::::::::::.:.:ヽ l:l l:イ〃!:!l:::,ゝ-' / ノ , `゙<: :. . . . .: :: :: :: ::____
:::::::::::::::::.:.、:\ l:! //::ij、リ:/ / / / ノ `<.ゝ‐ ¨ ̄
::::::::::::::::::::.:.ヽ:.イ´/'、::::::/ { / / / /
【直後判定】
12:わかめ
34:なんでさ
56:臥藤門司
78:葛木
9:キアラ
なんでさ
_ -===- 。 _ __
.: ´:::::::::::::::::::::::::::::::::`¨´::::::::::::`ヽ.
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::〃::::::::::0:::::::::::\ *
0 /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::{{:::::::::::::::::::::::::::::::::::.、 *
o /:::::::::::: /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::〃⌒Y::::::::: :. o
/:::::::::::: /:::::::::::::::::::::::::!:::::::::::::::::::::::乂 ノ::::::::::::::Y
◯:::::::::::::.′::::|::::::::::::::::::ト::::::::;ヘ::::::::::::::::::::::人:::::::: :! +
/:::0::::::::::!:::::::::i::::::::::|:::::::{//Y/∧:::::::::::::::::::::::::\::::| ○
* /:::::::::::::。:: |:!:::::::|:i:::::: ト:::::::\ ∨:::::::::: !:::::::::::::ヽ{
/:::::::::::::::::::: |:!::::: 圦::::::l \:::::\ ∨:::::::::|:::::::::::::::::::\
゚o /::::::::::::::::::::::::{从:::ハ \{ \:::::}. ∨::::: |:|:::::::::::::::(⌒ヽ
/:::::: !::::::::::::::::::| 斗芋ミ. \ )ノ ‐- Ⅴ::: !:!:::::::::::|:::: \ オーケーオーケー。
/::::::}:::!::::::::::::::::::K 戈::::ノゞ ヽ 斗芋ミ。.∨::|:l::::::::::::!:::::::::::\
/:::::::/:::|:::::::::::::: :爪 戈::::ノゞl\トト、\:::ヽ:::::::0:。\ ちょっと待って貰おうか。YEAH
/:::::イ::::::|::::::::::::::::::::::ゝ jl ) }::::::\:::::::\::::::::::::::\
◯ /:/ :l:::::::|::::::::::::{:::::: ∧ .:. 八_ノ::::::::::::\::::::丶::::::::::::::::ヽ.
{( i:::::::ト .::::::: ';:::::::::∧ ,乍::::::::::::::::::::::: \::::::\:::::::::::::::i
0 人:::::! ヽ::::::'.::::::::::::ヽ. ー_‐ イ::::::::::::|:::::::::::l:::::::::::\::::::::::::::::::: !
ヽ{ \: \:::::ヽ::\ 。イ::::|::::::::::: |:::::::::::i::::::::::::::: \.:::::::::::: |
r‐< ̄ ̄)\::::::::く ` ーr ´::::::::::: i:::::::::::::i\::::::lヽ.:::::::: i::::::}\::::::: !
* l \ く \::::::\ l\::::::::::: ト ::::::::::| \{ \::::|ヽリ 丶:: !
o ノ \\ ヾ⌒` ト。 |ヽ :::: i \::::| ヽ. )ノ }/
/ \\ 儿:.ト. \{ )j o イ
/⌒ヽ. .○\ . ! ! .\ ◯
/ \ o\\ ゚ *| | \
. / * \ \\ | | :. \ 〃⌒Y
. / o \ \\!:j i \____ 乂 ノ
. / \ \/ :| 寸圭圭ミx
/ \ / 寸圭圭}} *
. / \ .′ .' マ圭圭i|
/ ! \ ./ / }圭圭i|
. / _ .:| ヽ/ / : |圭圭i|
.. /´ `ヽ. .::| / / .: |圭圭i|
イイヽ ヘ
.i i i! i
,ィミ、 i ! i |
/ _\ ヾ .i .i
/ /\ヘ_ニ- 、 //_
___ .イ` -':::::::`::':::::`ヽ'::::::`ヽ
/:::::::::::, ,,丶:::::::::ヽ::::::::::Y
i:/i:/::∧i ¨T  ̄ヽ゛/:::::::::::}
`ヽi:|ヽ { }i::::::::::::::ヘ
イ:::::::i ヽ__ノ |:::::ヽ::::::ヽヽ- ,-.
/:/::::::'、 イi!::::i:::/::/゛/∨
, ―ヽiヽ:/リー,'` 彡ヽ.リヽ,'リ゛/::::/
i_ ‐_ ‐/ ̄__,, ', '/_ ヽ__ ヽ::/ヽーヽ
ヘ> ’ ≧=ヽ. i iニ∞ニ,´ヘi/`_ヽ\ \/
ヽ/ー/ヾ,.ii,ィ´=ァ V./
〈_ ii i!o °´‘,/
',`-/ー-',゛゛i
ヽ,′ ヽ/
【直後判定】
123:音が虚しく響き渡っていった……
456:???「―――ふふ。中々面白い方なのですね」???「……ほう」
78:―――これは高ランクのカリスマを利用しての釣り。この網に掛かった時点で、もう逃げられない。
9:おまけ付き
/^ンへ
(⌒/::::::::::::::::|
ヽヾェ、、,,...|、
ξ;;;`トェ___)
s;;;;τ __ゝ ~♪
sξ _ `j
ん,ヘヽ__| ̄
/:::/⌒`ヽ,,l,
|/::::::::::::::;:::::ヽ
/::::::::::::::/::::::::l
/:::::::::::::::/:::;;:::ヾ
/:::::::::::::::/::::::::::ノ ハ
(::::::::::::〈::::::::::ノ lヽ
/:::ヽ::::::::ヽ l:::::ヽ
〈::::::::::::ヽ::::::ヽ (:::::::ヽ
〈:::::::::::::ヽ::::::::ゝーj::::::::::ヽ
`へ:::::::::::::J川 〉:::::::::::::::ゝ
〈〈::::::::::::::::::::::::ヽr´
l::::::::::::::::::;:::::::::ヽ
l:::::::::::::::::::;:::::::::〉
l:::::::::::::::::::;::::::i
l::::::::::::::::::::::::l
l:::::::::::::::::::::::l
l:::::::::::::::::::::l
l::::::::::::::::::::l
l::::::::::::::::::j
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/::::::::::::;;;;/
/::::::::::::::::/::l
/:::::::::::::::/:::::::l
/ゝ:::::::::::/:::::::::::l
/+:::::::::::/ l::::::::::::l
/::::::::::::::/ l:::::::::::::l
> ,:::/ l:::::::::::::l
く::::ッ<l l、:::::::::::l
ヘ::::ゝ> ~|_ ̄ゝ、
ヾ、_゙っ (::::::ヘッ´ニェっ 【※イメージです】
 ̄ ` ̄  ̄ ̄
| ! : :! : :. :!
| i :! :! :! :! :!
| :i i! _ノ :! :i :! .: .:
| l ! l{ー彳´:! : l!ハヾーi|- _ l /! .:
| N ルリハ \{`ヽ :! : !l ! |l | `iー-- /
|. | ニニ二ニミ \{`} lリ |ハ八{ }/ | /
|: | ,〃 巨r‐沁 jハ,ハ! xくニ三ミx、И/
|: |`ヾミ _叱し汐 '゙ 仡し刎 }〉ノ'
|: | とニつ冖" ┴とニつ '゙| : おぉぉぉ…!
li :! | | i:
|l ! !////// ′ ////// | l!
|i i l | |l .:
|!i 从 八ハ , ′
i! ! ll. ヘ _ -――- _ / '/, , ′
!八ハ !\ 〈{ `ヽ ' '/, ,'
ハ l |: \ ゝ _ ノ /:| '/,
| ! i: \ ` こ゜´ /!:i:i:i:| //
| : lー- ._` - _ _ く |i:i:i:| _ ∠/ .:
| !:::::::::::::::::::::} `x __ -≦´ /ノ!__l彡≦- / .:
| |_::::::::::::::::::::|\_ ____//:::!:::::::::::::::::::/ ,'
| | ``ー- _ ::|:::::::`┐|┌:::´:::::/ ー―― / ∧ ,'
| { ̄`ー- _ :{::::::::::::| | |::::::::::/ く ̄ ̄ /, ´)人 ノ } ,′
|ハ八 八::::::::::::::::\\::::::| | |:::::::/ 人 \ /′:::::::::) / ノ'
jハ{:::::::::::::::::::::::::::\\| | |:// \ \:::::::::::::/ 【※イメージです】
\| /
軽快な歩調に合わせて、大衆の歓声が上がり腕が上下していく。
今私は、とってもノッていた。カリスマを何の気兼ねもせずに溢れ出させ、動きに合わせて祖国で流行っていた曲を口ずさむ。
―――愉しい。今まで見えていた、灰色の世界が喜悦という白に染められていく。
いつ点火するか不明だった、種火が業火となって燃え盛る。そして、私のステップのノリの後押しをするのだ。
「Ah~♪」
こうすれば、人は喜ぶ。こうすれば、私は更に軽快に、羽毛のように重さを感じれない動きを再現できる。
純粋な心のままに、私は従う。新たな扉が開かれ、夜明けが訪れる。新たな世界が、垣間見える―――。
【思考選択】
1:愚民どもよ、私に従え
2:イヤッッホォォォオオォオウ!国崎最高ー!!
【下3】
2
...::´ / ∨|! / 丶、 \
,..:' / .、 川 | ヽ ̄
ー=彡' .'、\\ `ヽ ! ハ ! .| }
. ,' .i.i.|. \\\ ! ト、 } ノ { ト、!
i 川 \\\} !ミミト、 // .. ! .}
| i , |.| .斗-┼ !ミミト、 >、 . i 人
| |.i i | ´ ,,,r=≠i| ト、ミY´`ヽ / Y´\ ゝ 皆、私のステップで大いに笑ってくれぃ!
! |リ リ .〃弋::::ソi | !i {、. リ ' / ,{ ヾ \___人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人 _/
| |fトミ " || リ r'./ i / 人 ト、 ≫ ≪
. ノ人川弋リ) .! i ,,イ / / / |/ ` ≫ イヤッホォォォゥ!できない子最高ー!! ≪
/´ .从ハ ヽ ヽ| ∧ ハ从 / ′ ≫ ≪
ヘ. ./ / / ∨ /⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒ \
ノ\  ̄ ´ /.-‐ "´ ̄ ̄ ̄ ̄}
i'' ̄ ̄`ミト.、 ..イ ´ | エブリバディセィ!
|三三>. ` <´ _ _ ..-‐≠三三三三三{
トニ三三ニ>..、 ` <三三三三三三ニ!
. ノト.、`ヽ三三三>..、 ` ー=≠ニニニニゝ---、
!/::::::::ト、 `゙<三三三三二二ニニニニニニニミ \
|',:::::::::i´ \ `<三三三三三三三三三三三ニミ、 \
|::V::::::!___..ノ>、____________`ヾ三三ミ、 \
|::::V/ /::::| /::::::| ∨::::::::::::::::::/::::/:::`ヽ.\三ニヽ \
,r=ヽ、 r';;;:;:;;:::;;;;;;;;;;;;ヽ、
j。 。゙L゙i rニ二`ヽ. Y",,..、ーt;;;;;;;;;;;)
r-=、 l≦ ノ6)_ l_,.、ヾ;r、゙t lヲ '・= )rテ-┴- 、
`゙ゝヽ、`ー! ノ::::::`ヽ、 L、゚゙ tノ`ゾ`ー ゙iー' ,r"彡彡三ミミ`ヽ. \___人__人__人__人__人__人_ _/
にー `ヾヽ'":::::::::::: ィ"^゙iフ _,,ノ , ゙tフ ゙ゞ''"´ ゙ifrミソヘ, ≫ ≪
,.、 `~iヽ、. `~`''"´ ゙t (,, ̄, frノ ゝ-‐,i ,,.,...、 ヾミく::::::l ≫ ラブアンピース! ≪
ゝヽ、__l::::ヽ`iー- '''"´゙i, ヽ ヽ,/ / lヲ ェ。、 〉:,r-、::リ ≫ ≪
W..,,」:::::::::,->ヽi''"´::::ノ-ゝ ヽ、_ノー‐テ-/ i / ,, 、 '"fっ)ノ::l /⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒ \
 ̄r==ミ__ィ'{-‐ニ二...,-ゝ、'″ /,/`ヽl : :`i- 、ヽ ,.:゙''" )'^`''ー- :、
lミ、 / f´ r''/'´ミ)ゝ^),ノ>''" ,:イ`i /i、ヺi .:" ,,. /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`゙
! ヾ .il l l;;;ト、つノ,ノ / /:ト-"ノ゙i ,,.:ィ'" /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; できない子最高ー!!
. l ハ. l l;;;;i _,,.:イ / / ,レ''";;;;`゙゙" ヽ_,,ノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
人 ヾニ゙i ヽ.l yt,;ヽ ゙v'′ ,:ィ" /;;;;;;;;;;;;;;r-'"´`i,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
r'"::::ゝ、_ノ ゙i_,/ l ヽ ゙':く´ _,,.〃_;;;;;;;;;;;;f´' ll;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
` ̄´ / l ヽ ヾ"/ `゙''ーハ. l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
/ l ゙t `' /^t;\ ,,.ゝ;;;;;;;;;;;;;;;i;;;;;;;;;;;;
【アライメントが混沌・善に傾きました】
,......-──‐-.....
,イ:./::::::::::::::::::::::::::::::::::.,
.:::,:::::l:::::::::::::::::::::::::',:::::::::::::,
,::::|::i::|::::i:i::::::i:i::::::i::|:::::|::::::::,
|::::|十|-从;;;;从リ十|:::::|::::::::|
|::::lヽ T::T:i:i:i::T::T :|:::::|::::::::| ……
|::::l::: └┘ └┘ l:::::|::::::::l
|::::l:人 、─, |:::::|:::::::::,
!::::l::::::> __─<:::l:::::!:::::::::)
,.:::::ハ:/ }ミ/r‐゙、ニ;{ .(:::::(:::::::::ミ=‐、
(::::::(:/ 〈;/ 7、ヽ〉 ):::::):::::::::::::::::)
〉:::::〉 / ̄/ ヽ ̄`〈::::〈:::::::::::::::::::`ヽ
123:先に学校へと逃げた
456:ノリノリ
789:できない子最高ー!!
むっ
| | ___
i | >.:´:::::::::::::::::::::::`:.<
| |/:::/::::::/:::::::::;:::::::::::::::\
, !::::/:::::::::/;:::::::::::/:::::::::::i::::::::::ヽ
i |:/:::::::::.;X:::::::::/ i:::::::::::|::::::::';::::',
', ';―-:/ ーヽ::::{ |::::::::ハ!/::::',::::',
', ';::::::::{ > ` `¨ー ´}__::::::}::::i
ハ ';:::::::i < `7:::メ、:::|
/:::::, ';::::::! _ /:::/ `
/::::::::',. ';:::::.、 { ソ }::/ イヤッホオオオオゥゥゥ!!!
,:::::::::::∧ ';::::::ヽ. `¨ .イ::ハ
/::::::::::/::::, ';:::::::::、 __ ...イ:::::::i::::, できない子最高ー!!
/::::::::::/:::::::', ';::::::::::',___ム:::!::::::::!:::::',
,.::::::::::::/::::::::∧ } ';::::::::::i } } |::::::::!::::::∨
/::::::::::;:::::::::::/::::', }::::::::::i='-< !:::::::|`ヽ::∨
/::::::::::/:::::::::/::::::::i i:::::::::::| ヽr--';:::::::, 、::ヽ
/::::::::::/::::::::::::;:::::::::::::. |:::::::::::! ヾ、 ヽ:::::ヽ ∨::\
/::::::::::/::::::::::::/::::::::::::::::. |::::::::::| }} \::::\ ∨:::::\
::::::::::/:::::::::::/:::::::::::::::::::::::.', j:::::::::::; !i ',::::::::', ∨:::::::ヽ
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::::::::::::::::::':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::} i/ リ ∧ }/ ∨:::::::::::::.,
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【以降、感情判定時補正+1 ただし特定の場面では働かない】
【場面転換の前に、おまけで直後歌唱力判定】
【できない子の歌唱力はボロボロ。余程素晴らしいステップなのだろう(思考放棄)】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄
あっ(察し)
通学路に、この学園の制服を着用している人間たちの集まりが出来ている。
受話器の向こうから聞こえた、住民の不可解な報告を耳にした。
何が有ったのか分からないまま、私は受話器を置いた。
f´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ `ヽ
| ……何か有りまして? |
ヽ__________ 乂_
__
二> 丶<―-z
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::`ヽ
イ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::_ゝ
,':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
И:::::::i{::,:::::::::::::、::::::::::::::::::::::::::::ト
{::::!.!|::|:i {::i:::::::}:::::::从仆:::::::::::リ
ル从!::|:! .!ル!::ィト、/_!_ソ:::::ル ああ、私達の生徒が何やら騒ぎを起こしているらしい。
fハ!「`エテぇムf´_^-‐゛├イr}
ト-‐'´П トー--イ´, j.ソ f´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ `ヽ
. \ | { ,' ./ | | まぁそれは本当ですか!?葛木先生!? |
ヽ,└´ /:. l ヽ__________________ 乂_
ト´ ̄ ̄`./::. l
| ト-‐-イ ,' ト、 そのようだ。確かに受話器の向こうから、多人数の声を拾った。
___,ィヘ _ム-―ー彳 .>ー--、_
,_イ ̄,∥ >=<_ /三三三三
r-―= ̄三ノ三∥ ,イlililiililil} //三三三三
/:i!三三三/三三∧ /{lililililili∧. / ./三三三三
|三i三三/三三=./ .V 'rーイ }/ /三三三三
|三i三=/三三三! /ililili! /三三三三
|三i三/三三三=| /ilililil,' ./三三三三
|三リ/三三三三:| /ilililil!l! /三三三三
|三i!二>-三三:| ./ilililililill! /三三三三
/ ̄ ̄ ̄ \
/ ',
/ '  ̄ ̄ ̄ ̄ , ',
/ l/  ̄ ̄ 、| l
′ |_ -‐- -‐- _| |
{ |ィ恣^ ^f恣 | | それはそれは……
{ |^^^^^ l ^^^^,| |
{ |', { /| | この学園の教師である私達には放置出来ませんね…。
{ |込、 ー‐ ,.i:i:l |
{ |i:i:个s。 ィi:i:i,′ | f´ ̄ ̄ ̄ `ヽ
{ |i:i:i:ノ vi/ { | ……… |
{ v / ヽ ヽ___ 乂_
人 \ / /\
く /\ __、_/__ ィヘ / ……どうかしましたか?
/⌒\/ / / | | | \ {_/⌒\
/ ≧s。 { | | |__ ィ ',
/ \  ̄ ̄/ ̄ ̄ } ,
, / / \ l
/ / {_ -――- _ } ',
. / {_ -――- __ノニニニニニニニニニニv ',
/ マニニニニニニニニニニニニニニニニニニ=‐ノ 〉
〈 }\ニニニニニニニニニニニニニニニニ=/⌒\___/
\_ /ニニ≧=―――――――‐=≦ニニニニニ{
マニニニニニニムニニニニニニニニニニニ/ニニニニニニ,'
マニニニニニニムニニニニニニニニ=‐/ニニニニニニ/
マニニニニニニムニニニニニニニニ/ニニニニニニ/
マニニニニニニム二ニニニニ=/ニニニニニニ/
だが、違和感に襲われることが度々あるのだ。彼女が、この学園の教師として居ることに対する強烈な拒絶とでも呼べば良いのか。
彼女は、ここに居る様な人間ではなく。そもそもどこに居ることも許されない、不可思議な直感。
その直感は果たして―――。
そこまで考えた所で、視界の先端に彼女の貌がズイッと浮かぶ。伸びた腕が、私の肩に触れようとする。
「―――葛木先生?」
そして私を案ずるかのような艶やかな声が響く。咄嗟に身を引き、その腕を回避すると無念そうな表情を彼女は浮かべた。
没していた思考が浮遊していく。
「何でもない」
……幾ら時が経とうとも、培われた戦闘経験が錆びたと言えど、一般人の接近程度は勘付ける。
だと言うのに、彼女は制空権に容易く踏み込むだけでなく、気付かれることなく肉体に触れようとする彼女は、何者なのだろうか。
間違いなく一般人ではない。修練を、かなり積んでいると見ても良い。
どことなく型の有る動きから独学でなく、何処かで心身を鍛えたのだろう。そして、それを隠して日常に溶け込んでいるのだろう。
私のように。
「騒ぎの有る場所へ向かう。殺生院先生も、続くように」
「ええ、分かりました」
太陽の如く輝かしい笑みを浮かべる女生。光のなかで時折見える、妖しげな点光は一体何なのだろうか。
少なくとも私には分からないようなものなのは、分かった。
/
――――HEY!HEY!HEY!
歌声が壊滅的とは、死んだ姉の言。彼女が言うには、聞けば精神が汚染されるとのこと。
優しかった姉が言うのだから、その表現でも控えめなのだろう。
……どれだけ、私の歌は酷いのだろう。考えると悲しい気持ちになる一方で、フラストレーションも溜まった。
私は、それを発散するべく激情的な歩調に切り替えた。
「うおおおおおお!!!!」
高まる歓声、天を突くように高々と上げられた数えきれない程の腕の数。
私と他者の心の空隙が、それだけで満たされていく。頬が、喜悦に歪んでいく。
たったこれだけで。そう、たったこれだけで。人々と、私は満たされていく。
異様で有り異端でも有ったが、それであらゆる負が流散するなら、それに越したことはない。
「そこまでだ」
日和と激情の間を行っている思考と歩調を、天雷を思わせるような低い声が遮った。
____ }
_____)⌒ヽ_」ヽ
⌒>: : : : : : : : : : : : :L..,,__
/: : : : : : : : : : : : : : : : : く
_彡 : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :`ヽ
⌒/: : /: : : : : : : : : : : : : : : : : : :ト (
. {: : /: : }: : : }: :}:.:.|: : : : : : : : : } \
} /:{: :|: | :/{: ∧: |: : __: : : : : ::}
}/}/{: :l 从L,rッく川|:/,j ハ: : : :/} ……この騒ぎ、何事だ。
′{' 乂ト ,, `¨’ {{ {ノ: : :/.リ
| ,;: 「{ : {
L. __ /:{\:{__
`ヽ ` /_=ニ_-_-_-∧
}__ /_=_,,..-‐==ニTニ==ミ
/⌒_ー=ミ_ /=ニ_-_-_-_-_-_-{-_-_-_-ト
_-< ⌒ヽ ̄ { _=ニ_-_-_-_-_-_-_-_-_-ノ_-_-_-_ }_-_=_
-_-_-_ヽ i _,,..L_=ニ_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_{_-_-_-_-_}-_-_-_ニ=_
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-_-_-_-」_/_-_-_-_-_-_-_\_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-}_-_-_-_-_-_-_-_-_-/_ }
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_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_}_-_-_-_-_-_-_-_-_}-_-_-_-_-_-./-_-_-_-_-{
_-_-_-_-_-_-ニ==‐- ..,,_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_ ∧-_-_-_-_/∧
-_-_-_-_-二ニ== ⌒「-_`ヽ_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_./ V/-_-_-_/∧
==  ̄ |_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_ /. V/-_-_-_/∧
l!,l::! V::! ヘ:! ヘ:::::::! キ:::::::::!V:::ヘ:::::::::l::::::::::l::::::::::::::::::l::::::::
, ィl l::! ';::! ':! ヘ::::! キ::!;:::::!∨:::∨:::::!:::::::::!::::::::::::::::::!:::::::
r'" .';! ';:! ';! ヘ::! ';::'ヘ:::! ∨:::∨:::!:::::::::!::::::::::::::::::!:::::::
ヽ.... l! .'; ;l ヘ:! ';:!ヘ::! .∨:::V:::!:::::::::!::::::::::::::::::!:::::::
ヽ::::. l l ! ヽ ';! ヘ! ∨:::::::l:::::::::l::::::::::::::::::l::::::::
ヽ::::.. ∨:::::!::::::::l::::::::::::::::::l::::::::
j::::::... Y::::!::::::::!:::::::::::l::::::!:::::::
ノ:::::::::: !:::!::::::::!:::::::::::l::::::l:::::::
r'::::::: l::::!:::::::l::::::::::::l::::::l::::::: ニタァ
ヽ::::::.. !:::!::::::l::::::::::::l:::::::l::::::
`j:ヽ、::::.. !:::!:::::l:::::::::::::!::::::l::::::
,/ .:ヽ_`''-、:. l:::l:::::j::::::::::::j:::::::l::::::
!、.::::: `''ー- ヽ,, l:::l:::::l::::::::::::l::::::::!::::::
ヽ::ヽ:::... ` l:::!::::!::::::::::::j:::::::j:::::::
j!:::::::::::: l::l::::j:::::::::::::j:::::::l:::::::
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''" ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`''~、
// ヾY 、
/.::::j _ l: ! \
l :::/ ミl: l 、
l :; ____ l: l i
l lx'"~ ̄  ̄ l: l l l
l l _____ l: l l l
|lr'" ̄ ___ ̄l: }
i l'" ̄ _,,,,二二l:_ l そうですよ、皆さん。
|Y汽芹ミヽ " ̄{茫リ j'" l
:l ゙'''".:::} l: j ご近所の方から通報が有る程だったのですから。
ノ :l、 .::〈 l: {
/ :l::、 _ l: l::ヘ 盛んな年頃、というのは心得て居ますが、どうか諌めるように…
{ :l::::\ ` ''''" /リ. l l::::ヘ
ノ :l:::::::::::::... ィ / / j::: l l:::::∧
/ :l:::::::::::::::: ̄::} / ;:::: j::::::::::::〉
{ l l V:::::::::::::;;;;ノ / /::::: .:::::::::/
/い l V  ̄ / /:::::/ .::::::::/^l
/ 癶 、 V / ..::::/ ...::::/ ..::::::/l }
{ / へ ∨/ .....:::::/...::::::/....:::彡f }/
/\/ /`~- Y_ _ _ ,,,,,, r‐冖l | / ヽ
厂_ >< / / / } | } j /\ 、
/''" `''ーL_/__/_ j_ j__ 斗-冖'"l ヽ }
駆けつけて来たのは、二年A組の葛木と今年の養護教諭を務めることになった殺生院だ。
葛木は、堅物のためか余り良い印象は持っていない。その機転の利かない性格は、間違いなく人生を損してると思う。
愉しいことを、自然に愉しめない。笑う場面でも、決して笑わない。
つまらない。この一言に尽きる。
対して殺生院は、感情の発露が正直…な気がする。
着任して、まだ間もないのでその程度しか分からないが、彼女の分かりやすさからして、何となく気が合うかもしれない。
i} へ / / --イ 彡_,,. -‐''"´
∨/ _,,. -‐''"´ノ
_,,. _ イト
ノ- ゝ ヾ丶∨ /⌒ヽ //彡彡彡彡
イ \ ゞ\ ミヘ //彡彡彡彡彡
,イ \ \ ミミヘ //彡彡彡彡彡彡
/ ミ < \ ト 彡ヘミミ l //彡彡彡彡彡 _,,. -
彡ニ ミ /∥/iミミ彡イ//彡彡彡彡/ /
// ミ l / / /l l≦ヘ 彡彡彡彡彡 / /
ノ ハ \ メ ヽ ト ゝ ノ/ ll ll .ll 7彡彡彡彡/ /
l 人 \ ヽ i ゝ ゝ ゝ ゝ //彡 ll ll _ll /l彡彡彡 / / (…なんて説明しよう)
`, ソ ハ トヽ≧==ヾ ヽ l // 彡彡 ll llソ ゝ彡彡彡/ /
l ヽ ヽヽl ヽi 弋5乂 j / /ヽヽ 彡彡 ll_ll 彡彡彡彡 / /
ノ ゝ ハト.ルl ` ' i l // /三ヽヽ彡彡  ̄彡彡彡彡/ /
ヽハl ! __ i ノノ /三三 ヽヽ彡彡彡彡彡 / /
_,,`-‐''"´ ` ノ 三三三三三ヽヽ彡彡彡//
/  ̄ `y' / 三三三三三三三三三//;;;-::::_
/ /  ̄. <==========//::;;;:::::::::::::ゝ
- __x ̄`-Y三三三三三三三三≡//::/::::::::::::::::::l
l :::::::::::/ /:::7三三// ---x ̄ /::::::/::::::::::::::::::::::::l
.l ::::::: ̄::::/ゝ三ノ ノ:::::::::::::::::::::::::::::::://::::::::::::::::::::::::::::l
l / ::::/:::::::::::::j/\/:::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::l
__l ::/::::::::::::::::l __/\:::::::::::::::::::::::::::l::::::::::::::::::::::::::::::::l
/l三三 l /\:::::::::::::/j: : : : : :\:::::::::::::::::::::::l:::::::::::::::::::::::::::::::l
/ l三三lヽx__ _彡三;;ヽ:::::/ j: : : : : : : : }::::::::::::::::::::l::::::::::::::::::::::::::::::l
説明はここまでに、この場を乗り越えるものは…
【安価指定 下2~4】
___
_,,. -‐''"-- ´ /x ニ=-- 、
ヽ _,,. -‐''"´ ヽ《// -==x
ヽミ-- _/__/  ̄ヽ从 / __ \
>ーー ミミz ヘ ヽ ヽヽ
,. -‐''"´ ヘ /  ̄へ ``i il ヽ ヽ iヘヘ
/ ノ \// l ! i l
/ _x==イ / // j ヽリ ll
、_//// /// l ヽ ニニ=x ヽ i
,イ i/=//{ /i ヘ i i i i i ノヽ iノ
/ / ハ イ斥f:zi / ̄/ニi __l/ l l / ヽl l i
l l l li弋込:ハ i ィ ァz=tl / l l - 、 l l l えぇと…
ll .トハ ;::: ヽ'' 込示イ`// / /i / ハ ノ
ヽkィ.! ` / /ィ ハ /ノ< ノ i/
` =ニ ヘ `= __, -'- ''' ,イ // l;l---Y/ (―――気が付けば、大分人が釣れた)
l_x...-`==...-.____,_,X-‐.//l;ll;;lヘ lヽ
k::::::::::::::::::::::::::::: Y -- l /l;;/;/ ヘ ソ__ (ううん、集まってくれた)
入:::::::::i:::::::::::::::::::: `--' ヘ:::::\
i ::::::::::::::::::::::::::::::: /;;;;/ ヘ--:::::ゝ (霞―――)
/:::l ゝ::::::::::::::::::::::::::::::::へ/;;;;/ ヘ___):::::::\
l ;;;;;t ゝミミ:::::::::::::::::::::::: \/-  ̄ =-ミ :::::::/
/  ̄ ヘミミ ヘミ:::::::::,,. -''"´ へ :::/
l::::::::::::::l -- --' ...............:::::::::::::_:::::::::::::::::::ミ ヘ
y::::::::::::::::::ゝ- __:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヘlヘl
/::::::::::::::::::::::::::::::><::::::::::::::::_,,. -‐''"´;;;;;;;;;;x:::::::::::\
/::''"´ _,,. -‐''"´^^ヘ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ll l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i ::::ヘ::::::::::::
/_,,. -‐;;;;;´-': : : : : : : : :ヘ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;lll;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i ::ヘ::::::::
/ k;;;;;;;;i: : : : : : : : : : : :ヘ;;;;;;;;;;;;;;;;kl/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;∧ ::::::::
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
_ ,,,... ...,,,_
>''"´ `ヽ、,.-‐-、 /\
/ /l λ ヾ/二二ヽ
/ /, / :!.,'::! l i ‘,二二二∨
, ':/ / / , ' / / ,',' ::l .l ! ‘∠,二ノ
/ / / /``>、// / // __l斗 l l二丶
/ / ,' //:l ///``'/./フ7 ̄ l ノ! l l二二丶
l l l/ l/,,,;ニ=;;-////ァ=ニ::,l/ll :! 从!二二/ (できない子最高^~!)
l l l! /´r':::心/ノ,/ r':::心 ヾ! 从l|\\/
l l l {. 弋;;;ソ 弋;;;ソ l/f冫l| ヽ f´ ̄ ̄ ̄ `ヽ
l || ;::::"´::::::::::::'::::::::::``::::::::ノ 乂 i |二ヽ | (…霞?) |
l i .|| :::::::::::::/´ヽ;::::::::::::::::/\.:.:.:l |二二∨ ヽ___ 乂_
| ,||ヽ、 { ⌒ } ////\! | ̄ ̄
| 人 ||.:.:.:> 、 ヽ=‐′..ィ'"//////\!___ (…はっ!?い、いえ何でも…じゃなくて何でしょうかできない子さん!)
___./// i l ┌┴‐≧≦‐┴┐//////////// /
\//////// .ヾ! `二ニ|ニ二´ /′/////./i
f´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ `ヽ
| (サーヴァントの気配は?) |
ヽ__________ 乂_
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
(えぇと、少々お待ちください)
【直後判定】
1234:…一つ捕捉しました
56789:2つ捕捉!
__
_ , ´ ::::::::::: `ヽ
. 〈 \,:′ ::::::::::::::::::::: ヘ
〈_/::::::::::::::::::::::::::::::: : `、
. /i::::::::::::::::::::::::::::::::::: トハ (―――二つ捕捉しました)
/. i:::::::::::::::::::::::::::::::: : |イ/}ノ
. i_/'|::::::::::::::::::::::::::::::::::::|/ /
|::::::::::::::::::::::::::::::::::::|{___ (一つ目、できない子さんの踊りを第一に遮った男性)
|::::::::::::::::::::::::::::::::::::|'//,/
|:::::::::::::::::::::::::::::::: : }/,/ (二つ目、集団を諭している女性)
_,.ィ:::::::::::::::::::::::::::::::::: 爪____,.
「'///,|:::::::::::::::::::::::::::::::::: 「,'///,',^1
|/,\..|::::::::::::::::::::::::::::::::::::|'/,/ //| (……私に察知出来たのですから、
|'///,'|::::::::::::::::::::::::::::::::::::|//////,| 恐らく相手側にも同じように私の存在をキャッチされたと読んでください)
|'///,'|::::::::::::::::::::::::::::::::::::|// 7ヽ',{
レ///|::::::::::::::::::::::::::::::::::::|i ////,V
|'/,'\|::::::::::::::::::::::::::::::::::::|l '////,|
〈`:.ーミ|::::::::::::::::::::::::::::::::::::|レィ'///,|
__
/ /⌒ ___
____( (___⌒\ノ__
{______) ̄\/ ̄ ̄\ < ̄`
⌒ヽ __ ⌒ヾ::...::/ ̄\:. 。
_/ ̄:. .. .:⌒V⌒ヽ \:. \
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ミメ、:.. \:. \\
 ̄ . \\
\/ :: |:. |⌒
/ |:. |:. |
| ゚。 |:. |::. \ 人
/ | 。 | Λ:. | |\ \
. /⌒/ | | :| |_ノ |: / V. 八 \⌒ (オーケー)
/ :| |\ 斗 | l l レ'⌒ ノ }::。 \ \
イ|_ / ̄\ Μ .| l | | | /⌒ } . Λ::。 ヽ. \ \⌒
/l| / 从ハ:./ 斗r七さア 乂| l Ν__) / / /{ |::| } |\ \__ノ|
|∧l|′ ,斌 ´ 辷シ |/ / イ / {::{ |::| /| | \_ノ
| 从. _ツ И/ 仄::.:. /! {::{ |::| | | /
\Λ V::.:.::彡イ::! |└┘} | |′
〈:八 V⌒ヽ |::| 「:「 ̄\|
- ‐ {'⌒ |::| |::| )|
Λ _ -ー  ̄ ̄ ̄\. |::|
Λ _ -‐ __-=ニ三三ニ-_ \
_ -‐ __-=ニ三三三三三三三ニニ-_\
. _ -‐ __-=三三三三三三三三三三三三三三ニ、}
ヽ.-=三三三三三三三三三三三三三三三三三三/
ヽ三三三三三三三=‐ ̄ ̄ ̄____ `ヾ三ニ{
. /三三三=‐ ̄__-‐=ニ三-_`ヾ=ニニ‐_ \ニ!
/‐ ̄_ -=ニ三三三三三三三ニヽ ヾ三三ミヽ ソ
十分過ぎる戦果だ。後は、この場を潜り抜ければ良いだけ。そして、その後にどう動くべきか考えよう。
この場を潜り抜けるに当たって、幾らか虚実を綯い交ぜて行く。そして、幾らか芝居が掛かっている位に大胆に行こう。
/l
ノi _/.f_、
_Y´ ̄メ´ i `ヽ
7 f . 丶i ゝ/
,.f-‐ ア丁 ̄`丶 V
/ \ ∧
/ ./ V l
./ / i::V N!
j { i:::| <
./ |::l/i ル
| .! i ! .|::i i /
|;ハ ハ { ハ ! .iイ:| リ ―――わ、たしの、美貌が悪いんです。
|! ' | ヽ // ヽ| ./ |:.|
| ハヽ , ,ヽ{ , , , .イ:.:/ 人:ーへ
{:ヽ!:.:丶. r_っ //|:.///::::`¨¨´|
l::::ヽル| 「二二イ |'.//:::::::::::::::::|
l::::::::\ ,r=≠へ/ //::::::::::::::::::::|
.|::::::::::::/ <}ア ヽ//:::::::::::::::::: |
合間合間に、鼻を啜る音を挟ませる。そうすることで、緊迫感を増させる。
騒ぎはたったそれだけで収まり、誰かの唾を飲み込む音が聞こえる。
「私の美貌で…人の注意が集まって…」
葛木も殺生院キアラも、固唾を呑んで私を見守りながら、静かに続く言葉を聞いている。
ステップダンスが無くとも、場の流れがこうして私に形成されていく。
高ランクのカリスマを、聖処女の美貌を引き継ぐ、私を侮っては行けない。
集団を操る術は、心得て居るのだから。
「嬉しくて…それで、皆で小躍りしたんです…。そしたら思いの外、大きな騒ぎになって…」
そう言うと、ゆっくりと頷いた殺生院が私の近くに寄ってくる。そして、私の目線に合わせるように身を屈ませた。
「…そうだったんですね。分かりました」
頭をゆっくりと撫でる殺生院キアラ。不快ではなく、暖かみを感じて私は目を細めた。
溺れるような感覚が奔り―――首を振ることでそれらを振り払う。
今のは何だったのだろう。酷くきにかかったが思索する暇はなかったので、切り捨てた。
まあ良い。イレギュラーは有ったが最後に、チェックメイトとなる言葉を継ごう。
悪意を以ての行動ではないと、告げればもう終わりだ―――
「反省はしてるんです―――」
そこまで言った所で、電流が走る。思考の裏に過る誰かの貌。
その貌は―――
1:殺生院キアラだった
2:ジャンヌ・ダルクだった
3:姉だった
【下3】
-=ニ.¨¨¨゙ ヽ 〃/ ∠,. --、
,ゝ、 `′ `ー、
ノ ‘,
_ _ / ,、 、 ヾ=-' _,
`ー- ァ=" ト、 〃ハ \ \_二ニイ
/ i .ト、∨,'/'∧ i、ヽ ゙。
イ l :|壬三ニ≧ソ¨`ヾ. 、 ヾ=-'
/ / 人:! )'`ーヾ.\
/, .,′ / ヽ ´ \ミニ=-
ー=ニ.イ ,' i ,′ 、 \
! { .|.{ , / i `ヽ
ノ .} ハ ハl ,' ./ .,′ } 、 ゚ 、
〃 ノ' ヘ:{ ヽ. ,′ ,′ { i ハ ゙、 ヾ .
ノイ ´ {ヽ ,' { / ! ,ム=}=リ-i、 ゚, i、゙,
/´ .{ i ! ,゚ _ ,ィ=/=!‐- , イ .,'__ハト. ! i :!ヾi
ヾj! , ∧ ,ィ" ハ!_ !_ ,ィ 〃 ノノィチらミlハ :} l ; リ
} ,{ ,' ∨, l { ,ィテ芸ミ/ !' /´ (__¨リ ″リ ノ;j! /j! ′
// l ハ ∨,! i、!《 {__¨リ′ノ´ `¨´ ゙ ' }'Ⅵ/i ! ――――………
. /´ ゚.! ,} ,、 }∧ヾ 、ヾ、"`¨´ ノイ/ノ'/
. / 乂〃 //∧ヾ.ミ、ヽ ,{ _ノ , 〃
, / //∧ヾ/ヽニ、 _ _ィニ二.イ/、
__ .イ /// ∨'´¨,イ/ヽ. ー’´ /イ///,'ヽ
∠'// .//〉、//> ´ ヘ////////゚,
`′ ////! \////> - イ7 ∨///////}
//////{ ヽ〃//CV/O、 ハ///////,i
.<//////∧ `ー - 二 ̄ ̄ ´ / V//////|
////////////∧ ` ー _ノ \////∧
___ ,, ┴─‐┘!ーヽ
:::;:へ:\ <_〃 ̄ヽノ l |
:::! |:::| _,,|__ ー-、l !
:::| ヽ:\ ,, -‐''´ .:: ̄`ヽ/,へ_
::::!  ̄ /:::: ..:::::::::::::ヽ、〉 r \
ヽ::\ / :: ; .. __ _/ノソ_へ/
\::\ /〈 .::i::::::: :::...... ∠イ'ー-、l_ノ、 \
\::\ ! ヽ: ::::/: :::;、 r‐、ノ`ヽ ヽ\ \ ヽ ―――………
ヽ:::\ 〈<二ゝ::、∠´ノ〈 ! | ∧ト、_ノ l !r, !`ヽ〉
゙ヽ::\ ,ゞ二ニ、-‐个ー'/ノ_l〈 lノ_,j! ノハj ノ __
`ヾ! |ヽヽ{_ノヽ__j,,ン `l〉  ̄ l l r‐、辷〃 ヾヽ
\ゝ\ \_'┴''、 __`∠_ノ<_// l ::|
─- 、 _ ノ ノ l ゙ー、/ ̄ ̄>イ /┴‐-〈_//// :::!
`ヽ_ く 〈ハヾ/ .:´ 〉ニ〈 \  ̄ 〉_ノ_,,,_
\_))、ヽ!、 :::::. .:〈_ノ ゙̄ノ -‐..''  ̄ ̄ _....... \ __
\ ̄lノ\`''ー /ヽ/::::: ::::::::::::::::::::: ̄ ̄ ̄..::::::::::`ヽ、
`l〈 \_//::::.:: :::: : `ヽ::. :::::::::::: \
___〈 ! / /::::::::: ; `ヽ::::\:::::.. ::
/ -‐  ̄ `ヾ、_,,ノュl´ :::: :! . :. `ー、ヽ_::::::..
< __/ ( fl/ : . .::l :. :::::::::.  ̄`ヽ:::::...
`ヽr-、 ̄ / <´/.::: .:,'. .: . :::`ヽ::. _ -─ ニゝ、:::::..,
/ / 〈 .::: ./ :!:::: l :::. ::::::i:::/‐'' ̄:ヽ ::: ̄::
/ / l : ::: .:::/ .:l:::: ! ::::::. `. ̄: :. ‐-`ヽ::. .::
/__ | :::::::::.. .:::::/ .:::l:: .:l .::::::::. .: ::::::: / ̄`ー''´`\
/ ヾ=‐、 l| ::::..::::::::::/ .:: ::l:. .:::! .::::::::::. .:::_::ノ:l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
// ̄ヽ \ヽ / \ヽ_/.::::::::::l::. .::::;' .、_r‐''_二-‐┘:::\;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
〃 〉 l | / \:/.:::::::::::::l:::. .::::::// ̄ ̄、::::::::.. \::::ノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
\ !l/ /.:::::::::::::::l:::::::::::/ : :::: -‐-、::::::::: :. !/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
∨ < ̄ -、::::::l:::::::::/ .:: /;;;;;;;;;;;;ノ:::::::: : /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
ハトノア・フレサンジュ。かつて、魔術師に殺された私のたった一人の姉の貌が浮かんだ。
何故?どうして?募る疑問に答えはない。ただ、一方的に何よりも優しかった姉の情景を叩き付けられた。
「嘘は駄目。そう、教えたでしょう?」
なんて、こと。その思い出はただ浮かぶだけに留まらず、私にかつての口調で叱る。
耐えられる筈がなかった。眼孔の奥でバチリと光が放たれ、涙腺を決壊させた。
―――景色が切り替わる。
,,___
__{ \__
. / | ⌒\
Y/ \ ___,
ノ ]ニ====- 〈⌒¨´
. / / ミト
. / / `ヽ
. /イ / `、
ノ ,′ |
. / , xヘ _ }: } i
. /イ ′ / 、 ヽ }) | /|..,,_/ |
| { |__,/ f__// { j/ , / ; ……でも後悔は、してないんです!
| | /:.「 / ,ノ__,〃⌒フ とつ |i
| | /: : { / /' / O } /i 八 ごめんなさい…!ごめんなさい…!ごめんなさい…!
{ ./ : : :{ -- :/‘ /_/ /.、 o/ |/
| /: : : : :\ / o.r '" } 。八|
| ' : : : : : : : :\_ノ。∨ ,ノ/___
,/: : : : : : : : : : : イ . _,. -‐ '" -‐=====}
..: : : : : : : : : : : : : :ノ.....ニ=- -=ニ三三三ニ=≧=-
..: : : : : : : : : : : /'゙三三三三三ニ=zzzz=ニ三三三三>
..: : : : : : : : : /...\ニ三三三三三三三三三三三//}
..: : : : : : : /゙: : :.\\=三三三三三三三三三/ ,'ニ}
..: : : : :./...| : : : : : \__________,,.ノ三}
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血筋の大本である、サークレットを被ったブロンドの女性。
そして心のヴェールを、容易く破り去る罪深き尼。
―――彼女の過去を隆起させたのは、朝に邂逅した聖処女。
それは刺激となって、心の壁を僅かに弱め、触れやすくさせた。
―――彼女の過去を想起させたのは、直接肌に触れた尼。
隆起された心を、一瞬の時の中で自身が持つ術で露わにさせた。
それが、彼女の涙の原因。重なった因果が齎した涙という雫。
死んでいった家族の暖かみ、そして戻らない冷たさを思い出してただ泣いた。
……真実をいうので有れば。彼女の心の中に視えた姉は、何も言葉を発する訳がなかった。
キアラはただ、浮上していた心を少しだけ解れさせただけなのだ。
その解れた先に、真っ先に有ったのが少女の姉の姿。それは、言葉を繋ぐ少女の脳裏を過った。
そこで終わり。終わる筈だった。だが、少女の強い渇望が、幻ながらも浮上した姉に言葉を紡がせた。
言うなれば、とても小さな奇跡だった。
外から見るとマジ泣きしながら「私の美しさが悪い、反省しているが後悔はしていない」って
傲慢レベルぶっちぎり天元突破ちゃんになるよな
> ´ ̄ ̄` <
, ィ ´ `ヽ。
/ i
, |
i |
| l
. ! l
! l
i ! ……保健室に行きましょうか。
! i
/ !
. / `,
/ ゝ、
. / /
. `, /
ハ /.ハヘ
冫ト >',¨ i.ノ
. / /ゝ 、 _>´i 冫< `ッ
.. i入i / >--<─、─ 、ー. ̄.i ! >< `ヽ、
j `><ィ、 ! i__!_i-‐‐ < ヽ
... / ::. ` ̄ ..:::' .::: ィ
/ ::.. .::: イニ}
/ .::::::: , . ィ チ枡三ニリ
` ̄¨¨!三三三三三三三三三三三i三三三三三三三ノ
,f´ ̄ `ー- 、
,r ―-- 、 _{{ ,;;;_/ヘ、 ` ー-、
,. --' ヽミミミ;;ヘ、 \)
/ ,./ .「 ゾミj::::::} ( ヽ
/..:/ | ヘ } ヽ、!. ` `ー-、
ノ.イ | ..| . |. / .:}::i:.. \ )
ー'´ /..::l ヽ | | / /.::|:. \ \
/.,ィ. | ヽ | . |:/ ./..:::{::. \ !` .)
//|.::{.:ヽ、 l l | / ..::::::`、 } | !
,ノ'´ | { .::i、 ヽ.ヽヽ .:: .:::/|!l\. : \ .ヽl.| ………
. /..:ヽ .:|\ r、 、 .::ヽヽ .: ..:::. .::// i::::::} .:: \ }ヽ
/..::::::::r-' ヽ \ヽ .:::::V.::: .:::::::. / .::::リ:::/ ::. i、 :!ソ
/.:// } ` ヽi\ .l..|::: / .::::/:i/ ::::.. y.}..:::}
./.:/ /. ヽ 、 ; .リ} \ i l..|::: ..:::::/ ..:::/.::' .:::::ヽ ..:/ i:::/
{.:/ ! .|;ハ ` 。 / ..:::}//l..|...:::/..:::::/{::::.. ..::::::∧:/ .l/
`{ { ヽ___ / .:::::/:::i i.::::::::::::;/ \::::::::::::::{ i!. {
_> .;;;;;;/'---リ--wy´、__. \ト、:::!. '
.r ´ ̄ ̄ ̄)'、__:::::::::::::::{:::::::`ヽ::::\ .} ソ
_,.-|三三=-_ `ヽ二二二=-、::\::t-――-、
,. --'}´ ̄ミ三三三三ミニ-__ ..:::::::::::::::::::::::::..\;}:::::::::::::::::.. \ ...
.:::\  ̄-二三三三三三三三ミ、:::::::::ー――――‐…¨
1:大丈夫です
2:…お願いします
【下3】
r―==二 ̄`ヽ
>‐-_'´ u V:::::|
r―-―== 、 , ' r-- 、 }:::::|
アー-'^⌒}:::::! ( ' } 「r、:::|
/ u 〉:::| > i} リ |ヒ}}: |
ヽ ==ヘ /-、::! _ __ / ー-u' |ン::: |
_ rァ__ / i }} |ヒ}!::| > ^´ ヽ ∠__r=_`-イ丁ヽ.|ヽ:::::|
>::::^':::::::::'. / =u彡 |ン::::| イ/⌒く | 、---ヾエヱ二」 ! \|r
そ:/ヽ:::::_::! `1工エエハ ./\:: 「`ヽ .> i う ヒ}l <r 、V^ー ´`ー '_| //
ハ。=Y{.)| _}-r‐:// ヽ\リ <_r-┬!ト、|_ ∠≦リ::} , イ //.....
<.`_^、/く:| Lー-イ/ //:.:.:.\ f=' j | ヽー-<j /イ \//..........
〉-- / /\ (_,イ /:.:./:.: |`Y´|\イ-、 l | /`ヽ#\ /...................
ヽ__// \ ( \:.:.:.| | |:.::__| | K´ l \#Y=―- 、.........
\ }-― 、 \r── `'┴┴r!(___ _ア´ ̄`ヽ{ }/.................ヽ....
:.:.:.\/ } }`ー―― 、 、‐':.:.:.:.:.} , <`ヽ '._/ /............................
:.:.:.:.:.:V __/ :.Y´ ̄ ̄ ̄ >:.:/:./ /\ } } ◯./..◯...................../
:.:.:.:.:.:.:Vノ.  ̄`Y:.:.| ( ̄ ̄ ̄ ̄:.:/:.:/ .|:.:.:.:.> / / .}............................/
:.:.:.:.:.:.:.:.:.'. ヽ_VL イ:.:.:.:.: ̄「 ̄「 ̄:.:.:.ヽ:.:.:.:.:./ |:.\/ j--―..´........../
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.V"´ ヽー--}ヽ \:.:.:.:.:.:.\/ j:.:.:.:\/........................./
……最悪だった。
本来で有れば、反省をしてるで終わる筈だった言葉が、どういう訳か「後悔はしていない」が付け足されたのだ。
しかもこれ以上ないほどに取り乱しながら。私は、急に過った姉を呪った。これでは痛い子を超えて、関わっては行けない子になる。
弁明の時は、間違いなく必要。このまま何もせずに、殺生院キアラに連行されれば私の今後の学園ライフはデッドエンドだ。
f´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ `ヽ
| 大丈夫です。いや、本当。 |
ヽ__________ 乂_
イ´/ ̄イ-
{、 | {/ _―二ア、
ゝ \´__ ´ >、
, イ´  ̄  ̄ ヽ、"´ \
/´`/、 _ /´ ̄`ヽ 、 ,
/ / ` ヽ ',
,' / ヽ } }
i / / ヽ ', } .l |
|' _i 斗-‐=/、.i 斗-‐=| 、 リ , }
| ´ } | /、_ { | }. | ` / / リ
| :| ゞ‐-r、_ヽハ }_z-r=ァ , { ト ……ええ、先ずは皆さん急に取り乱してごめんなさい。
, .| { | ら云ド ヽ /ら云} " ハ、ハ {
ヽ ! 、ヾ 弋-ソ `"弋‐ソ / イ } ヽ |ヽ
ヾ ゝ \_ , //} ノ ヽ ヽ l
, ヽ ̄ 人 ヽミ
,.-―', i\ -- イ -――--、ヽ、
!_ ゝ、l ̄ ̄¬ー-=ニ二-====ミ、
/三三≧=-__  ̄ー=三三三三ミ、
/三三三三三三三≧=-__  ̄ー=ミ、
/ ̄ー=ニ三三三三三三三三≧=-__ \
. / ̄¬ 、  ̄ーニ三三三三三三三三三三三三≧=ヽ
/ _ __ー 、  ̄ー=三三三三三三三三三三ミ゙、
{/  ̄ ‐- _  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ _ヽ
人の心に直接作用する、カリスマも遺憾なく発揮する。そして、言葉の重みを増させる。
元より集まっていた注目は更に集まり、心の中には私の言葉が緩やかに浸透していることだろう。
/ / 从 \ゝ
/ i |:::: ヽ ゝ, ヽ
. ′ ' ハ ヾ::: |\ ハ | ヾ;. |::::: ヽ |
| | │. / \. ヾ | ! / !. ! | i::: :ト.:::: ∨
| | │ハ.| _ _、 | ,.x }/─ トl . / i::::/:::∨ヽ::::::: /
|ハ V. イ´ `ミ、.l ,x=≠ミ.z// ,/ V::::::::::: ::::(::::::!| この通り、私は大丈夫です。
l! ゝ. l,x=ミ、 ` イ/ / ) |:::::::::::::::::::\ |
. 7∨ ,: / j.イr '_ノ::::::::::::::: ハ::::ノゝ ―――大丈夫です。
. ハ. , rイ:::::::::::::::::::::/
ゝ ` ´ .イハi!:::::::::::::: //
` .. __ --――-、
/ ̄ ̄ ̄`¬ー- ̄_ ____ヽ
/三三三三三≧=-__  ̄ー=三三!
. /-=ニ三三三三三三三三≧-__  ̄`\
. /ー-_、  ̄‐=三三三三三三三三三三三ニ=-ヽ
. /=‐__>、_  ̄ー=三三三三三三三三三三ミ、
i/ ̄  ̄ー- _  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄__ }
二度言うことで、言霊の現実味を強める。そして打って変わって、笑顔となることで心配を打ち払う。
,.-,r=‐'⌒'=‐<
, イ " -‐- ,_\
/ `ヽヘ
__L__ __ ヽ、゙ヘ
, イ´ ̄_.. ̄` '´ ̄ `ヽ、 ヽ }
/,ィ''"~ /⌒ \ ヾ
/ ' __ ヽ ヽ
/ ´ \ ' ヘ/
イ´ ` , ヽ ' ヽ
/ , ,' .i i 、 ヽ | i
,' , ./ | :| | ヽ ヽ .', | | 躁鬱を心配する方、或いはPTSDをも疑う方も居るでしょう。
. { .| .| | :| ハ .', ', } .| !
. ! .| .| |ニ=|、 .゙yニキ―-、', ,' ! ハ ですが、大丈夫なのです。私は、心身共に健康です。
. ヘ! ', 弌仆tヽ、 ィf乏ぇ、 .| /r-、 / ./
. ヽ 、 ! 込;}゙ `ヘ/乂い } ノ | /ァ-、', ./ / ―――大丈夫なのです。
ヽ ヽ ,`、__,, `'"’, /! ./ ,'. !j ./ ハ
ヾlヽミ  ̄´ /ソ 从'>'">' ||
. ヽ、 ` ,イ/〃 / .l、!
| ヽ、ヽ ァ _ -ー  ̄ ̄ ̄\ /
ヽ|. ヽ. -‐ __-=ニ三三ニ-_ \
_ -‐ __-=ニ三三三三三三三ニニ-_\
_ -‐ __-=三三三三三三三三三三三三三三ニ、}
ヽ.-=三三三三三三三三三三三三三三三三三三/
ヽ三三三三三三三=‐ ̄ ̄ ̄____ `ヾ三ニ{
. /三三三=‐ ̄__-‐=ニ三-_`ヾ=ニニ‐_ \ニ!
. /‐ ̄_ -=ニ三三三三三三三ニヽ ヾ三三ミヽ ソ
ここまでくれば一種の洗脳。対カリスマなど存在しない以上、抗うことなく「大丈夫」と思い込むことしか出来ない。
/ , / ,
/ 7 /´ ̄`` / i ∨
/ .7 // / / / イ }-ト、 i
// ,i 7 }/ | / / ./. / / `ヽ、}
'´/'| !{ / {7 ./ // / ,′ /\ }
// ! .| | ハ、_// / / / / ./ ヽ/
ク / .| i{ | z≦ニミ、 ′ / ムイ / / , 〃
. ´ i |V ! 〃 ヾ/ ./ //i //ムイ} /,′
. / |!:∨i / ./´ _,z==ミ_ ' ムイ/
| ./ .∧∨', !////.,/´ ´  ̄`ヾzトz-./ ―――さあ、皆さん。こんな何の心配も不要な私に構ってる時間はないでしょう?
{/ / / i.|i i! /´ Ⅵ/ /
/ / | |i. ` 、 -= ィ / 時計をご覧ください。このままでは、遅刻確定ですよ?
ーイ. リ∧ ///// // ./
/ /. ∧ r- _ ィ /
./ /|. / ∧ V. __`; / /
| /||, 仆 |:::::::、 _.ノ  ̄/ /y /!
,' ! i/ .j.| ソ.―-へ ___, -‐=  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
r-―-=ニ三三三≧==-- ――" ________
1ニ三三三三-=ニ _-=三三三三三三三三
/-=ニ三三-=ニ -=三三三三三三三三三三三
次に共通共有の焦躁を刺激させて、完全に意識をそちらに向かせる。
ミミ:::;,! u `゙"~´ ヾ彡::l/VvVw、 ,yvヾNヽ ゞヾ ,. ,. ,. 、、ヾゝヽr=ヾ
ミ::::;/  ゙̄`ー-.、 u ;,,; j ヾk'! ' l / 'レ ^ヽヘ\ ,r゙ゞ゙-"、ノ / l! !ヽ 、、 |
ミ/ J ゙`ー、 " ;, ;;; ,;; ゙ u ヾi ,,./ , ,、ヾヾ | '-- 、..,,ヽ j ! | Nヾ|
'" _,,.. -─ゝ.、 ;, " ;; _,,..._ゞイ__//〃 i.! ilヾゞヽ | 、 .r. ヾ-、;;ノ,.:-一'"i
j / ,.- 、 ヾヽ、 ;; ;; _,-< //_,,\' "' !| :l ゙i !_,,ヽ.l `ー─-- エィ' (. 7 /
: ' ・丿  ̄≠Ξイ´,-、 ヽ /イ´ r. `ー-'メ ,.-´、 i u ヾ``ー' イ ―――あっ!やべぇ!
\_ _,,......:: ´゙i、 `¨ / i ヽ.__,,... ' u ゙l´.i・j.冫,イ゙l / ``-、..- ノ :u l
u  ̄ ̄ 彡" 、ヾ ̄``ミ::.l u j i、`ー' .i / /、._ `'y / 急がねぇと!
u `ヽ ゙:l ,.::- 、,, ,. ノ ゙ u ! /_  ̄ ー/ u /
_,,..,,_ ,.ィ、 / | /__ ``- 、_ l l ``ーt、_ / /
゙ u ,./´ " ``- 、_J r'´ u 丿 .l,... `ー一''/ ノ ト 、,,_____ ゙/ /
./__ ー7 /、 l '゙ ヽ/ ,. '" \`ー--- ",.::く、
/;;;''"  ̄ ̄ ───/ ゙ ,::' \ヾニ==='"/ `- 、 ゙ー┬ '´ / \..,,__
、 .i:⌒`─-、_,.... l / `ー┬一' ヽ :l / , ' `ソヽ
ヾヽ l ` `ヽ、 l ./ ヽ l ) ,; / ,' '^i
走り去る生徒たち。雑踏の中心に立つ私は、漸く安堵から来る溜め息を溢す。
―――集団に刷り込まれたのは、私の安全性。異常性は、拭い去れた。
一部の勘の良い人間が疑おうとも、大多数が信じているのだ。それも、自然と消滅していく。
少なくとも、懸念していた最悪な事態は回避されたと見ても良い。
―――そして、全員が走り去り一人置き去りにされた私は
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/ / / l l∧彡 ト
/ ト∥ ハ
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从 \___ヽ l ト リ
ハ l ヽ ヘ:ハ ヽ /ハ マ _____从 ハ
オ l lヘ iヽ :l:::: ヽ k` ー-彡_,,.‐''_,,. -‐''ヽ
∧ l l l ハヽ i::ノ:::::::: l l //;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;\
ハ ヘ l l l l::ヽ l::::::: l/ //;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;\
ヘ ヽ l ハ l _:::::::リ -- / /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;\
ヽ ヽ ノ /l::l ヽ ゚ //;;lノ / /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;_,,. -‐''"´l;;;
i /l ヽ/ j リ l '- ‐-  ̄j /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;_,,. -‐''"_,,. -‐':::ヘ`;;;l
ノ l / ヽ l l / .l;;;;;;;;;;;;;;;;;;,,_,,. ',,.-‐''"´:::::::::::::::::::i;;;;;;;l
ノ ソ / l;;;;;;;;;;;;,.-'' xヘ::::::::::::::::::::::::::::::::::ヘ;;;;;;
。 j;;;;;;-''´_,x'':::::::::l::::::::::::::::::::::::::::::::::i;;;;;;;;
j_,,. -''´::::::∧::::l/::::::::::::::::::::::::::::::l;;;;;;;
l \:::::::i ヽi::::::::::::::::::::::::::::::::::i;;;;;;;
o l: : : : :ヽi:::::::::::::ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::i;;;;;;;;;
i: : : : : : : i::::::::::::::::ヽ:::::::::::::::::::::::::::l;;;;;;;;;;
静かに泣いた。
忘れていたはずの/忘れなければならなかった家族への想いが、急速に熱を帯びて私の思考を覆っていく。
惨劇しかない過去など、捨ててしまったはずなのに。飼い犬のように戻ってきた、この意志を私はただ持て余した。
【直後BB判定 ステップ補正+1】
【その下???判定 誰かを想う『心』+1】
【BBと???が逆になってたゾ】
【BB成功、???特殊】
_彡' ,..-──‐</ / ヘ ヘ 、\
__,ノ / . へ、 / ̄` . `ヽ. ',│ V) ノ
.  ̄ ¨フ / ` 、ノl | | '.′
/ , / \ノ/. 八
/ / Vム \
ノ {′'7ァ / | Vj ト 、\
/ イ '7//7 ,ハ |\ } } │ }ゝ ` `
, ' ////从ノリ\ |_」,厶L-‐‐/ ./ ∧ ノ(
/ , , ' // i(● )ア'\´| (● ) リ} ノ /| レ' ヽ
/ ,′ ,. '. i `一" \ 一" j/| /リi |
/{{ ノ / ヾ. ト、 :. /イ ハ|ノ|.::| j! /
/:::::,ハ'. イ ! ` イ:::| |:::| 八(
. /::::::::::::::::ヾ、r '.′ 、 ‐ ´レ |:::| |:::|/ ヽ
/::::::::::::::::::::::::::::{ .、 ,.イ´ 八::し':ノ
. /:::::::::::::::::::::::::::::::/ 丶、 __ . ´ i
. /:::::::::::::::::::::::::::::::/ ノヽノ\/|
::::::::::::::::::::::::::::::::,::´ , …‐- .,__rく:::::::::::::::::::::::ヽ
::::::::::::::::::::::::::::::/ ̄ ¨ ¬ヘ-─/::::ヽ/..:::::::::::::: ::: ―::::… :::-:::`- ー- 、
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヾ;:::::::::::::: ヽ
【直後???判定】
123:集団とともに学校へ行ってた
456:……私が居る。
789:私が居る。(+???フラグ)
/: : : : : : : : : /: : : : : : : : : : : : : : ヽ
/: : : : : : : : : : /: : : : : : : : : : : : : : : : : :.
/: : : : : : : : : : :.' : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
': : : : : : : : : : : :i: : : : :/ : : : /: : : : : : : : : :i
: : : : : : : : : : : : i: : : : i: : : : :i : :/ : : i : : : :|
|: : : : : : : : : : : : i: {: :/{.: :/i: :i ://|: : j: : : !:|
|: : : : : : : : : : : : i从/7ハ/ノノj/ |:./ }: :/:i|
|: : : : : : : : : : : : i 斥テそミ j/」_j:/l/:|
|: : : : : : : : : : : : | 弋::::シ′ ィf::ラハ/: |
|: : : : : : : : : : : : | ^~´ 弋ツ/:.:.:.:| ………
|: : : : : : : : : : : : | { ': : :.:.|
|: : : : : : : : : : : : | ′ ノ: : :.:|
ヽ从: : : : : : : : : | 、 -ー /: : : : :|
ヽ: :i: i : :i : :| 、 ` .イ: : : : : :.i: |
r――=ミメ: : j : :| / : : {: i: : i: : : : :i: |
「 ̄ ̄ ̄ ̄`ヽノ从j /从ノノ八: 从: : 八ノ
| \\ { \ ヽノノ'′′
/ \\: \
∠... _ \\ \
/ ` 、 \\ ヽヽ
123:集団に運ばれて行ったんだよ。頼むよー
456:私が居るってばよ(???フラグが立つ)
789:???
【01…00になっていた可能性が有ったのか(畏怖)】
f´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ `ヽ
| ……大丈夫です。できない子さんは一人じゃないですよ。 |
ヽ_______________________ 乂_
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/:.:.:.:.:.!:.':.:.:.:!__:.:.:.:.:.:.:.:/¨7:.:―-':.:/.}:.:.:.:.:.ァュ:j
,:.:.:.:.:.:.:l:.l:.:.´i `:.:.:.:/ /:.:.//:.:/`ハ、:.://i'ヘ
;.:.:.:.':.:.:.i:.l:.:.:z仡心ヽ/ /´z仡心' ヘ }///|/∧
j:.:./:.:.:.:ヘ{:.:.:.i.夊zリ 匁z.ノ r イ/j/ |、//ヽ
少なくとも今は、私が居るのですから…… ,:.:/ i:.:.:.:.:.∧:ハ , , ィ:ヘ///|i:!7>’
://∧:.:.:.:'/八 、 , ィ´:.:.:.:.:/{_/jイi
///:.∧:.イニニニ≫。. l:.ト、///:.ハ,!l
///:.:.:./ニニニニニニニニ≫。..r ´ '/Y//:.:.i/ハ!
///:.:.:.:. ̄¨アーx.ニニニニニ/} / j/Y:.:.:人/,i
'//:.:.:.:.:.:.:.:./ニニニYニニ./ィ ヽく ̄ / \:.:.:.:.j!
/:.:.:.:.:.:.:.:.:ヘニニニニニニく/ /_j / ` 〔
//:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:∨ニニニ>―‐’! /__, ´ ヽ
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:> ´ i : . . }
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.≫' ! : : : : . . j
,.:.:.:.:.:.:.:.:.:./ :. i : : : : : : : . '
/:.:.:./:.:.:‰' .; | : . 〈
/:.:.:./:.:.:r ' / / l : . iハ
/´ /:.:.:.:.:.:ヘ { / i : ∧ ノニ 、
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:∧ , i / ; {ニニ≧x。.
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ i .:! , / {ニニニf´
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.;. ´ ≧==≦八 / /イ. /ニニニj
,.:.:.:.:.:,:. ´ ̄ }ニ/ニニ 、 , , ニ| ,. ニニニ/
/:.:.:./ /ニ/ニニニニ≧=く イニニ.! /ニニニ/
/:.:/ j/ニニニニニニニニ ̄ ̄ニニニニニ! /ニニニ/
// /ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ!イニニニニニ,
/' ,. -=≦ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ!ニニニニニニj
, ,. <ニニ/ヘニニニ≧xニニニニニニニニニニニニニニニニニ.!ニニニニ/
そして私は、優しい声と腕に包まれた。
―――……戻ってきて欲しい過去。先の分からない未来。
未来に傾いて居たはずの天秤が、唐突に過去と釣り合い始める。
胸に出来たこの空洞は、寂しさというもので穿たれた。それを埋める物は、何なのだろう。
BBに抱きしめられて、忘我しながらも私は答えを考えていた。
【今日はここまでにしたいと思います。皆さんお疲れ様でした】
イイヽ ヘ
.i i i! i
,ィミ、 i ! i |
/ _\ ヾ .i .i
/ /\ヘ_ニ- 、 //_
___ .イ` -':::::::`::':::::`ヽ'::::::`ヽ
/:::::::::::, ,,丶:::::::::ヽ::::::::::Y
i:/i:/::∧i ¨T  ̄ヽ゛/:::::::::::} 【>>100】
`ヽi:|ヽ { }i::::::::::::::ヘ
イ:::::::i ヽ__ノ |:::::ヽ::::::ヽヽ- ,-. だと言うのに、彼女は制空権に容易く踏み込むだけでなく、気付かれることなく肉体に触れようとする彼女は、何者なのだろうか。
/:/::::::'、 イi!::::i:::/::/゛/∨ ↓
, ―ヽiヽ:/リー,'` 彡ヽ.リヽ,'リ゛/::::/ だと言うのに、制空権に容易く踏み込むだけでなく、私に気付かれることなく肉体に触れようとする彼女は、何者なのだろうか。
/ __/イー‐/゛ヽ _./::::/ `i
i_ ‐_ ‐/ ̄__,, ', '/_ ヽ__ ヽ::/ヽーヽ
ヘ> ’ ≧=ヽ. i iニ∞ニ,´ヘi/`_ヽ\ \/ 【気になってたので修正】
ヽ/ー/ヾ,.ii,ィ´=ァ V./
〈_ ii i!o °´‘,/
ヽ,′ ヽ/
/: : : : : : : : : /: : : : : : : : : : : : : : ヽ
/: : : : : : : : : : /: : : : : : : : : : : : : : : : : :.
/: : : : : : : : : : :.' : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
': : : : : : : : : : : :i: : : : :/ : : : /: : : : : : : : : :i
: : : : : : : : : : : : i: : : : i: : : : :i : :/ : : i : : : :|
|: : : : : : : : : : : : i: {: :/{.: :/i: :i ://|: : j: : : !:|
|: : : : : : : : : : : : i从/7ハ/ノノj/ |:./ }: :/:i|
|: : : : : : : : : : : : i 斥テそミ j/」_j:/l/:| 【早速粗が出てる不具合】
|: : : : : : : : : : : : | 弋::::シ′ ィf::ラハ/: |
|: : : : : : : : : : : : | ^~´ 弋ツ/:.:.:.:| 【>>127だったり、唐突な分岐選択肢…】
|: : : : : : : : : : : : | { ': : :.:.|
|: : : : : : : : : : : : | ′ ノ: : :.:|
ヽ从: : : : : : : : : | 、 -ー /: : : : :| 【リアルタイムで参加する外野には、間違いなく不親切】
ヽ: :i: i : :i : :| 、 ` .イ: : : : : :.i: |
r――=ミメ: : j : :| / : : {: i: : i: : : : :i: | 【もしかしたら、リアルタイム形式は>>1には不向き…?】
「 ̄ ̄ ̄ ̄`ヽノ从j /从ノノ八: 从: : 八ノ
| \\ { \ ヽノノ'′′
/ \\: \ 【……色々なことに眼を回せる余裕を作れるようにしなきゃ(小並感)】
∠... _ \\ \
/ ` 、 \\ ヽヽ
<::::ヽ、
>イ .`、
/ /\ノヘ
/ / マiiヘ
/ / 、iiヘ
, ‐─ ─ ‐ 、 / / マiiヘ
/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::::ヽ、 / / 、iiヘ
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::::ヽ\ / \|
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::::::': : : \
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i::l::,::l:/: :{:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::::::::|: : : : : : : : : : / 【構わんそれでもやろ】
Ⅵ八|. . .i从\l\.:.:::::::: : : : : _ /
}ー‐、. . . : \ ヽl从|: . : :\ 【こういうミスは、経験でいつかは治せる】
|. . . . . . . . : : : ハ: :. . . / 【なら今は、少しでも経験を積むために更新頻度を上げていく】
|. . . /. . . . : : : :| ヘ: : /
|. . .i. . . . . . : : : |: : ∨
|. . .|. . . . . : : : }: :|:: :ハ
|. . .|. . . . . : : /: : i: : : :i
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}. . .|. . . : : : |: : : : : ::/
{,ィ^i |. . . . : : |: : : : : /
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i::l::,::l:/: :{:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::::::::| 【その時は、出来る限り善処しますので、どうか遠慮なさらずレスお願いします】
Ⅵ八|. . .i从\l\.:.::::::::
}ー‐、. . . : \ ヽl从|
|. . . . . . . . : : : ハ:
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/ / 从 \ゝ
/ i |:::: ヽ ゝ, ヽ
. ′ ' ハ ヾ::: |\ ハ | ヾ;. |::::: ヽ |
| | │ /-\- ヾ |ニ| /-i!│ |: i::::::ト.:::: ∨
| | │ハ/ 、 │ ヾ| / i::::/:::∨ヽ:::::: /
|ハ Vィ__, \|、___ // ,/ V:::::::::::::::(::::::!|
. l ゝ \  ̄  ̄ イ // ) |:::::::::::::::::::\ |
「 ` ヽ /jイr '_ノ::::::::::::::: ハ::::ノゝ
. ハ rイ:::::::::::::::::::::/
ゝ. - - ..イハi!:::::::::::::: //
` .. __ --――-、
/ ̄ ̄ ̄`¬ー- ̄_ ____ヽ
/三三三三三≧=-__  ̄ー=三三!
. /-=ニ三三三三三三三三≧-__  ̄`\
. /ー-_、  ̄‐=三三三三三三三三三三三ニ=-ヽ
. /=‐__>、_  ̄ー=三三三三三三三三三三ミ、
i/ ̄  ̄ー- _  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄__ }
1:切り替えて学校に行ったよ
2:学校に行ってないよ
3:自由
【下2】
優しく暖かな感触。
母性と安心感に包まれながらも、私は彼女の好意に瑕を残さないようにそっと離れた。
> ´:::: ̄ ̄ ̄::::`::::<
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
>:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヘ
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ミミ'ハ
./.:::::::::::::::|:::::i|:::::::::::::::::::::::::Y::::i::::i ミ三冂\
/.:::::i:::::::::::|:::::i|::::i::::::::::::::::::::::}::::| |::::彡i 弋 \
|:::::::|:::::::::::|ィ .|`|仆:::::::>iノl`==ー-.|ヘ::|__}\/ …大丈夫ですか?
|:::::::|:::::::::::| レ::::|: \/ .,z==x | | | |
|:::::::|:::::::::::| ,ィ=ミ. .|. /| | | f´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ `ヽ
|:::::::|:::::::::::|〃 、 |ノ: | | |\ | うん、大丈夫。 |
|:::::::|:::::::::::|. _,, |:::::| | |. \ ヽ_______ 乂_
| /.|:::::::::::{ハ ー‐ イ /.|_.」」. \
|/ .|:::::::::::| 厶 /::::/ / そうですか。それは良かった。
. / |:::::::::::|:::::::::::≧ュ ィi:::::::/ /
. / |:::::::::::|\_/\≧ /\/ /
\ |:::::::::::| \i \ / / .三≧、
. / \ |:::::::::::| \._/\___/. ハ
/:::::::::/|:::::::::::| .∧ ハ___ハ/. }
. /:::::::::/ ハ.:::::::| / //| ト ∨. ノ
/:::::::::{ ハ. | // / | | \∨ /
,.-,r=‐'⌒'=‐<
, イ " -‐- ,_\
/ `ヽヘ
__L__ __ ヽ、゙ヘ
, イ´ ̄_.. ̄` '´ ̄ `ヽ、 ヽ }
/,ィ''"~ /⌒ \ ヾ
/ ' __ ヽ ヽ
/ ´ \ ' ヘ/
イ´ ` , ヽ ' ヽ
/ , ,' .i i 、 ヽ | i
,' , ./ | :| | ヽ ヽ .', | |
. { .| .| | :| ハ .', ', } .| !
. ! .| .| |ニ=|、 .゙yニキ―-、', ,' ! ハ
. ヘ! ', 弌仆tヽ、 ィf乏ぇ、 .| /r-、 / ./ ずっと、ここに居る訳にはいかない。
. ヽ 、 ! 込;}゙ `ヘ/乂い } ノ | /ァ-、', ./ /
ヽ ヽ ,`、__,, `'"’, /! ./ ,'. !j ./ ハ 学校に行くよ。
ヾlヽミ  ̄´ /ソ 从'>'">' ||
. ヽ、 ` ,イ/〃 / .l、!
| ヽ、 ._, _ -ー  ̄ ̄ ̄\ ./
ヽ|. ヽ. -‐ __-=ニ三三ニ-_ \
_ -‐ __-=ニ三三三三三三三ニニ-_\
_ -‐ __-=三三三三三三三三三三三三三三ニ、}
ヽ.-=三三三三三三三三三三三三三三三三三三/
ヽ三三三三三三三=‐ ̄ ̄ ̄____ `ヾ三ニ{
. /三三三=‐ ̄__-‐=ニ三-_`ヾ=ニニ‐_ \ニ!
ト . r匕イ│ | |
V | | | | │ .
V | | | | │ .′
ヽ.ヘ.{ | ,ハ {\
} }廴.ノ} 乂⌒廴 厂}.ノ
| |l| | |、\ } ̄}__.ノ|
厶斗==ミ | \ ヽ/ イ
|i:i:i:i:i:i:i:i:i| | ヽ.!/ .
|´ ̄ ̄`i| | │|│ ,
乂__ノ │ |!| {
| | { ’ ′
| |イ |
| |l| {
{、 _|l|_, イ
| _}j}_ !
| |l| {
ム斗====ミ、}
|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i|
l/ ̄ ̄ ̄ヾ|
| |
乂 ノ
ー===彡
登校途中ブロック塀が続く道の最中、背後で霊体化しているBBと会話を交わす。
f´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ `ヽ
| しかし、葛木と殺生院キアラがマスターだとはね…。 |
ヽ______________________ 乂_
正直な話、とても意外だった。まさか、私と慎二以外に学園に二人ものマスターが居るとは、予想出来なかった。
この度の、聖杯のマスター選別は非常に偏っていると言っても良い。
__
_ , ´ ::::::::::: `ヽ
. 〈 \,:′ ::::::::::::::::::::: ヘ
〈_/::::::::::::::::::::::::::::::: : `、
. /i::::::::::::::::::::::::::::::::::: トハ
/. i:::::::::::::::::::::::::::::::: : |イ/}ノ
. i_/'|::::::::::::::::::::::::::::::::::::|/ / お二人は、マスターの通う学園の教師なんですよね?
|::::::::::::::::::::::::::::::::::::|{___
|::::::::::::::::::::::::::::::::::::|'//,/ f´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ `ヽ
|:::::::::::::::::::::::::::::::: : }/,/ | そう。学園にマスターが集中してる。 |
_,.ィ:::::::::::::::::::::::::::::::::: 爪____,. ヽ______________ 乂_
「'///,|:::::::::::::::::::::::::::::::::: 「,'///,',^1
|/,\..|::::::::::::::::::::::::::::::::::::|'/,/ //| マスターに、衛宮さんに、慎二さん、岸波さんの四人に加わり、この時点で6人ですか。
|'///,'|::::::::::::::::::::::::::::::::::::|//////,|
|'///,'|::::::::::::::::::::::::::::::::::::|// 7ヽ',{ 残りの一名も、もしかすれば学園の関係者なのかもしれませんね…。
レ///|::::::::::::::::::::::::::::::::::::|i ////,V
|'/,'\|::::::::::::::::::::::::::::::::::::|l '////,|
〈`:.ーミ|::::::::::::::::::::::::::::::::::::|レィ'///,|
ないとは言い切れないのが、如何に異常か分からせてくれる。
なんらかの意志が介入してるとでも言えば、良いのだろうか……。芽生えた疑問は、膨らんでいく。
…まだ見ぬ残りの一人。
その正体はまだ分からないが、穂群原学園に潜む誰かなのだろうか。
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 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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【聖杯戦争二日目 穂群原学園】
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:::::::::::::::::::::::| ̄|三| ̄ ̄ ̄|\:::::::::::::::::::::::
TTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTヽ キーン コーン
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄|ヽ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|\iヽ カーン コーン
| ̄|| ̄| | | | | ̄|| ̄| | ̄|| ̄| .| \iヽ::::::::
|_||_| | | | |_||_| |_||_| .| \i::::::::::::::::::::::::
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_____| |.|_________| |:::::::::::::::::::::::::::::::::_,,-'~''^'-^゙-、::::::::
| ̄|| ̄| | | | | ̄|| ̄| | ̄|| ̄| .| |____ ノ:::::::::::::::::::::::::::゙-_::::::::
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l/_____/:/| l/_____/:/| l/_____/:/|
 ̄ ̄ ̄/l ./l/ ̄ ̄ ̄/l ./l/ ̄ ̄ ̄/l
.___/:/| l/_____/:/| l/_____/:/|
__||/ !|| |||___||/ !|| |||___||/ !||
_ ||. l|| ||. l|| ||
123:学校に居ない
456:学校に居る
789:鉢合わせになる感じで
f´ ̄ ̄ ̄ ̄ `ヽ
| 「「あ…」」 |
ヽ____ 乂_
. :.:.:.:.:.:.:/.:.:/.:.:./://X. //i/:.:.: /.:/:.:.:.:.:.:ミ⌒ヾ
. :.:.:.:.:.:.:./.:.:/.:.:.// _///\/:/|!:.:.:/.:/'|:.:.:.:.:.:.:\
. : .:.:./゛`Y从//く 芹圷癶へ|/ |/ |:.:.:.:. トミ=─
. : .:.:{ {そ)ハ 戈::::り / / /|ト、: :|
. : .:.:.:∧∨(  ̄` んリ从\|
. :.:.:.:.:.ヽ`ヾ 弋乂八
ノハ.:.:.:.:.:`ー ´ /|
:.:.:.:./ i ∠ニニ7 ノ よ、よう。
:.:./ ヽ `ー=ニ/
j/ \ `¨' / まぁ、その何だ…。お早う?
/ i \ /
. / :| >┬一′
イ | /
ィ/! '. 厶、
'/∧ \ {\/\、___
゙///\ー―--.\ \/\///\__
'/////,\ ``ヽ / ̄i//|///////////7ァ-、
'/////// \、 |//|///////////////\
【直後士郎判定】
123:サーヴァント不在
456~:ちゃんと連れてきている
その後ろには、異様な気配。
威圧にも似た存在感は、そこに居るのが明らかに人の枠組みを外れた者なのだと本能に訴えかける。
―――どうやら、サーヴァントはきちんと引き連れてきたようだ。
どこか抜けたこの男なら、サーヴァントも連れずに平然と学校に来ることも考えていたが、
先日のランサーに追われた件がいい意味で作用したと見て良い。
私達が一時たりとも気を抜いてはならない、殺し合いの中に居ることを身を持って知らせたのだから。
__
/ /⌒ ___
____( (___⌒\ノ__
{______) ̄\/ ̄ ̄\ < ̄`
⌒ヽ __ ⌒ヾ::...::/ ̄\:. 。
_/ ̄:. .. .:⌒V⌒ヽ \:. \
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ミメ、:.. \:. \\
 ̄ . \\
\/ :: |:. |⌒
/ |:. |:. |
| ゚。 |:. |::. \ 人
/ | 。 | Λ:. | |\ \
. /⌒/ | | :| |_ノ |: / V. 八 \⌒
/ :| |\ 斗 | l l レ'⌒ ノ }::。 \ \
イ|_ / ̄\ Μ .| l | | | /⌒ } . Λ::。 ヽ. \ \⌒
/l| / 从ハ:./ 斗r七さア 乂| l Ν__) / / /{ |::| } |\ \__ノ|
|∧l|′ ,斌 ´ 辷シ |/ / イ / {::{ |::| /| | \_ノ
| 从. _ツ И/ 仄::.:. /! {::{ |::| | | /
\Λ V::.:.::彡イ::! |└┘} | |′
〈:八 V⌒ヽ |::| 「:「 ̄\|
- ‐ {'⌒ |::| |::| )|
Λ _ -ー  ̄ ̄ ̄\. |::|
Λ _ -‐ __-=ニ三三ニ-_ \
_ -‐ __-=ニ三三三三三三三ニニ-_\
. _ -‐ __-=三三三三三三三三三三三三三三ニ、}
ヽ.-=三三三三三三三三三三三三三三三三三三/
ヽ三三三三三三三=‐ ̄ ̄ ̄____ `ヾ三ニ{
. /三三三=‐ ̄__-‐=ニ三-_`ヾ=ニニ‐_ \ニ!
/‐ ̄_ -=ニ三三三三三三三ニヽ ヾ三三ミヽ ソ
f´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ `ヽ
| やあ、おはよう。サーヴァントはきちんと連れてきたみたいで安心した。 |
ヽ_____________________________ 乂_
〃j:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i
_ /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/:./:.:i:.:.:.i:.:.:.:.:ハ:.:.:.:.:.:.:.:.{`
' {:.:_:_:_:.:_:./}ノ:.:/リレヘ:.:.{:.:ヘ:.:.:.:.:.:.:.ミ
レ 、 {j ヽー7ー{' ィ゚ ヽⅥ \r;.:.:ハ
/ ヽ} / / / / /ー====- 、 }r=、
| i{/ / / / / / リ{ i ……俺はどっちでも良かったんだけどな。
_人 :{_人ノ ¨ ./:: . ==‐' y /
.:∧ _ / } ノ ライダーが、どうしてもって言うから連れてきちまった。
.∧ 。x= ' }__, |
∧゚ ヽ _ - ァ / なあ、サーヴァントってこんな破天荒な奴らばっかりなのか?
》 >.  ̄ / ト、
-―… /:::| \ / :|::::ヽ f´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ `ヽ
ー‐----―{{::::リ  ̄ :|::::::ハ | 衛宮のサーヴァントが、そういう性質なだけ。 |
V ヽ::::::/x ヽ___________________ 乂_
l ∨ j::::/ >。
Y-x__ ヽ / j::/ そっか…。
::| ヽ ト、 ー -- j/ >。
イ´/ ̄イ-
{、 | {/ _―二ア、
ゝ \´__ ´ >、
, イ´  ̄  ̄ ヽ、"´ \
/´`/、 _ /´ ̄`ヽ 、 ,
/ / ` ヽ ',
,' / ヽ } }
i / / ヽ ', } .l |
|' _i 斗-‐=/、.i 斗-‐=| 、 リ , }
| ´ } | /、_ { | }. | ` / / リ
| :| ゞ‐-r、_ヽハ }_z-r=ァ , { ト
, .| { | ら云ド ヽ /ら云} " ハ、ハ { まぁそこら辺は、頑張れとしか言いようがない、かな。
ヽ ! 、ヾ 弋-ソ `"弋‐ソ / イ } ヽ |ヽ マスター
ヾ ゝ \_ , //} ノ ヽ ヽ l 主人っていう自覚が有るのなら、今後の戦いのためにも御しきらないと。
, ヽ ̄ 人 ヽミ
', i\ -- イ i \ ヽ、f´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ `ヽ
. ハ i ` i 、 イi { ヽ ヽ {` | …そういう言い方はな。 |
ヽハ }^Yヽ`-―イ{´{ ゝ \ ヽ ヽ___________ 乂_
ヽ /////////∧ ヽ/ \{ `
イ////////////ヽ 事実だよ、衛宮。それに、必要以上に意識すると喪った時、後悔することになるって言っておくよ。
_, z "/////////////////> 、
| ∨: : : : : : : : ミヽ、: : : : : : : : : : : : : : : : : `-=、
<´: : : : : : : : : : : : : ヘヾ: : : : : : : : : : : :ヽ : : : : \:ヽ、
,x'´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヾ: : .\ : : : : Y :ヽ: : \=-
' フ : : : : : : : : : : : : : : : :|: : : : : : : : :l : : : :ヽ : : : :l : : :\. :|
/: : : : : : : : : : : : : : : : : :.|: : : : .i :.| : |ヾ: ト: ト; :|ヾ:ヾ: i : :ミ:.|
//. : : : : : : : : : : : : : : : : | : :ヽ: |l∧:/ リ戈,_ヾ| `从ト: : }ヾ
´l : : : : : : : : : : : : : : : : : : ∧: : ト |リ リ _,≧=ミ、_リ l|ソ
| : : : : : : : : : : : : : : : : i : : :.|\|! 〈 .l:::|ヾ`. |
| : : : : : : : : : : : : :,r‐- ヽ : :.| ヽ弋|
レ : : : : : : : : : : : l f ヽ.ミ、:| ` ヽ
| : : : : : : : : : : :.| l 〉 ミ ` 、
ヽ: : : : : : : : : : ヽヽ 〈 ヽ / …サーヴァントは敗けるか聖杯で願いを叶えられたら、消えちまう。
リ| : : : : : : : : : \\
∧ : : : : : : : : : : :ヽ 、 ヽ / f´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ `ヽ
ヾ:ト : : : : : i :人| ` ∧ ´  ̄ | そう。それに聖杯降誕に必要なサーヴァントの騎数とか考えたら… |
` |:.i: : :|: |/ ヽ ' ヽ____________________________ 乂_
リヽ: |:/ l 、 .
ヾ|'. | > l 俺とできない子の内のどっちかのサーヴァントは、居なくなっちまう…。
|. | > ノ
/ ヽ r‐‐‐ ` ‐ ´ ……それでも。俺は、ライダーのこと大事にしていきたいと想う。
/ _ ヽ /
r‐‐‐'´//////≧ュ、 ヽ /
\ ヽ V/ / /
__ , .イ V } イニミー- ノ
 ̄¨ー ., /ヽ / ヽ r-イ
/ ./:::...:.>=<__:.:ハ \
./ i / <´ >::> >..._
、__ , ィ / ハ ! ,, - ハ 从 <
 ̄ ̄= ≠ { i /八! / }/ ヾミ;、
/ !i! // ,' \
,' ハ 川 / , / ハ
/ ∧ | , ,' ,ィ ,' i .
/ _, }! i ,' ,/ ,' / /i ./| ハ
/ イ7 | | ,' ´¨,テナ=i‐- ィ/ 十-.|,,_i .i
 ̄ i i! 从 | .i l 卞ヮェ\,.!_/./| /ヽ川,; .|
| / .| ∧ .| .| l 、゙气彳 ゙' l/f''仗'‐,.ノ/ .| 相変わらずお人好しなことを言うね。
人 八 {、 ,' ∧ > l, ` ー- '.´ ゙” , // / ノ.,'
/ | {_ ノ! |::|{ \!  ̄ イ.///./ まぁ、好きにすれば良いよ。
Vーイ{ |::| ト.、 > ' イ/
/ .|::| |::|::| ,ィ'
/ /Y゚|::| |::|::|、 . ⊂⊃ ,/
/../ ト.|::| 川゚| > ,_ , .<
ー " ノ/!_| .|: |,,,__ i´
y' `~~"'-ミ二ニl
>'" t、
'" ゙''
_ 、 ィ
≧⌒ `‐イ⌒≧
. /´ ̄ ` _ \
// イ´ ⌒ヾ―- _
. / /´ / , -‐- _ ニ= 、
/ / ィ / / `ヽ
. /イ./ / ´ / / / i ヽ
}/ / / / / / .| i `
/ , , イ / イ l ' |
, .| | 寸7Tヽ l l イ l }
| , | | ャzぇミ、 | '7寸ハ} / '
}ハ .∧ i .l { 弋タ ヽ、/ セテぇ、 ,.' / ああ、それともう二つ。
. ∨ , ハ 、 l  ̄ ′ ゙ー゚ イ /
} .∧ } {、{ , /{ /
. {ハ/ ヽ ト、トヾゝ イ/ 私は学校とその手の行事は分けてるつもりだからいい。
} レハヘ ヽ、. __ --――-、
/ ̄ ̄ ̄`¬ー- ̄_ ____ヽ でも、他の参加者は昼とか場所を気にせず襲うかもしれない。
. }=‐-___  ̄ー=三三三三ミ、
/三三三三三≧=-__  ̄ー=三三! だから、自衛には特に気を払うこと。
/-=ニ三三三三三三三三≧-__  ̄`\
/ー-_、  ̄‐=三三三三三三三三三三三ニ=-ヽ
/=‐__>、_  ̄ー=三三三三三三三三三三ミ、
. i/ ̄  ̄ー- _  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄__ }
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`ヽ、
:::::::::::::::::::::::::::::::ヽ':::-‐::::::::::::::::::`ニ=‐ ,
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`ヽ_ ´
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヾ:;ゝ
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ノ::::::::::::::::ヽ::l,
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ノ::::::::::::::::}
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i::/
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;:::::!:::ト
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;rィ )::/:;ィ|::/ 校内で、魔術を振るう奴が居るってのか…!?
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;ィ/ /,ィ'/'',r'/'
:!::;:::::::::;;:::::::::;::::::;ィ' }! |/ ' / f´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ `ヽ
'Vl;ィ〃//' "´ `'′ / | ほとんど有り得ないことだけど、一応気には止めておいて。 |
/ ノ ヽ____________________________ 乂_
/ ,. '´
-.、 { / 、_/ ……分かった。居ないことを願うばかりだ。
‐-、:::::::::::`:ー-、
|::::::::::::::::::::::`ヽ、_
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l::::::::::::::::::::::::::::::/´::::::::::::::::::::::ヽ
l::::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
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「最後に―――」
そう言って、歩を進ませる。
幼さを残した童顔、切り揃えられた赤い短髪、オレンジの澄んだ瞳。彼の特徴を見納めながら、ゆるりと近付いていく。
やがて吐息が触れ合う程に近くなった所で、彼の肩が緊張から揺れ動く。
そしてすれ違う瞬間、語気を強めて彼の耳元に優しく囁きかける。
「あんまり話しかけない方がいいよ。今の学校、いろんな目線が多いし」
フッと継ぐと、肩が再び揺れた。それに微笑みを浮かべながら、私は自分の教室へと進んでいくのだった。
とても愉快かつ初な反応に、溜まった鬱憤が幾らか晴れた。
「あ―――ま、待てよ」
待ってなどやらない。待ってなどくれない。置き去るように、あらゆる要素は前に進んでいくのだ。
【短いですがここまで。それと大変間の悪いことに、数日ほど更新できなさそうな状況に】
【長いこと待たせることはないと思いますので、次の投下をお待ちくださいませ】
. ,f:;':;:':::;::::::::::::::::::::';:::;::::::::::::::::::::::`:;-.,,,__
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. レ',!,i::;i:::;::::;::i'i:::i;::::i;:::';::';::::';::':;::::::':;:::::::::::'::;:::';::::::::':;'i,
. i:i.i:i'i::ii:::ii:i .i::i'i;:::ii::::;:::;:::::':;::':;::::::':;:::::::::::::'::;';::::::::::';'i,
. i;|.!i.i::i'i::i'i:i'',i;:i-i::i,i;:;';::';:::::::':;::';:::::::':;:::::::::::::::':;::::::::::':'i,
. ' i;|i;:i i:i i:i7ゞi_.i;:i i:i;:';::;:::::::::':;';:::::::::':;:::'::;::::::::':;::::::::::::'i、
_.ノ ヾヾi.// .ヾヽi_i;ii::;::;::::::::::::':;:::':;:::::'::;:::;':::;:::::':;:::'::;::;:ヽ、 【トラブルに次ぐトラブル】
ヽ ,  ̄ ̄ ̄.i '.i::;:::';:::::::::';:::':;:::'::;:::::':;:'::;::':::;:::':;:::'::;'::;ヽ、
. 、 i::;::::';:::::::::';:::::':;::::':;:::::':;:::'::;:::':::;:'::;:::':ヾ;、ヽ, 【こういう悪い流れが来てる時は、様子見に徹して居たい】
,、 .i::ii::;::';:::::::::'i;:::::';::::::':;:::::':;:::::'::;:::'::;::'::;::::'i,ヾ'、
! .i::i'i::i;::';:::::::::i'i;:::::':;::::::';:::::;:'::;:::::'::;::':;::ヾ,;::'i,
! i:::i i::ii;::';::::::::ill'i;::::::':;:::::':;::::'i、ヾ、;:':;::':;:::'i,ヾ! 【スレにまで、そういうのは持ってきたくない】
' 、 i:::i .i::i.i:::';::::::illlll'i;::::::':;::::::'::;::ヾ'-'' ''-:;_::::'i,
` ---- ''''i i::,! .i::i i;'i:':::::i;lllllll'i;::ト、'i;::::::'i,ヾ! .ヾ;;i 【なので、落ち着くまでもう少しお休み。申し訳ない】
i レ' i/ i;i;:::::;!'illllll'i;ヾiヾ;ト、:::'i
i i'i::/ _,>--.'''i;|''''''''''i;;|
_,i.-:'''" : :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.i
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,r:'" : : : : : :.:.:.,;,;:.:.'''''.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.'i,
f´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ `ヽ
| なぁマスター。この戦い、どうすりゃあ勝てると思う? |
ヽ______________________ 乂_
,,, -―-- 、、
イ ^`ヽ
/ / ヽ \
/ ヘ ', ',
/ ', ヽ
. / i
| ヾ ', |
| ヘ i | おお、チャリオットを置き忘れたキュクレインよ!
{ }
〉 \ ヽ / ! | 小生、漸くまともな会話が出来ると思うと、もはやアヴァロンの域なり!
{ヽ ヽ ヽ ./ / .,′ /
ヽ ':, ', ',/ ′ f´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ `ヽ
i i | ,' | …まともなコミュニケーションを置き忘れたのはお前さんだ。 |
レ' | / / ヽ_________________________ 乂_
,,x<丁 { ヽ ヾ / / r―‐―-----
/////,| ‘, ', ', ′ .}//////////
///////∧ ‘, lヽ i ///////>''´
{``丶、///,ヽ、 V レ!从/ヽ/从〃/N/l/l/ ///,>'''´
‘, `` ー--―――------------------一 ''´ /
ヽ /‐-
。z≦´ ̄ヽ \ ′
。z≦ \ `丶、 //
, -‐ ー=ミ __
ノ'´ `ヽ _ <, , `丶 、
. )イ ,.ィイ 〃 ,ニミ ゝ_ . ...:..::´/////////, , \\ ―――小生にいい考えがあるならば!
{{ / j,└'ー'ヘ { く V^ー=ミ /.::::::::/ '///, \ヽー―-= _
{ゝ { /仁 V ノ _ノ`ヽー=ミ'⌒7´.:::::: イ'/, ' '//, , ー-=ミ `ヽ_ あの校舎に、貴君の投槍をなげやりの如くぶん投げればそれだけで終わりなり!
(`Yi{/ {。ノ, 〈、 /.::::::::/ {/, , ' '//, ,____ >< `丶、
. 乢r'彡'⌒_,=、 .\ ∨.::::::::/ 〈/, ,  ̄ ̄ ̄厂 `ヽ`ヽ \ だがしかーし!
. | ´ ノ} 〉 ', /.::::::::∧ ー=ニ、, , , / >≠≠ニ二丶、
¬_くr'丿,, /ヽ ' i::::::::://∧ '/////////, , , , / / \
\<´ / i ,.::::::://// '>=ニ _ ' ' '/////// / \、
\__/ー-、_}/(]::::;′ >ー=ニ二三三ニ=彡く///// , , , , { ∨// `ヽ\
Y.::::::::l:| ´ '/////∧ ー≠/////////∧ | / j_ニヽ
/|::(]:::::l:| //∧ノ  ̄ ̄ ̄ \ |' >'"´
_/! |::::::::::八 /// ノ >'^ヽ、 /
// ; |::(]:::::::::::\ // ' /, , >'八{ ヽ /
. // ; ,::::::::::::::::::::::::\ // ////, , , . ____ >' ,. '^ヽ { { ′
/::{ { /:::(]::::::::::::::::::::::::`二二二二二二二二三三三三三三二ニ7′ \ ヽヽ |
{::八_/.:::::::::::::::::::::::::::////>'":::::l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ \ |
/{'(}::::::::<\/>.:::::::://.::::::::○:::::::::ー ――――――――――‐/ \|
{ Y(]::::::::)X (:::::○ /.::○:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ー=ニ二三三{ \
\!:::::::::く,.へノ::::://.:::::::::::::::::::::::::_::二ニニ≡=-―=≡ニニ二三三:.、
. /:::::::: \::::::::::\::::::::::::::`¨¨¨¨\)\ 、、
___彡':::`¨¨`\\::::::::::\:::::::::::::::: ⌒ヾV'W/ )
'⌒㍉ヽ:::::::::::::::::::\\::::::::::\::::::::::\ :::::|::: //て
⌒ヾ:::::::`ー===ニニニ\\/" /`ヾ:〉》::::|:://:::/
. \):\::::::::ー-===ミ/ / //\j///し
',::::',\:::/⌒ヽ彡  ̄/ ̄ミメ// `7刈く
',:::|:::::::{ ⌒) " 弋戎ハ\ // |⌒\
{从:::::::} イ `ヾ ⌒/厶,,j }
〉:::\:○' {ネ/ 丿
/`ヽ//〉^Y ∨ それじゃあ面白かねーよな
/ / ,// \ _ _ ゝ
_ .. -‐==彡`ヽ/'⌒//、 ` ーヽ_r ´ f´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ `ヽ
. : ̄ ̄` 、::::::::::/ 〈/ . :\ \ ┘ | おお、正しくその通り!この崩れた均衡は我々への試練ならば! |
.:\ ̄ ̄\/ . : :\ \ / ヽ___________________________ 乂_
. . . : :\ . : \ . :/-=ミノ\ _,ノ
. . : : \ . : \ . : :/:::::://) 尋常に挑んで、打ち破ってこそだ。
. . : :\ . : \ . : :.:/^Y//
. : :\ . : \.:.く::::::/∧\ は、マスター。そう言う考えを持つ所は、似通ってるらしいな
.
f´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ `ヽ
| そうだ。この崩れた均衡の中で、勝ち残ってこその英雄だ。望むところだ。だが――― |
ヽ____________________________________ 乂_
______
ムrー-ァヽ
|_ ,ィュ< | 我々はそれで良いと思索する。
i !_,,, `マ.|
_ヽ_/し| だが、他者はどうか?偉大なるゴッドこと聖杯の、歪んだ選定に何を思うか?
,..-―‐<:\_ヽ_ i__|ヽ__
/ ⌒}\:\ `ヽ )::::`iー-、
/.::::......::::/:::..ノ::::::::<>:::::::|:ヽ:::..
/.〉‐::::::⌒r:、/:::::::::o::::::::::::o:::ヘノ:__
/ /::''" .:::::ノ/::o:::::,....-‐t‐-:、::o:}::::...
,j ..::::........:::/:''^:::::/::::::::::_|_:::::::ヽj:::::::
/ ヽ_,.-''"\:_;:-'':_:;:-‐::''":|::`ヽ::/、::::::
/: ̄:\::::| .\-'':_:_:_r-r-'-ァ::::::| \
. |:::::::::|::::ヽj に,-,r--'―‐'-r' |
. |::::::::|:::::::/ |__./::≧ニニ≦ヘ|
. ヽ:::_:|::::/ |::l:::-=ニ三}ニニへ
} ヽ, .|ノ:::::::::::ヾニ|ニく::::::}
`i , .i ,`i /:|:::::::::::i::::|ニ|ニニ}::::|
ヽヽヽソ |:::|:::::::::::l::::|ニ|ニニ|::::|
 ̄ |:::|:::::::::::l::::l:ニ|ニニ|:::::|
|:::|::;;:::::::::::j::ニ|ニニ:|::::|
イ ___ ,.イ
,.イ/// ̄ ̄.:.:.:.:.:.:ノー 、
ヽ /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:___ノ.:.:__ノ.:.:.:.:ニ=ー
|/.:.:.:.:,.イ.:.:.://.:/.:.:.:.:.: ̄ ̄ ̄.:.:>/
\ヽ//.:.:.:.:.:ノノ/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:>.:.:.:// イ
∨.:.:/ノイ! 彡── ´.:.:.:.//:.:/
i/ヘ }} ミ二ニ.:.:.:.://.:.:.:,イ
/ |//厂` ヾ:.:.:.r-く.:.:.:.:.:.:/.:.:.j
. / / ∨/⌒ ヽ.:.://.:.: / そこだ。この戦い、俺達以外の参加者が、「結果として」あの学園に集中しちまってやがる。
ヽ ,,ノ ヽ丿 丿´.:./.:.:.:/
. / __ノ.:.:.:./.:.:.:./ ―――二組、三組だけでも神経が削れるだろうに、それが六組。
/ Xヽ.:./.:.:.:,.イ
`ヽ | | ヽく::::::ヽ 先ず、神経が擦り切れらぁ。
`<  ̄ | | l ヽ:::::::ゝ、
', イ / ¨ l `く:.:.:.:.ヽ
', .. 、´ ___./───-ュ \:.:.:.:.\
 ̄ 」¬|::::::::::::::::::::::::::::::∧ \.:.:.:.:\
| | ̄|:::::::::::::/  ̄ ̄ ̄ >ー-::、:.:.:.:.:ヽ.
,| |⌒トー、// .:/ ´ `ヽ、:.:.:.ヽ.
/イ / )// .:./ __ ヽ:.:.:.:.:'.,
/∠ムへ、,/ / .:/ . ・ ´  ̄ `ヽ ∨:.:.:.i
. /ムγ´: ̄::/ /.:/ / ∨:.:.:.:l
ハ.::::::::::::::::::/ / ′ / ∨:.:.:l
>,‐ 三 ̄、 `ヽー、_
> ´ (、 、 、ヾ、`l ll '' リ ' ハ_
., ´ノ r i l ゙ \ツ_l ii|!|ノlノソレl、i f,
,' r l ii ゙ `ェ_ヾミf r゙¨'' !!ii!!巛 ''li´'t
. i! ミメゝー`ー‐゙ `ヽl li li ミミi ヾ彡_
. iト ミ´ ミ ミ i!it、 ri ' ノ ,ィx、,∨ミ
k' ソ ゙゙゙ ミ `i! 、`' V_,,ィタ彡'ソミ ミ
l, 7 ヾ≡ラ´rx_ノソ ハヾ=- `ヽ l∧ 我が神よ!クランの気高き戦士よ!
'Y ' l ¨` ´ ´ ヽ,_ ト' ll
fヾ_ ハ -‐・`ラノ`ヽ、 l¨'/ 前提として、他の組がこの選定に耐えられるほどの精神の持ち主なのではないだろうか!
l l ヾヘ  ̄ _, イ l Y゙i _
ハ入_ ヾヽ _ - '´ェ‐'l l ヾr三、 小生は、そう思うことしか出来ない!
`i-、´ フ、 ヽ、fr'´¨"ノリ' !ii l驪
ノl 弋'ヽ\ `¨"´ィュ、 i!i i Ⅷ
V´ ノ | ト' `ヾ、 ヾi! i!i ! Ⅷ
' lf`i!y'ヽ ヾte. _ ノリ、 Ⅷ
/ヽ/ii!l i! ミー=≡ミミx 、_ ィ彡' ミ Ⅷ
l ヾ!ll i! 三≡ `ヾミ彡′ ノリ Ⅷ
i .f ヽ 、_> 、 三≡ ミ彡 ミミ> ・´
_.i ` ' ヾ `‐-> 、 三≡ _ >-‐ ´
ヽヽ'ミ `ヾ
乂`ミ、
ト、
Z弋ミヾヘヾヽ,,
辷彡 彡ネ〉ヾヾ〉ハ爪
. / -=ニ 彡'ナヽ、/`ヾ《ハ
人ニ三彡 込ツ ヽ Yヽ
Y ,ミYヽ :::..イツ | ……俺達が、あの学園内に関係者として居ても、確かに耐えられるだろうな。
ヾミZ:::.. / 寧ろ武者震いしてるだろう。こうしてな。
j'' ::::::::::......... j
_____/ |:::::::::::r-/
イ ヽ | Yミヽ、__,,,--一-、
\ .小 ハヾミ三三ミミ、
〉、ー- >-ゝ> ミ二ミミミ、
ヘ:::::::...........:::Y ハヽヾ〉
ヘ:::::::::::|:::::::| |丿
ヘ::::::::::::::::| |
\::::::::::| /
\::::j /
Y 丿
j /
ソ
|
「
,,, -―-- 、、
イ ^`ヽ
/ / ヽ \
/ ヘ ', ',
/ ', ヽ
. / i
| ヾ ', |
| ヘ i |
{ }
〉 \ ヽ / ! |
{ヽ ヽ ヽ ./ / .,′ /
ヽ ':, ', ',/ ′
i i | ,'
レ' | / /
,,x<丁 { ヽ ヾ / / r―‐―-----
/////,| ‘, ', ', ′ .}//////////
///////∧ ‘, lヽ i ///////>''´
{``丶、///,ヽ、 V レ!从/ヽ/从〃/N/l/l/ ///,>'''´
‘, `` ー--―――------------------一 ''´ /
ヽ /‐-
。z≦´ ̄ヽ \ ′
。z≦ \ `丶、 //
【直後臥藤門司判定 ウルトラ求道僧+2】
,, -――‐- ,,,
,,x< ``丶、
/ ./ / ヽ
/ .::::: // .:: / / ミx
. / / 〈 / -― ―- ヽ
i { // ヾミ\
. j ,、,x‐ 、ヽ /〃/,,,,,,,_,// \ i
{ / `ー-=ミx'^' `゙ヾ 〈
. } } / } } ゙< ミx、、 、}
| | i ノノ __..:::__ j |
| / ト、 :: 0 /.:::::::::::::::::::. { | 済まぬ神よ!小生、頭の螺子をサンスクリットの果てに置き忘れたがため、
. | ! `zミx、::::., .:::ミxzz=<:::::::: | | それ以外はさっぱりだ!
. レ | 〈___Oヾ:; :::∠___O__〉:::::: | へ }
. l ! ..:::::} ヽ::::::: ..::::::::. レ' イ } , というか、愉しめるのならそれで良くね精神である!
ヽl / .:::::::. .::::: / ./ ′
‘, 〈 ::::::::::::.....:::::: // .!
‘, ` ``丶、:::: .:::/ヘx/ ヽ|――-- 、、
‘, `マニニニニニア´.::: .:::/:::::::::}:::::::: |::::::::::_;;::: -‐ 〉
,, -―‘, ヽ:::/``'´ / .:::: .::/:: /::::> ''' ´ //
. r ´ .:::::::‘, ゝ---- ' .::::: .:/ >''´ /
. \,z=≠冖==x、 _ ‐―― '''´ /
/ .::.:::::::::::::::》<´::::....... / ``丶
.。z≦《 .:::::::;;z≠冖''´.::.``ヽ、:::. ,,x<:::::::::::::γ
. x≦x .:::::::``ト:、/::::::::::::::::::::::::::::::::::::\::::. ,,x< :::::::::::::::::ゝ-
// ヾ ::::::::::::::::::::::::::::/ `ヽ:::::::::`ー---一 ´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
/i、,,-ーフ,、__
iヽ/i/::::/∠_::::::::::::::`>__
|::ヽ:/:///::::::/::>::::::::::::ゝ
|ヾ::V:::/:,彡ソハヘ;;;;;:::: ̄´\:ト
γ升/`"ヘL__,,、__ヘ /`二ニ:::\
!/≧ `"''i斤┬,r、 く;;:::ニ_\::>
'fj_) ヾ┴ ′ ミ::::::::::::\ ……はぁ。
/フ ミ>=-::ヘ一
〈 ヽ γ´ヾラヘ いや、お前はそういう奴だったよ。
', 、ー'""'、 ソノ/::/
', ` ー ′ ∧≦/ 坊主が辿り着く域に届いてるようで届いてない。
i′ ´ l:l::::|
L! i _.,、ーl !」ゞ、 だから、答えを求めて聖杯戦争に挑んでるんだったな。
__ イt、,,,、、i´: : : : : : : : :>ー-、_ _
/´: : : / ̄>ー--、,,、ー'´:.| i丁厂ヘ__;, : : : :/: : : : :!√ヽ:`:\
/',: : : : : i: : : : i: : : : /: : : :,、/Υソγ⌒ヽヘ/: : : : /: : : : : :,ヘ :\
/:.:.',: : : : :l : : : l: : : : i:,、ー';;;;(( ノソ´;;;;;;;;));;/: : : /´: : : :.,、ー'′: :ヾヾヽ
i:.:.:.:.',: : : : ! : : :.l: : : :|二ニヘノノヘ==≡∨: :/: : :,、ー':´: : : : : : : : : : :ヘ
!;.:.:.:.:.'.,: : : ヘ : : ∨:._:゚/;:;:;:;:ヽ__/;:;:;:;:;:;:;i゚。∨: :,、ー': : : : : ; : :´: : :`: :': : ; :'.,
'l:.:.:.:.:..:.:'.,: : : \厂゚/´;:;:;:;;;;:;:;:;;;:;:;:;:;:;:;:;:;:;!ト。_/: : : ; : :´: : : : : : : : : : : : : : .〉
';.:.:.:.:.:.:.:.:':.,: : : ゚ソ´;:;:;:;:;;;;;:;:;:;;;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;ヘ: : : : ; : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :/
/:.;,;,;,:、;ー/7丁´:;:;:;:;:;:;:;;;;;;:;:;:;;;;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;ヽ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : /
`フ;:;:;:;:;:;//;:;:i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;:;:;:;;;;;;;;;;;;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:/;:;:\: : : : : : : : : : : : : : : :/
/;:;:;:;:;:;//;:;:;:;ヾ;;;;;;;;;;;;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/;:;:;:;:;:;:;\: : : : : : : : : : : /
ヽ、\ ー、 、 \ ヽ\ Nヽ l l
lヽ\ー〈\ ヽ ヽ Nヽ\l ヽ l | l
ヽ\\\ヽ\ _ ヾ\ ヽ V\ヽ N l lヽ
lヽ\: \ \ー─、 ヽ、 ヽソヽ\ \ l l l
\ ヽ\\: \ヽ\\ヽ\ \ヽヽ \ヽ: : ヽV ∨ l |
\ ヽ\\: \ヽ\\ヽ\ \ヽヽ \ヽ: : ヽV ∨ l |
\ヽ\\: : \ヽヽヽヽヽ\ ヽヽ\\ヘ: : l Vl l l、
ヽ\\ヽ\: : : \\ヽ\\\ヽ\ヽヽ: :ヾl l l l |
ヽ lヽ\\\: : :. : ` `: ヽ\ヽ:: ヽ\ ` : : : : :: l| l l
lヽ ヽ\\\\: : :. __ : : : : ヽ: : : : : : : : : : _: : : l リ
\ヽヘ \ヽヽ\ヽ\::.`k、__ : : : : : : : : : : __ィ|リ: : : : :/l 、
ヽ\ \\ \ヽ ヽ: `ヾミt___ _,gt,ィ彡ツ'´ : : : : / /
\ヽ\\ ヽ\\\ヽ\ヽ: : .`¨ーミ|||||lllll|||彡'´ : : : //, いやはや、未熟者ゆえ申し訳ない!
\ヽ` ヽ\\ヽヽヽ: : : : : : : : |llllllllllllシ' //ノ
ゝ\ヽ\\ヾ\ヽヽ: : : : : : :_,f|lllllllf''´ /´ そして、間違いがひとつ。答えは聖杯などに頼らない!己の手で勝ち取る!
ヽ \ヾ\: : . : : : : : : : : : _rflllllリセlllミt、 /
\ー、ヽ\: : . : : : : : ,ィlll||lll||シ'´ _>||llミi '
、_ヽ\: : : : . : : rツll!!!!''~ tiil|||||llllツ , この崇高な戦いの果てに何が有るのか、小生は知りたいだけ!
`ー‐- > `: : : : :. lリ´: . k|i
` ー : : : : : : :` : : . . . . ` , '
` ー -_ : : . . . _ -
フ/ ´ そういう訳で、神槍をあの学園に投げよう!そして、逃げる!所謂、やり逃げ―――
ト、_ _
ヾー-< ̄¨ヾト、. \.ヽ ヽト、
_ト--'ド=、=三≧=ニト、ト、\}iYi }i ,.ィ
> =ニト-ドミi、`ヾミli、\ド、Vi:レ/i/
≦===< ̄¨ニ=- 、 `ヾ \ Yl/ .lレイ
<-―=ニ三≧=、ト、 >}-iド!¬iヘi斤K
≦= '三 ニ=,.ニ.Z 〃.〃 {{i { {iヾヽ
之_Z二〃 ̄ __,.ィ! {{ |{. |{ト、 ヽ ∨ }}
≦ィ'∠,/ ̄,.イく. リ_,」ヒ==≠=ミ;、 z久ノ
ノイ∠.イi,r<ソ' ,ィ''::ナ≧ fテ
∠ィ'〃,'{ ¬.、 ` ̄ ´ 「i
フイ小| '、:::} \ うまくねぇし、やらねぇし。
'^^!个irr:ェ ___7
ド.Ll {. } ヽ ‐''",. -.〉
川||.| ト、._ {
リ .| ∨ `ヽ、 _ノ
厶=r:|_ ` T  ̄
/ く_  ̄¨ ¬------┴、
/ / ノ  ̄¨ ¬-------イ
,/,∠.../ \_
イ ___ ,.イ
,.イ/// ̄ ̄.:.:.:.:.:.:ノー 、
ヽ /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:___ノ.:.:__ノ.:.:.:.:ニ=ー
|/.:.:.:.:,.イ.:.:.://.:/.:.:.:.:.: ̄ ̄ ̄.:.:>/
\ヽ//.:.:.:.:.:ノノ/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:>.:.:.:// イ
∨.:.:/ノイ! 彡── ´.:.:.:.//:.:/
i/ヘ }} ミ二ニ.:.:.:.://.:.:.:,イ
/ |//厂` ヾ:.:.:.r-く.:.:.:.:.:.:/.:.:.j
. / / ∨/⌒ ヽ.:.://.:.: /
ヽ ,,ノ ヽ丿 丿´.:./.:.:.:/ (……だが、腑に落ちねぇのは間違いねぇ)
. / __ノ.:.:.:./.:.:.:./
/ Xヽ.:./.:.:.:,.イ (この戦い、一体何が隠れてやがる…?)
`ヽ | | ヽく::::::ヽ
`<  ̄ | | l ヽ:::::::ゝ、
', イ / ¨ l `く:.:.:.:.ヽ
', .. 、´ ___./───-ュ \:.:.:.:.\
 ̄ 」¬|::::::::::::::::::::::::::::::∧ \.:.:.:.:\
| | ̄|:::::::::::::/  ̄ ̄ ̄ >ー-::、:.:.:.:.:ヽ.
,| |⌒トー、// .:/ ´ `ヽ、:.:.:.ヽ.
/イ / )// .:./ __ ヽ:.:.:.:.:'.,
/∠ムへ、,/ / .:/ . ・ ´  ̄ `ヽ ∨:.:.:.i
. /ムγ´: ̄::/ /.:/ / ∨:.:.:.:l
ハ.::::::::::::::::::/ / ′ / ∨:.:.:l
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7:::/7:/ i::::::::/  ̄__./::/ |::::::::::|  ̄ ̄ _/::::/ ○ ○ ○
/;;;//;/  ̄ i;;;;;/  ̄ |::::::::/
 ̄
授業の終わりを告げる聞き慣れた、鐘の音が聞こえる。
規則的に上下する金属音に合わせて、生徒達が参考書、教科書の類を持ち上げている。
イ / / / 丶 ヘ ヽ \
/ / _ / / ヘ ヘ ヽ ミz
/ / / /) / l ヘ ヽ ヽ ミミ
// l:// / l ヘ _ ヽ ハ ト
/ヘ ;l /::l l ` ー/ヽ- l ノ-/l ̄/ヽ ヘ l i
/ l .l /l:ノ l / 从 l /l/ l/ ヘ ヘ l リ
/l l/ l メfモミzl/ヘ l ィf禾芽气 il ハ
/ l ヽハ弋:::U::リ ヽ/ 从::刋::iノ/ l / ………
ハ ヽ `¨ ¨ / / /
从 ゝ lト\ ` /イ// l
/ \/ 从 ー -ュ / /ハ
//////\__/ > イ 从ハ入 ト
//////////二二二≧二二二ニ≦二二二二\ハ ヘ 从
私も、周囲の動作に合わせるが、心中は穏やかではなかった。
ピン…と張り詰めている緊張の糸。異常と敵意と欺瞞に溢れたこの世界に、置き去りにされている。
何が味方で、何が敵なのか。まるで分からない。ふとすれば、狂気の底に落ちてしまいそうな危うさが常に身に付き纏う。
逃げるように視線を士郎の方に回せば、彼もそうなのか、額には脂汗が滲んでいた。
/:./:.:.:.:.:.:.:.;.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l:.:.:.ヘ:.:.:.:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:、:.:.:.:.:ヽ:
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j;:ノ!:.:_:.:l - 、_:/ ヽ:.:/!; ヽ:.:.:i;.:.:./:.ハ! l/ ヽ!_,l/-、, l;ヽ:/
!/!ヽ! _≧z、'_ ! Uヾ:!l:./ l' _ x≦ _ / l'
l }ヘ イ´ 云示ミ>、_,ヾ .!'(_ x≦r示云 `テ '´`ノ
ヾ.〈 、 ` .赱ソ ` ヾ" ´ .赱ツ .l )./
ヽ.ハ .:i j /、
/ニニゝ, .::| ム´ニニヽ
/ニ/ニニニヽ :::| /ニニニニニム
/ニニlニニニニニヾ、 ::! イニニニニニニニ
r+ニニムニニニニニニソl.、 _ _ _ /|ニニニニニニニニ
/ニニlニニニムニニニニニ<、\ ´ _ __ ` / j、ニニニニニニ/ニ
/ニニニヽニニニムニニ/ j!. \ / ! >、ニニ/ニニ
∠ニニニニニニヘニニニヘ,/ ' l ` ー 一 ´ / lヽ iニ/ニニニ
/ニニニニニニニニニヽニニヽ l / ′ !マニニニニ
≦!ニニニニニニニニニニヘニニニヽ j ヘ / /ニニニニニニ
ニニニニニニニニニニニニニニヽニニヘ ヘ / /ニニニニニニニニ
ニニニニニニニニニニニニニニニヘニニニヽ ヘ / /ニニニニニニニニニ
慎二も、顔色は優れていない。魔術回路がなくとも、本能が察しているのだろう。
/::\,,__
┌ーヽi::::::::::::::::::ヽ ̄`',
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',
ノ::/::/:/:::!:::::∧∧:::::::::::::::::i、:::\
/ /:/::/::::i:::::/ }:::):::ヘ::::ヘ::ヾヽ
{ {:く;;{:::∧:( u (:::(ヽ:::::):::ヾ::} }
ヘ::)::)ノ¬)) ):)フ::ハ::::):/
{ヘ!:(丁;;jゝ ´「;;;j厂レ!iヘ
{∧  ̄  ̄ / ソ ……
ゝヘ ' /ノ
リヘ ´  ̄` /!!′
\|\ __ / |/!
___ _____r=┤: : : : : |||: : : : : ├、,,
/: : : :: : : : : : : : : : : : : : : : 〃/: : : : : : : : :`:ー:-:.:.、,,,__
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ここは…
/ / /
./ .// / .仆
/ / ,′ } \ /|
ー ´ | /| .ハ ルi Χ |
.,! / |. l V V \|
ノ.! ハ l | xぁ壬ミヽ X }
-=´__ !´ ハ. ド;Vイ ̄`ヾヽ. ` 、 , .ハ
/./三三;|. ` .| V パCxz::ヾ\ y'! ./{ .X´
/ /三三=;| | か::ゞツ::::::バ i!,从 /  ̄ヽ、
{ ./三三三;|. 1、 ! ゞ.__>' ´ .) ,,x示
r| /三三三=∧ |.!ヽ| ー-‐ ,か
/=|/三三三三三ヘ |.l. L_x
/三}三三三三三=| ハ |::'. た_
/三三|三三三三三=.\}从 |:::丶 , .ゞ≠
/三三三\三三三三三三\:.).从::::::::\
【誰に話しかける?】
【1:士郎 2:慎二 3:別クラスへ 4:自由 5:誰にも話しかけない 下2】
徐ろに立ち上がり、慎二の方へと歩を進ませる。ちなみに、私の席は後ろの方に位置している
__
/:::::::::::ヽ
___ノ;;;::::::::::::::::::ヽ
|:::::::::::::/;;;:::::::::::::::ヽ::::::\_
ト|::::|:::::::;;;;;;:::::::::ヽ:::::ヽ::::::::::ヽ、
|:|:::j:::::::|ヾY''´):::::)::::::::):::::ハ::j
j:|:::{:::::::ヽ (::::(::(ヾ::从ミ:::ヽ
|:{:::::ヽ::::人 )イィt7ハノ/^i:::ヾ ……なぁお前
`ト(::::::j:::汽ソ ゝ' ¨ /::/
(''ソヽ`¨ , ハ;)
',. r-ヲ / .l)
丶、  ̄ / |、
|`==.´-一゙゙:.:t_
_____,,-一'.:.:.:.:.:|:l:|:.:.:.r.yヽ:.:.:`ー───、
/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|:l:|:./ / /ヘ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヘ
/.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|f Y / / ,ハ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..|
|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:| /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..|
|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:) j.:.:.:.:.:..::..:.:.:.:.:.:.:.:.|
訝しむように。疑問の答えを知るように。僅かに眉根に皺を寄せたままに、彼は何かを私に尋ねようとする。
【直後判定】
1~3:いや、なんでもない
4~6:何なんだこれ
7~9:……どういうことだよこれ。
_
ィ;ヘ:::::´:jト、ミ::::、
,ィ:::::´::::::::\/:l::::::\::::
r:j::::::::ハ:::::::ト:;ィ!:::ヽ::::\::、
j/::::::/:::::}:::::ノ~´ |::::イ:::::::;イ〈
/::::::人::メ::::( {:〈,{::ハ:/:ハ::ヽ_
ト:::(:::::「ト-y' :::::、)斗チj:r-:::Y …おい、何だよこれ。
`⌒ヾ{ハ u ` rイ::{ 息苦しいったらありゃしないぞ…。
「 ̄、 ̄`ヽム ,,ィ=ぅ ノ人:ハーァ 、
| ヽ ト≧'ーrr-≠ イ j まるで、ここら一帯が固有結界に包まれたみたいじゃないか。
} Y ヽ マ{ 彡 / /
ハ j「 ー 」ム ハ { f´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ `ヽ
/ 7 川 V ヽ | いや、固有結界の雰囲気分からないでしょ慎二 |
/ j{ | i ! } 、 ヽ____________________ 乂_
′ ハ l | ! ハ !
ミ、/ } ! ij {! V 物の例えだよ!お前にも分かりやすくしてやったの!それを分かれこの馬鹿!
{ イ/⌒ーォ | lト イ ≠⌒ヾ |
―┤ ア´⌒ヽ――┴┴ f ̄`マ j―――
L j!  ̄] [ニ ヾ _ノ
 ̄ヽ ム ニイ ト_ j /! /´
`⌒ー- ´ `ー-'‐^ ̄
/ / 从 \ゝ
/ i |:::: ヽ ゝ, ヽ
.′ ' ハ ヾ::: |\ ハ | ヾ;. |::::: ヽ |
| | │ /-\- ヾ |ニ| /-i!│ |: i::::::ト.:::: ∨
| | │ハ/ 、 │ ヾ| / i::::/:::∨ヽ:::::: /
|ハ Vィ__, \|、___ // ,/ V:::::::::::::::(::::::!|
l ゝ \  ̄  ̄ イ // ) |:::::::::::::::::::\ |
「 ` ヽ /jイr '_ノ::::::::::::::: ハ::::ノゝ
ハ rイ:::::::::::::::::::::/
ゝ. - - ..イハi!:::::::::::::: //
` . ` . '′ | ヾ.::::::::::::ハi
>- r_ノヽノ\/| ∨ゝ::|
)::::::::::::::::::::::::::::::{. `
ノ:: - ― … ...-::` …‐- 、
_ ..' :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ヽ
::::::::::::::::: /::ヽ.::::::::::::::::::::::::::::::::: /::::::, :: ,
.::::::::::::::::::/| _:::ノ ̄ `ヽ _::::::::::|//:::::::::::::|
/ノ ヽ:: |.':::::::::::::::::│
【会話内容 下1~3】
...::´ / ∨|! / 丶、 \
,..:' / .、 川 | ヽ ̄
ー=彡' .'、\\ `ヽ ! ハ ! .| }
. ,' .i.i.|. \\\ ! ト、 } ノ { ト、!
i 川 \\\} !ミミト、 // .. ! .}
| i , |.| .斗-┼ !ミミト、 >、 . i 人 ……たった一日で、伝えたいことがこうも増えるなんてね。
| |.i i | ´ ,,,r=≠i| ト、ミY´`ヽ / Y´\ ゝ
! |リ リ .〃弋::::ソi | !i {、. リ ' / ,{ ヾ f´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ `ヽ
| |fトミ " || リ r'./ i / 人 ト、 | やっぱり何か有るんだな?おい、さっさと教えろ! |
. ノ人川弋リ) .! i ,,イ / / / |/ ` ヽ____________________ 乂_
/´ .从ハ ヽ ヽ| ∧ ハ从 / ′
ヘ. ./ / / ∨ 先ず、葛木と殺生院がマスターだった。
ノ\  ̄ /.-‐ "´ ̄ ̄ ̄ ̄}
i'' ̄ ̄`ミト.、 ..イ ´ |
|三三>. ` <´ _ _ ..-‐≠三三三三三{
トニ三三ニ>..、 ` <三三三三三三ニ!
. ノト.、`ヽ三三三>..、 ` ー=≠ニニニニゝ---、
!/::::::::ト、 `゙<三三三三二二ニニニニニニニミ \
|',:::::::::i´ \ `<三三三三三三三三三三三ニミ、 \
|::V::::::!___..ノ>、____________`ヾ三三ミ、 \
|::::V/ /::::| /::::::| ∨::::::::::::::::::/::::/:::`ヽ.\三ニヽ \
_____
/:::::::::::::::::::::::::::ゝ、
......::::{::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヾ::ヽ
〈:::::::::::::::ヽ:::::::::::::::::ヽ::::::::::::::ミヽ
>;;:::::::::::::::ヽ:::::ヾ::::::|ミ::::::::::::::::::::ヽ、
.〈:::::|:::::::f:::::::::;;''')::::人::ハミ:::::::::::::::::从
i:::|::::::::トミ'' 〈::::{ /}::L ミ::y-ミ::ヽ
|::|::::::::::::::ヽ ):)fイ:丁 ソr}k ):| ) な―――!嘘じゃないだろうな!
|::|::::::::::Y}::|__ ~ ¨´ Y/:::l
{ ヾ:::::::::t k夕 r':::::jゝ f´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ `ヽ
 ̄ゝ(ヘ < _ ヾリ | こんな場面で、そんな下らない嘘は言わない。 |
( ヽ ´ / ヽ ヽ____________________ 乂_
> 、___/---──ゝ.
z-≠─- 、 ヽ へ─--ヘ ……なんてこった。僕に、お前に、岸波に、葛木に、殺生院先生…。
| \ ` ゝ、
| \ 5組のマスターが既にここに…
| \ \
| \
| イ }
f\ ノ ヘ }
{ \イィ´ ̄ ヘ }
__
/ /⌒ ___
____( (___⌒\ノ__
{______) ̄\/ ̄ ̄\ < ̄`
⌒ヽ __ ⌒ヾ::...::/ ̄\:. 。
_/ ̄:. .. .:⌒V⌒ヽ \:. \
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ミメ、:.. \:. \\
 ̄ . \\
\/ :: |:. |⌒
/ |:. |:. |
| ゚。 |:. |::. \ 人 (慎二は、衛宮がマスターだって知らないんだっけ)
/ | 。 | Λ:. | |\ \
. /⌒/ | | :| |_ノ |: / V. 八 \⌒ ……そのせいで、緊張感が酷いことになってる。
/ :| |\ 斗 | l l レ'⌒ ノ }::。 \ \
イ|_ / ̄\ Μ .| l | | | /⌒ } . Λ::。 ヽ. \ \⌒ 誰が、そうさせてるのかは分からないけど…。
/l| / 从ハ:./ 斗r七さア 乂| l Ν__) / / /{ |::| } |\ \__ノ|
|∧l|′ ,斌 ´ 辷シ |/ / イ / {::{ |::| /| | \_ノ
| 从. _ツ И/ 仄::.:. /! {::{ |::| | | /
\Λ V::.:.::彡イ::! |└┘} | |′ お陰で、暴発して学生ごと巻き込む陣営が出てきかねない
〈:八 V⌒ヽ |::| 「:「 ̄\|
- ‐ {'⌒ |::| |::| )|
Λ _ -ー  ̄ ̄ ̄\. |::|
Λ _ -‐ __-=ニ三三ニ-_ \
_ -‐ __-=ニ三三三三三三三ニニ-_\
. _ -‐ __-=三三三三三三三三三三三三三三ニ、}
ヽ.-=三三三三三三三三三三三三三三三三三三/
ヽ三三三三三三三=‐ ̄ ̄ ̄____ `ヾ三ニ{
. /三三三=‐ ̄__-‐=ニ三-_`ヾ=ニニ‐_ \ニ!
/‐ ̄_ -=ニ三三三三三三三ニヽ ヾ三三ミヽ ソ
f´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ `ヽ
| 多分―――放課後ここが戦場になる。|
ヽ________________ 乂_
_ ,4`ヽ、
|: : : : ≧- ./: : : : :\
_l: : : : : : : :/: : : : : : : :`>- 、
j: :i: : /: : : :./: : : : : : : : : : : : : .{
_.ノ-:' : : : ∧,/: :}: : : : : : : : : : : : :.l
,}: : : ノ: :.ノ /: : : : : : : : : : : : : {:`:ヽ
,.’: : : : :/ 、 〉: : }: : l: : : :l: : : : : :ヽ: :{
{/l -―:´ `/ー、_:i: : :./: : :} : : : } : l
{ハ{_{/_i }/_=- }: /`ヽ: : : : : : : /: : :〉
;_{::゚ノ  ̄l≧:...、 }/ }: /: : :/: : ∧
{ l ´ ` ┴ ┴ ./: :/:/: : : : :}/: : :〉 ……だろうな。この敵意の中じゃ、とち狂うのは不自然なことじゃない。
',ヘ __ : : }: : : : : : : : Ⅳ
: .f― , - ヽ . : : :Ⅳ ̄ }: :l: :./ しかも僕みたいに勘の良い人間が他に居るのなら、この不自然な集中を利用する。
゚, ',/:::::::::ノ . . : : : : : / ._} l:.∧:.}
. `¨ ¨´ . . : : : : : : : : : // }'’ 間違いなく、他陣営を一網打尽にするために、攻撃的に動くだろうさ。
人 . . . . . : : : : : : : :/ヽ´:,/
 ̄ 「  ̄  ̄ / },:'’ ま、僕は先を見据えてるから、そんなことしないけどね。
_ .l\_.」__ _/ 八
/ ヽ、_ _ _ノ ///  ̄ ̄ ̄l
. / / {_/// /_
/ l / // ̄ =- - -  ̄}_
/l / } l }=-  ̄ _
. /l./ /// , -=  ̄\
/ /. /// /
. l } /// ,4_=-_ i /
. |/. ///  ̄=-_ l / / ><
. / /// |' /><
../ /// _}/´
/// /
. /// }. /
/// l/ / ./
f´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ `ヽ
| 対策としては、学校から出るのが良いと思うけど。 |
ヽ_____________________ 乂_
/::\,,__
┌ーヽi::::::::::::::::::ヽ ̄`',
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',
ノ::/::/:/:::!:::::∧∧:::::::::::::::::i、:::\
/ /:/::/::::i:::::/ }:::):::ヘ::::ヘ::ヾヽ
{ {:く;;{:::∧:( (:::(ヽ:::::):::ヾ::} }
ヘ::)::)ノ¬)) ):)フ::ハ::::):/
{ヘ!:(丁;;jゝ ´「;;;j厂レ!iヘ
{∧  ̄  ̄ / ソ ……
ゝヘ ' /ノ
リヘ ´  ̄` /!!′
\|\ __ / |/!
___ _____r=┤: : : : : |||: : : : : ├、,,
/: : : :: : : : : : : : : : : : : : : : 〃/: : : : : : : : :`:ー:-:.:.、,,,__
/: : : : :: : : : : : : : : : : : : : : :i ! |: : : : : : : : : : : : : : : : :: : :`ヽ
/: : : : : :: : : : : : : : : : : : : : : i ! i: : : : : : : : : : : : : : : : :: : : : : ',
/: : : : : : ;;: : : : : : : : : : : : : : i | i: : : :r=====ュ: : : :;;: : : : : : i
/: : : : :;: : ;;: : : : : : : : : : : : : : i | i: : : : : : : : : : : : : : : ;; : : : : : : i
/: : : : : ;: : :;; : : : : : : : : : : : : : i l l: : : : : : : : : : : : : : : ;;: : : : : : : |
【直後判定】
123:???
456:なるほどな
789:いやそれはそれで
__ ゞ,.....、_
/::::::^:::::::::::::::::::::ミ、
r´:::::::::i:::::::::::ヘ:::::::ゝ::::ゝ
ノ:/::::i::::r.ハ、::::):::ヘ::::i:::::l
/:/::::::h::) }::::(:::::::)::l::::::l
{::l::::::::ノ)ノ ゞミハ::::;;;;;::.l
ヘソ(.丁;;jゝ .「;;;jノ{yソソ
弋i. ̄  ̄ iノ
ハ ___'__, .仆 、__
>\ _  ̄´ /}: : : : : :`ヽ、
/: : : :ゝ::≧≦il::ノ : : : : : : : :ハ
/: : : : : : : : : : : :lil: : : : : : : : : : : :.ヘ
/: : : : : : : : : : : : : ::lil: : : : : : : : :i: : :: : ヘ
ゞ: : : : : : : : : : : : : :.lil: : : :伝彡::l: : : : : : ヘ、
{: : ミ、: : : : : : : : : : :..lil: : : : : : : :ト: : : : : : : :>、_ ___
/: : : : : : : : : : : : : : : : :lil: : : : : : :/ \: : : : : : : :: : >、_ .{ r´⊃
{ヽ, r 、 ./: : : : : : i: : : : : : : : : : : lil: : : : : : l <: : : : : : : : : : : : : :≧ュ__/ {/ ⊃
.く/ノ / / /: : : : : : :ハ: : : : : : : : : : :.lil: : : : : : l ><: : : : : : : : : : ::{{::::l 彡./
くゝ/ /≧ュー--z_.ノ: : : : : : ./ .l: : : : : : : : : : :.lil: : : : : : } ><: : : : : : :{{::.:l___ノ
>、_ノ } .}: : : : : : : : : : ::./ { : : : : : : : : : : lil: : : : : : ヘ ><、ノノ:ノ/
\_/ノノ: : : : : : : : : : :/ /: : : : : : : : : : :..lil.: : : : : : :.ヘ  ̄´゛
 ̄`・ー- - - - --´ ./: : : : : : : : : : : :.:lil: : : : : : : : ヘ
/: : : : : : : : : : : : : :lil;;lil: : : : : : : : :ノ
く: : : : : : : : : : : : : :.lil;;;;lil: : : : : : : :/
7\: : : : : : : : : : ::lil;;;;;;lil: : : : ::/:ハ
/: : : Tーz___lil;;;;;;;;lilーT´: : : :.ハ
/: : : /: : : : : : : ::/ ̄`ヽ: : : : :l: : : : : :ハ
123:でもやっぱり僕は(この状況での)王道を征く―――攻撃的な行動
456:悪くないけど、穴が有る
789:…この異常なまでの緊張感。僕には心当たりが有るね
案を淡々と述べると、彼は眼を伏せた。癖の掛かった前髪に隠れる、端正な顔立ち。その顔立ちに見合う、有能さ。
きっと。隠れた表情からは何を思索してるのかは分からないが、この状況から導き出される答えを探っているに違いない。
それが、言葉として出るまで私は静かに待った。数秒か数十秒か数分か。
満ち満ちた敵意/悪意によって狂わされ、緩慢に感じる時間感覚では、体内時計は正確な時を刻めない。
そんな時の末に、青い髪が揺れて。私と、再び向き合う形となる。表情は、自信と確信に塗られている。
これが、間桐慎二の本来在るべき姿なのだと、私が抱いた第一の感想だ。
::::::::::::::::::::::l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l\∨//∧::::∧:::::::::::::::∧::::::::∧
::::::::::::::::::::::| :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: { l :::∧::::::::::::: ∧:::::::::::〉
:::::::/ ::::::::: | :::::::::: / ::::::::::::i::::::::::::/ ノ::::::: 〉::::::::::::::::::〉::::::/
: : ::::::::::::::: | ::::::: /::::::::::::::: |:::::::::〈 /::::::: 人::::::::::::/:::::::/
:::::::::::::::::: .ノ:::::: /::::: ノ::::::::::i :::::::::::> ヽ::::〈 _::::::::/:::::::::人
:::::::::::::::: / ::::: / ::: / :::::::::人::::::::〈 ,|::::::〉´ ヽ;: {:::::: <:::::::ヽ
:::::::::::::::/ :::::::/::::: ノ -= - - _:::ヽ ´}:::/.┬ 、}::Ⅴ::::: 〉\:}
::::/´ ヽ、 ノ:::::::〈´ ヽ>-...ハ´ヽ::/ レ:::::::l / :::/:::::::/ /′
::::l 「 \}::ヽ::::::::: 〉 ,./ |:::::::::::i }’ `っ_/ ′.|::::::/ ヽ …僕はこの異常なまでな緊張感に、心当たりが有るね。
::::|丨 `ヽ{ヽ::/ ヘ `つ:::/ `¨´ lハ/
. \ \ ヽ }7 ゛ `¨¨´ ヽ .
}ハ::\ ー ) 〉 /
. }/ ヽ¨´}:lム, ィ
八:::| ヘ _ - ノ , ’
. Ⅵ \ `ー… ´ /
「´ヘ ≧ュ.、 ./
. | \ ≧ュ.、 ィヘ
. | `≧ュ __ _ _ー._Lノl\
/  ̄l 、 |:::l:::| ̄ | `ー
斗七´. \. |:::l:::| l
`ミ、 |:::l:::| ノ
`ミ 、 . |:::l:::| /
`. }:::}:::}彡´
ー-〉::〉::〉-=-
|:::l:::|
/ / 从 \ゝ
/ i |:::: ヽ ゝ, ヽ
. ′ ' ハ ヾ::: |\ ハ | ヾ;. |::::: ヽ |
| | │ /-\- ヾ |ニ| /-i!│ |: i::::::ト.:::: ∨
| | │ハ/ 、 │ ヾ| / i::::/:::∨ヽ:::::: /
|ハ Vィ__, \|、___ // ,/ V:::::::::::::::(::::::!| ―――それは?
. l ゝ \  ̄  ̄ イ // ) |:::::::::::::::::::\ |
「 ` ヽ /jイr '_ノ::::::::::::::: ハ::::ノゝ
. ハ rイ:::::::::::::::::::::/
ゝ. - - ..イハi!:::::::::::::: //
` .. __ --――-、
/ ̄ ̄ ̄`¬ー- ̄_ ____ヽ
/三三三三三≧=-__  ̄ー=三三!
. /-=ニ三三三三三三三三≧-__  ̄`\
. /ー-_、  ̄‐=三三三三三三三三三三三ニ=-ヽ
. /=‐__>、_  ̄ー=三三三三三三三三三三ミ、
i/ ̄  ̄ー- _  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄__ }
/::\,,__
┌ーヽi::::::::::::::::::ヽ ̄`',
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',
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ノ::/::/:/:::!:::::∧∧:::::::::::::::::i、:::\
/ /:/::/::::i:::::/ }:::):::ヘ::::ヘ::ヾヽ
{ {:く;;{:::∧:( (:::(ヽ:::::):::ヾ::} }
ヘ::)::)ノ¬)) ):)フ::ハ::::):/
{ヘ!:(丁;;jゝ ´「;;;j厂レ!iヘ
{∧  ̄  ̄ / ソ これは、誰かがそう思考誘導している。
ゝヘ ' /ノ
リヘ ´  ̄` /!!′ そう、こうなるように演出しているのさ。
\|\ __ / |/!
___ _____r=┤: : : : : |||: : : : : ├、,, それが誰か。僕は、良く知っている
/: : : :: : : : : : : : : : : : : : : : 〃/: : : : : : : : :`:ー:-:.:.、,,,__
/: : : : :: : : : : : : : : : : : : : : :i ! |: : : : : : : : : : : : : : : : :: : : その人とは最近の学園生活で、積極的に関わったからね。
/: : : : : :: : : : : : : : : : : : : : : i ! i: : : : : : : : : : : : : : : : :: : : : : ',
/: : : : : : ;;: : : : : : : : : : : : : : i | i: : : :r=====ュ: : : :;;: : : : : : i
/: : : : :;: : ;;: : : : : : : : : : : : : : i | i: : : : : : : : : : : : : : : ;; : : : : : : i
/: : : : : ;: : :;; : : : : : : : : : : : : : i l l: : : : : : : : : : : : : : : ;;: : : : : : : |
/ /
.′ / / ム 弋
.′:/ / ./ 、 /.ム \
l .,イ .イ ./ .| .、. \ .V .ム 、__ニ-
|/| ./ | ./ | \. \ .∀.ノ| .|
l | r 、 ./ヽ}./ | i .ト、 \ V ,| |
l j ' .{ }' | | .ィf´\. } V., .|
.l .i .i i 〈 、 l .| ー´ i x===x、. } .|´ ル
ト l { |l .i `ー 从 | if弋__ノV} ! ハ/ ノ それじゃあ……
| i .l リ 辷ミx/ )' ノ` |.゙ 弋三ノ | /i /| .' イ
レヘ : |', .} / ヽ__,/ .i! / ノ ,' .リ.从 リ | f´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ `ヽ
ヽ| ヽ /`ヽ .L/ ,´ル' / )ノ 从 .l | ま、ここまで言えば分かるよな。 |
/从\ / , f´\从i `ノ ヽ______________ 乂_
_/三三L ヽ | /::l .=;|ー'、
》三三三三=ヽ j ‐ ‐ ´ ,ノ .=/三三'__
./\三三三三三\ |ー-- ´ __/ =/三三《三\
. ∧::::::::::::::::::::::::::::::::l :::::::::: |::::∧::: ////|:::::::::::: l ::: |:.
Ⅵ ::::::::::::::::::::::::/ :::::::::::::: |∧` ∨///∧:::::::::: |::::::l:::::::::::: |:::::::::::::::{
Ⅶ ::::::::::::: / :::::::::::::i:::::::::|´: : :`´ : : : :..|::::::::::ノ ::: | :::::::::: l ::::::::::::∧
. |:::/ :::::::: / :/:::::::: /| ::::: |: : : : : .: :l::::::: l :::::: | ::::::::::::| ::::::::::::::: 〉
/ ::::::::::::::::: /:::::::: /. | ::::: l: : /:::::::ソ:::::::::{、 ::::::: l ::::::::::::::/
/::ノ ::::::: /::/:::::::: / ヽl ::::::廴 /::彡´ ヽ:::::::: }:::::::::::{、::::::: (
`¨/ ::::::::::::::/ :::::: 〈 `ヽ;::: / ヽ::: 〉_ ,,... -‐ 人::::::::::::ヽ::::::::::: 〉
. /::::::::: / :::::ヽ、_::::ヽ - 、 l::/`. ´〉/ - __/ `ヽ:::::: /:::: /
`ヽ,::::::::::::::: 〈 }:ソ-=z___{´ /′,イ´ ̄¨`ミ、 /:::: /:::::::{
Ⅴ:::::::::::::::ヽ//¨ ̄ ̄`゛ ″ ¨ /ハ::/ヽル′
. }ハ:::rヽ:::: /¨ /l // l
. j ヘl {:∨: : . / :| /′ |
| ヘ:{ : : : ヽ::::l / / /
. ヘ `: : : .r- ` 、 / ./ ―――殺生院先生さ。
ヽ ',: : 丶f==========ソ / /
ハ、_、: . ` ̄ ̄ ̄ ̄´ /イ¨´
}::.. : . /::::}
lハ:: l` 、 < l::::/
_lハ|::::::>. 、 < |/
「ー.. |::_:::::::≧ 、 ≦. l― - 、
. |: : : : ̄|::::l>..― - ― ――.┴ ´ |
. |: : : : : :|::::|::::::| |
, <´ノ: : : : : :|::::|::::::| l
: : : :{:. :. :. :. :.|::::|::::::| 廴
: : : `ー -=-.|::::|::::::| _ -= ´ /L
`ミ、 〈:::〈::::〈_ -= ´ _ -=- _/
.: : : . /:::/::::/ _ -= ´ -=- _-=´
`ミ、./:::/:::/ /
|::::l:::「 ′
【直後???判定 時期尚早+3】
1234:死亡
56:間に合う
789:動かない
f´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ `ヽ
| ふ―――よもや、子鹿に寝首を掻かれようとはな、女生。|
| して、どう動く?ここで、あの小僧の首を落とすか? |
ヽ_______________________ 乂_
≡二三二≡=‐=≡二三二≡=‐≡二三二≡=‐=≡二三二≡=‐≡二三二≡=‐=≡二三二≡=‐
i !
! i
/ !
. / `,
/ ゝ、 いえ、結構です。
. / /
. `, / 聖杯戦争もまだ始まったばかり。
ハ /.ハヘ
冫ト >',¨ i.ノ ここは、私含め六組もの主従を集わせただけ、収穫としましょう。
. / /ゝ 、 _>´i 冫< `ッ
.. i入i / >--<─、─ 、ー. ̄.i ! >< `ヽ、
j `><ィ、 ! i__!_i-‐‐ < ヽ f´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ `ヽ
... / ::. ` ̄ ..:::' .::: ィ | あい了解した。では、件(くだん)の小僧は放置しよう |
/ ::.. .::: イニ} ヽ_______________________ 乂_
/ .::::::: , . ィ チ枡三ニリ
` ̄¨¨!三三三三三三三三三三三i三三三三三三三ノ
≡二三二≡=‐=≡二三二≡=‐≡二三二≡=‐=≡二三二≡=‐≡二三二≡=‐=≡二三二≡=‐
/ / /
./ .// / .仆
/ / ,′ } \ /|
ー ´ | /| .ハ ルi Χ |
.,! / |. l V V \|
ノ.! ハ l | xぁ壬ミヽ X }
´ !´ ハ. ド;Vイ ̄`ヾヽ. ` 、 , .ハ
i! ;|. ` .| V パCxz::ヾ\ y'! ./{ .X´
/ ;| .| か::ゞツ::::::バ i!,从 /  ̄ヽ、
/ | 1、 .! ゞ.__>' ´ .) ,,x示 ………
`ー――´ ∧ |.!ヽ| ー-‐ ,か
1 ヘ |l. L_x
! .ハ .|::'. た_
!人 }从 |::丶 , ゞ≠
´ V| .).从:::::::|\ __ --――――
/ ̄ ̄ ̄ ̄`¬ー----_―  ̄ ̄________
_}-_______  ̄ー=三三三三三三三三三
/ー-_、  ̄‐=三三三三三三三三三三三三三三三三ニ=
/=‐__>、_  ̄ー=三三三三三三三三三三三三三三
_____
/:::::::::::::::::::::::::::ゝ、
......::::{::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヾ::ヽ
〈:::::::::::::::ヽ:::::::::::::::::ヽ::::::::::::::ミヽ
>;;:::::::::::::::ヽ:::::ヾ::::::|ミ::::::::::::::::::::ヽ、
.〈:::::|:::::::f:::::::::;;''')::::人::ハミ:::::::::::::::::从
i:::|::::::::トミ'' 〈::::{ /}::L ミ::y-ミ::ヽ
|::|::::::::::::::ヽ ):)fイ:丁 ソr}k ):| ) ……向こうからの攻撃はなかったな。
|::|::::::::::Y}::|__ ~ ¨´ Y/:::l
{ ヾ:::::::::t k夕 r':::::jゝ f´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ `ヽ
 ̄ゝ(ヘ < _ ヾリ | そこまで思考を回してたんだ慎二… |
( ヽ ´ / ヽ ヽ_______________ 乂_
> 、___/---──ゝ.
z-≠─- 、 ヽ へ─--ヘ 隠蔽されてる情報のリークに危険は付き物だろ?
| \ ` ゝ、
| \ \ その危険さえも考慮した上で動くのが、この僕って訳さ。
| \ \
| \
| イ }
f\ ノ ヘ }
{ \イィ´ ̄ ヘ }
f´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ `ヽ
| ま、この時期に明かせば、聖杯戦争が開幕したばっかってことで、 |
| 向こうも動きづらい状況下に有るのは分かってたけどね。 |
ヽ____________________________ 乂_
/ ゝ
ミ \ ト
/ \ \ \
/ / } \ ミ ヘ
/ l l / \ ヽ ∧
/ l l l l / /l \ ヘ ハ
/ l l へl l\/ ハ / l /l \ ト ト
l l l l\ l .l V____V__ l j\ l \
l l ∧ /ヽ ハ l/::::::::::::::::::ll j \ ll l
l /l / _,,i/‐--ヽ l l l l::::::::::::::::::::i l j \ i k
l / l / l y::::::::::::| ヽ l ヘl i::::::::::::::::::::l l / ヘ k ヽ ………
l l / l i:::::::::::::i ソ::::::::::::: i::::::::::::::::::::l / ヘ ム l
l /ヘ マ !:::::::::::::il :::::::::::::::::::::: `=====''' / /ヘ / ト f´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ `ヽ
l/l ヘ ヽ li::::::::彡:::::::::::::::::::::::::::::: / / / / < | おいどうした。らしくない顔してるぞお前 |
/ゝ l\i ==''' // / / / k ヽ_________________ 乂_
/ /`l / / ハ k
/ / l , - 、 // イハソメ ム いや、凄いなって
// ヽ `---' ≦ ハ マ
ヽ _,,. -‐''"´ ̄ ̄ ̄ ̄ == 从 ハ 从
> ==,,. -‐''"´==三三三三三三三三三三三三三
_,,. -‐''"´==三三三三三三三三三三_,,. -‐''"´三三三三
\ 三三三三三三三三三,,. -‐''"三三三三三三三三三三三
l;:;:;:;:l;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:∧
ノ;:;:;:;:}.;:;:;ト;:、;:;:/∧;:;:;:;:;:;:;∧;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:l
./;:,;:;:;:l;:;:;:;:|ヽ、,//∧;:、;:;:;:;:;:∧;:;:;:;:;:;:;:;:;:;{
/;:/l;:;:;:j;:;:;:;:lミN/′ };:;:;:};:;:;:;:l;:;:;:∧;:;:;:;:;:;:;八
ハ;:人;:;:ヽ;:;:;:ヽ /;:;:;/;:;:;:;:{;:;:;:ヽ;:ヽ;:;:〉;:;:;:キ
l{;:;:.|;:;:;:};:;:l;:;:〉;:;:/ ヘ、〈 / ̄};:;:;/;:/;:;:;:/:;:〉
ヘ;:;:l;:;:/;:;:;:十≧z 、_} }十-z _ };:/;:/八/;:,/
`l;:/;:;:{ヘ ヒシ` { ヒ_メ /ハ/ にlト{ 当然さ。僕を誰だと思ってるんだお前?
ヘ ハル |`¨ `¨´ 〉 /八
l j _ , ,/;:;:lリ
人 ュ― ―メ / lハⅥ
ヽ ` ̄ ̄ ´ ,4´ l
\ ィ令孑 ´  ̄`ヽ、
ヽ ,孑 ´ L
> ― ―.十 ――――― ― - 心、
, ´孑- 、 \ ヘ
/ ヽ ヽ ` 、
. / Ⅶ ヽ
. / Ⅴ ∧
/ 〉 Ⅴ
l |
イ´/ ̄イ-
{、 | {/ _―二ア、
ゝ \´__ ´ >、
, イ´  ̄  ̄ ヽ、"´ \
/´`/、 _ /´ ̄`ヽ 、 ,
/ / ` ヽ ',
,' / ヽ } }
i / / ヽ ', } .l |
|' _i 斗-‐=/、.i 斗-‐=| 、 リ , }
| ´ } | /、_ { | }. | ` / / リ で、殺生院がこう動こうとした経緯は?
| :| ゞ‐-r、_ヽハ }_z-r=ァ , { ト
, .| { | ら云ド ヽ /ら云} " ハ、ハ {
ヽ ! 、ヾ 弋-ソ `"弋‐ソ / イ } ヽ |ヽ
ヾ ゝ \_ , //} ノ ヽ ヽ l
, ヽ ̄ 人 ヽミ
,.-―', i\ -- イ -――--、ヽ、
!_ ゝ、l ̄ ̄¬ー-=ニ二-====ミ、
/三三≧=-__  ̄ー=三三三三ミ、
/三三三三三三三≧=-__  ̄ー=ミ、
/ ̄ー=ニ三三三三三三三三≧=-__ \
. / ̄¬ 、  ̄ーニ三三三三三三三三三三三三≧=ヽ
/ _ __ー 、  ̄ー=三三三三三三三三三三ミ゙、
{/  ̄ ‐- _  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ _ヽ
: ::::::::::::::::::l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|.ヽ:::::/∧:::::::Ⅴ:::::::〈:::::::::::\
::::::::::::::::/::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::lミム///∧:::::::ヽ::::::∧:::::::::::::{
:::::::::::/::::l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|fヽ,レ ″ |:::::::::::l::::::::∧:::::::::::ヽ
:::::::/:::::::::::l::::::::::::::ト::::::::::::::|::::::::|i l:::::::::∧::::::::∧::::::::/{
.:::/:::::::::::::::}:::::::::::::l::|::::::::::::l:::::::∧ ノ::::::::::/:::::::::/::/::::/
::::::::::::::::::::ノ:::::::::::/::.l::::::::::/|:::::::::::ヽ `ヽ::::/:::::::::/::::/:::::::::{
::::::::::::::::::/:::::::::./::::ノ.:::::::/::l:::::::::/ }::::〉´ ̄`::::{:∧::〈
:::::::_:::::l:::::::::/::{〈:::::::::/― - 〈 孑/≧z, 〉/:::::〉:::〉
::::/_弋:::::{:::{::::|¨\ ≧ ヒミ 、丶 /| ̄l / /:::::::::/::::} 詳しく喋るとドロッドロになるぞ?主に性的な意味で。
. l | .ヽ::::ヽヽ,{ ィ匕「.  ̄l ` }′ つ_ノ |:{人〈::::/
.人 、 \{ヽ } ヽ、 つ ノ `¨¨´ l/ ヽ}ヘ f´ ̄ ̄ ̄ ̄ `ヽ
ヽ、\ヽ、 〈 }′ `¨¨´ し ´ | あっはい |
\::::ヽ、_ 人 / / ヽ____ 乂_
〉/`ヽヒl: :ム、 ___ ′ /
{ ハ }八: : ム ヽ、 ノ ′ まぁ、更に極端化したこのバトルロワイヤルの中で
` ´狂. : : : 〉.、 ` ̄ ´ / 自分以外の敵が脱落していくのを待ってる…
| ム、 : : : `≧ュ、 /l
l `t ュ _: : : : : : `≧ - .イl,ム_
≦´  ̄ `l:::l:::「 ̄ ̄ .|  ̄
孑´ | |:::l:::| l /
´ ヽ _ |:::l:::| //
゛'' .., |:::l:::| 孑
゛'' ..,}::l:::ト 、_
|:::l:::|´
【直後慎二判定 このワカメは有能だ。食べられないよ+2 成功で…】
/::\,,__
┌ーヽi::::::::::::::::::ヽ ̄`',
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',
ノ::/::/:/:::!:::::∧∧:::::::::::::::::i、:::\
/ /:/::/::::i:::::/ }:::):::ヘ::::ヘ::ヾヽ
{ {:く;;{:::∧:( (:::(ヽ:::::):::ヾ::} }
ヘ::)::)ノ¬)) ):)フ::ハ::::):/
{ヘ!:(丁;;jゝ ´「;;;j厂レ!iヘ
{∧  ̄  ̄ / ソ …いや、あの人のことだ。きっと違う。
ゝヘ ' /ノ
リヘ ´  ̄` /!!′ f´ ̄ ̄ ̄ ̄ `ヽ
\|\ __ / |/! | 慎二? |
┌‐┴─rr─‐‐┴! ヽ____ 乂_
___ _____r=┤: : : : : |||: : : : : ├、,,
/: : : :: : : : : : : : : : : : : : : : 〃/: : : : : : : : :`:ー:-:.:.、,,,__ あの人は待ってるんだ。この極端化したバトルロワイヤルの中で、勝ち残った真の強者を…
/: : : : :: : : : : : : : : : : : : : : :i ! |: : : : : : : : : : : : : : : : :: : :`ヽ
/: : : : : :: : : : : : : : : : : : : : : i ! i: : : : : : : : : : : : : : : : :: : : : : ',
/: : : : : : ;;: : : : : : : : : : : : : : i | i: : : :r=====ュ: : : :;;: : : : : : i
/: : : : :;: : ;;: : : : : : : : : : : : : : i | i: : : : : : : : : : : : : : : ;; : : : : : : i
/: : : : : ;: : :;; : : : : : : : : : : : : : i l l: : : : : : : : : : : : : : : ;;: : : : : : : |
___
_,,. -‐''"-- ´ /x ニ=-- 、
ヽ _,,. -‐''"´ ヽ《// -==x
ヽミ-- _/__/  ̄ヽ从 / __ \
>ーー ミミz ヘ ヽ ヽヽ
,. -‐''"´ ヘ /  ̄へ ``i il ヽ ヽ iヘヘ
/ ノ \// l ! i l
/ _x==イ / // j ヽリ ll
、_//// /// l ヽ ニニ=x ヽ i
,イ i/=//{ /i ヘ i i i i i ノヽ iノ
/ / ハ イ斥f:zi / ̄/ニi __l/ l l / ヽl l i ……勝者を待つ。その価値観は、まるで聖杯そのもの。
l l l li弋込:ハ i ィ ァz=tl / l l - 、 l l l
ll .トハ ;::: ヽ'' 込示イ`// / /i / ハ ノ 益々怪しい。ねぇ慎二、それ以外のことは…
ヽkィ.! ` / /ィ ハ /ノ< ノ i/
` =ニ ヘ `= __, -'- ''' ,イ // l;l---Y/ f´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ `ヽ
l_x...-`==...-.____,_,X-‐.//l;ll;;lヘ lヽ | …分からない。性行為の時に、そう繋がることを口滑らせただけで。 |
k::::::::::::::::::::::::::::: Y -- l /l;;/;/ ヘ ソ__ ヽ____________________________ 乂_
入:::::::::i:::::::::::::::::::: `--' ヘ:::::\
i ::::::::::::::::::::::::::::::: /;;;;/ ヘ--:::::ゝ そう……。
/:::l ゝ::::::::::::::::::::::::::::::::へ/;;;;/ ヘ___):::::::\
l ;;;;;t ゝミミ:::::::::::::::::::::::: \/-  ̄ =-ミ :::::::/
/  ̄ ヘミミ ヘミ:::::::::,,. -''"´ へ :::/
l::::::::::::::l -- --' ...............:::::::::::::_:::::::::::::::::::ミ ヘ
y::::::::::::::::::ゝ- __:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヘlヘl
/::::::::::::::::::::::::::::::><::::::::::::::::_,,. -‐''"´;;;;;;;;;;x:::::::::::\
/::''"´ _,,. -‐''"´^^ヘ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ll l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i ::::ヘ::::::::::::
/_,,. -‐;;;;;´-': : : : : : : : :ヘ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;lll;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i ::ヘ::::::::
/ k;;;;;;;;i: : : : : : : : : : : :ヘ;;;;;;;;;;;;;;;;kl/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;∧ ::::::::
,f´ ̄ `ー- 、
,r ―-- 、 _{{ ,;;;_/ヘ、 ` ー-、
,. --' ヽミミミ;;ヘ、 \)
/ ,./ .「 ゾミj::::::} ( ヽ
/..:/ | ヘ } ヽ、!. ` `ー-、
ノ.イ | ..| . |. / .:}::i:.. \ )
ー'´ /..::l ヽ | | / /.::|:. \ \
/.,ィ. | ヽ | . |:/ ./..:::{::. \ !` .)
//|.::{.:ヽ、 l l | / ..::::::`、 } | !
,ノ'´ | { .::i、 ヽ.ヽヽ .:: .:::/|!l\. : \ .ヽl.|
. /..:ヽ .:|\ r、 、 .::ヽヽ .: ..:::. .::// i::::::} .:: \ }ヽ
/..::::::::r-' ヽ \ヽ .:::::V.::: .:::::::. / .::::リ:::/ ::. i、 :!ソ ……情報有難う。
/.:// } ` ヽi\ .l..|::: / .::::/:i/ ::::.. y.}..:::}
./.:/ /. ヽ 、 リ} \ i l..|::: ..:::::/ ..:::/.::' .:::::ヽ ..:/ i:::/ そろそろ午後の授業だから、私は戻る。
{.:/ ! .|;ハ ` / ..:::}//l..|...:::/..:::::/{::::.. ..::::::∧:/ .l/
`{ { ヽ___ / .:::::/:::i i.::::::::::::;/ \::::::::::::::{ i!. {
_> .;;;;;;/'---リ--wy´、__. \ト、:::!. '
.r ´ ̄ ̄ ̄)'、__:::::::::::::::{:::::::`ヽ::::\ .} ソ
_,.-|三三=-_ `ヽ二二二=-、::\::t-――-、
,. --'}´ ̄ミ三三三三ミニ-__ ..:::::::::::::::::::::::::..\;}:::::::::::::::::.. \ ...
.:::\  ̄-二三三三三三三三ミ、:::::::::ー――――‐…¨
真剣な眼差しを向ける彼を背にして、自分の席へと歩いて行く。
一方で、私は考える。
殺生院は、なんとも傲慢な見方をする。価値観を持つ。
サーヴァントとマスターが集まったこの状況下で、混乱させるだけに飽きたらず、その末に残る者を待つと言う。
私はそれを…
【1:それほどの傲慢さが許されていいのは私だけだ 2:そんな傲慢さを許せない 3:そんな傲慢さが気に入らない。だから動く
4:自由】
【思考選択 下3】
【思考選択:3 混沌・善 獲得】
気に入らないと思った。そんな傲慢さを、砕きたいと思った。それが私が秘めた想い。
この倒錯の混じった淀んだ敵意に負けないほどの、威圧感を身体から放出させる。
―――崇め。奉れ。私こそが、お前たちが望み続けている「空」の特性を持つ王者なり。
不遜な敵意よ、霞散せよ。何故か?それは、単に私が気に入らないからだ。
空気が一気に、混沌としていく。校内を包む怪意が、私の王気に侵食されていく。
依然として息苦しいのには変わりはないが、隣人を信じられない不信感は緩やかに消えていく。
己を信じろ。己こそが正しい。それを忘れるな。
背後で笑みを湛える慎二と、私が出す全開の王気に驚く霞に何も告げることなく、席に付いた。
存在感からか、クラスメイトからの視線が集中していくが不思議と嫌悪感は抱かなかった。
エーテル混じりのこの空気に触れたことを機に、それぞれが抱く思考が正しい方向に向けられるのなら、それで良い。
……殺生院キアラ。
私の脳内は、この状況を望んだ犯人をどう打ち負かすかで埋められていた。
やがて、引き戸をスライドさせて隙のない所作で、葛木宗一郎が入室していく。そういえば。彼も、サーヴァントを連れている人間なのだと思いだした。
彼は、どのような願いを抱いてこの戦いに望んでいるのだろう。
指摘された教科書のページを開きながらも、思考は元よりそのページにはない。
彼には好奇心と、彼女には敵意を向けることで午後の時を費やしていく―――
【今日は気持ち短めですがここまでにしたいと思います。皆さんお疲れ様でした】
・今代のスキル内容決定
/.:/.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
./.:/.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ・属性魔術『空』
::::::::::::::::::::::::::::::::::: ::::::::::::::::::::::::: │
.j:::/.:::::i:::::::::::::::::::/.::/ :::::::: |::|:::|:: └→カリスマ:B→A-
.:: /.::: : |:l::j;::::|―:l:、:|::::::::::::::}ィTT
;:::::: l:::::l:l::i::/:|:::::l|::::|::::::::::::::}:|:|::|:::
_, -.、... {:::::: |:::::|:l::|:l |从l|リ人::::::::::从ノ- ・聖処女の血筋
└ハ‐'ィ¨´ .......x≦::∧ミ{弋:::::j゙` "弋:::: └→聖人(カリスマワンランクアップ)
=ノ .}、 <ニニニミ:トヘ`゙ ¨¨´ `¨
/_,.....---------イ::lヘ |:. --面識のない異性との邂逅時、感情判定の補正に+2 9、0の場合籠絡可能
 ̄ ̄´... / |:::::::::::::::|'//,':.. 、__, 使用するかどうかは、安価により決定
/,'/,',|:::::::::::::::|,'//,'/ヽ ゝ !ノ
__ //////|:::::::::::::::|//,/. >:..._....イ ・属性魔術『鋼』
///,\,'////,'|:::::::::::::::|/,/ \/ │
├→対魔力:D
└→地上に居る相手と対する場合、補正+1
【属性魔術『空』の備考】
空はあらゆる者を見下ろす絶対者。
空を抜けても待つのは宇宙(そら)だ。故に私は絶対者。
人は空の向こうを求める。未知の答えという快楽を求める。
そして、それは私を求めることになる。何故なら、そんな空の特性を持っているからだ。
―――それは、高ランクのカリスマと、血筋とともに異性を惹きつける原因になる。
/ , / ,
/ 7 /´ ̄`` / i ∨
/ .7 // / / / イ }-ト、 i
// ,i 7 }/ | / / ./. / / `ヽ、}
'´/'| !{ / {7 ./ // / ,′ /\ }
// ! .| | ハ、_// / / / / ./ ヽ/
ク / .| i{ | z≦ニミ、 ′ / ムイ / / , 〃
. ´ i |V ! 〃 ヾ/ ./ //i //ムイ} /,′
. / |!:∨i / ./´ _,z==ミ_ ' ムイ/
| ./ .∧∨', !////.,/´ ´  ̄`ヾzトz-./
{/ / / i.|i i! /´ Ⅵ/ / 【…何ぞ難しいぞ今代】
/ / | |i. ` 、 -= ィ /
ーイ. リ∧ ///// // ./. 【参加者が取っ組みづらい感が有る】
/ /. ∧ r- _ ィ /
./ /|. / ∧ V. __`; / /
| /||, 仆 |:::::::、 _.ノ  ̄/ /y /!
,' ! i/ .j.| ソ.―-へ ___, -‐=  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
r-―-=ニ三三三≧==-- ――" ________
1ニ三三三三-=ニ _-=三三三三三三三三
/-=ニ三三-=ニ -=三三三三三三三三三三三
ヘ /: : : : : : : : : : : : :: ヘ
ゝ: : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ\
_,,. -‐''"巛==≦=: : : : : : : : : : : マ\
/: : : /: : k: : : : : : : : : : :=-: : : : : :: l\ヘ
_,, -‐''"´: : : : :/: : : : ヽ: : ヽ: : :ヽ: : ヽ: ヽ: : : : :il
 ̄ /: : : /: :/: : : : : : :ヽ: : ヽ: : :ヘ: : : ヘヘ: : :: :::il
/ /: : : /:/: l: : : : : : : : ヘ: : :: ヽ: : :ヽ: : :ヽl: : : : il
//: : : : {::/:ハ: i; ; ; ; l:lヘ: : ヽ: : :ヽ: : :ヽ: : ::il: : l: : l
/イ: : : :/:l: :/: l: l: k: : l:l ヽト: ヽ: : k: : : ヽ: : l: : :人;l
/ l: : :/: :l:/l__ト::ト::k: : l:l ==ヽ==-k: l: : :ヘ: : : :l il
l イ: : k: : ll_l::l_リヘヽ::lト ィzz=ヽ-ェソ:l: : : へ: : l 【もっとシンプルに。シンプル・イズ・ベスト】
li l: : :li: ::i っi気 ヽヽ:k っ気勿メ::l: : l/: : : :人
ヽ::l l:::l::: 弋汐 込示タ /::l:::/: : : : ノ: l 【そういう意味では、この時点で設定と周囲を固め過ぎた感が有る】
ヽl l i i ''' ` ''' //l/: : : : /: ::ヽ
ヽ j /イ: : : : : :l: : : : : l
ヽハ - 一 / リ/: : :/l l: : : : : :} 【次からは頑張らねば】
> イ ソl: : :/:l: : : : : : : }
/====== 三三三三l: :/: : : : : : : :: l
/ヘ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ ヘ: : : : :: l
//ヘヘ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::イ////ヽ: : : : l
/llll////ヽヽ::::::::::::::::::_,,. -‐''"ll///////ヽ: : /
/;;;////////=====///ll::::::::::ll////////ヽ::ノ
/
/ ―――-- ノ
{ / --―<⌒
__{_{/へ ⌒⌒
-=ニ ⌒^⌒ }ヽ: . \
. / / } 卜.: . , \
/ / }Λ ゚。: . ′⌒\
. / /′} ゚。 ′
/ | / / |
. / | | | l | | | |
. 斗―-|:: | l | __|: :|: : | | |
{ { |l人八Ν.:. .:.|ハ八人ノ ̄} | 八 . . : : :|
. /}: . . :[(汀刈 \ {, 斗r矛ミ、 | /. : . : . : Λ
/ 小: : Ν Vツ ヽ Vーツ7:. : : /И.: : : :. :./ }
. / 从 丿ハ 厶/: :/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./ 丿 【ちょっと気分転換も兼ねて原作の小ネタでもやろう】
/: : :.仏込、 ` //:.:.:.:.:.:.:.:. : :/
. /: :/^7ニニ=- ヽ /:.:.:.:.:.:.:|:.:.:|:.:.: |′ 【先ずは安価下1~7でネタを募集】
. /ノΛ/ニ二二二个ーァ .::〈]:.:.:.:.:.:.|:.:.:|:.:Ν
. 〈ニニ二二二二/[/[/[/\:. : |:.:.:|:. |
丿ニ/ニニニニニニニニ二二二二\八人 | 【ネタは原作ものならなんでもありだけど、>>1の知識が追いつかない場合はずれる】
/ニ/ニニニニニニニニニニニ二二二二\
. {二′ィ⌒「 ̄ ̄|ニニニニニニ二二二二V
∨ | 人____|ニニニニニニ/ニニ二/
. ≧⌒ `‐イ⌒≧
. /´ ̄ ` _ \
// イ´ ⌒ヾ―- _
. / /´ / , -‐- _ ニ= 、
/ / ィ / / `ヽ
. /イ./ / ´ / / / i ヽ
}/ / / / / / .| i `
/ , , イ / イ l ' |
, .| | 寸7Tヽ l l イ l }
| , | | ャzぇミ、 | '寸ハ} / '
}ハ .∧ i .l { 弋タ ヽ、/ イ /
. ∨ , ハ 、 l  ̄ ′`‐‐'/ /
} .∧ } {、{ , /{ / 【ネタは長くても短くても良い】
. {ハ/ ヽ ト、トヾゝ 、_, _.,.,_イ/
} レハ_rl`': 、_ ///;ト 【とにかく募る】
.. /\\ `i;┬:////゙l゙l
,.:く::::::::`:、\ 〉l゙:l / !.|
. /:.:.:.:\:.:.:.:.`:、ソ/:.:| | | 【そこから、更に3つに絞る】
/.:.:.:.:.:.:.:.:.:\:.:.:.:У:.:;l /./
. /:.:.:.:.:.:.:.r'´`‐,`、:/.,.:‐{ | !`:、
,'.:.:.:.:.:.:.:.:.';_,゚.,ノ.:./,:':.:.:.:', | |`、:| 【それじゃあ安価開始 下1~7】
!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.゙、:.::/:.:.:.:.:.:.ヽ, / ,!:.:`、
___
, -―< /ヽ ヽ ハ
. / ⌒ヽ ヽ / ヽ_
/ ヽ >
!イ 、 l / 、 i / } ヽ <
ヽ / ⌒ヽ / ⌒ヽ イ∨ l ヽ ヽ
ヽ{ ・ .{ ・ } } } } } 【埋まったぜ。】
}ヽ _ 人_ ノ j/⌒i イ ノ
ノ ゆ }/ }`´ } 【それじゃあ3つに絞る作業に入ろう】
( `「∧. /ヽ!
` ̄ヽ‐------- .| ヽ/
\ } 1:UBW後
}ヽ イ
. , ィ≦///Y//Y//Y/{ 2:即堕ち2コマfate/sn
z≦////////////////≧
4:ロビンフッドの割と怠惰な一日
5:ありす、緑茶を呼ぶ
6:エルメロイ二世とイスカンダルの再会
7:士郎のお料理教室
【下2 下4 下6】
【1:ロビンフッドの割りと怠惰な一日】
「………」
身を屈ませて、森の緑に溶け込む。緊張感は、既にピークに達している。
弓矢は、これ以上ないほどの一射となるように、強く強く引き絞られている。
そうして、息を止めること数分。肺に満たされた酸素が、消費されきった頃。
それでも、俺は息を吐いた。
「はぁ…」
この時間に来るはずだった、森の侵略者なんてものは来なかったし、装填された矢も放たれることはなかった。
以後来ない保証はなかったが、少なくとも流れてきた情報が正しければ、今は安全が保証されている。
が、この時の為に張り巡らされたトラップの数々は、少なくとも無駄となった。
辟易とした気持ちを抱きながらも、木に身を寄っかかせる。斜に視える青空には、自由に飛び回る鳥達。
眺めていると、低い異音が耳朶を打った。その音の出所は…
「……腹、減ったな」
自分だった。
くぅと、仔犬の声にも似た音を奏でたのは、自身の腹部だった。思えば、迎撃準備で朝から何も食していない。
自己確認の次に、太陽の位置を確認すれば自身の真上。つまり正午の刻だ。
なるほど、腹が減るのも道理だった。
空腹を満たすために、立ち上がることはなく、俺は装填された矢を引き絞り、空の元で自由を謳歌する鳥の群れに一射した。
ヒュンと。
金切り音を上げて、大気を突き進む木製の尖りは、それだけで小さな獲物の生命を奪い、やがてはそれは生命の糧となる。
墜落した鳥を拾い上げた俺は、続いて折れた枝を適当に見繕うと、開けた土地にまで持ち運ぶ。
やがて、そこに枝々を置くと、手に握られた木々を擦り合わせて、膂力のみで摩擦熱による点火を行う。
そして、枝々の中心点に火を緩やかに置くと、置く動作とは反してボウっと、焔が激情的に燃え盛った。
次々と黄昏を伝導していく炎。それは熱いが―――寒くはない。精神的苦痛も有る、凍える冬の森よりは、とても有情と言えた。
俺は、草原に腰を据えて、無表情のまま鳥を焼いていく。視線を覆う炎の煙の向こうには、熱で歪む太陽が有る。
その先を視ることに、俺は尽力するのだ。
円が線に。円が点に。次々と形を変えていく様を愉しみながら、俺は呟く。
「今日は…何もなかったな」
それで良い。それが、世界的には平和なのだ。森の義賊で有る俺が動くことは、世界から見れば悪と断じられる存在が必ず見え隠れする。
そんなもの、居ないに限る。
なんて。
女が見れば悩殺出来る微笑みを浮かべて、火が隅々まで通った鳥を頬張りながら、俺は、今日という一日を消費していく。
これが、何もない、何気ない、森の狩人の怠惰した一日―――
__,ノ / . V V) ノ
.  ̄ ¨フ: : |: : V '.′
/ : : |: : : : \. 八
/: : ヽ: : : : : : ム \
ノ: : : : : : : : il: : :|\ : : : : : /\: : |\ | Vj ト 、\
´/: : : : : : : : :ll: ::::ヽ:j \: : / , ."\: : | \|ヽ } │ }ゝ ` `
,': : : : : : i!: : :l ヽj心 .\/`¨¨/¨¨¨¨¨¨㍉ \ / ∧ ノ(
. i: : : : : :/:/:{ ..-==ミ : : : : : : : ____(炒 》 ノ }: : /| レ' ヽ
l: i: : :i!: {:.:.{ 〃 (炒 : : : : : : : : : : :  ̄¨¨ ミ / ノ /リi |
l/l: : l.l :|:.:... { _/ ̄ 、 :.:.:.:.:.: /: : ://j/ ハ ,' 【うん、こんな感じ】
\! l:: : :∧:: ------- _} /: :/ |ノ|.::| j! /
. / l:イ: :j . .} r ´  ̄ ̄ ̄ ̄`ー┤ // |::::|:::| 八( 【次は即堕ち二コマ fate/sn】
---- /:.:/://:/ /} ∨´: : : : : : : : : --- :} .|::::|:::|/ ヽ
彡===ミ: : : :彡′, ' 、 :. : : / ̄´ / .,__ ..し':ノ 八ヽ
 ̄ / \ ':/ { // /´ゝ / ヽ /
′ \ 丶二二二´ /{ ヾ ノ ~
{ 丶 ,. ´ | ‘。__゙γ
` ‐、‐ :::: ´ | ./:::::}
/:::、:::::: ;;;;;;;;|:/:::::::}
/:::::::::`:::::: ;;;;;;;;;;/:::::::::}____
/:::::::::::::: }:::::: {..()...}/ ̄::::::::::::`:::: 、
【UBWやってるしUBWで】
【即堕ち二コマ fate/sn】
f´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ `ヽ
| 大丈夫だよ遠坂――― |
ヽ___________ 乂_
_ / ̄´::::::::::_,:::ヾ_ヽ/:::::::::/___
.l- 、 ,...:::':::::::::Y:::::::/::::ヽ:ヽ:ヽ::ヾ::,,ソ:::::::::::::::::::::::/
l:::::::::\ /, _:::,::,:::ミi:::/´::::ヽ::::::ヽ:ヽ:ヽl:l:l::,V:::::::::::::::/
_⊥,,:::::,,:/::::|l::/:/::l::l-:::、iiii- ,l::|:::::l::::::l:::l:l:l:l::l,/ ノ:::/::::::|
´:::::::::::::::::|::::l::|:l:::|::l:l:l:l '''' ´ l:l:l:l:::l::|:::|l::|l:l:l:ll:lノ__:::::::_::,l (来るわよ凛、あの唐変木の成りの果ての最大のニコポが…!)
____:::::::::::::l:l::|:l:l:::l:::l:|:|:::| l l::l::|::l::::|l::ll:::|l::|≡二::::`:l
_::::::\___:|:|:|:l::|::||:l:|:|::l::| | |:|:|:|:|:::| l:::::ll::::テ=‐,;;;;;::ノ (さぁ準備は良い?OK?オーケー堕ちない準備は良し)
|:::::=-:::::::l:l:l:l:|:|::|:l::|::l::|:::| _||l:ll:l:ll:::l |::::||:::llヾ__::y::l::|l
__/:::/:ミ|||:|:|:|:|:|;;|:|:;ll├ |l |l:lll |:l__|:/|:/,:::::::|::::::||:l l
/=::/:/::lミ:|:l:|::|:l::ll::ll:|_|l. | 彡≡≡つ|l |_::::|||::::ll::| | (でもでも、あの士郎の生まれ変わりなら本当に私、堕ちちゃうかも…)
ゝ__/::::::::ミミl::l;;|:l:ノ _≡≡ k ヽlll::::|::|l |
/::::::::l::::|l:::l::::l`⊂彡´ :. 冫ノ:ll:::::||::l l (…ない。ないって思い込むのよ凛。それに、遠坂は常に優雅でなければいけないんだから…)
/l|::::::::ll::::|:::::|:::r', i;: //|::l::::::|::|| l
|l l:::::::|l::::|:::::l::li lヽ /:::::::l:::|::::::|:::ll l
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|ノ / ´ ソ l! ' ,
| 彡 |ム 、 , '
リ | ム ,'
|ニ=- | `
|ニニニニ=-, | /
|ニニニニニニニ=- | ヽ,
|ニニニニニニニニニニ=- / ー- '
|ニニニニニニニニニニニニニ=- {
//{ { i! iト iト, ∧ 1\ }、_ ∨八|\ ∧ :! }\ }
´ | ト ト ハ ヽ |_ノ /`
l ハr‐、\ ∨ .ハ Y
レ { ム ムノ }
∨ ', ム' /
マ ム ' /
ヽ ム ノ
ゝ'
レ
乂
ヽ} 丶 | !i
r‐= |‐{|i | i| l ' l| , !i --、
|: : : | :||i ニ |ニヨ i| l ニ l| !i :´: |
|: : : | :||i ニ | i|  ̄ l :| l| ニ|!i: : li
_ r'、: : : |: ||i ニ | i| l | l|ニ| !i : :li ┐
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r ‐ : : : : : : : : : : : : : : : / : : : : : : : : : : : : : : :! ∩!: : l : | | ニム i `´ _ ム | : : : : | | | : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : .-.、
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 ̄丁サ=-' ` -‐ ‐ /7 ||n || || 〇 O 0
_ 二ミ ヽ , -‐ 、 lノ U ∪ L..二二.ノ
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| 俺も、これから頑張って行くから―――
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:l |:.:.: i (ヽⅥ| . fつ-‐- ′ ミ: ,ィ=‐、`/:.: ′
:′ .|:.:.:八 ヽ ヾ ι {. ( tッ .リ:.:.:八 f´ ̄ ̄ ̄ `ヽ
l:.:.:.:.:.:ヽ. ! 〉 ヽぅ′/:.:.:.ヽ | ぶべら! |
l.:.:.:.:.:.:.:. 圦 u ,.ィニニニニ:、 i.|/:.:.:.:.:.:.:'. ヽ___ 乂_
l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.i ヽ /:.ヽ__ リ 从:.:.:.:.:.:.:.:.:'.
l.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:| .\ .{:.、:.:.:.:.) ′ , ':.i .\.:.:.:.:.:.:へ、 _
|.:.:.:.:.:.:.:.:.: | ι.弋_>-‐'/ /:.:.:| \:.:.:.:.:.:.:`ー-‐'":.:.:.:.:.ヽ
>-:┴‐-:、:.:.:r┴─‐- :_. . ̄¨´. < .:.:. 八 .\:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:i
【以上。自分でも訳分かんねぇ】
_ _,
___,> Y´'ー -、
_>z二_ _ __`ー≧__
>┴'´ ̄` ‐-、 ̄ 7 <
, '" ヽ `Y′之>
、__-/ ./ , ! ,へ ヽ .}<い
./ / ハ ∧ ‐- ハ _,ハ: ハ V. レ
フ ! _/_ |/ r≠=ァ!-‐'!ヽ .} !"i}
 ̄| /.|/r≠、' iリ ノ|. ト、 /| ∧ハ
∨ヽ/.| jリ |ノ /i .八ノ リ
/ 7 u イ ハ ∧|/ル′>
i八 l7 ̄'ヽ /V/ |:::::| {
.!/|\ -‐' ,' /イ、ハ_'゛|;;;;| イ人 【黒歴史とはこうやって出来ていくんだろうなぁ】
∨ `ー‐─ァ .| 从 |:::;|
,、_/;;/-y' (!、 イ \_ 【そんじゃあ次、エルメロイとイスカンダルの再会】
/ ヽt――! ヽ\_ノ l Tー-、.!
_ / i | V !ヽ!. 「i!i 下- 」`i
_/ ヽ、 / l. | ヽ! ! L!」 ! l 【しかしこれは次回の投下の前に書きたい】
/ ` >-、_) / l _ ,| _,.r-ヘヽV^>_-、_ _ト、/ l
! / /ヽ/ ! `´ / , Tト、ヽ、 ` ', ! 【投下前の良い筆慣らしになるでしょう】
l ' / `7 / ヽ/!ハ.l! `ー' ', l、
ヽ、 ' / / / !l! l ヽ
l `>、_ _ ハ /l l! / !l. / ヽ 【それと、こういうのは良い経験になる】
! l / l / l l! / ソ / ヘ
【今後も、詰まった時はやっていこう】
/
(___/ ̄ ̄ ̄\ /レ ⌒丶、
>‐- ___ ∨ \
/ -‐━━━‐- .\ -‐┐ \
. ´ ``く | ゚。
ー=ニ, /\ | ∧
. / / \ ∧ / / .
/ / ′ V ∨ /|/
// | | / |
__/| / | / | 厶イ ∧|
|{  ̄ミiト /L. 」_ } | ノ| . |
|{ ,ニL」_、 | |/| ノト , / /| / ノ 【それでは今度こそ今回はこれまで】
|{ 〈 {:::::(_}\ |,二ヒ.」_ |ノ〉 〈 | |/
|人 | 乂'ツ \| {:::::(__,ハ/ /} ∧゚。 | 【お付き合い頂き有難う御座いました】
. 〕iト r 乂'''シ / /) ..::| :::. |
八 ...::::::..厶<_/ /|::::| |::|\|
ヘ. 、 _, ┐ | ..::| |::::|/|::|
|\ / / イ И/ |::::| |::::|_|::|
ノ丿 ー―| {/VVVVV} |::::| ├┬一
/  ̄} /⌒ {::::::::::::::::::人|::::|ノ|::::|
〉.::厂 }:::::::::::::::::::::::\| L.」
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―――背も伸びた。髪も伸びた。華奢な体躯からは脱却し、やや筋肉質になったつもりだった。
だがしかし、眼前の筋骨隆々たる男にはやはり欠片も及ばないのだ。
「久しいな坊主」
「ええ、お久しぶりです王」
変わらずの野太い声。天雷を思わせるような、低く重くそして何よりも通る漢らしい声だ。
此度は、その声を、問いを聞き違えることはない。
「しかし何だ、余に憧憬を見ていたのは分かって居たが、よもやここまで来るとはな」
頭をガシガシと掻いて、羞恥を見せる我が王。そして、広大な砂漠が広がる世界を見渡す。
青々しい空、強く照りつける陽射し、風に舞う砂煙は気管を傷付ける。傅くのは、無名から高名な戦士までとキリがない。
ここは、羞恥を見せる王の心象世界。王に永劫の忠誠を望んだ者達が造り上げる、固有結界『王の軍勢』の中だ。
「それが我が望みゆえ」
僕は咥えた煙草を口から離して、周囲の戦士に倣うように傅いて言った。
「止めい、坊主。一度は轡を並べた仲ぞ。臣下の礼などむず痒くてならんわ」
視線を泳がせる王。微笑を、浮かべずには居られない。
「では、どのような態度で接しろと仰るのですか?」
「かつての態度で構わん。そうせんと余の精神衛生に宜しくない」
「分かったよイスカンダル」
立ち上がり、背筋を良く伸ばしてせめて対等であろうと悪足掻きをする。だが、届かない。
頭上で光る太陽よりもギラついた光を湛える、その細々とした双眸と。その瞳の先が見据える、大きな世界には決して届かないのだ。
それでも良い。身は弁えているつもりだ。単に、この王の行進に着いていければ、後は何も言わない。
「そうだ。それで良い」
「やれやれ、それじゃあ王としての示しが付かないんじゃないか?」
「そうですぜ、王!」
ガッハッハと笑いながら一人の顔の彫りが濃い男が言うと、笑いは伝染していき遂には全員で笑い始める。
何が可笑しいのか分からなかったが、とにかく笑う。陽射しよりも、暖かくて笑う。
膝を叩きながら、豪快に笑う王のその様は心底から愉しんでるようだった。
「―――改めて言おう。我がマスター、ウェイバー・ベルベット。良くぞ我が心象世界まで着いてくることを誓った」
振り向きざまに途端に神妙な面持ちと成り、その低く重い声を一層重くして言う王に、直ぐ様に姿勢を正した。
「だが、お主には一介の戦士となり我が宝具の一部となるより他に道は有ったはず。それでも、死後を預けると言うか?」
「―――預けます。我が死後、この世界に捧げます」
「その言葉、想いしかと聞き届けた。ここに契約は完了した。これよりお主は、余と共に覇道を進むものぞ!」
「おおおおお!!!」と吠え、高々に上げられた豪腕。天を突き裂くかの勢いで上げられたそれは、自分が何よりも望んでいたもの。
涙で歪む視界に構わず、恭しく頭(こうべ)を下げ、更なる忠誠の証とする。
閃光よりも輝く、太陽よりも暑く、灼熱よりも激しく。そんな彼の道の供となることを、ここに誓ったのだ。
金砂が舞い、紅蓮の外套が翻る。外套と同じ色をした鮮やかな短髪が、揺れ動く。
誰よりも隆々とした筋肉と強さを持つ王は、そうして私と共に突き進む。見えることのない、世界の果てを目指して。
世界の象徴たる太陽は、行く道を照らすように燦然と光を放っていた。
【エルメロイとイスカンダルの再会回収完了】
-=≦⌒ \ ヽ / ト’ ̄ /
/ ヽ _ ヽ <
/. / ./ _ マム ヽ
. / イ / ./ } ヽ } }ト\ \
.. 〈/ { ハ |/ / ./ヽ .| | ヽ _ゝ
. 从∧{ { .{ / }从. | { }.. 〃ヽ ヽ
/.} }_¨^寸 . l {二T7寸 } 从 } イ \〃 }ヽ }
. / / .|ァ云ミ\{ヽ! ァ云ミァ} / ヽ} つ /}}\/ リ } |
/イ{ }乂ソ/ 乂ソノ/ / / /. }}.. , |リ 【……時間が出来た。出来てしまった】
| ! ,, `  ̄,,/イ ノ. ' リ / }'
! 从 / ル/. / 〃 / 【それなら再開するべき】
{ ト \ ‐- / /_ノ イ / 〃 /
. ヽ | ヽ{ ヽ , イ/./ { {/{ 八{
'! ` ̄ }从从从从{ ヽ / 【変わらずマイペースですが、いつもの如くお付き合い頂くと幸いです】
>≦////////{ \トゝ
/////////////ム 【それでは再開】
{///////////////ム
|////////////////ム
へ / }/////////////////}
ア>へ }/////////////////|
. / |/////////////////}
. {. |/////////////////}l
. !. |/////////////////リ
ヽ. |/////////////////
終業を告げるチャイムが鳴り響く。これで今日の授業は終わり。
最後の授業をも請け負っていた葛木は、さっさと去ろうとしている。
ここは…
__
__>-‐-ミヽ_ _ --く ̄ヽ
__,. -ニ >=、-<`ヽ ' ,
 ̄フ -‐-,/ 〃{ ', ハ
,ィヘ / / ヽl } ',
, イ///V // ./ l } / | ヘ
,ィ///////∧! /./l{ / | l ヽ
∨///////∧ /!/ ', | | / ! ヽ ヽ \
∨///////∧ | } _`lヽ!_ |./ / / | } \ \
∨////ヽ//〉,ノ ''癶ミx,ヽ/! / / / ハ /! | \ \ (…私は葛木がマスターだっていう情報を持っている)
∨//', '/< ーゞツ`!/ |{ / / / ! / |/ ヽ ヽ\\.\
/∨: イ ', ゝ、_ |' / ! / / / / ハ', /!/ l ', ', ヽ!`ヽ! (それをここで活かすか…)
〈 / ` ノ /{_! / / / ./ | .∨| /} ハ l |
r'-- 、 / `ー―― , |/.|/ / ./ /| ! .! | / ', / リ/
/::::::::::::::Y ,..-ノ`¨.| | /! ./| /:::| .ハ .|--...、| ./
./::::::::::::::::::::::〉 _,イ-':::::::::::::::| !:|/:::|./::::::! |::| ./::::::/!/
_,.イ:::ニ=-::::::-,イ..-へ-=::ニ:::::ヽ:ヽ::::::::::::::::',|::::::::|':::::::::lハ .|::!/::/
{:::::::::::´:::::::::::::::::ヽ::::::::::::::::::::ヽ:::::::\\::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',|:::::/:L
{:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',::::::::::\\::::::::::::::::::::::::::::::::::::/::::::}
`ヽ;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`ヽヽ:::::::::::::::::::::::::/::::::::::::::ヽ
ここは、声を掛けないことにする。
この不快な流れを形成しているのが殺生院であるのなら、下手に他者の藪をつついて蛇を出す様な真似をするのは余りにも美味しくない。
/ / 从 \ゝ
/ i |:::: ヽ ゝ, ヽ
. ′ ' ハ ヾ::: |\ ハ | ヾ;. |::::: ヽ |
| | │ /-\- ヾ |ニ| /-i!│ |: i::::::ト.:::: ∨
| | │ハ/ 、 │ ヾ| / i::::/:::∨ヽ:::::: /
|ハ Vィ__, \|、___ // ,/ V:::::::::::::::(::::::!|
. l ゝ \  ̄  ̄ イ // ) |:::::::::::::::::::\ | (放置、で良いね。知覚できない様なマスターなら、たかが知れてる)
「 ` ヽ /jイr '_ノ::::::::::::::: ハ::::ノゝ
. ハ rイ:::::::::::::::::::::/ (つまり優先度は高くない……)
ゝ. - - ..イハi!:::::::::::::: //
` .. __ --――-、
/ ̄ ̄ ̄`¬ー- ̄_ ____ヽ
/三三三三三≧=-__  ̄ー=三三!
. /-=ニ三三三三三三三三≧-__  ̄`\
. /ー-_、  ̄‐=三三三三三三三三三三三ニ=-ヽ
. /=‐__>、_  ̄ー=三三三三三三三三三三ミ、
i/ ̄  ̄ー- _  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄__ }
さて、夕方を迎えた。慎二と士郎はそれぞれ帰路に付こうとしている。
私は…
【1:帰ることにした 2:保健室へ 3:自由 下3】
帰ることにした。
保健室にはあの悪女がふんぞり返っていることだろうが、状況が動いていない中で私が単独で彼女に当たるのはやや危険が有る。
保健室を自陣に有効に働くように改造しているかもしれないし
それに敵意と緊張感を造り上げているのなら、彼女自身だって狙われる可能性も有るのだ。
あらゆる線が私達に、良くない作用を齎す。
,f´ ̄ `ー- 、
,r ―-- 、 _{{ ,;;;_/ヘ、 ` ー-、
,. --' ヽミミミ;;ヘ、 \)
/ ,./ .「 ゾミj::::::} ( ヽ
/..:/ | ヘ } ヽ、!. ` `ー-、
ノ.イ | ..| . |. / .:}::i:.. \ )
ー'´ /..::l ヽ | | / /.::|:. \ \
/.,ィ. | ヽ | . |:/ ./..:::{::. \ !` .)
//|.::{.:ヽ、 l l | / ..::::::`、 } | !
,ノ'´ | { .::i、 ヽ.ヽヽ .:: .:::/|!l\. : \ .ヽl.| (そんな状況下で動くのは面白く無い)
. /..:ヽ .:|\ r、 、 .::ヽヽ .: ..:::. .::// i::::::} .:: \ }ヽ
/..::::::::r-' ヽ \ヽ .:::::V.::: .:::::::. / .::::リ:::/ ::. i、 :!ソ
/.:// } ` ヽi\ .l..|::: / .::::/:i/ ::::.. y.}..:::}
./.:/ /. ヽ 、 リ} \ i l..|::: ..:::::/ ..:::/.::' .:::::ヽ ..:/ i:::/
{.:/ ! .|;ハ ` / ..:::}//l..|...:::/..:::::/{::::.. ..::::::∧:/ .l/
`{ { ヽ___ / .:::::/:::i i.::::::::::::;/ \::::::::::::::{ i!. {
_> .;;;;;;/'---リ--wy´、__. \ト、:::!. '
.r ´ ̄ ̄ ̄)'、__:::::::::::::::{:::::::`ヽ::::\ .} ソ
_,.-|三三=-_ `ヽ二二二=-、::\::t-――-、
,. --'}´ ̄ミ三三三三ミニ-__ ..:::::::::::::::::::::::::..\;}:::::::::::::::::.. \ ...
.:::\  ̄-二三三三三三三三ミ、:::::::::ー――――‐…¨
ことは慎重に。そう思いながら、学生鞄を持ち上げて、彼らと同じように帰路に着く…。
【下校は?】
【1:一人 2:誰かと 3:自由 下2】
__≧ー\ソ<_
> x=ュ-──´─ - _
_≦ ,ュ彡"´ `丶
`フ // \
/ ヽ
⌒ク八:′ ,/ ,/ | ` '.
/ :i ′ ′:| | |!:i| | | ! ! :
/ | | | |:.|:||八| |! |i: |! :| :|! |
} | レハ土士八 jノルj!i土士ル !|
jリ ||! i| |r‐rテi〒 ‐rテi〒r|: 八
|! 从八| 弋.(ソ 弋(ソ..: ,/
八:i| f i| 、、、 . 、、 |i|/
}: |! 八 八
レ个ーf }|丶 _ . ′
八从ノル 个ト ´ イ
|:::|::| f゙ハ ` 瓜ィ7i
j:八j .斗 ハ / レヘ
_ -‐'´::.::.::. r}yく::.::..::.::.:.::.:.`ーュ。.
/⌒::.::.::.::.::.ィⅥY薔VIく:.::.::.::.::.::./⌒\
. /::.:}::.::.:::.:/ \::.::.::.:.::.::.::/::.ハ
【誰と?安価指定 下3】
同じ顔。同じ身長。同じ声。同じ―――いや、もういい。
ともすれば、ドッペルゲンガーとも呼び合える様な二人を侍らせて、見慣れた景色を歩いて行く。
左に位置するのは、過激な衣装をした霞。右に位置するのは、控えめな印象を受ける学生服に身を包んだ桜。
もう一度言おう。彼女たちは、似ているという次元ではなく、同じというレベルに位置している。
それが同時に、同じ歩調で歩くのだ。私を中心にして。
「…おい、何だあれ。俺は幻覚でも見てるのか?」
「ちげぇよ…まさか間桐桜が分身して、その真ん中にできない子さんが居るだなんて…」
観衆からは、当然の如くツッコミを受ける。左右に位置する、ダブルサクラも困惑を隠せずに居た。
_ 、 ィ
≧⌒ `‐イ⌒≧
. /´ ̄ ` _ \
// イ´ ⌒ヾ―- _
. / /´ / , -‐- _ ニ= 、
/ / ィ / / `ヽ
. /イ./ / ´ / / / i ヽ
}/ / / / / / .| i `
/ , , イ / イ l ' |
, .| | 寸7Tヽ l l イ l }
| , | | ャzぇミ、 | '7寸ハ} / '
}ハ .∧ i .l { 弋タ ヽ、/ セテぇ、 ,.' / はい、気のせいです。幻覚です。
. ∨ , ハ 、 l  ̄ ′ ゙ー゚ イ /
} .∧ } {、{ , /{ / まさかそんな桜が二人居る訳ないでしょう?
. {ハ/ ヽ ト、トヾゝ イ/
} レハヘ ヽ、. __ --――-、
/ ̄ ̄ ̄`¬ー- ̄_ ____ヽ
. }=‐-___  ̄ー=三三三三ミ、
/三三三三三≧=-__  ̄ー=三三!
/-=ニ三三三三三三三三≧-__  ̄`\
/ー-_、  ̄‐=三三三三三三三三三三三ニ=-ヽ
/=‐__>、_  ̄ー=三三三三三三三三三三ミ、
. i/ ̄  ̄ー- _  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄__ }
観衆の声は、カリスマを以てして黙らせることにする。というか、そうでもしないと会話に集中できないのが現実だった。
【直後ダブルサクラ判定 1ほど気まずい 同質存在同居-3】
_ー 、 }V _
`ー--≧ V レ´{
_フ' __`ヽ.,
,....-―≦==、、_, -、 \`ヽ
/ 丶. `ヽ.、 } `フ
ヽ|_ ,.:' `Y `| | `ヽ
め / |!ヽ トヘV\ l }人{ヽ.\ヾ
わ f |ー!!!\ レ冫`八 lムヽリ ノ ヽ._ 【霊体化させる?】
わ i 7 !!!! == '; lラ }| {´ ̄
', Κソ ′__ u ', !-.ハイ 人 【1:させるで巻き戻し 2:続行 下3】
V |! u ヽ ーヘ ゚ ! ! ハ/.ノ'
∨ ゝ、 `ー'´ _, | /ハ
Ⅵ\` ー,‐‐:1 / ⌒\
ヽl ⅥΛ / }
【やり直し >>1は常識を置き去りにした模様】
同じ顔。同じ身長。同じ声。同じ―――いや、もういい。
ともすれば、ドッペルゲンガーとも呼び合える様な二人を侍らせて、見慣れた景色を歩いて行く。
左に位置するのは、過激な衣装をした霞。右に位置するのは、控えめな印象を受ける学生服に身を包んだ桜。
もう一度言おう。彼女たちは、似ているという次元ではなく、同じというレベルに位置している。
それが同時に、同じ歩調で歩くのだ。私を中心にして。
一方は霊体化してるので、場を無用に混乱させることにはなっていない。
\`ヾ:.:.:.:. .:.: .:レ'´/
_,. -=≒‐:.:.:. .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ゙̄≧
x≦_:.:.: ,. ´ ̄` . ´ ̄ ̄`丶、:.そ
≪_:.:.:/: : :.: :. :. \:.≧x、
. ,x≦:./:.: : : :.: .: : : :. :.:. :. ヽ:て¨`
.  ̄`7:.: : : :.: .: : .: : :.:. .: :.: ハ:.:.:.\
,':.: : : .:.: :.: : .: .:.: .:.: .: .: .:.:. :. Ⅵ´ ̄´
i:.: : : :.: :.: : : :.: :.:.:. .:.: .: .: .:.:.: \:\
l :l|.:.: .:.:.:ト、:.ト、:.:.:j:.:.:.:.: /!:.:ハ:.: ハ.: :.:.:トミ≧
|.:j|:.:.:.:ト、|弌!弌ノ!:.:.:.:/ T7''T'7 |.: :.: |
Ⅵk:.: :!.ァ^笊ミ¨V:.:/ ァ^笊ミ¨Ⅵ:. .イ:.j ……
リハ:.:圦 乂iソ ノ´ ヽ.乂iソ ノ.j:./ Ⅳ
八\{ /ィ ノ
. ヽハ ゝ /ィヘ
/:.\ __ ,.イハ:.kヘ
. 厶ィ'.:/ミix. __,.ィ --――-、
/ ̄ ̄ ̄`¬ー- ̄_ ____ヽ
. }=‐-___  ̄ー=三三三三ミ、
/三三三三三≧=-__  ̄ー=三三!
/-=ニ三三三三三三三三≧-__  ̄`\
/ー-_、  ̄‐=三三三三三三三三三三三ニ=-ヽ
/=‐__>、_  ̄ー=三三三三三三三三三三ミ、
. i/ ̄  ̄ー- _  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄__ }
【直後判定 同質存在-1】
, -―- 、
,r‐< \_
/ / \ヽ ミ「 rr┤
/ / //¦ i 」斗+vム^\ \___
|i |i¦{ { { 勿沁Ⅳ⌒}^ーヽ\\
|i |i¦ヽrミxV Vり rイ \\ ̄
/´ ̄` / ̄`ヽ トイヽ\代」 xx/_ノ! \ ` ̄\
/::::::::::::/:::::::::::::::: | \「^}小、__ー'\r'⌒\ \ `ヽ
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:::::::::::/::::::::::::::::/::::::::: | // >-{イ^|ハ//,///∨ \
/:::::::::::::'::::::::::::::::::::/::::::::::::.| .イ>´ /∧」 」///`ー=ヘ \ 丶
/:::::::.::'::::::::::::::::::::/:::::::::::::: | _/ ‐‐=.{ {={ |\////// } ヽ
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| :|...:| :l| .:,: |l|.:l| :l| .:l| \: : . :: 人_
| :|..::| .::l| .:/:;:|j|.:l| :l| .:l|ヘ、 -<《二》
、 .:|.:::| :::l| .::/:/:八八八ノ __彡イ /i:}{ハ
| \乂乂从 . : ::/l/l/ィf芋ミL __彡イ/i:i:i}{i:i:|
| :| ィf癶[\/ Lハ__」 __彡イi:i:i:i}{i:i:|
| :l| Lハ」 V¬夕 ⌒Vi:i:i:i」L/
| :l| 'V-夕 '""" jノノ丁i:i:|i:i「
| 小 ""' ノ __ イ |i:i:i:|i:i|
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|: . |l :::|丶 ー --‐ |l .::| :j/了
|: . |l :::|:: : : : . . : '´ |L :| .: : : |
|: : |l :::|: : : : r<〕 ir< / ̄V . : : |
|: : |l :::|: : : : { \ __ -‐< /``ヽ、 |_ ___
__|: : |l :::|__ /{ /{ }∧ ∠二二ア´ `ヽ
/ |: : |二二 {, //{∨}i/} ∠二二/ ’,
/ l|: : |二二 {/ { }i/} ∠二二/ ;
双方とも、笑みを湛えている。
お互いに、「似てる」だとか「同じ」だとかを抜きにして考えれるだけの、柔軟さを持っていたのだろう。
その思考の柔らかさは、素直に見習いたいところだ。
これならば、どのような話題を振っても問題はないだろう。
/イ
-── / ̄ \ _ ,ノ
>─'´ \ \ー'
/ \ !
/ ∨ \
. / \ \ | |
. ′ | イ⌒>、\ ヽ } |
| i|.人 /Ⅴi. | / ,. =、, \}⌒ハ 人
| 八イ「`」、 ∨ 弋歹八彡 ノ |. !
八 ∨ヾ=" ::::::: l .! ヽ !
ヽ 人 |/ |  ̄
ハ:::: -‐' イ仄㌃ 丶 /ノ
/ ̄ ̄ ー- _ _イ// -― ¬、
,!=‐-__  ̄ー=ニ三三三゙、
/三三三三三≧=-_  ̄ー=三、
/ ̄ー=三三三三三三三≧‐-___ `ヽ
. /==ー-_  ̄ー=三三三三三三三三三三ミ、
{ /´ ̄ ―‐- _  ̄ ̄ー======‐ ヽ
どんな話題を振ろう…
【会話安価 下1~3】
,.-,r=‐'⌒'=‐<
, イ " -‐- ,_\
/ `ヽヘ
__L__ __ ヽ、゙ヘ
, イ´ ̄_.. ̄` '´ ̄ `ヽ、 ヽ }
/,ィ''"~ /⌒ \ ヾ
/ ' __ ヽ ヽ
/ ´ \ ' ヘ/
イ´ ` , ヽ ' ヽ
/ , ,' .i i 、 ヽ | i
,' , ./ | :| | ヽ ヽ .', | | やっぱり、桜は未来英雄だったんだね…
. { .| .| | :| ハ .', ', } .| !
. ! .| .| |ニ=|、 .゙yニキ―-、', ,' ! ハ f´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ `ヽ
. ヘ! ', 弌仆tヽ、 ィf乏ぇ、 .| /r-、 / ./ | ふふ、違いますってマスター。 |
. ヽ 、 ! 込;}゙ `ヘ/乂い } ノ | /ァ-、', ./ / ヽ____________ 乂_
ヽ ヽ ,`、__,, `'"’, /! ./ ,'. !j ./ ハ
ヾlヽミ  ̄´ /ソ 从'>'">' ||
. ヽ、 ` ,イ/〃 / .l、!
| ヽ、ヽ ァ _ -ー  ̄ ̄ ̄\ /
ヽ|. ヽ. -‐ __-=ニ三三ニ-_ \
_ -‐ __-=ニ三三三三三三三ニニ-_\
_ -‐ __-=三三三三三三三三三三三三三三ニ、}
ヽ.-=三三三三三三三三三三三三三三三三三三/
ヽ三三三三三三三=‐ ̄ ̄ ̄____ `ヾ三ニ{
. /三三三=‐ ̄__-‐=ニ三-_`ヾ=ニニ‐_ \ニ!
. /‐ ̄_ -=ニ三三三三三三三ニヽ ヾ三三ミヽ ソ
だが募る疑問という物は、やはり無視できない。そうだ。吐き出せる状況に有るのなら、吐き出してしまおう。
清廉さと淫靡さと。相反する二つの属性を持つ、この少女が何者なのか。私は、その淵に触れることさえ叶っていない。
i} へ / / --イ 彡_,,. -‐''"´
∨/ _,,. -‐''"´ノ
_,,. _ イト
ノ- ゝ ヾ丶∨ /⌒ヽ //彡彡彡彡
イ \ ゞ\ ミヘ //彡彡彡彡彡
,イ \ \ ミミヘ //彡彡彡彡彡彡
/ ミ < \ ト 彡ヘミミ l //彡彡彡彡彡 _,,. -
彡ニ ミ /∥/iミミ彡イ//彡彡彡彡/ /
// ミ l / / /l l≦ヘ 彡彡彡彡彡 / /
ノ ハ \ メ ヽ ト ゝ ノ/ ll ll .ll 7彡彡彡彡/ /
l 人 \ ヽ i ゝ ゝ ゝ ゝ //彡 ll ll _ll /l彡彡彡 / / 実際のところ霞ってナニモノ?ドッペルゲンガー?
`, ソ ハ トヽ≧==ヾ ヽ l // 彡彡 ll llソ ゝ彡彡彡/ /
l ヽ ヽヽl ヽi 弋5乂 j / /ヽヽ 彡彡 ll_ll 彡彡彡彡 / /
ノ ゝ ハト.ルl ` ' i l // /三ヽヽ彡彡  ̄彡彡彡彡/ /
ヽハl ! __ i ノノ /三三 ヽヽ彡彡彡彡彡 / /
_,,`-‐''"´ ` ノ 三三三三三ヽヽ彡彡彡//
/  ̄ `y' / 三三三三三三三三三//;;;-::::_
/ /  ̄. <==========//::;;;:::::::::::::ゝ
- __x ̄`-Y三三三三三三三三≡//::/::::::::::::::::::l
l :::::::::::/ /:::7三三// ---x ̄ /::::::/::::::::::::::::::::::::l
.l ::::::: ̄::::/ゝ三ノ ノ:::::::::::::::::::::::::::::::://::::::::::::::::::::::::::::l
l / ::::/:::::::::::::j/\/:::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::l
__l ::/::::::::::::::::l __/\:::::::::::::::::::::::::::l::::::::::::::::::::::::::::::::l
/l三三 l /\:::::::::::::/j: : : : : :\:::::::::::::::::::::::l:::::::::::::::::::::::::::::::l
/ l三三lヽx__ _彡三;;ヽ:::::/ j: : : : : : : : }::::::::::::::::::::l::::::::::::::::::::::::::::::l
前半を強調して、後半を弱めて。確かにそう言った。
【直後BB判定】
【失敗】
/:::::::::::::::::::::://:::::::::::|\:::::::::::| ∨二二二∨/. |:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i
::::::::::::::::::::::::://|:::::::::::|:::::::><:::::::∨二二∨. |:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i
:::::::::::::::::://i.::|:::::::::::ト丶:::::::::::><∨二∧. |:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i
::::::::::::::::::// | |:::::::|::y┴一──:::::::::::´`\∧ |:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i
:::::::::::::::/A:::::ムイ二::::::::::::::::::::::::::::::::/::::ヘ:::::::::::気ヘ. |:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i
::::::::::://<二__,‐‐::::::::/:::::::/:::/:::::::::》:::::::ムΞム |:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i
::::/ イi ≦__,‐‐‐‐彳::.::::::::::::::::::/:::::::/:::::::::::::::! 川 杉|:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i
/ い! i \\__/イ ム-イ / / ̄ ̄下ム ≦:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i/
ヽ i:::::::ゝィイ:::://!:::::::イ/ /:::::::::ィ イ|:::::ィ芹tx、从ィ《:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i》
. \≫ヽ::::::::::::/::《!:::::/ィ乍弋彳ソ| . /¨下災刃ミ ノ:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i/::::::
/ \≫ヽ:::::::巛i:::::《´卞升ソ' ル ' _从__廿///.:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i/:::::::::: ふふ、実際そうかもしれませんよ?
/\ \≫ヽ::::: ∨i ヽ レイ` 卜_/.:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i/ :::::::
:i:i:i:i:i\__>≫==ト| │.:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i/:::::::::::
:i:i:i:i:i:i:i:i\:i:i:i:i:iヾ ム .八 マ フ |:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i/::::::::::: ィ
:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i\:i:i:i:i:i| \丶 /¨|:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i/\厶孑
∨i:i:i:i:i≫ _____へ ¨三≧≦ /:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:/二二/
∨ <匕 ⌒<二二> ´´| /ム ∧:i:i:i:i:i:i:i:i:i/ソ:i:i/
\ ∨ >=‐´ ̄ ¨/ i / /:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i人
,,>´ ≠ ∨ |:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i/:i:i:\
……答えは、決して期待していたものではなかったとだけ。
暖簾に腕押しのような手応えのなさに、肩を下ろす。霞がそう言っている以上、これ以上の追求は控えるべきか。
. - :‐―:-:- ..
,. :'´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`丶、
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〃:.::':.:.:.:.:.;'/.:' i: ...i...i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.',........:.:..:.ヽ
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i.::!.:.::l:.:.:.:.:.:l:!:|i:.li::.:.:!::.ト、:..:、::::.:.:.:.:.!:.i:.:.:.i:.:.:.:.!:.i
|:::::::::|:.:.:.:.:.:|:!| l:| ';:::|_、:!__、::ト::i:::.:.;'i:::|::.:.!::.:.川:l
l:!::::::;1:. .:.:.:.!:|冖!_二い{ ヽ!';!:::/-!、!iイ!::.;'::ハ:|
!i::::r'「!i: :.:.:.:i:.!ィ´::__j ヽ` } i|厶-:vリイ:/:/ リ
|:!::::い|:!: .:.:.!:| !::::ーt_ !::┘〉/'::イ /
l:i:::::::`:l:i:. :.:.:.:!:l ` ̄´ ..L:]_ ,':. リ:! ドッペルゲンガーのサーヴァントですか…。
j:::::::::::!:|::!: .::.:.:!:| 〉 !:〃:|
;:;':::::::::i::!::!:.:.::::.:i:l .__, ,イ:.:!!::j こんな頼りない私を基板にしても…
,:/:::::::::::リ|::i:.:.:.:::!:i:|、 /:.:!:.:リ/
〃::::::::::::;'::|::i::.:.::::i:.i:l 丶 ,.イ::.:.:.:.:l:.:l'′ f´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ `ヽ
. /::::::::::::::/:::::|::i::.:.::::l::.!| `フ:´l::::l:::.:.:.:.:|:.| | いえいえ頼りないだなんてことないですよ。 |
/::::::::::::::/::::r‐!::l::::.::::|i:i:!、 {ヽ:::i:::::i::.:.:.:.:.!:! ヽ_________________ 乂_
/:::::::::_;; -‐'´:..:.l:::li::::::::l:!!|:.`>:くヘ}:!::::::!:i::::.:.:.',
, --く_,. ‐く\ :..:..:..!::|!:::::::! l:i.//´:..:.i:ト、:::::い::::::.:.ヽ
/ / `ヽ: \ヽ :.:l::|';::::::l:..l|':j:.. l::! `ヽ、::_、:___::`、
, ' ハ: : :ヽ`、 !い::::| // !:! }::} ヽ:\
実際の所、彼女は圧倒的な実力を兼ね備えている。
三騎士であるランサーと互角以上に打ち合い、放った桜色の光線は視覚がまともに機能していたのなら対軍規模。
それでいて、威力も高く。消費は全く以て少ない。これ以上ないほどの優良サーヴァントではないだろうか。
そう力説すると、霞も桜も嬉しそうに笑った。
話題も尽きかけて、だんまりとして来る。だが、居心地は決して悪くはない。
このまま、沈黙を保ちながら茜色に染まる街並みを三人で堪能するのも、悪くはない話に想えるほど。
……いや、霞に関する重要な話題を振ったのなら、今度は桜に関して重要な話題を振るべきか。
周知の事実の通り、桜は衛宮士郎の家に毎朝通っている。通い妻かと指摘した時は、まんざらでもなさそうだった。
その通い先である、衛宮士郎が参加者だと彼女は知っているのだろうか…?
f´ ̄ ̄ ̄ `ヽ
| 衛宮… |
ヽ___ 乂_
/ ヘ \ ミ巛 ヽ
/ ヘ 巛 <
ミ \ ==-巛
/ / ヽ ヽ \ 巛
/ /l l ヽ ヽ ミ 彡 ∧
/ / /l l l ヽ i ニニー 彡
j / i i l l _,,ヽ-l‐''"´ r t ミz_ ミ { 桜はあいつに令呪宿ったの知ってた?
li / l k '' x==-リzx ヽ ヽ ノト ト
l/l ハ k ヽヘイヾ汐'イ ヽ ヘ ヘ i //VI } ヽ
l li zxミ kヘ ' l ヽ ヘヘ iノ / VI
i lヘ 弋タ ` 、 j i l ノヽ ハ/ VIi{ {
ヽ { ヽ ヘl /イ il l / // l ト VI ヘ ∧
ヽk ヽ ` _ / / l l lk ハ VI 从 入
ヽ l iヘ -` //l/ l lヘハヘ k il,,. -‐''"´ VI\ ハ 从
l lヘ k.ヽ リ l_x‐''"ヽノ 三三三三三\
_,,. -‐''"´ 三三三三三三三三三三三三 l
l 三三三三三三三三三三三三三三三 ヽ
ノ 三三三三三三三三三三三三三三三 __ ∧
/ 三三三三三三三三三三三三三 _,‐''´: : : : :
/ 三三三三三三三三三三三 _,,. ‐''": : : : : : : :
【直後判定 原作の流れ+2】
1~3:知らなかった
4~6:…知ってます
7~9:お願いしたいことが有ります
,..-―――..、
/::::::::::::::::::::::::::\
|:::l:::|:: :|:::|::|\::::::\
, -― 、__ |:::|V\|VV:::: |Oヽ、:ヽ
, -'i´ 、,-l |゙ |:::|::::::;:::::::::::::::||_|\|:::ヘ ………
. /l/l_ 、ヽ.〉〉、` |:::|、 ‐- /|:::::::、:: :::ヘ
/ \__|´‐' ̄´ _|:::|;;l≧ ./l;;|:::;;:;;:\::::ゝ
/ /――'´ ̄..|/ ∧l__ ̄ ̄ ̄|∧ ̄\!
| /\ \, \===/: :| ∧
. \ \ / \:::::::::::| \ |
. ` ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`゙ヽ、 / \;;;/ | ∧
`ヽ /∨ | ∧
∨ /:::::∨ /! .∧
| ,..-‐'::::::::::|,イ゙∨ ∧
|, -‐'´:::::::::::::::::::::::| ∨ ∧
|::;;;;;-ァ::::::::::::::;;;;|. ∨ ∧
| ̄ |二二二|ヽ\ ∨ ∧
/, -‐'´¨ヽ、_/`ー'´〉 | ∧
| \ `ー‐| | .〉 __, -‐―――――ァ
/∨ `ー 、_. \_.\__/―' ̄´ /´
/ | `ー 、  ̄| `ヽ、 ./
/ .| `ー 、 `ヽ〉〉〉' |
/ \ `ー 、 |
桜の表情が翳る。兄と同じような流れを辿り伏せられた眼からは、やはり何も見えない。
…なんとも分かりやすい反応だ。これでは、突っ込んでくれと言ってる様なもの。
恐らくその貌と暗澹に歪み、口元は斜め下に放物線を描いているに違いない。
/ / /
./ .// / .仆
/ / ,′ } \ /|
ー ´ | /| .ハ ルi Χ |
.,! / |. l V V \|
ノ.! ハ l | xぁ壬ミヽ X }
-=´__ !´ ハ. ド;Vイ ̄`ヾヽ. ` 、 , .ハ
/./三三;|. ` .| V パCxz::ヾ\ y'! ./{ .X´
/ /三三=;| | か::ゞツ::::::バ i!,从 /  ̄ヽ、
{ ./三三三;|. 1、 ! ゞ.__>' ´ .) ,,x示
r| /三三三=∧ |.!ヽ| ー-‐ ,か
/=|/三三三三三ヘ |.l. L_x
/三}三三三三三=| ハ |::'. た_
/三三|三三三三三=.\}从 |:::丶 , .ゞ≠
/三三三\三三三三三三\:.).从::::::::\
【1:…どうして欲しいの? 2:抱え込んで終わり? 3:自由台詞 下2】
ここで、助け舟を出すのは簡単なことだ。だがしかし、桜の悪い癖を治すには良い機会ではないだろうか。
それはズバリ、諦観である。凄絶な過去が原因で、彼女は何事も始まる前から「諦め」を覗かせようとしてしまっている。
―――蟲姦。脅迫。なるほど、それは不幸と言えるだろう。
だが姉と母を眼前で犯され、挙句連れて行かれた先では、聖処女の血筋というアーティファクトをこの身に埋め込むための麻酔なしの手術の連続。
麻酔がなかったのは、単にあの男の趣味ということも有り、その方が馴染みやすいということも有った「らしい」
……少なくとも、あの下郎の思考など推し量る真似は不可能だ。
そんな眼に有った先には、執行者と代行者に追われる日々の連続。そんな少女が居て、そんな少女は、今は日常を笑いながら謳歌出来ている。
ならば、きっと桜もその少女のように笑うことが出来るに決まっている。
押し付けがましいかもしれないが、私はそう信じている。
,、 ___ィ
__, zx _∠ ヽ_ , -‐ 三三三三}
_ _ ≦´  ̄`<三イ――― ´二二二/
厶_ヽ" -=-、`ヽ ヽ`ヾヽ三三三三三三/
, ´ \ \ ヽ ヾ \三三三三/
. 〃 , , { ヽ ヽ ヘ ' ,三\三三〈
/ / .イ ヽ 、 ヽ i .i ',三三ヽ三三ヽ
. / / .| | i } l i i三三 \ 三ハ
. | i | | | | 人 | | |三三三ヽ三リ ……抱え込んで終わり?
. ! | | | | / ∧ | } .| . ∧三三三 ヾ´
ハ ヽ l从 |_|_/_ ∧ } ソ ,、 } / ∨三三三ヘ 始まっても居ないのに、諦めて終わりなの?
!ヽ 弋'' ハノ}ル´ヽ从V} / ∨/ / } ' /i ∨三三三\
ヽヘ :ャzヽ ゞ ィチ卞ア レ 厂/ ' ,イハ ∨三>''' ̄
ハ: 弋リ 弋zリ l ,ィ / ./ / Li } ヾ"´ヽ 違うでしょう?桜?
V } , " } ィヘ´ .1 / ィ.| `l ∧
八 ,!" ∨|/レ ハ| } ∧
ゝ` , イ \ | l | ∧
\ ` ´} { ィ´`ヽ | { ∧
ヽイ´ /´ / ` ̄
-‐… ‐-
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| j| :| |.:l :| :| :|ノイ}
|:l 八 | |人 j :| :| :|彡i:L
|:l \|\|ノ \ノ|りノ|りヘ{」i]
|:l l 斗ぞう jぞう j {i}} ……姉さん。
|:l l j{ '"" ; ""八:{i}i}
|:l l 、 _ _ ヘ {i}i} でも、私……
|:l | 〕i ´ ` イi :{i}i}
j∧ jノ! jTIiI〔 八___ j f´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ `ヽ
/⌒∧ :|, ,l\__」i:i:i:|_ |, ,| ̄`ヽ | 違う。違うよ桜。前提からして違う。 |
∧ |, ,| /i:i:i:i:i:rァ___」, ,| ヽ______________ 乂_
{ ∧:|, ,|_/i:i:i:fフ'´ ヘ}, ,|, / }
{ \∧, ,l/i:i:/ へ}, ,|/ }
{ \}/i:∠ ,イ⌒L ,|/, }
∨⌒>-ァi V }
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l l l li弋込:ハ i ィ ァz=tl / l l - 、 l l l
ll .トハ ;::: ヽ'' 込示イ`// / /i / ハ ノ
ヽkィ.! ` / /ィ ハ /ノ< ノ i/
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【1:貴女は始まっても居ない 2:貴女は独りじゃない 3:自由 下1~3】
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, -一≧o≦7
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|小● ●)})/
!ゝ '- ノ,」 【変換ミスで>>1も皆さんも混乱させてしまった】
イ::△:::::ヽ
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</_i__.(_._)ヽ
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イ! l.:| .|:ハ::|i: /!ハ:.,ィ !| |. : lヽl
. _|!|::|::.マト廴|'∨斗ャ レ/ .!. : ! `
」_Ⅵ、:ド ○ _ ○ 〃ィ:/,-、 【では、ここまで。皆さんお疲れ様でした】
(_うト、T¨ / ヽ |ノ 仆ン
\ノ>、」 _ レ イ「_」r'´
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