箒「何故このホモしか入れないIS学園にノンケの一夏が!?」 (98)

一夏「なんかIS動いちゃって…」

箒「ということは、やはり一夏も…その…///」

一夏「相変わらず俺は男には全然興味ないんだけどな!」

箒「まあ一夏ならそんなことだろうと思ったさ」

一夏「正直、生徒も教師も全員ホモな学校とか不安だったけど、箒がいるなら心強い!頼りにしてるぜ!」

箒「またそういうことをさらっと言う……」

一夏「え、なんだって?」

箒「なんでもない!」

一夏「おい待てよ箒!置いてくなって、俺まだこの学園のこと全然わかんねえんだから!」

箒「……相変わらず鈍い奴め」

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一夏「織斑一夏です。よろしくお願いします」

ホモ1「アレがウワサの……」

ホモ2「世界唯一のノンケのIS操者」

一夏「いや箒が同じクラスで助かったよ…。ほら知り合いが一人いるだけで全然違うじゃん?」

箒「知り合いならもう一人いるだろ」

一夏「え?」

千冬「では授業を始める」

一夏「千冬兄!」

千冬「ここでは織斑先生だ!」

一夏「授業の内容さっぱりわからなかった…」

箒「ほらここが私達の部屋だ」

一夏「しかしまさか部屋まで一緒とはな…」

箒「なんだ不満か?」

一夏「別に箒が嫌って訳じゃないが…、ホモと同じ部屋で過ごすノンケの気にもなってくれよ…」

箒「このIS学園にはお前以外ホモしかいないのだ、誰と同室でもホモと過ごすことに変わりはない」

一夏「ならルームメイトが箒だったのは不幸中の幸いか…」

箒「その通りだ!ざっと説明するぞ」

箒「こっちのベッドは私が使っているから一夏のベッドはそっちだ」

箒「こっちは普通のゴミ箱で、こっちのフタ付きのゴミ箱がオナティッシュ用だ」

一夏「部屋を変えてもらおうかな」

山田「という訳でクラスの代表を決めたいと思います」

一夏「へー、クラス対抗戦ね」

ホモ1「織斑君がいいと思いまーす」

ホモ2「賛成ー」

ノホホモ「せっかくクラスにノンケのIS操者がいるんだもんねぇ」

一夏「おいおいマジかよ……」

セシリア「ちょっとお待ちください!わたくし納得いきませんわ!」

一夏「誰あのラスボス声の白人は」

箒「セシリア・オルコット…。専用機持ちのイギリスの代表候補生だ」

セシリア「このわたくし、セシリア・オルコットこそが!このクラスの代表に相応しいですわ!」

一夏「もううるさいからアイツに任せちゃえよ、代表」

セシリア「そう!あんなノンケなんかよりも遥かに相応しいですわ!わたくしの方が!」

一夏「さすがにちょっとイラッときたぜ」

一夏「ついつい売り言葉に買い言葉でクラス代表の座を賭けて模擬戦をやることになった」

箒「相手は腐ってもイギリスの代表候補生だぞ?勝てる訳ないだろう…」

一夏「やってみなくちゃわかんないって!」

一夏「こい、白式!」

セシリア(わたくしとこのわたくしの専用機ブルー・ティアーズならあんな素人楽勝ですわ…)

セシリア(あえて弱点を挙げるとすればビットの操作に集中しなければならないということと、BT兵器は一発撃つと使用者を賢者モードにしてしまうということぐらいですわね……)

一夏「零落白夜!」

一夏「いけえええええええええええ!!!」

セシリア「そんな…まさか……!!!」

白式「エネルギー切れです」

一夏「マジかよ…」


一夏「負けちまった…」

箒「代表候補生相手によく健闘した方だろう」

セシリア「クラス代表は譲りますわ…」

一夏「え、なんで!?」

セシリア「……なんか、もう、代表とかそういうの、どうでもいいかなって……ふう……」


一夏「クラスの代表になりました」

鈴「一夏!」

一夏「鈴!?なぜ鈴がここに!?」

鈴「なぜってそりゃあ私が中国の代表候補生だからでしょ」

箒「おい一夏、誰だ?この胸筋で制服がはち切れそうになっている奴は…」

一夏「そっか、箒とは入れ違いで転校してきたから知らないのか」

一夏「こいつは凰鈴音、胸筋を鍛えることに命を懸けるセカンド幼馴染みだ」

鈴「セ、セカンド…?」

一夏「ああ、箒がファースト幼馴染みで、鈴がセカンド幼馴染み」

箒「そうかそうか!よろしくな、セ・カ・ン・ド!」ドヤァ

鈴「こ、このォ……!!」ピクピクッ

一夏「お、その胸筋ピクピクさせる癖も相変わらずだな!」

セシリア「あの凰鈴音さんという方、もうすでに負けヒロインの風格ですわね」

箒「部屋を交替しろだと!?」

鈴「そう!こんなホモと同じ部屋じゃ一夏も休めやしないでしょ」

鈴「だから私が部屋替わってあげる!」

一夏「ごめん鈴、問題が解決してない」

鈴「だいたい!ホモとノンケが同じ部屋で過ごすっておかしいでしょ!間違いが起こったらどうするの!」

箒「私は一夏の幼馴染みだ!故に問題ない!」

鈴「私も幼馴染みよ!」

箒「セカンドな!セ・カ・ン・ド!」

鈴「ぐぬぬ……」ピクピク

鈴「一夏はどっちがいいのよ!?」

箒「そうだ!一夏はどちらと同室になりたいのだ!?」

一夏「いや、そんなのどっちでも…」

一夏(待てよ……)

一夏(もし本当にホモに寝込みを襲われるとすると……)

一夏(鈴は中国の代表候補生だ…、おそらく専用機も持ってるだろうし、ISでの戦闘なら初心者同然の俺よりは強いだろう…)

一夏(箒は剣道の心得はあるが専用機は持っていないし、白式を使えば勝てる!……よし!)

一夏「箒だな!」

箒「! い、一夏!」

鈴「そんなぁ……」


千冬(一夏の部屋は早めに手を打たねばな……。あの束からも守りきった弟の処女だ、そこらの小僧共にくれてやる気はない!)

鈴(何よ一夏の奴……!!将来私の作るプロテインを毎日飲んでくれるって約束したのに……!!!)

鈴(クラス対抗戦、覚悟してなさい!)


一夏「鈴も2組の代表でクラス対抗戦出るんだって」

箒「だろうな、代表候補生で専用機持ちだし」

一夏「俺の一回戦の相手、鈴なんだって…」

箒「そうか…、強敵だな…」

一夏「なんか鈴、よくわかんないけど怒ってた……」

箒「………特訓でもするか、私も付き合おう…」

一夏「いよいよクラス対抗戦!相手は鈴…!」

鈴「覚悟しなさい一夏!」

一夏「アレが鈴の専用機か…!」

鈴「そう、これが私の専用機、甲龍!」

一夏「願いとか叶えてくれそうな名前だな……」

鈴「それは言わない約束だ!」ボッ!!

一夏「ぐわっ!!なんだ!?」

鈴(『龍咆』……!!胸筋で空間に圧力をかけ、その衝撃を砲弾として撃ち出すこの攻撃は、砲身も砲弾も目で見ることができない!)

鈴「このまま一気に終わらせてあげる!」ボッ!!

一夏「クソッ!!!なんか撃ってんのか、これ!?」

ボッ!! ボッボッ!! ボボッ!!

一夏「!」

一夏(鈴の胸筋が激しく躍動している!そうか、胸筋で撃ってたのか!)

一夏(鈴の胸筋をよく見て、撃ち出す瞬間と方向を予測できれば躱せる!)

ボッ!! ボッ!!

一夏(あとは隙をみて瞬時加速で接近すれば……!!)

鈴「ちょっと!何さっきから人のおっぱいガン見してんのよ変態!!!」ボッ!!

一夏「心底不愉快だがよそ見している余裕がない!」

鈴(どうしよう……さっきから一夏が私の胸に熱い視線を……!嬉しいけど、すごい恥ずかしい……///)

一夏「よし今だ!瞬時加速!!!」

鈴「えっちょっ、そんな急に迫られたら…!!!」

一夏「もらった!!!」

無人機「ちょっと通りますねー」


一夏「その後、乱入した無人機を相手に鈴と協力して戦いました」

山田「編入生を紹介します」

シャルル「シャルル・デュノアです」

ホモ共「!」ガタッ

一夏「ん?どうしたんだ、みんな?」

箒「一夏……あいつノンケの匂いがするぞ……!」

一夏「……なんだノンケの匂いって…」

シャルル「織斑一夏君、だよね?」

一夏「ああ、そうだけど」

シャルル「ノンケ同士、よろしくね」

一夏「おう、よろしくな!シャルル!」

箒「ほら私が言った通りノンケだったじゃないか」

一夏「いや、根拠に匂いを提示されてもだなぁ……ん?」

一夏「そういえば、どうして俺が織斑一夏だってわかったんだ?」

シャルル「え」

一夏「ほら、クラスにはこんだけ人がいるのに真っ直ぐ俺のところに来たじゃん」

シャルル「そ、それは…ほら!君は有名だからね!」

一夏「俺って有名なのか!」

箒「当たり前だ、世界で唯一のノンケのIS操者なんだから…」

一夏「いやだから俺以外にもいるんじゃねえかノンケのIS操者!」

一夏「これ探してみたら意外といっぱいいるんじゃねえの……?」

箒「そんな訳ないだろう……」

シャルル「アハハ……」

一夏「次の授業はアリーナか…。行こうぜシャルル、ノンケ用の更衣室はちょっと遠いんだ」

シャルル「う、うん」

一夏「なんせノンケが通うことを考慮してないからさぁ、この学園……」

一夏「いろいろと不便もあるけど……ま、一緒に頑張ろうぜ!」

シャルル「うん、そうだね!そういえば部屋も織斑君と同じ部屋になるって、山田先生に言われたよ」

一夏「一夏でいいよ!…そうか、これで箒ともおさらばだな」


一夏「えっ!?シャルルの父ちゃん社長なの!?」

シャルル「うん、デュノア社っていうISの開発企業なんだけど…」

一夏「金持ちの御曹司ってやつか…、しかもフランスの代表候補生……すげーな!」

シャルル「そんな大層なものじゃないよ」

一夏「いやすげーって!マジで!」

箒「なんだ、ずいぶん打ち解けたじゃないか」

一夏「おう箒、お前シャルルと部屋替わるらしいぞ」

箒「」

シャルル「まあ、部屋は違ってもクラスは同じなんだし」

一夏「部屋が一緒ってのはそれとはまた違うんだよ」

鈴「誰よあの一夏に馴れ馴れしくしてるスーパーサイヤ人3みたいな奴は…」

セシリア「フランス代表候補生のシャルル・デュノアさん、ノンケですわ」

鈴「たしかにノンケの匂いがするわね…」

一夏「あれ、なんで鈴がここにいるんだ?クラス違うのに」

鈴「今日の授業は1、2組合同でしょ!」

一夏「ああ、そうか」

箒「一夏と……一夏と同じ部屋でなくなってしまう…」

一夏「まあ箒もノンケと同じ部屋でいるよりホモ同士の部屋のが気楽だろ?」

箒「いや私は別に…、むしろ一夏と…」ゴニョゴニョ

一夏「え?」

箒「なんでもない!」

一夏「しかし、今日からはホモに怯えず眠れるのか…、安眠できそうだ!」

箒「あのなぁ…」

一夏「ハハッ、半分冗談だよ!短い間だったけど楽しかったぜ、箒!」

箒「い、一夏………!!!」

一夏「ん?」

箒「今度の学年別個人トーナメント…もし私が勝ったら…」

箒「私と突き合ってもらう!」

セシリア「!?」

鈴「ファ!?」

一夏(付き合う?買い物にでも付き合えばいいのか…?)

一夏「ああ、いいぜ!」

セシリア「!?」

鈴「えええええええええ!?」

箒「い、いいのか!?」

一夏「もちろん!けど、負けないぜ?」

一夏(まあ勝っても買い物ぐらいは付き合ってやるが、こういうのは全力でやらないとな)

ホモ1「え、どういうこと!?」

ホモ2「学年別個人トーナメントで勝ったら織斑君と突き合えるらしいよ!」

ホモ3「勝つって優勝ってこと?」

ホモ4「織斑君に、じゃなくて…?」

ノホホモ「た、大変だぁ……!!!」

箒「おい、勝手に話しを広げるな!これは私と一夏の…」

一夏「って感じでさ、もう毎日大変だぜ…」

弾「リアルホモだらけの学園とかマジ羨ましいわ!」

弾「……でも逆にそんなところに行ったら妄想の余地がなくなって面白くないのか…いやいや!」

一夏「まーた始まったよ…」

弾「だからこそ!そこに放り込まれた一夏という異分子が爆発的なイマジネーションを…」

蘭「姉貴!また部屋からBL本が溢れてるんだけど、アレどうにかしてっていつも言ってるじゃ…一夏さん!?」

一夏「お邪魔してるよ、蘭」

蘭「どうして一夏さんがここに!?」

一夏「遊びに来たんだよ。久し振りにホモ以外の人間に会いたくなってな…」

弾「なんて贅沢なセリフだ……!人生で一度でいいから言ってみたい」

一夏「弾から聞いたよ、IS学園受けるんだって?」

蘭「はい!」

一夏「ルール違反気味の編入した俺が言うのもなんだけど…、頑張れよ!」

蘭「はい!!!」

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年10月13日 (火) 00:49:21   ID: XqafjYvy

ノホホモさんに大草原

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