ちひろ「バカテスト」 (264)
◆第1問:理科
太陽系で最も大きな惑星は何か
<前川みくの答え>
木星
≪ちひろのコメント≫
正解です。流石に引っかかりませんか。
太陽は恒星ですので、除外ですね。
<渋谷凛の答え>
太陽
≪ちひろのコメント≫
かと思えば、面白いくらいに引っかかってくれる子もいますね。
<神崎蘭子の答え>
冥王星
≪ちひろのコメント≫
印象で答えないでください。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1430137307
◆第二問:社会
1858年に結んだ日米修好通商条約について、不平等な点を2点答えよ
<前川みくの答え>
1、関税自主権がないこと 2、治外法権を認めたこと
≪ちひろのコメント≫
正解です。漁具、建材、食料などは5%の低率関税でした。
しかし、それ以外の関税率は20%、酒類に至っては35%の高率関税だったそうです。
ちなみに、現在の関税率を見ても、20%を上回るものはそう多くありません。
当時としては、ヨーロッパ諸国を基準とした決定に不満があったのでしょう。私も不満です。
<城ヶ崎美嘉の答え>
1、日本人は英語が話せない 2、日本人は英文が書けない
≪ちひろのコメント≫
もしかして美嘉ちゃん、英語苦手ですか?
◆第三問:国語
次の慣用句を使って、文章を作れ
・「あと味が悪い」
<本田未央の答え>
喧嘩したままサヨナラするのは、あと味が悪い
≪ちひろのコメント≫
正解ですね。
あと味が悪いの意味は、「悪いことをしたとは思わないが、何となく気分が悪いこと、さっぱりしないこと」だそうですよ。
<多田李衣菜の答え>
客が来ないのは外観のせいだ。あと味が悪い。店名も悪い。
≪ちひろのコメント≫
李衣菜ちゃんは何に対して文句を言っているんですか……
<北条加蓮の答え>
プロデューサーに自腹でドリンクを買わせるのはあと味が悪い。
≪ちひろのコメント≫
はて、何の事でしょう?
◆第四問:数学
3以上の自然数 n について、xn + yn = zn となる 0 でない自然数 (x, y, z) の組が存在しない、という定理を何の定理と言うか
<池袋晶葉の答え>
フェルマー・ワイルズの定理
≪ちひろのコメント≫
正解です。高難度の数学知識問題でしたが、流石は晶葉ちゃんですね。
最新の呼称で回答する辺りに、こだわりが見えます。
<二宮飛鳥の答え>
フェルマーの最終定理
≪ちひろのコメント≫
飛鳥ちゃんもある意味流石ですね。正解です。
<一ノ瀬志希の答え>
答えは把握しているがここに書くには余白が狭すぎる
≪ちひろのコメント≫
答えがわかっててふざけるのはやめませんか?
◆第五問:英語
「 knew 」を現在形に直しなさい
<島村卯月の答え>
know
≪ちひろのコメント≫
文句なく正解です。流石は卯月ちゃん。
<城ヶ崎美嘉の答え>
knewing
≪ちひろのコメント≫
いろいろ間違ってますが……とりあえず、現在進行形と現在形の違いくらいは覚えておきましょうね?
<堀裕子の答え>
new
≪ちひろのコメント≫
その発想はありませんでした。
◆第六問:古典
「いとおかし」を現代語に直せ
<前川みくの答え>
とても趣が深い
≪ちひろのコメント≫
正解です。
「いと」は非常に、とても、といったニュアンス。「おかし」は、興味がある、等を表現しているそうです。
現代語には無い語彙のため、正確な意味を表現するのは難しいそうな。
<諸星きらりの答え>
マジヤバーイ☆
≪ちひろのコメント≫
と思ったら凄い所から凄い表現が。
ニュアンス的には、これは結構近いかも知れません。
点数は貰えないでしょうけど、私は評価します。
<多田李衣菜の答え>
超ロックだぜ
≪ちひろのコメント≫
これは……評価に困りますね……
解答者が李衣菜ちゃんなので、尚のこと。
◆第七問:理科
熱力学における物質の熱振動の下限、セルシウス度-273.15℃のことを何と言うか
<神谷奈緒の答え>
絶対零度
≪ちひろのコメント≫
正解です。
あくまでも熱力学における下限であって、統計力学にはこれを下回る負温度という状態もあるそうですよ。
<北条加蓮の答え>
アブソリュート・ゼロ
≪ちひろのコメント≫
正解ですが、その回答は他の誰かをおちょくっていませんか?
<渋谷凛の答え>
アブソリュート・ゼロ
≪ちひろのコメント≫
トライアドプリムスの良心が奈緒ちゃんだという事が良く分かりました。
とりあえずここまで
また気が向いたら投下します
◆第二十五問:数学
三角形の合同条件を三つ書きなさい
<前川みくの答え>
・1組の辺とその両端の角がそれぞれ等しい
・2組の辺とその間の角がそれぞれ等しい
・3組の辺がそれぞれ等しい
≪ちひろのコメント≫
正解です。
三角形の合同を証明する問題を解く際には、合同条件の暗記は必須ですよ。
<城ケ崎美嘉の答え>
・3つの辺が同じ
・1つの辺とその両端の角度が同じ
・2つの辺とその間の角度が同じ
≪ちひろのコメント≫
一応、間違いではありません。
ですが「それぞれ」や「等しい」は数学では結構大事な部分なので、覚えておきましょう。
<橘ありすの答え>
・三辺相等
・二辺夾角相等
・一辺両端角相等
≪ちひろのコメント≫
ありすちゃん、学年いくつでしたっけ?
◆第二十六問:歴史
日本神話において、天孫降臨の時に、瓊瓊杵尊が天照大神から授けられた三種の神器を三つ答えよ
<神崎蘭子の答え>
八咫鏡、八尺瓊勾玉、天叢雲剣。
≪ちひろのコメント≫
正解です。流石ですね。
ちなみに読み方は順番に、やたのかがみ、やさかにのまがだま、あめのむらくものつるぎ、です。
<三好紗南の答え>
牽制・対空・突進
≪ちひろのコメント≫
問題文をちゃんと読まずに条件反射で回答するのは控えましょう
<安倍菜々の答え>
テレビ・洗濯機・冷蔵庫
≪ちひろのコメント≫
この答えは、書いちゃって大丈夫でしたか?
◆第二十七問:国語
慣用句「猫をかぶる」の意味を解説せよ。
<本田未央の答え>
本性を隠しておとなしそうに見せかける。
≪ちひろのコメント≫
正解です。
猫キャラを被せるとか、そういう意味では無いですよ。
<前川みくの答え>
猫キャラを被せてくる
≪ちひろのコメント≫
折角のボケを潰してしまって本当にごめんなさい
<多田李衣菜の答え>
猫キャラを演じている
≪ちひろのコメント≫
その意味だとしたらこの慣用句使い勝手悪過ぎでしょう
本格的にネタ切れ
また気が向いたら投下します
◆第三十七問:国語
『羅生門』から。
「この雨の夜に、この羅生門の上で、火をともしている」ということが、何故「どうせただの者ではない。」という判断の材料となるのか。
理由を二つ挙げよ。
<鷺沢文香の答え>
一、薄気味悪い雨の夜に、人の近づかない羅生門の上にいるというだけで、人目を憚る人間である。
一、にもかかわらず、憚るどころか火を点して、おのれの存在を知らせている。
≪ちひろのコメント≫
正解です。
判断の材料というのは、あくまで主人公の主観に基づくもの。
解答者が感想を述べるのではなく、あくまで登場人物の立場になって答えるのがポイントです。
<堀裕子の答え>
1、パイロキネシストだから。
2、雨にも負けない火力だから。
≪ちひろのコメント≫
大概、こういった問題には注意が気が付随しています。
「文章を読んで、後の問いに答えない」
<日野茜の答え>
1、ずぶ濡れになってもへこたれない気合いの入った人だから!
2、雨にも負けない火力だから!
≪ちひろのコメント≫
「文章を読んで、後の問いに答えない」
◆第三十八問:美術
色の三原色を答えないさい
<島村卯月の答え>
赤 青 黄
≪ちひろのコメント≫
正解、と言いたい所ですが、実は正しくありません。
空色(Cyan)、赤紫色(Magenta)、黄色(Yellow)が正しい色彩の三原色となります。
光の三原色は赤、青、緑。これは空色、赤紫色、黄色の配合で作ることが出来たり。
そもそも色は、光の反射で認識するものですから、それぞれが対応する関係にあるのは考えてみると当然ですね。
<神崎蘭子の答え>
緋 蒼 翠
≪ちひろのコメント≫
でしょうね。
……ちなみに、翠が緑のことならどちらにせよ不正解ですよ。
<渋谷凛の答え>
赤 あお 黄
≪ちひろのコメント≫
ひらがなで書くところに小さな抵抗を感じます。
◆第三十九問:世界史
超ド級の『ド』の由来を答えよ。
<大和亜季の答え>
戦艦ドレッドノート。
1906年に進水したイギリス海軍のドレッドノートの規模が当時としては画期的であり、
以降これを超える規模を持つ艦を弩級とした。
≪ちひろのコメント≫
正解です。解説までされてしまいました。
ちなみに「 Dreadnought 」は「恐い物無し」、「恐れ知らず」を意味します。
アコースティックギターやガンダムの名前として、局地的に有名ですね。
<宮本フレデリカの答え>
ドイツ
≪ちひろのコメント≫
なんとなく言いたいことはわかります
<椎名法子の答え>
ドーナツ
≪ちひろのコメント≫
超ドーナツ級って具体的になんなんですかそれ
◆第四十問:古典
「なまめく」を現代語に直せ
<佐藤心の答え>
美しくて若々しく見える。上品で優美なふるまいをする。
≪ちひろのコメント≫
正解です。
艶めかしい、に通じる語感から大人の色気を表しているように感じがちですよね。
そう気にせずとも、心さんはまだまだ若々しいですよ。
<安倍菜々の答え>
美しくて若々しく見える。上品で優美なふるまいをする。
≪ちひろのコメント≫
正解です。流石は菜々さん、美味しい所はしっかり拾ってくれますね。
黙っていれば十分若々しいので、発言には気を付けましょう。
<川島瑞樹の答え>
美しくて若々しく見える。
≪ちひろのコメント≫
正解ですけど何故あえてそちらで解答したんですか?
とりあえずここまで
また気が向いたら投下します
◆第四十五問:英語
以下の英文を疑問形に直せ。
「Uzuki is from Tokyo.」
<輿水幸子の答え>
Is Uzuki from Tokyo?
≪ちひろのコメント≫
正解です。
この場合の疑問文は、be動詞を文頭に出すだけで成立しますね。
中学英語でも比較的簡単な部分ですが、それだけにより深い理解が求められます。
<日野茜の答え>
Is Uzuki from Tokyo!?
≪ちひろのコメント≫
感嘆符無しで解答すると負けになるルールでもあるんですか?
<堀裕子の答え>
Uzuki is from Tokyo?
≪ちひろのコメント≫
直訳すると 『卯月は東京出身です?』 。
……こうして見るとあながち間違ってないような気がするから困ります。
◆第四十六問:理科
音波や電磁波などの、波の発生と観測者との相対的な速度の存在によって、
波の周波数が異なって観測される現象を何と言うか。
<本田未央の答え>
ドップラー効果
≪ちひろのコメント≫
正解です。
高速で通り過ぎる物体の効果音、という認識で基本的には大丈夫でしょう。
なお、ドップラー効果は音に限ったものではありません。光や電磁波にも、この効果は見られますよ。
<神崎蘭子の答え>
禁忌の観測(ドップラーエフェクト)
≪ちひろのコメント≫
これだと私達は日常的に禁忌に触れていることになりますが……
<安部菜々の答え>
ウラシマ効果
≪ちひろのコメント≫
禁忌に触れた気がします
◆第四十七問:歴史
「源氏物語」で有名な女性作家を答えよ
<前川みくの答え>
紫式部
≪ちひろのコメント≫
正解です。
実はこの紫式部という名前、実名ではないそうです。
当時は女性が実名を明かすことは、結婚を承諾するに等しいとされていたそうな。
<島村卯月の答え>
清少納言
≪ちひろのコメント≫
ありがちな間違いをありがとうございます。
清少納言は紫式部と同様に有名な女性作家ですが、代表作は枕草子ですよ。
<荒木比奈の答え>
大和和紀
≪ちひろのコメント≫
確かに有名ですけどね?
◆第四十八問:数学
0の0乗はどのようの定義されているか。
<池袋晶葉の答え>
1
≪ちひろのコメント≫
コンピュータの分野、プログラミング言語等では一般的に1だと定義されているみたいです。
この場合の累乗とは、1にその数字を何度乗算するか、という計算。
1に対して何もしない、というのが0乗だという見方ですね。
<一ノ瀬志希の答え>
定義しない
≪ちひろのコメント≫
先ほどの晶葉ちゃんの回答は、「1に対してXをX回掛ける」とういう考え方。
対してこちらは、「Xに対してXをX回掛ける」という考え方になります。
当然全てが0であるならば、0の0乗は0になる……ように思えるのですが、そこには色々と制約がありまして。
結果的に、0の0乗は定義できないという結論になるそうです。
現在、どちらが正解だと決まっているわけではありません。数学は、まだまだ未知に溢れています。
<宮本フレデリカの答え>
0^0
≪ちひろのコメント≫
フレデリカちゃんはたまに的を射た解答をしますよね
◆第四十九問:国語
「ぜんしん」を使う二字熟語を三つ書け
<島村卯月の答え>
前進 全身 善心
≪ちひろのコメント≫
前へと進む。体全体で。清い心で。
これからもその調子で、ブレない卯月ちゃんで居てください。
私も影ながら応援しています。
<本田未央の答え>
全身 前震 前進
≪ちひろのコメント≫
前震とは、大震災の数日前からその震源付近で起こる地震のこと。
全力で目標に向かって前進して、割れんばかりの大歓声で、ドームを揺らしてくださいね。
まだまだ前震です。未来の未央ちゃんは、もっともっと輝いているはず。
<渋谷凛の答え>
漸進 前進 全信
≪ちひろのコメント≫
少しずつでも前へと進む……微妙に蒼い気がするのは気のせいでしょうか……
まあ、いいです。凛ちゃんの努力は、才能に隠れてしまいがちですけど。
大丈夫。私はちゃんと見てますよ。
◆第五十問:アンケート
今後の活動について、なにか要望があれば記入してください。
<前川みくの答え>
もっと猫キャラを生かした動物番組とか増やして欲しいです
≪ちひろのコメント≫
私としてはむしろ勤勉さを生かしたクイズ番組とかお勧めなんですけど
今も敬語でてますし
<堀裕子の答え>
Xファイルからの取材はまだなんですか?
≪ちひろのコメント≫
私としてはむしろパルプンテさを生かしたクイズ番組とかお勧めなんですけど
今もも凄い答えですし
<渋谷凛の答え>
自分に出来ることをやるだけ。
努力はきっと、私の力に変わるはずだから。
≪ちひろのコメント≫
残して行きましょう、皆さんの足跡。
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ちひろ「ふぅ……採点終了…っと」
P「それで? どうでしたか、アイドルたちのテストは」
ちひろ「酷いもの……とは一概には言い切れませんね。案外出来る子もいました」
P「みくとか?」
ちひろ「みくちゃんは、英語以外は全体的に高得点でした。英語も他の子に比べれば全然マシですし」
P「まあ、誰にだって苦手な科目くらいはありますからね」
ちひろ「ですね。あとは大人組も、何人か狙ってボケてくる大供を除けば、正答率は悪くありませんでした」
P「ごめんなさい大半の大人が狙ってボケるイメージなんですけど」
ちひろ「………まあほら、狙ってる分にはいいんですよ。正解がわかっててふざけているなら、それで……」
P「あー……じゃあ、中高生の一部は……」
ちひろ「勉強会必須なレベルかと」
P「幸いうちの事務所には各分野に精通した教師陣が揃っています」
ちひろ「これはやるしかないですね。会映の像をデータ化して得点に出も付ければ金になりますし」
P「やり口が汚いんですが……なんだ、いつものちひろじゃん」
ちひろ「よォし! 俄然やる気が湧いてきました! 早速準備を進めましょう!」
なお、この後に撮影された映像はあまりにも燦燦たる惨状で、
一部のアイドルのイメージに関わる等の理由から、出回ることは無かった。
おしまい。
以上、お付き合い頂きありがとうございました
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