【安価】レイ「 ごめんなさい……こんな時、どんな顔すればいいのかわからないの 」 (318)

よく来た穴ブラザー。言わずもがなエヴァだぜ

以下、注意書き的なWARNING!


・思いつき。息抜きの為に建てた故、力尽きたらそこで終わるやもしれぬ

・基本なんでもありの安価。ただし、もし低能な俺が安価を理解できなかった場合はすまぬが安価下

・BadだろうがHappyだろうがEndを迎えたら物語はループするぜ。だってエヴァだもの

・新劇版でもTV版でもおk。ご都合主義で行く

・俺はスレ建ても物書くのも うるっせぇんだよこのド素人が!!! な未熟者

・なので遅くても罵倒は程々に。メンタル イズ 揚げ豆腐


ねえわーって人は捨て台詞と共にブラウザバック


人が来なくても待ち続けよう。はじまるよっ

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1430074591

《 零号機エントリープラグ内 》


シンジ「 笑えば、いいと思うよ……? 」


レイ「 >>3

どうやったら笑えるの?

レイ「 どうやったら笑えるの? 」

シンジ「 えっ!?え、ええっと……! 」

レイ「 ? 」

シンジ( んんんん……、!そうだ! )

シンジ「 た、楽しいこと! 」

レイ「 …楽しい? 」

シンジ「 そう!楽しいことを、これから一緒に探そうよ! 」

レイ「 でも…… 」




レイ「 楽しいって、何? 」

シンジ「 」


……どうする?>>5

脱糞シーン撮影

誰の?>>6

ミス。安価下

楽しいって何?とかなんか哲学的なことを訊かれてしまったシンジ十四歳

しかしそんな彼に、夜空に輝く月から天啓が舞い降りる


シンジ( そうだ!父さんと綾波は仲が良かったはずだ! )

シンジ( だから父さんの脱糞シーンを撮影しよう!!! )


謎だ。謎すぎる天啓だ。神はきっと死んだのだろう

これまでの人生で最も良い笑顔を浮かべているシンジを前に

ただただレイは困惑していた

シンジ「 綾波、ついてきて? 」


退院とまではいかないが、なんとか外出を許される程度には回復したレイを連れて、シンジは指令室へと来ていた

仲良さそうに手を繋ぐ二人を見て、ゲンドウと冬月は表情には出さないが内心驚いていた


冬月( 碇、どういうことだ?確かにお前はレイとシンジ君を近づけさせると言っていたが……まさかこんなにも早くとは )

ゲンドウ( ……いや、私も知らん。おそらく、先の戦いの最後、融解した零号機のエントリープラグからシンジがレイを救出した際。何かあったのだろう )


その通りではあるが、真実は二人が……いや、誰も想像できよう筈もない異次元のものだ

そう

これから碇ゲンドウは、実の息子に脱糞させられ、それを撮影までされるというのだから

……とはいえ


シンジ( さて、どうしようか? )

レイ( 碇君の手、温かい……ポカポカする…/// )


方法は如何に?>>15

事の次第を説明して直球でお願いする

シンジ( うん!やっぱり騙して脱糞を撮影するなんてひどいよね!包み隠さず正直にお願いしよう )


ゲンドウ「 ……シンジ、いつまでそうしている。私は忙しいのだ、レイもまだ安静にしていなければならない。用がないのならかえr 」

シンジ「 父さん!!綾波が笑えるように楽しいことを一緒に探そうって約束したんだけどそもそも綾波は楽しいってこと自体がわからないみたいなんだだから!!! 」


父さんの脱糞シーンを撮影させてくださいお願いします!!!!!

ゲンドウ「 」

冬月「 」

レイ「 」


静寂に包まれた指令室内

あの子にしてこの父ありというのか、なぜかこの頭イッちまったみてえなお願いを理解しフリーズから一早く脱出したゲンドウは……


ゲンドウ「 >>18

黙って往復ビンタからのお尻ペンペン

最後に一言「…落ち着いたか?正気に戻ったか(恐る恐る)」

ゲンドウは何も言わない。ただ、静かな動作で立ち上がり、シンジの目の前へと立った

シンジは期待の籠った綺麗な瞳でゲンドウを見上げる。どこから、いつの間に出したのか。その手にケンスケから借りたカメラを持って


シンジ「 と、父さn 」


それは、一瞬のことだった

ゲンドウの右手が音速に近い速度でシンジの左頬に迫り、接触する直前で威力をギリギリセウトなレベルに落とす

そして直撃

破裂音に似たものが未だ固まったままのレイと冬月の鼓膜を叩くより早く

右手は流れるようにその甲を右頬にスマッシュ

だがコンマ数秒後には掌がまたしても左頬を張っていた

それが果たして何撃であったのか、常人に知るすべはない

幾重にも重なった鋭い音の波がレイと冬月を覚醒させ

二人は現実を認識する

そこには、先程まで実の父に脱糞の撮影を懇願していた少年を

先程まで実の息子に脱糞の撮影を迫られていた中年が音速に近い速度でお尻ペンペンしていた


冬月「 …… 」

レイ「 …… 」


シンジ「 あぐっ!と、父さん!?や、ぎぃ!!やめ、てよぉ!!痛ひ!痛いよぉおぉおお!!!あひぃっ!? 」

ゲンドウ「 ……!?………!!………ッッ!!! 」

凡そ五分

それでゲンドウは手を止めた

ぼけっと突っ立っていたレイと冬月は音と悲鳴……いや、嬌声が止んだことにハッとして再び現実に意識を戻した


シンジ「 …ぁ……あ、ひっ…!……ぅぐ、ふぅぅ……っ///……はぁ……はぁ…っ……父、さん…?/// 」


あれだけの人間離れした張り手を繰り返していたというのに、ゲンドウの息はまったく上がっていない

実の息子の赤く染まり熱を帯びた尻、そして明らかに往復ビンタによるものではないピンクに上気した頬とその表情を視界から外して

ゲンドウは恐る恐る尋ねた


ゲンドウ「 ……落ち着いたか?正気に、戻ったか? 」


シンジたんどうなっちゃったのん?>>22



+父さんが自分を叱って(=気にかけて)くれた事に歓喜

シンジは己の耳を疑った

あの父が、まさか、自分のことを?


ゲンドウ『 ……落ち着いたか?正気に、戻ったか? 』


何のことかはわからないが、その言葉はもしかして自分を心配し、気にかけてくれた言葉なのではないか

そう思った瞬間

全身に、電流が走ったかのよう感覚

間違いない。これは、さっきと同じもの。おそらくは快感と呼ばれるそれ

そしてシンジは確信する。先程の唐突な張り手も、その言葉と同じで自分を想ってくれてのものだったのだと

親は時に子に手を上げる。それは程度にも依るし、全部がそうとは必ずしも限らないが、親が子のためにすることでもある

三年もの間疎遠だったが、父はこんな自分をまだ愛してくれていた

……引きかけていた熱が、ぶり返す

おもいっきりすれ違った親子の思いと想いは、しかし歪に繋がった


こうして

仕組まれた運命が、誰も予想しえなかった形でぶっ壊れ

マゾヒストの扉を開いた少年は

求め続けていた愛を見つけた

指令室を出たシンジとレイは、また手を繋いで病院へと戻る

因みに、手を繋ぐことに特に意味はない。なんとなく繋いで、なんとなく心が落ち着くからだ

とても幸せそうなシンジを横目に、レイはどうしたものかと思案する


レイ( ……結局、碇指令の脱糞は撮影できなかった )

レイ( 碇君は最初、それが楽しいことを探すのにそれが役立つというようなことを言っていたけれど )

レイ( ……でも、碇指令が言うにはそれは違うみたい。碇君もなぜか嬉しそうに認めていた )

レイ( …………… )




レイ「 ねぇ、碇君 」

シンジ「 んー?なぁに、綾波ぃ~♪ 」



レイ「 楽しいって、何? 」


さぁ、どうするぅ!?>>26

さっきのを見ててどうだったか訊いてみる

シンジ「 んー、そうだなぁ……あ、じゃあさ綾波?綾波はさっきの見てて、どうだった? 」

レイ「 ……?さっきの? 」

シンジ「 うん。さっきの 」

レイ「 ……よく、わからない 」

シンジ「 そっかぁ。…あ、ねぇ綾波、訊きたいことがあるんだけど。いいかな? 」

レイ「 なに? 」

シンジ「 ごめん、失礼なことを訊くよ?綾波はさ、お父さんかお母さん、いる? 」

レイ「 ……… 」


なんて答える?>>29

ごめんなさい それもわからない




…参考のために碇君が私のお母さん(役)やって

すまぬ。飯食ってた




レイはこれまたどうしたものかと思案する

自分の出生について、そのまま教えることなどできよう筈もないからだ

取り敢えず、あまり間を空けては不審がられてしまうので


レイ「 ……ごめんなさい。それもわからないの 」

シンジ「 え、わからない? 」


……流石に無理があったか

言葉が足りない。上手い言い訳もそう簡単に思いつきそうもない

マジでどうする


レイ「 え、えぇ。わ、私は…その、セカンドインパクトで、両親と離ればなれになってしまって。孤児院に引き取られていたところを、碇指令に…… 」


レイにしては珍しく吃りまくりながらも、なんとか捻り出した

これでひとまずは時間を稼げた筈だ


シンジ「 そうなんだ……ごめんね、綾波…… 」


シンジは本当に申し訳なさそうに落ち込んでしまった

さっきまでの彼の幸せな気持ちを自分が沈ませてしまったのか……

レイもおろおろし始める

どうすればいい、どうすればいい、どうすればいい?

自分は両親の生死が不明なまま碇指令に引き取られた災害孤児ということになってしまった

実際はシンジの母、碇ユイのクローンで魂は第二使徒リリスだから父も母もないなどとは言えないのだ

しかしそんな彼女に、真昼間だというのに地球の裏側を照らす月から天啓が舞い飛んでくる

決して太陽からではない。月、そこにいるであろうエンジェルオブナルシスホモからである

神などいやしない


レイ( そうだわ!これなら!! )

レイ「 碇君 」

シンジ「 な、なに?綾波 」

レイ「 私は親の愛というものを知らないわ。楽しいということ、それを知るためにも、まず愛というものを、私も知りたい 」

レイ「 だから 」




レイ「 あなたが私のお母さんになって……? 」


シンジ「 」





はぁいここで唐突な選択肢がドーン!!

>>45までに多かったものがチョイスされるぜ、以下の番号いずれかをレスっておくれ!

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
1、わかった。綾波、今日から僕と君は親子、家族だ!!(シンジ・レイ、まさかの母娘ルート

2、綾波……なんでお母さんなのさ?(取り敢えず先延ばし
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

どうなるぅ!?

2

んん……すまぬ、ぶっちゃけ疲れたのは御名答よ

だが回復はした!さぁ範囲を適切なとこまで縮小だ。>>32にはすまないが、>>45までじゃなくてここで〆

まだ始めたばかりで人が少ないのに45とか俺莫迦じゃね?ってね。んじゃ母娘で書きませう

レイ「 あなたが私のお母さんになって……? 」

――――――――――――――――――――――――――――――――
1、わかった。綾波、今日から僕と君は親子、家族だ!!◀ choice!

2、綾波……なんでお母さんなのさ?
――――――――――――――――――――――――――――――――

ぱんぱかぱーん☆ シンジとレイは母と娘の関係に! ではちょろっと細かい設定をしてみましょう


>>38 シンジのレイに対する呼び方&レイのシンジに対する呼び方

>>39 シンジとレイの住む場所はどうする?(例:ミサトの家で一緒に住む……のが俺的には楽…

>>40 これからどうするよ?

レイ&お母さん

ミサトの家で一緒に住む

レイ時々レイちゃん

母さん

人前では今まで通りかつ二人きりでもお互いたまにうっかり元の名字呼び戻る感じで

おk!

呼び名と住処決まったね。シンプルにミサトの家を選んでくれた>>39ちゃんにマジ感謝

これからどうするぅ?はとりまお互いを呼び慣らしつつなんかしろやって感じか

見事Endへ辿り着けるよう、頑張っちゃうぜバーロー

レイからの突然すぎるお願いに戸惑うシンジ

しかし父の愛を知った彼は、もうこれまでの碇シンジではなかった

自ら少年を脱し、彼女の母となることを決意するサードチルドレン

何故母親なのか。普通父親じゃないのか。ただただ困惑するゲンドウと周囲を置き去りにして

二人は葛城家へ突撃する



次回、人の造りしもの


さぁ~てこの次も、サービスサービスぅ!

……はい

とりま適当に次回予告かましたけど、一応こんな展開ねえかな?ってのあったら言ってみてほしい

捻じ込めそうだったらやってみる。初心者だからね!ちょっと無茶やって経験値溜めるのもいいよね!

いや、まだ書けるよー

俺氏のリアルに何事もなければスケジュールは4時まで空白ですハイ

《 ネルフ本部 ― 指令室 》


ゲンドウ「 また君に借りができたな 」

加持「 返すつもりもないんでしょう? 」


そんなものは既に諦めているといった声でネルフ本部総司令に返す男の声

電話の相手の名は加治リョウジという


加持「 彼らが、情報公開を盾に迫っていた資料です 」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
               使徒と呼称される物体 及び
              人類補完計画(仮称)に関する
                 第1次中間報告書  [極秘]

                                 2015年■月■日

                          ネルフ総務局総務部第二課 作成
                         内務省調査室保持資料422535568号


1.発生( アポトーシス apoptosis )
   ■■年■月、■■■■■にて■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■は、現代
  科学における■■■■■■■■■■報をもたらした。■■■■の■■■■■■■■■■
  ■■■■■と■■■■■■は、■■■■■から■■■に至る■■■■■■■■を破壊し
  うるメカニズムが確認された。
  以下にその概要を述べる。

     ○体長:■■■■        ○分子偏光率:■■■■■
     ○重量:■■■■■       ○X‣W分散:■■■■
     ○表面構成元素:■■■■■■■ ○■■心率:■■■■■■■

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――――
――――――――――
―――――――
―――――


加持「 ダミーも混ぜてあしらっておきました 」

加持「 政府は裏で法的整備を進めていますが、近日中に頓挫の予定です…… 」

加持「 で、どうです?例の計画の方も、こっちで手を打ちましょうか 」

ゲンドウ「 ……いや、君の資料を見る限り、問題はなかろう 」


『資料』の中には、巨大な首のない人型のロボットと思わしき画像もある


加持「 では、シナリオ通り 」


加持のその言葉を最後に、通話は切れた

途端に、ゲンドウの表情はどこか暗く重いものへ

しかしそれは、先程までの怪しげな会話に因るものではない


ゲンドウ「 ……………はぁ…… 」














ゲンドウ「 ………おじいちゃん、か 」



   人 の 造 り し
         も
   た     の
   ぶ ん

あ、ちなみにここまでなんとなくテレビ版でやったけど、新劇版入れてほしいってのある?

ステージがらっと新劇にしてもいいし、テレビ版準拠でちょいちょい新劇混ぜるか、或いはその逆か

勿論、都合よくおいしいとこどりのごった煮でもでもー

一応>>56まで訊いてみたい

ぐぁあぁあああぁぁ……腹下してトイレにこもってたらアホみてえにでけえスパイダーに出くわしたわ……

俺クモ大っ嫌いなのになんなの?莫迦なの?死ねよ。っつうか殺したわ

トイレットペーパーでぐっるぐる巻きにしたWhiteRightHandで叩き潰してやったわ。ちくしょうめ

……ごった煮ね?りょーかい………数分後に投下いくぞバーロー!

はい。なぁにが数分だよバーローってね




《 数日前 ― 葛城家 》


平日の真昼間

お日様が真上から下々の者を相も変らぬ炎天下にぶち込んでいた頃

ネルフ本部の葛城作戦部長は、エアコンの効いた自宅で悠々とえびちゅビールを飲んでいた

文字通り山のように溜まっていた書類を今日、やっとの思いで片づけ、数日ぶりに帰宅し我が家で寛いでいたのだ


ミサト( んっ?そういえば今日はシンジ君の学校も早く終わるんだっけ )


詳しいことは憶えていないが、午後の授業がないとか言っていたのでそろそろ帰ってくるだろう

なんとなーく玄関に顔を向けると、それを待っていたのではないかと疑ってしまう程にタイミングよく、シンジが帰ってきた


ミサト「 ぅおっ!特に意味はないけどなんかすごいわねぇ。おかえりー!シンジくぅーん 」

シンジ「 ただいま、ミサトさん。今日はミサトさんも早いんですね……ってうわ!?昼間っから飲み過ぎですよ! 」


テーブルの上に積まれた空き缶の多さに、あちゃーと思わず片目を覆う


シンジ「 あぁーもうっ、このままじゃレイを入れるわけにいかないや……… 」

ミサト「 ?レイ?レイが今日うちに来るの? 」

ミサト( ……あれ、今シンジ君、確かに『レイ』って呼んだ。綾波じゃなくて )

シンジ「 …えぇ。まぁその話はレイが来てからにしましょう。さぁ!ミサトさんもそこまで!それ以上飲めば夜の分から引いていきますからね? 」

ミサト「 げっ!?ちょ、それだけは勘弁してぇ~!いいじゃないのぉ激務を終えてやっと帰ってこれたんだからさ~!? 」


だからこれから人を呼ぶのだと言っているだろうに。労わってやりたいのは山々だが、それ以上にレイの件の方が大事なのだ

シンジはちゃっちゃと部屋着に着替えると、いつもよりも少し念入りに掃除に取り掛かった

それから三十分後、葛城家には家主の絶叫が響いた

……このマンションは確かネルフ関係者用のもので、今の時間帯なら職員は勤務中だ

だから近所迷惑もあまり気にしなくていいと思うが……ここまで大きいと表まで聞こえてしまっているかもしれない

そんなことを考えながら、シンジはミサトが落ち着くのを待った


ミサト「 もっ、ももも、もう一度訊くわよシンジ君??アアアアナタイマ、ナナ、ナンテイッタノカシラ?? 」

シンジ「 はぁ……だ・か・ら!レイと僕は家族になったって言ったんです!親子ですよ親子!そんなに驚くようなことですか!? 」

ミサト「 驚くわよ!!誰だって!!当たり前でしょうが!!! 」

ミサト「 大体14のガキがなぁにアホなことぬかしてんの!?親子!親子て!!同い年のあんたとレイじゃ普通兄妹でしょう!! 」

シンジ「 そんなの関係ない!さっきも説明したじゃないですか。綾波は親の愛を知らないんだ、人が生まれてから最初に感じるべきそれを!なのに楽しいことも何もあったもんじゃない!! 」

シンジ「 僕は父さんの愛をやっと見つけることができたんだ!!僕はそれだけで今までのダメな僕から生まれ変われた!!だから!!! 」


そこで一度言葉を切り、自分まで荒くなっていた息と感情を深呼吸して落ち着かせる

そして真剣な表情で、ミサトの目を見つめた。ミサトもそこに尋常ならざる意志を感じて、同じく深呼吸して自身を落ち着かせた

数瞬後、シンジが言った







シンジ「 今度は、僕が母の愛をこの身で知って。そして綾波はそれで親の愛を知るんです。僕が母さん。そして綾波……いや、レイが、僕の娘です 」





なんやかんやあったが、シンジがハッキリと決意を口にしたことでやっと葛城家に平和と静寂が訪れ


ミサト「 いや、なんでだよ 」


……なかった


シンジ「 クソッ……!!ミサトさんの分からず屋!!もういいよ!! 」

ミサト「 よかぁないわよ!ってかレイ、シンジ君こんなこと言ってるけど、まさかあんたもこれでいいって言うの!? 」


話を振られて、そこでようやくレイが口を開いた


レイ「 碇君……いえ、し、シンジさんは、私の……お母さん…なの……////………はぅっ!?ぽ、ぽかぽか?違う、これは、なに?!//// 」

ミサト( ……だぁめだこりゃ )


すっかりトリップしてしまったレイはもう諦めよう

となると、最後の砦はこのおバカの実父、碇指令なのだが


シンジ「 当然。父さんにはもうお許しをいただいています 」

ミサト「 子が馬鹿なら親も馬鹿か髭グラサン!!? 」


キリッ。っとシンジがトドメを刺した

キャラ崩壊までしたミサトはがっくりと項垂れ、もうどうにでもなれと白旗を振った

だから最後に、使徒も復讐も加持もリツコもエヴァも何もかも全部、寧ろ世界そのものに向かって。これだけは言ってやったのだ




ミサト「 >>61

監督責任なんかもう知らなーーーーい!!!

ミサト「 監督責任なんかもう知らなーーーーい!!! 」








シンジ「 いや、ミサトさんが引き取るって言ったんじゃないですか。ダメですよ?職務放棄 」

レイ「 ええ。それに、これからは私も葛城一尉の御自宅で暮らすようにと、おじいちゃ……碇指令から命令されています 」

ミサト「 なんて日だ!!!!! 」

《 現在 ― 葛城家 》


葛城家の朝は早い

が、家主である葛城ミサトは例外である

七時半近くになってようやく起床したミサトががしがしと鳩尾を掻きながら部屋からダイニングに出ると


シンジ「 おはよう、ミサト 」

レイ「 おはようございます、ミサトさん 」

ミサト「 えぇ。おはよう、二人とも 」


随分と砕けたというか、明らかに以前とは違う口調のシンジと、ミサトを下の名前で呼ぶようになったレイに挨拶を交わす

寝ぼけ眼のまま、なんとなく台所に目を向ければ

そこにはまだ中学二年生の少年が作ったとは思えない、見栄え良く、且つ各々の好みのものが入り栄養バランスの整った弁当が三つ並んでいた


シンジ「 ミサト?お弁当の前にまず朝食を食べてね、冷めないうちに 」


そう促されテーブルに着くと、その朝食の内容が弁当と違うのに気付く。昼食であるお弁当と朝食が同じでは食事の楽しみも半減だからだ

本当にこの子は主夫が板についている

数日前の母娘騒動は、単に言うのがその日だったというだけで、二人の間ではラミエル戦後の少し経った辺りから既に色々準備していたらしい

本人曰く


『 僕は父さんの愛をやっと見つけることができたんだ!!僕はそれだけで今までのダメな僕から生まれ変われた!! 』


とのことだが、それにしてもやはり変わり過ぎなのではないか

昔から家事はしていたと言うし、本気になればこんなものだと少し誇らしげだった彼を今更疑いはしない

肝心なところはそこではなく……

シンジ「 ミサトー?ミサトってば!どうしたのさ、さっきからぼーっとしちゃって?もうっ、寝ぼけてないでちゃんと起きて! 」


嗚呼、誰だコイツは……

やっぱりまだ慣れないのだ。思わず頭を抱えると、「 み、ミサト!?大丈夫?風邪でも引いたの? 」などと心配してきた


ミサト( あー、ちょー可愛いわぁ……前のシンジ君も良かったけど、ぶっちゃけ今のシンジ君最高だわぁ )


……慣れないのと好き嫌いは別ということだ


うい。そろそろ夜のハイスクール行く時間や

ここで切るぜよ


……にしても、安価スレのくせに、あんまし安価できてない気がするなぁ……

もうちっと頑張らねばっ。ってことで夜10時ぐらいにまた来るからよろしゅう頼む

あ゛ー……疲っちゃぁー……

ただいま帰宅。ほんじゃ、ぼちぼち書くかぁ

そうしてだらしなく頬を緩め少し危ない悦びに浸っていたミサトは、視界に入った時計の短針と長針が示す時刻にハッとする

取り敢えず、時間がないのはお互い一緒だ。シンジもレイも久しぶりの学校なのだしあまりのんびりしていられない


ミサト( 早くいつもの『アレ』も言ってもらいたいし……♪ )


まだギリギリ冷めていない朝食を普段より1.7倍速で食べ終えると、流し台に食器を置いて急ぎ着替えて支度する

折角片づけたと思った書類の山が二三日前にはまた復活していたというのだから笑えない話だ。今日も全力で抉ってやらなければ

玄関で待っていた二人に「 お待たせっ 」と声をかけ、靴を履く。そして三人一緒に外へ出ると


シンジ「 いってきます、ミサト 」

レイ「 いってきます、ミサトさん 」


ぎゅぅっ……っと、何故か二人に抱きしめられるミサト


ミサト「 いってらっしゃぁい♪二人とも気をつけるのよ~?//// 」


……なんともまぁ、人様にはとても見せられない表情をして。14歳の少年少女を送り出す葛城ミサト29歳であった


シンジとレイの背中が見えなくなると即座にガードへ連絡を入れる

ワンコールで出たのを確認すると間髪入れずに


ミサト「 今家を出たわ。後、よろしく 」


とだけ言って切ってしまった

初めて聞くそのあまりにドスの効いた声に、電話の男も少々震えてしまっていたそうだが、ぶっちゃけ誰にとってもどうでもいい話だろう

以前は青だったが、今は赤の車を疾走させて、ミサトはとてつもなく上機嫌に出勤するのだった

んー……睡魔さんがめごっさ強いネー……でもぉ………

ぜ っ て ぇ 負 け ね え 


だから安価だ

さぁ選べェ!!


>>73

1、シンジ&レイの、母娘でドキドキ☆初登校!
  果たしてクラスメイトはこのカオスをリアルとして受け入れられるのか!?的な

2、ミサトの、慣れてはいないとか言いながらすっかりデレデレな29歳独身女の惚気話inネルフ本部!
  その時彼女の同僚の瞳に宿るものとは!?的な

3、自由安価ヒーハー!
  敷かれたレールは走らねえ、ここで腑抜けな>>1に俺の超次元オナヌーをぶつけてやるぜ!的な

1

ファッ!?お、思いのほか速かったでござる……

1か、承知した

《 第三新東京市 ― 第壱中学通学路 》


セカンドインパクトに因る地軸のズレだかなんだかで、すっかり四季が吹き飛び常夏と化した日本

だが、ここ最近は特に暑いと思う

今まで実験による怪我やら警備の都合やらで車での通学が殆どだったレイは、久しぶりに浴びる真昼の陽光の猛威にぐったりとしていた

基本的に周囲に興味を示さない彼女だ、テレビを見るという習慣がないので、ニュースなどで日常の情報を集めたりはしない

だからこの茹だるような自然の拷問の原因をメディアがとりあげていようとも、知ることはきっとないのだろう

あったとしてもシンジやミサトから聞くぐらいだ

……というか、そもそも知ったところでどうにかできる問題ではないではないか

そうだ。無駄なのだ。だからそこらの俗に興味を示してやる価値もない

自分はこんなにも、『家族』で満たされている

ふと目を閉じて、浮かんでくるのは隣にいる母の優しい笑顔や姉のようなミサトの明るい笑顔。勿論、可愛らしいペンペンの元気な姿も

あのゲンドウまで最近は『レイ自身』に笑ってくれるようになってきたのだ

確かな繋がりができた。間違いなく、シンジのおかげで………

そのシンジはといえば


レイ( ? )

レイ「 ……お母さん 」

シンジ「 ぅん?どうしたのー、レイ 」

レイ「 なに、してるの? 」


シンジが、なにやらごそごそと自分の鞄を漁っていた


シンジ「 んっとね、もうちょっと待ってね………っと……よいしょ! 」


そしてようやくお目当てのものを見つけたようで、「 じゃじゃーん! 」と取り出した


レイ「 それは、…日傘? 」

シンジ「 そうだよ!折角持ってきたのに忘れちゃうとこだった、あははっ 」


忘れそうだったのなら何故、今思い出したのか?

レイが不思議だと表情に出せば、シンジは空いている方の手でレイの頬に触れた

いきなりのことに少し戸惑ってから、あっ、と気づく 先程の長い思考、特にその後半のせいで高揚し、この炎天下の中さらに火照ってしまっていたようだ

そんな赤い顔をされては心配になってしまう。それで日傘を思い出したのだろう


シンジ「 はい、レイ、もうちょっとこっち寄って? 」 レイ( っ!? ) 手を引かれて、少し大きめの日傘に二人で入る

レイ「 ぉ、おおおお、お母さんっ!?//// 」


その密着度に、流石のレイも動揺しまくる

だがシンジは穏やかな笑顔のまま


シンジ「 なんか、いいなぁ……こういうの。ねぇ、レイ?これからは毎日こうして登校しようよ! 」


なんて、さらに腕を絡めてくるものだから


レイ「 ~~~~~ッッッッ!!?!?///// 」

とか




往来の場でラヴをダダ漏れにマジで自分たちの世界とやらを創りかねない勢いのシンジとレイだったが






傍目にはカップルにも兄妹にも見える(が何を罷り間違ったか親子の関係な)中学生二人を見ていた通行人達は、皆一斉に近場の壁を殴り始めた





喧しいことこの上ない蝉達の、文字通り命懸けの大合唱





人類は、初めてそれを純粋に人の力のみで黙らせた






石材、木材、コンクリートでできた壁殴り用の壁を拳で砕き続ける。ただそれだけで

あーいいかんじに眠気ピークが通り過ぎちゃったわぁどうすっかなぁ

ってか>>75の一部改行し忘れてたー最悪やー……



まぁ気にしててもしょうがねえし、俺don’t mind!

取り敢えず、一旦ここまで

また次回も安価をよろしゅうたのんます

ほな、しーゆーあげいん?

起床。ぐっすり眠れて目覚めは爽快也

ぼちぼち書こう

何だこれ(誉め言葉)

昼休憩終わりだから帰って続き読むの楽しみにしてる!
頑張って!

そんなこんなでシンジとレイはやっと学校に着いた

といっても、それが長くかかったと感じたのは二人をガードする保安部の者たちぐらいだが

実際にはシンジもレイも家を出た時間が少し遅めなのに合わせてやや早歩きだったので、寧ろ短いくらいだ

まぁ独り身の多い保安部が、職務中とはいえ……いや職務中だからこそ、あんなのを見せられては堪ったものではなかったのだろうが


閑話休題


多感な時期である中学生に『コレ』はあまりにもキャパオーバー

果たして、そんな彼らは

同じ中学生であるにも関わらず進み過ぎて前代未聞のカオスな域に突入した母シンジと娘レイを見て

パニックを起こした


「 うそ……でしょ…… 」

「 おい、あれ……碇と 、綾波か……? 」

「 ……ありえねぇ、ありえねぇありえねぇありえねぇぇええええ!!! 」

「 そうかこれは夢か!?なんだよ俺まだ寝てんのか起きろ馬鹿やろう!! 」

「 誰か早く!!このことを他の奴らにも知らせなければ!! 」

「 あぅぅ……碇くんが…とうとう彼女できちゃったぁぁ…… 」

「 そう……世界が、終わるのよ…… 」

「 まさかあのシンジから腕を絡めているとはな…… 」

「 しかも綾波も満更でもなさそうってかデッレデレじゃねえかあいつ!? 」

「 綾波さんのあんな顔初めて見た!! 」

「 だから夢なんだって!!覚めてよ、ねえ!?早く冷めてよぉおお!! 」


まだ校門をくぐったばかりだというのにこの狂乱

より二人を知る、2-Aのクラスメイトは騒ぎを聞きつけはしたものの

どうせ見間違い。ちょっとしたアクシデントでそういう風に見えただけだろうと、いつも通りグループを作って談笑したりじゃれあったりしていた


>>80 ありがとう(キリッ

書くの遅くて申し訳ねえ……昼飯むしゃむしゃしてたら腹下した

皆もクーラーのつけすぎは注意しような!!

正に束の間の平和であった

2-Aの扉は開かれ、そちらに目を向けた教室内の各グループが次々と沈黙していく

訪れた静寂

その原因である少年と少女は何故皆が自分たちを見つめたまま黙っているのか解らなかったが

取り敢えずは、久しぶりの登校なのだし元気に挨拶をしよう

シンジもあまり見せたことのなかった、レイは一度も見せたことのない満面の笑顔で、溌剌と言う


シンジ・レイ「 おはようっ! 」


クラス一同「 あ、はい。おはようございます 」


……今ので確信した

クラスメイト達の思いと考えは最も現実的な答えを求めて、寸分狂わず一致したのだ




これは超そっくりさんを使ったドッキリか何かに違いない、と

なんか地の文とか疲れるわね……もうちっと書きやすく模索しないと……

たったの2レスしか投下してないけど夜にまたくるお




次こそいいところで安価を……!!

帰宅

今から書く

………ね、寝てないよ?
とりあえずシャワーで汗流してすっきりしたらそのままソファーにダイブしちゃってふわふわ気持ちよくなったからいつの間にか寝ちゃったとか
そ、そういうのじゃないんだからねっ!!(謎ツンデレ




……寝ましたマジすんませんっした……

以前の昼休みに、一つのグループで持ち上がった話題が、『2-A生徒共通の事情』からクラス全員まで拡がったことがあった

レイはその日ネルフの実験の為欠席していたのでこれを知らなかったが

その話題は、『母というものについて』であった

一見普通に思えるかもしれないが、このクラスは偶然にも母がいない子供で満たされている。人一倍関心が強かったのだ

自ずと話の内容は母というものの理想、想像、妄想といったものになっていき、時折父への軽い不満や愚痴などもこぼれたりしていた

そこそこ盛り上がってくると、それまで何か考え事をしていて喋っていなかったシンジに、トウジが話を振った


トウジ「 おうシンジ、お前はなんかないんか?おかんがこんなんやったらええなぁ、的なの 」

ケンスケ「 そうだ碇、お前のもなんか聞かせろよ 」

シンジ「 ……えっ?あ、うん。………ねえ、トウジ?ケンスケ? 」

トウジ「 なんや? 」

ケンスケ「 なんだよ? 」

シンジ「 二人はさ、お母さんの想いって、どんなだと思う? 」


なんだか聞きたかったこととは斜め上にズレているようだし、逆にそれについてこちらが訊かれてしまった

さて、彼の言う母の想い、とは何だろうか

さっきまで言い合っていた理想、想像、妄想からいくつか参考にしようにも、如何せん範囲が大きく抽象的すぎるので確認してみる


ケンスケ「 んー……なぁ碇?それ、具体的にどれぐらいまでだよ?もうちょっと明確にしてくれないと纏められない 」

シンジ「 ……自分の子供に対して、その、どういう風に接したりとか、……愛したり、するのかなって 」


トウジとケンスケ、それに近くで聞いていた他の数人も、どこか悩んでいるようなその様子に沈黙する

実際悩んでいたのだが。ではそれは何についてか?

思い出したのは、父とレイの談笑だった

初めて見る父の笑顔。少なくとも自分の記憶にそれはないものだ

初めて見るレイの笑顔。それも確実に見たことがなく、おそらく他の誰にも向けられたこともないであろうもの

そしてさらに思い出す。カードを届けた日、本部内で移動中にしたレイとの会話


レイ『 ……あなた、碇指令の子供でしょ? 』

シンジ『 うん…… 』

レイ『 信じられないの、お父さんの仕事が 』

シンジ『 ……!当たり前だよ!あんな父親なんて… 』


自分は父への複雑な感情から、反発するようにそう言った

レイが振り返る。エスカレーターを数段上がってシンジのすぐ目の前に来ると


――――パンッッッッ………!!!


無言でその頬を張って、先に行ってしまった


シンジ『 ……………… 』

シンジ⦅ ……………… ⦆


混乱


シンジ『 ……………… 』

シンジ⦅ ……………… ⦆


思案


シンジ『 ……………… 』

シンジ⦅ …………!……あぁ… ⦆


解明


シンジ『 なぁんだ。そっかぁ 』


そういうことだったのか。やっと理解して、意外とすんなり納得できた

互いにだけ向ける笑顔。見せる感情

危機があれば迷わず助け、手に火傷を負い。侮蔑されれば怒り、想いのあまりに侮蔑した者を叩く

つまり、碇ゲンドウと綾波レイは、実の息子という『だけ』の自分なんかよりもとても強い絆で結ばれているのだと

そこには確かな信頼と真情があって、『愛』があるのだと

あの二人こそが親子ではないか

気にもかけてもらえない碇シンジなんかより

あの、二人の方が


シンジ⦅ 不思議だ……嫉妬すら湧かないや。憎めもしない ⦆


この後、零号機の再起動実験が行われ、無事成功する

そしてそれを中断させるのは八面体の未確認飛行物体

第五の使徒と判明し、彼は戦場へ


シンジ⦅ 僕は、どうすれば……… ⦆


少年の静かな絶望を意識ごと吹き飛ばすには、使徒の放った加粒子砲は充分過ぎた

結局のところ、ラミエルを倒した後も思い出すことなく、父の脱糞シーンを撮影すると決意するも敢え無く失敗したつい最近まで忘れていた

……今思うとあの時の自分はどうかしていた。父でなくとも、人の脱糞を撮影しようなどとは正気の沙汰ではない。いや、天啓なのだから仕方ないか

話を戻し、では思い出した理由は何なのか?

とある親子の脱糞撮影〈インモラル〉☆ inネルフ本部指令室が失敗し、しかし父の愛ある鞭と気遣いの言葉を受けいろんな意味で生まれ変わった後

レイに言われた、『自分も親の愛を知らない。だから、それを知ったあなたが私の母になり教えてほしい』という願い

その、親の愛を知らない、という部分に引っかかりを覚えた

そしてレイと父こそが親子と呼ぶに相応しいとまで考えていたあの絶望を思い出したのだ

自分が分かっていなかっただけで、父が本当は愛してくれているのを知ったからもう大丈夫

しかしレイへの想いは確かな筈、なら一体どういうことなのか

あくまでも彼女を娘のようには見ていなかったということか?絆の種類はまた別であったと

ならば、本当に自分がレイの母となるしかないのだろうか

元は、彼女に笑ってほしかっただけの筈だ。それがまさか『 楽しいって、何? 』なんて訊かれてしまって

その果てがコレ。笑えない。とても一人では解決できそうにない

だから、この問題にドストレートな話題がクラス中に広まっている今こそ

親友達に救いを求め問うてみたのだ

母というものが、子へどう接し愛するのかと





そんなことを訊く時点でシンジの天秤は既に傾いていたのだが、何故か本人は無自覚だった

トウジ、ケンスケ、ヒカリ、男子A、女子Aが、やがて一斉に考え始める

前述の通りこのクラスに母のいる者はいない。義理の母もだ

だから他のクラスの友人や、後輩に先輩、さらに学校以外での知り合いとの話した記憶からも必死にかき集めた


トウジ「 うぅぅぅぅぅん……………アカン、ワイはようわからへんわ。すまんな、シンジ…… 」

男子A「 私は、そうだな……他から聞いた話で纏めると、お母さんというのもやはり人それぞれで、接っする態度も様々だそうだ 」

ヒカリ「 私も同じようなものよ。愛し方、っていうのも難しいわね……ごめんなさい、たぶん、それも人によると思うわ 」

女子A「 わ、私のお友達のお母さんはねっ!なんていうかその、とても優しい感じだったよ!?言葉も丁寧なんだけど、む、無邪気なところもあるの! 」

ケンスケ「 ……うん。やっぱり、人間だからな、必ずしもこうだって決まってるわけじゃないんだろ。でもさ、碇 」


各々、母親について自分が知る限りのことをシンジに教えてくれた

ケンスケだけはそこで一度言葉を切って、シンジと目を合わせてから言った


ケンスケ「 母親……家族って、誰もが最初に触れる愛だ

      このクラスの奴だけじゃない、他にも、その最初の愛ってのを知らない人は沢山いる

      俺たちはセカンドインパクトやその後のごたごたで喪ったけど、それ以前にも災害だってあったし戦争だってあったからな

      けど、皆いつか大人になって、子供を産むかもしれないんだ。そして自分が親にならなくちゃいけなくなる

お前の言う母親は当然女の子がなるもんだけど、男だって父親になるんだ。一家の大黒柱~なんて言うけど、まぁそれも人それぞれだな

     なのに、あって当たり前の参考にするものは満足に揃っちゃいない。両親ともがいなかったら尚更さ

     んで、あってもその通りにすりゃ良いってもんでもないとくるから 」


ケンスケ「 ……長い前置きだけど、結局はさ?

      自分で、子供をちゃんと見て理解してやって、子供にも本当の自分を見せることができて。ああ、これでいいんだなって確かに思えたら 」

ケンスケ「 それが、母親で、父親で、家族なんじゃないか? 」



シンジ「 ………うん。そうかもしれない…… 」

シンジ「 ……僕は、それでいいのかもしれない……! 」

シンジ「 僕は……………っ!! 」



キィーン コォーン カァーン コォーーー……ン


と、そこでチャイムが鳴ってしまった

時計を見れば当然針は午後の授業の十分前を示していた

シンジの、その見たこともない程輝く表情に、トウジ達はこれ以上掛ける言葉を見つけられなかったが

取り敢えずは、心の中で⦅がんばれ⦆とだけ応援した





放課後。荷物を無駄のない動きで素早く纏めると、夕日の熱がまだじりじりと蝕む中をシンジは綾波宅まで全力で走っていったという __ネルフ保安部談

まぁーた改行し忘れてるぅぅぅぅ………!!

うん、なんかごめんね……まだ子供もクソもねえ俺がアホみてえに親を語っちゃったよ……アホだね……

罵倒は甘んじて受け入れるぜバーロー!ばっちこいや!!

しかもまだ回想だしね。ありえないね、この遅さと安価回数の少なさ。申し訳ないわ

だから安価出せるまで書こう

結論から言って

現実逃避はものの数秒も保たなかった

無情にも、渦中の二人が真実を告げて跡形もなく粉砕したからだ


シンジ「 僕たち! 」

レイ「 わ、私たち//// 」


親子になりました!!!



……まるで、結婚しました的なノリで言いやがった

しかもそれだけ言ったら、シンジとレイは席に着こうと歩き出したので

教室の真ん中まで来たところで一斉に立ちあがったクラスメイトが殺到した

校門の時以上の大騒ぎがそのまま一時限目の根府川の授業すら呑みこんで、あのヒカリすら委員長の職務を忘れシンジとレイを問い詰めていた

老教師は結局初っ端からセカンドインパクトの話を始めて、我関せずと終業のチャイムと共に去っていったので

二時限目開始を告げるチャイムと共に野次馬を掻き分け教室内に突撃してきた数学担当の女性教師が皆を全力鎮圧するまで狂乱は続いた




数学教師「 あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ちくしょお!!!どいつもこいつもォ!!!

      カップルだろうが学生親子だろうが知ったこっちゃねえよ独身の私への当て付けかくそがぁぁああああああああああああ!!!!! 」




静まり返った阿鼻叫喚の教室から、教師としても女性としてもアウトな咆哮が校舎中に響き渡る

幸いにも、一切怪我を負わせぬ常人離れした鎮圧方法だったことと、状況が状況だったために

彼女は昼休みに校長から「 あんまり大きな声は出さないようにね……? 」とだけ言われて大したお咎めをされなかったそうだが

第壱中学匿名掲示板に乱立するスレッドは、シンジとレイの親子騒動に次いで数学教師関連のものが大半を占めていたという





場面は変わり、




どこへ? >>96

※ 場所だけでなく、時間指定もおk。レッツ安価ヒャッハー!

放課後 葛城家

《 葛城家 》




登校して早々、周りからは異常なほど見られ騒がれるわ、クラスメイトには鬼気迫る勢いで質問攻めにされるわでシンジとレイは疲れ果てていた

一時限目は結局サボタージュというかクラス全員で無視するような形になってしまったし、根府川先生には悪いことをしたと思う

まあそこら辺の記憶は実は曖昧なのだが。チャイムが鳴ったと思ったら数学の先生が来て、脳が揺さぶられた感覚と共に意識がブラックアウトしたのだ

昼休みになって、彼女が手荒なことをしてしまってすまなかったと保健室で眠りこけていた扱ける2-Aに謝罪に来たことで初めて理解した

色々衝撃的なことがあり過ぎた第壱中で今日、最もオイシイ思いをしたのは、この時起きていた数人だけ

何度も頭を下げて平謝りする彼女の豊満な胸元が緩んでいて、中学生である彼らには少々刺激の強い青春の一ページが刻まれたのは秘密である


兎にも角にも

今は既に帰宅して、クーラーの効いた我が家で思う存分まったりしている真っ最中なのだ。学校のことなどもういいだろう

レイは俯せで寝そべって寛げていた体をごろんと転がすと、ソファからダイブしてきた影を躱した

ドテッ!とおかしな体勢で床に激突した温泉ペンギンの間抜けな悲鳴が上がる


ペンペン「 グエッ!? 」

レイ「 ふっ……例えどれだけ疲弊していようと、鳥に不意を突かれる私ではないわ……! 」


あのレイが、ドヤ顔をしている

それに二つの意味で衝撃を受けた影は、「 グアアアアアアアアア!!! 」と悔しさと怒りを露わに叫び、結局ただの体当たりを敢行した

普通に疲れて寝ている相手の不意すら突けなかった間抜けな鳥の正体はペンペンであった

一方シンジはというと、紅茶を淹れ、茶請けにクッキーを焼き上げているところだ


シンジ「 ほぉらぁ!二人とも―?遊ぶのはいいけど、散らかしたもの片づけてね。

    今日はミサトさん早いって言ってたし、そろそろの筈だから帰ってきたら皆でおやつにしよう 」

レイ「 !、はぁいっ 」

ペンペン「 グァー♪ 」


ペンペンの頭を器用に片手で押さえもう片方の手で羽を警戒しながらレイが

レイに頭を器用に片手で抑えられもう片方の手で羽を警戒されながらペンペンが返事をし

そして膠着状態をどちらからともなく解除すると、先程までの攻防が嘘のように仲良く片づけを始めた

その様子を見てくすくすと笑みが漏れる


シンジ( ……あ、ついでに夕食の下拵えも済ませておくかな )


本当に主夫、いや、主婦が、その様に女性的なものまで加わり益々板についていた

あくまでも『母』であることを忘れないシンジは、服装も自分に似合う範囲で女性のそれに近づけているのだ

ウィッグを試着してイメージを固めると、髪も伸ばそうと決めた

思春期なので体つきや顔の変化が懸念されるが、そこばかりは容姿の主なDNAが母のものであることを祈るしかないのだろう

最悪の場合、ネルフの技術に頼れば何とかなるかもしれないし……

そんなことを考えながら、慣れた手つきで鳥肉にタレを揉み込ませ寝かすと、炊飯器のスイッチを入れ

クーラーの風が当たり過ぎていない部屋の隅に浅漬けを置いた丁度その時、家主の帰宅を知らせる元気な声が響いた


ミサト「 たぁっだいまーん!! 」

レイ「 おかえりなさい。ミサトさん 」

ペンペン「 クア! 」

ミサト「 きゃー!レイーペンペンー!ただいまああぁあぁぁぁ♪ 」

シンジ「 おかえり。ミサト。今日は特に暑かったのに午後の日差しがキツくなったからね、汗かいたでしょ。沸かしてあるから、一番風呂、どうぞ? 」

シンジ「 ……あ、それともおやつ先にする?そろそろクッキー焼きあがるけど。紅茶も淹れたし 」

ミサト「 え?ああ、えぇっと、……うぅむむむむ………!!? 」




さぁさぁさぁ、どうするよ!?

>>100

1、もぅ汗がべっとべとで酷くて酷くて。それじゃお言葉に甘えて一番風呂、頂くわね?

2、急いで帰ってきたから喉乾いちゃって助かるわ。シンちゃんの手作りクッキーも食べたいし、おやつにしましょっか

3、自由安価よ来たれ!!あんた達の願いは、誰かの為じゃない!自分自身の為にあるのよぉ!!

ミサト「 んんぅ…………むむっ!!決めた!! 」

ミサト「 シンちゃんの言う通りもう汗がべっとべとで酷くて酷くて。それじゃお言葉に甘えて一番風呂、頂くわね? 」

シンジ「 うん、わかった。着替えとバスタオルは出しておくからこのまま入っていいよ 」

ミサト「 ありがとぉシンちゃぁん♡……ね、折角だから、一緒に入らな~い? 」

シンジ「 えー?年下の、しかも中学生に手を出す気? 」

ミサト「 ……ダメぇ? 」

シンジ「 なにこんなとこで甘えた声だしてるの……。それに…… 」


絡んでくるミサトの腕を自然に抜け出しながら、隣のレイとペンペンを見る


レイ「 ? 」

ペンペン「 クー? 」

シンジ「 レイが、ヤキモチ焼いちゃうかもだから。特別に、皆で一緒になら、入りましょうか? 」

ミサト「 え、いいの!? 」


妥協案ではあるが、まさかの了承に「 うおっしゃああああああああああ 」と大人の女性にあるまじき雄叫びを上げるミサト

レイは初めて人と、それもシンジ達と一緒に入浴するということに不思議と胸が高鳴るのを感じ

ペンペンは大人数で風呂に入るなど初めてだと単純に喜んでいた

そんなこんなで波乱の一日は終わりに近づき始め、これに至っては法に触れるか危ういとこまで来ていたのだった

何かしらの法に触れかねないミサトの願いを

しかしシンジはあまり意味のない妥協案で受け入れた

新たな感情、期待に胸を躍らせるレイと

ただはしゃぐペンペンはどこまでも無垢であったが

微笑む少年……否、母は、どこか蠱惑的な微笑みを浮かべる



次回、人の造りしもの お風呂編


さぁ~てこの次も、サービスサービスぅ!

はいっ

というわけでね。朝の投下はここで終わり!夜になったらまた書いていく予定よ

んじゃぁ約束あるんで、カラオケ行ってくるー ノシ

起きた。書くぜよ

あ、エロっている?いらない?

>>110

いらない

ん。承知した

では『今は』エロなしで行こう

結論から言うと

何処かの誰かが期待し、そして危惧したR-18な事態は全く以て発生しなかった

擦りガラスの向こうからは和気藹々といった様子のじゃれ合う声が聞こえてくる

こうして、若過ぎる親子となんだかよくわからない位置付けとなったその保護者は

また一つ、思い出を増やし絆を強めたのだった

   人 の 造 り し
           も
   た お風呂編  の
   ぶ ん

《 葛城家 ― 風呂場 》


ミサト「 よぉしっ!それじゃあシンちゃん、レイ、ペンペン! 」


入るなり早々、ミサトがキリッとした表情、爛々とした目で言った


ミサト「 皆で、洗いっこしましょう!! 」

シンジ「 ……絶対言うと思ってた。まぁ、いいけど 」

ペンペン「 クァ! 」

レイ「 ? 」

ミサト「 いいの?これもいいのね!?ありがとぉー! 」


年甲斐もなくきゃー♪と喜ぶミサトに、やれやれといった感じのシンジとペンペン

しかしレイだけはきょとんとした顔で、はい、と手を上げた


レイ「 ミサトさん 」

ミサト「 ん?どしたの、レイ 」

レイ「 ……洗いっこ、って何ですか 」

ミサト「 えっ?あ、あぁ。えーっとね、お互いの体をお互いが洗ってあげるのよ。例えば手の届きにくい背中とかね 」

レイ「 ………何故、そんなに嬉しそうなんですか? 」

ミサト「 ぅえ!? 」


予想外の質問に、変な声を出す

レイの純粋な眼を見て落ち着きを取り戻すと、ミサトは照れ臭そうに笑った


ミサト「 ……実はね。なんていうかその、こういうの……夢だった、っていうか 」

レイ「 夢? 」

ミサト「 そう、夢。憧れって言った方がいいかもしれないけど 」

ミサト「 私も、普通の家庭ではなかったから……でもあなたたちと家族になれて、もしかしたらって思って、ずっとしてみたかったの…… 」

ミサト「 だから…なんか、ごめn 」

シンジ「 どうして?謝らないでよ 」


ミサトの言葉を遮り、今まで黙っていたシンジが突然抱きしめた


ミサト「 !?、ししし、シンジ君っ!?!? 」

レイ「 !! 」

ペンペン「 クァ? 」

所用があり次の投下は朝ごろになるやも。すまぬ

ちっとは書き溜めとくので何卒ご容赦をー……

はいおはよう

書き溜めるとかほざいたけどめちゃくちゃ恥ずかしいことになったので結局全消去した俺です

ので、いつも通り40分も50分もかけてちまちま書いていくぜよ

よろすぃく

動揺するミサト、レイ、ペンペンをお構いなしに

シンジはにへらと笑って言う


シンジ「 嬉しいなぁ……それって、僕達を頼ってくれたようなものじゃないか! 」

シンジ「 今までそんなこと一度もなかったから……本当に嬉しいんだ…… 」

ミサト「 た、頼るって、寧ろ頼らなかったところがないと思うんだけど?結局家事全般任せっきりで…… 」

レイ「 私達はお母さんなしではまともに生きていけないわ 」

ペンペン「 クェェ…… 」


情けない話になりそうになので慌てて戻す


シンジ「 っもう、そうじゃないよ!心の話!こ・こ・ろ!! 」

ミサト・レイ「 こころ?? 」

シンジ「 ハァ……ミサトって未だに僕達と線を引いてるんじゃないかと思ってたんだ 」

シンジ「 だからそんな大事な願いを一緒にしようって言ってくれて、僕は嬉しいの!ミサトが謝ることなんてないんだよ! 」

ミサト「 大事な願いって、大袈裟な…… 」

シンジ「 自分で言ったんじゃないか、夢、憧れだったって 」

ミサト「 いや、まぁ……そうなんだけど 」

シンジ「 あーもうっ、いいからほら、早く入ろう。っていうか僕達も汗かきまくっててさっぱりしたいんだからね? 」


そう言ってシンジは抱き着きを解くと、さっさと服を脱いでミサトの服に手をかける


ミサト「 えっ?ちょ、ま、待ってシンジ君。なんで私の服掴んで……っていうかどうして躊躇なくはだk 」

シンジ「 問答無用!! 」


逃げようとするも、後ろを見ればこちらもいつの間にか脱いだ全裸のレイがにじり寄っていた

万事休す

とても自分から洗いっこなどと提案したとは思えない、生娘のような悲鳴を上げるミサトであった

一応、言っておくが

碇シンジは健全なる男子中学生である

精神的な意味で少年からその大部分を母へと変わったとはいえ、性別まで女になったわけではないのだ(これ大事

因って彼もまた女性の裸体に興奮するし、『そういった行為』をしてみたいとも思っている

……だが

自分から堂々とミサトやレイの前で服を脱いでも一切恥ずかしがらなかったり

逆にミサト、レイの裸を見ても欲情はせず『 やっぱり二人とも綺麗だねー 』などと言ったりと

どうやら『家族』に対してだけは、そういう目が全く向かないようだった

そして今、擦りガラスの向こうから聞こえてくるのは

三人の和気藹々とじゃれ合う声ではなく、一人の狂ったような笑い声


ミサト「 あっひゃっひゃっひゃっひゃ!!ちょ、もぅやめ……!?ぅあはっ!! 」

シンジ「 お仕置きだよ!まったく、人の娘に勝手に変なこと教えないでよね!? 」

レイ「 ……?いけないことなの? 」

シンジ「 そう!ああいうのはレイにはまだ早いから!もうちょっと段階を踏んでからね! 」

シンジ「 あ、ペンペンも体洗い終わった?それじゃミサトの足の裏もしっかり『洗って』あげて?僕は引き続き脇をやるから 」

ペンペン「 クァアッ!! 」


ペンペンがビシィッと敬礼して、言われた通りミサトの足裏を洗い……否、くすぐり始めた


ミサト「 ~~~~~~ッッッ!!?!? 」


両脇両足裏の四点攻めでとうとう声にすらならないミサト

( そろそろかなー…… )と、シンジがペンペンにウインクで合図する

それがお仕置き終了のものだと理解すると、ペンペンは即座に手を止めた

くすぐりは度が過ぎると拷問なのだ。流石に失禁などさせてしまうわけにはいかない


ミサト「 や、やっと………終わ……った………? 」

シンジ「 うん。懲りた? 」

ミサト「 勿論よ…… 」

シンジ「 それは何より。もうレイにえっちなこと吹き込まないでね 」

レイ「 ……お母さんは、怒らせると怖いのね。ペンペン 」

ペンペン「 ……クェ 」


本人に聞かれないよう小声のレイとペンペン

ペンペンも、今回は自分がする側だったとはいえ、あれを自分がやられたらと思うと恐怖していた

やがて床でぐったりとするミサトの荒い呼吸が落ち着くと、起きるのを手伝い、三人と一匹で仲良く湯船に浸かるのだった

人の造りしもの お風呂編  了


ってわけで次、なんかやりたいネタあらへん?

>>125

※因みになかったらなかったで、本編通り進路相談云々からのJ.A〈ジェットアローン〉行こうと思います

相承った

次の投下は夜になるかも


俺、水曜どうでしょうの一気見が終わったら続き書くんだ……(脂肪フラグ

バーロー!シンジたんは既に男の娘だろうが!?あの可愛さが解らねえとぬかしよるかァ!!


はい帰宅!書くぜよ!

小話・其の壱


《 ネルフ本部 ― リツコの研究室 》


ある日

旧友であり親友である葛城ミサトの来訪に、赤木リツコは珍しく素直に喜んだ

普段の彼女なら、ただでさえ少ない休憩時間を邪魔されれば、相手がミサトであろうともう少しそっけないところがあったりするのだが

今回の歓迎は、来訪の理由と話の内容を既に知っていることからだった


ミサト「 Halo!リツコ!例のブツ、持ってきたわよぉーん♪ 」

リツコ「 !!ミサト、待っていたわ! 」


ミサトがウインクしながら手渡してきた封筒

その中身は


リツコ「 ……………ッッッ!!!! 」

リツコ「 ……そう。やはりアナタはお母さんになのね……、ふふっ、エプロン姿も様になっているじゃない 」

リツコ「 シンジ君……! 」


中から出てきたのは、全てシンジの写真であった

以前ミサトの惚気話を聞いた(聞かされた)リツコがまさかの食いつきを見せ

どうしても葛城家でのその母親ぶりを見てみたいと彼女にお願いして撮ってきてもらったものだ

因みにシンジ本人には内緒の完全な隠し撮りであり、風呂上がりの際どいものまである


リツコ「 嗚呼、なんということ!写真越しにでも伝わるこの母性!まだ14歳なのに!? 」

リツコ「 そう、きっとこれもロジックではないのだわ、男と女のように、母と子の愛もまた!! 」

リツコ「 私は……あの人の求める彼女にそっくりなあなたを、レイと同じようにどこか避けてきた…… 」

リツコ「 ……けれど!もうそんなことは気にしないわ!!だって、私も好きになってしまったんですもの!! 」

リツコ「 はぁあぁぁあぁああぁぁぁぁ………!!シンジ君、シンジ君シンジ君シンジ君シンジ君シンジ君ッッッ!!! 」

リツコ「 可愛いいいいいいいいいいいいい!!!!! 」


とうとう写真を胸に抱いて悶え叫びだした

あのリツコをキャラ崩壊レベルまで染め上げたシンジも末恐ろしいが、そこまで誘導したのは間違いなくミサトだ

「 うっはぁー、荒ぶってるわねー 」などとけらけら笑いつつ

勝ったと言わんばかりに見えないところでガッツポーズを決めているのだった

そして数十分後


リツコ「 ……ふぅ。スッキリしたわ。色々ありがとう、ミサト 」

ミサト「 いいえ~、ご満足いただけたようでなによりよん。はい、どうぞ 」

リツコ「 あら、どうも。アナタの淹れたコーヒー、好きなのよ 」


思いっきりぶちまけて、流石に落ち着いたリツコにコーヒーを淹れ、自分の分も持ってくると

ミサトも一枚一枚写真を眺め出す


リツコ「 ……それにしてもこれ、本当にすごいわね 」

ミサト「 確か……男の娘、って言うんだったかしら?女顔だなとは思ってたけど、そういう方向にいじるだけでここまで可愛くなるなんてねぇ 」

ミサト「 本人も女の子の格好するの、本気で考えてるらしいわよ? 」

リツコ「 まぁっ 」

ミサト「 ほら、最近髪、伸ばし始めたでしょ。この写真なんて、ロングのスカートをこっそり試着してたとこの激レアだし 」

リツコ「 ……ミサトが羨ましいわ。私もアナタの家に住まわせてもらおうかしら? 」

ミサト「 うわぉ。それ本気ぃ? 」

リツコ「 割とマジよ 」


キリッとした表情で言うリツコ

数秒の沈黙。そして二人同時に笑う


ミサト「 ふふっ……まぁ、考えといてあげるわ♪ 」

リツコ「 よろしく頼むわね 」


なんとも温かい時間だ。その中心が、あのシンジだなど、数週間前までは考えられなかっただろう

冷めないうちにコーヒーを飲んでいると、研究室の扉が開いた




新たに来訪せしその者は!?安価だぁ!!

>>135

誰でもよいぞ!ご自由にどうぞだ。どんなのが来ても書いてみせるさ……(キリッ

このレスのコンマ秒が奇数ならマリ偶数ならマヤ

マリが(タイミング的な問題とかで)×なら代わりに↑

コンマが62で偶数だったのでマヤだな

では書く

すまねぇ……本当にすまねぇ……っ!!

一旦寝るから朝になってから続き投下になるわ……

おやすむ

気が付けばもう昼やんけ……

さぁ、書くぞぉー

マヤ「 失礼します、先輩。あ、葛城さんもいらっしゃったんですね! 」

ミサト「 えぇ、ちょっちね 」

リツコ「 いらっしゃい。マヤ 」


新たな来訪者はマヤであった

いつも通りの明るい笑顔で入室してきた彼女を、ミサトとリツコも笑顔で迎える


リツコ「 どうしたの?確か、アナタも今は休憩じゃなかったかしら 」

マヤ「 はい!なので、久しぶりに外に出てお散歩でもしようかなと思いまして。先輩をお誘いに来ました 」

リツコ「 あら、そうなの。散歩……偶には良いかもしれないわね 」

マヤ「 ありがとうございます!…あの、もしよろしければ、葛城さんもどうですか? 」

ミサト「 えっ?私もいいの? 」

マヤ「 勿論ですよ!是非行きましょう! 」


あっさりと話が纏まり、ミサトとリツコが立ち上がる


リツコ「 じゃぁ、せめて外出用の格好ぐらいはしましょうか 」

ミサト「 そうねー。私も何か羽織わ。にしても、ジオフロントを散歩かぁ……折角だし森とかも行きたいわね♪ 」


机から離れ扉へと向かう二人

だがそれによって今までマヤの死角になっていたものが見えてしまった

そう、彼女は見てしまったのだ。机の上に散らばる大量の写真を

「 あっ 」と、ミサトが片づけ忘れていたことに気付くが時既に遅し


マヤ「 …………… 」

ミサト・リツコ( ま、不味い………ッッッ!!?!? )



写真を凝視し微動だにしないマヤ

シンジの母宣言は周知であったが、『コレ』はミサトとリツコだけの秘密

本人に内緒の隠し撮りであることからも、当然誰にもバレるわけにはいかなかったのに……

内心超焦りまくりのリツコは何とかポーカーフェイスを張り付けて声を掛けた

リツコ「 >>144


さぁ。上手い言い訳を

上+あなたはこの写真見てどう思う?

リツコ「 ああ、その写真ね…… 」


決して、吃らぬように

全神経を集中して、事実を捏造する


リツコ「 実は最近、シンジ君の隠し撮り写真が出回っているのよ 」

リツコ「 立派な盗撮だから犯罪だし、シンジ君は大事なチルドレンなんだからこれが原因で何かあっても困るでしょう? 」

リツコ「 だから保安部で直接回収させているの。それは押収した物の一部 」

リツコ「 このこと自体秘密なんだけどね……まぁ、見てしまったものは仕方ないわ 」

リツコ「 だかr 」

マヤ「 ……盗撮、隠し撮り写真、ですか 」


写真を手に取り、振り向いたマヤがリツコの言葉を遮った

その感情の見えない眼に、危うく動揺が顔に出かける


リツコ「 え、ええ、そうよ。だからマヤ、アナタも決して他言しないでほしいの 」

マヤ「 何故ですか 」

リツコ「さっきも言ったでしょう?これは秘密、とてもデリケートな問題よ。ネルフ内でもごく限られた者しか知らない 」

リツコ「 犯人はシンジ君のクラスメイトの誰かというところまでは絞り込めたけれど、特定はできていないわ 」

マヤ「 ……………… 」


写真に視線を戻し、再び沈黙するマヤ

ミサトとリツコが固唾を飲む

そして、数分にも数十分にも数時間にも感じた静寂の後

二人にとって予想外、しかしある意味予想通りかもしれない反応が返ってきた

ぼそりと、マヤが言ったのだ


マヤ「 ………シンジ君、可愛いですね…… 」

ミサト・リツコ「 へっ? 」


可愛い。可愛いと言ったか?今

先程までの無表情は何処へ行ったのか、満面の笑みを浮かべてマヤが捲し立て始める


マヤ「 やっぱり、やっぱりやっぱりやっぱり!!私の目は狂っていませんでした!! 」

マヤ「 あぁああぁぁあぁぁぁああぁシンジ君!!なんって可愛いのぉぉぉおおおおおおおおおお!!? 」

マヤ「 今まで見てきたどの男の人とも違う!!シンジ君だけは違うのよ!! 」

マヤ「 いきなりレイちゃんのお母さんになるなんて言いだして、一瞬でも頭おかしいのかなんて思った私が馬鹿でした!! 」

マヤ「 彼は確かに母であろうとこの写真のように女の子に近づこうとしている。けど!だからって元の自分を捨てたわけじゃない!! 」

マヤ「 ちゃんと少年の部分だって共存してる、その矛盾すら受け入れることで矛盾ではなくしてしまっているなんて!? 」

マヤ「 理屈じゃないんですね、きっと……嗚呼、貴方は天使なの?人間であり天使なのねシンジ君!!!?!? 」

マヤ「 シンジきゅううううううううううううううううううううううううん!!!!! 」


ハートを撒き散らしながら絶叫するマヤ

リツコは唖然とし、ミサトは痛む頭を押さえるのだった


ミサト( あー、すっげぇデジャヴだわぁ…… )

デジャブの通り、その後の展開もリツコの時と似たようなものだった

ショタコンと男の娘萌えの扉を完全に開いたマヤは本当に清々しい笑顔を浮かべている

落ち着いた彼女に取り敢えずコーヒーを淹れてやり、ミサトは改めて訊いた


ミサト「 えぇっと、それじゃぁ、マヤちゃんもこのことを誰にも言わないって約束してくれるわね? 」

マヤ「 はい、シンジ君の為なら 」

ミサト「 ……そ、そう。ならいいわ 」

リツコ「 ところでマヤ、もう一つ訊きたいことがあるのだけど 」

マヤ「 ?、なんですか先輩 」

リツコ「 ……この写真をみて、どう思うかしら? 」


そう言って、一枚一枚並べなおす

いまいち質問の意味を理解できないマヤが訊き返す


マヤ「 どうって、どういう意味でしょうか 」

リツコ「 あぁ、ごめんなさい。言い方が悪かったわね 」

リツコ「 ミサトは普段から家で見てる訳だけど、この写真のシンジ君を見て、

     私達はシンジ君が女装すると言い出した時どうすべきかを考えていたの 」

ミサト( それは本当ね )


マヤがやってくる直前にそういう話になっていたのを思い出す

特に注目すべきは、ロングスカートを履いたシンジの写真だ

マヤはそういうことかと納得すると、喜色満面で言い切った


マヤ「 当然、受け入れてあげるべきです! 」

リツコ「 そう。何故そう思うのかしら? 」

マヤ「 シンジ君は何も悪いことしているわけじゃありませんからね 」

マヤ「 それに、本人が望んでいることですし、偏見などでダメと言うのはよくないと思います 」

マヤ「 なにより、似合っていて可愛いですし!! 」

ミサト・リツコ( 結局それが本音か )


まぁ自分たちも同じようなものだったが

これで女装賛成が三つ、シンジ本人の知らないところで上がり

同士となった三人はさらに十分経ってから、やっと散歩に出掛けたのだった




小話・其の壱 了

ん、それじゃぁそろそろハイスクール行ってくるぜよ

多分次は夜に。次回からは進路相談やらジェットアローンやらに入るぜ

流石にそろそろ進めないとね……アスカさんもはよぉ呼んだらなアカンし

ってなわけで、読んでくれて乙

あ゛ー疲れっちゃ……

んじゃ、書くべ

《 葛城家 》


ミサト「 進路相談? 」


なにそれ?とトーストを齧りながら葛城ミサトは首を傾げた


シンジ「 ……やっぱり忘れてたんだ 」

ミサト「 うぐっ……ご、ごめんなさい 」


シンジが「 はぁ…… 」とやや深い溜め息を吐く


シンジ「 父さんが忙しすぎて予定を空けられないって言うから、代わりにミサトさんの方を調整してちゃんと進路相談行けるようにしてくれたんだよ 」

シンジ「 って、三日も前からずぅーっと言い続けてきたのに、まさか全部聞いてなかったの?ねえ。その耳の穴は脳を突き抜けて繋がっちゃってるの?? 」

シンジ「 調整してまで入れたってことはこれだって一応仕事に含まれるんだからね?ちょっと最近弛んできてるんじゃないかな 」

シンジ「 ミサトは僕とレイの『保護者』なんだよ!いくらネルフの強権でも僕が二人の保護者にはなれないんだからしっかりしてよもう! 」

シンジ「 大体昨日だってまたビールの量抑えなかったでしょ!?あれじゃぁ立派なアル中だよ!! 」

シンジ「 そもそも普段からの生活態度がずぼらだしがさつ!!そんなんだからその歳になっても未だに独り身だっていうのにああ後それから(ry 」

ミサト「 …はい……はい……ほんと、すみません…はい………全く以てその通りで…… 」


すっかりお説教タイムへと突入してしまった

ミサトは余りにも容赦なく突き刺さる正論の数々に、耳を塞ぐことすらできない

だがそんな彼女にも救いの女神が舞い降りる

その女神とは、寝癖を直し終え洗面所から出てきた綾波レイであった


レイ「 ……お母さん、その辺にしてあげて。そろそろ出ないと遅刻してしまうわ 」

シンジ「 あ、レイ、ちゃんと寝癖は直した? 」

レイ「 ええ。大丈夫だと思う 」

シンジ「 ……髪は良いけど、リボンが緩んでるよ 」


ふふっ、と笑って結んでやるシンジ

さっきまでの剣幕が嘘のように穏やかだ

ミサトは今のうちにと深々頭を下げて言う


ミサト「 シンジ君、それにレイも、本当にごめんなさい!次からはもっとちゃんとするわ。…だからこの通り、赦して? 」

シンジ「 ではもし次同じようなことがあったら……そうですね、罰を用意するとしましょう 」

ミサト「 ばっ、罰ぅ!? 」


彼の顔はマジだ。過ちを繰り返せば本気で罰を下すのだろう

取り敢えず赦してはもらえたようだが、手放しには安心できなかった

流石に痛いのはないと思うが、その分心を責めてくるに違いないからだ

と、その時


ピンポーン


とインターホンが鳴った

シンジが少々キツい眼でミサトを睨みつける


シンジ「 その恰好で出ないでよ、恥ずかしいから 」

ミサト「 あ、はい 」

レイ( ……無様ね )





トウジ・ケンスケ「 おはよぉ、碇君♪ 」

トウジ・ケンスケ「 でわ!ミサトさん、行ってきまぁーす!! 」


呼ばれたミサトはまだ動揺を抑えられず、吃りながら返す


ミサト「 い、いってらっしゃぁ~い…… 」


感激に涙するバカ二人を押し出して

レイの手を当然のように握ったシンジは苦笑しながら「 行ってきます 」と言った


シンジ( 結局ミサトも、姉のようなんだか、もう一人の大きな娘みたいなんだか。……でもまぁ、そういうのがあってもいいよね? )

シンジ( 家族であることに変わりはないもの♪ )


あかん……殆ど書いてないけど、寝るょ……ごめんぬ………

遅れて済まぬ

GW初日故、このクッソ暑い中にも関わらずはっちゃけてきたら思いのほか爆睡してもうたんや

では始めるん

《 午後 ― 第壱中2-A教室 》


シンジとレイが窓際で涼みながら、今日の晩御飯は何がいいかを話している

それをすっかり日常の光景として受け入れたクラスメイト達は、今更そのことで騒いだりはしない

寧ろ仲睦まじい二人を見ていると何処か癒されるようなところがあるくらいだ


シンジ( ……そろそろ来るな )


ふとシンジが視線を窓に向けた

2-A教室から見下ろせる位置にある駐車場に、一台の真紅のフェラーリが――


>>162 ミサトはどのようにクル――( ゚∀゚)――!?

1、原作通り爆走

2、まさかの安全運転

遅れて済まぬ。Fate/staynight見てきたわ

アイアスの盾が新劇ゼルエルの多重A.T.フィールドみたいだったぜ

さぁ書く

真紅のフェラーリが、シンジの予想に反した安全運転でゆっくりと白線の枠内に停車した


シンジ( へぇ……? )

トウジ「 うぉおー!いらっしゃったでぇ! 」

男子「「「 うおおおおおお!? 」」」


それに気付いたトウジとケンスケが窓から身を乗り出して叫び

2-Aだけでなく駐車場側に面した教室全ての男子までもが一斉に歓声を上げ

車から降りサングラスを外したミサトの素顔を見て一層盛り上がる


モブ男1「 かぁっこいい!誰あれ? 」

モブ男2「 碇の保護者? 」

モブ男3「 なにっ、碇ってあんな美人に保護されてんのぉ!? 」


当然そんな彼らには女子の冷たい視線が突き刺さる


ヒカリ「 ……バカみたい 」


ケンスケのカメラに気付いたミサトがそちらに向かって笑顔とピース

だが

直後、シンジと目が合い凍り付いた


トウジ「 はぁぁぁ……やっぱ、ミサトさんてええわぁ~ 」

ケンスケ「 うん! 」

シンジ「 そうかな? 」

トウジ「 あれでネルフの作戦部長やいうのがまたスゴイっ!! 」

ケンスケ「 うん!! 」

シンジ「 そぉかなぁ? 」

トウジ・ケンスケ「 ……んん? 」


まったく何を言ってるんだこいつはという顔で振り返るトウジとケンスケ

しかしそこで漸く気付くのだ

こちらを向いたまま立ち止まって微動だにしないミサトを見下ろす、彼の眼と表情に

その冷たさたるや、延々と続く灼熱すら忘れしまう程である

そして

未だ静まらぬ周囲の喧騒の中でも、その声はトウジ、ケンスケ、ミサトにはっきりと聞こえた


シンジ「 よかったね、ミサト?もしいつもみたいな無茶苦茶な爆走して来てたら…… 」

シンジ「 罰ゲーム。お尻ペンペン50回は下らなかったよ 」


にっこりと浮かべた冷笑が、目撃者全てを震わせ

愚かな少年二人もやっと現実を理解する

ああ、母とは温かい優しさと同時、凍てつくような恐ろしさも持っているのだな……と

レイに「 もういいのよ、早く行った方がいいわ 」と口パクで伝えられ、動くことのできたミサトであった

あー、罰“ゲーム”はいらなかったかな?ミスった。まぁいいか

ってなわけでシンジの罰の方法に『お尻ペンペン』追加!ゲンドウ直伝の愛ある超高速鞭

其の壱だから一応増やそうと思っているよ。役に立つかはさておいてな!!

《 ネルフ本部 》


リツコ「 零号機の、胸部生体部品はどう? 」

マヤ「 大破ですからねぇ……新作しますが、追加予算の枠ギリギリですよ 」

リツコ「 これでドイツから弐号機が届けば、少しは楽になるのかしら…… 」

日向「 逆かもしれませんよー?地上でやってる使徒の処理も、タダじゃないんでしょ? 」

ミサト「 ほぉんとっ、お金に関してはセコいところねえ。人類の命運をかけてるんでしょー此処ぉ? 」

リツコ「 仕方ないわよ。人はエヴァのみで生きるに非ず。生き残った人たちが生きていくには、お金が掛かるのよ 」

ミサト「 予算ねっ…。じゃぁ司令はまた会議なの? 」

リツコ「 ええ。今は機上の人よ 」

マヤ「 司令が留守だと、ここも静かでいいですね♪ 」

シンジ「 父さんがいつもご迷惑をおかけしてます…… 」

マヤ「 あっ、ごめんなさいシンジ君!?べべ、別にそういう訳じゃ……!!お願いだから頭を上げてー! 」


《 宇宙 ― 飛行機内 》


ゲンドウ「 ぶぇっくし!!………むぅ? 」

中国人の男「 おや、意外ですね。風邪ですかな 」

ゲンドウ「 ……いや、体調管理は怠っていない。偶々だろう 」

中国人の男「 そうですか。それで、話の続きですが 」

中国人の男「 理事国全てがエヴァ8号機までの予算を承認しました。これらを完成させるまでは9号機以降の機体は保留だそうです 」

ゲンドウ「 君の国は? 」

中国人の男「 最後の8号機から建造に参加します。ただパイロットが見つかっていないという問題はありますが 」

中国人の男「 何せ今いるだけでもたったの『4人』ですからねぇ……こればっかりは金でどうにかできるものでもありません 」

ゲンドウ「 ……使徒は、再び現れた。我々の道は彼らを倒すしかあるまい 」

中国人の男「 私も、セカンドインパクトの二の舞は御免ですからね 」


眼下に見下ろす地球は赤かった

そこに嘗ての宇宙飛行士の様な感動は覚えられない

南極と呼ばれていた位置に、まるでその赤の中心とでもいうような禍々しい極彩色の穴があったのだから


ゲンドウ( …………… )

《 ネルフ本部 》


シンジ「 ……じゃぁ、南極大陸が蒸発したセカンドインパクトって…… 」

リツコ「 そう。歴史の教科書では、大質量隕石の落下に因る大参事となっているけど 」

リツコ「 事実は往々にして隠蔽されるものなのよ 」


移動中、シンジはリツコからセカンドインパクトについての一般の物とは違う正しい説明を受けていた

だが、ミサトはどこか不機嫌そうに眉を寄せている


リツコ「 十五年前、人類は最初の使徒と呼称する人型の物体を南極で発見したの 」

リツコ「 でもその調査中に、原因不明の大爆発を起こしたのよ。それがセカンドインパクトの正体 」

シンジ「 じゃぁ、僕らのやっていることは…… 」

リツコ「 予想されうるサードインパクトを未然に防ぐ、その為の、ネルフとエヴァンゲリオンなのよ 」


説明を終えると、リツコはミサトへ振り返り言う


リツコ「 ところでアレ、予定通り明日、やるそうよ 」

ミサト「 ……。わかったわ 」

なんだ! かんだ? あんか♪


さぁ!JA編JA編と自分で言っておきながらなんか書くの面倒臭くなっちゃった俺氏!

別にアイタタタ……で終わるだけの回とか書かなくてもこの後になんら支障がないということに気が付いた俺氏は

いやでも勝手に取り消すのもあれかなぁ?とまさかの安価ではなくコンマに委ねるのだった!!


>>170

1~60 でJA編あり

61~99 でJA編なし

00 で好きな展開希望とJA編の有無を自由決定




ってゆうかぶっちゃけマジでいらんくない?

時田とかいう青葉より名前憶えられてるかどうか怪しいのより、早くアスカ来てほしいよなっ?なっ?

当日の気分or何かしらの事情でお母さんモード全開(女装)で出向くシンジとそれに対するシロウさん他(モブキャラ)の反応とかどーよ

おし、15時間もの睡眠をとった俺に死角はない!筈!!

右目の痛みもなくなったし、アスカたん書くぞーイェーイ!!

あ、一応聞くけど、式波がいい?惣流がいい?それによって性格変わるからねぇあの子……

>>175が決めておくれ

式波

はええな!?りょ、了解した

んじゃぁ式波・アスカ・ラングレーで行きましょか

一応違いとしては、加持さんスキーが無くて、惣流よりは素直な感じだと思う

案の定神様の狙い通りにスルーされた時田シロウとジェットアローン

そしてドイツよりやってくるエヴァ2号機とそのパイロット

突然の使徒襲来は、起動した2号機に初の水上戦闘を強いるが

誰も予想だにしなかった展開が圧倒的優位の筈の使徒を葬り去る



次回、アスカ、来日


さぁ~てこの次も、サービスサービスぅ!

《 ネルフ本部 ― 司令室 》


ゲンドウ「 そうだ、その問題は既に委員会に話はつけてある 」

ゲンドウ「 『荷物』は昨日佐世保を出港し、今は太平洋上だ―― 」


《 上空 ― ヘリ機内 》


ケンスケ「 ミル55D輸送ヘリ!こんなことでもなけりゃぁ、一生乗る機会ないよ! 」

ケンスケ「 まったく、持つべきものは友達って感じ。なぁっ、シンジぃ? 」

シンジ「 ぇえっ? 」

ミサト「 毎日、同じ山ん中じゃ息苦しいと思ってねぇ。偶の日曜だからデートに誘ったんじゃないのよん♪ 」

トウジ「 ええ!?それじゃあ今日はほんまにミサトさんとでぇとっすか!? 」

トウジ「 この帽子!この日の為に買うたんです、ミサトさぁん! 」

シンジ・ケンスケ( ……正直微妙だと思うなぁ )

シンジ「 で……何処に行くの? 」

ミサト「 豪華なお船で、太平洋をクルージングよん♪ 」


薄雲を抜けると、ミサトの言う『豪華なお船』の群れが見えてきた

ケンスケが歓喜しトウジが落胆する


ケンスケ「 おおおお!!空母が五!戦艦四!大艦隊だぁ……ほんとっ、持つべきものは友達だよなあ 」

トウジ「 …これが豪華なお船ぇ……? 」

ケンスケ「 正にゴォージャス!流石国連軍の誇る正規空母『オーバーザレインボゥ』! 」

シンジ「 でっかいなぁ…… 」

ミサト「 よくこんな老朽艦が浮いていられるものねぇ 」

ケンスケ「 いやいや、セカンドインパクト前のヴィンテージ物じゃないっすかー? 」


《 オーバー・ザ・レインボー 》


艦長「 はっ、いい気なもんだ。玩具のソケットを運んできよったぞ 」

艦長「 ……ガキの使いが 」


ヘリが着陸する頃になって

シンジが、隣に座り自分に凭れて寝ている少女を起こす


シンジ「 ほら、着いたよレイ。起きて 」

レイ「 ………、……んぅ…… 」

シンジ「 おはよう、レイ 」


半開きの目を覗きこみ、微笑んでやる

レイも幸せそうな笑みを浮かべて、しっかりと返した


レイ「 おはよう、お母さん 」

ミサト( あぁぁ……癒されるわぁ♡ )

トウジ( うおっ、ミサトさんめっちゃ顔緩んどる )

ケンスケ( やっぱりこの二人は収めとかないとな。専用のディスク持ってきて正解だった )

すまぬ、まだ書いてる途中なんだが投下は朝になるのん……

お前さんらもGWだからって夜更かしはあかんよ!よく眠るがいい

おやすめ ノシ

│ω・`) やっぱ今のうちに……

ケンスケ「 ッゥオオオオオオオオオ!!! 」

ケンスケ「 すっごい、すごいすごいすごいすごいすごぉい!!すごい!凄すぎるぅうう!! 」

ケンスケ「 男だったら涙を流すべき状況だねえこれはぁ!……ふあぁあっ!?っごい、すごい、すごい、すごい、すっごぉぉおおおい―― 」


艦隊のあちこちを撮影しながら歓喜に打ち震え「すごい」を連呼する相田ケンスケ14歳。今更だが、重度のミリオタである

一方トウジも別の理由で走り回っていた


トウジ「 あぁっ、待てぇ待たんかぁい! 」

トウジ「 くっそぉ……もぉっ、止まれ、止まらんかぁい…… 」

トウジ「 あ! 」


風に飛ばされ転がり続けていた大切な帽子が、シンジの足に引っかかり漸く追いかけっこは終了する


シンジ「 はい、トウジ 」

トウジ「 おぉおおおお!ありがとぉなシンジぃ、ほんまに助かったわ!やっぱお前ええやっちゃなぁ 」

シンジ「 あははっ。どういたしまして 」

ミサト「 ……来たわね 」


え?と、シンジとトウジがミサトの視線を追えば

赤いプラグスーツを纏った少女が此方へと歩いてくるのが見えた


ミサト「 紹介するわ。ユーロ空軍のエース、式波・アスカ・ラングレー大尉、第2の少女 」

ミサト「 エヴァ2号機担当パイロットよ 」

アスカ「 ひさしぶりね、ミサト! 」

アスカ「 ……あ? 」


アスカが訝しげに目を細める

彼女の視界に入ったのは、仲睦まじく手を繋ぐ一組の男女

一瞬カップルかとも思ったが、例の『噂』を思い出す


アスカ「 ……ねぇミサト、もしかしてそこの二人が…… 」

ミサト「 そう、綾波レイと碇シンジ君。ファーストチルドレンとサードチルドレンよ 」

アスカ「 !!…じゃ、じゃぁまさか、あの噂も本当なの……? 」


ミサトが口を開くより早く、シンジとレイがアスカの前まで来て肯定した


シンジ「 初めまして、式波さん。碇シンジといいます。綾波レイの母です 」

シンジ「 ほら、レイも挨拶して? 」

レイ「 ……初めまして。綾波レイです。お母さんの娘です 」

アスカ「 」


至って真面目な顔をして言う二人

硬直した少女に、トウジとケンスケは同情するかのような眼を向ける

いざ目の当たりにしても理解できない、否、したくない現実というのを

生まれて初めて知ったアスカであった

    や
    っ
ア   と
スカ、来日

《 オーバー・ザ・レインボー ― ブリッジ 》


取り敢えず現実に帰ってくる為、思考を放棄してただ受け入れることにしたアスカ

親子だと言うのなら親子なのだろう。本人たちがそれを望み、周囲も認めているのなら、自分も認めればいい、と

別に害や支障がある訳でも無いのだから。……今のところは、だが


艦長「 おやおや、ボーイスカウト引率のお姉さんかと思っていたが…… 」

艦長「 それはどうやら此方の勘違いだったようだな 」

ミサト「 ご理解いただけて幸いですわ、艦長 」

艦長「 いやいや。私の方こそ久しぶりに、子供達のお守りが出来て幸せだよ 」

ミサト「 この度は、エヴァ2号機の輸送援助ありがとうございます。こちらが、非常用電源ソケットの仕様書です 」

艦長「 ……ふんっ。大体この海の上で、あの人形を動かす要請なんぞ聞いちゃぁおらん! 」

ミサト「 万一の事態に対する備え、と理解していただけますか 」

艦長「 その万一に備えて、我々太平洋艦隊が護衛しておる。いつから国連軍は宅配屋に転職したのかな? 」

副艦長「 某組織が結成された後だと記憶しておりますが 」

艦長「 玩具一つ運ぶのに大層な護衛だよ。太平洋艦隊勢揃いだからな 」

ミサト「 エヴァの重要度を考えると足りないぐらいですが…… 」

ミサト「 では、この書類にサインを 」

艦長「 まだだ! 」

ミサト( あ゛? )


皮肉の数々にも眉一つ動かさなかったミサトだが、流石に今のでイライラが顔に出た


艦長「 エヴァ2号機及び同操縦者は、ドイツの第三支部より本艦隊が預かっている。君らの勝手は許さん!! 」

ミサト「 では、いつ引き渡しを? 」

副艦長「 新横須賀に陸揚げしてからになります 」

艦長「 海の上は我々の管轄だ。黙って従ってもらおう 」

ミサト「 わ か り ま し た 。但し、有事の際は我々ネルフの指揮権が最優先であることを、お忘れなく 」

トウジ「 かぁっこええ~ 」

シンジ「 まるでリツコさんみたいだ…… 」





ミサト「 では、これにて失礼します。新横須賀までの輸送に関して―― 」

トウジ「 ……これがでぇとかいな? 」

ケンスケ「 すごぃ凄過ぎる……ッ!! 」

シンジ「 レイ、もう少し我慢してね。それぞれの部屋が用意されてるらしいから、着いたらお昼寝しよっか 」

レイ「 …ぅん…… 」

※オーバー・ザ・レインボーが長いので略。以降OTRとする


《 OTR ― アスカの部屋 》


アスカ「 ………… 」


ベッドに寝転がりゲームをしているアスカ

先程まではプラグスーツだったが、それは


アスカ( 碇司令の息子……じゃ、あだ名はナナヒカリか。綾波レイは司令のお気に入りみたいだし、エコヒイキね。決定 )

アスカ( にしても本当に可愛かったわねぇ、あいつ。ぶっちゃけ男物の服着てなきゃマジで女の子に見えるんじゃない?仕草とか超自然だったわよ )

アスカ( 数ヶ月前までは別に普通だったって聞くし、つまりエコヒイキの親になるって決めてから変わったってことか )

アスカ( ………親子、母と娘、同い年なのに?……でもお互い本気で想い合ってるのよね )


考えることに意識が行き過ぎていたようで、気づけば画面は『GAMEOVER』となっていた

軽く舌打ちしてベッドの隅に放り投げる


アスカ「 あーあっ、アタシらしくないわね。どうでもじゃない、他人のことなんて 」

アスカ「 あいつらとは同じチルドレン、エヴァパイロットとしての関係ってだけよ。戦闘で足引っ張られなきゃそれで…… 」


その時、ノックもなしにミサトが部屋に駆け込んできた。余程急いで走ってきたのか、ぜぇぜぇと息を切らしている


ミサト「 アスカ!! 」

アスカ「 !?、ちょ、なによミサト!いきなり入ってこn 」

ミサト「 使徒よ!! 」


直後、警報が鳴り響いた

シンジ「 ……なんか、時計みたいだ 」


それがシンジの使徒に対する第一印象だった

頭部と思わしきものは、二つの尖った部分が方向こそ逆なもののまさしく時計の針のように回転しており

下部にある大きな球体は振り子の様にも見える

それ以外のボディは、まるで『まきびし』を組み合わせた芸術品か何かといった感じ

鋭く長い脚の先端が海面に接触する度、雪の結晶の如く凍結して足場となっている

第五の使徒同様に生物的なイメージとはかけ離れたものである


アスカ「 んなこと言ってる場合!?使徒なんて化け物、一々見た目なんか気にしてらんないでしょ! 」

アスカ「 あーもう!折角のアタシの初陣がこんなナナヒカリと一緒だなんて!! 」


シンジとアスカはミサトの命令で、二人で2号機に乗っていた

いくらチルドレンとはいえ、調整も何もなしではシンクロに支障を来して当然の筈なのだが

何故かシンクロ率はこれまでのアスカの最高記録に近い数値を出していた


シンジ「 まだ言ってるの?それこそ今気にすることじゃないと思うよ。大体見た目からだって何かヒントは得られるんだから 」

アスカ「 なぁんですってぇ!?あんた覚悟できてんでしょうねえ!! 」

シンジ「 当たり前だろ。あの使徒のせいでレイやミサトが転んで怪我したんだ……痕が残ったらどうするんだよ、クソッ!! 」

シンジ「 絶対に赦さない!! 」

アスカ「 あ、いや、そっちじゃないんだけど……ってか怪我って言ったってほんの擦り傷じゃ 」

シンジ「 ッ!!、来るっ……行くよ式波!! 」

アスカ「 ちょ、待っ!?勝手に動かさないでよおおおおぉぉぉぉぉぉぉ―― 」


2号機が近くの艦へと跳んだ直後

それまで2号機を乗せていた艦が使徒の光線を受け、真下から発生した水柱に持ち上げられる

そのまま水柱は十字と化し、中心から貫かれた艦は自重で真っ二つになった

やっべ書き忘れ発見

>>184から投稿し直す

《 OTR ― アスカの部屋 》


アスカ「 ………… 」


ベッドに寝転がりゲームをしているアスカ

先程まではプラグスーツだったが、それは2号機の点検の為であり

今はもう着替えて黄色のワンピース姿だ


アスカ( 碇司令の息子……じゃ、あだ名はナナヒカリか。綾波レイは司令のお気に入りみたいだし、エコヒイキね。決定 )

アスカ( にしても本当に可愛かったわねぇ、あいつ。ぶっちゃけ男物の服着てなきゃマジで女の子に見えるんじゃない?仕草とか超自然だったわよ )

アスカ( 数ヶ月前までは別に普通だったって聞くし、つまりエコヒイキの親になるって決めてから変わったってことか )

アスカ( ………親子、母と娘、同い年なのに?……でもお互い本気で想い合ってるのよね )


考えることに意識が行き過ぎていたようで、気づけば画面は『GAMEOVER』となっていた

軽く舌打ちしてベッドの隅に放り投げる


アスカ「 あーあっ、アタシらしくないわね。どうでもいいじゃない、他人のことなんて 」

アスカ「 あいつらとは同じチルドレン、エヴァパイロットとしての関係ってだけよ。戦闘で足引っ張られなきゃそれで…… 」


その時、ノックもなしにミサトが部屋に駆け込んできた。余程急いで走ってきたのか、ぜぇぜぇと息を切らしている


ミサト「 アスカ!! 」

アスカ「 !?、ちょっとなによミサト!いきなり入ってこn 」

ミサト「 使徒よ!! 」


直後、爆音と警報が鳴り響いた

シンジ「 ……なんか、時計みたいだ 」


それがシンジの使徒に対する第一印象だった

頭部と思わしきものは、二つの尖った部分が方向こそ逆なもののまさしく時計の針のように回転しており

下部にある大きな球体は振り子の様にも見える

それ以外のボディは、まるで『まきびし』を組み合わせた芸術品か何かといった感じ

鋭く長い脚の先端が海面に接触する度、雪の結晶の如く凍結して足場となっている

第五の使徒同様に生物的なイメージとはかけ離れたものである


アスカ「 んなこと言ってる場合!?使徒なんて化け物、一々見た目なんか気にしてらんないでしょ! 」

アスカ「 あーもう!折角のアタシの初陣がこんなナナヒカリと一緒だなんて!! 」


シンジとアスカはミサトの命令で、二人で2号機に乗っていた

いくらチルドレンとはいえ、調整も何もなしではシンクロに支障を来して当然の筈なのだが

何故かシンクロ率はこれまでのアスカの最高記録に近い数値を出していた


シンジ「 まだ言ってるの?それこそ今気にすることじゃないと思うよ。大体見た目からだって何かヒントは得られるんだから 」

アスカ「 なぁんですってぇ!?あんた覚悟できてんでしょうねえ!! 」

シンジ「 当たり前だろ。あの使徒のせいでレイやミサトが転んで怪我したんだ……痕が残ったらどうするんだよ、クソッ!! 」

シンジ「 絶対に赦さない!! 」

アスカ「 あ、いや、そっちじゃないんだけど……ってか怪我って言ったってほんの擦り傷じゃ 」

シンジ「 ッ!!、来るっ……行くよ式波!! 」

アスカ「 ちょ、待っ!?勝手に動かさないでよおおおおぉぉぉぉぉぉぉ―― 」


2号機が近くの艦へと跳んだ直後

それまで2号機を乗せていた艦が使徒の光線を受け、真下から発生した水柱に持ち上げられる

そのまま水柱は十字と化し、中心から貫かれた艦は自重で真っ二つになった

呼ばれて

飛び出て

じゃじゃじゃじゃーん★



……うん。まぁ、はい……書くよ

副艦長「 状況報告はどうした! 」

通信「 シムペリン、やられました!タイタス・アンドロニカスも応答しません! 」

艦長「 くっ……!!我々の力を以てしても手も足も出んとは……っ 」

トウジ「 ちゅうかなんでこないな所にまで使徒が来とんねん?てっきりワシは第3だけに来るもんと思っとったんやけどなぁ 」

ミサト「 いいえ、それで合ってるわ。あの使徒も最初は第3新東京市、ネルフ本部へと向かっていたの 」

ミサト「 けれど運悪く私達の進路と重なってしまったのよ。そしてエヴァの存在に気付いたあちらが攻撃してきた…… 」

艦長「 つまり化け物の狙いはあの玩具だと!? 」

ミサト「 しかし今は2号機でしか倒せないのも事実です!! 」

トウジ「 ……そのエヴァなんやけど、さっきから逃げてばっかりやで? 」

ケンスケ「 当然だ、なにせこの使徒…… 」





シンジ・アスカ「 デカ過ぎる!!! 」


そう、現時点での第六使徒が最大に厄介な点はその巨大さであった

コアは遥か雲よりも上、頭部のすぐ下にある。空を飛べないエヴァでは届かない

A.T.フィールドの中和すら絶望的、足場も艦隊のみで、それすら敵の攻撃で減る一方だ

不利過ぎる状況にシンジの焦りが爆発する


シンジ「 まずいまずいまずい不味い!!このままじゃ何も出来ずにやられるだけ!! 」

シンジ「 父さんの願いを手伝えもせず、レイとミサトを守れず、ペンペンを独りぼっちにして、トウジやケンスケ、友達とも二度と遊べない!!! 」

シンジ「 そんなの嫌だ、嫌なんだよ!!バカか僕は!?母となる決意?覚悟??力が無きゃ結局守れやしないじゃないか!! 」

シンジ「 逃げちゃダメだ、戦わなきゃいけない、負けちゃダメだ、勝たなきゃいけない。でも、方法は?作戦は! 」

シンジ「 どうすればいい……どうすればいいんだよぉ!? 」


呼吸も不安定になり、とうとう泣きそうになってしまう

だがその時、ゴツン!と頭に拳骨が落とされた


シンジ「 あぐぅ……!…い、痛いよ、式波さん…… 」

アスカ「 さっきからうっさいのよあんたは!ぐちぐち抱え込まないでちょうだい、鬱陶しい 」

シンジ「 う、鬱陶しいって……僕はっ! 」

アスカ「 アタシがいるでしょうが!!せぇっかく一緒に乗せてやってるってのに何一人で戦ってる気になってんのよ!? 」

アスカ「 使徒のコアに辿り着く方法も、作戦も、二人で考えるの!ナナヒカリ、あんたはその手で使徒を倒してんでしょ、三体も 」

アスカ「 その経験から、そして目の前の使徒から、必ず見つけて掴んでやるのよ、勝利を。時間はないわ、速攻でね!! 」

シンジ「 ……………… 」

アスカ「 ……ちょっと、聞いてんの? 」

シンジ「 ………うん。あの、ごめんね 」

シンジ「 それと、ありがとう 」


いつも通りの穏やかな笑みを浮かべるシンジ

ようやく落ち着いたか、と溜め息を吐くアスカ


アスカ「 じゃ、聞かせてもらいましょうか。いままでの使徒の特徴、違い 」

シンジ「 うん。絶対に倒そう 」


未だ十代の少年少女の瞳に、如何なる壁をも砕きうる不屈の光が宿った

安価での分岐的な

>>195

1、モード反転 裏コード『ザ・ビースト』!!!

2、シンジさんの早すぎる覚醒 A.T.フィールドの汎用性を獲得

3、自由安価 上二つ以外の方法で殲滅

ルート:シンジさんの早すぎる覚醒 A.T.フィールドの汎用性を獲得



さぁて軽くチートできるにゃー

『第三使徒』

首のない人型をしており、二足歩行、手で掴むなどの人間的動作をした

両腕に光の槍を持ち、掌から射出することで敵を貫く

N²地雷に因る傷の再生後、光線を発つ能力も獲得した


『第四使徒』

筒状のイカに近い形をしており、足と呼べる部分は存在せず、常に飛行して移動した

二本の光る触手を持ち、鞭のように振るうことであらゆるものを切り裂く


『第五使徒』

正八面体型のボディで、常に浮遊していが、攻撃・防御時には様々な形態に変化した

強力な加粒子砲を放ち、一定距離内に侵入した脅威目標を自動殲滅する

第三・第四の使徒と違い、コアは露出しておらず、正八面体内部中心にあった



シンジ「 ……そうだ、この可能性は無視できない 」


第五使徒のコアは変形時に実体化したが、一部形態では複数個確認された


シンジ「 第五使徒戦一度目の出撃の時、僕は二回加粒子砲を受けたんだ 」

シンジ「 後でその映像を見せてもらったけど、二回目の発射形態は十字型で、コアが合計五つも出現してた 」

シンジ「 結局、殲滅時の形態はコアが中心に一つだけだったよ。でも多分、複数ある状態で倒そうと思ったら全部やらなきゃいけなかった筈だ 」

アスカ「 つまりあいつらの弱点であるコア、それが必ずしも一つとは限らず、また複数あった場合殲滅方法もいくつか別れるってことね 」

シンジ「 いくつか? 」

アスカ「 ええ、当然でしょ。第五使徒は殆どの形態がコア一つだった、つまり一部の形態で元の一個が分裂しただけなら 」

アスカ「 下手すりゃ五つの内一つを破壊しても残った四つで回復される、なんてことにもなりかねないわ 」

シンジ「 順番に撃ってもキリがなくて、同時に全部撃たなきゃならなかったってことか…… 」

アスカ「 最悪の場合はね?他に考えられるとすれば、『デコイ』かしら 」

シンジ「 デコイって、囮? 」

アスカ「 一個が本物で残りが偽物、十分にあり得る。その場合完全に運任せ。ヒントでもない限り虱潰しに破壊しかないわね 」

シンジ( 囮のコアか……引っかかるな……………あの使徒の形、もしかして……? )

シンジ「 ………ねぇ、式波さんはあれ、どう思う 」

アスカ「 あんたの考えと一緒よ。ってか怪しすぎるでしょう、あれ 」


視線の先には、使徒の下部にある一際大きな球体

よく見てみれば、コアによく似た赤みを帯びている


アスカ「 まっ、保険掛けといて損はないんじゃない?時計顔の下にあるのが普通にコアでしたーってんならそれで終わりなんだし 」

シンジ「 案の定デコイだったら、すぐにあの球体を狙えばいい……よね 」


これで作戦はOK

次は肝心の方法だ。どうやって目標まで辿り着くか


アスカ「 正直言って、いくらアタシの2号機でもジャンプであそこまでなんてのは無理 」

アスカ「 それに自由度の高い移動じゃないと狙い撃ちにされるわ 」

シンジ「 ……足場、足場が必要なんだ。でも空中にそんなの、どうしたら……… 」

救いを求め、大空を仰いだ少年に



月ではなく、太陽より




天 啓 が 舞 い 降 り た

不意を衝くように、使徒の仮面が捻れ開く


アスカ「 まずいっ!!エコヒイキ、回避を―― 」


だが


シンジ「 A.T.フィールド、全開 」




ヴォォオオオオォオォォォオオォオオオォォオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!




放たれた光線は、咆哮する2号機のA.T.フィールドに因って阻まれ飛散した

自身に応えてくれた2号機へ少年は笑う


シンジ「 ……そういうことだったんだね 」

シンジ「 A.T.フィールドは心の壁 」

シンジ「 強力になればなる程、拒絶できるものは増えていく 」


一撃では足りないと判断したのか、連続して光線を放つ使徒

しかし効果は見られない


シンジ「 少し工夫すれば、こんな使い方もできたのか 」


跳躍した2号機の背後から幾重にも展開されるA.T.フィールド

シンジはそれを飛行手段として使徒より更に上へと飛んだ

再び捻れ開いた仮面からは何百もの触手の先端が突き刺しにかかるが、悠々と躱す

そして、突然すぎる状況に呆然としているアスカに問いかける


シンジ「 ねぇ、守りたいものはある? 」

アスカ「 …………え? 」

シンジ「 守りたいものだよ、守りたいもの。家族とか、友達とか、仲間とか、自分とか 」


唐突な質問、且つ戦闘の真っ最中だと言うのに、何故か素直に答えてしまうアスカ


アスカ「 そんなもの、自分に決まってるじゃない 」


重ねて問う


シンジ「 どうして?家族は大事じゃないの? 」

アスカ「 ママもパパも物心ついた時からいなかったもの 」

シンジ「 なら友達は?友達と遊ぶのは楽しいよ 」

アスカ「 馴れ合いの関係なんていらないわ、面倒臭い 」

アスカ「 元々一人でいるのが好きなの。他人と合わせて楽しいフリをするのも疲れるし、他人の幸せを見るのがイヤ 」

アスカ「 エヴァに乗れればそれでいいのよ 」


それに、仲間だって


アスカ「 私をちゃんと見てくれる人は初めからいない 」

だから、自分だけでいい

そう言う彼女に、しかしシンジは微笑んだ


シンジ「 寂しくはない? 」

アスカ「 寂しくなんかないわ 」

シンジ「 本当に何でも一人で出来ると思うの? 」

アスカ「 当たり前でしょ。それに私はエリート、使徒を倒して愚民を助けるのは義務なのよ 」

シンジ「 僕は母になると決めたけど、同時にまだ子供だ。それは捨てられない 」

シンジ「 式波さんだって、子供だ。無理しちゃダメだよ 」

アスカ「 アタシは!! 」

シンジ「 式波さんが教えてくれたんじゃないか 」


アスカ『 アタシがいるでしょうが!!せぇっかく一緒に乗せてやってるってのに何一人で戦ってる気になってんのよ!? 』

アスカ『 使徒のコアに辿り着く方法も、作戦も、二人で考えるの!ナナヒカリ、あんたはその手で使徒を倒してんでしょ、三体も 』

アスカ『 その経験から、そして目の前の使徒から、必ず見つけて掴んでやるのよ、勝利を。時間はないわ、速攻でね!! 』


シンジ「 僕は何もかも抱え込んで、一人で勝手に追い込まれていくような人間だった 」

シンジ「 ううん、ついさっきまでもそうだったんだ。結局切羽詰ったら同じことになってた、変わり切れてなんてなかった 」

シンジ「 でも式波さんのおかげで、ちゃんと式波さんを頼ることができたよ。二人でやろうって言ってくれたから 」

アスカ「 ……………… 」

シンジ「 僕は式波さんを見たいなぁ。きっと素敵な人だと思うんだ 」

アスカ「 ………なによそれ。まさか口説いてんの? 」

シンジ「 いや、そういうのはまだかな。だってお互いのこと全然知らないじゃない 」

シンジ「 だからさ? 」


頭部下のコアをすれ違いざまにプログレッシブナイフで破壊する

使徒は体勢を崩し、バラバラに分解される……かと思いきや

予想的中、下部の球体が上部へと持ち上がり復活した

すぐさま上昇、旋回し、急降下して突撃

容易くA.T.フィールドを突破し球体を突き抜けた2号機の足は、本物のコアを蹴り砕いていた







シンジ「 友達になろうよ、アスカ! 」





使徒が形象崩壊し十字の爆炎が上がる

同時に架かった虹を、まるで二人への祝福の様だと思うのはおかしいだろうか



アスカ( ……………… )



アスカ「 ………勝手に名前呼んでんじゃないわよ、バカシンジ 」



だがきっと

少女の顔が嬉しそうに緩んで見えたのは、間違いではない筈だ

《 新横須賀 》


ミサト「 それにしてもほんと、凄まじかったわねー…… 」

ミサト「 この前の時田とかいう男、A.T.フィールド攻略も時間の問題だーとかぬかしてたけど 」

ミサト「 ……『コレ』を知ったら誰もそんなこと言えなくなるわね? 」

リツコ「 ええ。シンジ君のA.T.フィールドはこれまでのどの使徒よりも強力で、しかも私達ですら想像もしなかった使い方をしたわ 」

ミサト「 被害は艦隊のみで、エヴァは無傷の完全勝利!私からは言うことないわぁ 」

リツコ「 そう良いものじゃないのよ、ミサト 」

ミサト「 なぁんでよぉ、シンジ君がめちゃくちゃ強くなったってことは良いことじゃないのー? 」

リツコ「 ………A.T.フィールドに関して、エヴァに出来たことなら、使徒に出来ない道理はないわ 」

ミサト「 !、……つまりそれ、今後あんな戦い方する奴が出てくるかもってぇの? 」

リツコ「 可能性は十分にあるわね。アスカとレイが同じことを出来るとは限らない、必然的にシンジ君を主力とする他なくなるでしょう 」

リツコ「 さっきも言ったけど、A.T.フィールドのこんな使い方は全く想定していなかったの 」

リツコ「 シンジ君自身は今のところ問題はないと言っているけれど、使用し続けることでどんなリスクがあるか分からないわ 」

ミサト「 喜んでばかりもいられない、か…… 」









シンジ「 おーい!レイ、トウジ、ケンスケー! 」

アスカ「 ………ふんっ 」

トウジ「 おぉ、お疲れさ……んんん!?ぺ、ペアルックぅ!! 」

ケンスケ「 うおおおおお!!これは売れる!! 」

レイ「 ……おそろい………そう、これが羨ましいという感情なのね? 」

《 後日 ― 第壱中2-A教室 》


トウジ「 しっかし、ほぉんま。顔に似合わず不愛想な女やったなぁ 」

ケンスケ「 ま、俺達はもう会うこともないさ 」

シンジ「 二人とも、そんな言い方はやめてあげてよ……本当は良い子なんだよ? 」

トウジ「 庇わんでもええんやで。シンジは仕事やからしゃぁないわなぁ。同情するで、ほんま 」


その時、教室の扉が開き皆が一斉にそちらを見る

入ってきたのは、まさに今トウジらが話題にしていた人物であった


トウジ「 な、な、ななななっ!? 」

ケンスケ「 あー……まぁ、ルックスだけは良いし、稼がせてもらいますかね 」

シンジ「 レイ、レイも仲良くしてあげてね! 」

レイ「 ええ。お母さんがそう言うのなら 」


黒板へ名前を書き終えると、振り返った彼女は気怠そうに名乗った



アスカ「 式波・アスカ・ラングレーです。……あー、よろしく? 」

やばす……全くこの先が浮かばんよ

取り敢えずアスカ来日終わったけど、どうしよっか

どっちかってぇと新劇世界に乗り換えた方が楽そうなんでそっちよりにするつもりではあるんだが……

どちら行ってはったんって、そらぁあんさんワイのぷらいべぇとっちゅうもんやさかい

詳しくは言えへんけど、せやなぁ……ざっくり言うと、まぁ一日ごろごろしとったってぇ感じやなぁ

一応まだ乙ではあらへんでー?どうしたもんかなーと考え中なんどすー

もうちぃとだけ待っとってつかぁさい

ちと失礼、安価とるぜよ

真希波・マリ・イラストリアスの設定どうすっぺかなぁと悩んだ末、委ねようかと

選んでちょうだいな


>>208

性癖―――――――――――――――――――――

1、レズ

2、バイ

3、ノーマル

年齢―――――――――――――――――――――

1、14歳?なわけないじゃんw

2、安心しなされぴっちぴちの14歳だぁ!

正体―――――――――――――――――――――

1、いや、普通にフォースチルドレンですけど?

2、真希波・マリ・ミステリアス(つまり謎

それぞれ322で

ノーマルで14歳でしかし謎な少女マリちゃんっすね、あいあいー

……本音言うと、正体は1の方が楽でよかったかなー……なぁんて、はは……
                                      △  △
ま、頑張って書くさね!じゃぁ次の投下は多分夜以降になるんで、よろしゅぅー ( ΦωΦ)ノシ

《 ベタニアベース 》


オペレーター「 エントリースタート 」

オペレーター「 LCL電荷を開始 」

オペレーター「 プラグ深度、初期設定を維持。自律システム問題なし 」

オペレーター「 始動電圧、臨界点をクリア。全て起動位置 」

オペレーター「 シンクロ率、規定値をクリア 」

オペレーター「 操縦者、思考言語固定を願います 」

マリ「 ……えっと、初めてなんで、日本語で! 」

オペレーター「 了解 」


少女が苦しそうに身動ぎする


マリ「 ………うっ…うぅん…… 」

加持「 新型の支給、間に合わなかったか 」

マリ「 …胸がキツくて、ヤダ 」

加持「 おまけに急造品の機体でいきなり実戦とは、誠にすまない 」


エントリープラグ内壁に外界が映し出され


マリ「 やっと乗せてくれたから、いい 」

加持「 お前は問題児だからな……まっ、頼むよ 」


インダクションレバーのスイッチを素早く操作しながら少女は笑う


マリ「 動いてる動いてる……いいなぁ~、ワクワクするなぁ……♪ 」


彼女の被るヘルメット内側のモニターが準備完了を告げた


マリ「 さてっ、エヴァンゲリオン仮設5号機 」

マリ「 起動! 」


エヴァの目に光が宿る

フォースチルドレン、真希波・マリ・イラストリアス、初陣

対するは、第七の使徒

暗闇の中、通路を走る巨大な影から、二つの強烈な光が放たれる

厳重に封鎖されている第3次結界

何本もの大型ロックボルトで固められたそれが、熱で溶け、膨らみ、爆発した

速度を落とすことなく直進する使徒へ、トンネル内に待機していた戦車隊が並走し砲撃を開始する


司令「 辺獄エリアは死守しろ!奴をアケロンから出すわけにはいかん! 」

司令「 ……まさか封印システムが無効化されるとは… 」

加持「 あり得る話ですよ 」

司令「 ウム? 」

加持「 人類の力だけで、使徒を止めることは出来ない 」

加持「 それが、永久凍土で眠っていた第七の使徒を捕獲、封印するも 」

加持「 しかし僅か二ヶ月ともたず脱出されたことで、改めて得た結論です 」


言い終え、ヘルメットを被る加持


司令・副司令・参謀「 ………ン? 」

加持「 ってなわけで、後はヨロシク♪ 」






マリ「 しっあわっせはぁ~、あぁるいってこーないっ♪ 」

マリ「 だぁ~かぁら、あーるいってゆっくんーだねぇ~♪ 」

マリ「 いっちにっち、一歩♪みぃーかぁで、三歩♪ 」

マリ「 さーんっぽすっすんーでにっほさぁがる~♪ 」


初めての戦闘だというのに、マリには緊張も恐怖も皆無であった

マイペースに唄いながら、リズムに合わせてレバーを操作し、腕の動きの感触を確かめつつ楽しんでいる

かなり天井の低い結界部をくぐりエレベーターシャフトへ入ると、5号機通過後、結界が閉じる


マリ「 じぃーんせいーは、ワン!ツウ!パンチィ♪ 」

マリ「 ………おっ!来たぁ♡フィールド展開っ 」


発見した

蛇のように身をくねらせながら飛んでおり、竜の様にも見える

胴体らしき部位には足のようなものも何本かあるので、歩行も可能なのだろう

使徒もこちらに気付き咆哮する


オペレーター「 目標接近、エヴァ5号機会敵します 」

おきた

んだ

飯食ったから書くべ

マリ「 うおぉりゃァっ!! 」


気合一閃、右手に装備したランスを突き出す

簡易式ロンギヌスの槍(似非復元型)であるそれは、見事に使徒のA.T.フィールドを突破した

だが、直撃することなく躱され、5号機の脇をすり抜けていく


マリ「 あっちゃぁ!? 」


反転、急制動


マリ「 動きが重いっ! 」


5号機胴体下部のカバーが外れ回転するドリルが現れる

そのまま体ごと床に突き刺しブレーキ

火花を散らしながら速度を落としていくが、既に破壊された結界部の出っ張りを利用して急停止した

マリの表情は、このピンチすらも楽しいと言わんばかりの笑顔


マリ「 こりゃぁ、力押ししかないじゃん! 」




シャフト内を進み、結界を破って環状搬入路に飛び出す使徒

その体が発光し頭上に天使の輪が発生すると、真上の天井に円状の穴が開き、落下してきたブロックごと押し上げて上昇し始める


オペレーター「 上部外壁破損!最終結界が破られます 」

オペレーター「 目標は辺獄エリアを突破、アケロンへ出ます! 」

司令「 5号機は何をやっとる!? 」



マリ「 こぉんのおおおおおおお!! 」


マリと5号機が追いつく

パンタグラフが外れ、ロケットブースターに点火、急上昇


マリ「 逃げんなあっ!! 」


穴の中から飛び出してその勢いのままランスを突き出す

そして今度こそ首を貫通し、プラントに串刺しにした

一瞬ぐったりとする使徒

だが、すぐにこちらへ振り向き光線を放ち、それが5号機を掠めていく

右半身にダメージがフィードバックされ、その苦痛に耐えるマリ


マリ「 ぅぐぅあ……イッタイ!すっげぇ痛いけど…… 」

マリ「 面白いから、いいっ!! 」

空いた左手で使徒の口腔にあるコアを掴み、握り潰しにかかる


マリ「 時間がない! 」


内部電源のカウンターは残り30秒を切った


マリ「 機体も、もたない! 」


機体のあちこちから火花が散っている


マリ「 義手パーツは、無理やりシンクロさせてる分、パワーも足りない! 」


一向に破壊に至らず、このままでは敗北のみ


マリ「 ッ!? 」


再び使徒が光線を発射

5号機の下半身が分断され、四本の足全てが落下していき、爆発


マリ「 ええい!!しゃぁない!! 」

マリ「 腕の一本……くれてや…るぅっ!! 」


痙攣する右手を無理やり動かすマリ

ランスがパージされ、左手と同じ二本爪のマニピュレーターとなった右手でコアを掴む



グゥゥウ……ッ…ゥウゥォォオオオアアアアアアアアアアアアア!!!!!



開顎し、半ば暴走状態の5号機

目一杯レバーを押し込み叫ぶ


マリ「 さっさと、くたばれえええぇぇえぇええええぇぇぇえええぇえええええぇぇぇええぇえ!!!!! 」


……バキッ、と破砕する音

ついに割れたコア、液化して爆ぜる

直後5号機のエントリープラグが射出され、背面の脱出ユニットと連結

ブースターに点火して機体と分離し飛行していく

使徒の天使の輪が消え

二体を中心とした超大規模の爆発が起きた

オペレーター「 目標消失。5号機は蒸発 」

オペレーター「 操縦者は脱出した模様 」


遥か上空の飛行艇より、加持は爆発を見ながら呟く


加持「 5号機の自爆プログラムは、うまく作動してくれたか…… 」

加持「 折り込み済みとはいえ、大人の都合に子供を巻き込むのは気が引けるなぁ…… 」





外洋の巨大な波がうねり、かなりの強風が吹いている中

波間に浮かぶエントリープラグのハッチが開き、少女が這い出てくる


マリ「 …イテテテッ…… 」

マリ「 エヴァとのシンクロって、聞いてたよりキツイじゃん…… 」


痛めていない左手だけを使って、ヘルメットを脱ぐと、おさげが風に舞う

掛けているメガネは右のレンズが割れ、頭から少し血が流れている


マリ「 っはぁ……まぁ、生きてりゃいいや 」

マリ「 自分の目的に大人を巻き込むのは、気後れするなぁ 」


遠くにそびえ立つ二本の『光の十字架』


マリ「 さよなら、エヴ5号機。御役目御苦労さん 」

シンジとレイ、ゲンドウは、亡き碇ユイの墓参りへと向かう

家族としての絆を確認し合う父と息子、母と娘、爺と孫

天啓により改善された奇妙な三角関係は、果たして物語をどう変えていくのか

一方第壱中学2-Aに、またしても転校生がやってくる

ラブコメもびっくりのアクシデントで起きる修羅場

その時アスカとレイは……



次回、瞬間、唇、奪われ


さぁ~てこの次も、サービスサービスぅ!

日付変更後

書く

《 墓地 》


ゲンドウ「 三年ぶりだな、二人でここに来るのは 」

ゲンドウ「 ………いや、今は三人、か 」

レイ「 ………… 」

シンジ「 僕は…あの時逃げ出して、その後は来てなかった 」

シンジ「 けど、この前レイと来たんだ。僕らのことを報告しに 」

シンジ「 ……母さんがここに眠ってるって、正直ピンとこないんだ。顔も憶えていないから 」

ゲンドウ「 人は思い出を忘れることで生きて行ける 」

ゲンドウ「 だが、決して忘れてはならないこともある 」

ゲンドウ「 ユイはそのかけがえのないものを教えてくれた。私はその確認をするためにここへ来ている 」

レイ「 ……写真、ないんですか 」

ゲンドウ「 残ってはいない。この墓もただの飾りだ、遺体はない 」

シンジ「 先生の言ってた通り、全部捨てちゃったんだね 」

ゲンドウ「 ……全ては心の中だ。今はそれでいい 」

シンジ「 うん。信じるよ、父さん 」

レイ「 私も、信じます……おじいちゃん 」

ゲンドウ「 ……………… 」




ゲンドウ( ……………… )







ゲンドウ「 ……ああ。ありがとう 」

土下座っすわ



書く

《 VTOL機内 》


冬月「 それで?どうだったのだ、碇 」


電話越しに訊ねる声は冬月のもの

期待を隠しもせずに急かす老人へ、ゲンドウは少し遠まわしにだがはっきりと告げた


ゲンドウ「 我々の計画を大幅に変更する。正確には調整といったところか 」

ゲンドウ「 最終目的は変わらんが、現状に合わせ、そこまでの道は考え直さねばならん 」


その言葉を聞き、冬月は本当に柔らかな笑みを浮かべ歓喜する


冬月「 そうか!それはつまり 」

冬月「 お前の息子が、お前と共に歩みうるところまで来たということか……っ! 」

ゲンドウ「 ……問題ない。じきに『鍵』も届く 」

冬月「 ………よかったな、碇。私も少しは十字架が軽く感じられそうだよ 」


何処か別の、よく似た世界達とは決定的に違う新たな未来へと

歯車が、廻る


冬月「 ゼーレを敵に回すのだろう。駒を揃え、戦の準備をせねばな 」

ゲンドウ「 殲滅すべき使徒はあと6体。だがそちらは今のシンジ達ならば問題ない 」

冬月「 そのシンジ君だが、いつの段階で引き込むのだ? 」

ゲンドウ「 第十の使徒、奴が来る前には真実を…… 」

ゲンドウ「 …………冬月先生、お願いします 」

冬月「 またお前は嫌な役目を……。…だが正直、私はこうなって嬉しく思っているよ 」


そこでどちらからともなく通話を切った

しかし同時に、同じ言葉を口にする






ゲンドウ・冬月「 人は人として生きることにこそあらゆる価値があり 」

ゲンドウ・冬月「 補完など、不要 」

《 三ヵ月前 ― 第壱中 》


モブ男1「 おい、見たかよ 」

モブ男2「 見た見たっ 」

モブ男3「 何が? 」

モブ男1「 知らねえのかぁ?あの外人 」

モブ男3「 外人? 」

モブ男1「 ああ、二年A組に転校してきたんだよ、先週 」

モブ男2「 クールだよなあ……式波・アスカ・ラングレーっていうんだってさ 」

モブ男3「 マジに可愛いじゃん…… 」

モブ男2「 帰国子女だろ?やっぱ進んでんのかなぁ 」

モブ男1「 馬鹿言えっ、きっとドイツで辛~い別れがあったんだ。見知らぬ土地で傷ついた心も、癒せずにいるんだよ 」

モブ男2・3「 おお……! 」



シンジ「 うわぁ……また、スゴイ量だね?それ…… 」

レイ「 ……手紙を踏むのはよくないわ 」

アスカ「 だぁーもう!知らないわよ!アタシは蹴り入れてでも断ってるってのになんなのよ!? 」



ケンスケ「 あ~あっ……猫も杓子も、アスカ、アスカかぁ……。ん、毎度ありぃ! 」

トウジ「 皆平和なもんや……写真にあの性格は、あらへんからなー 」

ケンスケ「 ………ところでトウジ、お前……珍しくジャージじゃなくて制服着てるな。どうした? 」

トウジ「 ああ、昨日雨降ったやろ?傘は持っとったんやけど、帰りにトラックに水かけられてしもてのう 」

トウジ「 替えのジャージも無かったんでコレ着とんのや 」

トウジ「 っちゅうてもすぐ洗濯して干したから、明日からはまたジャージやで!安心せえ! 」

ケンスケ「 やっぱり制服を着続ける気はないんだな…… 」




《 現在 ― 2-A教室 》


根府川「 ……えぇ、それでは真希波さん……自己紹介を…… 」

マリ「 はいはい!えーと、皆さん初めまして! 」

マリ「 真希波・マリ・イラストリアスといいます。これからよろしくねっ☆ 」



モブ男a「 デカ乳キタ――( ゚∀゚)――!! 」

モブ男b「 メガネっ娘キタ――( ゚∀゚)――!! 」

モブ男c「 色気パネェ――( ゚∀゚)――!! 」

モブ男d「 おさげ萌え――(*´ω`)――!! 」

ミリオタ盗撮魔「 これは売れる――( ゚∀゚)――!! 」

クラス男子「 超可愛いいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!! 」




レイ「 ?、何故むくれているの 」

アスカ「 ………なんかムカついた 」

シンジ「 まぁ、ここまで酷いとね……あはは…… 」

ヒカリ「 こら男子!静かにしなさい!! 」

2レスしかしてないけど此処迄

次は夜にクルー。夜の部では安価とれたらなぁと思ってるんで、よろしゅうたのんます

まだ夜!まだ夜の筈だ!!俺が夜って言ったら夜なんだァ!!!!書くよオオオオオオオ!?!?

《 昼休み ― 屋上 》


休み時間はまだマシだったのだが、昼休みになって一気に押し寄せてきた生徒の波をくぐり抜け屋上へとやってきたマリ

ペタンと腰を下ろして上がった


マリ「 ふぃー……やぁっと抜け出せたー! 」

マリ「 しっかしあれだね、皆かなりノリがいいね。これなら学校の方も意外と面白そうかも?ふふっ♪ 」

マリ「 スリーサイズまで訊かれたのは流石に引いたけど…… 」

マリ「 ………んっ? 」


なんとなく周囲を見回し、ある一点で止まる


マリ( ……あっ、あの三人 )


視線の先には、弁当を食べているシンジ、レイ、アスカが居た

やっべー素で忘れかけてたー!と自分の額を軽く叩く


マリ( ネルフで顔合わせってより、ちゃんと日常から仲良くなっておいた方がいいよね )

マリ「 よっしゃ!行くか! 」


立ち上がって、シンジ達の方へと小走りで向かう

そして


マリ「 ヘーイ!そこの御三方、私も混ぜ……てぇっ!? 」


先程まで逃げ回っていた分の疲労が抜けきらなかったのか

足がもつれ、こける


シンジ「 ……え、むぐっ!? 」


マリの声に振り返ったシンジが

まるで漫画かアニメかラノベの様に奇跡的なマウストゥマウスでキスされた


マリ「 」

シンジ「 」

アスカ「 」

レイ「 」


凍り付く四人のチルドレン達


シンジ・マリ「 ……………… 」

マリ( ………あ、卵焼きの味だ。オイシイ )

シンジ( ………苺みたいな味。甘酸っぱいや )


なんか目を閉じてキスに集中しだしたシンジとマリに気付き、娘と親友が現実へと帰る


アスカ「 い、いいいいつまでちゅーしてんのよごらあああああああああ!?!? 」

レイ「 お、おかっ……お母さんが、襲われて……!! 」

アスカ「 離れなさいよ転校生!!!離れろちくしょう!!! 」


あまりにも唐突な既成事実に半泣きで二人を引き剥がしたアスカとレイであった

今日は程よく雲が太陽を遮り、暑さもそこそこ和らいでいる良い天気で

第壱中の屋上なら風も気持ちいいだろうからと、シンジは昼食の場所に選んだのだ


トウジ「 おっ?シンジぃ、どこいくんや 」

シンジ「 屋上だよ。お弁当、そこで食べようと思ってアスカとレイが 」

トウジ「 おー、それならワシらも…… 」

ケンスケ「 ちょい待ちトウジ 」


グイッと襟を引かれ、シンジに背を向けて声を潜めるトウジとケンスケ


トウジ( な、なんや? )

ケンスケ( お前も気が利かないな。綾波はともかく、式波は碇に気があるだろ?恋愛か親愛かはさておいて )

トウジ( せやなぁ。いっつもくっついててぶっちゃけバレバレやしな )

ケンスケ( なら偶には三人で食わせてやろうぜ、俺らが一緒じゃ進展も何もないだろう。なっ? )

トウジ( おっしゃ、分かった! )


そして振り返り、いらんことを言う


トウジ「 シンジ、お前は綾波のおかんやけど、男として甲斐性っちゅうもんも見せなあかんぞ! 」

ケンスケ( 今の碇は十分甲斐性あると思うけど……。多分意味履き違えてるんだろうな、トウジ )

ケンスケ「 まあ、鈍感にはなるなよってことだな。娘ばっかり気にして他から向けられる好意をスルーとか絶対ダメだぞ 」

シンジ「 ??……結局、二人は来ないの? 」

トウジ・ケンスケ「 おう!さ ん に ん で!食べて来い! 」



アスカ「 バカシンジ、あんたあの二人に変なこと吹き込まれなかったでしょうね? 」

シンジ「 よく解らなかった 」

レイ「 時間は有限よ、行きましょう 」


だが、その気遣いも跡形もなく砕け散った


アスカ「 どうして……どうしてこうなるの……? 」

アスカ「 はっ!!そうよ、使徒!きっと使徒のせいに違いないわ!!いや絶対そうよ!! 」

レイ「 そう、使徒のせいなのね。早く殲滅しないとだわ。ネルフへ行きましょう 」

マリ「 ……いや、ただこけちっただけなんだけど 」

アスカ・レイ「 は? 」

マリ「 あ、はい。すみません 」


ぎょろり、と恐ろしくドロドロした眼で睨まれるマリ

因みに彼女は現在土下座させられている


マリ( ……足、痺れてきたなぁ )

シンジ「 ねぇ、真希波さんも悪気があったわけじゃないしさ?赦してあげてよ 」

シンジ「 それに男の僕なんかより女の子の方がショックに決まってる。責めるなんておかしいよ 」

アスカ「 ぐぬっ……!レイ、レイはそれでいいの!? 」

レイ「 お母さんが、赦すなら……私は…… 」

シンジ・マリ( ほっ )

安堵したのも束の間


レイ「 でも、前にお母さんはキスをしたことがないと言っていたわ 」

シンジ「 ふえっ!? 」

レイ「 初めて、というのを、人は大事にするものだと本で読んだの 」

アスカ「 ぶっ!! 」

シンジ・マリ「 …………っ//// 」


先程の感触、味を思い出し、真っ赤になる二人

それを見てとうとうアスカがぶっ飛んだ


アスカ「 ぐぁああぁああああぁぁあぁぁぁあ!!!斯くなる上は!! 」

アスカ「 アタシたちともキスしなさい!!バカシンジ!! 」

シンジ「 なんで!? 」

レイ「 とても良い案だと思うわ。お母さん、親が子とキスしても問題はない筈、愛し合っていることに変わりはないもの 」

マリ「 うっはぁー!モテモテだね? 」

シンジ「 そんなんじゃないよ!見てないで助けてよぉ!? 」

アスカ「 大人しくしろ!!バカシンジィ!! 」

レイ「 お母さん……//// 」

シンジ「 ちょっ、ほんとに……!?待っ―― 」


悲鳴は、上がらなかった

それを放つ少年の口は塞がれまくったのだから

結局途中からマリも加わって、中学生とは思えぬ危ない戯れを繰り広げた四人

昼休みの終了を告げるチャイムが鳴って、中々戻ってこないアスカ達を探しに来たヒカリに止められるまで

シンジはキスマークを付けられることとなった








アスカ「 ふぅっ……なーんか、吹っ切れたわ。これが大人の階段上っちゃったってやつね? 」

レイ「 絆が、深まった 」

マリ「 私達だけのヒミツ~ってね♪ 」

マリ「 あ、ねえねえ。友達になってくれない?私、君たちのこと気に入った 」

アスカ「 はぁ?あんたバカァ?友達になろうとか面と向かって言うのバカシンジぐらいよ 」

レイ「 ……つまり構わない、ということよ。私も構わないわ。友達になりましょう 」

マリ「 やった!ありがとー!よぉし、あだ名考えとかなきゃなぁ…… 」





シンジ( ………仲良くなったなら、いっかぁ……… )

トウジ「 災難やったなぁ……シンジぃ…… 」

ケンスケ「 ここまで酷いと全然羨ましく感じない不思議 」

大分とんとんと進めちゃったけど、初心者だからね、仕方ないね

初心者って良い言葉だわ。免罪符的な


んじゃ安価っつーかアンケっつーか

>>241 日常編続ける?

1、続ける

2、第八使徒戦へGO!

1

もういっちょ

>>243 マリの住居

1、無理言って葛城家で五人+一匹生活

2、葛城家のお隣

3、ネルフ内



1の場合、部屋数の問題で誰かと誰かを相部屋にさせる。ってかミサトの家って実はかなり広いよね、テレビ版の時から思ってたけど

ちなみに、お隣さんの場合はアスカと一緒に住む感じに

1でグレートマザー碇シンジとその娘達





のやや“禁断の関係”的な

1ね。ほいほい

いやっ、禁断の関係て言われてもえっちぃのはアレよ?私の技量的にまだ微妙な感じよ?

ど、努力はするが……

あ、忘れてた。ごめんもう一個だけ選んでつかぁさい


>>247 ミサトは加持のことをどう思ってる?

1、今でも好き

2、疾うに終わった恋

1

おk

※訂正 これまでの司令室という表記を司令公務室へ




《 1週間前 ― ネルフ本部 ― 司令公務室 》


加持「 いやはや、大変な仕事でしたよ 」


軽く愚痴り、振り向いて報告をする男


加持「 懸案の第七使徒とエヴァ5号機は予定通り処理しました。原因はあくまで事故 」

加持「 ベタニアベースでのマルドゥック計画は、これで頓挫します。全てあなたのシナリオ通りです 」

加持「 で、いつものゼーレ最新資料は先程―― 」

冬月「 拝見させてもらった。Mark.06建造の確証は役に立ったよ 」

加持「 結構です 」


机を回り込み


加持「 これがお約束の代物です。予備として保管されていたロストナンバー 」


トランクのロックを外し開く


加持「 神と魂を紡ぐ、道しるべですね 」

ゲンドウ「 ああ。人類補完の扉を開く、『ネブカドネザルの鍵』だ 」





加持「 ではこれで。しばらくは好きにさせてもらいますよ 」


そう言って去ろうとした加持だが、「 あっ 」と立ち止まり、顔だけ振り返って言う


加持「 危ない危ない、忘れるところでした 」

加持「 マルドゥック計画の唯一の被験者であり成功例でもある彼女が、此方へ協力の意を示しました 」

加持「 問題児ではありますがパイロットとしても優秀です。その点はご心配なく 」

加持「 来週には着くそうなので、第壱中学への編入手続きも済ませておきました 」

加持「 それだけです。では改めて、失礼 」




ずっと窓外を眺めていた冬月が、ゲンドウを見る


冬月「 加持リョウジ首席監察官。信用に足る男かね 」

ゲンドウ「 ああ、彼も優秀な駒だよ。我々の計画に薄々感付き、理解を示している 」

冬月「 それならばいい 」










冬月( ……フォース、か。シンジ君も大変だな…… )

next release は midnight の予定

See you again!

《 ネルフ本部 ― リツコの研究室 》


キーボードを叩きながら、飲んでいたコーヒーから口を離す


リツコ「 ……ふぅ…… 」

リツコ「 っ!? 」


直後、背後から男の腕に抱かれた


加持「 少し痩せたかな、リッちゃん 」


その声で男の正体が解ると、緊張を解いて、受け入れるように答える


リツコ「 残念。1570グラムプラスよ 」

加持「 肉眼で確認したいな 」

リツコ「 いいけど、この部屋、監視されてるわよ 」

加持「 ノープロブレム。既にダミー画像が走ってる 」

リツコ「 はっ、相変らず用意周到ね 」

加持「 負け戦が嫌いなだけさ 」

リツコ「 でも負けよ 」

加持「 ん? 」


からかう様に微笑んで、リツコが顔を向けた先には


リツコ「 コワ~イお姉さんが見ているわ 」

ミサト「 ………ッ!! 」

加持「 …………… 」


ガラスに張り付き、ふんが~と鼻息荒いミサトがいた


リツコ「 リョウちゃん、お久しぶり 」

加持「 や、しばらく 」


先程までとはまるで違うトーンで明るく挨拶を交わす二人

ドアが開き、荒々しくミサトが入ってくる


ミサト「 なんであんたがここにいるのよ。ユーロ担当でしょっ 」

加持「 特命でね。しばらくは本部付きさ。また三人でつるめるな、学生の時みたいに 」

ミサト「 昔に還る気なんてないわよぉ!!私はリツコに用があっただけなの! 」

ミサト「 フォースの件、あれどういうことよ!? 」

リツコ「 ああ、そのことね 」

ミサト「 ああ、そのことねーじゃないっての!人事部が直々に言って来やがったのよ?司令の命令だって! 」

リツコ「 なら仕方ないわね。仲良くおやりなさいな。更に賑やかになって素敵じゃない 」

ミサト「 他人事だと思って……!くっ、ああもう腹ぁ括ってやるわよ! 」

ミサト「 ……部屋割り考えないと……ああ、椅子も買ってこないとか……あとそれから…… 」


ぶつぶつと言いながら部屋を出ていくミサト


リツコ「 ミサト、あからさまな嫉妬があったわね。リョウちゃん、勝算はあるわよ 」

加持「 はて、どうかな 」

女装シンジものの画像とかSSとか漁ってて遅れたとか言えない、言えないよ……!

《 放課後 ― 第壱中学通学路 》


マリ「 ほほう?聞いてた通り、マジでママやってんだねー。じゃぁあだ名も『ママ』に決定にゃ! 」

シンジ「 あはは、なんか真希波さんも僕の子供になったみたいだね 」

マリ「 んもぅ!マリって呼んでよ、マ・リ! 」

トウジ「 14歳でもう二人目かいな。おかんもええけど、おとんがおらんと大変やないか、シンジ? 」

ケンスケ「 いーや、それこそ逆だろうな。碇に男が寄ろうもんなら、式波も綾波も黙っちゃいないだろ 」

レイ「 ……お母さんだけで、いいもの。辛いなら私が支えるわ 」

アスカ「 アタシ『達』よ!大体いくら可愛くたってバカシンジは男なのよ?ホモが寄ってきたってバカシンジが断るでしょ! 」

アスカ「 そうよねっ!? 」

シンジ「 う、うん、勿論だよ。というか、相手が誰であれ僕も恋愛はしてみたいと思ってるけど、今はレイや皆との時間の方が大事かなぁ 」

マリ「 おー!嬉しいこと言ってくれるにゃーママぁ! 」

シンジ「 わっ、急に抱き着かないで……あははっ、くすぐったいよぉ 」

マリ「 よいではないかぁ~よいではないかぁ~♪ 」

ケンスケ「 おぉっとぉ、これまたナイスな構図!!お二人さんこっち向いて―!! 」

シンジ・マリ「 ピース! 」

トウジ「 これが眼福っちゅうやつやな 」

アスカ「 一々くっつき過ぎなのよあんたはァ!!離れろネコメガネェ!! 」

レイ「 私はもうこのくらいでは取り乱さない。これも娘の余裕というもの 」




トウジ「 んじゃ、ワイとケンスケはこっちやさかい。またな、シンジ 」

ケンスケ「 式波、綾波、真希波もまた明日なー 」

シンジ「 うん。またね 」

アスカ「 ま、あんたらも気を付けて帰りなさい 」

レイ「 ……また明日 」

マリ「 ばいばーい。にしても姫ってやっぱツンデr……痛い痛い!ほっぺ抓らないで! 」

アスカ「 不愉快なこと言うからよ。バカネコメガネ 」

マリ「 ……そのネコメガネっての、もしかしなくても私のあだ名? 」

アスカ「 そう、ピッタリでしょ?あんたもアタシのこと姫とか呼んでんだから文句言わせないわよ 」

マリ「 いやいや、滅相もなーいにゃー! 」

レイ「 あだ名……他人を親しんで呼ぶ、本名以外の名前…… 」

レイ「 私は? 」

マリ「 おっ?レイちゃんもあだ名欲しい? 」

アスカ「 レイのあだ名ねぇ……うぅむ。エコヒイキはやめたし…… 」

アスカ・マリ「 んー…… 」





>>258 どうするぅ?

1、そのままレイ

2、自由安価。なんか良いの考えてちょうだいな

アスカ「 ……なんか、レイはレイが一番しっくりくるわね 」

マリ「 私もー 」

レイ「 ………… 」

シンジ「 そう落ち込まないで、レイ。あだ名っていうのは結局自分が呼びやすいかどうかだから、別に気にしなくてもいいんだよ 」

レイ「 ……ええ。分かったわ 」




アスカ「 ところであんた、どこまでついてくんのよ? 」

マリ「 え、ひどっ!?流石に傷付いた!なんでいきなりそんな邪険に―― 」

アスカ「 あー、ごめんごめん。そうじゃなくて、あんたの家はどこなのよーって話 」

シンジ「 もしかしてマリは僕達とご近所さん? 」

マリ「 にゃ、んぅーっと……まぁ、お楽しみってことで☆ 」

アスカ「 何よそれ 」

シンジ「 あははっ。余計に気になっちゃうね 」

レイ( ……?…今のトラック、NERV CARGOって書いてあった……… )

《 葛城家 》


マリ「 たっだいまぁー! 」

アスカ「 ちょっと待てやゴラ 」


まるで住み慣れた我が家の様に入ってきたマリの頭を、むんずと捕まえるアスカ


マリ「 うおぉ!?なにナニ何!怖いよ姫ー 」

アスカ「 なんで あんたが 家に ただいまなのか 」

アスカ「 説明しろやゴラ 」


ギリリ……ッ、と徐々に頭を掴む手に力が込められていく

訊いておきながら自分でも察してはいるのだろう、だからこそアスカは焦り、怒っていた


アスカ( 完璧に母と娘としてお互いを想ってるバカシンジとレイは、アブナイ関係になりえないことはもう解ってる )

アスカ( ミサトも同じ。家族として見ているから裸見せ合おうが風呂一緒に入ろうが安全 )

アスカ( ここに来てからそんなのはもう何度も経験して、ぶっちゃけ慣れた。アタシは流石に恥ずかしいから無理だけど )

アスカ( まだバカシンジはアタシを『家族』に入れてない。それはアタシには寧ろありがたいこと。何故なら )

アスカ( 家族に性的なことを一切感じないってことはつまり、恋愛にも発展出来ないってことだから )

アスカ( そうよ、私はバカシンジが好き。今日の昼あんなことしまくっちゃったからこちとら吹っ切れてんのよ )

アスカ( 自分にすら嘘ついて好きじゃないフリしてる間に他の奴に取られたらそれこそ最悪だわ )

アスカ( だから今日からシンジにアピールしていって絶対モノにしてやるって決めてたのに…… )


すぅっと息を吸い、そして更に力を籠め万力の様に締め上げる


アスカ「 なぁぁぁぁぁんであんたがここに住むのよおおおおおおおおお!?!? 」

マリ「 …ぎ、ギブ……ギブギブ……ッ 」

シンジ「 アスカ!もう離してあげて!死んじゃう、死んじゃうよぉ!! 」

レイ「 アスカも……切れたら怖いのね…… 」

ミサト「 そんなとこで何してんのあんた達…… 」

ペンペン「 クァー? 」

暴れるアスカをシンジが抱擁で宥め、レイがマリの介抱をし漸く落ち着いたところで

一つ席の増えたリビングにてミサトは事の次第を説明した


アスカ「 ……こいつがフォースチルドレン?そんなの聞いてないわよ 」

ミサト「 ええ、今言ったもの 」

アスカ「 あ゛あ゛ん? 」

シンジ「 煽るようなこと言わないでよミサト…… 」

レイ「 それで、さっきの話通りなら、彼女もここに住むということですね。ミサトさん 」

ミサト「 そうよー。ぶっちゃけ私もこの家で五人暮らしは流石にと思ったんだけど、碇司令の命令で…… 」

シンジ「 父さんが? 」


ゲンドウ『 チルドレンを既に三人も預かっているのだろう。今更もう一人増えても構うまい。それに…… 』

ゲンドウ『 仲間外れは、可哀想だろう? 』


ミサト「 だぁーってさー! 」

アスカ「 なによ!そんな言い方されたら断る訳にもいかないじゃない! 」

マリ「 ……ね、ねぇ?あのさ 」

アスカ「 あん!? 」

マリ「 皆は、私が迷惑かな?だったら、私も無理にここに住もうとは思わないし、なんなら司令に直接―― 」

アスカ「 黙らっしゃい!! 」

マリ「 ぅえっ!? 」


一喝でマリの言葉を遮り、目の前にずびしっと指を突き出すアスカ


アスカ「 確かにいきなりすぎる話でムカついてはいるけど!だからって追い出しゃしないわ! 」

アスカ「 いい!?あんたもこれからアタシらと一緒!家族よ!! 」

アスカ「 変な遠慮とかしたら承知しない!家族であると同時に友達だし仲間だし、半端な関係じゃないのよ!! 」

アスカ「 住む場所は当然ここ!他所でなんて許さないから!異論ある!? 」

マリ「 な、ないです! 」

アスカ「 吃るな!!もう一回!! 」

マリ「 にゃいです!! 」

アスカ「 口癖なのか噛んだのか判らん!!もう一回!! 」

マリ「 ないです!! 」

アスカ「 よろしい!! 」

アスカ「 ……じゃ、これからよろしく。バカシンジに変なことしないでよねっ 」


そう言って笑顔を浮かべ握手を求めたアスカだが


マリ「 え、それはちょっと…… 」

アスカ「 なんでやねん!!! 」

レイ「 お母さんに手を出す気……!? 」


レイまで加わって三人で取っ組み合いという名のじゃれ合いを始めたのだった


ミサト「 ……ま、悪い子じゃなさそうだし、シンちゃんもペンペンも仲良くしてあげてね 」

シンジ「 うん。真希な……マリはとってもいい子だよ。素敵な子だ、きっともっと楽しくなる 」

ペンペン「 クーァッ 」

ミサト「 ……さて 」

ミサト「 部屋割り、まだ決めてないんだけど、どうしよっか? 」


>>264 さぁ上手くやってちょうだいな!

― 現在の部屋割り ―

シンジ 4.5畳 一人部屋

アスカ&レイ 6畳 二人部屋

ミサト 10畳 一人部屋


ミサトの部屋は掃除すればいいだけなんで「いや汚いじゃん……」ってのは無しで考えてどうぞ

ミサトの部屋を掃除して三人が使う、アスカ、レイ部屋にミサトが引っ越し

やぁ。niceなmorningだね?

僕はついさっきrisingしたとこさ

そんじゃwriteするとすっかにゃー

???

あ、戻った。何度もすまぬ

おいっす。こんばんにゃん

んじゃ書くぜよ

ダメだ寝落ちる

また明日

二時間後


シンジ「 ……よしっ 」

シンジ「 お掃除終わり!荷物、家具の移動完了! 」

レイ「 お疲れ様 」

ミサト・アスカ・マリ「 おつかれさまでーす 」


五人で円を作り、隣同士でイェーイとハイタッチ

そしてエプロンを着ながらシンジが言う


シンジ「 じゃ、これから夕食の準備するから。皆は新しい部屋に慣れておいたら? 」

ミサト・アスカ・マリ「 りょうかーい 」


それぞれ自分達の部屋へと入っていくが、一名だけその場に残った


シンジ「 あれ、レイは行かないの? 」

レイ「 ……お料理、手伝わせて 」

シンジ「 !……ふふっ。じゃぁ、お願いしようかな♪ 」


《 アスカ・レイ・マリの部屋 》


マリ「 ん~。やっぱし、流石に狭く感じちゃうのは、仕方ないかにゃー? 」


ベッドに寝転がり、部屋の窮屈さを零す

同じく隣のベッドに寝転がり、アスカが肯定する


アスカ「 まぁ、私が来た時も荷物の半分も入らなかったしねぇ…… 」

マリ「 え゛……私も結構色々持ってる方だけど、これより多いの姫……? 」

アスカ「 あーったり前でしょ!ほんとっ、日本の家って狭いわ。というか、荷物っていえば私よりレイよ、レイ 」

マリ「 え?レイちゃんもっと持ってんの? 」


当然のように、意外、という反応のマリ


アスカ「 逆よ逆。あの子ったら、荷物らしい荷物殆どないじゃない。服も流石に制服オンリーってのはどうかと思うのよ 」


きちんと部屋を隅々まで見回してみる


マリ「 …………言われてみれば、確かに。疲れてて気付かなかったけど、ここ、私達二人のもので埋まってるも同然じゃん 」

アスカ「 現状に満足しちゃってんでしょうね、オシャレや嗜好品の類に全く興味示さないわー。少なくとも自分からは 」

マリ「 うぅむむむ………戦いに生きるエヴァパイロットとはいえ、14歳の女の子として由々しきことだにゃぁこれは 」

マリ「 よっしゃ!そんじゃ多少強引にでも興味持たせてやるしかないね!? 」

アスカ「 どうしようってのよ 」

マリ「 決まってんじゃん、デートだよぉデート!あちこち連れてって色んなもの見せてやらなきゃ始まらないっしょ! 」

アスカ「 はぁ!?ま、まさかレイとバカシンジの二人でってんじゃないでしょうね!? 」

マリ「 NO!!断じてNO!! 」

マリ「 そんなのぁ私らが面白くない!! 」

アスカ「 ……いや、まぁ面白くないのは同意だけど、じゃぁなんなのよ 」

アスカ「 ……………まさか 」

マリ「 フハハハハ!そのまさかさー姫!レイちゃんと姫と私とママ。四人でデートですにゃーーーッ!! 」

うん? デートじゃなくて家族でショッピングじゃないですか?それだと

と叫んだ直後、部屋の戸がバシィンッ!!と開かれる


ミサト「 なんで私だけ仲間外れなのよぉ!? 」

アスカ「 どっから出てきた三十路!!ってかあんた盗み聞きしてやがったわね!? 」

ミサト「 まだ29だゴルァ!! 」

マリ「 いや、仲間外れも何も、ミッちゃんリョウジくんとヨリ戻すんでしょ?ユーロで散々聞いたよぉ 」

マリ「 む・か・し・の・こ・と♪ 」

ミサト「 んな……ッ!? 」


マリのウインクと共に放たれたその言葉に、ミサトは絶句する


ミサト「 あのバカまさかこんな子供にまで話すなんて……っ!!……悪夢……悪夢よこれは……… 」

アスカ「 へぇ?ミサト、あんたもちゃんと男いたんだ。なぁんでアタシには話してくれなかったのよー 」

ミサト「 思い出したくもなかったからよ!!かっ、加持とはもう何でもないわよ!? 」

アスカ・マリ「 ふぅ~ん? 」


必死過ぎるのが逆に怪しいのだよワトソン君

と、によによと笑う二人に、ミサトの眼のハイライトが消える


ミサト「 ……よろしい。ならば戦争よ 」

アスカ・マリ「 OK 」

マリ「 賭けるものとして、ミッちゃんが勝ったら私達はきちんと信じてあげよう 」

アスカ「 私達が勝ったなら、包み隠さず本心を曝け出してもらうわ。ミサト 」

ミサト「 上等 」


葛城ミサト29歳の双眸に、意地の炎が宿り

式波・アスカ・ラングレー14歳と真希波・マリ・イラストリアス14歳の顔に、チェシャ猫の如き笑みが張り付く


ミサト「 私が元軍人だってことは、承知の上よね?自分で言うのもなんだけど、あなた達に負ける程落ちてはいないわよ 」

アスカ「 はんっ、舐められたものだわ。この私も 」

マリ「 そーそー。こっちだって格闘はかな~り鍛えてるんだからさぁ。慢心は痛い目見るにょん? 」


既に戦闘態勢

静かに瞳を閉じる三人


ミサト・アスカ・マリ「 手加減は―― 」



しないッッッッ!!!!!



……それは、本当にしょうもない理由での、全力の激突だった

結末は兎も角、勝敗まで語る必要は無し

何故なら、語れる勝利も敗北も、そもそもありはしないからだ


シンジ「 ……………… 」


大抵の家庭での最強は母である


シンジ「 ……ご近所迷惑って言葉。教えてあげないと 」

レイ( 無様ね )

>>277 ばっきゃろう!!お前、それは違うぞ!あくまでもデートなんだ!!

NO、ショッピング。YES、デート。これ大事ィ!!!!!

     なぜ
瞬     か

 、唇、奪われ    了

アスカ、マリと加わり、子供達はより一層青春を謳歌する

ある日加持からの誘いで出かけることとなったシンジ達だが、案の定ミサトは拒否ったのだった

そこで加持がシンジへと語ったミサトの過去とは

そして新たに配備されたエヴァ、搭乗したマリの実力とは

まるで使徒が来る時期が分かっているかのように、ゲンドウらは迷いなく『準備』を進めていく



次回、ムネヘダイバー


さぁ~てこの次も、サービスサービスぅ!

次の日程は未定

まあそんなに間は空けないと思うけど……

とりま放置状態のもう一個のスレも書かねばならぬ故……


ってぇわけで、今日も見てくれて乙かレーシック角膜ぺりぺり

やっほぃ。おひさでござる

んじゃゆるりと書き始めますわ

書き始めるとか言いながら書かない>>1

あ、ダメだ。ごめんおやすー


次こそ書くから!安価まで行ってみせるから!


( `;ω;´)ゝ またtomorrow!

>>288 ほんとに!本当にごめんよおおおおおおおおお

《 葛城家 》


シンジ「 社会科見学? 」

ミサト「 ……加持がぁ? 」

マリ「 イエスっ! 」


ある日の夜

夕食を食べ終え、リビングで寛いでいたシンジ達は

唐突に「 あ、そういえばさー 」と放たれたその言葉に、一斉にマリを見た


マリ「 なんかねー、えぇと……一昨日だっけかな?ほら、私今一応2号機の予備パイロット扱いだからさ、シンクロ実験したじゃん? 」

マリ「 そんで、それが終わって、さぁ帰るぞーって時にリョウジ君に呼び止められてね 」

マリ「 今週末、皆も誘って海に行こうーだってさー 」

アスカ「 海ぃ?なぁんで態々貴重な休日を、あの真っ赤な海なんかの為に消費しなくちゃいけないのよ! 」


と、即座に反対の意を示したアスカだが、これは別に彼女がインドア派だとか冷めているというわけではない

『真っ赤な海』と言った通り、この世界はセカンドインパクトに因って、その大半を占める水の中からも生命を失っている

嘗ての澄み渡る青など見る影もなく、潮風の匂いも何も無い、血を思わせるような赤いだけの水溜まりだ

しかも泳げもしないとなれば、貴重な休日でなくとも誰だって行きたくはないだろう


マリ「 いや、それ私も思って、んで姫と同じ様なこと言ったんだよ?そしたらさぁ 」

加持『 あんなものじゃない、本当の海の姿を見せてやるよ 』

マリ「 って言うからさ? 」

レイ「 ……本当の、海…? 」


そんな言い方をされてしまっては、期待もしてしまうというもの

人は未知へ興味を抱くように出来ているのだから


シンジ「 へぇ~、面白そうだね。ねぇ、その皆も誘ってって、トウジ達も一緒にいいのかな? 」

マリ「 モチのロン! 」

アスカ「 なっ!バカシンジ、あんたまさか行くつもり!? 」

シンジ「 えっ、だ、ダメなの? 」

アスカ「 あ、いや……ダメっていうか、ええと、その…… 」


最初に反対した分、素直に自分も行くとは言えないアスカに

ミサトがビールを呷りながら背中を押してやる


ミサト「 なぁにが気に食わないのか知らないけど、意地張ってないでアスカも行ったらいいじゃない?和を以て貴しとなすってやつよん♪ 」

アスカ「 あ、アタシは別にっ……! 」

ミサト「 因みに、私はパスだから 」

シンジ「 え?どうして? 」

ミサト「 あー……仕事よ、仕事 」

シンジ「 そうなんだ。残念だなぁ…… 」

アスカ・マリ( 絶対違う )

ペンペン「 クァーァ? 」

レイ「 ……ペンペンも、一緒に行きましょうね 」

ペンペン「 クォッ! 」

ムネヘ
ダイバー
   ギャクニ

《 宇宙 ― 月面付近 》


冬月「 月面のタブハベースを目前にしながら、上陸許可を出さんとは。ゼーレもえげつないことをする 」


降下中の着陸艇の中、小さな窓から覗き込んでいるゲンドウと冬月


ゲンドウ「 Mark.06の建造方式が他とは違う。その確認で十分だ 」


クレーターの奥に見える、黒い帯状のもので覆われた巨人

ゼーレのマークが付いた仮面を被っているそれが、ゲンドウの言うMark.06

七体目のエヴァンゲリオンである

現在試着作業中の頭部装甲は、初号機のものと似ていた


冬月「 ふっ……しかし、予想はしていたがおかしな話だな。正規実用型と銘打っておきながら、その実2、3、4号機しかいないとは 」

冬月「 6でこれでは、7号機と8号機も私達の与り知らぬものなのだろうよ 」

ゲンドウ「 おそらく開示されていない死海文書の外典がある。ゼーレはそれに基づいたシナリオを進めるつもりだ 」

冬月「 だが、ゼーレとて気付いているのだろう?……私達の目的に 」

ゲンドウ「 そうだとしても、我々は我々の道を行くだけだ 」

ゲンドウ「 たとえ、神の理と敵対することになろうとも 」


その時、着陸艇に影を落とし、上空を巨大な物体が横切る


冬月「 アレは…… 」

ゲンドウ「 ああ、間違いないだろう。『カシウスの槍』だ 」

冬月「 ロンギヌスは此方にもあるが、カシウスは一本しか存在していないのだったな。ゼーレに揃えさせたままというのも不味い 」

冬月「 どうするのだ碇、奪うタイミングは大事だぞ 」

ゲンドウ「 ……問題ない 」


そして別の窓へ移ろうとする二人

だが、ソレは突如現れた

Mark.06の右手、薬指の先へ何処からか降り立った者と目が合うゲンドウ


冬月「 ヒトか?……まさかな 」

ゲンドウ「 …………… 」


宇宙空間にも関わらず、上半身裸

銀髪赤眼の少年は笑みを浮かべている


カヲル「 ……ふふっ 」

カヲル「 初めまして。お父さん♪ 」











冬月「 い、碇?どうした、すごい汗だぞ 」

ゲンドウ( ………気持ち悪い…… )


放たれた言葉は聞こえずとも、ヤバさはハッキリ感じ取った父であった

冬月「 ああ、ところで。例の件だが、第2支部が意外にあっさり首を縦に振ったよ 」

ゲンドウ「 そうか 」

冬月「 特に裏があるという訳でもなかった。素直に戦力が上がったと喜べるな 」

ゲンドウ「 ……次の使徒が如何なる使徒であれ、彼女がいればシンジの為にもなる 」

冬月「 ……お前は本当に、親バカだな 」

《 日本海洋生態系保存研究機構 》


ケンスケ「 すごい!すごすぎるっ!! 」

ケンスケ「 失われた海洋生物の永久保存と、赤く染まった海を元の姿に戻すという正に神の如き大実験計画を担う禁断の聖地! 」

ケンスケ「 その表層の一部だけでも見学できるとは!まさに持つべきものは友達って感じぃ! 」


いつかの大艦隊程ではないが、今回もかなり興奮しまくっているケンスケ

見れるところは一ヵ所たりとも逃すまいとカメラを覗きながらぐるぐる動いている


ヒカリ「 ほ、本当に私達まで来ちゃってよかったのかしら…… 」

トウジ「 ホンマ、感謝すんでぇ 」

シンジ「 お礼だったら加持さんに言ってよ 」


正面には管理區域と書かれた分厚く大きなゲートがあり、向かって左上にある窓に、その加持がいた


アスカ「 ……ネルフでも何度か見かけてるけど、やっぱ何が良いのか解んないわ。ミサトもどうしてあんなのに…… 」

トウジ「 えっ?ちょ、式波、お前それどういうことや!?ま、まままさかミサトさんがあそこのあの加持とかいうのと―― 」

マリ「 イッエース!元カレカノの関係でしかもお互いまだ気があるってぇ関係にゃー☆ 」

トウジ「 」

ヒカリ「 ……あれっ?す、鈴原っ!?どうしたの!燃え尽きた灰の様に真っ白よ!?鈴原ーーーっ! 」

加持「 はっはっは、こりゃぁ賑やかだなぁ 」

加持「 …尤も、こっからがちょいと面倒だけどな? 」

一同「 うん? 」

――長波放射線照射式滅菌処理室――
Long Wave Irradiation Decontamination Room


レイ「 ………… 」


バチンッ!


ケンスケ「 あぅうぅぅう…… 」


バチンッ!


トウジ「 ……うぉわっ!? 」


バチンッ!


シンジ「 はぁ…… 」


バチンッ!


アスカ「 ふんっ 」


バチンッ!


ヒカリ「 あわわ…… 」


バチンッ!


マリ「 ~~♪ 」


バチンッ!


フラッシュを焚く様に強力な紫外線で皮膚表面を焼き、その後熱湯シャワー


レイ「 ………… 」

アスカ・マリ「 あっちぃいいいいいい!? 」

トウジ「 アカン!あかんあかんあついあついッ!! 」

ケンスケ「 ぐぉぁああちちちち!? 」

ヒカリ「 あついっアツイッ熱いぃ! 」

シンジ「 あつっ……くぅぅ……!!…ぅあっ!? 」

ペンペン「 クァ~♪ 」

――有機物電離分解型浄化浴槽式滅菌処理室――
Organic Compound Electrolytic Dissociation Sterilization Pool Treatment Room


シンジ「 …ゴボ…ッ……くるしい………! 」


浄化浴槽に潜って丸ごと洗浄、その後冷水シャワー


レイ「 ………… 」

ペンペン「 グァアアアア!? 」

アスカ「 冷たいっちゅうのおおおおおぉぉ!! 」

ヒカリ「 さむい!サムイ!!寒い!!! 」

トウジ・ケンスケ「 あががががが………! 」

シンジ「 ……ひっ……あれ…?……ちょ、ちょっとっ……気持ちいいかもぉ……!?//// 」

マリ「 ちょい待ちママさん!?こんなとこでマゾっ気出さないでえええええ 」




――有機物電離分解型再浄化浴槽式滅菌処理室――
Organic Compound Electrolytic Dissociation Re-Sterilization Pool Treatment Room


トウジ「 ガボッゴボ…ボ………またかいな……! 」


再び浄化浴槽に潜って丸ごと洗浄、その後超強風


レイ「 ………… 」

アスカ「 イィィィィィィヤアアアアアアアアア!!!! 」

シンジ・トウジ・ケンスケ・ペンペン「 ゥォォォ………ッッ!!? 」

マリ「 ぜったいにはなさないでね委員長ちゃんんんんん!! 」

ヒカリ「 ぜったいにはなしませんんんんんんん!! 」




――有機物電離分解型再々浄化浴槽式滅菌処理室――
Organic Compound Electrolytic Dissociation Re-Re-Sterilization Pool Treatment Room


ケンスケ「 もう……ゴポ……だめ…ガボゴポ… 」


更に浄化浴槽に(ry











――全滅菌処理工程完了――
All Sterilization Procedures Complete


人間 -7名
People - 7 Confirmed

鳥 - 1羽
Bird - 1 Confirmed


入室 可 (3段階滅菌区域まで)
Entry Permitted (Access Restricted to Stage 3 Decontamination Area)

寝る……前に、安価ぁ………やるぞぉぉぉ………(まだ先のやつだけど

今進めてる感じだと、3号機来ないんでバルディエルさんエヴァ乗っ取れずに積乱雲の中なんだけど、どーやって攻めてくるぅ?


>>300

じゆーあんかでHey,どうぞ

何かミラクルが起こって第3に直接出現シンジまま寄生される

おk

ミラクルハッピー☆バルディエルに決定と相成りました

お母さんのピンチをお楽しみに(ゲス顔



……zzZ

すまぬ

週末、週末までには書く……!

クソネミ……モウ、ゲンカイデス……



次回こそ安価まで行ってみせ………たい




おやすむ

扉が開き、視界を埋め尽くしたその光景は、何度も繰り返された『消毒』に因る子供達の疲労を一瞬で吹き飛ばした


マリ「 …うぉゎ……… 」

アスカ「 これは、ちょっと…… 」

シンジ「 ……うん、すごく…… 」

ケンスケ「 ずごずぎる゛ぅぅぅ………ッ 」

トウジ「 なんじゃこりゃあああああああああああああああああああ!?!? 」

ペンペン「 クォォオオァアアアアアアアアアアアアアアアア!?!? 」


中央には巨大な円柱型の水槽、その周囲にも、大きな水槽が所狭しとある

見たこともない生命達が、遥か上、水面で歪められた光によって美しく照らされ

躍動し、共生し、何よりその全てが未知の命だった


レイ「 …………きれい…… 」


青き水の中に踊る色達が織りなす、正に幻想的な光景

驚きと感動、衝撃で固まったシンジ達へ、横から声が掛かる


加持「 やっ。どうだい、気に入ったかな? 」

シンジ「 あ、加持さん! 」

マリ「 おー!おぉ、おぉ、おぉ!!めーっちゃすっごいジャン!これぇ!? 」

ヒカリ「 あのっ、今日はこんな素敵なところにお招きしてくれて、本当に、ありがとうございます! 」

加持「 おっとと、頼むから頭を上げてくれ。感謝はありがたく受け取るが、俺としては是非ともレディからの礼は別の形がいいなぁ 」

ヒカリ「 えっ、べ、別の形…ですか? 」

加持「 ああ、例えばこんなのはどうかな?次の週末は俺とデ―― 」


伸ばしのエを発音する前に、加持の言葉は上塗りされる形で封じられた


マリ「 ミッちゃんはぁ、たぁいへんにぃ、機嫌が悪かったですよぉ~? 」

加持「 えっ? 」

アスカ「 ! 」

アスカ「 ……そぉうねぇぇえ?それって結局、あんたがそんなナンパ野郎だからじゃなぁいのー? 」

マリ「 近くにミッちゃんがいないのを念入りに確認してネルフのあっちこっちで女引っ掛けてるけど、あれ私らが見つけたら普通に報告してるかんね? 」

アスカ「 ちなみにぃ、最近ミサト、ちょっと気になる男が出来たーって言ってたしぃぃぃいい?? 」

加持「 え゛っ 」

アスカ・マリ「 これはもう!ぶっちゃけ復縁とか、今の舐めプじゃ無理ゲーですわなぁぁぁぁぁああああああ!? 」


あの加持でも、こういう詰み方もする

だって、人間だもの


シンジ( うわぁ、あの二人絶対楽しんでるよなぁ…… )

トウジ( 女のする顔とちゃうで、ありゃ…… )

ヒカリ( ……ああいうのをサディストって言うのかしら? )


まぁ、アスカもマリも、貴重な『社会科見学』の時間をこれ以上おっさんに浪費してやる気はないので

棒立ち状態でどうにかミサトとの復縁計画を立て直している加持を放置して、各々散らばっていく

トウジは無邪気に走り回り、ヒカリがそれを注意しながらも、二人仲良く彼方此方の水槽を見て回り

シンジとレイは母娘睦まじく、アスカとマリは何だかんだ相性が合う様で、ケンスケは一心不乱に撮れる全てを撮っていった

【ご報告】

俺氏はニート回避の為、バイトをすることを決意しました

八時間勤務の終了後、即学校へ行き、夜十時半に帰宅したら、明日遅刻しないよう早めに寝るという生活を繰り返す故

このスレも禁書スレの方も書く余裕が殆どありゃぁせえへんようです

それによってもしスレが落ちた場合、いずれ改めて建て直し、また書くつもりでいるそうですので

どうか皆様、もし万が一にもそうなってしまった場合は、いつかまた、よろしくお願い致します



                                        P.S. シンジは俺の嫁

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