シンジ「カヲル君とデート?」 (17)
実は三作目、途中まで書き上げていたんですが...突然ネタが尽きたので
途中で終わってしまいました、忘れて下さい
やっぱりキャラが多いと大変なんですよね~(言い訳)
今回のSS、まだ終わりが見えていないのでひょっとしたらオチなしかも。
前回までの作品
http://minnanohimatubushi.2chblog.jp/archives/1927105.html
http://minnanohimatubushi.2chblog.jp/archives/1927020.html
※「カヲル君が最近おかしい」にて、"知りたいかい"を"尻大会"に誤変換してしまい
皆様の集中力を妨げる結果となってしまいました。心よりお詫び申し上げます。
リクエストがあれば尻大会のSSも書いてみたいな、短編で。
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シンジ「僕が、カヲル君と?」
カヲル「うん、そのつもりだけど...ダメだったかい?」
シンジ「え、いや、その、別に嫌とかそういうんじゃないんだよ!」
シンジ「ただその...僕達は男同士だから」
シンジ「デートとは言わないんじゃないかなあ」
カヲル「おや、そうだったんだね」
カヲル「じゃあ、少し訂正させて貰おうかな」クスッ
カヲル「シンジ君、明日は僕と一緒に出掛けませんか」ニコ
シンジ「カ、カヲル君///」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1429872030
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翌日 AM10:30
シンジ「結局、カヲル君に乗せられて誘いを受けることになったけど」
シンジ「何だかんだ僕もカヲル君とのお出掛け、楽しみだな」
シンジ「30分も早く待ち合わせ場所に来ちゃったや」
シンジ「流石にカヲル君はまだ来てないよね...って!?」
カヲル「...!やあ、シンジ君おはよう」ニコニコ
シンジ「どうしたのカヲル君、まだ約束の時間より早いよ?」
カヲル「まさか君と二人で出掛けることが出来るなんて夢にも思わなかったから」
カヲル「とても楽しみでね、ずっと待ってたんだ」ニコッ
シンジ「...もう、カヲル君ってば///」
カヲル「ふふ。じゃあ、そろそろ移動しようか」
シンジ「うん、そうだね。何処に行く?」
カヲル「とりあえず、街中を歩き回ってみようか」
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5分後 街中
カヲル「此処には書物が沢山並べられているね」
シンジ「そこは本屋さんだよ。僕も探してる本がある時たまに寄るんだ」
シンジ「...カヲル君、何で絵本を見ているの?」
カヲル「これは絵本というんだね。幼児にも読みやすい書物だ」
カヲル「もしも僕とシンジ君の間に子供が出来たら、毎日この絵本を子供に読んであげたいな」ニコォッ
シンジ「やめてよカヲル君!店員さん、店員さん引いてるから!///」
カヲル「...それにしても」
シンジ「んー?なあに、カヲル君?」
カヲル「...ウサギって、美味しいのかい?」
シンジ「!?」ビクゥッ
シンジ「(何で絵本を見ながらウサギの肉の事なんか考えているんだろう?)」
シンジ「ぼ、僕もあまり食べた経験はないから分からないよ」
シンジ「でも、一体どうして?」
カヲル「ほら、"うさぎおいし"とこの絵本に書かれているんだ」
シンジ「...なるほど」ホッ
シンジ「その絵本でいう"うさぎおいし"はウサギを追うっていう意味だよ」
カヲル「そうだったんだね、ありがとう」
カヲル「シンジ君に迷惑が掛からないように、もっと勉強しないとね」
シンジ「そんな、迷惑なんて思ってないよ!」
シンジ「時間がある時なら僕だって国語の勉強くらいは教えるし」
シンジ「だから、僕も今度カヲル君に英語の勉強教えて貰いたいな」
カヲル「うん、僕でよければいつでも教えるよ」ニコ
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AM11:15 書店前
シンジ「ふう、まだ一ヶ所目なのに色々買っちゃった」
カヲル「何の書物を買ったんだい?」
シンジ「レシピ本だよ。最近アスカに料理の腕が落ちてるって言われちゃってさ」
シンジ「これを読んでまた気合入れ直さないと」
カヲル「シンジ君の作った料理を毎日食べることの出来るセカンドが僕は羨ましいよ」
シンジ「また次の休みに家へおいでよ。美味しい料理作って待ってるからさ」ニコニコ
カヲル「シンジ君が迷惑じゃないなら、是非ともお邪魔させて貰うさ」
シンジ「何だか料理の話をしてたらお腹が空いてきちゃった」
シンジ「少し早いけど、昼食をとらない?」
カヲル「そうしようか」
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ラーメン屋 店内
ヘイラッシャイ!!!
シンジ「まだお昼前だから空いてるみたいだね」
シンジ「此処のラーメン屋さん、いつも行列が出来ててさ」
シンジ「一度は食べてみたいなって思ってたんだ。カヲル君と来れて良かったなあ」
カヲル「ラーメンを食べるのは初めてだけど、以前からテレビ越しに見ていたんだ」
カヲル「初めてがシンジ君とで嬉しいな」
シンジ「だ、だからカヲル君、店員さんが引いてるから!!///」
ヘイ、ゴチュウモンハ?
シンジ「僕はとんこつラーメン並盛りで。カヲル君は?」
カヲル「僕もとんこつラーメンの並盛り、チャーシュー抜きで」
ヘイリョウカイ!
シンジ「こうやって出掛けるのも久しぶりだなあ」
シンジ「最近は期末テストの勉強会とかで、皆張り切ってるから」
カヲル「今日も勉強会の約束があったのかい?」
シンジ「うん、まあね。でも毎週毎週勉強会ってのもアレだからさ」
シンジ「今日は風邪気味だから行けないって、委員長に連絡入れておいたよ」
カヲル「僕の我儘に付き合わせてしまったみたいで悪いね」シュン
シンジ「ううん!僕、カヲル君と二人で出掛けたらきっと楽しいだろうなってずっと思ってたし」
シンジ「昨日カヲル君が僕を誘ってくれて凄く嬉しかった」
ヘイ、オマチドー!
カヲル「シンジ君...」ダキッ
シンジ「わわわ、カヲル君!ラーメン来てるよ!」
シンジ「(めちゃくちゃ良い匂い)」
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シンジ「」ズルズルズル
カヲル「」ズル、ズル、ズル
シンジ「(カヲル君のお箸の持ち方が独特過ぎる)」
カヲル「ふん、おいひいね」モグモグ
シンジ「とんこつラーメンに七味って合うの?」
カヲル「なかなか美味しいよ、食べてみる?」
シンジ「じゃあ一口だけ」ズルズル、モグ
シンジ「あ、意外といけるね!僕もかけてみよう」
カヲル「シンジ君の口に合ったようで何よりだよ」
ヘイラッシャイ!!!
アスカ「ヒカリったらたかが期末に気合入れ過ぎなのよ!」
ヒカリ「今日は確かに厳し過ぎたかも...ね、此処は奢るから午後もお願い!」
アスカ「まあ、そこまで言うなら...って」
シンジ「うわ、アスカ!?」
アスカ「バカシンジィ!アンタ仮病使って勉強会をサボるとはいい度胸じゃない!!!」
シンジ「それは...その、えっと」
アスカ「なぁにィ?そこのナルシスホモとデートのお約束があったからってサボった訳ぇ?」
アスカ「随分おアツいカップルですこと!」ギロリ
シンジ「うう、アスカ、そんな言い方は...」
カヲル「セカンド、誤解だよ」
アスカ「ああもう、ホモは黙ってなさいよ!」ギャーギャー
ヒカリ「こら、アスカ!」
カヲル「ほら、もうすぐ君の誕生日だろう?」
カヲル「でもシンジ君は君に何をあげれば喜んでくれるかとずっと悩んでいる様子でね」
カヲル「僕が昨日誘ったんだよ、セカンドの誕生日プレゼントを一緒に選ぼうと」
シンジ「カ、カヲル君」
アスカ「...そ、それならまあ...しょうがないわね」
アスカ「でも、仮病使って勉強会を休んだからにはとびっきりのプレゼントを用意しなさいよね!」
カヲル「ふふ、努力するよ」
カヲル「じゃあシンジ君、此処は僕が出すから出ようか」
シンジ「う、うん!」ガタ
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AM12:00
シンジ「はぁ...ごめんねカヲル君」
シンジ「まさかアスカと出くわすなんて考えもしなかったよ」
カヲル「いいんだ。謝るのは僕の方さ」
カヲル「これからセカンドのプレゼント選びをしなきゃいけなくなってしまったからね」
シンジ「アスカの誕生日、すっかり忘れてたから助かるよ!」
シンジ「あ、あっちのお店なんてどうかな?」
シンジ「ちょっと行ってみようよカヲル君!」ギュッ、タッタッ
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雑貨店 店内
シンジ「此処なら品揃えも豊富だし、アスカが気に入る物が見つかるかも!」
カヲル「セカンドの趣味とかは把握しているのかい?」
シンジ「........」
カヲル「していないんだね」
シンジ「ご、ごめん」
カヲル「謝ることはない、僕も把握出来ていないんだから」
シンジ「でもカヲル君ってセンス良いから、きっと見つかるよ」
シンジ「誕生日に貰ったカヲル君とお揃いのマグカップ、凄くお洒落でお気に入りだもん」
カヲル「僕だってシンジ君から貰った楽譜集はいつも持ち歩いているよ」
シンジ「えへへ、嬉しいな...///と、とにかくアスカへのプレゼントを探そうよ!」
カヲル「そうだね。セカンドは確かレッドを好んでいたはずだから、レッドカラーの何かが良いんじゃないかな」
シンジ「確かにそうだね...、よし、赤色の物を中心に見ていこう」
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シンジ「カヲル君!このお鍋なんてどうかな」
カヲル「シンジ君、セカンドは料理を普段しないんだろう?」
カヲル「もっとおつむと慎みの足りないセカンドにも使えるものにしないと」
シンジ「そうだよね、ゲルマン風情の使えるものなんてたかが知れてるからね」
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30分後
カヲル「ねえシンジ君、これならセカンドも使ってくれるんじゃないかな」
シンジ「わ、時計?アスカの部屋時計が無かったから丁度良いんじゃないかな?」
シンジ「デザインも女の子らしいし、きっと気に入ってくれるよ!」
カヲル「それじゃあこれを買おうか。僕からも何かプレゼントした方がいいのかな」
シンジ「そうだなー...、これとか?」
カヲル「これは...髪飾り?」
シンジ「アスカいっつもインターフェイス付けてるだろ?だからたまには新鮮かなーと...」
カヲル「そうだね、ありがとう。僕はこれをプレゼントすることにするよ」ニコ
シンジ「うん!ええと、レジは...」
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AM12:45
シンジ「やっと選び終えたね、とりあえずは一安心だ」
カヲル「立ちっぱなしで疲れただろう、この後は僕の家に来ないかい?」
シンジ「え、いいの?」
カヲル「構わないよ、何もない部屋だけどね」
シンジ「じゃあお邪魔させて貰おうかな?」
シンジ「カヲル君の部屋ってどんな感じなのか気になるなあ」
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カヲル宅
ガチャ
シンジ「おじゃましまーす...わあ!」
ガチャ
シンジ「(アスカの部屋程散らかってもいないし)」
ガチャ
シンジ「(綾波の部屋程質素な訳でもない)」
ガチャ
シンジ「(一人暮らしなだけあってワンルームだけど)」
ガチャ
シンジ「(システムキッチン、ユニットバス、タンクレストイレ完備!)」
シンジ「(僕が求めていたのはこういう部屋だったんだ...)」ウルウル
カヲル「何もないだろう?」
シンジ「有り過ぎて感動だよ」
カヲル「?」
カヲル「コーヒーでいい?」
シンジ「うん、ありがとう」
カヲル「そこのソファに座ってテレビでも観といてくれて構わないよ」
シンジ「じゃあ、お言葉に甘えて...」ピッ
シンジ「(ううん、やっぱりこの時間はあんまり面白い番組してないなあ)」
シンジ「(カヲル君って、普段どんなテレビ観てるんだろう)」
シンジ「(HDD...ちょっとくらい観てもいいよね)」ピッ
"めざましテレビ"
"めざましテレビ"
"めざましテレビ"
"めざましテレビ"
"めざましテレビ"
"めざましテレビ"
シンジ「(去年から一日欠かさずめざましテレビを録っているみたいだ...)」
シンジ「(しかもどれも録画してるだけで一回も観ていないらしい)」
シンジ「(カヲル君ってつくづく不思議だよなあ)」
カヲル「おまたせ。暫くは僕の家でゆっくりしていくかい?」
シンジ「迷惑にならないならそうしたいな」
カヲル「ふふふ、嬉しいな」
シンジ「」ズズッ
シンジ「!このコーヒー美味しいね」
シンジ「一見苦そうなのに甘い」
シンジ「はは、何だかカヲル君みたいな味だね」
カヲル「それは良い意味として受け取ってもいいのかい」
シンジ「勿論だよ!」ズズ
カヲル「さて、時間はまだまだあるけど何をしようか」
カヲル「ゲームくらいなら一応買い揃えているよ」
シンジ「えーっと...あ、マリオしようか!」
カヲル「そうだね、協力プレイのゲームは穏やかで好きだよ」
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テテンテンテテンテン、テン
シンジ「うわああああダメージ受けた!」
カヲル「大丈夫だよシンジ君、君はまだ生きてる!」キリッ
シンジ「カヲル君、そこ立ってて!」
カヲル「なるほど、僕を台にして上に進むんだね!」
シンジ「クッパ出てきたよ!!」
カヲル「...やめようシンジ君、嫌な予感がする」
シンジ「ダメだよカヲル君!何の為に此処まで来たんだよ!」
カヲル「もういいんだ。あれは僕らじゃ敵わない」
シンジ「僕らじゃ敵わないって...」
シンジ「僕らなら倒せるんだって君が言ったんだ。だから僕は小さいままなんだよ!」バッ
カヲル「Wiiリモコンが...」
シンジ「カヲル君の為に、皆の為にクッパを倒す」
シンジ「そうすれば世界は戻る!そうすればピーチ姫だって...!!」
クッパ「...虎の子よん♪」ボソッ
カヲル「駄目だシンジ君...!」
ピーチ姫「やめろバカガキィ!!」
シンジ「うわあああああああああああああああああああああッ!!!」
テテンテテテテン
シンジ「ごめん...ついアツくなっちゃって」
カヲル「それは僕もだよ、また始めからやり直そう」
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PM17:00
シンジ「...あ、もうこんな時間なんだ」
カヲル「もう、帰ってしまうのかい?」シュン
シンジ「また来るよ、今日は凄く楽しかった」
カヲル「...僕の方こそ、今日はとても充実した一日が過ごせた」ニコッ
カヲル「僕は君を待っているからね、いつでも来るといい」
シンジ「ありがとう!じゃあまた明日、学校で!」ニコニコ
~ドキッ☆イケメン王子と秘密の一日デート 完~
ごめんなさい、眠気に苛まれて最後適当になりました。
個人的にシンジ君はカヲル君にデレデレだと◎
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