(・―・)「私のボディは柔らかいですよ?」パヨエンパヨエン
ヒロ「じゃなくて、その喋り方がなんだか丁寧すぎると思うんだ」
(・―・)「私はケアロボットなので、人の気分をそこねないように設定されてます。ヒロの気分をそこねてしまいましたか?」
ヒロ「そういうわけじゃないんだけど、他人行儀に聞こえるんだ。もっとこう・・・くだけた方がいいんじゃないかな」
(・―・)「私の場合、くだけるというよりも割れるという表現の方が正しいかと思います」
ヒロ「物理的なことじゃなくて。うーん・・・なんだか頭も固いみたいだね」
(・―・) パヨエンパヨエン
ヒロ「頭をつついて『やわらかいよ』アピールしなくてもいいよ」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1429854498
ヒロ「というわけなんだけど、皆どう思う?」
ハニーレモン「ベイマックスを壊すの!?ダメよヒロ!どうしてそんなこと言いだすの!?」
ヒロ「違うよ!もっとフランクな感じにしたほうがいいんじゃないかって思うんだ」
ハニーレモン「なぁんだ・・・ホっ・・・安心したわ」
ゴーゴー「ベイマックスの性格をいじるってこと?私は今のままでいいと思うけど」
ヒロ「そう言うと聞こえが悪いけど、口調の設定を変えてみようかってだけだよ」
ワサビ「どんな風に変えるんだ?あんまり変なのにしないでくれ。俺やだよ、ゴーゴーみたいにおっかないベイマックスなんで」
ゴーゴー「それ買うわ」ポキポキ
ワサビ「じょ、冗談だって!」
フレッド「今のままで十分いいと思うけどなぁ。まったく、天才さんの考えることはわかんねぇや」
ヒロ「色んなヒーローマンガやロボットアニメを参考にしてみようと思うんだけど」
フレッド「賛成さんせい!さっすがヒロだ!俺とおんなじことを考えてるんだな!」ヤヤァ!
ハニーレモン「ちょっと面白そうかも。色んなベイマックスが見れるのね!」
ヒロ「よーし、ベイマックス。色々試してみよう。大丈夫、科学に実験はつきものだ」
(・―・)「?」
カタカタッ ターン!
ヒロ「できた!ベイマックスの設定を切り替えたよ!」
フレッド「おおー!」
ヒロ「設定し直したチップを入れて・・・」ウィーン
(・―・)「・・・」
ヒロ「さあ、話してみて」
ハニーレモン「こんにちはーベイマックス!」
ワサビ「いや、話してってのはベイマックスの方だよ」
(・―・)「ハァイ!アイム ベイマァックス♪」
ハニーレモン「!?」
(・―・)「アナタノ ココロトカラダヲ マムォリマァース!」
ゴーゴー「なんでこんなに元気いいの」
ワサビ「クリスペプラーみたいだ!」
(・―・)「ワタシガキタカラ モウダイジョウブ!」
ヒロ「おっかしいなぁ。フレッドに見せてもらった漫画のヒーローを参考にしたんだけど・・・」
フレッド「どうしたベイマックス!もっとこう、オールマイトな感じで喋ってくれよ!」
(・―・)「HA-HAHAHAHAHA!]
ゴーゴー「無表情のままだから怖い」
ワサビ「これ戻せるよな?」
カタカタッ ターン!
ヒロ「できた!今度は優秀なAIシステムを参考にしたよ」
ゴーゴー「大丈夫なんでしょうね・・・」
フレッド「今度のはすっげー賢いAIが元なんだ!きっとベイマックスもすっげーいいロボットになるぞ!」
ヒロ「ではチップを入れて・・・」ウィーン
(・―・)「・・・」
ヒロ「さあ、喋ってみて」
ハニーレモン「ハァイ♪ベイマックス」
ワサビ「いやベイマックスの方に言ってるのであって・・・」
(・―・)「・・・」
ハニーレモン「あれ?動かないね」
ゴーゴー「へんにいじるから壊れちゃったのかも」
ヒロ「ええっ!?この設定は受け付けなかったのかな」
フレッド「そんな!せっかくカッコイイAIを参考にしたのに!ベイマックス!大丈夫か!?動いてくれ!」ボンボン
ワサビ「叩いちゃだめだフレッド。落ちつけって」
(・―・)「・・・」
フレッド「動け!ベイマックス!起きてくれ!動けぇぇぇ!」ボンボン!
ピコーン
(・―・)「おはようございます。ケア行動を開始します」
ゴーゴー「わ!動いた!」
フレッド「おおおおお!ベイマックス!自己紹介!自己紹介してくれ!」
(・―・)「独立型人間支援ユニット、ベイマックスです。操作説明を行いますか?」
フレッド「きたぁぁ!元ネタをそのまんま使ってるぅ!」イエァ
ワサビ「これ、むしろ元より固くなってないか?」
フレッド「なにいってんだよワサビ!今のベイマックスはすっげぇんだぞ!そうだヒロ!見せてやってくれよ!」
ヒロ「オッケー。ベイマックス、心臓マッサージだ!AED起動準備!」
(・―・)「AEDモードへ以降」ウィーン ウィーン
(・―・)「エネルギーライン、全機直結」カキョンカキョン
(・―・)「周囲安全確認、ロック」ピォーン
(・―・)「電気パッド、正常充電中」ピシュンピシュン
(・―・)「両掌、回転開始」サスリサスリ
ピキューン
(・―・)「うてます」
フレッド「な!」キラキラ
ヒロ「カッコイイでしょ!」キラキラ
ワサビ「目的を見失ってる」
ハニーレモン「ちょっとカッコイイかも」キラキラ
ゴーゴー「騙されてる騙されてる。ながったらしく言ってるだけだよ」
フレッド「ム、ゴーゴーはまだ新ベイマックスの魅力を理解していないみたいだな」
ワサビ「俺もカウントしてくれよ」
ヒロ「それじゃ、フレッドに言われた通りに設定した、あのやりとりをすればいいんじゃない?」
フレッド「その通り!ベイマックス、ゴーゴーに質問してみてくれ!」
(・―・)「ゴーゴーさん、あなたのスーツを装備しての高速移動は非情に優れているというデータがあります」
ゴーゴー「えっ・・・まあ、うん」
(・―・)「お見事です」パチパチ
ゴーゴー「あ・・・ありがとう」
フレッド「そうさベイマックス!ゴーゴーは足に車輪みてーなのをつけてすっげースピードで動けるし、悪人と戦うことだってできるんだぜ!」
ゴーゴー「ちょっ・・・なに」
(・―・)「人間でありながら、この記録は見事という他ありません」
フレッド「その通り!天才ランナーとでも呼んでやってくれ!」
(・―・)「天才ランナー」
フレッド「ほんとに呼ぶな!」
フレッド「ね!」キラキラ☆
ゴーゴー「なにが」
カタカタッ ターン!
ヒロ「他にも色んな機能をつけたよ!」
ゴーゴー「そのカタカタッ ターンがうさんくさいよ」
ヒロ「まあそう言わずに見てみてよ。ベイマックス!」
(・―・)「BAY-MAX READY」テロテロテロテロテロテロテロテロ♪
ギューン!
ゴーゴー「わ!」
ギュゥオーン!
ワサビ「す、すごいスピードだ!ゴーゴーと同じくらい速い!」
ビュン! ビューン! ビューン!
ハニーレモン「猛スピードであちこちを走りまわってる!これは一体なにをしているのヒロ?」
ヒロ「お掃除だよ」
ハニーレモン「わぁ♪」
ヒロ「足の裏にブラシが出て、高速で移動しながら掃除してるんだ。ワックスも出るよ」
フレッド「このスピードなら万里の長城だって一日でキレイにできるぞ!」
(・―・)「クリーニングメッセージ。お掃除完了。放熱を開始します。フレッド、つまようじをください」
フレッド「おうよ!」サッ
(・―・)<ツン ツン ツン
(・―・)<プシュゥー・・・・・・
ハニーレモン「動き回ったからこもった熱を出してるのね」
ゴーゴー「だからって風船ボディに穴あけなくても・・・」
ワサビ「効率悪いぞヒロ。それにベイマックスが以前にも増して丁寧すぎる口調になってるぞ」
ヒロ「フレッドと意見を交換した結果こうなったんだ。たしかに、フランクにするっていう当初の目的と違っちゃってたね」
フレッド「ようし!次はボイスを大山ノブヨに変えようぜ!」
ゴーゴー「ヒロ、しばらくフレッドの言うことは聞いちゃだめ」
フレッド「なんでだよ~。他にもいっぱいアイデアはあるんだぜ。ウォーズマンとかメダロットとかR2-D2とか」
ゴーゴー「ベイマックスをおもちゃにしないの!」
FONVのイエスマンとかおもしろいかも
カチャカチャッ ターン!
ヒロ「というわけで基本は元のベイマックスのまま、時々ランダムで口調や性格が変わるシャッフルシステムにしてみたよ」
ワサビ「なんでもできるんだな」
ハニーレモン「やはり天才か・・・」
ヒロ「これからはいつも通りのベイマックスだけど、たまに変わった口調になると思うから、皆の感想をきかせてよ。その感想を基にして、似合わない口調があったら除外していくから。最終的にはベイマックスにピッタリの口調が見つかるはずだよ」
フレッド「その中に俺が出したアイデアのもある?」
ヒロ「もちろん。ガオ!としか言わないのもあるよ」
フレッド「やったぜ!」
ゴーゴー「さきが思いやられる・・・」
ワサビ「ヒーロー活動してる時に変な口調になったら集中できないな。相手へのかく乱になるかもしれないが」
(・―・)「僕はヒーローじゃない!ケアロボット!」
ゴーゴー「わ・・・似合わない」
フレッド「この口調の時はボディを青と白のカラーリングにしなくっちゃな!」
ヒロ「ボイスチェンジャーまでは設定してなかったけど、今後は変えるよ。旧版と新版とどっちがいいと思う?ゴーゴー」
ゴーゴー「除外で」
>>13
詳しく教えてプリーズ
AI繋がりで主任(ACV)とかどーよ?
(・―・)「ヒロ、宿題は済みましたか?」
ヒロ「明日やるからいいよ。今日は新しい集積回路を見返すのでいそがしいんだ」
(・―・)「宿題は早く済ませるのをおすすめします。あとにまわすと面倒になりますよ」
ヒロ「平気だよ。すぐ終わらせられるから」
(・―・)「すぐ終わるのなら、今終わらすほうがいいですよ」
ヒロ「もー、そんなの僕の勝手だろ。そうだ!それならベイマックスが代わりにやってよ。僕の心をケアするんなら、面倒ごとを片づけてストレスにならないようにして」
(・―・)「一理あります。では、私がやりますね。コーホー」エンピツガシッ
ヒロ「てっきり自分でやりなさいって言うかと思ったけど、やってくれるんだ・・・これからは試験も代わりに出てもらおうかな。ところで、なんで両手にえんぴつを持ってるの?」
(・―・)「できました」スッ
ヒロ「は、早い・・・さすが、ありがとうベイマックス」
(・―・)「ヒロのストレスは緩和されましたか?」
ヒロ「もちろ・・・・・・ん?・・・何だこれ!計算式間違ってるよベイマックス!なんでここで100万×100万で200万にして、それを3倍にしてさらに3をかけて、1200万になるんだよ!めちゃくちゃな式だ!」
(・―・)「他の宿題をやります。砂は風に弱い、ブラックホールはオナラで破れる、物体は重い方が速く落ちる――」カキカキ
ヒロ「うわー!待ってまって!やっぱり僕がやるから!」グイグイ
(・―・)「ウギャア!タダシー!」
ヒロ「この性格はダメだ!除外しないと!」
>>16
アーマードコアは知らんのだ・・・すまない
見切り発進にもほどがあった。素直に反省している
まぁ>>1が知らないのなら仕方なし
そこからもっと知って学べばなおよし!
ところで(知ってるかは分からんが)PortalのAIたちはどうだろう
グラドスさんやウィートリー、宇宙コアとか
あと功殻機動隊のタチコマもどうかな?
(・―・)「ワサビは、どうしてワサビなんですか?」
ワサビ「む、難しいことを聞くんだな・・・そんなこと俺にもわかんないぞ」
(・―・)「生まれてくる子供にワサビと名付ける両親の神経に疑問を持ちます。心のケアが必要かもしれません」
ワサビ「名前のことか。ワサビは俺の本当の名前じゃないよ。本名は――」
(・―・)「では、なぜワサビと呼ばれているのですか?」
ワサビ「スシを食ってた時にワサビをこぼしたんだ。ほんの少しだぞ!?なのにフレッドが俺のあだ名をワサビにして浸透しちゃったんだ。俺の本当の名前は――」
(・―・)「つまりフレッドが悪いんですね?」
ワサビ「・・・わ、悪いって言うと聞こえが悪いが、まあ・・・そういうことかもな」
(・―・)「私にいい考えがある」
ワサビ「え」
(・―・)「悪人の顔をはいでやるんだ!」
ワサビ「べ、ベイマックスが壊れた!こんなのベイマックスじゃない!」
(・―・)「ゆくぞワサビ。共に悪を打ち倒すのだ。命令だ!」
ワサビ「ヒロー!ヒーロー!ベイマックスがー!」
(・―・)「ケアロボット戦士!出動!」ボスンボスン
ワサビ「待てまて待てー!ヒロが来るまで俺が止めなきゃ!壁におしつけるしかない!我慢してくれベイマックス!」ギュギュギュム
(・―・)「ほあああああああ!」
>>19
ぜ、全部しらない・・・世の中AIってたくさんあるのね。功殻のは姿はわかるけど
あんまり期待にこたえられんと思うけど短めに終わらすべ
ハニーレモン「やっほー!ベイマックス!」
(・―・)「んちゃ!」
ハニーレモン「あれ?なんだか気さくだね。そっか、ランダムな口調人格ってやつね」
(・―・)「ハニーレモンってつおい?」
ハニーレモン「ううん、ちーっとも」
(・―・)「ベイマックスはつおいよ!ヒロが特訓してくれたから!ウシシシ!」
ハニーレモン「カラテもできるんだよね!私がバッグから固い金属になるボールを出すから、カワラワリやって!カワラワリ!」ポン
(・―・)「ほい」バゴォ!
ハニーレモン「わー!すっごーい!めっちゃんこおそぎゃー!」パチパチ
(・―・)「ハニーレモンもつおいつおーい!バッグから色々出せるもん!」
ハニーレモン「えへへへー。そっかなー」ニマニマ
(・―・)「私とどっちがつおいか決めよ!かけっこで!」
ハニーレモン「いいよ!いっくぞー!」
(・―・)「キーン!」タタタ
ハニーレモン「キーン!キャハハハ!」タタタ
ワサビ「意気投合してるけどあれはないな」
ヒロ「あの人格も除外だね」
(・―・)「ホールドアップ!ベイマックスです」
悪人「いてて・・・ま、まいった!」
フレッド「今日もみーんな救われた!サンキュー!ビッグヒーロー6!」ヤヤァ!
ワサビ「俺達もヒーロー活動が板についてきたな」
ヒロ「ベイマックス、周囲にケガ人がいないかチェックだ」
(・―・)「了解ボス!」ピューン
ゴーゴー「この人格はなに?警察か何か?」
ベイマックス「警察でロボで勇者だぜ!いつかトレーラー型のオプションと合体してベイデッカーっていうロボになるアイデアを――」
(・―・)「ヒロ、ケガ人はいないようだ」
ヒロ「御苦労さま。さぁ、悪人をロープでしばって、後は警察にまかせよう」
ゴーゴー「ロープなんて誰かもってる?」
ワサビ「いいや」
フレッド「持ってない」
ハニーレモン「あるよー」サッ グルグルマキー
悪人「ちくしょう!ビッグヒーロー6め!覚えていろよ!」
(・―・)「これに懲りたら悪事をやめるんだな。もし、またお前が悪事をしたらば・・・」
(`・―・´)「I'LL BE BACK(戻ってくるぞ)」
悪人「ヒッ・・・う、うえぇぇん」ポロポロ
(・―・)「人間がなぜ泣くのかわかった。私は涙を流せないが・・・」
ワサビ「この人格も除外だな」
(・―・)「ヒロ、私の人格選定実験のことですが、順調といえるのでしょうか」
ヒロ「順調だよ。次々に除外していってるからもうすぐベイマックスにピッタリの人格と口調が見つかるよ」
(・―・)「ですが――ヒック!」
ヒロ「?」
(・―v)「ヒック――バッテリーの低下ですぅぅぅ―――ルィッ・・・」
ヒロ「まずい。充電するのを忘れてた。待っててねベイマックス、すぐに充電器を・・・あれ?充電器がないぞ!」
(○―・)「わた――ケアロボット――ワクチンビット展開、ワクチンビット展開――チュチュミィ――」ヒック!
ヒロ「お、落ちついてベイマックス。どうしてバッテリーが少なくなるとへべれけになっちゃうんだろう」
(v―v)「バッテリー――ルルルルルリリリリリリリリrrrrrr―――」
ヒロ「怖いよベイマックス!そのギュルルルっての怖いよ!」
(・―○)「静かにしましゅぅ――シィーーーッ――ルルルルルリリリリリリィィィィrrrrr――」
ヒロ「うわぁ怖い!キャスおばさーん!僕の部屋にあった赤い充電器しらないー!?」
キャス「ああ、クモの巣はっててホコリだらけだったから下でキレイに磨いておいたわよ」
ヒロ「あーもう!勝手に部屋に入らないでよ!」
キャス「大丈夫よ。ベッドの下はみてないから。ヒロも男の子ですものね」
ヒロ「なにいってるのさ!とにかく早く充電しないと・・・」
(○―○)「ルルルルルルリリリリリリrrrrrrrrr!」ダダダダダ
キャス「わー!こ、怖いッ!」
ヒロ「お、おばさん!くっつくかないで!」
ゴーゴー「ベイマックス。私と勝負よ」
(・―・)「突然ですね。なにごとですか?」
ゴーゴー「あの超スピードの掃除モード、あの時のベイマックスと私、どっちがスピードあるか勝負よ」
(・―・)「私はケアロボットです。スピード専門のあなたと勝負する意味がありません」
ゴーゴー「だからよ。ケアロボットと同じスピードだなんて言われたからには、負けてられないの」ガムプクー
(・―・)「ワサビに言われたことを気にしていたのですね。・・・いいぜ、付き合ってやる。10秒間だけな。STANDING-BY」ピピッ
ゴーゴー「やった!それじゃ、位置についてぇー」グッ
(・―・)「スタートアップ」ウィォンウィォンウィォン
(・―・)「BAY-MAX READY」テロテロテロテロテロテロテロテロ♪
ゴーゴー「GO!」ビュン!
(・―・)「ウゥワァァァーーーオ!」ポポロポポピーポポロポポピー
ゴーゴー「HA!なによベイマックス!R2-D2みたいな声だして!全然私の方が速いじゃない!それとも、私の後ろ姿に見とれてるのかしらー?」ギューン
(・―・)「イイ試合ニナルワケガナイ!ヘラクレスエンジン全開!ぐへへ、お嬢さんのヒップにくぎ付けでゴンス」
ゴーゴー「!!!」
BOK!
ゴーゴー「ヒロ、この人格口調消して」
ヒロ「どうして怒ってるの?」
フレッド「ベイマックス!これ装着してくれ!俺が準備したんだ!」
(・―・)「ヒーロー用の新しい外部装甲ですか?」
フレッド「これをつけて、前に教えたアレやってくれよ!」
(・―・)「では、優しさ合体!」バーン!
フレッド「おおお!」
(・―・)「白いボディに愛情込めて!癒せ皆の心と体!ケアロボット、グレートベイマックス!大好評レンタル・販売中!」バーン!
フレッド「おおほほーーー!いいぞベイマックス!他にもファイヤーベイマックス、スーパーファイヤーベイマックス、グレートベイマックスGX、ジェネシックベイマックスの合体パーツも準備してあるんだ!」
(・―・)「フレッド、私はケアロボットだ。悪いロボットの秘密結社と戦うわけでもないし、もうパワーアップを繰り返すだけの戦いはたくさんだ」
フレッド「あー・・・そっか・・・そうだな。ごめんベイマックス・・・ケアロボットだもんな」
(・―・)「その通り!努力と根性と優しさでがんばります!それがタダシシが私に託した思いです!ベイマックスは宇宙ケアロボットになるんでーす!無限の彼方へ!さぁ行くぞー!」
フレッド「そうだベイマックス!俺達がとってつけた人格や口調なんてダメだ!俺は決めたぞ!ヒロに言ってこの実験をやめるんだ!ベイマックス・・・色んな人格を組みこんだけど、それともお別れだ。最後に言うことはあるか?」
(・―・)「あなた達人間には信じられないことを私はしてきた・・・オリオン座の近くで燃える宇宙船みたいなはかない人格・・・タンホイザーゲートのオーロラのような綺麗な人格・・・」
フレッド「ごめんベイマックス、色々やりすぎてたな」
(・―・)「そういう思い出もやがて消える・・・時が来れば・・・涙のように・・・雨のように・・・・・・その時が来た」
ハニーレモン「と、いうわけでっ!元のベイマックスに戻りましたー!いぇーい!」ドンドンパフパフ
ワサビ「ごめんよベイマックス。おもちゃみたいにしちゃってたな」
(・―・)「私は気にしませんよ。ロボットですから」
ゴーゴー「フレッドとヒロの悪ふざけがすぎたね」
ヒロ「僕はマジメにベイマックスのことを考えてたんだよ。色々なことを試してこそ、科学は進歩するんだから」
フレッド「科学は常に前に進んでるってか。最新の掘削ドリルも尖ってないんだもんな。そうだベイマックス!ドリルを装備するってのはどうかな!?もちろん普段はそのままで――」
ゴーゴー「フレッド!」
フレッド「うっ・・・心が痛い」
(・―・)「大丈夫ですか?心臓の病かもしれません。綿密な検査を行いましょう」
ハニーレモン「うんうん!それがいいわ!安全にこしたことないものね!私も毎朝ラボの実験容器をぜーんぶ洗剤で洗ってるし!」
ワサビ「そうだな。ついでに全身をくまなく検査してやってくれ。内臓もぜんぶくまなくな」
フレッド「ちょ、ちょっと!冗談だろ!?」
ゴーゴー「私とハニーレモンはあっち行ってるから、存分にやってやりなベイマックス。ヒロ、科学的勉強も兼ねてたーっぷり見学してな」
ヒロ「勉強?これから何が始まるの?」
ワサビ「大惨事大変だ」
(・―・)「では、まずズボンを脱がします」
フレッド「ちょ!やめて!ウソだろ!」
(・―・)「この直腸カメラを・・・」ウィーン
フレッド「ほああああああああああああああああああああああああああああああ!」
(・―・)つ 「こんにちは。私はベイマックス」
(・―・)「私達の活躍を描いた映画、『ベイマックス』が、このたびMovie NEXにてソフト化されました」
(・―・)「聞きなれないかも単語かもしれませんが、ブルーレイ、DVDのようなものです」
(・―・)「もちろん、レンタルも開始されているので、どちらかの手段で映画を観賞することをおすすめします。笑顔になることは健康にも良いですよ」
(・―・)「お涙ちょうだいモノだと思われるかもしれませんが、それだけでなく、熱いヒーローモノですよ。実際に温度が高いわけではないので安心してください」
(・―・)「もちろん、泣ける感動作品でもあります。異性とのデートにもピッタリですよ」
(・―・)「このSSは全く面白くないものになってしまいましたが、ご安心ください。映画はちゃんと面白いので」
(・―v)「それでは、Movie NEXを読み込んだ画面の向こうでお待ちして――ヒック」
(v―v)「バッテリーの低下で――スゥ・・・」
全然おもしろくできなかったごめんなさい。見切り発進だめね
途中でロボもののアイデアをくれた方がた、ありがとうございました。へべれけベイマックスかわいい
映画ベイマックス、一家に一台
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません