ヒロ「ゼロツー、胸が触りたいんだ」 (42)

ゼロツー「……ダーリン?」

ヒロ「ほら、前に言ったじゃないか」

ゼロツー「そんな事、言われた覚え無いけど」

ヒロ「思っている事は、全部ちゃんと話そう、ってさ」

ゼロツー「ふーん……へぇー、そんな事思ってたんだ?」ニヤッ


ヒロ「ゼロツー……俺、フトシの胸が触りたいんだ」


ゼロツー「……」

ゼロツー「ダーリン?」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1526476383

ヒロ「? どうしたの、ゼロツー?」

ゼロツー「ねえ、よく聞こえなかったんだけどさ」

ヒロ「あっ、ゴメン。声が小さかった?」

ゼロツー「だからさ、もう一度だけ言ってくれるかな?」

ヒロ「もちろんだよ」


ヒロ「俺、フトシの胸が触りたいんだ!」


ゼロツー「ダーリン?」

ゼロツー「……」

ゼロツー「ダーリン? ダーリン?」

ヒロ「? さっきからどうしたのさ、ゼロツー?」

ゼロツー「ねえ、ボクの聞き間違いじゃないよね?」

ヒロ「えっ?」

ゼロツー「ダーリンは、胸が触りたいんだよね?」

ヒロ「うん」

ゼロツー「……誰の?」


ヒロ「フトシの」


ゼロツー「ダーリン? ねえ、ダーリン? ダーリン?」

ヒロ「ゼロツー? なんだか様子が変だよ?」

ゼロツー「そう見えるなら、きっとそれが正しいんだよ」

ヒロ「……ごめん、よくわからないや」

ゼロツー「ねえ、ダーリンは、ボクのダーリンだよね?」

ヒロ「当たり前じゃないか」

ゼロツー「……うん、そうだよね」


ヒロ「とりあえず、フトシの胸を触りたい、って話に戻っていいかな?」


ゼロツー「ダーリン!!」

ヒロ「ぜっ、ゼロツー!? 急にどうしたの、大声出して!?」

ゼロツー「……ねえ、ダーリンは胸が触りたいんだよね?」

ヒロ「う……うん」

ゼロツー「ダーリンは、ボクのダーリンだよね?」

ヒロ「そ……そうだけど、それが?」

ゼロツー「胸を触りたいと思うのは、誰?」


ヒロ「フトシ」


ゼロツー「……」

ゼロツー「ダーリン?」

ゼロツー「ねえ、どうしてそう思ったのかな?」

ヒロ「えっ?」

ゼロツー「ボク以外の胸が触りたいだなんて、さ」

ヒロ「ゼロツー……やっと聞いてくれる気になってくれたんだね」

ゼロツー「うん、色々するのは話を聞いてからでも良いかな、って」

ヒロ「色々? あははっ、何だよそれ」

ゼロツー「ううん、別に?」

ヒロ「それじゃあ、最初から話すよ」


ヒロ「どうして俺が――フトシの胸を触りたくなったのかを……」


ゼロツー「……」

ゼロツー「……あんまり聞きたくないなぁ」ボソッ

ヒロ「男子と女子で、真っ二つに別れちゃった時があっただろ?」

ゼロツー「ああ、あのケンカの時ね」

ヒロ「その時にさ、男子は水浴びしてさ」

ゼロツー「うん」

ヒロ「ゴローの作戦の一つだったんだけど、楽しかったなぁ……」

ゼロツー「ダーリン? それ、今関係ある?」

ヒロ「あっ、と、ゴメンゴメン!」

ゼロツー「……ねえ、早く続き」

ヒロ「うん」

ヒロ「あの時――」

  ・  ・  ・

ゾロメ「クッソー! 女子共め!」

ゴロー「まあまあ、そんなにカッカするなって」

フトシ「そ、そうだよゾロメ」

ゾロメ「ちょっとくらい良いじゃねーか! なぁ!?」

ゴロー「……まあ、女子の言い分もわからなくもないがな」

フトシ「お、俺はココロちゃんをエッチな目で見てなんかないからね!」

ゾロメ「んだとぉ!? お前、どっちの味方だ、コノ!」

むにゅんっ!

フトシ「ひあっ!?」

ゾロメ「!?」


ゾロメ「なっ……何なんだよ、この触り心地は!?」

ゾロメ「モニモニっつーか、ムニムニっつーか……!」

もみもみっ!

フトシ「やっ、やめろよゾロメ! あっ、ああんっ!」

ゾロメ「おい、デブ! お前、この感触を一人で楽しんでたのか!?」

もみもみっ!

フトシ「ひあんっ!? や、やめ……やめてえっ!」

ゴロー「おい、いい加減にしとけって――」

むにゅんっ!

フトシ「ごっ、ゴローまでっ!?」

ゴロー「……」


ゴロー「おい、この触り心地……マジかよ」

ゴロー「だらしなさの中に、たくましさもある……」

もみもみっ!

フトシ「ちょっ、ちょっとゴロー!? ああっ、上手いっ……!?」ビクンッ!

ゾロメ「何だってぇ!? 俺様はどうなんだよ、デブ!」

もみもみっ!

フトシ「で、デブって言う……ううんっ!?」ビクンッ!

ゴロー「先っちょとかどうなんだ? なあ、フトシ?」

ゾロメ「変な声出してねえで返事しろっての、おい!」

フトシ「や、やめ……も、もう、もうっ!」ビクビクンッ!


フトシ「ココロちゃ――んっ!」ビクーンッ!

  ・  ・  ・

ヒロ「――って事があったらしいんだ」

ゼロツー「ダーリン、それは地獄って言うらしいよ?」

ヒロ「そうなの?」

ゼロツー「うん。他の女子に言ったら、大変な事になる」

ヒロ「……そんなに?」

ゼロツー「そんなにだよ、ダーリン」


ヒロ「でも……俺も、フトシの胸が触りたいんだ」


ゼロツー「……」

ヒロ「あの日以来、俺以外の男子はフトシの胸を触ってるんだ」

ゼロツー「あれ? もしかして、ダーリン仲間外れなの?」

ヒロ「……うん」

ゼロツー「へぇー? ダーリン、まだ胸が触れてないんだ?」

ヒロ「……俺だって、触らせてくれって頼んだんだ」

ヒロ「――でもっ! 皆が言うんだ!」


ヒロ「お前は他の胸を触ってろよ、ダーリン!……って!」


ゼロツー「……」

ゼロツー「へぇー?」ニンマリ

ゼロツー「ねえ、ダーリン。それってどういう意味かなぁ?」

ヒロ「……わからない。俺にはわからないよ……ゼロツー」

ゼロツー「はーい! ここで大ヒントでーす!」

ヒロ「ゼロツー? ヒントって……?」

ゼロツー「ダーリンは、ボクのダーリンだ」

ヒロ「うん」

ゼロツー「つまり、ダーリンが胸を触るべきなのは?」ニンマリ


ヒロ「フトシ」


ゼロツー「……」

ゼロツー「ダーリン? ヒントは聞いてたのかな?」

ヒロ「えっ、あっ、ゴメン……フトシの胸の事で、頭がいっぱいで」

ゼロツー「うん、謝って欲しい事が一つ増えたよ、ダーリン」

ヒロ「ゼロツー……俺は、どうしたら良いんだろう」

ゼロツー「どう、って?」

ヒロ「どうしたら、フトシの胸が触れるようになるかな?」

ゼロツー「……それをボクに聞くのかい?」

ヒロ「ああ……だって――」


ヒロ「ゼロツーは……俺の信頼する、大切なパートナーだから……さ///」


ゼロツー「……」

ヒロ「ゼロツー、一緒に考えて欲しいんだ!」

ヒロ「フトシの胸を触る方法を!」

ヒロ「キミとなら、何だって出来る! どこまでも飛べる!」

ヒロ「フトシの胸だって、触りまくれる!」

ヒロ「だから、お願いだゼロツー! キミの答えを聞かせてくれ!」


ヒロ「フトシの胸を触るには、どうしたら良いかを!」


ゼロツー「……」


ガチャッ!


イチゴ「――うるっさいわよ! 何時だと思ってるの!?」


ゼロツー「……」ドンヨリ


イチゴ「な……何かあったの?」

  ・  ・  ・

ヒロ「――という訳なんだ」

イチゴ「……!?」

ゼロツー「ダーリンは本気だよ……ボクだって信じたくないけど」

イチゴ「そ、そんなに胸が触りたいの……!?」

ヒロ「ああ、触りたい」

イチゴ「……」


イチゴ「それじゃあ……練習とか、必要じゃない?」


ヒロ・ゼロツー「練習?」

イチゴ「ほっ、ほら! ヒロはいきなり胸を触って、上手く出来るの?」

ヒロ「それは……わからないけど」

イチゴ「でしょ? だから、練習が必要だと思うの」

ヒロ「だけど、練習って言ったって……」

イチゴ「ねえ、ゼロツーもそう思わない?」チラッ

ゼロツー「……」ニヤリ


ゼロツー「そうだねぇ、ヘタクソは嫌われるよ、ダーリン?」

イチゴ「嫌われたら、ちょっと触っただけで終わりになっちゃうかも」


ヒロ「そっ、そんなっ!?」


ゼロツー・イチゴ「……」

…ガシッ!

  ・  ・  ・

ヒロ「……ねえ、目隠しって必要なの?」

イチゴ「あっ、当たり前でしょ!?」

ゼロツー「目隠しされたダーリン……イタズラしたくなっちゃうなぁ」

ヒロ「ぜっ、ゼロツー!?」


イチゴ「ちょっと! それが目的じゃないでしょ!?」ボソボソ

ゼロツー「えー、でもー」ボソボソ

イチゴ「アンタ、ヒロが変な道に進んでも良いの!?」ボソボソ

ゼロツー「それは、ちょっと困るなぁ……うん、かなり困るかも」ボソボソ


ヒロ「ねえ、何をするんだよ? おいってば?」


ゼロツー・イチゴ「……」

…ガシッ!

ゼロツー「ダーリンには、ある物に触って貰うよ」

イチゴ「そっ、それが、練習になるから! 心してよね!」


ヒロ「……はあ」


ゼロツー「ほら、そのまま手を前に出して、ダーリン」

イチゴ「いっ、勢い良くしちゃ駄目だからね!?/// そっと! そっとよ!?」


ヒロ「う……うん」

スッ…


ゼロツー「……お先にどうぞ。でも、ダーリンはボクのモノだから」ボソッ

イチゴ「わ……わかってるわよ……!///」ボソッ


ヒロ「……」

ヒロ「……」

…ぺたっ

イチゴ「……んっ」

ヒロ「何だろう……これ」

ぺたぺたっ

イチゴ「あっ、やっ……そんなに大胆に……んっ!?///」

ヒロ「これは……」

ぺたぺたっ


ヒロ「――背中?」

ぺたーんっ


イチゴ「……」

イチゴ「は?」

ヒロ「背中、だよね? 当たってるだろ?」

ぺたぺたっ

イチゴ「……本当に、そう思うの?」

ヒロ「うん」

ぺたぺたっ

イチゴ「……」

ヒロ「……残念だけど、これが練習になるとは思えないかな」

ぺたぺたっ


ヒロ「何も感じない」

ぺたーんっ


イチゴ「……」

イチゴ「ゼロツー? ちょっと一発、かましてもいいかな?」

ゼロツー「……まあ、さすがのボクも今のはダーリンが悪いと思うから、良いよ」

イチゴ「うん、ありがと」


ヒロ「えっ?」

  ・  ・  ・

ヒロ「……――っ!? 痛っ……!?」

ガバッ!

ゼロツー「おはよ、ダーリン」

ヒロ「ゼロツー? 俺、どうしてキミのベッドに寝て……?」

ゼロツー「こめかみにね、良いのがこう、ガツーンって入ったんだ」

ヒロ「どうしてそんな事に……?」


ヒロ「……あれ? イチゴは?」


ゼロツー「食堂で、牛乳ガブ飲みしてるよ」

ヒロ「なんで?」

ゼロツー「……」

ゼロツー「……はぁ、もう面倒くさくなっちゃったな」

ヒロ「ぜっ、ゼロツー?」

ゼロツー「ねえ、ダーリン?」


ゼロツー「キミは、ボクのダーリンだろ?」

…スルッ


ヒロ「っ!?/// どっ、どうして服を!?///」

ゼロツー「ねえ、ボクの胸を見て、どう思う?」

ヒロ「どう思うって……とっ、とにかく服を着てくれって、ゼロツー!///」

ゼロツー「それは駄目」


ゼロツー「ねえダーリン――ボクを見てよ」


ヒロ「……ゼロツー?」

ゼロツー「最初に……ううん、大きくなって、また会った時」

ヒロ「う……うん///」

ゼロツー「ダーリン、ボクの裸を見てたじゃないか」

ヒロ「そ、それは……誤解で!」

ゼロツー「ねえ、ダーリン。ボクの胸、どう?」

ヒロ「どう、って……その……」チラッ


ヒロ「……き、綺麗だ///」


ゼロツー「……ダーリンのエッチ」ニンマリ

ゼロツー「その、綺麗だと思う胸を見て、他に何か無い?」


ヒロ「早くフトシの胸が触りたい」


ゼロツー「ボクの胸を触れって言ってんだ!」



おわり

こんなくだらないもん最後まで読んでくれてありがとう
気が向いたら量産します


HTML化依頼出しときます

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom