提督「よいしょっと」北上「またなんか持ってきた?」 (14)

提督「ん?あぁ、最近鎮守府に泊まり込みで仕事することが多い、自前の布団一式を持ち込んだんだよ」

北上「あー、まくらが変わるとねれないタイプー?」

提督「うむ、鎮守府の仮眠室のやつはどうもまくらが高くてな」バサッ

北上「あーわかるかも……あれ?」

提督「どうした」

北上「提督、まだこんな分厚い布団使ってるの?」

提督「うむ」

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北上「もうこんなにあったかいのに~。もうすぐ五月だよ?一年の三分の一が終わるんだよ?」

提督「そうか、もうそんなに……歳のせいか、一年が早い……いやしかし、この布団は譲れんな」

北上「暑くないの?毛布まであるじゃん」

提督「今の時期風邪をひきやすいからな」

北上「え~?」

提督「いやほんとだぞ?まだインフルエンザの可能性もある、昼と夜の寒暖差で体調を崩すのも珍しくない」

北上「まさか~、綿毛が飛び交う季節に……」

コンコン……

提督「む、入っていいぞ」

夕立「失礼しますっぽい~……こほっ」

北上「ありゃ」

夕立「提督さ~ん、夕立、なんかふらふらするっぽい~……」

提督「あぁ、こんなに顔が真っ赤じゃないか……ほら、ソファに座りなさい」

提督「体温計はどこだったか……ほら、俺の上着を羽織ってなさい」パサ

夕立「うぅ、ありがとうっぽい……」

北上「いったそばから来ちゃった……スゴイだるそうだよ、だいじょぶ?」

夕立「うぅーん、頭グラグラして、体が痛いっぽい……こほっこほっ」

提督「お、あったあった体温計……ほら、くわえてなさい」

夕立「ぽい」パクッ

北上「……ここはなんでこんなに医療道具が揃ってるの?」

提督「主に俺のためだ」

北上「へー……」

提督「うーむ、昨日の夜には夕立に具合が悪そうな様子は見当たらなかったが……夜更かししたか?」

夕立「」フルフル

提督「だよな、白露たちもいるしそんなことは……」

北上「引く時は引くんじゃないの?」

提督「かもしれんが、ここは大所帯だからな、何かしら原因があるとしたら探らねばならない……」

ピピピッ

夕立「ぽいっ」

提督「終わったか、どれ……なに!?8度2分だと!?」

北上「お、けっこー高いね」

提督「仕方がない。夕立、俺の布団がやじゃなけりゃそこで寝てなさい、もう引いてあるから」

夕立「うん、だいじょぶっぽい……」フラ~

提督「北上、洗面器に水を張って、タオルをもってきてくれ、それと……」

提督「よし、これでいい」

北上「完全に病人スタイルだね~」

提督「夕立、気分が悪くなったりしたらすぐに言えよ、俺はそばで仕事してるからな」ナデナデ

夕立「うん……」

提督「さて……北上、全艦娘に通達、食堂に集まるように伝えろ」

北上「はーい」





ガヤガヤ

叢雲「急に呼び出しなんて、なにかしらね」

山城「なんかあったのかしら……」

提督「」カッカッカッ

電「あ、提督が来たのです」

提督「えー、こほん……みんな、急に呼び出してすまんな、実は緊急の連絡事項がある。本日予定されていた出撃、演習は全て中止だ」

「「「えー!?」」」

提督「実は一名高熱を出したものがいてな。それで少し思うことがあり全艦娘の寮を検査することにした」

北上「えー、と。各部屋の一番艦は、このプリントに記されたチェック項目を人数分全部埋めて、提出することっ」

提督「あと、今日1日は執務室に入らないように。用事がある場合はノックをすれば俺が外に出て伺う。しかし極力控えるように……ただし体調に変化があれば別だ。すぐに俺か北上にでも伝えてくれ」

北上「じゃあ一番艦の人は取りにきてー」

提督「よし。じゃあ俺は夕立を医者に連れて行ってくる。北上はその間チェックがちゃんと行われていることを確認してくれ」

北上「はいはーい」

提督「よし、夕立、立てるかー?」

夕立「うー……むりっぽい……」

提督「そうか。じゃあおぶってくか。ほいっ」ヒョイ

夕立「ぽい……」

提督「じゃ、いってくる」

北上「いってらっしゃーい」



北上「さて、頼まれたことをやるとしますか」

北上「じゃあ、さっそく>>12の部屋をチェックするかな」

一番艦の名前>>12

秋月

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