悟空「うはっ、こりゃあすげえや!」
ベジータ「カカロット、キサマ一体何を見ている?」
悟空「おっ、ベジータか!ちょうどいいところに来たな!とりえーずこれみてみろよ。今最初からにしてやっから」ポチッ
ベジータ「なんだと?」
「波動拳っ!波動拳っ!」
ベジータ「なんだコレは?ただのテレビゲームの映像じゃねえか!カカロット、キサマこのサイヤ人の王子ベジータ様につまらん映像なぞ見せやがって!!」
悟空「まぁまぁ、ここからがすげぇんだって!見てろよ~?」
ベジータ「ふんっ、もう体力ゲージもまるでゼロだ。この白い道着の男め、女なんかに負けやがって情けない野郎だ」
悟空「…へへっ」ニヤリ
「レッツゴージャスティーン!」
ベジータ「これで終わっ……ダ、ダニィ!?」
「フッ、フッ、フッ、フッ、フッ、フッ、フッ!フッ、フッ、フッ、フッ、フッ、フッ、フッ!…フッ!」
ベジータ「あ……な、何だと!?」
「K.O」
ベジータ「あの状況から捲りやがった…!」
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悟空「な、すげえだろ!」
ベジータ「………ふんっ、今のがなんだというのだ!たかがゲームだろう」
悟空「ふーん、ならおめえ出来るんか、今の?」
ベジータ「カカロット、キサマこの俺様を誰だと思っていやがる!?サイヤ人の王子ベジータ様だぞ!」
悟空「そんじゃあホレ」スッ
ベジータ「む、何だコレは?」
悟空「3rd online editionだ。これのブロッキング10っての押せばさっきのと同んなじ状況から練習出来っからやってみてくれよ」
ベジータ「ふんっ、舐められたもんだぜ」
悟空「やり方は知ってっか?」
ベジータ「黙って見ていろ。こんなもの朝飯前だ!」
悟空「すげえ自信だな」
~10分後~
ベジータ「はぁぁぁぁぁぁぁぁあ!」ガチャガチャガチャ
「うわぁー」
ベジータ「くそったれめぇー!!」
悟空「あーあ、また失敗かよ。おめえオラよりヘタクソじゃねえか」
ベジータ「ふざけやがって!どうなってやがる!?」
悟空「おめえそんな風にガチャガチャやってっからうまくいかねえんだよ」
ベジータ「黙れっ!カカロットの分際で俺様に指図するなぁっ!」
悟空「しょうがねえな、オラもあんま上手くねえけど手本見せてやっからよーく見ておけよ?」
ベジータ「ふんっ、キサマなんぞに出来るわけがなかろう」
「GO」
悟空「よっ」
「フッ…うわぁー」
ベジータ「ダニィ!?」
悟空「へへっ、一回だけだったけど上手くいったぞ」
ベジータ「キ、キサマ今何をした…!?」
悟空「だからよぉ、相手の攻撃がくるほんのちょっと前にレバーを相手の方向に倒すんだ。そしたらブロッキングってヤツができる」
ベジータ「カカロット!何故それを早く言わないんだ!」
悟空「何回も言ってんのにおめえが聞く耳持たなかったんしゃねえかよ」
ベジータ「黙れぇ!…ふんっ、やり方さえわかればこんなもの……どけカカロット!次は俺様の番だ!」スッ
悟空「そんなに甘くはねえと思うぞ?」
ベジータ「ふんっ」ニヤリ
「GO」
ベジータ「はぁぁぁぁぁぁぁぁあ!」ガッ
「うわぁー」
悟空「ほらな?一回も出来なかっただろ!難しいかんなぁ」
ベジータ「……黙って見ていろ。今のは軽いウォーミングアップだ。次が本番だ」
悟空「おめえ何分ウォーミングアップすりゃ気が済むんだ?」
「GO」
ベジータ「はぁぁぁぁぁぁぁぁあ!」ガッ
「うわぁー」
「GO」
ベジータ「はぁぁぁぁぁあ!」ガッ
「うわぁー」
「GO」
ベジータ「はぁっ!」ガッ
「うわぁー」
~1時間後~
ベジータ「な、何故だ!?何故一度も成功しないんだ!?」
悟空「…なぁベジータ、もうおめえ帰ってくんねえか?オラも練習してえのにおめえばっかやるから全然出来ねえぞ」
ベジータ「………カカロット、キサマもしや俺様に嘘のやり方を教えやがったな?」
悟空「なっ…、おめえオラを疑うんか!?」
ベジータ「ならどうして一度も成功せんのだ!この俺様が本気でやっているのにも関わらずだ!」
悟空「そりゃあ、おめえがヘタクソだからだろ」
ベジータ「くっ…このサイヤ人の王子ベジータ様をコケにしやがって…!許さん!許さんぞぉー!」
悟空「何怒ってんだおめえ?ゲームぐれえで怒んなよベジータ!」
ベジータ「黙れカカロット!……いいか、一週間…一週間だ!一週間でキサマを超えてやる!」
悟空「……へぇ、おめえたった一週間でオラを超えられんのか」
ベジータ「ふんっ、その余裕ヅラをしてられるのも今のうちだけだ。一週間後…キサマに進化したスーパーベジータ様の姿を拝ませてやるぜ!」
悟空「スーパーベジータだと!?」
ベジータ「はーっはっはっはっはっ!」バシュッ
悟空「ベジータのヤツ…えれえ本気だったな。こりゃあオラもうかうかしてらんねえぞ!」
~カプセルコーポレーション~
ウィーン
ベジータ「トランクス!トランクスはいないか!」
トランクス「あっ、パパおかえり!また悟天家に行ってたの?」
ベジータ「ふんっ、ただの時間潰しだ」
トランクス「へぇ。あ、それで僕に用があるんでしょ?まさか遊園地に連れて行ってくれるの!?」
ベジータ「トランクス、お前3rd online editionとかいうテレビゲームを知っているか?」
トランクス「何それ知らないよ」
ベジータ「ちっ」
トランクス「ストリートファイターⅢ3rdSTRIKEなら知ってるけど」
ベジータ「そんなもんは知らん」スタスタ
トランクス「あっ、パパぁ!」
ウィーン
ベジータ「ブルマ!ブルマはいないか!」
ブルマ「あらベジータ!あんたが昼間に家にいるなんて珍しいじゃない。いつもはトレーニングとか言って何処かに行ってるのに」
ベジータ「そんな事はどうだっていい。金だ。金をよこせ」
ブルマ「もう何よっ!たまには家族サービスくらいしなさいよね!……はい、1000万ゼニー。これだけあれば好きなトレーニング器具だって買えるでしょ?」
ベジータ「ふんっ。これはありがたく頂戴して行くぜ」スタスタ
ブルマ「もう、素直じゃないんだから」
ベジータ「……何処に売っているのかカカロットに聞くか」
prrrr prrrr
ガチャ
悟空『おすっ、オラ悟空!……じゃなかった。孫ですけどおめえどちら様だ?』
ベジータ「カカロットか。俺だベジータ様だ」
悟空『おっ、ベジータか!さっき帰ぇったばっかなのにどうしたんか?』
ベジータ「3rd online editionが何処に売っているのか教えろ!」
悟空『なんだおめえ、それが人にものを聞く態度なんか?オラそんな言われ方してもぜってえ教えねえからな!』
ベジータ「ぐっ、くそったれめぇ!キサマにはもう頼まん!」
悟空『なんだよただの冗談じゃねえかよ怒んなって』
ベジータ「ならさっさと教えろ!今すぐにだ!」
悟空『……そんなもんトランクスにでも聞きゃあいいじゃねえか。オラも悟天がもう持ってたから本当は買い方とかはわかんねぇんだ』
ベジータ「ダニィ!?カカロット、キサマこの俺様を騙し…
悟空『あんま長電話してっとチチに怒られっからもう切るぞ!じゃあなベジータ!』
ベジータ「カカロット!待っ
ツー ツー
ベジータ「ちぃっ、カカロットの野郎め」
ベジータ「…まぁいい、ヤツの言う通りトランクスに買わせるか」スタスタ
ウィーン
ベジータ「トランクス」
トランクス「あ、パパ!ちょっと待ってて今悟天と対戦してるから!…よっ、ほっ…」ガチャガチャ
ベジータ「何っ?カカロットの息子と対戦しているだと?ふんっ、騙されんぞ!この部屋にはお前の気しか感じんのだからな!」
トランクス「そりゃここにはいないよ。今はネット対戦してるんだから悟天は自分家だよ。……ていっ!あ痛て!やるな悟天のヤツ」ガチャガチャ
ベジータ「ネット対戦だと…?む、これは…」
「波動拳!」
「フッ!」
ベジータ「ダニィ!?」
トランクス「パパちょっとうるさいよ静かにしててくれる」
ベジータ「ちぃっ」
ベジータ(しかしこれはどういうことだ?トランクスがやっているのは3rd online editionで間違いない!しかもブロッキングをこうも簡単にこなしていやがる!)
「K.O」
トランクス「ふぅ、危なかったー」
ベジータ「…勝ったのか?」
トランクス「何とかね!でも悟天のヤツ段々と強くなって来てるよ」
ベジータ「カカロットの息子に負ける事は許さん!たとえどんな事であろうとな!」
トランクス「う、うん…それでパパ、今度はどうしたの?」
ベジータ「……トランクス」
トランクス「ん、何?」
ベジータ「家族サービスだ。コントローラーをよこせ」
トランクス「えっ、ウソ!?パパがゲームで遊んでくれるの!?やったぁー!」
ベジータ「トランクス、さっきのエネルギー弾を光って弾く技を見せてみろ」
トランクス「あ、うんブロッキングの事だね!こんなの余裕だよ!見ててねパパ!」ガチャガチャ
ベジータ(ククッ…カカロットめ、今に見ていろ)ニヤリ
~一週間後・悟空宅~
ベジータ「勝負だカカロット!」
悟空「来いっ、ベジータ!」
ベジータ「まずはこの俺様からやらせてもらおう。ククッ、ベジータ様のブロッキング技を見やがれぇ!」
「GO」
ベジータ「はぁぁぁぁぁぁぁぁあ!」ガッガッガッ
「フッ、フッ、フッ、フッ、フッ、フッ、フッ!」
悟空「な、何!あのベジータがブロッキングを…!」
「フッ、フッ、フッ、フッ、フッ、フッ、フッ!…
悟空「まさかっ…」
ベジータ「ふんっ」ガッ
「フッ!」
ベジータ「はーっはっはっはっはっ!どうだ!見たかカカロット!」
悟空「うひゃー、オラたまげたぞ!ほんの一週間前は一回も出来なかったのに全部ブロ取っちゃうんだもんな」
ベジータ「ふんっ、これがスーパーベジータ様の実力だ!さぁカカロット、キサマの番だ!」
悟空「ベジータ、お前は確かにすげえよ。……けどな」
「GO」
悟空「よっ」ガッガッ
「フッ、フッ、フッ、フッ、フッ、フッ、フッ!」
ベジータ「まさかっ!」
「フッ、フッ、フッ、フッ、フッ、フッ、フッ!…フッ!」
ベジータ「!?」
「いくぜっ!疾風陣雷脚!」ピカーン
ベジータ「……なん…だと!?」
悟空「最後の超必殺技まで決めねえとダメなんだぜ?」ニヤリ
ベジータ「く、くそったれめぇ!……だが今に見ていろ!いいかカカロット!キサマを必ず超えてやる!必ずだ!」
悟空「へへっ、ならオラは今のオラを超えてもっと強くなって待っててやるよ、ベジータ!」
ベジータ「ふんっ、ぬかせ」
こうして最強の自宅警備員二人による戦いは幕を開けたのであった
【完】
くぅ疲ww
3rd布教SSでした。
HTML化依頼出してきま
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