リヴァイ「冬に生まれた俺の夏は」(4)

リヴァハン
ハンジは女
現パロ記憶あり転生
リヴァイは三十路
ハンジは28くらい
ブラック企業の会社員をやってる

頑張る

俺はここの人間ではない

元々繁華街のゴロツキをやっていた人間だ

毎晩毎晩賭け事をしては

ゴロツキ仲間と馬鹿みてぇに笑ったり

その辺の弱ぇ奴らの喧嘩を買ったりした

そのときは何を思っていたか 明確にはわからないが

強さを求めていたのだろう

俺は最強になりたかったんだと思う

そしてようやく 街一番のゴロツキをブッ飛ばし

街一番と言う呼び名は俺が貰った

俺は最強になった

それからは新たな強さを求めるようになった

俺が最強になったのだから

俺以上の強さはもう 存在しないのだ

途端に人生が退屈に感じた

ゴロツキ仲間と馬鹿みてぇに笑ってた頃を思い出す

もうあいつらは 俺の近くにはいない

理由はわかっているから何も言わないが

俺は最強になって何をしたかったのだろうか

今まで感じなかっただけで

俺の人生は元々退屈なものなのだと

俺は退屈な人生を歩む運命なのだと

そう思うと 独りで何もないところを歩いているような気分になる

今もそうだ

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