早苗「女は酒に強くなくっちゃぁね!飲み比べよ!」
真奈美「アイドルは遊びじゃあ無いんだ。それに未成年が参加出来ないだろう。やはり料理対決で決めたほうがいい」
早苗「何よ!?」
清良「まぁ、二人とも落ち着いて...」
時子(アレは男女の真奈美にアホの早苗、そしてナースデビル清良ね…。 一体何を話しているのかしら)
真奈美「栄えあるシンデレラガールをそんなもので決めようだなんて、おこがましいと思わないかい?」
時子(!?)ガタッ
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早苗「あら時子ちゃん!聞いてたの?」
時子「『時子ちゃん』ですってぇ!? チッ、兎も角今の話を詳しく聞かせなさい」
清良「『ジオンは何故水中用MSを大量に作ったのか』ですか?」
時子「全然違う。シンデレラガールの決め方についてよ」
真奈美「なんだそれか。 ここの所、シンデレラガール総選挙に疑問をもつ人が増えてきてね、はっきり言って従来のやり方では限界が来ていると思う」
早苗「総選挙なんて名目だけど、実際は財布の中身でのひっぱたき合いじゃない」
時子「確かに...。一部の資本主義の豚共のせいでこの時子様の魅力が無視されるなんて、我慢ならないわね」
清良「そこで私たちで代案を出そう、という事になったんです」
時子「それより…。 今日は何の日か、貴方たちご存じかしら?」
清良「えーと、『よい歯の日』ですね」
真奈美「山本五十六の命日だろう?」
早苗「ミ、ミッキーマウスの誕生日の7ヵ月前」
時子「誰も知らないの?今日は私が地上に生まれ出た日、クリスマス並みのビッグイベントよ」
3人「な、なんだってー!?」
時子「そうと分かれば誕生パーティの準備よ。この私に使われる事を喜んで、キリキリ動きなさい!」
真奈美(これは面倒になったな…。 時子の事だ、不機嫌にさせたら聞仲の如き勢いで鞭を振り回すぞ)
早苗(その場合はあたしたち総出で止めるとして、P君が危ないわよ! パーティでP君を公開火刑にして豚の丸焼き….とかやりかねないわ!)
真奈美(そうだ清良!君がパーティを上回るようなナイスな案を出してくれ!)
早苗(私たちは助かるし本来の目標も達成できるしで、一石二鳥ね)
清良(私がですか!?)
真奈美(君は強い看護師だろう! ヒッヒッフ、ヒッヒッフのリズムで1つ生み出してくれ!)
早苗(清良ちゃんの持ち味を活かして!)
清良(私の…持ち味…)
時子「グダグダ駄弁っていないで、準備を始めなさい!遅れた奴はお仕置きよ?」
清良「時子さん」
時子「アアン?」
清良「カンチョーでシンデレラガールを決めるのはどうですか!?」
3人「 ! ? 」
早苗「…ふふふ、カンチョーねぇ」ゴゴゴゴゴゴ
真奈美「成程、盲点だったな」ゴゴゴゴゴゴ
時子「面白そうじゃない? 退屈しのぎにはなりそうね…」ゴゴゴゴゴゴ
清良(あ、意外とウケてる)
3人『 こりゃパーティどころじゃないぜ!! 』
カンチョーシンデレラ・カップの話題は瞬く間に346プロに広まり…
8名の野心溢れるアイドルが参加を表明した。
各々が各々の全力を以て練習を重ね….
ついに、その時が来た!!!
~~~1週間後、346プロ地下闘技場~~~
ワァーワァー ギャーギャー
ちひろ「みなさーーーん!! カンチョーシンデレラ・カップへよーーーこそ!! 実況はこの私、千川ちひろが!」
モバP「解説はモバPでお送りします。てか346プロにこんな施設があったんですね」
ちひろ「ところでPさん、何故シンデレラガールを決めるのにカンチョーが選ばれたのでしょうか?」
P「考案者の清良さんの話によると」
・大人から子供まで広く親しまれているから
・殺るか殺られるかの真剣勝負で、勝者が分かりやすいから
・アイドルが衆人環視で菊門を散らしていくと書けば男共が集まってくるから
Etc
P「だそうです。俺も不思議に思う事があるのですが」
ちひろ「はい?」
P「346プロに所属するアイドルは優に100を上回ります。なのにたった8人でその頂点を決めてしまっても、良いのでしょうか?」
ちひろ「甘い、甘いですねPさん」
P「?」
ちひろ「真の『敗者』というのはッ!開拓の心を忘れ!困難に挑戦することに無縁のところにいる者たちの事を言うのですッ!つまり、これに参加しないアイドルはその時点で敗者も同然という事です!」
P「逆に言えばこの戦いに敗者は存在しない!存在するのは冒険者だけ!という訳ですね! あと、投票制を無くしてまで許可を出した理由は?」
ちひろ「試合とは関係ないでしょう!試合とは! ルール説明お願いしますPさん!」
P「え、ええ。ではカンチョーファイトのルールを説明します」
カンチョーファイト国際規約7箇条
1. 菊門を破壊されたものは失格となる
2. カンチョー以外の攻撃をしてはならない
3. 菊門にカンチョーを受けても続行可能なら、何度でも立ち上がり優勝を目指すことができる
4. カンチョーファイターは己の菊門を守り抜かなくてはならない
5. 1対1の闘いが原則である
6. 346プロの代表であるアイドルは、その威信と名誉を汚してはならない
7. 下半身はブルマだ!
ちひろ「見覚えがあって色々突っ込みどころがあるルールですが、7番はどういう事でしょう?」
P「装甲に差がありますからね。防御力を均一にする配慮です」
ちひろ「男として興奮しませんか? この時代、ブルマなんてAVの企画モノぐらいでしか見られませんよ?」
P「しません。これからの惨状を考えてもみて下さい」
卯月「特別ゲストと誘われて来たけど…」
凛「これは…」
未央「失敗だったね…」
卯月「ねえ凛ちゃん、シンデレラガールとしてこの戦い、どう思う?」
凛「いや別に…ちひろさんは参加しなかったら負けって言ってたけど、参加したら負けでしょ、実際」
未央「まあまあまあ!格闘技の試合を間近で見れると思って!確かCu、Co、Paから全部出場してるんだよね?自分のとこの応援を頑張ろーよ!」
ちひろ「地上最強のアイドルが見たいかーーーーーーッッッ!!」
オオオオオオオォォォォーーーーッッ!!
ちひろ「私もですよ! 皆さん!」
P「全選手入場ですッッッ!」
豚殺しは生きていた!さらなる研鑽を詰み歩く拷問機械が蘇った!!
メディアの女王!財前時子だぁー!!
最強を示したいからアイドルになったのだ! お前の空手を見せてやれ!
中野有香!!
アイドルの仕事はどーしたッ 看護師の炎 未だ消えずッ!!
挿れるも壊すも思いのまま!! 柳清良だ!!!
私はスタジオヴォーカリストで最強なのではない アイドルで最強なのだ!!
御存知、木場真奈美!!!
冥土の土産にガラスの靴とはよく言ったもの 警察仕込みの格闘術が今、実戦で爆発する! 片桐早苗!!
福岡から炎の軍曹が上陸だ!!
峻烈闘技 大和亜季!!!
デカアァァァァァいッ説明不用!!185cm!!61,5kg!!
はぴはぴデビル 諸星きらりだ!!!
シンデレラの座は自分のもの それを邪魔するやつは思いきり突いて突いて突きまくるだけ!!
るろうにアイドル 脇山珠美!!!
ウオオオォォォォォォーーーーーッッッ!!!
卯月「す、すごい熱気!」
凛「まるで会場に茜と松岡修造が同時に来たみたい」
未央「うーん、どうも気になるなぁ」
凛「何が?」
未央「だってさ、この戦いでシンデレラ『ガール』を決めるんでしょ?でも過半数は大人じゃん」
R-20勢「!?」
凛「言われてみれば…。あ、あの人たち未央のことガン見してる」
未央「えっ」
時子「カス…」
清良「ゴミ…」
真奈美「クズ…」
早苗「第一回総選挙…」
亜季「圏外…」
未央「うぷっ!うええぇぇっ!」ロッパー
卯月「未央ちゃん!?」
凛「皆やめてあげて!未央の心の傷をこれ以上広げないで!」
P「観客席でひと悶着あったようですね。詳しくは人ごみで見えませんが」
ちひろ「皆さんもしびれを切らしているでしょうし、早く一回戦を始めましょう!なお、組み合わせは紹介順の二人とします!」
第一試合 財前時子 VS 中野有香
清美(審判)「両者、ステージへ!」
時子「押忍ッ!」
有香「ふん」
ちひろ「有香選手は上半身が道着、時子選手は80'sメタルバンドが着そうな鋲ジャン!それぞれのイメージを反映してでしょうが、ブルマのせいで台無しですッッッ!」
P「見てくれは置いといて、この試合はリーチ的に時子選手が一見有利です。しかし、有香選手には鍛えに鍛えた空手があります」
P「観客席でひと悶着あったようですね。詳しくは人ごみで見えませんが」
ちひろ「皆さんもしびれを切らしているでしょうし、早く一回戦を始めましょう!なお、組み合わせは紹介順の二人とします!」
第一試合 財前時子 VS 中野有香
清美(審判)「両者、ステージへ!」
有香「押忍ッ!」
時子「ふん」
ちひろ「有香選手は上半身が道着、時子選手はロブ・ハルフォードが着そうな鋲ジャン!それぞれのイメージを反映してでしょうが、ブルマのせいで台無しですッッッ!」
P「見てくれは置いといて、この試合はリーチ的に時子選手が一見有利です。しかし、有香選手には鍛えに鍛えた空手があります」
卯月「うう…。どちらが勝つか予想付きません」
凛「今思ったけど、これ実質346一武道会だよね。誰が優勝してもおかしくないよ」
未央「シンデレラが舞踏会じゃなくて武道会で決まってどうするんかーい!」ビシッ
卯月「…」ひゅおお~~
凛「…助けなくてよかったかな」
未央「み、見捨てないで~~~!!」
有香「財前さん」
時子「アア?」
有香「この戦い、私は負けません!!」
ちひろ「ああーっと中野選手、ここで勝利宣言―――ッッ!! 346プロの女王相手に、ケンカを売りましたぁ!」
時子「意味が分からないのだけど?相手が誰だか分かって言ってるの?」
有香「あなたは弱者を痛めつける為だけに力を振りかざします!そんな物を、強さとは認められません!」
時子「へぇ」
有香「私は、最強を目指して常に自分より強い相手と戦い、乗り越えてきました!自分より弱い相手としか戦わないあなたに…負ける道理はありません!」
時子「たとえカンチョーでも?」
有香「ええ、カンチョーでも!!」
ワアアアアァァァッ!! いいぞー!有香ちゃーーーん!!
ちひろ「す、凄い!凄いぞ有香選手ッッ!!今の一言で観客を味方に付けましたッッ!私も実況という立場ながら、彼女を応援せずにはいられませんッッッ!!」
P「あの子は大した子ですよ。相手が強ければ強い程燃え上がり、そして戦うごとに強くなっていく…その姿に、皆惹かれるのでしょう」
時子「御託はいいからとっととかかって来なさい!その顔、ゲドゲドの恐怖面に変えてやるわ!」
有香「押忍ッ!」
清美「それでは!カンチョーファイトォ!」
時子「レディー…」
有香「ゴーーーッ!」ダッ ズオッ
時子「ッ!ちいぃ!」
ちひろ「有香選手、開始と同時に突きを入れるゥゥーーーッッ!! しかし時子選手、辛うじて回避成功!」
P「カンチョーを決めるには後ろに回り込まなければなりません。今のは牽制でしょう」
卯月「そーだ!空手と違ってカンチョーは狙っていいのはお尻だけ!」
凛「厄介なことに後ろに回る1ステップが必要なんだね」
未央「果たして、どう出るかな…」
時子「アハハ!どうしたのどうしたの! お得意の空手はどうしたの?ええっ!」
有香「一撃で決めるつもりでしたが…仕方ありません!私の奥の手、お見せしましょう」
ちひろ「おおっと有香選手、片足を上げる構えをとった!何が始まるのでしょうか!?」
有香「はぁっ!足尖蹴りぃぃぃッ!」ブゥン
時子「!!」ババッ
凛「股を潜り抜ける軌道を描いて…蹴りを!?」
卯月「カンチョーは足を使わない。そんな風に考えていた時期が私にもありました」
未央「むぅ!あれは足尖蹴り!」
卯月「知っているの!?未央ちゃん!」
未央「うん。刃物のように鋭利になったつま先で相手を蹴りぬける技…まさか有香さんが使い手だったなんて!」
凛「でも、これで四肢全てでカンチョーを決められるね…時子さん、不利だよ」
あんた武内Pが授業参観する話し書いた人だろ
>>24
違います
ちひろ「カンチョーマシーンと化した有香選手!これでもかと言わんばかりに突きを繰り出すゥゥ!!」
P「なお、この攻撃は菊門を狙っているためカンチョーと見なされます。反則にあたりません」
有香「肘打ち!手刀!足尖!どおりゃああああああ!!!」
時子「うっ!くっ!な、何が奥の手よ!使ってるのは足じゃない!こうなれば…」
有香「ッッ!ああ!?」シュルリ
ウオオオオーーーーーーーーーッッッ!! ブホォ
ちひろ「な、何とおおおお!時子選手、有香選手の帯を奪い取ったァァァァ!!まさかのハプニングに有香選手動揺を隠せない!鼻血を出している観客もいます!」
P「うわわっ!み、見てません!俺は何も見てません!」
有香「か、隠さないと…!」ガバッ
時子「ククク….これで貴方の両腕は封じたも同然!そして!」シルルルル
ちひろ「時子選手、東方不敗のように帯で布の槍を作ったァァァ!!」
P「えーと、有香はもう大丈夫ですか?」
ちひろ「隠しましたから早く前向いて解説に戻ってください!スタドリの値段10倍にしますよ!?」
P「は、はい!」
有香「し、審判!これは反則じゃないんですか!?」
清美「え、ええーと…」
時子「その衣装は選んだのは貴方でしょうが? そもそもルールには武器の使用に関する記述はなかったじゃない」
清美「そ、そうですが….」
時子「だから反則じゃあないわよねぇ!?」ギロリ
清美「ひいぃ!は、はい!反則ではありません!!」
卯月「いいんですか?アレ」
凛「知らない。FFTだってロウとか無い方が面白いし」
未央「時子さんは存在自体がアンチロウみたいな物だけどね」
ちひろ「審判が続行を出しましたァァァ!時子選手、一転、攻勢に出て槍で突きまくるゥゥゥ!!」
P「これは重大なミスですね….。あとでルールに追加しないと」
有香「こ、来ないで下さい!!」
時子「来るなと言われて来ないアホがいるか!私の突きと貴方の括約筋…どちらが硬いか、試してみるかしらッ!?」ブンブン
有香「嫌あああッ!」ドシュドシュ
P「両手が塞がっているから蹴りを入れるしかない…だが…」
時子「その足もらったッ!」シュイッ
有香「!」
ちひろ「帯で足をすくったーーーーッッッ!! そして、有香選手のケツ穴が槍の直線上にィィィーーーー!!!」
時子「貫けぇぇぇ!!!」ズブリ
有香「うあああああぁぁぁぁーーーーーッッッ!!!」
ちひろ「決まったァァァァーーーーーーーッッッ!!!布の槍が、有香選手の尻に深々と突き刺さったァァァ!!!」
P「両選手の意識、発想のレベルがあまりに違い過ぎた結果でしょうか。しかし、これで初戦の勝者は時子選手で決定です」
ウッアー! クッアー! ザケンナー!
卯月「うわあ!非難轟轟です!」
凛「そりゃあ、あんな勝ち方受け入れ難いよ」
未央「同じPaとして恥ずかしい...」
手の力加減を間違えば指を破壊してしまうカンチョーファイト。
そのリスクを顧みずに亜季は早苗に必殺技を掛けた。
我も危険なら彼も危険、共に2回戦へ進出できるのか?
アイドルマスターシンデレラガールズ、次回、『44カンチョー突入』。君は、生き延びることができるか?
私用で時間が無くなったので今日はここまでです。
血で血を洗うカンチョーファイトはもうちっとだけ続くんじゃよ
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