凛「━━━告げる」
凛「汝の身は我が下に、我が運命は汝の剣に」
凛「聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ」
呪文を詠唱する。
我が元に最強の僕来たれ。
身体の血流が煮え滾るような感覚の中全ての詠唱を終わる。
凛(文句なし!間違いなく最強のカードを引き当てた・・・!)
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溶解した宝石で描いた魔法陣が、眩いばかりの深緑の光を照らし出す。
凛(ウソでしょ?な、によこれっ! こんなに魔翌力を吸い取られるなんて聞いてないわよ!!)
魔法陣から発する緑の光が強まれば強まるほど遠坂凛の身体から魔翌力は吸い出されていく。
平均的な魔術師の20倍もの魔翌力を身に宿す遠坂凛が、最も波長の合う時間、最善の準備を施しても尚、その程度では足りない---と言わんばかりの神秘の具現。
凛「うっ、ーーぐ、うああああ!」
遠坂凛の身体はとっくに限界を迎えている。
魔翌力とは生命力ーー即ちガソリン。
魔術師とは魔術という名の神秘を発揮するための道具ーー即ちエンジン。
凛「ーーー」
ガソリンを流し続けることでエンジンは回り続ける。 だが、限界を超えればたちまちエンジンは焼きつく。
遠坂凛の身体は、魔術師【エンジン】としての限界をとっくのとうに迎えていた。
溶解した宝石で描いた魔法陣が、眩いばかりの深緑の光を照らし出す。
凛(ウソでしょ?な、によこれっ! こんなに魔力を吸い取られるなんて聞いてないわよ!!)
魔法陣から発する緑の光が強まれば強まるほど遠坂凛の身体から魔力は吸い出されていく。
平均的な魔術師の20倍もの魔力を身に宿す遠坂凛が、最も波長の合う時間、最善の準備を施しても尚、その程度では足りない---と言わんばかりの神秘の具現。
凛「うっ、ーーぐ、うああああ!」
遠坂凛の身体はとっくに限界を迎えている。
魔力とは生命力ーー即ちガソリン。
魔術師とは魔術という名の神秘を発揮するための道具ーー即ちエンジン。
ガソリンを流し続けることでエンジンは回り続ける。 だが、限界を超えればたちまちエンジンは焼きつく。
遠坂凛の身体は、魔術師【エンジン】としての限界をとっくのとうに迎えていた。
だがーー、
凛「ーーーんじゃ」
エンジンが焼きつくことを厭わなければ。
凛「なめんじゃ、ないわよ!!」
魔術師にとって、限界など、障子紙程度の薄い壁に成り下がる。
生命力を魔力に変換し、変換し、変換する。
全身の血流は煮え滾るどころかマグマのように熱し、この熱で着ている服どころか館すら燃やし尽くすと錯覚するほど。 視界はもはや深緑の光など通さずただただ体から発するエーテルが魔法陣に吸い込まれる際に発する赤き閃光に塗りつぶされていく。
凛「ーーー」
時間にして5秒。
遠坂凛にとっては永遠とも思える時間。 意識など、もはや一欠片残さず彼方へと弾き飛ばされている。
限界を超えるという代償。 焼きつくことを恐れず回し続けたエンジンの待つ先ーーー
凛「わかってるわよっ…それくらい」
少女を奮い立たせるものは執念か、プライドか。
凛「でも、こん…、な、大物、逃がせるわけないじゃない」
召喚するだけでもこれ程までの魔力を必要とする神秘。 もし、召喚に成功すれば、この戦いの切り札になるに違いない。
凛「それにーーこんだけ苦労してるんだから、文句ぐらいつけれないときが済まないっていうのよコンチクショーーー!!!!」
バーンと、さっきまで目が痛いぐらい魔法陣から発せられていた深緑の光が、魔法陣の中心に吸い込まれるように収束し消えていった。
凛「ーー!」
途端、遠坂凛の身体からさっきまでの苦痛はウソのように過負荷から開放される。
凛「成、功した、の?」
エンジンの過剰運転から開放されたとはいえ、さっきまでの無茶が無かったことになるわけではない。 無茶の代償として、一瞬でも気を緩めば床にダイビングキスをしそうなくらい疲れが襲ってきている。
凛「ーーーふぇっ?」
ボヤける視界を何とか気合いを入れて魔法陣の中心に焦点を合わして見れば、
何も、無かった
凛「うそ……失…敗…?」
凛「…って、あれ?」
余りにも悲惨な結果についに緊張の糸が切れたのか、意に反し足の支えがきかなくなり倒れこむ遠坂凛。
凛(まさか、戦いが始まる前にドジっちゃうなんてーー)
凛(そういえば、家の時計、一時間はやいん、だっ、け)
その思考を最後に、TVの電源を消すかのように遠坂凛の意識は途切れた。
ーーーーー2人の男が雨の中向き合っている。
ここではないどこか、私の知らない風景。
だからコレは決して私の記憶ではない。
では、この映像は何なのだろう?
まるで映画を見ているかのように感じるほど鮮明な映像。 だが実感はともわない。
まるでーー他人の記憶を覗き見てるよう。
男たちは何かを話しているが何を言っているのか私には分からない。
会話が終わり。
1人は青い戦士に姿が変わり
1人は緑の化物に姿を変える
戦いは青い戦士の防戦一方だった。
いや、防戦というよりかは、緑の化物と戦う事を躊躇っているよう。
だが、緑の化物は…容赦せず襲いかかる。
遂に覚悟を決めたのか、青い戦士はさっきまでとは見違える動きで緑の化物と拮抗し、押し始め、ついには圧倒する。
青い戦士の右足に電流が迸り、その電流を纏わせ大きく跳躍して緑の化物に蹴りを放つ。
避けようと思えば避けれたその一撃を、何故かーーー緑の化物は自分から胸を差し出してーーー
今日はここまで。
型月的に考えたら生物の始祖っていう設定ってホントにヤバイよね
あとスレタイは本当はFate/joker night -運命の切り札を掴み取れ!-
なんですけど文字化けしちゃいました。 建て直すのも面倒なのでこのままここで書きます
建て直してもらった方が良いですかね?
んじゃ立ててくるよ
本文は>>1の通りで良いんだよね
>>29
お願いします
ありがとうございます。
では本文は自分が投下していきますね
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