真尋「3連まで出来るようになった」
ハス太「もしかしてさっき言ったこうへいくんの幼馴染2人とのバトルがげんいん?」
真尋「それもあるだろうけど、ほら、最近空手習い始めただろ?」
ハス太「地球の文化に無知だからってだまされないからね? まだ空手習い始めて二日目でしょ?」
真尋「足技は元々強かったしそれで上達が早いんじゃないか? 以前0フレームの上段回し蹴りで相手のこめかみに的確に当てただろ? あっ、その事知らないのか」
ハス太「知ってたとしてもなっとくできないよっ」
ハス太「あれ? フォーク釘パンチ……釘パンチの亜種だよね、ということは普通の釘パンチも出来るの?」
真尋「フライングナイフや釘パンチなんて出来るわけないだろ、あんなの人間技じゃない」
ハス太「それはひょっとしてギャグで言ってるのかな?」
ハス太「それとこうへいくんはフライングナイフを使えるようになったんじゃないの? 面識ないけどまひろくんより一般人に近いはずだよね?」
真尋「あいつポケモンのタケシに顔が似てるから」
ハス太「理由になってないよっ」
ハス太「それで今回も見せてくれるんでしょ?」
真尋「ああ、3連フォーク釘パンチ!」ズドオ
木「てはっ!」ゴガア
ハス太「木がふっとんじゃった」
真尋「いてて……」
ハス太「どうしたの?」
真尋「これ使うと一週間くらい腕がまともに動かないんだ」
ハス太「へぇ……あっ」
田中の妹「兄貴よけろーっ!!!」
田中「はっ」サッ
木「なんの」Uターン
田中「ぐはっ!」ドカッ
田中の弟「もしもし病院ですか? はい、また田中です」
ハス太「たなかくんにひとこと」
真尋「すまない、後で見舞いにメロン渡しとく」
ハス太「もうっ、まわりをよく見て練習してよねっ」
真尋「原作で一度田中をふっとばしたお前が言うのもどうなんだ」
ハス太「そうだっけ?」
ぬーこ「やぁ、よりより先輩の息子くん」
真尋「こんばんは」
ぬーこ「そして真尋くんに会うと今ならセットでついてくるパスタくん」
ハス太「ハス太です、セットではつかないよっ」
ぬーこ「うちの息子がグレた件について」
真尋「ごめんなさい」
ぬーこ「邪神ハンターのことはもう少しおちついた年頃になってから話そうと計画してたのに台無しだよ!」
真尋「まことにもうしわけございません」
ぬーこ「邪神ハンターというのは堅気な仕事じゃないんだからそれをしっかり自覚してね、未来の邪神ハンターくん」
真尋「え、僕の将来邪神ハンターで確定なんですか?」
ぬーこ「まったく、反抗期を迎えた息子の苛立ちを止めようといろいろして大変なのよ」
ハス太「たとえば?」
ぬーこ「息子と一緒にお風呂に入ろうとした、そしたら余計グレたじゃない」
真尋「当然の結果じゃないか」
ぬーこ「という訳で罰として明日の邪神ハンターの仕事手伝いな、この前と同じバロンタイガーを追っ払う依頼よ」
真尋「バロンタイガー程度なら大丈夫です」
ハス太「本当に大丈夫なの?」
真尋「同じ仕事はこれで二度目、今までバロンタイガー以上に捕獲レベルが高いガララワニ、トロルコングと戦ってきたんだ、これくらい出来なくてどうする」
ハス太「全敗してるよね」
真尋「今回はフォーク釘パンチがあるし空手のおかげで強くなってるよ」
ハス太「ふぅん」
次の日
真尋「フォーク釘パンチを一度使うと一週間腕がまともに動かない事忘れてた……戦う事すら出来なかった」
ハス太「もぉ、食義を習得していないんだからそんな大技ぽんぽん出せるわけないでしょ」
ハス太「行く前の食事の時だって腕がまともに動かなかったんだから、気付いてよ」
真尋「というかお前に一週間動かない事教えたんだから知ってただろ? 何で止めなかったんだ」
ハス太「この短期間で習得した技で、腕が動かなくなるところ見た事がなかったからギャグでいってるのかと」
真尋「そこらへんは勘が冴えてだな……」
ハス太「それで一週間腕が動かなくなったけどどうするの? 学校生活ふべんだよ?」
真尋「ニャル子に頼んでいろいろサポートしてもらうよ」
ハス太「それじゃあ当分空手はなし?」
真尋「うん、腕がこれじゃ足くらいしか鍛えられないし、それに……」
ハス太「どうしたの?」
真尋「耕平の幼馴染2人に殺される」
ハス太「なるほど……実質的な休暇だねっ」
真尋「いや、学校には行くから」
ハス太「そうだった」
真尋「それに耕平がグレた件がまだ納まってない、耕平の幼馴染2人とこれ以上戦うのは地獄だ、もう少し時間が経たないと僕の命がもたない」
ハス太「その2人そんなに強いの?」
真尋「2人とも空手を習得してるし、耕平は一般人2人の前で平然とフライングナイフを放つ」
真尋「耕平は自分の異常性を理解しているのか?」
ハス太「人の事を言うまえに自分の異常性をりかいしたら?」
真尋「本気を出せば互角に戦えないでもないが一般人にレッグフォークとか打つわけにはいかないだろ」
ハス太「フォークシールド使ってるんじゃなかったっけ? ……否、その前に今まで思いっきりたなかくんが被害うけてるよっ!」
真尋「何もかも全部田中と魔術師と妖怪とドン・サウザンドが悪い」
ハス太「なんでそうなるのっ」
真尋「それでニャル子とイチャイチャしようと思うんだが……何すればいいか、デートしたくてもメロン買うから金がないしこの腕の状態じゃデートというより介護だ」
ハス太「いつもどおりでいいんじゃない?」
真尋「それだと完全に受身だ、今度は自分から何かしてくてさ」
ハス太「そう言われても……」
真尋「お前はルーヒーと一緒にいるとき何してるんだ? 参考程度に聞かせてくれ」
ハス太「ぼくたちのときもルーヒーさんに引っ張られている感じで……自分からはあまりこうどうしていないな……」
真尋「ハス太もそうなのか、年上が彼女だとそうなるもんなのかな?」
ハス太「たぶんね」
真尋「いろいろまずいな」
ハス太「そうだね」
真尋「これからちょっとずつ積極的になるための会議しようか」
ハス太「うんっ」
一週間後
真尋「ニャル子の親御さんにあいさつにいったらご両親が『娘も歳だ、今更『お前なんかにやらん』と言えるほどのチャンスはない、だがうちの娘がほしいなら我々を倒してからにしろ』と言われたから今までの技をフルパワーで出したら勝てた」
真尋「ついでにフォークアーマーを習得した」
ハス太「よかったね」
真尋「それはいいんだが、ニャル子に喜んでもらえると思ったらドン引きしてた、何故だろう」
ハス太「まぁ、そうなるよね」
理樹「どうしたの、この漫画の山」
リョーコ「いやぁ、編集から急に仕事頼まれてね、それは仕事の資料」
理樹「このグルメアドベンチャーな作品で母子相姦書くのは難しいんじゃない、ギリギリ出来てテリークロス×母親バトルウルフだよ」
リョーコ「ざんね~ん、今回はそういうのじゃないのよねぇ、あえて言うならコラムかな?」
理樹「母子相姦のコラム?」
リョーコ「りっきーは私を何だとおもってるの」
理樹「母子相姦ばかり書いてる官能小説家」
リョーコ「正解」
理樹「でもそれで僕達は生活できてる、いつもありがとね、かーさん」
リョーコ「じゃあお礼として一緒にお風呂入ろっ♪」
理樹「かーさん、僕高校生だよ、1回一緒に入ったけどさ、世間の目ってのも」
リョーコ「入りたくないの?」
理樹「超入りたい」
リョーコ「よっしゃ、それならこの仕事早く終わらせなきゃ♪」
☆男をトリコにする1000の方法☆
監修 島袋光年 集英社
著 大神リョーコ
↓五ツ星レビュー続々! 喜びの大絶叫!!!↓
某猛獣使い「夫は元からトリコだし!」
某占い師「お前は? トリコ」
某馬「デビルフォーク受けてからの呼吸、余裕でした」
GA文庫よりただいま絶賛未発売中!
完
真尋が0フレームの蹴りを放ったのは原作9巻270ページのみです
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