阿笠「出来たぞ新一!どこでもドアじゃ!」 (45)
コナン「マジかよ!別作品の道具だろそれ!?」
阿笠「ほっほっwww細かいことは気にするなwww」
灰原「どうしてこんなもの作ったのよ」
阿笠「いやー、ドアの立てつけが悪かったから修理してたらつい出来てしまった…」
コナン「じゃあこのドアを開けたらどこでも好きな所に行けるのか?」
阿笠「行きたいところを頭に思い浮かべながらドアを開ければハワイでもロンドンでも好きな所へ一瞬で行けるぞいwww」
コナン「マジか!じゃあ日本代表の試合を見に行くかな」ガチャ
ドアを開けるとその先はスタジアムだった
~数時間後~
コナン「いやー楽しかったな明日みんなを呼ぼうぜ」
阿笠「そうじゃのワシ一人で楽しむにはもったいないしのぉ」
次の日
元太「へぇーっこれがあのどこでもドアなのか!」
歩美「博士すごーい!」
阿笠「ほっほっwww褒めても新しい発明しか出んぞwww」
光彦「早速使いたいんですがいいですか?」
コナン「光彦やけにはしゃいでるな行きたいとこでもあるのか?」
光彦「はい、僕一回月面に行きたかったんですよ!」
元太「月面って…月の事か?行けるのか博士?」
阿笠「まぁ行けん事もないが…子供用の宇宙服はどこにしまったかのぉ?」
灰原「何でそんなものまで作ってるのよ」
阿笠「いや、いつでも歩美ちゃんと無重力プレイが出来るように一着だけ作ってたんじゃ」
歩美「ひっ…!」
~一時間後~
阿笠「最終調整完了じゃこれで宇宙空間に入っても大丈夫じゃ」
光彦「ありがとうございます博士」
阿笠「後、ドアを開けた瞬間宇宙じゃから急遽自動でドアを開閉する装置も取り付けて置いたぞい」
コナン「さすがに手動だと開けた拍子に宇宙空間に吸い込まれそうだしな」
元太「光彦ー!いっぱい写真撮って来てくれよー!」
歩美「月にうさぎさんがいたら写真撮って来てね!」
光彦「分かりました!行って来ます!」シュコー
どこでもドアが自動で開き、その先には月面が広がっていた
光彦「これが宇宙…何て綺麗な所なんでしょうか」
この時光彦は気付かなかった…
安全のため急遽余りの部品だけで作ったドア開閉装置から黒い煙が出ている事に
この時に気付いていればあんな事にはならなかっただろう…
光彦はそんなこと知らずに月面を跳ねまわっていた
光彦「すごいです!重力が地球より弱いと聞いていましたがこんなに跳べるんですね」
光彦「あ…あれが地球…すごい綺麗です」
地球は青かった、光彦はそう思った
光彦「写真も一杯撮りましたし…そろそろ帰りますかいやーまた来たいですねwww」
光彦がドアをくぐろうとした瞬間
ボンっ!
ドアが光彦の目の前で消滅した
光彦「……え?」
阿笠「あ、自動ドア開閉装置が壊れてしまった…」
灰原「ありあわせのパーツで作るからよ早くドア開けなさいよ円谷君今頃慌ててるわよ」
阿笠「ほっほっwwwそうじゃの」ガチャ
阿笠「ん?」
コナン「これは・・・」
元太「一体」
歩美「え?」
灰原「そん…な…」
ドアを開けた先は月面ではなく阿笠家の物置だった
コナン「おい博士!何やってんだよふざけてる場合じゃないだろ!」
阿笠「いや、確かに月面をイメージしながら開けたんじゃが何で月面に繋がって…あ」
歩美「どうしたの?」
阿笠「さっきの自動ドア開閉装置の小さな爆発でドア内部の精密機械が損傷したためこのドアはどこでもドアからただのドアになってしまったんじゃ」
灰原「最悪ね」
元太「どういう事だよ!それじゃ光彦は…!」
阿笠「一生月面で独りぼっちじゃのぉwww」
コナン「笑ってる場合じゃないだろ!早く修理しろよ!!」
阿笠「いやー、偶然出来た発明じゃから設計図はないんじゃ…じゃから修理は無理じゃなwww」
元太「それでも天才発明家かよ!!」
阿笠「よく言うじゃろ?『猿も木から落ちる』と」
阿笠「それに宇宙服の酸素も残り三時間で尽きるし…修理が出来たとしてもその頃には宇宙のゴミと化した光彦君とご対面するだけじゃぞwww」
歩美「そんな!光彦君はこのまま死んじゃうの!?」
阿笠「ほっほっwwwすまんのぉwww」
その頃月面
光彦「出してえええええええええええええええええ!!出してくださいいいいいいいいいい!!」
光彦「嫌だ!嫌だ!!こんな所で一生一人だなんて嫌ですうううううううう!!」
光彦「あれ?何か息が苦しく…」
光彦「……」ドサリ
光彦が月面に取り残されてから何か月経っただろうか
俺達は光彦を救う術なくのうのうと生きている…
月を見るたび思い出す光彦の笑顔を…
~その頃NASA~
職員「月面から謎の飛行物体だと?」
職員2「はい、その飛行物体は日本のある場所に向かって移動してします」
職員「その場所とは?」
職員2「米花町です」
謎の飛行物体が米花町に飛来した
ネオ光彦「ふふふ…僕は帰ってきましたよ皆さん」
ネオ光彦「復讐するために」
なぜネオ光彦という存在が生まれたのかそれは光彦が月面に取り残された時に遡る
光彦「」死ーん
光彦だった遺体の上空に光る円盤が現れ、光彦を回収した
宇宙人「おい博士―何か変なの拾ったぜ」
宇宙人2「ほっほっwww新しく発明した蘇生装置の実験台に使おうかのぉwww」
宇宙人「すげぇな博士!天才だな!」
宇宙人2「ほっほっwww褒めても新しい発明しか出んぞ?」
通りすがりの宇宙人、アッガーサ星人のテクノロジーにより光彦はネオ光彦として蘇らせられたのだ
アッガーサ星人の地球征服の尖兵として
ネオ光彦「あれから僕はアッガーサ星人に様々な肉体改造を施された…そしてみんなに復讐するために戻って来た!」
ネオ光彦「まず阿笠博士…あなたから死んでもらいましょう」
ネオ光彦は人差し指が変形し、レーザー砲が放たれた
米花町は火の海に包まれた
阿笠「何じゃあれは!まさか君は光彦君か生きていたのか!?」
ネオ光彦「ええ…あなたに復讐するため地獄から戻ってきましたよ」
次の瞬間光彦のレーザーが博士の心臓を貫いた
阿笠「何という科学力…」ガク
ネオ光彦「さぁ次は少年探偵団の皆さんに復讐ですね」
コナン「町が火の海に…あれは光彦なのか…」
灰原「どうしてなの円谷君…」
ネオ光彦「どうしてですって?僕を助けてくれなかったのはあなた達でしょう!?僕はその復讐に戻って来たんですよ!」
コナン「違う!俺達は助けようとしたけどどうしようもなくて…!」
ネオ光彦「うるさいですねぇ!」ビシュッ!
レーザーがコナンの右脚を貫いた
コナン「がっ!」
歩美「コナン君!」
コナン「大丈夫だ歩美ちゃん…なぁ光彦…帰って来いよもう一回俺達少年探偵団としてやり直そうぜ」
ネオ光彦「何言ってるんですか今更戻れるわけないでしょう」
コナン「大丈夫さ俺達はやり直せるさ…なぜなら俺達は仲間だからな」
元太「そうだぞ光彦!戻って来いよ!」
歩美「お願い光彦君!昔の優しい光彦君に戻って!」
ネオ光彦「皆さん…」
ネオ光彦は涙を流した…そしてかつての光彦の心を取り戻した
それから一か月後
俺達は光彦を含めて昔のように一緒に事件を解決したり遊んだりするようになった
博士が死んでしまったのは惜しいが
コナン「よ!光彦!」
ネオ光彦「皆さんおはようございます!」
灰原「おはよう円谷君」
元太「今日の給食はカレーだってよ!」
歩美「もぉー元太くん食べ物の話ばっか」
ネオ光彦「はは…やっぱり平和が一番ですねぇ」
どこでもドアのおかげで僕は本当の仲間に出会えました…
ありがとう博士…
~その頃、宇宙のどこか~
宇宙人「あーあ、最近事件がなくてつまらないぜバーローん?なぁ博士何だこのスイッチ」
宇宙人2「ん?それはネオ光彦君の心臓に埋め込まれた動力源を爆破するスイッチじゃ」
宇宙人「ふーん、あ!いい事思いついた!博士このスイッチ押してもいいか?」
宇宙人2「くれぐれも悪用するでないぞー!」
宇宙人「へへ…分かってるよ」ポチ
突如米花町を中心に謎の大爆発が起こり地球の4割の大地が消滅し、地球上の生物の7割が死滅したのはまた別の話…
~完~
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