鬼柳「住所はここだったな」

Ⅳ「邪魔するぜ」

ドロワ「来てくれたか・・・そっちは確か鬼柳京介？」

鬼柳「満足させてもらうぜ！」

プラシド「さっさと要件を言え」

ドロワ「実は私のおっぱいが急に大きくなったり伸びたりするんだ」

Ⅳ「伸びる？」

ドロワ「そんな状態故にゴーシュが伸びたおっぱいに押され」

ゴーシュ「」

Ⅲ「壁にめり込んでる！」

Ⅳ「ちょっと見せてみろ」

ドロワ「・・・」ポロン

Ⅳ「おっぱいに異常はねえな」

鬼柳「普通のおっぱいだぜ」

プラシド「ただデカい事は確かだ」

Ⅲ「・・・」

鬼柳「ヒャーハッハッハ！！！いくつって言った？」

ドロワ「19だ」

プラシド「フン、嘘をつくな」

ドロワ「事実だ」

鬼柳「ヒャーハッハッハ！！！」

Ⅳ「前から思ってたけどサバ読んでねえか？」

ドロワ「私の年齢よりも・・・くっ！来るぞ！」

ビヨーーーーーーンビヨーーーーーーン

Ⅳ「チッ！マジで伸びやがった！」

ビヨーーーーーーンビヨーーーーーーン

プラシド「・・・」チャキッ

鬼柳「何する気だ」

プラシド「斬るまでよ」

Ⅲ「そんな！？斬るなんて！」

鬼柳「流石に斬るのはヤバいぜ！」

Ⅳ「常識はねえのか」

プラシド「くっ・・・」

鬼柳「どういう気分になるとおっぱいがあんな風になるんだ？」

ドロワ「私にもよくわからん」

プラシド「・・・」

Ⅳ「何か原因を探そうぜ」

ドロワ「もうこんな時間か・・・すまないが少し席を外す」

Ⅳ「ちょっと待てよ。そんな身体で何処へ行く気だ？」

ドロワ「ゴーシュが壁にめり込んでしまった今、私がゴーシュの代役を務めねばならない」

プラシド「代役？」

ドロワ「これだ」

鬼柳「全身タイツ？何だそりゃ」

Ⅲ「ゴーシュ・・・ゴーシュ・ザ・スターマンですね！」

ドロワ「相方がこうなってしまった以上、私が試合に出なければならない」

鬼柳「すぐにバレると思うぜ」

ドロワ「覆面とタイツさえあれば誰だってゴーシュ・ザ・スターマンになれる」

ドロワ「オオオオオオオオオオオ！！！」

鬼柳「すっげえな！」

Ⅳ「見事なまでのラリアットだったぜ！」

Ⅲ「そんな呑気な事を言ってる場合じゃありませんよ！ドロワさんのおっぱいがまた伸びるか」

ドロワ「ううっ・・・」

プラシド「倒れこんだぞ」

Ⅳ「またおっぱいか・・・どうすんだ」

プラシド「デュエル中におっぱいが伸びたらどうなるんだ？」

Ⅲ「公式戦でおっぱいが伸びた場合にはデュエル界から永久追放・・・」

鬼柳「あのおっさんの代わりに出たおばさんもか！？」

Ⅲ「はい」

Ⅳ「・・・停電を利用してあいつをリングから引き摺り出すぞ！」

プラシド「何だと？」

鬼柳「そうか！お前がおばさんの代わりにゴーシュ・ザ・スターマンってのに」

Ⅳ「覆面とタイツならバレはしねえだろ」

Ⅳ「それじゃ頼むぜ」

鬼柳「お前がリング上でデュエルをしている間に俺らがおばさんのおっぱいを治してやるよ！」

プラシド「停電か」

Ⅳ「やれんのか？」

プラシド「俺は機械だ。停電程度なら・・・簡単だ！」バチッバチバチバチバチ

「暗くなった？」

「停電か？」

Ⅳ「よし・・・行くか！」

鬼柳「ああ！」

ドロワ「な、何者だ！？」

鬼柳「俺達だ。タイツを脱いでもらうぜ」

ドロワ「しかし試合が」

Ⅳ「俺が出てやるよ」

ドロワ「相手は強いぞ」

Ⅳ「極東チャンピオンを舐めるなよ」

Ⅳ「よし・・・これで」

「何やら姿が変わったな？」

Ⅳ「来い！」

「だが私は負けるわけにはいかない！」

Ⅳ「こいつは英国のプロデュエリストだったな」

ガッ

Ⅳ「しまった！」

「英国式デュエル！タワーブリッジの真髄を見せてやる！」

Ⅳ「そいつはどうかな？」

「何だと！？」

Ⅳ「背骨折りなんかじゃ俺は倒れねえよ！頭がガラ空きだぜ！」ガゴッ

「うおおっ！？」

Ⅳ「ファンサービスの始まりだ！」

「ファンサービス・・・お前！ゴーシュ・ザ・スターマンではないな！」

Ⅳ「それはお前に俺のファンサービスを叩き込んだ後に教えてやるぜ！」

鬼柳「さてⅣが張り切ってる間に伸びるおっぱいを止めてやるか」

ドロワ「何か方法はあるのか？」

プラシド「おっぱいは二つ・・・ならば」

鬼柳「俺とこいつのデュエルエナジーを同時に叩き込んでやる！」

ドロワ「わかった」

鬼柳「よっしゃー！おっぱいに体当たりだ！」

ビヨーーーーーーンビヨーーーーーーン

プラシド「また伸びたぞ！」

鬼柳「ビビる事はねえ！真っ向勝負だぜ！」

ビヨーーーーーーンビヨーーーーーーン

プラシド「キエエエエエエエエエエエエエエ」

鬼柳「歯ァ食いしばれよ！」

ドゴッッッ

ドロワ「くっ！」

プラシド「やったか！？」

ドロワ「・・・」

鬼柳「もう伸びねえか？」

ドロワ「どうやら・・・治ったようだ」

Ⅳ「帰ったぜ」

Ⅴ「事件は」

Ⅲ「無事解決です！」

Ⅴ「そうか、2人は？」

Ⅳ「鬼柳もプラシドも帰っちまったよ。兄弟って柄じゃねえってさ」

Ⅴ「残念だ」

Ⅳ「まあ今まで通りの3人でいいじゃねえか」

Ⅴ「今度はトロン一家初の女を入れてみるか」

Ⅲ「賛成です！」

Ⅳ「女？」

Ⅴ「不服か」

Ⅳ「いや・・・いいんじゃね？」

Ⅲ「思えば男だらけですものね」

Ⅳ「華があるってのも悪くはねえな」

Ⅴ「そういうことだ」