提督「配布された俺の制服が真っ黒なんだが」 (160)
提督「……いやがらせか」
提督「……学校でもずっとぼっちだったもんなー」
提督「問題起こさず成績は上位だったってのになんだこの扱い……」
提督「……まぁいいや。で、迎えの人が近くに来るんだったよな、早く行かなきゃ」
海辺
提督「海辺で待ち合わせってのも何か妙だな……いや、艦娘が迎えに来てくれるのかもしれないぞ」
提督「よし希望が湧いてきた、早く迎えの人来ないかなー」
イ級「ふぅ」ザバァ
提督「」
イ級「お、いたいた。少し遅れたか、すまん」
提督「え、なにこれは」
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提督「え、え?深海棲艦?」
イ級「そうだ。これから君の最初のパートナーとして働くイ級だ、よろしくな」
提督「なん……だと……」
イ級「というわけで鎮守府に案内する、失礼」グォ
提督「うおおおお!?」
ゴボゴボ……
イ級「ペッ」
提督「」ベチャ
イ級「着いたぞ、ここが我らの深海鎮守府だ」
提督「」
イ級「……? おーい、しっかりしろー」
提督「」
イ級「……やれやれ、気絶している」
深海執務室
提督「どういうわけか説明してください。なぜ私は深海提督になっているのですが」
イ級「あ、そこ気にする?チュートリアルもまだなのに」
提督「俺人間よね?なんでここに配備されたの?俺は岩川鎮守府に割り当てられるはずだったんだけど」
イ級「あー、と。君の家に荷物届いて、その中に制服と手紙入ってたっしょ」
提督「うん」
イ級「あれすり替えといたから」
提督「は?」
イ級「我々深海棲艦は地上に幾多ものスパイを潜り込ませている。そのスパイが一時間でやってくれたよ」
提督「なんだその衝撃の事実。てかなんで俺は深海の中で普通に呼吸できてんの」
イ級「そりゃ適性があるからよ」
提督「適正とかあんのか」
イ級「当然。深海提督になれるのは他人との関わりの薄いぼっちだけだ」
提督「」
イ級「まぁきにするな。お前はこれからそれはもうたくさんの深海棲艦を指揮する深海提督として、一人の時間が恋しくなるくらいに忙しくなるからな」
提督「なんでそんな両極端なんだよ……」
イ級「さて。まずは建造するぞ!まだ戦力が俺しかいないからな」
提督「へーい……」
深海工廠
イ級「ここで建造するぞ」
提督「資材は?」
イ級「これだ」ドチャ
提督「なにこれグロい」
イ級「沈んだ俺らの仲間とかの残骸だ。山ほどある。なんたって毎日野良艦が凄まじい数沈められてるからな」
提督「そうかい……野良?」
イ級「さて、建造するぞ!高速建造剤も使え!」
提督(今俺人類の敵を作ってんだよな、やばくね?)ゴォォォオ
できた深海棲艦↓2
sホロ
重雷装航空戦艦
《レ級》
レ級「オー!レ級ダ!ヨロシクナ!」
提督
イ級「オフの日はかたことじゃなくていいぞ」
レ級「まじ?助かるれー」
提督「どういうことなの……」
レ級「ボクが来たからにはもう安心!近海の艦娘なんてボコボコなのだ~!資材は溶けるけど」
提督「いかんでしょ」
イ級「さあ出撃すんぞ!」
提督「出撃ってさぁ……なに倒すの」
イ級「艦娘にきまってるだろ?あわよくば敵鎮守府壊滅!」
提督「待って」
レ級「腕がなるれ~」
提督「待てや」
イ級「さっそく艤装をつけて出撃を」
提督「待ちィ!!!!」
イ級「なんだ」
提督「人間の私に人間たちを倒せってか!?艦娘倒せってか!?」
レ級「人間以外に誰が人間を滅ぼすの?」
提督「え」
レ級「ま、ボクは人間じゃないけどれ~。じゃあ出撃~」
提督「……」
イ級「まぁあんま気にするな、幼いってことは残酷ってことだ」
海上、鎮守府近海
ショタ提督「初出撃、がんばろー!」
電「はいなのです!」
ショタ提督「羅針盤の方角ではこの辺りなんだけどぉ~……」
電「あ!敵艦を見つけたのです!艦種は……」
,.., , -∠ヘ:.、
/ ィ' / ィ/i lヽ\:ヽ、
ィ´ ケ'///ヽlヽ /W ヽ: ヘ
/ l .ィ‐"// ,l伝'ヽ/'弍iXミ: : :ヘ
/: : : ∨,l /〈 l 、_ , // l: : :ハちゃお♪
/ : : : : : ∨l ヽヘ トゝ_`_ ´ィ /イl: : : 〉
\: : ー:-ヽソ_ ヽ: :}////7≧イ:_: : : :/
\: : : : ヽ: `マヘ'//////´ _≧、ハ
`ヽ :>:':'l ,_,..ィ:':':':i / /ィ ァヽ\
〈: :/‐〈: : : : :i l/: : : :.:l \ヽ
/i ´ ` ヽー/: ソ: : : : :/ ヽX二7
ハ /: : /: : : : : l /
\\\. l: :l , /: : : i : : /: : i /
\\\ l: :i /: : : : :l: :/: : : li イハ
i≧≧≧z:、 l: :ヘ /: : : : : : l:/: : : : li i 〉
___ 〈二 二ミ >.、 l: : :H: : : : : : : : l: : : : : :i_ x'
< ̄ ̄ ><二≧zェェ、 l l : : il: : :/: : : : : l: : : : : :.l:`:´: :i>、
\ >=ミヘ、 l \: : /: : : : : :.l: : : : : :.l.l: : : : l ヽ
ヽ /、`≧l : : : ヽ': : : : : : l: : : : : : l l: : : :,' ヽ
ヽ ,―― 、 l:;: : : : :ヽ : : : : l: : : : : : l: l: : :,' ヽ
ヽ 二二二二| l Y : : : : : : : : : : T ‐-‐ ヘ: : :./ ゙、
二二ヘ _ヽ__/ l:i: : : : : : : : : : : l ≧、\ヽl ゙、
ィ〈ニヽ _ _l`ヽ,\ 三三三l: : : : i : : : : : : : :`: : : :ィ`ヽ\ ',
\ \ミーヽ`\__\_ヽ 三三l: : : : :i : i: : : : : : : :/ ヽ i
`ヽ\ヽ弋_`lヽ‐  ̄ ヽ''ハ―''`ー lヽ=- ´ l:、 / ハ
メ、 ̄ _ -‐' ハ l ヘ ∨ヘ、_ ,イ.: //ハ
,;イニニニ|_ ィz/三ィ ̄>.ミ ヽ ヘ :.\\ // 7
〈ニノ二二,/二〈二>ー<ェ、'ヘ ヽ.ヘ ト \、 __、 -イ>ィ"
,i二>‐''"  ̄` ̄" \ヽ l ヽ lヘ \ \ /
´ `l l , l `ヽ、 \ /
l l , l >ミマ/
l ト、 , ヽ _,イ´
l l、 ` ー、 ,リ'"
l // ', //
l // ', //
l// ∨
`'
電「」
ショタ提督「」
_____
´ニニニニニニニ \
/ニニニニニニ /´¨7¨ \
. /ニニニニニニ / / `
/ニニニニニ / /. 、〈オス!ボクレ級!
. /ニニニニ / /--, 、 '. ,\
/ニ二ニ/ イ ハ '. ′
{.:./ニニニニ ム′,.ィf笊ミx , |ィ斧、} '. \
_ ¨ニニニニニニニ.} 《 Vzソ/ l Vリ .| '.` { } \
_ ¨ニニニニニニニニニ/| /∧ ' 从 |ト、.i|
_ ¨ニニニニニニニニニ / / ム 、 __ .′i |_ ¨ ノ
. _ ¨二二ニニニニニニニ/―‐、ト、{―≧=- 、_ イ/¨¨´
/ニニニニニ_ -=ニ<-- _ ` 、i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ii:i/ ハ
. 〈ニニニニニニニニニニニニニニ ∧¨ 、__.\i:i:i:i:i:i:i:i:i:7 \
` ニニニニニニニニニニニニニ} ,ニニムi:i:i:ii:_ ----、i:i:ii:i∨
`ー―‐-- _ニニニ | ′ニ∧ l¨¨ 、 |¨ 、:,
∧ ` _.| '.ニニニ |.:.:.:.:.:.:. \__.|:.:.:.:.\
. ∧. | |ニニニ从.:.:.:.:.:.:.:.:.:.}-\.:.:.:.:.}
. 、 、」 |ニニニニニ、.:.:.:.:..:.:.′ `ー‐ト、
. \ ∧ニニニニ.\¨¨´ |.:.|
\. ト、ニニニニニ' . |.:.|
\、__ i|∧ニニニニニ. , |.:.|
/⌒ト、 }i |ニニニニニニ′ |.:.|
. _ム{ |___。s升 .|ニニニニニニニム |.:.{
/ l/⌒ }ニニニニニニニ. } 从′
_ }. _. ¨ニニニニニニニニ| /ニ ‐_
´ ` ¨ _ ト、ー‐‐、 _ ¨ニニニニニニニニニ .|. /ニニニ ト、
\ \ニニニニニ| `¨¨´ _. ¨二二ニニニニニニニニ | /ニニニニ }ニ\
` >―‐‐`¨¨ 、_ ¨二ニニニニニニニニニニニ. |. /ニニニニニi|ニニ }
′ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ 「〈ニニニニニ/ニニ./ /
{ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ.|.:.∨ニニニニニ / /__
|ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ.`¨´二ニニニニト、____/
|ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ.|
ショタ提督「は、はへ……?」
電「な、なんでこんな近海にいるのです~?!」
レ級「コレハド○クエジャアナイ。鎮守府一歩出タラソコハモウ魔界ナンダヨ、魔王城ナンダヨ」
ショタ提督「ひいいぃぃ……」
深海執務室
提督「あ、あれ同期のショタ提督じゃないか」
イ級「同期?とてもそうは見えんな。まるで小学生だ」
提督「見かけに騙されるなよ、やつはその甘いフェイスで何人もの女を食い漁り私のぼっちをからかってきた真性DQNだ。タバコ吸って叱られてたし。あれは大方皮被ってんだ」
イ級「まじかよ」
それを言うなら猫被ってるだろ
>>76 あらあら、脳内補完よろしく
レ級『提督~?ドウスル?ヤッチャウ~?』
提督「同期のよしみで見逃して差し上げろ。ただし目一杯怖がらせなさい」
レ級『アイサー!』
イ級「お前さっきまで人間云々言ってたのはなんなの」
提督「別問題なんだよ。野郎は私の弁当ゴミ箱に捨てやがった」
イ級「」
レ級「……ハイジャッジクダリマシター」
レ級「オマエラハ此処デー」
_ ―――――― _ > <
. _. . :¨:_ ¨ ≧イ `
__ ¨: :_ ¨ / 、
<: : : :_. ¨ /. \
>-〉 ... \沈む
_ ¨ _. ¨/ :::::.... ∨
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/: : : : / _ ´¨` :::::::::::::::::::::..... _ ―――‐ ____ {
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: : ::..′ , ―――‐ ¨ /ニニ二.\. 、:::::::::::::::j{: : :./∨.:./: : :/:.′¨フ_
: : :.l /. /ニニ二二二 \ ` : : 八/―/.: / ¨7.:. {-イ∨
: : :.|. /. /ニ ´ , - 、`\ ’, \: : j{ 〈__/ {___/¨¨¨/―
: : :.|. / / / / \ ∧: :∨ / /
: : :.|. , /ニ{. / ′ }ム. ∧: :` _______//: :/
: : :.{. | |ニニ.{ / / ハ 八. 、 {: : :’,: : : : : : : : : /: : :/:
: : :/ | |ニニ.| { ' | イィ扞ミ、} j{ニニ.′ |: : : :’,: : : : : :./: : :.:./〈
: :/. ’, 八ニ..∨l__」/ └' 八/ニニ/ |: : : : :.’,:..: : :.′: : : /::r-
:λ ´\{i:i:i:i:i:i`ー―‐‐′/ニ/∨. |: ハ: : : :、/: : : : :./:7_: :
/∧ 八 {ニ/ト、i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:/.イニニ〈 レ{.:∧: : : : : : : : : /: /|.:.|
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≧ イニニニニニニニニ{ニニニ ∧. /ニノニニニニニニニニ ` _ ∧.|ハ/: /
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〉ニニニニ ,`ー‐ {ニニニニニニニニニY ニニニ/ニ|\ニニニニニニ / ′:.八
{ニニニニニ ′ニニ∨ニニニニニニニ ハ二. /ニ.从ニ\ニニニニ/. |/
¨7¨ _ニニニ’,ニニ.\ト、ニニニニ. {⌒}ニニニ /{ニニニ 〉、ニ/
電「ふえええぇぇぇぇ!?」
_ - ´ ̄ ̄`> 、 ,、/ //Y| l iヘ
, イ´ __ ヘ / /./ .l ヽ l、ヽヘ
| Y>ニニ=<'"´ヽ ̄ ヽ、\ハ /i / / l iヽヘ、l‐.l精々足掻イテ見セロヤァ!!!
l l // ヽ、 ヽ ゙、 ヽ l イ l i / l ∧ ` l h
li/ .l ヽ\ ,ハ ヽ ,// ,l l/ .lヽ' ヘ li iヘドノミチテメエラハ生キテココカラ出ラレネェンダカラナァ!!!!
メ l l ヽ\ / ヘ ヽ N ヽ ,イ/ / l l ,l 、 l ヽ iヘ ,ヽ
/ lヘ _lヘ- 、 \トヽ,l-ミヽ/ l ハ二\、_ _ /// /ー _ ,l ヽ ヘ l ヽ\
/ l i ト,、'≧- ニミzz彡'ィ l∨ l、 , ̄ フニニニニ"  ̄ ニ=ー- ,,_ ,l´ー'ヽ ,、 `ヽ `
,メlヽl、ーli´ (@, , ィ l /∧、 l / / , < イ'''"´ l´ /ィ-ゝ i∧
ハi \ヽ≧zzイ ,/ ヌ W、l/ `∧ \く二二二ニ=─‐,―-x、 l 二ニヽ ∨i〉
ヾi ヽ 下、 二´, ィ' /、 /ィ、ゝ\、ヽ \ //イ〈/≧ヽ _,, く /´ ,l ` ´ 6、
∨ ヽ∨ゝく"´ ィi、 メム>'''ァ‐ヽ\ ,ヘ; ////〈 ィ" ´ , 、ヽ、〉、,l/i ,、 ヘ Y
ヽ<_ ヽlK ヘ二_ ィ/´_ 、 ////ハ ヘ ,lヘl/ヘ//l ,、 /゙Y l l l´ l-、 9ヽl
`  ̄∨/\\ / //////ィ l.、 ヘ l l/l /l l .l ゝ―'、 ィ / ヘ_ l`ーl
Y////N> z- ,Cj-‐´ーィ/ l∨/l, ィi ヽ lヽ'l、メ、/>' ヽ' ` 、イ ノ l_lイ、
//////ハ'///// , . . . .'/ l Y l l l lハi i i iヘ iヘヽヘ_ノ /l
/////// ー-;ィ' . .: / l l l l .l l/iヘヽ\' ,'/////lィ ヽ
//////// lヽ\ , /, ,l ハ l /l l l/lヘ /\ヽ, 、,,、 ,, ィ///イi/// ハ
////////l Z>= n="ニ ─ ヘ ´ l l \ l Y .l l>ヘ// l// / ,l
X//////j イ /´ ヘ / , ヽl、 ,l l / / // l ∧
rz////////i /∠、 / _ -‐ ハ / _ \ `" `'"l ヽ<ー''`イ _l ///
l//l/////l´ヽl / `ソ/ ´ lヽ"⌒ヽ  ̄ヽ _ l、 __/ l//
ショタ提督「」ブクブク
提督「ザマァ」
イ級「お前の今の顔はすごく深海提督向きだよ」
提督「はっ!?」
イ級「さあ、これから一緒に頑張っていこうぜ、海を我がものとするために!」
提督「グググ、反論できねぇ……しゃーねーか」
イ級「さあ、そうと決まったらどんどん建造しよう!戦力はどんなにあっても足りない!」
提督「えー、まずはレ級の練度向上に資材回そうよ、ドロップ艦でなんとかなるでしょう」
イ級「ドロップ艦なんてねぇよ甘えんな」
提督「まじかよ」
深海工廠
提督「またここか……ん?さっきより綺麗になってるな」
イ級「しばらく提督がこなかったからな、妖精たちもどっかに行ってたんだが」
イ級「さっきの建造を感知して戻ってきたみたいだ、すぐここも賑やかになるぞ」
深海妖精「やんややんや」
提督「深海にも妖精はいるのか……」
提督「まあいいや、資材を使って早速建造」
深海妖精「やんや!」グチャグチャ
提督「……あのグロい資材なんとかならんの?」
イ級「我慢しろ」
建造した深海棲艦↓2
ボフーーーン
ヲ級「……ヲ?」
提督「今度は空母か、資材に優しくないな」
イ級「知ってるのか」
提督「教科書に要注意危険深海棲艦って書いてあった」
ヲ級「……ヲヲ!ヲー!」
提督「なんて?」
イ級「ああ、オフの日はキャラはいいぞ」
ヲ級「ヲ?」
イ級「いや、キャラはいいって」
ヲ級「ヲ~、ヲヲヲー!」
イ級「……まさかキャラじゃない?」
ヲ級「ヲ!」
提督「なるほど、わからん」
イ級「近代化改修すりゃワンチャン……」
レ級「ただいまー!」バーン
提督「おうおかえり、どうだった?」
レ級「泡吹いて気絶したから放置してきた!」
提督「……死なないよな?」
レ級「しらなーい!」
提督「さて、これで駆逐一、戦艦……戦艦?一、空母一か」
イ級「この調子でどんどん戦力を備蓄するぞ」
提督「……でもさ」
レ級「ん?」
提督「さっきボソッと野良艦とか言ってたけど、そいつらが腐るほどいるなら私ら必要なくね」
ヲ級「ヲ!ヲ~!」ペシペシ
提督「イタタタ、叩くなよ」
イ級「いや、そりゃ俺らは普段はあんまりやることないけどさ、仕事はちゃんとあるわけよ」
提督「例えば?」
イ級「例えば今まで地上でかなり大掛かりな作戦がよく行われたろう」
提督「うん」
イ級「あれで戦ってた戦力はほとんどがこの鎮守府で訓練を受けた連中だ」
イ級「まぁぶっちゃけた話俺らはイベント海域用の鎮守府ってわけだ。俺らが頑張れば頑張るほどイベント海域が鬼畜難易度になる」
提督「なんだろう、すごく悪いことしてる気がする」
イ級「港湾も北方も戦艦棲姫も、みんなここで同じ釜の飯食って喧嘩して育って、迎撃に向かったんだぜ」
提督「恐ろしくなってきた」
イ級「責任重大だなぁ提督!」
提督「やかましいわ」
レ級「まぁ、気まぐれで出撃したボクに遭遇したあいつらはとびっきり運が悪かったんだよレ~」
ヲ級「ヲヲヲー」
提督「……普段出撃しないなら練度はどうやってあげんのさ」
レ級「練度?なにそレ~。ボクらは近代化改修と偽装だけで強くなるんだよ」
提督「艦娘の連中が聞いたら泣くな」
レ級「まあつまり、ボクらはそこらじゅうから残骸(資材)拾い集めて、仲間を増やして、あとは遊ぶって生活を大規模作戦まで続けてればいーの、艤装なんて最初についてるやつで戦えるしれ」
ヲ級「ヲヲ!」バッ
提督「……すごい艦載機だよな、これ。見かけが」
ヲ級「ヲ~♪」
イ級「さて、そうと決まればぐずぐすしてはイラレねぇ、大量に集めた仲間の残骸で、最強の艦を作ってやるぜ」
提督「え、私もやんの?」
イ級「まさかレディ二人にだけゴミ拾いやらせる気?そんなんだからぼっちなんだよ」
提督「シネ」
レ級「じゃあ早速いこ~!」
ヲ級「をー!」
提督「……かえりてぇ、帰ってゲームしてぇ……」
深海の夜
提督「つ、つかれた……」グダッ
イ級「結構集まったな」
レ級「これだけあれば5隻は作れるれー!」
ヲ級「ヲ、ヲ」モミモミ
提督「そう、そこ……腰……イタタタ、もうちょい弱く……」
ヲ級「ヲ!」モミモミ
イ級「さぁ、早速作るぜ!妖精さん!」
深海妖精「やんやー!」
提督「もうお前が提督でいいじゃん」
ヲ級「ヲ!」グルグル
提督「あっ、その触手の圧迫いい……筋肉がほぐれる……」
レ級「提督はもうおじいちゃんのようにマッサージ受けてるれ~、だらしなーい」
提督「うるひぇ~……あんだけ肉体労働したんだこら少しくらい……」
イ級「奴はほっておこう。さて、建造開始!」
レ級「……ん~建造に80時間かかるやつが四隻いるれ~」
提督「80時間!?」
イ級「まあしゃあないか……お、こいつは早くもできたみたいだ」
できた深海棲艦↓2
ドシン
ヲ級「!?」
ドシン
レ級「わぁ~」
ドシン
イ級「なんと」
ドシン
提督「」
戦艦水鬼「……戦艦水鬼だ。あ、あまりみないでくれ、恥ずかしい///」
提督「」ズコー
レ級「とんだ大物だれ~。よろしく!」
戦艦水鬼「よろしく。また大規模作戦が?」
イ級「それに備えて戦力備蓄中だ。こんどこそ地上の奴らを薙ぎ払いたくてな!」
戦艦水鬼「なるほど……彼は?」
イ級「拉致した提督。ヘタレだが頭の中身は優秀だぞ」
提督「やかましいわ! ……あー、と。ドーモ、提督デス」
戦艦水鬼「あぁ、戦艦水鬼だ、よろしく……ヲ級にからみつかれてるのは趣味?」
提督「マッサージ中です……」
ヲ級「ヲ!」
戦艦水鬼「そ、そう……」
戦艦水鬼「ふむ、しばらくは山も谷もない平凡な日々を送るのか、遊んだりして」
イ級「おう、別に地上に攻め入ってもいいけど、こっちは問答無用で一撃轟沈ありえるからな、ためるに越したことはない」
イ級「しかし作りっぱなしで娯楽がないのも嫌だ、俺が。なので適度に遊ぼうぜ」
戦艦水鬼「……遊ぶって何して?」
レ級「そのための安価!いまスレ立てるれ~……」カタカタッターンッ
ーーーーー
安価でなんかする(1)
1.深海棲艦ナナシ級
よっしゃはじめんぞ
↓2からだ
2 深海棲艦ナナシ級 ID:keMonOgAl
同期狩りの夜始まる
3 深海棲艦ナナシ級 ID:Z7Rl1KfRo
親睦会
4 ヘヴンズドアー ID:aaaaaaaaz
自殺
レ級「うわ、前後を危険安価に挟まれてる、あぶれ~」
戦艦水鬼「親睦会……といってもお前たちのことはよく知っているのだが」
レ級「何回沈んでも意識復活してリスタートだもんれ」
イ級「提督のことを知るという目的ならワンチャンあるだろう」
提督「あ″~、ヲ級ちゃんの肩もみは極楽じゃの~」
ヲ級「~♪」
戦艦水鬼「……ダメ人間ということはわかるが」
イ級「戦術眼は確かだから(震え声)」
レ級「あレで結構腹黒いし、深海提督の素質はあるかもれ」
戦艦水鬼「ふーん……で、親睦会ってなにするんだ?」
レ級「食って踊って歌ってヤるとか?」
戦艦水鬼「」
イ級「ねーよ」
戦艦水鬼「ま、まぁ食うってのはありじゃないか?同じ釜の飯を食えば仲良くなるさ!うん!」
イ級「よっしゃ、じゃあそうするか」
レ級「つまんないの~」
イ級「どうせ残りの四隻も出来上がるのは3日以上かかるんだ、気長にやろう」
深海食堂
イ級「はい、それでは我々の健闘と栄光を願って~かんぱーい」
レ級「かんぱーい♪」
ヲ級「ヲヲ~」
戦艦水鬼「食事をするのも久しぶりだなぁ」
提督「……」
提督「いや、まって」
イ級「どうした?」
提督「この皿めいたものの上に乗った資材っぽい何かは何?どう見てもお前らを構成したあの資材じゃん切り分けただけじゃん」
料理「」ウネウネ
イ級「だって俺ら調理する文化とかないもん」
レ級「生が一番」
ヲ級「」バリバリ
戦艦水鬼「うむ、いける」グチャグチャ
提督「せめて君らはその帽子っぽいものとか化物っぽいユニットで食べるって気はないの?私のSAN値がゴリゴリ削られてるんだけど」
イ級「文句言わず食えよ、配膳した妖精さん涙目だぞ」
深海妖精「やんや……」ウルウル
提督「盛り付けと配膳しかしてねーじゃねーか!!」
レ級「うるれー、おら!」ゴッ
提督「ごぶふっ」モゴ
レ級「はい噛んで噛んでー」
提督「ぐぎぎぎぎぎぎ」ガリガリ
戦艦水鬼「む、無理に食べさせることは……」
提督「食えるかァァァァ!!!」バーン
レ級「れぇ!?」
提督「アイアムヒューマン!!!!ノットイートシップ!!!!」
イ級「なんて?」
戦艦水鬼「……私は人間だから船は食べません?」
ヲ級「I'm man! A ship isn't eaten!」
イ級「!?」
レ級「……ヲ級、エキサイト翻訳使っちゃダメ」
ヲ級「ヲ……」
戦艦水鬼「まぁどちらにしろ間違いだな、素直に日本語で喋ればいいものを」
提督「問題はそこじゃねーから!なぜ私の口にグロ鉄を押し込むか!?食えるか!?死ぬわ!!!」
イ級「せやかてお前もう人やないで」
提督「なんて?」
イ級「来る途中俺に食われてここ来て吐き出されたろ?そんときにチョチョイのチョイと」
提督「」
イ級「適正あっても改造しないと水中で呼吸できんし、ね?当然だね?」
提督「パンチ!!!」ゴッ
イ級「いてぇ!?」
提督「テメェェェェェ雑魚駆逐のくせに何生意気に人体改造してるかぁぁぁぁぁ!!!」ゴシャッ
イ級「し、静まれ!静まらんか!!」
レ級「てか肌の色真っ白なのに気がついてなかったんだれ」
提督「え?」チラッ
提督「……わーお、真珠のような白」
ヲ級「ヲヲ~♪」スリスリ
戦艦水鬼「……まぁなんだ、諦めろ。ほら、これでも食え」スッ
提督「グロ鉄差し出すなよ!」
イ級「食べなきゃそのうち餓死するぞ」
提督「」
提督「もうダメだぁ、私の人生おしまいなんダァ……」ボリボリ
レ級「食ってるし」
戦艦水鬼「やけ食いってやつだな」
イ級「親睦会のはずが変なふわふわした感じになってしまったな」
ヲ級「Such thing also has a worthless life」
レ級「……まぁいいや。さて、次は何するかまた安価とらなくちゃ……結構レスついてるれ」
30 c ID:hatuyukki
ちくわ大明神
31 深海棲艦ナナシ級 ID:rerERenOl
親睦会実行中!次の安価とるぞ!↓2で頼む!
32 深海棲艦ナナシ級 ID:MasUOSAan
一家団欒
33 深海棲艦ナナシ級 ID:33iZ5psK0
王様ゲーム
142 深海棲艦ナナシ級ID:UDCs+fOVO
乱交パーティー
レ級「マジ怖い」
イ級「それはともかく王様ゲーム……五隻でやって楽しいか?」
提督「隻って数えんな!!!」
イ級「だってお前もうグロ鉄食べられるし……」
提督「」
戦艦水鬼「お、王様ゲーム……どうせ変なことをするつもりだろうっ」ガウガウ
提督「後ろの化け物怖いから静かにして」
戦艦水鬼「む、すまん……」ショボン
ヲ級「ヲ!」バッ
レ級「ん?どうしたれ?」
ヲ級「ヲヲヲ!ヲヲヲヲー!」
レ級「えー、それはどうよ」
イ級「なんて言ってるんだ?」
レ級「艦娘沈めてご案内(強制)しようだって」
イ級「」
戦艦水鬼「もう(深海棲艦スレの意味)ないじゃん」
提督「ワンチャン、高速建造材を使って残りの四隻をパパッと」
レ級「あー、それもいいれー」
ヲ級「ヲー……ヲ!」
艦娘or深海棲艦
↓2
このSSまとめへのコメント
面白いんで続き書いて下さい
あら意外とおもしろいですね。続きが読みたいです。