艦娘が進撃の巨人をやってみるそうです (15)
~鎮守府 合同宴会 舞台上~
大淀「やー、【アニメ一期お疲れ様でした会】も盛り上がってきましたね~」
大淀「あ、申し遅れました。私司会進行役の大淀です」
提督「お、おう。知ってるよ。つかさっきからお前がずっと司会やってるだろ」
大淀「まあまあ、読者のために今一度説明したのですよ」
提督「あー、うん」
大淀「さあ、それではこれからは艦娘たちの劇を披露致しまーす」
大淀「その名も【進撃の巨人】劇です~」
提督「……進撃の巨人?」
大淀「ちまたで話題のダークファンタジー漫画ですね」
提督「へー」
大淀「それでは皆さん、どうぞ~」
ワーーー パチパチパチパチ
「……845年クマ」
「人類は巨人怖かったので、壁の中で生活してたクマ」
「だけど超大型巨人に壁が破られたクマ」
提督「ナレーションのせいか全然ダークに感じないんだけど」
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大淀「まあまあ」
「そこでシガンシナ区に住んでたエレンとかミカサは、驚いたクマ」
「これやっべ。マジやっばいクマ」
「やるクマー!!ってくらいやばかったクマ」
提督「おい、誰がこいつをナレーションにしたんだ」
大淀「くじ引きだそうですよ」
エレン「あっれーはなんデーーース!!おっきいデスネー!!」
ミカサ「超大型巨人っぽいー」
エレン「あんなやっつぅ~、ミーのバーーーニングラーーブでやっつけてやりまスヨー!」
ミカサ「金……エレンすごいっぽい~」
提督「シリアスどこいった」
大淀「まあまあ、あ、ほら、ひ弱キャラのアルミンくんも出てきましたよ」
アルミン「ビッグセブンの実力を見せてくれる!!」
提督「いや一番やっちゃいけない役やってるだろ」
エレン「おお!長門ミンもキタのデース!」
提督「ほぼフルネーム明かしてるじゃねえか」
ミカサ「アルミン男前っぽいー」
提督「ぽいじゃねえよ」
アルミン「食らえええええ!!46cm主砲!!」
提督「すな。発射すな。とりあえずお前はもう少しひ弱になれ」
大淀「あっ!あそこを見てください提督!超大型巨人がいますよ!」
提督「超大型巨人?」
大淀「身長60メートルを超す、めっちゃでっかい巨人のことです!人類の宿敵ですよ!」
提督「へー」
超大型巨人「か、壁を壊すのです!!」
提督「せめて長門と電の役を交替しろや!!」
「どっがーーーーーん、って音がしたクマー」
「超大型巨人の蹴りで、壁が破られたみたいクマー」
提督「また悠長なナレーションだな!!」
超大型巨人「はわわわ……皆さん大丈夫なのです?」
提督「じゃあ最初っから壁破るなや!!」
エレン「これはまずいネー、壁が破られたネー!」
アルミン「……打ち過ぎたか……」
ミカサ「アルミンの主砲で壁が壊れたっぽいー」
提督「お前のせいかよ!!」
エレン「あっ!まずいネー!」
ミカサ「エレンどうしたのっぽいー?」
エレン「家の方向に壁のかけらが飛んでいったネ!家には比叡が待ってるヨー」
アルミン「なんだと?それはいかん!すぐ助けに向かわねば!」
エレン「まあでも改二だから大丈夫ネ!」
アルミン「それもそうだな」
提督「納得すんじゃねえよ!ていうか比叡とか名前隠す気ねえよ!せめて役を忠実に演じろや!」
「まあなんやかんやあって、エレン達は自分の家に行ったクマー」
提督「はしょったな!だいぶはしょったな!」
大淀「まあまあ」
エレン「OH!!比叡が家の下敷きになってるネー!!」
カルラ「に、逃げてください金剛お姉様……!比叡の気合いではもうどうにもできません!」
エレン「そんなことないヨー。比叡は金剛が助けるのデース!」
カルラ「やめてください!!今にも深海生物的な巨人が襲ってきます!このままでは御姉様が!」
カルラ「夕立さんも、御姉様を止めてください!」
ミカサ「無理っぽいー」
提督「もうキャラの名前呼ぶこと諦めてんなコイツら」
ドシン・・・
大淀「ああっ!まずいですよ提督!開いた壁から侵入した巨人が、今にもエレン達に近づいていくようです!!」
提督「巨人?」
巨人「ハラショー」
提督「なんで巨人役がこうも小さい奴ばかりなんだよ!!」
巨人「ん?そこに美味しそうな人間がいるね」
エレン「OH!!これはまたロシア産の素敵な巨人デース!」
カルラ「に、逃げてくださいお姉様!生きてください!」
ミカサ「大きい割に素敵っぽいー」
カルラ「素敵なパーティはここでは開かれませんよ夕立さん!」
「待てーーーーい!!」
提督「お」
大淀「おお!誰か助けに来てくれたみたいですね!」
ハンネス「ふっふっふ……この天龍様にかかれば巨人なんてイチコロだぜ」
提督「絶対逃げねえよコイツ!!ハンネスさん巨人に絶対立ち向かうでしょ!!」
エレン「天龍、こいつどうするネー」
ハンネス「八つ裂きにしてやるかぁ?」
ミカサ「ハンネスさん超かっこいいっぽいー」
カルラ「皆さん劇やる気ないでしょ……」
提督「比叡が珍しくまともなこと言ったな」
ハンネス「オラオラぁ!天龍様のお通りだあーーっ!!」
巨人「スパシーバ」
提督「言葉の意味分かってるのかあの巨人は…」
「こうしてハンネスは、エレンとミカサ連れて逃げたクマー」
提督「逃げてねえよ!!バッチリ戦ってたよ!!スチール刃持って巨人に切りかかったよハンネスは!」
ハンネス「ったく……オレがいたなら巨人もバッサバサに切ったってのによー」
ミカサ「説得力無限大っぽいー」
エレン「でもあれネー」
ハンネス「ん?」
エレン「私、駆逐するデース」
エレン「比叡を食べたあの巨人を、一匹残らーズ」
エレン「駆逐シマース!!」
提督「絶対まともなシーンなのに全くまともに見えねえ!!」
「それからなんか知らないけど、金剛と夕立と長門さんは訓練兵団に入ったクマー」
提督「比叡を喰った巨人を倒すためなんだろうが!ちゃんと理由あるよ!それと役柄名無視すんじゃねえ!!」
エレン「ついにここまで来たデース」
エレン「比叡の敵を、打つのデース」
ミカサ「……っぽいー」
アルミン「ふ……どんな厳しい訓練が待っているのだろうな……楽しみだ」
提督「アルミンくん入団する前から完全に武闘派じゃねえか」
大淀「あ、この訓練兵団という場所では、教官の洗礼を受けるシーンみたいですよ」
提督「教官?」
大淀「ええ。とっても怖い鬼教官だそうです」
キース「はぅぅ……お、おい、あなたっ?」
提督「羽黒じゃねえか!!!!」
提督「どこが鬼だよ!!天使も天使だよ!!正反対すぎるんだよ!!それに呼び方優しすぎるよ!!なんなんだよこれは!」
アルミン「……なんだ。重巡洋艦」
キース「ひ、ひいっ!いえ、あの…あの…あなたはどうしてここに来たんですか……?」
アルミン「巨人をっ!!!」
アルミン「一匹残らずっ!!破壊するためだ!!!」
キース「ひいいいいっ!!」
提督「もう教官やめろよ!?つかアルミンくんひ弱でもなんでもねえ!主人公の座奪いかねんわ!」
キース「う、うう……あ、あなたは誰ですか……?」
マルコ「私ですか!?私は幸運の駆逐艦、雪風ですっ!!」
マルコ「頑張りマスッ!!」
提督「お、ゆ、雪風はまだまともじゃないか。名前間違ってるけど」
大淀「そうですねー。まあマルコは序盤で顔半分なくなる役柄ですけど」
提督「幸運とかどこ行ったんだよ!!運マイナスくらいの悲劇起こるんじゃねえか!!」
キース(ゆ、雪風ちゃんはまだ安心だぁ…ほっ…)
キース「ど、どうして雪風ちゃんは、訓練兵団に入ったの?」
マルコ「しれぇに顔面半分をささげるためです!!」
マルコ「はい!頑張りマスッ!!」
提督「ネタバレすんじゃねええええええ!!!!!」
提督「はい、頑張りますじゃねえよ!!結構重要なネタを即時バレすんじゃねえわ!!」
キース「さ、さあてえ…次はだれでしょう……」
キース「あ、あなたは誰ですか……?」
ジャン「駆逐艦?うざい」
提督「もう進撃の巨人どこ行ったか分かんねえよ!!せめてセリフは忠実に再現してくれ!!なんでいきなり駆逐艦がうざいと言いだしたんだこの男は!?もう漫画の意味も趣旨も分からんわ!!」
ジャン「まーハイパー北上様になるためには駆逐艦欲しいけどねー」
提督「まるで意味が分からんわ北上ィィィイイ!!!」
※続きは午後11時以降となるのデース
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