マリオの家

ルイージ「兄さん、兄さんーー！」

マリオ「にゃ………どうした弟よ、こんな朝っぱらから……ふぁぁ」

ルイージ「あくびしてる場合じゃないって！これ見てくれよ！」

マリオ「………？手紙……？ピーチ姫からだ」

ルイージ「さっきキノピオが大急ぎで届けにきてくれたんだ」

マリオ「へぇ………どれどれ、中身は………」

ピーチの手紙『マリオへ。また亀にさらわれちゃったお( ^ω^ ) ピーチより』

マリオ「………」

ルイージ「………」

マリオ「………弟よ」

ルイージ「なんだい、兄さん」

マリオ「僕は今といいギャラクシーの時といい、姫さんがどうやってとらわれの身の状態なのに手紙書いてるのか気になって仕方ない」

ルイージ「え、そこかい！？」

マリオ「常に筆記用具持ってるならペンの先端をクッパにぶっさせば逃げるにはいいと思うんだがなぁ」

ルイージ「それより兄さん、大変だよ！早く助けに行かないと！」

マリオ「………」

ルイージ「兄さん？」

マリオ「なんか、なぁ……」

ルイージ「？」

マリオ「僕としてはピーチが本気出せば一人でも脱出できる気がするんだが……大乱闘の時もクッパと戦ってるし」

ルイージ「………だから行く気がないっていうのかい？」

マリオ「完全に、じゃないけど。自分から進んで行く気にはなれないってことさ」

ルイージ「そんな……」

マリオ「あと手紙の文面に緊迫感がない」

ルイージ(それは思った)

マリオ「つまり、まだ行かなくても余裕があるってことさ。じゃ、僕は貯めたヘソクリでカジノでも行こうかな」

ルイージ「戸棚の奥のコインなら僕が回収したよ」

マリオ「なっ、なんですっとォーー！？」

ルイージ「もっとマシな隠し場所考えてよ、兄さん」

マリオ「返せ！土管潜って拾い集めた金を！」

ルイージ「今からピーチ姫を助けに行くから、その後にするよ」

マリオ「君は行くのかい！！」

ルイージ「どうだろう、僕一人で行くより、兄さんもついてきた方が、早く仕事が終わって早くお金が返せるよ？」

マリオ「……………しょうがない」

ルイージ「良かった」(まぁ僕一人じゃ心細いからね……)

マリオ「ほら、ルイージ、とっとと行ってとっとと倒すぞ！」

ルイージ「急にやる気になる……」