ルイージ(妹)「兄さん…またピーチ姫を助けに行っちゃうの?」 (31)

ルイージ(僕っ娘)「僕も連れてって!」

マリオ「駄目だ、これは遊びじゃないんだ…お前を危険に巻き込めない」

ルイージ「そんな…僕もうファイアだって使える様になったんだよ!?」

マリオ「…それでもだ」

ルイージ「そんなにピーチ姫の事が大事?」

マリオ「ああ」

ルイージ「僕、淋しいんだよ…」

マリオ「すぐに帰ってくるさ、クッパの野郎をぶっつぶしてからな」

ルイージ「兄さん…また巨大マリオになるつもりなの?あれは使えば使うほど兄さんの身体を蝕む…」

マリオ「いやそんな設定ないから」

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ルイージ「兄さん…どうか…死なないで」

マリオ「心配するな、俺は不死身だ」

ルイージ「…やっぱり!我慢出来ない!僕も付いていく!」

マリオ「これは遊びじゃないんだぞ!」

ルイージ「ゲームじゃん!」

マリオ「そうだった!」

ルイージ「兄さんが不死身なら僕だって不死身だよ」

マリオ「そりゃそうだろうけども」

ルイージ「僕は兄さんの隣にいたい、それでも僕を置いてピーチ姫を助けに行くって言うなら、ピーチ姫だって僕は殺 すよ」

マリオ「ピーチ姫だって不死身だ」

ルイージ「oh…」

マリオ「すぐに帰ってくる。そしたらみんなでマリオカートやろう」

ルイージ「ピーチ姫も一緒に?」

マリオ「ああ」

ルイージ「嫌だよ!あのアバズレ絶対兄さんの後ろに付いて僕達の邪魔してくるもん!」

マリオ「お前ピーチ姫をなんだと思ってんだ」

マリオ「じゃあ行ってくる」

ルイージ「それは…Bダッシュ!もうマリオカート気分じゃん!」

マリオ「これで行けばクッパ城まですぐだろ」

ルイージ「くり坊達ひき[ピーーー]気!?」

マリオ「?当たり前だろ」

ルイージ「まぁそりゃそうか」

マリオ「悪いなルイージ、このBダッシュは1人乗りなんだ」ブロロロ

ルイージ「スネ夫おおおおお!!!」

ルイージ「兄さん…行っちゃった…」

ルイージ「でもね兄さん、Bダッシュなんか使ってる様じゃまだ甘いよ」

ルイージ「よいしょっと」ドン

ルイージ「大砲」

ルイージ「world1からクッパ城まで飛べる大砲の開発に僕は成功した」

ルイージ「待っててね兄さん、いや待ってるよ兄さん。ふひひ」

クッパ城前

ルイージ「クーッパくん!あーそーぼー」

ルイージ「おっ、インターホンあるじゃん」ピーンポーン

クッパ「どちら様でしょうか」

ルイージ「あっ、僕ですルイージです」

クッパ「えっ、さっき攫ったばかりだよ」

ルイージ「ちょっとお話したいことが…」

クッパ城内

ピーチ「えっ、ルイージ!?もう来るなら言ってよ!早く檻の中戻らなきゃ」

ルイージ「完全にお茶してたよね今」

クッパ「いやもう最近は何で攫ってるのか自分でもわからなくてなってきて、何か申し訳ないからお茶でもと」

ルイージ「もうラスボス辞めたらいいんじゃないかな」

クッパ「で、話って」

ルイージ「兄さんのことです」

クッパ「あぁマリオか。そろそろ来んの?」

ルイージ「いえ、兄さんは真面目なんで大砲使わずに正規ルートで来てます。今ちょうどworld3位ですかね」

クッパ「それはそれで結構早いな」

ルイージ「もう慣れてるんでしょ」

クッパ「それで?」

ルイージ「兄さんが全然僕に構ってくれないから先にピーチ姫ぶっ殺しとこうと思って」

ピーチ「急    展    開」

クッパ「え、いや困るって何言ってんの」

ルイージ「いや僕兄さんのこと大好きなのにあの人はいつもいつもピーチ姫のことしか考えてないからもう殺した方がいいかなって」

クッパ「させねえよ!」

ピーチ「クッパ頑張って!」

ルイージ「まるでクッパが主人公の様だ」

ルイージ「食らえファイア!」

クッパ「ぐあああ」

ピーチ「クッパァァァァァ!!!」

ルイージ「さぁピーチ姫、助けに来ました」

ピーチ「え、ちょ、待って」

ルイージ「待たないよ」チャキ

ピーチ「ナイフ!?ファイアとかじゃないの!?」

ルイージ「観念!」

ピーチ「マァァァリオオオオオ!!!」

マリオ「ルイージ!」

ピーチ「マリオ!」

ルイージ「兄さん…どうしてこんなに早く」

マリオ「道中のパタパタがクッパから通信を受けたって」チラ

クッパ「……」ニッ

マリオ「ピーチ姫が危険だから早くいけと。そこからはトラップも敵もオールスルーの超イージーモードだったよ」

ルイージ「クッパの野郎…」

マリオ「まさか、元凶はお前だったなんてなルイージ」

ルイージ「違うんだ兄さん!これは兄さんの為を思って!」

マリオ「どういう意味だ」

ルイージ「兄さんはこれまでピーチ姫をなんども、なんどもなんどもなんどもなんども助けてきた」

ルイージ「それにも関わらずなんどもなんどもなんどもなんどもなんどもなんども攫われ続けるピーチ姫は兄さんにとって害悪でしかない」

ルイージ「もうピーチ姫なんて忘れて、また配管工やろう、兄さん」

マリオ「ふざけるな!ピーチ姫がいないとキノコ王国に平和はない!」

ルイージ「僕はキノコ王国よりも兄さんと一緒にいたいんだ!」チャキ

ピーチ「キャッ」

マリオ「ルイージ貴様…」

ルイージ「こいつさえ消えれば僕はまた兄さんと一緒にいられる時間が増える…ふふふ…」

ルイージ「しねえええええ」

マリオ「やめろおおおおおおお」

グサッ

マリオ「ぐっ」ポタポタ

ルイージ「兄さん…!どうして!」

マリオ「さっきは…はァ…キノコ王国の為だなんて言ったけど、本当は俺もそんなことはどうでもいいんだ」

ピーチ「マリオ…」

マリオ「俺はただピーチ姫やルイージやピノキオとかと楽しくマリオカートでもして遊びたかった。それだけなんだ…」

ルイージ「兄さん…もう喋るな!」

マリオ「ルイージ…!構ってやれなくて済まなかった…」パタッ

ルイージ「兄さあああああん!!!」

マリオ「心配するな俺は不死身だ」スクッ

ルイージ「……なんじゃそりゃ」

マリオ「帰ろうぜルイージ、ピーチ姫。帰ってマリオパーティだ」

ピーチ「うん!」

マリオ「ルイージ、愛してくれてありがとう」

ルイージ「兄さんっ…!」


キノコ王国に帰るマリオルイージピーチ姫をクッパは見ていました
(俺もあんな仲間が欲しかった…)

カロン「クッパ様!」

ノコノコ「大丈夫ですか!」

クッパ「あァ…俺も不死身だから問題ない」

くり坊「良かった…本当に良かった」ポロポロ

クッパ(なんだ俺にもいるじゃないか)


おしまい

思いつきで書いた

後悔しかしてない

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