男「俺と幼馴染がずっと一緒ってわけにはいかない」(591)

男「ってわけなのよ」

友「へーそうなんだ僕はてっきりずっと一緒だと思ってたよ」

男「少なからず俺はあいつに行為を寄せてた時代があったわけだ」

友「だろうね。中学時代?」

男「まぁな。けどまぁ・・・それもあいつがイケメンと付き合うまでだな」

友「明らかに幼馴染さんは君の事なんとも思ってなかったしね」ニコッ

男「・・・それを言うな・・・きつい態度取られても」

男「俺は自意識過剰だったからな・・・愛情の裏返しだと思ってた」

友「アハハ、ほんとに自意識過剰だね」

男「まっ、しょうがない。ずっと一緒だったわけだからな」

友「傍から見れば明らかに男の事どうでもいい感じだったよ」

男「俺は第三者じゃあなかったからな・・・」

友「そうだね。それよりこのパン食べるかい?僕はおなかいっぱいになっちゃった」

男「もらう・・・サンキュ」

友「ふふ。今日はお腹すいてたはずなのにな~」

男「普通女って体重気にしてあんまり食べないんじゃない?」

友「僕は食べても太らないから」ニコニコ

男「はぁ・・・そんなこと言うから周囲から浮くんだよ」

友「ふふ。あまり気にしないよ。それに男が傍にいてくれるじゃないか」

男「そりゃ、まぁ友達だしな」

友「さて、そろそろ席に着こうか」

男「そうだな」

友「授業中ねるなよ」

男「寝ちゃうかも」

友「たまには自分でノートとりなよ。いつもテスト前見せてるじゃないか」

男「まぁそういうなって」

友「仕方ない奴だな~・・・」

男「じゃあお前はちゃんとノート取っておいてくれよ」

友「言われなくても取るつもりだよ」

男「じゃあまたな」

友「はいはい」

男(うむむ。やはり食った後は睡魔が・・・・)

男(zzzzzz・・・・・・)

友「・・・・男・・・男!」トントン

男「ん?んぁぁ・・・どうした?」ゴシゴシ

友「どうしたって・・・もう放課後だよ・・・」

男「そ、そうか・・・帰るか?」

友「そのつもりで起こしたんだよ。普通は起こさないで帰ってるよ」

男「わ、悪い・・・そんな怒るなよ」

友「ふふ。怒ってないよ」ニコニコ

男「どっか寄ってくか?」

友「うん。そうだね~僕はスタバに行きたいな」

男「おっ!たまには寄ってくか・・・」

友「じゃあ行こうか」

店員「いらっしゃいませ~何名様ですか?」

男「二名です」

店員「こちらの席にどうぞ」

男「・・・・・・」ゴクゴク

友「・・・・・・・」ゴクゴク

友「そういえば君はどんな女の子が好きなんだい?」

男「なんだ急に・・・」

友「いいじゃないか・・・酒の肴って奴?」

男「酒じゃないけどな」

友「ふふ。いいじゃないか。それで?」

男「そうだな~昔は幼馴染が好きだったけど・・・」

友「ふむふむ」

男「今は特に好きな人はいないかな~」

友「・・・僕はタイプを聞いたんだけど・・・」

男「わ、悪い・・・タイプは・・・・」

男「背がある程度高くて・・・髪が長くて・・・家事ができる人がいいな」

友「ふーん・・・性格は?」

男「性格は~・・・・あれだな・・・クールかお姉さんタイウだな」

友「そうなんだ。理由は?」

男「もう高校三年だろ?さすがに子供っぽいとかうるさい奴とか疲れるからさ」

友「確かに一緒にいて疲れる人はごめんだね」

男「昔は幼馴染は強情な奴でそんなタイプもよかったんだけど・・・」

友「そうだね・・・今は・・・」

男「あぁ・・・なんかイケメンに嫌われたくない感じだからな・・・」

友「まっ人は変わるからね」

男「まぁそうだな・・・おっとそろそろ帰らないか?ご飯作らなきゃ」

友「君も大変だね・・・帰ろうか」

男「悪いな」

店員「ありがとうございました」

スタスタ

友「しかし君も大変だね」

男「なにが?」

友「両親離婚してお母さんのご飯作ってあげてるんだってね」

男「あぁ・・・俺の母親料理できないからな」

友「へーそうなんだ・・・妹ちゃん元気?」

男「まぁな・・・今は親父のところにいるからな・・・一か月に一回くらいしか会えないからな~」

友「へーそうなんだ」

男「親父は料理できて妹はできないからな俺の逆バージョン」

友「親父さんが妹ちゃんのご飯作ってるのか」

男「そゆこと」

男「んじゃあ俺こっちだから」

友「あぁまたね」

男「気をつけろよ」

友「ふふ。君こそ」

スタスタ

ガチャ

男「ただいま~」

?「おかえり!男くん」

男「・・・・・・・」

?「どうしたの?」

男「なに普通の顔してくつろいでるんすか」

?「え~そろそろ帰ってくると思って!ごはんまだ?」

男「まだですよ・・・母さんも帰ってきてないし・・・」

?「母さんはね。友達と飲み会だって!」

男「はぁ?俺聞いてないんですけど・・・」

?「私に言ったからね」エヘン

男「はぁ・・・メールでも入れくれればよかったのに・・・」

?「そう言わないの。早くご飯作ってよ!」

男「・・・母さんいないし出前にしませんか?めんどくさい」

?「んもーう!体に悪いよ!」

男「んじゃあたまにはご飯作ってくださいよ!」

?「私・・・できないもん!」

男「はぁ・・・・お隣に帰ってください・・・お隣さん」

お隣「いいじゃん!そんな意地悪言わないで!」

男「はぁ・・・じゃあ作りますよ・・・」

お隣「いえーい!初めからそう言いなさいよね~」ナデナデ

男「ちょ、なに撫でてるんすか?」

お隣「んん?年上の包容力だよ」

男「いりません!」

お隣「もーう!素直じゃないんだから!」

男「はいはい・・・」スッ

お隣「ちょっと!煙草はやめなさいって言ってるでしょ!?」

男「いいじゃないですか別に・・・」カチャ

お隣「やー!煙草くさーい」

男「・・・部屋戻ってくださいよ」

お隣「それはだめ!」

男「じゃあ我慢してくださいよ」フー

お隣「しょうがないな・・・あんまい吸いすぎると体に毒だからね」

男「はいはい」

お隣「もうほんとにわかってるの!?」

男「わかってますよ~」

お隣「君友達いないでしょ?」ニヤニヤ

男「な、なんすか・・・急に」

お隣「だって君が友達を家に呼んで事みたことない!」

男「・・・いますよ・・・友達くらい・・・」

お隣「へー・・・何人?」

男「ひ、一人くらい・・・」

お隣「すっくな!まー確かに君人付き合い苦手そうだね」

男「ほっといてくださいよ・・・」

お隣「目つきも悪いし!煙草吸ってるし!雰囲気悪いし!」

男「・・・・・まぁ別にいいですよ」

お隣「私が友達になってあげるよ!」

男「・・・・・え~?」

お隣「なにその不服そうな感じ!」プー

男「だって・・・・」

お隣「感謝してよね!」

男「お隣さんって友達って言うより・・・」

お隣「お姉さんか!」

男「妹って感じかな」フー

お隣「・・・」ガーン

お隣「なにそれ!男くんより二歳も年上なんだよ!」

男「・・・・だって・・・なんか年上って感じしない」

お隣「どこら辺が!?」

男「いつもふにゅふにゅしてるから・・・」

お隣「な、なにそれ!ふにゅふにゅしてないもん!」

男「・・・してますよ」

お隣「・・・・ふふ!けどこんな胸は妹だったらねいよね!」ドーン

男「・・・・・すごい脂肪ですね」

お隣「もう!むかつく!」

男「ははっ」

お隣「もう知らない!!」プー

男「すいません少し言い過ぎました・・・」

お隣「・・・・」プイ

男「そろそろご飯作るんですが・・・一緒に食いませんか?」

お隣「ほんとに!?」キラーン

男「え、えぇ・・・お隣さんが好きなパスタでも作ろうかと」

お隣「いいじゃん!いいじゃん!さすが私の弟!」ギュ

男「え?弟・・・?」

お隣「なにか言った?」ジー

男「なんでもないです」

お隣「そっ!」ニコ

男「はい・・・できましたよ・・・・」

お隣「わーい!おいしそうだね」

男「まぁ結構がんばりました」

お隣「いただきます!」パクッ

お隣「おいしー」

男「よかったです」

お隣「学食でもこんな感じだったらいいのにな~」

男「まずいんですか?」

お隣「ん~だんだん飽きてくるんだよね~」

男「そうなんですか」

お隣「けど男くんのは飽きないよ」パク

お隣「ごちそうさま~お皿洗う?」

男「・・・いいですよ・・・テレビでも見ててください」

お隣「むー!せっかく手伝ってあげるって言ってるのに!」

男「だって・・・たまに割るじゃないですか」

お隣「そ、それは!悪気はないの!」

男「・・・・わかってますよ」

お隣「よろしい!後で映画でも見ない?」

男「え~明日も学校なんですけど!」

お隣「いいからいいから!」

男「わかりましたよ・・・けどこの前見たく朝方までは勘弁してくださいよ」

お隣「わ、わかってるって!」

男「じゃあ少し待っててくださいね」

お隣「うん!わかった!」

男「終わりましたよ」

お隣「ふむふむ!ちこうよれ!」ポフポフ

男「はい」

お隣「もうくっつきすぎ///甘えたいの?」

男「・・・・」カチッ

お隣「・・・ちょっと煙草くさい!」

男「ふふ。我慢してください。お姉さん?」

お隣「もーう」

男「んで?なに見るんですか?」

お隣「はい!これ!」

男「恋愛物ですか」

お隣「うん!そうなの!」

男「どんなストーリーなんですか?」

お隣「これ今大学ではやっててね!幼馴染同士の恋愛だって!」

男「・・・・へ、へぇ・・・そうですか」

お隣「さっそく見よ!」ピッ

お隣「・・・・・・・」ジー

男「・・・・・・・・・」フー

男(ほう・・・女の方が病気で入院してるのか)

お隣「・・・・・・・・」ジー

男(・・・・・・・・・・・・)

お隣「えっぐ・・・ひっく・・・」

男(まぁいわゆるバットエンドって奴か)

男(救われないな・・・)

お隣「ひっく・・・泣けるね・・・ねっ」グス

男「そ、そうですね」

男(えー!それほど泣くか!?)

お隣「もう一本みよ・・・?」ピッ

男「え!ちょ!・・・寝ていいすか?俺学校なんで」

お隣「えーもう一本みよーーーよーーー」ガシ

男「離してくださいよ・・・」

お隣「みよーよーーーみよーーーよーーー」ブンブン

男「わかりましたよ・・・最後ですよ?」

お隣「うん!」ピッ

お隣「・・・・・」ブルブル

男(ホラーか・・・井戸から女が出てくる奴だったな)

お隣「・・・・きゃぁ・・・」ギュウウウウウ!!!

男(いててて!いたいよ!お隣さん・・・・)

お隣「・・・・・・」ガクガク

男(・・・・・眠くなってきた)

男(・・・・・・・zzzzzzzzzz)

お隣「・・・くん!・・・男くん!起きて!!!」ユサユサ

男「・・・・ん?・・・朝っすか?」

お隣「ま、まだ夜中の三時だよぉぉ」

男「・・・お休み」ドサ

お隣「だめだよ!おきて!」

男「・・・・俺明日学校なんですけど」

お隣「・・・・・・・」ボソ

男「え?」

お隣「トイレ行きたい!!」

男「はぁ・・・行って来ればいいじゃないですか」

お隣「ついてきて・・・?」ウルウル

男「はぁ・・・わかりましたよ・・・」スッ

お隣「ご、ごめんね」ギュ

男「・・・・いいですよ・・・」

お隣「男くん・・・男くん!!」ドンドン

男「・・・・・・・・・・」

お隣「男くん」ガチャ

男「終わりました?」

お隣「終わってないよ!返事がないから」

男「・・・だって耳ふさいでろって言ったのお隣さんですよ?」

お隣「うーーーーーじゃあ歌ってて・・・」

男「え?・・・え?」

お隣「歌ってて!お願い」

男「まじすか・・・・」

お隣「早く!もう漏れる・・・・」ガチャ

男「・・・・・・・」

お隣「はやくぅ!!!」

男「こ、ここ、こなぁぁぁぁぁゆきぃぃぃぃぃぃぃ」

お隣「///////////」ジュォォ

男「ねぇこころまでしろくそめられたならぁあああぁぁ」

お隣「・・・・もういいよ」ガチャ

男「・・・・死にたい」

お隣「ふふ、ありがとね」

男「もう寝ますね・・・」

お隣「そ、それなんだけどね!!」

男「ま、まだなにか?」

お隣「うん・・・・」コク

男「な、なんすか~?」

お隣「一緒に寝て・・・・」

男「」

お隣「だ、だめぇ?」

男「だめっすよ!そんなの!」

お隣「お願い!!」

男「じゃあ!俺床で寝ますから!ベッドで寝てください!」

お隣「嫌!一緒に寝て!呪われちゃう!」

男「呪われないっすよ!」

お隣「男くんと寝れば男くんが呪われるから大丈夫!」

男「俺はいいんすか!」

お隣「うん!」

男「・・・・・・・・」

男(ま、負けた・・・この人しつこい・・・・)

お隣「もっと近く寄ってよ~~~~!」

男「む、無理っすよ・・・・」

お隣「もーーーう」プクー

男「は、はやく寝ましょう・・・」

お隣「はーーーーい」

カチカチ

男(ねれねーーーーーーー)

男(まじ寝れね・・・・・)

お隣「スーーースーーー」

男(すっかり寝てるし・・・)

男(よし・・・・今の内にソファに行くか)バサ

ガシッ!!!!

男(え?)

お隣「スーーースーーー」ギュゥウウウ

男(なんで!なんで俺の服掴んでるの!!!!)

お隣「ん・・・・んん・・・・」

男「ッツ!!」ビクッ

お隣「んん・・・・・ん~~~」ガシッ

男(ちょ!!足!絡まってる!!!)

お隣「スーーーーースーーーー」

男(めちゃくちゃ力強い・・・・)

男(・・・・・・あきらめるか・・・・)

お隣「んん!!」ドン

男「いてぇ!」

チュンチュン

ピッリリリリリリリリリ

男「うっ・・・・・ん・・・・んん」ガシ

男「くそ・・・寝不足だ・・・・」

男「・・・・・・・・」

男「学校行くか・・・・」

男「起こすのもあれだし・・・・メールで言っとくか・・・」ピピピッピ

男「いってきます」ガチャ

スタスタ

男「ふぁぁ眠い・・・」

友「やぁ。どうしたんだい?そんな大きなあくびして」

男「あぁ・・・ちと眠れなくてな」

友「ふふ。夜更かしもほどほどにしなよ」

男「あぁ・・・・」

友「一緒に学校行こうか」

男「おぅ」

スタスタ

友「あれ?幼馴染さんじゃない?」

男「ほんとだ・・・イケメンと言い争ってる感じだな」

友「そうだね・・・・」

幼馴染「もう知らない!!!」タッ

イケメン「あぁ!勝手にしろ!いちいちうるさいんだよ!」

男「お、おい!大丈夫か?」ガシッ!

幼馴染「男!?は、離しなさい!」パッ

男「わ、わりぃー」

友「・・・・・・・・・・・・」

男「どうしたんだ?」

幼馴染「なんでもないわよ!男には関係ないでしょ!」

男「そ、そうだよな」ポリポリ

幼馴染「もういくね!」

男「なんかあったら相談しろよ!」

幼馴染「うるさい!!!」

友「行っちゃったね。追いかけないの?」

男「俺には関係ないってさ」

友「そうだったね・・・・」

男「さて行こうぜ・・・周りの目も痛い」

友「ふふ。みんな野次馬根性丸出しだね」

男「刺激が欲しいんだろ」

友「僕もね」

友「それよりどうしたんだろうね?」

男「さぁ?わからねーけどな」

友「付き合って三カ月だってね」

男「そうなのか?」

友「知らないのかい?」

男「・・・・・あぁ」

男(半年くらい付き合ってるかと思った)

友「イケメンってさ顔はいいけど評判は悪いからね」

男「・・・まぁ知ってて付き合ってるんじゃね?」

友「たぶんそうだね」

友「あんな男顔だけなのにね」ニコッ

男「おいおい、はっきり言うな」

友「僕はいつだって正直さ」

友「さて、そろそろ教室行こうか」

男「そうだな」

スタスタ

ガラガラ

男「じゃあまたあとでな」

友「ふふ。またね」

ガタガタ

男(・・・・・・・・幼馴染昔はあんな感じじゃあなかったのにな)

男(高校入ってから変わったな・・・)

男(まぁ人は変わるか・・・)

キンコンカンコーン

友「男、ご飯でも食べようか」

男「そうだな。ほらここ座れよ・・・」ガチャ

友「ふふ、いつも思うんだけどこの席の人なにも言わないね」

男「そりゃ・・・座ってるのがお前だからな~」

友「どうゆう意味だい?」

男「なにも言えないだろ・・・」

友「僕はこんなにも社交的なのにね」

男「いや・・・ミステリアスだよ」

友「なんかかっこいい」

男「俺は周りからどう思われてるんだろうな」モグモグ

友「・・・不良?」

男「おいおい・・・不良になった覚えはないぞ」

友「ふふ。雰囲気がね」

友「でも僕は男のその雰囲気嫌いじゃない」ニコッ

男「お、おぅ・・・サンキュ・・・・」テレテレ

友「ふふ。ホントはいい奴なのにね~」

男「お前もな」モグモグ

友「さて・・・先生はそろそろ来るから席に戻るよ」

男「あぁ・・・んじゃあ放課後」

友「放課後なんだい?」

男「一緒に帰ろうぜ」

友「そうだね、帰ろうか」ニコニコ

キンコンカンコーン

先生「んじゃ!今日は終わり!みんな気をつけて帰って!」

生徒「はーい」

ガヤガヤ

友「帰ろうか、男」

男「うぃうぃ・・・・今日はどっか寄っていく?」

友「いや・・・今日はまっすぐ帰ろう」

男「よし。そうするか」

スタスタ

友「来週の数学小テストだってさ」

男「まじか・・・そうなのか」

友「さっき先生言ってたよ」

男「・・・夢の中にいた」

友「ふふ。どんな夢だった?」

男「嘘・・・実はなにも見てない」

友「・・・なんだいそれは・・・」

男「わ、わりーな・・・」

友「困っても数学教えないぞ」ジー

男「そ、それは困る」

友「ふふ。正直でよろしい」

スタスタ

友「あれ?あの校門にいるのって」

男「お、幼馴染か」

幼馴染「・・・・・・・・」

友「なんであそこで立ってるんだろう?」

男「さぁな・・・」

男(一応あいさつしとくか)

男「じゃ、じゃあな!幼馴染」

友「さよなら」

幼馴染「男!待ってよ」

男「ど、どうした?」

友「・・・・・・・・」

幼馴染「うんとね・・・一緒に帰らない?話があるの?」

男「え、えーと・・・友と帰るからまた今度は?」

幼馴染「はぁ?今朝相談乗るって言ったじゃない!!!嘘だったの?」

男「う、嘘じゃねーけど」

幼馴染「じゃあ相談乗ってよね!!」

男「あ、あぁ・・・」

友「僕はお邪魔かな?」

幼馴染「・・・・そうは言ってないけど」

友「じゃあ僕も一緒に帰っていいのかい?」

幼馴染「それは・・・私が話あるの・・・男だけだから・・・」

友「じゃあ邪魔ってわけだね」

幼馴染「ッツ!そうよ!邪魔!ほんとあなたってむかつくわ!!」

友「ふふ。じゃあ僕は帰るね」クス

男「わ、わりー!ほんとごめんな・・・」

友「君が謝ることじゃないさ」クスクス

幼馴染「・・・・・・・・」

友「それじゃあまたね。男」

男「あぁ・・・わりーな・・・気をつけて」

友「ふふ。君こそ」

スタスタ

男「んで・・・話って」

スタスタ

幼馴染「うんとね・・・イケメンくんがこの前他校の生徒とデートしてたの」

男「へーそうなのか」

幼馴染「そうなのかって・・・もっと他になにか言う事ないの!?」ギロッ

男「だ、だって・・・俺あいつの事あんまりしらねーし」

幼馴染「あぁ・・・あなたあまり友達いないもんね」

男「・・・・・・」

幼馴染「まぁいいか・・・それでね今朝それで喧嘩してたの」

男「だからかぁ~」

幼馴染「それでね・・・今回はちょっといつもより違う喧嘩なの」

男「違うって?」

幼馴染「・・・・・なかなか仲直りできなさそうな喧嘩?って奴?」

男「あーなるほど・・・」

幼馴染「け、けど私、このままじゃあ嫌だから・・・謝ろうかと・・・」

男「へーそれがいいんじゃないか?」

幼馴染「ちょっと!真面目に聞いてるの!!!?」

男「だってよ~俺は正直に言うとさ・・・」

幼馴染「いいからいいなさいよ!!」

男「・・・お前悪くないじゃん・・・付き合ってるんだろ?謝る必要なくない?」

幼馴染「イケメンくんが謝らないから私が謝るの!!!」

男「そ、そういうと思ったから・・・言いたくなかったんだよ・・・」

幼馴染「うるさい!しょうがないでしょう!?好きなんだから!」

男「わ、わりー」

幼馴染「・・・・・・・それでなんかプレゼントしようと思うんだ・・・」

男「い、いいんじゃないか?」

幼馴染「なにがいいと思う?」

男「う、うーーーーん」

幼馴染「なんか喜びそうなのがいいなっ」

男(なんだそれ機嫌取りじゃん)

男「そ、そうだな~」

男「あ、アクセサリーがいいんじゃないか?」

幼馴染「アクセ?」

男「あ、あぁ・・・いつも身につけられるし・・・ネックレスとかブレスレットとか」

幼馴染「そ、そうね・・・変なもの渡しても嬉しくないもんね」

男「そ、そうだな」

幼馴染「なにもらったら嬉しいかな?」

男「うーーーーん」

幼馴染「しっかり考えて!意見だしたの男なんだから・・・」

男「アクセかぁ・・・」

幼馴染「イケメンくんどんなのが好きなのかな~」

男「うーーーーーん」

幼馴染「・・・・・・・・」

男「ちょっと高いと思うけど・・・」

幼馴染「なになに???」

男「ジャスティンデイビスってブランドの奴がいいと思う?」

幼馴染「なにそれ・・・」

男「あいつが今朝つけてたネックレス・・・そのブランドだと思う」

幼馴染「へーーーじゃあブレスレットとか喜びそうね!」

男「そ、そうだな・・・」

幼馴染「じゃあ今日調べてみるね!」

男「あ、あぁ・・・じゃあ俺こっちだから・・・」

幼馴染「へっ?なんで?」

男「お、俺・・・引っ越したからさ・・・」

幼馴染「そ、そうなんだ・・・知らなかった・・・いつから?」

男「こ、高校入ってすぐ・・・俺んち・・・離婚したから・・・」

幼馴染「へーーーまぁいいわ・・・じゃあさよなら」

男「あぁ・・・・」

スタスタ

ガチャ

男「ただいま~」

母「おかえり~♪」

男「あぁ母さん・・・・とお隣さん」

お隣「やっほー♪」

母「やっぱ・・・このドラマ最高ね」

お隣「ですよね~感動します」

男「じゃあ俺部屋にいるから・・・」

母「待ちなさい!コーヒー入れて」

お隣「あっ私もおねがーーーーい」

男「しょうがないな~」

男「・・・・・・・」コポコポ

母「今日は学校どうだった~?」

男「別に・・・普通」コポコポ

お隣「たまには友達と遊びに行きなさいよね~」

男「・・・・・・」

お隣「えっ?無視っ?」

男「・・・・・・・」

お隣「母さん!男くんが無視するぅぅ」ガシ

母「ちょっと!男!女の子を泣かせるんじゃない!」

男「はぁ~すいませんね~」

男「はい・・・コーヒー」

母「ありがと」

お隣「わーいやった~」

男「・・・・・・・・・」カチャ

母「やっぱコーヒーと煙草はうまいわね」フー

男「同意」

母「未成年が生意気言うな!」ポカ

男「いってぇな!」

お隣「そんな煙草おいしいの?」

男「ま、まぁ・・・うまいってか落ち着く?」

母「そうねぇ・・・仕事はイライラするからリラックスにね?」

お隣「へーそうなんだ・・・結構大学でも吸ってる人いるから」

男「意外だね」

母「そうね、案外大学もイライラするのかもね」

男「まっ!高校もイライラするけどな~」

お隣「高校は楽しいじゃん!」

男「そうっすかね~」フー

お隣「いつか高校がどれほど楽しかったかわかるよ」

男「・・・・・・」

母「確かに・・・若いころが懐かしいわ」

お隣「まだ母さんは若いですよ~」

母「あらいやだわ!この子ったら!」

お隣「お世辞じゃないですよ~」

男(そうゆうもんかね~)

母「男、そろそろご飯作ってよ」

男「はいはい。今日は中華ですよ」

お隣「わーい!もしかして麻婆豆腐?」

男「そうですけど・・・また食っていくんですか?」

母「あら、いいじゃない!こんなかわいい子と一緒に食べれるのよ?」

お隣「そうそう!よろこべー」ニコニコ

男「はいはい」

お隣「むー!なんかむかつく!」

母[お仕置きしていいのよ?お隣ちゃん!」

男「だるいからやめてくれ・・・・」

男「じゃあ今から作るわ~」

母「お願いね~」

男「たまには母さんも料理してよ」

母「私できないのよ。おほほ」

男「おほほ、じゃなくて・・・教えるからさ」

母「いいじゃない男ができるんだから~」

お隣「そうそう!できる人がやったほいがいいじゃん!」

男「はぁ・・・絶対結婚するとしたら料理できる人がいいわ」

お隣「男くんの事好きになる人そうそういないよ!」

男「どうゆう意味だコラ」ガシ

お隣「い、いひゃいよ~」

男「はぁ・・・まぁ、いいっすわ」

男「はい。できましたよ」

お隣「おいしそう!」

母「いただきます」

お隣「おいしーやっぱ男くんが作る麻婆豆腐最高!」

男「結構自信ありますからね~」

母「そうそう!最近幼馴染ちゃんとはどうなの?」

男「はぁ?」

母「最近遊び来ないじゃない?」

男「あぁ・・・まぁあんまり遊んでないな」

お隣「なになに?男くんの好きな子?」

母「そうなのよ~昔はもうべったりで!」

男「まぁ昔のことだからな~それにあいつ彼氏いるよ」

母「そうなの!?取られちゃったじゃない!」

男「取られたって・・・まぁ別にいいんだけど」

お隣「男くんショック~!」

男「別にショックでもないっすよ」

男「あいつ高校入って変わってさ。なんかからみにくくなったんだよ」

母「そうなの~確かに化粧とか髪染めてね~」

男「・・・昔はあんな感じじゃなかったのにな~」

お隣「女の子はおしゃれしたいんだよ」

男「性格も変わっちゃったんですよ」

男「なんか怒りっぽくなっちゃって」

男「まぁ・・・あれっすね・・・いつまでも一緒ってわけにはいかないんすよ」

お隣「そうなんだ~悲しいね~」

母「あんなに一緒だったのにね~」

男「まぁ・・・しょうがないっすよ・・・ごちそうさま」

母「あら?もう終わり?」

男「うん・・・皿洗いくらいしてよね母さん」

母「わかってるわよ」

男「じゃあ俺部屋いるね」

母「はいはい」

ガチャ

男(・・・・・・・・)カチャ

男(ほんとなんで変わったんだろうな・・・幼馴染・・・)

コンコン

男「はい」

お隣「お、男くん!今暇?」

男「忙しいです」

お隣「オセロしよーよ」

男「話聞いてませんね。お隣さんオセロカスじゃないですか」

お隣「失礼だなぁ!今日は負けないよ!」

男「えー今オセロって気分じゃないんです」

お隣「いいから~!」

男「えーーーーー」

お隣「か、勝ったら・・・おっぱい触っていいよ・・・?」

男「遠慮します」

お隣「な、なんで!?」

男「いや・・・なんでって」

お隣「だって童貞はおっぱいに憧れるでしょ!?」

男「別に・・・あんただって処女じゃないんですか?」

お隣「わ、私はもう・・・ガバガバよ!!」

男「きったねぇ!」

お隣「え、えぇ!?じょ、冗談だよ?男くん・・・・」

男「やっぱ処女じゃないですか・・・はぁもういいっすよやりましょ、オセロ」

お隣「わーーーーい」

男「やっぱ弱いですね・・・お隣さん」

お隣「えーーーまた負けたぁ・・・」

男「お隣さんは二つ先くらいしか読んでないんすよ」

お隣「こ、今度は負けないから!」

男「今日はもう終わりですよ。風呂入って寝ます」

お隣「えーーーなんでよーーーー」

男「学校なんですよ~」

お隣「わかったよ~じゃあ隣帰るね~」

男「はいはい。またやりましょう」

お隣「うん!お休み~」

男「お休みです」

ガチャ

男「さて風呂入って寝るか」

男「ねぇ!幼馴染はどんな男が好き!?」

幼馴染「私はねぇ・・・おしゃれでかっこいい人がいいな!」

男「そ、そうなんだ・・・」

幼馴染「大ききなったらかっこいい人と付き合いたいな~」

男「・・・・・・・」

幼馴染「早く大人になりたいな~~~」

チュンチュン

男「・・・・・・・・・・朝か」

男「懐かしい夢だな・・・あんときはかなりショックだったな」

男「夢がかなってよかったな・・・幼馴染」

男「さて支度して学校行くか・・・」

ガチャ

母「あら・・・男・・・今日は早いのね」

男「うん。目が覚めちゃって・・・」

母「ひどい顔よ?洗ってきなさい」

男「うん・・・・・」

ザーザーザーザーザー

男「ふぅ・・・・」

男「んじゃあ行ってくるね」

母「いってらっしゃい!あっちょっと待って!」

男「なに?」

母「はい。お小遣いよ?今回は多めにあげるわね」

男「な、なんでこんなにいっぱい」

母「いつも家の事とかやって苦労かけてるから・・・」

母「そ、それに私たちの都合で離婚したりしたから・・・」

男「・・・気にしないで・・・まぁありがと」

母「じゃあいってらっしゃい」

男「うん」

ガチャ

男(母さん・・・家族は金で買えないんだよ・・・)

男(あーなんか朝からテンション下がるわ・・・)

スタスタ

男(おっあれは友じゃん!)

男「おーい!」

友「やぁ、男」クル

友「おはよう」ニコッ

男「おはよう!」

友「ふふ。いい笑顔だよ」

男「な、なに言ってるんだよ」テレテレ

友「ふふ。一緒に学校行こうか」

男「うん・・・・」

友「それでね~昨日のテレビがね~」

男「まじか!俺も見たかったな~」

友「ふふ。あれは傑作だったよ」

男「くそ~最悪だわ~」

スタスタ

幼馴染「男!!!」

男「ッツ!」ビク

男「な、なんだ・・・幼馴染・・・」

幼馴染「あんた!私にアド変送ってないわね!電話番号もかわってるじゃあない!」

男「お、俺・・・アイフォーンにしたから・・・」

幼馴染「だからってなんで送らないの!?」

男「・・・お前に送ったら送れなかったぞ・・・電話もだめだった」

幼馴染「ッツ!だからって!じゃあ私に聞いてよね!」

男「なんだよ・・・俺の話ろくに聞かないじゃないか」

幼馴染「ちゃんと離せば聞くわよ!!」

男「あーーーはいはい。注意しますよ」

幼馴染「なにそれ!むかつく!」

男「じゃあ・・・俺ら学校行くから・・・行こうぜ友」

友「あ、あぁ」

幼馴染「ちょっと待ってよ!」ガシ

男「な、なんだよ~まだなんかあるのかよ?」

幼馴染「は、話があるの!!」

男「はぁ?・・・なんだ離せよ」

幼馴染「ここじゃあちょっと・・・」

男「はぁ・・・んじゃあお昼休み訪ねてきてくれ・・・」

幼馴染「わ、わかった」

ミス=離せば×話せば○

男「行こうぜ友・・・」

友「いいのかい?一緒に行かなくて」

男「あ、あぁ・・・お前と一緒に登校するからいいんだよ」

友「そ、そうか・・・」

男「悪いな・・・朝からこんなんで」

友「ふふ。気にするな。君がわるいわけじゃあないさ」

男「そ、そうだよな」

キンコンカンコーン

男(昼休みか・・・幼馴染と約束が)

男「わりー友・・・幼馴染と朝の奴で話があるから・・・」

友「ふふ。すぐ終わるのかい?」

男「あ、あぁ・・・早めに終わらしてくる・・・」

友「じゃあ僕はまってるね。いつものこの席で」ガラガラ

男「い、いいのか?」

友「ふふ。君と一緒じゃなきゃあ僕は俗に言うボッチ飯になるじゃないか」

男「早めに切り上げてくる・・・」

友「いってらっしゃい」

スタスタ

ガラガラ

男「お、幼馴染・・・」

幼馴染「来て・・・」

男「お、おぅ・・・」

スタスタ

男「なんだ?屋上なんか来て」

幼馴染「あ、あのさ!」

男「なんだ?」

幼馴染「お、お金貸して?」

男「はっ?なんで?」

幼馴染「う、うん・・・昨日男が言った・・・じゃすてぃんでいびすだっけ?」

幼馴染「あれ、予想より高くて・・・・」

男「ま、まぁ・・・確かに高いな・・・」

幼馴染「だから・・・その・・・二万くらい貸してくれない?」

幼馴染「この前お母さんから小遣いもらったばっかりで・・・」

幼馴染「こんなこと言えないわ」

男「お、俺も・・・今日もらったばっかりだけど・・・」

幼馴染「いいじゃん!ちゃんと返すから!来月返す!ねっ?」

男「え、えぇ~けど他にいるだろ・・・クラスの女には・・・」

幼馴染「い、言えるわけないじゃな!プレゼントするのに金貸してだなんて!!」

男「じゃ、じゃあ諦めろよ・・・プレゼント」

幼馴染「だって!!このまま別れちゃうかもしれないじゃん!」

幼馴染「イケメン君明らかに不機嫌だし!」

男「お、俺には関係なくないか?」

幼馴染「いいじゃん!幼馴染の好でさ!」

男「・・・・俺も今月欲しいものが!」

幼馴染「お願い!来月プラス5千円利子付けるからさ!」

男「・・・・・・・・・わかったよ・・・けどこれで最初で最後にしてくれ」スッ

幼馴染「ありがと!男!やっぱ最後に私を助けてくれるのは男ね!」パァ

男「・・・・・・・・・・・・・・じゃあ俺行くわ・・・友またしてるし・・・」

幼馴染「待って!あのさ・・・アドレスまた交換して」

男「・・・・・・・え?」

幼馴染「私も悪かったからさ・・・赤外線で送るわ」カチャ

男(アイフォンに赤外線ねーよ)

男「わ、わりー教室携帯おきっぱだわ・・・」

幼馴染「なにそれ?持ってなさいよね」

男「ま、また今度な!ちゃんと金返せよ!」スタッ

幼馴染「あっ!男!」

キーーーガチャ

幼馴染「・・・・男・・・・・」

男(最悪だ・・・どうしてあんな女になっちまった)

男(金貸す俺も・・・どうかしてたな・・・)

男(すまない・・・母さん)

スタスタ

友「やぁ。終わったのかい?」

男「あぁ・・・最悪な話だったよ」

友「へーどんな話だったんだい?」

男「金貸した・・・二万ほど」

友「・・・最悪だね・・・どうしてだい?」

男「なんでもイケメンにプレゼントするため金が足りないんだよ」

友「ふーん。でもなんで男なんだろうね・・・」

男「知るか!最後に助けてくれるのは俺だってよ!」

友「ひ、ひどいね・・・」

男「だろ~?最悪だわ」

モグモグ

キンコンカンコーン

友「男。一緒に帰ろうじゃないか」

男「おぅ~ちと待ってな」ガサゴソ

友「今日寄りたいところあるんだけどいいかい?」

男「いいぞどこ行くんだ?」

友「本屋に行きたいんだ。あの大きなビルの中の」

男「いいぞ~さて行こうぜ!」スタ

友「うん!」

スタスタ

本屋

友「これ、今日発売した新刊なんだ」

男「へー意外だな。お前漫画読むんだな」

友「もちろん普通の本も読むさ。けど漫画もおもしろいから読む」

男「おもしろいのか?」

友「おもしろいさ。じゃなきゃ買わない」

男「今度俺に貸してくれよ」

友「いいとも。貸してほしい時言ってくれ」

男「サンキュ~」

友「さて、僕の用事はこれで終わりだけど君はなにかよるところあるかい?」

男「ん~俺は特にないよ」

友「そうかい。じゃあ帰りにマックでも寄るかい?」

男「いいぜ。ちょうど小腹がすいたしな」

友「ふふ。今日は僕がおごるよ」

男「え?なんで?」

友「付き合ってくれたお礼さ」

男「いや、わりーよそんなの」

友「君、幼馴染さんにお金貸してあまり手持ちないんだろ?」

男「そうは言っても・・・マックくらい行く金あるさ」

友「おごらせてくれないか?今度男が奢ってくれ」

男「あぁ・・・分かった。今度奢る・・・」

友「じゃあ行こうか」

男「・・・友・・・」

友「ん?なんだい?」

男「ありがと!」ニコ

友「お、大げさだな・・・マックくらいで///」

男「お礼は言わなきゃな!」

友「そ、それにまだ奢ってないぞ」

男「あっ!そうだったな!」

友「ふふ。まったく君は・・・」

男「ははっ」

マック

友「ダブルチーズバーガーのセットひとつください」

店員「お飲み物は?」

友「オレンジジュースで」

友「男はどれ食べるんだい?」

男「お、俺は・・・シャイクのバニラsサイズで」

友「・・・ビックマックのセットひとつください」

男「お、おい」

友「不満かい?いつもビックマック食べるじゃないか」

友「飲み物は?」

男「コーラで」

店員「かしこまりました」

男「・・・なんか悪いな」

友「気にしないでくれよ」

男「あぁ・・・」

店員「ダブルチーズバーガーとビックマックセットのお客様」

男&友「はい」

スタスタ

男「いや・・・まじ悪い・・・奢ってもらって」

友「よしてくれよ・・・強要してるみたいじゃないか」

男「そ、そうだな」

友「君には感謝してるんだ」

男「へっ?」

友「こんな変人の僕といつも一緒にいてくれて」

男「・・・別に変じゃねぇよ」

友「ふふ。ありがと・・・でも自覚はあるんだよね」

男「変人って?」

友「そう」

友「僕は女なのに僕とか言ってちっとも女らしくないし性格もなんかからみにくいし」

男「そんなことねぇよ・・・」

友「僕の周りにいるのはいつも君だけだよ」ニコッ

男「お、俺もあんまり友達いねーから・・・」

友「君はまったく変じゃないのにね」

男「・・・そうだな」

友「けど今から友人を作る気にもなれないね」

男「まぁな~お前だけで十分だわ」

友「・・・・僕もだよ」

友「さてそろそろ暗くなってきたし帰ろうか・・・」

男「おぅ・・・帰るか」

スタスタ

ウィーーーン

店員「ありがとうございました」

友「じゃあ僕こっちだから・・・」

男「あぁ・・・またな」

スタスタ

男(友達かぁ・・・・)

男(いつの間にか友達いなくなってたな・・・)

男(高校入った時はしゃべる奴くらいいたのに・・・)

男(けどそんな奴らとしゃべってても気まずいって思ってたっけな)

男(いつからこんな感じになっちまったんだろうな)

男(まぁいいや・・・帰ろう・・・)

トボトボ

ガチャ

男「ただいま~」

男「ん?誰もいないのか?」

男(書置きだ・・・)

母「今日は同僚と飲みに行くのでご飯はいらないです」

男「ホント・・・俺の親は自由だな」

男「今日はお隣さんもこないのか?」

男「まぁいいや・・・今日はカップめんでいいや・・・」

男「マック行ってあんま腹減ってないし・・・」

男「やっぱ!一平ちゃんだよな」

男「ふーーーたまに食うとうまいな」

男「・・・・・・・・」カチャ

男「・・・・・・・フゥー」

男「・・・・・・・・・」

男「・・・・・風呂入って寝るか・・・」ジュ

チュンチュン

ピリリリリリリリリリリリ

男「・・・・・・ん」ガチャ

男「・・・・朝か・・・」

ガラガラ

男「・・・・・母さん・・・こんあところで寝てたら風邪ひくよ」

母「スースースー」

男「毛布だけでもかけとくか」パサァ

男「行ってきます」

ガチャ

学校

ガラガラ

男「おはよう・・・友」

友「あぁ、おはよう」

ガラガラ

幼馴染「男いる?」

男「ど、どうした?」

幼馴染「は、話があるの・・・・」

男「お、おぉ・・・・」

幼馴染「ちょっと来てくれる?」

男「あ、あぁ・・・」

スタスタ

友「・・・・・・・」

男「どうした?こんなところに連れてきて」

幼馴染「これ、はい」スッ

男「金?なんだ?金もらったのか?」

幼馴染「違うの・・・プレゼント買わなかった?」

男「あぁ・・・そうなの」パシッ

幼馴染「う、うん・・・・」

男「まぁ・・・返してくれただけよかったわ」

男「正直返してくれないと思ってたからな」ハハハ

幼馴染「・・・借りたものは返すわよ」

男「・・・・んじゃあまたな」

スタスタ

幼馴染「ま、待って!」

男「ま、まだなんかあるのか?」

幼馴染「話があるの」

男「お、おぅ・・・」

幼馴染「け、けど・・・長くなるから・・・」

男「お、お昼休みにしようか?」

幼馴染「今日男の家に行ってもいい?」

男「え?いや・・・えぇ~」

幼馴染「あんまり人に聞かれたくないから・・・駄目?」

男「え、えぇ~俺んち?」

幼馴染「そ、それに!まだ男の家・・・引っ越してから行ってないから!!」

男「ま、まじで俺んち?」

幼馴染「う、うん・・・・」

男「話が終わったらすぐ帰れよ・・・」

幼馴染「うん!じゃあまた放課後ね」

スタスタ

ガラガラ

男「・・・・・・・・・」

友「やぁ?今回はなんだったんだい?」

男「金返してもらった」

友「よかったじゃないか!僕は返ってこないと思ったよ」

男「・・・俺も」

友「・・・どうしたんだい?浮かない顔して、お金は戻ってきたんだろ?」

男「なんか話があるとかで・・・俺の家来るらしい・・・」

友「そ、そうなのかい・・・だから浮かない顔してるのか」

男「あぁ・・・あいつが俺んち来るのって5年ぶりくらいだな」

友「・・・・・・・・・」

男「なにはともあれ最悪だわ」

友「まぁけど話が終わったら帰ってもらえばいいんじゃないかい?」

男「そのつもりだよ」

キンコンカンコーン

友「じゃあまたあとで」

男「あいよ」

放課後

友「男一緒に帰らないか?」

男「わ、わりー・・・幼馴染みがさ・・・たぶん・・・」

友「一緒に帰るのかい?」

男「た、たぶん」

友「じゃあ僕は帰るよ。またね男」

男「おぅ・・・気をつけて」

ガラガラ

幼馴染「男・・・いる?」

男「お、おぅ・・・」

友「じゃ、またね」

スタスタ

幼馴染「じゃあ・・・男・・・いこ?」

男「あ、あぁ・・・」

スタスタ

幼馴染「こうして一緒に帰るの久しぶりだねっ!」

男「・・・そうだな」

幼馴染「何年ぶりだろうね~」

男「・・・さぁな~」

男(くそ気まずい)

幼馴染「こ、高校入ってから一回も帰ってないよね?」

男「あ、あぁ・・・」

幼馴染「・・・・・・・・・・・」

男「・・・・・・・・・・・・」

スタスタ

ガチャ

男「・・・ただいま」

母「おかえりーーーー」

男「あぁ母さん」

母「ちょっと仕事行ってくるわね!・・・あら?」

幼馴染「お、お久しぶりです!」

母「幼馴染ちゃん!久しぶりね!大きくなったわね!」

幼馴染「は、はい!」

母「かわいくなっちゃって~」

幼馴染「え、えへへへ」

男「・・・・・・・・・・・・・・・」

母「じゃあ私は仕事行っちゃうけどゆっくりしてってね!」

幼馴染「はい!仕事がんばってください!」

母「またゆっくり話でもしましょうね!・・・じゃあ男よろしくね」

男「うん・・・」

幼馴染「お邪魔します~」

男「・・・・こっちが俺の部屋・・・」

ガラガラ

男「適当に座って・・・・」

幼馴染「うん・・・・」

男「なんか飲み物持ってくるわ」

幼馴染「ありがと・・・・」

スタスタ

男「はい。カルピスしかなかったけど」

幼馴染「全然大丈夫!・・・それより男煙草吸ってるの?」

男「あ、あぁ・・・・」

幼馴染「へーそうなんだ~灰皿あったからさ~」

男「か、換気するね」

ガラガラ

幼馴染「わ、私は気にしないよ・・・イケメン君も吸ってたから」

男「・・・そう」

男「んで?話ってなに?」

幼馴染「うんとね・・・私イケメンくんと別れたんだ」

男「・・・そう」

幼馴染「・・・他の女と二股してたらしいんだ・・・他校の子と」

男「・・・・・・・・・・・」

幼馴染「私は遊びだったんだって」

男「そ、そうなんだ」

幼馴染「昨日喧嘩になって言われちゃった」

幼馴染「私うざいんだって」

男「へ、へぇ・・・・」

幼馴染「束縛が激しかったらしんだ・・・」

ミス=激しかったらしいんだ

幼馴染「けど・・・面と向かって言われたらなんか冷めちゃって」

男「・・・・・・・・・・・・・・・・」

幼馴染「だからプレゼントも必要なかったの・・・ごめんね、借りたりして」

男「・・・・別に」

幼馴染「・・・・そうゆうわけなんだ」

男「あ、あぁ・・・」

幼馴染「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

男「・・・・・・・・・・・・・・・・・」

男「ま、まぁ・・・・幼馴染ならまた新しい人見つかるって!」

幼馴染「う、うん・・・・・・・・」

男「う、浮気なんて最悪だな!」

幼馴染「・・・・・・・うん」

男「・・・・・・・・・・・・・・」

幼馴染「・・・・・・・・・・・・・・・・・」

男「わ、悪いんだけどさ!俺飯とか色々やるようだから・・・」

男「帰ってくれないか・・・!?」

幼馴染「え・・・?」

男「ほ、ほら!もう暗いしさ!おばさんも心配するよっ?」

幼馴染「そ、それは大丈夫!」

男「だ、大丈夫でも・・・お、俺は・・・その・・・」

幼馴染「じゃあ!私が作ってあげる!ごはん!」

男「え?」

幼馴染「ざ、材料はあるの!?何か食べたいのある?」

男「いいい、いや!いいよ!悪いし!」

幼馴染「気にしないで!もしかして私が料理できるか心配!?」

男「ち、違くて!」

幼馴染「大丈夫!お母さんからある程度教えてもらってるから!」

男「・・・・・・・・・・・・」

幼馴染「じゃあ!キッチン貸してね!」スタ

男「待てよ!」ガシ

幼馴染「きゃ!ど、どうしたの?」

男「まじいいって!そこまでやらなくても!」

幼馴染「な、なんで?」

男「なんでって・・・・もういいから帰れよ・・・」

幼馴染「帰れなんてひどい・・・」

男「ひ、ひどくなんかねーよ!」

幼馴染「な、なんか理由でもあるの?」

男「いや・・・ないけどさ・・・」

幼馴染「じゃ、じゃあいいでしょ!おばさんもいないし一緒に食べよう?」

男「・・・・・・・・よ」ボソ

幼馴染「え?」

男「気まずいんだよ!分からないのか!?お前と一緒にいるの気まずいの!」

幼馴染「な、なんで?」ビクビク

男「・・・・・・だからさ・・・帰ってくれよ」

幼馴染「い、いつも一緒にいたでしょ!」

男「いつもって・・・いつの話してるんだ?」

幼馴染「・・・・・え?」

幼馴染「い、いつって・・・・いつもよ!」

男「それはガキのころじゃねーか」

幼馴染「・・・・・・・・・・・」

男「中学入って少ししたら・・・さ。お前俺に冷たいしよ」

幼馴染「そ、そんなことなかったわよ!」

男「俺がしゃべりかけても軽くあしらわれるしさ」

幼馴染「・・・・・・・・・む、昔は・・・いつも一緒だったじゃない」

男「昔はな?けど変わったんだよ。俺もお前も」

幼馴染「・・・・・・・・・・・」

男「あっ、ちげーか・・・変わったのはお前で・・・」

男「俺はお前に追い付きたかっただけなんだ」

幼馴染「な、なにそれ・・・・」

男「だから!もう帰れ!!!!」

幼馴染「ッツ!」ビク

ガチャ

男「ほら!さよならだ!」

幼馴染「・・・・・・じゃあまたね・・・男!」

スタッ

男「・・・・・・・・・・・」

ガチャ

お隣「ちょっと~近所迷惑よ~」

男「・・・・・すいません」

お隣「なに~?痴話げんか?」

男「違います」

お隣「ご飯食べに行ってもいい?」

男「・・・・・どうぞ・・・今から作ります」

男「はい。適当に・・・野菜炒めですけど」

お隣「わーいありがと!」

男「・・・・・・・・・・・・・」

お隣「どーしたの?そんな怖い顔して」

男「今ちょっと機嫌がよくないんですよ」

お隣「ふーん。やっぱり・・・さっきの?」

男「えぇ・・・・」

お隣「そうなの」

男「・・・・聞かないんですね」

お隣「聞いてほしい?」

男「まぁ簡単に言えば・・・なんかうざかったというか」

お隣「へーーーー」モグモグ

お隣「まぁ!人生色々あるさ!青少年!」

男「・・・・そうですね」

お隣「んじゃ!今から友達来るから!またくるね」

男「はい」

お隣「ごちそうさま~」

男「・・・・・・・・・・・・・・・」キン・・・シュボ

男「・・・・・・・・・・・・・」フー

男「ハハ・・・そうか・・・もう・・・」

男「もう・・・大人の真似ごとしなくていいんだな」ジュ

男「もう吸わなくてもいいか」クシャ

男「やめられるかな~タバコ!」

男「ホント!吸わなきゃよかったよ・・・・」

こういうの待ってた!
めちゃ面白いですo(^▽^)o

超支援(^-^)

男「まぁ・・・がんばればやめられるだろ」

男「今日は疲れた・・・カップめんでいいや」

男「つか、幼馴染今日に限って一体どうした?」

男「今までは冷たかったのにな」

男「まぁ振られて傷ついて誰にでも優しくなるって奴か」

次の日

友「おはよう。」

男「おぅ・・・」

友「昨日はどうだった?」

男「別になんもなかったさ」

友「ふーん」

男「ど、どうした?」

友「ふふ。別に」

先生「んじゃあ各自来週までに進路をこの紙に書いといてくれ」

ハーーーイ

先生「じゃあ今日はこれで終わり気をつけて帰りなさい」

ガヤガヤ

友「やぁ」

男「おぅ」

友「進路の事どうするの?」

男「うーーーん。特にやりたいことないからなぁ・・・」

友「そうなのかい?」

男「将来なにしたいってのがないんだよな」

男「そうゆうお前は?」

友「僕も君と似たようなものだよ」

友「とりあえず進学かな~」

男「進学か~」

友「大学行くのも悪くないよ」

男「・・・そうかもな。けどなんかイメージできないな~」

友「ふふ。僕もだけど、制服から私服になる感じだろ」

男「・・・そうかぁ?」

友「きっとそうだよ」

その頃

ギャル「ねぇねぇ幼馴染~」

幼馴染「なに?」

ギャル「進路どうするの?」

幼馴染「し、進路?」

ギャル「先生さっき言ってたじゃん~」

幼馴染「あぁ・・・どうしようかな」

ギャル「イケメン君と進学?・・・あっアンタ別れたんだっけ?」

幼馴染「うん・・・」

ギャル「けどそのわりにはアンタ大丈夫そうね~」

幼馴染「え?」

ギャル「もっと落ち込んでるのかと思った~」

幼馴染「なんかあんまりそうゆう感じになんないんだ」

ギャル「へーーー」

幼馴染「・・・・・・・」

ギャル「前々から思ってたけどさ~」

幼馴染「え?」

ギャル「アンタ、イケメン君の事が好きじゃなくてイケメン君のブランドが欲しかったんじゃないの?」

幼馴染「はぁ?なにそれ?」

ギャル「ほら!よくあるじゃん・・・なんつーの?」

ギャル「たとえばめっちゃ高いバッグあるじゃん?」

幼馴染「うん」

ギャル「んであんま金ないけどバイトとかして貯めて買う」

ギャル「けどそうゆうのって手に入れたら満足しちゃう時ない?」

幼馴染「・・・そう?」

ギャル「だからあんたはイケメン君と付き合ってるって言う優越感が欲しかったんじゃない?」

幼馴染「ち、違うよ・・・私はイケメン君の事・・・」

ギャル「だってアンタさ・・・イケメン君と付き合ってるのは知ってたけど・・・」

ギャル「あんたからイケメン君の話出てきたことあんまりないよ?」

幼馴染「・・・・・・・」

ギャル「まっ?いいんじゃねーの?そんなのも」

幼馴染「よ、よくないよ・・・」

ギャル「アンタがイケメン君と付き合ってた事実はかわんねーしさ」

ギャル「アハハッ、元カノって奴?」

幼馴染「・・・・・・・・・」

ギャル「じゃあ私彼氏に会いに行くからまた明日ね~」

幼馴染「うん・・・バイバイ」

スタスタ

幼馴染(・・・・・・・・・・・・・・ブランドか・・・)

チラ

幼馴染(・・・進路どうしよう・・・前はイケメン君と一緒の大学って言ってたけど)

幼馴染(けど行く意味もうないな・・・)


友「さて・・・帰ろうか・・・」

男「おぅ・・・どっか寄っていくか?」

友「そうだね~今日は甘いものが食べたいな」

男「んじゃあ公園のクレープ屋さんでも行くか?」

友「プハハハ。かわいいな、君はクレープ屋さんだって」クスクス

男「わ、笑うなよ・・・」

友「す、すまないね・・・んじゃあ行こうか・・・」クスクス

男「ハハッ、行こうぜ」

公園

男「今日は俺が奢るわ」

友「え?ほんとかい?」

男「あぁ・・・この前の借りは返すぜ」

友「そんなの気にしなくていいのに」

男「俺にもプライドがあるんだよ」

友「ふふ。じゃあお言葉に甘えようかな」

男「なににする?」

友「僕はもちろんチョコレートさ」

男「チョコひとつとカスタードひとつ」

クレープ屋「あいよ!」

男「ここに来るのも久しぶりだな~」

友「たまには公園もいいね」

男「だな」

クレープ屋「はい!おまち!」

男「ありがとうございます」

友「ベンチに座ろうか」

男「あぁ」

友「ふふ。こうしてのんびり過ごすのも悪くないね」

男「あぁ・・・いい天気だしな」

友「けど太陽がもう沈むね」

男「だな~綺麗だな」

友「・・・・・・・」パクパク

友「ねぇ・・・君のカスタード一口くれないか?」

男「あ、あぁ・・・いいぞ。ほれ」スッ

友「・・・・・はむっ」

友「おいしいね」ニコッ

男「お、おぉ///」ドキ

友「さぁ。僕のチョコレートも食べたまえ」スッ

男「え?い、いいよ」

友「むぅ・・・僕に食べかけじゃ不満かい?」

男「・・・・・いただきます」

男「・・・はむっ・・・うまいな」

友「だろ?」

男「やっぱチョコはうまいな」

友「ふふ。今度はチョコにしなよ」

男「そうする」

友「僕はカスタードにするよ」

男「んでまた一口づつ貰うと」

友「いい考えだね」

男「ハハハッ」

幼馴染(ブランドか・・・)

幼馴染(ギャルの言うとおりかも知れない)

幼馴染(実際冷めきってる私がいるわけで・・・・)

幼馴染「はぁ・・・なんか家に帰りたくないな~」

スタスタ

幼馴染(・・・・・・・・・・・・)チラ

幼馴染「あれは・・・・男?」

男「でさ~この映画が」

友「うんうん!」ニコニコ

幼馴染「・・・・・・・・・・・・・・・」

幼馴染「なんか楽しそうだな・・・」

幼馴染(昔は・・・・・)

幼馴染(男の隣にいつも私が居たっけ)

幼馴染(けど・・・いつの間にか)

幼馴染(中学入ってからかなこんな風になっちゃったの)

幼馴染(けど私が冷たくしちゃったな・・・)

幼馴染(一緒にいるの恥ずかしかったんだよね・・・)

幼馴染(結局最後に私を気にかけてくれたのは男だったな)

幼馴染(この前・・・男に初めてあんな風に拒絶されたな)

幼馴染(・・・・・けどいつもは逆だったんだね)

幼馴染(・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・)

幼馴染(帰ろう・・・)

幼馴染(コンビニでファッション雑誌でも読んで暇潰そう・・・)

トボトボ

男「ん?あれは?」

友「アハハッ・・・どうしたんだい?」

男「い、いや・・・なんでもないよ」

友「?」

男「うわっ・・・もうこんな時間」

友「ホントだ・・・日が沈むの遅くなってきたから分からなくなったね」

男「あぁ・・・帰ろうか?」

友「そうだね」

スタスタ

男「んじゃあ俺こっちだから・・・・」

友「うん!またね!今日はありがと!」

男「あぁ!気にすんな!また学校で!」

友「男も気をつけて!」

スタスタ

男「~~~~♪」

幼馴染「・・・・・・・・・・・」

幼馴染(彼氏・・・特集か・・・)

幼馴染「こっちはこの前別れちゃったんだよ」パタッ

幼馴染(帰ろうかな)チラ

男「~~~~~~~~~~~~♪」

幼馴染「!」

スタスタ

ウィーーーーーン

店員「ありがとうございました」

男「ふーーーー久しぶりになんか充実してたな♪」

タッタッタッタ

幼馴染「男!!!」

男「ッツ!・・・・よ、よぅ」

幼馴染「今帰り?ずいぶん遅いね」

男「あ、あぁ・・・ちょっとな」

幼馴染「そ、そう・・・・」

男「んじゃ・・・俺帰るから・・・」スタスタ

幼馴染「ま、まって!」

男「ど、どうした?」

幼馴染「い、一緒に帰らない?」

男「え、えぇ~」

幼馴染「私も今帰ろうと思っててさ!」

男「・・・・・・」

幼馴染「か、帰る方向一緒だからいいじゃん!」ガシ

男「お、おい・・・・離せよ」パッ

幼馴染「ご、ごめん・・・・」

男「・・・じゃあ・・・途中までな」

幼馴染「う、うん!」

スタスタ

男「・・・・・・・・・・・・・」

幼馴染「・・・・・・・・・・・・・」

男(気まずい・・・・)

幼馴染(・・・・・・・・・・・落ち着く・・・・)

幼馴染(・・・会話はないけど・・・安心する・・・)

幼馴染(む、昔みたいに戻れるよね?きっと・・・)

幼馴染「お、おとこ・・・」

男「な、なんだ?」

幼馴染「こ、この前男の家言ってさ!そのことお母さんに話したら」

幼馴染「お母さんも男に会いたがってたよ!」

男「そ、そうか・・・おばさんが・・・」

幼馴染「そ、そうだ!!!今からご飯食べにこない!?」

男「きゅ、急にどうした?」

幼馴染「こ、この前は・・・一緒に食べれなかったけど・・・」

幼馴染「た、たまにはウチにきてよ!」

【審議中】
    ∧,,∧  ∧,,∧
 ∧ (´・ω・) (・ω・`) ∧∧
( ´・ω) u) ( つと ノ(ω・` )
| u (  ´・) (・`  ) と ノ

 u-u (l    ) (   ノu-u
     `u-u'. `u-u'


男「え、えぇ~けど母さんもいるし!」

幼馴染「お、おばさんも分かってくるって!いいじゃん!」

男「けど・・・いきなり行ったらまずいだろ・・・また日をあらためて行くわ」

幼馴染「そう言ってこないつもりでしょ!」

男「ち、ちげーよ!」

男(そうだけどよ!!!!)

幼馴染「じゃあ!私が男の家行っていい!?」

男「なんでそうなるんだよ!」

幼馴染「だ、だって~」

男「今日は帰ろうぜ・・・」

幼馴染「い、いや!昔は気なんか使わなかった!」

男「む、昔だろ!?」

幼馴染「いいじゃん!今日くらいさ!」ガシ

男「ッツ!なんで今日なんだよ・・・つか離せよ・・・」

幼馴染「いいって言うまで離さない」

幼馴染「ほんと!?」

男「あぁ・・・けどおばさんの飯食ったら帰るからな・・・」

幼馴染「うん!」

男「母さんにメール送っとくわ」

ピピピッピピピッピピッピピッピ

幼馴染「・・・・・・・・・・・」

男「ど、どうした?」

幼馴染「また電話帳交換しよ」スッ

男「え・・・?」

幼馴染「いいじゃん・・・幼馴染・・・じゃん・・・・」

男「・・・・・・・・・・・・・」

幼馴染「はい。赤外線で送るね!」

男「俺アイフォンだから・・・赤外線ない」

幼馴染「え?じゃ、じゃあ・・・電話番号だけでも・・・」

男「・・・・・・・・わかったよ・・・」サッ

幼馴染「ありがと!じゃあ今からかけるね!」

ピルルル

男「・・・・・・・」ピッ

幼馴染「じゃあ登録しといてね!」

どうでもいいから>>1続きはよはよwww

幼馴染「じゃあ行こっ」

男「あ、あぁ・・・」

スタスタ

幼馴染「久しぶりだね~男がウチに来るの」

男「そうだな・・・・」

幼馴染「い、妹ちゃん元気?」

男「うん・・・たまに会う程度だよ」

幼馴染「そ、そうなんだ」

男「・・・・あぁ」

幼馴染「ただいま~お母さん~?」

ガチャ

幼母「はいはい。お帰り・・・あら、男くん?」

男「どど、どうも・・・お久しぶりです」ペコ

幼母「久しぶりね!大きくなって!」

幼馴染「お母さん今日男もご飯一緒に食べていい?」

幼母「もちろんよ!お父さんは今日も残業だから食べましょうか」

幼馴染「うん!ほらっ!男座って」

男「あ、あぁ」

幼母「はい。どうぞ」

男「す、すいません・・・いきなり来ちゃって」

幼馴染「気にしないで!昔はいつもこうだったじゃん!」

男「そ、そうだっけか?」

幼母「そうね~けどほんと久しぶりね。いつの間にか男君もウチにこなくなって」

男「え、えぇ・・・」

幼母「さぁ。いっぱい食べてね~」

男「は、はい・・・いただきます」

幼馴染「いただきまーす」

幼母「そういえばお母さん元気かしら?」

男「えぇ・・・けど相変わらず仕事が忙しいそうで」

幼母「そうなんだ~」

幼馴染「この前見たときは元気そうだったよ」

幼母「男君が引っ越してから男君のお母さんとも疎遠になっちゃってね~」

男「そ、そうなんですか」

幼母「学校は?どう楽しい?」

男「え、えぇ・・・まぁ楽しいですよ」

幼母「幼馴染は?迷惑かけてない?」

幼馴染「もうやめてよお母さん!聞き出すようなこと」

男「お、幼馴染とはクラス違うのであんまり関わらないんです」

男「だからあんまり・・・分からないですね」

幼母「クラス別々だったのね~この子何も言わないから・・・」

幼馴染「・・・・・・・」シュン

幼母「どう?男くん、おいしい?」

男「おいしいですよ。ウチの母料理しないので」

幼母「うふふ。いつも男くんのお母さんが作ってたもんね」

男「え、えぇ」

幼母「・・・お父さんは元気?」

男「えぇ・・・離婚してからもたまに会いますよ」

幼馴染「お母さん!そういう話しないで!」

幼母「ご、ごめんなさい」

男「い、いいえ。もう済んだことなんで」

幼母「男君は彼女とかいないの?」

幼馴染「・・・・・・」ドキ

男「そ、そうゆうのはいないですね」

幼母「とてもいい子なのにね~そういえば幼馴染は彼氏いるのよ?」

男「え、えぇ・・・聞きました」チラ

幼母「休みの日にはウチに来るのよね~うふふ」

幼馴染「お、お母さん・・・私たちもう別れたんだよ」

幼母「そ、そうなの?一言言ってくれてもよかったのに・・・」

幼馴染「別れたの最近だから・・・」

男「ま、まぁ幼馴染ならすぐいい人見つかりますって」

幼母「そ、そうかしら~よかったら男くんが」

男「お、俺じゃあもったいないですって」

幼馴染「・・・・・・・・・・・・・・・」シュン

幼母「そんなことないわよ~」

男「あ、あはははは・・・・」

男「・・・・・ご、ごちそうさま」

幼母「あら、お粗末さま~」

男「じゃあ・・・俺帰りますね・・・」

幼母「あら?もう?」

男「え、えぇ・・・もう暗いので・・・」

幼馴染「えっ?も、もっとゆっくりしていきなよ!」

幼母「そうよ~遠慮しないで」

男「で、でも・・・・」

幼馴染「ちょっとだけね!」

男「・・・・少しだけなら」

幼馴染「ほんとに!?じゃあ部屋行こう」

男「あ、あぁ」

幼母「うふふ。ゆっくりして行ってね」

男「はぁ・・・・」

幼馴染「ふふーん♪」

男「・・・・・・・・・」

男(帰りたい・・・・・)

幼馴染「ねぇねぇアルバムでもみましょ!」

男「お、おぅ」

幼馴染「うふふ~♪」

男(なんだか機嫌いいな・・・)

男「結構部屋変わったんだな」

幼馴染「えっ?そうかな?」

男「うん・・・・・」

幼馴染「結構変えたからね~」

男「ふーん」

幼馴染「お、男っ」

男「ん?」

幼馴染「た、煙草吸っていいよっベランダでなら」

男「い、いや・・・実はもうやめたんだ」

幼馴染「そ、そうなんだ・・・」

男「あ、あぁ・・・やめたって行ってもおとといあたりからだけど・・・」

幼馴染「へ、へぇ・・・なんでやめたの?」

男「えっ?か、体に悪いからかな」

幼馴染「へー、あっ!これ見て!懐かしいね」

男「・・・・・・・・・・・・・・」

幼馴染「お、男?」

男「わりぃ・・・やっぱ帰るわ・・・」

幼馴染「えっ・・・まだ早いよ!」

男「なんつーかな・・・なんか気が乗らない」

幼馴染「えっ、な、なにそれ・・・楽しくない?」

男「・・・・・・・・・」

幼馴染「私といるのはつ、つまらない・・・?」

男「・・・・・・うん」

幼馴染「と、友さんとはあんなに楽しそうにしてたのに!!」

男「あいつは関係ないだろ・・・・」スッ

幼馴染「ほ、ほんとに帰るの!?」アセアセ

男「うん・・・・じゃあまたね」ガチャ

幼馴染「・・・・・・・・・・・・・・・・・」

幼母「あら?どうしたの?」

男「今日は帰ります。お邪魔しました」

幼母「そうなの・・・また来てね」ニコ

男「は、はい・・・・・・」

ガチャ

男「・・・・・・・・・・・・フー」

スタスタ

ガチャ!

タッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタ

幼馴染「お、男!ちょっと待って!」

男「ど、どうした?」

幼馴染「・・・・・・・あのっ」

男「・・・・・・・・・・・・・・・なに?」

幼馴染「な、なんで私の事避けるの?」

男「別にそんなつもりはねーよ」

幼馴染「嘘!!!昔はもっと優しかった!喋りかけてくれた!!」

男「・・・・・」

幼馴染「ねぇ、なんで!私が冷たくしたから!?」

男「もう・・・いいだろ・・・」

報われない方が目立つだけで報われてるのもちゃんといると思うがな

幼馴染「よくない!!」

男「・・・・・・・・・・・・・・」

幼馴染「こんなの・・・よくないよ・・・」

男「幼馴染って関係さ・・・・」

幼馴染「う、うん」

男「必ずしもずっとってわけにはいかないんだよ・・・」

幼馴染「な、なにそれ・・・意味分からない」

男「じゃあ・・・今度こそ・・・さよなら」

幼馴染「私たち!!昔みたいに戻れないの!!!?」

男「・・・・・・・うん・・・・」

男「じゃあな!!」スタ

タッタッタッタッタッタ

幼馴染「あっ!!!!」

幼馴染「・・・・・・・・男ぉ・・・・・」




男「・・・・・・・・・ハァハァハァ・・・・」ゼーゼーゼー

男「んくっ・・・はぁ・・はぁ・・こ、今度こそ終わったな・・・」

スタスタスタ

男「さよなら・・・俺の初恋の人」クルッ

男「・・・・・・・・・」

スタスタ

?「あら?男くんじゃない!」

男「あ、お隣さん・・・」

お隣「へっへ~こんな時間にふらついていけないんだ」

男「・・・んでなんすか?」

お隣「今からカラオケ行くんだ!それで今男くんいたから声かけた!」

男「はぁ・・・カラオケっすか・・・・」

お隣「男くんも行く!?ゼミのみんなとだけど!」

男「い、いや・・・気まずいっす・・・」

お隣「え~大丈夫だよ!」

男「と、とにかく・・・遠慮します」

お隣「え~残念・・・・」

男「・・・・・・」

お隣「じゃあもう行くね?またご飯食べに行くから!!!」

男「はい・・・気をつけて・・・」

スタスタスタ

ガチャ

男「ただいま~」

母「おかえり~」

男「ふーーーご飯食べた?」

母「食べてきたわよ~メールが来てたからね」

男「あぁ・・・そうだったね」

母「どうしたの?」

男「なんでもない」

母「そう・・・」

男「風呂入って寝るね」

母「えぇ・・・お休み」

男「お休み」

次の日

男「よっ」

友「やぁ。おはよう」

男「おぅ」

キンコンカンコーン

男「じゃあまたあとでな」

友「うん」

友「男、ご飯食べよう」

男「おぅ」

友「そういえば進路決めた?」

男「あぁ・・・全然頭になかった」モグモグ

友「もう、ちゃんと考えなきゃだめじゃないか」

男「そうゆうお前は?」

友「僕かい?うーーーんそうだな」

友「君と一緒の大学がいいな」

男「えっ?」

友「ふふ。もし男が進学するならね」

男「け、けどあれだろ・・・お前俺より頭いいから・・・」

友「僕が君に合わせればいいじゃないか」

男「そ、そんなの駄目だろ・・・・」

友「それとも何かい?僕が君と違う大学行って」

友「友達が一人もできなくて今はやりのボッチ飯をしろというのかい?」

男「そうは言ってないけど」

友「まぁそれも一つの道って奴さ」

友「どうせ行くなら楽しくなくちゃね」

男「そ、そうか・・・」

友「・・・・・・・・・・・」ジー

男「ど、どうした?」

友「幼馴染さんとなんかあった?」

男「え?」

友「なんかそんな感じがしたからさ」ニコ

男「・・・実はな・・・最近あいつ変なんだ」

友「へ、変?」

男「なんかさ・・・昔に戻りたがってるっての?」

友「なんだいそれは・・・・」

男「俺も意味わかんねーんだよ」

友「ふーーーーん」

男「なんだよ」

友「男はどう思ってるの?」

男「お、俺は・・・・」

ギャル「ねぇねぇ聞いたよ~?」

幼馴染「へっ?何が?」

ギャル「またまた~新しい彼氏できたんでしょ?」

幼馴染「えっ?誰が?」

ギャル「アンタに決まってるでしょ!?」

幼馴染「い、いないよ・・・彼氏なんて」

ギャル「えっ?昨日一緒に男と歩いてたじゃん!」

幼馴染「あ、あれはその・・・・」

ギャル「なんかめっちゃ顔赤かったよ?アンタ」

幼馴染「ち、違う・・・」

ギャル「まさかそのあとやっちゃった!?」

幼馴染「あいつは・・・その・・・幼馴染みって奴なの」

ギャル「はぁ?」

幼馴染「うん・・・子供のころから近所でね」

ギャル「へー・・・まぁ確かになんかさえない奴だったね」

ギャル「アンタのタイプじゃなさそう」

幼馴染「そ、そんなことない!!!」

ギャル「お、おい・・・実際そうだろ・・・」

幼馴染「あいつは・・・その・・・優しいから」

ギャル「あ、あぁ・・・そうなの」

幼馴染「う、うん・・・・」

ギャル「な、なんならさ・・・彼氏に言って男紹介してやろうか?」

幼馴染「えっ?」

ギャル「どうする?」

幼馴染「・・・・・・考えとく」

ギャル「ほらっ!よく言うじゃん!男の傷は男で治すって奴?」

幼馴染「うん・・・・ありがとね」

ギャル「気にすんなって」

幼馴染「・・・・・・・・・・・・・」

幼馴染(はぁ・・・・・・・・)

幼馴染(なんか疲れたな・・・・・)

男「俺はちょっとうざいと思ってる」

友「そうなのかい?けど好きだったんだろ?」

男「まぁ・・・そうだけどよ・・・」

男「なんか冷めたというか・・・どうでもいいって奴?」

友「ふーん」

男「正直このまま疎遠になりたいわ」

友「そうなのかい・・・まぁ男がそういえばな」

男「・・・・・・・彼女でも作ろうかな」ボソ

友「へっ?な、なな、なんだい急に?」

男「い、いや・・・なんか欲しい」

友「と、唐突だな!まったく・・・君は」

男「そういえばあんまり恋愛の話お前としないな」

友「そ、そうだね・・・・」

男「お前はどうなんだ?彼氏とかほしくない?」

友「きききき、君はいったいなにを言ってるのかい///?」

男「おいおい・・・そんなテンパる事ないだろ・・・」モグモグ

友「い、いきなりこんな話するからビックリしちゃったな~」アセアセ

男「はは~ん。さてはお前・・・好きな奴いるんだな」ニヤニヤ

友「そ、そんなのは・・・い、いない!!」

男「まぁ・・・恋なんて人それぞれだしな!」

友「だだ、第一!こんな男の子っぽい僕なんか好いてくれる人はいないよ・・・」

男「そうかぁ?お前髪伸ばしてからめっちゃかわいくなったぞ!」

友「か、かわいい////」ボンッ

男「中学の時はかわいいってよりかっこいいだったしな髪短かったし」

友「・・・・・・・・」シューーーーー

男「お、おい・・・大丈夫か?」ユサユサ

友「ひゃ!だ、大丈夫だ!うん!問題ない・・・」

男「そ、そうか・・・」

友「ぼ、僕の髪型、ど、どうかな?」

男「あ、あぁ・・・だからめっちゃいいって」

友「ッツ!そ、そうかよかった」

男「なんだ気になるのか?」

友「確認しただけだ!へ、変だったら嫌だろ!?」グイ

男「お、おい・・・顔・・・ちけーよ///」

友「すすすすす、すまない////」

キンコンカンコーン

男「やべぇ・・・予鈴だ・・・」

友「・・・・半分も食べれてない・・・」

男「話に夢中だったな」

友「・・・・男のせいだからな」

男「ははっ、そういうなって」

友「ふんっ!」スタスタ

男「・・・おこったかな?」

キンコンカンコーーーン

友「や、やぁ・・・」

男「お、おぅ・・・帰るか?」

友「う、うん・・・・」

男「・・・・・・」

友「・・・・・・・」

男「今日はどっか寄ってくか?」

友「ぼ、僕は・・・寄りたいところはないよっ」

男「そ、そうか・・・じゃあ帰るか・・・」

友「え、え?い、いや・・・せっかくだしどこか寄って行こう!」

男「む、無理しなくてもいいぞ・・・・」

友「いや!寄っていこう!うん!そうしよう!」

男「どこ行く?」

友「た、たまには男が決めてっ」

男「う、う~ん・・・・」

友「どこ行きたい?」

男「友の好きなところでいいよ」

友「それじゃあ意味ないじゃないか・・・優柔不断だな」

男「じゃ、じゃあ・・・マックでも行こうか・・・」

友「そうだね・・・うん!行こう」ニコ

男「今日は気分を変えてテリヤキにしてみた」

友「ふふ。僕はフィレオフィッシュだ」

男「たまには違うのもいいな」

友「僕はフィレオフィッシュも好きだけどね」

男「ふーーーん、お前結構食べるのに太らないな」ジー

友「そ、そうかい?」

男「あぁ・・・」ジー

友「そ、そんな見るな///」

男「わ、わりー///」

友「け、けど最近体重が増えてきた気がするんだよ」

男「そうかぁ?そうは見えんが」

友「う、うん・・・身長が伸びたわけじゃないのに」

男「ふーーーん」ジー

友「な、なんだい・・・恥ずかしいじゃないか」

男「あれじゃね?胸がでかくなったんじゃ・・・」

友「君はそうゆう目で僕をみてたんだね・・・・」ジト

男「ち、ちげーけど・・・お、大きくなった気がする・・・///」

友「じ、自分じゃああまりよくわからないな・・・」

男「そんなものなのか?」ゴクゴクゴク

友「けど最近ブラがきつい気がするな」モミモミ

男「ブハァ・・・げっほ・・・げほ・・・」

友「ふふふ。大丈夫かい?」ニヤニヤ

男「お、ゲホゲホ、お前・・・わざとだろ」

友「僕をはずかしめた罰だよ」

男「まったく・・・」フキフキ

友「ふふふ」ニコニコ

友「ちなみに僕はdカップだよ」

男「そ、そうか・・・」チラチラ

友「・・・・・えっちっ」ニヤニヤ

男「う、うるせ」

友「さて冗談はさておき」

男「悪趣味な冗談だった」

友「君はおっぱいは大きい方が好きなのかい?」

男「・・・・これも冗談か?」

友「こ、これはち、違う!真面目に聞いてる///」

男「お、おぅ・・・まぁ、小さいよりは・・・」

友「そうなのかい!?」ズイ

男「あ、あぁ・・・近いっ」

友「ヨカッタ・・・・・」ボソッ

男「ん?」

友「なんでもない!」

友「さて・・・さっきは学校で僕の恋について聞いたけど」

男「あぁ・・・」

友「次は君の番だとは思わないかい?」

男「えっ?」

友「僕には聞いといてそれはないだろ」

男「ちょっとまて」

友「・・・なんだい?」

男「俺まともにお前の恋について教えてもらってないぞ」

友「へっ?そ、そうだったかなぁ?」

男「そうだろ・・・じゃあ続きだなっ!」ニヤニヤ

友「へっへっ?つ、つづくのかい?」

男「当たり前じゃないか!きちって聞かせてもらうぞ」ニヤニヤ

友「こ、困るなぁ」

男「じゃあまず、告白とかされたりしたことある?」

友「したことはないけど・・・・」

男「けど?」

友「されたことはあるな・・・・」

男「へー・・・誰に?」

友「去年いたじゃないか同じクラスの?」

男「誰だよ・・・」

友「・・・・ほ、ほらっ!僕の席の隣だった男の子」

男「ん~?・・・・・あぁ!モブ男君?」

友「そうそう!そんな感じ!」

男「まじか・・・俺あんまりしゃべったことないな」

友「僕も・・・話しかけられたことはあるけどね」

男「へーーーめずらしいなお前に声かける人いるなんて」

友「ふふ。僕も思った」

男「んでそのモブ男君はなんで友に告ったんだ?」

友「な、なんかね・・・」

男「ん?」

友「き、君のミステリアスなとこに惚れた・・・だって・・・」

男「ははははははっ!おもしろいな!」ゲラゲラ

友「そ、そこまで笑うことか!?」

友「それにミステリアスってようは意味分からない奴ってことだろ!?」

男「んでなんて返事したの?」

友「普通にごめんなさいって」

男「ふーーーん」

友「こ、これで終わりかな・・・」

男「じゃあ次・・・タイプとかは?つかそもそも男に興味あるのか?」

友「・・・・・どうゆう意味だい?それは」ギロッ

男「い、いや・・・なんとなく」

友「僕だって相手がいれば恋したいさ」

男「へーなんか意外」

友「君は僕をどんな人間だと思ってるのかい?」

男「クール」

友「・・・そう言うと思ったよ」

男「んで?タイプは?」

友「そうだな~優しくて・・・あ、甘えたいな/////」

男「ま、まじか・・・超意外・・・」

友「そ、そうかい///?」

男「外見は?」

友「あんまりこだわらないな・・・太ってなくてある程度筋肉質だといいな」

男「へーーなんか普通だったな」

友「い、いいじゃないか!別に・・・」

男「まぁな・・・けどお前とこんな風に話すの新鮮だな」

友「ふふ。僕もだよ」

友「さて・・・次は君だね!」ニヤニヤ

男「けど前離しただろ?俺のタイプ」ゴクゴク

友「もっと詳しく聞かせてもらおうか・・・・」クスクス

男「まぁ・・・別にいいけど」

友「さて・・・じゃあ君が恋人に求めるものは?」

男「そうだなぁ・・・・」

男「料理とかできて、俺もどちらかと言うと甘えたいな・・・」

友「そそそそ、そうなのかい?」

男「なんつーの?女性の包容力って奴?」

友「・・・そうかい・・・」

男「ん?どうした?」

友「じゃ、じゅあ!外見は?」

男「外見はスラっとた体系で・・・髪は長いほうがいいな」

友「そうなのかい!?」

男「お、おぉ・・・色は・・・黒がいいな」

友「うんうん!性格とかは!?」

男「明るくて女らしい感じかな・・・」

友「うんうん!・・・・え?」

友(女らしい・・・か・・・)ガーーーン

男「まっ、結局は好きになれば関係ないけどな~」ゴクゴク

友「そ、そうだよね~」

男(やばい・・・なんか気まずいな)

友(気まずい・・・)

男「・・・・・・・・・・・・・・」

友「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

ギャル「あ~あのデニムショーツ欲しかったな~」

幼馴染「かわいかったね~」

ギャル「けどブランド物はやっぱ高いな~」

幼馴染「そうだね」

ギャル「あたしの彼氏が社会人だったらな~ねだるのに」

幼馴染「さすがに大学生であの値段はね~」

ギャル「買えるくらいの金はあるんだけどさ~やっぱり遊ぶ金も欲しいじゃん?」

幼馴染「カラオケとかも行きたいしね~」

ギャル「だよね~あっ、この後どっか寄ってく?」

幼馴染「うーーーん。私のど渇いたなっ」

ギャル「あはは~私も~マック行くぅ?」

幼馴染「行こうか~」

ギャル「マックだと語れるしね」

ウィーーーーン

ギャル「私飲み物だけでいいや。太るし」

幼馴染「私も~コーヒーでいいや」

ギャル「しかしこの時間だとやっぱり学生とか多いね~」

幼馴染「だね~」

ギャル「他校の男にナンパされたりして」キャハ

幼馴染「そ、それはないよ~」

ギャル「あたしたちなら声掛けられたもおかしくないって」

幼馴染「そ、そうかなぁ?」

ギャル「でさ~この前彼氏がさ~」

幼馴染「うんうん」

ギャル「大学生の女とメールしてたんだよ~」

幼馴染「そうなんだ・・・ギャルはそんな時どうする?」

ギャル「いや・・・別にメールくらいいいんだけどさ」

幼馴染「そ、そうなんだ」

ギャル「あたしが違う男とメールしてたらあいつキレんだよね~」

幼馴染「ひどーい」

ギャル「でしょ~?そんな時まじうざいんだよね」

男「ちょ、ちょっとトイレ行ってくるわ」

友「あぁ・・・わかったよ」ニコッ

スタスタスタ

男「・・・・・・・・・」

ギャル「あれ?」

幼馴染「どうしたの?」

ギャル「いやさ・・・今トイレいった奴この前お前といた奴に似てたんだよ」

幼馴染「えっ?」クル

ギャル「もうトイレいったよ」

幼馴染「そ、そうなんだ」

ギャル「あはは~ちょっと気になっちゃたりする?」

幼馴染「それは・・・・まぁ昔から知ってるし」

ギャル「ふーーーーん」

友(・・・・・・恋か・・・)

友(僕に恋人なんてできるのだろうか・・・)

友(このまま一人さみしく生きていくのかな)

友(けど・・・男となら・・・さみしくないんだよな)

友(君だけだよ・・・僕の事気にかけてくれるのは・・・)

男「ふーーーーー」ジョーーー

ザーーーーー

男(ふぅ・・・友か・・・)

男(あいつとは結構付き合い長いが・・・)

男(高校入ってから少しだけ変わった)

男(昔はほんとに男みたいな感じだったけど)

男(髪伸ばしてめっちゃかわいくなったな・・・)

男(い、いかん・・・変な妄想が・・・)

男「・・・・戻るか」

ガチャ

ギャル「ほらっ!あいつだよ」

幼馴染「どれ?」クル

男「・・・・・・・・・・・・」スタスタ

幼馴染「ほんとだ・・・男だ」

ギャル「だろ?」

幼馴染「誰かと来てるのかな?」

ギャル「彼女か友達だろ?」ゴクゴク

幼馴染「か、彼女・・・」キュン・・・

ギャル「・・・・・・・・」ジー


男「戻ったぜ」

友「ふふ。おかえり」

男「ど、どうした?そんなニヤけて」

友「ふぇっ?」

男「顔が綻んでるぞ」

友「そ、そうかい?気のせいだよ」

男「ハハッ」

友「わ、笑うなぁ///」

男「わりーわりー」クスクス

ギャル「なに?気になるわけ?」ニヤニヤ

幼馴染「えっ?違うよ」

ギャル「あいさつくらいしてもいいんじゃない?」

幼馴染「・・・・・」

ギャル「なんだ?都合悪いのか?」

幼馴染「どうやら私・・・男に嫌われてるらしいんだ」

ギャル「へーなんで?」

幼馴染「ギャルは中学違ったからね・・・」

ギャル「うん」

幼馴染「中学の時は私が避けてたんだ」

ギャル「へー」

幼馴染「なんか・・・恥ずかしくてさ・・・」

幼馴染「他の人にも私が男の事好きとか噂たったりしてさ」

ギャル「あーよくあるね。そんな噂」

幼馴染「けど男はそんなの気にしないでいつも声掛けてくれたんだ・・・」

ギャル「へーーー」

幼馴染「けど・・・高校入ってから全然しゃべらなくなった・・・」

ギャル「そうなの?」

幼馴染「うん・・・・けど最近・・・私から話しかけたら・・・」

ギャル「話しかけたら?」

幼馴染「もう・・・俺もお前も変わったみたいな感じでさ・・・冷たくて」

ギャル「へーーー」

幼馴染「そうゆうわけなんだ」

ギャル「まっ?別にいいんじゃね?」

幼馴染「えっ?」

ギャル「だってさ。考えてみろよ・・・」

幼馴染「なにが?」

ギャル「もうあたしたちもガキじゃないし・・・大人になりかけてる」

幼馴染「そうだね・・・」

ギャル「いつまでも昔みたいにってなんか言ってられないよ?」

幼馴染「わかってるけどさ・・・」

ギャル「まー今の関係は昔と逆だな」

幼馴染「うん・・・・」

ギャル「まー私が思うに」

ギャル「その男って奴は・・・たぶん中学の時お前の事好きだったんだよ」

幼馴染「えっ?そ、そんなこと・・・」

ギャル「一番近くでみてたんだろ?お前の事・・・好きになってもおかしくないだろ」

幼馴染「・・・・・・」

ギャル「けどさっ・・・お前も少しは気づいてただろ?」

幼馴染「・・・・・・」

ギャル「まーいーけどさ・・・」ゴクゴク

ギャル「けど冷たくしたんだ・・・突き放したんだろ・・・それでいいじゃねーか」

幼馴染「よ、よくないっ」

ギャル「ふー、一回・・・話してみろよ・・・そっから決めればいいじゃんか」

幼馴染「は、話なんて・・・」

ギャル「お前の今の顔泣きそうだぞ?」

幼馴染「へっ?そ、そんなことない」

ギャル「ははっ・・・まぁがんばれ」

幼馴染「うん・・・ありがと」

ギャル「気にすんな」ニコ

男「そろそろ帰ろっか?」

友「そうだね」

ウィーーーーン

男「ふーーー結構いたな」

友「そうだねっ・・・また来ようね」

男「あぁ!そうだな」

スタスタ

男「んじゃあまたな。気をつけて」

友「うん・・・じゃあね!」

男「おぅ」

スタスタ

男「ハハッ」

男(今日は有意義だったな)

男(しかし意外だったな)

男(友にあんな一面があるなんて)

男(・・・かわいかったな)

友「ふふっ」

友(今日は男といっぱい喋れたな)

友(こ、恋の話もしてしまった////)カー

友(い、いかん・・・こんなところ他人に見られたくないな)チラチラ

友(明日もいい一日になるといいな)

幼馴染「はぁ・・・」

幼馴染(なんか胸が苦しいな・・・)

幼馴染(この前までは結構近い存在だったのに)

幼馴染(ここ最近で一気に距離が遠くなった)

幼馴染(ギャルの言うとおり話してみようかな)

幼馴染(けど、また拒絶されたら)

幼馴染(なんで私、男のこと気にしているんだろうか)

幼馴染(す、好きなのかな?・・・まさか・・・違うよね?)

幼馴染(・・・・だよね?)

ガチャ

男「ただいま」

男「母さん?」

シーーーーン

男「・・・書置きが」

男「なになに?少し飲みに行ってきます」

男「・・・・まぁ別にいいけど」

男「そういえば最近お隣さん来ないな・・・」

男「まぁいいけどよ」

男「ふーーー飯食ったし風呂入って寝るか~」

次の日

男(・・・・・)スタスタ

友「おはよう」トン

男「お、おぅ」

友「どうした?」キョトン

男「い、いや・・・肩叩かれて挨拶されたのにビックリした」

友「す、すまない・・・」

男「全然大丈夫だけどよ」

男「なんつーの?なんか意外って奴」

友「意外?」

男「あぁ・・・お前は「やぁ、男」とかいうタイプだと思ってた」

友「ふふ。なんだいそれは全然似てないじゃないか」

男「そ、そうかぁ?自信あったんだけどな」

友「まぁたまにはいいじゃないか」

男「そうだな」

友「とりあえず学校行こう?」

男「そうだな~」

友「~~♪」

男「なんだ?機嫌がいいな」

友「僕だって機嫌のいい日や悪い日があるかと思った」

男「へーそんな日あるのか」

友「君は僕をなんだと思ってる」

男「なんだろーな・・・無感情?」

友「失礼な奴だ!」

友「僕もいいことがあると機嫌もよくなるさ!」

男「悪い時は?」

友「イライラしてる時かな」

男「ハハッ、生理の時か」

友「・・・・・君はデリカシーというものを習った方がいい」ジー

男「・・・・悪い・・・冗談だ」

友「まぁ許してやろう。今日は機嫌がいいからね」

男「なんかあったのか?」

友「そうだな~」

友「距離が少しでも縮まった気がするんだ・・・」ボソ

男「えっ?なに?」

友「ふふ、なんでもない!」ニコニコ

男「そうか・・・ハハッ」

友「~~~♪」

幼馴染「あれは・・・」スタスタ

幼馴染「男と・・・友って人だ・・・」

幼馴染「なんかめっちゃ楽しそうだな・・・」

幼馴染「前までは男の隣に私がいたんだね」

幼馴染「・・・・二人は付き合ってるのかな・・・」

幼馴染「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」ジーーーー

キンコンカンコーーーン

友「男!お昼だよ」

男「よし・・・食うか・・・購買行ってくるついでにジュース買ってくる・・・」

男「友はなにがいい?」

友「じ、実は・・・」

男「?」

友「お、お弁当作ってきたんだ/////!!!」

男「」

男「もっかいいってくれ・・・」

友「き、君の頭は脳味噌が入ってないのかい?君のためにお弁当を作ってきた」キリ

男「そ、そんなドヤ顔で言わなくても」

友「た、たまには・・・・いいかと思ったんだけど・・・////」

友「迷惑だった?」

男「い、いや」

友「じゃあ食べてくれ!」

男「あ、あぁ・・・ありがと・・・とりあえず飲み物買ってくる」

友「じゃ、じゃあ・・・ウーロン茶で・・・・」

男「ok」

男「ほらよ。ウーロン茶だ・・・」スッ

友「ど、どうしたんだい?そんな顔して」

男「し、失礼なこと聞くけどよ・・・お前料理できるのか?」

友「ホントに失礼だな・・・僕だって女の子だぞ?作れるさ」

男「まじか・・・サンキュ」

友「あ、あぁ・・・とりあえず食べてくれ」パカッ

男「か、形はいいな」

友「怒るよ?」ニコニコ

男「じゃ、じゃあいただきます」

友「・・・君は本当に失礼だな・・・毒味する感じで食べるのやめてくれ」

男「わ、わりぃ・・・」パクッ

友「・・・・どうだい///?」

男「普通にうまい」

友「ホントかい!?」ホッ

男「あぁ・・・ちと味薄い気がするけど」

友「そうかな?」

男「けどなんか優しい味でうまい」モグモグ

友「よ、よかった///・・・さぁ!じゃんじゃん食べてくれ」

男「サ、サンキュ」

男「お前は誰に料理教わったんだ?」

友「失敗しながらの独学さ」

男「へーえらいな」

友「だろう?最初は失敗ばっかだったけどさ」

男「まぁ・・・今はうまいからいいじゃないか」

友「そ、そうだねっ///」

男「?」

友「その唐揚げの味はどうだい?」

男「あぁ!これが一番おいしいよ」ニコ

友「そ、そうかい///それが一番自信あったんだ」

男「うん、めっちゃうまいぜ」モグモグ

友「よかった・・・」

友「き、君はなにか好きなものとかはないのかい?」

男「俺は~あれだな揚げ物とか脂っこいものが好きだな」

友「そうなのかい?・・・じゃあ今度作ってきてあげよう」

男「えっ?まじで?サンキュ」

友「き、気にするなっ!僕も脂っこいのとか好きだからねっ///」

友(ふ、太ったらどうしよう)

男「いや~まじ助かるわ~」

男「けどほんとにたまにでいいからな?なんか悪いし」

友「ついでだからそんな手間かからないよ」

男「そうか・・・じゃあお言葉に甘えちゃおうかな」

友「あ、あぁ・・・そうしてくれ」

男「金払うか?食費?」

友「いや、気にしないでくれ。僕が好きでやってることだからさ」

男「そ、そうか・・・じゃあ今度ご飯でもおごるわ」

友「あ、ありがとう」

男「今度出かけたときに、まーあんま高いところはきついけどな」

友「そそそ、それはっ・・・休日どっか行くってことでいいのかい?」

男「あ、あぁ・・・イヤか?」

友「全然っ!いつでも誘ってくれ」ズイ

男「お、おぅ・・・・」

キンコンカンコーーーン

友「あっ、チャイムだね」

男「あぁ・・・ごちそうさま」

友「あぁ・・・」

男「弁当箱洗って返すか?」

友「いいよ、気にするな」

男「そうか・・・サンキュ」

先生「今日はここまでだ、進路の紙もちゃんと書いとけよ。以上。」

友「やぁ、今日はどうする?」

男「帰るか~」

友「どっか寄っていくかい?」

男「お前は?」

友「僕はどこでもいいよ」

男「うーーーん、俺は別に寄り道しなくてもいいぞ」

友「そ、そうなのかい?」

友「・・・僕はどっか寄っていきたいな」

男「じゃ~よっていくか~」

友「そうだね!」

男「けどその前にトイレ行ってくるわ」

友「う、うん・・・教室で待ってるね」

男「あいよ」

ガラガラ

男「じゃあちと行ってくるわ」

友「あぁ・・・ごゆっくり」ニコニコ

男「すぐ戻る」スタスタ

スタスタ

?「あれ?男?」

男「ん?・・・あぁ・・・幼馴染か」チラ

幼馴染「う、うん・・・どこ行くの?」

男「帰る前にトイレ行く・・・」

幼馴染「そうなんだ・・・」

男「んじゃ」

幼馴染「あ、あのっ」

男「あ?」

幼馴染「い、一緒に帰らない?」

男「はぁ?」

幼馴染「た、たまにはさっ」

男「そ、そうか・・・」

幼馴染「ダメ?」

男「今日は友と帰る約束してるんだ」

幼馴染「そっか・・・・」

男「悪いな・・・じゃーな」

幼馴染「・・・・・・うん」

男「・・・・・・・・・・・」スタスタ

幼馴染(私は・・・もう男の隣にいれないのかな?」

幼馴染(あの友って人さえいなければなぁ・・・)

幼馴染(男はまだきっと私を気にかけてくれたかな?)

ガラガラ

男「お待たせ」

友「おかえり、じゃあ帰ろうか」

男「そうだな~」

友「んで?どっか寄っていくかい?」

男「最近甘いものばっかりだったから・・・たこ焼きとか食いたいな」

友「いいね、じゃあ屋台でも行くか」

男「うん」

スタスタ

男「うむ。やっぱうまいぜ」ハフハフ

友「そうだねっ・・・おいしいね」ハフハフ

男「最近甘いものばっかりだからな濃い味が食べたくなった」

友「僕らほんと買い食いばかりだね」

男「まっいいんじゃねーの?高校生活の醍醐味って奴さ」

友「そうだね・・・もう三年だもんね」

男「・・・最後くらい楽しく過ごそうぜ」

友「うん!」

男「そろそろ進路考えないとな」

友「だね~結局どうするの?」

男「とりあえず進学かな」

友「ホントに?もう決まってる?」

男「まぁ・・・とりあえずa大学かな」

友「そ、そっか・・・」

男「お前は?」

友「ぼ、僕は・・・・僕もa大学さ!」ニコ

男「・・・・・俺に合わせてくれなくていいんだぞ?」

友「あ、合わせてないよっ」

男「ホントはb大学がいいんだろ?」

男「前先生に聞いてたもんな」

友「・・・・・・・・・」

男「まぁ・・・好きなところ行ったほうがいいぞ」

友「けどa大学も魅力的なんだよ」

男「・・・お前がいいならそれでもいいけど」

友「ぼ、僕と一緒じゃ迷惑かい?」

男「そんなことねぇよ!俺もお前と一緒がいいけどさ」

男「b大学はレベル高すぎだ・・・・」

友「・・・・・・・・・・そっか・・・」

男「ま、まぁ・・・ゆっくり考えようぜ」ハフハフ

友「そうだねっ!・・・あっソースついてるよ」フキフキ

男「や、やめろよ////」

友「ふふ、君と僕との仲じゃないか」

男「まぁ・・・いいか」

友「その諦めた顔やめてくれよ」

男「しょうがないだろ?こんなことなれてないから」

友「そうだね・・・・」

友「ねぇ?男」

男「ん?」

友「通行人からみれば僕たちどんな風に見えてるのかな?」

男「カップルじゃね?」

友「えっ?」

男「だからどうみてもカップルだろ」

友「そ、そうかな///?」

男「うん」

友「//////」

男「まっ悪い気は・・・しねー・・・けど・・・////」

友「ぼ、僕も・・・・かな・・・・///」

歩み寄ろうとする幼馴染に自己完結してまとも向き合おうとせずに友に逃避してるだけじゃん
完全に縁を切るにしても関係を修復するのもどっちもせずにダラダラ決着を先延ばしにしてるのは逃げてるようにしか見れなかった

>>470
お前といてもつまんない気まずい昔の関係には戻れない

こんだけはっきり言ってもわからないのが普通なの?
どう考えても幼馴染のほうが往生際が悪いというか

>今まで避けてきたくせに今さら
昔の幼馴染と同類の屑に成り下がってどうするんだよ……

おまえは嫌いだ金輪際関わるなとはっきり言えない癖に今の男は他人に甘えすぎだろ

男も大概ヘタレだけど
拒絶の意思はキチンと示した方だと思うぞ

それよりいくらなんでも幼馴染のほうが男より真っ当ってありえねぇだろ
つうか男は別に幼馴染と付き合ってたわけじゃないし
片思いが冷めて疎遠になったって何も悪くないだろうが

>>476
あのさぁ
男は幼馴染の事を「嫌い」とは言ってないんだよ
ただ昔みたいなべったりした関係は無理ってだけで
今はせいぜい「普通の友達の一人」くらいのレベルであって
そこまで強烈に拒絶してるわけではないだろう

うざい、どうでもいい、疎遠になりたい、とか明らかに嫌ってるんだが
しかもそれを直接言って終わらせようともしないで陰口を叩くのは陰険としかなぁ

>>480
冷めてるのにべた付いて来たらうざいと思うだろうが
厄介事(借金など)を持ち込んでくるししばらく疎遠にもなりたいだろうよ
つうかこの程度で陰口とか…

つうかお前が言うほど男が駄目男には思えない、多少ヘタレだとは思うけど

よくわかんないけど、関係ないレスでこんだけ埋めるのはキモイ

人間関係の清算を横着せず、きちっとやっとけってだけの話になんでここまで噛みつかれなきゃいかねえんだろうな
>>489
今現在は男と幼馴染のどちらがロクデナシかって話は平行線だってのはよくわかった
今さら超遅くわけだがこれで引っ込むよ、荒らしになってて悪かった

>>489
馴れ合いaaで埋めるよりは良いだろ

あとキャラについての話なんだから関係なくはない

>>491
>人間関係の清算を横着せず、きちっとやっとけってだけの話

それはおめぇの視点から見てそう思ってるだけの話で
他の奴はきちっとやってると思ってるのを
今までのレスのやりとりでわかんねぇのかよ

お前さ、スレ立てて自分でそういう話作れよ

男「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

友「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

友「ねぇ・・・・・・・・・・・・?ひとつ聞いていいかい?」

男「な、なに?」

友「ホントは・・・・・・・・・・幼馴染さんの事どう思ってる?」

男「別にただの幼馴染だったってだけかな」

友「けど・・・・幼馴染さんと付き合うことになったら?」

男「へっ?ねーよ!そんなもの」

友「けどずっと一緒だったんだろ?」

男「まぁ・・・・あいつが変わる前はな」

友「だからさっ」

男「まぁ・・・けどないな」

友「・・・・・・・・・・」

男「前は好きだったけど」

友「前は・・・・」

男「そ、それに・・・おまえと一緒ってのも悪くない・・・」

友「そ、そうかい・・・僕も・・・・」

男「・・・・・・・・・・・」

友「ってさっきとまったくおんなじ流れだね////」

男「そ、そうだな」ハハ

友「帰ろうか?」ニコニコ

男「・・・・うん」

友「・・・・また・・・明日・・・」

男「おぅ・・・・・」

ガチャ

男「ただいま~」

母「お帰り~」

男「今日は早いんだね」

母「・・・うん・・・」

男「どうしたの?」

母「実は・・・・」

男「うん」

母「私・・・・好きな人いるの!」

男「・・・・・・・は?」

母「前々から言い寄られててけど結婚してたから・・・・」

母「けど・・・離婚して・・・やっぱりさみしくて・・・」

母「実はもう付き合ってるんだけど」

男「そ、そうだんだ」

母「まだ・・・紹介するのは早いんだけど」

母「い、いつか紹介するから・・・会ってくれる?」

男「・・・・・・・・・いいよ」

母「そ、そっか」ホッ

母「反対されると思ったわ」

男「・・・別にいいんじゃねーの?」

母「一応言っときたかった」

男「その人料理できる?」

母「できるわ、まだ独り暮らしだから結構料理できるわ」

男「おーじゃあこれから俺が作らなくてもいいのか」

母「ふふ、そうね・・・けど手伝ったりしてコミュニケーションとか・・・」

男「わかってるよ」

母「そう・・・・」

男「そういえば最近お隣さんこないね?」

母「なんでも彼氏できたらしいわよ」

男「ふ~ん」

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